目 次 第 1 章不登校の定義と練馬区の不登校の状況 1 不登校の定義 2 過去 10 年間の不登校の状況と平成 27 年度の不登校児童生徒の状況 第 2 章これまでの不登校対策 1 不登校減少に向けた目標設定等 2 学校不適応児童生徒支援検討会と登校支援シート 3 心のふれあい相談員 4 ネリマフ

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1 練馬区教育委員会不登校対策方針 練馬区教育委員会不登校対策の理念 一人一人の状態に寄り添う一人一人の自立を助ける一人一人を人や社会につなげる 平成 29 年 4 月練馬区教育委員会

2 目 次 第 1 章不登校の定義と練馬区の不登校の状況 1 不登校の定義 2 過去 10 年間の不登校の状況と平成 27 年度の不登校児童生徒の状況 第 2 章これまでの不登校対策 1 不登校減少に向けた目標設定等 2 学校不適応児童生徒支援検討会と登校支援シート 3 心のふれあい相談員 4 ネリマフレンド 5 スクールソーシャルワーク事業 6 教員研修 7 適応指導教室事業 8 保護者支援 第 3 章不登校の実態と不登校対策の課題 課題 1 不登校児童生徒の要因および欠席の状況に応じた支援 課題 2 不登校児童生徒の的確な実態把握に基づく指導 課題 3 学年進行および進学時における切れ目のない支援 課題 4 不登校児童生徒に関わる支援者の質と量の確保 課題 5 不登校児童生徒を抱える家庭への支援 課題 6 適応指導教室の在り方の再検討 課題 7 新たな不登校を発生させないための指導 第 4 章練馬区教育委員会不登校対策の理念 12 第 5 章練馬区教育委員会不登校対策方針 1 未然防止 ~ 新たな不登校児童生徒を生まないために ~ 2 初期対応 ~ 登校渋り 遅刻 早退増加者を不登校にさせないために ~ 3 再登校支援 ~ 学校復帰につなげるために ~ 4 社会につながる支援 ~ 全欠席の児童生徒や家庭と連携できないケースのために ~ 第 6 章不登校対策検討 実施のスケジュール ( 予定 ) 参考不登校対策に関する国の動向 1 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 2 不登校対策に関する国の通知 ( 平成 4 年 ~ 平成 17 年 ) 3 不登校に関する実態調査 ~ 平成 18 年度不登校生徒に関する追跡調査報告書 4 不登校児童生徒への支援に関する最終報告 5 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律

3 第 1 章不登校の定義と練馬区の不登校の状況 1 不登校の定義 ( 文部科学省 ) 何らかの心理的 情緒的 身体的 あるいは社会的要因 背景により 児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にある者 ( ただし 病気や経済的理由による者を除く ) であり 連続又は断続して 30 日以上欠席した者 2 過去 10 年間の不登校の状況 図表 01 練馬区立小中学校における不登校者数の推移 ( 人 ) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 小学校中学校合計 小学校 中学校 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 02 東京都と練馬区の不登校児童生徒の出現率 (%) H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 東京都 練馬区 東京都 練馬区 平成 27 年度の不登校児童生徒数 (619 人 ) 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 03 不登校児童生徒数 ( 人 ) 人 435 人 小 1 小 2 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 平成 27 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 平成 27 年度の不登校児童生徒は 小学校 184 人 中学校 435 人 合計 619 人となっている 小学校第 1 学年から不登校児童がおり 中学校入学後に不登校が増加することが分かる 1

4 第 2 章これまでの不登校対策 1 不登校減少に向けた目標設定等 平成 16 年度の不登校の出現率が 小学校 0.37% 中学校 3.13% の状況を受け 平成 17 年度に策定した新長期計画 ( 平成 18 年度 ~ 平成 22 年度 ) の中で 今後 都の出現率を上回らないようにするとともに 区の出現率を半減する という目標を設定した 平成 24 年 5 月に策定した練馬区教育振興基本計画 ( 平成 24 年度 ~ 平成 33 年度 ) では 基本施策の第 3 章 教育環境の充実 第 1 節 教育相談の充実 において 適応指導教室の充実と適応指導教室の在り方について検討すること 登校支援に関わる研修の充実 登校支援シートを活用した組織的 継続的な支援 ネリマフレンドを活用した支援の充実を示している しかし 練馬区教育振興基本計画では 不登校減少に向けた数値目標の設定は行っていない 平成 28 年 2 月に策定した 練馬区教育 子育て大綱 では 重点施策 1 いじめ 不登校などへの対応 の中で いじめ 不登校等に対して 未然防止 早期発見 早期対応につながる有効的な取組を学校 教育委員会 関係機関が一体となって進めます と示している 2 学校不適応児童生徒支援検討会と登校支援シート 平成 18 年度に 学校不適応児童生徒支援検討会 ( 以下 検討会 という ) を設置した 検討会では 不登校の未然防止と登校支援のために 校内版シート と 小中連携版シート の2 種類の登校支援シートを開発した 校内版シート は 不登校児童生徒に対する組織的 継続的な支援のツールとして位置付けた また 学校と教育委員会との連携を強化するツールとしての活用も図った 1 年間を3 期に分け 各期の欠席日数が10 日以上となった児童生徒や年間の欠席日数が30 日以上と予測される児童生徒 適応指導教室に通室している児童生徒が対象である 小中連携版シート は 小学校第 6 学年時点で 校内版シート を作成している児童について 1 月末日までに作成の上 教育委員会に送付し 教育委員会から進学先の中学校に送付し 小中学校の連絡会や中学校での校内委員会での活用に生かすというものであった 登校支援シートは 平成 25 年度まで活用したものの 不登校児童生徒数の減少には至らず 作成 活用の効果を見直す観点から 現在は教育委員会から学校への作成を求めてはいない 3 心のふれあい相談員 平成 15 年度から 児童生徒の悩み 不安およびストレスなどを和らげるため 相談を受け話し相手になることを通して 児童生徒が心のゆとりをもって学校生活を送るための支援を目的とし 心のふれあい相談員 を段階的に全小中学校に配置した 平成 26 年度の学校教育支援センター開設に伴い 所管を教育指導課から移管するとともに 全小中学校に都費のスクールカウンセラーが配置されたことを受け スクールカウンセラーを補完する役割であることを明確にした 4 ネリマフレンド 平成 15 年度から 自宅にひきこもりがちな不登校傾向の児童生徒に対して 大学生等の支援を行う派遣相談員を家庭に派遣し 学校復帰に向けての支援を行うことを目的とした事業である 平成 26 年度の学校教育支援センター開設に伴い 所管を教育指導課から移管するとともに スクールソーシャルワーク事業の中に位置付けた また 資格要件により 階層化を行った 現在は スクールソーシャルワーク事業における支援方針に基づき スクールソーシャルワーカーの助言を受けながら活動を行っている 2

5 5 スクールソーシャルワーク事業 スクールソーシャルワーカーは いじめ 不登校 暴力行為 児童虐待など生徒指導上の課題に対応するため 教育分野に関する知識に加えて 社会福祉等の専門的な知識や経験を用いて児童生徒が置かれた様々な環境へ働きかけたり 関係機関等とのネットワークを活用したりして 問題を抱える児童生徒への支援を行う者である 平成 26 年度の学校教育支援センター開設に伴い スクールソーシャルワーク事業を開始した 平成 28 年 10 月現在 5 人のスクールソーシャルワーカーと 4 人の心理教育相談員で事業を展開している 6 教員研修 平成 28 年度は 教育指導課が所管する いじめ 不登校対応研修 学校教育支援センターが所管する 教育相談研修 登校支援研修 ソーシャルスキルトレーニング学校実施事業 ソーシャルスキルトレーニング実践研修 で不登校児童生徒への対応についての研修を実施した 7 適応指導教室事業 学校教育支援センターの前身である総合教育支援センターにおいて 昭和 63 年に中学生を対象とした トライ を開設した また 平成 4 年には 小学生を対象とした フリーマインド が体験活動を中心に開設し 現在に至っている 現在 フリーマインドでは 個別活動 ( 個別学習 ) 教科等を学ぶ集団活動 宿泊行事や料理活動 相談活動などを行っている トライでは 各学年別クラスでの教科 ( 集団 ) 学習 個人学習 スポーツ活動 遠足 料理教室 心理面談などの活動を行っている 平成 26 年度の学校教育支援センター開設に伴い 地理的条件や集団活動への困難さがある不登校児童生徒には 練馬や関に設置する教育相談室において 個別に適応指導を行ってきた さらに 平成 27 年度には 適応指導教室には通いたいが集団活動が苦手な不登校児童生徒のために 光が丘に個別適応指導教室を設置したり ひきこもり状態にある児童生徒や生活習慣の確立を第一に支援方針とする児童生徒に対して 居場所支援事業を実施したりするなど 事業の拡充を図っている なお 個別適応指導教室は主に練馬区立学校教育支援センター光が丘第一で 居場所支援事業は 特定非営利法人文化学習協同ネットワークに委託し 練馬区立学校教育支援センター光が丘第二で実施している また 平成 28 年度から文部科学省 フリースクール等で学ぶ不登校児童生徒への支援モデル事業 の委託を受け フリーマインドに登録したが通室していない児童について 臨床心理士等の心理教育相談員が家庭訪問等により状況を把握し 適応指導教室への通室や学校復帰に向けたアウトリーチ事業を展開している 8 保護者支援 学校教育支援センターでは 適応指導教室に登録する保護者に対して保護者会を開催している 開催回数は フリーマイントでは年 6 回 ( 隔月 ) トライでは年 3 回 ( 学期 1 回 ) となっている さらに 東京都教育委員会委託事業である 教育支援センター ( 適応指導教室 ) 等におけるサポート講座 を活用し 土日に実施する講座 子育て支援講座 等を実施している また 学校へ行かない子供への支援の在り方 や 子供のやる気を引き出すコミュニケーションのとり方 などの講演会を区報等で広く呼びかけ 平成 28 年度は 4 回実施した さらに 練馬区ホームページには 教育相談の案内を掲載し 区民が利用できるように案内を行っている また 区立学校に在籍する保護者に対して配布する教育便りも活用し 周知を図っているところである 3

