Microsoft PowerPoint - 【資料-1】阿久比川①_0201.ppt

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ゆきやぶき
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1 2. 流域の概要 2.1 流域の概要 2.2 流域の自然環境 6

2 阿久比川十ヶ川流域の概要阿久比川流域はその源を知多郡東浦町緒川地先の丘陵地に発し 4 市 2 町にまたがり流域面積は約 31km 2 延長約 10.35km の二級河川である十ヶ川流域はその源を知多郡阿久比町卯坂地先の丘陵地の裾野に発し 1 市 1 町にまたがり流域面積は約 8.6km 2 延長約 5.15km の二級河川である両川は知多半島の東側ほぼ中央に位置し南に向かって近接平行して流下し衣浦湾に注ぐ河川である 2.1 流域の概要阿久比川十ヶ川流域における支川阿久比川十ヶ川流域の市町と流域内人口阿久比川十ヶ川流域図 7

阿久比川十ヶ川の河川整備計画を合同で策定する理由阿久比川は山間部の排水を受け持つ十ヶ川英比川は下流域の平地部の排水を受け持つ当該区域の雨水排水は特殊である十ヶ川は阿久比川の支川である前田川矢勝川を伏せ越しにより横断十ヶ川の支川である英比川は伏せ越しにより阿久比川を横断

3 阿久比川十ヶ川の河川整備計画を合同で策定する理由阿久比川は山間部の排水を受け持つ十ヶ川英比川は下流域の平地部の排水を受け持つ当該区域の雨水排水は特殊である十ヶ川は阿久比川の支川である前田川矢勝川を伏せ越しにより横断十ヶ川の支川である英比川は伏せ越しにより阿久比川を横断複雑な河道状況である十ヶ川流域は阿久比川流域内にほぼ包含される十ヶ川 (3k650 右岸 ) にある阿久比排水機場は S51 災害を契機に前田川矢勝川英比川伏越工と合わせて十ヶ川から阿久比川へ排水するポンプとして整備された 2.1 流域の概要よって阿久比川流域十ケ川流域は河川整備計画を合同で策定する 8

4 流域の気候 2.2 流域の自然環境太平洋気候区に属し四季を通じて温暖である年平均気温は概ね 16 年間降水量は 1500mm 程度である近 30 年の年間降水量と年平均気温の推移近 30 年の月間降水量と月平均気温 9

5 流域の地形 2.2 流域の自然環境流域横断 A より東に向かうほど標高が低くなっている阿久比川の下流側流域界は西側が地形状況で東側が内水排水区域状況で決まる流域横断 B はともに地形状況によって流域界が決まる流域横断 C より上下流の標高差は約 60m 程度である高さの基準は東京湾の平均海面 (T.P.0m) 阿久比川十ヶ川流域の標高図流域横断図 10

6 流域の地質 2.2 流域の自然環境名古屋市南方の知多半島中部に位置し標高 90m 以下の小起伏の丘陵地で形成される阿久比川は左岸の大府丘陵右岸の知多丘陵に分けられ固結度の低い砂シルト粘土層から構成され人工的な地形改変が多く樹枝状の谷底平野が発達している十ヶ川の底平地部は砂泥及び礫によって構成され大府丘陵及び知多丘陵を 2 分する谷地形となっている阿久比川流域十ヶ川流域知多半島の地質図 11

