目次 2007 年度の改定にあたって P 1 ~ P 3 1 微生物自主基準 P 4 ~ P 7 2 食品添加物自主基準 P 8 ~ P 16 3 農産物 米の農薬等の使用に関する自主基準 P 17 ~ P 22 4 動物用医薬品自主基準 P 23 ~ P 24 5 遺伝子組換え食品自主基準 P 2

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1 2007 年 4 月 1 日改定 2007 年 9 月 27 日一部改定 食品の安全性に関する自主基準 自主基準本誌 1. 微生物自主基準 2. 食品添加物自主基準 3. 農産物 米の農薬等の使用に関する自主基準 4. 動物医薬品自主基準 5. 遺伝子組換え食品自主基準 2000 年 3 月 21 日 2002 年改訂 ( 一部 ) 2003 年改訂 2007 年改訂 大阪いずみ市民生活協同組合 わかやま市民生活協同組合

2 目次 2007 年度の改定にあたって P 1 ~ P 3 1 微生物自主基準 P 4 ~ P 7 2 食品添加物自主基準 P 8 ~ P 16 3 農産物 米の農薬等の使用に関する自主基準 P 17 ~ P 22 4 動物用医薬品自主基準 P 23 ~ P 24 5 遺伝子組換え食品自主基準 P 25 ~ P 26 別紙 1. 食品の安全性に関する自主基準運用マニュアル 2. 食品の安全性に関する自主基準の参考資料

3 食品の安全性に関する自主基準 2007 年度の改定にあたって 国の食品行政の変化といずみ わかやま市民生協のかかわり 2001 年 2002 年と BSE 問題や輸入野菜の残留農薬問題 偽装表示問題など 食品の安全に対する不安や不信を増幅するような事件が相次いで起きました その様な情勢の中 世論と消費者団体等のとりくみに押され 国民の健康保護が最も重要 との基本認識の下に 2003 年に食品安全基本法が制定され 食品衛生法及び健康増進法も一部改正されました また 2006 年には すべての農薬の残留基準値を設定した 農薬に関するポジティブリスト制 が施行されました 食品安全基本法は 国 地方自治体及び食品関連業者の責務や消費者の役割を明らかにするとともに リスク分析 という考え方を基本としています 1 内閣府に設置する 食品安全委員会 が科学的知見に基づく食品健康影響評価 リスク評価 を行う 2 その結果に基づき関連行政機関が リスク管理 を実施する 3 施策の策定に当たり 関係者相互間の情報 意見の交換 リスクコミュニケーション を行うこと等が規定されています 不十分さはあるとはいえ 消費者の立場に軸足を移す 食品行政の大きな変化です いずみ わかやま市民生協は この行政の変化をより促進 後押しする立場で 積極的に取り組みを進めています いずみでは 大阪府食の安全 安心条例 の制定に向けた活動を大阪府生協連 全大阪消団連とともにすすめるとともに 消団連の一員として大阪府環境農林水産部がすすめている食品流通安全安心システム構築検討会にも参加しています 大阪府食の安全 安心条例 は 今年 3 月に制定される予定です わかやまでは平成 15 年に発足した 和歌山県食の安全県民会議 に参加し 食の安全行政に提言を行ってきました 和歌山県食の安全 安心 信頼確保のための基本方針 や 食の安全 安心 信頼確保のためのアクションプラン 食品衛生監視指導計画 等の策定にかかわり 消費者の声を食品行政に反映しています 2. いずみ わかやま市民生協の 商品安全プラン ( 事業者として ) いずみ わかやま市民生協の安全確保のしくみ ( システム ) 食品安全プラン は 国の基準を補完する科学的な 自主基準 と自主基準にそった運用 検査体制です 安全に対しての自主基準を持った上で 基準どおり 製造や流通できているのか確認できる そして 検査できる体制でなければ 実質的な安全の確保とはいえません その 安全プラン の要となるのが 自主基準 です (1) 食品の安全性に関する自主基準 に基づいて商品の開発 取り扱いを行います (2) 商品検査センターで調べます (3) 品質管理を強化するために 商品の生産 入荷からお届け お買い上げまでのすべての過程に品質管理できる仕組み ISO9001 を導入しました *ISO とは 国際標準化機構の略で 工業 農業産品の規格の標準化を目的とする国際機関のことです ISO9001 は 国際標準規格の 品質管理の仕組み のことをいいます (4) トレーサビリティ システムの構築をすすめます トレーサビリティ (trace+ability) とは 生産履歴が製品 ( 商品 ) から原料 製造工程などへさかのぼって把握することができ 必要に応じてその情報提供が可能なシステムのことをいいます 1

4 (5) 取引先評価基準の設定と商品取引先評価委員会の設置により 適正な取引先を配置します * 評価項目 : クレーム発生状況 重大事故 物流事故 経営状況 生協シェア等 (6) リスク分析 という考え方を導入しています 食品の安全には 絶対 はなく リスク が存在することを前提とした リスクの評価 と リスクの管理 リスクコミュニケーション が必要です 3. 自主的に基準を持つ意味 食の安全確保のためには 法律では カバーしきれない部分があります 法律で決められた基準では 運用上の判断ができなかったり 基準そのものがなかったりします 実質的な安全確保のためには 法律の不十分さを補完した 自主基準 と運用のルールが必要になります そのことが国の規準自体をより消費者サイドに立った規準に変えていく力にもなると考えます 年度の自主基準改訂について いずみ わかやま市民生協の自主基準は 1996 年に体系的にまとめられた後 2003 年 食品安全基本法制定と食品衛生法及び健康増進法の一部改正内容を反映させ 大きく改定しました その後も都度 小さな改定を行ってきました 今回 2003 年の改訂後の法改定や科学的知見などの 変化への対応 と 分かりやすさ という視点での改定を行います (1) 微生物基準の改定 1 食品分類を 実際の検査 運用にあわせて 分かりやすく整理しました 現行基準は 水産とか畜産といった 売場づくりのための商品分類を使っていました 新区分は食品の流通温度帯や製造時の加熱処理の有無 喫食時の加熱料理の必要性等 から9つの区分としました < 食品区分 > 加熱処理の有無 加熱調理の必要性 流通温度帯 製造時加熱処理あり 無加熱摂取 加熱後摂取 冷蔵 冷凍 製造時加熱処理なし 無加熱摂取 加熱後摂取 高水分活性 (Aw) 食品 無加熱摂取 常温 Aw:0.60 以上 加熱後摂取 低水分活性 (Aw) 食品 無加熱摂取 Aw:0.60 未満 加熱後摂取 発酵食品 無加熱摂取 冷蔵 冷凍 常温 加熱後摂取 2 要改善ラインと不合格ラインを設定し メーカー指導や取り扱い禁止判断等の運用ルールをより厳密に決めました 2

