記サバイバルナイフで多数回突き刺すなどし, その頃, 同所において, 多発性胸部大動脈刺創による失血により死亡させた 第 3 同日午前 7 時 10 分頃, 同市 a 町 bd 番地所在のB 方離れ玄関付近において, 同人の母 Dに対し, その左背部等を前記サバイバルナイフで多数回突き刺すなどし,
|
|
|
- たつや あさま
- 7 years ago
- Views:
Transcription
1 平成 29 年 3 月 22 日宣告裁判所書記官 平成 27 年 ( わ ) 第 930 号殺人, 銃砲刀剣類所持等取締法違反被告事件 判 主 決 文 被告人を死刑に処する 押収してあるサバイバルナイフ 1 本 ( 平成 29 年押第 2 号符号 1) を没 収する 理 由 犯罪事実 被告人は, 精神刺激薬リタリンを長期間, 大量に使用したことにより薬剤性精神病に罹患し, その症状として体感幻覚, 妄想着想, 妄想知覚等があったところ, インターネットや書籍でその原因を調べるうちに, 日本国政府やそれに同調する工作員らは一体となって, 電磁波兵器 精神工学兵器を使用し個人に攻撃を加えるという行為, すなわち 精神工学戦争 を行っている という思想を持つに至った さらにそのような思想を前提として, 自分やその家族も精神工学戦争の被害者であり, 近隣住人のA 一家やB 一家 ( 以下 被害者一家ら という ) は自分たちを攻撃する工作員であるとの妄想を抱くようになった そこで, 被害者一家らへの報復及び国家ぐるみで隠蔽されている精神工学戦争の存在を裁判の場で明らかにすることを目的として, 被害者一家らの殺害を決意し, 次の各行為をした 第 1 平成 27 年 3 月 9 日午前 4 時頃, 兵庫県洲本市 a 町 bc 番地所在のA 方離れ寝室において, 同人の妻 Cに対し, その左前胸部等をサバイバルナイフ ( 刃体の長さ約 18.6センチメートル ) で多数回突き刺すなどし, その頃, 同所において, 心臓及び上行大動脈多発刺創による失血により死亡させた 第 2 その頃, 前記 A 方母屋寝室において, 同人に対し, その左前胸部等を前 1
2 記サバイバルナイフで多数回突き刺すなどし, その頃, 同所において, 多発性胸部大動脈刺創による失血により死亡させた 第 3 同日午前 7 時 10 分頃, 同市 a 町 bd 番地所在のB 方離れ玄関付近において, 同人の母 Dに対し, その左背部等を前記サバイバルナイフで多数回突き刺すなどし, その頃, 同所において, 心臓及び胸大動脈貫通刺創による失血により死亡させた 第 4 その頃, 前記 B 方母屋玄関付近において, 同人に対し, その胸部等を前記サバイバルナイフで多数回突き刺すなどし, その頃, 同人方北側あぜ道において, 右肺臓刺創及び左内胸動脈切断による両側性血気胸により死亡させた 第 5 その頃, 前記 B 方母屋において, 同人の妻 Eに対し, その左背部及び左側胸部等を前記サバイバルナイフで多数回突き刺すなどし, その頃, 同所において, 心臓及び胸大動脈貫通刺創による失血により死亡させた 第 6 業務その他正当な理由による場合でないのに, 前記第 1 及び第 2の日時頃, 前記 A 方敷地内において, 前記サバイバルナイフ1 本を携帯した 第 7 業務その他正当な理由による場合でないのに, 前記第 3から第 5の日時頃, 前記 B 方敷地内において, 前記サバイバルナイフ1 本を携帯した 証拠 ( 略 ) 法令の適用 1 被告人の各行為は, 以下の各刑罰法規に当たる 第 1 から第 5 の各行為 第 6 及び第 7 の各行為 それぞれ刑法 199 条 それぞれ銃砲刀剣類所持等取締法 31 条の18 第 3 号,22 条 2 第 1から第 5の各罪について, いずれも定められた刑のうち死刑を選択し, 第 6 及び第 7の各罪について, いずれも懲役刑を選択する 2
