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1 平成 19 年 ( ネ ) 第 5721 号浜岡原子力発電所運転差止請求控訴事件 控訴人 長野栄一外 被控訴人中部電力株式会社 意見書 - 被控訴人平成 21 年 4 月 30 日付け証拠意見書に対する反論 年 5 月 7 日 ( 次回期日 5 月 8 日 ) 東京高等裁判所第 11 民事部御中 控訴人ら訴訟代理人 弁護士河合 弘之 同海渡雄一 同内山成樹 同青木秀樹 同栗山知 同望月賢司 同只野靖 1

2 1 この意見書の趣旨控訴人らは, 平成 21 年 4 月 22 日付け証拠申出書において, 原審の結審後における新知見の集積, 被控訴人中部電力による新指針に基づくSsの評価は未完であること等の詳細な理由を挙げて, 控訴人らの主張事実を立証するため, 石橋克彦氏及び立石雅昭氏の2 名の証拠調べを申し出た これに対して, 被控訴人は, 平成 21 年 4 月 30 日付け意見書において, 2 名の証人調べは不必要であるとの意見を述べた そこで, この意見書では, かかる被控訴人の意見には理由がないことを再反論として述べることとする 2 石橋克彦氏の証人調べの必要性 控訴人らは, 証拠申出書において, 石橋克彦氏の証人調べにより立証すべ きこととして次の事項を挙げた (1) 新耐震設計審査指針 ( 新指針 ) に基づき設定される浜岡原子力発電所の基準地震動 Ssについて, 中央防災会議モデルによる想定東海地震をSs 策定のための検討用地震とするだけでは, 不十分であること (2) 新指針におけるSs 策定過程での 不確かさの考慮 の意義 (3) Ssの策定において, アスペリティの位置を原発直下に想定し, 震源特性パラメータとすべきであること ( 不確かさの考慮とすることでは足りないこと ) (4) 想定東海地震の震源断層面の深さを浅く想定し, 震源特性パラメータとすべきであること ( 不確かさの考慮とすることでは足りないこと ) (5) 現時点においては, 震源断層面の深さについては証人石橋の見解が, むしろ学界の通説となっていること 2

3 (6) 御前崎海脚東部の断層帯の活動とプレート境界地震との同時活動など, より大きな地殻変動を起こす地震の可能性を想定し, これを検討用地震とすべきこと ( 不確かさの考慮とすることでは足りないこと ) (7) 2007 年新潟県中越沖地震の発生によってもたらされた新たな問題点と, これを浜岡原発の耐震安全性を判断する際に, どのように考慮すべきかについての, 証人の意見 ( 特に,Ssの策定と, 地震による地殻変動と原発敷地地盤の支持性能の劣化に関して ) 被控訴人は, 上記 (1) ないし (6) について, いずれも原審における証言及びこれを補充する陳述書においてその見解を述べているから, 改めて同氏を証人とする必要はないなどと主張する ( 被控訴人意見書 2 頁 ) しかし, 被控訴人がその証言内容を争わないのならばともかく, 原判決の中でもその証言が検討され, 当審でも全面的に争われている以上は, 原審での証言や陳述書で述べられていることが, 当該証人調べの必要性を否定する理由とならないことは明らかである そして, ここで最も強調されるべきは, 今回の証拠申し出は, 原審の結審後に発生した, ゆえに原判決では検討外であった, 新潟県中越沖地震による革命的な地震学の知見の発展を踏まえて申請されているという事実である 原審では, 石橋証人は, アスペリティの位置を直下に想定する必要があること, 震源断層面をより浅く想定する必要性があること, 超東海地震を考慮に入れるべきであることなどを証言した 今となっては自明のことであるが, 中越沖地震発生前の当時, 裁判所も被控訴人もその重要性を理解することができず, 原判決は, このような石橋証人の指摘した点は原発の安全性判断のために考慮する必要はないと明白かつ致命的な過ちを犯した 3

