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2 はじめに 本書は 金融機関の皆様が保証付融資を推進するにあたりお役立ていただける様に作成しました 信用保証の取扱いのポイントについて簡略に記載しておりますので ご活用いただき 中小企業者の皆様の資金調達の円滑化にご利用していただければ幸いです なお 本書の掲載内容は一般的事項の説明に止めておりますので 詳細につきましては 信用保証業務取扱要領 をご覧いただくとともに ご不明な点につきましては 当協会窓口まで ご照会いただきますようお願いいたします 平成 26 年 4 月 山形県信用保証協会企業支援部 1

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25 制度名創業関連 創業等関連再挑戦支援保証 経営サポート保証 追認保証 市町村制度 創業 再挑戦計画書 必要書類 経営サポート保証制度金融機関推薦書 経営サポート保証制度事前協議書兼結果通知書 追認保証制度事前照会 回答票 追認保証制度貸付実行報告書 認定申請書 ( 市町村認定 )( 写 ) これらの書類は一般的な案件申込時の提出書類であり 個別案件ごとに別途必要となる書類もございます 当協会では追加資料の提出依頼を必要最低限に留めるよう努力しておりますのでご協力ください ⑵ 申込関係書類作成上の留意点 1 信用保証委託申込書申込みをする中小企業者が記入しますが 迅速な保証審査のためにも記入漏れや誤記入がないか 金融機関においてもチェックをお願いします チェック項目 煙後継者の有無煙従業員数 ( 役員 家族の確認 ) 煙資金使途 ( 当座貸越 カードローンは 運転資金 設備資金両方に ) 煙必要理由 ( 当座貸越 カードローンは 事業資金と記入してください ) 煙保証料分納希望の有無煙納税状況煙保証人等明細 ( 法人代表者 物上保証人 ) 2 信用保証依頼書金融機関において作成する書類です 記入漏れや誤記入があると タイムリーな保証審査に支障をきたしますので 正確に記入してください チェック項目 煙貸付予定日 ( 非営業日でないか ) 煙期間または期日 ( 月数 期日を併記 ) 煙貸付金額の個別 極度煙貸付利率 ( 制度資金の場合 利率の誤りがないか ) 煙担保有無煙返済方法 ( 期間保証 期日保証を併記 ) 煙当店取引状況 ( 預金 融資の取引開始年月 ) 煙信用保証依頼書の裏面 資格要件申告書 の記入 ( 当座貸越 カードローンの場合 ) 22

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34 Ⅶ 代位弁済 1. 代位弁済の準備 債権書類については 誤記や記入漏れが無いか 保証書の内容と不一致が無いか等を再度確認してください 代位弁済に係る事務処理の円滑な進行のため 金融機関は以下の必要事項について保証協会と事前協議を行ってください 期限の利益喪失の時期 方法 当然喪失 喪失日 手続開始申立受理日 破産 民事再生 会社更生 会社整理 特別精算手続きの申立 取引停止 請求喪失 喪失日 協会協議の翌月 10 日 ( 休日の場合は前営業日 ) 上記以外のものは請求喪失となり 全件事前協議が必要です 期限の利益喪失は 債務者及び連帯保証人全員に 配達証明付内容証明郵便で通知書を送付してください ( 相続人 代理人 管財人 ) 根保証の場合は 当初金額に極度額を付記し変更契約がある場合は 変更内容も記入してください 記載ミスは再送付となりますので充分に注意してください ( 文例 : 信用保証業務取扱要領平成 21 年 11 月 P98~) なお 期限経過の場合も 内容証明による催告書発送をお願いします 破産等の債権届出 破産 民事再生等で債権届出が必要な場合は 債権届出期日まで届けてください 記入漏れ 誤謬ある場合は 変更届出が必要となりますのでご確認ください 預金相殺の有無 相殺時期 保証条件となっていない預金については プロパー債権に優先充当することを原則とします プロパー債権及び協会保証付債権ともに相殺適状にあることが前提です 条件保証人の預金についても債務者預金と同様に取り扱うこととします 民事再生で預金相殺となる場合は 債権の届出終了期日までに相殺してください 金融機関設定担保の確定と移転 保証条件としての担保はもちろん保証条件外担保についても 代位弁済時に空枠がある場合は 原則として移転が条件となります 協会で銀行設定根抵当権の移転を受ける場合は 根抵当権の確定登記が必要となりますので 代位弁済請求書提出前に早めに確定登記を行ってください 確定ができず担保の移転が受けられない場合は 代位弁済を確定登記まで保留させていただきます なお 合併を行っている金融機関の場合 ( 消滅金融機関 ) は 合併による移転の登記 被担保債権の範囲の変更 を経る必要があります 31