3 3 以上は刑法 45 条前段の併合罪であるが, 同法 10 条により, 刑及び犯情の最も重い第 5の罪で被告人を死刑に処するので, 刑法 46 条 1 項本文により他の刑を科さない 4 以上により, 主文のとおり刑を定める 5 押収してあるサバイバルナイフ1 本 ( 平成 29 年押第 2 号符号 1) は, 第 1 から第 5の各罪の用に供した物であり, 被告人以外の者に属しないから, 刑法 19 条 1 項 2 号,2 項本文を適用してこれを没収する 6 訴訟費用は, 刑事訴訟法 181 条 1 項ただし書を適用して被告人に負担させない 争点に対する判断 1 弁護人は, 被告人は精神工学兵器を使用して対象者に特定の感情 思考を植え付ける ブレインジャック なる技術によって強制的に殺意を植え付けられたものであるから, 無罪であると主張し, 被告人もそのように供述する しかし, 被告人が述べる ブレインジャック なる技術は, 仮にそのようなものが存在するとしても, 最先端の技術であり, 世界的に考えてもそのような技術を用いることができる人物や組織は極めて限られていると考えられる そして, すべての証拠を総合しても, 被告人に対してそのような技術が使用されたことをうかがわせる事情はないし, 一般人である被告人にそのような技術を用いて殺意を植え付ける理由も想定し難い 被告人がブレインジャックされたと考える根拠として述べる事実は, 鑑定人のF 医師と証人のG 医師 ( 以下,2 人を合わせて 両医師 という ) によれば, すべて被告人の罹患している薬剤性精神病の症状として説明が付く そうすると, 被告人がブレインジャックをされて殺意を植え付けられたものでないことは明らかである ( なお, 被告人が本件各犯行を行ったという事実自体については, 被告人が公判廷においてこれを認めていることに加え, 被告人が逮捕時に携帯していたボイスレコーダーに第 1 及び第 2の各犯行時のもの 3
4 と考えられる音声が記録されていたこと, 各犯行の直後, 警察官が被告人方に赴いた際, 警察官の質問に対して 報復ですね などと答え, その時, 被告人の頬や着用していたブーツに血痕が付いていたこと, 被害者 Bが死の直前に警察に通報をした際, 犯人は被告人だと述べていたことなどから明らかである ) 2 弁護人は, 被告人の本件各犯行は, 被害者一家らが工作員として行っていた電磁波兵器 精神工学兵器による攻撃に対する反撃として位置づけられると主張し, 被告人もそのように供述する しかし, 証拠によれば, 警察官によって被害者一家らの家の実況見分が行われているが, その際, 被告人の述べる電磁波兵器 精神工学兵器らしきものが発見された事実はなく, その他, 被害者一家らが工作員であることや被告人に対して電磁波兵器 精神工学兵器による攻撃が行われていることをうかがわせる事情は全くない そして, 被告人が述べる電磁波兵器 精神工学兵器とは, 仮にそのようなものが存在するとしても最新鋭の兵器であって, そのような物を被害者一家らが持っているとは通常考えられないし, 一般人である被告人がそのような兵器を用いた攻撃の対象となる理由も想定し難い 被告人は, 被害者一家らが工作員であると考える根拠として, 被害者一家らが, 他人が知るはずのない被告人のプライベートな情報を知っている, 被害者一家らの者の声が自分の脳内に送信されてくるなどと述べるが, 両医師によれば, これらは被告人の罹患している薬剤性精神病の症状として説明が付く 以上のことから, 被害者一家らは, 被告人のいう工作員ではなく, 被告人に対し電磁波兵器 精神工学兵器による攻撃を加えてなどいないと認められる なお, 被告人は, 公判廷において, 自分の行為は正当防衛 緊急避難であるという発言もしている この発言は, 刑事訴訟法 335 条 2 項の主張としてされたものではないと解されるが, 念のために判断を示すと, これまでに検討したとおり被害者一家らによる急迫不正の侵害や現在の危難はないから, 正当防 4
5 衛や緊急避難が成立する余地はない 3 弁護人は, 被告人は各犯行当時, 薬剤性精神病の影響により心神喪失あるいは心神耗弱の状態にあった疑いがあると主張する 証拠によれば, 被告人が, 各犯行当時, かつてリタリンを長期間, 大量に使用していたことを原因とする薬剤性精神病に罹患していたことが明らかである そこで, この薬剤性精神病が各犯行に与えた影響の程度を検討する (1) 証拠によれば, 被告人は, インターネットや書籍などから得た知識によって, 日本国政府やそれに同調する工作員らは一体となって, 電磁波兵器 精神工学兵器を使用し個人に攻撃を加えるという行為, すなわち 精神工学戦争 を行っている との世界観を持つに至り, 現在もそのように確信しているものと認められる このような世界観自体は必ずしも妄想とはいえない 同様の考えを持つ人物は被告人以外にも存在し, 医学博士を含む権威のある人物が書いた複数の書籍に電磁波兵器 精神工学兵器に関する記述が存在する 被告人は, インターネットを通じて同様の考えを持つ複数の人物と交流し, 上記の書籍を読むなどするうちに, そのような世界観を身に付けたものと認められる (2) 他方, 被告人は, 被害者一家らは上記の工作員であり, 被告人やその家族は, 長年にわたり電磁波兵器 精神工学兵器による攻撃を受けていたと認識していた このような認識は, 鑑定人によれば, 被害者らと道ですれ違ったときに被告人の思考を読み取られる, 被告人の脳内に被害者らの声が送信されてくるといった病的体験と関連した妄想であると認められる そして, 被告人は, 各犯行後, 被害者一家らに報復をするとともに, 裁判の場で精神工学戦争の存在を世間に明らかにする目的で本件各犯行を行ったと発言していた 被告人が第 1 及び第 2の犯行時に携帯していたボイスレコーダーには, 被告人の声で, 被告人がその時点でも工作員に攻撃を受けている旨発言したり, 悔しい から 工作員らを殺してやって と言ったり, 5
6 殺害の瞬間に じいさん達のかたき 拷問してくれたな 電磁波兵器で と言ったりしている様子が録音されており, 上記発言はこれらによって裏付けられていて信用できる そうすると, 各犯行の動機は, 被害者一家らは工作員であり自分たちに長年攻撃をしてきているという妄想を前提として, それに対する報復をし, 裁判の場で精神工学戦争の存在を明らかにするというものであったと認められる (3) 以上のとおり, 本件各犯行の動機は, 妄想を前提とするものであり, そこには薬剤性精神病の影響がある しかしながら, 被告人は各犯行当時, 切迫した恐怖を感じていたわけではなく, 直接的に殺害を促すような幻覚 妄想等の症状があったわけでもない また, 被告人は, 自分の行為が殺人として犯罪になり, 逮捕され裁判を受けることになると認識していた 加えて, 両医師は, 犯行前の生活の様子や逮捕時の落ち着いた言動などから, 被告人の各犯行当時の病状はそれほど悪化しておらず, 被害者らの殺害を決意し, 実行したその意思決定と行動の過程には, 病気の症状は大きな影響を与えていないと述べている この判断は, 犯行前後の被告人の行動が合理的で一貫しており, 被害者らが寝ていると思われる時間帯を選んで第 1, 第 2の犯行を実行し, 第 4の犯行の際には用意したハンドタオルを落として被害者の注意をそらすなど, ある程度の計画性もあること, 犯行後に警察官から質問を受けて弁護士が来るまで答えないと言うなど自己防衛的行動を取っていることなどと整合しており, 是認できる そうすると, 被害者一家らは工作員であり, 被告人が攻撃を受けているとの被告人の妄想を前提としながらも, 被害者らの殺害を決意し, 実行した被告人の意思決定と行動の過程には, 病気の症状は大きな影響を与えていないと認められる 被告人は, 他にも選択可能な手段があったのに, 犯罪になると分かっていながら, あえて殺害という手段を選択し, 実行したものである 6
7 (4) そこで, 他の手段もあったのになぜ被告人が殺害という手段を選択したのかを検討する G 医師は, 被告人は精神工学戦争に関する告発活動を続けるうちに, 自分は精神工学戦争と対峙する偉大な人間であるという誇大感を抱くようになっていたと証言する これは専門家としての知見に基づく判断であるが, 被告人が, 公判廷においても被害者一家らをテロリストと呼び, 被害者らを殺した行為を 天誅 と称して正当化し, なおも精神工学戦争の存在を強く主張し, 歴史上の偉人が生きていれば自分と同じような告発活動をしたであろうと述べていることなどとも整合しており, 是認できる また, 以上の事実からすれば, 被告人は, 工作員に対して報復し, これを殺害することは正義であると確信しているものと認められる そうすると, 被告人が殺害という手段を選択したのは, 精神工学戦争に関する告発活動を続けるうちに, 自分が同戦争と対峙する偉大な人間であると考えるようになり, そのため, 工作員と戦うことは正しいことであって, これを殺害することが正義であるという考えに至ったからであると考えるのが自然である そして, 被告人が社会に対して平素から感じていた劣等感 負い目なども考慮すると, そのような思考の流れに大きな飛躍はなく, 病気の影響は小さいといえる 加えて, 被告人がかつて被害者の家族から殴られたことがあること, 被害者の家族が被告人の嫌っている宗教を信仰していたことなど, 被害者一家らに悪感情を持つ現実の出来事があったことも考慮すれば, 被告人が, 工作員と思っている被害者一家らへの対抗策として殺害という方法を選んだのは, 誤った正義感に基づくものではあるけれども, 病気の症状に大きく影響されたものではなく, 正しく被告人自身の正常な心理による判断といえる (5) もっとも, 被害者らを不必要に多数の回数刺しているという犯行態様には, 何らかの病気の影響があるように思えなくもない しかしながら, 人を殺す最中には相当な興奮があるだろうし, 初めての経験で加減がわからなかったとも考えられるから, 異常とまではいえない 7