7 人口の変遷流域に関係する市町では 1970 年以降半田市知多市東海市東浦町で人口は徐々に増加している常滑市は 1975 年頃を境に減少していたが近年増加している阿久比町は近年ほとんど変わっていない 140, , ,000 80,000 60,000 40,000 市町村別人口経年変化 20,000 阿久比町半田市常滑市知多市東浦町東海市東海市東浦町知多市常滑市半田市阿久比町年 0 昭和 30 年昭和 32 年昭和 34 年昭和 36 年昭和 38 年昭和 40 年昭和 42 年昭和 44 年昭和 46 年昭和 48 年昭和 50 年昭和 52 年昭和 54 年昭和 56 年昭和 58 年昭和 60 年昭和 62 年平成元年平成 3 年平成 5 年平成 7 年平成 9 年平成 11 年平成 13 年平成 15 年平成 17 年平成 19 年平成 21 年流域内人口 ( 人 )) 関係市町の人口の推移阿久比川流域の人口の変遷昭和 30 年昭和 32 年昭和 34 年昭和 36 年昭和 38 年昭和 40 年昭和 42 年昭和 44 年昭和 46 年昭和 48 年昭和 50 年昭和 52 年昭和 54 年昭和 56 年昭和 58 年昭和 60 年昭和 62 年平成元年平成 3 年平成 5 年平成 7 年平成 9 年平成 11 年平成 13 年平成 15 年平成 17 年平成 19 年平成 21 年流域内人口 ( 人 )) 阿久比町半田市常滑市知多市東浦町東海市合計市町村全域面積 (km2) 阿久比川流域面積 (km2) 比率十ヶ川流域面積 (km2) 比率半田市阿久比町各市町の阿久比川流域面積比率十ヶ川流域の人口の変遷 12

S62 土地利用図 H3 土地利用図 S51 17% 38% 18% 16% 10% S62 H3

5% 6% 24% 35% 15% 14% 4% 9% 26% 35% 14% 12% 3% 1

23% 4% 4% 6% 宅地水田畑森林荒地その他 0% 10% 20% 30% 40% 50%

8 流域の土地利用交通網の整備や人口の増加に伴い流域内の宅地化が進む一方水田や畑は徐々に減少している平成 18 年時点で市街化率は約 39% である S51 土地利用図 S62 土地利用図 H3 土地利用図 S51 17% 38% 18% 16% 10% S62 H3 H9 H18 阿久比川流域 (H18) 十ヶ川流域 (H18) 23% 36% 15% 15% 5% 6% 24% 35% 15% 14% 4% 9% 26% 35% 14% 12% 3% 1 39% 33% 12% 9% 3% 4% 33% 36% 14% 10% 3% 4% 62% 23% 4% 4% 6% 宅地水田畑森林荒地その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 土地利用比率の変遷 H9 土地利用図 H18 土地利用図土地利用の変遷流域の航空写真 13

9 流域の土地利用規制阿久比川流域の市街化区域は 649ha 十ヶ川流域の市街化区域は 537ha である平成 18 年時点で市街化区域は概ね市街地となっている阿久比川十ヶ川流域の市街化区域阿久比川十ヶ川流域の市街化区域と現況市街地 (H18 時点 ) 14

流域の沿革 (1/4) 阿久比川の流れる阿久比谷はかつて英比 ( あぐい ) 谷と書かれていたが

新田の開発につれため池の造成阿久比川の改修十ヶ川の造成改修が何回となく繰り返され今日の形体を見るに至った

その次に多いのは干害である昭和 51 年 9 月台風 17 号とその後の降雨により前田川矢勝川の堤防が決壊し

152 戸であった阿久比町に災害救助法が適用され河川激甚災害対策特別緊急事業が行われた 51 災の様子

10 流域の沿革 (1/4) 阿久比川の流れる阿久比谷はかつて英比 ( あぐい ) 谷と書かれていたが後世になって十数の村が合併したときに阿久比の字を使うようになった江戸時代に幕府が農業に力を入れ新田の開発につれため池の造成阿久比川の改修十ヶ川の造成改修が何回となく繰り返され今日の形体を見るに至った過去の災害から風水害が最も多く発生している台風や前線の通過により河川が氾濫し決壊した記録は多く見られるその次に多いのは干害である昭和 51 年 9 月台風 17 号とその後の降雨により前田川矢勝川の堤防が決壊し大災害をもたらした阿久比町の被害は重傷 1 人全壊 1 戸半壊 3 戸床上浸水 182 戸床下浸水 152 戸であった阿久比町に災害救助法が適用され河川激甚災害対策特別緊急事業が行われた 51 災の様子破堤延長と被災延長河川名破堤延長 (m) 被災延長 (m) 前田川矢勝川昭和 51 年 9 月洪水による浸水区域 15