6 第 3 章不登校の実態と不登校対策の課題 課題 1 不登校児童生徒の要因および欠席の状況に応じた支援 21% 39% 10% 3% 27% 図表 04 不登校の要因 学校における人間関係に課題を抱えている (10%) 遊び 非行の傾向がある (3%) 無気力の傾向がある (27%) 不安の傾向がある (39%) その他 (21%) (%) 平成 27 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 04から 不登校の要因は 不安傾向 (39%) 無気力傾向(27%) その他(21%) の順となっている なお その他 とは 本人や保護者と話をしても他に分類されたような傾向が見えず 理由がはっきりしないことである 何らかの不安 ( 不安傾向 ) や漠然とした理由 ( 無気力傾向 ) で登校できていない児童生徒が 不登校の約 63% を占めている 図表 05 不登校児童生徒の欠席の割合 小学校 0% 50% 100% 中学校 0% 50% 100% 全国 45.0% 55.0% 全国 60.9% 39.1% 東京都 61.0% 39.0% 東京都 81.4% 18.6% 練馬区 65.2% 34.8% 練馬区 77.2% 22.8% 90 日以上の欠席 90 日未満の欠席 平成 27 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 05から 不登校児童生徒の欠席日数が90 日以上を超えている割合は 小学校においては全国 東京都よりも高くなっている 一方 中学校においては 東京都と比較して4.2ポイント下回っているが 全国と比較すると高くなっていることが分かる 本区においては 不登校児童生徒の欠席が長期化している傾向にあると言える 不登校の状態になった児童生徒の欠席状況を長期化させないためにも 不登校の要因に基づき スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの専門的知見を生かしたチーム学校としての支援の在り方や 適応指導教室の活用 関係機関との連携の仕組みを構築について検討していく必要がある 4

7 課題 2 不登校児童生徒の的確な実態把握に基づく指導 平成 27 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 06 は 図表 04 不登校の要因 を分析したものである 不登校児童生徒は 家庭に係る状況 ( 約 35.4%) いじめを除く友人関係をめぐる問題 ( 約 23.7%) 学業の不振 ( 約 19.8%) の順で不登校になっている割合が高い しかし その実情は一人一人異なるため より詳細な要因および状況を把握する必要がある 図表 07 不登校児童生徒への指導の結果 校種 小学校 中学校 状況 年度 平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 1 指導の結果 登校できるようになった 48 人 62 人 57 人 72 人 112 人 75 人 児童生徒数 30.6% 35.2% 31.0% 17.6% 25.2% 17.2% 2 指導中の児童生徒数 いじめ いじめを除く友人関係をめぐる問題 教職員との関係をめぐる問題 学業の不振 進路に関わる不安 クラブ活動 部活動等への不適応 学校のきまり等をめぐる問題 入学 転編入学 進路時の不適応 家庭に係る状況 登校には至らないが 17 人 27 人 22 人 99 人 62 人 130 人 好ましい変化があった 10.8% 15.3% 11.9% 24.3% 14.1% 29.9% 変化がまだ見られない 93 人 87 人 105 人 237 人 265 人 230 人 58.6% 49.5% 57.1% 58.1% 60.4% 52.9% 計 158 人 176 人 184 人 408 人 439 人 435 人 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 07 から 指導の結果 登校できるようになった児童生徒は 平成 26 年度がやや高い割 合を示しているものの 平成 年度はほぼ同様の傾向にあることが分かる また 指導中であるが変化が見られない児童生徒が約 50%~60% の間で推移しており 指 導内容が対象となる不登校児童生徒や保護者の求めるものに合っていないこと 指導そのものが できていない状況であることが推測される 図表 06 不登校要因の分析 複数回答有 ( 人 ) 小学校 中学校 不登校になった要因 現状および将来への願い等の的確な実態把握に基づく支援方針の策定 ( 以下 アセスメント という ) を的確に実施できる人材の確保やアセスメントで活用できるシートの開発が必要であ る また 相談を受けたり指導したりすることのできる人材の確保が必要である 5

8 課題 3 学年進行および進学時における切れ目のない支援 150 図表 08 前年度の不登校の経験 ( 人 ) 小 2 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 継続 新規 平成 27 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 08は平成 27 年度の不登校児童生徒が前年度も不登校であったか 新たに不登校になったのかを学年別に示したものである ( 前年度不登校であった児童生徒は 継続 平成 27 年度から不登校になった児童生徒は 新規 と表記 ) 平成 27 年度不登校児童生徒の内 前年度も不登校であった者は 小学校で68 人 中学校で 288 人 合計で356 人となる これは 平成 27 年度不登校児童生徒の約 57.5% を占めていることになる 一方 不登校児童生徒のうち 約 42.5% が新たに不登校になっている 不登校の継続性については中学校入学後に高い割合を示し 特に中学校第 2 学年からは 不登校が継続している生徒が多いことが分かる 図表 09 6 月末日時点での不登校児童生徒数 ( 人 ) H26 H27 H28 小学校 中学校 ふれあい月間における不登校児童生徒調査( 練馬区 ) 図表 09は 6 月末日時点での不登校児童生徒数の3 年間における比較である 6 月は新年度が始まり 登校日が60 日弱の状況である この時点において 不登校児童生徒が平成 26 年度は176 人 平成 27 年度は268 人 平成 28 年度は296 人と増加しているのが分かる 切れ目のない支援を実施するためには アセスメントや支援状況を記 録するシートの開発とそのシートを校内委員会や関係機関で活用できる仕組み スクールソーシャルワーカーが継続して関与できる体制づくりが必要である また 高等学校への引継ぎの在り方についても検討が必 要である 6

9 課題 4 不登校児童生徒に関わる支援者の質と量の確保 図表 10 不登校児童生徒が相談 指導を受けた関係機関等 ( 複数回答有 ) ( 人 ) 校種 小学校 中学校 項目年度 平成 25 年度平成 26 年度 平成 27 年度 平成 25 年度平成 26 年度 平成 27 年度 1 適応指導教室 教育センター等の機関 ( 適応指導教室を除く ) 児童相談所 福祉事務所 保健所 精神福祉保健センター 病院 診療所 民間団体 民間施設 上記以外の施設 上記 1~7では相談 指導を受けていない 養護教諭による指導 スクールカウンセラー 心の教室相談員による相談 上記 9~10では相談 指導を受けていない 上記 1~7 9~10では相談 指導を受けていない 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査( 文部科学省 ) 図表 10は不登校児童生徒が相談 指導を受けた関係機関等である 1~7が学校外 9と10 は学校内の相談 指導の機関に大別することができる 不登校児童生徒が相談 指導を受けた実績で最も多いのは 学校内のスクールカウンセラーや 心の教育相談員 ( 本区においては 心の教育相談員を 心のふれあい相談員 を対象として回答 ) である そして 次に養護教諭となっている この件数については 年々増加していることが分 かる 学校外の機関等を見ると 最も多いのが 学校教育支援センターが所管する適応指導教室であ る 適応指導教室については 小学校では過去 3 年間 相談 指導を受けている児童生徒は増加 している また 中学校では 平成 26 年度から平成 27 年度への相談 指導が前年比 約 1. 6 倍となっている 一方 学校内外で相談 指導を受けていない不登校児童生徒は 平成 27 年度は減少傾向にあ るものの 平成 27 年度で見ると 学校外で350 人 学校内で211 人おり さらに どこに も相談 指導を受けていない児童生徒は91 人となっている 不登校児童生徒が不登校になる前に そして不登校の状態になった後 に 誰にも相談 指導を受けることができない状況をつくらないためには 支援を受けられる学校内外の相談体制を充実することと 支援者の質と量の確保が必要である また 早期に不安や悩みを発見できる仕組 みについても検討が必要である 7