5 (2) 管理添加物のポジティブリスト制ルールについて 整理し 記述しました 国が認めた添加物 指定添加物 既存添加物等 管 Ⅰ 類 安全性評価の結果 毒性上の問題が具体的に指摘され また使用の必要性も低いと判断できる食品添加物群 理 Ⅱ 安全性評価の結果 毒性上の問題が指摘されたもの ま 添 類 たは毒性上未解決な問題がある添加物群 加 物 Ⅲ 類 現時点でいまだ安全性評価が終了していないもの 及び安全性に関するデータがないために使用の是非が判断つきかねる添加物群 23 品目 37 品目 55 品目 約 品目 いずみ わかやま市民生協は 安全性評価で 毒性上の問題が指摘されているものと評価がまだできていないものを 管理添加物 とし 商品の開発や品揃えをする上で 管理する添加物としてリスト化しています 改定前は Ⅰ 類 を 不使用 Ⅱ 類を 留意使用 と表記していました 不使用 留意使用 とはコープ商品においての使用基準であり 管理添加物の分類名にすることで混乱がありました 今回は 管理添加物の分類は 評価に基づいた Ⅰ 類 Ⅱ 類 Ⅲ 類 とし それぞれの分類ごとのコープ商品と市販商品別の使用ルール という形の表記としました 指定添加物 既存添加物 約 1500 品目 コープ商品 一般商品 管理添加物対象外品目 約 1390 品目 管理添加物 Ⅰ 類 23 品目 管理添加物 管理添加物 Ⅱ 類 37 品目 管理添加物 Ⅲ 類 55 品目 : 取り扱いません : 必要性 有用性から指定した添加物のみ 取り扱う場合があります (3) 農産物 米の農薬等の使用について 1 ポジティブリスト制度導入にともなう 必要な対策について補足しました 近隣の畑からのドリフトの対策等 2 運用マニュアルで 全農産物対象の商品検査センターでの科学的な検証に加えて ヘルシーベジタ 産直品 を対象にした 社会的検証 について 具体化しています 農産商品カード 及び 産地点検チェックシート の運用についてのルール等 (4) 遺伝子組換え食品 1 社会的検証について 補足しています 有効な検証手段として 分別生産流通管理 (IP ハンドリング ) の証明書や商品仕様書に基 づいた確認などについて記述しました 2 飼料の取り扱いについて 新たに規準を設けました 国が安全性に関する確認を行っている作物及び製品の使用は問いません 産直品に関しては 遺伝子組換え不使用作物の使用を要請します 3 参考資料で 情勢変化に対応して説明を補足しました 3

6 食品の安全性に関する自主基準 2007 年 4 月 1 日改訂 Ⅰ 微生物自主基準 1. 微生物自主基準の考え方 (1) 食中毒事故は 命に関わる深刻な危害を及ぼす恐れがあり その未然防止に最大限の力点を置きます (2) 法令遵守食品衛生法の 食品 添加物等の規格基準 乳等省令 で基準値が定められている食品は法令遵守を優先します また この自主基準は大阪府指導基準に対応しています ( 和歌山県には独自の指導基準の定めはありません ) (3) 法令に基準のない食品も含めて 腐敗や食中毒発生が考えられる全ての食品に基準を設定しています (4) 食中毒菌は 検出されない (100/g 未満 ) を基本としています 2. 微生物自主基準 ( 別紙 ) の概要 (1) 食品区分 従来の食品供給の分類による区分から流通時の温度帯や製造時の加熱工程の有無 喫食 事の加熱調理の必要性等により食品を 9つに再区分し基準を設定することにしました なお 低水分活性加熱後摂取食品は微生物による危害が考えられないため 自主基準は 設定しません < 表 1 食品区分 > 加熱処理の有無 加熱調理の必要性 流通温度帯 製造時加熱処理あり 無加熱摂取 加熱後摂取 冷蔵 冷凍 製造時加熱処理なし 無加熱摂取 加熱後摂取 高水分活性 (Aw) 食品 無加熱摂取 常温 Aw:0.60 以上 加熱後摂取 低水分活性 (Aw) 食品 無加熱摂取 Aw:0.60 未満 加熱後摂取 発酵食品 無加熱摂取 冷蔵 冷凍 常温 加熱後摂取 1 製造時加熱処理製造工程において 分間相当以上の加熱工程がある食品 ( 加熱処理後に未加熱の原材料を加えたりトッピングしたものは除く ) また包装後に二次殺菌処理をしている食品 2 水分活性 (Aw) 微生物は水がないと発育できません 食品中には同じ水でも微生物が生命維持に利用できる水とできない水があります 前者を遊離水 ( 自由水 ) 後者を結合水と言います 微生物が利用可能な遊離水の割合を示すのが水分活性 (Aw) です 学術的には水分活性が 0.63 を下回ると あらゆる微生物の発育が阻止されると言われています 4

7 (2) 基準値の考え方 1 一般生菌数一般生菌数とは 食品中の雑菌の数をいいます 通常 32 ~37 培養で検出される食品 1g(1ml) 当たりの生菌数を一般生菌数と呼んでおり その食品の微生物学的品質の指標とされています なぜなら 食品による感染症の原因菌や食中毒起因菌 また腐敗変敗の原因菌のほとんどが中温菌 *1 であるから 異常に高い一般生菌数を示す食品は微生物学的に見て品質が悪いと考えられています 食品の腐敗や変敗は雑菌が食品中で増殖し 食品個々により異なりますが 10 7 /g を超えると始まるといわれています 10 8 /g~10 9 /g を超えると異臭や異味等が感じられ 外観的にも腐敗 変敗と判断できるようになります また 一般的に食中毒の発生は食中毒原因菌が 10 5 /g 超えると発症するといわれています (O157 のように例外はあります ) こういった腐敗や変敗 食中毒を防止するためにも食品中の一般生菌数が前述の菌数を超えないように管理することが重要となります 食品衛生学的な観点から 製造時に加熱処理工程がある食品 生食用の食品は食中毒発症菌量を考えて 10 5 /g~10 6 /g を 加熱処理工程がなく喫食事に加熱調理する食品は初期腐敗に至らない 10 6 /g を基準値の基本としています *1 中温菌 :32 ~37 培養で最も良く発育する細菌の総称 2 大腸菌群 大腸菌 (E.coli) 大腸菌群検査は元来 飲料水の衛生上の適否判断のための方法です 飲料水から大腸菌群が検出された場合 その水は直接または間接的に糞便によって汚染されており 消化器系伝染病原菌が存在する可能性があると判断されています この考え方がそのまま食品に取り入れられたものです 大腸菌群は食品衛生学上で使用される用語であり 医学や臨床学上の細菌分類に基づくものではありません 従って細菌学上の大腸菌とは必ずしも一致しませんが 多くの腸内細菌科に属する菌種を包含したものです また 自然環境中に存在する同種の菌も少なくなく 食品から検出される大腸菌群は必ずしも糞便と直結するものではありません 今日では従来の安全性の指標としての意義を踏まえ より良好な環境の下で より安全性の高い品質の食品を生産し確保するのに必要な環境衛生上の尺度を示す汚染指標菌と考えられています 大腸菌群検査を行うのは主に製造時に加熱処理工程のある食品であって 大腸菌群が検出されるということは 加熱処理工程が不十分であったり 加熱後の食品の取扱いや保存が悪いことを示す指標となります 一方 大腸菌はヒトや動物の腸管内存在するもので 大腸菌が検出されることは 食品が糞便汚染を受けていることの証拠となるものです 製造時に加熱処理工程がある食品は大腸菌群を 加熱処理工程がなく喫食事に加熱調理する食品や生食用食品は大腸菌を基準としています 食品衛生学上の大腸菌群の定義グラム陰性の桿菌で乳糖を分解しガスと酸を産生する通性嫌気性の細菌の総称 (3) 要改善ライン 不合格ライン 1 一般生菌数 大腸菌群 大腸菌 (E.coli) に基準値として 要改善ライン 不合格ライン を設定しました 2 要改善ラインは取引先 店舗への指導ラインです 3 不合格ラインは取り扱いの是非を検討するラインです 運用については 食品の安全性に関する自主基準 運用マニュアルで定めます 微生物自主基準 ( 別紙 )Ⅰ 微生物自主基準 ( 別紙 )Ⅱ 5