8 (6) 以上によれば, 犯行の動機の前提となる被害者一家らが工作員であり, 被告人が攻撃を受けているという認識は妄想であり, そこには薬剤性精神病の影響があるが, そこから殺害という手段に出ることを決意した思考過程においては, 被告人の世界観を前提とする誇大感, 正義感, 被害者一家らに対する悪感情など被告人自身の正常な心理が作用しており, 病気の影響は小さい 殺害の実行についても, 病気の影響はほとんど見られない したがって, 被告人は各犯行当時, 心神喪失や心神耗弱の状態にあった疑いはなく, 完全責任能力の状態にあったといえる 量刑の理由 本件では, 全く落ち度のない5 名もの被害者の命が奪われており, その結果の重大さはいうまでもない 被告人は, 殺傷力の高い刃物で, 被害者らの首から上や胸部などの重要な部分を多数回突き刺すなどしたが, 傷の中には頭蓋骨を貫通しているものや, 骨を切断しているものがあるし, 刃体のほとんどが体内に入る深いものも数多くある このことからすれば, 被告人の行為は, 確実に被害者らを死に至らしめるものであったといえる また, このことに加え, 被告人が, 犯行の様子を記録すべくボイスレコーダーを携帯していたこと, 被害者らが寝ていて抵抗困難と思われる時間帯に第 1, 第 2の犯行に及んでいること, その後, いったんは自宅に戻ったのに, 約 3 時間後に再び第 3から第 5の犯行に及んでいること, 第 4の犯行の際には, ハンドタオルを落として被害者の注意をそらしていることなどからすれば, 犯行は衝動的なものではなく, 一定の計画性の下に非常に強固な殺意をもって行われたものと評価できる 動機も極めて身勝手である このように, 犯行態様は極めて悪質であり, 強い非難を免れない 以上のとおり, 本件の犯情は極めて悪い 過去の量刑傾向に照らしても, 本件は死刑を選択すべき事案といえる もっとも, 死刑は, 被告人の生命を奪うという究極の刑罰であるから, それを選択するには最大限の慎重さをもって臨む必要がある そのため, 被告人につい 8
9 て, 死刑を回避すべき事情がないかをさらに検討する 被告人が犯行に及んだ動機は, 長年にわたり被告人及びその家族に対して電磁波兵器等による攻撃をしていた工作員である被害者一家らに対し報復するとともに, 裁判の場でそのような兵器を使用した犯罪が行われていることを明らかにするというものであるが, 身勝手というほかない もっとも, 被害者一家らが工作員であり, 被告人たちが攻撃を受けているという考えを持つに至ったことには, 前記のように被告人が患っていた薬剤性精神病の影響があり, そのような考えを前提にすれば, 被害者一家らに悪感情を抱くのもやむを得ない面がある 日常的に攻撃を受けていると考えていたことからすれば, 誤想防衛に近い側面も否定できない しかしながら, 被告人は, 被害者一家らに対し切迫した恐怖を感じていたわけではなく, 主な動機は報復である そうすると, 他に様々な選択肢がある中, 殺害という手段を選んだその意思決定に病気の影響は乏しく, 酌むべき余地はほとんどない また, 被告人は, 当時, 交際相手との別れや生活環境の悪化といったことから, 高いストレスを感じていたと考えられるが, それは犯行を正当化する事情とはならない また, 被告人は, 法廷において, 被害者らに対し一度も謝罪の言葉を述べていないばかりか, 未だにテロリストと呼ぶなど侮辱し, 自己の犯行を 天誅 などと言って正当化し続けるなど, 全く反省していない 被告人に前科はないものの, 更生可能性は乏しいといわざるを得ない そして, このような被告人の態度に加え, 前記のような凄惨な犯行態様により家族の命が奪われたことからすれば, 被害者遺族らの悲しみ, 怒りは察するに余りあり, 極めて峻烈な処罰感情をもって, 被告人に対して極刑を求めているのも当然といえる 以上のとおり, 被告人の刑事責任は極めて重く, 慎重に検討しても死刑を回避すべき事情は見当たらない そうすると, 被告人に対しては, その命をもって罪を償わせるほかなく, 本件において死刑の選択はやむを得ないものと判断した ( 求刑死刑, 主文同旨の没収 ) 9