10 課題 5 不登校児童生徒を抱える家庭への支援 図表 11 不登校児童生徒における要保護 準要保護の割合 0% 20% 40% 60% 80% 100% (%) 不登校児童生徒 14% 29% 57% 要保護準要保護保護を受けていない不登校数 平成 27 年度不登校児童 生徒調査 ( 練馬区 ) と要保護 準要保護児童生徒の名寄せ ( 練馬区 ) 区立小中学校に通学する児童生徒に対しては 生活保護 ( 以下 要保護 という ) それに準ずる準要保護の制度がある 平成 27 年度の要保護 準要保護の全児童生徒の割合は 約 21. 1% となっている 図表 11は 平成 27 年度に不登校児童生徒であったもののうち 要保護 準要保護の家庭の割合を示したものである 不登校児童生徒の家庭においては 約 43% が要保護 準要保護を受けており 全体の割合から見て高い状況にあると言える 図表 12 不登校児童生徒に対するスクールソーシャルワーカーの関与 ( 小学生 ) ( 中学生 ) ( 人 ) 平成 27 年度不登校児童 生徒調査 ( 練馬区 ) とスクールソーシャルワーク事業記録 ( 練馬区 ) 図表 12は 平成 27 年度の不登校児童生徒にスクールソーシャルワーカーがどの程度関わったのかを欠席日数別にまとめたものである 欠席日数の増加が多い児童生徒に対して スクールソーシャルワーカーへの派遣依頼が多いことが分かる これは 家庭に係る状況が不登校の要因分析において高い割合 ( 約 35.4%) を示していることと関係していると推測される 家庭に係る状況により不登校になっている児童生徒には スクールソ ーシャルワーカーを活用した継続的な支援と関係機関と連携した支援ができる体制を整えていく必要がある また 不登校児童生徒の保護者への支援も充実していく必要がある 8

11 課題 6 適応指導教室の在り方の再検討 図表 13 適応指導教室の利用状況 小学生 中学生 不登校児童生徒数 184 人 435 人 適応指導教室登録者数 62 人 165 人 登録率 約 33.7% 約 37.9% 分室での適応指導 0 人 2 人 個別適応指導 3 人 6 人 居場所支援事業 1 人 4 人 平成 27 年度適応指導教室登録記録 ( 練馬区 ) 図表 13は 平成 27 年度の練馬区立学校に在籍する不登校児童生徒の適応指導教室の利用状況についてである 適応指導教室は 原則として不登校の状態になった児童生徒が 本人 保護者の希望によって登録するものであり 登録日は個々によって異なるものである しかし 不登校児童生徒のうち 適応指導教室登録者が40% 以下であることから考えると 必ずしも利用率が高い状況とは言えない 図表 14 欠席日数別不登校者数と適応指導教室登録者 ( 小学生 : フリーマインド ) ( 中学生 : トライ ) ( 人 ) 平成 27 年度不登校児童 生徒調査 ( 練馬区 ) と適応指導教室出席状況 ( 練馬区 ) 図表 14は 欠席日数別に適応指導教室の登録者を示したものである なお 図表 13と図表 14の適応指導教室登録者数が一致しないのは 必ずしも不登校の定義に当てはまらず 欠席日数 30 日以下の児童生徒でも登録となっていることから生じるものである 図表 14からは 小学生対象のフリーマインド 中学生対象のトライとも 欠席日数が多いほど 登録者が多いことが分かる 特に中学生では その傾向が顕著に表れている また 欠席日数 80 日以下の児童生徒は 適応指導教室に登録するよりも学校に通えている日数があるため 登録者は少ない傾向にあると言える 欠席日数 161 日以上は ほとんど登校できていない児童生徒である 不登校児童生徒のうち 小学生では約 44% 中学生では50% が適応指導教室に登録していないことが分かる 9

12 出席率 種別 図表 15 適応指導教室の出席率 フリーマインド ( 小学生用 ) トライ ( 中学生用 ) 0% 30.6% 4.8% 1~ 19% 30.6% 49.1% 20~ 29% 14.5% 10.9% 30~ 39% 6.5% 9.1% 40~ 49% 4.8% 8.5% 50~ 59% 4.8% 4.2% 60~100% 8.1% 13.3% 適応指導教室出席状況( 練馬区 ) 図表 15は 適応指導教室に登録した児童生徒の出席率を示したものである フリーマインド トライとも年度途中に登録することを考えると 出席率が高いからといって必ずしも良好とは言えず また 図表 15は個々による通室の約束 ( 例えば週 1 回 1 時間の通室 ) を守っているかに基づいて算出しているため 出席率が高いから毎日通室しているというものではない 特に 出席率 0%~19% で見ると 小学生で61.2% 中学生では53.9% となる このような児童生徒が 学校と適応指導教室を併用していることも考えられるが 適応指導教室に登録したが 全く出席できていない児童生徒がいることが分かる 選ばれる 活用される適応指導教室として 指導内容 指導体制 設 置場所など 現在の運営状況を基に検討する必要がある また 適応指導教室などの公的機関に通えない児童生徒もいることを踏まえ IT 等を活用した自宅での学習機会の確保や民間団体や民間施設が運営する いわゆる フリースクール との連携も検討する必要がある 10

13 課題 7 新たな不登校を発生させないための指導 図表 16 不登校要因と不登校の経験 平成 27 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 平成 27 年度不登校児童 生徒調査 ( 練馬区 ) 図表 16は 平成 27 年度の不登校児童生徒のうち 不登校要因と不登校の経験の有無の関係を示したものである 新たに不登校となった児童生徒のうち 学校における人間関係に課題を抱えている が58% その他 が60% と他の項目に比べ 比較的高い割合を示していることが分かる 図表 17 欠席日数の内訳 ( 人 ) 小 1 小 2 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 90 日以上の欠席 90 日未満の欠席 平成 27 年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 文部科学省 ) 図表 17は 平成 27 年度不登校児童生徒のうち 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査で一つの基準となっている90 日を境に欠席の状況を学年別に示したものである 90 日未満の欠席者は 小学校で87 人 (34.8%) 中学校で141 人 (22.8%) となっている 特に欠席日数が増加する傾向は 小学校高学年以降であると言える 小学校高学年までの段階で 不登校を発生させないような取組や不登校でも比較的出席できている状況である児童生徒を学校につなげる取組が必要である 人間関係で悩み 不登校になる児童生徒がいる状況を踏まえ 新たな 不登校を発生させない観点から 望ましい人間関係を構築できる学校づくりに取組む必要がある また 学業不振で不登校にならないためにも補習等の実施により 学力保障を検討する必要がある さらに 児童生 徒の不安や悩みを早期に発見し 対応できる仕組みについても検討する必要がある 11

14 第 4 章練馬区教育委員会不登校対策の理念 不登校はどの児童生徒にも起こり得る状態である また 不登校に至った要因や不登校が継続している理由は一人一人異なり 不登校後の状況も様々である 不登校児童生徒の支援にあたっては 支援者が理念を共有し 児童生徒の将来を見据えることが重要である そこで 以下を練馬区教育委員会の不登校対策の理念と位置付ける 一人一人の状態に寄り添う一人一人の自立を助ける一人一人を人や社会につなげる 1 一人一人の状態に寄り添う 教育に携わる者であれば不登校児童生徒の現状を見たとき 何とかしてあげたいとの思いから 支援を講じようとする しかし 不登校児童生徒が 不登校に至った要因や現在の状態 将来への願いなどの的確なアセスメントなしに支援を講じることは 支援者の思いが優先され よい結果に導くことは難しい 不登校児童生徒に関わる支援者は 不登校への理解を深めるとともに 不登校児童生徒に対する的確なアセスメントおよび支援方針に基づき 現在の状態に寄り添いながら支援を講じていくことが大切である 2 一人一人の自立を助ける 9 年間の義務教育期間は その後の社会で過ごす人としての基礎を培う重要な時間である しかし 重要だからと言って 例えば全ての不登校児童生徒に対して 学校復帰ありきの支援を講じても 全てがよい結果につながるとは限らない 不登校児童生徒に関わる支援者は 不登校児童生徒の将来の自立を見据えて 今 何が必要かを本人 保護者と共有しながら支援を講じていくことが大切である 3 一人一人を人や社会につなげる 不登校であるという状態を不登校児童生徒がどのように捉えているかは 一人一人が異なる 例えば 登校したい思いはあるが登校できないことに負い目を感じている児童生徒もいる また 今は誰とも会いたくないから登校しないと思っている児童生徒もいる しかし どのような状態であれ 誰ともつながっていない状況をつくってしまっては 不登校児童生徒に孤独感を味わわせたり いざ社会に出ようとしたときにどのように人との関係を築いていけばよいのかという悩みを更に引き起こしたりする状況をつくってしまう 不登校児童生徒に関わる支援者は 不登校児童生徒が 義務教育期間を過ぎた後も社会の中で生きていくことを踏まえ 人や社会とつながっているという思いをもたせることができるような支援を講じていくことが大切である 不登校への支援は 不登校児童生徒に関わる支援者が本理念を十分に理解した上で 児童生徒 が不登校に至った要因や現状 将来への願いなどを的確に把握したうえで それに基づいて行う ことが重要である 12