8 微生物自主基準 ( 別紙 )Ⅰ 6

9 微生物自主基準 ( 別紙 )Ⅱ 7

10 Ⅱ 食品添加物自主基準 1. 食品添加物使用上の考え方 (1) 食品添加物の是非は安全性評価を第一義としますが 安全性評価にかかわらず使用しなくてもすむものは可能な限り使用しません (2) 使用する場合は 安全性 必要性 有用性を検討した結果 組合員にとって有益であると認めた場合とし その際は可能な限り必要最少量の使用に抑えます (3) 食品添加物の安全性評価は 現時点においての毒性学や分析技術等の科学的水準に基づいて得られた結論であり 将来にわたって絶対的なものとはいえません 従って現在安全性に問題がある食品添加物 また安全性に問題はないとする食品添加物ともに 今後の科学的知見による再評価 見直しを不断に継続します 2. 食品添加物の基本的な考え方 (1) 総量規制食品添加物の使用には本来の目的に適した使用と 使用者の意図によって歪められた使用とがあります たとえば着色料については 食品を美化し魅力を増すもの としての使用が本来であるのに対して 粗悪な品質のものに使用して消費者を欺瞞する 使い方もあり得ます 保存料も 食品の腐敗 変質 その他の化学的変化を防ぐ ことが本来の目的ですが 食品の製造や加工における技法如何によっては食品添加物を使用しないですむ場合があると考えます このことへの努力は使用者に課せられた責務であり この努力を放棄して安易に保存料を使用することは食品添加物をできるだけ取り込みたくない消費者の意向や不安に反していると考えます また食品添加物には人体の成分ではないもの すなわち 異物 であるものが少なくありません 異物 である以上はその程度に差はあっても何らかのリスク あるいは潜在的なリスクと考えねばなりません 従って体内にはできるだけ取り込まないように 取り込ませないようにすることが基本であり 食品を通して摂取する食品添加物の種類 摂取回数 使用量をできるだけ減らしていくことが大切です (2) リスクアナリシスリスクアセスメント リスクマネジメント リスクコミュニケーションをまとめて リスクアナリシス と呼んでいます リスクアセスメントとは その物質が使われる条件のもとで発生するリスクを見積もること で 危険性を評価 するということです 食品添加物をはじめとする化学物質にゼロリスクがあり得ないとすれば 安全か否かを論議するより リスクがどの程度あるのかを評価するほうが合理的と言えます その化学物質の持つリスク ( 危険性 ) とその物質が持つ有用性 有益性を総合的に判断し 有用性 有益性がリスクを上回るのであれば使用を認めてもいいのではないかという考え方です 科学の発達を背景に この リスクアセスメント の手法は国際的にも導入されています そして リスクアセスメント ( リスク評価 ) の結果を下に そのリスクの許容度を決めたりリスクを軽減する対策を講じるのが リスクマネジメント ( リスク管理 ) です また 食品に混入する恐れのある化学物質によるリスクのように 消費者が選択できないリスクについて情報の開示はもちろんのこと 消費者を含めた社会的合意形成に努力することが必要です これを リスクコミュニケーション ( リスク情報交換 ) といいます 食品に関わる様々な国際規格について協議 決定するコーデックス委員会も この リスクアナリシス 手法の採用を明文化しています 8

11 3. 管理添加物の設定閾値と実質的安全量及び食経験をもとに分析技術や毒性学の進歩に伴って蓄積された知見に基づき 国が認めた添加物に対して安全性及び必要性 有用性評価を行い 管理すべき必要性があると評価した添加物を管理添加物としてまとめました 国が認めた添加物 指定添加物 既存添加物等 管理 Ⅰ 類 安全性評価の結果 毒性上の問題が具体的に指摘され また使用の必要性も低いと判断できる食品添加物群 添 Ⅱ 安全性評価の結果 毒性上の問題が指摘されたもの ま 加 類 たは毒性上未解決な問題がある添加物群 物 Ⅲ 類 現時点でいまだ安全性評価が終了していないもの 及び安全性に関するデータがないために使用の是非が判断つきかねる添加物群 23 品目 37 品目 55 品目 約 品目 4. 食品添加物の安全性評価 (1) 二者択一的な評価は不可能従来の添加物は 方式 いわゆる無害か有害か を評価の視点としてきました しかし近年の科学技術 検査機器の進歩のなかで 今日では無条件で絶対無害な化学物質はない どんな化学物質も生体に対して有害な作用をおよぼす可能性があり このリスクは摂取量によって異なるために量を抜きにしてリスクを評価することはできない ことがわかるようになりました (2) 閾値と実質的安全量化学物質は 無害か有害か 安全か否か ではなく リスクがどの程度あるかを科学的に評価することが大切です 化学物質の毒性の強度と用量の間には正の相関があり ある用量以下では毒性を示さない場合があります この用量を 閾値 といい 化学物質にはこのような閾値のあるものと 遺伝子傷害性の発ガン物質やアレルゲンのように閾値がないか またはその存在が明確になっていないものがあるので これらは区別して評価されなければなりません (3) 閾値のある化学物質の安全性評価閾値のある化学物質については当該物質の動物実験における最大無作用量 (NOEL) をもとめ 人に影響を及ぼさない摂取量 (mg/kg/day) すなわち一日許容摂取量 :ADI を求めることです 9

12 (4) 閾値のない化学物質についての安全性評価閾値のない化学物質については 最大無作用量がないため ADI は設定できません その代表例が遺伝子傷害性発ガン物質です これらの発ガン物質には本当に閾値がないのかは明確になっていませんが 現時点では 超微量でもそのリスクがゼロになることはあり得ない を前提とした上で リスクアセスメントが適用されています その結果として 予測される生涯発ガンリスクが安全性評価の指標として利用されています 一般的には生涯発ガンリスクとして 10-6 (100 万分の 1) 以下のリスクしかもたらさない用量 ( 摂取量または暴露量 ) なら実質的に安全とみなし これを 実質安全量 と評価しています (5) 天然添加物の安全性評価食経験年数試算から天然添加物の安全性を食経験の長さから評価した結果 750 年以上 の食経験があるものについては一応安全とみなすことができるとの考え方を取り入れました ただしこのような食経験による評価は必ずしも絶対的なものではなく 特に多用される天然添加物については食経験があるものといえども科学的にもその安全性は評価されるべきです 管理添加物の一覧 ( 別紙 ) 10

13 管理添加物の一覧 ( 別紙 ) 管理添加物 Ⅰ 類品目 23 品目 用途名 添加物名 ADI (mg/kg) 使用基準 (g/kg) 着色料 食用赤色 2 号食用赤色 2 号アルミニウムレーキ 食用赤色 3 号食用赤色 3 号アルミニウムレーキ食用赤色 40 号食用赤色 40 号アルミニウムレーキ食用赤色 104 号 食用赤色 105 号 黄色 4 号黄色 4 号アルミニウムレーキ 黄色 5 号黄色 5 号アルミニウムレーキ 安全性評価 問題点として発ガン性 生殖への影響 消化吸収機構の阻害などが指摘されています これらがすべて解明され リスクが完全に否定されているとはいいがたい状況です アメリカ ノルウェー フィンランドでは禁止されてから 10~15 年経過している添加物です 問題点は体内のヨウ素を遊離する可能性があり その影響による 甲状腺機能障害が懸念されます また アメリカにおいて単なる 甲状腺機能障害ではなく 甲状腺ガンの発ガン性が示された報 告もあります 一般毒性や催奇形性 変異原性には特に問題となる点はありま せん 発ガン性ではマウスの実験でリンパ腫の早期化が疑われ ましたが 明確なデータがありませんでした しかし 原材料の一 つである p-クレンジンには発ガン性が認められており 不純物と しての残留することが報告されています 動物実験において変異原性が確認されているにもかかわらず 発ガン性試験が行なわれていません マウスで催奇形性が ま た ラットで胎児への発育影響が報告されています 日本以外で 食品に許可されている国はありません アメリカで医薬品 化粧品 用として許可されています マウスで腫瘍原性が認められています また ラットの胎児の発 育影響が報告されています 日本以外に食品に許可している国 はありません 化粧品へ許可されている国は台湾と韓国だけで す 有害反応として喘息 じんましん 鼻炎などのアレルギー様過敏 反応の発生をきたすことがあります アスピリン等の非ステロイド 性消炎鎮痛剤によるアスピリン患者の症状を誘発 悪化させる交 差反応性を有することが明らかになっています ノルウェー フィ ンランドではすでに使用が禁止されています また スウェーデン では酒精等ごく一部の食品を除いて禁止されています 有害反応として黄色 4 号と同様にじんましん等のアレルギー様過 敏反応をきたすことがあります とくにアスピリン喘息患者へのリス クを考慮する必要があります 11

