目 次 はじめに - 財政 という言葉をご存じですか? 1 1. 市町村財政のしくみは? 2 2. 収支 ( 資金繰り ) の健全度を測るポイントは? 夫婦の給与で生活費がまかなえているか ( 経常収支比率 ) 家計が赤字になっていないか ( 実質赤字比率 連結実質赤字比

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1 財政指標にみる あなたのまちの財政状況 平成 26(2014) 年度奈良県内市町村決算 わたしのまちは大丈夫? 財政指標ってなに? 奈良県地域振興部市町村振興課 平成 2 年 3 月

2 目 次 はじめに - 財政 という言葉をご存じですか? 1 1. 市町村財政のしくみは? 2 2. 収支 ( 資金繰り ) の健全度を測るポイントは? 夫婦の給与で生活費がまかなえているか ( 経常収支比率 ) 家計が赤字になっていないか ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 ) 借入れや保証の健全度を測るポイントは? 毎年のローン返済が重すぎないか ( 実質公債費比率 ) ローン残高や保証額は大きすぎないか ( 将来負担比率 ) 市町村税収の状況は? 財政状況が悪い市町村はどうなるの? 51

3 はじめに - 財政 という言葉をご存じですか? 市町村では 税金や借入金 ( 地方債 ) 等で資金を調達 ( 歳入 ) し その資金を住民の福祉や教育などのサービス 道路などの整備や地元産業の振興のために活用 ( 歳出 ) しています この一連の活動を広く 財政 と呼んでいます お住まいの市町村で公表されている 財政状況 をみれば どのように資金を集めて どのように使ったか また借入金の残高はどれくらいあるかなど その年の 経営成績 を知ることができます 小 中学校の管理 道路の建設 維持管理 保育サービス 福祉サービス 家庭ゴミの収集 財政状況を読みとくポイントは? 1 身近な視点で考える 家計 との比較市町村の 財政 を 皆さんにとってもっと身近な視点で考え 理解していただくために ここでは 財政 を 家計 にたとえていますので 家計の視点でやりくりがうまいかどうかをみてください 2 成績表 を比較する 過去の成績や他の市町村との比較お住まいの市町村の 財政状況 は その年のいわば 成績表 ですから 過去の財政状況や他の市町村の財政状況と比べることが肝心です ここでは 県内市町村の財政状況を比較しやすいように 重要なポイントを比率で表した 財政指標 を中心に説明していきます 1

4 1. 市町村財政のしくみは? 市町村財政における会計区分について 市町村では 福祉 教育 土木 上下水道 病院 国民健康保険 介護保険など様々な行政サービスを行うための経費を大きく2つの会計に分けて管理しています 3ページのグラフは 普通会計 と呼ばれる会計の決算で 福祉 教育 土木 衛生など 市町村の基本的な施策を行う会計である 一般会計 と 特定の事業を行う場合に 条例により一般会計と区分して経理する 特別会計 からなります また 上下水道 病院のように採算性のある事業や 国民健康保険事業などに適用される 公営事業会計 と呼ばれる会計があります 市町村の会計を家計にたとえると 次のように考えることができます 地方財政 家計にたとえると 普通会計 公営事業会計 一般会計特別会計 ( 普通会計に属するもの ) 例 : 貸付金特別会計用地先行取得特別会計公営企業会計 ( 水道 下水道 交通 病院など ) 収益事業会計 ( 競馬 競輪など ) 国民健康保険事業会計介護保険事業会計後期高齢者医療事業会計 夫婦の家計 親の家計 同 居 その他 2

5 市町村財政 ( 普通会計 ) における 1 年間の収入 支出 ( 歳入 歳出 ) について 下のグラフは 平成 26 年度の県内 39 市町村の普通会計決算を合計したものです 皆さんに納めていただく市町村税は 歳入の3 割以上を占めており 貴重な財源となっています 歳出は 割合の大きい順に扶助費 人件費 公債費となっています 扶助費は生活保護や子ども 高齢者 障害者等を援助する経費をいい 近年は増加傾向にあります 公債費は過去に国や銀行等から借り入れたお金の返済のことをいいます 市町村財政 ( 歳入 歳出 ) を家計 ( 収入 支出 ) にたとえると次のように考えることができます 市町村財政 ( 普通会計 ) 家計にたとえると 歳 入 市町村税 給料 地方譲与税 各種交付金給与ボーナス収普通交付税手当 ( 扶養 住宅 ) 地方交付税 特別交付税災害見舞金 ( 支援金 ) 基金繰入金貯蓄の取り崩し入 国 県支出金 使用料 手数料 諸収入等 その他臨時収入 市町村債 新たな借金 歳 出 人件費扶助費 物件費 維持修繕費補助費等 繰出金公債費普通建設事業費投資的経費災害復旧事業費積立金投資 出資金 貸付金 支 出 食費日々の医療費 光熱水費 修繕費等生活費親や子どもへの生活費の仕送り等ローンの返済家の購入 車の購入災害による家屋の修繕等貯蓄の積み立て株式投資等 3

6 県内各市町村の決算規模 ( 普通会計 ) 県内各市町村の平成 26 年度普通会計決算額をグラフで表すと以下のようになります 歳出決算額が県内市町村歳出決算額合計のおよそ1/4を占める奈良市をはじめ 歳出決算規模の大きい各市の決算状況が県内市町村全体の各種財政指標に与える影響は大きくなります ( 単位 : 百万円 ) 4

7 2. 収支 ( 資金繰り ) の健全度を測るポイントは? 家計と同じく 市町村財政でも健全度を測るためには 収支 ( 資金繰り ) と借入れに注目することが重要です まず 収支 ( 資金繰り ) では 1 給与 ( 経常的収入 ) で生活費 ( 経常的支出 ) がまかなえているか 2 会計が赤字になっていないかが重要です そこで 財政規模や会計制度が市町村ごとに異なりますので 基本的収入である夫婦の給与 ( 経常的収入 ) を基準にした 財政指標 で表すことで 比較がしやすくなります 収支の健全度を測るポイント! 市町村の各会計の決算額をみてもわかりづらい要因は 財政規模の大小 ( 例 : 奈良市と野迫川村 ) 会計区分のバラツキ ( 例 : 市町村独自の特別会計 ) 地域のニーズに応じた支出の重点化 ( 例 : 福祉 道路 教育等 ) そこで 財政指標 1( 経常収支比率 ) 2( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 ) を活用 財政規模や支出のバラツキがなくなる 全市町村の会計区分が統一される 1 給与で生活費がまかなえているか 経常収支比率 ( 夫婦 ) 2 赤字になっていないか 実質赤字比率 ( 夫婦 ) 連結実質赤字比率 ( 夫婦と親 ) P6~P21 へ P23~P27 へ 各財政指標の健全度を健康状態であらわすと 財政指標 健全 破たん 健康状態 健康自己管理 要治療 重症入院治療 重篤緊急集中治療 経常収支比率 実質赤字比率 ~ 連結実質赤字比率 ~ 5

8 2-1. 夫婦の給与で生活費がまかなえているか ( 経常収支比率 ) 夫婦の家計 ( 普通会計 ) が給与 ( 経常的収入 ) で日々の生活費 ( 経常的支出 ) をまかなえて いるかをみるための財政指標が 経常収支比率 です この比率が 100% を超えると臨時収 入や貯蓄の取り崩しが必要な状況であることがわかります 市町村財政 ( 普通会計 ) 家計にたとえると 歳 入 市町村税 経 給料 常 給 地方譲与税 各種交付金的給与ボーナス収与入収普通交付税手当 ( 扶養 住宅 ) 地方交付税 特別交付税 災害見舞金 ( 支援金 ) 基金繰入金国 県支出金 使用料 手数料 諸収入等 入 貯蓄の取り崩しその他臨時収入 市町村債 新たな借金 歳 出 人件費扶助費 物件費 維持修繕費補助費等 繰出金公債費普通建設事業費投資的経費災害復旧事業費積立金投資 出資金 貸付金 経常的支出 生日活々費の 支 出 食費日々の医療費 光熱水費 修繕費等生活費親や子どもへの生活費の仕送り等ローンの返済家の購入 車の購入災害による家屋の修繕等貯蓄の積み立て株式投資等 健康 経常収支比率が 100% を超えると重症です 指数 100% 重症 指標が 100 を下回るほど 生活にゆとりがある ( 行政サービスが充実 ) 車等の購入がしやすい ( 普通建設の拡充 ) 貯蓄がしやすい 無理な借入れをしなくてもよい ( 基金残高の増 借入残高の減 ) 指標が 100 を上回るほど 生活を切りつめる ( 行政サービスが縮小 ) 車等の購入を見送る ( 普通建設の縮小 ) 貯蓄を取り崩す 借入れをする必要が生じる ( 基金残高の減 借入残高の増 ) 6