15 第 5 章練馬区教育委員会不登校対策方針 不登校対策は 練馬区教育委員会不登校対策の理念 に基づき 不登校の実態と不登校対策の 課題を踏まえ 以下を不登校対策の方針とする なお 不登校児童生徒の要因 状態 欠席状況 関係機関との連携状況など 課題の 7 点につ いては相互に関連しているため 児童生徒の状態を柱とし 対策方針を講じることとする 課題 1 不登校児童生徒の要因および欠席の状況に応じた支援 課題 2 不登校児童生徒の的確な実態把握に基づく指導 課題 3 学年進行および進学時における切れ目のない支援 課題 4 不登校児童生徒に関わる支援者の質と量の確保 課題 5 不登校児童生徒を抱える家庭への支援 課題 6 適応指導教室の在り方の再検討 課題 7 新たな不登校を発生させないための指導 1 未然防止 ~ 新たな不登校児童生徒を生まないために ~ 課題 347 新たな不登校を発生させないために 人間関係形成力を高めるための授業プログラムを考案し 実践する 不登校児童生徒に関わる支援者の資質 能力の向上に向けた研修内容を再構築する 児童生徒の不安や悩みを早期に発見する仕組みや校内での情報共有を図るための校内委員会等の在り方について検討する 学業不振で不登校にならないよう 地域未来塾 を活用した基礎学力の定着の取組を強化する 2 初期対応 ~ 登校渋り 遅刻 早退増加者を不登校にさせないために ~ 課題 教育相談と初期対応を充実するための新たな職の設置について検討する スクールソーシャルワーカーを中核にした早期登校支援チームを設置する 児童生徒支援シート の開発と シートを活用した教育委員会への報告 確認 支援のシステムを開発する 3 再登校支援 ~ 学校復帰につなげるために ~ 課題 選ばれる 活用される適応指導教室の在り方について再検討する IT を活用した自宅学習のコンテンツと仕組みについて開発する フリースクールと教育委員会の連携会議を設置する 4 社会につながる支援 ~ 全欠席の児童生徒や家庭と連携できないケースのために ~ 課題 児童生徒支援シート のシステムを活用し 関係支援会議の中で現状を確認し 支援方針を立て 支援を実施する また 本人同意がとれなくても支援を行っていくためのチェックリストを開発する スクールソーシャルワーカーを現在の派遣依頼型から 訪問型に変更し 学齢期間の継続した本人および家庭支援を実施する 行頭についている記号は 以下のとおりとなる 新たに検討 実施の取組 教育委員会事務局が設置した会議体で検討すべき事項 教育委員会事務局が主体となり検討すべき事項 学校が主体となり改善すべき事項 ( 教育委員会事務局も関係する ) 13

16 1 未然防止 ~ 新たな不登校児童生徒を生まないために ~ 課題 347 新たな不登校を発生させないために 人間関係形成力を高めるための授業プログラムを考案し 実践する 不登校の要因の一つである 人間関係 を児童生徒自身がどのように築いていくか こ れは 児童生徒自身が 家庭 学校 地域の中で 生活を通じて 他者との関わりから培 っていくものである そこで 特別活動の学級活動において活用できる 人間関係形成力を高めるための授業 プログラムを本区独自に作成するための委員会を設置し 全小中学校での授業で活用して いく 不登校児童生徒に関わる支援者の資質 能力の向上に向けた研修内容を再構築する 不登校児童生徒に関わる支援者が 自らの経験値だけに頼る支援から脱却し 自らの資 質 能力を向上させていかなければ 不登校児童生徒を現在の状態よりもよりよい状態に つなげることは難しい そこで 現在 教育指導課や学校教育支援センターなど 複数の課にまたがり研修を実 施している不登校に関わる研修をテーマ 受講対象者等を踏まえて体系化し 教職員の不 登校対応に関する資質 能力の向上を図る また 研修を受講した教職員等がその内容を他の教職員にどのように還元していくのか についても検討する 児童生徒の不安や悩みを早期に発見する仕組みや校内での情報共有を図るための校内委員会の在り方等について検討する (1) 児童生徒の不安や悩みを早期に発見する仕組みについて検討する 児童生徒が不安や悩みを直接誰かに相談できればよいが 相談できないこともある 現 在実施している年間 3 回のいじめ発見のためのアンケート調査は いじめの早期発見に有 効であることが 過去数年の調査にわたり明らかである そこで いじめの早期発見のみならず 児童生徒が不安や悩みも記載できるような内容 に書式を変更し 定期的に児童生徒の心理的状態を把握できるようなアンケート調査用紙 を作成し 全校で実施する ( アンケート調査用紙は会議体で検討する ) 各学校では 年間 3 回の区立学校全体で取組むアンケート調査以外の月における 学校 独自の取組において 児童生徒の不安や悩みを把握する仕組みについて検討する (2) 校内での情報共有を図るための校内委員会等の在り方について検討する 各学校で実施している校内委員会や教育相談部会 ( 以下 校内委員会 という ) は 児童生徒の情報共有や支援方針の検討など 案件も多岐にわたっている しかし 会議時間の確保や会議回数の増加は現在の教育活動を踏まえると難しい状況にある そこで 各学校では校内委員会が形骸化することがないよう また 効率的 効果的に実施できるよう 他の会議との調整や精選により 時間の確保や実施方法などを検証する また 教育委員会は 各学校の校内委員会での取組を把握し 各学校の校内委員会の在り方について参考となるような情報提供を行っていく 14

17 学業不振で不登校にならないよう 地域未来塾 を活用した基礎学力の定着の取組を強化する 学業不振で不登校になる児童生徒がいる一方 他の要因で不登校になった児童生徒も 登校できない期間に勉強する機会が失われたり 生活習慣の中で学習する習慣が欠けたり するなどの状況もあり 学業不振や進路に係る不安が 不登校が継続する理由に加わるこ ともある また 不登校の状態から脱却し 再び登校できるようになった児童生徒に対して 登校 できなかった期間の学力を保障するために 抜き出し指導や放課後補習等を教職員が実施 しているが その活動にも限界がある そこで 平成 27 年度から実施している 地域未来塾 を活用した取組を強化する こ の取組により 学業不振で不登校となっている児童生徒を減少させるとともに 再登校で きるようになった児童生徒に対する基礎学力の定着を図っていく 地域未来塾 とは放課後 土 日曜日 長期休業日に 実施校の空き教室等で 大学生や教員 OB など地域住民 ( 以下 学習支援員 という ) の協力により個別指導や自習等による学習支援事業である 15

18 2 初期対応 ~ 登校渋り 遅刻 早退増加者を不登校にさせないために ~ 課題 教育相談と初期対応を充実するための新たな職の設置について検討する (1) 区独自のスクールカウンセラーの導入について検討する 不登校児童生徒に対するアセスメントの精度を高めることは その後の支援方針が明確 となり 支援者の役割も明確となる 特に 欠席日数が増加してきたり遅刻や早退が目立 つようになったりする段階で 的確なアセスメントを講じることは 児童生徒を不登校に させないことにつながっていく そこで チーム学校としての機能を高め 専門的知見からの相談機能を拡充するために 区独自のスクールカウンセラーの導入を検討する なお 現在 児童生徒の話し相手とし て導入している 心のふれあい相談員 は廃止する (2) 登校支援員の導入について検討する 各学校では 登校渋りの児童生徒や調査上不登校であるが週に数日は登校できている児 童生徒の支援の一つとして 別室登校を実施している 別室登校は保健室や教育相談室 学校図書館など学校ごとに状況は異なり また 指導する教職員も学校ごとの状況によっ て異なる しかし 毎朝家庭に迎えに行ったり 別室で不登校児童生徒に特化して勉強を 教えたりすることは 現在の学校の体制では難しい状況にある そこで 現在実施している 心のふれあい相談員 と ネリマフレンド を統合させ 不登校児童生徒への支援に特化した 登校支援員 の導入について検討する スクールソーシャルワーカーを中核にした早期登校支援チームを設置する 各学校では アセスメントにスクールカウンセラーが関わるが 早期に関係機関等につ なぐ必要性があるケースもある また スクールカウンセラーの予定が面談等で埋まって おり 必ずしも登校渋り等の段階でアセスメントに関われない状況もある そこで スクールソーシャルワーカーが登校渋り等の初期段階から関わり 欠席を長期 化させないために 早期登校支援チームを設置する 早期登校支援チームは 従来行って いる派遣依頼型の対応のみならず 地区担当のスクールソーシャルワーカーが学校訪問で 得た情報 また 各種調査の分析から必要と思われる場合に学校訪問し 登校渋り等の初 期段階から対応にあたる 児童生徒支援シート の開発と シートを活用した教育委員会への報告 確認 支援のシステムを開発する 不登校児童生徒の情報を学校と教育委員会が共有することは 早期の支援 継続した支 援の充実につながっていく そこで 文部科学省が作成した 児童生徒理解 教育支援シート を基に 区独自のシ ート ( 以下 児童生徒支援シート という ) を開発する また 児童生徒支援シート を活用した情報共有できる仕組みについても併せて検討する 16