4 そして, 原判決後, 被控訴人は, アスペリティを原発直下に置く想定, 震源断層面をより浅くした想定を行う必要性を認め, 現実にそのような想定をした上での検討を実施するに至り,2007 年 12 月に保安院の審議会に報告した さらに, 御前崎海脚東部の断層帯の活動とプレート境界地震との同時活動の可能性を想定する必要があることを認め, そのシミュレーションも実施して,2008 年 4 月に審議会に報告したのである ただし, 当審での判断で必ず考慮されるべき事実として, 被控訴人は, 中央防災会議モデルを基本として, アスペリティを直下に置く想定, 震源断層をより浅くした想定及び御前崎海脚東部の断層帯との同時活動の想定については, その不確かさの検討として個別に議論しており, このようなシビアな想定が重なったケースは一切検討していない ( 応力降下量の切り下げなど断層モデルにおける計算過程でごまかしが行われていることも証拠申出書 6 頁で指摘したとおりである ) 基準地震動 Ss 策定のためにこのようなシビアな想定が極めて重要であることは, 石橋克彦氏の証言をもって立証されるべきことである このように, 地震学と原発の耐震設計の信頼性については革命的な進展が生じているのであり, これらの新知見によって, 震源断層面の深さ, アスペリティの位置, 通常の東海地震よりも地殻変動量の大きな地震の発生の可能性など従来の控訴人らの主張を立証するためには, 石橋克彦氏の証言は不可欠である その証言内容は, 原判決後の新事実 新知見を踏まえてなされる新たな証言であり, 原審における証言と全く重複するものではない 被控訴人は, 上記 (7) について, 石橋克彦氏の専門外であるから, 同氏に証言を求める事項ではないなどと述べる ( 被控訴人意見書 3 頁 ) が, 明らかな誤りである 石橋証人は, 新耐震設計審査指針を策定した際の原子力安全委員会耐震指 4

5 針検討分科会の委員であった そして, 中越沖地震の被害状況をふまえて新潟県が独自に設置 強化した 原子力発電所の安全管理に関する技術委員会 のもとの 地震, 地質 地盤に関する小委員会 の委員である 同小委員会は, 柏崎刈羽原子力発電所において中越沖地震に関連した地震, 地質 地盤に係る課題について, 専門的な検討を行うため に設けられたが, 証人石橋は毎回のように資料を提出するなどして同小委員会の議論に先導的に参加してきた 前述のとおり, 原審の口頭弁論終結後に発生した中越沖地震によって, 原発敷地直下の地下構造が基準地震動 Ss 策定のために極めて重要であることが明らかになり, 柏崎刈羽原発に類似した地下構造が推測されている浜岡原発について, 被控訴人自身が地下構造調査の必要性を認めて調査 解析している そして, 控訴人が, その結果が未だ検証されていないSsでは不十分であると主張しているのに対し, 被控訴人は十分であると反論し, 本件訴訟では極めて重要な争点となっている 地震による地殻変動と原発敷地地盤の支持性能の劣化 に関しては, 中越沖地震によって柏崎刈羽原発でも小規模ながら発現した このことは, 石橋克彦氏が新潟県小委員会で問題点を指摘して率先して議論してきたところであり, 浜岡原発においても, 地震動と並んで非常に懸念される問題である このような訴訟経過からすれば, 石橋克彦氏の立場が, (7)2007 年新潟県中越沖地震の発生によってもたらされた新たな問題点と, これを浜岡原発の耐震安全性を判断する際に, どのように考慮すべきかについての, 証人の意見 ( 特に,Ssの策定と, 地震による地殻変動と原発敷地地盤の支持性能の劣化に関して ) について証言をするのに適任であることは明らかである 3 立石雅昭氏の証人調べの必要性 5