9 県内市町村の経常収支比率の状況 平成 26 年度県内市町村平均 96.0% ( 全国平均 91.3%) 全国ワースト 4 位 ( 前年度と変動なし ) 対前年度比 2.7 ホ イント上昇 ( 全国平均は 1.1 ホ イント上昇 ) 経常収支比率の県内市町村平均 ( 加重平均 ) は 平成 18~20 年度決算では3 年連続全国ワースト1 位でした しかし 平成 21 年度決算では4 年ぶりに全国ワースト1 位から脱却 平成 22 年度決算では7 年ぶりに全国ワースト3から脱却しました 平成 26 年度決算では前年度と変動なく全国ワースト4 位で 対前年度比で2.7ポイント上昇しています 全国平均との差が拡大し 依然として全国平均を上回っていることから 県内市町村ではより一層の行財政改革に取り組んでいきます 7

10 各都道府県の経常収支比率 ( 市町村平均 ) の推移 平成 26 年度県内市町村平均は 96.0% となり 前年度より 2.7 ポイント上昇しました 全国順位は前年度と変動なくワースト 4 位でした ( 単位 :% 位) ワーストワーストワーストワーストワーストワースト 順位 H21 年度順位 H22 年度順位 H23 年度順位 H24 年度順位 H25 年度順位 H26 年度比率の増減 1 大阪府 大阪府 大阪府 大阪府 京都府 京都府 奈良県 京都府 宮城県 京都府 大阪府 大阪府 神奈川県 神奈川県 京都府 神奈川県 神奈川県 神奈川県 福岡県 奈良県 神奈川県 広島県 奈良県 奈良県 京都府 広島県 奈良県 奈良県 宮城県 和歌山県 兵庫県 福岡県 広島県 宮城県 広島県 宮城県 広島県 兵庫県 兵庫県 和歌山県 兵庫県 広島県 群馬県 東京都 山口県 福岡県 和歌山県 福岡県 山口県 宮城県 福岡県 千葉県 福岡県 山口県 和歌山県 千葉県 和歌山県 東京都 千葉県 千葉県 宮城県 愛知県 千葉県 山口県 山口県 兵庫県 千葉県 山口県 東京都 愛知県 東京都 大分県 石川県 石川県 愛知県 福井県 愛知県 埼玉県 大分県 大分県 大分県 大分県 群馬県 福井県 青森県 和歌山県 石川県 石川県 大分県 新潟県 鹿児島県 栃木県 青森県 兵庫県 埼玉県 群馬県 北海道 群馬県 島根県 群馬県 福井県 宮崎県 東京都 島根県 群馬県 埼玉県 石川県 鹿児島県 山形県 埼玉県 埼玉県 栃木県 新潟県 青森県 宮崎県 青森県 福井県 島根県 青森県 東京都 島根県 北海道 北海道 新潟県 島根県 石川県 滋賀県 秋田県 鹿児島県 宮崎県 栃木県 三重県 長崎県 長崎県 栃木県 青森県 高知県 高知県 熊本県 新潟県 長崎県 高知県 山形県 島根県 高知県 福井県 新潟県 三重県 三重県 栃木県 佐賀県 佐賀県 秋田県 長崎県 鹿児島県 佐賀県 埼玉県 宮崎県 山形県 鹿児島県 長崎県 山形県 福井県 山形県 熊本県 佐賀県 熊本県 熊本県 愛知県 三重県 高知県 山形県 佐賀県 北海道 岡山県 熊本県 宮崎県 岡山県 宮崎県 長崎県 秋田県 茨城県 三重県 熊本県 茨城県 秋田県 徳島県 高知県 佐賀県 北海道 岩手県 岩手県 栃木県 鹿児島県 岩手県 秋田県 北海道 茨城県 茨城県 岡山県 福島県 茨城県 秋田県 愛知県 新潟県 滋賀県 岡山県 滋賀県 岡山県 鳥取県 鳥取県 鳥取県 徳島県 愛媛県 鳥取県 滋賀県 岩手県 富山県 鳥取県 鳥取県 静岡県 岡山県 三重県 徳島県 茨城県 沖縄県 滋賀県 静岡県 愛媛県 香川県 滋賀県 徳島県 徳島県 香川県 沖縄県 沖縄県 愛媛県 富山県 富山県 愛媛県 福島県 愛媛県 富山県 岩手県 沖縄県 徳島県 富山県 静岡県 静岡県 静岡県 愛媛県 岐阜県 岐阜県 岩手県 岐阜県 香川県 福島県 富山県 香川県 岐阜県 香川県 岐阜県 香川県 沖縄県 長野県 福島県 沖縄県 福島県 岐阜県 福島県 山梨県 山梨県 長野県 長野県 山梨県 山梨県 静岡県 長野県 山梨県 山梨県 長野県 長野県 全国平均 91.8 全国平均 89.2 全国平均 90.3 全国平均 90.7 全国平均 90.2 全国平均 平成 26 年度各都道府県の経常収支比率 ( 市町村平均 ) を前年度と比較しグラフ化すると 次のページのとおりとなります また 近畿 2 府 4 県の経常収支比率 ( 市町村平均 ) の推移をグラフ化すると 10 ページのとおりとなります 8 8

11 各都道府県の経常収支比率 ( 市町村平均 ) の対前年度比較 平成 26 年度各都道府県の経常収支比率 ( 市町村平均 ) を前年度と比較しグラフ化すると 以下のとおりとなります 前年度と比較して上昇した団体は奈良県を含め 45 団体 低下した団体は東京都 愛知県の 2 団体のみでした 9

12 近畿 2 府 4 県の経常収支比率 ( 市町村平均 ) の推移 近畿 2 府 4 県のすべてで平成 26 年度経常収支比率 ( 市町村平均 ) は上昇し 奈良県 ( 市町村平均 ) の順位は 平成 22 年度以降 5 年連続で 4 位に推移しています 府県名 H21 経常収支比率 順位 H22 経常収支比率 順位 H23 経常収支比率 順位 経常収支比率 H24 H25 H26 順位 経常収支比率 順位 経常収支比率 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 参考 : 全国平均 順位 10

13 県内市町村の経常収支比率 ( 対前年度比較 ) 及び全国順位 県内市町村の経常収支比率及び全国順位を 平成 26 年度の数値が高い団体順に並べると以下のとおりとなります 全国平均以上 要治療 100% 以上 重症 の団体は 前年度より 4 団体増加し 26 団体です 要改善 良好 重症 100% 以上 要治療 全国平均以上 健康 全国平均未満 県内順位 市町村名 比率 (A) 全国順位比率 (B) 全国順位 ( 単位 :% 位 ) 桜 井 市 御 所 市 天 理 市 広 陵 町 奈 良 市 河 合 町 下 市 町 大和郡山市 吉 野 町 斑 鳩 町 五 條 市 明日香村 上 牧 町 宇 陀 市 黒 滝 村 橿 原 市 大和高田市 平 群 町 王 寺 町 東吉野村 高 取 町 田原本町 野迫川村 香 芝 市 安 堵 町 曽 爾 村 大 淀 町 三 宅 町 御 杖 村 天 川 村 葛 城 市 山 添 村 川 西 町 三 郷 町 十津川村 生 駒 市 川 上 村 上北山村 下北山村 県内市平均県内町村平均県平均全国平均 市区町村数 ( 注 ) 全国平均は加重平均であり 特別区は含まれていません 26 年度 25 年度 対前年度比率の増減 (A-B) 11