35 2. 代位弁済の手続き ⑴ 代位弁済請求の範囲 代位弁済請求額 = 主たる債務 + 最終履行期限内の利息 + 最終履行期限後 120 日以内の延滞利息 期限の利益喪失をした場合 利益喪失日が最終履行期限となります 延滞利息については 最終履行期限時の貸付利率と同率となります なお 約定書 第 11 条に抵触する場合は 全額または一部の支払いができないことがありますので注意してください ⑵ 代位弁済請求の手続き代位弁済予定日の前月 10 日 ( 休業日の場合は翌営業日 ) までに 代位弁済請求書 (500101) を提出してください 代位弁済予定日は 金融機関あて送付する 期限の利益喪失の事前協議書に関する回答書 喪失承認及び代位弁済予定日に関する回答書 に記載しています 請求の際は 必要書類を添付し提出してください ( 必要添付書類一覧 - 信用保証業務取扱要領平成 21 年 11 月 P93~94) ⑶ 代位弁済の実行代位弁済請求を受けた案件について協会は速やかに審査し適当と認めた時は 金融機関本部あて 保証債務履行通知書 によりお知らせし 原則毎月 20 日 ( 休業日の場合は翌営業日 ) に代位弁済を実行します ⑷ 債権書類及び担保物件の移転債権書類 担保物は代位弁済の支払いと同時に遅滞なく完全移転してください なお 代位弁済通知書 ( 配達証明付 ) は10 日以内に提出してください 32

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37 保証料率早見表 区分 保証制度名 保険 責任共有 1 保証料率区分 ( 貸付金額に対する保証料率 %) 協会 一般保証 一般 対象 協会 事業者カードローン根保証 一般 対象 協会 当座貸越根保証 一般 対象 協会 特定社債保証 別枠 対象 流動資産担保融資保証協会 (ABL) 別枠 対象 0.68 国 セーフティネット保証 1~6 号 特例 対象外 1.00( 協会割引 0.2 有り ) 国 セーフティネット保証 7~8 号 特例 対象 0.85( 協会割引 0.17 有り ) 国 経営力強化保証 一般 対象外 国 経営力強化保証 一般 対象 協会 県 特 一般 対象 協会 特別小口 一般 対象外 1.00 協会 小口零細企業保証 一般 対象外 県 商工業振興資金 一般 対象 協会 創業 創業等関連 一般 対象外 1.00 協会 季節資金 一般 対象 協会 手形割引 電子記録債権割引根保証 一般 対象 協会 手形割引 電子記録債権割引 一般 対象 協会 経営サポート保証 一般 対象 市町村市町村制度 一般 対象

38 保証制度一覧 協会の主な保証制度の概要は 下記のとおりです 詳細は 保証制度のごあんない をご覧ください 保証制度名 一般保証 事業者カードローン根保証 当座貸越根保証 特定社債 流動資産担保融資 下請振興関連 セーフティネット 東日本大震災復興緊急保証 経営力強化保証 事業再生 事業再生円滑化関連 事業再生計画実施関連 借換保証 小額融資 県 特 特別小口 こんな時にご利用ください 通常の運転 設備の借入に 小口資金をカードで反復的な借入のための枠設定に大口資金を反復的な借入のための枠設定に社債を発行し 資金調達するときに流動資産を担保として資金調達するときに親会社に対する売掛債権を担保として資金調達するときに 責任共有 倒産被害 不況業種 金融機関が取引調整 7 8 号を行っているなどの 影響を受けたときに 東日本大震災により影響を受けたときに 自ら事業計画を策定し 経営力強化に取り組む方に法的な債権手続を行う方に 私的整理手続きにおけるつなぎ資金に 事業再生計画における計画実行における資金に 既存の保証付借入の借換 一本化に 小規模企業者のための小口の借入に小規模企業者のための無担保 無保証人での小口の借入に 保証限度額 ( 個人 会社 ) 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 100 万円以上 2,000 万円 100 万円以上 2 億 8,000 万円 2,400 万円以上 4 億 5,000 万円 2 億円 2 億円 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 2 億円 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 2,000 万円 1,250 万円 35 基準信用保証料 ( 年率 ) 保証期間 ( 貸付額に対する料率です ) 運転 10 年設備 20 年 1 年または 2 年 1 年または 2 年 7 年 1 年 1 年 運転 10 年設備 15 年 10 年 運転 5 年 設備 7 年借換の場合は10 年 10 年 3 年 一括返済の場合 1 年分割返済の場合 15 年 利用する制度の期間 運転 7 年設備 7 年 運転 7 年設備 7 年 弾力化 0.45~1.90% 弾力化 0.39~1.62% 弾力化 0.39~1.62% 弾力化 0.45~1.90% 0.68% 0.56% 1 号 ~6 号 1.00% 7 号 ~8 号 0.85% 0.80% 責任共有 0.45~1.75% 責任共有外 0.50~2.00% 2.20% 1.76% 責任共有 0.80% 責任共有外 1.00% 利用する制度の料率 弾力化 0.45~1.90% 1.00%

39 保証制度名小口零細企業保証商工業振興資金創業関連 こんな時にご利用ください 小規模企業者のための小口の借入に 山形県商工業振興資金による貸付に 新規開業するための事業資金に 責任共有 保証限度額 ( 個人 会社 ) 1,250 万円 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 1,000 万円 ( 支援創業関連保証の場合 1,500 万円 ) 保証期間 運転 7 年設備 7 年 制度要綱による 運転 10 年設備 10 年 基準信用保証料 ( 年率 ) ( 貸付額に対する料率です ) 弾力化 0.50~2.20% 弾力化 0.45~1.90% 1.00% 近代化 創業等関連 新規開業または分社化により新会社を設立する方に 1,500 万円 運転 10 年設備 10 年 1.00% その他各種法律に基づく特別保証 各種法律による 制度要綱による 利用する制度の料率 季節資金 中元 年末期の季節的な短期資金が必要なときに 2,000 万円 運転 6 ヶ月 弾力化 0.45~1.90% 根保証 商業手形割引電子記録債権割引 長期経営 反復して行われる手形貸付 手形割引等の枠設定に 手形割引 電子記録債権割引の必要なときに 大口資金を長期の借入で 2 億円 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 2 億円 (2,000 万円以上 100 万単位 ) 運転 1 年 運転 5 ヶ月 運転 15 年設備 20 年 弾力化 0.39~1.62% 0.45~1.90% 弾力化 0.45~1.90% 弾力化 0.45~1.90% 中堅企業特別保証 金融機関の破綻による影響を受けた方に 6 億円 運転 5 年設備 7 年 0.65% 0.75% 風俗営業飲食業 風俗営業飲食業の衛生水準の維持向上 経営の近代化に 2,000 万円 10 年 弾力化 0.45~1.90% 各市町村の制度 市町村の低利融資制度を利用した借入に 各市町村の制度要綱による 各制度要綱による 追認保証 保証に先立ち簡易 迅速な貸付を受けるときに 5,000 万円 運転 7 年設備 12 年 弾力化 0.45~1.90% 予約保証 一時的かつ緊急的な資金に備えて 2,000 万円 5 年 弾力化 0.60~1.90% 一括支払契約保証 支払い先が多数ある企業の一括支払いに 10 億円 1 年 弾力化 保証割合に応じて 経営者保証ガイドライン対応保証 経営者保証に関するガイドライン に基づく 経営者保証に依らない事業資金に 2 億 8,000 万円無担保保険 8,000 万円 ( 普通保険 2 億円 ) 一括返済 1 年運転 3 年設備 5 年 弾力化 0.45~1.90% 36

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