11 流域の沿革 (2/4) 境川 - 衣浦湾に面した地域では江戸時代の初めから干拓事業が行われた右図は干拓地埋立地の分布とその造成年代を示したものである阿久比川十ヶ川の下流域は干拓地であることがわかる河口地形の変化 ( 資料 : 国土地理院地形図 ) ( 出典 : 半田市誌 ) 干拓地埋立地の造成年代 16

12 流域の沿革 (3/4) 十ヶ川の河口である半田運河 ( 港湾区域 ) は江戸を市場とする酒酢などの醸造業とその製品を運ぶ海運業で多くの人が集まり賑わい運河沿いには数多くの酒蔵が立ち並んでいた半田運河の護岸整備は黒い蔵という歴史的景観と調和した整備がなされている十ヶ川 ( 半田運河 ) と今も残る蔵のある風景は環境省のかおり風景 100 選にも選ばれている明治時代の半田界隈 ( 運河沿いに蔵が建ち並ぶ ) 船方橋より上流を望む ( 右岸側ミツカン第 3 工場 ) 新橋より下流を望む ( 右岸側中埜酒造第 2 工場 ) 船方橋より半田水門を望む半田運河 17

流域の沿革 (4/4) 従来より知多半島は平坦な地形と降雨特性から水源が乏しくため池を多数設置して水源確保につとめていたものの渇水が頻発していた昭和 22 年の干害により新しい農業用水路の声が高まり昭和 36 年 9 月に愛知用水が完成し安定した水の供給が受けられるようになったそれにより丘陵地にも水田を開発することが可能となり農業経営が多様化していった参考

13 流域の沿革 (4/4) 従来より知多半島は平坦な地形と降雨特性から水源が乏しくため池を多数設置して水源確保につとめていたものの渇水が頻発していた昭和 22 年の干害により新しい農業用水路の声が高まり昭和 36 年 9 月に愛知用水が完成し安定した水の供給が受けられるようになったそれにより丘陵地にも水田を開発することが可能となり農業経営が多様化していった参考愛知用水供給前の水利用について昭和 30 年ごろの知多半島のため池台帳 ( 愛知県農業用水課ため池台帳 ) によれば阿久比町半田市の貯水量 1 万 m3 以上のため池は下表のとおりであるまた昭和 22 年の干ばつにおいて知多半島の干害率は平均で 13.67% と記録され多数のため池によっても水源は不足していたとされた昭和 30 年ごろの阿久比町半田市の貯水量 1 万 m3 以上のため池阿久比町半田市合計箇所数 49 箇所 49 箇所 98 箇所有効貯水量万 m3 1,535.9 万 m3 2,069.9 万 m3 かんがい面積 399.6ha 697.4ha 1,097.0ha 出典 : 愛知県農業用水課ため池台帳愛知用水の概要 18

14 十ヶ流域の主な産業 (1/2) 半田市では古くから醸造業が栄え江戸時代には酒や酢木綿などが江戸大阪などに運ばれていた当時の名残として下流部には昔ながらの蔵が軒を並べている高度経済成長期に中京工業地帯の一部分として衣浦湾に面した地域に鉄鋼業など工場が立地するようになった流域の主な産業としては半田運河周辺における醸造業 ( 酢 ) 阿久比町における生花 ( 電照菊 ) の生産を挙げることができる赤レンガ等の歴史的な建築物や半田山車祭り等のイベントによる観光も見られる観光 ( 花かつみ園 ) 写真は阿久比町 HPより知多市東浦町観光 ( 矢勝川沿いの堤の彼岸花 ) 写真は半田市 HPより生花 ( 菊 ) 栽培 ( 阿久比町みんなの菊花展 ) 写真は阿久比町 HPより常滑市草木川阿久比町前田川川阿福山川久比川観光 ( 半田赤レンガ建物 ) ( 旧カブトビール工場 ) 写真は半田市 HPより矢勝川観光半田山車祭り写真は半田市 HPより醸造業観光 ( 半田運河の蔵の景観 ) 写真は半田市 HPより半田市阿久比川流域主要産業位置図 19