14 県内市町村の経常収支比率の推移 平成 26 年度経常収支比率が 100% 以上 ( 重症 ) の団体は 前年度より 1 団体増加し 3 団体となりました 一方 全国平均未満 ( 健康 ) の団体は 前年度より 4 団体減少し 13 団体となりました ( 単位 :%) 健康状態 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 要改善 良好 重症 100% 以上 要治療 全国平均以上 健康 全国平均未満 桜 井 市 桜 井 市 桜 井 市 天 理 市 御 所 市 桜 井 市 三 宅 町 天 理 市 6 6 天 理 市 6 桜 井 市 天 理 市 御 所 市 大和高田市 奈 良 市 5 黒 滝 村 3 河 合 町 下 市 町 天 理 市 101 御 所 市 大和高田市 5 2 奈 良 市 明日香村 5 桜 井 市 広 陵 町 6 河 合 町 河 合 町 5 1 河 合 町 6 奈 良 市 6 奈 良 市 5 奈 良 市 0 曽 爾 村 御 所 市 4 4 橿 原 市 6 1 下 市 町 6 6 明日香村 0 河 合 町 0 橿 原 市 6 三 宅 町 4 4 御 所 市 5 3 宇 陀 市 6 5 吉 野 町 0 下 市 町 宇 陀 市 5 橿 原 市 4 3 大和高田市 5 1 山 添 村 6 2 河 合 町 6 1 大和郡山市 2 王 寺 町 0 宇 陀 市 4 2 安 堵 町 4 御 所 市 6 0 平 群 町 5 6 吉 野 町 2 黒 滝 村 下北山村 4 0 王 寺 町 4 4 橿 原 市 5 5 斑 鳩 町 5 2 斑 鳩 町 0 奈 良 市 平 群 町 2 吉 野 町 3 吉 野 町 5 5 黒 滝 村 5 1 五 條 市 5 安 堵 町 安 堵 町 2 曽 爾 村 3 6 平 群 町 5 3 宇 陀 市 4 2 明日香村 2 天 理 市 5 黒 滝 村 2 4 平 群 町 3 5 斑 鳩 町 5 3 広 陵 町 4 2 上 牧 町 2 川 西 町 川 西 町 2 1 五 條 市 3 2 大和高田市 4 大和高田市 3 宇 陀 市 1 下北山村 6 3 曽 爾 村 2 0 三 宅 町 3 1 黒 滝 村 3 3 橿 原 市 3 黒 滝 村 6 5 生 駒 市 5 5 下 市 町 1 広 陵 町 3 1 広 陵 町 3 1 王 寺 町 3 6 橿 原 市 5 山 添 村 5 4 王 寺 町 1 5 宇 陀 市 2 王 寺 町 2 五 條 市 3 4 大和高田市 4 上 牧 町 5 2 斑 鳩 町 1 3 山 添 村 2 5 曽 爾 村 2 2 高 取 町 2 平 群 町 4 4 下 市 町 5 0 明日香村 1 3 生 駒 市 2 4 大和郡山市 2 1 上 牧 町 1 4 王 寺 町 4 4 大和郡山市 4 4 三 郷 町 0 斑 鳩 町 2 3 高 取 町 2 1 大和郡山市 1 0 東吉野村 4 3 田原本町 4 0 広 陵 町 0 3 下北山村 1 五 條 市 1 安 堵 町 0 5 高 取 町 3 5 広 陵 町 4 0 生 駒 市 0 2 下 市 町 1 6 安 堵 町 1 3 曽 爾 村 0 4 田原本町 3 0 東吉野村 3 1 山 添 村 大和郡山市 1 0 三 郷 町 1 0 東吉野村 野迫川村 2 3 斑 鳩 町 2 香 芝 市 4 明日香村 0 6 上 牧 町 田原本町 香 芝 市 1 五 條 市 2 5 上 牧 町 4 高 取 町 6 香 芝 市 大 淀 町 1 安 堵 町 1 香 芝 市 2 4 吉 野 町 野迫川村 4 東吉野村 山 添 村 0 曽 爾 村 1 3 平 群 町 2 3 御 杖 村 2 香 芝 市 0 田原本町 5 三 郷 町 大 淀 町 1 0 明日香村 2 3 大和郡山市 0 上 牧 町 生 駒 市 2 香 芝 市 三 宅 町 0 6 吉 野 町 2 0 田原本町 東吉野村 三 宅 町 6 御 杖 村 6 御 杖 村 6 高 取 町 1 1 野迫川村 5 田原本町 6 大 淀 町 2 三 宅 町 5 天 川 村 6 大 淀 町 6 上北山村 0 上北山村 5 葛 城 市 6 1 生 駒 市 5 葛 城 市 4 御 杖 村 4 東吉野村 6 4 大 淀 町 御 杖 村 6 0 葛 城 市 5 山 添 村 6 天 川 村 五 條 市 6 3 御 杖 村 天 川 村 1 川 西 町 3 3 川 西 町 4 野迫川村 5 高 取 町 6 3 三 郷 町 3 川 西 町 1 4 天 川 村 2 5 三 郷 町 2 葛 城 市 3 川 上 村 5 0 川 西 町 6 十津川村 1 0 下北山村 4 十津川村 6 三 郷 町 3 天 川 村 4 川 上 村 6 下北山村 0 4 川 上 村 3 生 駒 市 6 2 川 上 村 6 6 大 淀 町 3 天 川 村 4 川 上 村 十津川村 6 川 上 村 5 3 上北山村 5 5 葛 城 市 2 6 葛 城 市 2 2 野迫川村 6 野迫川村 6 2 上北山村 4 2 十津川村 4 十津川村 4 十津川村 上北山村 6 上北山村 0 3 下北山村 3 3 県平均 6 5 県平均 2 2 県平均 4 1 県平均 3 県平均 3 3 県平均 6 0 全国平均 1 全国平均 2 全国平均 0 3 全国平均 0 全国平均 0 2 全国平均 1 3 平成 26 年度県内市町村の経常収支比率について 市 町 村の区分毎に全国順位を算出し推移を分析すると 17~19 ページのとおりとなります 12 12

15 県内市町村の経常収支比率の対前年度比較 平成 26 年度経常収支比率が前年度と比較して低下した団体は 3 団体 上昇した団体は 36 団体です 野迫川村や上北山村などの上昇ポイントが特に大きくなっています 13

16 県内市町村の経常収支比率の健康診断表 平成 26 年度県内市町村の経常収支比率を全国平均を目安に 健康 と 要治療 に区分したうえ 前年度と比較して低下したのか 上昇したのかを整理すると以下のとおりとなります 要治療 領域に属する 26 団体のうち 平群町のみが前年度よりも低下し 野迫川村など 25 団体が前年度よりも上昇しました 健康 領域に属する 13 団体のうち 山添村と三郷町が前年度よりも低下し 上北山村など 11 団体が前年度よりも上昇しました 全国平均 (91.3) 以上 要治療 であるが前年度よりも低下 全国平均 (91.3) 未満 健康 でかつ前年度よりも低下 平群町 94.4 山添村 87.6 三郷町 ホ イント 1 団体 ( 前年度 11 団体 ) 低下 ホ イント ホ イント 2 団体 ( 前年度 9 団体 ) 要治療 でかつ前年度よりも上昇 上昇 健康 であるが前年度よりも上昇 ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント 野迫川村 92.3 大和郡山市 98.2 桜井市 上牧町 97.2 上北山村 84.2 十津川村 86.8 川上村 ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント 広陵町 東吉野村 五條市 97.5 香芝市 91.8 天川村 89.6 下北山村 83.3 川西町 ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント 田原本町 93.0 御所市 河合町 99.0 宇陀市 ホ イント +2.7 ホ イント +2.0 ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント 三宅町 葛城市 御杖村 89.6 斑鳩町 98.0 橿原市 95.9 奈良市 99.0 黒滝村 ホ イント +0.4 ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント 大淀町 91.0 生駒市 団体 ( 前年度 8 団体 ) 天理市 吉野町 安堵町 大和高田市 ホ イント ホ イント ホ イント ホ イント 曽爾村 91.3 王寺町 ホ イント 下市町 高取町 明日香村 団体 ( 前年度 11 団体 ) 健康 とは 経常収支比率が全国平均未満であることをいう 要治療 とは 経常収支比率が全国平均以上であることをいう 各項目の見方 市町村名 平成 25 年度経常収支比率 平成 26 年度経常収支比率 平成 26 年度経常収支比率 - 平成 25 年度経常収支比率 14

17 全国市区町村における県内市町村の経常収支比率の状況 平成 26 年度県内市町村の経常収支比率の全国順位をグラフ化すると 以下のとおりとなります 全国 1,741 団体と比較すると 桜井市 御所市 天理市などの順位が低く 下北山村 上北山村 川上村などの順位が高くなっています 15

18 県内市町村の経常収支比率の健康診断表 ( 全国順位の動向を追加 ) 平成 26 年度県内市町村の経常収支比率を全国平均を目安に 健康 と 要治療 に区分したうえ 前年度と比較した数値と全国順位の動向を整理すると以下のとおりとなります 要治療 領域に属する 26 団体のうち 平群町のみ数値が低下し 全国順位も上昇しました 一方 野迫川村など 25 団体で数値が前年度より上昇し このうち全国順位は曽爾村など 11 団体で上昇 野迫川村など 13 団体で低下しました (1 団体は変動なし ) 健康 領域に属する 13 団体のうち 山添村と三郷町で前年度より数値が低下し ともに全国順位も上昇しました 一方 上北山村など 11 団体で数値が前年度より上昇し このうち全国順位は生駒市のみ上昇し 天川村など 10 団体で低下しました 16