6 控訴人らは, 証拠申出書において, 立石雅昭氏の証人調べにより立証すべ きこととして次の事項を挙げた (1) 浜岡原子力発電所周辺地域の地質構造 (2) 中越沖地震によって判明した, 原子力発電所の耐震安全性にかかわる地下構造によって地震動が増幅される機序 (3) その他, 同地震によって判明した事項, 鉛直地震動の問題 (4) 御前崎半島の完新世地殻変動と東海地震, 特に, 通常の東海 東南海を超える地殻変動を引き起こす地震が発生したこと この地震の地震像とその地震動についてどのような予測が可能か (5) 敷地内を横切っているH 系断層系の成因が十分に明らかにされていると言えないこと 被控訴人は, 上記 (1) ないし (4) について, 立石雅昭氏の専門外であるとか, 御前崎台地の隆起がどの程度の規模でどの範囲で発生したものであるか, 及びそのような局地的隆起を発生させる断層の活動によって強震動が発生するかどうかに係る知見は, 現時点では確立されていない から, 同氏に証言を求める事項ではないなどと述べる ( 被控訴人意見書 4 頁以下 ) しかしながら, 被控訴人は, すでに, 局地的隆起を発生させる断層の活動によって強震動が発生することを前提とした地震動評価を実施している 現時点では, 中央防災会議のモデルを基本モデルとした上で不確かさのレベルで考慮すれば足りるのか, それとも, 基本モデルそのものを変更する必要があるのかが争点なのである 証拠申出書でも述べたとおり, 立石雅昭氏は, 中越沖地震が発生した地である新潟大学理学部で地質学を専攻する専門家であり, 広く, 日本各地の新生代層に関する調査研究を進めてきた 静岡県下の富士川流域から御前崎半 6

7 島周辺にかけても調査経歴を有し, 浜岡原発周辺の地質層序と地質構造についても十分な知見を有するものである 中越沖地震後には被災地の調査とともに, 地下地質構造の探査などにも当初から関わっている そうした経歴を踏まえ, 新潟県が昨年 2 月, 前記 原子力発電所の安全管理に関する技術委員会 を拡充するに際して, 原子力発電所の耐震安全性を高める視点から, その地質学的知見を反映させるために委員として就任要請されてこれを受諾し, かつ, 同委員会のもとに設置された 地震, 地質 地盤に関する小委員会 の委員も兼務している 中越沖地震においては, 耐震設計の想定を遥かに超える地震動が生じた これを教訓として, 震源想定の不確かさ, 地下構造による増幅が浜岡で再現されることはないのかなどの点については, まさに上記各検討委員会で新事実, 新知見をもって解明に尽力してきた立石雅昭氏が適任である また, 御前崎台地の隆起に係る知見が確立されているかどうか自体, 証拠調べをもって明らかにされるべきことであり, むしろ, 知見が確立されていない分野であるからこそ, 専門家によりどの程度まで解明されているのか, 証人の証言をもって裁判所に認定されるべき事実である 被控訴人が意見書の中で論難する点は, いずれも, まさに立石雅昭氏に対する反対尋問の中で明らかにされるべきことであり, 証人尋問の必要性を左右する事柄ではない また, 被控訴人は, 上記 (5) について, 原審で十分な証拠調べが行われた事項であるとか, 原審においてH 断層系を含め本件原子力発電所の地盤に係る安全性に関する証人申請を行っていないから, 同氏に対する証人尋問は不要であると主張する ( 被控訴人意見書 5 頁 ) しかし, 控訴人らが立石雅昭氏によって,(5) 項に係わって立証しようとしているのは, 浜岡原子力発電所 3,4 号機の耐震安全性のバックチェック 7

8 に関する 耐震 構造設計小委員会地質 地盤 WG の会合で専門家から強い疑念が出され, 未だ見解の定かでない H 系断層の形成過程と形成時期について, 専門的見地からの証言を得ることを目的としたものである 控訴人らが立石雅昭氏によって立証しようとしている事項は,(5) を含め原審の口頭弁論終結後に生じた事項に基づいて新たに立証が必要となった事項ばかりである 石橋克彦氏と同様, 立石雅昭氏の証人尋問の申し出も, 原審の結審後に発生した, ゆえに原判決では検討外であった, 新潟県中越沖地震による革命的な地震学の知見の発展を踏まえてのものである そして, 原審で十分な証拠調べが行われたというが, その原審の判断が誤っていることが明らかになっている現在, 立石雅昭氏にH 断層系を含む地下構造と原子力発電所の耐震安全性の証言を求めることは, まったく正当なことである 4 結語以上の次第であるから, 控訴人らの申し出にかかる石橋克彦氏と立石雅昭氏の証人尋問は, 裁判所が判断をなすのに絶対不可欠のものである 以上 8

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