10 平成 29 年 3 月 22 日 神戸地方裁判所第 2 刑事部 裁判長裁判官 長井秀典 裁判官倉成章 裁判官 日巻功一朗 10
主 文 被告人を死刑に処する 押収してあるペティナイフ 1 本 ( 平成 25 年押第 2 号の 1) を没収する 理 由 ( 罪となるべき事実 ) 第 1 被告人は, 平成 23 年 11 月頃に当時の妻と共に福島県会津若松市に移住した後, 実際には職に就くことはなかったのに, 妻には就職したと嘘
主 文 被告人を死刑に処する 押収してあるペティナイフ 1 本 ( 平成 25 年押第 2 号の 1) を没収する 理 由 ( 罪となるべき事実 ) 第 1 被告人は, 平成 23 年 11 月頃に当時の妻と共に福島県会津若松市に移住した後, 実際には職に就くことはなかったのに, 妻には就職したと嘘の報告をし, 妻の着物等を無断で質入れするなどして得た金を元手に外国為替オプション取引を行っても思うように利益を出せず,
被告人に殺害されることを承諾したような様子は一切ない むしろ, 被害者は, 本件直前に介護用品を選んだり, 散髪の予約をしたりしている 被告人も, 公判廷において, 被害者に心中することを話したことはないし, 上記転居後に, 被害者から死にたいとか, 殺してほしいと言われたことはなかった旨供述する
平成 29 年 11 月 20 日宣告 平成 28 年 ( わ ) 第 220 号殺人被告事件 主 文 被告人を懲役 3 年に処する 未決勾留日数中 300 日を上記刑に算入する この裁判が確定した日から 5 年間上記刑の執行を猶予する 理 由 ( 罪となるべき事実 ) 被告人は, 平成 6 年以降, 両下肢の機能が全廃した妻の介護をしてきたが, 同 21 年 1 0 月に大阪の施設に入居した頃から同人の精神状態が不安定になっていき,
いずれも殺害するに至らなかった 証拠の標目 省略 争点に対する判断 被告人が, A 及び B を金属バットで殴打したことは争いがない 本件の争点は, 殺意の有無と責任能力である 1 殺意の有無 ⑴ A に対する殺意防犯カメラ映像 ( 甲 6 2,6 6 ) に見られる被告人の両手両足の位置や向き,
主 文 被告人を懲役 12 年に処する 未決勾留日数中 3 0 0 日をその刑に算入する 押収してある金属バット 1 本 ( 平成 3 0 年押第 2 7 号の 1 ) を没収する 理 由 罪となるべき事実 被告人は, 療育手帳の交付を受けようとして役所に出向いたものの交付を受けられず, 苛立ち, 金属バットを購入して移動していたものであるが, 第 1 平成 2 8 年 1 1 月 2 日午後 5
り死亡させて殺害し, 第 2 医療等の用途以外の用途に供するため, 同日頃から同月 18 日までの間に, 被告人方において, 指定薬物であるN-(1-アミノ-3-メチル-1-オキソブタン-2-イル )-1-(5-フルオロペンチル)-1H-インダゾール -3-カルボキサミド( 通称 5-Fluoro
主 文 被告人を懲役 28 年に処する 未決勾留日数中 150 日をその刑に算入する 理 由 ( 犯行に至る経緯 ) 被告人は, 平成 20 年頃から, いわゆる危険ドラッグを使用し始め, 平成 25 年 5 月に危険ドラッグによる急性薬物中毒で入院し, 両親からその使用を止めるように叱責されたが, その後も使用を続け, 平成 26 年 8 月頃に一旦その使用を止めたものの, 同年 10 月 12
( 証拠の標目 ) 略 ( 死体遺棄罪について免訴とした理由 ) 第 1 争点本件の争点は, 死体遺棄罪の公訴時効の完成の成否であり, その前提として, 本件死体遺棄行為の性質 ( 作為犯か不作為犯か ) や, 公訴時効の起算点がいつであるのかが問題となる 検察官は, 論告において, 被告人には殺害
主 被告人を懲役 3 年に処する 文 未決勾留日数のうち160 日をその刑に算入する 大阪地方検察庁で保管中の覚せい剤 1 袋 ( 平成 24 年領第 5211 号符号 3) 及び注射器入り覚せい剤 4 本 ( 同号符号 5ないし8) を没収する 訴訟費用は被告人の負担とする 本件公訴事実中死体遺棄の点については, 被告人を免訴する ( 罪となるべき事実 ) 理 由 第 1 被告人は, 平成 19
平成 年 月 日判決言渡し 同日判決原本領収 裁判所書記官
平成 27 年 1 月 29 日判決言渡平成 26 年 ( ネ ) 第 10095 号不正競争行為差止等請求控訴事件 ( 原審東京地方裁判所平成 25 年 ( ワ ) 第 28860 号 ) 口頭弁論終結日平成 26 年 12 月 17 日 判 決 控訴人 ( 一審原告 ) X 訴訟代理人弁護士勝部環震 被控訴人 ( 一審被告 ) Y 被控訴人 ( 一審被告 ) 株式会社宝島社 両名訴訟代理人弁護士芳賀淳