19 県内 12 市の経常収支比率の全国順位の推移 全国 770 市と比較した順位では 平成 26 年度は生駒市が 133 位で県内 12 市のうち最上位となりました 一方 県内 12 市のうち大和郡山市や香芝市など 7 市で 市における全国順位が低下しました また 県内 12 市のうち半数の 6 市が 市における全国順位で 700 位台と下位にあります 団体名 H22 H23 H24 H25 H26 経常収全国経常収全国経常収全国経常収全国経常収全国 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 奈 良 市 大和高田市 大和郡山市 天 理 市 橿 原 市 桜 井 市 五 條 市 御 所 市 生 駒 市 香 芝 市 葛 城 市 宇 陀 市 (H22は全国 767 市中の順位 ) (H23は全国 768 市中の順位 ) (H24は全国 769 市中の順位 ) (H25は全国 770 市中の順位 ) (H26は全国 770 市中の順位 ) 17

20 県内 15 町の経常収支比率の全国順位の推移 全国 745 町と比較した順位では 平成 26 年度は三郷町が 378 位で県内 15 町のうち最上位となりました 一方 県内 15 町のうち川西町や上牧町など 9 町で 町における全国順位が低下しました 団体名 H22 H23 H24 H25 H26 経常収全国経常収全国経常収全国経常収全国経常収全国 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 平 群 町 三 郷 町 斑 鳩 町 安 堵 町 川 西 町 三 宅 町 田 原 本 町 高 取 町 上 牧 町 王 寺 町 広 陵 町 河 合 町 吉 野 町 大 淀 町 下 市 町 (H22 は全国 757 町中の順位 ) (H23 は全国 748 町中の順位 ) (H24 は全国 746 市中の順位 ) (H25 は全国 746 町中の順位 ) (H26 は全国 745 町中の順位 ) 18

21 県内 12 村の経常収支比率の全国順位の推移 全国 183 村と比較した順位では 平成 26 年度は下北山村が 84 位で県内 12 村のうち最上位となりました 一方 県内 12 村のうち野迫川村や十津川村など 8 村で 村における全国順位が低下しました 団体名 H22 H23 H24 H25 H26 経常収全国経常収全国経常収全国経常収全国経常収全国 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 支比率 順位 山 添 村 曽 爾 村 御 杖 村 明 日 香村 黒 滝 村 天 川 村 野 迫 川 村 十 津 川村 下 北 山 村 上 北 山 村 川 上 村 東 吉 野 村 (H22 は全国 184 村中の順位 ) (H23 は全国 184 村中の順位 ) (H24 は全国 184 村中の順位 ) (H25 は全国 183 村中の順位 ) (H26 は全国 183 村中の順位 ) 19

22 財政規模が大きい県内市町村 ( 経常一般財源の上位 5 団体 ) の経常収支比率の全国順位の推移 平成 26 年度においては 財政規模の大きい団体 ( 平成 26 年度経常一般財源の上位 5 団体 ) のうち 生駒市のみ全国順位が上昇しましたが 他の 3 市の全国順位は低下しました ( 奈良市は順位変動なし ) このことから 財政規模の大きい団体は 県内市町村平均の数値の動向に強い影響を及ぼしていることがわかります 経常収支比率 全国順位 経常収支比率 全国順位 経常収支比率 全国順位 経常収支比率 全国順位 経常収支比率 全国順位 経常収支比率 生駒市 香芝市 橿原市 大和郡山市 奈良市 県内市町村平均 6 H21 H22 H23 H24 H25 (46 位 ) 4 (44 位 ) H26 全国順位 (43 位 ) (43 位 ) (44 位 ) (44 位 ) 県内市町村平均の括弧内の順位は全国都道府県 ( 市町村平均 ) と比較した順位 20

23 県内市町村の経常収支比率の状況 ( 地図 ) 平成 26 年度県内市町村の経常収支比率を地図で表すと以下のとおりとなります 経常収支比率が 85% 未満の団体は前年度より 5 団体減少し 下北山村 上北山村の 2 団体となりました 21

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25 2-2. 家計が赤字になっていないか ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 ) 赤字については 1 夫婦の家計 ( 普通会計 ) と 2 家族全体の家計 ( 夫婦の家計と同居する親の家計の合算 ( 普通会計 + 公営事業会計 )) とで調べることが大切です 夫婦の家計が大丈夫でも 家族全体では大変なことになっているかもしれません この場合は 赤字の大きさがわかる実質赤字比率 ( 夫婦の赤字 = 普通会計 ) と 連結実質赤字比率 ( 家族の赤字 = 普通会計 + 公営事業会計 ) をそれぞれ他の家族 ( 市町村 ) の比率と比較すれば 家計の赤字が深刻な状況になっているかどうかがわかります 同居 夫婦の家計 ( 普通会計 ) 親の家計 ( 公営事業会計 ) 実質赤字比率 連結実質赤字比率 1 夫婦の家計の状況を調べるには? 実質赤字比率 夫婦の家計の赤字の大きさ ( 実質赤字比率 ) = 夫婦の家計 ( 総収入 - 総支出 )( 実質赤字額 ) 夫婦の給与 ( 標準財政規模 ) 歳 入 市町村財政 ( 普通会計 ) 家計にたとえると 市町村税 標準 給料 財地方譲与税 各種交付金給給与ボーナス政与収普通交付税規手当 ( 扶養 住宅 ) 地方交付税模総 特別交付税収災害見舞金 ( 支援金 ) 入 基金繰入金貯蓄の取り崩し入 国 県支出金 使用料 手数料 諸収入等 その他臨時収入 市町村債 新たな借金 歳 出 人件費扶助費 物件費 維持修繕費補助費等 繰出金公債費普通建設事業費投資的経費災害復旧事業費積立金投資 出資金 貸付金 総支出 支 出 食費日々の医療費 光熱水費 修繕費等生活費親や子どもへの生活費の仕送り等ローンの返済家の購入 車の購入災害による家屋の修繕等貯蓄の積み立て株式投資等 23

26 県内市町村の実質赤字比率の状況 平成 26 年度決算では赤字市町村はなし ( 全国もなし ) ( 参考 ) 地方公共団体財政健全化法に基づく 実質赤字比率 平成 26 年度決算では 重症 ( 早期健全化基準 ( ) 以上 ) になった団体はありません (P25) 財政健全化法に定める基準で 一定割合を超すと 財政健全化計画 を策定することになります 平成 23 年度決算において 総務省が決算統計データを公開している 1969 年度決算以降 初めて県内全市町村が黒字団体になりました 奈が良あ県る内団の体実の質推赤移字額 平成 21 年度大和高田市大和郡山市桜井市御所市平群町 平成 22 年度大和高田市大和郡山市御所市 平成 23 年度 赤字団体なし 平成 24 年度 赤字団体なし 平成 25 年度 赤字団体なし 平成 26 年度 赤字団体なし 率 (%) 健康状態 健全 健康 ( 自己管理 ) 実質赤字比率を健康状態であらわすと 赤字のホ ータ ーライン 0.0 健全度健全破たん 要治療 財政の早急な見直し ( 財政規模に応じて ) 11.25~15.00 重症 ( 入院治療 ) 財政破たん 重篤 ( 緊急集中治療 ) 24

27 県内市町村の実質赤字比率の状況 ( 対前年度比較 ) 平成 26 年度は前年度に引き続き 実質赤字がある団体はありません ( 単位 :%) 県内ワースト順位 市町村名 比率 (A) 26 年度 25 年度 早期健全化基準 比率 (B) 対前年度比率の増減 (A-B) 要改善 良好 健康 黒字 1 奈 良 市 大和郡山市 大 淀 町 宇 陀 市 河 合 町 五 條 市 桜 井 市 香 芝 市 平 群 町 川 西 町 下 北 山 村 王 寺 町 三 郷 町 上 牧 町 橿 原 市 野 迫 川 村 斑 鳩 町 葛 城 市 十 津 川 村 御 所 市 大和高田市 広 陵 町 黒 滝 村 天 理 市 吉 野 町 生 駒 市 下 市 町 曽 爾 村 三 宅 町 山 添 村 田 原 本 町 高 取 町 明 日 香 村 川 上 村 安 堵 町 御 杖 村 上 北 山 村 天 川 村 東 吉 野 村 比率は赤字団体が + 黒字団体が になります 25