19 3 再登校支援 ~ 学校復帰につなげるために ~ 課題 選ばれる 活用される適応指導教室の在り方について再検討する 適応指導教室は 不登校児童生徒が学校復帰を目指し 学校外で学び 体験し 相談できる場である しかし 登録率と出席率はあまり高い状況にあるとは言えない そこで 選ばれ 活用される適応指導教室であるために 指導内容 指導者の確保 設置地域と設置数 登録者へのアウトリーチ 居場所から適応指導教室への流れ 活用増加に向けた広報活動 を検討し さらなる充実を目指す また 再登校できるようになったが 学習への不安があり 学校内で実施する地域未来塾に通うことができない児童生徒に対して 学力保障をする仕組みについても検討する なお 検討した内容については 改善できるところから実行していく さらに 保護者支援の観点から 不登校で悩む保護者等に対する講演会や情報提供を引き続き行っていく IT を活用した自宅学習のコンテンツと仕組みについて開発する 別室登校も適応指導教室にも通室できない状況にある不登校の児童生徒に対しても 学齢期後の将来を見据え 基礎学力を身に付けさせることは重要である そこで 自宅にいても勉強できるようなインターネット環境を活用した自宅学習のコンテンツとその仕組みについて開発する また 各家庭が必ずしもインターネット環境が整備されているとは限らないことから ファクシミリや郵便等の活用についても同時に検討する なお 自宅学習を実施する児童生徒には 面談等を併せて実施することも検討する フリースクールと教育委員会の連携会議を設置する 不登校児童生徒の中には 適応指導教室には通えないが 民間団体や民間施設が運営するフリースクール等ならば通える児童生徒がいる 現在 各学校では 不登校児童生徒と保護者から得る情報により フリースクール等への登録や通室状況などを把握したり 保護者同意の上 直接 フリースクール等と連携したりしているところである しかし 具体的にどのような連携を図っていくのかについては 各学校に任せているところである そこで 教育委員会は民間団体や民間施設が運営するフリースクール等との連携会議を設置し 今後の取組に向けた検討を行っていく 17

20 4 社会につながる支援 ~ 全欠席の児童生徒や家庭と連携できないケースのために ~ 課題 ( 仮称 ) 児童生徒支援シート のシステムを活用し 関係支援会議の中で現状を確認し 支援方針を立て 支援を実施する また 本人同意がとれなくても支援を行っていくためのチェックリストを開発する (1) 関係者会議による支援の仕組みを構築する 現在 学校では 不登校児童生徒への支援に関して 学校教育支援センターや練馬子ど も家庭支援センター 福祉事務所や主任児童委員などと連携を取りながら進めているケー スがある また 関係機関等が不登校児童生徒ではなく その家庭と関わっているケース もある しかし 関係機関等がそれぞれに不登校児童生徒およびその家庭に関わっていたとして も 情報を共有し 同じ支援方針の下に支援にあたれているとは限らない場合もある そこで 関係者会議ができる仕組みを構築し その中で 児童生徒支援シート を活用 していく (2) 本人同意がとれなくても支援ができるチェックリストを開発する 不登校児童生徒への支援を関係機関等が連携して行いたくても 必ずしも本人 保護者 の同意がとれるとは限らない また 不登校児童生徒に学校が関わろうとしても 本人お よび保護者から拒否されるケースもある 支援にあたっては 学校と本人 保護者の関係 が崩れてしまったら 誰も支援ができない状態が生まれてしまう 不登校児童生徒の自立に向けては 不登校児童生徒本人や保護者の同意がとれなくても 支援できるための仕組みが必要である そこで 本人 保護者の同意がとれなくても支援できるチェックリストを開発し 関係 機関等との情報共有の在り方や関わり方について検討する スクールソーシャルワーカーを現在の派遣依頼型から 訪問型に変更し 学齢期間の継続した本人および家庭支援を実施する 現在のスクールソーシャルワーカー活用事業は 派遣依頼型 となっている 派遣依頼 型 であると 小学校から中学校への進学に際し スクールソーシャルワーカーの支援が 途切れるケースがある そこで スクールソーシャルワーカーを地区担当制にし 定期的に学校を訪問する 訪 問型 へと移行する そして 一度関与した不登校児童生徒の支援の状況 関係機関との 連携状況等を継続的に把握し 支援方針等の修正に生かしていく その際には 本人支援 のみならず 家庭への支援が必要な場合もあり 関係機関と連携した支援についても実施 する なお 訪問型 に移行しても 学校からの要請により派遣が必要な場合は 現在までと 同様に対応していく 18

21 第 6 章不登校対策検討 実施のスケジュール ( 予定 ) 検討期間実施期間 検討内容 時期 平成 28 年度 平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 人間関係形成授業プログラム 1 教員研修 未然防止 アンケート 校内委員会 地域未来塾 19 2 初期対応 3 再登支校援 4 つ社な会支がに援る 区独自スクールカウンセラー 登校支援員 SSWr 早期支援チーム 児童生徒支援シートの開発と活用 適応指導教室の在り方 IT 活用学習コンテンツの開発 フリースクールとの連携会議 関係機関との連携 チェックリストの開発 SSWr 訪問型への移行

22 ( 参考 ) 不登校対策に関する国の動向 1 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査 ( 不登校に関連して ) 本調査の目的は 生徒指導上の諸問題の現状を把握することにより 今後の施策の推進に資するものとする である 調査は毎年実施され 調査期日は前年度間となっている 本調査は 暴力行為 いじめ 出席停止 長期欠席 ( 不登校等 ) 自殺 教育相談 等から構成されている 不登校に関する調査の沿革を見ると 以下のような変遷があった 昭和 41 年から欠席 50 日以上の児童生徒を対象として実施 平成 3 年から欠席 30 日以上の児童生徒を対象として実施 平成 9 年から欠席 50 日以上の児童生徒対象を廃止し 欠席 30 日以上に統一して実施 平成 28 年 ( 平成 27 年度間の調査 ) から 学校基本調査における長期欠席 ( 不登校を含む ) に関する調査が廃止され 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する実態調査に一本化された 平成 27 年度の長期欠席 ( 不登校等 ) の調査の内容は 以下の 7 点である 長期欠席者の状況 不登校児童生徒の在籍学校数 不登校の要因 不登校児童生徒への指導結果状況 相談 指導等を受けた学校内外の機関等 自宅における IT 等を活用した学習活動を指導要録上出席扱いとした児童生徒数 都道府県教育委員会及び市町村教育委員会が設置する 教育支援センター ( 適応指導教室 ) の状況 2 不登校対策に関する国の通知 ( 平成 4 年 ~ 平成 17 年 ) (1) 登校拒否問題への対応について ( 平成 4 年 9 月 24 日付文初中第 330 号 ) 本通知は 平成 4 年 3 月 13 日に取りまとめた 登校拒否 ( 不登校 ) 問題について を踏まえ 文部省 ( 現 文部科学省 ) が 基本的な視点 学校 教育委員会の取組 関係機関との連携 について示したものである また 登校拒否児童生徒が学校外の公的機関 民間施設において相談 指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて 趣旨 出席扱いの要件 指導要録の様式等 の項目から示している 学校における取組の充実は 概ね以下のような内容である 2 学校における取組の充実 (1) 学校は 児童生徒にとって自己の存在感を実感でき精神的に安心していることのできる場所 心の居場所 -としての役割を果たすことが求められていること (2) 学校は 登校拒否の予防的対応を図るために 児童生徒一人一人の個性を尊重し 児童生徒の立場に立って人間味のある温かい指導が行えるよう指導の在り方や指導体制について絶えず検討を加え 次のような取組を行う必要があること 指導方法 指導体制の工夫 改善 たくましく生きていくことのできる力を養う 集団生活に適応するよう 学級活動等を工夫 適切な進路指導 児童生徒の立場に立った教育相談の充実 家庭や地域社会との協力関係の構築 (3) 学校においては 全教職員が登校拒否問題についてあらかじめ十分に理解し 認識を深め 個々の問題の対応に当たって一致協力して取り組むとともに 校内研修等を通じて教職員の意識の啓発と指導力の向上に努めること 20