11総法不審第120号
答 申 審査請求人 ( 以下 請求人 という ) が提起した精神障害者保健 福祉手帳の障害等級認定に係る審査請求について 審査庁から諮問が あったので 次のとおり答申する 第 1 審査会の結論 本件審査請求は 棄却すべきである 第 2 審査請求の趣旨本件審査請求の趣旨は 東京都知事 ( 以下 処分庁 という ) が請求人に対し 発行年月日を平成 2 8 年 8 月 5 日として行った精神障害者保健福祉手帳
平成 年(オ)第 号
平成 25 年 ( 行ヒ ) 第 35 号固定資産税等賦課取消請求事件 平成 26 年 9 月 25 日第一小法廷判決 主 文 原判決を破棄する 被上告人の控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人の負担とする 理 由 上告代理人岩谷彰, 同水島有美, 同谷川光洋の上告受理申立て理由について 1 本件は, 被上告人が, 坂戸市長から自己の所有する家屋に係る平成 22 年度の固定資産税及び都市計画税
平成 30 年 10 月 26 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 30 年 ( ワ ) 第 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 9 月 28 日 判 決 5 原告 X 同訴訟代理人弁護士 上 岡 弘 明 被 告 G M O ペパボ株式会社 同訴訟代理人弁護士
平成 30 年 月 26 日判決言渡同日原本領収裁判所書記官 平成 30 年 ( ワ ) 第 21931 号発信者情報開示請求事件 口頭弁論終結日平成 30 年 9 月 28 日 判 決 原告 X 同訴訟代理人弁護士 上 岡 弘 明 被 告 G M O ペパボ株式会社 同訴訟代理人弁護士 佐 藤 明 夫 尾 西 祥 平 塩川理恵 松本雄真 主 文 1 被告は, 原告に対し, 別紙侵害行為目録記載の行為に係る別紙発信者
平成 30 年 ( 受 ) 第 269 号損害賠償請求事件 平成 31 年 3 月 12 日第三小法廷判決 主 文 原判決中, 上告人敗訴部分を破棄する 前項の部分につき, 被上告人らの控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人らの負担とする 理 由 上告代理人成田茂ほかの上告受理申立て理由第
平成 30 年 ( 受 ) 第 269 号損害賠償請求事件 平成 31 年 3 月 12 日第三小法廷判決 主 文 原判決中, 上告人敗訴部分を破棄する 前項の部分につき, 被上告人らの控訴を棄却する 控訴費用及び上告費用は被上告人らの負担とする 理 由 上告代理人成田茂ほかの上告受理申立て理由第 5について 1 本件は, 統合失調症により精神科の医師である上告人の診療を受けていた患者 ( 以下 本件患者
る なお, 前記写真は,M 号室前の廊下をビデオ撮影していたものを, 静止画として切り出したものであるから, 以下, 当該ビデオ撮影 ( 以下 本件ビデオ撮影 という ) の適法性について検討する 関係証拠によれば, 以下の事実が認められる すなわち, 捜査機関は, 委員会 ( 通称 派 以下 派
主 文 被告人を懲役 1 年 8 月に処する 未決勾留日数中 220 日をその刑に算入する 理 由 ( 罪となるべき事実 ) 被告人は, 氏名不詳者らと共謀の上,Xが殺人事件等の罪を犯した犯人として逮捕状が発せられ, 逃走中の者であることを知りながら, その逮捕を免れさせる目的で, 平成 29 年 2 月 26 日頃から同年 5 月 18 日までの間, 広島市 h 区 iのj 丁目 k 番 l-m
6 女性への暴力やセクシュアル・ハラスメントの防止
第 1 部 6 への暴力やセクシュアル ハラスメントの防止 6 への暴力やセクシュアル ハラスメントの防止 (1) 全国調査にみるドメスティック バイオレンス (DV) の実態 内閣府調査によれば 結婚経験者のうち 配偶者 ( 事実婚や別居中の夫婦 元配偶者も含む ) から 身体的暴行 心理的攻撃 性的強要 の何らかの暴力を1 回以上受けた人の割合は では 33.2% では 17.4% にのぼっています
体罰の根絶を目指して