28 2 家族全体の家計の状況を調べるには? 連結実質赤字比率 市町村財政 家計にたとえると 歳入 普通会計の歳入 標準財政規模 ( 市町村税 地方譲与税 各種交付金 普通交付税等 ) 公営事業会計の歳入 歳入の合算 収入 夫婦の収入 同居する親の収入 給与 収入の合算 歳出 普通会計の歳出 公営事業会計の歳出 歳出の合算 支出 夫婦の支出 同居する親の支出 支出の合算 県内市町村の連結実質赤字比率の状況 平成 26 年度決算では連結赤字市町村はなし ( 全国では 1 団体 ) 前年度においても 連結赤字市町村はありませんでした ( 全国25 6 団体 ) ( 参考 ) 地方公共団体財政健全化法に基づく 連結実質赤字比率 平成 26 年度決算では 重症 ( 早期健全化基準以上 ) 及び要治療 ( 赤字決算 ) になった団体はありません (P27) 連結実質赤字額がある団体数の推移は以下のとおりです 年度 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 全国 うち奈良県 大和高田市御所市 連結実質赤字比率を健康状態であらわすと 率 (%) 健全 赤字のホ ータ ーライン 0.0 財政の早急な見直し ( 財政規模に応じて ) 16.25~20.00 財政破たん 健全度健全破たん健康健康状態要治療重症重篤 ( 自己管理 ) ( 入院治療 ) ( 緊急集中治療 ) 26

29 県内市町村の連結実質赤字比率の状況 ( 対前年度比較 ) 平成 26 年度は前年度に引き続き 連結実質赤字がある団体はありません 要改善 良好 健康 黒字 県内ワースト順位 市町村名 比率 (A) 早期健全化基準 比率 (B) ( 単位 :%) 1 奈 良 市 斑 鳩 町 下 北 山 村 十 津 川 村 五 條 市 曽 爾 村 河 合 町 黒 滝 村 野 迫 川 村 山 添 村 御 所 市 平 群 町 宇 陀 市 下 市 町 桜 井 市 吉 野 町 川 西 町 橿 原 市 三 郷 町 御 杖 村 川 上 村 香 芝 市 大和高田市 天 川 村 上 牧 町 上 北 山 村 田 原 本 町 生 駒 市 三 宅 町 高 取 町 天 理 市 葛 城 市 大 淀 町 王 寺 町 安 堵 町 明 日 香 村 大和郡山市 広 陵 町 東 吉 野 村 比率は赤字団体が + 黒字団体が になります 26 年度 25 年度 対前年度比率の増減 (A-B) 27

30 28

31 3. 借入れや保証の健全度を測るポイントは? ここでは 3 毎年のローン返済 ( 公債費 ) が重すぎないか また 4 ローンの残高 ( 地方債 残高 ) や保証 ( 公社などへの債務保証 ) などの負債の総額が大きすぎないかがポイントにな ります ここでも比較のために 夫婦の給与を基準にしています 借入れの健全度を測るポイント! 市町村の各会計の決算額をみてもわかりづらい要因は 財政規模の大小( 例 : 奈良市と野迫川村 ) 一部事務組合への負担金に借入金の返済負担分が含まれている 公社や第 3セクターの負債の状況が分かりにくい等 そこで 財政指標 3( 実質公債費比率 ) 4( 将来負担比率 ) を活用 財政規模や支出のバラツキがなくなる 全市町村の会計区分が統一される 3 ローン返済は重すぎないか 実質公債費比率 ( 夫婦と親と子ども ) 4 ローン残高や保証額が大きすぎないか 将来負担比率 ( 夫婦と親と子どもと親類 ) P30~P37 へ P39~P46 へ 財政指標 健全 破たん 健康状態 健康自己管理 要治療 重症入院治療 重篤緊急集中治療 実質公債費比率 将来負担比率 29

32 3-1. 毎年のローン返済が重すぎないか ( 実質公債費比率 ) 夫婦と同居する親 ( 市町村の全ての会計 ) だけでなく 別居の子ども ( 一部事務組合等 ) にも借入れがある場合は 夫婦と同居する親のローン返済額 ( 公債費 ) と別居の子どもへの仕送りの一部 ( 一部事務組合等への負担金 ) が返済額全体となります 返済額の負担度合いを表す 実質公債費比率 が大きいほど ローン返済に困っていることになります 県内市町村の実質公債費比率の状況 平成 26 年度決算では重症 (25.0% 以上 ) の市町村はなし 全国26 1 団体 ( 25 1 団体 ) ( 参考 ) 地方公共団体財政健全化法に基づく 実質公債費比率 平成 26 年度決算では 早期健全化基準 (25.0%) 以上の団体はありません (P33) 全国平均 (8.0%) 以上 要治療 27 団体 ( 前年度と変動なし ) 実質公債費比率を健康状態であらわすと 率 (%) 健全 健全 のホ ータ ーライン 8.0( 全国平均 ) 財政の早急な見直し 25.0 財政破たん 健全度健全 健康状態 健康 ( 自己管理 ) 要治療 重症 ( 入院治療 ) 破たん重篤 ( 緊急集中治療 ) 30

33 各都道府県の実質公債費比率 ( 市町村平均 ) の推移 平成 26 年度県内市町村平均は 10.9% となり 前年度より 0.6 ポイント低下しました 全国順位は前年度より低下し ワースト 11 位でした ワースト順位 ワーストワースト H22 年度 H23 年度 H24 年度順位順位 ワースト順位 H25 年度 ワースト順位 H26 年度 ( 単位 :% 位 ) H26 H25 比率の増減 1 島根県 島根県 島根県 島根県 島根県 鳥取県 鳥取県 鳥取県 鳥取県 鳥取県 高知県 高知県 富山県 富山県 富山県 青森県 富山県 高知県 青森県 青森県 富山県 青森県 青森県 高知県 岩手県 秋田県 秋田県 岩手県 岩手県 高知県 岩手県 岩手県 秋田県 新潟県 新潟県 岡山県 岡山県 新潟県 秋田県 京都府 山形県 新潟県 岡山県 広島県 広島県 新潟県 石川県 広島県 岡山県 秋田県 石川県 奈良県 石川県 石川県 石川県 奈良県 広島県 奈良県 京都府 奈良県 山梨県 山形県 京都府 奈良県 和歌山県 滋賀県 山梨県 山梨県 宮城県 福井県 広島県 佐賀県 山形県 和歌山県 宮城県 佐賀県 京都府 佐賀県 福井県 岡山県 和歌山県 和歌山県 和歌山県 佐賀県 神奈川県 熊本県 滋賀県 宮城県 山形県 佐賀県 北海道 兵庫県 熊本県 山梨県 山形県 兵庫県 福岡県 福井県 熊本県 山梨県 福岡県 熊本県 兵庫県 山口県 熊本県 長崎県 宮城県 愛媛県 愛媛県 福岡県 山口県 山口県 福岡県 兵庫県 山口県 宮崎県 北海道 山口県 福岡県 愛媛県 宮城県 福井県 北海道 北海道 北海道 福島県 愛媛県 滋賀県 神奈川県 兵庫県 京都府 長崎県 静岡県 沖縄県 沖縄県 香川県 福島県 福島県 福島県 三重県 愛媛県 宮崎県 宮崎県 静岡県 宮崎県 福井県 静岡県 長崎県 宮崎県 静岡県 神奈川県 香川県 沖縄県 滋賀県 福島県 長野県 沖縄県 神奈川県 三重県 滋賀県 沖縄県 神奈川県 香川県 香川県 香川県 静岡県 長野県 三重県 鹿児島県 鹿児島県 三重県 三重県 茨城県 茨城県 茨城県 徳島県 鹿児島県 長野県 長崎県 徳島県 鹿児島県 茨城県 鹿児島県 徳島県 長崎県 茨城県 徳島県 徳島県 長野県 群馬県 大分県 大分県 大分県 大分県 大分県 群馬県 群馬県 群馬県 群馬県 千葉県 千葉県 千葉県 千葉県 千葉県 長野県 岐阜県 栃木県 栃木県 栃木県 大阪府 栃木県 岐阜県 岐阜県 大阪府 栃木県 埼玉県 大阪府 大阪府 岐阜県 愛知県 大阪府 埼玉県 愛知県 愛知県 岐阜県 愛知県 愛知県 埼玉県 埼玉県 埼玉県 東京都 東京都 東京都 東京都 東京都 全国平均 10.5 全国平均 9.9 全国平均 9.2 全国平均 8.6 全国平均

34 各都道府県の実質公債費比率 ( 市町村平均 ) の対前年度比較 平成 26 年度各都道府県の実質公債費比率 ( 市町村平均 ) を前年度と比較しグラフ化すると 以下のとおりとなります 県内市町村平均が 0.6 ポイント低下し 全国平均も 0.6 ポイント低下した結果 全国平均との差は変わらず 依然として全国平均を上回っています 32