15 流域の主な産業 (2/2) 産業中分類別の製造品出荷額をみると愛知県全体に比べ鉄鋼窯業土石金属製品の比率が高い全県阿久比町半田市全県阿久比町半田市サービス業 19% 複合サービス事業教育, 学習支援業 4% 医療, 福祉 5% 公務 0% 農林漁業 0% 建設業 8% 製造業 13% 電気ガス熱供給水道業 0% 情報通信業運輸業 2% サービス業 18% 複合サービス事業教育, 学習支援業 4% 医療, 福祉 6% 公務農林漁業 0% 建設業 9% 製造業 13% 電気ガス熱供給水道業 0% 情報通信業運輸業 3% サービス業 15% 複合サービス事業教育, 学習支援業 4% 医療, 福祉 7% 公務 2% 農林漁業 0% 建設業 6% 製造業 26% 公務サービス業 2% 12% 複合サービス事業教育, 学習支援業 4% 医療, 福祉 8% 農林漁業 0% 建設業 7% 製造業 29% 飲食店, 宿泊業 15% 不動産業 4% 金融保険業卸売小売業 27% 飲食店, 宿泊業 12% 不動産業 5% 金融保険業卸売小売業 26% 飲食店, 宿泊業 8% 不動産業金融保険業 2% 卸売小売業 2 電気ガス熱供給水道業 0% 情報通信業 0% 運輸業 9% 電気ガス熱供給水道業 0% 情報通信業 2% 運輸業 5% 飲食店, 宿泊業 8% 不動産業金融保険業卸売小売業 18% 産業大分類別事業所数比 ( 平成 18 年度 ) 産業大分類別従業者数比 ( 平成 18 年度 ) 全県阿久比町半田市愛知県食料品繊維印刷化学石油石炭プラスチック窯業土石鉄鋼輸送機械阿久比川流域繊維食料品印刷化学石油石炭プラスチック窯業土石輸送機械金属製品はん用機械生産用機械業務用機械電子部品情報通信機械電気機械電気機械電子部品情報通信機械業務用機械生産用機械金属製品はん用機械産業中分類別製造品出荷額等 ( 平成 21 年度 ) 阿久比川十ヶ川流域 ( 流域の大部を占める阿久比町と半田市の合計とした ) 鉄鋼 20

16 流域の交通網知多半島の基幹交通網である知多半島道路名鉄河和線が南北に縦断し東西に主要地方道西尾知多線が横断する下流部には知多半島の東側沿岸部の基幹交通網となる JR 武豊線国道 247 号が横断するこれら交通機関の発達に伴って名古屋のベッドタウンとして住宅団地等の開発が進んでいる阿久比川十ヶ川流域の主要交通網図阿久比川上流部の拡大する団地 21

第 10 表産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額規模 5 人以上 TL 調査産業計年次及び月次平成 20 年 300, , ,080 48, , ,954 60, , ,246 32,505 平

第 10 表産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額規模 5 人以上 TL 調査産業計年次及び月次平成 20 年 300, , ,080 48, , ,954 60, , ,246 32,505 平第 10 表産業大中分類別, 性別, 常用労働者の1 人平均月間現金給与額 TL 調査産業計平成 20 年 300,392 252,116 233,080 48,276 374,753 313,954 60,799 206,751 174,246 32,505 平成 21 年 285,885 244,231 230,309 41,654 355,498 304,152 51,346 202,279