資料 3 体罰の根絶を目指して 平成 24 年度体罰実態調査から見た体罰防止策 北海道教育委員会 再三指導し続けているのに なぜ体罰はなくならないか? 体罰の要因分析 P11 再三指導し続けているのに なぜ体罰はなくならないか? 2 指導が上手くいかず 感情的になってしまうこと 体罰の要因分析 P15 再三指導し続けているのに なぜ体罰はなくならないか? 3 指導が教職員個人に任され 組織で対応していないこと
最高裁○○第000100号
平成 28 年 2 月 15 日判決言渡同日原本交付裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 17362 号損害賠償請求事件 口頭弁論終結日平成 27 年 12 月 9 日 判 決 原告株式会社ティアラ 被告 A 同訴訟代理人弁護士冨田烈 同河野佑果 主 文 1 原告の請求を棄却する 2 訴訟費用は原告の負担とする 事実及び理由 第 1 請求被告は, 原告に対し,375 万円及びこれに対する平成
控訴人は, 控訴人にも上記の退職改定をした上で平成 22 年 3 月分の特別老齢厚生年金を支給すべきであったと主張したが, 被控訴人は, 退職改定の要件として, 被保険者資格を喪失した日から起算して1か月を経過した時点で受給権者であることが必要であるところ, 控訴人は, 同年 月 日に65 歳に達し
平成 25 年 7 月 4 日判決言渡平成 25 年 ( 行コ ) 第 71 号不作為の違法確認請求控 訴事件 主 文 1 本件控訴を棄却する 2 控訴費用は控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 厚生労働大臣が平成 22 年 4 月 15 日付けで控訴人に対してした被保険者期間を411 月, 年金額を179 万 4500 円とする老齢厚生年金支給処分を取り消す
在は法律名が 医薬品, 医療機器等の品質, 有効性及び安全性の確保等に関する法律 と改正されており, 同法において同じ規制がされている )2 条 14 項に規定する薬物に指定された ( 以下 指定薬物 という ) ものである (2) 被告人は, 検察官調書 ( 原審乙 8) において, 任意提出当日
平成 28 年 ( う ) 第 181 号薬事法違反被告事件 平成 28 年 6 月 24 日福岡高等裁判所第 1 刑事部判決 主 文 本件控訴を棄却する 当審における未決勾留日数中 40 日を原判決の刑に算入する 理 由 本件控訴の趣意は, 弁護人堺祥子作成の控訴趣意書に記載されたとおりであるから, これを引用する 1 事実誤認の主張について論旨は, 要するに, 被告人は, 原判示の乾燥植物片 (
本件当日 ( 平成 28 年 7 月 15 日 ),Gが, 事前の約束の上で被害者宅 ( エレベーターの設置されていないfビルのg 階に位置する ) を訪れたところ, 玄関付近で何者かに押し倒され,2 人の男が被害者宅に立ち入ってきたこと,2 2 人の男は, いずれもけん銃様のもの ( 後に述べると
被告人 A 被告人 B 主 文 被告人両名をそれぞれ懲役 30 年に処する 被告人両名に対し, 未決勾留日数中各 400 日を, それぞれその刑に 算入する 理 由 ( 罪となるべき事実 ) 第 1 被告人両名は, 共謀の上, 平成 28 年 7 月 15 日午後 4 時 34 分頃, 名古屋市 a 区 bc 丁目 d 番 e 号 fビルg 階 h 号室 C 方において, 同人 ( 当時 i 歳 )
平成 31 年 4 月 19 日宣告東京高等裁判所第 3 刑事部判決 平成 30 年 1508 号住居侵入, 殺人, 死体遺棄被告事件 主 文 原判決を破棄する 5 本件を横浜地方裁判所に差し戻す 理 由 検察官の本件控訴の趣意は, 検察官山口英幸作成の控訴趣意書記載のとおりであ り ( 検察官は,
平成 31 年 4 月 19 日宣告東京高等裁判所第 3 刑事部判決 平成 30 年 8 号住居侵入, 殺人, 死体遺棄被告事件 主 文 原判決を破棄する 本件を横浜地方裁判所に差し戻す 理 由 検察官の本件控訴の趣意は, 検察官山口英幸作成の控訴趣意書記載のとおりであ り ( 検察官は, 控訴趣意書第 2 の 2 は事実誤認, 同第 2 の 3 ないし は量刑不当の 主張である旨釈明した ), これに対する答弁は,
裁判員制度 についてのアンケート < 調査概要 > 調査方法 : インサーチモニターを対象としたインターネット調査 分析対象者 : 札幌市内在住の20 歳以上男女 調査実施期間 : 2009 年 11 月 10 日 ( 火 )~11 月 11 日 ( 水 ) 有効回答者数 : N=450 全体 45