35 県内市町村の実質公債費比率の状況 ( 対前年度比較 ) 及び全国順位 平成 26 年度実質公債費比率が前年度より低下した団体は 35 団体 上昇した団体は 2 団体 前年度と変動なしが 2 団体です ( 単位 :% 位 ) 要改善 良好 要治療 全国平均以上 健康 全国平均未満 県内順位 市町村名 26 年度 25 年度 対前年度 比率の増減 比率 (A) 全国順位比率 (B) 全国順位 (A-B) 39 香 芝 市 宇 陀 市 下 市 町 御 所 市 河 合 町 五 條 市 平 群 町 奈 良 市 上 牧 町 高 取 町 広 陵 町 曽 爾 村 大和高田市 東吉野村 大和郡山市 明日香村 天 理 市 山 添 村 野迫川村 桜 井 市 橿 原 市 天 川 村 御 杖 村 吉 野 町 上北山村 下北山村 王 寺 町 黒 滝 村 斑 鳩 町 葛 城 市 田原本町 大 淀 町 十津川村 川 西 町 安 堵 町 川 上 村 三 宅 町 生 駒 市 三 郷 町 全国平均 市区町村数 比率は 3 ヶ年の単年度比率を単純平均したものです

36 県内市町村の実質公債費比率の推移 平成 26 年度においても 25% 以上 ( 重症 ) の団体はありません また 全国平均未満 ( 健康 ) の団体数は前年度と変わらず 12 団体です ( 単位 :%) 健康状態 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 要改善 良好 要治療 全国平均以上 健康 全国平均未満 上 牧 町 23 香 芝 市 22 香 芝 市 2 3 香 芝 市 2 4 香 芝 市 香 芝 市 22 6 上 牧 町 2 宇 陀 市 6 宇 陀 市 宇 陀 市 御 所 市 22 4 曽 爾 村 5 山 添 村 6 下 市 町 6 6 下 市 町 6 宇 陀 市 2 宇 陀 市 4 曽 爾 村 6 五 條 市 6 5 御 所 市 5 6 山 添 村 2 6 御 所 市 河 合 町 6 御 所 市 5 河 合 町 5 5 曽 爾 村 2 6 山 添 村 明日香村 6 5 河 合 町 5 5 五 條 市 5 4 明日香村 下北山村 五 條 市 6 4 平 群 町 4 平 群 町 3 下北山村 河 合 町 上 牧 町 6 曽 爾 村 4 5 奈 良 市 3 3 川 西 町 明日香村 御 所 市 6 山 添 村 4 4 上 牧 町 3 2 東吉野村 五 條 市 6 3 下 市 町 5 高 取 町 3 高 取 町 2 6 広 陵 町 川 西 町 6 下北山村 5 4 明日香村 3 広 陵 町 2 3 河 合 町 東吉野村 5 平 群 町 4 4 上 牧 町 3 5 曽 爾 村 五 條 市 王 寺 町 5 高 取 町 4 2 奈 良 市 3 4 大和高田市 5 王 寺 町 6 広 陵 町 5 広 陵 町 4 広 陵 町 3 3 東吉野村 大和高田市 6 3 下 市 町 5 野迫川村 3 6 大和高田市 2 2 大和郡山市 下 市 町 6 3 野迫川村 5 3 奈 良 市 3 5 東吉野村 2 明日香村 野迫川村 5 大和高田市 4 東吉野村 3 4 下北山村 天 理 市 三 宅 町 5 高 取 町 4 6 大和高田市 3 2 野迫川村 5 山 添 村 3 高 取 町 4 奈 良 市 4 王 寺 町 3 2 天 理 市 野迫川村 上北山村 4 5 平 群 町 3 川 西 町 6 王 寺 町 桜 井 市 6 奈 良 市 4 上北山村 2 6 大和郡山市 大和郡山市 4 橿 原 市 2 御 杖 村 3 御 杖 村 2 4 吉 野 町 御 杖 村 天 川 村 黒 滝 村 3 吉 野 町 2 3 天 理 市 桜 井 市 御 杖 村 桜 井 市 3 3 天 川 村 御 杖 村 6 吉 野 町 吉 野 町 吉 野 町 2 5 桜 井 市 6 桜 井 市 5 橿 原 市 3 上北山村 6 天 川 村 2 5 黒 滝 村 6 天 川 村 4 天 川 村 3 下北山村 4 平 群 町 2 大和郡山市 5 上北山村 4 上北山村 6 王 寺 町 大和郡山市 三 宅 町 橿 原 市 黒 滝 村 2 黒 滝 村 2 葛 城 市 5 天 理 市 5 黒 滝 村 2 葛 城 市 5 斑 鳩 町 6 田原本町 4 葛 城 市 葛 城 市 6 田原本町 3 葛 城 市 6 5 安 堵 町 2 安 堵 町 田原本町 3 川 西 町 田原本町 6 5 橿 原 市 6 田原本町 安 堵 町 斑 鳩 町 大 淀 町 5 6 天 理 市 橿 原 市 大 淀 町 4 大 淀 町 6 十津川村 5 大 淀 町 川 上 村 4 斑 鳩 町 安 堵 町 5 5 川 西 町 3 川 上 村 6 大 淀 町 三 宅 町 十津川村 5 安 堵 町 3 3 三 郷 町 4 斑 鳩 町 4 川 上 村 川 上 村 5 川 上 村 3 3 斑 鳩 町 三 郷 町 6 十津川村 5 三 宅 町 4 三 宅 町 2 十津川村 十津川村 6 三 郷 町 5 生 駒 市 3 生 駒 市 生 駒 市 4 5 生 駒 市 4 生 駒 市 4 三 郷 町 3 4 三 郷 町 県 平 均 3 県 平 均 3 県 平 均 2 2 県 平 均 5 県 平 均 全国平均 5 全国平均 全国平均 2 全国平均 6 全国平均 34

37 県内市町村の実質公債費比率の対前年度比較 平成 26 年度県内市町村の実質公債費比率を前年度と比較しグラフ化すると 以下のとおりとなります 山添村 下北山村などの低下ポイントが特に大きくなっています 35

38 全国市区町村における県内市町村の実質公債費比率の状況 平成 26 年度県内市町村の実質公債費比率の全国順位をグラフ化すると 以下のとおりとなります 全国 1741 団体と比較すると 香芝市 宇陀市などの順位が低く 生駒市 三郷町 三宅町などの順位が高くなっています 36

39 県内市町村の実質公債費比率の状況 ( 地図 ) 平成 26 年度県内市町村の実質公債費比率を地図で表すと以下のとおりとなります 香芝市が 18% 以上と特に高く 生駒市 三郷町など 6 団体が 5% 未満と特に低くなっています 37

40 38

41 3-2. ローン残高や保証額は大きすぎないか ( 将来負担比率 ) 借入れや保証などのいわゆる負債総額としては 夫婦 ( 普通会計 ) と親 ( 公営事業会計 ) と別居の子ども ( 一部事務組合等 ) のローン残高 ( 地方債残高 ) に加え 親類 ( 市町村が出資する法人等 ) への債務保証額を合算することが必要です 負債の規模を表す 将来負担比率 が大きいほど 夫婦の家計 ( 普通会計 ) にとって苦しい状況が長く続くことがわかります 債務保証 仕送り 同居夫婦の家計 ( 普通会計 ) 親の家計 ( 公営事業会計 ) 別居子どもの家計 ( 一部事務組合 ) ローン残高 ( 普通会計 ) 借入金残高 ローン残高 ( 公営事業会計 ) 借入金残高 ローン残高 ( 一部事務組合 ) 借入金残高 将来負担比率ローン残高と債務保証額の合計 = 夫婦の給与 親類の家計 ( 公社など出資法人 ) 債務保証額 ( 公社など出資法人 ) 債務保証額 県内市町村の将来負担比率の状況 平成 26 年度県内市町村平均 93.7% 対前年度比 5.4 ホ イント低下 全国平均 % ( 参考 ) 地方公共団体財政健全化法に基づく 将来負担比率 平成 26 年度決算では 重症 ( 早期健全化基準以上 ) になった団体はありません (P42) 全国平均以上 ( 要治療 ) の県内市町村 18 団体 将来負担比率を健康状態であらわすと 率 (%) 健全 健全 のホ ータ ーライン 45.8( 全国平均 ) 財政の早急な見直し 健全度 健全 悪化 健康状態 健康 ( 自己管理 ) 要治療 重症 ( 入院治療 ) 39