14 保存料 酸化防止剤 製造用剤 防カビ剤 デヒドロ酢酸ナトリウム パラオキシ安息香酸イソブチルパラオキシ安息香酸ブチルパラオキシ安息香酸イソプロピルパラオキシ安息香酸プロピル EDTA 二ナトリウム 過酸化ベンゾイル 臭素酸カリウム オルトフェニルフェノール (OPP) オルトフェニルフェノールナトリウム (OPPNa) チアベンダゾール (TBZ) ADI は設定されていませんが 数少ない短期及び長期毒性試験結果等から考えると ADI は 0.25/mg/kg と類推されます この値は他の保存料 ( ソルビン酸や安息香酸等 ) と比較すると著しく低い値です 発ガン性や長期毒性試験のデータが完備 公開されておらず 食品添加物としての安全性評価が十分なされていません ---- 評価延期 明らかにガン細胞を発現させたという報告はありませんが 硝酸塩や亜硝酸塩の存在下で紫外線を照射すると 変異原性を有する多種類の芳香族ニトロソ化合物が生成されます 醤油をモデルに分析した結果 多種類の変異原性物質が生成することを確認しています 明確な毒性を示したという報告や長期投与でガン細胞が検出したという報告はありません 現在では食品添加物としての使用より日用品に使用されていることが多い添加物です 動物で雄の生殖機能に影響を与えるという研究結果が報告されており 顕著ではなくても人に影響を与える可能性があります EDTANa2 には発ガン性や催奇形性は見られません 細胞中のカルシウムを封鎖し EDTACaNa2 に変化する働きがあります ラット イヌを用いた長期毒性試験結果では 金属の代謝を阻害するという証拠は得られませんでした 金属の代謝に有害な影響が発現し 腎毒性が認められるのは大量投与した場合に限られます 使用基準では最終的に食品中でカルシウムイオンを取り込み EDTACaNa2 にすることが定められています 現在では酸化防止剤としての使用実態はほとんどありません 明らかに発ガンプロモーター作用があります 高濃度長期投与で完全な発ガン剤として作用することが示されています 現在ではほとんど使用されていない添加物であり また 小麦粉に添加されても加工時の加熱などにより 最終製品においては大部分が分解してしまいます 分解物としての小麦粉成分の酸化生成物の毒性にも考慮が必要です ラットに対して発ガン性を示しその発ガン性はかなりの強さです TD50( 半数腫瘍発生量 ) オス 5mg/kg/day メス 12mg/kg/day で あり 指定削除になった AF2( 防腐剤 ) よりも発ガン性が強い添加 物です 最終食品の完成前に分解あるいは完全除去が義務付 けられています ラットへの長期投与による膀胱に対するガン原性が明らかになっ ています マウスのみならずラットに対しても催奇形性を示します 複数の動物種に対して催奇形性が明らかになっています ( 東衛研発表 78 年 ) 12

15 用途名甘味料 着色料 着色料 天然 / 既存添加物 天然 / 既存添加物 管理添加物 Ⅱ 類 37 品目 添加物名 ADI 使用基 (mg/kg) 準 (g/kg) ステビア抽出物ステビア末 カンゾウ抽出物カンゾウ末 食用赤色 102 号 食用赤色 106 号 食用青色 1 号食用青色 1 号アルミニウムレーキ食用青色 2 号食用青色 2 号アルミニウムレーキ食用緑色 3 号食用緑色 3 号アルミニウムレーキ 安全性評価 問題点として指摘されている点は妊娠抑制効果です ステビアの茎や葉から抽出した物を雌ラットに摂取させたところ妊娠率の低下が見られたという報告があります 一方 ステビア協会では同じ実験を行い妊娠抑制作用がなかったと報告しています JECFA による評価が出されていないため いずれが真実か判断するのが困難なため結論を出すことができていません 主成分は甘味料のク リチルリチン酸二ナトリウムと同じク リチルリチンであります ク リチルリチンを大量摂取 (250mg/day 1ヶ月以上 < 通常の食生活ではあ りえない>) すると遺伝性特定疾患である 偽アルト ステロン症 ( 食塩喪失 症候群 ) が発現することがあります 従って安全性の範囲を超えるよう な大量摂取をしないように使用すれば問題はありません 偽アルト ステロン 症患者以外は安全性について特に問題となる点はありません 赤色 102 号に発ガン性はありません 唯一問題となるのはアレルギー 誘発です 反復性蕁麻疹または血管浮腫患者に誘発試験を行なった ところ 25 人中 9 人が蕁麻疹を起こしたという報告があります ただしこの 試験は正式な方法によるものではなく あくまでもチャレンジ的テストか らの統計的手法により判断されたものです 上記の患者以外によるア レルギー誘発の報告はありません 赤色 106 号の発ガン性試験の結果は陰性でした 日本国内だけで使 用されている食用着色料であり安全性を確認する試験データが少な い添加物です 青色 1 号に発ガン性はありません ラットへの皮下注射により注射部位 で線維肉腫が確認されましたが この肉腫は皮下注射を継続して行う ことによる物理的作用であることがわかりました その他 特に問題とな る毒性はありません 青色 2 号に発ガン性や変異原性 催奇形性はありません 青色 1 号と 同様に特に問題となる毒性はありません 青色 1 号と同様に皮下注射部位に線維肉腫が確認されましたが 原因 は同じです その他 特に問題となる毒性はありません また日本国内 においては使用実態はほとんどない添加物です 二酸化チタン 二酸化チタンの暴露で肺ガンの発生率増加が見られたという報告があります しかし 経口投与した場合 発ガン性についてはマウス ラットによる実験では認められていません ラック色素 食経験が全くないにも関わらず安全性試験がごく一部でしか行なわれ ていません 染色体異常試験の結果が陽性にもかかわらず発ガン性 試験が行なわれていません 引き続き安全性の確認が必要です 13