裁判員制度 についてのアンケート < 調査概要 > 調査方法 : インサーチモニターを対象としたインターネット調査 分析対象者 : 札幌市内在住の20 歳以上男女 調査実施期間 : 2009 年 11 月 10 日 ( 火 )~11 月 11 日 ( 水 ) 有効回答者数 : N=450 全体 450 名 100% 男性 211 名 47% 女性 239 名 53% 実施機関 : 株式会社インサイト
satsujinjiken_muki1
まさかりの部屋殺人事件 判例無期懲役判決 (2005/7/21~2012/12/17) 第一審 No. 裁判員 判決 求刑 死者数 罪名 裁判所 日付 2345 裁判員 無期懲役 求刑無期 3 殺人罪 ( 無理心中 ) 大阪地裁 2012/12/17 2343 裁判員 無期懲役 求刑無期 1 強盗殺人などの罪 横浜地裁 2012/12/14 2342 裁判員 無期懲役 求刑無期 1 殺人 強姦致死などの罪
第2章 主な回答結果一覧(3ヵ年比較)
7. 女性に対する暴力について (1) 夫婦間での暴力に対する考え は 身体を傷つける可能性のある物でなぐる で 91.1% は 交友関係や電話やメールを細かく監視する で 35.2% 問 17. あなたは 次の (1)~(11) のようなことが夫婦の間で行われた場合 それをどのように感じますか あなたの考えに近いものを選んでください ( それぞれ1つずつに ) 図 7-1 =1,081 (1) 平手で打つ
平成19年(ネ受)第435号上告受理申立理由要旨抜粋
申立理由要旨 第 1 事案の概要 本件は, 申立人が,( 勤務先にて犯罪行為などの告発を行った後 ), 映像等の記録にも残る告発の具体的事項のいっさいについての事実確認なしに被害妄想とされ, 突然一人暮らしのマンションの部屋にチェーンキーを破壊するなどして押し入られ違法に拉致されて精神科病院に連行され, 内容を知らされない報告書等を基に診断が下され, 即日より同病院の閉鎖病棟に 72 日間に渡り入院させられたが,
1 A 所有の土地について A が B に B が C に売り渡し A から B へ B から C へそれぞれ所有権移転登記がなされた C が移転登記を受ける際に AB 間の売買契約が B の詐欺に基づくものであることを知らなかった場合で 当該登記の後に A により AB 間の売買契約が取り消された
1 A 所有の土地について A が B に B が C に売り渡し A から B へ B から C へそれぞれ所有権移転登記がなされた C が移転登記を受ける際に AB 間の売買契約が B の詐欺に基づくものであることを知らなかった場合で 当該登記の後に A により AB 間の売買契約が取り消されたとき C は A に対して土地の所有権の取得を対抗できる (96-51) 2 A が B の欺罔行為によって
O-27567
そこに そこがあるのか? 自明性 (Obviousness) における固有性 (Inherency) と 機能的クレーム (Functional Claiming) 最近の判決において 連邦巡回裁判所は 当事者系レビューにおける電気ケーブルの製造を対象とする特許について その無効を支持した この支持は 特許審判部 (Patent and Trial and Appeal Board (PTAB))
11総法不審第120号
答 申 審査請求人 ( 以下 請求人 という ) が提起した精神障害者保健 福祉手帳の障害等級認定に係る審査請求について 審査庁から諮問が あったので 次のとおり答申する 第 1 審査会の結論 本件審査請求は 棄却すべきである 第 2 審査請求の趣旨本件審査請求の趣旨は 東京都知事 ( 以下 処分庁 という ) が請求人に対し 発行年月日を平成 2 8 年 9 月 16 日として行った精神障害者保健福祉手帳
平成年月日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官
平成 27 年 11 月 5 日判決言渡同日判決原本領収裁判所書記官 平成 27 年 ( ワ ) 第 9005 号商号使用差止等請求事件 口頭弁論終結日平成 27 年 10 月 22 日 判 決 原告ユーシーシーホールディングス株式会社 同訴訟代理人弁護士岡田春夫 同瓜生嘉子 被告株式会社ユー シー シー 主 文 1 被告は, 株式会社ユー シー シー の商号を使用してはならない 2 被告は, 大阪法務局平成