23 (2) 登校拒否児童生徒が学校外の公的機関等に通所する場合の通学定期乗車券制度の適用について ( 平成 5 年 3 月 19 日付初中第 30 号 ) 本通知は 参考 2 の (1) の通知において 義務教育諸学校の登校拒否児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談 指導を受けるとき それが学校復帰を前提とし 本人の自立を助けるうえで有効 適切であると校長が判断する場合には その努力を学校として評価し 指導要録上出席扱いとすることができることとしたことを受けて 関係機関等と協議をした結果 概ね以下の内容で示されたものである 1 対象となる児童生徒 登校拒否問題への対応について に基づき 当該相談 指導を受けた日数を指導要録上出席扱いとすることができることとした者 2 内容 相談 指導を受ける公的機関等への通所のため 鉄道又は乗合バスに乗車する場合 通学定期乗車券が発売されること 3 通学定期乗車券の発売手続 在籍校の校長が 事業者の定めに基づき 必要な申請書の提出等の手続きを行う 4 実施期日 平成 5 年 4 月 1 日より実施 (3) 不登校への対応の在り方について ( 平成 15 年 5 月 16 日付文科初第 255 号 ) 平成 14 年 9 月に発足した 不登校問題に関する調査研究協力者会議 において 平成 15 年 3 月に 今後の不登校への対応の在り方について の報告を取りまとめた 報告においては 不登校に対応する上で持つべき基本的な姿勢として 1 不登校については 特定の子どもに特有の問題があることによって起こることではなく どの子どもにも起こりうることとしてとらえ 関係者は 当事者への理解を深める必要があること 同時に 不登校という状況が継続すること自体は 本人の進路や社会的自立のために望ましいことではなく その対策を検討する重要性について認識を持つ必要がある 2 不登校については その要因 背景が多様であることから 教育上の課題としてのみとらえて対応することが困難な場合があるが 一方で 児童生徒に対して教育が果たすことができる あるいは果たすべき役割が大きいことに着目し 学校や教育委員会関係者等が一層充実した指導や家庭への働きかけ等を行うことにより 不登校に対する取組の改善を図る必要がある という観点から提言がなされている 本通知は 参考 2 の (1) の通知を踏まえ 新たに取りまとめられた報告に基づき見直しを図り 不登校へ対応する上での留意点等について 概ね以下のようにまとめたものである 1 不登校に対する基本的な考え方 1 将来の社会的自立に向けた支援の視点 不登校の解決の目標は 児童生徒の将来的な社会的自立に向けて支援することである したがって 不登校を 心の問題 としてのみとらえるのではなく 進路の問題 としてとらえ 本人の進路形成に資するような指導 相談や学習支援 情報提供等の対応をする必要があること 2 連携ネットワークによる支援 3 将来の社会的自立のための学校教育の意義 役割 4 働きかけることや関わりを持つことの重要性 5 保護者の役割と家庭への支援 2 学校における取組の充実 (1) 児童生徒が不登校とならない 魅力あるよりよい学校づくりのための一般的取組 1 新学習指導要領のねらいの実現 2 開かれた学校づくり 3 きめ細かい教科指導の実施 4 学ぶ意欲を育む指導の充実 5 安心して通うことができる学校の実現 6 児童生徒の発達段階に応じたきめ細かい配慮 21

24 (2) きめ細かく柔軟な個別 具体的な取組 1 校内の指導体制及び教職員等の役割ア学校全体の指導体制の充実イコーディネーター的な不登校対応担当の役割の明確化ウ教員の資質向上エ養護教諭の役割オスクールカウンセラー等との連携協力 2 情報共有のための個別指導記録の作成 3 家庭への訪問等を通じた児童生徒や家庭への適切な働きかけ 4 不登校児童生徒の学習状況の把握と学習の評価の工夫 5 児童生徒の再登校に当たっての受入体制 6 児童生徒の立場に立った柔軟な学級替えや転校等の措置 3 教育委員会の取組の充実 (1) 不登校や長期欠席の早期の把握と対応 (2) 学校等の取組を支援するための教育条件等の整備 1 教員の資質向上 2 きめ細かな指導のための適切な人的措置 3 保健室や相談室等の整備 (3) 学校における指導等への支援 1 モデル的な個別指導記録の作成 2 転校のための柔軟な措置 (4) 適切な対応の見極め ( アセスメント ) 及びそのための支援体制づくり (5) 中学校卒業後の課題への対応 1 高等学校入学者選抜等の改善 2 高等学校における長期欠席 中途退学への取組の充実 3 中学校卒業後の就学 就労やひきこもり傾向のある青少年への支援 (6) 学校外の公的機関等の整備充実及び活用 1 教育支援センター ( いわゆる 適応指導教室 ) の整備充実やそのための指針づくり 2 教育センターや教育研究所等における教育相談機能の充実 3 社会教育施設の体験活動プログラムの積極的な活用 (7) 訪問型支援など保護者への支援の充実 (8) 官民の連携ネットワーク整備の推進 1 他部局との連携協力のための連絡調整 ( コーディネート ) 2 関係機関のネットワークづくりと不登校対策の中核的機能の整備充実 3 民間施設等との連携協力のための情報収集 提供等 ( 別記 ) 不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談 指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて 2 出席扱いの要件不登校児童生徒が学校外の施設において相談 指導を受けるとき 下記の要件を満たすとともに 当該施設への通所又は入所が学校への復帰を前提とし かつ 不登校児童生徒の自立を助けるうえで有効 適切であると判断される場合に 校長は指導要録上出席扱いとすることができる (1) 保護者と学校との間に十分な連携 協力関係が保たれていること (2) 当該施設は公的機関とするが 公的機関での指導の機会が得られない あるいは公的間に通うことが困難な場合で 本人や保護者の希望もあり適切と判断される場合は 民間の相談 指導施設も考慮されてよいこと (3) 当該施設に通所又は入所して相談 指導を受ける場合を前提とすること ( 別添 1) 教育支援センター ( 適応指導教室 ) 整備指針 ( 試案 ) 指針の定めるところに留意し 適切な支援を行わなければならない ( 趣旨 ) センターは 集団生活への適応 基礎学力の補充等のための相談 適応指導を行うことにより 学校復帰を支援し もって社会的自立に資することを基本とする ( 設置目的 ) ( 別添 2) 民間施設についてのガイドライン ( 試案 ) 民間施設で相談 指導を受ける際に 保護者や学校 教育委員会として留意すべき点を目安として示したもの 22

25 (4) 不登校児童生徒が自宅において IT 等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について ( 平成 17 年 7 月 6 日付 17 文科初第 437 号 ) 本通知の内容は 概ね以下のとおりである 1 趣旨不登校の児童生徒を支援するため 我が国の義務教育制度を前提としつつ 一定の要件を満たした上で 自宅において教育委員会 学校 学校外の公的機関又は民間事業者が提供する IT 等を活用した学習活動を行った場合 校長は 指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができることとする 2 出席扱い等の要件在籍校の校長は 下記の要件を満たすとともに その学習活動が学校への復帰に向けての取組であることを前提とし かつ 不登校児童生徒の自立を助けるうえで有効 適切であると判断する場合に 指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができる (1) 保護者と学校との間に十分な連携 協力関係が保たれていること (2) IT 等を活用した学習活動とは IT( インターネットや電子メール テレビを使った通信システムなど ) や郵送 ファクシミリなどを活用して提供される学習活動であること (3) 訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること 対面指導は 学習支援や将来の自立に向けた支援などが定期的かつ継続的に行われるものであること (4) 学習活動は 当該児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること 学習活動提供者が民間事業者の場合は 参考 2-(3) にある 民間施設についてのガイドライン ( 試案 ) を参考とし 当該児童生徒に適切かを判断すること (5) 校長は 対面指導や学習活動の状況等について十分に把握すること (6) 出席扱いとするのは 基本的に学校外の公的機関や民間施設において相談 指導を受けられないような場合に行う学習活動であり 対面指導が適切に行われていることを前提とすること (7) 学習活動の成果を評価に反映する場合には 学校が把握した当該学習の計画や内容がその学校の教育課程に照らし適切と判断される場合であること 実施に当たっては IT 等を活用した学習活動を出席扱いとすることが不登校状態の悪化につながることのないように留意するなど 記載されている留意事項を踏まえることが必要である (5) 学校教育法施行規則の一部を改正する省令の施行等について ( 平成 17 年 7 月 7 日付 17 文科初第 485 号 ) 本通知は 法の改正を受け 制定の趣旨 内容および留意事項について周知するためのものである 趣旨や内容等については 概ね以下のとおりである 第 1 趣旨不登校児童生徒等の実態に配慮した特別の教育課程を編成する必要があると認められる場合 特定の学校において教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成することができるようにするものであり 構造改革特別区域法 ( 平成 14 年法律第 189 号 ) 第 2 条第 3 項に規定する規制の特例措置である 不登校児童生徒等を対象とした学校設置に係る教育課程弾力化事業 を 同法の定めによらずに実施できることとするものであること 第 2 内容 1 学校教育法施行規則及び告示関係 (1) 学校生活への適応が困難であるため 相当の期間小学校等を欠席していると認められる児童生徒を対象として その実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育を実施する必要があると文部科学大臣が認める場合 教育課程の基準によらずに特別の教育課程を編成して教育を実施することができることとする 第 3 留意事項 1 不登校状態であるか否かは文部科学省の調査の定義が一つの参考となり得ると考えられるが 判断は 小学校等又は管理機関が行うこととし 断続的な不登校や不登校傾向も対象となり得る 他方 不登校児童生徒等以外は対象にはなり得ない 23

26 3 不登校に関する実態調査 ~ 平成 18 年度不登校生徒に関する追跡調査報告書 ~ 本調査は 平成 18 年度に不登校であった生徒の 5 年後の状況との追跡調査を平成 23 年度から調査研究会において 調査 分析し 報告書としてまとめたものである 平成 13 年に 平成 5 年度の不登校児童生徒への追跡調査を実施しており 一部比較調査となっている 1 調査概要 過去に不登校であった者のうち 平成 18 年度に中学校第 3 学年に在籍し 学校基本調査において不登校として計上された 41,043 人が対象 A 調査 : 調査対象者が在籍していた中学校に対する基礎的な調査 ( 回答数 :28,388 人 ) B 調査 : 調査対象者本人に対し 中学校在籍当時 中学校卒業後及び現在の状況等について 無記名のアンケート調査 ( 回答数 :1,604 人 調査対象数の 3.9% にあたる ) C 調査 : 調査対象者本人に対し アンケート調査内容をさらに掘り下げたインタビューによる調査 ( 回答数 :379 人 B 調査の 23.6% にあたる ) 2 調査結果の主な特徴 (1) 不登校の継続理由 無気力でなんとなく学校へ行かなかったため (43.6%) 身体の調子が悪いと感じたり ぼんやりとした不安があったため (42.9%) 嫌がらせやいじめをする生徒の存在や友人との人間関係のため (40.6%) 朝起きられないなど 生活リズムが乱れていたため (33.5%) 勉強についていけなかったため (26.9%) 学校に行かないことを悪く思わなかったため (25.1%) (2) 中学校 3 年生の時に受けていた主な支援 学校にいる相談員 ( スクールカウンセラー等 )(34.0%) 学校の先生 (29.5%) 病院 診療所 (24.1%) 学校の養護教諭 (23.6%) 教育支援センター ( 適応指導教室 )(19.7%) 民間施設 ( フリースクールなど )(8.8%) 何も利用しなかった (22.5%) (3) 不登校の傾向分析 不登校は 無気力型 遊び 非行型 人間関係型 複合型 その他型 に類型化できる 一旦欠席状態が長期化するとその回復が困難である傾向が示されている 学校を休み始めた時期と長期化した時期との間にタイムラグが生じていることから 一定の 潜在期間 を経て不登校になることが推測される 不登校のきっかけと不登校の継続理由 中学 3 年時にほしかった支援と現在必要とする支援との間の関連性は 非常に強い (4) 調査時現在までの進路 20 歳現在の就学 就業状況 就業のみ (34.5%) 就学のみ (27.8%) 就学 就業 (19.6%) 非就学 非就業 (18.1%) 中学校卒業後の高校進学状況 高校進学率 (85.1%) 高校中退率 (14.0%) 3 調査結果の分析 不登校生徒に対する支援体制が整ってきていることが伺える 前回調査 ( 平成 13 年度 ) と比較して 不登校経験者の高校進学率が大幅に増加 (65.3% 85.1%) するとともに 高校中退率も大幅に下がっており (37.9% 14.0%) 不登校経験に関わらず 勉強が続けられるようになっている状況を見ることができる 大学等への就学割合も向上 (8.5% 22.8%) 一方 就学 就業していない割合は減少 (22.8% 18.1%) している ( ) 内は ( 平成 13 年度 平成 23 年度 ) となっている インタビュー調査では 不登校によって勉強 友人 進路等でのマイナスがあったという意見の一方で 休んだことで今の自分がある 成長した 視野が広がった 出会いがあった 人に優しくなった など 不登校の経験を振り返りながら前向きに進んでいる様子も伺えた 24

27 4 不登校児童生徒への支援に関する最終報告 文部科学省では 平成 27 年 2 月に 不登校に関する調査研究協力者会議 を設置し 14 回にわたり審議を行ってきた 平成 28 年 7 月には 本会議において 不登校児童生徒への支援に関する最終報告 ~ 一人一人の多様な課題に対応した切れ目のない組織的な支援の推進 ~ を示した 本報告は 以下の 8 章から構成されている 第 1 章本協力者会議の基本姿勢第 2 章不登校の現状と実態第 3 章不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方第 4 章不登校児童生徒に対する支援における重点方策第 5 章学校等における取組第 6 章中学校卒業後の課題第 7 章教育委員会に求められる役割第 8 章国に求められる役割 第 3 章不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方 では 1 支援の視点 として 以下のように示している 教育関係者は不登校児童生徒一人一人の課題や立場に寄り添いつつ支援することの重要性を改めて認識する必要がある また 同章 2 学校教育の意義 役割 においては (1) 学校教育の責務 (2) 児童生徒の可能性を伸ばす取組 (3) 個別の児童生徒に応じたきめ細かな組織的 計画的支援 を項立てし 以下のように示している (1) 学校教育の責務 不登校児童生徒への支援の最終的な目標である児童生徒の将来の社会的自立を目指す上で 対人関係に係る能力や集団における社会性の育成などの 社会への橋渡し を図るとともに 学びへの意欲や学ぶ習慣を含む生涯を通じた学びの基礎となる力を育てる 学習支援 の視点が重要である 特に 義務教育段階の学校は 各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い また 国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的としており その役割は極めて大きい 学校 教育関係者は 全ての児童生徒が 学校に自己を発揮できる場があると感じ 自分と異なる多様な特性を受容し合えるような集団つくりを通して 楽しく 安心して通うことができるよう 学校教育の一層の充実のための取組を展開していくことが重要である 同時に 児童生徒が不登校となるきっかけには学校に起因するものもあることから その改善に向けて取り組むことが必要である (2) 児童生徒の可能性を伸ばす取組 学校になじめない児童生徒の社会的自立を支援する観点から 学校内外を通じた支援を充実することが必要である 既存の学校教育になじめない児童生徒については 学校としてどのように受け入れていくかを検討し なじめない要因の解消に努める必要がある 児童生徒の才能や能力に応じてそれぞれの可能性を伸ばせるよう 本人の希望を尊重した上で場合によっては 教育支援センターや不登校特例校 ICT を活用した学習支援 フリースクール 夜間中学での受入れなど様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行うことが考えられる 学習支援については 地域人材による学習支援 ( 地域未来塾 ) などを活用することも考えられる (3) 個別の児童生徒に応じたきめ細かな組織的 計画的支援 不登校児童生徒への支援については 個々の児童生徒ごとに不登校となったきっかけや不登校の継続理由が異なることから それらの要因を的確に把握し 個々の児童生徒に応じたきめ細やかな支援策を策定することや 社会的自立へ向けて進路の選択肢を広げる支援をすることが大切である そのためには 学校関係者や家庭 必要に応じて関係機関が情報を共有して 組織的 計画的に支援することが重要である 25

28 さらに 第 4 章不登校児童生徒に対する支援における重点方策 では 今後の不登校施策で重点的に取り組むべき方策として 以下の 3 点が必要であると考えると示している 困難を抱える児童生徒には 児童生徒理解 教育支援シート を作成するなど 個々の児童生徒に合った支援計画を策定し その児童生徒を支援する関係者により 組織的 計画的な支援を実施すること 学校での教育の実施を原則としつつ 特別な事情がある児童生徒には 児童生徒の特性に合った一人一人の学び方を尊重し 多様な教育環境を提供できるよう 教育委員会等において学習機会を保障すること 市区町村教育委員会における教育支援センターの整備を含めて 不登校児童生徒個々に応じた支援や学習機会を確保する体制を整備すること 本章で示す 組織的 計画的支援に活用するための 児童生徒理解 教育支援シート の試案は 不登校児童生徒および保護者のニーズ 出席の状況や関係機関との連携 また 支援の方針などを記載し 校種を超えて活用できるものとなっている 第 5 章学校等における取組 については 平成 15 年報告等について報告されたものを 時代の変化とともに新たに付加すべき点等を踏まえつつ 改めて取りまとめたものである 本章は 大きく 4 つの項立てとなっている 1 不登校が生じないような学校づくり等 (1) 魅力あるよりよい学校づくり 全ての児童生徒にとって 学校が安心感 充実感が得られる活動の場であることが重要である (2) いじめ 暴力行為等問題行動を許さない学校づくり (3) 児童生徒の学習状況に応じた指導 配慮の実施 (4) 保護者 地域住民等の連携 協働体制の構築 (5) 将来の社会的自立に向けた生活習慣づくり 2 不登校児童生徒に対する効果的な支援の充実 (1) 不登校に対する学校の基本姿勢 教員が教育に関する専門性を高めるとともに 専門スタッフを効果的に活用するためのマネジメント能力の向上を図っていくことが重要である 一人の学級担任等の教員だけが不登校児童生徒の支援を担うのではなく 校長のリーダーシップの下 組織的な支援体制を整えることが必要である (2) 早期支援の重要性 予兆への対応を含めた初期段階から 段階ごとの対応を整理し 組織的 計画的な支援につながるようにする必要がある (3) 効果的な支援に不可欠なアセスメント 不登校の要因や背景を的確に把握するため 学級担任の視点のみならず スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等によるアセスメントが有効である アセスメントより導き出された支援計画を実施するにあたっては 学校や保護者をはじめ 教育委員会 教育支援センター 児童相談所 警察などの関係機関において支援を共有し 一体となって組織的 計画的な支援を行うことが重要である また 支援の実施状況や それに伴う児童生徒の状況に応じて適宜検証し 支援計画を見直す必要がある (4) スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとの連携協力 (5) 家庭訪問を通じた児童生徒への積極的支援や家庭への適切な働き掛け 学校は 定期的に家庭訪問を実施して 児童生徒の理解に努める必要がある その際には 児童生徒や保護者の心情を受け入れ 共感し 寄り添う姿勢を大切にし 適切な働き掛けとなるように組織的 計画的に行うことが重要である なお 家庭訪問を行う場合には 常にその意図 目的 方法及び成果を検証し 適切な家庭訪問を行う必要がある 不登校の要因が解消されておらず 自己肯定感が低下した状態で 信頼関係も構築されていないまま登校刺激を行っても 児童生徒や保護者に対して無用なプレッシャーを与えるだけであることに注意する必要がある 26