42 各都道府県の将来負担比率 ( 市町村平均 ) の推移 平成 26 年度県内市町村平均は 93.7% となり 前年度より 5.4 ポイント低下しました 全国順位は前年度より低下し ワースト 7 位でした ( 単位 :% 位) ワーストワーストワーストワースト H26 H25 H23 年度 H24 年度 H25 年度 H26 年度順位順位順位順位比率の増減 1 京都府 京都府 京都府 京都府 島根県 島根県 島根県 島根県 広島県 広島県 広島県 広島県 富山県 富山県 神奈川県 富山県 神奈川県 神奈川県 富山県 神奈川県 青森県 青森県 新潟県 新潟県 奈良県 奈良県 青森県 奈良県 石川県 新潟県 奈良県 青森県 鳥取県 石川県 石川県 石川県 新潟県 鳥取県 鳥取県 鳥取県 兵庫県 秋田県 福岡県 秋田県 秋田県 福岡県 和歌山県 福岡県 福岡県 兵庫県 秋田県 和歌山県 岩手県 和歌山県 兵庫県 山形県 大阪府 大阪府 岩手県 兵庫県 和歌山県 岩手県 山形県 岩手県 宮城県 山形県 大阪府 熊本県 山形県 宮城県 宮城県 宮城県 北海道 北海道 熊本県 大阪府 高知県 岡山県 北海道 北海道 岡山県 熊本県 高知県 高知県 熊本県 高知県 岡山県 福井県 千葉県 山口県 千葉県 山口県 山口県 千葉県 山口県 千葉県 福井県 福井県 福井県 岡山県 愛知県 愛知県 愛知県 山梨県 愛媛県 沖縄県 沖縄県 愛知県 沖縄県 愛媛県 愛媛県 愛媛県 山梨県 山梨県 山梨県 沖縄県 静岡県 静岡県 茨城県 茨城県 宮崎県 香川県 静岡県 香川県 香川県 茨城県 香川県 宮崎県 茨城県 宮崎県 宮崎県 静岡県 福島県 三重県 群馬県 群馬県 三重県 鹿児島県 三重県 埼玉県 群馬県 長崎県 埼玉県 三重県 長崎県 群馬県 長崎県 長崎県 埼玉県 埼玉県 鹿児島県 鹿児島県 鹿児島県 福島県 佐賀県 佐賀県 滋賀県 佐賀県 大分県 滋賀県 佐賀県 大分県 滋賀県 大分県 大分県 滋賀県 福島県 栃木県 栃木県 栃木県 栃木県 福島県 徳島県 長野県 長野県 長野県 長野県 徳島県 徳島県 徳島県 岐阜県 東京都 - 46 東京都 - 46 東京都 東京都 - 46 岐阜県 - 46 岐阜県 - 46 岐阜県 - - 全国平均 69.2 全国平均 60.0 全国平均 51.0 全国平均 表中の - は 0.0 未満を示す 37 40

43 各都道府県の将来負担比率 ( 市町村平均 ) の対前年度比較 平成 26 年度各都道府県の将来負担比率 ( 市町村平均 ) を前年度と比較しグラフ化すると 以下のとおりとなります 県内市町村平均が 5.4 ポイント低下し 全国平均が 5.2 ポイント低下した結果 全国平均との差は縮小してきているものの 依然として全国平均を上回っています 41

44 県内市町村の将来負担比率の状況 ( 対前年度比較 ) 及び全国順位 平成 26 年度将来負担比率が前年度より低下した団体は 26 団体 上昇した団体は 13 団体でした また 将来負担比率がマイナス ( 将来負担額に対し 充当可能な財源が超過 ) の団体は 前年度と変わらず 14 団体でした ( 単位 :% 位 ) 要改善 良好 要治療 全国平均以上 健康 全国平均未満 県内順位 市町村名 26 年度 25 年度 対前年度 比率の増減 比率 (A) 全国順位 比率 (A) 全国順位 (A-B) 39 河 合 町 平 群 町 上 牧 町 奈 良 市 香 芝 市 宇 陀 市 御 所 市 高 取 町 五 條 市 下 市 町 天 理 市 大和郡山市 桜 井 市 橿 原 市 吉 野 町 大和高田市 葛 城 市 広 陵 町 明日香村 田原本町 東吉野村 斑 鳩 町 天 川 村 三 宅 町 野迫川村 安 堵 町 三 郷 町 川 西 町 曽 爾 村 大 淀 町 十津川村 山 添 村 黒 滝 村 生 駒 市 王 寺 町 上北山村 御 杖 村 下北山村 川 上 村 県内市町村平均全国平均 市区町村数 早期健全化基準は 350% です

45 県内市町村の将来負担比率の推移 平成 26 年度においては 全国平均未満 ( 健康 ) の団体は前年度より 1 団体増加し 21 団体となりました ( 単位 :%) 健康状態 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 要改善 良好 要治療 全国平均以上 健康 全国平均未満 河 合 町 河 合 町 河 合 町 河 合 町 河 合 町 上 牧 町 上 牧 町 平 群 町 平 群 町 平 群 町 香 芝 市 香 芝 市 上 牧 町 上 牧 町 上 牧 町 御 所 市 平 群 町 奈 良 市 奈 良 市 奈 良 市 平 群 町 奈 良 市 宇 陀 市 宇 陀 市 香 芝 市 奈 良 市 宇 陀 市 香 芝 市 香 芝 市 宇 陀 市 高 取 町 御 所 市 御 所 市 御 所 市 御 所 市 宇 陀 市 高 取 町 高 取 町 五 條 市 高 取 町 大和郡山市 五 條 市 五 條 市 高 取 町 五 條 市 五 條 市 大和郡山市 大和郡山市 下 市 町 下 市 町 広 陵 町 下 市 町 下 市 町 天 理 市 天 理 市 92.8 桜 井 市 広 陵 町 桜 井 市 大和郡山市 大和郡山市 90.7 大和高田市 大和高田市 天 理 市 桜 井 市 95.1 桜 井 市 88.1 下 市 町 桜 井 市 大和高田市 橿 原 市 94.2 橿 原 市 84.5 橿 原 市 橿 原 市 広 陵 町 97.0 大和高田市 80.1 吉 野 町 79.3 吉 野 町 96.7 天 理 市 橿 原 市 96.5 広 陵 町 73.9 大和高田市 70.0 天 理 市 95.1 吉 野 町 97.8 吉 野 町 89.7 吉 野 町 73.0 葛 城 市 60.1 三 宅 町 93.4 天 川 村 78.7 東吉野村 59.1 東吉野村 55.4 広 陵 町 57.0 東吉野村 85.6 葛 城 市 65.1 田原本町 51.8 葛 城 市 52.8 明日香村 45.3 葛 城 市 84.0 田原本町 63.2 葛 城 市 48.3 田原本町 44.3 田原本町 43.8 田原本町 66.3 東吉野村 62.5 明日香村 45.4 斑 鳩 町 32.2 東吉野村 43.8 明日香村 57.8 野迫川村 57.1 三 宅 町 41.6 明日香村 31.3 斑 鳩 町 37.4 天 川 村 56.8 明日香村 44.6 天 川 村 35.6 天 川 村 28.6 天 川 村 33.5 曽 爾 村 40.8 三 宅 町 39.4 斑 鳩 町 21.8 三 宅 町 23.8 三 宅 町 31.8 上北山村 37.1 斑 鳩 町 17.9 曽 爾 村 4.7 野迫川村 23.4 野迫川村 15.4 山 添 村 32.1 山 添 村 14.6 野迫川村 0.3 安 堵 町 0.7 安 堵 町 0.2 川 西 町 26.4 曽 爾 村 13.9 三 郷 町 5.6 黒 滝 村 14.4 三 郷 町 12.4 野迫川村 17.6 川 西 町 5.5 山 添 村 7.6 川 西 町 15.5 川 西 町 15.2 斑 鳩 町 15.2 上北山村 4.8 安 堵 町 9.4 曽 爾 村 21.2 曽 爾 村 36.0 王 寺 町 14.0 安 堵 町 1.4 川 西 町 14.3 大 淀 町 28.1 大 淀 町 41.1 黒 滝 村 9.6 王 寺 町 14.0 大 淀 町 27.0 三 郷 町 32.3 十津川村 46.3 三 郷 町 0.4 三 郷 町 16.1 上北山村 31.9 山 添 村 42.2 山 添 村 46.7 安 堵 町 6.8 大 淀 町 18.5 十津川村 32.7 十津川村 44.2 黒 滝 村 63.5 大 淀 町 10.0 十津川村 18.8 黒 滝 村 43.0 上北山村 63.1 生 駒 市 72.1 生 駒 市 31.5 黒 滝 村 21.4 王 寺 町 43.2 生 駒 市 63.6 王 寺 町 91.1 十津川村 33.3 生 駒 市 53.0 生 駒 市 64.5 王 寺 町 73.7 上北山村 93.7 御 杖 村 35.2 御 杖 村 63.0 御 杖 村 94.3 御 杖 村 御 杖 村 下北山村 69.3 下北山村 下北山村 下北山村 下北山村 川 上 村 川 上 村 川 上 村 川 上 村 川 上 村 県 平 均 県 平 均 県 平 均 県 平 均 99.1 県 平 均 93.7 全国平均 79.7 全国平均 69.2 全国平均 60.0 全国平均 51.0 全国平均