16 保存料 ソルビン酸ソルビン酸カリウム安息香酸安息香酸ナトリウム パラオキシ安息香酸エチル 急性毒性や短期毒性も低く 発ガン性試験においても発ガン性は認められていません また ADI も高く毒性は極めて低いことが確認できています 急性毒性や短期毒性も低く 発ガン性試験においても発ガン性 は認められていません ソルビン酸と比較して ADI は低いが 毒 性は極めて低いことが確認できています クランベリーやプルー ン 梅などの果実にも含まれており 自然界に広く存在していま す 明確な毒性を示したという報告や長期投与でガン細胞が検出し たという報告はありません 現在では食品添加物としての使用よ り日用品に使用されていることが多い添加物です 増粘安定剤 増粘安定剤 天然 / 既存添加物 天然 / 既存添加物 天然 / 既存添加物 プロピオン酸, プロピオン酸ナトリウムプロピオン酸カルシウムツヤプリシン ( ヒノキチオール ) 制限しない 安全性を確認するデータが少ない添加物です 慢性毒性試験で安全性が確認されるまで管理添加物とします 安全性を保障するデータはあまりにも不備といわざるをえません 入手した情報では急性毒性は低く 変異原性について問題は指摘されていませんが 細胞毒性が高いこと および短期毒性試験の最大無作用量が低い部類に入る添加物です ポリリジン ラットによる長期毒性 ガン原性併合試験で発ガン性は認められていません また 短期毒性試験での最大無作用量は約 1g/kg であり ADI は 10mg/kg となります この値はソルヒ ン酸 (25mg/kg) の ADI よりも低いですが 毒性は極めて低いことが確認されています カラギナン サイリウムシードガム ファーセレラン 特定しない ---- 現在 天然の増粘剤として食品に広く使われている添加物です WHO では安全性の高い食品添加物として ADI を特定せず と結論されています 一方で品質上の問題点が指摘されています カラギナンには天然カラギナンと分解カラギナンに大別され 食用は天然カラギナンですが その中に分解カラギナンが含まれる可能性があります 分解カラギナンには発ガン性があるなど多くの研究者がその有害性を認めています FDA では食品に使用するカラギナンは最小でも分子量が 10 万 ( 分解カラギナンの分子量は 2~4 万 ) のものと規制して食用カラギナンの品質および安全性を高めています 分子量を確認することにより使用するカラギナンの安全性は高められると考えます アナフィラキシー 喘息 鼻炎などのアレルギーの発症例が報告されています その多くは製薬工場や医療機関の労働者が職業的にこの添加物に暴露していたケースです 食品中のサイリウムシードガムによるアレルギー発症例も見いだされてきており 厚生労働省は 97 年 12 月にアレルギー誘発性について注意を出しています 特定しない ---- JECFA による安全性評価が終了し ADI を特定せずの毒性の低い食品添加物です 14

17 酸化防止剤 酸化防止剤 発色剤 製造用剤 製造用剤 防カビ剤 ジブチルヒドロキシトルエン (BHT) ブチルヒドロキシアニソール (BHA) EDTA カルシウム二ナトリウム 亜硝酸ナトリウム硝酸ナトリウム硝酸カリウム 過酸化水素 プロピレングリコール ラット マウスとも2 年間の長期飼育において発ガン性試験が行なわれましたが いずれも発ガン性は見られませんでした 安全性の上で特に問題となる毒性はありません ラットにおいて前胃に発ガン性が示唆されました その後 厳密 な毒性試験が何度も繰り返し行なわれ その結果 BHA は前胃 を持つげっ歯類のみに前胃部に発ガン性を示すがわかりまし た ヒトを含めた前胃を持たない動物では発ガン性を示すような 遺伝子毒性がないことがわかりました ADI を超えない限り特筆 する毒性はありません また 油脂類の酸化防止機能に優れて おり 限定した商品群では有用性があることも事実です この添加物は消化管からほとんど吸収されず代謝的に不活性 であり体内に蓄積しません しかしカルシウムが他の重金属イオ ンと交換して より安定な結合物を形成する能力があると考えら れています 大量に投与した場合は細胞中のカルシウム以外の 重金属イオンが欠乏する可能性は否定できません 酸化防止 剤として使用実態はほとんどない添加物です 亜硝酸塩や硝酸塩自体には発ガン性はありません 亜硝酸化 合物の大量摂取は血管拡張とメトヘモグロビン形成を起こして 血液の酸素運搬能力を低下させます 致死量は 0.18g~2.5g で あり 食肉製品等からの摂取量 (0.005g~0.07g/kg) では問題あ りません 亜硝酸塩は発ガン性物質ニトロソ化合物の前駆体で あることがわかっています ヒトが一日に摂取する亜硝酸塩は約 1mg といわれています その中で食肉製品等から摂取する量は 全摂取量の約 2.2% といわれています また 胃内におけるニトロ ソ化合物の生成については 胃の中の亜硝酸濃度が 5ppm の 場合は反応が極めて遅くなり生成量も少なくなることがわかって います 通常 ヒトの胃の中の亜硝酸濃度は食べ物により希釈さ れるので2ppm を超えることはありえなく ( 食肉製品等から摂取 する亜硝酸の量は約 0.044ppm) この量では胃の中でのニトロソ 化合物の生成は無視できるレベルであることがわかっていま す 設定せず ---- マウスへの十二指腸ガン誘発が指摘されています 過酸化水素は最終食品に残留しないという使用基準の下で許可されています 現在の使用実態から考えて数の子以外の食品にまで使用する可能性は低いと考えられています また食品によっては過酸化水素を少量含むものが存在しています ( 自然含有 ) が 生体にはカタラーゼ等の酵素による防御機能があり 少量の過酸化水素の摂取は生体に害作用をおよぼしません % フ ロヒ レンク リコールの L 体 D 体ともに L- 乳酸 D- 乳酸を経て二酸化炭素と水に分解されます JECFAS(1973 年報告 ) では3ヶ月未満の新生児が D- 乳酸を摂取することについて問題があると指摘しています 使用実態として過量に使用した例もあり食品添加物摂取量調査でも摂取量が多い添加物となっています 製造用剤以外には食品添加物製剤の助剤として多く使用されています イマザリル イマザリルは特殊毒性試験において発ガン性や変異原性 催奇形性は認められていません しかし ADI が低く設定されていることから 十分な管理が必要な添加物です レモンに使用基準値である 5ppm が最大残留した場合 レモン 1 コすべてを食べると 0.5mg のイマザリルを摂取することになりますが この量は体重 50kg の人での ADI(1.25mg) を下回ります 通常 残留していても使用基準値以下 (0.03~3.3ppm) であるこ とから十分管理できるレベルと考えられます 15

18 強化剤 L- フェニルアラニン L-フェニルアラニンはアスハ ルテーム同様に急性毒性や短期毒性も低く 発ガン性試験においても発ガン性は認められていません PKU 患者以外には問題となるような点はありません しかし アスハ ルテームと異なり食品添加物の強化剤として分類されているため表示義務が発生しません このことから PKU 患者へは商品表示で配慮が必要な添加物です 管理添加物 Ⅲ 類 55 品目 用途 添加物名 用途 添加物名 甘味料 D-リホ ースウェランカ ム L-ソルホ ース増粘安定剤エレミ樹脂 L-ラムノース オリコ ク ルコサミン N-アセチルク ルコサミン カ テ ィカ ム α-ク ルコシトランスフェラーセ 処理ステヒ ア ク ルコサミン オリコ -N-アセチルク ルコサミン サハ クヨモキ シート カ ム フ ラシ ルカンソ ウ抽出物 スクレロカ ム ラカンカ抽出物 セスハ ニアカ ム 酵素処理カンソ ウ タ ンマル樹脂 酵素分解カンソ ウ テ キストラン ク アヤク脂 マクロホモシスカ ム クエルセチン モモ樹脂 酸化防止コメヌカ酵素分怪物ラムサ ンカ ム剤フェルラ酸レハ ン フ ト ウ種子抽出物 微小繊維状セルロース ヘコ イチョウ抽出物アルカネット色素着色料モリンアルミニウム ヤマモモ抽出物 カカオ炭末色素 ユーカリ葉抽出物 ファフィア色素 酵素処理ルチン ( 抽出物 ) ヘ ニハ ナ赤色素 酵素分解リンコ 抽出物 ヘマトコッカス藻色素 単糖 アミノ酸複合物 ロク ウット 色素 没食子酸 骨炭色素 亜硫酸塩 植物炭末色素 増粘安定 アウレオハ シシ ウム培養液 油煙色素 剤 アク ロハ クテリウムスクシノク リカン 保存料 エコ ノキ抽出物 アラヒ ノカ ラクタン ヘ クチン分解物 酵素分解ハトムキ 抽出物 酸化防止剤の亜硫酸塩のみ添加物 16

19 Ⅲ 農産物 米の農薬等の使用に関する自主基準 1. 農薬行政をめぐる変化 2006 年 5 月 29 日に 食品に残留する農薬などに関するポジティブリスト制 ( 以下 ポジティブリスト制と略 ) が施行されました ポジティブリスト制では 従来のネガティブリスト制 < 1> と異なり すべての農薬 食品に対して残留基準値が設定され この基準値を超えて残留している食品の販売が禁止されています この制度の導入により 消費者にとって 農産物の安全性の担保がいっそう前進しました 一方 生産者からみれば 従来のネガティブリスト制では設定されていない基準の多くに一律基準値 (0.01ppm: 現在の検査精度では検出限界値 < 2>) が設定されたことにより 農薬の使用基準 < 3> の遵守や 近隣の畑からのドリフト < 4> の対策が重要となり 生協でも産地と連携した対策をすすめています < 1> ネガティブリスト制とは ~ 基準値が定められていない農薬等が食品に残留しても販売禁止等の規制はありません < 2> 検出限界値とは ~ 残留農薬の存在の有無が判断できる最低限の濃度 この数値は技術の進歩により下がります < 3> 農薬の適性使用とは ~ 農薬は定められた使用方法をきちんと守ることにより安全が担保されますから 農薬取締法で農薬の使用基準の遵守が義務づけられています 使用基準は農薬ごとに 適用作物 使用量 ( 濃度 ) 使用時期 使用回数が定められています < 4> ドリフトとは ~ 農薬散布の際 風等の影響により 対象作物以外に農薬が飛散すること 2. 農薬に関する取り扱い基準 (1) 農薬使用に関する基本的な考え方 1 人の健康と生態系に悪影響を及ぼす恐れの高い農薬は その使用を禁止 または厳しく制限します 2 農法の改良などを通じて農薬の使用量を全体として減らしていきます 3 生産者との交流や栽培方法の確認 改良の取り組みが可能なヘルシーベジタ 産直農産品 産地指定農産品の取り扱いを増やしていきます 4 農薬の毒性に関する最新の研究成果を踏まえるとともに生産者の理解 協力を得て 今後とも使用農薬を減らしていきます (2) 農薬使用基準 1 ヘルシーベジタ 産直農産品 産地指定農産品 での使用禁止農薬いずみ わかやま市民生協では 日本生協連の農薬検討委員会の検討結果 環境省報告 ( 外因性内分泌かく乱化学物質問題に関する研究班中間報告書 1997 年 ) による環境ホルモンとしての指摘 他生協のデータ 産直産地との協議等を踏まえて ヘルシーベジタ 産直農産品 産地指定農産品 での使用禁止農薬を規定しています 17

20 2 使用禁止農薬リスト農薬名 A グループ <9 農薬 > B1 グループ <11 農薬 > B2 グループ <22 農薬 > モノフルオル酢酸 Na EPN エチルチオメトン オキサミル 青酸 テフルトリン ベンゾエピン リン化アルミニウム パラコート NAC DDVP ジメトエート マンネブ ベノミル キャプタン ジラム 2,4-PA アトラジン シマジン (CAT) メトリブジン シペルメトリン MEP マラソン DEP ダイアジノン ペルメトリン フェンバレレート メソミル 臭化メチル DMTP D-D アセフェート クロルピクリン カルタップ マンゼブ チラウム TPN チオファネートメチル アラクロール リニュロン トリフルラリン マレイン酸ヒドラジド 考え方毒物指定又は特定毒物に指定されているもの 水質汚濁性の高いもの 日本生協連や他生協のデータ等を参考にして 産直産地と協議した11 農薬 日本生協連の農薬検討委員会の検討成果を踏まえた農薬で A B1 グループ以外のもの * 登録失効 10 農薬を削除しました A ク ルーフ ( イソフェンホス 硫酸ニコチン ロテノン ) B1ク ルーフ ( シ ネフ ) B2ク ルーフ ( モノクロトホス ケルセン ハ ミト チオン カルヘ ンタ ソ ール CVP PMP) * 農薬の登録失効とは 1 安全性の問題で国が法に基づき登録を取り消す 2 製造者が販売の減少やより性能のよい製品への切り替えを行う などにより農薬としての登録がなくなること 農産品のポジショニング 残留基準 厳しい ヘルシー 一般 産直 特別栽培 有機 JAS 厳しい 使用規準 18

21 農薬の残留基準 農薬の使用基準 ヘルシーベジタ 食品衛生法の農薬残留基準値の 1/10 以下 または検出限界値 1 化学農薬 化学肥料の使用量が 一般栽培の 1/2 以下 242 種類の農薬を使用禁止 ( 一部制限使用 ) (0.01ppm) 有機 JAS 1は種前 2 年以上 ( 多年生植物は収穫前 3 年以上 ) 国が認めた農薬 肥料以外は使用禁止 農水省カ イト ライン および各都道府県認証の 特別栽培品 食品衛生法の農薬残留基準値 2 国が定めた登録認定機関が認定 1 化学農薬 化学肥料の使用量が 一般栽培の 1/2 以下 産直品 120 種類の農薬を使用禁止 ( 一部制限使用 ) 産地指定品 19 種類の農薬を使用禁止 ( 一部制限使用 ) 一般栽培品 3. ヘルシーベジタの取り扱い自主基準 (1) ヘルシーベジタの設定農薬 化学肥料そしてエネルギー多投入型の近代農業は 地力の低下 環境 生態系への悪影響 生産者への健康被害 作物の健全性の低下 農薬残留による安全性の低下など種々な弊害をもたらしています この反省に立ち 人 環境 生態系へのリスク 負荷のできるだけ少ない農業 ( 栽培方法 ) を指向し より安全性の高い農産物を生産することは非常に重要になってきています 従って 生協としてこのような栽培方法の内容について 生協独自の規格等を定め 生協が従来以上に栽培や管理の中身に踏み込み 生産者等との信頼をもとに生産していくことが必要です このような農産物を供給するため 生協として規格等を定める栽培方法を次の区分とします そして各々の栽培方法に適合するための条件を定め この条件を満たしたものについて表示し供給します (2) ヘルシーベジタの適用範囲ヘルシーベジタのガイドラインに適合した農産物の適用する対象範囲は次のとおりです 1 生鮮野菜および果実 2 穀類 3 粉末または物理的加工をした穀類 豆類 ( 小麦粉 麦など ) 4 乾燥し未調整の野菜 果実および茶 豆類 5 冷凍した野菜 果実 ( ブランチング処理 皮除去含む ) 6 野菜 果実を原料とした加工品 1) 原料の形状を留めている加工品 ( 形状を留めていることが条件であり 配合品は規定しません ) 2) 原料の形状を留めていない加工品 ( 当該農産物が 50% 以上のものとします ) なお 水耕栽培のように土壌を基本としない農産物 きのこ類 山野に自生する植物は対象としません 19

22 (3) ヘルシーベジタの条件 1 定義ヘルシーベジタとは 当該圃場において 前作の収穫後から当該農産物の収穫までに化学農薬の使用回数 および化学肥料の使用量が 慣行レベル ( 注 ) の 50% 以下の栽培により生産された農産物とします ヘルシーベジタは単に農薬を低減する栽培ではなく その前提となる地力の向上などが重要です すなわち 化学肥料依存の栽培から有機質肥料を主体にした栽培に変えることが基本といえます 従って 土壌の微生物を殺すくん蒸剤に制限を設けることや有機質肥料の割合を増加させることが重要です さらに使用回数の低減にとどまらず 使用農薬の残留量が慣行栽培より少なくなければより安全な農産物とはいえません このため 使用農薬を一部制限し 残留量にもより厳しい制限を設けることが必要です 注 ) 慣行レベル 慣行レベル とは 原則として 都道府県が定めたもの または 農協組織などが定めた場合は都道府県がその内容を確認した慣行レベルを基準とします それが定められていない場合は次のように定めます 1) 同一地域の農協管内における同一作物の栽培での使用回数とします 防除暦よりもそれをベースにした実際の使用回数を採用するのが望ましいが ない場合は防除暦を採用します なお 栽培方法は当該作物の作付け年度の予定栽培方法を採用します 予定が決まっていない場合は前年実績を採用します 2) 同一作物がない場合は 同一農協管内の近隣の管内のものとし ない場合は都道府県の域まで拡大します 2 農薬土壌くん蒸剤は定義の項に記した理由で 原則使用できないこととします ( 苗床での使用を除く ) なお 使用回数は単に散布回数ではなく 混合剤のような場合は 1 成分 1 回として数えます ただし 次の資材については 使用回数の対象となりませんが 使用した場合は表示を行ないます 化学農薬のうち 作物や畑に直接散布しない性フェロモン剤 誘引剤 天敵 ( 天敵昆虫 微生物農薬など ) 特定農薬 ( 特定防除資材 ) 1) 土壌くん蒸剤苗床での使用を除き原則使用できません 2) 殺虫剤 殺菌剤 除草剤 成長調整剤など総使用回数の 50% 以下とします ( 種子消毒も含みます ) 3) 使用禁止農薬化学農薬は基本的に 安全性が高いということはありえません しかし むやみに禁止などの制限をしても病害虫の発生は現実にあり それを防ぐ手段は必要です 従って 安全性等に重大な危惧が考えられる場合に制限を設けることを基本とします よって 現在の生産技術では回避できないなどの理由を除いて 1. 農薬に関する取り扱い基準 で定めた使用禁止農薬は 一部例外を除いて使用しません 3 肥料 土壌改良剤 1) 化学肥料の使用量当該作物の栽培期間について 単位面積あたりに施肥する総肥料重量のうち 窒素成分の使用量で化学肥料の割合が慣行レベルの 50% を超えないものとします なお この肥料には微量元素補給肥料 有用微生物等の土壌改良剤は含みません 2) 無機質肥料 20

23 無機養分岩石 草木灰 食品等の有機物の灰 PH 調整のための灰 ( 炭酸石灰 苦土石灰 ケイ酸石灰等 なお生石灰のように反応性の高いものは使用できません ) その他有用な物質 3) 有機質肥料完熟した堆肥を主体とした肥料を使用します ただし 天然物であっても有害物質の含有の可能性がある場合は 別途規定の基準に適合していることを確認します 完熟させた堆肥 きゅう肥など 動植物性肥料 ( 鶏糞 骨粉 油粕 海藻など ) 有機性廃棄物肥料 ( 食品工場などの食品廃棄物を肥料化したものなど ) その他有用な物質 4) 土壌改良剤作物の育成に不可欠な微量元素は 通常の無機質および有機質肥料の施肥では不十分となる場合があるので 当該化学物を適正な管理の下で使用できます また 微生物は地力を高めるので適切に使用できます 微量元素 ( マグネシウム 銅 鉄 亜鉛 マンガン ほう素 モリブデンなど ) 有用微生物 その他有用な物質 4 食品添加物対象については加工品も含まれるので 食品添加物の使用が考えられるため この使用については生鮮品と加工品を区分した規定とします 1) 生鮮品 穀類 豆類 茶 および天然の添加物ともに使用できません 2) 冷凍品 乾燥品 ( 前項以外 ) カット品等の一次加工品 および天然の添加物ともビタミン類を除き原則として使用できません 食品の安全衛生などの確保のために ビタミン類以外の添加物の使用が必要となる場合であっても その使用量は最小限にします 3) 加工品 管理添加物 (Ⅰ 類 Ⅱ 類 Ⅲ 類 ) は使用できません 食品添加物を使用する場合でも その使用量を最小限に留めます (4) 農薬の残留基準 1 ヘルシーベジタの残留基準は 食品衛生法の農薬残留基準値の 1/10 以下 または検出限界値 (0.01ppm) とします 2 自主基準に適合しないものは 一般栽培品として取り扱います 3 その他 1) 表示の禁止規定した条件に適合していないことが判明した場合は 速やかに当該表示を中止します ただし 一般品としての取り扱いは差し支えありません 2) 圃場の看板当該農産物を栽培している旨の看板などを圃場に掲示することは必須としません 3) 移染等の防止当該農産物は化学物質の使用を減らして栽培しているので 特に収穫後の保管 流通等においては 一般の農産物と明確に区分される措置を講じるとともに 使用資材等も洗浄するなど 移染 混入などの防止対策を念入りに行ないます 21

24 (5) 周辺からの飛来の監視当該農産物の周辺は慣行栽培による生産が一般的と考えられます このような場合 農薬の飛来により汚染の可能性が考えられます 従って 生産者は周辺圃場の農薬散布状況に注意し 汚染の恐れがあると推定される場合は 栽培責任者および生協に報告します (6) 有機性廃棄物肥料および無機質肥料に含まれる有害物質の規定ヘルシーベジタのガイドラインにおいて 肥料中の有害物質を次のように規定します なお この規定が適用されるのは 肥料中の原料に有害物質含有の可能性が推定される場合であり 通常の食品素材が原料の場合 その都度の分析による確認はしません これら以外の物質であって 規制の必要性が考えられる場合は必要に応じて規定を設けます 物質名 規定値 (mg/kg 以下 ) カドミウムおよびその化合物 1 ( カドミウムとして ) シアン化合物 1 ( シアンとして ) 六価クロム化合物 5 ( 六価クロムとして ) 鉛およびその化合物 10 ( 鉛として ) ヒ素およびその化合物 5 ( ヒ素として ) 水銀およびその化合物 0.05 ( 水銀として ) 4. ポストハーベストについて (1) 考え方ポストハーベスト農薬とは ポストハーベストアプリケーション といい 農産物を長期間保存したり 輸送に長い時間がかかるために 保存性 を高める目的で使用される収穫後農薬を言います ポストハーベスト農薬は栽培中に使われる農薬と違って 収穫の後に直接農作物にかけられるため 農薬が作物に残ってしまう可能性が高く残留値に対しての監視が必要です また 食品衛生法 には 農薬残留基準 があり基準値を超えるものは食品としての販売を禁じられています ただし基準がない農薬は残留していても規制がされません ポストハーベスト農薬でも基準値がないものも多くあることから自主基準での管理対象としてきました しかし 2006 年施行の農薬等のポジティブリスト制度では基本的に全ての農薬に対して残留基準が設定されたことは大きな前進です (2) ポストハーベスト農薬の管理ポストハーベスト農薬には食品添加物として位置づけられているものと農薬として位置づけられているものとがあります 1 食品添加物としてのポストハーベスト農薬は 食品添加物自主基準 で管理します 2 農薬としてのポストハーベスト農薬はポジティブリスト制度に基づく残留基準の厳守と検証検査を実施します 22

25 Ⅳ 動物用医薬品自主基準 1. 動物用医薬品の種類と目的 ( 用途 ) 動物用医薬品 抗菌性物質 抗生物質抗菌剤 ホルモン剤 天然型型 寄生虫用剤 内寄生虫用剤外寄生虫用剤 (1) 抗菌性物質抗菌性物質は抗生物質と抗菌剤に大別されます 抗生物質とは微生物が産生する成分を抽出精製したもので 抗菌剤は抗生物質と同じ働きをするものを化学して作り出した物質です 抗菌性物質はその用途により 飼料添加物 と 動物用医薬品 に大別され 前者は 飼料安全法 後者は 薬事法 によって規制されます また動物用医薬品のうち養殖魚に用いられるものを 水産用医薬品 と呼んでいます 1 飼料添加物 1) 飼料の品質の低下の防止 2) 飼料の栄養成分その他の有効成分の補給 3) 飼料が含有している栄養成分の有効な利用の促進を目的に飼料に添加 混和 湿潤その他の方法で用いられるもので 1) は酸化防止剤 防カビ剤など 2) はビタミン ミネラル アミノ酸などが使用され 抗菌性物質は 3) の目的で使用されています 2004 年 10 月現在 148 品目が飼料添加物として指定されており その内抗菌性物質は 25 品目が含まれています ところで抗菌性物質は 3) の目的 作用以外にも 不潔な環境で飼育される家畜では飼料添加物として家畜に与えると発育が 10% 前後促進され 飼育効率が改善されることが経験的に知られています 2 動物用医薬品動物用医薬品とは 畜水産動物の疾病の治療 予防を目的としたもので 薬事法 により規制されています 動物用医薬品のうち副作用の強いもの 病原菌に対して耐性を生じやすいものなどは 要指示医薬品 に指定されており 使用に際しては獣医師による処方の交付 または指示が必要とされています また使用頻度の多い抗菌性物質については 動物用医薬品の使用の規制に関する省令 により 使用対象動物 用法 休薬期間などの使用基準が定められています 飼料添加物 動物用医薬品 法律 飼料安全法 薬事法 対象 農林水産大臣が省令で定める用途に適するとして指定したもの 農林水産大臣が品目毎に審査して承認 許可を与えたもの 審議会 農業資材審議会 中央薬事審議会 使用目的 飼料効率改善及び発育促進 感染症の予防及び治療 投与量 微量投与 比較的大量投与 投与期間 2~3ヶ月間の長期投与 短期間投与 23

26 (2) ホルモン剤ホルモンとは 生体の内分泌腺から分泌されて諸器官の働きを調節する化学物質です ホルモン剤は肉牛の肥育を促進し 飼料効率を高めるとともに タンパク質の多い赤身肉を生産する目的で使用されています ホルモン剤は人や牛などが体内で分泌するホルモン物質と同様の天然型と化学的にされるものとに大別されます (3) 寄生虫用剤寄生虫用剤は 線虫 回虫 コクシジウムやトキソプラズマなど原虫による畜産動物の被害の予防 及び治療のために使用されます 寄生部位が体内であるか体外であるかにより内寄生虫用剤と外寄生虫用剤とに区分されています 2. 動物用医薬品使用に関する考え方 (1) ヒトの健康と生態系 環境に悪影響を及ぼす恐れが高い動物用医薬品は使用を制限します (2) 飼育方法や飼育環境の改良を通じて動物用医薬品の使用を減らす取組みを産直生産者とすすめます (3) 動物用医薬品の使用に当たっては 薬事法 資料安全法の使用基準を遵守することを産直生産者に求めます 3. 動物用医薬品の残留基準 (1) 食品衛生法の 食品 添加物等の規格基準 で残留基準値が設定されている動物用医薬品については 検査において検出されない ( 検出限界値以下 ) こととします (2) 残留基準値が設定されていない抗生物質 抗菌剤については 検査において検出されない ( 検出限界値以下 ) こととします < 食品衛生法 > 1 食品は 抗生物質を含有してはならない 2 食肉 食鳥卵および魚介類は 化学的品たる抗生物質を含有してはならない 24

27 Ⅴ 遺伝子組換え食品自主基準 1. 遺伝子組換え食品の取り扱いの考え方 遺伝子組換え作物の認可は 今後も増えてくることが予想されます また 既に多くの加工食品の原材料として使用されています こうした中で 生協の商品の取り扱いに関する基本的な考え方は 次の通りとします 参考 安全性審査の手続きを経た遺伝子組換え食品及び添加物 2006 年 8 月 15 日 じゃがいも 大豆 てんさい アルファルファ とうもろこし なたね わた 食品計 8 品種 4 品種 3 品種 3 品種 25 品種 15 品種 18 品種 76 品種 添加物 13 品目 (1) 遺伝子組換えをしていない食品の取り扱いと開発に努めます その為 農業生産者や生産者団体 食品加工メーカーとの協力関係を強めます (2) 人体被害が発生した特定の遺伝子組換え食品については 取り扱いを行いませんまた 人体被害の危険性を指摘されている特定の遺伝子組換え食品についても 安全性が確認されるまで取り扱いを中止します (3) 遺伝子組換え情報については 選択の権利を保障するため正しい情報のみを提供します 食品衛生法で認められている混入率は 5% 未満となっています よって IP ハンドリング ( 分別生産流通管理 ) の証明書など社会的な検証をメインに遺伝子組換えか否かの確認を行いますが 科学的な検証を実施しなければ確実とは言えません 組合員に正しい情報をお知らせするために PCR 法などによる科学的な検証を実施します (4) アレルギー対応遺伝子組換え農産物等の特定の人を対象とした食品については その有用性 必要性 安全性を考慮し個別に判断します 2. 遺伝子組換え食品の商品取り扱い基準 (1) 青果物について遺伝子組換えされた青果物は 取り扱いません (2) 加工食品について 1 遺伝子組換え作物がほとんどそのままの状態で製品になっている加工食品は 取り扱いません ( 野菜缶 冷凍野菜 水煮野菜 ドライフルーツ トマトピューレ トマトペーストなど ) 2 その他の加工食品 1) いずみ わかやまコープ商品では 可能な限り遺伝子組換え作物を主原料としたものは取扱いません 2) その他の商品は仕様書による原材料の確認および生産 流通時の分別 不分別確認を行います また検査センターによる科学的確認を実施します 25

28 3. 遺伝子組換え飼料の取り扱い基準 (1) 飼料として 国が安全性に関する確認を行っている作物及び製品の使用は問いません (2) 産直商品 ( 畜肉 牛乳 たまご ) の生産にあたっては以下を各生産者に要請します 1 遺伝子組換え不使用作物を飼料として使用する事を依頼します 2 不使用作物を使用する際には IP ハンドリングにより生産 流通時の分別 不分別確認を行います また商品検査センターによる科学的確認を実施します 3 今後の穀物事情や製品価格を考慮し 不使用から不分別に変更する場合には相互確認の上で切り替えを行います (3) 産直以外の商品については 肥育管理表などにより飼料の内容を確認します 参考 組換え DNA 技術応用飼料及び飼料添加物の安全性に関する確認を行った飼料及び飼料添加物一覧より ( 平成 18 年 3 月 31 日付農林水産省消費 安全局畜水産安全管理課発行 ) 大豆 4 品種てんさい 3 品種とうもろこし 13 品種 なたね 15 品種わた 10 品種アルファルファ 2 品種 26

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