29 (6) 不登校児童生徒の登校に当たっての受入体制 登校に当たっては 保健室 相談室や学校図書館など学校での居場所を作り 心の安定を図り 興味関心に基づく学びを行いながら その居場所から徐々に学校生活になじませることも有効である また 教室に入る際も 自然な形で迎え入れられるよう配慮するなど 徐々に学級生活に順応できるよう指導上の工夫が重要である 居場所においては 教員や学習ボランティア等による学習支援や ICT 等を活用した個人学習のサポートなど 教室に入っても授業が理解できる程度の学力を身に付けることができるように支援を行うことが肝要である (7) 児童生徒の立場に立った柔軟な学級替えや転校等の対応 いじめによる不登校に関しては いじめられている児童生徒が緊急避難として欠席することは弾力的に認められてもよいこととなっており いじめを背景とした欠席の際には その後の学習に支障のないよう適切な配慮が求められる なお いじめにより児童生徒が相当の期間欠席を余儀なくされている疑いがある場合はいじめ防止対策推進法上の重大事態となるため 不登校重大事態に係る調査の指針 ( 別添 ) に沿って適切に対応する必要がある ( いじめ防止対策推進法第 28 条第 1 項第 2 号関連 ) 教員による体罰や暴言等 不適切な言動や指導が不登校の原因である場合 保護者の意向を踏まえ 十分な教育的配慮の上で 学級替えや転校についても柔軟に認めていくことが望ましい 不登校への対応の在り方について ( 平成 15 年 5 月 16 日付文科初第 255 号 ) 通知にも触れられているが 保護者等から学習の遅れに対する不安により 進級時の補充指導や進級や卒業の留保に関する要望があった場合は その意向を踏まえて 補充指導の実施について柔軟に対応するとともに 校長の責任において進級や卒業を留保するなどの措置をとるなど 適切に対応する必要がある 進級や卒業に当たっては あらかじめ保護者等の意向を確認するなどの配慮が重要である 3 不登校特例校制度 指導要録上の出席扱い制度等の活用 (1) 不登校特例校制度の活用 (2) 指導要録上の出席扱い制度の活用 1 教育支援センターにおける出席扱い 2 民間団体 民間施設における出席扱い 3 ICT 等の活用による指導要録上の出席扱い 4 青少年教育施設等の体験活動プログラムの積極的な活用 さらに 教育委員会に求められる役割としては 以下の項立てで示されるとともに 本報告書を踏まえた施策の充実に取組むように記されている 1 不登校や長期欠席の把握と取組 2 学校等の取組を支援するための教育条件等の整備 (1) 教員の資質向上 (2) きめ細やかな指導のための適切な人的配置 (3) 保健室 相談室や学校図書館等の整備 (4) 転校のための柔軟な措置 (5) 義務教育学校設置等による学校段階間の接続の改善 3 アセスメント実施のための体制づくり 4 学校外の公的機関等の整備充実 5 訪問型支援など保護者への支援の充実 6 教育支援センター等を中核とした支援ネットワークの整備 また 平成 28 年 9 月 14 日付け 28 文科初 770 号文部科学省初等中等教育局長通知においては 本報告書を踏まえた不登校児童生徒の支援の充実に一層努めることとされている 27

30 5 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律 平成 28 年 12 月 14 日法律番号 105 義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律 が公布された 本法律では 第 3 条に基本理念が以下のように制定されている 第 3 条教育機会の確保等に関する施策は 次に掲げる事項を基本理念として行わなければならない 1 全ての児童生徒が豊かな学校生活を送り 安心して教育を受けられるよう 学校における環境の確保が図られるようにすること 2 不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ 個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにすること 3 不登校児童生徒が安心して教育を十分に受けられるよう 学校における環境の整備が図られるようにすること 4 ( 省略 ) 5 国 地方公共団体 教育機会の確保等に関する活動を行う民間の団体その他の関係者の相互の密接な連携の下に行われるようにすること また 第 3 章不登校児童生徒等に対する教育機会の確保等 として 以下が制定されている ( 学校における取組への支援 ) 第 8 条国及び地方公共団体は 全ての児童生徒が豊かな学校生活を送り 安心して教育を受けられるよう 児童生徒と学校の教職員との信頼関係及び児童生徒相互の良好な関係の構築を図るための取組 児童生徒の置かれている環境その他の事情及びその意思を把握するための取組 学校生活上の困難を有する個々の児童生徒の状況に応じた支援その他の学校における取組を支援するために必要な措置を講ずるよう努めるものとする ( 支援の状況等に関わる情報の共有の促進等 ) 第 9 条国及び地方公共団体は 不登校児童生徒に対する適切な支援が組織的かつ継続的に行われることとなるよう 不登校児童生徒の状況及び不登校児童生徒に対する支援の状況に係る情報を学校の教職員 心理 福祉等に関する専門的な知識を有する者その他の関係者間で共有することを促進するために必要な措置その他の措置を講ずるものとする ( 特別の教育課程に基づく教育を行う学校の整備等 ) 第 10 条国及び地方公共団体は 不登校児童生徒に対しその実態に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校の整備及び当該教育を行う学校における教育の充実のために必要な措置を講ずるよう努めるものとする ( 学習支援を行う教育施設の整備等 ) 第 11 条国及び地方公共団体は 不登校児童生徒の学習活動に対する支援を行う公立の教育施設の整備及び当該支援を行う公立の教育施設における教育の充実のために必要な措置を講ずるよう努めるものとする ( 学校以外の場における学習活動の状況等の継続的な把握 ) 第 12 条国及び地方公共団体は 不登校児童生徒が学校以外の場において行う学習活動の状況 不登校児童生徒の心身の状況その他の不登校児童生徒の状況を継続的に把握するために必要な措置を講ずるものとする ( 学校以外の場における学習活動等を行う不登校児童生徒に対する支援 ) 第 13 条国及び地方公共団体は 不登校児童生徒が学校以外の場において行う多様で適切な学習活動の重要性に鑑み 個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ 当該不登校児童生徒の状況に応じた学習活動が行われることとなるよう 当該不登校児童生徒及びその保護者 ( 学校教育法第 16 条に規定する保護者をいう ) に対する必要な情報の提供 助言その他の支援を行うために必要な措置を講ずるものとする 28

31 施行期日は公布の日から起算して 2 月を経過した日から施行することとなっており すでに施行されている状態にある 本法の成立にあたっては 衆議院文部科学委員会および参議院文教科学委員会から附帯決議が示されている その内容は 概ね以下のとおりである 不登校の児童生徒やその保護者を追い詰めることのないよう配慮するとともに 児童生徒の意思を十分に尊重して支援が行われるよう配慮すること 不登校は学校生活その他の様々な要因によって生じるものであり どの児童生徒にも起こりうるものであるとの視点に立って 不登校が当該児童生徒に起因するものと一般に受け取られないよう また 不登校というだけで問題行動であると受け取られないよう配慮すること 本法第 8 条の運用に当たっては 本法第 13 条の趣旨も踏まえ 例えば いじめから身を守るために一定期間休むことを認めるなど 児童生徒の状況に応じた支援を行うこと 本法第 3 章に定める不登校児童生徒の環境や学習活動 支援などについての状況の把握 情報の共有に当たっては 家庭環境や学校生活におけるいじめ等の深刻な問題の把握に努めつつ 個人のプライバシーの保護に配慮して 原則として当該児童生徒や保護者の意思を尊重すること 不登校特例校や本法第 11 条に定める学習施設の運用においては 本人の意思を尊重することが重要であり 不登校となった児童生徒が一般の学校 学級で学ぶ権利を損ねることのないようにすること 不登校の児童生徒が いわゆるフリースクール等の学校以外の場において行う多様な学習活動に対しては その負担の軽減のための経済的支援の在り方について検討し その結果に基づき必要な財政上の措置を講ずること 29

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