46 県内市町村の将来負担比率の対前年度比較 平成 26 年度県内市町村の将来負担比率を前年度と比較しグラフ化すると 以下のとおりとなります 黒滝村 下北山村などの低下ポイントが特に大きく 一方 三郷町 明日香村などの上昇ポイントが大きくなっています 44

47 全国市区町村における県内市町村の将来負担比率の状況 平成 26 年度県内市町村の将来負担比率の全国順位をグラフ化すると 以下のとおりとなります 川上村 下北山村 御杖村などの順位が高く 河合町 平群町 上牧町などの順位が低くなっています 45

48 県内市町村の将来負担比率の状況 ( 地図 ) 平成 26 年度県内市町村の将来負担比率を地図で表すと以下のとおりとなります 河合町 平群町が 200% 以上と特に高く 川上村 下北山村など 21 団体が 50% 未満と低くなっています 46

49 4. 市町村税収の状況は? 平成 26 年度県内市町村平均徴収率 94.0% 対前年度比 0.7 ホ イント上昇 全国 % 徴収率 とは 収入額 : 実際に徴収した金額 を 調定額 : 徴収することを決定した金額 で割ったものです 県内市町村の市町村税収の状況をみるポイントとしては 市町村税の徴収率があります 財政状況を改善するためには 市町村税の徴収率を引き上げ 財源を確保することが重要です そのためには 資力がありながら税金を滞納する悪質な滞納者に対して 差押え等による毅然とした滞納処分を実施することが必要です 徴収率と差押件数の推移 現年課税分 徴収率の推移平成 26 年度の現年課税分の徴収率は98.8% で 前年度 98.7% より0.1ポイント上昇し 特に この5 年間は全国平均とは僅差で推移しています 現年課税分 : 調定した年度内の税金のことです 滞納繰越分 徴収率の推移 平成 26 年度の滞納繰越分の徴収率は 19.4% で 前年度 18.9% より 0.5 ポイント上昇しました 滞納繰越分 : 調定した年度で徴収しきれなかった税金のことです 47

50 県内市町村の税徴収率の推移 県内市町村平均徴収率は上昇傾向で推移しています 平成 26 年度においては 全国平均 決算 :94.9% 以上の団体は 前年度より 1 団体増加し 18 団体となりました 県内ワースト順位 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 全国平均 93.3% 全国平均 93.7% 全国平均 94.2% 全国平均 94.9% 全国平均 - % 県平均 91.5% 県平均 92.1% 県平均 92.8% 県平均 93.3% 県平均 94.0% [ 全国 :31/47 位 ] [ 全国 :30/47 位 ] [ 全国 :28/47 位 ] [ 全国 :31/47 位 ] [ 全国 :-/47 位 ] 全国平均との差 全国平均との差 全国平均との差 全国平均との差 全国平均との差 1.8ポイント 1.6ポイント 1.4ポイント 1.6ポイント - 市町村名 県内徴収率ワースト (%) 順位 市町村名 県内徴収率ワースト (%) 順位 市町村名 県内徴収率ワースト (%) 順位 市町村名 県内徴収率ワースト (%) 順位 市町村名 1 平群町 平群町 下市町 三郷町 三郷町 宇陀市 下市町 三郷町 上牧町 野迫川村 曽爾村 宇陀市 宇陀市 下市町 上牧町 大和高田市 三郷町 大和高田市 安堵町 御所市 生駒市 安堵町 生駒市 宇陀市 宇陀市 田原本町 生駒市 安堵町 大和高田市 生駒市 下市町 上牧町 上牧町 生駒市 天理市 御所市 大淀町 天理市 野迫川村 大和高田市 上牧町 大和高田市 天川村 天理市 大淀町 天理市 奈良市 大淀町 大淀町 奈良市 大淀町 天理市 奈良市 奈良市 安堵町 奈良市 御所市 野迫川村 御所市 下市町 五條市 曽爾村 御所市 曽爾村 大和郡山市 安堵町 田原本町 五條市 葛城市 葛城市 三郷町 五條市 曽爾村 大和郡山市 橿原市 東吉野村 天川村 香芝市 橿原市 天川村 桜井市 御杖村 田原本町 香芝市 曽爾村 香芝市 香芝市 大和郡山市 天川村 高取町 大和郡山市 橿原市 橿原市 五條市 十津川村 吉野町 葛城市 葛城市 田原本町 五條市 橿原市 大和郡山市 御杖村 十津川村 御杖村 葛城市 野迫川村 吉野町 御杖村 香芝市 天川村 吉野町 高取町 吉野町 田原本町 御杖村 東吉野村 十津川村 高取町 河合町 広陵町 桜井市 東吉野村 河合町 吉野町 高取町 高取町 広陵町 川上村 川上村 三宅町 広陵町 河合町 斑鳩町 斑鳩町 河合町 十津川村 桜井市 川西町 東吉野村 川西町 河合町 斑鳩町 広陵町 川西町 斑鳩町 川西町 川上村 東吉野村 広陵町 十津川村 斑鳩町 川西町 桜井市 桜井市 野迫川村 川上村 平群町 明日香村 明日香村 黒滝村 三宅町 明日香村 平群町 平群町 川上村 黒滝村 黒滝村 黒滝村 黒滝村 山添村 明日香村 三宅町 山添村 山添村 王寺町 上北山村 上北山村 下北山村 上北山村 明日香村 山添村 山添村 上北山村 下北山村 上北山村 王寺町 下北山村 三宅町 王寺町 下北山村 下北山村 王寺町 王寺町 三宅町 99.1 徴収率 (%) 出典: 地方財政状況調査 平成 26 年度の全国平均は 平成 28 年 3 月頃に総務省から公表予定のため 平成 26 年度は平成 25 年度の全国平均 (94.9%) により着色 県平均未満 全県国平平均均以未上満 全国平均以上

51 県内市町村の税徴収率の対前年度比較 平成 26 年度県内市町村の徴収率を前年度と比較しグラフ化すると 以下のとおりとなります 前年度より上昇した団体は 30 団体 低下した団体は 7 団体 変動なしが 2 団体です 49

52 県内市町村の税徴収率の状況 ( 地図 ) 平成 26 年度県内市町村の税徴収率を地図で表すと以下のとおりとなります 南部地域の市町村の徴収率に良い傾向が見受けられます 50

53 5. 財政状況が悪い市町村はどうなるの? 北海道夕張市の破綻を契機として 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が創設されました 財政指標のうち 健全化判断比率 について 早期健全化基準 以上となった市町村 ( ) は 早期に財政の健全化を図るため 財政健全化計画 を策定することになります 市町村はこの計画に基づき 収入 ( 歳入 ) の確保や支出 ( 歳出 ) の削減を図り 財政の健全化に努めることとなります 市町村の行政サービスは住民生活に特に密接しており 財政状況が悪くなると きめ細かな行政サービスができなくなるなど 日常生活にも影響が出てくる可能性があります 平成 20 年度決算において 御所市と上牧町が財政健全化団体となりました 上牧町は計画に基づいた行財政 改革の取組みの結果 平成 22 年度決算で財政健全化団体から脱却しました また 御所市も同様の取組みの 結果 平成 23 年度決算で財政健全化団体から脱却しました お住まいの市町村がこのような状況にならないようにするには 市町村の財政状況に関心をもつことが大切です 市町村が公開している財政情報についてぜひ関心をもって見てください 各市町村は 皆さんに分かりやすく情報を開示することを目的として 財政状況資料集 等を作成し ホームページで公表しています 同様に県でも県内市町村の財政状況について比較 分析を加えて公表し またこのパンフレットについてもホームページに掲載しています 奈良県市町村振興課 HP 市町村財政のページ URL : aa 51

54 あなたのまちの財政状況 ( 平成 26 年度決算 ) 平成 28 年 3 月奈良県地域振興部市町村振興課発行 奈良市登大路町 30 電話 : /FAX: