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1 Systemwalker Operation Manager 使用手引書 UNIX/Windows(R) 共通 J2X Z0(01) 2011 年 12 月

2 まえがき 本書の目的 本書は Systemwalker Operation Manager の使用方法について説明しています 本書の読者 本書は Systemwalker Operation Manager を使用して 業務をスケジュール 操作 監視 管理する方を対象としています 本書を読む場合 OS や GUI の一般的な操作方法をご理解の上でお読みください 略語表記について 以下の製品すべてを示す場合は Windows Server 2008 と表記します - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x86) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x86) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter(x86) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM)(x86) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM)(x86) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM)(x86) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Foundation(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without Hyper-V(TM)(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without Hyper-V(TM)(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Datacenter without Hyper-V(TM)(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 for Itanium-Based Systems - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Foundation(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise(x64) - Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter(x64) 以下の製品すべてを示す場合は Windows Server 2003 STD と表記します - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition 以下の製品すべてを示す場合は Windows Server 2003 DTC と表記します - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter Edition - i -

3 - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition 以下の製品すべてを示す場合は Windows Server 2003 EE と表記します - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition 以下の製品すべてを示す場合は Windows(R) 2000 と表記します - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server 以下の製品すべてを示す場合は Windows NT(R) と表記します - Microsoft(R) Windows NT(R) Server network operating system Version4.0 - Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation operating system Version4.0 以下の製品すべてを示す場合は Windows(R) 7 と表記します - Windows(R) 7 Home Premium(x86) - Windows(R) 7 Professional(x86) - Windows(R) 7 Enterprise(x86) - Windows(R) 7 Ultimate(x86) - Windows(R) 7 Home Premium(x64) - Windows(R) 7 Professional(x64) - Windows(R) 7 Enterprise(x64) - Windows(R) 7 Ultimate(x64) 以下の製品すべてを示す場合は Windows Vista(R) と表記します - Windows Vista(R) Home Basic(x86) - Windows Vista(R) Home Premium(x86) - Windows Vista(R) Business(x86) - Windows Vista(R) Enterprise(x86) - Windows Vista(R) Ultimate(x86) - Windows Vista(R) Home Basic(x64) - Windows Vista(R) Home Premium(x64) - Windows Vista(R) Business(x64) - Windows Vista(R) Enterprise(x64) - Windows Vista(R) Ultimate(x64) - ii -

4 以下の製品すべてを示す場合は Windows(R) XP と表記します - Microsoft(R) Windows(R) XP Professional x64 Edition - Microsoft(R) Windows(R) XP Professional - Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition Microsoft(R) Windows(R) Millennium Edition を Windows(R) Me と表記します Microsoft(R) Windows(R) 98 operating system を Windows(R) 98 と表記します 以下の製品すべてを示す場合は Windows Server 2003 STD(x64) と表記します - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition 以下の製品すべてを示す場合は Windows Server 2003 DTC(x64) と表記します - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition 以下の製品すべてを示す場合は Windows Server 2003 EE(x64) と表記します - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition - Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition 以下の製品を Windows(R) 2000 Server と表記します - Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server 以下の製品を Windows(R) XP x64 と表記します - Microsoft(R) Windows(R) XP Professional x64 Edition 以下の OS 上で動作する Systemwalker Operation Manager を Windows 版 Systemwalker Operation Manager または Windows 版 と表記します - Windows - Itanium に対応した Windows - Itanium 以外の 64 ビットアーキテクチャに対応した Windows 32 ビットアーキテクチャに対応した Windows 上で動作する Systemwalker Operation Manager の固有記事を Windows x86 版 と表記します Itanium に対応した Windows 上で動作する Systemwalker Operation Manager の固有記事を Windows for Itanium 版 と表記します Itanium 以外の 64 ビットアーキテクチャに対応した Windows 上で動作する Systemwalker Operation Manager の固有記事を Windows x64 版 と表記します Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE および Windows Server 2008 を Windows サーバ と表記している箇所があります Oracle Solaris は Solaris, Solaris Operating System, Solaris OS と記載することがあります Solaris 上で動作する Systemwalker Operation Manager を Solaris 版 Systemwalker Operation Manager または Solaris 版 と表記します UXP/DS 上で動作する Systemwalker Operation Manager を DS 版 Systemwalker Operation Manager または DS 版 と表記します HP-UX 上で動作する Systemwalker Operation Manager を HP-UX 版 Systemwalker Operation Manager または HP- UX 版 と表記します AIX 上で動作する Systemwalker Operation Manager を AIX 版 Systemwalker Operation Manager または AIX 版 と表記します - iii -

5 以下の OS 上で動作する Systemwalker Operation Manager を Linux 版 Systemwalker Operation Manager または Linux 版 と表記します - Linux - Itanium に対応した Linux - Itanium 以外の 64 ビットアーキテクチャに対応した Linux 32 ビットアーキテクチャに対応した Linux 上で動作する Systemwalker Operation Manager の固有記事を Linux x86 版 と表記します Itanium に対応した Linux 上で動作する Systemwalker Operation Manager の固有記事を Linux for Itanium 版 と表記します Itanium 以外の 64 ビットアーキテクチャに対応した Linux 上で動作する Systemwalker Operation Manager の固有記事を Linux x64 版 と表記します Solaris 版 DS 版 HP-UX 版 AIX 版 Linux 版および Linux for Itanium 版の Systemwalker Operation Manager を包括して UNIX 版 Systemwalker Operation Manager または UNIX 版 と表記します Solaris HP-UX AIX Linux および UXP/DS を UNIX サーバ と表記している箇所があります Systemwalker Operation Manager Standard Edition を SE 版 と表記している箇所があります Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition を EE 版 と表記している箇所があります Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition を GEE 版 と表記している箇所があります Standard Edition を SE Enterprise Edition を EE Global Enterprise Edition を GEE と表記している箇所があります BrightStor(R) ARCserve(R) Backup for Windows を ARCserve と表記します Windows NT(R) で標準に提供されている Microsoft(R)-Mail を MS-Mail と表記します 輸出管理規制について 本ドキュメントを輸出または提供する場合は 外国為替および外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 必要な手続きをおとりください 商標について APC PowerChute は AMERICAN POWER CONVERSION 社の登録商標です BrightStor ARCserve は Computer Associates International, Inc. またはその関連会社の登録商標または商標です HP-UX は 米国 Hewlett-Packard 社の登録商標です IBM AIX AIX 5L ViaVoice は IBM Corp. の商標です Intel Itanium は 米国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の登録商標または商標です LaLaVoice は 株式会社東芝の商標です Linux は Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における登録商標または商標です MC/ServiceGuard は Hewlett-Packard Company の製品であり 著作権で保護されています Microsoft MS Windows Windows Server Windows NT および Microsoft Cluster Service は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です NEC SmartVoice は 日本電気株式会社の商標または登録商標です Netscape Netscape の N および操舵輪のロゴ Netscape Navigator Netscape Communicator は 米国およびその他の国における Netscape Communications Corporation 社の登録商標です Oracle は 米国 ORACLE Corporation の登録商標です - iv -

6 Red Hat および Red Hat をベースとしたすべての商標とロゴは Red Hat, Inc. の米国およびその他の国における登録商標または商標です Oracle と Java は Oracle Corporation およびその子会社 関連会社の米国およびその他の国における登録商標です 文中の社名 商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります R/3 および SAP は SAP AG の登録商標です Tcl/Tk は カリフォルニア大学 Sun Microsystems,Inc. Scriptics 社他が作成したフリーソフトです UNIX は 米国およびその他の国におけるオープン グループの登録商標です UXP Systemwalker Interstage GLOVIA は富士通株式会社の登録商標です VMware VMware ロゴ Virtual SMP および VMotion は VMware,Inc の米国およびその他の国における登録商標または商標です ショートメールは 株式会社エヌ ティ ティ ドコモ ( 以下 NTT ドコモ ) の登録商標です その他記載の会社名 製品名は それぞれの会社の商標または登録商標です Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています 平成 23 年 12 月 平成 18 年 4 月初版平成 18 年 10 月第 2 版平成 19 年 5 月第 3 版平成 19 年 11 月第 4 版平成 20 年 6 月第 5 版平成 22 年 4 月第 6 版平成 23 年 4 月第 7 版平成 23 年 12 月第 7.1 版 改版履歴 変更履歴 追加 変更内容変更箇所マニュアルコード 下の 注意 において Systemwalker Operation Manager サーバへの接続失敗について 内の [ 接続先ホストを指定する ] をチェックした状態で ホスト名を指定していない を削除しました グループ内ジョブネットのスケジュールの契機についての説明を追加しました 開始遅延の監視が可能なメッセージ事象待ちジョブネットの条件を修正しました インポート に ジョブネットの定義情報をインポートする際には カレンダ 起動日雛形 子ジョブネットの情報をあらかじめ登録する必要があることを追加しました 注意 に エクスポートした CSV ファイルを年をまたいでインポートできないという注意事項を追加しました OS ユーザのパスワードに有効期限を設定する場合の注意事項 を新規に追加しました 以降 項番号が繰り下がります J2X Z0(01) J2X Z2(01) J2X Z0(01) J2X Z2(01) J2X Z0(01) J2X Z2(01) 4.5 J2X Z0(01) J2X Z2(01) B.3.8 J2X Z0(01) J2X Z2(01) - v -

7 追加 変更内容変更箇所マニュアルコード ジョブスケジューラが設定する環境変数について に以下の環境変数を追加しました USERNAME 環境変数 Windows 版 / USER 環境変数 UNIX 版 PWD 環境変数 UNIX 版 HOME 環境変数 UNIX 版 LOGNAME 環境変数 UNIX 版 MAIL 環境変数 UNIX 版 ジョブの終了の認識について Windows 版 を バックグラウンドで起動するジョブについて UNIX 版 のうしろに移動しました ネットワークジョブとして投入できないジョブ に R/3 ジョブ を追加しました また Oracle E-Business Suite のコンカレントプログラム を削除しました ジョブ実行制御から実行されるジョブは制御端末を確保しないという記述を追加しました B.5.2 B.5.4 B.5.5 B.5.9 J2X Z0(01) J2X Z2(01) J2X Z0(01) J2X Z2(01) J2X Z0(01) J2X Z2(01) J2X Z0(01) J2X Z2(01) Copyright FUJITSU LIMITED - vi -

8 目次 第 1 章起動 終了 起動方法 Systemwalker Operation Manager サーバの起動 Windows 版 Systemwalker Operation Manager サーバの起動 UNIX 版 Systemwalker Operation Manager クライアントの起動 終了方法 Systemwalker Operation Manager クライアントの終了 Systemwalker Operation Manager サーバの終了 Windows 版 Systemwalker Operation Manager サーバの終了 UNIX 版...10 第 2 章カレンダを設定する SYSTEM_CALENDAR を設定する 年間休日を設定する その年だけの休日を設定する 日変わり時刻を設定する SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダを設定する カレンダを作成する 年間休日を設定する その年だけの休日を設定する カレンダを削除する カレンダの反映開始日を設定する...31 第 3 章サーバの電源の投入 / 切断をスケジュールする サーバの電源の投入 / 切断をスケジュールする手順 電源制御方法を設定する 電源スケジュールを設定する 標準のパターンを作成 適用する 非標準のパターンを作成 適用する 特定の日に対して個別にスケジュールを設定する 終了監視オプションを設定する...51 第 4 章ジョブをスケジュールする ジョブのスケジュールに必要な知識 ジョブのスケジュールに関する制限値 ジョブとして登録できるファイルについて Windows 版 ジョブとして登録できるファイルについて UNIX 版 実行属性と登録できるジョブについて ジョブネットの階層化について リンクジョブネットについて グループに登録できるジョブネットの条件について 先行ジョブの終了コードによる後続ジョブの切分けについて リカバリジョブについて ジョブネットのスケジュールの契機について ジョブのスケジュールを登録する プロジェクトを登録する プロジェクトにアクセス権を設定する ジョブネットを登録する ジョブを登録する ジョブネット情報を設定する 起動日を登録する 起動日 ( 登録済 ) を調整する 起動日雛形を登録する 必要に応じて行う設定 グループを登録する場合 ユーザ定義のジョブアイコン / カテゴリを追加する場合 vii -

9 4.3.3 ファイル作成 / 更新 / 削除を起動契機とする場合 テストモードで運用する場合 ジョブ実行予測時間を監視する場合 メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットの開始遅延を監視する場合 ジョブネットの終了遅延を監視する場合 ジョブネットの持ち越しを行う場合 メール受信を起動契機とする場合 任意のサブシステムにネットワークジョブを依頼する場合 ジョブ定義変数を利用してジョブ登録情報を一括置換する場合 メッセージ事象発生時に可変パラメタを利用したジョブネット連携をする場合 可変パラメタを利用してジョブネットを起動する場合 可変パラメタとサフィックスを利用してジョブネットを複写起動する場合 可変パラメタの受信とメッセージ事象の受け付けについて 起動日情報の詳細設定をする場合 ジョブのスケジュール情報を変更する プロジェクトを変更する ジョブネットを変更する ジョブネット情報を変更する リンクジョブネット / マスタリンクジョブネット情報を変更する ジョブネットの起動設定を一時変更する ジョブを変更する ジョブ情報を変更する ジョブ情報を一時変更する ジョブ情報をリカバリ変更する 起動日雛形を変更する グループを変更する グループ情報を変更する 定義情報をインポート / エクスポートする GUI からインポート / エクスポートする インポートする エクスポートする コマンドを利用してインポート / エクスポートする インポートする エクスポートする 第 5 章デマンドジョブを登録 / 投入する デマンドジョブの登録 / 投入 ジョブフォルダにデマンドジョブを登録する デマンドジョブを投入する ジョブフォルダ下のジョブを投入する ジョブフォルダ管理外のジョブを投入する 第 6 章ジョブを監視する ジョブネットを監視する スケジュールジョブを監視する デマンドジョブを監視する 複数サーバを監視する 複数サーバを監視する手順 監視対象サーバに接続して詳細を確認する 監視対象の絞り込み条件を設定する 複数サーバ上のジョブネットを一括監視する グループを監視する キューを監視する ジョブの監視に関する参考情報 ウィンドウの自動更新間隔について 接続先ホスト名の表示について ガントチャートの自動スクロールについて viii -

10 第 7 章ジョブを操作する ジョブネットを操作する ジョブネット / グループを一括操作する 複数サーバ上のジョブネットを一括操作する ジョブネットを可変パラメタ起動する スケジュールジョブを操作する スケジュールジョブをリカバリ操作する デマンドジョブを操作する キューを操作する グループを操作する ジョブネット / ジョブ / グループの操作ミスを防止する 第 8 章ジョブの履歴を参照する ジョブネットの履歴表示 スケジュールジョブの履歴表示 スケジュールジョブの前回履歴表示 ジョブ履歴出力 第 9 章ジョブスケジューラ情報を印刷する 印刷種別を選択する ガントチャートを印刷する グループ監視図を印刷する ジョブネット監視図を印刷する グループ一覧を印刷する ジョブネット一覧を印刷する ジョブネット履歴を印刷する ジョブ履歴を印刷する 第 10 章サービス / アプリケーションをスケジュールする サービス / アプリケーションをスケジュールする手順 標準スケジュールを登録する 休日スケジュールを登録する ユーザ固有の定義パターンを登録する サービスのスタートアップの種類を確認する Windows 版 第 11 章イベント監視 アクション管理をする Windows 版 イベント発生に対する自動アクションを設定する 監視イベントを登録する アクションの実行条件を定義する 実行アクションを登録する アクションを操作する アクションの操作手順 アクションの実行状況を確認する アクションを操作する 第 12 章監査ログを分析する 監査ログの情報 監査ログの運用例 第 13 章運用に合わせて変更する スケジュールサーバシステムダウン時に業務を継続する ネットワークジョブの実行サーバを二重化する データベースディレクトリとスプールディレクトリを分散する 第 14 章スケジュールされた業務の状態と動作 ジョブ / ジョブネット / グループの状態と動作 ジョブの状態 ジョブの操作と動作 ジョブネットの状態 ix -

11 ジョブネットの操作と動作 リンクジョブネット / マスタリンクジョブネットの状態と動作 グループの状態 グループの操作と動作 ジョブのリカバリ操作と動作 日変わり時刻とジョブネット / グループの動作 ジョブネットのスケジュールのされかた グループのスケジュールのされかた メッセージ事象とジョブネットの動作 メッセージ事象の発生のカウント方法 メッセージ事象を待ち合わせたジョブネットの動作例 メッセージ事象の受け付けについて 第 15 章 Job Designer を使用する Job Designer をインストールする Job Designer を操作する Job Designer をアンインストールする 付録 A ウィンドウ構成 A.1 Systemwalker Operation Manager 共通のウィンドウ構成 A.2 カレンダおよび電源制御のウィンドウ構成 A.3 ジョブスケジューラのウィンドウ構成 A.3.1 操作に関するウィンドウ A.3.2 定義に関するウィンドウ A.4 複数サーバ監視のウィンドウ構成 A.5 ジョブ実行制御のウィンドウ構成 A.5.1 操作に関するウィンドウ A.5.2 定義に関するウィンドウ A.6 サービス アプリケーション起動のウィンドウ構成 A.7 イベント監視のウィンドウ構成 Windows 版 A.8 アクション管理のウィンドウ構成 Windows 版 A.9 マスタスケジュール管理のウィンドウ構成 付録 B 留意事項 B.1 性能のチューニングについて B.1.1 大量のジョブネットを登録する場合の留意事項 B.1.2 大量のジョブを登録する場合の留意事項 B.1.3 クライアントのレスポンス性能について B.1.4 複数サブシステムで大量のジョブを起動する場合の留意事項 B.1.5 Systemwalker Operation Manager Web コンソールの性能について B.2 運用前に知っていただきたいこと B.2.1 時刻の変更に関する注意事項 B.2.2 バックアップ製品を使用する場合の注意 Windows 版 B.2.3 ウィルスチェック製品を利用している場合の注意 Windows 版 B.2.4 Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE または Windows Server 2008 で運用する場合の注意 Windows 版 B.2.5 大規模ジョブを運用する場合の注意 B.2.6 Windows Vista(R) Windows(R) 7 および Windows Server 2008 で JIS X 0213:2004 環境を利用する場合の注意 Windows 版 B.2.7 異なる OS で環境を構成している場合の注意 B.2.8 AIX で UTF-8 環境を利用する場合の注意 (AIX 版のみ ) B.2.9 デスクトップヒープについての注意 Windows 版 B.2.10 ジョブプロセスの起動モードについて Windows 版 B.2.11 EUC コード環境を使用する場合の注意事項 UNIX 版 B.3 運用中に注意していただきたいこと B.3.1 ジョブスケジューラのサーバ部をシャットダウンする場合 B.3.2 ファイルシステムの容量が足りない場合 B.3.3 ジョブスケジューラ機能の反応がない場合 x -

12 B.3.4 ジョブスケジューラコマンド利用時の注意事項 B.3.5 運用中のデータベースディレクトリについて B.3.6 スケジュール情報ファイルの復元について B.3.7 OS のグループアカウントの情報を変更した場合の注意事項 UNIX 版 B.3.8 OS ユーザのパスワードに有効期限を設定する場合の注意事項 B.3.9 Windows Server 2008 でコマンドを実行する場合の注意事項 Windows 版 B.4 ジョブのスケジュールに関して知っていただきたいこと B.4.1 ジョブスケジューラの制限事項 B.4.2 ジョブの標準出力および標準エラー出力 B.4.3 使用する日本語コード UNIX 版 B.4.4 バックアップコマンドをジョブとして登録する場合 Windows 版 B.4.5 lfmt コマンドをジョブとして登録する場合 UNIX 版 B.4.6 スケジュール情報をコピーする場合の注意事項 B.5 ジョブの実行に関して知っていただきたいこと B.5.1 ジョブ実行制御の制限事項 B.5.2 ジョブの実行環境について B.5.3 ジョブの起動から終了までの流れ B.5.4 ジョブに関する注意事項 B.5.5 ネットワークジョブに関する注意事項 B.5.6 サーバのジョブを投入するために必要な準備 B.5.7 ネットワークプリンタの記述形式について Windows 版 B.5.8 オンライン業務の運用について B.5.9 シェルのスタートアップファイルの変更について UNIX 版 B.5.10 ジョブ投入者のログインシェルが C シェルの場合の注意 UNIX 版 B.5.11 ジョブ実行制御でのジョブの強制終了について UNIX 版 B.5.12 スクリプトファイル内で自身のファイル名を取得する場合の注意事項 UNIX 版 B.5.13 ジョブ実行制御でのジョブの強制終了について Windows 版 B.5.14 ジョブとして実行してはいけないコマンド B.5.15 ジョブの結果ファイルについて B.6 ジョブスケジューラを使いこなすために B.6.1 任意の時刻にシステムをシャットダウンする Windows 版 B.6.2 ジョブとしてバッチファイルを使う場合 Windows 版 B.6.3 ジョブとしてシェルスクリプトを考える UNIX 版 B.6.4 起動時刻を考える B.7 他製品と連携する場合の注意 UNIX 版 B.7.1 SystemWalker/CentricMGR 以前と混在する場合の注意事項 (Solaris 版のみ ) B.7.2 PowerAIM と連携する場合の注意事項 B.7.3 HP OpenView との連携 付録 C 監査ログの検索キーワード一覧 C.1 クライアントに関する監査ログの検索キーワード C.2 ジョブスケジューラに関する監査ログの検索キーワード C.3 アクセス権に関する監査ログの検索キーワード C.4 ジョブ実行制御に関する監査ログの検索キーワード C.5 カレンダに関する監査ログの検索キーワード C.6 業務連携に関する監査ログの検索キーワード C.7 マスタスケジュール管理に関する監査ログの検索キーワード C.8 共通コマンドに関する監査ログの検索キーワード xi -

13 第 1 章起動 終了 本章では Systemwalker Operation Manager の起動 終了方法について説明します 1.1 起動方法 Systemwalker Operation Managerの各機能を使用するには 以下の手順で操作します 1. Systemwalker Operation Managerサーバの起動 2. Systemwalker Operation Managerクライアントの起動 Systemwalker Operation Manager サーバの起動 Windows 版 Systemwalker Operation Manager はクライアント サーバ型のシステムです Systemwalker Operation Manager の機能を使用する前に あらかじめ Systemwalker Operation Manager サーバがインストールされているマシンの電源を投入しておいてください 電源を投入すると Systemwalker 共通の機能である通信基盤および Systemwalker Operation Manager の各機能のサービスが自動的に起動されます 起動完了後は Systemwalker Operation Manager クライアントから各機能を使用することができます poperationmgr( サービス停止 ) コマンドで Systemwalker Operation Manager サーバを停止したり 保守作業などの理由で Systemwalker Operation Manager のサービスを停止した後に Systemwalker Operation Manager サーバを手動で起動する場合は soperationmgr( サービス起動 ) コマンドを使って起動します soperationmgr コマンドで起動するサービスは [ コントロールパネル ] の [ サービス ] ダイアログボックスで 自動 になっているものが対象になります 保守作業を行うなどの理由で Systemwalker Operation Manager のサービスを個別に起動する必要がある場合は [ コントロールパネル ] の [ サービス ] ダイアログボックスで 以下の順にサービスを起動してください サービス表示名 Systemwalker ACL Manager Systemwalker MpAosfP ACL マネージャ サービスに対する機能 電源制御 ( 電源制御 サービス アプリケーション起動 ) Systemwalker MpAosfX 自動運用支援 ( アクション実行 ) Systemwalker MpAosfB 自動運用支援 ( イベント監視 アクション管理 ) Systemwalker MpJmSrv Systemwalker MpNjsosv Systemwalker MpMjes Systemwalker MpJmCal Systemwalker MpJobsch Systemwalker MpPmonO Systemwalker Operation Manager 基盤 業務連携 ジョブ実行制御 カレンダ ジョブスケジューラ プロセス監視 これらのサービスは soperationmgr コマンドにより一括して起動することができます soperationmgr コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 共通コマンド を参照してください 注意 ジョブ実行制御の運用開始モードジョブ実行制御は以下の2 段階の処理により機能が開始します a. ジョブ実行制御サービスの起動 b. ジョブ実行制御の運用開始 - 1 -

14 Systemwalker Operation Manager サーバの起動とともに a. が自動起動され さらに b. が自動起動されます b. については 以下の起動モードがありますが 通常は 継続モード で起動されます 継続モード : [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 運用制御 ] シート /[ ログ ] シート /[ 利用機能 ] シート /[ 旧互換 ] シート /[ クラスタ設定 ] シート / [ ネットワーク ] シート /[ 印刷形式 ] シートでの定義内容 ( 初期化ファイルの内容 ) を読み込みません 前回までの運用環境を継続して運用が開始されます 初期化モード : [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 運用制御 ] シート /[ ログ ] シート /[ 利用機能 ] シート /[ 旧互換 ] シート /[ クラスタ設定 ] シート / [ ネットワーク ] シート /[ 印刷形式 ] シートでの定義内容 ( 初期化ファイルの内容 ) を読み込み キュー構成などを再構築します 前回運用時に残っていたジョブは すべて消去されます リカバリモード : システムダウンや停電などによってシステムが停止した場合に 自動採用されるモードです ジョブ実行制御サービス / デーモンの停止処理が システムダウンや電源断などの理由により正常に実施されなかった場合に 次回のジョブ実行制御機能の起動モードがリカバリモードとなります リカバリモードで起動すると デマンドジョブのうち サービス / デーモンの停止タイミングで 実行中かつ -nr オプションが指定されていなかったジョブが ジョブ実行制御サービス / デーモンの再起動とともに 自動的に起動されます 利用者が指定することはできません [ 運用情報の定義 ] を変更した場合は 次回のジョブ実行制御の運用は 初期化モード で起動されます 通信基盤の手動での起動方法 通信基盤は swncctrl 通信基盤制御コマンドにより 手動で起動することができます swncctrl 通信基盤制御コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 通信基盤コマンド を参照してください 通信基盤と Systemwalker Operation Manager を手動で再起動する場合 まず通信基盤を起動し その後 Systemwalker Operation Manager のサービスを起動してください 複数サブシステムの手動での起動方法 Systemwalker Operation Manager EE 版の場合は 複数のサブシステムを起動することができます 任意のサブシステム番号に対応するサブシステムを手動で起動するときの操作は以下の例に従ってください [ 例 1] サブシステム 1 を起動する場合 Systemwalker Operation Manager の以下のサービスを [ コントロールパネル ] の [ サービス ] ダイアログボックスで起動します Systemwalker MpMjes1 Systemwalker MpJobsch1 注 ) - Systemwalker MpMjes1 と Systemwalker MpJobsch1 とは必ず続けて起動してください - MpMjes と MpJobsch とで同じサブシステム番号のサービスを起動してください サービス起動の抑止 / サービス起動の抑止解除 電源の投入と同時に Systemwalker のサービスが自動的に起動するのを抑止したい場合は サービス起動の抑止コマンドを利用してサービスの起動を抑止することができます サービス起動の抑止を解除するには サービス起動の抑止解除コマンドを利用します サービス起動を抑止する場合は サービス起動を抑止したいサーバ上で以下のようにコマンドを実行します Systemwalker インストールディレクトリ \Mpwalker.JM\mpcmtool\bin\swstop サービス起動の抑止を解除する場合は サービス起動を抑止解除したいサーバ上で以下のようにコマンドを実行します - 2 -

15 Systemwalker インストールディレクトリ \Mpwalker.JM\mpcmtool\bin\swstart コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください ポイント SystemcastWizard と連携する場合 SystemcastWizard Professional を使って マスタコンピュータのディスク内容をバックアップし 複数のターゲットコンピュータに一括して配付する導入方法です 短時間で同じ OS/Systemwalker Operation Manager の環境を構築することができます また IP アドレスおよびコンピュータ名が自動的に変更されます SystemcastWizard と連携する場合の使用方法は 以下のとおりです 1. [ マスタコンピュータ ] Systemwalker をインストールします 2. [ マスタコンピュータ ] 各機能の設定を行います 3. [ マスタコンピュータ ] サービス起動の抑止コマンド を実行します 4. [ マスタコンピュータ ] SystemcastWizard の事前設定プログラムを起動し ログイン後実行するモジュールに サービス起動の抑止解除コマンド を設定します 5. ターゲットコンピュータへリストアを行います 詳細については SystemcastWizard Professional のマニュアルを参照してください Systemwalker Operation Manager サーバの起動 UNIX 版 Systemwalker Operation Manager はクライアント サーバ型のシステムです Systemwalker Operation Manager の機能を使用する前に あらかじめ Systemwalker Operation Manager サーバの電源を投入しておいてください 電源を投入すると Systemwalker 共通の機能である通信基盤および Systemwalker Operation Manager の各機能のデーモンが自動的に起動されます 複数サブシステム運用の場合は すべてのサブシステムが自動的に起動されます 起動完了後は Systemwalker Operation Manager クライアントから各機能を使用することができます 参考 Systemwalker Operation Manager の起動後に 各機能のデーモンが正常に動作しているかどうかは 以下のプロセス名が存在するかどうかで確認できます プロセス名 MpFwsec f3crhcs2 mpjmsrv mjsdaemon tskmnsrv mppmon プロセスに対する機能 ACLマネージャカレンダ / 電源制御 Systemwalker Operation Manager 基盤ジョブ実行制御ジョブスケジューラプロセス監視 注意 ジョブ実行制御の運用開始モード ジョブ実行制御は以下の 2 段階の処理により機能が開始します - 3 -

16 a. ジョブ実行制御デーモンの起動 b. ジョブ実行制御の運用開始 Systemwalker Operation Manager サーバの起動とともに a. が自動起動され さらに b. が自動起動されます b. については 以下の起動モードがありますが 通常は 継続モード で起動されます 継続モード : [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 運用制御 ] シート /[ ログ ] シート /[ 利用機能 ] シート /[ 旧互換 ] シート /[ クラスタ設定 ] シート / [ ネットワーク ] シートでの定義内容 ( 初期化ファイルの内容 ) を読み込みません 前回までの運用環境を継続して運用が開始されます 初期化モード : [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 運用制御 ] シート /[ ログ ] シート /[ 利用機能 ] シート /[ 旧互換 ] シート /[ クラスタ設定 ] シート / [ ネットワーク ] シートでの定義内容 ( 初期化ファイルの内容 ) を読み込み キュー構成などを再構築します 前回運用時に残っていたジョブは すべて消去されます リカバリモード : システムダウンや停電などによってシステムが停止した場合に 自動採用されるモードです 利用者が指定することはできません [ 運用情報の定義 ] を変更した場合は 次回のジョブ実行制御の運用は 初期化モード で起動されます 通信基盤の手動での起動方法 通信基盤は swncctrl 通信基盤制御コマンドにより 手動で起動することができます swncctrl 通信基盤制御コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 通信基盤コマンド を参照してください 通信基盤と Systemwalker Operation Manager を手動で再起動する場合 まず通信基盤を起動し その後 Systemwalker Operation Manager のサービスを起動してください 手動での起動方法 Systemwalker Operation Manager のデーモンは soperationmgr( デーモン起動 ) コマンドにより手動で起動することができます 保守作業などの理由で Systemwalker Operation Manager のデーモンを手動で起動したい場合は soperationmgr コマンドを実行してください soperationmgr コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 共通コマンド を参照してください 複数サブシステムの手動での起動方法 Systemwalker Operation Manager EE 版の場合は 複数のサブシステムを起動することができます 任意のサブシステム番号に対応するサブシステムを手動で起動するときの操作は以下の例に従ってください [ 例 1] サブシステム 1 を起動する場合 /bin/sh /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc3.d/s99mjs -sys 1 /bin/sh /opt/fjsvjobsc/etc/rc3.d/s99jobsch -sys 1 注 ) S99MJS と S99JOBSCH は必ず続けて実行してください -sys オプションには S99MJS と S99JOBSCH とで同じサブシステム番号を指定してください [ 例 2] 全サブシステムを起動する場合 /bin/sh /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc3.d/s99mjs -sys all /bin/sh /opt/fjsvjobsc/etc/rc3.d/s99jobsch -sys all - 4 -

17 参考 S99MJS および S99JOBSCH の格納パスについて S99MJS および S99JOBSCH の格納パスは 以下に示すように OS によって異なります OS に応じて格納パスを変更してください [S99MJS] Solaris 版 HP-UX 版 AIX 版 Linux 版 /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc3.d /opt/fhpmjs/usr/lib/mjes /opt/faixmjs/usr/lib/mjes /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc3.d [S99JOBSCH] Solaris 版 HP-UX 版 AIX 版 Linux 版 /opt/fjsvjobsc/etc/rc3.d /opt/fhpjobsch/bin /usr/faixjobsc/bin /opt/fjsvjobsc/etc/rc3.d デーモン起動の抑止 / デーモン起動の抑止解除 OS の起動と同時に Systemwalker のデーモンが自動的に起動するのを抑止したい場合は デーモン起動の抑止コマンドを利用してデーモンの起動を抑止することができます デーモン起動の抑止を解除するには デーモン起動の抑止解除コマンドを利用します デーモン起動を抑止する場合は デーモン起動を抑止したいサーバ上で以下のようにコマンドを実行します /opt/fjsvftlo/bin/swstop デーモンの抑止を解除する場合は デーモン起動を抑止解除したいサーバ上で以下のようにコマンドを実行します /opt/fjsvftlo/bin/swstart コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください ポイント SystemcastWizard と連携する場合 SystemcastWizard Professional を使って マスタコンピュータのディスク内容をバックアップし 複数のターゲットコンピュータに一括して配付する導入方法です 短時間で同じ OS/Systemwalker Operation Manager の環境を構築することができます また IP アドレスおよびコンピュータ名が自動的に変更されます SystemcastWizard と連携する場合の使用方法は 以下のとおりです 1. [ マスタコンピュータ ] Systemwalker をインストールします 2. [ マスタコンピュータ ] 各機能の設定を行います 3. [ マスタコンピュータ ] デーモン起動の抑止コマンド を実行します 4. [ マスタコンピュータ ] SystemcastWizard の事前設定プログラムを起動し ログイン後実行するモジュールに デーモン起動の抑止解除コマンド を設定します 5. ターゲットコンピュータへリストアを行います - 5 -

18 詳細については SystemcastWizard Professional のマニュアルを参照してください Systemwalker Operation Manager クライアントの起動 Systemwalker Operation Manager サーバの起動が完了すると Systemwalker Operation Manager クライアントから Systemwalker Operation Manager の機能を使用できます Systemwalker Operation Manager クライアントの起動は 以下の手順で行います 操作手順 1. [Systemwalker Operation Manager [ ログイン ]] ウィンドウの表示 [ スタート ] メニューの [ プログラム ] から [Systemwalker Operation Manager] を選択します 表示されたサブメニューから [Systemwalker Operation Manager] を選択します 図 1.1 [Systemwalker Operation Manager [ ログイン ]] ウィンドウ 2. Systemwalker Operation Manager サーバへの接続 表示された [Systemwalker Operation Manager [ ログイン ]] ウィンドウに 接続先のホスト名 接続するユーザー ID およびそのパスワードを指定して [ ログイン ] ボタンをクリックします [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウが表示されると Systemwalker Operation Manager クライアントの起動完了です - 6 -

19 注意 拡張ユーザ管理機能を利用している場合は Operation Manager ユーザを指定してください Systemwalker 認証リポジトリを利用している場合は Systemwalker 共通ユーザー ID またはシステム管理者 (Windows 版の場合はビルトインの Administrator アカウント UNIX 版の場合はスーパーユーザ ) を指定してください 図 1.2 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ 注意 Systemwalker Operation Manager サーバに接続する場合 以下のことに注意してください クライアントの接続数について 1 つのサーバに対して同時に接続できる Systemwalker Operation Manager クライアントの最大数は 62 です ( 注 ) [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シートでクライアントの接続台数を上限値以内で制限できます 制限できるクライアントには 複数サーバ監視クライアントで監視対象となっているサーバおよびジョブスケジューラ情報印刷クライアントも含まれます 注 )OS により上限値は異なります Systemwalker Operation Manager サーバへの接続失敗について 以下の場合 Systemwalker Operation Manager サーバへの接続は失敗します - 指定したホスト名が存在しない Systemwalker Operation Manager サーバがインストールされている正しいホスト名を指定してください - 指定したホスト名で名前解決 ( ホスト名から IP アドレスへの変換 ) ができない 名前解決の環境を確認してください または IP アドレスを直接指定してください - 7 -

20 - 指定したユーザー ID が存在しない 接続先ホストにログインできるユーザー ID を指定してください - ユーザー ID が 20 バイトを超えている 正しいユーザー ID を入力してください - パスワードが間違っている 正しいパスワードを指定してください - 接続先ホストで Systemwalker Operation Manager 基盤サービスが動作していない Windows 版の場合は Windows の [ サービス ] ダイアログボックスを使って Systemwalker Operation Manager 基盤サービス (Systemwalker MpJmSrv) を開始してください UNIX 版の場合は Systemwalker Operation Manager 基盤デーモン (mpjmsrv) を開始してください - 指定したユーザにローカルログオンの権利がない Windows 版 Windows の [ ローカルセキュリティポリシー ] ウィンドウを使って ユーザの権利に [ ローカルログオン ] を設定してください - ユーザー ID パスワードが指定されていない UNIX 版 接続先ホストが UNIX 版の場合 ユーザー ID とパスワードは省略できません ユーザー ID とパスワードを指定してください [Systemwalker Operation Manager [ ログイン ]] ウィンドウの省略値について Windows 版 [Systemwalker Operation Manager [ ログイン ]] ウィンドウに指定するホスト名 ユーザー ID およびパスワードは省略することができます 省略した場合 以下の値が採用されます - ホスト名を省略した場合 ログオンしているホストのホスト名 - ユーザー ID パスワードを省略した場合 ログオンしているユーザー ID およびそのパスワード ユーザー ID の検索順序 Windows 版 指定したユーザー ID は 以下の順に検索されます - ローカルコンピュータ - ドメイン - 信頼関係のあるドメイン 1.2 終了方法 Systemwalker Operation Managerを終了するには以下の手順で操作します 1. Systemwalker Operation Managerクライアントの終了 2. Systemwalker Operation Managerサーバの終了 Systemwalker Operation Manager クライアントの終了 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 終了 ] を選択します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウが閉じると Systemwalker Operation Manager クライアントの終了完了です - 8 -

21 注意 タスクマネージャ を使用して強制終了しないでください 強制終了後の処理が正常に動作しない場合があります Windows 版の場合は [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウまたは [ アクション管理 ] ウィンドウが表示されている場合は Systemwalker Operation Manager クライアントは終了していません Systemwalker Operation Manager クライアントを終了させるには [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウおよび [ アクション管理 ] ウィンドウも終了させる必要があります 各ウィンドウの終了方法は以下のとおりです [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウ : [ 環境設定 ] メニューから [ 終了 ] を選択します [ アクション管理 ] ウィンドウ : [ ファイル ] メニューから [ アクション管理ウィンドウの終了 ] を選択します Systemwalker Operation Manager サーバの終了 Windows 版 シャットダウン処理を行うと Systemwalker Operation Manager の各機能のサービスが自動的に停止し Systemwalker Operation Manager サーバは終了します その後 Systemwalker 共通の機能である通信基盤が終了します 手動での停止方法 保守作業を行うなどの理由で Systemwalker Operation Manager サーバを コントロールパネルを使用して手動で終了する必要がある場合は [ コントロールパネル ] の [ サービス ] ダイアログボックスで 以下の順にサービスを停止してください サービス表示名 Systemwalker MpPmonO Systemwalker MpJobsch Systemwalker MpJmCal Systemwalker MpMjes Systemwalker MpNjsosv Systemwalker MpJmSrv プロセス監視 ジョブスケジューラ カレンダ ジョブ実行制御 業務連携 サービスに対する機能 Systemwalker Operation Manager 基盤 Systemwalker MpAosfB 自動運用支援 ( イベント監視 アクション管理 ) Systemwalker MpAosfX 自動運用支援 ( アクション実行 ) Systemwalker MpAosfP Systemwalker ACL Manager 電源制御 ( 電源制御 サービス アプリケーション起動 ) ACL マネージャ 上記のサービスは poperationmgr( サービス停止 ) コマンドにより一括して停止することができます poperationmgr コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 共通コマンド を参照してください 注意 Systemwalker Centric Manager と共存する環境で Systemwalker Operation Manager の自動運用支援および ACL マネージャのサービスを停止する場合は Systemwalker Centric Manager のサービスもすべて停止してください Systemwalker Centric Manager のサービスの停止コマンドについては Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル を参照してください Interstage 属性のジョブネットが実行中の場合は ジョブスケジューラサービスのみを停止しないでください そのジョブネットを強制終了した上で ジョブスケジューラサービスを停止させてください - 9 -

22 通信基盤の手動での停止方法 通信基盤は swncctrl 通信基盤制御コマンドにより手動で停止することができます 保守作業などの理由で通信基盤を停止する場合は 以下の製品を停止した後に swncctrl 通信基盤制御コマンドを実行してください Systemwalker Operation Manager V 以降 Systemwalker IT Change Manager V14g 以降 swncctrl 通信基盤制御コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 通信基盤コマンド を参照してください 複数サブシステムの手動での停止方法 Systemwalker Operation Manager EE 版の場合は 複数のサブシステムを起動することができます 複数のサブシステムを起動しているシステムで 任意のサブシステム番号に対応するサブシステムを手動で停止するときの操作は以下の例に従ってください [ 例 1] サブシステム 1 を停止する場合 Systemwalker Operation Manager の以下のサービスを [ コントロールパネル ] の [ サービス ] ダイアログボックスで停止します - Systemwalker MpJobsch1 - Systemwalker MpMjes1 注 ) - Systemwalker MpJobsch1 と Systemwalker MpMjes1 とは必ず続けて停止してください - MpMjes と MpJobsch とで同じサブシステム番号のサービスを停止してください Systemwalker Operation Manager サーバの終了 UNIX 版 シャットダウン処理を行うと Systemwalker Operation Manager の各機能のデーモンが自動的に停止し Systemwalker Operation Manager サーバは終了します その後 Systemwalker 共通の機能である通信基盤が終了します 手動での停止方法 保守作業など行うなどの理由で Systemwalker Operation Manager サーバを手動で終了する必要がある場合は 各機能のデーモンを poperationmgr( デーモン停止 ) コマンドにより一括して停止することができます poperationmgr コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 共通コマンド を参照してください 通信基盤の手動での停止方法 通信基盤は swncctrl 通信基盤制御コマンドにより手動で停止することができます 保守作業などの理由で通信基盤を停止する場合は 以下の製品を停止した後に swncctrl 通信基盤制御コマンドを実行してください Systemwalker Operation Manager V 以降 Systemwalker IT Change Manager V14g 以降 swncctrl 通信基盤制御コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 通信基盤コマンド を参照してください 注意 Systemwalker Centric Manager と共存する場合 Systemwalker Centric Manager と共存する環境で Systemwalker Operation Manager を停止する場合は Systemwalker Centric Manager のデーモンもすべて停止してください Systemwalker Centric Manager のデーモンの停止コマンドについては Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル を参照してください

23 注意 ジョブスケジューラデーモンを停止する場合 ジョブスケジューラデーモンを停止する場合は 以下に注意してください Interstage 属性のジョブネットが実行中の場合 ジョブスケジューラデーモンのみを停止しないでください ジョブネットを強制終了した上で ジョブスケジューラデーモンを停止させてください プロセス (tskmnsrv) を停止する場合 kill -9 コマンドで プロセス (tskmnsrv) を停止しないでください 停止した場合 ジョブスケジューラデーモンの停止ができなくなります また クラスタ上で運用している場合 正しく動作しないことがあります kill -9 コマンドで プロセス (tskmnsrv) を停止した場合は システムを再起動してください 複数サブシステムの手動での停止方法 Systemwalker Operation Manager EE 版の場合は 複数のサブシステムを起動することができます 複数のサブシステムを起動しているシステムで 任意のサブシステム番号に対応するサブシステムを手動で停止するときの操作は以下の例に従ってください [ 例 1] サブシステム 1 を停止する場合 /bin/sh /opt/fjsvjobsc/etc/rc0.d/k00jobsch -sys 1 /bin/sh /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc0.d/k00mjs -sys 1 注 ) K00JOBSCH と K00MJS とは必ず続けて実行してください -sys オプションには K00MJS と K00JOBSCH とで同じサブシステム番号を指定してください [ 例 2] 全サブシステムを停止する場合 /bin/sh /opt/fjsvjobsc/etc/rc0.d/k00jobsch -sys all /bin/sh /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc0.d/k00mjs -sys all 参考 K00JOBSCH および K00MJS の格納パスについて K00JOBSCH および K00MJS の格納パスは 以下に示すように OS によって異なります OS に応じて格納パスを変更してください [K00JOBSCH] Solaris 版 HP-UX 版 AIX 版 Linux 版 /opt/fjsvjobsc/etc/rc0.d /opt/fhpjobsch/bin /usr/faixjobsc/bin /opt/fjsvjobsc/etc/rc0.d [K00MJS] Solaris 版 /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc0.d

24 HP-UX 版 AIX 版 Linux 版 /opt/fhpmjs/usr/lib/mjes /opt/faixmjs/usr/lib/mjes /etc/opt/fjsvmjs/etc/rc0.d

25 第 2 章カレンダを設定する 本章では カレンダを設定する方法について説明します ポイント SYSTEM_CALENDAR は Systemwalker Operation Manager に一つ存在し サーバの電源を投入する日や日変わり時刻を定義したカレンダのことです 電源制御を行う場合 SYSTEM_CALENDAR では原則として サーバの電源を投入する日を平日 サーバの電源を投入しない日を休日として扱います SYSTEM_CALENDAR の平日 / 休日のパターンをサービス アプリケーション起動機能 ジョブスケジューラ機能およびイベント監視機能で参照することもできます SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダは SYSTEM_CALENDAR の運用方法と別のパターンでサービス アプリケーション起動機能 ジョブスケジューラ機能およびイベント監視機能を運用したい場合に設定します SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダでは 電源制御機能は運用できません なお カレンダの作成や編集 および日変わり時刻の変更については システム管理者のみ行うことができます 2.1 SYSTEM_CALENDAR を設定する 平日と休日でサーバの運用方法を変えたい場合は 休日の設定を行います 毎日同じパターンで運用する場合や日付ごとにまったく異なる運用をする場合は 休日を設定する必要はありません サーバを運用しない日を SYSTEM_CALENDAR に休日として設定してください 休日の設定は [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスで毎年同じ休日 ( 祝祭日など毎年決められた休日 ) および振替休日を設定します その後 [ カレンダの登録 ] ウィンドウ (SYSTEM_CALENDAR) を使って その年だけの休日を設定 ( 微調整 ) します なお 設定した平日 / 休日の情報は 電源制御機能以外に 以下の機能でも使用することができます サービス アプリケーション起動機能 起動するサービスまたはアプリケーションの切りわけ (UNIX 版の場合は アプリケーション起動のみ ) [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスで設定します ジョブスケジューラ機能 ジョブネットのスケジュールの切りわけ [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで設定します イベント監視機能 Windows 版 アクションの実行条件の切りわけ [ アクション定義 [ アクション条件 ]] ダイアログボックスで設定します カレンダ API カレンダを意識した処理の実行 カレンダ API については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 以下に SYSTEM_CALENDAR に休日を設定する方法を示します 操作手順 1. 毎年同じ休日を設定します [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスで毎年同じ休日 ( 祝祭日など毎年決められた休日 ) および振替休日を設定します 2. その年だけの休日を設定します [ カレンダの登録 ] ウィンドウ (SYSTEM_CALENDAR) を使って その年だけの休日を設定 ( 微調整 ) します

26 注意 電源の投入 / 切断 サービス (Windows 版の場合のみ対応 ) アプリケーションの起動またはジョブネットのスケジュールを行った後で カレンダ情報を変更する場合は 以下のことに注意してください 電源スケジュールについて 電源スケジュールを設定した日を休日に変更すると その電源スケジュールは無効になります ただし 電源が投入された後に休日に変更しても 次回の電源切断時刻まで電源は切断されません この場合 翌日が休日であれば 当日の日変わり時刻が次回の電源切断時刻となります サービス / アプリケーションの起動パターンについて サービス / アプリケーションの起動パターンでカレンダを引用している場合 変更されたカレンダの内容に連動して サービス アプリケーション起動の運用日が設定されます ジョブネットのスケジュールについて - 登録済みの休日カレンダを変更した場合 その休日カレンダを指定しているジョブネットの起動日を再作成するかどうかを設定できます 設定は [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シートで行います ジョブネットの起動日を再作成する場合は 休日カレンダを変更した後に起動日を確認 / 修正してください - 休日カレンダを変更した場合 本日起動済みのグループに関しては再スケジュールされません 変更された休日情報は 次の日以降のスケジューリングに反映されます 年間休日を設定する 毎年同じ休日 ( 祝祭日など毎年決められた休日 ) および振替休日を設定する方法 および休日の設定を取り消す方法について説明します 操作手順 1. [ カレンダの登録 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作を行います

27 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] を選択します 次に [ カレンダ一覧 ] ウィンドウのカレンダをダブルクリックします または カレンダを選択した状態で [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します 図 2.1 [ カレンダの一覧 ] ウィンドウ

28 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] 配下のカレンダを選択します または マウスカーソルをカレンダに位置づけた状態で右クリックし 表示されたポップアップメニューから [ 開く ] を選択します 図 2.2 [ カレンダの登録 ] ウィンドウ

29 2. [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウのメインウィンドウに [ カレンダの登録 ] ウィンドウが表示されている状態で [ オプション ] メニューから [ 年間の休日設定 ] を選択します 図 2.3 [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックス 3. 休日に設定する曜日 / 日付の選択 2. で表示した [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスで 以下の操作を行い 休日に設定する曜日および日付を指定します 休日として設定された曜日 / 日付は 赤色で表示されます - 曜日 / 日付を指定して設定する [ 月の選択 ] で 設定方法を以下の 2 つから選択します - [ すべての月に設定する ]: 指定した曜日 / 日付の設定が 1 月から 12 月までのすべての月に反映されます - [ 指定した月に設定する ]: 指定した曜日 / 日付の設定が [ 月選択域 ] で指定した月に反映されます その後 [ 曜日選択域 ] および [ 日付選択域 ] で休日にする曜日 / 日付を指定します - 一括設定する [ 毎日 ] ボタンを指定すると すべての日を休日として一括設定できます ただし [ 月の選択 ] で [ すべての月に設定する ] オプションボタンを指定している時だけ有効となります 解除する時は 再度 [ 毎日 ] ボタンを指定します - 振替休日を設定する [ 振替休日を有効にする ] チェックボックスを指定すると 休日になる毎週の曜日と日付が一致した翌日を休日にします

30 4. 設定の保存 [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックして 3. で設定した毎年の休日の情報を [ カレンダの登録 ] ウィンドウに反映させます 次に [ カレンダの登録 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 保存 ] を選択して 設定した休日を保存します 参考 設定した休日を取り消すには 以下の手順で行います 1. 曜日および日付設定域で選択状態になっている日付を再度選択します 2. [OK] ボタンをクリックします 参考 反映開始日の設定 設定した休日情報を保存するときに [ カレンダの保存 ] ウィンドウで反映開始日を設定することができます 反映開始日を設定することによって ジョブネットの起動日の再作成は反映開始日以降のみとなります 詳細は 2.4 カレンダの反映開始日を設定する を参照してください その年だけの休日を設定する その年だけの休日を設定する方法および休日の設定を取り消す方法について説明します 操作手順 1. [ カレンダの登録 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作を行います

31 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] を選択します 次に [ カレンダ一覧 ] ウィンドウのカレンダをダブルクリックします または カレンダを選択した状態で [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します 図 2.4 [ カレンダの一覧 ] ウィンドウ

32 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] 配下のカレンダを選択します または マウスカーソルをカレンダに位置づけた状態で右クリックし 表示されたポップアップメニューから [ 開く ] を選択します 図 2.5 [ カレンダの登録 ] ウィンドウ 2. 休日にする曜日 / 日付の選択 1. で表示した [ カレンダの登録 ] ウィンドウで以下の操作を行い 休日に設定する曜日および日付を選択します 休日として選択された日付は ボタンが押された状態の表示 ( 以降 選択状態と呼びます ) となります - 日付部分をクリックすると 個別に選択できます - 始点の日付をクリックし 終点の日付をシフトキーを押しながらクリックすると 連続した範囲を選択できます - コントロールキーを押しながら日付部分をクリックすると 個別に追加選択できます - 選択状態を解除したい場合は 選択状態となっている日付をもう一度クリックします 3. 選択状態の日付を休日に設定する [ カレンダの登録 ] ウィンドウ上にマウスカーソルがある状態で右クリックします 表示されたポップアップメニューから [ 休日 ] を指定すると 2. で選択状態にした日付が休日として設定され赤色で表示されます また [ カレンダの登録 ] ウィンドウの日付をダブルクリックすると 選択状態にすることなく直接休日として設定することができ 赤色で表示されます

33 4. 設定の保存 [ カレンダの登録 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 保存 ] を選択して 設定した休日を保存します 参考 休日の設定を取り消す方法 設定した休日を取り消すには 以下のいずれかの操作を行います [ カレンダの登録 ] ウィンドウで 休日として設定されている日 / 曜日をクリックして日付部分を選択し ポップアップメニューから適当な電源制御パターンまたは運用日を選択します 選択した電源制御パターンまたは運用日が適用され 休日は解除されます [ カレンダの登録 ] ウィンドウの日付部分をダブルクリックします 参考 反映開始日の設定 設定した休日情報を保存するときに [ カレンダの保存 ] ウィンドウで反映開始日を設定することができます 反映開始日を設定することによって ジョブネットの起動日の再作成は反映開始日以降のみとなります 詳細は 2.4 カレンダの反映開始日を設定する を参照してください 2.2 日変わり時刻を設定する 日変わり時刻とは日付が更新される時刻のことです 一般には 0 時に日付が変わりますが Systemwalker Operation Manager では日付が変わる時刻を任意に設定することができます 設定した時刻から 24 時間が 1 日の単位となります 例えば バッチ業務の処理が翌日にずれ込むことが多いセンターでは 業務に関連する電源やジョブ Windows 版の場合は サービスのスケジュールを 日付の切り変わりを意識して行う必要があるため 設定が煩雑になります このような場合 日変わり時刻を遅らせて バッチ業務がその日のうちに完了するように見せかけると 電源やジョブのスケジュールおよびサービスのスケジュールや監視がしやすくなります 以下に日変わり時刻の設定手順を示します 操作手順 1. [ 日変わり時刻の登録 ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウから [SYSTEM_CALENDAR] を選択します 次に [ オプション ] メニューから [ 日変わり時刻 ] を選択します 図 2.6 [ 日変わり時刻の登録 ] ダイアログボックス

34 2. 日変わり時刻の設定 表示された [ 日変わり時刻の登録 ] ダイアログボックスで日変わり時刻を設定します 設定した日変わり時刻は平日 休日の区別なく適用されます 注意 電源スケジュールについて - すでに定義されている運転範囲の時間帯の中に日変わり時刻を変更した場合 日変わり時刻を境にして運転時刻が分割して登録されます これにより 電源投入日時 シャットダウン日時が変わることがあります 日変わり時刻を変更した後 各パターンの運転開始 終了時刻を確認してください - [ 電源制御パターン ] ダイアログボックスの [ 翌日が休日の場合の運転終了時刻 ] で設定した時刻とその 30 分前の間に日変わり時刻を設定した場合は 運転終了時刻は無効になります また [ 電源制御パターン ] ダイアログボックスの [ 前日が休日の場合の運転開始時刻 ] で設定した時刻とその 30 分後の間に日変わり時刻を設定した場合は 運転開始時刻は無効になります - [ 前日が休日の場合の運転開始時刻 ] や [ 翌日が休日の場合の運転終了時刻 ] で設定されている時刻を挟んで日変わり時刻を変更すると 変更前の運用に比べて 前日が休日の場合の運転開始時刻や翌日が休日の場合の運転終了時刻が 24 時間ずれることに注意してください 運用上問題がある場合は 日変わり時刻を元に戻すか [ 前日が休日の場合の運転開始時刻 ] または [ 翌日が休日の場合の運転終了時刻 ] を運用に合わせて変更してください ジョブネットのスケジュールについて - ジョブネットを登録した後で日変わり時刻を変更した場合 全ユーザのジョブネット / グループが再スケジューリングされます ただし 本日起動済みのグループに関しては再スケジュールされません この場合 変更された情報は 翌日以降のスケジューリングに反映されます - 日変わり時刻を変更することにより 起動時刻との相対関係が変わってジョブネットの起動予定日が変わることがあります 日変わり時刻を変更した後に起動予定日を確認してください - ジョブネットの起動条件として [ 間隔起動 ] を指定している場合 日変わり時刻を開始時刻と終了時刻の間に設定しないでください このような場合 一定間隔にジョブネットが起動されなくなる場合があります 日変わり時刻を変更した後 開始時刻と終了時刻を確認してください 2.3 SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダを設定する 休日の設定は 平日と休日でサーバの運用方法を変える場合に行います 毎日同じパターンで運用する場合や日付ごとにまったく異なる運用をする場合は 休日を設定する必要はありません また 運用方法の変更を SYSTEM_CALENDAR の情報に基づいて行う場合は すでに電源スケジュールの設定の時に休日情報を設定してあるので ここでは新たな設定は必要ありません 運用方法の切りわけを行うのに SYSTEM_CALENDAR では都合が悪い場合は 別のカレンダを作成して新たに休日を設定してください 休日の設定は [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスで毎年同じ休日 ( 祝祭日など毎年決められた休日 ) および振替休日を設定します その後 [ カレンダの登録 ] ウィンドウ (SYSTEM_CALENDAR 以外 ) を使って その年だけの休日を設定 ( 微調整 ) します なお 設定した平日 / 休日の情報は 以下の機能で使用することができます サービス アプリケーション起動機能 起動するサービスまたはアプリケーションの切りわけ (UNIX 版の場合は アプリケーション起動のみ ) [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスで設定します ジョブスケジューラ機能 ジョブネットのスケジュールの切りわけ [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで設定します

35 イベント監視機能 Windows 版 アクションの実行条件の切りわけ [ アクション定義 [ アクション条件 ]] ダイアログボックスで設定します カレンダAPI カレンダを意識した処理の実行カレンダAPIについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 注意 SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダで設定した平日 / 休日のパターンは 電源制御機能では参照できないので注意してください カレンダの登録数が多くなると 日変わり時刻の到来時やカレンダ編集時の処理などが遅くなる場合あります カレンダの登録数に上限はありませんが 100 件程度までにすることを推奨します 以下に SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダに休日を設定する手順を示します 操作手順 1. カレンダを作成します ( 既存のカレンダを使用する場合は必要ありません ) [ カレンダの登録 ] ウィンドウ (SYSTEM_CALENDAR 以外 ) を使ってカレンダを作成します 2. 毎年同じ休日を設定します [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスで毎年同じ休日 ( 祝祭日など毎年決められた休日 ) および振替休日を設定します 3. その年だけの休日を設定します [ カレンダの登録 ] ウィンドウ (SYSTEM_CALENDAR 以外 ) を使って その年だけの休日を設定 ( 微調整 ) します カレンダを作成する SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダは [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] を選択後 [ ファイル ] メニューから [ 新規作成 ]-[ カレンダ ] を選択して作成します カレンダの保存時に [ カレンダの保存 ] ダイアログボックスが表示されます [ 名前を付けて保存 ] ボタンをクリックして 作成するカレンダの名前を指定します

36 図 2.7 [ カレンダの保存 ] ダイアログボックス 注意 接続先サーバが UTF-8 コード運用の場合について UNIX 版 接続先サーバの日本語環境が UTF-8 の場合に カレンダに名前を付けて保存する時は UTF-8 コードで 24 バイト以内のカレンダ名を指定してください 24 バイトを超えた場合 カレンダ保存時に以下のメッセージが出力されます カレンダ名長が不当です 参考 反映開始日の設定 設定した休日情報を保存するときに [ カレンダの保存 ] ウィンドウで反映開始日を設定することができます 反映開始日を設定することによって ジョブネットの起動日の再作成は反映開始日以降のみとなります 詳細は 2.4 カレンダの反映開始日を設定する を参照してください 年間休日を設定する 毎年同じ休日 ( 祝祭日など毎年決められた休日 ) および振替休日を設定する方法 および休日の設定を取り消す方法について説明します 操作手順 1. [ カレンダの登録 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作を行います

37 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] を選択します 次に [ カレンダ一覧 ] ウィンドウのカレンダをダブルクリックします または カレンダを選択した状態で [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します 図 2.8 [ カレンダの一覧 ] ウィンドウ

38 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] 配下のカレンダを選択します または マウスカーソルをカレンダに位置づけた状態で右クリックし 表示されたポップアップメニューから [ 開く ] を選択します 図 2.9 [ カレンダの登録 ] ウィンドウ

39 2. [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウのメインウィンドウに [ カレンダの登録 ] ウィンドウが表示されている状態で [ オプション ] メニューから [ 年間休日の設定 ] を選択します 図 2.10 [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックス 3. 休日に設定する曜日 / 日付の選択 2. で表示した [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスで 以下の操作を行い 休日に設定する曜日および日付を指定します 休日として設定された曜日 / 日付は 赤色で表示されます - 曜日 / 日付を指定して設定する [ 月の選択 ] で 設定方法を以下の 2 つから選択します - [ すべての月に設定する ]: 指定した曜日 / 日付の設定が 1 月から 12 月までのすべての月に反映されます - [ 指定した月に設定する ]: 指定した曜日 / 日付の設定が [ 月選択域 ] で指定した月に反映されます その後 [ 曜日選択域 ] および [ 日付選択域 ] で休日にする曜日 / 日付を指定します - 一括設定する [ 毎日 ] ボタンを指定すると すべての日を休日として一括設定できます 解除する時は 再度 [ 毎日 ] ボタンを指定します - 振替休日を設定する [ 振替休日を有効にする ] チェックボックスを指定すると 休日になる毎週の曜日と日付が一致した翌日を休日にします

40 4. 設定の保存 [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックして 3. で設定した毎年の休日の情報を [ カレンダの登録 ] ウィンドウに反映させます その後 [ カレンダの登録 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 保存 ] を選択して 設定した休日を保存します 参考 休日の設定を取り消す方法設定した休日を取り消すには 以下の手順で行います 1. 曜日および日付設定域で選択状態になっている日付を再度選択します 2. [OK] ボタンをクリックします 参考 反映開始日の設定 設定した休日情報を保存するときに [ カレンダの保存 ] ウィンドウで反映開始日を設定することができます 反映開始日を設定することによって ジョブネットの起動日の再作成は反映開始日以降のみとなります 詳細は 2.4 カレンダの反映開始日を設定する を参照してください その年だけの休日を設定する その年だけの休日を設定する方法および休日の設定を取り消す方法について説明します 操作手順 1. [ カレンダの登録 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作を行います

41 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] を選択します 次に [ カレンダ一覧 ] ウィンドウのカレンダをダブルクリックします または カレンダを選択した状態で [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します 図 2.11 [ カレンダの一覧 ] ウィンドウ

42 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ カレンダ ] 配下のカレンダを選択します または マウスカーソルをカレンダに位置づけた状態で右クリックし 表示されたポップアップメニューから [ 開く ] を選択します 図 2.12 [ カレンダの登録 ] ウィンドウ 2. 休日にする曜日 / 日付の選択 1. で表示した [ カレンダの登録 ] ウィンドウで以下の操作を行い 休日に設定する曜日および日付を選択します 休日として選択された日付は ボタンが押された状態の表示 ( 以降 選択状態と呼びます ) となります - 日付部分をクリックすると 個別に選択できます - 始点の日付をクリックし 終点の日付をシフトキーを押しながらクリックすると 連続した範囲を選択できます - コントロールキーを押しながら日付部分をクリックすると 個別に追加選択できます - 選択状態を解除したい場合は 選択状態となっている日付をもう一度クリックします 3. 選択状態の日付を休日に設定する [ カレンダの登録 ] ウィンドウ上にマウスカーソルがある状態で右クリックします 表示されたポップアップメニューから [ 休日 ] を指定すると 2. で選択状態にした日付が休日として設定され赤色で表示されます また [ カレンダの登録 ] ウィンドウの日付をダブルクリックすると 選択状態にすることなく直接休日として設定することができ 赤色で表示されます

43 4. 設定の保存 [ カレンダの登録 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 保存 ] を選択して 設定した休日を保存します 参考 休日の設定を取り消す方法 設定した休日を取り消すには 以下のいずれかの操作を行います [ カレンダの登録 ] ウィンドウで 休日として設定されている日 / 曜日をクリックして日付部分を選択し ポップアップメニューから適当な電源制御パターンを選択します 選択した電源制御パターンが適用され 休日は解除されます [ カレンダの登録 ] ウィンドウの日付部分をダブルクリックします 参考 反映開始日の設定 設定した休日情報を保存するときに [ カレンダの保存 ] ウィンドウで反映開始日を設定することができます 反映開始日を設定することによって ジョブネットの起動日の再作成は反映開始日以降のみとなります 詳細は 2.4 カレンダの反映開始日を設定する を参照してください カレンダを削除する SYSTEM_CALENDAR 以外のカレンダは [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで削除したいカレンダを選択後 [ ファイル ] メニューから [ 削除 ] を選択して削除します または カレンダを選択した状態で右クリックし 表示されたポップアップメニューから [ 削除 ] を選択して削除します 注意 SYSTEM_CALENDAR は削除できません ジョブネットおよびサービス アプリケーション起動機能で引用している休日カレンダは削除できません 2.4 カレンダの反映開始日を設定する カレンダの休日情報を特定の日付以降のジョブネットの起動日情報に反映したい場合 [ カレンダの保存 ] ウィンドウにて反映開始日を設定します 反映開始日を設定した場合 保存したカレンダの休日情報を引用するジョブネットの起動日は 反映開始日以降置き換えられます 反映開始日を設定しない場合 保存したカレンダの休日情報を引用するジョブネットの起動日は 保存した当日以降の休日情報が置き換えられます 以下に反映開始日の設定手順を示します 操作手順 1. [ カレンダの保存 ] ウィンドウの表示 休日情報を設定した後 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 保存 ] を選択し [ カレンダの保存 ] ウィンドウを開きます

44 2. 反映開始日の設定 1. で表示した [ カレンダの保存 ] ウィンドウにて [ 反映開始日 ] チェックボックスをチェックし コンボボックスより反映開始日を選択します 図 2.13 [ カレンダの保存 ] ウィンドウ 3. 設定の保存 [ 上書き保存 ]/[ 名前を付けて保存 ] で保存します 注意 起動日 / カレンダ / 運用期間の情報を変更した場合について 反映開始日が設定されたカレンダを引用するジョブネットについて 反映開始日前に [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで 起動日 / カレンダ / 運用期間の情報を変更した場合は [ カレンダの保存 ] ウィンドウで設定した反映開始日は無効になり [ ジョブネットのプロパティ ] で変更した情報が有効になります

45 第 3 章サーバの電源の投入 / 切断をスケジュールする 本章では サーバの電源の投入 / 切断をスケジュールする方法について説明します 3.1 サーバの電源の投入 / 切断をスケジュールする手順 電源制御機能を使用すると サーバの電源の投入 / 切断やリブートを自動化することができます サーバに対して 以下の電源制御方法が選択できます 電源制御を行わない サーバの電源制御を行いません この場合は 設定は必要ありません 単一のサーバで電源制御を行う 1 つのサーバ単位で 電源制御を行います 一括電源制御を行う 複数のサーバを一括して 電源制御します サーバの電源の投入 / 切断をスケジュールする手順は以下のとおりです 操作手順 1. SYSTEM_CALENDAR に休日を設定する サーバの運用を行わない日 ( 電源を投入しない日 ) を SYSTEM_CALENDAR の休日として設定します 一括電源制御を行う場合は 制御を行うサーバに対して設定します SYSTEM_CALENDAR の休日には 電源制御スケジュールで定義した時刻 ( 定義していなければ日変わり時刻 ) に電源切断されます この作業は 2. から 5. までの手順を実施した後に実施してもかまいません 詳細は 2.1 SYSTEM_CALENDAR を設定する を参照してください 2. 日変わり時刻を設定する Systemwalker Operation Manager 上で 日付が更新される時刻を設定します 日変わり時刻は 必ず電源制御方法を設定する前に実施してください 詳細は 2.2 日変わり時刻を設定する を参照してください 3. 電源制御方法を設定する Systemwalker Operation Manager のサーバに対して 電源制御を行うか行わないか 電源制御を行う場合は 単一サーバの電源制御を行うか 一括電源制御を行うかを指定します 一括電源制御を行う場合は 制御するホストとなる制御ホストと 制御されるホストとなる電源制御対象ホストの情報を合わせて設定します 設定方法の詳細は 3.2 電源制御方法を設定する を参照してください 4. 電源スケジュールを設定する サーバの電源投入 / 切断およびリブートの時刻を定義した電源スケジュールを作成します 通常の電源スケジュールは 3.3 電源スケジュールを設定する の 標準のパターンを作成 適用する で作成します より複雑な設定 特異な設定が必要となる場合は 非標準のパターンを作成 適用する 特定の日に対して個別にスケジュールを設定する を参照してください 5. 終了監視オプションを設定する シャットダウン時の条件を終了監視オプションで設定します 詳細は 3.4 終了監視オプションを設定する を参照してください 設定した内容は 設定を完了した時点から有効になります ただし 終了監視中に行った場合は 次回の電源投入後に有効となります

46 注意 手動操作について サーバの電源の投入 / 切断を自動化している場合でも 手動による電源の投入 / 切断やシャットダウンは可能です ただし この場合は以下のことに注意してください スケジュールした電源投入時刻になる前に 手動で電源を投入したり クライアントでのユーザログオン / ログインによってサーバの電源が投入された場合は スケジュールした電源投入時刻の設定は無視されます サーバの電源は電源切断時刻になるまで切断されません サーバを手動でシャットダウンする場合は Systemwalker Operation Manager の [ 接続サーバの停止 ] ダイアログボックスを使用してください Windows サーバおよび UNIX サーバから直接シャットダウンすると 次回の電源投入時刻が無効となり 電源は自動投入されません 参考 一括電源制御について 一括電源制御を行う場合は 一括電源制御を行うすべてのホストを 1 つの論理的なサーバとして扱います 利用者は 一括電源制御を行う制御ホストと電源制御対象ホストをまとめて指定し 制御ホストに対して SYSTEM_CALENDAR 電源制御パターン 終了監視オプションなどの設定を行います サーバの手動操作は 制御ホストに対してのみ可能となります 3.2 電源制御方法を設定する サーバにおいて 電源制御を行うか 行わないかを定義します 電源制御を行う場合は 単一ホストの電源制御を行うか 一括電源制御を行うかを定義します 一括電源制御を行う場合は 制御ホストと電源制御対象ホストの情報を合わせて設定します 注意 電源制御方法を設定する前に 日変わり時刻が運用に合わせて設定されていることを確認してください 日変わり時刻の設定方法は 2.2 日変わり時刻を設定する を参照してください 電源制御方法を設定する手順について説明します

47 操作手順 1. [ 電源制御設定 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [SYSTEM_CALENDAR] を選択後 [ オプション ] メニューから [ 電源制御設定 ] を選択します [ 電源制御設定 ] ウィンドウが表示されます 図 3.1 [ 電源制御設定 ] ウィンドウ Systemwalker Operation Manager をインストールした状態では UNIX 版の場合は 電源制御を行わない Windows 版の場合は 自ホスト単体で電源制御を行う がデフォルトで設定されています 2. 電源制御方法の指定 電源制御方法を指定します [ 電源制御を行わない ]: 電源制御を行わない場合に指定し [OK] ボタンをクリックします 以降の手順は必要ありません [ 自ホスト単体で制御を行う ]: 1 つのホストコンピュータのみを対象とした電源制御を行う場合に指定し [OK] ボタンをクリックします このオプションを指定した場合は この後に電源スケジュールを設定します 詳細は 3.3 電源スケジュールを設定する を参照してください [ 自ホストを制御ホストとして制御を行う ]: 一括電源制御を行う場合で 一括電源制御のスケジュール管理を行うホスト ( 制御ホスト ) として登録する場合に指定します このオプションボタンをチェックすると [ 電源制御対象ホストの設定 ] ボタンが有効となります このオプションを指定した場合は 3. 以降の作業を実施した後に電源スケジュールを設定します 詳細は 3.3 電源スケジュールを設定する を参照してください [ 一括電源制御の対象として電源制御を行う ]: 一括電源制御を行う場合で 制御ホストから電源制御される対象ホストとして登録する場合に指定します このオプションボタンをチェックすると [ 制御ホスト名 ] の入力域が有効となります 一括電源制御のスケジュール管理を行う制御ホスト名を指定し [OK] ボタンをクリックします このオプションを指定した場合は 制御ホスト側において電源スケジュールの設定が行われていることを確認してください 詳細は 3.3 電源スケジュールを設定する を参照してください

48 3. [ 電源制御対象ホスト一覧 ] ウィンドウの表示 [ 自ホストを制御ホストとして制御を行う ] オプションボタンをチェックした場合に [ 電源制御対象ホストの設定 ] ボタンをクリックします [ 電源制御対象ホスト一覧 ] ウィンドウが表示されます 図 3.2 [ 電源制御対象ホスト一覧 ] ウィンドウ [ 電源制御対象ホスト一覧 ]: 電源制御対象ホストが一覧表示されます 電源制御対象ホストが登録されていない場合は 何も表示されません 電源投入は 制御ホストの電源投入の完了後 一覧順に行います また 電源切断は 一覧の逆順で行い 最後に制御ホストの電源切断を行います [ 追加 ]: 電源制御の対象となるホストを追加します [ 追加 ] ボタンをクリックすると [ 電源制御対象ホストの設定 ] ウィンドウが表示されます 電源制御対象ホストは最大 10 台まで追加できます 追加されたホストは 電源制御対象ホスト一覧の一番下に並びます [ 変更 ]: 電源制御対象ホストの設定を変更します [ 変更 ] ボタンをクリックすると [ 電源制御対象ホストの設定 ] ウィンドウが表示されます [ 削除 ]: 電源制御対象ホスト名を一覧から削除します [ 上へ ]: 電源制御対象ホストの電源投入順を上げます [ 下へ ]: 電源制御対象ホストの電源投入順を下げます

49 4. [ 電源制御対象ホストの設定 ] ウィンドウの表示 [ 電源制御対象ホスト一覧 ] ウィンドウで [ 追加 ] ボタンをクリックすると [ 電源制御対象ホストの設定 ] ウィンドウが表示されます 図 3.3 [ 電源制御対象ホストの設定 ] ウィンドウ 5. 電源制御対象ホストの情報の指定 以下の項目を指定します [ 電源制御対象ホスト名 ]: 一括電源制御の対象となる電源制御対象ホスト名を指定します [ 起動間隔 ]: ここで指定した電源制御対象ホストの起動指示後 何秒後に次のホストの起動を開始するか指定します [ 終了間隔 ]: ここで指定した電源制御対象ホストの停止指示後 何秒後に次のホストを停止するかを指定します [ 電源制御ソフトウェアの種類 ]: コンピュータの電源の自動投入 切断のために使用する電源制御ソフトウェアを指定します - [Power MANagement for Windows または PMAN/L( 富士通製 )]: 電源制御ソフトウェアとして Power MANagement for Windows または PMAN/L を利用する場合に指定します - [PowerChutePLUS(APC 製 )]: 電源制御ソフトウェアとして PowerChute(R) plus または PowerChute(R) Business Edition を利用する場合に指定します - [ その他 (Systemwalker 対応電源ソフトウェア )]: 電源制御ソフトウェアとして PMAN モデル 100/PMAN モデル 50 の Systemwalker 連携ソフトウェア ( 装置添付 ) または Systemwalker Enabled で認定された電源制御装置に対応する電源制御ソフトウェアを利用する場合に指定します [UPS の IP アドレス ]: [ 電源制御対象ホスト名 ] で指定した電源制御対象ホストに接続されている UPS の IP アドレスを指定します

50 [ その他 (Systemwalker 対応電源ソフトウェア )] を選択した場合に必要な処置について [ 電源制御ソフトウェアの種類 ] で [ その他 (Systemwalker 対応電源ソフトウェア )] を選択した場合 連携コマンド (MpStpSv,MpStrSv) について 以下の処置をしてください Windows 版 連携コマンド (MpStpSv,MpStrSv) をシステム環境変数の Path に設定されているディレクトリにインストールします UNIX 版 連携コマンド (MpStpSv,MpStrSv) が /opt/fjsvjmcal/bin にシンボリックリンクを張られているか確認し 張られていない場合はシンボリックリンクを張ります Systemwalker Enabled で認定された電源制御装置に対応する電源制御ソフトウェアを使用する場合で 電源制御対象ホストに複数の会社の電源制御ソフトウェアを使用するときは 以下の CSV ファイルをあらかじめ制御ホストに作成してください (1 つのソフトウェアを利用する場合は必要ありません ) - [ ディレクトリ名 ]: Windows 版 : Systemwalker インストールディレクトリ \mpwalker.jm\mpjmcal\caldb UNIX 版 : /var/opt/fjsvjmcal/caldb - [ ファイル名 ]: Aosf_PD.csv - [CSV ファイルの形式 ]: 1 列目に UPS の IP アドレス 2 列目に電源制御ソフトウェア (MpStrSv コマンド ) のインストールディレクトリを指定します , D:\POWER\APP , D:\POWER\APP , D:\POWER\APP3 注意 インストールされていないソフトウェアを電源制御ソフトウェアとして選択すると 電源制御は正常に行われません 3.3 電源スケジュールを設定する 電源スケジュールとは サーバの電源投入 / 切断およびリブートの時刻の定義のことです 電源制御機能は この定義に従って電源の投入 / 切断およびリブートを行います また電源制御機能は 電源制御ソフトウェアと連携します 必要な電源制御ソフトウェアは Systemwalker Operation Manager 解説書 を参照してください 電源制御ソフトウェアは以下の手順で選択します 操作手順 1. [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 電源制御 ] シートの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [SYSTEM_CALENDAR] を選択後 [ オプション ] メニューから [ 電源制御スケジュール ] を選択します

51 2. 電源制御ソフトウェアの選択 表示された [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックスで サーバで使用する電源制御ソフトウェアを選択します 図 3.4 [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 電源制御 ] シート [ 電源制御の選択 ]: コンピュータの電源の自動投入 切断のために使用する電源制御ソフトウェアを指定します - [ シャットダウン / リブートのみ行う ]: 電源制御ボックスおよび UPS による電源制御を行わず 手動でコンピュータの電源の投入 / 切断を行う場合に指定します - [Power MANagement for Windows または PMAN/L( 富士通製 )]: 電源制御ソフトウェアとして Power MANagement for Windows または PMAN/L を利用する場合に指定します - [PowerChutePLUS(APC 製 )]: 電源制御ソフトウェアとして PowerChute(R) plus または PowerChute(R) Business Edition を利用する場合に指定します UNIX 版の場合は指定できません - [ その他 (Systemwalker 対応電源制御ソフトウェア )]: 電源制御ソフトウェアとして PMAN モデル 100/PMAN モデル 50 の Systemwalker 連携ソフトウェア ( 装置添付 ) または Systemwalker Enabled で認定された電源制御装置に対応する電源制御ソフトウェアを利用する場合に指定します 注意 インストールされていないソフトウェアを電源制御ソフトウェアとして選択すると 電源制御は正常に行われません

52 [ 電源制御パターン ]: 電源制御パターンのパターン名と対応する色が表示されます 電源制御パターンをダブルクリックすることにより [ 電源制御パターン ] ダイアログボックスが表示されます [ パターンの設定 ]: [ 電源制御パターン ] リストで選択したパターンの [ 電源制御パターン ] ダイアログボックスが表示されます 電源制御パターンは以下の 2 種類に分類され それぞれでシステムの電源投入 切断およびリブート時刻を定義できます - 標準 : 基本的な運転パターンを登録します - 非標準 : 標準のパターン以外の運転をする場合に登録します 注意 電源スケジュールを設定する場合は 以下のことに注意してください 非標準のパターン または特定の日に対して個別にスケジュールを設定する場合は 必ず標準パターンを作成 適用してください 電源スケジュールを設定した後に 日変わり時刻を変更することはできるだけ避けてください 電源スケジュールを設定した後に日変わり時刻を変更した場合の注意事項については 2.2 日変わり時刻を設定する を参照してください 当日の電源スケジュールを日変わり時刻まで運転するように設定し 翌日の電源スケジュールを日変わり時刻から運転するように設定した場合は 日変わり時刻には電源の切断 / 投入は行われず 連続運転されます 電源スケジュールを変更した結果 変更操作を行った時の時刻が運用時間帯内から切断時間帯内に含まれることになっても その時点ではサーバは切断されません この場合 電源制御は次回の電源切断時刻から有効になります 標準のパターンを作成 適用する 標準のパターンとは 1 週間分の電源投入 / 切断およびリブートの契機を定義した汎用的なパターンのことです 標準のパターンは SYSTEM_CALENDAR に設定した休日以外の日に自動的に適用されます これにより 毎週同じパターンで電源の投入 / 切断およびリブートが行われます 電源スケジュールの標準のパターンは 以下の手順で設定します

53 操作手順 1. [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 電源制御 ] シートの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [SYSTEM_CALENDAR] を選択後 [ オプション ] メニューから [ 電源制御スケジュール ] を選択します 図 3.5 [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 電源制御 ] シート 2. [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス ( 標準 ) の表示 [ 電源制御パターン ] リストより [ 標準 ] を選択し [ パターンの設定 ] ボタンをクリックします 3. 標準のパターンの作成 [ 電源制御パターン ] ダイアログボックス ( 標準 ) を使って 1 週間分の電源制御パターン ( 電源投入時刻 / 電源切断時刻 / リブート時刻 ) を作成します 以下に設定方法の参考例を示します

54 - 平日は毎日同じ時刻に電源投入 / 切断をする場合 - 平日は連続運転する場合

55 [ パターン名 ]: [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックスで選択した電源制御パターン名が表示されます [ 運転時刻 ]: コンピュータの運転範囲およびリブート時刻をタイムチャートにより設定します [ 運転 ]/[OFF]/[ リブート ]: タイムチャートを編集する時のモードを選択 表示します - [ 運転 ]: 運転範囲を指定できます - [OFF]: 運転範囲を解除します リブート時刻が運転範囲内に設定されていた場合は リブート時刻も同時に解除されます - [ リブート ]: リブート時刻を指定 / 解除できます [24 時間予約時に休日の場合の対処 ]: 日付をまたいで連続運転を行うように定義し その日がカレンダでは休日の場合の対処方法を指定します - [ 翌日が休日の場合の運転終了時刻 ]: 翌日に連続運転するような運転スケジュールを登録した時に 翌日が休日である場合 コンピュータの運転を終了する時刻を設定することができます - [ 前日が休日の場合の運転開始時刻 ]: 前日から連続運転するような運転スケジュールを登録した時に 前日が休日である時の コンピュータの運転を開始する時刻を設定することができます

56 きめ細かな電源制御パターンを作成する場合は [ 運転時刻 ] ダイアログボックスを使用します [ 運転時刻 ] ダイアログボックスは [ 電源制御パターン ] ダイアログボックスのタイムチャート上で マウスの右クリックによるポップアップメニューから [ 運転時刻の詳細 ] を選択すると表示されます 図 3.6 [ 運転時刻 ] ダイアログボックス [ 日変わり時刻 ]: 日変わり時刻が表示されます [ 開始 ]: 電源を投入する時刻を指定します [ 終了 ]: システムの終了処理の開始時刻を指定します [ リブート時刻一覧 ]: タイムチャートで指定したリブート時刻 (30 分単位 ) が時刻順に表示されます [ 追加 ]: リブート時刻の定義を追加します [ リブート時刻一覧 ] 表示域からリブート時刻を選択し [ 追加 ] ボタンをクリックすることにより [ リブート時刻 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ リブート時刻 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し リブート時刻を指定します [ 変更 ]: リブート時刻を変更します [ リブート時刻一覧 ] 表示域からリブート時刻を選択し [ 変更 ] ボタンをクリックすることにより [ リブート時刻 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ リブート時刻 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し リブート時刻を指定します [ 削除 ]: リブート時刻を削除します

57 [ リブート時刻 ] ダイアログボックスの設定 [ 運転時刻 ] ダイアログボックスから [ 追加 ] ボタン または [ 変更 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ リブート時刻 ] ダイアログボックスに必要な項目を入力します 図 3.7 [ リブート時刻 ] ダイアログボックス ([ 追加 ] ボタンより ) [ 追加時刻 ]: リブートする時刻を指定します 図 3.8 [ リブート時刻 ] ダイアログボックス ([ 変更 ] ボタンより ) [ 変更時刻 ]: リブートする時刻を指定します 4. 標準のパターンの保存 適用 [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックします 作成した標準のパターンは [ カレンダの登録 ] ウィンドウで設定した休日以外の日に対して自動的に適用されます 非標準のパターンを作成 適用する 非標準のパターンとは 1 日分の電源投入 / 切断およびリブートの契機を定義した汎用的なパターンのことです 標準のパターンだけでサーバを運用すると 毎週同じパターンでサーバの電源投入 切断およびリブートが繰り返されます 標準のパターンとは別のパターンで電源投入 / 切断およびリブートを行いたい日には 非標準のパターンを設定します 非標準のパターンは SYSTEM_CALENDAR に設定した休日以外の複数の日に適用できます 電源スケジュールの非標準のパターンは 以下の手順で設定します

58 操作手順 1. [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 電源制御 ] シートの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [SYSTEM_CALENDAR] を選択後 [ オプション ] メニューから [ 電源制御スケジュール ] を選択します 図 3.9 [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 電源制御 ] シート

59 2. [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス ( 非標準のパターン用 ) の表示 [ 電源制御パターン ] リストより [ 標準 ] 以外を選択し [ パターンの設定 ] ボタンをクリックします 図 3.10 [ 電源制御パターン ] ダイアログボックス ( 非標準のパターン用 ) 3. 非標準のパターンの作成 [ 電源制御パターン ] ダイアログボックス ( 非標準のパターン用 ) を使って パターン名を設定し 1 日分の電源制御パターン ( 電源投入時刻 / 電源切断時刻 / リブート時刻 ) を作成します その後 [OK] ボタンをクリックして [ 電源制御パターン ] ダイアログボックス ( 非標準のパターン用 ) を閉じます [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 電源制御 ] シートに 新規に作成した非標準のパターンの名前が追加されます 非標準のパターンは 8 個まで設定できます

60 きめ細かな電源制御パターンを作成する場合は [ 運転時刻 ] ダイアログボックスを使用します [ 運転時刻 ] ダイアログボックスは [ 電源制御パターン ] ダイアログボックスのタイムチャート上で マウスの右クリックによるポップアップメニューから [ 運転時刻の詳細 ] を選択すると表示されます 図 3.11 [ 運転時刻 ] ダイアログボックス 4. 非標準のパターンの保存 [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックします 5. 非標準のパターンを適用する日の選択 [ カレンダの登録 ] ウィンドウの曜日部分をクリックすると その曜日に当たる日の日付部分が選択状態になります 日付部分をクリックすると その日付が選択状態になります また シフトキーを押しながら日付部分をクリックする ( 範囲選択 ) コントロールキーを押しながら日付部分をクリックする ( 追加選択 ) 操作により 日付を複数選択できます

61 選択状態を解除する場合は もう一度クリックします 図 3.12 [ カレンダの登録 ] ウィンドウ 6. 非標準のパターンの適用 [ カレンダの登録 ] ウィンドウの右クリックによるポップアップメニューから 作成した非標準のパターンを選択します 選択した日付に非標準のパターンが適用されます 作成した非標準のパターンは 運用日 ( 作成したパターン名 ) の形式でポップアップメニューに表示されます 注意 非標準のパターンを休日に対して設定した場合 その日は休日から運用日に変わります 特定の日に対して個別にスケジュールを設定する 個別パターンとは 1 日分の電源投入 / 切断およびリブートの契機を特定の日だけに定義したパターンのことです 標準のパターンや非標準のパターン以外のパターンでサーバの電源投入 / 切断およびリブートを行いたい日には 個別パターンを設定します また SYSTEM_CALENDAR に設定した休日に電源投入 / 切断およびリブートを行いたい場合も個別パターンを設定します 電源スケジュールの個別パターンは 以下の手順で設定します

62 操作手順 1. [ 電源制御パターン ( 個別 )] ダイアログボックスの表示 [ カレンダの登録 ] ウィンドウで [ 日付 ] ボタンを選択後 右クリックによるポップアップメニューから [ 個別 ] を選択します 2. 個別パターンの作成 [ 電源制御パターン ( 個別 )] ダイアログボックスを使って 選択した日付の電源制御パターン ( 電源投入時刻 / 電源切断時刻 / リブート時刻 ) を作成します 図 3.13 [ 電源制御パターン ( 個別 )] ダイアログボックス [ 運転時刻 ]: コンピュータの運転範囲およびリブート時刻をタイムチャートにより設定します [ 運転 ]/[OFF]/[ リブート ]: タイムチャートを編集する時のモードを選択 表示します - [ 運転 ]: 運転範囲を指定できます - [OFF]: 運転範囲を解除します リブート時刻が運転範囲内に設定されていた場合は リブート時刻も同時に解除されます - [ リブート ]: リブート時刻を指定 / 解除できます 3. 個別パターンの適用 [OK] ボタンをクリックして [ 電源制御パターン ( 個別 )] ダイアログボックスを閉じます 新規に作成した個別パターンが 選択した日付に適用されます 注意 休日をダブルクリックすると標準のパターンになり 前回設定されていたパターンには戻りません 休日に対して個別パターンを設定した場合は 休日 / 個別 となります 逆に 個別パターンの設定されている日付に休日を設定した場合は 個別パターンの設定が解除され 単なる休日となります

63 休日 / 個別 は電源制御機能以外では 休日の扱いとなります 個別パターンが設定されている日付部分を 1 つだけ選択した状態で ポップアップメニューから [ 個別 ] ボタンを選択した場合は 前回設定した個別パターンの情報が [ 電源制御パターン ( 個別 )] ダイアログボックスに表示されます 情報を変更 設定すると 前回設定されていた個別パターンの情報が上書きされます 個別パターンが設定されている日付部分を含む複数の日付部分を選択した状態で ポップアップメニューから [ 個別 ] ボタンを選択した場合は タイムチャートがない状態で [ 電源制御パターン ( 個別 )] ダイアログボックスが表示されます 個別パターンを設定すると 前回設定されていた個別パターンの情報は上書きされます 3.4 終了監視オプションを設定する Systemwalker Operation Manager では サーバのシャットダウン時に ネットワークを通じて接続しているユーザの有無を監視したり ネットワークを通じて接続しているユーザにサーバのシャットダウンを通知したりすることができます また 待ち合わせ終了通知が通知されるまでサーバの停止処理を遅らせることができます 例えば 待ち合わせ終了通知コマンドを業務の終了時に発行することで 業務の遅延に応じてサーバのシャットダウン処理を自動的に遅らせることができます 以上の処理を Systemwalker Operation Manager では終了監視と呼びます サーバ停止処理の流れを以下に示します 一括電源制御を行う場合は 制御ホストが終了監視の通知先となります 終了監視オプションについて説明します

64 操作手順 1. [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 終了監視 ] シートの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [SYSTEM_CALENDAR] を選択後 [ オプション ] メニューから [ 電源制御スケジュール ] を選択します 図 3.14 [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 終了監視 ] シート [ 終了監視 ]: 運転終了時刻およびリブート時刻の到来時に 終了監視を行います [ 詳細設定 ] ボタンが有効となります [ 詳細設定 ]: [ 終了監視 ] ダイアログボックスが表示されます

65 2. [ 終了監視 ] ダイアログボックスの表示 [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス -[ 終了監視 ] シートの [ 終了監視 ] チェックボックスをチェックした後 [ 詳細設定 ] ボタンをクリックします 表示された [ 終了監視 ] ダイアログボックスで 終了監視オプションを定義します 図 3.15 [ 終了監視 ] ダイアログボックス [ ユーザへの終了通知を行う ]: 運転終了時刻の到来時に ネットワークを通じてコンピュータに接続しているユーザへの通知を行います UNIX 版の場合は 設定はできません [ 終了時コマンド実行する ]: 運転終了時刻になったら コマンドを実行します [ コマンド定義 ]: [ 実行コマンド定義一覧 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ 実行コマンド定義一覧 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 実行コマンドを定義します [ 接続ユーザなし ]: 終了監視の終了条件として ネットワークを通じてコンピュータに接続しているユーザがいないことを条件とします UNIX 版の場合は [ 接続ユーザなし ] チェックボックスの設定はできません [ 終了の通知あり ]: 終了監視の終了条件として 待ち合わせ終了通知コマンドによる終了通知を 待ち合わせる場合に指定します [ 終了通知 ]: [ 待ち合わせ終了通知定義一覧 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ 待ち合わせ終了通知定義一覧 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 待ち合わせ通知を定義します [ 監視対象の未終了時のオペレータへの通知 ]: 運転終了時刻からある時間経過しても終了条件を満たしていなければ コンピュータの管理者であるオペレータへの通知を行います

66 [ 未終了の確認契機 ]: 運転終了時刻からどれだけ時間が過ぎたら オペレータへの通知を行うのかを指定します [ 通知手段 ]: 監視対象が未終了の場合のオペレータへ通知手段 ([ ポップアップ ]/[ メール ]) を設定します - [ ポップアップ ]: ポップアップを画面に表示します - [ メール ]: メールで通知します [ 詳細定義 ]: 通知手段として [ ポップアップ ] を選択した場合は [ ポップアップの通知先定義一覧 ] ダイアログボックスが表示されます (V 以前のサーバに接続した場合は [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスが表示されます ) [ メール ] を選択した場合は [ メールの通知先定義 ] ダイアログボックスが表示されます それぞれ下記の [ ポップアップの通知先定義一覧 ] ダイアログボックス [ メールの通知先定義 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 通知先を指定します UNIX 版の場合は [ 監視対象の未終了時のオペレータへの通知 ] オプションの設定内容は Systemwalker Centric Manager の 運用管理サーバ 部門サーバ 業務サーバ のいずれかがインストールされている場合に限り 有効となります [ アプリ停止までの待ち時間 ]: 終了監視の監視時間を指定します この時間内に終了条件が満たされない場合は 終了条件を無視してシャットダウンを行います [ 監視間隔 ]: 終了監視の監視間隔として [ 接続ユーザなし ] [ 終了の通知あり ] を選択した場合に その条件をチェックする間隔を指定します [ 実行コマンド定義一覧 ] ダイアログボックスの設定 [ 終了監視 ] ダイアログボックスから [ コマンド定義 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ 実行コマンド定義一覧 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします 図 3.16 [ 実行コマンド定義一覧 ] ダイアログボックス [ コマンド一覧 ] 表示域 : 運転終了時刻の到来時に実行するコマンドの一覧が表示されます

67 [ 追加 ]: 新たに追加する実行コマンドの定義を行います ボタンをクリックすると [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 実行コマンドを追加します [ 変更 ]: [ コマンド一覧 ] 表示域で選択中のコマンド情報を変更します ボタンをクリックすると [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し コマンド情報を定義します [ 削除 ]: [ コマンド一覧 ] 表示域で選択中のコマンド情報を削除します [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックスの設定 [ 実行コマンド定義一覧 ] ダイアログボックスから [ 追加 ] ボタン または [ 変更 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします 図 3.17 [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックス [ 起動ファイル ]: 運転終了時刻の到来時に実行するコマンドの起動ファイル名をフルパスで指定します [ パラメータ ]: 運転終了時刻の到来時に実行するコマンドのパラメータを指定します [ 実行時のディレクトリ ]: 運転終了時刻の到来時に実行するコマンドの実行時のディレクトリを指定します [ 実行時の扱い ]: アプリケーションを起動する場合の表示方法を指定します UNIX 版の場合は 設定できません - [ 普通に表示 ]: ウィンドウを表示して起動します - [ 非表示 ]: ウィンドウを表示しないで起動します - [ アイコン化 ]: アイコンを表示して起動します

68 [ 待ち合わせ終了通知定義一覧 ] ダイアログボックスの設定 [ 終了監視 ] ダイアログボックスから [ 終了通知 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ 待ち合わせ終了通知定義一覧 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします 図 3.18 [ 待ち合わせ終了通知定義一覧 ] ダイアログボックス [ 待ち合わせ終了通知一覧 ] 表示域 : 終了監視の終了条件として待ち合わせる終了通知の一覧が表示されます 一括電源制御の対象となるサーバにおいて 待ち合わせを行う場合は 制御サーバにおいて対象となるサーバすべての待ち合わせ終了通知を定義します 対象となるサーバにおいて 待ち合わせ終了通知コマンドを起動すると 制御サーバに通知されます [ ポップアップの通知先定義一覧 ] ダイアログボックス /[ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスの設定 [ 終了監視 ] ダイアログボックスから [ 監視対象の未終了時のオペレータへの通知 ] の通知手段として [ ポップアップ ] を選択し [ 詳細定義 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ ポップアップの通知先定義一覧 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします V 以前のサーバに接続した場合は [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスが表示されます なお V 以前のバージョンのクライアントから V 以降のサーバに接続した場合に [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスに表示される情報は 複数登録されている通知先情報の先頭情報 ([ ポップアップの通知先定義一覧 ] ダイアログボックスの [ ポップアップ通知先一覧 ] の 1 行目に表示される情報 ) になります 図 3.19 [ ポップアップの通知先定義一覧 ] ダイアログボックス

69 [ ポップアップ通知先一覧 ] [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスで登録した通知先の一覧が表示されます [ 追加 ]: - [ 通知先 ]: ポップアップの通知先が表示されます - [ 通知種類 ]: 通知先の種類が 以下のように表示されます コンピュータ名 : コンピュータ ドメイン名 : ドメイン 新たに追加する通知先を定義します ボタンをクリックすると [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 通知先を追加します 登録可能な最大件数は 100 件となります [ 変更 ]: [ ポップアップ通知先一覧 ] 表示域で選択中の通知先情報を変更します ボタンをクリックすると [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 通知先を変更します [ 削除 ]: [ ポップアップ通知先一覧 ] 表示域で選択中の通知先情報を削除します 図 3.20 [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックス [ コンピュータ / ユーザに通知 ]: ポップアップの通知先となるコンピュータ名およびユーザ名を指定します [ ドメインに通知 ]: ポップアップの通知先となるドメイン名を指定します [ メールの通知先定義 ] ダイアログボックスの設定

70 [ 終了監視 ] ダイアログボックスから [ 監視対象の未終了時のオペレータへの通知 ] の通知手段として [ メール ] を選択し [ 詳細定義 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ メールの通知先定義 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします 図 3.21 [ メールの通知先定義 ] ダイアログボックス [ メールアドレス ]: の送信先アドレスを指定します [ ]: メールの通知に を使用することを指定します (V12.0L11/12.1 以前のバージョンに接続した場合は か MS-Mail かを指定できます ) 3. 定義の保存 [OK] ボタンをクリックして 定義を保存します 4. Systemwalker Operation Manager の再起動 設定を有効にするため Systemwalker Operation Manager を再起動します 注意 終了監視処理中に実行させるコマンドおよびアプリケーションは 必ず短い時間で終了するものを設定してください 設定したコマンドおよびアプリケーションがすべて起動されると 終了を待たないでシャットダウン処理が開始されます シャットダウン処理が開始されても終了していないコマンドおよびアプリケーションの処理は中断されます ただし バッチファイルなどを利用して コマンドおよびアプリケーションの処理完了後に 終了通知コマンドを呼び出すことで シャットダウン処理の開始を待ち合わせることもできます 終了通知コマンドについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 注意 UNIX 版の場合では 終了監視オプションの [ 監視対象の未終了時のオペレータへの通知 ]-[ 通知手段 ] で [ ポップアップ ] を選択したときは Systemwalker Centric Manager の [ アクション環境設定 ( 詳細 )] ダイアログボックス -[ アクション実行先 ] の設定が必要です 終了監視オプションの [ 監視対象の未終了時のオペレータへの通知 ]-[ 通知手段 ] で [ メール ] を選択したときは 以下の設定も必要です Windows 版 [ アクション環境設定 ] ダイアログボックス -[ メール ] の設定が必要です

71 UNIX 版 Systemwalker Centric Manager の [ アクション環境設定 ( 詳細 )] ダイアログボックス -[ メール ] の設定が必要です さらに MS-Mail を指定する場合は [ アクション実行先 ] の設定も必要です 注意 ポップアップメッセージによるユーザへの終了通知は サーバおよび通知先のコンピュータで Messenger サービス が起動し ログオンしている必要があります 通知先のコンピュータが Windows Vista(R) Windows Server 2008 および Windwos(R) 7 の場合 以下のいずれかの製品 [ 機能 ] がインストールされている必要があります Systemwalker Centric Manager - クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - 運用管理クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - 業務サーバ - 部門管理サーバ - 運用管理サーバ Systemwalker Operation Manager - クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - サーバ ポップアップメッセージによるユーザへの終了通知ができない環境でサーバの電源切断時の通知を行う場合は による終了通知を利用してください 参考 待ち合わせ終了通知コマンドを使って ジョブスケジューラなどの定型業務運用アプリケーションから 待ち合わせ終了通知 を発行することができます この 待ち合わせ終了通知 を [ 待ち合わせ終了通知定義一覧 ] ダイアログボックスに定義しておくと バッチ業務の終了に合わせてサーバのシャットダウンを円滑に行うことができます こうすることで システム管理者が業務の終了を待つ必要がなくなり 夜間の無人運転が可能になります 待ち合わせ終了通知コマンドの詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください

72 第 4 章ジョブをスケジュールする 本章では 自動的にジョブを実行させるために ジョブスケジューラを使って ジョブをスケジュールするための知識および方法について説明します 4.1 ジョブのスケジュールに必要な知識 本節では ジョブをスケジューリングする前に知っておいていただきたい知識について 説明します ジョブのスケジュールに関する制限値 ジョブのスケジューリングを行う際には 以下の各制限値の考慮が必要です ジョブスケジューラに登録できるプロジェクト数 プロジェクトに登録できるジョブネット数 ジョブネットに登録できるジョブ数 グループに登録できるジョブネット数 それぞれの制限値について詳細は Systemwalker Operation Manager 解説書 の ジョブのスケジューリングに関する制限値 を参照してください ジョブとして登録できるファイルについて Windows 版 ジョブとして登録できるファイルについて 説明します ジョブとして登録できるのは 以下の実行ファイルです - 実行プログラム (.EXE.COM) - バッチファイル (.BAT.CMD) - JCL ファイル (.JCL) - Systemwalker スクリプト (.SWT) - ワークユニット ( 実行属性が Interstage の場合に実行可能です ) dir や chdir などの内部コマンドは そのままでは指定できません 内部コマンドを使用する場合は バッチプログラム (.BAT) にしたり cmd.exe を使用するなど 新しいコマンドインタプリタの環境で実行する必要があります 以下のジョブはジョブ実行制御で実行できないため 登録できません また 常駐型のプログラムを起動するコマンドは コマンド自体の処理が終了してもジョブとして終了しないので 注意が必要です - ウィンドウ系のコマンド (notepad excel word など ただし 業務連携のクライアントアプリケーション起動コマンドを利用すれば可能 ) - 対話型のコマンド (edlin など ) - 入力要求を行うコマンド (format backup など ) - AT コマンドで実行要求を行った場合に正常に処理されないアプリケーション ( Schedule および Systemwalker MpMjes サービスのログオンアカウントが同一で /interactive オプションを指定しないで AT コマンドを実行する場合のみ ) ジョブとして登録できるファイルについて UNIX 版 ジョブとして登録できるファイルについて 説明します ジョブとして登録できるのは 以下の実行ファイルです - 実行プログラム - シェルスクリプト

73 - JCL ファイル ( 注 1) - コマンド - Systemwalker スクリプト ( 注 1) - ワークユニット ( 注 2) 注 1) 注 2) 実行属性が ジョブ実行制御 の場合のみ実行可能です 実行属性が PowerAIM または Interstage の場合のみ実行可能です 以下のジョブはジョブ実行制御で実行できないため 登録できません - ウィンドウ系のコマンド - 対話型のコマンド - 入力要求を行うコマンドまたはシェルスクリプト 接続先が Solaris 版 Systemwalker Operation Manager Global Enterprise Edition の場合 グローバルサーバ上のジョブをジョブスケジューラに登録できますが 以下に示すグローバルサーバ上のジョブは登録できません - マルチクラスタ環境において 特定の実行クラスタを指定したグローバルサーバジョブ - 1 つの JCL( ジョブ制御言語 ) に複数定義したグローバルサーバジョブ - XEQ 文 XMIT 文を使用して他ノードへ転送するグローバルサーバジョブ 実行属性と登録できるジョブについて ジョブネットの実行属性によって ジョブネットに登録できるジョブと登録できないジョブがあります 以下に実行属性と登録できるジョブを示します ジョブ実行制御 属性の場合 - Windows 版 Oracle E-Business Suite のコンカレントプログラムとバッチフレームワークジョブを除くすべてのジョブ 備考 1.R/3 は Systemwalker for ERP パッケージジョブ連携 の SAP R/3 ジョブ連携機能が導入されている場合のみ登録可能です 備考 2.GLOVIA-C は 接続先のサーバが WindowsNT(R) で 依頼先ホストに GLOVIA が導入されている場合のみ登録可能です - UNIX 版 コマンド実行 サービス開始 サービス停止 メッセージ事象発生 ファイル状態確認 バックアップ連携 クライアントアプリケーション起動 クライアントファイル圧縮 / 伸長 クライアントファイル操作 ( ファイル名変更 / ファイル削除 / ディレクトリ作成 / ディレクトリ削除 ) クライアントファイル転送 サーバアプリケーション起動 サーバファイル圧縮 / 伸長 サーバファイル操作 ( ファイル名変更 / ファイル削除 / ディレクトリ作成 / ディレクトリ削除 ) サーバファイル転送 クライアント電源切断 クライアント電源投入 R/3( 注 1) Oracle E-Business Suite( 注 4) バッチフレームワークジョブ ( 注 2) グローバルサーバジョブ ( 注 3) 注 1) 注 2) R/3 は Systemwalker for ERP パッケージジョブ連携 の SAP R/3 ジョブ連携機能が導入されている場合のみ登録可能です Systemwalker Operation Manager EE/GEE と Interstage Job Workload Server が導入されている場合のみ登録可能です

74 注 3) 注 4) グローバルサーバジョブは Systemwalker Operation Manager GEE が導入されている場合のみ登録可能です Oracle E-Business Suite は Systemwalker for ERP パッケージジョブ連携 の Oracle E-Business Suite ジョブ連携機能が導入されている場合のみ登録可能です PowerAIM 属性の場合 UNIX 版 PowerAIM のワークユニット 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) 属性の場合 UNIX 版 コマンド実行 サービス開始 サービス停止 メッセージ事象発生 ファイル状態確認 バックアップ連携 Interstage 属性の場合 Interstage のワークユニット なお 各実行属性について詳細は Systemwalker Operation Manager 解説書 を参照してください ジョブネットの階層化について ジョブネットの中にジョブとして別のジョブネットを登録することができます ジョブネットの中にジョブネットを登録することを ジョブネットの階層化 と呼びます 別のジョブネットを登録しているジョブネットを 親ジョブネット ジョブネットに登録されているジョブネットを 子ジョブネット と呼びます また 階層化されているジョブネットにおいて 階層の深さを 第 N 階層 と表現します ジョブネットは 第 5 階層まで階層化することができます 1 階層ごとに登録できるジョブの数には制限があります 制限値について詳細は Systemwalker Operation Manager 解説書 の ジョブのスケジューリングに関する制限値 を参照してください 子ジョブネット およびリンクジョブネットに起動日を設定することにより 運用日ごとにジョブネットの構成を変更することができます 子ジョブネット およびリンクジョブネットに起動日を設定するには 子ジョブネットまたはマスタリンクジョブネットに対する通常のジョブネットに起動日を設定する手順に加えて [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 制御情報 ] シートで [ 起動日のみ有効 ] を指定する必要があります 設定手順の詳細は ジョブネットを登録する および ジョブを登録する を参照してください また リンクジョブネットおよびマスタリンクジョブネットについては リンクジョブネットについて を参照してください ジョブネットの階層化手順 ジョブネットの階層化は 以下のように行います ジョブネットを階層化するにあたって 親ジョブネット / 子ジョブネットがそれぞれ以下の条件を満たしていることが必要です

75 親ジョブネットとなるための条件 親ジョブネットになれるのは 以下の条件を満たすジョブネットです 実行属性がジョブ実行制御属性である 子ジョブネットとなるための条件 子ジョブネットとして登録できるのは 以下の条件をすべて満たすジョブネットです 親ジョブネットと同一プロジェクトである 実行属性がジョブ実行制御属性である 起動条件に [ なし ] が設定されているジョブネットである グループに属していないジョブネットである 他のジョブネットの子ジョブネットとなっていない 複写起動により複写されたジョブネットでない リンクジョブネットでない マスタリンクジョブネットでない 終了処理ジョブネットでない Windows 版 リンクジョブネットについて 1 つのジョブネットを複数のジョブネットにジョブとして登録することができます 複数のジョブネットに登録されたジョブネットを リンクジョブネット と呼びます リンクジョブネットには 定義情報となるジョブネットが存在します リンクジョブネットの定義情報となるジョブネットを マスタリンクジョブネット と呼びます リンクジョブネットは マスタリンクジョブネットの複製として登録され マスタリンクジョブネットの定義情報を参照します リンクジョブネットは 1 つの親ジョブネットに複数登録することもできます 一つのマスタリンクジョブネットを参照するリンクジョブネット数には 制限があります 制限値について詳細は Systemwalker Operation Manager 解説書 の ジョブのスケジューリングに関する制限値 を参照してください リンクジョブネットによる階層化は 子ジョブネットを用いた階層化と組み合わせることができます 組み合わせて階層化する場合でも 第 5 階層まで階層化することが可能です リンクジョブネットが参照しているマスタリンクジョブネットが階層化されていても 問題ありません ただし リンクジョブネットの中に さらにリンクジョブネットを登録することはできません リンクジョブネットの登録 マスタリンクジョブネットとなるジョブネットが存在する状態で リンクジョブネットのジョブを配置した親ジョブネットを登録します リンクジョブネットを登録することにより 参照先に指定したジョブネットが マスタリンクジョブネットとなります マスタリンクジョブネットは そのまま第 1 階層に残ります リンクジョブネットの登録の流れを以下に説明します リンクジョブネットの登録手順 1. マスタリンクジョブネットを登録する リンクジョブネットを登録するプロジェクトと同じプロジェクトに マスタリンクジョブネットとなるジョブネットを登録します その際 マスタリンクジョブネットとなるための条件 ( 以下参照 ) を満たすようにしてください 2. リンクジョブネットのジョブを持つ親ジョブネットを登録する リンクジョブネットは ジョブ実行制御属性のジョブネットに登録することができます [ ジョブネットの新規作成 ] ウィンドウ または [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで リンクジョブネットのジョブを配置したジョブ実行制御属性のジョブネットを登録します リンクジョブネットの参照先として 1. で登録しておいたジョブネットを指定します なお 設定手順の詳細は ジョブネットを登録する および ジョブを登録する を参照してください マスタリンクジョブネットとなるための条件 マスタリンクジョブネットとなれるのは 以下の条件をすべて満たすジョブネットです リンクジョブネットを登録する親ジョブネットと同一プロジェクトである

76 実行属性がジョブ実行制御属性である 起動条件に [ なし ] が設定されているジョブネットである グループに属していないジョブネットである 他のジョブネットの子ジョブネットとなっていない 複写起動により複写されたジョブネットでない リンクジョブネットでない リンクジョブネットにより階層化されていない 終了処理ジョブネットでない Windows 版 リンクジョブネットの変更 マスタリンクジョブネットは 参照しているすべてのリンクジョブネットの定義情報となります ジョブネットをリンクジョブネットとして登録しておくことにより 定義情報のほとんどは マスタリンクジョブネットを変更することで そのマスタリンクジョブネットを参照しているリンクジョブネットに変更を反映できます リンクジョブネットの実行 リンクジョブネットの実行は 同じマスタリンクジョブネットを参照している他のリンクジョブネットの実行に影響を与えません リンクジョブネットはそれぞれ別のジョブネットとして実行されます そのため 同じマスタリンクジョブネットを参照しているリンクジョブネットを同時に実行することも可能です 実行履歴もそれぞれ別に保存されます ただし リンクジョブネット およびその上位の階層のジョブネットが実行中の間は リンクジョブネットが参照しているマスタリンクジョブネットを変更することができなくなります マスタスケジュール管理環境における利用について リンクジョブネットは マスタスケジュール管理環境においても利用可能です マスタスケジュール管理環境で利用することにより マスタスケジュール管理機能を使用しない環境に比べ より細やかな制御が可能となります リンクジョブネットは マスタプロジェクト および運用変更用プロジェクトに登録することができます マスタプロジェクト および運用変更用プロジェクトに登録されたリンクジョブネットは マスタスケジュール管理機能により抽出され 運用日管理プロジェクトに通常の子ジョブネットとして登録 実行されます 登録後にマスタプロジェクト内のマスタリンクジョブネットの定義情報を変更しても 情報は反映されません そのため そのジョブネットが実行中の場合でも マスタプロジェクト および運用変更用プロジェクトのマスタリンクジョブネットを変更することができます なお マスタリンクジョブネットは 運用日管理プロジェクトには登録されません グループに登録できるジョブネットの条件について グループに登録することができるのは 以下の条件をすべて満たすジョブネットです グループと同一プロジェクトである [ 起動条件 ] が設定されている さらに その起動条件が [ 時刻起動 ] で 登録している起動時刻が 1 つだけ ( 一日一回起動 ) である メッセージ事象の起動条件として [ ジョブネット実行中も有効 ] が指定されていない グループ内に同一のジョブネットが存在しない (1 つのグループに同一のジョブネットを複数登録することはできません ) 他のグループに登録されていない 参考 グループに対して 起動 操作を実施した場合 グループに登録されたジョブネットは メッセージ事象の発生や起動時刻の到来を待たずに起動されます グループの操作と動作 を併せて参照してください

77 グループ内の先行ジョブネットのあるジョブネットが [ 起動時刻有効 ] となっている場合 [ メッセージ ] シートの [ 起動時刻の到来を待つ ] の指定にかかわらず 先行ジョブネットの正常終了 およびメッセージ事象の発生と起動予定時刻の到来を待ち合わせます グループを登録する場合 を併せて参照してください 先行ジョブの終了コードによる後続ジョブの切分けについて 先行ジョブが正常終了または疑似正常で終了した場合 先行ジョブの終了コードの値によって 後続ジョブをどのように起動させるか切り分けることができます ジョブの起動の切分けは起動条件となる終了コードの範囲を 後続ジョブ側で指定します 1 つの先行ジョブに対し 複数の後続ジョブを指定することはできますが 後続ジョブ側から見た先行ジョブは 1 つだけに限ります 1 つの先行ジョブに対し 複数の後続ジョブを指定した場合 先行ジョブが正常または疑似正常終了すると 先行ジョブの終了コードにより 条件に当てはまるすべての後続ジョブが起動されます また 該当するジョブがない場合は いずれも起動されません [ ジョブネットの新規作成 / 変更 / リカバリ変更 ] ウィンドウでは 先行ジョブの終了コードによる起動条件が指定されているジョブの場合 先行ジョブとの接続線 ( 矢印 ) が青色で表示されます [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウでは 先行ジョブの終了コードによる起動条件が指定されているジョブの場合 実際に起動されたジョブの経路は先行ジョブとの接続線 ( 矢印 ) が青色で表示されます また 起動されなかったジョブの経路は先行ジョブとの接続線 ( 矢印 ) がグレーで表示され アイコンが薄い色のイメージに変わり 枠はドット円で表示されます このように 条件に該当しないために 起動されなかったジョブの状態をパス状態と呼びます パス状態のジョブが実行されないまま残っていても パス状態以外のジョブが正常終了した場合 ジョブネットは正常終了となります 以下のような構成のジョブネット ( イメージ図 ) を例に 先行ジョブの終了コードによって 後続ジョブを切り分けた場合のジョブの動きについて説明します 1. ジョブ A が終了コード 10 で正常終了すると 起動条件として 10 以下が設定されているジョブ B が実行されます ジョブ C は 起動条件に当てはまらないためにパス状態になり ジョブ C の正常終了のみを待ち合わせているジョブ E も自動的にパス状態となります これにより ジョブ F はジョブ D の正常終了だけを待ち合わせることになります 2. ジョブ B が正常終了するとジョブ D が実行されます 3. ジョブ D が正常終了するとジョブ F が実行されます 4. ジョブ F が終了コード 5 で正常終了すると ジョブ G もジョブ H も実行条件を満たしていないため パス状態となり ジョブ I も先行ジョブがすべてパス状態のために同様にパス状態になります パス状態のジョブが残っていても ジョブ F が正常終了すると ジョブネットは正常終了します リカバリジョブについて ジョブとしてリカバリジョブを登録することができます リカバリジョブとは ジョブが異常終了した時に起動されるジョブのことです リカバリジョブには 異常時の対処などを行う実行ファイルを登録します 1 つのジョブに接続できるリカバリジョブは 1 つだけです リカバリジョブは 複数の先行ジョブを接続することはできません またリカバリジョブの後ろには 通常のジョブ

78 は接続できません リカバリジョブが正常終了した場合 異常終了した元のジョブを再び起動させることができます 以下のような構成のジョブネット ( イメージ図 ) を例に リカバリジョブの動きについて説明します 1. ジョブ B が異常終了すると リカバリジョブ D が実行されます 2. リカバリジョブ D が正常終了すると 元のジョブを再起動する指定がある場合に元のジョブ B が 1 回だけ再起動されます 3. 元のジョブ B が正常終了した場合 後続のジョブ C が実行されます 4. 後続ジョブ C が正常終了すると ジョブネットは正常終了します なお 以下のいずれかの場合 ジョブネットは異常終了になります リカバリジョブ D が異常終了した リカバリジョブ D に元のジョブ B を再起動する指定がない リカバリジョブ D にジョブ B を再起動する指定があるが リカバリジョブ D が正常終了し ジョブ B が再起動後再び異常終了した ジョブネットのスケジュールの契機について ジョブネットのスケジュール処理は 以下の契機で実施されます ジョブスケジューラサービス ( Systemwalker MpJobsch ) またはジョブスケジューラデーモンの起動時 日変わり時刻の到来時 日変わり時刻 ジョブネットで使用している休日カレンダ またはジョブネットで使用している起動日雛形の変更時 ジョブネットの起動日情報の変更時 ジョブネットの登録 / 削除時 起動予定日時を過ぎても起動条件がそろわず 起動されていないジョブネットに対してスケジュール処理が行われた場合 前回の起動予定日時は破棄され 次回の起動予定日時が設定されます ただし 日変わり時刻を変更した場合 ( 現在時刻をまたいで日変わり時刻を変更する場合を除く ) および ジョブネットで使用している休日カレンダまたは起動日雛形を変更した場合には スケジュール処理が行われても 前回の起動予定日時は破棄されません 以下の変更を行うときは 起動予定日時を過ぎており かつまだ起動していないジョブネットがないかどうかを確認してください 現在時刻をまたいだ日変わり時刻の変更 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウまたは [ 起動日 ] ウィンドウの情報の変更 日変わり時刻の到来時のスケジュール処理は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウの [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ] の指定により 動作が異なります 詳細は ジョブネットの持ち越しを行う場合 を参照してください 起動予定日時を過ぎても起動条件がそろわず 起動されていないグループ内ジョブネットに対してスケジュール処理が行われた場合 前回の起動予定日時は破棄され 次回の起動予定日時が設定されます 以下の変更を行うときは 起動予定日時を過ぎており かつまだ起動していないグループ内ジョブネットがないかどうかを確認してください 日変わり時刻の変更 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウまたは [ 起動日 ] ウィンドウの情報の変更 グループ内ジョブネットで使用している休日カレンダまたは起動日雛形の変更

79 4.2 ジョブのスケジュールを登録する ここでは ジョブのスケジュールを登録する方法について説明します ジョブのスケジュールは以下の手順で登録します プロジェクトを登録する ジョブネットを登録する ジョブを登録する ジョブネット情報を設定する 起動日を登録する プロジェクトを登録する ジョブをスケジュールする場合 最初にプロジェクトを登録します プロジェクトを登録する方法について説明します プロジェクトの登録は システム管理者 (Windows 版の場合は Administrators グループ所属ユーザ UNIX 版の場合は スーパーユーザ ) だけが行うことができます UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は 管理者権限を持つ Operation Manager ユーザだけが行うことができます 注意 一般ユーザがプロジェクトを利用する場合の注意 一般ユーザがプロジェクトを利用する場合 Administrators グループに所属するユーザ Windows 版 システム管理者 ( スーパーユーザ ) UNIX 版 または管理者権限を持つ Operation Manager ユーザ UNIX 版 が あらかじめプロジェクト内の情報にアクセスできるユーザおよびアクセス権を [ アクセス権情報 ] ウィンドウで設定する必要があります アクセス権の設定方法の詳細は プロジェクトにアクセス権を設定する を参照してください 操作手順 1. [ プロジェクトの登録 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブスケジューラ ] を選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ 新規作成 ] から [ プロジェクト ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 新規作成 ] から [ プロジェクト ] を選択します ) [ プロジェクトの登録 ] ウィンドウが表示されます 2. プロジェクト情報の指定 [ プロジェクトの登録 ] ウィンドウで プロジェクト名 および 所有者 を指定して [OK] ボタンをクリックします 図 4.1 [ プロジェクトの登録 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: プロジェクト名を指定します

80 [ 所有者 ]: プロジェクトの所有者を指定します [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 実行ユーザ名 ] に指定がない場合 ここで指定したユーザがプロジェクト内のジョブの実行ユーザとなります ユーザ管理方式によらず ここでは OS ユーザを指定してください プロジェクトにアクセス権を設定する [ アクセス権設定 ] ウィンドウを使って プロジェクト単位でユーザのアクセス権 ( 更新権 / 登録権 / 操作権 / 参照権 ) を設定する方法および削除する方法について説明します 注意 アクセス権の設定は システム管理者 (Windows 版の場合は Administrators グループに属するユーザ UNIX 版の場合は スーパーユーザ ) 以外は使用できません UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は 管理者権限を持つ Operation Manager ユーザ以外は使用できません アクセス権を設定しなかった場合 システム管理者 (Windows 版の場合は Administrators グループに属するユーザ UNIX 版の場合は スーパーユーザ ) およびプロジェクトの所有者だけアクセスすることが可能です UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は 管理者権限を持つ Operation Manager ユーザだけアクセスすることが可能です プロジェクトにアクセス権を設定したユーザを OS や Systemwalker 認証リポジトリから削除しても そのユーザのプロジェクトに対するアクセス権は削除されません 必要に応じて [ アクセス権情報 ] ウィンドウから ユーザのアクセス権を削除してください アクセス権を設定する (Systemwalker 認証リポジトリを利用しない場合 ) 操作手順 1. [ アクセス権情報 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象プロジェクトをクリックします 次に [ セキュリティ ] メニューから [ アクセス権 ] を選択します [ アクセス権情報 ] ウィンドウが表示されます

81 2. アクセス権の設定 [ アクセス権情報 ] ウィンドウで プロジェクトにアクセスできるユーザまたはグループを選択し アクセス権 ( 更新権 / 登録権 / 操作権 / 参照権 ) を設定します 図 4.2 [ アクセス権情報 ] ウィンドウ [NetBios コンピュータ名 ]: 接続先のサーバにより表示する内容が異なります - Windows 版の場合は [ ユーザー ID/ グループ一覧 ] に表示するグループおよびユーザー ID が登録されているドメインまたはコンピュータを選択します - UNIX 版の場合は 接続先のサーバのホスト名が表示されます [ ユーザー ID/ グループ一覧 ]: 接続先のサーバにより表示する内容が異なります - Windows 版の場合は [NetBios コンピュータ名 ] で選択したドメインまたはコンピュータに登録されているグループおよびユーザー ID が一覧表示されます 一覧の中から アクセス権を設定するグループまたはユーザを選択します - UNIX 版の場合は コンピュータに登録されているグループおよびユーザー ID が一覧表示されます 一覧の中から アクセス権を設定するユーザを選択します [ アクセス権 ]: 設定するアクセス権を選択します

82 - [ 更新権 ]: 登録権 操作権 参照権で与えられているすべての権限が実行できます - [ 登録権 ]: プロジェクト配下にジョブネットおよびグループを登録することができます 参照権も含みます ただし ジョブネットおよびグループの強制終了 起動などの操作はできません - [ 操作権 ]: 強制終了 起動などの操作ができます 参照権も含みます ただし プロジェクト配下にジョブネットおよびグループを登録することができません - [ 参照権 ]: 実行状況を監視したり 結果を参照したりすることができます 参考 各アクセス権で利用できる Systemwalker Operation Manager の操作については Systemwalker Operation Manager 導入手引書 の アクセス権別の利用可能項目一覧 を参照してください [ 追加 ]: [ ユーザー ID/ グループ一覧 ] で選択したグループまたはユーザー IDにアクセス権を設定します [ アクセス権設定一覧 ]: 設定済みのグループおよびユーザー IDと そのアクセス権が表示されます 参考 登録権を使用する場合 V 以降のクライアントで接続してください V または V のクライアントで V または V13.3.0/V のサーバに接続した場合 以下に注意してください 一般ユーザが接続した場合 登録権を持つプロジェクトは表示されません 参照したい場合は アクセス権を持つユーザで接続してください システム管理者が接続した場合 [ アクセス権情報 ] ウィンドウの [ アクセス権 ] コンボボックスに登録権が表示されません アクセス権を設定する (Systemwalker 認証リポジトリを利用する場合 ) Systemwalker 認証リポジトリを利用する場合のアクセス権の設定手順は以下のとおりです 操作手順 1. [ アクセス権情報 ] ウィンドウの表示 1. [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象プロジェクトをクリックします

83 2. [ セキュリティ ] メニューから [ アクセス権 ] を選択します [OU] が表示された [ アクセス権情報 ] ウィンドウが表示されます 2. Systemwalker 共通ユーザー ID のアクセス権の設定 1. [ アクセス権情報 ] ウィンドウ左側の [OU] 表示から アクセス権を設定するユーザ / グループが存在する OU を選択します 2. 選択した OU に存在するユーザー ID/ グループが 右上の [ ユーザー ID/ グループ一覧 ] に表示されます 3. [ ユーザー ID/ グループ一覧 ] から 選択したプロジェクトにアクセス権を設定するユーザー ID/ グループを選択します 4. [ アクセス権 ] の中から 設定するアクセス権を選択します 5. [ 追加 ] ボタンを押すと 今まで選択した内容でプロジェクトにアクセス権が設定され [ アクセス権設定一覧 ] に設定したアクセス権の内容が表示されます [ アクセス権設定一覧 ] には 過去に設定した内容も含め 選択したプロジェクトに設定されている全設定が表示されます 6. 設定したアクセス権を削除する場合は [ アクセス権設定一覧 ] から削除したい設定を選択し [ 削除 ] ボタンを押します 3. OS ユーザー ID のアクセス権の設定 [OS ユーザー ID] タブをクリックします

84 OS ユーザー ID を設定する [ アクセス権情報 ] ウィンドウが表示されます 設定方法は アクセス権を設定する (Systemwalker 認証リポジトリを利用しない場合 ) と同じです アクセス権を設定する (Systemwalker 認証リポジトリを利用しない場合 ) を参照してください アクセス権を削除する 操作手順 [ アクセス権情報 ] ウィンドウの [ アクセス権設定一覧 ] リストより アクセス権を削除したいユーザまたはグループを選択し [ 削除 ] ボタンをクリックします ジョブネットを登録する ジョブネットとは 起動順序を指定したジョブ群のことです ジョブネットを登録する方法 および注意事項について説明します 操作手順 1. [ ジョブネットの新規作成 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ ジョブネットの新規作成 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象プロジェクトを選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ 新規作成 ]-[ ジョブネット ] から ジョブネットの実行属性を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 新規作成 ]-[ ジョブネット ] から ジョブネットの実行属性を選択します )

85 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューの [ 新規作成 ] から ジョブネットの実行属性を選択します [ プロジェクトの選択 ] ウィンドウが表示されるので ジョブネットを作成するプロジェクト名を指定します 図 4.3 [ プロジェクトの選択 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: ジョブネットを新規作成するプロジェクト名を指定します 図 4.4 [ ジョブネットの新規作成 ] ウィンドウ 2. ジョブネットへのジョブの配置 [ ジョブネットの新規作成 ] ウィンドウのカテゴリ選択コンボボックスで カテゴリを選択します 選択したカテゴリによって アイコン選択域に表示されるアイコンが異なります 次に [ 配置モード ] ボタンをクリックし 配置モード ( アイコンをジョブフロー表示域に配置するモード ) に切り替えます ( アイコン選択域でアイコンを選択した場合も 自動的に配置モードになります ) 配置モードの状態で アイコン選択域よりジョブネットに登録するジョブアイコンを選択し ジョブフロー表示域にジョブをマウスを使って配置します ジョブネットのアイコンを選択して子ジョブネットを登録できます また リンクジョブネットのアイコンを選択してリンクジョブネットを登録することもできます ジョブを配置すると [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウが表示されます

86 注意 リンクジョブネットを登録する場合の注意 リンクジョブネットのジョブを 1 つ登録するごとに リンクジョブネット およびその子ジョブネットの数だけプロジェクト内のジョブネットが増えることになります それによりスケジュール性能の劣化を招く可能性があります ジョブネットの数を考慮してジョブネットの構成を設計した後 登録してください 3. ジョブの登録 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 基本情報 ] シート [ 制御情報 ] シートおよび [ 詳細情報 ] シートを使って ジョブの情報を設定し ジョブを登録します ジョブの登録の詳細は ジョブを登録する を参照してください 4. ジョブネットへの複数ジョブの登録 ジョブネットに登録するジョブの個数分 手順 2 3 の操作を繰り返します 5. ジョブ実行順序の設定 ジョブフロー表示域でジョブを配置した後 [ 接続モード ] ボタンをクリックして接続モードに切り替えます 接続モードの状態で 先行ジョブから後続ジョブへの接続線 ( 矢印 ) を引いて ジョブの実行順序を設定します 接続線 ( 矢印 ) は 通常のジョブから通常のジョブに対して引いた場合は 黒色の線の表示になります 赤色のひし形が表示されたリカバリジョブに対して引いた場合は 赤色の線の表示になります また 青色のひし形が表示された終了コードによる起動条件が指定されているジョブに対して引いた場合は 青色の線の表示になります 注意 起動日を設定した子ジョブネットおよびリンクジョブネットの接続について 先行ジョブが [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 制御情報 ] シートで [ 起動日のみ有効 ] の指定があるジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) であった場合 後続ジョブで [ 起動条件 ] の指定があるジョブは接続できません ジョブの変更 ( 追加 / コピー / 切り取り / 貼り付け / 削除 / 取り外し / 割り込み / 上書き / 交換 / 再接続 ) については ジョブを変更する を参照してください

87 6. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューの [ 名前を付けて保存 ] を選択します [ 名前を付けて保存 ] ウィンドウが表示されます ジョブネット名 および ジョブネット名称 を指定して [ 保存 ] ボタンをクリックしてください ジョブネットがプロジェクトに保存されます 図 4.5 [ 名前を付けて保存 ] ウィンドウ [ 保存プロジェクト ]: ジョブネットを保存するプロジェクトを選択します ジョブとしてジョブネットが登録されている場合は 選択できません [ ジョブネット名 ]: ジョブネット名を指定します [ ジョブネット名称 ]: ジョブネット名称指定します [ 登録されているジョブネット ]: [ 保存プロジェクト ] で選択されたプロジェクトに登録されているジョブネット名が一覧表示されます 注意 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウについて コマンド欄の指定方法 ジョブスケジューラに登録した ジョブ実行制御 属性のジョブは qsub コマンドの形式でジョブ実行制御へ投入されます したがって [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで登録するジョブの実行ファイル名には 実行するジョブの実行ファイル名をジョブ実行制御の qsub コマンドのオプションを含めて指定します なお ジョブスケジューラは qsub オプション - x -nr -j -cu -rh -jft -q -R -e -o -eo -lt -dp を自動的に設定するため [ コマンド ] 欄には指定しないでください [qsub コマンドのオプション ] 実行ファイル名

88 ジョブの検索条件について 実行ファイルの格納先は 以下の順番で検索されます [ コマンド ] 欄 >[ ディレクトリ ] 欄 > ジョブフォルダ [ コマンド ] 欄にフルパスで実行ファイル名が指定されている場合は [ ディレクトリ ] 欄に格納先ディレクトリが指定されていても検索対象となりません 終了コードについて ジョブの終了コードは 実行ファイルの復帰値 ( 例えば C 言語で作成されている場合は exit 関数で指定された値 ) になります Windows 版の場合でバッチファイルの場合は バッチファイル内の最終コマンドの復帰値になります ( バッチファイル内に setecode コマンドを記述して 復帰値を制御することができます setecode コマンドの詳細は B.6.2 ジョブとしてバッチファイルを使う場合 Windows 版 を参照してください ) ジョブスケジューラで扱える終了コードの値は 256 までです ただし 201~256 までの終了コードはジョブスケジューラで使用しているため ジョブの終了コードは 200 以下になるようにしてください 実行ファイルの復帰値が 256 以上の場合は 255 として扱われます 標準出力ファイル / 標準エラー出力ファイルについて 複数のジョブに同名の標準出力ファイル / 標準エラー出力ファイルを指定しないでください 前回履歴が正しく表示されない場合があります コマンド欄へ登録するコマンドについて Windows 版 システムおよびジョブスケジューラを停止させる処理を登録し 実行した場合 ジョブおよびジョブネットが次回のジョブスケジューラ起動時に [ 実行中断 ]( 終了コード 239 ) となる場合があります システムのシャットダウンは 終了処理ジョブネットを利用し シャットダウン出口から実施してください 終了処理ジョブネットの詳細は B.6.1 任意の時刻にシステムをシャットダウンする Windows 版 を参照してください ジョブ実行制御の qsub コマンドについて ジョブ実行制御の qsub コマンドやジョブ実行制御の qsub コマンドを呼び出しているバッチファイル / シェルスクリプトを [ コマンド ] 欄に指定しないでください UTF-8 コードの環境を利用する場合について UTF-8 コードの環境では日本語コードを使用しないでください UNIX 版 注意 大量のジョブネットを登録する場合の注意 大量のジョブネットを登録する場合の注意事項は Systemwalker Operation Manager 解説書 の 参考情報 ( ノウハウなど ) を参照してください なお 1 プロジェクトあたりのジョブネット登録数によって警告メッセージを出力するように設定されている場合は 1 プロジェクトに登録されるジョブネット数が指定された値を超えた場合に警告メッセージが出力されます 警告メッセージの出力については [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シートで設定します

89 図 4.6 [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シート ジョブを登録する ジョブを登録する方法 および注意事項について説明します 操作手順 1. [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの新規作成 ] ウィンドウから アイコン選択域よりジョブネットに登録するジョブアイコンを選択し ジョブフロー表示域にジョブをマウスを使って配置します [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウが表示されます 2. [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 基本情報 ] シート [ 制御情報 ] シートおよび [ 詳細情報 ] シートを使って ジョブの情報を設定し ジョブを登録します リカバリジョブとして登録する場合 または先行ジョブの終了コードにより後続ジョブの起動を切り分ける場合は [ 制御情報 ] シートで指定します 詳細は 制御情報を登録する を参照してください 実行属性が [ ジョブ実行制御 ] のジョブの場合 コマンドアシスタントを利用しない場合 以下のシートが表示されます コマンドアシスタントを利用する場合 アイコン種別が コマンド実行 の場合のみ以下のシートが表示されます その他のアイコン種別については それぞれ個別の [ 基本情報 ] シートが表示されます コマンドアシスタントを利用するかどうかは [ ジョブネットの / 新規作成 / 変更 / リカバリ変更 / 監視 ] ウィンドウの [ 表示 ]-[ コマンドアシスタントを使う ] メニューで指定できます コマンドアシスタント利用時の詳細については Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ を参照してください なお コマンドアシスタントは 接続先のサーバが Systemwalker OperationMGR V10.0L21/V10.1 以前のバージョンの場合 利用することはできません

90 図 4.7 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ コマンド ]: ジョブとして起動するバッチファイル / シェルスクリプト コマンド 実行プログラム Systemwalker スクリプト または JCL を指定します UTF-8 コードの環境で 指定するジョブファイル名に日本語を含む場合は 必ず日本語コードを含まないジョブ名を指定してください UNIX 版 [ パラメタ ]: [ コマンド ] で指定したコマンドの引数として渡す文字列を指定します 指定できるパラメタは 29 個までです [ ディレクトリ ]: ジョブを実行する際のカレントディレクトリを指定します [ コメント ]: コメントを指定します [ ジョブ名 ]: ジョブ名を指定します ここで指定したジョブ名がジョブ実行制御のジョブ名として扱われます UTF-8 コードの環境では日本語コードを使用しないでください UNIX 版

91 [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ]: ジョブをネットワークジョブとして投入するときに指定します 省略した場合 ローカルジョブとして実行されます [ 依頼ホスト名 ]: ネットワークジョブを実行するサーバのホスト名を指定します [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ] チェックボックスにチェックしてある場合のみ指定できます [ キュー名 ]: ジョブの投入先キュー名を指定します [ 正常終了コード上限値 ]: ジョブが正常に終了したか 異常終了したか判断する値を指定します [ 終了コードに関わらず正常 ]: 終了コードに関係なくジョブを正常終了する場合に指定します ただし実行中断の場合 ジョブは異常終了となります [ 標準出力 / エラー出力を保存しない ]: ジョブの標準出力 (stdout)/ 標準エラー出力 (stderr) を保存しない場合に指定します 図 4.8 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シート

92 [ 実行ユーザ名 ]: ジョブを実行するユーザ名を指定します Operation Manager ユーザを指定することはできません 実行ユーザ名を指定した場合 以下も併せて実施が必要です Windows 版 - [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウから呼び出される [ ジョブ所有者情報の定義 ] ウィンドウにて ユーザー ID パスワードを定義 - [ コントロールパネル ] の [ 管理ツール ]-[ ローカルセキュリティポリシー ] などを使用し ここで指定したユーザに バッチジョブとしてログオン の権限を付与 [ リソース名 ]: 利用するリソース名を 64 バイト以内で指定します 半角英数字 _ ( 半角アンダーバー ) - ( 半角ハイフン ) を利用することが可能です [ リソース割当 ]: リソースの割当て方法を [ 共有 ] または [ 排他 ] から選択します [ 標準出力ファイル名 ]: ジョブの実行で生じる標準出力の出力先ファイル名を指定します [ 標準エラー出力ファイル名 ]: ジョブの実行で生じる標準エラー出力の出力先ファイル名を指定します [ 標準エラー出力を標準出力ファイルに出力する ]: ジョブの実行で生じる標準エラー出力を標準出力ファイルへ出力します 指定すると [ 標準エラー出力ファイル名 ] が指定できなくなります [ 実行コマンドの転送 ]: [ 基本情報 ] シートで [ コマンド ] に指定した実行ファイルを [ 依頼ホスト名 ] に指定したサーバに転送する場合に指定します [ 実行優先度 ]: ジョブの実行優先度を指定します 接続先サーバが Windows の場合は 0~4 UNIX 版の場合は 0~39 の範囲で指定してください 値が大きいほど優先度が高くなります [ 実行予測時間 ]: ジョブの実行予測時間を設定する場合に指定します [ 打ち切り時間 ]: ジョブの実行経過時間の制限値を指定します 指定できる値は 1~ ( 分 ) です 指定した時間でジョブの実行が打ち切られます この場合 ジョブの終了コードは 0x となります [ 環境変数 ]: ジョブ実行時の環境変数一覧が表示されます 環境変数を新規に作成する場合は [ 追加 ] ボタンをクリックします 設定済の環境変数の内容を変更したい場合は リストから環境変数を選択し [ 変更 ] ボタンをクリックします 削除する場合は リストから削除する環境変数を選択し [ 削除 ] ボタンをクリックします [ 追加 ]/[ 変更 ] ボタンをクリックした場合は [ 環境変数の設定 ] ウィンドウが表示されます [ 環境変数の設定 ] ウィンドウで 環境変数の入力および変更をしてください 環境変数は 最大 32 個まで指定できます

93 図 4.9 [ 環境変数の設定 ] ウィンドウ [ 変数名 ]: ジョブの環境変数名を指定します OSの環境変数と同名の環境変数を設定しないようにしてください [ 変数値 ]: ジョブの環境変数値を指定します 省略はできません 子ジョブネットの場合 ( 実行属性は [ ジョブ実行制御 ] のみ ) 図 4.10 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ ジョブネット一覧 ]: 同一プロジェクト内に存在する 子ジョブネットとして登録可能なジョブネットの一覧が表示されます 一覧の中から子ジョブネットとして登録するジョブネットを選択します

94 リンクジョブネットの場合 ( 実行属性は [ ジョブ実行制御 ] のみ ) 図 4.11 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ マスタリンクジョブネット候補一覧 ]: マスタリンクジョブネットとして登録可能なジョブネットの ジョブネット名とジョブネット名称が表示されます [ リンクジョブネット名 ]: リンクジョブネット名を 50 バイト以内で指定します マスタリンクジョブネット候補一覧でジョブネットを選択すると 選択したジョブネットのジョブネット名 + _ ( アンダーバー ) が自動的に挿入されます アンダーバーを加えたときに 50 バイトを超える場合 アンダーバーは付加されません [ マスタリンクジョブネット候補一覧 ] からマスタリンクジョブネットになっていないジョブネットを選択した場合 以下のメッセージが表示されます 確認をして 登録してよければ [OK] をクリックしてください

95 参考 リンクジョブネットの子ジョブネット名について マスタリンクジョブネットが階層化されている場合 その子ジョブネットは マスタリンクジョブネットの子ジョブネット名 +"_"+ リンクジョブネット名 でプロジェクトに登録されます 注意 リンクジョブネットの登録について リンクジョブネットを登録する場合 リンクジョブネット名が他のジョブネットやリンクジョブネットのジョブネット名と重複しないようにしてください マスタリンクジョブネットが階層化されている場合は その子ジョブネットについてもジョブネット名が重複しないようにしてください 実行属性が [ ジョブ実行制御 ] のバッチフレームワークジョブの場合 Interstage Job Workload Server のジョブを投入する場合に使用します

96 図 4.12 [ 登録 - ジョブ ( バッチフレームワークジョブ )] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ バッチジョブ定義名 ]: バッチジョブ定義名を指定します [ ジョブキュー名 ]: ジョブ投入先のジョブキュー名を指定します [ 開始ステップ名 ]: リカバリ実行時 ジョブの再開位置となるジョブステップを指定する場合に指定します [ コメント ]: コメントを指定します [ ジョブ名 ]: ジョブ名を指定します ここで指定したジョブ名がジョブ実行制御のジョブ名として扱われます [ ジョブログファイル名 ]: ジョブログ情報を出力するファイル名をフルパスで指定します

97 [ 標準出力 / エラー出力をジョブログファイルに保存しない ]: 各ジョブステップが出力した標準出力 / 標準エラー出力情報が不要な場合に指定します [ ジョブキュー内実行優先順位 ]: キュー内のジョブ実行優先順位を指定します [ 実行予測時間 ]: ジョブの実行予測時間を設定する場合に指定します [ 打ち切り時間 ]: ジョブの実行経過時間の制限値を指定します 指定できる値は 1~ ( 分 ) です 指定した時間でジョブの実行が打ち切られます この場合 ジョブの終了コードは 0x となります [ 正常終了コード上限値 ]: ジョブが正常に終了したか 異常終了したか判断する値を指定します [ 最後に実行されたジョブステップの終了コードをジョブの終了コードとする ]: ジョブの終了コードとして 最後に実行されたジョブステップの終了コードとする場合に指定します [ 終了コードに関わらず正常 ]: 終了コードに関係なくジョブを正常終了する場合に指定します ただし実行中断の場合 ジョブは異常終了となります [ バッチジョブ定義の置換えパラメタ ]: バッチ定義内の置換えパラメタ一覧が表示されます 置換えパラメタは パラメタ名 = パラメタ値 の形式で表示されます 置換えパラメタを新規に作成する場合は [ 追加 ] ボタンをクリックします 設定済の置換えパラメタの内容を変更したい場合は リストから置換えパラメタを選択し [ 変更 ] ボタンをクリックします 削除する場合は リストから削除する置換えパラメタを選択し [ 削除 ] ボタンをクリックします [ 追加 ]/[ 変更 ] ボタンをクリックした場合は [ パラメタの設定 ] ウィンドウが表示されます [ パラメタの設定 ] ウィンドウで 置換えパラメタの入力および変更をしてください バッチ定義内の置換えパラメタは 最大 32 個まで指定できます [ パラメタの設定 ] ウィンドウ [ パラメタ名 ]: バッチ定義内の置換えパラメタ名を指定します [ パラメタ値 ]: バッチ定義内の置換えパラメタ値を指定します 実行属性が [Interstage] の場合 Interstage のワークユニットを投入する場合に使用します

98 図 4.13 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ ワークユニット名 ]: Interstage に依頼するジョブ名 ( ワークユニット名 ) を指定します [ システム名 ]: ワークユニットのシステム名を指定します [ コメント ]: コメントを指定します [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ]: ジョブをネットワークジョブとして投入するときにチェックします 省略した場合 ローカルジョブとして実行されます [ 依頼ホスト名 ]: ネットワークジョブを実行するサーバのホスト名を指定します [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ] チェックボックスがチェックされている場合にのみ指定できます [ キュー名 ]: ジョブの投入先を オンライン業務専用キュー名で指定します [ リソース名 ]: 利用するリソース名を 64 バイト以内で指定します 半角英数字 _ ( 半角アンダーバー ) - ( 半角ハイフン ) を利用することが可能です [ リソース割当 ]: リソースの割り当て方法を [ 共有 ] または [ 排他 ] から選択します [ 正常終了コード上限値 ]: ジョブが正常に終了したか 異常終了したか判断する値を指定します

99 [ 終了コードに関わらず正常 ]: 終了コードに関係なくジョブを正常終了する場合に指定します ただし実行中断の場合 ジョブは異常終了となります 注意 Interstage 属性のジョブの登録について Interstage 属性のジョブネットには Interstage アイコンのジョブのみ登録できます 他のアイコンのジョブは登録できません Interstage 属性のジョブネットには ジョブを 1 つしか登録できません Interstage 属性以外のジョブネットには Interstage アイコンのジョブを登録することはできません 実行属性が [PowerAIM] の場合 UNIX 版 図 4.14 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ 業務システム名 ]: ワークユニットが実行される業務システムを指定します [ ワークユニット名 ]: PowerAIMに依頼するジョブ名 ( ワークユニット名 ) を指定します [ コメント ]: コメントを指定します [ 正常終了コード上限値 ]: ジョブが正常に終了したか 異常終了したか判断する値を指定します

100 [ 終了コードに関わらず正常 ]: 終了コードに関係なくジョブを正常終了する場合に指定します ただし実行中断の場合 ジョブは異常終了となります [ 標準出力 / エラー出力を保存しない ]: ジョブの標準出力 (stdout)/ 標準エラー出力 (stderr) を保存しない場合に指定します 実行属性が [ 旧バージョン互換 ( 旧 標準 )] の場合 UNIX 版 図 4.15 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ コマンド ]: ジョブとして起動するシェルスクリプト コマンド 実行プログラムを指定します [ ディレクトリ ]: ジョブを実行する際のカレントディレクトリを指定します [ コメント ]: コメントを指定します [ 正常終了コード上限値 ]: ジョブが正常に終了したか 異常終了したか判断する値を指定します [ 終了コードに関わらず正常 ]: 終了コードに関係なくジョブを正常終了する場合に指定します ただし実行中断の場合 ジョブは異常終了となります [ 標準出力 / エラー出力を保存しない ]: ジョブの標準出力 (stdout)/ 標準エラー出力 (stderr) を保存しない場合に指定します

101 注意 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウについて コマンド欄の指定方法 ジョブスケジューラに登録した ジョブ実行制御 属性のジョブは qsub コマンドの形式でジョブ実行制御へ投入されます したがって [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで登録するジョブの実行ファイル名には 実行するジョブの実行ファイル名をジョブ実行制御の qsub コマンドのオプションを含めて指定します なお ジョブスケジューラは qsub オプション - x -nr -j -cu -rh -jft -q -R -e -o -eo -lt -dp を自動的に設定するため [ コマンド ] 欄には指定しないでください [qsub コマンドのオプション ] 実行ファイル名 ジョブの検索条件について 実行ファイルの格納先は 以下の順番で検索されます [ コマンド ] 欄 >[ ディレクトリ ] 欄 > ジョブフォルダ [ コマンド ] 欄にフルパスで実行ファイル名が指定されている場合は [ ディレクトリ ] 欄に格納先ディレクトリが指定されていても検索対象となりません 終了コードについて ジョブの終了コードは 実行ファイルの復帰値 ( 例えば C 言語で作成されている場合は exit 関数で指定された値 ) になります Windows 版の場合でバッチファイルの場合は バッチファイル内の最終コマンドの復帰値になります ( バッチファイル内に setecode コマンドを記述して 復帰値を制御することができます setecode コマンドの詳細は B.6.2 ジョブとしてバッチファイルを使う場合 Windows 版 を参照してください ) ジョブスケジューラで扱える終了コードの値は 256 までです ただし 201~256 までの終了コードはジョブスケジューラで使用しているため ジョブの終了コードは 200 以下になるようにしてください 実行ファイルの復帰値が 256 以上の場合は 255 として扱われます 標準出力ファイル / 標準エラー出力ファイルについて 複数のジョブに同名の標準出力ファイル / 標準エラー出力ファイルを指定しないでください 前回履歴が正しく表示されない場合があります コマンド欄へ登録するコマンドについて Windows 版 システムおよびジョブスケジューラを停止させる処理を登録し 実行した場合 ジョブおよびジョブネットが次回のジョブスケジューラ起動時に [ 実行中断 ]( 終了コード 239 ) となる場合があります システムのシャットダウンは 終了処理ジョブネットを利用し シャットダウン出口から実施してください 終了処理ジョブネットの詳細は B.6.1 任意の時刻にシステムをシャットダウンする Windows 版 を参照してください ジョブ実行制御の qsub コマンドについて ジョブ実行制御の qsub コマンドやジョブ実行制御の qsub コマンドを呼び出しているバッチファイル / シェルスクリプトを [ コマンド ] 欄に指定しないでください UTF-8 コードの環境を利用する場合について UTF-8 コードの環境では日本語コードを使用しないでください UNIX 版 制御情報を登録する リカバリジョブを登録する場合 または先行ジョブの終了コードにより 後続ジョブの起動を切り分ける場合は [ 制御情報 ] シートで指定します

102 図 4.16 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シート [ 再起動ポイント ]: ジョブネットの再起動時に このジョブから実行する場合に指定します [ 次の再起動のみ無効 ]: 次回のジョブネットの再起動時に 無効扱いすることを指定します [ リカバリ ]: 先行ジョブが異常時に起動される リカバリジョブであることを指定します 先行ジョブがジョブネットである場合にも設定できます [ 元のジョブ再起動 ]: リカバリジョブが正常終了した後に 元の異常終了したジョブを 1 回だけ再起動できます [ 起動条件 ]: 先行ジョブが正常または疑似正常終了した場合に その終了コードによってジョブを起動するかどうかを切り分ける場合に指定します 先行ジョブの数が 1 つだけの場合に設定できます [ 起動条件 ] を指定した場合 [ 先行ジョブの終了コードによる起動条件 ] で [ 比較条件 ] か [ 範囲条件 ] かをコンボボックスから選択します [ 比較条件 ]: 起動する条件として 判定用演算子をコンボボックスから選択します 比較する値を入力して指定します [ 範囲条件 ]: 起動する条件として 判定用演算子をコンボボックスより選択します 比較する値を入力して 実行条件となる先行ジョブの終了コードの範囲を指定します

103 [ 起動日のみ有効 ]: 子ジョブネット およびリンクジョブネットに起動日を設定したいとき 設定した起動日を有効とし 運用日ごとにジョブネットの構成を変更する場合に指定します ジョブネットアイコン およびリンクジョブネットのジョブに対してのみ表示されます [ 再起動ポイント ] [ リカバリ ] [ 起動条件 ] のいずれかと [ 起動日のみ有効 ] は同時に指定できません [ 起動日のみ有効 ] を指定した場合 後続ジョブの [ 起動条件 ] は指定できません [ 起動条件 ] を指定した場合 先行ジョブの [ 起動日のみ有効 ] は指定できません 子ジョブネット またはリンクジョブネットが先行ジョブとなっている状態で [ 起動条件 ] を指定した場合は 子ジョブネット またはリンクジョブネットの終了コードが先行ジョブの終了コードとして判定されます ジョブネット情報を設定する ジョブネットに設定するジョブネット情報の登録内容と ジョブネットにジョブネット情報を設定する方法について説明します 基本情報 ジョブネット名称 起動条件 ( 起動条件なし / 時刻起動 / 間隔起動 / サーバ起動時に起動 / メッセージ事象発生時のみ起動 ) およびジョブネット中のジョブを投入するホスト名など ジョブネットの基本情報を登録します メッセージ情報 メッセージ事象を登録します メッセージ事象とは ジョブネットを起動させる条件として待ち合わせる文字列で jobschmsgevent コマンドを使って発生させることができます また メッセージ事象が発生した場合のジョブネットの起動条件も指定します 起動日情報 ジョブネットを決まった日に自動起動する場合に ジョブネットの基本的な起動スケジュール ( 起動日 ) を登録します また詳細設定表示では 利用するカレンダの選択 起動日が休日と重なった場合の取り扱い および運用期間情報を登録することができます なお 起動日の登録は 基本的な起動スケジュールを登録した後 [ 起動日 ] ウィンドウ または [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウを使って 変則的な起動日を登録 ( 微調整 ) してください 注意 日変わり時刻について ジョブネットの起動スケジュールを設定した ( ジョブネット情報を設定した ) 後に日変わり時刻を設定した場合 設定済のスケジュール情報が再設定されます ジョブネットの起動スケジュールを設定する前に 日変わり時刻を設定してください 注意 メッセージ事象について メッセージ事象は ジョブネットの起動条件として [ 基本情報 ] シート -[ 起動条件 ] オプションで 起動条件として [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] を指定した時だけではなく [ 起動条件 ] オプションのうちの [ なし ] を除いた他の起動条件を指定している時にも登録することができます その場合 それぞれ ( 他の起動条件 メッセージ ) の条件を満たした時に その都度ジョブネットは起動されます なお ジョブネットの [ 起動条件 ] オプションで 起動条件として [ 時刻起動 ] が指定されていて かつ時刻の指定が 1 つだけ ( 一日一回起動 ) の場合のみ [ メッセージ ] シート -[ 起動時刻の到来を待つ ] を指定することができます この指定を行うと メッセージ事象が複数回発生しても ジョブネットは一日に一回しか起動されません また [ 基本情報 ] シート -[ 起動条件 ] オプションで [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 一日一回 ] を指定した場合も ジョブネットは初回のメッセージ事象発生時のみの一日に一回しか起動されません

104 ジョブネットの起動条件として [ メッセージ ] シート -[ 起動時刻の到来を待つ ] を指定した場合 [ ジョブネット実行中も有効 ] を指定することはできません 操作手順 1. [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウの表示 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します ) - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します )

105 2. ジョブネット情報の設定 基本情報 は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートによって設定します 図 4.17 [ 基本情報 ] シート ( 実行属性が Interstage 属性以外のとき ) [ ジョブネット名称 ]: ジョブネット名称を指定します [ 日変わり時刻 ]: カレンダ機能で設定されている日変わり時刻が表示されます [ 起動条件 ]: 起動条件を設定します

106 [ なし ]: 起動条件を設定しない場合に指定します 子ジョブネット およびマスタリンクジョブネットとなるジョブネットとして登録する場合は 必ず指定してください [ 時刻起動 ]: ジョブネットを時刻により起動する場合に 起動する時刻を指定します [ 終了予定時刻 ]: ジョブネットの終了予定時刻を指定します [ 電源未投入時の処置として電源投入時に起動 ]: [ 間隔起動 ]: 起動予定時刻にサーバの電源が未投入だった等の理由で ジョブネットが起動できなかった場合 ジョブスケジューラのサーバ部の起動時に ジョブネットを起動する場合に指定します ジョブネットを一定の間隔で起動する場合に 開始時刻 終了時刻 および起動間隔を指定します [ サーバ起動時に起動 ]: ジョブスケジューラのサーバ部の起動時に ジョブネットを起動する場合に指定します [ 一日一回 ]: 一日 ( 日変わり時刻から次の日変わり時刻までの間 ) に一回だけジョブネットを起動する場合に指定します 指定しない場合 ジョブスケジューラのサーバ部を起動するたびに ジョブネットが起動されます [ メッセージ事象発生時のみ起動 ]: 特定のメッセージ事象が発生した時にだけ ジョブネットを起動する場合に指定します [ 一日一回 ]: 一日 ( 日変わり時刻から次の日変わり時刻までの間 ) に一回 初回のみジョブネットを起動する場合に指定します 指定しない場合 待ち合わせているメッセージ事象の条件がそろうたびに ジョブネットが起動されます 日変わり時刻のタイミングで ジョブネットが待ち合わせているメッセージ事象がクリアされます [ 開始予定時刻 ]: ジョブネットの開始予定時刻を指定します [ 実行予測時間 ]: ジョブネットの開始から終了までの実行予測時間を指定します [ 運用指示 ] マスタスケジュール管理機能を利用するとき 持ち越しジョブネットの運用指示を指定します マスタスケジュール管理機能の環境が構築されていない場合は指定できません [ ジョブネット内のジョブをネットワークジョブとして投入する ]: ジョブネット内のジョブをネットワークジョブとして投入するときに指定します 省略した場合 ローカルジョブとして実行されます [ デフォルトホスト名 ]: ジョブネット内のネットワークジョブを実行するサーバ ( ホスト名 ) の省略値を指定します [ ジョブネット内のジョブをネットワークジョブとして投入する ] チェックボックスにチェックしてある場合のみ指定できます 注意 [ 一日一回 ] について 本日起動済みのジョブネットに対して ジョブネットのプロパティ変更や起動日変更 一時変更といった変更処理を行った場合 本日起動済みの状態が取り消されます この場合 再度メッセージ事象を待ち合わせるため [ 一

107 日一回 ] を指定していても 起動条件が [ サーバ起動時に起動 ] の場合には サーバが再起動されれば再度ジョブネットは起動されます また [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] の場合には メッセージ事象が発生すれば再度ジョブネットは起動されます 注意 起動条件 [ なし ] について - 子ジョブネット およびマスタリンクジョブネットとなるジョブネットとして登録するためには 必ず起動条件に [ なし ] を設定してください - 起動条件に [ なし ] を指定すると [ メッセージ ] シートが無効になります また 起動条件がすでに設定されている状態で 起動条件に [ なし ] を指定すると 設定済の [ メッセージ ] シートの起動条件の内容がすべて消去され

108 ます 接続先のサーバが Systemwalker Operation Manager V12.0L11/V12.1 以前のバージョンの場合は [ メッセージ ]/[ 起動日 ] のすべてのシートにおいて 無効 / すべて消去となります 図 4.18 [ 基本情報 ] シート ( 実行属性が Interstage 属性のとき ) [ ジョブネット名称 ]: ジョブネット名称を指定します [ 日変わり時刻 ]: カレンダ機能で設定されている日変わり時刻が表示されます

109 [ 起動時刻 ]: ジョブネットを起動する時刻を指定します [ 停止時刻 ]: ジョブネットを停止する時刻を指定します [ ジョブネット内のジョブをネットワークジョブとして投入する ]: ジョブネット内のジョブをネットワークジョブとして投入するときに指定します 省略した場合 ローカルジョブとして実行されます [ デフォルトホスト名 ]: ジョブネット内のネットワークジョブを実行するサーバ ( ホスト名 ) の省略値を指定します [ ジョブネット内のジョブをネットワークジョブとして投入する ] チェックボックスにチェックしてある場合のみ指定できます

110 メッセージ情報 は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートによって設定します 図 4.19 [ メッセージ ] シート ([ メッセージ事象発生時のみ起動 ] が指定されていない場合 ) [ 起動時刻の到来を待つ ]: メッセージ事象が発生しても 起動時刻になるまで ジョブネットの起動を待つ場合に指定します - [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ]: ジョブネットが未実行のまま日変わり時刻を迎えた場合に 前日の起動予定日時を持ち越したいときに指定します

111 [ ジョブネット実行中も有効 ]: ジョブネットが実行中の時に発生したメッセージ事象を有効として メッセージ事象が発生した回数分 ジョブネットを繰り返し起動する場合に指定します [ 起動日のみ有効 ]: メッセージ事象が発生した時 本日が起動日である場合にだけ ジョブネットを起動する場合に指定します [ 待ち合わせ条件 ] メッセージ事象を複数個登録した場合に メッセージ事象の発生を待ち合わせる条件を選択します - [ すべてのメッセージ事象が発生した時に起動 ]: 登録されたメッセージ事象がすべて発生することを起動条件とします - [ いずれかのメッセージ事象が発生した時に起動 ]: 登録されたメッセージ事象のうち どれか 1 つが発生することを起動条件とします [ メッセージ事象名 ]: ジョブネットの起動条件として待ち合わせるメッセージ事象名を指定します [ 待ち合わせるメッセージ事象 ]: ジョブネットの起動条件として待ち合わせるメッセージ事象の一覧が表示されます

112 また [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートで [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] を指定した場合は 以下の [ メッセージ ] シートで メッセージ情報 を設定します 図 4.20 [ メッセージ ] シート ([ メッセージ事象発生時のみ起動 ] が指定されている場合 ) [ メッセージ事象発生のみ起動を指定した場合の設定 ]: ジョブネットが未実行のまま日変わり時刻を迎えた場合に 前日の起動予定日時を持ち越したいときに指定します 起動日情報 は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートによって設定しますが 起動日の種類を選択するラジオボタンで選択した内容によって [ 起動日 ] シートの表示内容が変わります [ 起動日雛形 ] を選択した場合は 起動日雛形基準用の起動日シートが表示されます

113 [ 他ジョブネット ] を選択した場合は 他ジョブネット基準用の起動日シートが表示されます [ 直接指定 ] を選択した場合は 直接指定用の起動日シートが表示されます 図 4.21 [ 起動日 ]( 起動日雛形基準 ) シート [ 起動日 ]: 上記は 簡単設定表示の画面イメージです 未設定の場合の初画面は 簡単設定表示になります 詳細設定表示については 起動日情報の詳細設定をする場合 を参照してください 起動日の設定方法を指定します [ 基準ジョブネットとする ]: 他のジョブネットの起動日の 基準となることを宣言します

114 [ 起動日雛形 ]: あらかじめ登録しておいた起動日雛形情報を基準とします [ 選択していない ]/[ 選択している ]: 利用する起動日雛形を指定します [ 選択していない ] 一覧から 利用する起動日雛形を選択して [ 追加 ] ボタンをクリックすると [ 選択している ] に移動します [ 選択している ] 一覧から起動日雛形を選択して [ 削除 ] ボタンをクリックすると [ 選択していない ] に移動します [ 選択していない ]/[ 選択している ] 一覧の中の起動日雛形をダブルクリックすることにより もう一方の一覧へ移動させることもできます 起動日雛形は 4 つまで選択することができます [ 起動日雛形の組み合わせ条件 ]: 複数の起動日雛形情報を選択した場合に 起動日雛形の組み合わせ条件を指定します [ 選択したすべての雛形で起動日の時に起動日とする ]: 複数の起動日雛形の AND を取って 起動日とします [ 選択したいずれかの雛形で起動日の時に起動日とする ]: 複数の起動日雛形の OR を取って 起動日とします [ 他ジョブネット ]: 他のジョブネットの起動日を基準とします [ 基準ジョブネットとする ] を指定している場合は選択できません [ 他ジョブネット ] を選択すると [ 起動日 ]( 他ジョブネット基準 ) シートが表示されます 詳細は [ 起動日 ]( 他ジョブネット基準 ) シートを参照してください [ 直接指定 ]: 起動日を直接指定します [ 直接指定 ] を選択すると [ 起動日 ]( 直接指定 ) シートが表示されます 詳細は [ 起動日 ] ( 直接指定 ) シートを参照してください [ 詳細設定 ]: クリックすると 起動日の詳細な設定を行うことができる詳細設定表示に変更されます 簡単設定表示の場合のみボタン表示されます 詳細設定表示については 起動日情報の詳細設定をする場合 を参照してください [ プレビュー ]: [ 起動日 ] シートで設定された起動日の情報が [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウにプレビュー表示されます [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ内の起動日 / 非起動日を変更することにより 特異日を設定することもできます [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウが表示されている間は [ 起動日 ] シートの操作はできません

115 図 4.22 [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ 注意 簡単設定表示を利用して 起動日を設定する場合 詳細設定表示を利用し 簡単設定表示で設定できること以外の項目が設定されている状態で [ 簡単設定 ] ボタンで簡単設定表示に切り替えると 詳細設定で設定された項目で見えなくなるものがあります というメッセージが表示されます なお 詳細設定表示で入力された内容は そのまま保持されます 同様に簡単設定表示から詳細設定表示に切り替える場合も内容が保持されます

116 図 4.23 [ 起動日 ]( 他ジョブネット基準 ) シート 上記は 簡単設定表示の画面イメージです 未設定の場合の初画面は 簡単設定表示になります 詳細設定表示については 起動日情報の詳細設定をする場合 を参照してください [ 起動日 ]: 起動日の設定方法を指定します [ 基準ジョブネットとする ]: 起動日に [ 他ジョブネット ] を選択している場合は 選択できません

117 [ 起動日雛形 ]: あらかじめ登録しておいた起動日雛形情報を基準とします 詳細は [ 起動日 ]( 起動日雛形基準 ) シートを参照してください [ 他ジョブネット ]: 他のジョブネットの起動日を基準とします [ 他ジョブネット基準 ]: [ 直接指定 ]: 一覧から起動日の基準とするジョブネットを選択します 起動日を直接指定します [ 直接指定 ] を選択すると [ 起動日 ]( 直接指定 ) シートが表示されます 詳細は [ 起動日 ] ( 直接指定 ) シートを参照してください [ 詳細設定 ]: クリックすると 起動日の詳細な設定を行うことができる詳細設定表示に変更されます 簡単設定表示の場合のみボタン表示されます 詳細設定表示については 起動日情報の詳細設定をする場合 を参照してください [ プレビュー ]: [ 起動日 ] シートで設定された起動日の情報が [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウにプレビュー表示されます [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ内の起動日 / 非起動日を変更することにより 特異日を設定することもできます [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウが表示されている間は [ 起動日 ] シートの操作はできません

118 図 4.24 [ 起動日 ]( 直接指定 ) シート 上記は 簡単設定表示の画面イメージです 未設定の場合の初画面は 簡単設定表示になります 詳細設定表示については 起動日情報の詳細設定をする場合 を参照してください [ 起動日 ]: 起動日の設定方法を指定します [ 基準ジョブネットとする ]: 他のジョブネットの起動日の 基準となることを宣言します

119 [ 起動日雛形 ]: あらかじめ登録しておいた起動日雛形情報を基準とします [ 起動日雛形 ] を選択すると [ 起動日 ]( 起動日雛形基準 ) シートが表示されます 詳細は [ 起動日 ]( 起動日雛形基準 ) シートを参照してください [ 他ジョブネット ]: 他のジョブネットの起動日を基準とします [ 基準ジョブネットとする ] を指定している場合は選択できません [ 他ジョブネット ] を選択すると [ 起動日 ]( 他ジョブネット基準 ) シートが表示されます 詳細は [ 起動日 ]( 他ジョブネット基準 ) シートを参照してください [ 直接指定 ]: 起動日を直接指定します [ 基準設定 ]: 起動日の基準となる情報 ( 毎年 / 毎月 / 営業日 ) が自動で表示されます [ 編集 ]: [ 詳細設定 ]: クリックすると [ 起動日 ( 直接指定 )] ウィンドウが表示されます クリックすると 起動日の詳細な設定を行うことができる詳細設定表示に変更されます 簡単設定表示の場合のみボタン表示されます 詳細設定表示については 起動日情報の詳細設定をする場合 を参照してください [ プレビュー ]: [ 起動日 ] シートで設定された起動日の情報が [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウにプレビュー表示されます [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ内の起動日 / 非起動日を変更することにより 特異日を設定することもできます [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウが表示されている間は [ 起動日 ] シートの操作はできません

120 図 4.25 [ 起動日 ( 直接指定 )]( 毎年基準 ) ウィンドウ [ 基準の設定 ]: 起動日の基準となる情報を指定します [ 毎年 ]: 毎年 4 月 1 日など 毎年決まったパターンを基準とします [ 毎月 ]: 毎月 5 日や毎週水曜日など 毎月決まったパターンを基準とします [ 営業日 ]: 毎月の営業日の月初め日から何日目 または月締め日から逆算して何日目というパターンを基準とします [ 毎月を操作する ]: 指定した場合 毎月モードが有効になります 選択した日付 ( 曜日 ) の設定が すべての月に反映されます

121 [ すべて選択 ]: クリックすると すべての月のすべての曜日ボタンが選択状態になります [ 起動日 ]: ジョブネットの起動日です 図 4.26 [ 起動日 ( 直接指定 )]( 毎月基準 ) ウィンドウ [ 基準の設定 ]: 起動日の基準となる情報を指定します [ 毎月 ]: 毎月 5 日や毎週水曜日など 毎月決まったパターンを基準とします

122 [ 毎月基準 ] [ 曜日を指定 ]: 特定の週 ( 第 1~5) 最終 および毎週の曜日に起動日を設定します [ 日付を指定 ]: 特定の日付に起動日を設定します [ 月末の日を起動日にする ]: 毎月月末 ( 最終日 ) に起動日を設定します [ 起動日 ]: ジョブネットの起動日です 図 4.27 [ 起動日 ( 直接指定 )]( 営業日基準 ) ウィンドウ

123 [ 基準の設定 ]: 起動日の基準となる情報を指定します [ 営業日 ]: [ 営業日基準 ] 毎月の営業日の月初め日から何日目 または月締め日から逆算して何日目というパターンを基準とします [ 月初めの日 ]: 営業日の 1 日目とする日を指定します 1 日から 28 日までの間と月末を設定できます [ 月締めの日 ]: 月初め日の指定により 月初め日の 1 日前に自動的に設定されます [ 営業日の数え方 ]: [ 月初めの日 ]: 営業日を月初め日から数えるときに指定します 指定すると [ 選択していない営業日 ]/[ 選択した営業日 ] のリストに 例えば 第 5 営業日 と表示されます 月初め日が営業日の場合 第 1 営業日 は月初め日となります [ 月締めの日 ]: 営業日を月締め日から逆算して数えるときに指定します 指定すると [ 選択した営業日 ] [ 選択していない営業日 ] のリストに 例えば 25 営業日前 と表示されます 月締め日が営業日の場合 1 営業日前 は月締め日となります [ 選択していない営業日 ]/[ 選択した営業日 ]: 起動させる営業日を指定します [ 選択していない営業日 ] 一覧から 起動させる営業日を選択して [ 追加 ] ボタンをクリックすると [ 選択した営業日 ] に移動します [ 選択した営業日 ] 一覧から営業日を指定して [ 削除 ] ボタンをクリックすると [ 選択していない営業日 ] に移動します [ 選択していない営業日 ]/[ 選択した営業日 ] 一覧の中の営業日をダブルクリックすることにより もう一方の一覧へ移動させることもできます [ 月度内の営業日のみを起動日とする ]: 月度内の営業日のみを起動日とするときに指定します ここを指定すると 休日などにより 設定した営業日の日付が前月度 来月度にかかったときには起動日として設定されません [ 月度内 ]: 月初め日の指定により 月初め日から月締め日までが自動的に表示されます ポイント 営業日の基準となる カレンダ情報 について 営業日の基準となる カレンダ情報 は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで [ 詳細設定 ] ボタンをクリックして表示される詳細設定表示において設定します 注意 起動日について [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートでの各指定により ジョブネットの起動日が重複する場合 ジョブネットは 1 回だけ起動されます [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで指定した内容は [ プレビュー ] ボタンをクリックすることで表示される [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウを使って表示できます 正しく設定されているかを確認してください [ 起動日 ( 直接指定 )] の各ウィンドウで設定した内容を確認する場合は [OK] ボタンで [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートに戻ってから [ プレビュー ] ボタンをクリックしてください

124 4.2.6 起動日を登録する ジョブネットを決まった日に自動起動したい場合 ジョブネットの起動日を登録します なお 起動日の登録は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで ジョブネットの基本的な起動スケジュール ( 起動日 ) を登録後 [ 起動日 ] ウィンドウ または [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウを使って変則的な起動日を登録 ( 微調整 ) してください 起動日の登録方法について説明します 注意 起動日について ジョブネットの起動日として設定されている日にサーバの電源が入らなかった場合には ジョブネットを起動することができません ジョブネットの起動日として設定する日は 電源が投入される日であることを確認してください [ 起動日 ] ウィンドウ または [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウで起動日を登録した後で以下の操作を行うと [ 起動日 ] ウィンドウ または [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウでの起動日情報が削除されます なお 削除された場合は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで登録した情報から新たに起動日が設定されます [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで起動日情報を変更した場合 [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シートの [ 起動日再作成の抑止 ] を指定せずに カレンダを変更または削除した場合 ([ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートの休日情報に変更 / 削除するカレンダを指定しているジョブネットが対象となります ) [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シートの [ 起動日再作成の抑止 ] を指定せずに 起動日雛形情報を変更した場合 ([ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートの起動日情報に 変更する起動日雛形を指定しているジョブネットが対象となります ) 上記 3 つの操作 ( 変更 / 削除 ) によって 基準ジョブネットの起動日情報が削除された場合 基準ジョブネットの起動日を変更した場合 基準ジョブネットを削除した場合 基準ジョブネット指定を解除した場合 ( 対象 :[ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートの基準日情報に 起動日情報が削除された基準ジョブネットを指定しているジョブネット または操作対象の基準ジョブネットを指定しているジョブネット ) 起動時刻と日変わり時刻の関係に注意してください 日変わり時刻は その日が始まる時刻 であり 日変わり時刻よりも前の時間は前日となります したがって 日変わり時刻よりも前の時刻にジョブネットを起動したい場合は 起動日として前日を設定する必要があります 例えば 午前 7 時に日変わり時刻を設定したシステムでは 10 月 1 日の午前 6 時にジョブネットを起動したい場合は 起動日として 9 月 30 日 ( 前日 ) を指定してください 参考 子ジョブネットの起動日の変更について 親ジョブネットの起動中でも子ジョブネットの起動日は変更できます その場合 ジョブネットの確認操作が有効で親ジョブネットが異常終了だった場合を除き 次回起動時から変更が有効となります 操作手順 1. [ 起動日 ] ウィンドウ または [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ 起動日 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 起動日 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 起動日 ] を選択します ) - [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 起動日 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 起動日 ] を選択します ) 以下の操作によって [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウを表示します

125 - 上記どちらかのウィンドウで 対象ジョブネットを選択して [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで [ プレビュー ] ボタンを選択します 1. 起動日の登録 [ 起動日 ] ウィンドウ または [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウに表示されるカレンダの日付を左クリックで選択して ( カレンダの曜日をクリックすると その曜日に該当する日付が選択状態になります ) 右クリックで起動日 / 非起動日を登録します なお 日付 / 曜日をダブルクリックして 日付選択と起動日 / 非起動日の設定を 1 回の操作で行うこともできます 図 4.28 [ 起動日 ] ウィンドウ [ 起動日 ]: ジョブネットの起動日です [ 休日起動日 ]: 休日と重なっている起動日です [ 非起動日 ]: 起動日ではない日です [ 運用期間外 ]: [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ-[ 運用期間 ] シートで指定した運用期間の範囲外の日です

126 [ すべて選択 ]: クリックすると 表示している年の すべての月のすべての日付ボタンが選択状態になります [ 毎月 ]: 指定した場合 毎月モードが有効になります 選択した日付の設定が すべての月に反映されます 起動日 ( 登録済 ) を調整する 登録した全ジョブネットの起動日をプロジェクトごとに一覧で確認することができます また ある特定の日だけにシステムの負荷がかからないようにするなど 起動日を変更 ( 調整 ) することもできます 起動日 ( 登録済 ) の調整する方法について説明します 操作手順 1. [ 運用予定 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象プロジェクトを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ 運用予定 ] を選択します [ 運用予定 ] ウィンドウが表示されます なお [ 運用予定 ] ウィンドウには ジョブネットの起動日の情報が 3 年分 ( 今年 来年および再来年 ) 表示されます 2. 起動日の変更 [ 運用予定 ] ウィンドウに表示される変更対象ジョブネットの日付をクリックして 起動日 ( 青色表示 )/ 非起動日 ( 白色表示 ) を設定します 起動日をクリックすると非起動日に変わり 非起動日をクリックすると起動日に変わります 図 4.29 [ 運用予定 ] ウィンドウ [ 年月指定 ]: 運用予定を表示する年月を指定します [ 運用予定 ]: 対象となるジョブネットの該当する日をクリックすると その日が起動日になります - [ 青 ]: 起動日 ジョブネットの起動日です - [ 白 ]: 非起動日 ジョブネットの起動日ではない日です

127 - [ ]: 設定不可 過去の日付なので 設定できない日です - [*]: 変更日 起動日または非起動日に変更した日です - [ 赤 /]: 休日 各ジョブネットで指定されている休日です - [ 灰 ]: 運用期間外 運用期間の範囲に入っていない日です 日付の色には SYSTEM_CALENDARの電源制御パターンと同じ色が表示されます 注意 リンクジョブネット / マスタリンクジョブネットの表示について マスタリンクジョブネットは表示されますが リンクジョブネットは本ウィンドウには表示されません リンクジョブネットの起動日を変更したい場合は マスタリンクジョブネットの起動日を変更してください 起動日雛形を登録する 登録するジョブネットのうち 複数のジョブネットが同じような起動日パターンを持つ場合 起動日雛形を登録しておくとジョブネットの起動日登録が簡単になります 起動日雛形の登録は システム管理者 (Windows 版の場合は Administrators グループに属するユーザ UNIX 版の場合は スーパーユーザ ) だけが行うことができます UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は 管理者権限を持つ Operation Manager ユーザだけが行うことができます 起動日雛形を登録する方法について説明します 操作手順 1. [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ 起動日雛形 ] を選択します [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウが表示されます 図 4.30 [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウ

128 登録してある起動日雛形名の一覧が表示されます [ 新規作成 ]: [ 開く ]: 起動日雛形情報を新規に作成します [ 起動日雛形情報 ] ウィンドウが開き 選択した起動日雛形名についての起動日雛形情報が表示されます [ 削除 ]: 選択した起動日雛形を削除します [ 使用状況 ]: [ 起動日雛形の利用のジョブネット ] ウィンドウが開き 選択した起動日雛形を使用しているジョブネットが表示されます 2. [ 起動日雛形情報 ] ウィンドウの表示 [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウの [ 開く ] ボタンをクリックして [ 起動日雛形情報 ] ウィンドウを開きます

129 3. 起動日雛形情報の登録 起動日雛形情報の登録は 基準の設定 ( 毎年 / 毎月 / 営業日 ) を選択して 起動日 / 非起動日を設定します 図 4.31 [ 起動日雛形情報 ]( 毎年基準 ) ウィンドウ [ 基準の設定 ]: 起動日の基準となる情報を指定します [ 毎年 ]: 毎年 4 月 1 日など 毎年決まったパターンを基準とします カレンダの日付を左クリックで選択して ( カレンダの曜日をクリックすると その月のその曜日に該当する日付が選択状態になります ) 右クリックで起動日 / 非起動日を登録します なお 日付 / 曜日をダブルクリックして 日付選択と起動日 / 非起動日の設定を 1 操作で行うこともできます [ 毎月 ]: 毎月 5 日や毎週水曜日など 毎月決まったパターンを基準とします

130 [ 営業日 ]: 毎月の営業日の月初め日から何日目 または月締め日から逆算して何日目というパターンを基準とします [ 毎年基準 ] [ 毎月を操作する ]: 指定した場合 毎月モードが有効になります 選択した日付 ( 曜日 ) の設定が すべての月に反映されます [ すべて選択 ]: クリックすると すべての月のすべての曜日ボタンが選択状態になります [ 起動日 ]: ジョブネットの起動日です 図 4.32 [ 起動日雛形情報 ]( 毎月基準 ) ウィンドウ

131 [ 毎月基準 ] [ 曜日を指定 ]: 特定の週 ( 第 1~5) 最終 および 毎週の曜日に起動日を設定します [ 日付を指定 ]: 特定の日付に起動日を設定します [ 月末の日を起動日にする ]: 毎月月末 ( 最終日 ) に起動日を設定します [ 起動日 ]: ジョブネットの起動日です 図 4.33 [ 起動日雛形情報 ]( 営業日基準 ) ウィンドウ

132 [ 営業日基準 ] [ 月初めの日 ]: 営業日の 1 日目とする日を指定します 1 日から 28 日までの間と月末を設定できます [ 月締めの日 ]: 月初め日の指定により 月初め日の 1 日前に自動的に設定されます [ 営業日の数え方 ]: [ 月初めの日 ]: 営業日を月初め日から数えるときに指定します 指定すると [ 選択した営業日 ] [ 選択していない営業日 ] のリストに 例えば 第 5 営業日 と表示されます 月初め日が営業日の場合 第 1 営業日 は月初め日となります [ 月締めの日 ]: 営業日を月締め日から逆算して数えるときに指定します 指定すると [ 選択した営業日 ] [ 選択していない営業日 ] のリストに 例えば 25 営業日前 と表示されます 月締め日が営業日の場合 1 営業日前 は月締め日となります [ 選択していない営業日 ]/[ 選択した営業日 ]: 起動させる営業日を指定します [ 選択していない営業日 ] 一覧から 起動させる営業日を選択して [ 追加 ] ボタンをクリックすると [ 選択した営業日 ] に移動します [ 選択した営業日 ] 一覧から営業日を指定して [ 削除 ] ボタンをクリックすると [ 選択していない営業日 ] に移動します [ 選択していない営業日 ]/[ 選択した営業日 ] 一覧の中の営業日をダブルクリックすることにより もう一方の一覧へ移動させることもできます [ 月度内の営業日のみを起動日とする ]: 月度内の営業日のみを起動日とするときに指定します ここを指定すると 休日などにより 設定した営業日の日付が前月度 来月度にかかったときには起動日として設定されません [ 月度内 ]: 月初め日の指定により 月初め日から月締め日までが自動的に表示されます 4.3 必要に応じて行う設定 ここでは必要に応じて行う設定について説明しています グループを登録する場合 いくつかのジョブネットをまとめて 1 つのグループとして登録することにより グループ単位で起動 / 監視 / 操作することができます グループへの登録方法およびグループ内ジョブネットの起動条件について説明します 操作手順 1. [ グループの新規作成 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ グループの新規作成 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象プロジェクトを選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ 新規作成 ] から [ グループ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 新規作成 ] から [ グループ ] を選択します )

133 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ グループ管理 ] を選択します 次に [ グループの管理 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 新規作成 ] を選択します [ プロジェクトの選択 ] ウィンドウが表示されるので グループを作成するプロジェクト名を指定します 図 4.34 [ プロジェクトの選択 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: グループを新規作成するプロジェクト名を指定します 図 4.35 [ グループの新規作成 ] ウィンドウ 2. [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウの表示 [ グループの新規作成 ] ウィンドウで [ 配置モード ] ボタンをクリックし 配置モード ( アイコンをジョブフロー表示域に配置するモード ) に切り替えます ( ジョブネットアイコンを選択した場合も 自動的に配置モードになります ) 次に ジョブフロー表示域で マウスを使ってジョブネットを配置します ジョブネットを配置すると [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートが表示されます 3. グループへのジョブネットの登録 [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートを使って 登録するジョブネットを選択します

134 グループに登録するジョブネットの個数分 手順 2 3 を繰り返します 図 4.36 [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ ジョブネット一覧 ]: 登録するジョブネットを選択します [ 起動時刻 ]: 登録してあるジョブネットの起動時刻です [ 起動時刻有効 ] を指定することにより 起動時刻を有効とすることができます 起動予定のあるグループ内のジョブネットのうち先頭のジョブネットは この指定にかかわらず 起動時刻が有効となります [ メッセージ起動 ]: ジョブネットの起動条件として メッセージ事象が登録してあるかどうかが表示されます - あり : 起動条件としてメッセージ事象が登録してあります - なし : メッセージ事象は登録されていません 4. ジョブネット起動順序の設定 [ グループの新規作成 ] ウィンドウのジョブフロー表示域でジョブネットを配置した後 [ 接続モード ] ボタンをクリックして接続モードに切り替えます 接続モードの状態で 先行ジョブネットから後続ジョブネットへの接続線 ( 矢印 ) を引いて ジョブネットの起動順序を設定します

135 5. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューの [ 名前を付けて保存 ] をクリックします [ 名前を付けて保存 ] ウィンドウが表示されるので グループ名 および グループ名称 を指定して [ 保存 ] ボタンをクリックします グループがプロジェクトに保存されます 図 4.37 [ 名前を付けて保存 ] ウィンドウ [ 保存プロジェクト ]: グループを保存するプロジェクトが表示されます [ グループ名 ]: グループ名を指定します [ グループ名称 ]: グループ名称を指定します 6. グループ情報の登録 以下のいずれかの操作によって [ グループのプロパティ ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します ) - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ グループ管理 ] を選択します [ グループの管理 ] ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します ) [ グループのプロパティ ] ウィンドウを使って グループ情報 ( グループ名称 / 電源未投入時の処置 ) を登録します 図 4.38 [ グループのプロパティ ] ウィンドウ [ グループ名称 ]: グループ名称を指定します

136 [ 電源未投入時の処置として電源投入時に起動 ]: 起動予定時刻にサーバの電源が未投入だった等の理由で グループが起動できなかった場合 ジョブスケジューラのサーバ部の起動時に グループを起動する場合に指定します 注意 グループ内ジョブネットの起動条件 以下の条件をすべて満たした場合 ジョブネットは起動されます なお [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートで指定した条件 [ 電源未投入時の処置として電源投入時に起動 ] および [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ - [ メッセージ ] シートで指定した条件 [ 起動時刻の到来を待つ ] は無視されます 起動時刻が到来した ( 起動時刻が有効の場合 ) メッセージ事象の起動条件が満たされた 先行ジョブネットが正常終了した 注意 グループ内ジョブネットの待ち合わせ条件について グループ内の先行ジョブネットのあるジョブネットが [ 起動時刻有効 ] となっている場合 [ メッセージ ] シートの [ 起動時刻の到来を待つ ] の指定にかかわらず 先行ジョブネットの正常終了 およびメッセージ事象の発生と起動予定時刻の到来を待ち合わせます 注意 グループの起動時刻について グループを登録した時にすでに起動予定時刻が過ぎていた場合は 本日は起動済みとみなし 当日のスケジュールは行われません 登録した情報は 翌日以降に有効となります 起動済みのグループ ( 上記の操作により起動済みとみなされた場合を含む ) は 起動時刻を変更しても 当日のスケジュールは行われません 変更した情報は 翌日以降に有効となります ユーザ定義のジョブアイコン / カテゴリを追加する場合 [ ジョブネットの新規作成 / 変更 ] ウィンドウで利用するジョブアイコンおよびカテゴリに ユーザ定義のアイコンやカテゴリを利用することができます 作成したアイコンやカテゴリは [ ジョブネットの新規作成 / 変更 ] ウィンドウのアイコン選択域およびカテゴリ選択コンボボックスに表示されます ユーザ定義のアイコンやカテゴリは Jobicon.ini ファイルで定義します 以下に Jobicon.ini ファイルについて説明します 格納パス Jobicon.ini ファイルは クライアント機能がインストールされているマシン上の以下の場所に格納します Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ \Mpwalker.JM\mpjmcl\etc\icon 記述形式 [ カテゴリ名 ] JOB explain 説明文 iconid ID 番号 jobname ジョブ名

137 parameter パラメタ jobcomment コメント iconpath ファイルパス ; 定義項目 カテゴリ名 : 64 バイト以内で指定します 必須項目です 説明文 : アイコン選択域でマウスをしばらくアイコン上に置いた時に表示される説明文です 64 バイト以内で記述します ID 番号 : ユーザ定義のジョブを識別するための ID です 1~100 までの数値で指定します 異なる定義ジョブに同じ ID 番号を割り当てることはできません 必須項目です ジョブ名 : ジョブとして起動するバッチファイル Windows 版 / シェルスクリプト UNIX 版 コマンド 実行プログラム Systemwalker スクリプト または JCL を指定します 64 バイト以内で指定します 仮名半角 ユーザ定義文字 全角スペースおよびダブルクォーテーションは使用できません パラメタ : コマンドに渡すパラメタです 1024 バイト以内で指定します 全角スペースおよびダブルクォーテーションは使用できません コメント : [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートのコメント欄に表示されるコメントです 64 バイト以内で指定します 全角スペースおよびダブルクォーテーションは使用できません ファイルパス : 入力規約 アイコンのイメージファイルへのパスを指定します Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ \Mpwalker.JM\mpjmcl\etc\icon 配下にイメージファイルを格納した場合は ファイル名のみ記述してください それ以外の場所に格納した場合は フルパスで指定してください 指定できるイメージファイルの拡張子は ico exe または dll です 省略した場合は コマンド実行のアイコンが設定されます 1 行に 1 つの定義項目しか記述できません ジョブの記述は 1 ジョブごとに JOB と ; で囲んでください カテゴリ名を記述した後 カテゴリに登録するジョブを記述してください # で始まる行はコメントとみなされます 定義例 以下に 顧客データ更新 および サーバログ回収 カテゴリにそれぞれ 2 つのジョブを その他の操作 カテゴリに 1 つのジョブを登録する場合の定義例を示します [ 顧客データ更新 ] JOB explain 川崎支部顧客データ更新 iconid 1 jobname c:\copydata.exe parameter -p -l c:\copylog -g Kawasaki jobcomment 川崎支部顧客データ更新 iconpath copykawasaki.ico ;

138 JOB explain 東京本部顧客データ更新 iconid 2 jobname c:\updatedata.exe parameter -g Tokyo jobcomment 東京本部顧客データ更新 iconpath update.ico ; [ サーバログ回収 ] JOB explain 地方サーバ系ログ回収 iconid 3 jobname c:\getlog -d -m 'Kawasaki Kyoto Tokyo' jobcomment 地方サーバログ回収 iconpath c:\getlog\getlog.ico ; JOB explain 基幹系ログ回収 iconid 4 jobname c:\getlogex jobcomment 基幹系ログ回収 iconpath c:\getlog\getlog.exe ; [ その他操作 ] JOB explain 顧客データ操作 iconid 5 iconpath C:\MyIcon\opData.ico ; 注意事項 接続先のサーバが Systemwalker OperationMGR V10.0L21 Windows 版 /V10.1 UNIX 版 以前のバージョンの場合 利用することはできません 登録できるカテゴリは 100 個までです 1 つのカテゴリに登録できるジョブは 20 個までです クライアント機能がインストールされているマシン上で設定します ユーザアイコン / カテゴリ定義情報は 定義情報を持つクライアント内でのみ有効となります 別クライアントでも同じように利用したい場合は 自マシンにある Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ \Mpwalker.JM \mpjmcl\etc\icon フォルダ配下を 別クライアントの同じパス配下にコピーする必要があります ファイル作成 / 更新 / 削除を起動契機とする場合 ファイル作成 / 更新 / 削除を契機としてジョブネットを自動起動させる場合 任意のファイルの有無を確認できます Windows 版の場合は chkfile コマンド UNIX 版の場合は jobschchkfile コマンドをジョブとしてスケジュールします chkfile コマンド / jobschchkfile コマンドの指定により 以下の条件を設定することができます 指定ファイル ( 複数可 ) の有無のみ確認する 指定ファイル ( 複数可 ) がまだ存在しない場合 作成されるまで待つ 指定ファイル ( 複数可 ) が存在していても更新されていなかった場合 更新されるまで待つ 指定ファイル ( 複数可 ) が削除されるまで待つ chkfile コマンド /jobschchkfile コマンドをジョブネット内の先頭ジョブとして登録することにより ファイル作成 / 更新 / 削除を待ち合わせて後続の処理を行うことができます また メッセージ事象発生コマンド (jobschmsgevent) と組み合わせることにより ファイル作成 / 更新 / 削除を待ち合わせて他のジョブネットを自動起動することができます

139 chkfile コマンド /jobschchkfile コマンドの記述形式など詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください テストモードで運用する場合 テストモードで運用するサブシステムに仮想時間を設定して 先のスケジュール実行を確認できます ただし SE 版では仮想時間の設定はできますが サブシステムを利用したテストモード運用はできません テストモードで運用する方法について説明します 操作手順 1. スケジュール情報の抽出 / 配付 本番運用しているサブシステムから抽出したスケジュール情報を テストモード運用するサブシステムにポリシー配付します ポリシー配付については Systemwalker Operation Manager 導入手引書 を参照してください 2. 仮想時間の設定 テストモードで運用するサブシステムに 仮想時間を設定します 仮想時間の設定は [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ テストモード ] シートで定義します 図 4.39 [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ テストモード ] シート [ テストモード ]: 仮想時間が設定されている場合 システムの時間とのずれが表示されます [ 仮想時間の変更 ]: 仮想時間の設定を変更する場合に指定します [ 仮想時間の設定 ]: 仮想時間の日付と時間を設定します 過去の時間を設定することはできません

140 [ 仮想時間の解除 ]: 3. ジョブの無効化 仮想時間の設定を解除します テストモード運用するサブシステムで 実際に実行してはいけないジョブを無効化します 無効化する方法については 第 7 章ジョブを操作する を参照してください 4. サービス / デーモンの再起動 ジョブスケジューラサービス / デーモンを再起動し テストモードで運用します 注意 年変わりをまたいだ仮想時間の設定について 年変わりをまたいだ仮想時間を設定した場合 テストモード運用時にはいったん 仮想時間で設定された年から 3 年分の起動日のカレンダに変更されます この時 仮想時間の設定された年の前年までのカレンダは消去されます 仮想時間でのテストモード運用を解除し 現在時刻に戻した時には 再度現在の年を含む 3 年分の起動日カレンダが作成されます 3 年分の起動日の作成においては 未作成の年については 新規に作成します すでに作成されている年については 既存の起動日情報を保持します この時 仮想時間の設定時にいったん消去されたカレンダについては その設定方法により 再作成時に 以前と同じカレンダに戻らない場合があります 以下に 再作成される場合と再作成されない場合について示します 自動生成されるカレンダ ( 起動日雛形や [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シート等 ) で設定した起動日については テストモード運用を解除した時に 以前と同じカレンダが自動作成されます [ 起動日 ] ウィンドウで個別に設定した起動日については テストモード運用を解除した時に自動作成されません 個別に再度設定する必要があります

141 注意 仮想時間を設定している状態でのジョブネットの新規登録について 仮想時間を設定し日付を進めている状態でジョブネットを登録した場合 過去の日付は起動日として設定されません 従って そのような状態でジョブネットを登録した後 仮想時間の解除をした場合には 必要に応じて起動日を再設定する必要があります ジョブ実行予測時間を監視する場合 ジョブ実行予測時間は ジョブの開始から終了までを予測した時間です 実行予測時間を超えてもジョブが終了しない場合に 通知メッセージをイベントログ /SYSLOG に出力することができます 通知メッセージを出力するには あらかじめ [ イベント出力の詳細設定 ] ウィンドウの [ ジョブ / ジョブネットの遅延監視 ] で [ ジョブの実行予測時間を過ぎても終了しない場合に通知を行う ] チェックボックスがチェックされている必要があります また UNIX 版の場合 メッセージは daemon.warning レベルで通知されます システムの syslog.conf で daemon.warning レベルのメッセージが SYSLOG に通知されるように設定してください ジョブの実行予測時間を以下のどちらかの方法によって定義します ジョブの実行予測時間は ジョブネットの実行属性が ジョブ実行制御 のジョブを登録する時に定義します 定義方法を以下に説明します

142 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートによる定義 図 4.40 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シート [ 実行予測時間 ]: ジョブの実行予測時間を設定します - Windows 版 ジョブの実行時間が実行予測時間を超えた場合 イベントログにメッセージを出力します - UNIX 版 ジョブの実行時間が実行予測時間を超えた場合 SYSLOG にメッセージを出力します jobschsetnet コマンドによる定義 jobschsetnet コマンドによる定義方法 および定義済のジョブ実行予測時間の表示方法について以下に説明します - jobschsetnet コマンドによる定義方法 1. ジョブ制御文に predictiontime オペランドを指定して ジョブの実行予測時間を設定します 2. -nent または -nche オペランドを指定して jobschsetnet コマンドを実行します 定義ファイル には 1. で編集したジョブ制御文を格納したファイル名を指定します jobschsetnet コマンドおよびジョブ制御文については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください

143 - ジョブの実行予測時間 ( 定義済 ) の表示方法 定義済の ジョブの実行予測時間 は jobschprint コマンドに -i(-i) オプションまたは -r オプションを指定して表示することができます -i(-i) オプションを指定した場合は Prediction Time に -r オプションを指定した場合は predictiontime に表示されます jobschprint コマンドについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットの開始遅延を監視する場合 メッセージ事象発生時に起動されるジョブネットが開始予定時間を過ぎても起動されない場合に ガントチャートなどのジョブネット状態の監視ウィンドウやコマンドで ジョブネットの状態を開始遅延として確認できます また 通知メッセージをイベントログ /SYSLOG に出力することもできます 開始遅延の監視が可能なメッセージ事象待ちジョブネットは 起動日が設定されており 以下のどれかの条件に該当しているジョブネットに限ります 起動時刻とメッセージ事象発生の AND 条件で待ち合わせている ( メッセージの条件で [ 起動時刻の到来を待つ ] を指定している ) ジョブネットで 起動予定時刻になっても待ち合わせているメッセージ事象が発生しない グループに属しているジョブネットで 待ち合わせているメッセージが発生しないまま起動予定時刻を過ぎた [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で開始予定時刻が定義されているジョブネットで メッセージ事象が発生しないまま開始予定時刻が過ぎた 通知メッセージを出力するには あらかじめ [ イベント出力の詳細設定 ] ウィンドウの [ ジョブ / ジョブネットの遅延監視 ] で [ ジョブネットの起動予定時刻を過ぎても実行されない場合に通知を行う ] チェックボックスがチェックされている必要があります また UNIX 版の場合 メッセージは user.warning レベルで通知されます システムの syslog.conf で user.warning レベルのメッセージが SYSLOG に通知されるように設定してください 開始遅延を行う場合は 以下のどちらかの方法によって定義します 定義方法を以下に説明します

144 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートによる定義 図 4.41 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ 一日一回 ]: 一日 ( 日変わり時刻から次の日変わり時刻までの間 ) に一度だけジョブネットを起動する場合に指定します [ 開始予定時刻 ]: 開始予定時刻を指定します jobschsetnetコマンドによる定義 jobschsetnetコマンドによる定義方法 および定義済のジョブネットの表示方法について説明します

145 - jobschsetnet コマンドによる定義方法 1. 一日一回の指定は ジョブネット制御文に msgonlymode オペランドを指定します 開始予定時刻の指定は ジョブネット制御文に msgstarttime オペランドでジョブネットの開始予定時刻を指定します 2. -nent または -nche オペランドを指定して jobschsetnet コマンドを実行します 定義ファイル には 1. で編集したジョブネット制御文を格納したファイル名を指定します jobschsetnet コマンドおよびジョブネット制御文については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください - 定義済みジョブネットの表示方法 定義済の ジョブネットの開始予定時刻 は jobschprint コマンドに -a(-a) オプションまたは -r オプションを指定して表示することができます -a(-a) オプションを指定した場合 一日一回は <MSG Mode> に 開始予定時刻を指定した場合は Msg Start Time; に表示されます -r オプションを指定した場合 一日一回の指定は msgonlymode に 開始予定時刻は msgstarttime に表示されます jobschprint コマンドについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください 参考 [ 一日一回 ] を指定した場合でも 起動 または再起動操作により一日複数回ジョブネットを起動することは可能です 起動条件が [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] のジョブネットの起動予定日時は以下のようになります [ 一日一回 ] を指定しない場合 : 起動予定日時は表示されません [ 一日一回 ] を指定した場合 : 本日未起動の場合は本日の日付が 本日起動済みの場合は次の起動予定日が YYYY/MM/DD の形式で表示されます [ 一日一回 ] と [ 開始予定時刻 ] を指定した場合 : 本日未起動の場合は本日の起動予定日時が 本日起動済みの場合は次の起動予定日時が YYYY/MM/DD HH:MM の形式で表示されます 本日起動済みのジョブネットに対して終了取消操作を行うことにより 起動条件が [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 一日一回 ] が指定されているジョブネットにおいて 再度メッセージ事象を待ち合わせることができます ジョブネットの終了遅延を監視する場合 ジョブネットの遅延監視には 開始日時からの相対時刻で監視する方法と 終了予定時刻を指定する絶対時刻で監視する方法があります 遅延が発生すると ガントチャートなどのジョブネット状態の監視ウィンドウやコマンドでジョブネットの状態を終了遅延として確認できます また 通知メッセージをイベントログ /SYSLOG に出力することもできます 相対時刻による遅延監視 開始日時と 指定したジョブネットの実行予測時間から計算された相対時刻が終了予定日時となります この終了予定日時を越えても終了しない場合に 終了遅延となります 絶対時刻による遅延監視 指定した終了予定時刻を越えてもジョブネットが終了しない場合に 終了遅延状態となります ジョブネットが終了予定時刻になっても終了しない場合とは ジョブネットの状態が 実行中 / 警告 / 実行待ち の場合を指します なお 通知メッセージを出力するには あらかじめ [ イベント出力の詳細設定 ] ウィンドウの [ ジョブ / ジョブネットの遅延監視 ] で [ ジョブネットの終了予定時刻を過ぎても終了しない場合に通知を行う ] チェックボックスがチェックされている必要があります また UNIX 版の場合 メッセージは user.warning レベルで通知されます システムの syslog.conf で user.warning レベルのメッセージが SYSLOG に通知されるように設定してください

146 遅延監視を行う場合は 以下のどちらかの方法によって定義します 定義方法を以下に説明します [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートによる定義 ( 以下の図は 相対時刻による遅延監視を行う場合の例 ) 図 4.42 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ 終了予定時刻 ]( 絶対時刻による遅延監視の場合に指定 ): ジョブネットの終了予定時刻を指定します [ 実行予測時間 ]( 相対時刻による遅延監視の場合に指定 ): ジョブネットの開始から終了までの相対時間を指定します

147 jobschsetnet コマンドによる定義 jobschsetnet コマンドによる定義方法 および定義済のジョブネットの表示方法について説明します - jobschsetnet コマンドによる定義方法 1. ジョブネット制御文に以下の指定をします 相対時刻で監視する場合は alarmtime オペランドを指定して ジョブネットの終了予定時刻を設定します 絶対時刻で監視する場合は estimatetime オペランドに実行予測時間を指定します 2. -nent または -nche オペランドを指定して jobschsetnet コマンドを実行します 定義ファイル には 1. で編集したジョブネット制御文を格納したファイル名を指定します jobschsetnet コマンドおよびジョブネット制御文については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください - 定義済みのジョブネットの表示方法 定義済のジョブネットは jobschprint コマンドに -a(-a) オプションまたは -r オプションを指定して表示することができます -a(-a) オプションを指定した場合 終了予定時刻は Alarm Time に 実行予測時間は <Estimate Time> に表示されます -r オプションを指定した場合 終了予定時刻は alarmtime に 実行予測時間は estimatetime に表示されます jobschprint コマンドについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください ジョブネットの持ち越しを行う場合 本日起動予定のジョブネットが 起動されないまま日変わり時刻を越えてしまった場合に スケジュールの再作成を行わずに 翌日にスケジュールを持ち越すことができます 翌日までスケジュールを持ち越した場合 前日の残りの起動条件を待ち合わせます 持ち越しが行われると ガントチャートなどのジョブネット状態の監視ウィンドウやコマンドで ジョブネットの状態を持ち越し状態として確認できます 持ち越しの対象となるジョブネットは 以下の条件にすべて該当する場合のみになります [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 起動条件 ] において 時刻起動が 1 つだけ または [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] が指定されている [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートで [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ] が指定されている 待ち合わせるメッセージ事象が発生しないため未起動のまま日変わり時刻を越えている 注意 [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] が指定されているジョブネットの持ち越しについて [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 起動日のみ有効 ] が指定されているジョブネットを持ち越した場合 持ち越された日が非起動日であったときは メッセージ事象の発生は無視されます 持ち越された日が非起動日であった場合でも メッセージ事象の発生により ジョブネットを起動させたいときには あらかじめ [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートの [ 起動日のみ有効 ] を設定せずにジョブネットを登録しておいてください 持ち越しを行う場合は 以下のどちらかの方法によって定義します 定義方法を以下に説明します

148 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートおよび [ メッセージ ] シートによる定義 図 4.43 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ 時刻起動 ]: ジョブネットを時刻により起動する場合に 起動する時刻を指定します [ メッセージ事象発生時のみ起動 ]: 特定のメッセージ事象が発生した時にだけ ジョブネットを起動する場合に指定します

149 図 4.44 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シート ([ メッセージ事象発生時のみ起動 ] が指定されていない場合 ) [ 起動時刻の到来を待つ ]: メッセージ事象が発生しても 起動時刻になるまで ジョブネットの起動を待つ場合に指定します [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ]: ジョブネットが未実行のまま日変わり時刻を迎えた場合に 前日の起動予定日時を持ち越したいときに指定します

150 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 起動条件 ] で [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] を指定した場合 以下の [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートが表示されます 図 4.45 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シート ([ メッセージ事象発生時のみ起動 ] を指定している場合 ) [ メッセージ事象発生時のみ起動を指定した場合の設定 ]: [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] を指定し ジョブネットが未実行のまま日変わり時刻を迎えた場合に 前日の起動予定日時を持ち越したいときに指定します Systemwalker Operation Manager V 以前のサーバに接続した場合は 指定できません

151 jobschsetnet コマンドによる定義 jobschsetnet コマンドによる定義方法 および定義済のジョブネットの表示方法について説明します - jobschsetnet コマンドによる定義方法 1. ジョブネット制御文に以下の指定をします 時刻起動 ( 単一起動 ) は starttime オペランドを指定して ジョブネットの起動時間を設定します メッセージ事象発生時のみ起動は msgonly オペランドに ON を設定します 日変わり時刻到来時の持ち越し処理は carryover オペランドに SET( 指定あり ) を指定します 2. -nent または -nche オペランドを指定して jobschsetnet コマンドを実行します 定義ファイル には 1. で編集したジョブネット制御文を格納したファイル名を指定します jobschsetnet コマンドおよびジョブネット制御文については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください - 定義済みのジョブネットの表示方法 定義済のジョブネットは jobschprint コマンドに -a(-a) オプションまたは -r オプションを指定して表示することができます -a(-a) オプションを指定した場合 時刻起動は Start Time に メッセージ事象発生時のみ起動は <MSG> に 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う指定は Carry Over: に表示されます -r オプションを指定した場合 時刻起動は starttime に メッセージ事象発生時のみ起動は msgonly に 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う指定は carryover に表示されます jobschprint コマンドについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください なお 日変わり時刻到来時の持ち越し処理については メッセージ事象制御文の carryover オペランドに SET( 指定あり ) を指定し jobschsetnet コマンドの -sent オペランドを指定して制御文を登録することもできます 詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください 参考 持ち越し状態のジョブネットに対して持越解除操作を行うことにより 持ち越したスケジュールを破棄し 新たなスケジュールを作成することができます メール受信を起動契機とする場合 メール受信を契機に ジョブネットを起動することができます ジョブネットを起動する場合 ジョブスケジューラ専用のユーザに 以下のメールを送信します msgevent というキーワードは あらかじめ決められています メッセージ事象名は 起動したいジョブネットが待ち合わせているメッセージ事象名を指定してください 件名 : msgevent: メッセージ事象名 [: プロジェクト名 ] 宛先 : [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ メール環境 ] シートで指定した ジョブスケジューラ専用のユーザ名 内容 : ( 任意 ) このメールにより 指定したメッセージ事象が発生し ジョブネットが起動します 新規メールの到着は 5 分ごとにチェックされます

152 注意 メールのサブジェクトはデコードされません そのため メッセージ事象名およびプロジェクト名には アルファベットしか指定できません 日本語を使用した場合 メールが到着してもジョブネットは起動できません を受信すると メール全体の内容が インストール先のデータベースディレクトリ配下の mail ディレクトリにメッセージ事象名.text ファイルとして作成されます このファイルにはメール全体が格納されます このファイルが削除されるまで 同じメッセージ事象名のメールは受け付けられません 通常 メールを契機に起動されるジョブネット内で このファイルを削除する必要があります メールの添付ファイルは デコードされてインストール先のデータベースディレクトリ配下の mail ディレクトリに格納されます 添付ファイルにファイル名が指定されている場合は その名称になります ファイル名が指定されていない場合 ファイル名はメッセージ事象名.binary となります ファイルが既存の場合は上書きされます メールの添付ファイルは MIME 形式バージョン 1.0 の場合 メール本文となります ただし マルチ パートには対応していません シングル パートで送信してください 分割メールはサポートしていません 分割されたメールは それぞれ別々のメールとして扱われます 添付ファイルのデコードは 7-bit base64 quoted-printable uuencode に対応します 任意のサブシステムにネットワークジョブを依頼する場合 複数サブシステム運用を実施しているときに 自ホストのサブシステム 他ホストのサブシステムにかかわらず 任意のサブシステムにネットワークジョブを依頼することができます 任意のサブシステムにネットワークジョブを依頼するには 以下のいずれかの方法で指定します 指定方法を以下に示します GUI で指定する方法 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートで指定します

153 図 4.46 [ 登録 - ジョブ ]-[ 基本情報 ] シート [ コマンド ] [ コマンド ] の先頭に -rsys オプションを指定します [ コマンド ] の指定方法は 以下のとおりです -rsys サブシステム番号コマンド -rsys サブシステム番号 : ネットワークジョブを依頼するサブシステム番号を指定します [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ] 自ホストと異なるホストのサブシステムにネットワークジョブを依頼するときは チェックボックスをチェックします 自ホストのサブシステムにネットワークジョブを依頼するときは チェックボックスをチェックする必要はありません [ 依頼ホスト名 ] 依頼先のホスト名を指定します 自ホストのサブシステムにネットワークジョブを投入したい場合は 指定する必要はありません コマンドで指定する場合 qsub ジョブの投入コマンド の -rsys オプションに依頼先のサブシステム番号を指定します 指定例を以下に示します qsub [-rh 依頼ホスト [-rsys サブシステム番号 ]] ジョブファイル

154 -rh 依頼ホスト : 依頼先のホスト名を指定します -rsys サブシステム番号 : ネットワークジョブを依頼するサブシステム番号を指定します 自ホストと異なるホストのサブシステムにネットワークジョブを依頼するときは -rsys オプションと同時に -rh オプションを指定してください 自ホストのサブシステムにネットワークジョブを依頼するときは -rh オプションを指定する必要はありません 詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の qsub ジョブの投入コマンド を参照してください API で指定する場合 ジョブ投入 API(Mp_SubmitJob) には 引数 submitinf に qsub コマンドの引数が指定できます 引数 submitinf に -rsys オプションを指定することにより 実行サーバのサブシステムを指定します 引数の記述形式は qsub コマンドにおける -rsys オプションの指定方法と同じです ジョブ投入 API(Mp_SubmitJob) の詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブ投入 API を参照してください 注意 任意のサブシステムに投入できないジョブ / キューについて 以下のジョブについては 任意のサブシステムへのネットワークジョブは投入できません ( 投入元で ネットワークジョブを依頼するときのサブシステム番号が指定できません ) - デマンドジョブ ( ジョブフォルダ / フォルダ管理外ジョブからのジョブ投入 ) - Interstage 属性のジョブ - JCL( 業務手続言語 ) のジョブ 分散実行キュー 旧互換負荷分散キューに 任意のサブシステムへのジョブ投入はできません ( 投入元で ジョブを依頼するときのサブシステム番号が指定できません ) 参考 ジョブの投入元サーバ ( スケジュールサーバ ) が Systemwalker Operation Manager SE 版で 依頼先サーバ ( 実行サーバ ) が Systemwalker Operation Manager EE 版の場合 本機能を利用してジョブを投入する実行サーバのサブシステムを指定することができます ポイント [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ]/-rh オプションの指定方法について クラスタ構成でない単一サーバで運用している場合 - ジョブの投入サーバと同じホストにジョブを投入する場合は [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ] および - rh オプションを指定せずに投入サーバと同じホストにジョブを投入することができます クラスタ構成で運用している場合 - クラスタ上で運用しているサブシステムに対してジョブを投入するときは [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ] を指定した上で [ 依頼ホスト名 ] に論理 IP アドレスを指定する または論理 IP アドレスを指定した -rh オプションを指定する必要があります - クラスタ上で運用していないサブシステムに対してネットワークジョブを投入するときは [ ジョブをネットワークジョブとして投入する ] を指定した上で [ 依頼ホスト名 ] に物理 IP アドレスを指定する または物理ノードの IP アドレスを指定した -rh オプションを指定する必要があります

155 ジョブ定義変数を利用してジョブ登録情報を一括置換する場合 あらかじめジョブ定義変数を使用したジョブを定義しておき ジョブが実行される時点でジョブ定義変数の値を一括置換することができます ジョブ定義のパス環境など 簡単に一括置換できるため 運用環境が異なるシステム間での資産移行をスムーズに行うことができます とジョブ定義変数の値を設定し ジョブ定義変数を利用したジョブの定義を行っておきます は ジョブが実行される時点で設定されているジョブ定義変数の値に置換されます ジョブ定義変数の追加 / 変更 / 削除は システム管理者 (Windows 版の場合は Administrators グループ所属ユーザ UNIX 版の場合は スーパーユーザ ) だけが行うことができます なお ジョブネットの実行中にジョブ定義変数を変更した場合 ジョブネットの途中から変更されたジョブ定義変数の値で動作する可能性があります ジョブ定義変数の変更は ジョブネットが動作していないときに行ってください 操作手順 1. [ ジョブ定義変数 ] ウィンドウの表示 [ 業務選択 ] ウィンドウでジョブスケジューラを選択し 以下のいずれかの操作によって [ ジョブ定義変数 ] ウィンドウを表示します - [ ファイル ] メニューの [ ジョブ定義変数 ] を選択します - 右クリックで表示されるポップアップメニューから [ ジョブ定義変数 ] を選択します

156 2. [ ジョブ定義変数の設定 ] ウィンドウの表示 [ ジョブ定義変数 ] ウィンドウの [ 追加 ] ボタンをクリックし [ ジョブ定義変数の設定 ] ウィンドウを表示します 図 4.47 [ ジョブ定義変数 ] ウィンドウ [ システムのジョブ定義変数 ] 設定されているジョブ定義変数の一覧が表示されます 3. ジョブ定義変数とジョブ定義変数の値の設定ジョブ定義変数名 の変数名部分 ) とジョブ定義変数の値を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 4.48 [ ジョブ定義変数の設定 ] ウィンドウ [ ジョブ定義変数名 ] ジョブ定義変数名を指定します [ ジョブ定義変数値 ] ジョブ定義変数の値を指定します 4. ジョブ情報の定義 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 基本情報 ] シートまたは [ 詳細情報 ] を指定し ジョブ情報を設定します ( または jobschsetnet コマンドを利用して定義します ) ジョブ定義変数 (@ について の形式で記述します

157 は 以下の項目で利用できます なお 変数を指定する項目の上限値はありません 複数の項目に指定することも 1 項目内に変数を複数指定することも可能です - [ 基本情報 ] シート - コマンド - パラメタ - ディレクトリ - 依頼ホスト名 - キュー名 - [ 詳細情報 ] シート - 実行ユーザ名 - 標準出力ファイル名 - 標準エラー出力ファイル名 以下の属性のジョブおよびバッチフレームワークジョブでは 変数を使用できません - Interstage 属性 - PowerAIM 属性 - 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) 属性 また 以下のジョブについては [ 基本情報 ] シートの項目に対して変数を使用できません - グローバルサーバ MSP ジョブ - グローバルサーバ XSP ジョブ [ ジョブ定義変数 ] については 通常の文字列として扱われます ジョブ定義変数値について [ ジョブ定義変数 ] が存在していた場合 これらはジョブ定義変数や可変パラメタの変数として扱われません 通常の文字列として扱われます 例えば ジョブ定義変数 a の値が cc ジョブ定義変数 b の値が dd の置き換え結果は cc になります ジョブ定義変数の値には が置き換えられたときに その定義項目の使用不可文字が使われたり 文字列長の上限値を超えることがないようにしてください 置き換えの結果 ジョブの定義が不正になった場合には ジョブは実行されず異常終了となります メッセージ事象発生時に可変パラメタを利用したジョブネット連携をする場合 jobschmsgevent コマンドを使って メッセージ事象発生の通知と同時に 可変パラメタを利用したジョブネット連携を行う場合について説明します 可変パラメタを利用してジョブネットを起動する場合 メッセージ事象発生の通知と同時に 可変パラメタを渡すジョブネット連携が可能です コマンドやパラメタ ジョブの実行を依頼するホストのみ異なる複数のジョブネット ( 業務 ) を運用する場合に 大量にジョブネットを定義する必要がなくなります メッセージ事象により起動するジョブネットに対して メッセージ事象の通知とともに可変パラメタを渡すジョブを登録します また 可変パラメタを受信するジョブネットのジョブでは あらかじめ変数を定義しておくことで 変数を受信した可変パラメタに置き換えて ジョブを起動します

158 可変パラメタを受信できるのは 以下の条件をすべて満たすジョブネットとなります a. グループに登録されていない b. ジョブ実行制御属性である c. 起動条件がメッセージ事象発生時のみ起動であり かつ 以下のいずれかの条件を満たしている - 1 つのメッセージ事象を待ち合わせている - 登録された複数のメッセージ事象のうち いずれかのメッセージ事象を待ち合わせている 一時変更により設定された定義内容が上記条件を満たしている場合も 可変パラメタを受信できます なお 階層化されたジョブネットの場合 可変パラメタは 2 階層目以降のジョブネットにも引き継がれ 使用できます ジョブの定義 可変パラメタを利用する場合に 可変パラメタを渡す側および可変パラメタを受信する側 それぞれのジョブの定義について説明します なお 手動で可変パラメタを指定して起動する場合については 7.4 ジョブネットを可変パラメタ起動する を参照してください 可変パラメタを渡すジョブの定義 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 基本情報 ] シートで メッセージ事象発生コマンド (jobschmsgevent コマンド ) に可変パラメタ (-p オプション ) を指定してジョブ情報を設定します または jobschsetnet コマンドを利用して定義します jobschmsgevent コマンド jobschsetnet コマンドの詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 可変パラメタについて - 可変パラメタにジョブ定義変数 (@ が存在していた場合 通常の文字列として扱われます ジョブ定義変数として扱われません - 可変パラメタには が置き換えられたときに その定義項目の使用不可文字が使われたり 文字列長の上限値を超えることがないようにしてください 置き換えの結果 ジョブの定義が不正になった場合には ジョブは実行されず 異常終了となります なお 可変パラメタの詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の jobschmsgevent コマンド を参照してください 可変パラメタを受信するジョブの定義 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 基本情報 ] シートで を指定して ジョブ情報を設定します または jobschsetnet コマンドを利用して定義します 変数 (@.VPARAM@) について - は [ 基本情報 ] シートの以下の項目で利用できます なお 変数を指定する項目の上限値はありません 複数の項目に指定することも 1 項目内に変数を複数指定することも可能です - コマンド - パラメタ

159 - 依頼ホスト名 - 以下のジョブでは を使用できません - Interstage 属性のジョブ - PowerAIM 属性のジョブ - 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) 属性のジョブ - グローバルサーバ MSP ジョブ - グローバルサーバ XSP ジョブ - バッチフレームワークジョブ - ジョブ定義内に変数を使用したジョブネットが可変パラメタなしで起動された場合 変数部分は空文字に置き換えられた状態でジョブが起動されます 可変パラメタとサフィックスを利用してジョブネットを複写起動する場合 メッセージ事象発生の通知と同時に可変パラメタを渡してジョブネットを起動する場合に 起動対象のジョブネットを複写し 複写されたジョブネットを起動することができます ( 以降 複写起動と呼びます ) 複写されたジョブネット名およびジョブネット名称には 複写元の名前に指定したサフィックスが付加されます このため パラメタが異なる複数のジョブネットを 異なるサフィックスを指定して平行で実行したり ジョブネットの実行結果を上書きすることなく 異なるパラメタでジョブネットを実行することができます 上記のように ジョブネットを複写起動したい場合は メッセージ事象発生コマンド (jobschmsgevent コマンド ) に可変パラメタ (-p オプション ) とサフィックス (-c オプション ) を指定してジョブ情報を設定してください joschmsgevent コマンドの詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 複写起動について ジョブネットが起動されるタイミングで複写されます 階層化されたジョブネットの場合 2 階層目以降も複写されます

160 以下の場合 複写起動されません - グループ内ジョブネットの場合 - 複写元ジョブネットの状態が以下の場合 - 無効 - 停止 - 実行中 ([ ジョブネット実行中も有効 ] が指定されていても複写起動されません ) - 終了遅延 - 警告 - 異常終了 ([ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] が指定されているとき ) - 強制終了 ([ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] と [ 強制終了を確認操作の対象とする ] が指定されているとき ) - 複写先に同名のジョブネットが手作業により作成されていた場合 - 複写先に同名のジョブネットが存在し かつジョブネットの状態が以下の場合 - 実行中 ([ ジョブネット実行中も有効 ] が指定されていても複写起動されません ) - 終了遅延 - 警告 - 異常終了 ([ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] が指定されているとき ) - 強制終了 ([ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] と [ 強制終了を確認操作の対象とする ] が指定されているとき ) [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートで [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ] が指定されているジョブネットを複写起動した場合 そのジョブネットが起動済みでなくても 複写起動されたジョブネットが一つでも起動済みであれば 起動済みとして扱われます 注意 リンクジョブネットを含むジョブネットの複写起動について リンクジョブネットを含む親ジョブネットは 複写起動することができます 複写起動により複写されたリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットの複写先ジョブネットは リンクジョブネットとして動作しません マスタリンクジョブネットを変更しても 変更した内容は複写先のリンクジョブネットに反映されません 複写先のジョブネットは 複写起動の仕様で動作します 複写されたジョブネットについて 複写されたジョブネット名およびジョブネット名称は 以下のようになります 複写元ジョブネットの名前 _-c オプションで指定したサフィックス 複写されたジョブネットには 複写元の起動条件 基準ジョブネットの設定情報は継承されません 起動条件 なし の設定となります 複写されたジョブネット内のジョブについては 操作による状態 ( 無効 停止 ) が継承されます 複写されたジョブネットに対して 以下の操作はできません - [ 操作 ] メニューの [ 停止 ] [ 停止解除 ] [ 無効 ] [ 無効解除 ] [ 終了取消 ] [ 持越解除 ] - [ 変更 ] - [ 再利用 ]

161 - [ コピー ] - [ 起動日 ] - [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウでの変更 - [ ジョブネットの一時変更 ] - [ ジョブネットの一時変更解除 ] - jobschsetnet コマンドの -nent/-nche/-ncop/-sent/-sdel オプション - jobschcontrol コマンドの pause/continue/disable/enable/reinstate/revoke オプション 複写されたジョブネットは 業務選択ウィンドウの業務ツリーに即座に反映されません ウィンドウを再表示したタイミングで 業務ツリーに反映されます 可変パラメタの受信とメッセージ事象の受け付けについて メッセージ事象発生コマンド (jobschmsgevent コマンド ) に可変パラメタ (-p オプション ) やサフィックス (-c オプション ) を指定した場合 可変パラメタの受信とメッセージ事象の受け付けにおいて 通常とは異なる動作をすることがあります 可変パラメタを受信できないジョブネットについて メッセージ事象が受け付けられても 可変パラメタ (-p オプション ) やサフィックス (-c オプション ) 情報が無視されることがあります 以下のジョブネットが可変パラメタありのメッセージ事象を受け取った場合に 可変パラメタやサフィックス情報が無視されます 待ち合わせるメッセージ事象の数が 1 つ以上 かつ [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートの [ 待ち合わせ条件 ] が [ すべてのメッセージ事象が発生した時に起動 ] の場合 待ち合わせるメッセージ事象の数が 1 つ以上 かつ [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 起動条件 ] が以下の場合 - 時刻起動 - 間隔起動 - サーバ起動時に起動 メッセージ事象を受け付けられないジョブネットについて 可変パラメタ (-p オプション ) やサフィックス (-c オプション ) を指定した場合に メッセージ事象が受け付けられないことがあります 以下に メッセージ事象が受け付けられない場合の ジョブネットの設定や状態の組み合わせを示します なお 通常のメッセージ事象の受け付けについては メッセージ事象の受け付けについて を参照してください メッセージを受信するジョブネットの状態 ( 複写元ジョブネットの状態 ) 複写起動されたジョブネットの状態 メッセージ事象のカウント 可変パラメタありの場合 可変パラメタおよびサフィックスありの場合 備考 実行中でない 異常終了 / 強制終了でない 実行中 / 終了遅延 / 警告 異常終了 / 強制終了 (*) *1 実行中 / 終了遅延 / 警告実行中でない *2 停止中停止中でない : メッセージ事象は通常の場合と同様に受け付けられる : メッセージ事象は受け付けられない

162 *1: 異常終了は [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウの [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] が設定されている場合 強制終了は [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウの [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] および [ 強制終了を確認操作の対象とする ] が設定されている場合 *2:[ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートの [ ジョブネット実行中も有効 ] にチェックがある場合でも メッセージ事象は受け付けられません 起動日情報の詳細設定をする場合 利用するカレンダの選択 起動日が休日と重なった場合の取り扱い および運用期間情報を登録することができます 図 4.49 [ 起動日 ] シート

163 [ 起動日のシフト処理 ]: [ 起動日 ]( 起動日雛形基準 ) シート [ 起動日 ]( 他ジョブネット基準 ) シートおよび [ 起動日 ]( 直接指定 ) シートの [ 基準の設定 ] で指定した基準日から 起動日をシフトする方法の設定をします [ シフト処理 ]: 起動日をシフトする処理を指定します - [ シフトしない ]: 基準日をそのまま起動日とします - [ 前日にシフト ]: 前日の方向にシフトします - [ 翌日にシフト ]: 翌日の方向にシフトします [ シフト日数 ]: [ シフト処理 ] に従って 起動日をシフトする日数を指定します 指定できる範囲は 0~99( 日 ) です [ 稼働日をシフトする ]: 休日を意識したシフトを行う場合に指定します [ 基準日が休日の場合の扱い ]: シフト処理において 基準日が休日であった場合の基準日の扱いを指定します [ 休日とみなす ]: シフト日数のカウントに 基準日を含めたくない場合に指定します [ 稼働日とみなす ]: シフト日数のカウントに 基準日を含めたい場合に指定します [ 起動日が休日の場合の扱い ]: 起動日が [ カレンダ ] で休日となっている日と重なった場合の扱いについて設定します [ 処置 ]: [ カレンダ ]: 処置 ( 起動しない / 起動する / 前日にシフト / 翌日にシフト ) を選択します [ シフト上限 ]: [ 処置 ] で [ 前日にシフト ] または [ 翌日にシフト ] を選択した場合 シフトを行う日数の上限値を指定します 指定できる範囲は 0~99 です 0 を指定した場合 上限日数はなしとなります 利用するカレンダと 選択しているカレンダの組み合わせ条件を設定します [ 選択していない ]/[ 選択している ]: 利用するカレンダを指定します [ 選択していない ] 一覧から 利用するカレンダを選択して [ 追加 ] ボタンをクリックすると [ 選択している ] に移動します [ 選択している ] 一覧からカレンダを選択して [ 削除 ] ボタンをクリックすると [ 選択していない ] に移動します [ 選択していない ]/[ 選択している ] 一覧の中の起動日雛形をダブルクリックすることにより もう一方の一覧へ移動させることもできます [ カレンダの組み合わせ条件 ]: [ 運用期間 ]: 複数のカレンダ情報を選択した場合に カレンダの組み合わせ条件を指定します [ 選択したすべての休日カレンダで休日のときに休日とする ]: 複数のカレンダ情報の AND を取って 休日とします [ 選択したいずれかの休日カレンダで休日のときに休日とする ]: 複数のカレンダ情報の OR を取って 休日とします ジョブネットを運用する期間 / 運用しない期間をそれぞれ指定します

164 [ 有効期間 ]: ジョブネットを運用する期間を指定します [ 開始 ]: 有効期間の開始日を指定します [ 終了 ]: [ 無効期間 ]: 有効期間の終了日を指定します ジョブネットを運用しない期間を指定します [ 開始 ]: 無効期間の開始日を指定します [ 終了 ]: [ 簡単設定 ]: 無効期間の終了日を指定します 起動日の設定のみを行うことができる簡単設定表示に変更されます 詳細設定表示の場合のみボタン表示されます [ プレビュー ]: [ 起動日 ] シートで設定された起動日の情報を [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウにプレビュー表示します [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ内のカレンダを変更することにより 特異日を設定することもできます [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウが表示されている間は [ 起動日 ] シートの操作はできません 注意 本ウィンドウで起動日を変更した場合 [ 起動日 ] ウィンドウで設定した起動日情報は削除され 本ウィンドウで登録した起動日情報が新たに設定されます 詳細設定表示を利用し 簡単設定表示で設定できること以外の項目が設定されている状態で [ 簡単設定 ] ボタンで簡単設定表示に切り替えると 詳細設定で設定された項目で見えなくなるものがあります というメッセージが表示されます なお 詳細設定表示で入力された内容は そのまま保持されます 同様に簡単設定表示から詳細設定表示に切り替える場合も内容が保持されます 4.4 ジョブのスケジュール情報を変更する ここでは 運用中にジョブのスケジュール情報を変更する方法について説明します 注意 第 1 階層のジョブネットが実行中の場合は その配下の全ジョブネットおよびジョブの情報を変更することはできません プロジェクトを変更する プロジェクトの所有者は 必要に応じて変更することができます プロジェクト名を変更することはできません プロジェクト名を変更したい場合は ジョブネットの複写機能を利用して プロジェクト内のすべてのジョブネットを別の名前のプロジェクトに複写して 元のジョブネットおよびプロジェクトを削除してください プロジェクトの所有者を変更する方法について説明します

165 操作手順 1. [ 所有者の変更 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象プロジェクトを選択します 次に [ セキュリティ ] メニューから [ 所有者 ] を選択します [ 所有者の変更 ] ウィンドウが表示されます 2. プロジェクトの所有者の変更 [ 所有者の変更 ] ウィンドウを使って プロジェクトの所有者を変更します 図 4.50 [ 所有者の変更 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: プロジェクト名が表示されます 変更できません [ 所有者 ]: プロジェクトの所有者を指定します [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 実行ユーザ名 ] に指定がない場合 ここで指定したユーザが プロジェクト内のジョブの実行ユーザとなります UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合 UNIX 版 Systemwalker 認証リポジトリが有効な場合についても 所有者には必ず OS ユーザを指定してください 注意 プロジェクトの所有者の変更について プロジェクトの所有者の変更は システム管理者 ( 接続先のサーバが Windows の場合は Administrators グループ所属ユーザ UNIX の場合はスーパーユーザ ) だけが行うことができます UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は 管理者権限を持つ Operation Manager ユーザだけが行うことができます 複数のクライアントから同時にプロジェクトの所有者を変更しないでください ジョブネットを変更する ジョブネットは 必要に応じて変更 ( 追加 / 複写 / 削除 ) することができます ジョブネットを変更 ( 追加 / 複写 / 削除 ) する方法 および注意事項について説明します ジョブネットを追加する ジョブネットを追加する方法について説明します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウでジョブネットを追加するプロジェクトを選択した後 [ ジョブネットの新規作成 ] ウィンドウを使って ジョブネット内のジョブを登録します 操作手順の詳細については ジョブネットを登録する および ジョブを登録する を参照してください

166 ジョブネットを複写するジョブネットを複写する方法について説明します ジョブネットを複写する方法には 以下の2つがあります メニューより [ コピー ] および [ 貼り付け ] を選択して複写する メニューより [ 再利用 ] を選択して複写する 操作手順 ([ コピー ] および [ 貼り付け ] を選択して複写する場合 ) 1. ジョブネットのコピー [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 複写するジョブネットを選択します 以下のいずれかの操作によって ジョブネットをコピーします - [ ファイル ] メニューから [ コピー ] を選択します - 右クリックによるポップアップメニューから [ コピー ] を選択します - [Ctrl] キーを押しながら [C] キーを押します 2. ジョブネットの貼り付け [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで ジョブネットを貼り付けたいプロジェクトを選択します 以下のいずれかの操作によって ジョブネットを貼り付け 複写します - [ ファイル ] メニューから [ 貼り付け ] を選択します - 右クリックによるポップアップメニューから [ 貼り付け ] を選択します - [Ctrl] キーを押しながら [V] キーを押します なお 貼り付け先のプロジェクトに同じジョブネット名のジョブネットが存在した場合 以下の [ 名前の設定 ] ウィンドウが表示されます 貼り付け先に存在しないジョブネット名を指定します [ ジョブネット名 ]: 貼り付けるジョブネットのジョブネット名を指定します [ ジョブネット名称 ]: 貼り付けるジョブネットのジョブネット名称を指定します 操作手順 ([ 再利用 ] を選択して複写する場合 ) 1. [ ジョブネットの複写先指定 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ ジョブネットの複写先指定 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 複写するジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 再利用 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 再利用 ] を選択します ) - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウから複写するジョブネットをクリックします 次に [ ファイル ] メニューから [ 再利用 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューのから [ 再利用 ] を選択します )

167 2. 複写先ジョブネット情報の設定 [ ジョブネットの複写先指定 ] ウィンドウを使って 複写先のプロジェクト名 / ジョブネット名 / ジョブネット名称を指定します 複写するジョブネット情報を変更することもできます 図 4.51 [ ジョブネットの複写先指定 ] ウィンドウ [ 複写元プロジェクト名 ]: 複写元のプロジェクト名が表示されます [ 複写元ジョブネット名 ]: 複写元のジョブネット名が表示されます [ 複写先プロジェクト名 ]: 複写先のプロジェクト名を選択します [ 複写先ジョブネット名 ]: 複写先のジョブネット名を指定します [ 複写先ジョブネット名称 ]: 複写先のジョブネット名称を指定します [ 変更 ]: [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウが表示されます 3. ジョブネットの複写 [OK] ボタンをクリックします ジョブネットが複写されます 注意 階層化されたジョブネットの複写について 階層化されたジョブネットでは 親ジョブネットを複写することはできません 最下層の子ジョブネットだけが複写できます マスタリンクジョブネットの複写 マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットを複写した場合 複写先のジョブネットは通常のジョブネットとして複写されます ただし 子ジョブネットを含む場合は複写できません リンクジョブネットの複写 リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは 複写することができません また リンクジョブネットを含む親ジョブネットも 通常の子ジョブネットを含む親ジョブネットと同様に 複写することができません

168 ジョブネットを削除する ジョブネットを削除する手順 および注意事項について説明します 操作方法 以下のいずれかの操作によって ジョブネットを削除します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 削除するジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 削除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 削除 ] を選択します ) 削除を確認するウィンドウが表示されます [OK] ボタンをクリックすると ジョブネットが削除されます [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 削除するジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 削除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 削除 ] を選択します ) 削除を確認するウィンドウが表示されます [OK] ボタンをクリックすると ジョブネットが削除されます 注意 階層化されたジョブネットの削除について 階層化されたジョブネットで 第 1 階層のジョブネットを削除した場合は 第 2 階層のジョブネットが第 1 階層のジョブネットとなります 子ジョブネットの削除について 子ジョブネットを親ジョブネットからはずす場合は 以下の手順で行ってください 1. 親ジョブネットの [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 親ジョブネットの [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します 2. 子ジョブネットの削除 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウのジョブフロー表示域で 削除対象の子ジョブネットを選択した後 [ 編集 ] メニューから [ 削除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 削除 ] を選択します ) この結果 対象の子ジョブネットは親ジョブネットからはずれて第 1 階層のジョブネットとなり [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウ上で 所属プロジェクトの直下に表示されます さらにジョブネットの実体を削除する場合は 本項 ジョブネットを削除する の 操作方法 を参照してください リンクジョブネットの削除について ジョブとしてリンクジョブネットが登録されている親ジョブネットを削除した場合は リンクジョブネットとその階層下のジョブネットも一緒に削除されます リンクジョブネットだけを削除する場合は 以下の手順で行ってください 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します 2. リンクジョブネットの削除 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウのジョブフロー表示域で 削除対象のリンクジョブネットを選択した後 [ 編集 ] メニューから [ 削除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 削除 ] を選択します ) 3. 親ジョブネットの保存 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します この結果 リンクジョブネットとその階層下のジョブネットが一緒に削除されます マスタリンクジョブネットの削除について マスタリンクジョブネットは そのままでは削除することができません あらかじめ マスタリンクジョブネットを参照しているリンクジョブネットをすべて削除しておく必要があります その際 複写起動により複写されたジョブネットは削除対象ではありません マスタリンクジョブネットを参照しているリンクジョブネットは [ マスタリンクジョブネット一覧 ] ウィンドウで確認することができます

169 図 4.52 [ マスタリンクジョブネット一覧 ] ウィンドウ [ マスタリンクジョブネットの一覧 ]: マスタリンクジョブネットが一覧で表示されます 業務選択ツリーでサブシステムを選択した場合はサブシステム内の全てのマスタリンクジョブネットが プロジェクトを選択した場合はプロジェクト内の全てのマスタリンクジョブネットが一覧で表示されます [ プロジェクト名 ]: マスタリンクジョブネットが登録されているプロジェクト名が表示されます [ ジョブネット名 ]: マスタリンクジョブネットのジョブネット名が表示されます [ ジョブネット名称 ]: マスタリンクジョブネットのジョブネット名称が表示されます [ リンクジョブネットの一覧 ]: マスタリンクジョブネットを参照しているリンクジョブネットの一覧が表示されます [ プロジェクト名 ]: リンクジョブネットが登録されているプロジェクト名が表示されます [ ジョブネット名 ]: リンクジョブネットのジョブネット名が表示されます [ 親ジョブネット名称 ]: リンクジョブネットの親ジョブネットのジョブネット名称が表示されます リンクジョブネットの削除は リンクジョブネットの削除について を参照してください 参照しているすべてのリンクジョブネットの削除が終わると マスタリンクジョブネットは通常のジョブネットに戻ります ジョブネットを削除する を参照して削除してください

170 注意 基準ジョブネットの削除について 基準ジョブネットとして宣言しているジョブネットを削除した場合 このジョブネットを起動日の基準情報として指定しているジョブネットの起動日も削除されます 基準ジョブネットを削除する場合は 問題がないことを確認してから実施してください ジョブネット情報を変更する ジョブネット情報 ( 基本情報 / メッセージ情報 / 起動日情報 ) は 必要に応じて変更することができます 変更できるジョブネット情報について説明します なお ジョブネット情報を変更する方法 および注意事項は ジョブネット情報を設定する を参照してください 基本情報 ジョブネット名称 起動条件 ( 起動条件なし / 時刻起動 / 間隔起動 / サーバ起動時に起動 / メッセージ事象発生時のみ起動 ) およびジョブネット中のジョブを投入するホスト名など ジョブネットの基本情報を変更します ジョブネット名は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートでは変更できません ジョブネット名を変更したい場合は ジョブネットの複写で別の名前を付けて保存し 複写元のジョブネットを削除してください 子ジョブネット およびマスタリンクジョブネットの場合は 起動条件を [ なし ] 以外に変更することはできません メッセージ情報 ジョブネットの起動契機として待ち合わせるメッセージ事象 (jobschmsgevent コマンドを使って発生させます ) を追加 / 削除します また メッセージ事象が発生した場合のジョブネットの起動条件も変更します 起動日情報 ジョブネットの基本的な起動スケジュール ( 起動日 ) を変更します 起動日は以下の 2 つの方法によって設定されているので 変更する場合はそれぞれの方法で再設定してください 基本的な起動スケジュール : [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートを使って変更します 変則的な起動スケジュール : [ 起動日 ] ウィンドウ または [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウを使って変更 ( 微調整 ) します 注意 起動条件を [ なし ] に変更する場合について 起動条件がすでに設定されている状態で 起動条件に [ なし ] を指定すると [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートで設定済の内容がすべて消去されます 接続先のサーバが Systemwalker Operation Manager V12.0L11/ V12.1 以前のバージョンの場合 [ メッセージ ]/[ 起動日 ] の各シートの内容が消去されます 注意 起動時刻の変更について ジョブネットの起動時刻を変更した場合 発生済みのメッセージ事象はすべてクリアされます そのため メッセージ事象発生後にジョブネットの起動時刻を変更した場合は 再度メッセージ事象を発生させる必要があります 注意 起動予定日時を過ぎた場合のジョブネット情報の変更について

171 起動予定日時を過ぎても起動条件がそろわず 起動されていないジョブネットに対してジョブネット情報の変更を行った場合 ジョブネットは再スケジュールされ 次回の起動予定日時が設定されます ( 前回の起動予定日時は破棄されます ) 起動予定日時を過ぎても起動条件がそろわず 起動されていないグループ内ジョブネットに対してジョブネット情報の変更を行った場合 グループも再スケジュールされ 次回の起動予定日時が設定されます ( 前回の起動予定日時は破棄されます ) 注意 異常終了したジョブネットの情報を変更した場合について [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで各種の情報を変更した場合 ジョブの状態はすべて実行待ちになります そのため ジョブネットの再起動を行うと 先頭のジョブから起動されることになります 注意 起動日 / カレンダ / 運用期間の情報を変更した場合について 反映開始日が設定されたカレンダを引用するジョブネットについて 反映開始日前に [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 起動日 ] シートで 起動日 / カレンダ / 運用期間の情報を変更した場合は [ カレンダの保存 ] ウィンドウで設定した反映開始日は無効になり [ ジョブネットのプロパティ ] で変更した情報が有効になります また 変更対象が基準ジョブネットである場合 この起動日を引用しているすべてのジョブネットについても 上記の影響を受けます 注意 リンクジョブネットの変更について リンクジョブネット および その階層下のジョブネットは ジョブネット情報を変更することはできません 変更したい場合は リンクジョブネットが参照しているマスタリンクジョブネットを変更してください リンクジョブネット / マスタリンクジョブネット情報を変更する リンクジョブネットはマスタリンクジョブネットを参照しているため ジョブネット情報の変更にあたっては 注意が必要です リンクジョブネットのジョブフローの変更 リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは ジョブフローを直接変更することができません マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのジョブフローを変更した場合 変更したジョブネットを参照しているリンクジョブネットのうち複写起動により複写されたジョブネットを除いたすべてに対して 変更した内容が反映されます 変更内容が反映されたリンクジョブネットのジョブは すべて実行待ちになります 注意 複写起動により複写されたジョブネットを除いて リンクジョブネット およびその上位の階層のジョブネットが実行中の場合 リンクジョブネットの参照先のマスタリンクジョブネットのジョブフローを変更することはできません ジョブネットが終了してから変更してください リンクジョブネットのジョブネット情報の変更 リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは ジョブネット情報を変更することができません 変更したい場合は リンクジョブネットの参照先のマスタリンクジョブネットを変更してください

172 マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは 起動条件を変更できません その他の項目については 通常の子ジョブネットと同様にジョブネット情報を変更できます 変更した内容は以下の項目を除いて 変更したジョブネットを参照しているリンクジョブネットのすべてに対して反映されます ただし 複写起動により複写されたジョブネットには反映されません [ マスタリンクジョブネットの変更によりリンクジョブネットに反映されない項目 ] 運用指示 リンクジョブネットを登録した時のマスタリンクジョブネットに設定されていた値と同じになります 基準ジョブネット マスタリンクジョブネットの設定にかかわらず 常に指定されていない状態となります 注意 複写起動により複写されたジョブネットを除いて リンクジョブネット およびその上位の階層のジョブネットが実行中の場合 リンクジョブネットの参照先のマスタリンクジョブネットのジョブネット情報を変更することはできません ジョブネットが終了してから変更してください リンクジョブネットのリカバリ変更 リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは ジョブネットのリカバリ変更ができます マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは ジョブネットのリカバリ変更ができません リンクジョブネットのジョブ情報の一時変更 リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのジョブは ジョブ情報の一時変更ができます マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのジョブは ジョブ情報の一時変更ができません リンクジョブネットの特異日の変更 リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットの起動日を直接変更することはできません マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは [ 起動日 ] ウィンドウで特異日を設定することができます 変更した内容は 変更したジョブネットを参照しているリンクジョブネットのうち 複写起動により複写されたジョブネットを除いたすべてに対して反映されます 変更するジョブネットを参照しているリンクジョブネットが起動中の場合でも 変更可能です リンクジョブネットのメモの変更 マスタリンクジョブネット リンクジョブネット およびそれらの階層下のジョブネットは メモを変更できます マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのメモを変更しても 変更したジョブネットを参照しているリンクジョブネットには反映されません ただし マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのメモを登録および変更することにより それ以降に新しく登録されるリンクジョブネットのメモには マスタリンクジョブネットのメモと同じ内容が反映されます 可能な変更操作一覧 マスタリンクジョブネット およびリンクジョブネットに対して可能な変更操作と マスタリンクジョブネットを変更したときにリンクジョブネットに反映される情報について 以下に示します 変更内容 マスタリンクジョブネット リンクジョブネット ジョブフロー ジョブネットのプロパティの [ 基本情報 ] シート ジョブネットのプロパティの [ 起動日 ] シート 運用指示 を除く 運用指示 ( 注 1) 基準ジョブネット を除く

173 変更内容 マスタリンクジョブネット リンクジョブネット 基準ジョブネット ( 注 1) リカバリ変更 ジョブ情報の一時変更 特異日 メモ ( 注 1) : 操作可であり リンクジョブネットにも反映されます : 操作可 : 操作不可 注 1: 変更した内容は リンクジョブネットには反映されません ジョブネットの起動設定を一時変更する 設定済ジョブネットの起動条件 ( 時刻起動 / 終了予定時刻 / 間隔起動 / サーバ起動時に起動 / メッセージ事象発生時のみ起動 ) は 必要に応じて一時変更することができます ジョブネットの起動条件を一時変更する方法 および一時変更を解除する方法について説明します なお 一時変更した起動条件は変更期間中だけ有効です また 一時変更した起動条件が解除された場合 ジョブネットは変更前の起動条件に従って起動されます 一時変更した内容を確認する場合は 再度該当ジョブネットの [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウを表示し確認します 注意 起動条件 [ なし ] について 起動条件が [ なし ] に設定されているジョブネットは 一時変更できません また 起動条件が [ なし ] 以外に設定されているジョブネットの起動条件を [ なし ] に一時変更することはできません ジョブネットの起動条件を一時変更する 操作手順 1. [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ ジョブネットの一時変更 ] を選択します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ 一時変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 一時変更 ] を選択します )

174 2. 起動条件および一時変更期間の指定 [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウを使って 一時的に適用するジョブネットの起動条件および適用期間 ( 一時変更期間 ) を指定します 図 4.53 [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウ ( 実行属性が [Interstage] 属性以外のとき ) [ 起動条件 ]: ジョブネットを起動する条件を指定します 指定方法は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート と同じです なお ジョブネットがグループに登録されている場合 [ 起動条件 ] は変更できません [ 一時変更期間 ]: 一時変更を行う期間を指定します - [ 開始 ]: 一時変更を開始する日を指定します - [ 終了 ]: 一時変更を終了する日を指定します

175 注意 ジョブネットの実行予測時間を指定している場合 [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウで終了予定時刻を指定しても 指定した終了予定時刻は無視されます 図 4.54 [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウ ( 実行属性が [Interstage] 属性のとき ) [ 起動条件 ]: ジョブネットを起動する条件を指定します 指定方法は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートと同じです [ 一時変更期間 ]: 一時変更を行う期間を指定します - [ 開始 ]: 一時変更を開始する日を指定します - [ 終了 ]: 一時変更を終了する日を指定します 一時変更を解除する操作手順 1. [ ジョブネットの一時変更の解除 ] ウィンドウの表示以下のいずれかの操作によって [ ジョブネットの一時変更の解除 ] ウィンドウを表示します

176 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 下記のいずれかを選択した後 [ ツール ] メニューから [ ジョブネットの一時変更解除 ] を選択します - [ ジョブスケジューラ ] - 一時変更を解除したいジョブネットが属するプロジェクト - 一時変更を解除したいジョブネットが属するプロジェクト内のジョブネットまたはグループ - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 一時変更を解除したいジョブネットが属するプロジェクト内のジョブネットを選択した後 [ ツール ] メニューから [ 一時変更解除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 一時変更解除 ] を選択します ) 2. 一時変更を解除するジョブネットの選択 [ ジョブネットの一時変更の解除 ] ウィンドウに 一時変更を指定したジョブネットの一覧が表示されます 一時変更を解除したい場合は 解除したいジョブネットをダブルクリックするか または解除したいジョブネットを選択して [ 解除 ] ボタンをクリックします なお 一度に複数のジョブネットは選択できません 図 4.55 [ ジョブネットの一時変更の解除 ] ウィンドウ [ ジョブネット一覧 ]: 一時変更されているジョブネットが一覧で表示されます ジョブを変更する ジョブは 必要に応じて変更 ( 追加 / コピー / 切り取り / 貼り付け / 削除 / 取り外し / 割り込み / 上書き / 交換 / 再接続 ) することができます ジョブを変更する方法 および注意事項について説明します ジョブを追加する ジョブを追加する方法について説明します なお ジョブを追加する場合は 4.1 ジョブのスケジュールに必要な知識 ジョブネットを登録する および ジョブを登録する の注意事項を参照してください

177 操作手順 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 変更 ] を選択します ) - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 変更 ] を選択します ) 図 4.56 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウ 2. ジョブネットへのジョブの追加 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで [ 配置モード ] ボタンをクリックし 配置モードに切り替えます ( 配置したいアイコンを選択した場合も 自動的に配置モードになります ) 配置モードの状態で アイコン選択域より ジョブネットに登録するジョブを選択 ( コマンド実行 / メッセージ事象発生 / サービス開始 / サービス停止 / ファイル状態確認 / バックアップ連携など ) します ジョブネットのアイコンを選択して子ジョブネットとすることもできます 次に ジョブフロー表示域で マウスを使ってジョブを配置します ジョブを配置すると [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウが表示されます 3. ジョブ情報の設定 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ 制御情報 ] シートおよび [ 詳細情報 ] シートを使って ジョブの情報を設定します リカバリジョブとして登録する場合 または先行ジョブ / ジョブネットの終了コードにより後続ジョブ / ジョブネットの起動を切り分ける場合は [ 制御情報 ] シートで指定します 4. ジョブネットへの複数ジョブの登録 ジョブネットに追加するジョブの個数分 手順 2 3 を繰り返します

178 5. ジョブ実行順序の設定 ジョブフロー表示域でジョブを配置した後 [ 接続モード ] ボタンをクリックし 接続モードに切り替えます 接続モードの状態で 先行ジョブから後続ジョブへの接続線 ( 矢印 ) を引いて ジョブの実行順序を設定します 6. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットがプロジェクトに保存されます 注意 先行ジョブが [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 制御情報 ] シートで [ 起動日のみ有効 ] の指定があるジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) であった場合 後続ジョブで [ 起動条件 ] の指定があるジョブは接続できません ジョブをコピー / 切り取り / 貼り付け / 削除する ジョブをコピー / 切り取り / 貼り付け / 削除する方法について説明します なお ジョブの切り取りまたは削除を行った場合は ジョブの前後の接続線は削除されます 例えば A B C の順に並んだジョブから B を切り取り / 削除した場合 前後の接続線も削除されるため A と C 間の接続線を引きなおす必要があります 操作手順 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブのコピー / 切り取り / 貼り付け / 削除 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックし 調整モードに切り替えます ジョブフロー表示域で コピー / 切り取り / 削除対象のジョブを選択した後 [ 編集 ] メニューから操作を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから操作を選択します ) 貼り付けの場合は フロー上の任意の場所を指定し [ 編集 ] メニューから貼り付けを選択します ( または 任意の場所で右クリックによるポップアップメニューから貼り付けを選択します ) 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットがプロジェクトに保存されます 注意 ジョブとして登録されたジョブネット ( 子ジョブネット ) は コピー 切り取りまたは貼り付けすることはできません 削除のみ可能です 削除する場合は 階層化されたジョブネットの削除について および リンクジョブネットの削除について を参照してください ジョブを取り外す ジョブの取り外しを行う方法について説明します なお ジョブの取り外しを行った場合は 取り外したジョブの前後の接続関係はそのまま残ります 例えば A B C の順に並んだジョブから B を取り外した場合 接続線は A C のまま残ります 操作手順 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブの取り外し [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックし 調整モードに切り替えます

179 取り外したアイコンを削除したい場合は 取り外したいアイコン上で右クリックすると表示されるポップアップメニューより [ 取り外し ] を選択します 取り外したアイコンを削除しない場合は 取り外すジョブを任意の場所へ右マウスドラッグし 表示されたポップアップメニューから [ ここに取り外し ] を選択します 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットがプロジェクトに保存されます ジョブの割り込みをする 配置済みのジョブに別のジョブを割り込ませる方法について説明します なお ジョブの割り込みを行った場合 ジョブの前後の接続線は自動的に新しい接続順序に引きなおされます 例えば A B C の順に並んだジョブで B の前に X というジョブを割り込ませた場合 接続線は自動的に A X B C の順に引きなおされます B の後ろに割り込ませた場合は A B X C の順に引きなおされます 操作手順 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブの割り込み [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックし 調整モードに切り替えます ジョブフロー表示域で 割り込みを行いたい場所のアイコン上に 割り込ませたいアイコンをマウスドラッグします 表示されたポップアップメニューより [ 前に割り込み ] または [ 後ろに割り込み ] を選択します なお そのとき 割り込むジョブと割り込まれるジョブの [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シートで設定した制御情報が削除されます 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットがプロジェクトに保存されます 注意 ジョブの割り込みを行う場合 アイコンの周囲のグリッドに配置可能な空きが必要です グリッドの空きがない場合 割り込み操作はできません ジョブを交換 / 上書きする ジョブを別のジョブと交換する場合 およびジョブを新規のジョブで上書きする場合について説明します 操作手順 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブの交換 / 上書き 交換の場合は [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックし 調整モードに切り替えます 上書きの場合は [ 配置モード ] ボタンをクリックし 配置モードに切り替えます 交換の場合は ジョブフロー表示域で 交換したいアイコン上に別のアイコンをドラッグします 上書きの場合は 新規のアイコンを上書きしたいアイコン上に配置します 表示されたポップアップメニューより [ 交換 ]/[ 上書き ] を選択します 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットがプロジェクトに保存されます

180 注意 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 制御情報 ] シートで [ 再起動ポイント ]/[ リカバリ ]/[ 起動条件 ] の指定のあるジョブは [ 起動日のみ有効 ] の指定のあるジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) と交換できません ジョブを再接続する ジョブを再接続する方法について説明します 操作手順 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブ実行順序の再設定 接続を解除する場合は まず [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで [ 接続解除モード ] ボタンをクリックし 接続解除モードに切り替えます ジョブフロー表示域で解除したい接続線の上をドラッグします その後 再接続を行う場合は [ 接続モード ] ボタンをクリックして接続モードに切り替えます ジョブフロー表示域で先行ジョブから後続ジョブへの接続線 ( 矢印 ) を引いて ジョブの実行順序を設定します 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットがプロジェクトに保存されます ジョブ情報を変更する ジョブ情報 ( 基本情報 / 制御情報 / 詳細情報 ) は 必要に応じて変更することができます ジョブ情報を変更する方法について説明します ポイント ジョブ情報を変更した場合のジョブネットやジョブの状態について 本項に記載する方法でジョブ情報を変更した場合 ジョブネットやジョブネット内ジョブの状態はリセットされ 実行待ち の状態になります ジョブネットやジョブの状態を変更しないでジョブ情報を変更するには ジョブ情報をリカバリ変更します 詳細は ジョブ情報をリカバリ変更する を参照してください 操作手順 1. [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 変更 ] を選択します )

181 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 変更 ] を選択します ) 図 4.57 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウ 2. [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックします 調整モードの状態で ジョブフロー表示域より変更対象ジョブ / ジョブネットをダブルクリックするか または変更対象ジョブ / ジョブネットを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します ) [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウが表示されます 3. ジョブ情報の変更 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ 制御情報 ] シートおよび [ 詳細情報 ] シートを使って ジョブの情報を変更します なお [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウについての詳細および注意事項については ジョブネットを登録する および ジョブを登録する を参照してください 4. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットがプロジェクトに保存されます ジョブ情報を一時変更する ジョブネットおよびジョブネット内の各ジョブの状態を残したまま ジョブのプロパティ情報を一時的に変更できます 一時的に変更した情報は ジョブネットの 再起動 操作を実行した場合にのみ有効であり ジョブネットの 起動 操作を行うと全ジョブネット内の一時変更情報がクリアされます ジョブネットが 実行中または警告状態のときは ジョブの一時変更はできません ジョブをリカバリ操作する場合にも利用できます 変更する方法について説明します

182 変更可能なジョブのプロパティ情報 一時的に変更できる項目は 以下のとおりです [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 正常終了コード上限値 ]/[ 終了コードに関わらず正常 ]/[ 標準出力 / エラー出力を保存しない ] [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シートの [ 再起動ポイント ]/[ 次の再起動のみ無効 ]/[ 元のジョブ再起動 ]/[ 起動条件 ] [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 実行予測時間 ] 操作手順 操作手順は 以下のとおりです 1. [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの方法で [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウを表示します - 一時変更したいジョブを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します - 一時変更したいジョブを選択し 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します - 一時変更したいジョブをダブルクリックします 2. ジョブの一時変更 [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ 制御情報 ] シートおよび [ 詳細情報 ] シートを使って ジョブの情報を変更します ポイント 一時変更したジョブのプロパティ情報について 一時変更したジョブのプロパティ情報は ジョブネットの 起動 操作を行うとリセットされます ジョブのプロパティ情報が置き換わるわけではありません ジョブネットおよびジョブネット内の各ジョブの状態を残したまま ジョブのプロパティ情報を変更したい場合は ジョブのリカバリ変更を実施してください 詳細は ジョブ情報をリカバリ変更する を参照してください ポイント ジョブの一時変更に必要な権限 ジョブの一時変更に必要な権限は 操作権または更新権です ジョブ情報をリカバリ変更する ジョブネットおよびジョブネット内の各ジョブの状態を残したまま ジョブ情報 ( 基本情報 / 制御情報 / 詳細情報 ) を変更することができます 変更する方法について説明します 変更可能なジョブの情報 リカバリ変更が可能なジョブ情報は [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで登録可能な情報です ただし 以下の情報は変更できません リカバリジョブは 通常のジョブに変更できません そのため [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シートの [ リカバリ ] チェックボックスはグレー表示されます [ 元ジョブの再起動 ] チェックボックスは変更可能です アイコンが ジョブネット および リンクジョブネット のジョブの場合 ジョブネット名 は変更できません そのため [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートで [ ジョブネット一覧 ] は表示されず ジョブネット名 および ジョブネット名称 がテキスト表示されます

183 子ジョブネット およびリンクジョブネットの 起動日のみ有効 は変更できません [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シートの [ 起動日のみ有効 ] チェックボックスはグレー表示されます 操作手順操作手順は 以下のとおりです 1. [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ リカバリ変更 ] を選択します [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウが [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウに変わります 図 4.58 [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウ 2. [ 登録 -ジョブ] ウィンドウの表示以下のいずれかの方法で [ 登録 -ジョブ] ウィンドウを表示します - 変更したいジョブを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します - 変更したいジョブを選択し 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します - 変更したいジョブをダブルクリックします 3. ジョブ情報の変更 [ 登録 -ジョブ] ウィンドウで ジョブ情報を変更します 4. 保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します ジョブネットおよびジョブネット内の各ジョブの状態はそのままでジョブのプロパティ情報のみが変更されます [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウを終了すると [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウに戻ります

184 注意 ジョブネットが実行中の場合は [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウでの上書き保存はできません ジョブネットが実行中の場合 エラーメッセージが出力されます [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウにより情報を保存した場合 ジョブネット内のすべてのジョブの一時変更情報は削除されます 起動日雛形を変更する 起動日雛形は 必要に応じて追加 / 変更 / 削除することができます 起動日雛形の追加 / 変更 / 削除は システム管理者 (Windows 版の場合は Administrators グループに属するユーザ UNIX 版の場合は スーパーユーザ ) だけが行うことができます UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合は 管理者権限を持つ Operation Manager ユーザだけが行うことができます 起動日雛形を追加 / 変更 / 削除する方法 および注意事項について説明します 起動日雛形を追加 / 変更する 起動日雛形を追加 / 変更する手順について説明します 操作手順 1. [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ 起動日雛形 ] を選択します [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウが表示されます 図 4.59 [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウ

185 2. [ 起動日雛形情報 ] ウィンドウの表示 [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウの起動日雛形名一覧から変更対象の雛形をダブルクリックするか または変更対象の雛形を選択した後 [ 開く ] ボタンを選択して [ 起動日雛形情報 ] ウィンドウを開きます 図 4.60 [ 起動日雛形情報 ] ウィンドウ 3. 起動日雛形情報の追加 / 変更 起動日雛形情報の追加 / 変更は 基準の設定 ( 毎年 / 毎月 / 営業日 ) を選択して 起動日 / 非起動日を追加 / 変更します なお 起動日雛形情報を追加 / 変更する方法 および注意事項は 起動日雛形を登録する を参照してください 起動日雛形を削除する 起動日雛形を削除する手順について説明します

186 操作手順 1. [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ 起動日雛形 ] を選択します [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウが表示されます 図 4.61 [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウ 2. 起動日雛形情報の削除 [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウの起動日雛形名一覧から削除対象の雛形を選択して [ 削除 ] ボタンをクリックします なお 選択した起動日雛形を使用しているジョブネット一覧を見たい場合は [ 使用状況 ] ボタンをクリックして [ 起動日雛形の利用のジョブネット ] ウィンドウを表示します 図 4.62 [ 起動日雛形の利用のジョブネット ] ウィンドウ 注意 - 起動日雛形の情報を変更した場合 その起動日雛形を指定しているジョブネットの起動日を再作成するかどうかを設定できます 設定は [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シートで行います 再作成するように設定した場合 起動日雛形を変更すると [ 起動日 ] ウィンドウおよび [ 起動日 ( プレビュー )]

187 ウィンドウで設定した起動日は削除されます 起動日雛形を変更する場合は その起動日雛形を指定しているジョブネットを確認して 問題がないことを確認してから実施してください 図 4.63 [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シート [ 起動日再作成の抑止 ]: 休日カレンダまたは起動日雛形を変更した時に 変更した休日カレンダまたは起動日雛形を使用しているジョブネットの起動日を再作成したくない場合に指定します - [ 起動日雛形情報 ] ウィンドウを使って 起動日雛形名を変更することはできません 起動日雛形名を変更したい場合は [ 名前を付けて保存 ] ウィンドウを使って別の名前で保存し 古いものを削除してください また 起動日雛形名を参照している各ジョブネットについて 新しい起動日雛形を設定しなおしてください - 起動日雛形の情報は ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下のファイル db_calendar_ex.default に格納されています 誤って削除 / 破壊される場合に備えて バックアップするようにしてください グループを変更する グループは 必要に応じて変更 ( 追加 / 削除 ) することができます また グループを構成するジョブネットは 必要に応じて変更 ( 追加 / 削除 / 取り外し / 割り込み / 上書き / 交換 / 再接続 ) することができます グループを変更する方法 グループを構成するジョブネットを変更する方法 および注意事項について説明します 注意 起動時刻を過ぎたグループの変更について 起動時刻が過ぎても起動条件がそろわず 起動されていないグループに対してグループの変更を行った場合 グループおよびグループ内ジョブネットは再スケジュールされ 未来の起動予定日時が設定されます ( 前回の起動時刻は破棄されます )

188 グループを追加する グループを追加する手順は グループを新規作成する手順と同じです グループを新規作成する方法 ( グループに登録するジョブネットの条件およびグループ内ジョブネットの起動条件も含む ) については グループを登録する場合 を参照してください グループを削除する グループを削除する手順について説明します 操作方法 以下のいずれかの操作によって グループを削除します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 削除するグループを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 削除 ] をクリックします ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 削除 ] を選択します ) 削除を確認するウィンドウが表示されます [OK] ボタンをクリックすると グループが削除されます [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ グループ管理 ] を選択します [ グループの管理 ] ウィンドウが表示されます [ グループの管理 ] ウィンドウから 削除するグループをクリックします 次に [ ファイル ] メニューから [ 削除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 削除 ] を選択します ) 削除を確認するウィンドウが表示されます [OK] ボタンをクリックすると グループが削除されます 図 4.64 [ グループの管理 ] ウィンドウ 注意 グループを削除しても 登録されているグループ内ジョブネットは削除されません グループ内ジョブネットが不要の場合 ジョブネットを削除してください グループを構成するジョブネットを追加する グループを構成するジョブネットを追加する手順について説明します なお グループに登録するジョブネットの条件およびグループ内ジョブネットの起動条件については グループを登録する場合 を参照してください 操作手順 1. [ グループの変更 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ グループの変更 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 変更 ] をクリックします ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 変更 ] を選択します )

189 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ グループ管理 ] を選択します [ グループの管理 ] ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ 変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 変更 ] を選択します ) 図 4.65 [ グループの変更 ] ウィンドウ 2. [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウの表示 [ グループの変更 ] ウィンドウで [ 配置モード ] ボタンをクリックし 配置モードに切り替えます ( アイコン選択域でジョブネットアイコンを選択した場合も 自動的に配置モードになります )

190 配置モードの状態で アイコン選択域より [ ジョブネット ] を選択します 次に ジョブフロー表示域で マウスを使ってジョブネットを配置します ジョブネットを配置すると [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウが表示されます 図 4.66 [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウ 3. グループへのジョブネットの登録 [ 登録 - ジョブネット ] ウィンドウを使って 追加するジョブネットを選択します グループに追加するジョブネットの個数分 手順 2 3 を繰り返します 4. ジョブネット起動順序の設定 [ グループの変更 ] ウィンドウのジョブフロー表示域でジョブネットを配置した後 [ 接続モード ] ボタンをクリックし 接続モードに切り替えます 接続モードの状態で 先行ジョブネットから後続ジョブネットへの接続線 ( 矢印 ) を引いて ジョブネットの起動順序を設定します 必要に応じて ジョブネットの実行順序を再設定 ( 接続解除 / 接続 ) します 接続解除する場合は [ 接続解除モード ] ボタンをクリックし ジョブフロー表示域で解除したい接続線の上をドラッグします 5. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します グループがプロジェクトに保存されます グループを構成するジョブネットを削除するグループを構成するジョブネットを削除する手順について説明します 操作手順 1. [ グループの変更 ] ウィンドウの表示 [ グループの変更 ] ウィンドウを表示します

191 2. ジョブネットの削除 [ グループの変更 ] ウィンドウのジョブフロー表示域で 削除対象のジョブネットを選択した後 [ 編集 ] メニューから [ 削除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 削除 ] を選択します ) 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します グループがプロジェクトに保存されます グループを構成するジョブネットを取り外す グループを構成するジョブネットの取り外しを行う方法について説明します なお ジョブネットの取り外しを行った場合は 取り外したジョブネットの前後の接続関係はそのまま残ります 例えば A B C の順に並んだジョブネットから B を取り外した場合 接続線は A C のまま残ります 操作手順 1. [ グループの変更 ] ウィンドウの表示 [ グループの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブネットの取り外し [ グループの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックし 調整モードに切り替えます 取り外したアイコンを削除したい場合は 取り外したいアイコン上で右クリックすると表示されるポップアップメニューより [ 取り外し ] を選択します 取り外したアイコンを削除しない場合は 取り外すジョブネットを任意の場所へ右マウスドラッグし 表示されたポップアップメニューから [ ここに取り外し ] を選択します 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します グループがプロジェクトに保存されます グループを構成するジョブネットに割り込みをする グループを構成するジョブネットに別のジョブネットを割り込ませる手順について説明します なお ジョブネットの割り込みを行った場合 ジョブネットの前後の接続線は自動的に新しい接続順序に引きなおされます 例えば A B C の順に並んだジョブネットで B の前に X というジョブネットを割り込ませた場合 接続線は自動的に A X B C の順に引きなおされます B の後ろに割り込ませた場合は A B X C の順に引きなおされます 操作手順 1. [ グループの変更 ] ウィンドウの表示 [ グループの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブネットの割り込み [ グループの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックし 調整モードに切り替えます ジョブフロー表示域で 割り込みを行いたい場所のアイコン上に 割り込ませたいアイコンをマウスドラッグします 表示されたポップアップメニューより [ 前に割り込み ] または [ 後ろに割り込み ] を選択します 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します グループがプロジェクトに保存されます 注意 ジョブネットの割り込みを行う場合 アイコンの周囲のグリッドに配置可能な空きが必要です グリッドの空きがない場合 割り込み操作はできません

192 グループを構成するジョブネットを交換 / 上書きする グループを構成するジョブネットを別のジョブネットと交換する場合 およびジョブネットを新規のジョブネットで上書きする場合の手順について説明します 操作手順 1. [ グループの変更 ] ウィンドウの表示 [ グループの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブネットの交換 / 上書き 交換の場合は [ グループの変更 ] ウィンドウで [ 調整モード ] ボタンをクリックし 調整モードに切り替えます 上書きの場合は [ 配置モード ] ボタンをクリックし 配置モードに切り替えます 交換の場合は ジョブフロー表示域で 交換したいアイコン上に別のアイコンをドラッグします 上書きの場合は 新規のアイコンを上書きしたいアイコン上に配置します 表示されたポップアップメニューより [ 交換 ]/[ 上書き ] を選択します 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します グループがプロジェクトに保存されます グループを構成するジョブネットを再接続する グループを構成するジョブネットを再接続する手順について説明します 操作手順 1. [ グループの変更 ] ウィンドウの表示 [ グループの変更 ] ウィンドウを表示します 2. ジョブネット起動順序の再設定 接続を解除する場合は まず [ グループの変更 ] ウィンドウで [ 接続解除モード ] ボタンをクリックし 接続解除モードに切り替えます ジョブフロー表示域で解除したい接続線の上をドラッグします その後 再接続を行う場合は [ 接続モード ] ボタンをクリックして接続モードに切り替えます ジョブフロー表示域で先行ジョブネットから後続ジョブネットへの接続線 ( 矢印 ) を引いて ジョブネットの起動順序を設定します 3. プロジェクトへの保存 [ ファイル ] メニューから [ 上書き保存 ] を選択します グループがプロジェクトに保存されます グループ情報を変更する グループ情報 ( グループ名称 / 電源未投入時の処置 ) は 必要に応じて変更することができます グループ情報を変更する方法について説明します 操作手順 1. [ グループのプロパティ ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ グループのプロパティ ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します )

193 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ グループ管理 ] を選択します [ グループの管理 ] ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ プロパティ ] を選択します ) 2. グループ情報の変更 [ グループのプロパティ ] ウィンドウを使って グループ情報 ( グループ名称 / 電源未投入時の処置 ) を変更します [OK] ボタンをクリックして 変更したグループ情報を保存します 図 4.67 [ グループのプロパティ ] ウィンドウ 4.5 定義情報をインポート / エクスポートする Systemwalker Operation Manager のジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループの定義情報を インポート / エクスポートすることができます インポート ジョブネット定義 CSV ファイルまたはグループ定義 CSV ファイルから ジョブ / ジョブネットの定義情報およびグループの定義情報を Systemwalker Operation Manager サーバ ( スケジュールサーバ ) にインポートします なお ジョブネットの定義情報をインポートする際には インポートするジョブネットが使用するカレンダ 起動日雛形 子ジョブネットの情報をあらかじめ登録する必要があります エクスポート Systemwalker Operation Manager サーバ ( スケジュールサーバ ) から ジョブ / ジョブネットの定義情報およびグループの定義情報をジョブネット定義 CSV ファイルおよびグループ定義 CSV ファイルにエクスポートします ジョブネット定義 CSV ファイルまたはグループ定義 CSV ファイルの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の jobschcsvtodef コマンド を参照してください 注意 エクスポート / インポートは 年をまたいで実施しないでください エクスポートしたファイルを年をまたいで翌年以降にインポートするとエラーとなり インポートできません インポート / エクスポート手順の概要 GUI またはコマンドを利用して インポート / エクスポートすることができます GUI を利用したインポート Systemwalker Operation Manager クライアントを利用して ジョブネット定義 CSV ファイルに記載されたジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループ定義 CSV ファイルに記載されたグループの定義情報を直接 Systemwalker Operation Manager サーバに登録することができます

194 GUI を利用したエクスポート Systemwalker Operation Manager クライアントを利用して Systemwalker Operation Manager サーバのジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループの定義情報を直接 ジョブネット定義 CSV ファイルおよびグループ定義 CSV ファイルにすることができます コマンドを利用したインポート コマンドを利用して ジョブネット定義 CSV ファイルに記載されたジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループ定義 CSV ファイルに記載されたグループの定義情報を Systemwalker Operation Manager サーバに登録することができます ジョブネット定義 CSV ファイルは jobschcsvtodef コマンドでいったんジョブネット制御文およびジョブ制御文の形式に変換し jobschsetnet コマンドで Systemwalker Operation Manager サーバに登録します グループ定義 CSV ファイルは jobschcsvtodef コマンドでいったんグループ制御文およびグループ内ジョブネット制御文の形式に変換し jobschsetgrp コマンドで Systemwalker Operation Manager サーバに登録します コマンドを利用したエクスポート コマンドを利用して Systemwalker Operation Manager サーバのジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループの定義情報を ジョブネット定義 CSV ファイルおよびグループ定義 CSV ファイルにすることができます Systemwalker Operation Manager サーバのジョブネット ジョブの定義情報は jobschprint -r コマンドでいったんジョブネット制御文およびジョブ制御文の形式に変換し jobschdeftocsv コマンドでジョブネット定義 CSV ファイルにします Systemwalker Operation Manager サーバのグループの定義情報は jobschprint -R コマンドでグループ制御文およびグループ内ジョブネット制御文の形式に変換し jobschdeftocsv で グループ定義 CSV ファイルにします ジョブネット制御文 ジョブ制御文 グループ制御文およびグループ内ジョブネット制御文の詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください インポートおよびエクスポートの概要を下図に示します

195 参考 GUI を利用したインポートでは 処理の中で jobschcsvtodef コマンドおよび jobschsetnet コマンド /jobschsetgrp コマンドが実行されます GUI を利用したエクスポートでは 処理の中で jobschprint コマンドおよび jobschdetocsv コマンドが実行されます GUI からインポート / エクスポートする Systemwalker Operation Manager クライアントの画面から インポート / エクスポートする方法について説明します インポート / エクスポート可能なプラットフォームとバージョンレベル 以下のプラットフォーム バージョンレベルの Systemwalker Operation Manager サーバに V 以降の Systemwalker Operation Manager クライアントで接続すると ジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループの定義情報が GUI からインポート / エクスポートできます Windows 版 : V11.0L10 以降 Solaris 版 : 11.0 以降 Linux 版 : V11.0L10 以降 HP-UX 版 : 11.0 以降 AIX 版 : 11.0 以降

196 実行に必要な権限 インポート / エクスポートするには Systemwalker Operation Manager サーバに接続するユーザが 以下のいずれかの権限を持つユーザである必要があります 管理者権限を持つユーザ - システム管理者 (Administrators グループに所属しているユーザ / スーパーユーザ ) - 管理者権限を持つ Operation Manager ユーザ UNIX 版 プロジェクトに対して 更新権 または 登録権 を持つユーザ インポートする Systemwalker Operation Manager クライアントの画面から Systemwalker Operation Manager サーバにジョブネット定義 CSV ファイルまたはグループ定義 CSV ファイルをインポートする手順を説明します 注意 インポート時にすでにジョブネットが登録されている場合は インポートされる CSV ファイルの定義がジョブネット単位で上書きされます 例えばプロジェクト内にジョブネット名 A B C のジョブネットがあり CSV ファイルにジョブネット名 C D E のジョブネットが定義されている場合 ジョブネット C が上書きされ プロジェクト内には A B C D E のジョブネットが登録された状態になります インポート先として [ 業務選択 ] ウィンドウのプロジェクトのみが選択できます マスタスケジュール管理機能を有効にしている場合は [ 業務選択 ] ウィンドウのマスタプロジェクトのみが選択できます 階層化されたジョブネットの場合は 階層が深いジョブネットから順次インポートしてください 例えば 第 3 階層まで階層化されている場合は 第 3 階層 第 2 階層 第 1 階層の順にインポートしてください 階層が深いジョブネットからインポートしない場合 エラーとなります グループ定義 CSV ファイルをインポートする場合は 先にグループ内ジョブネットが存在するジョブネット定義 CSV ファイルをインポートした後に グループ定義 CSV ファイルをインポートしてください 該当するジョブネットが存在しない状態でグループ定義 CSV ファイルをインポートした場合 エラーとなります 操作手順 1. インポート先プロジェクトの選択 インポート対象の Systemwalker Operation Manager サーバに接続し [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ 業務選択 ] ウィンドウで インポート先のプロジェクトを選択します マスタスケジュール管理機能を有効にしている場合は マスタプロジェクトを選択してください

197 2. [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウの表示 [ ファイル ] メニューから [ インポート ] を選択する または右クリックによるポップアップメニューから [ インポート ] を選択します 図 4.68 [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウ [ サーバ種別 ]/[ サーバ ]/[ サブシステム ]/[ プロジェクト ] インポート先の情報が表示されます [ インポートファイル ] 選択したCSVファイル ディレクトリが表示されます [ ファイル選択 ]/[ ディレクトリ選択 ] [ ファイルを開く ] ダイアログボックス /[ フォルダの参照 ] ダイアログボックスを表示します 3. CSVファイルの選択インポート対象のジョブネット定義 CSVファイルまたはグループ定義 CSVファイルを選択します

198 - CSV ファイルを指定して選択する場合は [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウの [ ファイル選択 ] をクリックします [ ファイルを開く ] ダイアログボックスが表示されます 図 4.69 [ ファイルを開く ] ダイアログボックス ファイルを選択して [ 開く ] ボタンをクリックします 複数の CSV ファイルをまとめて指定することもできます [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウに選択した CSV ファイルが追加されます - ディレクトリ配下すべての CSV を選択する場合は [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウの [ ディレクトリ選択 ] をクリックします [ フォルダの参照 ] ダイアログボックスが表示されます 図 4.70 [ フォルダの参照 ] ダイアログボックス

199 ディレクトリを選択して [OK] ボタンをクリックします [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウに選択したディレクトリが追加されます 注意 - インポートで指定可能なファイル種別は拡張子が *.csv または *.CSV の CSV ファイルだけです ディレクトリが指定された場合は 拡張子が *.csv または *.CSV のファイルのみを処理の対象とします - [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウで一度にインポートできるファイルは 1000 ファイルまでです - [ ファイルを開く ] ダイアログボックスや [ フォルダの参照 ] ダイアログボックスで選択するファイルおよびフォルダは 絶対パスで 260 バイト以上であった場合は指定できません 4. インポートの実行 [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウで [OK] ボタンをクリックします [ 確認 ] ダイアログボックスが表示されます [ 確認 ] ダイアログボックスで [OK] ボタンをクリックすると インポートが開始されます 図 4.71 実行中ダイアログボックス [ キャンセル ] ボタンをクリックすると インポート処理は中断されます 注意 インポートでは CSV ファイルを 1 つずつ処理します ある CSV ファイルの処理の途中でエラーがあった場合は 次の CSV ファイルにスキップして インポートを続行します 5. 実行結果の確認 選択したプロジェクト配下に 定義情報がインポートされます インポートが完了すると クライアントの OS でテキスト (.txt) に関連付けられているアプリケーションが自動的に起動され インポートの実行結果が表示されます インポートの実行結果は 以下のテキストファイルに格納されます Systemwalker Operation Manager クライアントインストール先ディレクトリ \MPWALKER.JM\mpjmcl\work\jmimpexp\impinfo.txt 実行結果の出力例を以下に示します サブシステム番号 =0 プロジェクト名 = 営業 C:\OMGR_Definition\DEF1\Jnet1\Jnet001.csv MpJobsch: エラー :6071: 定義ファイルがオープンできません C:\OMGR_Definition\DEF1\Jnet1\Jnet002.csv

200 MpJobsch: エラー :7072: キーワードに誤りがあります 1 行目です C:\OMGR_Definition\DEF1\Jnet1\Jnet0031.csv MpJobsch: 情報 :2300:jobschsetnet コマンドが正常に終了しました : : 備考. メッセージは処理された CSV ファイルごとに出力されます インポート処理の中で jobschcsvtodef コマンドおよび jobschsetnet コマンド /jobschsetgrp コマンドが実行されるため コマンド実行結果のメッセージが出力されます 実行結果の出力内容の詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の インポート実行結果ファイル を メッセージの詳細は Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書 の ジョブスケジューラコマンドの出力メッセージ および インポート時のテキストメッセージ を参照してください 実行結果のテキストファイルは 次回にインポート処理を行ったときに上書きされます エクスポートする Systemwalker Operation Manager クライアントの画面から Systemwalker Operation Manager サーバのジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループの定義情報を CSV ファイルにエクスポートする手順を説明します エクスポート対象範囲 ジョブ / ジョブネットの定義情報 およびグループの定義情報をエクスポートする対象範囲として選択できるのは 以下の単位です ジョブネット 親ジョブネット 子ジョブネット マスタリンクジョブネット グループ プロジェクト サブシステム エクスポートは 対象範囲のジョブネット グループごとに処理されます 作成される CSV ファイル名 以下のファイル名で CSV ファイルが作成されます ジョブネット定義 CSV ファイル : ジョブネット名.CSV グループ定義 CSV ファイル : グループ名.CSV [Systemwalker Operation Manager エクスポート ] ウィンドウで指定したエクスポート先に同名のファイル名が存在した場合 以下の例のようにファイル名の後ろに _n( 数字 ) が付加されます 例えば UNIX 上で ジョブネット名 ABC と abc のように大文字 小文字で区別されているファイル名は Windows のエクスポート先で同名のファイル名となるため 数字が付加されます ジョブネット名 _1.csv CSV ファイルの出力形式 以下のディレクトリ構成で CSV ファイルは出力されます < エクスポート先ディレクトリ > < サブシステム番号 > < プロジェクト名 >

201 ジョブネット定義 CSVファイル ジョブネット定義 CSVファイル : : グループ定義 CSVファイル グループ定義 CSVファイル < プロジェクト名 > : : 操作手順 1. エクスポート対象範囲の選択 エクスポート対象の定義情報が存在する Systemwalker Operation Manager サーバに接続し [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ 業務選択 ] ウィンドウで エクスポート対象範囲を選択します 各定義情報をエクスポートする対象範囲は 以下の単位で指定できます - ジョブネット - 親ジョブネット - 子ジョブネット - マスタリンクジョブネット - グループ - プロジェクト - サブシステム 2. [Systemwalker Operation Manager エクスポート ] ウィンドウの表示 [ ファイル ] メニューから [ エクスポート ] を選択する または右クリックによるポップアップメニューから [ エクスポート ] を選択します 図 4.72 [Systemwalker Operation Manager エクスポート ] ウィンドウ [ サーバ種別 ]/[ サーバ ]/[ サブシステム ]/[ プロジェクト ]/[ グループ ]/[ ジョブネット ] エクスポート対象範囲の情報が表示されます [ エクスポート先 ] 選択したエクスポート先のディレクトリが表示されます

202 [ ディレクトリ選択 ] [ フォルダの参照 ] ダイアログボックスを表示します 3. エクスポート先の指定 エクスポート先のディレクトリをいずれかの方法で指定します - [Systemwalker Operation Manager エクスポート ] ウィンドウの [ エクスポート先 ] に直接 エクスポート先のディレクトリを記載します エクスポート先ディレクトリ名は 最大 200 バイトまで指定可能です 200 バイトを超えた場合 エラーになります - [ ディレクトリ選択 ] をクリックし [ フォルダの参照 ] ダイアログボックスで指定します 図 4.73 [ フォルダの参照 ] ダイアログボックス ディレクトリを選択して [OK] ボタンをクリックします [Systemwalker Operation Manager エクスポート ] ウィンドウに選択したディレクトリが追加されます 4. エクスポートの実行 [Systemwalker Operation Manager エクスポート ] ウィンドウで [OK] ボタンをクリックします 図 4.74 実行中ダイアログボックス [ キャンセル ] ボタンをクリックすると エクスポート処理は中断されます 注意 - エクスポートの処理で作成される CSV ファイルのファイル名が 256 バイトを超える場合は エクスポートの処理でエラーになります

203 - エクスポートでは エクスポート対象範囲からジョブネットまたはグループの定義情報を 1 つずつ処理します ある定義情報の処理の途中でエラーがあった場合は 次の定義情報にスキップして エクスポートを続行します - V 未満のバージョンの Systemwalker Operation Manager サーバへ接続し エクスポート対象の定義情報にダブルクォーテーションが含まれている場合 インポート後にダブルクォーテーションが消えたり インポートに失敗します その場合は エクスポート処理で作成された CSV ファイルを Excel 等で編集し ダブルクォーテーションが正しく記載されるよう修正してからインポートしてください 5. 実行結果の確認 選択したディレクトリ配下に CSV ファイルが作成されます エクスポートが完了すると クライアントの OS でテキスト (.txt) に関連付けられているアプリケーションが自動的に起動され エクスポートの実行結果が表示されます エクスポートの実行結果は 以下のテキストファイルに格納されます Systemwalker Operation Manager クライアントインストール先ディレクトリ \MPWALKER.JM\mpjmcl\work\jmimpexp\expinfo.txt 実行結果の出力例を以下に示します サブシステム番号 =0 プロジェクト名 = 営業 ジョブネット名 = 作業実績 CSV ファイル名 =D:\ 営業 \ 作業実績 _8.csv 正常終了しました ジョブネット名 =JNET001 定義体の取得に失敗しました : : 備考. メッセージは処理されたジョブネットまたはグループごとに出力されます エクスポート処理の中で jobschprint コマンドおよび jobschdetocsv コマンドが実行されるため コマンド実行結果のメッセージが出力されます 実行結果の出力内容の詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の エクスポート実行結果ファイル を メッセージの詳細は Systemwalker Operation Manager メッセージ説明書 の ジョブスケジューラコマンドの出力メッセージ および エクスポート時のテキストメッセージ を参照してください 実行結果のテキストファイルは 次回にインポート処理を行ったときに上書きされます コマンドを利用してインポート / エクスポートする コマンドを利用して Systemwalker Operation Manager サーバの定義情報をインポート / エクスポートする方法について説明します インポートする コマンドを利用して CSV ファイルから Systemwalker Operation Manager サーバに定義情報をインポートする手順は以下のとおりです 操作手順 1. CSV ファイルの作成 ジョブネット定義 CSV ファイルおよびグループ定義 CSV ファイルを作成します ジョブネット定義 CSV ファイルの作成は Job Designer を利用した Excel ファイルでの作成が便利です

204 Systemwalker Operation Manager サーバからエクスポートして作成した CSV ファイルを利用して変更することもできます Systemwalker Operation Manager サーバと CSV を作成するマシンのコード系が違う場合は Systemwalker Operation Manager サーバのコード系に合わせて変換してください 2. CSV ファイルから制御文への変換 jobschcsvtodef コマンドで ジョブネット定義 CSV ファイルまたはグループ定義 CSV ファイルを制御文形式に変換します jobschcsvtodef CSV ファイル 制御文が標準出力に出力されます 必要に応じて 任意のファイルにリダイレクトするなどの処理を実施してください 3. 制御文の Systemwalker Operation Manager サーバへの登録 ジョブネット制御文およびジョブ制御文は jobschsetnet コマンドで グループ制御文およびグループ内ジョブネット制御文は jobschsetgrp コマンドで登録します [ 新規に登録する例 ] ABC という名称の新規のプロジェクトにジョブネット制御文 net.txt から定義情報を登録する例 jobschsetnet -nent ABC net.txt [ 既存の情報を変更する例 ] ABC という名称の既存のグループが登録されたプロジェクトにグループ制御文 group.txt で定義情報を修正する例 jobschsetgrp -che ABC group.txt jobschcsvtodef コマンド jobschsetnet コマンド および jobschsetgrp コマンド の詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください エクスポートする コマンドを利用して Systemwalker Operation Manager サーバの定義情報を CSV ファイルにエクスポートする手順は以下のとおりです 操作手順 1. Systemwalker Operation Manager サーバから制御文への出力 ジョブネット制御文およびジョブ制御文は jobschprint -r コマンドでプロジェクト名またはジョブネット名を指定して出力します グループ制御文およびグループ内ジョブネット制御文は jobschprint -R コマンドでプロジェクト名またはグループ名を指定して出力します [ ジョブネット制御文およびジョブ制御文を出力する場合 ] jobschprint -r プロジェクト名 / ジョブネット名 [ グループ制御文およびグループ内ジョブネット制御文を出力する場合 ] jobschprint -R プロジェクト名 / グループ名 いずれの場合も 制御文が標準出力に出力されます 必要に応じて 任意のファイルにリダイレクトするなどの処理を実施してください

205 2. 制御文から CSV ファイルへの変換 jobschdeftocsv コマンドを利用して 制御文からジョブネット定義 CSV ファイルまたはグループ定義 CSV ファイルへ変換します jobschdeftocsv 制御文ファイル 制御文が標準出力に出力されます 必要に応じて 任意のファイルにリダイレクトするなどの処理を実施してください jobschprint -r コマンド jobschprint -R コマンド および jobschdeftocsv コマンド の詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください

206 第 5 章デマンドジョブを登録 / 投入する 実行を自動化するジョブは スケジュールジョブ としてジョブスケジューラが管理します 一方 スケジュールしないで単独で投入するジョブは デマンドジョブ として ジョブ実行制御が管理します 本章では デマンドジョブの登録および投入方法について説明します 5.1 デマンドジョブの登録 / 投入 ジョブ実行制御ではデマンドジョブを ジョブフォルダ で管理します 関連する複数のジョブを 1 つのジョブフォルダに登録しておくことで ジョブを管理することができます ジョブフォルダにデマンドジョブを登録する ジョブフォルダ下のジョブを投入する ジョブフォルダで管理しないデマンドジョブは フォルダ管理外ジョブとして投入します ジョブフォルダ管理外のジョブを投入する デマンドジョブを登録する場合は 登録するジョブについて注意が必要です 詳細は ジョブとして登録できるファイルについて Windows 版 /4.1.3 ジョブとして登録できるファイルについて UNIX 版 を参照してください 5.2 ジョブフォルダにデマンドジョブを登録する ジョブ実行制御ではデマンドジョブを ジョブフォルダ で管理することができます 関連する複数のジョブを 1 つのジョブフォルダに登録しておくことで ジョブを管理します ジョブフォルダにジョブを登録する手順について説明します ジョブフォルダの登録 ジョブフォルダを登録する方法について説明します なおジョブフォルダは最大 255 個まで登録できます 操作手順 1. ジョブフォルダの作成 サーバの任意のローカルパスにデマンドジョブの情報を保存するためのジョブフォルダを作成します 2. アクセス権の設定 Systemwalker Operation Manager がジョブフォルダを参照 / 更新できるように ジョブフォルダのパスに以下のアクセス権を設定します Windows 版 ユーザー ID:Administrators グループ アクセス権 : 変更またはフルコントロール UNIX 版 ユーザー ID: 全ユーザ アクセス権 :READ 権および WRITE 権

207 3. [ ジョブフォルダの定義 ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブ ] を選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 新規作成 ]-[ ジョブフォルダ ] を選択します [ ジョブフォルダの定義 ] ダイアログボックスが表示されます 内容を入力し [OK] ボタンをクリックすると 業務選択ウィンドウの [ ジョブ ] の下にジョブフォルダ名が表示されます 図 5.1 [ ジョブフォルダの定義 ] ダイアログボックス [ ジョブフォルダ名 ]: ジョブフォルダに付ける名称を指定します UTF-8 コードの環境では 日本語コードを使用しないでください [ ジョブフォルダパス ]: ジョブフォルダとして定義する対象として Windows 版の場合は 既存のフォルダ名 UNIX 版の場合は 既存のディレクトリ名を指定します フォルダ名は 既存のフォルダ名 / ディレクトリ名をフルパスで指定します UTF-8 コードの環境では 日本語コードを使用しないでください UNIX 版 ジョブフォルダにジョブを作成 / 登録する ジョブフォルダに ジョブを作成 / 登録する手順について説明します

208 操作手順 1. [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブ ] 配下の対象のジョブフォルダを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 新規作成 ]-[ ジョブファイル ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 新規作成 ]-[ ジョブファイル ] を選択します ) 図 5.2 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックス -[ 基本情報 ] シート ジョブファイル名 ジョブ名 ジョブの投入先キューなどの基本的な情報を編集することができます [ クライアント ( 自マシン ) 上のジョブファイルを投入する ]: [ フォルダ管理外ジョブ ] を選択した場合のみ有効となります [ ジョブファイル名 ]: 画面操作によって表示されるジョブファイル名が異なります - [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウにおいて [ 新規作成 ]-[ ジョブファイル ] の操作を行ってこの画面を表示した場合 新規作成するジョブファイル名を指定してください - [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウにおいて 既存のジョブファイルを選択してこの画面を表示した場合 選択したジョブファイル名が表示されます また ジョブ実行制御の qsub コマンドやジョブ実行制御の qsub コマンドを呼び出しているバッチファイル / シェルスクリプトを指定しないでください UTF-8 コードの環境で 指定するジョブファイル名に日本語を含む場合は 必ず日本語コードを含まないジョブ名を指定してください UNIX 版 [ パラメタ ]: ジョブに渡すパラメタが表示されます [ ジョブ名 ]: ジョブ名が表示されます 編集する場合 UTF-8 コードの環境では 日本語コードを使用しないでください

209 [ ジョブの内容 ]: ジョブの内容を説明するコメントが表示されます [ キュー名 ]: キュー名が表示されます [ キューの確認 ]: [ キュー状態表示 / 操作 ] ダイアログボックスが表示され キューの状況を確認することができます UNIX 版サーバから Windows 版サーバへのネットワークジョブとして ジョブの内容を一時的に変更したデマンドジョブを投入すると 投入サーバでジョブが異常終了します このような場合はジョブの内容をいったん保存してから 投入してください 図 5.3 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックス -[ 出力情報 ] シート ジョブの結果や標準出力ファイル, 標準エラー出力ファイルなどの出力先を指定します [ 結果出力先 ]: ジョブの結果を 任意のファイルに出力するか しないかを選択します - [ ファイルに保存する ]: ジョブの実行終了時に サーバ上に結果ファイルが作成されます - [ ファイルに保存しない ]: 結果ファイルは作成されません [ 結果をファイルに保存 ] 欄は無効な状態となります [ 標準出力 ]: 標準出力の出力先ファイル名をフルパスで指定します

210 [ 標準出力に標準エラー出力も出力する ]: チェックボックスをチェックすると 標準エラー出力は 標準出力に出力されます チェックした場合 [ 標準エラー出力 ] の入力域は無効となります [ 標準エラー出力 ]: 標準エラー出力の出力先ファイル名をフルパスで指定します 図 5.4 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックス -[ 拡張情報 ] シート 実行優先順位などの詳細な情報を編集することができます [ 実行優先順位を設定する ]: キュー内での実行優先順位を設定します [ 実行優先度を設定する ]: ジョブ実行優先度を設定します [ 経過時間制限値を設定する ]: 実行経過時間の制限値を設定します [ ジョブを再実行する ]: システム停止時に再起動するかどうかを設定します [ 使用するリソース名 ]: 使用するリソース名を 64 バイト以内で指定します 半角英数字 _ ( 半角アンダーバー ) - ( 半角ハイフン ) を利用することが可能です [ 属性 ]: 指定したリソース名のリソースの使用属性 ( 共有 / 占有 ) を選択することができます

211 [ 実行サーバ名 ]: ジョブをネットワークジョブとして投入し 現在接続中のサーバ以外のサーバへ実行依頼することができます ジョブを実行する他サーバのホスト名を指定してください [ 実行サーバ上のジョブファイルを実行する ]: [ フォルダ管理外ジョブ ] を選択した場合のみ有効となります [ 回線異常時にリトライする ]: ネットワークジョブ実行時の回線異常時にリトライするかどうかを指定できます [ リトライ回数 ]: [ 回線異常時にリトライする ] チェックボックスをチェックした場合 リトライ回数を指定します 図 5.5 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックス -[ ジョブファイル ] シート Windows 版の場合は バッチファイルや JCL などのジョブファイルを UNIX 版の場合は シェルスクリプトや JCL などのジョブファイルを編集することができます [ ジョブファイル ]: 画面操作によって表示されるジョブファイルが異なります - [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウにおいて [ 新規作成 ]-[ ジョブファイル ] の操作を行ってこの画面を表示した場合 ジョブファイルを編集してください - [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウにおいて 既存のジョブファイルを選択してこの画面を表示した場合 選択したジョブファイルの内容が表示されます 2. 登録するジョブの情報の設定 登録するジョブ情報を入力し [ 保存 ] ボタンをクリックします

212 注意 ジョブファイル名について Solaris 版 LANG 環境変数に ja または ja_jp.eucjp が設定された環境で Systemwalker Operation Manager サーバが動作している場合 ジョブファイル名に全角ダッシュ の文字は使用しないでください 上記条件を満たすデマンドジョブが登録されていると Web コンソールにおいて [ 実行ジョブ管理 ]-[ ジョブフォルダ ] タブを選択時のメイン表示域に何も表示されません 参考 ジョブフォルダに登録するジョブの数について ジョブフォルダに登録できるジョブの数に制限はありませんが 大量に登録すると管理が容易でなくなることが考えられます Systemwalker Operation Manager では [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウで表示可能なジョブの数を 4096 としているため 1 つのジョブフォルダに登録するジョブの数は 4096 ジョブまでにしてください 参考 ジョブの実行権限について Windows 版 投入したジョブの実行権限は 標準ではサーバにおいてジョブ実行制御サービスのログオンアカウントになりますが 環境定義 ([ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 ] シートでの [ ジョブを所有者の権限で実行する ] の指定 ) により実際にジョブを投入したユーザの権限にすることもできます [ ジョブを所有者の権限で実行する ]: すべてのジョブを ジョブの所有者の権限で実行します ジョブフォルダの名前を変更する 登録済のジョブフォルダの名前を変更する手順について説明します 操作手順 1. [ ジョブフォルダの名前の変更 ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象となるジョブフォルダを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 名前の変更 ] を選択します ) 2. ジョブフォルダの名前の変更 [ ジョブフォルダの名前の変更 ] ダイアログボックスに新しい名前を指定して [OK] ボタンをクリックします 図 5.6 [ ジョブフォルダの名前の変更 ] ダイアログボックス

213 [ 元の名前 ]: 現在のジョブフォルダ名が表示されています [ 新しい名前 ]: 新しい名前を指定します UTF-8コードの環境では 日本語コードを使用しないでください ジョブフォルダの情報を参照する 登録済のジョブフォルダの情報を参照する手順について説明します 操作方法 [ ジョブフォルダの参照 ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象となるジョブフォルダを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します ) 図 5.7 [ ジョブフォルダの情報参照 ] ダイアログボックス [ ジョブフォルダ名 ]: ジョブフォルダ名が表示されます [ 場所 ]: ジョブフォルダが実在する場所がフルパスで表示されます [ ジョブファイル数 ]: ジョブフォルダ配下で管理されているジョブファイル数が表示されます ジョブフォルダを削除する ジョブフォルダを削除する手順について説明します 操作方法 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで対象となるジョブフォルダを選択します 次に [ ファイル ] メニューから [ 削除 ] を選択します なお この場合 業務選択ウィンドウから当該ジョブフォルダは削除されますが 実際のフォルダ / ディレクトリは削除されません

214 5.3 デマンドジョブを投入する あらかじめ [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウにおいて ジョブフォルダに登録したデマンドジョブは 選択するだけで投入することができます 5.2 ジョブフォルダにデマンドジョブを登録する で登録した情報を一時的に変更して投入することもできます また ジョブフォルダで管理する必要のない一時的なジョブは ジョブフォルダ管理外ジョブ として投入します 注意 UNIX 版サーバから Windows 版サーバへのネットワークジョブとして ジョブの内容を一時的に変更したデマンドジョブを投入すると 投入サーバでジョブが異常終了します このような場合はジョブの内容をいったん保存してから 投入してください 参考 サーバからのジョブ投入について サーバ側からデマンドジョブを投入する場合は qsub コマンドを使います コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 参考 ジョブの実行権限について Windows 版 投入したジョブの実行権限は 標準ではサーバにおいてジョブ実行制御サービスを起動したユーザになりますが 環境定義 ([ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 ] シートの [ ジョブを所有者の権限で実行する ] の指定 ) により実際にジョブを投入したユーザの権限にすることもできます ジョブフォルダ下のジョブを投入する [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウにおいて ジョブフォルダ下に登録されたデマンドジョブは [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウで対象のジョブを選択し 投入ボタンをクリックすることによって実行します また 登録済のジョブ情報を一時的に変更して投入することもできます ジョブフォルダ下のジョブを投入する ジョブフォルダ下のジョブを投入する方法について説明します 操作手順 1. ジョブ選択 / 投入ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブ ] 配下の対象のジョブフォルダを選択します メインウィンドウに [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウが表示され 当該ジョブフォルダに登録されているジョブの一覧が表示されます

215 2. ジョブの投入 [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウで 対象とするジョブをクリックし [ 投入 ] ボタンをクリックします 図 5.8 [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウ [ ファイル名 ]: ジョブファイル名が表示されます [ ジョブ名 ]: ジョブ名が表示されます [ 更新日時 ]: ジョブファイルの更新日時が表示されます [ ジョブの内容 ]: ジョブの内容としてコメントが表示されます [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウのジョブファイル一覧の並びは以下の順 ( 昇順 ) に変更することができます [ 表示 ] メニュー -[ ジョブファイルの整列 ] またはポップアップメニューの [ ジョブファイルの整列 ] より以下の各メニューを選択します また 再度同じ項目を選択すると降順に並べ替えられます [ ファイル名順 ]: ファイル名順に整列します [ ジョブ名順 ]: ジョブ名順に整列します [ 日付順 ]: 更新日時の順に整列します

216 [ ジョブの内容順 ]: ジョブの内容順に整列します デマンドジョブの登録内容を一時的に変更して実行する 登録済のデマンドジョブの情報を一時的に変更して投入する方法について説明します 操作方法 1. [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブ ] 配下の対象のジョブフォルダを選択します メインウィンドウに [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウが表示され 当該ジョブフォルダに登録されているジョブの一覧が表示されます 図 5.9 [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウ 2. [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックスの表示 [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウで 対象とするジョブをクリックし [ 開く ] ボタンをクリックします [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックスについては 5.2 ジョブフォルダにデマンドジョブを登録する を参照してください 3. 登録内容の変更 登録内容を変更して [ 投入 ] ボタンをクリックします 変更した内容でジョブが実行されます デマンドジョブの登録内容を変更して保存する 登録済のデマンドジョブの情報を変更する方法について説明します

217 操作方法 1. [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブ ] 配下の対象のジョブフォルダを選択します メインウィンドウに [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウが表示され 当該ジョブフォルダに登録されているジョブの一覧が表示されます 2. [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックスの表示 [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウで 対象とするジョブをクリックし [ 開く ] ボタンをクリックします [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックスについては 5.2 ジョブフォルダにデマンドジョブを登録する を参照してください 3. 登録内容の変更 登録内容を変更して [ 保存 ] ボタンをクリックします ジョブフォルダ管理外のジョブを投入する [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウにおいて ジョブフォルダで管理しないデマンドジョブは フォルダ管理外ジョブとして投入します 操作手順 1. [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブ ] 配下の [ フォルダ管理外ジョブ ] を選択します メインウィンドウに [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ウィンドウが表示されます 図 5.10 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート ジョブファイル名 ジョブ名 ジョブの投入先キューなどの基本的な情報を編集することができます

218 [ クライアント ( 自マシン ) 上のジョブファイルを投入する ]: [ フォルダ管理外ジョブ ] を選択した場合のみ有効となります - チェックボックスをチェックした場合 本操作を行っている自マシン上に存在するジョブファイルを 接続中のサーバへ転送して ジョブを投入します - 本チェックボックスをチェックしない場合 接続中のサーバ上に存在するジョブファイルを投入します [ ジョブファイル名 ]: 投入 または編集するジョブファイルをフルパスで指定します [ パラメタ ]: ジョブに任意のパラメタを渡したい場合は パラメタを指定します [ ジョブ名 ]: 任意のジョブ名を付ける場合は ジョブ名を指定します UTF-8 コードの環境では 日本語コードを使用しないでください [ ジョブの内容 ]: ジョブの内容を説明するコメントが表示されます [ キュー名 ]: キュー名が表示されます [ キューの確認 ]: [ キュー状態表示 / 操作 ] ダイアログボックスが表示され キューの状況を確認することができます 図 5.11 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ウィンドウ -[ 出力情報 ] シート 標準出力ファイル 標準エラー出力ファイルなどのジョブ結果ファイルの出力先情報を編集することができます

219 [ 結果出力先 ]: ジョブの結果を 任意のファイルに出力するか しないかを選択します - [ ファイルに保存する ] を選択した場合 ジョブの実行終了時に サーバ上に結果ファイルが作成されます - [ ファイルに保存しない ] を選択した場合 結果ファイルは作成されません - [ ファイルに保存しない ] を選択した場合 [ 結果をファイルに保存 ] 欄は無効な状態となります [ 標準出力 ]: 標準出力の出力先ファイル名をフルパスで指定します [ 標準出力に標準エラー出力も出力する ]: チェックボックスをチェックすると 標準エラー出力は 標準出力に出力されます [ 標準エラー出力 ]: 標準エラー出力の出力先ファイル名をフルパスで指定します 図 5.12 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ウィンドウ -[ 拡張情報 ] シート 実行優先順位などの詳細な情報を編集することができます [ 実行優先順位を設定する ]: キュー内での実行優先順位を設定します [ 実行優先度を設定する ]: ジョブ実行優先度を設定します [ 経過時間制限値を設定する ]: 実行経過時間の制限値を設定します

220 [ ジョブを再実行する ]: システム停止時に再起動するかどうかを設定します [ 使用するリソース名 ]: 使用するリソース名を 64 バイト以内で指定します 半角英数字 _ ( 半角アンダーバー ) - ( 半角ハイフン ) を利用することが可能です [ 属性 ]: 指定したリソース名のリソースの使用属性 ( 共有 / 占有 ) を選択することができます [ 実行サーバ名 ]: ジョブをネットワークジョブとして投入し 現在接続中のサーバ以外のサーバへ実行依頼することができます ジョブを実行する他サーバのホスト名を指定してください [ 実行サーバ上のジョブファイルを実行する ]: [ フォルダ管理外ジョブ ] から遷移した場合のみ有効となります - チェックボックスをチェックした場合 実行サーバ名で指定したサーバ上に存在するジョブファイルが実行されます - チェックボックスをチェックしない場合 現在接続中のサーバ上に存在するジョブファイルが実行サーバ上に転送され 実行されます [ 回線異常時にリトライする ]: ネットワークジョブ実行時の回線異常時にリトライするかどうかを指定できます [ リトライ回数 ]: [ 回線異常時にリトライする ] チェックボックスをチェックした場合 リトライ回数を指定します 図 5.13 [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ウィンドウ -[ ジョブファイル ] シート

221 Windows 版の場合は バッチファイルや JCL などのジョブファイルを UNIX 版の場合は シェルスクリプトや JCL などのジョブファイルを編集することができます [ ジョブファイル ]: ジョブファイルを編集します 2. 投入するジョブ情報の設定 投入するジョブの情報を入力して [ 投入 ] ボタンをクリックします

222 第 6 章ジョブを監視する 本章では ジョブの監視について説明します 6.1 ジョブネットを監視する ジョブネットの実行状況は 以下のウィンドウを使って監視することができます [ ガントチャート ] ウィンドウ [ ジョブ一覧 ] ウィンドウ [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウ各ウィンドウについて説明します [ ガントチャート ] ウィンドウ 現時刻を含む 25 時間分のタイムチャート ( 時間帯 ) に ジョブネットの実行スケジュールと現在の状態が表示されます 実行スケジュールは 表示開始時刻から 24 時間以内のものを表示します ジョブネットの現在の状態は 色で区別されて表示されます 日付指定で過去の日付を指定すると 履歴情報がチャート表示されます 本日が非起動日のジョブネットは表示されません [ 表示 ] メニューで [ 子ジョブネットの表示 ] をチェックすることで 起動日を設定されている子ジョブネット およびリンクジョブネットが 本日に起動されるかどうか判断できます

223 操作方法 [ ガントチャート ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブスケジューラ ] またはプロジェクトを選択します 図 6.1 [ ガントチャート ] ウィンドウ [ 日付指定 ]: ガントチャートに表示したい情報の日付を指定します 日付選択域の右側の [ 前日 ],[ 翌日 ] ボタンをクリックすることにより 現在表示している日付の前日 または翌日を指定することができます [ 名前 ]: - 本日より前の日付を指定した場合 履歴情報がガントチャートで表示されます - 本日より先の日付は指定できません - マスタ情報フォルダまたは運用変更情報フォルダを選択している場合 指定できません ジョブネット名称またはグループ名称が表示されます グループに登録されているジョブネットは グループごとにまとめられて グループの直後に表示されます [ 表示 ] メニューで [ 子ジョブネットの表示 ] がチェックされている場合は 第 1 階層の直後に第 2 階層以下の子ジョブネット およびリンクジョブネットがまとめて表示されます 名前をダブルクリックすると [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウまたは [ グループの監視 ] ウィンドウが表示されます 履歴情報を表示している場合は [ ジョブの履歴 ] ウィンドウが表示されます [ 状態 ]: ジョブネットの状態が色分けして表示されます [ 状況 ]: ジョブネットを構成するジョブの実行状況が表示されます

224 [ ガントチャート ]: 本日起動された実績 および 本日の起動予定がタイムチャートで表示されます [ 更新時刻 ]: 情報を更新した時のシステム時刻です ただし 仮想時間を設定している場合は仮想時間となります タイムチャートおよび状態欄の表示について 日付指定で過去の日付を指定すると 履歴情報をチャート表示します 本日起動された実績は 最大 24 個まで表示されます 前日 などによりガントチャートの日付を指定して 前日以前の履歴上の実績を表示した場合は すべて表示されます ただし マスタ情報フォルダまたは運用変更情報フォルダを選択している場合 本日の実績や起動予定 履歴情報は表示されません 実績部分のグラフの長さはジョブネットの実際の実行時間を示します 起動予定および実行中部分のグラフの長さは 前回のジョブネットの実行時間を表します 初めて起動されるジョブネットの実行予定時間は 15 分で表示されます 本日の起動日の指定がある場合 起動条件が [ サーバ起動時に起動 ] や [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] のジョブネットも表示されます ジョブネットの起動予定がない場合 状態欄には前回のジョブネットの終了状態を示す色が表示されます プロジェクトを選択している時は プロジェクト内の情報に絞り込まれて表示されます 本日の情報を表示している場合 一定時間間隔で最新情報にリフレッシュされます 注意 履歴情報を表示している時は [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウを表示したり ジョブネットに対して操作を行ったりすることはできません 参考 起動日のみ有効 を設定している子ジョブネットおよびリンクジョブネットの表示について ([ 表示 ] メニューで [ 子ジョブネットの表示 ] がチェックされている場合 ) 本日が非起動日の子ジョブネット およびリンクジョブネットは表示されません ただし 起動 / 再起動操作で強制的に起動された場合には表示されます 前日以前から異常終了 / 強制終了 / 持ち越し / 停止中 / 実行待ちのジョブネットに登録されている子ジョブネット およびリンクジョブネットは 前日以前の起動日で表示されます 親ジョブネットが起動後に子ジョブネット およびリンクジョブネットの起動日を変更しても ガントチャートの表示には反映されません ガントチャートの表示は親ジョブネットの起動直前の起動日により判定されます [ ジョブ一覧 ] ウィンドウ選択されたジョブネットについて 以下の情報が表示されます 現在の状態 起動予定日時 終了予定日時または停止予定日時 前回の実行開始日時と終了日時 構成ジョブの一覧 / 前回の実行開始日時

225 操作方法 [ ジョブ一覧 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで ジョブネットを選択します [ ジョブ一覧 ] ウィンドウのイメージを 子ジョブネット およびリンクジョブネット以外のジョブネットを選択した場合と 子ジョブネット またはリンクジョブネットを選択した場合とで分けて以下に示します 図 6.2 [ ジョブ一覧 ] ウィンドウ ( 子ジョブネットおよびリンクジョブネット以外を選択した場合 ) [ プロジェクト名 ]: このジョブネットが登録されているプロジェクト名です [ グループ名称 ]: このジョブネットが登録されているグループ名称です [ ジョブネット名 ]: 登録されているジョブネット名です [ ジョブネット名称 ]: 登録されているジョブネット名称です [ 起動予定日時 ]: 次に起動される予定の日時です [ 終了予定日時 ]: 指定したジョブネットの終了予定日時です [ 停止予定日時 ]: Interstage 属性のジョブネットの場合 [ 終了予定日時 ] が [ 停止予定日時 ] と表示されます Interstage 属性のジョブネットが実行中の場合に ジョブスケジューラにより停止処理される予定時刻です なお 手動で起動したジョブネットも対象となるため 起動予定日時よりも前の日時になる場合があります

226 [ 開始日時 ]: 前回の実行が 開始した日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行が 終了した日時です [ メッセージ待ち ]: メッセージの発生状況です 以下の文字列が表示されます すべて発生 : メッセージ事象がすべて発生しています いくつか発生 : メッセージ事象がいくつか発生しています 未発生 : なし : メッセージ事象は発生していません メッセージ事象の待ち合わせを行っていません [ メッセージ待ち ] の下には メッセージを受け付けるかどうかの状態を示す文字列が表示されます [ メッセージ待ち ] が なし 以外の場合に表示されます 受け付ける : メッセージを受け付けます 受け付けない ( 非起動日のため ): 起動日でないためメッセージを受け付けません 受け付けない ( 実行中のため ): 実行中のためメッセージを受け付けません 受け付けない ( 警告状態のため ): 警告状態のためメッセージを受け付けません 受け付けない ( 確認済でないため ): 確認済みでないためメッセージを受け付けません 受け付けない ( 無効状態のため ): 無効状態であるためメッセージを受け付けません 受け付けない ( 一日一回起動で起動済みのため ): 一日一回起動で起動済みのためメッセージを受け付けません 起動条件が [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] かつ [ 一日一回 ] の場合や [ 時刻起動 ]( 単一起動 ) かつ [ 起動時刻の到来を待つ ] の場合に すべてのメッセージが発生し ジョブネットが起動された場合に表示されます 受け付けない ( マスタ情報および運用変更情報に属しているため ): マスタ情報および運用変更情報に属しているためメッセージを受け付けません 受け付けない が使用されているため ): 本来 [ ジョブネット実行中も有効 ] が設定されているときは ジョブネットが実行中状態 終了遅延状態 警告状態 停止中状態の場合 が使用されているためメッセージは受け付けません [ 発生状況 ] ボタン : [ メッセージ待ち ] が すべて発生 いくつか発生 未発生 の場合に表示されます [ メッセージ事象一覧 ] ウィンドウが確認できます

227 [ 起動条件 ]: このジョブネットの起動条件です [ 実行属性 ]: ジョブネットの実行属性です [ 現在の状態 ]: 現在の状態です 確認操作を有効にしており ジョブネットが 異常終了 または 強制終了 した場合に ( 確認操作の必要あり ) が表示されます [ ジョブ一覧 ]: ジョブネットに属しているジョブが一覧表示されます [ ジョブ名 ]: ジョブ名です ジョブネットの実行属性によって 以下のように表示されます Windows 版 - ジョブ実行制御 の場合 : ジョブ名が表示されます ジョブ名が指定されていない場合は コマンド名が表示されます - Interstage の場合 : ワークユニット名が表示されます UNIX 版 - ジョブ実行制御 の場合 : ジョブ名が表示されます ジョブ名が指定されていない場合は コマンド名が表示されます - PowerAIM Interstage の場合 : ワークユニット名が表示されます - 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) の場合 : [ 種類 ]: コマンド名が表示されます ジョブの種類です [ 状態 ]: 現在の状態です [ 開始日時 ]: 前回の実行開始の日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行が終了した日時です [ 終了コード ]: 前回の実行の終了コードを表示します

228 参考 [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで確認操作を有効にしている場合 かつ ジョブネットが 異常終了 または 強制終了 した場合 [ 現在の状態 ] に ( 確認操作の必要あり ) が表示されます 図 6.3 [ ジョブ一覧 ] ウィンドウ ( 子ジョブネットまたはリンクジョブネットを選択した場合 ) [ プロジェクト名 ]: このジョブネットが登録されているプロジェクト名です [ 親ジョブネット名称 ]: このジョブネットが登録されている親ジョブネットのジョブネット名称です [ ジョブネット名 ]: 登録されているジョブネット名です [ ジョブネット名称 ]: 登録されているジョブネット名称です [ 起動予定日時 ]: 常に何も表示されません [ 終了予定日時 ]: 指定したジョブネットの終了予定日時です [ 開始日時 ]: 前回の実行が 開始した日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行が 終了した日時です

229 [ メッセージ待ち ]: 常に なし と表示されます [ 起動条件 ]: 常に なし と表示されます [ 実行属性 ]: 常に ジョブ実行制御 と表示されます [ 現在の状態 ]: 現在の状態です [ ジョブ一覧 ]: ジョブネットに属しているジョブが一覧表示されます [ ジョブ名 ]: ジョブネット名称が表示されます [ 種類 ]: ジョブの種類です [ 状態 ]: 現在の状態です [ 開始日時 ]: 前回の実行開始の日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行が終了した日時です [ 終了コード ]: 前回の実行の終了コードを表示します 注意 以下の場合 現在の状態が 異常終了 または 強制終了 であっても ( 確認操作の必要あり ) は表示されません グループに属するジョブネットの場合 子ジョブネットの場合 リンクジョブネットの場合 [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウクライアント接続ユーザが参照できるジョブネットについて 以下の情報が表示されます 現在の状態 起動予定日時 前回の実行開始日時と終了日時

230 操作方法 [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します 図 6.4 [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウ [ ジョブネット名称 ]: 登録されているジョブネット名称です [ ジョブネット名 ]: [ メモ ]: 登録されているジョブネット名です ジョブネットのメモの内容です [ 状態 ]: 現在の状態です 文字列または色で表示できます [ プロジェクト名 ]: ジョブネットが登録されているプロジェクト名です [ 起動予定日時 ]: 次に起動される予定日時です [ 終了予定日時 ]: ジョブネットの終了予定日時です [ 開始日時 ]: 前回の実行開始日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行終了日時です [ 起動条件 ]: ジョブネットの起動条件です [ メッセージ起動 ]: 起動条件としてメッセージ事象を待ち合わせているかを示します [ グループ名称 / 親ジョブネット名称 ]: ジョブネットが登録されているグループ名称です 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合は 親ジョブネットのジョブネット名称が表示されます

231 注意 接続先のサーバが以下のバージョンの場合 メモは表示されません V10.0L21 以前のバージョンの場合 Windows 版 V10.1 以前のバージョンの場合 UNIX 版 [ 業務選択 ] ウィンドウの表示について [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウでジョブスケジューラ機能を選択している場合 [ 業務選択 ] ウィンドウの業務ツリーを整列およびリフレッシュできます [ 業務選択 ] ウィンドウの整列 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ 表示 ] メニューから [ 業務選択ツリーの整列 ] を選択し [ 登録順 ] または [ 名前順 ] を選択します [ 名前順 ] を選択した場合 ジョブネットはジョブネット名称 グループはグループ名称をキーとして昇順に整列します [ 業務選択 ] ウィンドウのリフレッシュ [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ 表示 ] メニューから [ 業務選択ツリーの更新 ] を選択します 業務ツリーが最新の情報に更新されます 注意 ジョブネットおよびグループを多数登録している場合 [ 業務選択 ] ウィンドウのリフレッシュに時間がかかることがあります 6.2 スケジュールジョブを監視する スケジュールジョブ ( ジョブスケジューラに登録したジョブ ) は [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] または [ ジョブ一覧 ] ウィンドウを使って監視することができます [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シートに 起動日を設定した子ジョブネット およびリンクジョブネットを含むジョブネットの構成情報が表示されます 各ウィンドウに表示される内容について説明します [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シート [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シートの [ ジョブフロー ] 領域では ジョブの状態が色で区別されて表示されます ジョブネットが実行中の場合は ジョブの現在の状態が表示されます ジョブネットが実行待ち または終了状態の場合は 前回の終了結果の状態が表示されます また 再起動操作する場合に 起動対象であるかどうかが判断できます ただし 初めて起動するジョブネットの場合は 起動するジョブの構成情報が表示されます [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの [ 制御情報 ] シートで 再起動ポイントやリカバリ 起動条件が指定されているジョブには それぞれ矢印やひし形の印が表示されます 起動日のみ有効を指定した子ジョブネット およびリンクジョブネットで 非起動状態のジョブネットは ビスのみのアイコンに状態枠がドット円で表示されます また アニメーションを有効にしている場合 実行中 / 警告 / 異常終了のジョブおよびジョブネットは アニメーション表示されます 本ウィンドウに表示されているジョブの詳しい情報は [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウを使って参照することができます 前回実行時の開始日時 / 終了日時 / 終了コード / 終了コードの意味 および前回実行時の標準出力 / 標準エラー出力の内容は [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 前回履歴 ] シートに表示されます ジョブの状態についての詳細は ジョブの状態 を参照してください

232 操作手順 1. [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シートの表示 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットをダブルクリックするか または対象ジョブネットを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 開く ] を選択します ) - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットをダブルクリックするか または対象ジョブネットを選択した後 [ ツール ] メニューから [ ジョブネット監視 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューからジョブネット監視 ) を選択します ) - [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シートを選択します 図 6.5 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シート 参考 親ジョブネットの [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウから子ジョブネット およびリンクジョブネットの [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウを表示させるには 以下のように操作してください - 親ジョブネットの [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウで 対象の子ジョブネット またはリンクジョブネットを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ ジョブフロー ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ ジョブフロー ] を選択します )

233 2. [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウの表示 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウで 監視対象ジョブをダブルクリックするか または監視対象ジョブを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します ) 図 6.6 [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 前回履歴 ] シート [ 前回履歴 ] シート : 前回実行時の履歴情報が表示されます [ 開始日時 ]: 前回実行時の開始時刻です [ 終了日時 ]: 前回実行時の終了時刻です [ 終了コード ]: 前回実行時の終了コードです 実行属性がジョブ実行制御属性と Interstage 属性において ジョブネット内のジョブで実際の終了コードが 256 以上の場合は 実際の終了コードの値が以下のように表示されます ただし 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合には表示されません

234 255( 実際の終了コード ) [ 終了コードの意味 ]: ジョブが終了状態の場合 終了コードの意味が表示されます ただし 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合には表示されません [ 可変パラメタ ]: 可変パラメタ起動で指定したパラメタ情報が表示されます [ ジョブの出力情報 ( 標準出力 / 標準エラー出力 )]: 前回実行時の標準出力 / 標準エラー出力が表示されます 以下の場合は何も表示されません - 子ジョブネットの場合 - リンクジョブネットの場合 - ジョブネットが無効状態でスキップされた場合 - ジョブが強制終了状態の場合 ([ 旧バージョン互換 ( 旧 標準 )] の場合のみ ) UNIX 版 [ 全てコピー ] ボタン : 出力情報に表示されている内容をすべてコピーします [ フォント ] ボタン : フォントダイアログボックスが表示されます [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シート [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シートでは ジョブネットの構成情報が表示されます 起動日のみ有効 を設定した子ジョブネット およびリンクジョブネットを含むジョブネットについて 起動条件が成立した場合 または起動操作する場合に 起動対象であるかどうかが判断できます 操作手順 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シートの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットをダブルクリックするか または対象ジョブネットを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 開く ] を選択します ) [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ ジョブネット管理 ] を選択します [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットをダブルクリックするか または対象ジョブネットを選択した後 [ ツール ] メニューから [ ジョブネット監視 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューからジョブネット監視 ) を選択します )

235 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シートを選択します 図 6.7 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シート [ ジョブ一覧 ] ウィンドウ選択されたジョブネットを構成するジョブ一覧 および前回の実行開始日時 終了日時 終了コードが表示されます 操作方法 [ ジョブ一覧 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウでジョブネットを選択します [ ジョブ一覧 ] ウィンドウの表示例は 6.1 ジョブネットを監視する の [ ジョブ一覧 ] ウィンドウ を参照してください 6.3 デマンドジョブを監視する [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウの [ ジョブ ] 配下で投入したデマンドジョブの実行状態は [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウに一覧表示されます なお [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウでは スケジュールジョブも含めたジョブの一覧が表示されます また 各ジョブの詳細情報は [ ジョブの詳細情報の表示 ] ダイアログボックスに表示されます 操作手順 1. [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウから [ ジョブ ] を選択します メインウィンドウに [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウが表示されます

236 注意 Systemwalker 共通ユーザー管理機能を利用して Systemwalker 共通ユーザーでログインした場合 [ 業務選択 ] ウィンドウから [ ジョブ ] および [ キュー ] を選択すると [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウを利用する OS ユーザを指定するために [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウが表示されます このウィンドウでジョブやキューの情報にアクセスしたい利用者 (OS ユーザ ) のユーザー ID/ パスワードを指定し [OK] ボタンをクリックしてください [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウを利用しない場合は このウィンドウで [ キャンセル ] ボタンをクリックしてください なお [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウで指定した OS ユーザが管理者であったとしても [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウにおける監視と操作は一般ユーザの権限の範囲となります また 一度指定した OS のユーザー ID やパスワードはクライアントログアウト時まで [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウで再利用されます 図 6.8 [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウ [ 利用者 ]: [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウを起動した管理者自身のユーザか [ 全ユーザー ] を選択することができます [ 全ユーザー ] を選択すると すべてのユーザのジョブ情報が一覧表示されます UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合において Operation Manager ユーザを指定した場合は 指定した Operation Manager ユーザに対応づけられている OS ユーザのジョブ情報が一覧表示されます 指定した Operation Manager ユーザの情報以外に この OS ユーザに対応づけられたすべての Operation Manager ユーザのジョブ情報が一覧表示されます Systemwalker 認証リポジトリを利用している場合 利用者の表示は Systemwalker Operation Manager クライアントのログインユーザではなく [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウで指定したユーザー ID が表示されます [ ジョブ名 ]: ジョブ名とジョブの状態が表示されます

237 [ ジョブ番号 ]: ジョブ番号が表示されます [ 状態 ]: ジョブの状態が表示されます ジョブの状態には 以下の状態があります 実行待ち / 実行保留 / 実行中 / 出力保留 [ キュー ]: ジョブが存在するキュー名が表示されます [ ホスト名 ]: 実行中ジョブの場合 ジョブが実行されているサーバのホスト名が表示されます 実行中以外の状態のジョブの場合 何も表示されません [ 投入者 ]: ジョブを投入したユーザ名が表示されます スケジュールジョブの場合は ジョブネット実行者が表示されます UNIX 版で拡張ユーザ管理機能が有効な場合において Operation Manager ユーザがジョブを投入した場合は ジョブを投入した Operation Manager ユーザに対応づけられた OS ユーザ名が表示されます [ 実行時間 ]: 実行中ジョブの場合 ジョブの実行開始時間からの経過時間が表示されます 実行中以外の状態のジョブの場合 何も表示されません [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウのジョブ一覧の並びは以下の順 ( 昇順 ) に変更することができます [ 表示 ] メニュー -[ ジョブの整列 ] またはポップアップメニューの [ ジョブの整列 ] より以下の各メニューを選択します また 再度同じ項目を選択すると降順に並び替えられます ジョブ名順 : ジョブ名順に整列します (50 音順 ) ジョブ番号順 : ジョブ番号の小さいものから整列します キュー名順 : キュー名順に整列します 状態順 : ジョブの状態順に表示されます 以下の順に表示されます 実行中 -> 実行待ち -> 実行保留 -> 出力保留 ホスト名順 : ホスト名順に整列します 投入者順 : 投入者順に整列します 実行時間順 : 実行時間順に整列します

238 2. [ ジョブの詳細情報の表示 ] ダイアログボックスの表示 [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウで対象のジョブを選択し [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します ( または右クリックによるポップアップメニューの [ 開く ] を選択します ) 図 6.9 [ ジョブの詳細情報の表示 ] ダイアログボックス [ ジョブ名 ]: ジョブ名が表示されます [ ジョブ番号 ]: ジョブ番号が表示されます [ プロジェクト名 ]: 当該ジョブがスケジュールジョブの場合 プロジェクト名が表示されます デマンドジョブの場合は 何も表示されません [ ジョブネット名 ]: 当該ジョブがスケジュールジョブの場合 ジョブネット名が表示されます デマンドジョブの場合は 何も表示されません [ 状態 ]: ジョブの状態 ( 実行待ち / 実行保留 / 実行中 / 出力保留 ) が表示されます [ 実行優先順位 ]: ジョブの実行優先順位が表示されます [ 実行優先度 ]: ジョブの実行優先度が表示されます

239 [ 投入日時 ]: ジョブの投入日時が表示されます [ 投入元 ]: ジョブの投入を行ったホスト名が表示されます [ 投入者 ]: ジョブの投入者が表示されます [ 開始日時 ]: ジョブの開始日時が表示されます [ 実行サーバ ]: ジョブの実行サーバが表示されます [ 実行キュー ]: ジョブの実行キュー名が表示されます [ 終了日時 ]: 出力保留中状態のジョブの場合 ジョブの終了日時が表示されます [ 終了コード ]: 出力保留中状態のジョブの場合 ジョブの終了コードが表示されます 参考 サーバ側からジョブを監視する場合は qjstat コマンドを使います コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 注意 分散実行ジョブおよびネットワークジョブの場合 [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウの [ ホスト名 ] には 実行サーバへの実行依頼が完了するまでは投入元ホスト名が表示され 実行依頼が完了すると 実際に実行されているサーバのホスト名が表示されます 6.4 複数サーバを監視する 複数サーバ監視クライアントの [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウを利用して 複数のサーバ上のジョブネットの状態を監視することができます [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウには 本日起動するジョブネットの状態別の総数が サーバ別に表示されます サーバやジョブネットの状態の変化は 状態メッセージとして監視ウィンドウに出力されます サーバグループ単位の監視や 複数サブシステムごとの監視もできます また 複数サーバ上のジョブネットを一括監視することもできます 監視ホストの定義は 複数登録できます 複数サーバ監視クライアント起動中に監視対象となる監視ホストの定義を切り替えることもできます [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウについて 以下の内容を説明します 複数サーバを監視する手順 監視対象サーバに接続して詳細を確認する 監視対象の絞り込み条件を設定する 複数サーバ上のジョブネットを一括監視する

240 6.4.1 複数サーバを監視する手順 複数サーバ監視クライアントを起動し [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウから複数サーバの監視を行います 以下に 複数サーバ監視クライアントを起動する手順を示します 操作手順 1. [ 複数サーバ監視 [ ログイン ]] ウィンドウの表示 [ スタート ] メニューの [ プログラム ] から [Systemwalker Operation Manager] を選択します 表示されたサブメニューから [ 複数サーバ監視 ] を選択します 2. [ 監視ホストツリーの選択 ] ウィンドウの表示 表示された [ 複数サーバ監視 [ ログイン ]] ウィンドウで 接続先ホスト名 ユーザー ID およびそのパスワードを指定して [ ログイン ] ボタンをクリックします [ 監視ホストツリーの選択 ] ウィンドウが表示されるので 監視ホストの定義を選択し [OK] ボタンをクリックします 監視ホストの定義が DEFAULT のみの場合は [ 監視ホストツリーの選択 ] ウィンドウは表示されません 図 6.10 [ 監視ホストツリーの選択 ] ウィンドウ [ 監視ホスト定義名 ]: 登録されている監視ホストの定義がコンボボックスで表示されます 監視する監視ホストの定義を選択します 監視ホストの定義の登録方法については Systemwalker Operation Manager 導入手引書 を参照してください

241 3. [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウの表示 複数サーバ監視クライアントが起動し [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウが表示されます 図 6.11 [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウ [ 監視ホスト定義名 ]: 監視ホストの定義がコンボボックスで表示されます 登録されている監視ホストの定義を選択して監視対象を切り替えます [ 名前 ]( ホストサマリ表示域 ): 監視対象としているサーバおよびサーバグループの表示名です ホスト選択ツリーでホストを選択している場合 ホスト上のサブシステムが 表示名 : サブシステム番号 の形式で表示されます [ 状態 ]: 監視対象のサーバグループまたはサーバの状態が色分けして表示されます 監視対象が複数サブシステム運用の場合 サブシステムの状態が色分けして表示されます [ 状況 ]: ジョブネットの実行状況が 以下の形式で表示されます 実行済みジョブネット総数 / 起動予定ジョブネット数 [ 異常終了 ]~[ 確認済 ]: ジョブネット数が 状態別に表示されます [ 異常終了 ] [ 警告 ] [ 開始遅延 ] [ 終了遅延 ] [ 持ち越し ] のジョブネット数が 1 以上の場合は 赤色で表示されます なお アクセス権のないプロジェクトのジョブネットの情報は集計されません

242 [ 日時 ]: 状態メッセージが出力されたクライアント日時が表示されます [ 名前 ]( 状態メッセージリスト ): 状態メッセージが出力された監視対象サーバ名が表示されます 表示名 : サブシステム番号 の形式で表示されます 複数サブシステム運用でない場合 サブシステム番号は 0 と表示されます [ メッセージ ]: サーバ状態の変化およびジョブネットの状態数の変化がメッセージとして表示されます 参考 [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウの構成について [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウは 以下の 3 つのウィンドウから構成されています ホスト選択ツリー ( 画面左上部 ) 選択した監視ホストの定義のサーバおよびサーバグループのツリー構成が表示されます ホストサマリ表示域 ( 画面右上部 ) ホスト選択ツリーで選択しているノード配下のジョブネット状況や 監視対象サーバおよび監視対象サーバグループの状態が 一覧表示されます ホスト選択ツリーでホストを選択している場合 ホスト上のジョブネット状況がサブシステム単位で表示されます 状態メッセージリスト ( 画面下部 ) 画面のリフレッシュ時に 監視対象サーバのジョブネット状態数がリフレッシュ前の値より増えた場合や サーバ状態が変化した場合に 状態メッセージが表示されます 注意 複数サーバ監視を行う場合 各監視対象サーバの環境定義で 監視許可ホスト定義を行う必要があります 監視できるサーバ数は 62 個 ( 注 ) までです 63 個 ( 注 ) 以上は 非稼働 または 要求中 と表示され 監視できません なお 1 つのサブシステムは 1 サーバとしてカウントされます 注 ) OS により上限値は異なる場合があります [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 2] シートの [ クライアントの接続台数を制限する ] で指定した ジョブスケジューラサーバとの制限値を超えて接続した場合 このサーバは アクセス拒否 と表示され 監視できません [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウが表示されている場合 監視ホストの定義を切り替えることはできません 監視元サーバが停止しているなどで監視ホストの定義の切り替えに失敗した場合 続行はできません 複数サーバ監視クライアントをいったん終了させてください 監視対象サーバに接続する場合 監視元サーバにログインしたユーザー ID パスワードを利用して 認証処理が行われます そのため 監視元サーバに一般ユーザでログインして 監視対象サーバから情報を取得する場合は 監視対象サーバでも同じユーザー ID およびパスワードを登録してください 一般ユーザでログインする場合 ユーザ ID およびパスワードは省略することができません 省略した場合 監視対象サーバが 通常 アクセス拒否となります Systemwalker 共通ユーザー管理機能を利用しているサーバと利用していないサーバおよび Systemwalker 共通ユーザー管理機能がサポートされていないバージョンのサーバとが混在していても 監視元サーバにログインしたユーザと監視対象サーバで同じユーザー ID およびパスワードを登録することで 複数サーバ監視が可能です

243 6.4.2 監視対象サーバに接続して詳細を確認する 複数サーバ監視クライアントで複数サーバ監視を行っている場合に 監視対象サーバ上のジョブネットの詳細を確認したり 対処を行いたいときは 監視対象サーバの Systemwalker Operation Manager クライアントを起動します Systemwalker Operation Manager クライアントは複数起動することができます 以下に 操作手順を示します 図中の項番は 操作手順の 1~4 に対応しています 操作手順 1. 監視対象サーバの Systemwalker Operation Manager クライアントの起動 以下の方法で Systemwalker Operation Manager クライアントを起動します - [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウのホスト選択ツリーより 監視対象サーバを選択し [ ツール ] メニュー -[Operation Manager クライアント起動 ]/[ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] を選択します または ポップアップメニューで [Operation Manager クライアント起動 ]/[ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] を選択します

244 - [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウのホストサマリ表示域より 監視対象サーバを選択し [ ツール ] メニュー -[Operation Manager クライアント起動 ]/[ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] を選択します または ポップアップメニューで [Operation Manager クライアント起動 ]/[ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] を選択します サブシステム単位で表示されている場合には ダブルクリックにより直接指定のサブシステムに接続することもできます - [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウの状態メッセージリストより 状態メッセージを選択し ダブルクリックまたは [ ツール ] メニュー -[Operation Manager クライアント起動 ]/[ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] を選択します ポップアップメニューの [Operation Manager クライアント起動 ]/[ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] の選択でも可能です - [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウより ジョブネット情報一覧でジョブネットを選択し ダブルクリックまたは [ ツール ] メニュー [ ジョブネットの監視 ] を選択します ポップアップメニューの [ ジョブネットの監視 ] の選択でも可能です 2. 監視対象サーバへの接続 現在接続している監視元サーバと同じユーザー ID パスワードで 監視対象サーバへ接続し 認証処理が行われます 監視元サーバと監視対象サーバが同じユーザー ID の場合 : 認証処理完了後 監視対象サーバに接続されます 監視元サーバと監視対象サーバが異なるユーザー ID の場合 : ユーザー ID が異なる場合 [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウが表示されます 監視対象サーバで許可されているユーザー ID パスワードを入力して監視対象サーバに接続します なお [ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] を選択した場合 [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウが表示されます ユーザー ID パスワードを指定して接続します 図 6.12 [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウ [ ユーザー ID]: 接続するユーザー IDを指定します [ パスワード ]: [ ユーザー ID] 指定域で指定したユーザー IDのパスワードを指定します

245 3. 接続先サブシステムの指定 監視対象サーバが複数サブシステム運用の場合 認証処理が終わると [ 接続先サブシステムの指定 ] ウィンドウが表示されます 接続するサブシステム番号を指定します [ サブシステム番号 ]: サブシステム番号を指定します 4. [ ガントチャート ] または [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウの表示 Systemwalker Operation Manager クライアントが起動されると [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウより起動した場合は [ ガントチャート ] ウィンドウが表示されます [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウより起動した場合は [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウが表示されます 各ウィンドウで ジョブネットの調査および対処を行います 参考 ユーザー ID が異なる監視対象サーバへの 2 回目以降の接続について 複数サーバ監視クライアント起動後 最初にサーバへの接続に用いたユーザー ID/ パスワードの情報は 複数サーバ監視クライアントが再起動されるまで保存されます そのため ユーザー ID が異なる監視対象サーバへの 2 回目以降の接続では 保存されているユーザー ID 情報で自動的に認証処理が行われます この場合 上記手順 2 の [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウは表示されません ただし [ ユーザーを指定して Operation Manager クライアント起動 ] を行った場合や 複数サーバ監視クライアントを再起動した場合は ユーザー ID およびパスワードの入力が必要となります 監視対象の絞り込み条件を設定する [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウの状態メッセージリストに出力される 状態メッセージリストを絞り込むことができます 表示されるメッセージの絞り込みには 2 段階あります サーバ状態タブまたはジョブネット状態タブへのフィルタリング

246 絞込条件 1 タブ ~ 絞込条件 5 タブへの絞り込み サーバ状態タブまたはジョブネット状態タブへのフィルタリング フィルタ条件を指定することにより サーバ状態タブおよびジョブネット状態タブに出力される状態メッセージを制限できます 条件に一致したメッセージが サーバ状態タブまたはジョブネット状態タブに出力されます 初期状態では それぞれ以下の状態メッセージが出力されます [ ジョブネット状態 ] タブ : 異常終了 / 警告 / 強制終了 / 停止中 / 開始遅延 / 終了遅延 / 持ち越し [ サーバ状態 ] タブ : すべてのサーバ状態 操作手順 1. [ メッセージフィルタの設定 ] ウィンドウの表示 [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウの [ オプション ] メニューから [ メッセージフィルタの設定 ] を選択します

247 2. フィルタ条件の設定 条件を指定し [OK] ボタンをクリックします 図 6.13 [ メッセージフィルタの設定 ] ウィンドウ [ ジョブネット状態の絞り込み ]: 出力するジョブネット状態を指定します - [ 状態選択 ] ボタン : [ 状態選択 ] ウィンドウが表示されます 出力するジョブネット状態を選択します - [ 条件 ]: [ 状態選択 ] ウィンドウで選択した ジョブネット状態が表示されます [ サーバ状態の絞り込み ]: 出力するサーバ状態を指定します - [ 状態選択 ] ボタン : [ 状態選択 ] ウィンドウが表示されます 出力するサーバ状態を選択します - [ 条件 ]: [ 状態選択 ] ウィンドウで指定した サーバの状態が表示されます 絞込条件 1 タブ ~ 絞込条件 5 タブへの絞り込み サーバ状態タブおよびジョブネット状態タブに出力されたメッセージから さらに目的に応じた監視条件を指定し 絞込条件 1 タブ ~ 絞込条件 5 タブに絞り込むことができます 条件に一致したメッセージが絞込条件 1 タブ ~ 絞込条件 5 タブに表示されます 操作手順 1. [ 状態メッセージの絞り込み条件 ] ウィンドウの表示 [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウの [ 表示 ] メニューから [ 状態メッセージの絞り込み ] を選択します

248 2. 絞り込み条件の設定 [ 状態メッセージの絞り込み条件 ] ウィンドウで 絞り込む条件を指定します 図 6.14 [ 状態メッセージの絞り込み条件 ] ウィンドウ [ タブ選択 ]: 絞り込み条件を設定するタブを選択します [ 条件タブ名 ]: タブ選択で指定しているタブ名を指定します [ 絞り込み条件を設定する ]: 絞り込み条件を設定する場合にチェックします [ ジョブネット状態の絞り込み ] と [ サーバ状態の絞り込み ] は 同時に選択できません [ ジョブネット状態の絞り込み ]: ジョブネット状態の絞り込み条件を指定します - [ 状態選択 ] ボタン : [ 状態選択 ] ウィンドウが表示されます 絞り込み条件を指定します - [ 条件 ]: [ 状態選択 ] ウィンドウで指定した ジョブネット状態の表示条件が表示されます [ サーバ状態の絞り込み ]: サーバ状態の絞り込み条件を指定します - [ 状態選択 ] ボタン : [ 状態選択 ] ウィンドウが表示されます 絞り込み条件を指定します

249 - [ 条件 ]: [ ホスト選択 ]: [ 状態選択 ] ウィンドウで指定した サーバ状態の表示条件が表示されます ホスト名を設定する場合にチェックします [ ホスト名 ]: [ ホスト選択 ] ウィンドウで指定した監視対象サーバが表示されます [ ホスト選択 ] ボタン : [ ホスト選択 ] ウィンドウが表示されます [ 日時範囲選択 ]: 絞り込み条件となる日時の範囲を指定します 3. [ 状態選択 ] ウィンドウの表示 状態選択 で [ ジョブネット状態の絞り込み ] または [ サーバ状態の絞り込み ] を選択した場合に [ 状態選択 ] ボタンをクリックします 4. 状態の設定 状態の絞り込み条件を指定します 状態選択 で [ ジョブネット状態の絞り込み ] を選択している場合 ジョブネット状態の一覧が表示されます 状態選択 で [ サーバ状態の絞り込み ] を選択している場合 サーバ状態の一覧が表示されます 図 6.15 [ 状態選択 ] ウィンドウ 状態一覧 : 絞り込み条件を 1 つ以上指定します 複数選択が可能です

250 5. 監視対象サーバの設定 [ ホスト選択 ] ボタンをクリックすると [ ホスト選択 ] ウィンドウが表示されます 監視対象サーバを指定します 図 6.16 [ ホスト選択 ] ウィンドウ [ ホスト名 ]: 監視対象サーバの一覧がサブシステム単位で表示されます [ サブシステム番号 ]: 監視対象サーバ配下のサブシステムが表示されます タイトルをクリックすると 番号順に整列できます 複数サーバ上のジョブネットを一括監視する [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウを使って 複数サーバ上のジョブネットを一括監視することができます [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウについて説明します [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウ 複数サーバ上のジョブネットから条件を指定して 関連性のあるジョブネットだけを一括監視することができます 本ウィンドウでは 複数サーバ上のジョブネットを一括操作することも可能です 一括操作の方法については 7.3 複数サーバ上のジョブネットを一括操作する を参照してください

251 操作手順 1. [ ジョブネット一括管理の絞り込み条件 ] ウィンドウの表示 複数サーバ管理クライアントの [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウで [ ツール ] メニューから [ ジョブネット一括管理 ] を選択します [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウに表示するジョブネットを絞り込むための条件を指定します 図 6.17 [ ジョブネット一括管理の絞り込み条件 ] ウィンドウ [ 条件名 ]: 絞り込み条件を保存するためのタイトルを文字列で指定します 64バイト以内で指定します [ 読込み ] ボタン : [ 絞り込み条件の一覧 ] ウィンドウが表示されます [ ホスト選択 ] ボタン : [ ホスト選択 ] ウィンドウが表示されます [ ホスト名 ]: [ ホスト選択 ] ウィンドウで指定された条件が表示されます [ プロジェクト名 ]: 絞り込み条件となるプロジェクト名を指定します [ ジョブネット名 ]: 絞り込み条件となるジョブネット名を指定します [ ジョブネット名称 ]: 絞り込み条件となるジョブネット名称を指定します [ メモ ]: 絞り込み条件となるメモを指定します

252 [ 状態選択 ] ボタン : [ 状態選択 ] ウィンドウが表示されます [ ジョブネット状態 ]: [ 状態選択 ] ウィンドウで指定した絞り込み条件が表示されます [1 ホストあたりの取得ジョブネット数 ]: 1 ホストあたりの取得ジョブネット数を指定します [ 取得 ] ボタン : 指定した条件でジョブネット一覧を取得します [ 保存して取得 ] ボタン : 指定した条件を保存してから ジョブネット一覧を取得します 2. 絞り込み条件の読込み すでに保存されている絞り込み条件を指定したい場合は [ 読込み ] ボタンをクリックします [ 絞り込み条件の一覧 ] ウィンドウが表示されるので 絞り込み条件を指定し OK ボタンをクリックします 図 6.18 [ 絞り込み条件の一覧 ] ウィンドウ [ 絞り込み条件一覧 ]: 保存されている絞り込み条件の一覧を表示します [ 条件名 ]: 保存されている絞り込み条件のタイトルです [ ホスト名 ]: 絞り込むホスト名です [ プロジェクト名 ]: 絞り込むプロジェクト名です [ ジョブネット名 ]: 絞り込むジョブネット名です [ ジョブネット名称 ]: 絞り込むジョブネット名称です

253 [ メモ ]: 絞り込むメモです [ ジョブネット状態 ]: 絞り込むジョブネット状態です [1 ホストあたりの取得ジョブネット数 ]: ホストごとに取得するジョブネット数です 3. 監視対象サーバの設定 [ ホスト選択 ] ボタンをクリックすると [ ホスト選択 ] ウィンドウが表示されます [ ホスト選択 ] ウィンドウで 監視対象サーバを指定します 図 6.19 [ ホスト選択 ] ウィンドウ 4. ジョブネット状態の絞り込み [ 状態選択 ] ボタンをクリックすると [ 状態選択 ] ウィンドウが表示されます [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウに表示されるジョブネット状態を絞り込む場合に 絞り込み条件を指定します 図 6.20 [ 状態選択 ] ウィンドウ

254 5. [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウの表示 [ ジョブネット一括管理の絞り込み条件 ] ウィンドウで [OK] ボタンをクリックすると 指定した条件で絞り込まれたジョブネットが [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウに表示されます 図 6.21 [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウ [ ジョブネット情報 ]: ジョブネットに関する情報を一覧表示します なお アクセス権のないプロジェクトのジョブネット情報は取得されないため表示されません [ ジョブネット名称 ]: ジョブネット名称です [ ホスト名 ]: [ メモ ]: 監視対象サーバ名です ジョブネットのメモです [ ジョブネット名 ]: ジョブネット名です [ プロジェクト名 ]: ジョブネットが登録されているプロジェクト名です [ 状態 ]: 現在のジョブネットの状態です [ 起動予定日時 ]: 次に起動される予定日時です [ 終了予定日時 ]: 終了予定日時です 実行属性が Interstage の場合は 停止予定日時 と表示されます

255 [ 開始日時 ]: 前回の実行開始日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行終了日時です [ 起動条件 ]: ジョブネットの起動条件です [ メッセージ起動 ]: 起動条件としてメッセージ事象を待ち合わせているかを示します [ グループ名称 / 親ジョブネット名称 ]: ジョブネットが登録されているグループ名称です 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合は親ジョブネット名称が表示されます [ 絞り込み条件 ] テキストボックス : [ ジョブネット一括管理の絞り込み条件 ] ウィンドウで指定した絞り込み条件が表示されます [ 状況 ] テキストボックス : 情報取得時のエラーや取得可能個数を超えた場合の警告など 状況メッセージが表示されます [ 行数 ] テキストボックス : 一覧に表示されている行数が表示されます 注意 [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウで 監視対象サーバごとに取得できるジョブネット数は [ ジョブネット一括管理の絞り込み条件 ] ウィンドウで [1 ホストあたりの取得ジョブネット数 ] に指定した個数までです 超過したジョブネット情報は表示されません [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウで サーバとの通信を開始してから 3 分を超過してもジョブネット情報が取得できない場合 タイムアウトになります 登録権および参照権を持つ一般ユーザの場合 [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウからジョブネットを操作することはできません 6.5 グループを監視する グループは 以下のウィンドウを使って監視することができます [ ガントチャート ] ウィンドウ [ グループの監視 ] ウィンドウ [ ジョブネット一覧 ] ウィンドウ [ グループの管理 ] ウィンドウ各ウィンドウについて説明します [ ガントチャート ] ウィンドウ グループの現在の状態が 色で区別されて表示されます

256 操作方法 [ ガントチャート ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブスケジューラ ] またはプロジェクトを選択します 図 6.22 [ ガントチャート ] ウィンドウ [ 日付指定 ]: ガントチャートに表示したい情報の日付を指定します 日付選択域の右側の [ 前日 ][ 翌日 ] ボタンをクリックすることにより 現在表示している日付の前日 または翌日を指定するができます [ 名前 ]: - 本日より前の日付を指定した場合 履歴情報がガントチャートで表示されます - 本日より先の日付は指定できません - マスタ情報フォルダまたは運用変更情報フォルダを選択している場合 指定できません ジョブネット名称またはグループ名称が表示されます グループに登録されているジョブネットは グループごとにまとめられて グループの直後に表示されます 名前をダブルクリックすると [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウまたは [ グループの監視 ] ウィンドウが表示されます 履歴情報を表示している場合は [ ジョブの履歴 ] ウィンドウが表示されます [ 状態 ]: グループの状態が 色分けして表示されます [ 状況 ]: グループの場合は 表示されません

257 [ ガントチャート ]: 本日起動された実績 および 本日の起動予定がタイムチャートで表示されます [ 更新時刻 ]: 情報を更新した時のシステム時刻です ただし 仮想時間を設定している場合は仮想時間となります 注意 グループの表示について タイムチャート ( 時間帯 ) は表示されません 日付指定で過去の日付を指定して履歴情報をチャート表示した場合 グループの情報は表示されません グループの動作の詳細は グループのスケジュールのされかた を参照してください [ グループの監視 ] ウィンドウ グループを構成するジョブネットの体系 および各ジョブネットの現在の状態が 色で区別されて表示されます また アニメーションを有効にしている場合 実行中 / 警告 / 異常終了のジョブネットは アニメーション表示されます また 本ウィンドウに表示されているジョブネットの詳しい情報は [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウを使って参照することができます ジョブネットの基本情報は [ 基本情報 ] シートに表示されます ジョブネットの前回実行時の開始日時 / 終了日時 / 終了コードは [ 前回履歴 ] シートに表示されます 操作手順 1. [ グループの監視 ] ウィンドウの表示 - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象グループを選択して [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 開く ] を選択します ) - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ グループの管理 ] を選択します [ グループの管理 ] ウィンドウで 対象グループをダブルクリックするか または対象グループを選択した後 [ ツール ] メ

258 ニューから [ グループ監視 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ グループ監視 ] を選択します ) 図 6.23 [ グループの監視 ] ウィンドウ

259 2. [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウの表示 [ グループの監視 ] ウィンドウで 監視対象ジョブネットをダブルクリックするか または監視対象ジョブネットを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します ) 図 6.24 [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シート [ ジョブネット名 ]: 登録してあるジョブネット名です [ ジョブネット名称 ]: 登録してあるジョブネット名称です [ 起動時刻 ]: 登録してある起動時刻です [ 起動時刻有効 ]: 起動時刻を有効としている場合 チェックされます [ メッセージ起動 ]: メッセージ事象が登録されている場合の 待ち合わせ条件が表示されます

260 [ メッセージ事象一覧 ]: ジョブネットの起動条件として登録してあるメッセージ事象の一覧です 発生状況も表示されます 図 6.25 [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウ -[ 前回履歴 ] シート [ 前回履歴 ]: 前回実行時の履歴情報が表示されます [ 開始日時 ]: 前回実行時の開始時刻です [ 終了日時 ]: 前回実行時の終了時刻です [ 終了コード ]: 前回実行時の終了コードです [ ジョブの出力情報 ( 標準出力 / 標準エラー出力 )]: 何も表示されません [ ジョブネット一覧 ] ウィンドウ選択されたグループについて 以下の情報が表示されます 現在の状態 起動予定日時

261 前回の実行開始日時と終了日時 構成ジョブネットの一覧 / 現在の状態 / 次の起動予定日時 / 前回の実行開始日時 / メッセージ待ちの有無 操作方法 [ ジョブネット一覧 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで グループを選択します 図 6.26 [ ジョブネット一覧 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: このグループが登録されているプロジェクト名です [ グループ名 ]: 登録されているグループ名です [ グループ名称 ]: 登録されているグループ名称です [ 予定日時 ]: 次に起動される予定の日時です [ 開始日時 ]: 前回の実行が 開始した日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行が 終了した日時です

262 [ 現在の状態 ]: 現在の状態です 確認操作を有効にしており グループが 異常終了 または 強制終了 した場合に ( 確認操作の必要あり ) が表示されます [ ジョブネット一覧 ]: グループに登録されているジョブネットの一覧が表示されます [ ジョブネット名称 ]: ジョブネット名称です [ 状態 ]: ジョブネットの現在の状態です [ 予定日時 ]: 次回の起動予定の日時です [ 開始日時 ]: 前回の開始日時です [ メッセージ待ち ]: 起動条件としてメッセージ事象の待ち合わせを行っているかどうかです - [ あり ]: 起動条件として待ち合わせているメッセージ事象があります - [ なし ]: メッセージ事象は登録されていません 参考 [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで確認操作を有効にしている場合 かつ グループが 異常終了 または 強制終了 した場合 [ 現在の状態 ] に ( 確認操作の必要あり ) が表示されます [ グループの管理 ] ウィンドウクライアント接続ユーザが参照できるグループについて 以下の情報が表示されます 現在の状態 起動予定日時 前回の実行開始日時と終了日時

263 操作方法 [ グループの管理 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ ツール ] メニューから [ グループ管理 ] を選択します 図 6.27 [ グループの管理 ] ウィンドウ [ グループ名称 ]: 登録されているグループ名称です [ グループ名 ]: 登録されているグループ名です [ プロジェクト名 ]: グループが登録されているプロジェクト名です [ 状態 ]: 現在の状態です 文字列または色で表示できます [ 起動予定日時 ]: 次に起動される予定日時です [ 開始日時 ]: 前回の実行開始日時です [ 終了日時 ]: 前回の実行終了日時です [ 業務選択 ] ウィンドウの表示について [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウでジョブスケジューラ機能を選択している場合 [ 業務選択 ] ウィンドウの業務ツリーを整列およびリフレッシュできます 操作手順については ジョブネットを監視する の [ 業務選択 ] ウィンドウの表示について を参照してください 注意 起動予定日時を過ぎたグループの変更について 起動予定日時を過ぎても起動条件がそろわず 起動されていないグループに対してグループの変更を行った場合 グループおよびグループ内ジョブネットは再スケジュールされ 次回の起動予定日時が設定されます ( 前回の起動予定日時は破棄されます )

264 6.6 キューを監視する ジョブに異常が発生したり 投入後の実行が遅延した場合などには 投入先のキューの状態を参照します [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウには 当該サーバ上の各キューの状態が一覧表示されます 各キューの詳細情報は [ キューの詳細情報の表示 ] ダイアログボックスに表示されます 操作手順 1. [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ キュー ] を選択します メインウィンドウに [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウが表示されます このウィンドウには 当該サーバに登録されたすべてのキューの状態が一覧表示されます 注意 Systemwalker 共通ユーザー管理機能を利用して Systemwalker 共通ユーザーでログインした場合 [ 業務選択 ] ウィンドウから [ ジョブ ] および [ キュー ] を選択すると [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウを利用する OS ユーザを指定するために [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウが表示されます このウィンドウでジョブやキューの情報にアクセスしたい利用者 (OS ユーザ ) のユーザー ID/ パスワードを指定し [OK] ボタンをクリックしてください [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウを利用しない場合は このウィンドウで [ キャンセル ] ボタンをクリックしてください なお [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウで指定した OS ユーザが管理者であったとしても [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウにおける監視と操作は一般ユーザの権限の範囲となります また 一度指定した OS のユーザー ID やパスワードはクライアントログアウト時まで [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウまたは [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウで再利用されます 図 6.28 [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウ

265 [ デフォルトキュー ]: デフォルトキューが表示されます [ 総実行ジョブ数 / システム全体の多重度 ]: 現在実行中のジョブの総数と システム全体の多重度が表示されます [ キュー名 ]: キュー名が表示されます [ 状態 ]: キューの稼働状態 ( 稼働中 / 停止中 ) が表示されます [ 多重度 ]: 当該キューの多重度 ( 同時に実行可能なジョブ数 ) が表示されます [ 実行中 ]: 当該キューで実行中のジョブ数が表示されます [ 実行待ち ]: 当該キューで実行待ちのジョブ数が表示されます 実行保留中のジョブは含みません [ ホストグループ ]: 当該キューが分散実行キューの場合 分散先であるホストグループ名が表示されます 当該キューが分散実行キューでない場合は 何も表示されません 2. [ キューの詳細情報の表示 ] ダイアログボックスの表示 [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウで 対象のキューを選択し [ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択します [ 詳細情報 ] シートで当該キューの詳細情報 および [ ジョブ一覧 ] シートで投入されたジョブの一覧が参照できます 図 6.29 [ キューの詳細情報の表示 ] ダイアログボックス -[ 詳細情報 ] シート

266 [ キューの名前 ]: キュー名が表示されます [ キューの状態 ]: キューの状態が表示されます [ デフォルト実行優先順位 ]: キューに定義されているデフォルト実行優先順位が表示されます [ デフォルト実行優先度 ]: キューに定義されているデフォルト実行優先度が表示されます [ 多重度 ]: キューに定義されている多重度 ( 同時実行可能ジョブ数 ) が表示されます [ 投入可能ジョブ数 ]: キューに定義されている投入可能ジョブ数が表示されます [ 経過時間制限値 ]: キューに定義されている経過時間制限値が表示されます [ 実行中ジョブ数 ]: 実行中状態のジョブ数が表示されます [ 実行保留中ジョブ数 ]: 実行保留中状態のジョブ数が表示されます [ 実行待ちジョブ数 ]: 実行待ち状態のジョブ数が表示されます

267 [ 全ジョブ数 ]: キューに存在するすべてのジョブ数が表示されます 図 6.30 [ キューの詳細情報の表示 ] ダイアログボックス -[ ジョブ一覧 ] シート [ ジョブ名 ]: ジョブ名が表示されます [ ジョブ番号 ]: ジョブ番号が表示されます [ 実行優先順位 ]: 実行優先順位が表示されます 参考 サーバでの監視について サーバ側からキューを監視する場合は qstat コマンドを使います コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 参考 キュー一覧の表示順序を変更する [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウのキュー一覧の並びは以下の順 ( 昇順 ) に変更することができます いずれも [ 表示 ] メニュー -[ キューの整列 ] またはポップアップメニューの [ キューの整列 ] より以下の各メニューを選択します また 再度同じ項目を選択すると 降順に並び替えられます

268 キュー名順 : キュー名順に整列します (50 音順 ) キュー状態順 : 稼働中 -> 停止中の順に整列します 多重度順 : 多重度の高い順に整列します 実行数順 : ジョブの現在の実行数順に整列します 実行待ち順 : ジョブの現在の実行待ち数順に整列します ホストグループ順 : ホストグループ名順に整列します 6.7 ジョブの監視に関する参考情報 ここでは ジョブの監視を行う場合の便利な機能として 以下の内容について説明しています ウィンドウの自動更新間隔について 接続先ホスト名の表示について ガントチャートの自動スクロールについて ウィンドウの自動更新間隔について 以下のウィンドウでは 一定間隔で最新の情報に自動更新されます 自動更新されるリフレッシュ間隔の初期値は 各ウィンドウで以下のようになります ウィンドウ名称 [ ガントチャート ] ウィンドウ [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウ [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウ [ グループの監視 ] ウィンドウ [ グループの管理 ] ウィンドウ [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウ リフレッシュ間隔 5 分 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ 60 秒 リフレッシュ間隔は 以下のウィンドウより変更することができます [ ガントチャート ]/[ ジョブネットの管理 ]/[ グループの監視 ]/[ グループの管理 ] ウィンドウの場合 変更させたいウィンドウの [ 表示 ] メニューから [ 自動更新間隔の設定 ] を選択し 表示された [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウで自動更新間隔を指定してください なお この変更は接続先サーバに関係なく有効になります

269 図 6.31 [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ 自動更新間隔 ]: リフレッシュする間隔を設定します 指定できる値は 1~1440( 分 ) です [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウの場合 [ 表示 ] メニューから [ 自動更新間隔の設定 ] を選択し 表示された [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウで自動更新間隔を指定してください なお この変更は接続先サーバに関係なく有効になります 図 6.32 [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ 自動更新間隔 ]: リフレッシュする間隔を設定します 指定できる値は 10~60( 秒 ) です [ 複数サーバ監視 ]/[ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウの場合 変更させたいウィンドウの [ オプション ] メニューから [ 自動更新間隔の設定 ] を選択して表示される [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウで変更できます 図 6.33 [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ

270 [ 自動更新間隔 ]: リフレッシュする間隔を設定します 指定できる値は 1~1440( 分 ) です 参考 [ 自動更新間隔の設定 ] のウィンドウの表示抑止について [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウは 表示させないように設定することができます Systemwalker Operation Manager クライアントおよび複数サーバ監視クライアントにおいて [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウを表示させないように設定するには クライアント側の Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ \MpWalker.JM\mpjmcl\etc 配下にある定義ファイルの内容を 追加または変更してください Systemwalker Operation Manager クライアントの場合は Jobschr.ini ファイルを 複数サーバ監視クライアントの場合は mltisvmn.ini ファイルの内容を 以下のように追加または変更してください セクション名 : SET_LIMIT キー名 : UPDATE_INTERVAL 値 : 0( 抑止しない ) 1( 抑止する ) - [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウを表示させないようにする場合の設定例 [SET_LIMIT] UPDATE_INTERVAL= 接続先ホスト名の表示について 以下のウィンドウのタイトルバーには 接続先ホスト名 サブシステム番号 およびプロジェクト名が表示されます [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウおよび [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウでは 表示設定を行った場合のみ表示されます [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウ [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ [ グループの監視 ] ウィンドウ [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウ [ グループの管理 ] ウィンドウ [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウ ( 注 ) [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウ 注 ) [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウは [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウから呼び出されている場合のみ表示されます タイトルバーのウィンドウ名称の後に 以下の形式で表示されます 接続先ホスト名とは 監視ホストの定義において DEFAULT の [ ホストのプロパティ ] ウィンドウで設定された [ 表示名 ] になります [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウおよび [ グループの管理 ] ウィンドウの場合は プロジェクト名は表示されません また SE 版の場合は サブシステム番号は表示されません プロジェクト名 < 接続先ホスト名 : サブシステム番号 ( コメント ( 注 )) 注 ) ( コメント ) は [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウで コマンドアシスタントが有効の場合のみ表示されます

271 [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウおよび [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウでは それぞれ以下の方法で表示 / 非表示を切り替えることができます ( 初期状態では非表示となっています ) [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウの場合 ([ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウから呼び出されている場合 ) [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウ -[ 表示 ] メニューの [ プロパティのタイトルに詳細を表示する ] をチェックします [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウの場合 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 表示 ] メニューの [ プロパティのタイトルに詳細を表示する ] をチェックします [ 監視 - ジョブネット ] ウィンドウの場合 [ グループの監視 ] ウィンドウ -[ 表示 ] メニューの [ プロパティのタイトルに詳細を表示する ] をチェックします ガントチャートの自動スクロールについて [ ガントチャート ] ウィンドウでは 更新時刻や更新時刻に最も近い起動予定時刻を持つジョブネットを 常に [ ガントチャート ] ウィンドウの中心に自動スクロールして表示させることができます 更新時刻とは 情報を更新した時のシステム時刻です ただし 仮想時間を設定している場合は仮想時間となります 横方向への自動スクロール ガントチャートの横方向の中心は 更新時刻になります

272 更新時刻の近くで 起動予定や実績のあるジョブネットまたはグループの状態を すばやく確認できます 縦方向への自動スクロール ガントチャートの縦方向の中心は 実行待ちのジョブネット / グループのうち 最も更新時刻に近い起動予定時刻を持つジョブネット / グループになります 現在実行中のジョブネット / グループをすぐに確認でき 更新時刻の近くで開始遅延になっているものを発見しやすくなります 自動スクロールは 以下の場合に利用できます 当日のガントチャートを表示している場合 縦方向への自動スクロールについては 開始時刻順にソートされている場合 自動スクロールを利用する場合の設定方法について説明します 操作手順 1. [ 自動スクロールの設定 ] の表示 [ ガントチャート ] ウィンドウの [ 表示 ] メニューより [ 自動スクロールの設定 ] を選択します 2. 自動スクロールの設定 [ 自動スクロールの設定 ] ウィンドウより 自動スクロールしたい項目をチェックします [ 更新時刻がビューの中心になるよう横 ( 時間 ) 方向を自動スクロール ] ガントチャートの横方向の中心を 更新時刻に自動スクロールします [ 開始時刻順にソートされている場合に縦 ( 名前 ) 方向を自動スクロール ] ガントチャートの縦方向の中心を 最も更新時刻に近いジョブネット / グループに自動スクロールします なお [ 自動スクロールの設定 ] ウィンドウで自動スクロールを有効にした後 手動でガントチャートをスクロールすると 自動スクロールは一時的に解除されます このような場合 ガントチャートの右上に表示される [ 自動スクロール横方向有効 ] ボタンまたは [ 自動スクロール縦方向有効 ] ボタンを押下して再度 自動スクロールさせることができます 参考 自動スクロールのボタン切り替えについて [ 自動スクロールの設定 ] ウィンドウで自動スクロールを有効にしている場合 [ 自動スクロール横方向有効 ] ボタンまたは [ 自動スクロール縦方向有効 ] ボタンにより 自動スクロールの有効 / 無効の切り替えが簡単にできます ただし [ 自動スクロール横方向有効 ] ボタンまたは [ 自動スクロール縦方向有効 ] ボタンによる設定は ガントチャートを終了した時点で解除されます 再度ガントチャートを表示した場合は [ 自動スクロールの設定 ] ウィンドウに設定されている内容で表示されます

273 第 7 章ジョブを操作する 本章では ジョブの操作について説明します 7.1 ジョブネットを操作する ジョブネットは 必要に応じて操作することができます 操作には 強制終了 / 起動 / 再起動 / 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除 / 確認 / 持越解除 / 終了取消 / 可変パラメタ起動の 11 種類があります このうち グループに属しているジョブネットおよび子ジョブネットに対しては 強制終了 / 再起動 / 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除の 6 種類のみ行うことができます マスタリンクジョブネット および その階層下のジョブネットは 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除の操作のみ可能です リンクジョブネット および その階層下のジョブネットは 子ジョブネットと同様に強制終了 / 再起動 / 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除の操作ができます 以下にジョブネットを操作する方法 (4 種類 ) および操作の種類について説明します なお ジョブネットを操作する時に 操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより 操作ミスを防ぐことができます 設定方法など詳細は 7.10 ジョブネット / ジョブ / グループの操作ミスを防止する を参照してください 操作方法 (4 種類 ) [ ガントチャート ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します [ ファイル ] メニューの [ スケジュール操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットを選択後 [ ファイル ] メニューの [ スケジュール操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) [ グループの監視 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します [ ファイル ] メニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) 複数同時に選択して操作することもできます 操作の種類 ジョブネットの操作の種類を以下に示します 強制終了 : 起動 : 実行中のジョブネットを強制的に終了させます ジョブネットを即 起動します ただし ジョブネットが警告 / 実行中 / 停止中 / 無効状態 / 終了遅延の時は起動できないので ジョブネットを強制終了 / 停止解除 / 無効解除した後に起動してください なお が存在するジョブネットに対して [ 起動 ] は空文字に置き換えられた状態でジョブが起動されます 再起動 : 停止 : ジョブネットを再起動します ジョブネットを停止状態にします 停止したジョブネットは 実行を一時停止され 起動条件が満たされても実行されません 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合やジョブネットがグループに属している場合 停止したジョブネットの後続ジョブネットも実行されません

274 停止解除 : 停止中のジョブネットを停止解除します ジョブネットの状態は 停止する前の状態に戻ります 停止中に起動条件が満たされた場合 停止解除後に そのジョブネットは実行されます 無効 : ジョブネットを無効状態にします 無効状態になったジョブネットは 疑似的に正常終了したとみなされ 起動条件が満たされても実行されません ただし 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合やジョブネットがグループに属している場合 無効状態にしたジョブネットの後続ジョブネットは 起動条件が満たされれば実行されます 無効解除 : 無効状態のジョブネットを無効解除します ジョブネットの状態は 無効操作を行う前の状態に戻ります 無効操作を行う前の状態が停止中の場合は 停止する前の状態に戻ります 無効状態の時に起動条件が満たされた場合 無効解除後に そのジョブネットは正常終了の状態になります 確認 : 前回に異常終了および強制終了したジョブネットを確認済の状態にします 確認操作は [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] を指定している場合に 有効になります [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] が指定されている場合 ジョブネットの状態が異常終了のままでは 次回の起動条件が満たされてもジョブネットは実行されません 異常終了したジョブネットに対して確認操作を行うと 次回の起動条件が満たされた時にジョブネットが実行されます なお 強制終了したジョブネットに対して確認操作を有効にするためには [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] に加えて [ 強制終了を確認操作の対象とする ] も指定してください 持越解除 : ジョブネットの持ち越し状態を解除します 前日以前の起動予定日時を持ち越していたジョブネットは 持越解除した時点で実行待ちの状態になり 次の起動予定日時にスケジュールが再設定されます 終了取消 : 本日起動済みのジョブネット ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) の実行実績を取り消します 終了取消をした時点で 実行待ちの状態となり 再度本日のメッセージ事象による起動条件の待ち合わせが可能になります [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウの [ 起動条件 ] が [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 一日一回 ] を有効にした場合に操作できます 可変パラメタ起動 : 可変パラメタを指定して ジョブネットを起動します を可変パラメタに置き換えて起動します 注意 Systemwalker OperationMGR V10.0L21/V10.1 以前のサーバに接続した場合 持越解除および終了取消の操作はできません Systemwalker Operation Manager V 以前のサーバに接続した場合 可変パラメタ起動の操作はできません 参考 プロジェクト内のすべてのジョブネット / グループについて プロジェクト単位で一括して 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除 ができます 詳細は 7.2 ジョブネット / グループを一括操作する を参照してください ジョブネットの状態と操作の関係 ジョブネットの各状態に対して 操作できる / できないの関係を以下に示します

275 ( 注 1) ( 注 2) ( 注 3) ( 注 4) ( 注 5) ( 注 6) 疑似正常 とは 終了コードが 1 以上 正常終了コード上限値以下のジョブを含むジョブネットの状態です 疑似正常 と 異常終了 のジョブが混在する場合は ジョブネットの状態は 異常終了 となります [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートで 疑似正常を有効にする オプションを有効にしていない場合 疑似正常 は正常終了として状態表示されます 警告 状態とは 同じジョブネットの中に 異常終了ジョブと実行中ジョブ または強制終了ジョブと実行中ジョブが存在する状態です 警告 状態のジョブネットを強制終了した場合のジョブネットの状態は 異常終了ジョブを含まない場合は 強制終了 に 異常終了ジョブを含む場合は 異常終了 になります 子ジョブネット およびリンクジョブネットが 警告 状態になった場合 親ジョブネットも 警告 状態になります 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合は 操作できません グループに属しているジョブネットを再起動できるのは グループが警告状態の時だけです [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートにおいて 起動条件が [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 一日一回 ] を有効にした場合に 操作できます マスタリンクジョブネットの場合は 操作できません

276 ジョブネットの再起動について ジョブネットを再起動する場合 実行を開始させるジョブを次のように選ぶことができます 異常終了したジョブから実行を開始する 異常終了したジョブより前のジョブ または別系統 ( 異常終了したジョブと先行 / 後続関係のない ) ジョブに再起動ポイントが設定されている場合は 再起動ポイントの設定を解除してから ジョブネットを再起動してください 異常終了したジョブの前にある任意のジョブから実行を開始する 再起動ポイントを異常終了したジョブより前の任意のジョブに設定して ジョブネットを再起動してください 異常終了したジョブを飛ばして直後のジョブから実行を開始する 異常終了したジョブに [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シートの [ 次の再起動のみ無効 ] オプションを設定して ジョブネットを再起動してください 注意 ジョブネットを起動 / 再起動させた時の注意事項 対象ジョブネットが 実行中 または 警告 状態の場合 起動 / 再起動することができません ジョブネットが終了してから起動 / 再起動してください この場合 [ ガントチャート ] ウィンドウおよび [ ジョブ一覧 ] ウィンドウには 新しく起動されたジョブネットの状態が表示されます 古いジョブネットの結果を見たい場合は [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウまたは [ ジョブの履歴 ] ウィンドウを参照してください Interstage 属性のジョブネットを起動 / 再起動した場合 停止時刻になるまで 実行中 となります 本日の停止時刻を過ぎている状態で起動 / 再起動すると 次の日の停止時刻になるまで 実行中 となります 注意 ジョブネットを強制終了させた時の注意事項 ジョブネットが実行されると Windows 版の場合は ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下の work ディレクトリに 作業ファイルが作成されます UNIX 版の場合は [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートのディレクトリ欄に指定したディレクトリ またはディレクトリ欄の指定がない場合は ジョブを登録したプロジェクト所有者のホームディレクトリに 作業ファイルが作成されます 通常 ジョブネットが終了した時点で作業ファイルは削除されますが ジョブネットを強制終了させた場合は 作業ファイルが削除されずに残る場合があります このため システム管理者は定期的に作業ファイルが作成されるディレクトリをチェックして作業ファイルを削除するようにしてください なお [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 出力ファイル ] シートで [ ジョブの出力ファイルを削除する ] を指定した場合 ジョブスケジューラサービス起動時に作業ファイルが作成されるディレクトリ配下のファイルは すべて削除されます Interstage 属性のジョブネットを強制終了した場合 状態は正常終了 ( 終了コード :0) となります 階層化されたジョブネットの動作について 階層化されたジョブネットにおいて 強制終了および再起動の操作を行った場合の親ジョブネットと子ジョブネット およびリンクジョブネットの動作について説明します 親ジョブネットを強制終了させた場合 子ジョブネット およびリンクジョブネットが実行中である親ジョブネットに対して 強制終了 操作を行った場合 実行中の子ジョブネット およびリンクジョブネットは 強制終了 されます

277 子ジョブネットを強制終了させた場合 実行中の子ジョブネットに対して 強制終了 操作を行った場合 子ジョブネット内の実行中のジョブが 強制終了 され 子ジョブネットは強制終了となります ただし 子ジョブネット内に既に異常終了したジョブがある場合 子ジョブネットは異常終了 ( リカバリジョブが設定されていても起動されない ) となります リンクジョブネットを強制終了させた場合 実行中のリンクジョブネットに対して 強制終了 操作を行った場合 リンクジョブネット内の実行中のジョブが 強制終了 され リンクジョブネットは強制終了となります ただし リンクジョブネット内に既に異常終了したジョブがある場合 リンクジョブネットは異常終了 ( リカバリジョブが設定されていても起動されない ) となります 親ジョブネットを再起動させた場合 親ジョブネットに対して 再起動 を行った場合 異常終了および強制終了した子ジョブネット およびリンクジョブネットがあれば それらの子ジョブネット およびリンクジョブネットから 再起動 されます ただし 異常終了 / 強制終了した子ジョブネット およびリンクジョブネットより前のジョブに再起動ポイントが設定されている場合 親ジョブネットが 再起動 された時点で異常終了 / 強制終了した子ジョブネット およびリンクジョブネットの状態は実行待ち ( 子ジョブネット内のジョブの状態はそのまま ) となります 子ジョブネットを再起動させた場合 異常終了 / 強制終了した子ジョブネットに対して 再起動 操作を行った場合 子ジョブネット内の異常終了 / 強制終了したジョブから 再起動 されます ただし 再起動ポイントが設定されている場合には 再起動ポイントの設定が優先されます リンクジョブネットを再起動させた場合 異常終了 / 強制終了したリンクジョブネットに対して 再起動 操作を行った場合 リンクジョブネット内の異常終了 / 強制終了したジョブから 再起動 されます ただし 再起動ポイントが設定されている場合には 再起動ポイントの設定が優先されます リンクジョブネット / マスタリンクジョブネットの操作 マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除の操作のみ可能です リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットは 通常の子ジョブネットと同様に強制終了 / 再起動 / 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除の 6 種類のみ行うことができます マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットに対して停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除操作をしても 操作したジョブネットを参照しているリンクジョブネットの状態には反映されません ただし マスタリンクジョブネットの階層下のジョブネットを [ 停止中 ] または [ 無効状態 ] にすることにより それ以降に新しく登録するリンクジョブネットの状態を [ 停止中 ] または [ 無効状態 ] で登録することができます リンクジョブネットのジョブの操作 マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのジョブは 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除のいずれかの操作のみ可能です リンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのジョブは すべての操作を行うことができます マスタリンクジョブネット およびその階層下のジョブネットのジョブを停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除操作しても 操作したジョブネットを参照しているリンクジョブネットのジョブの状態には反映されません 起動日のみ有効 を設定しているジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) を含むジョブネット / グループの起動 / 再起動について 起動日のみ有効 を設定しているジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) を含むジョブネット / グループは 状態によって起動 / 再起動されるときの構成情報が以下のように変わります 起動予定時刻が前日以前の持ち越し / 停止中 / 実行待ち状態にあるジョブネット / グループを起動する場合 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シートに表示されている構成情報で起動されます 異常終了 / 強制終了状態における 確認 操作を有効としており 異常終了 / 強制終了したジョブネット / グループを起動する場合 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シートに表示されている構成情報で起動されます

278 異常終了 / 強制終了状態における 確認 操作を有効としており 異常終了 / 強制終了 / 確認済のジョブネット / グループを再起動する場合 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シートに表示されている構成情報で再起動されます なお 起動日のみ有効 を設定しているジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) を含むジョブネットが起動日を持ち越している場合 子ジョブネット およびリンクジョブネットの起動日 / 非起動日は 持ち越した親ジョブネットの起動予定日により判定されます 7.2 ジョブネット / グループを一括操作する プロジェクト内のジョブネット / グループを プロジェクト単位で一括して停止 停止解除 無効 無効解除することができます 操作方法 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象プロジェクトを選択後 [ ファイル ] メニューの [ 一括操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 一括操作 ] から操作項目を選択します ) 操作の種類 一括操作の種類を以下に示します [ すべて停止 ] プロジェクト内のジョブネット / グループをすべて停止状態にします [ すべて停止解除 ] プロジェクト内の停止状態のジョブネット / グループをすべて停止解除します [ すべて無効 ] プロジェクト内のジョブネット / グループをすべて無効状態にします [ すべて無効解除 ] プロジェクト内の無効状態のジョブネット / グループをすべて無効解除します 注意 以下のジョブネット / グループは一括操作の対象外です すべて停止 操作の対象外となるジョブネット / グループ - グループ内のジョブネット - 子ジョブネット - リンクジョブネット - 停止中 / 実行中 / 警告 / 終了遅延 / 無効状態にあり 停止操作できないジョブネット / グループ - 複写起動されたジョブネット すべて停止解除 操作の対象外となるジョブネット / グループ - グループ内のジョブネット - 子ジョブネット - リンクジョブネット - 停止中状態ではなく 停止解除操作できないジョブネットおよびグループ - 複写起動されたジョブネット

279 すべて無効 操作の対象外となるジョブネット / グループ - グループ内のジョブネット - 子ジョブネット - リンクジョブネット - 実行中 / 警告 / 終了遅延 / 無効状態にあり 無効操作できないジョブネット / グループ - 複写起動されたジョブネット すべて無効解除 操作の対象外となるジョブネット / グループ - グループ内のジョブネット - 子ジョブネット - リンクジョブネット - 無効状態ではなく 無効解除操作できないジョブネット / グループ - 複写起動されたジョブネット 参考 以下の場合 一括操作が選択できません 接続先サーバがV12.0L11/12.1 以前のバージョンの場合 選択したプロジェクトにジョブネットが存在しない場合 接続ユーザが参照権のみの場合 業務選択ウィンドウにてプロジェクト以外を選択した場合 7.3 複数サーバ上のジョブネットを一括操作する 複数サーバ監視クライアントで複数サーバ監視を行っている場合に 監視対象サーバ上に分散しているジョブネットの中から 操作したいジョブネットを絞り込んで一括操作することができます なお ジョブネットを操作する時に 操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより 操作ミスを防ぐことができます 設定方法など詳細は 7.10 ジョブネット / ジョブ / グループの操作ミスを防止する を参照してください 操作方法 [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウで ジョブネット情報の一覧よりジョブネットを選択し [ ファイル ] メニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) 複数のジョブネットを選択し 一括操作することもできます 操作の種類 以下の操作が可能です 強制終了 起動 再起動 停止 停止解除 無効 無効解除

280 確認 終了取消 持越解除 可変パラメタ起動 監視対象サーバに接続して対処したい場合 [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウより 監視対象サーバの Systemwalker Operation Manager クライアントを起動して 対処をすることも可能です 監視対象サーバの Systemwalker Operation Manager クライアントを起動する手順については 監視対象サーバに接続して詳細を確認する を参照してください 7.4 ジョブネットを可変パラメタ起動する オペレータ操作による可変パラメタを指定したジョブネットの起動をしたい場合 また 異常時の復旧作業などで手動で可変パラメタを指定して起動したい場合に 可変パラメタ起動により 動的に可変パラメタを指定した起動操作ができます なお 接続先のサーバが Systemwalker Operation Manager V 以前のバージョンの場合 可変パラメタ起動は利用できません 操作手順 可変パラメタをジョブに渡すには メッセージ事象発生による可変パラメタ起動と同様に を記述しておく必要があります 以下の操作により は 指定した可変パラメタに置き換えられます については 可変パラメタを利用してジョブネットを起動する場合 を参照してください 1. 操作対象ジョブネットの選択 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウまたは [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウより対象ジョブネットを選択します 2. [ 可変パラメタの設定 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの方法で [ 可変パラメタの設定 ] ウィンドウを表示します - [ ファイル ] メニューの [ スケジュール操作 ] または [ 操作 ] から [ 可変パラメタ起動 ] を選択 - 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から [ 可変パラメタ起動 ] を選択 - ツールバーの [ 可変パラメタ起動 ] ボタンをクリック 3. 可変パラメタの指定 [ 可変パラメタの設定 ] ウィンドウで可変パラメタを指定し [OK] ボタンをクリックします 図 7.1 [ 可変パラメタの設定 ] ウィンドウ [ 可変パラメタ ]: 可変パラメタを指定します

281 7.5 スケジュールジョブを操作する スケジュールジョブは 必要に応じて操作することができます 操作には 強制終了 / 再起動 / 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除の 6 種類があります 実行属性が Interstage および 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) UNIX 版 の場合は 操作することができません スケジュールジョブを操作する方法 および操作の種類について説明します なお スケジュールジョブを操作する時に 操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより 操作ミスを防ぐことができます 設定方法など詳細は 7.10 ジョブネット / ジョブ / グループの操作ミスを防止する を参照してください 操作方法 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウで 対象ジョブを選択後 [ ファイル ] メニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) 操作の種類 ジョブ操作の種類を以下に示します 強制終了 : 実行中 警告状態のジョブや実行遅延のジョブを強制的に終了します 再起動 : 異常終了または強制終了したジョブを再起動します ただし リカバリジョブが実行中 警告 実行遅延の場合は 再起動することはできません Systemwalker OperationMGR V10.0L21/10.1 以前のサーバに接続した場合 再起動できるのはジョブネットの状態が警告の場合に限ります また リカバリジョブに対して再起動することもできません 操作は無視されます ポイント ジョブの一時変更で指定した情報について 再起動操作により実行中となったジョブネットおよびその上位階層のジョブネットは ジョブネットの再起動操作により起動した場合と同じ扱いとなります そのため ジョブの一時変更によって指定した情報は 有効となります ポイント リカバリジョブに対して再起動操作した場合の動作 リカバリジョブに対して再起動操作を行った場合で リカバリジョブが正常終了したときに リカバリジョブの元のジョブが再起動されるかどうかは [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シートの [ 元のジョブ再起動 ] の指定に従います なお 異常終了または強制終了したジョブは リカバリ操作によってよりきめ細かな操作が可能です 詳細は 7.6 スケジュールジョブをリカバリ操作する を参照してください 停止 : 実行待ちのジョブや終了したジョブを停止状態にします 停止したジョブは 実行を一時停止され 先行ジョブが正常終了しても起動されません 停止したジョブの後続ジョブも実行されません 停止解除 : 停止中のジョブを停止解除します ジョブの状態は 停止する前の状態に戻ります 停止中に先行ジョブが正常終了した場合 停止解除後に そのジョブは起動されます なお 停止中に先行ジョブが異常終了したリカバリジョブの場合は 停止解除後にジョブが起動されます

282 無効 : 実行待ち / 停止中 / 終了したジョブを無効状態にします 無効状態になったジョブは 先行ジョブが正常終了しても起動されません ( 疑似的に正常終了したとみなされます ) また 後続ジョブは 先行ジョブが正常終了した時点で起動されます [ 元のジョブ再起動 ] を指定しているリカバリジョブを無効状態にした場合は 元のジョブは再起動されません 無効解除 : 無効状態のジョブを無効解除します ジョブの状態は 無効操作を行う前の状態に戻ります 無効操作を行う前の状態が停止中の場合は 停止する前の状態に戻ります 無効状態の時に先行ジョブが終了した場合 ジョブは正常終了の状態になります ジョブの状態と操作の関係 ジョブの各状態に対して 操作できる / できないの関係を以下にします ( 注 1) ( 注 2) ( 注 3) 疑似正常 とは 終了コードが 1 以上 正常終了コード上限値以下のジョブの状態を指します [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウで疑似正常状態を有効にしていない場合 疑似正常 は正常終了として状態表示されます 実行遅延 状態とは ジョブがキューに繋がれていて 実行されていない状態です ジョブおよび上位階層のジョブネットの状態と 再起動操作との関係について以下に示します 上位階層のジョブネットが実行待ちの場合は操作不可 親ジョブネットを含む その上位階層のジョブネットの状態が 実行待ちの場合は 再起動操作はできません 上位階層のジョブネットに [ 次の再起動のみ無効 ] が指定されている場合は操作不可 親ジョブネットを含む その上位階層のジョブネットに [ 次の再起動のみ無効 ] が指定されている場合は 再起動操作はできません

283 後続ジョブが実行中 終了状態の場合は操作不可 後続ジョブの状態が 実行遅延 実行中 警告 正常終了 疑似正常 異常終了または強制終了の場合 ( 停止中 無効状態で前状態が左記の場合を含みます ) は 再起動操作を行うことはできません グループに含まれるジョブはジョブネットの状態が警告のときのみ操作可能 親ジョブネットを含む その上位階層のジョブネットがグループに含まれる場合は 再起動操作できるのはジョブを含むジョブネットの状態が警告のときのみに限ります 7.6 スケジュールジョブをリカバリ操作する ジョブの [ リカバリ操作 ] を指定することで よりきめ細かなジョブのリカバリ操作が可能になります リカバリ操作が可能なジョブは ジョブ実行制御属性のジョブです また 親ジョブネットを含む上位階層のジョブネットがグループに属していない必要があります ジョブをリカバリ操作する方法 および操作の種類について説明します なお ジョブをリカバリ操作する時に 操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより 操作ミスを防ぐことができます 設定方法など詳細は 7.10 ジョブネット / ジョブ / グループの操作ミスを防止する を参照してください 操作方法 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウで 対象ジョブを選択後 [ ファイル ] メニューの [ リカバリ操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ リカバリ操作 ] から操作項目を選択します ) 注意 Systemwalker OperationMGR V10.0L21/10.1 以前のサーバに接続した場合 リカバリ操作はできません メニューはグレー表示になります 操作の種類 ジョブのリカバリ操作の種類を以下に示します 指定のジョブから起動 指定したジョブから起動します そのジョブが正常終了または疑似正常した場合 後続のジョブが実行されます 指定のジョブから再起動 ジョブネットアイコン リンクジョブネットアイコンのジョブに対してのみ操作可能です 指定したジョブから再起動します そのジョブが正常終了または疑似正常した場合 後続のジョブが実行されます 次のジョブから起動 ジョブネットアイコン リンクジョブネットアイコン以外のジョブに対してのみ操作可能です 指定したジョブの状態はそのままで 後続のジョブから起動します その後続ジョブが正常終了または疑似正常した場合 その次の後続のジョブが実行されます ただし 後続のジョブにリカバリジョブがある場合 そのリカバリジョブは実行されません また 後続のジョブがない場合 ( リカバリジョブの場合を含む ) および後続のジョブがリカバリジョブのみの場合 この操作を行うことはできません また 後続するジョブに一つでも [ ジョブネットのプロパティ ]-[ 基本情報 ] で設定する [ 起動条件 ] が設定されている場合は この操作を行うことはできません 指定のジョブのみ起動 ジョブネットアイコン リンクジョブネットアイコン以外のジョブに対してのみ操作可能です 指定したジョブのみを起動します そのジョブが正常終了または疑似正常した場合でも 後続のジョブは実行されません また そのジョブが異常終了した場合でも リカバリジョブは実行されません

284 この操作は 次のジョブから起動 により異常終了または強制終了の状態として残っているジョブを起動するための操作です そのため リカバリジョブを含む 後続が存在しないジョブや 後続が実行待ち ( 停止中および無効状態で前状態が実行待ちのものを含みます ) のジョブに対して操作を行ことはできません ポイント ジョブの一時変更で指定した情報について これらのリカバリ操作により実行中となったジョブネットおよびその上位階層のジョブネットは ジョブネットの 再起動 操作により起動した場合と同じ扱いとなります そのため ジョブの一時変更によって指定した情報は 有効となります ポイント リカバリジョブに対してリカバリ操作した場合の動作 リカバリジョブに対して 指定のジョブから起動 を行った場合 またはリカバリジョブがジョブネットアイコンのジョブ およびリンクジョブネットアイコンで 指定のジョブから再起動 を行った場合で リカバリジョブが正常終了した場合 リカバリジョブの元のジョブが再起動されるかどうかは ジョブのプロパティの 元のジョブ再起動 の指定に従います ジョブの状態と操作の関係 ジョブ および上位階層のジョブネットの状態と 操作との関係を説明します 異常終了 / 強制終了のジョブのみ操作可能 リカバリ操作が可能となるのは ジョブが異常終了および強制終了の場合のみです 上位階層のジョブネットが実行待ちの場合は操作不可 親ジョブネットを含む その上位階層のジョブネットの状態が 実行待ちの場合は リカバリ操作はできません 上位階層のジョブネットに [ 次の再起動のみ無効 ] が指定されている場合は操作不可 親ジョブネットを含む その上位階層のジョブネットに [ 次の再起動のみ無効 ] が指定されている場合は リカバリ操作はできません 後続ジョブが実行中 終了状態の場合は 指定のジョブのみ起動 以外の操作不可 後続ジョブの状態が 実行遅延 実行中 警告 正常終了 疑似正常 異常終了または強制終了の場合 ( 停止中 無効状態で前状態が左記の場合を含みます ) は 以下のリカバリ操作を行うことはできません - 指定のジョブから起動 - 指定のジョブから再起動 - 次のジョブから起動 後続ジョブが実行待ちの場合は 指定のジョブのみ起動 の操作不可 後続ジョブの状態が 実行待ちの場合 ( 停止中 無効状態で前状態が左記の場合を含みます ) には 以下のリカバリ操作を行うことはできません - 指定のジョブのみ起動 リカバリジョブが動作中の場合は操作不可 リカバリジョブが動作中 すなわち 実行遅延 実行中または警告状態の場合には リカバリジョブの元のジョブに対して すべてのリカバリ操作を行うことはできません グループに含まれるジョブはジョブネットの状態が警告のときのみ操作可能 親ジョブネットを含む その上位階層のジョブネットがグループに含まれている場合は ジョブを含むジョブネットの状態が警告のときのみリカバリ操作できます また 子ジョブネット およびリンクジョブネット以外のジョブについては [ 指定のジョブから起動 ] のみが可能であり 子ジョブネット およびリンクジョブネットについては [ 指定のジョブから再起動 ] のみが可能です

285 7.7 デマンドジョブを操作する [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウの [ ジョブ ] 配下で投入したデマンドジョブの操作は [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウで行います [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウでは デマンドジョブだけでなく スケジュールジョブも含めたすべてのジョブに対して 以下の操作ができます 実行の保留 保留の解除 実行キューの移動 ジョブの削除 ジョブ情報の変更 ( 優先順位 実行優先度 ) 操作手順 1. 操作対象のジョブの選択 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブ ] を選択します メインウィンドウに [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウが表示されます [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウで操作対象のジョブを選択します 図 7.2 [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウ 2. ジョブの操作 以下の方法でそれぞれ操作します 実行の保留 : [ ファイル ] メニューの [ ジョブ操作 ] から [ 保留 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ ジョブ操作 ] から [ 保留 ] をクリックします )

286 保留の解除 : [ ファイル ] メニューの [ ジョブ操作 ] から [ 保留解除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ ジョブ操作 ] から [ 保留解除 ] をクリックします ) 実行キューの移動 : [ ファイル ] メニューの [ ジョブ操作 ] から [ 移動 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ ジョブ操作 ] から [ 移動 ] をクリックします ) [ ジョブの移動 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ ジョブの移動 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 移動先のキューを指定します ジョブの削除 : [ ファイル ] メニューの [ ジョブ操作 ] から [ 削除 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ ジョブ操作 ] から [ 削除 ] をクリックします ) ジョブ情報の変更 : [ ファイル ] メニューの [ ジョブ操作 ] から [ 変更 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ ジョブ操作 ] から [ 変更 ] をクリックします ) [ ジョブの情報変更 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ ジョブの情報変更 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 変更内容を入力します [ ジョブの移動 ] ダイアログボックスの設定 [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューの [ ジョブ操作 ] から [ 移動 ] を選択することにより表示される [ ジョブの移動 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします 図 7.3 [ ジョブの移動 ] ダイアログボックス [ 元のキュー ]: 当該ジョブが 現在存在しているキュー名が表示されます [ 移動先キュー名 ]: 移動先キューを選択します 注意 ジョブの移動 分散実行キューから他のキューへの移動 または他のキューから分散実行キューへの移動はできません [ ジョブの情報変更 ] ダイアログボックスの設定 [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューの [ ジョブ操作 ] から [ 変更 ] を選択することにより表示される [ ジョブの情報変更 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします

287 図 7.4 [ ジョブの情報変更 ] ダイアログボックス [ 実行優先順位 ]: 当該ジョブの実行優先順位を変更します [ 実行優先度 ]: 当該ジョブの実行優先度を変更します ジョブの状態と操作の関係 ジョブの各状態に対して 操作できる / できないの関係を以下に示します なお ジョブの状態が 実行保留 または 出力保留 の場合 管理者が保留にしたジョブは 管理者しか保留解除できません 注意 ネットワークジョブの操作 他サーバに実行依頼したネットワークジョブの操作は 実行サーバ上ではなく ジョブの投入元サーバで行ってください 実行サーバ側で操作した場合の動作は保証されません 参考 サーバでのジョブ操作について サーバ側からジョブを操作することもできます その場合は qhold( 実行の保留 ) qrls( 保留の解除 ) qmove( 実行キューの移動 ) qdel( ジョブの削除 ) qjalter( ジョブ情報の変更 ) コマンドを使用します 各コマンドについて詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください

288 注意 Operation Manager ユーザを指定した場合のジョブの操作について UNIX 版 拡張ユーザ管理機能が有効で [ 利用者 ] に Operation Manager ユーザを指定した場合は その Operation Manager ユーザに対応づけられた OS ユーザの権限でジョブを操作することができます 指定した Operation Manager ユーザ以外に OS ユーザに対応づけられたすべての Operation Manager ユーザのジョブ情報が表示され 表示されたジョブ情報に対して操作が可能になります 7.8 キューを操作する 管理者 (Windows 版の場合は Administrators グループに属するユーザ UNIX 版の場合は スーパーユーザ ) は キューに対して以下の操作ができます キューの停止 停止中のキューの開始 定義の一時変更 操作手順 1. 操作対象のキューの選択 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ キュー ] を選択します メインウィンドウに [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウが表示されます このウィンドウで操作対象のキューを選択します 図 7.5 [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウ 2. キューを操作する 以下の方法でそれぞれ操作します

289 キューの停止 : [ ファイル ] メニューの [ キュー操作 ] から [ 停止 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ キュー操作 ] から [ 停止 ] をクリックします ) 停止中のキューの開始 : [ ファイル ] メニューの [ キュー操作 ] から [ 開始 ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ キュー操作 ] から [ 開始 ] をクリックします ) 定義の一時変更 : [ ファイル ] メニューの [ キュー操作 ] から [ 定義変更 ] を選択すると [ キューの定義の一時変更 ] ダイアログボックスが表示されます ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ キュー操作 ] から [ 定義変更 ] をクリックします ) [ キューの定義の一時変更 ] ダイアログボックスでは 実行先キューが混雑してジョブの実行が遅延した場合などに 以下の定義を一時的に変更して対処することができます なお 一時的に変更したキューの属性内容は ジョブ実行制御を初期化モードで起動するまでの間 保持されます - キュー内のジョブの多重度 - 投入可能ジョブ数 - 実行経過時間の制限値 - デフォルト実行待ち優先順位 - デフォルト実行優先度 図 7.6 [ キューの定義の一時変更 ] ダイアログボックス キューの状態と操作の関係 キューの各状態に対して 操作できる / できないの関係を以下に示します

290 参考 サーバでのキュー操作について サーバ側からキューを操作することもできます その場合は qstop( キューの停止 ) qstart( 停止中のキューの開始 ) qalter( 定義の一時変更 ) コマンドを使用します 各コマンドについて詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 7.9 グループを操作する グループは 必要に応じて操作することができます 操作には 強制終了 / 起動 / 再起動 / 停止 / 停止解除 / 無効 / 無効解除 / 確認の 8 種類があります グループを操作する方法 (3 種類 ) および操作の種類について説明します なお グループを操作する時に 操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより 操作ミスを防ぐことができます 設定方法など詳細は 7.10 ジョブネット / ジョブ / グループの操作ミスを防止する を参照してください 操作方法 (3 種類 ) [ ガントチャート ] ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ スケジュール操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ スケジュール操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) [ グループの管理 ] ウィンドウで 対象グループを選択します 次に [ ファイル ] メニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューの [ 操作 ] から操作項目を選択します ) 複数同時に選択して操作することもできます 操作の種類 グループ操作の種類を以下に示します 強制終了 : 実行中または警告状態のグループを強制的に終了させます グループ内で実行中または警告状態のジョブネットは すべて強制終了されます なお 起動条件を満たしていないため実行していないジョブネットは 実行待ち状態のままとなります 起動 : 強制終了状態のグループは 新たにスケジューリングが行われた場合 実行待ちの状態に変わります グループを即 起動します 起動操作で起動されたグループ内のジョブネットの起動条件は 先行ジョブネットの正常終了以外は無視されます したがって 先行ジョブネットが正常終了した時点で即起動されます また グループの状態に応じて グループ起動時のジョブネット構成は以下のようになります 本日すでに終了しているグループの場合 : 終了したグループのジョブネット構成で 先頭から起動されます 本日の起動予定のあるグループの場合 : 起動予定のグループのジョブネット構成で起動されます この場合 本来の起動予定時刻には 再度起動されません 本日の起動予定のないグループの場合 : グループ内のすべてのジョブネット構成で起動されます この場合 このグループは [ グループの監視 ] ウィンドウで監視できるようになります

291 再起動 : 前回実行した時に グループ内のジョブネットが異常終了したためにグループが異常終了したり またはグループを強制終了させたりした場合 グループを再起動します 再起動すると 異常終了または強制終了のジョブネットから実行され 状態は実行中となります 異常終了または強制終了のジョブネットがない場合 起動条件が満たされている実行待ちのジョブネットから実行されます なお 再起動したグループ内のジョブネットの起動条件は 以下のように そのグループが前回実行された時の条件によって異なります 停止 : 前回 スケジュールに従って実行されていた場合 : 先行ジョブネットの正常終了 起動時刻 およびメッセージ事象の待ち合わせが有効になります 前回 [ 起動 ] 操作によって実行した場合 : 先行ジョブネットの正常終了だけが有効になります グループを停止状態にします 停止したグループは 実行を一時停止され 起動条件が満たされても実行されません 停止解除 : 停止中のグループを停止解除します グループの状態は [ 停止 ] 操作を行う前の状態に戻ります ( ただし 新たにスケジュールされた場合は 実行待ちになります ) 停止中に起動条件が満たされた場合 停止解除後に そのグループは起動されます 無効 : グループを無効状態にします 無効状態になったグループは 疑似的に正常終了したとみなされ 起動条件が満たされても実行されません 無効解除 : 無効状態のグループを無効解除します グループの状態は [ 無効 ] 操作を行う前の状態に戻ります ( ただし 新たにスケジュールされた場合は 実行待ちになります ) [ 無効 ] 操作を行う前の状態が [ 停止中 ] の場合は 停止する前の状態に戻ります また [ 無効 ] 操作を行う前の状態が [ 異常終了 ] または [ 強制終了 ] の場合は [ 正常終了 ] となります 無効状態の時に起動条件が満たされたグループは [ 無効解除 ] 操作を行うと正常終了状態になります 確認 : 前回に異常終了および強制終了したグループを確認済の状態にします 確認操作は [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ グループの確認操作を有効とする ] を指定している場合に 有効になります [ グループの確認操作を有効とする ] が指定されている場合 グループの状態が異常終了のままでは 日変わり時刻到来時または日変わり時刻を越えたサーバ部の起動時に スケジューリングされません 異常終了したグループに対して確認操作を行うと 日変わり時刻到来時または日変わり時刻を越えたサーバ部の起動時に 当日分のスケジュールが行われます なお 強制終了したグループに対して確認操作を有効にするためには [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ グループの確認操作を有効とする ] に加えて [ 強制終了を確認操作の対象とする ] も指定してください 参考 プロジェクト内のジョブネット / グループについて プロジェクト単位で一括して停止 停止解除 無効 無効解除ができます 詳細は 7.2 ジョブネット / グループを一括操作する を参照してください グループの状態と操作の関係 グループの各状態に対して 操作できる / できないの関係を以下に示します

292 ( 注 1) ( 注 2) 疑似正常 とは 疑似正常 のジョブネットを含むグループの状態を指します 疑似正常 と 異常終了 のジョブネットが混在する場合は グループの状態は 異常終了 となります [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートで疑似正常状態を有効にしていない場合 疑似正常 は正常終了として状態表示されます 警告 状態とはグループ内に 警告 異常終了 または 強制終了 のジョブネットが存在するが グループとしては終了状態ではない状態です グループに属する 異常終了 または 強制終了 状態のジョブネットを再起動した結果 グループ内に 警告 異常終了 または 強制終了 状態のジョブネットが存在しなくなってもグループは 警告 状態のままです ポイント グループの起動操作について グループに対して起動操作を行った場合 グループは以下の動作をします a. 本日起動予定のグループ内ジョブネットが存在しない場合 グループに登録されたすべてのジョブネットが起動します b. a. 以外の場合 本日起動予定のグループ内ジョブネットのみが起動します グループの起動予定時刻前にグループの起動操作を行った場合 既にグループが起動したこととなり その日の起動予定時刻にグループは起動しません なお グループの起動操作による起動は 1 日何回でも行えます グループに対して 起動 操作を実施した場合 グループに登録されたジョブネットは メッセージ事象の発生や起動時刻の到来を待たずに起動されます グループの起動操作については グループの操作と動作 を併せて参照してください 注意 Interstage 属性のジョブネットを含むグループを操作する場合

293 Interstage 属性のジョブネットが実行中であるグループを強制終了した場合 実行中だった Interstage 属性のジョブネットは正常終了 ( 終了コード :0) となり 後続のジョブネットは実行されません グループの状態は強制終了となります 7.10 ジョブネット / ジョブ / グループの操作ミスを防止する クライアントでジョブ / ジョブネット / グループを操作する時に 操作を確認するダイアログボックスを表示させることにより 操作ミスを防ぐことができます 操作の確認は [ 操作の確認 ] ダイアログボックスで行います [ 操作の確認 ] ダイアログボックスは 以下の操作に対して表示させることができます Systemwalker Operation Manager クライアントの場合 - [ 業務選択 ] ウィンドウでの ジョブネット / グループの操作 - [ ガントチャート ] ウィンドウでの ジョブネット / グループの操作 - [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウでの ジョブネットの操作 - [ グループの管理 ] ウィンドウでの グループの操作 - [ グループの監視 ] ウィンドウでの ジョブネットの操作 - [ グループの監視 ] ウィンドウでの フローの再起動 - [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウでの ジョブの操作 - [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウでの フローの再起動 - [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウでの ジョブのリカバリ操作 複数サーバ監視クライアントの場合 - [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウでの ジョブネットの操作 [ 操作の確認 ] ダイアログボックスの表示例を以下に示します 図 7.7 [ 操作の確認 ] ダイアログボックス [ 操作の確認 ] ダイアログボックス表示 / 非表示の設定 [ 操作の確認 ] ダイアログボックスの表示 / 非表示は [ 操作確認の設定 ] ウィンドウで設定します クライアント単位で 操作対象 ( ジョブ / ジョブネット / グループ ) と [ 確認ダイアログを表示する操作 ] の組み合わせに対して設定できます 操作手順 Systemwalker Operation Manager クライアントの場合 1. [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウで [ ツール ] メニューの [ 操作確認の設定 ] を選択します 2. [ 操作確認の設定 ] ウィンドウが表示されるので 該当する操作対象 ( ジョブ / ジョブネット / グループ ) の [ 確認ダイアログを表示する操作 ] のチェックボックスにチェックし [OK] ボタンをクリックします 複数サーバ監視クライアントの場合 1. [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウで [ オプション ] メニューの [ 操作確認の設定 ] を選択します

294 2. [ 操作確認の設定 ] ウィンドウが表示されるので 該当する [ 確認ダイアログを表示する操作 ] のチェックボックスにチェックし [OK] ボタンをクリックします [ 操作確認の設定 ] ウィンドウ (Systemwalker Operation Manager クライアントの場合 ) の表示例を以下に示します 図 7.8 [ 操作確認の設定 ] ウィンドウ [ 確認ダイアログを表示する操作 ]: [ 操作の確認 ] ダイアログボックスを表示させる操作の種類を指定します 参考 [ 操作確認の設定 ] のウィンドウの表示抑止について [ 操作確認の設定 ] ウィンドウは 表示させないように設定することができます [ 操作確認の設定 ] ウィンドウを表示させないように設定するには クライアント側の Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ \MpWalker.JM\mpjmcl\etc 配下にある Jobschr.ini ファイル (Systemwalker Operation Manager クライアントの場合 ) または mltisvmn.ini ファイル ( 複数サーバ監視クライアントの場合 ) に以下のように追加または変更してください セクション名 : SET_LIMIT キー名 : OPERATE_CHECK 値 : 0( 抑止しない ) 1( 抑止する ) [ 操作確認の設定 ] ウィンドウを表示させないようにする場合の設定例 [SET_LIMIT] OPERATE_CHECK=

295 第 8 章ジョブの履歴を参照する 本章では ジョブネットおよびジョブの履歴を参照する方法について説明します 8.1 ジョブネットの履歴表示 ジョブネットの実行結果の履歴を参照する方法について説明します 履歴情報は ログファイル (jobdb1.log/jobdb2.log/ jobdb3.log) の内容を [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウを使って参照することができます [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウには ジョブネットの実行結果 ( 正常終了, 異常終了など ) および終了コードが表示されます [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウの表示方法 および表示内容について説明します 操作方法 [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ ジョブスケジューラ ] プロジェクト グループまたはジョブネットを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ ジョブネット履歴 ] を選択します - [ ガントチャート ] ウィンドウで 監視したいジョブネットが属するプロジェクト内のジョブネットまたはグループを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ ジョブネット履歴 ] を選択します 図 8.1 [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: プロジェクト名が表示されます [ ジョブネット名称 ]: ジョブネット名称が表示されます [ 状態 ]: ジョブネットごとの実行結果の履歴 ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 / 実行中 / 実行中断 / 実行拒否 / スキップ ) が表示されます [ 開始日時 ]: ジョブネットの開始日時が表示されます [ 終了日時 ]: ジョブネットの終了日時が表示されます [ 終了コード ]: ジョブネット内のジョブの終了コードのうち 最大の値が表示されます [ 追加情報 ]: ジョブネットの追加情報がある場合に 追加情報が キー =" 値 " の形式で表示されます

296 キー値 VPARAM ジョブネットの起動時に指定された可変パラメタが表示されます 8.2 スケジュールジョブの履歴表示 スケジュールジョブの実行結果の履歴を参照する方法について説明します 履歴情報は ログファイル (jobdb1.log/ jobdb2.log/jobdb3.log) の内容を [ ジョブの履歴 ] ウィンドウを使って参照することができます ジョブの履歴ウィンドウの表示方法 および表示内容について説明します 操作方法 [ ジョブの履歴 ] ウィンドウの表示 以下のいずれかの操作によって [ ジョブの履歴 ] ウィンドウを表示します - [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ ジョブ履歴 ] を選択します - [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ ジョブ履歴 ] を選択します - [ ガントチャート ] ウィンドウで 対象ジョブネットを選択します 次に [ ツール ] メニューから [ ジョブ履歴 ] を選択します - [ ガントチャート ] ウィンドウで履歴表示をしている場合 対象ジョブネットの名前をダブルクリックします 図 8.2 [ ジョブの履歴 ] ウィンドウ ジョブ履歴の表示形式 ジョブ ( コマンド ) の履歴表示の形式は以下のとおりです 西暦 / 月 / 日時 : 分 : 秒 JOB ホスト名ジョブネット ID, プロジェクト名, ジョブネット名, ジョブ名, コメントメッセージ. ジョブ名が省略された場合は コマンドが表示されます

297 ジョブネットの実行属性が 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) の場合 ジョブネット ID に代わりプロセスグループ ID が表示されます UNIX 版 ( 例 ) 1996/04/21 19:00:05 JOB SERVER NET00001, 営業 PRJ,jobnet20,JOB_1,comment started. 1996/04/21 19:14:32 JOB SERVER NET00001, 営業 PRJ,jobnet20,JOB_1,comment normal end code=0. ジョブネットの開始 / 終了に関する履歴表示の形式 ジョブネットの開始 / 終了に関する履歴表示の形式は以下のとおりです 西暦 / 月 / 日時 : 分 : 秒 NET ホスト名ジョブネット ID, プロジェクト名, ジョブネット名, ジョブネット名称メッセージ., 追加情報 ; ジョブネットの実行属性が 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) の場合 ジョブネット ID に代わりプロセスグループ ID が表示されます UNIX 版 ジョブネットの起動時に指定された可変パラメタがある場合 追加情報に以下の形式で表示されます ( 例 ) VPARAM=" 可変パラメタ "; 1996/04/21 19:00:04 NET SERVER NET00001, 営業 PRJ,jobnet20,POS 管理 started.,vparam="bbb" 1996/04/21 19:30:18 NET SERVER NET00001, 営業 PRJ,jobnet20,POS 管理 normal end code=0. 子ジョブネットの開始 / 終了に関する履歴表示の形式 子ジョブネットの開始 / 終了に関する履歴表示の形式は以下のとおりです 西暦 / 月 / 日時 : 分 : 秒 NJB ホスト名親ジョブネット ID, プロジェクト名, 親ジョブネット名, ジョブネット名, ジョブネット名称メッセージ. ( 例 ) 1996/04/21 19:00:04 NJB SERVER NET00001, 営業 PRJ,Pjobnet,cjobnet,POS 管理 started. 1996/04/21 19:30:18 NJB SERVER NET00001, 営業 PRJ,Pjobnet,cjobnet,POS 管理 normal end code=0. リンクジョブネットの開始 / 終了に関する履歴表示の形式 リンクジョブネットの開始 / 終了に関する履歴表示の形式は以下のとおりです 西暦 / 月 / 日時 : 分 : 秒 LJB ホスト名親ジョブネット ID, プロジェクト名, 親ジョブネット名, ジョブネット名, ジョブネット名称メッセージ. ( 例 ) 1996/04/21 19:00:04 LJB SERVER NET00001, 営業 PRJ,Pjobnet,cjobnet,POS 管理 started. 1996/04/21 19:30:18 LJB SERVER NET00001, 営業 PRJ,Pjobnet,cjobnet,POS 管理 normal end code=

298 注意 ホスト名について [ ジョブの履歴 ] ウィンドウのホスト名には ジョブネットを実行したホスト名が表示されます ホスト名が 16 バイトより長い場合は ホスト名の先頭 16 バイトが表示されます 注意 ジョブネットIDについてジョブネットIDが割り当てられていない場合 履歴表示のジョブネットIDの欄には 以下の文字が表示されます failed: 実行拒否の場合に表示されます disabled: スキップの場合に表示されます メッセージの表示内容と意味メッセージの表示内容と意味を以下に示します started: 起動しました restarted: 再起動しました normal end: 正常終了しました 終了コードを表示します pseudo-normal end: 疑似正常終了しました 終了コードを表示します abnormal end: 異常終了しました 終了コードを表示します cancel end: 強制終了しました 終了コード (256) を表示します normal restart-end: 再起動後に正常終了しました 終了コードを表示します pseudo-normal restart-end: 再起動後に疑似正常終了しました 終了コードを表示します abnormal restart-end: 再起動後に異常終了しました 終了コードを表示します cancel restart-end: 再起動後に強制終了しました 終了コード (256) を表示します passed: ジョブがパス状態になりました skipped: ジョブネットまたはジョブが無効状態の時に起動条件が満たされました

299 refused: ジョブネットの実行が拒否されました closed: ジョブネットまたはジョブの実行が中断されました 終了コード (239) を表示します not scheduled: 起動日のみ有効 を設定している子ジョブネット およびリンクジョブネットが 起動日でない ( 非起動日である ) ため 起動しませんでした 8.3 スケジュールジョブの前回履歴表示 スケジュールジョブの前回履歴 ( 標準出力および標準エラー出力 ) を参照する方法について説明します 標準出力および標準エラー出力の内容は [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 前回履歴 ] シートを使って参照することができます [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 前回履歴 ] シートの表示方法 および表示内容について説明します 参考 ジョブの前回履歴は ジョブネットやジョブの起動方法によって 記録のされ方が異なります a. ジョブネットの起動操作を行った場合新規に記録を開始し その結果を 前回履歴 として扱います b. ジョブネットまたはジョブの再起動操作を行った場合既存の前回履歴に追加して 記録を行います 操作手順 1. [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 前回履歴 ] シートの表示 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウで対象ジョブをダブルクリックするか または対象ジョブを選択した後 [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ プロパティ ] を選択します )

300 2. [ 前回履歴 ] シートの選択 [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウで [ 前回履歴 ] シートを選択します 図 8.3 [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 前回履歴 ] シート [ 開始日時 ]: 前回実行時の開始時刻です [ 終了日時 ]: 前回実行時の終了時刻です [ 終了コード ]: 前回実行時の終了コードです 実行属性がジョブ実行制御属性と Interstage 属性において ジョブネット内のジョブで実際の終了コードが 256 以上の場合は 実際の終了コードの値が以下のように表示されます ただし 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合には表示されません 255( 実際の終了コード ) [ 終了コードの意味 ]: ジョブが終了状態の場合 終了コードの意味が表示されます ただし 子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合には表示されません

301 [ 可変パラメタ ]: 可変パラメタ起動で指定したパラメタ情報が表示されます [ ジョブの出力情報 ( 標準出力 / 標準エラー出力 )]: 前回実行時の標準出力 / 標準エラー出力が表示されます 子ジョブネットの場合は 何も表示されません [ 全てコピー ] ボタン : 出力情報に表示されている内容をすべてコピーします [ フォント ] ボタン : フォントダイアログボックスが表示されます 参考 スケジュールジョブの前回履歴は [ ジョブの出力情報 ] ウィンドウでも参照することができます [ ジョブの出力情報 ] ウィンドウは [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウで対象ジョブを選択し [ ファイル ] メニューから [ 出力情報 ] を選択すると表示されます ( または 右クリックによるポップアップメニューから [ 出力情報 ] を選択します ) 参考 Systemwalker Centric Manager と連携し ジョブネットの実行状態を Systemwalker Centric Manager で監視している場合に イベント監視のメール送信アクションを利用して 異常終了の通知と同時にスケジュールジョブの前回履歴の情報を送ることもできます 詳細については Systemwalker Centric Manager 使用手引書監視機能編 および Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の jobschgetoutput ジョブ出力取得コマンド を参照してください 8.4 ジョブ履歴出力 Systemwalker Operation Manager に投入したジョブの履歴情報 およびジョブの稼働実績情報は ファイルに出力することができます デマンドジョブの履歴表示 デマンドジョブの実行履歴は ログファイルに出力されます このログファイルには スケジュールジョブも含めたすべてのジョブの履歴が出力されます ログファイルの出力 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウから投入したジョブの履歴は ログファイルに保存されます ログファイルは 1 日単位で作成され 1 日で 1 ファイルが作成されます Systemwalker Operation Manager 導入時の設定では ログファイルの保存日数は 7 日間です また ログファイルは Systemwalker Operation Manager 導入後 自動的に作成されます ログファイルの作成場所を変更する場合およびログファイルの保存日数を変更したい場合は [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ ログ ] シートで指定します 操作手順 1. [ 運用情報の定義 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウで [ 運用情報 ] ボタンをクリックします

302 2. [ ログ ] シートの選択 ジョブの実行履歴情報および稼働実績情報について定義する場合 [ ログ ] シートを選択します 図 8.4 [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ ログ ] シート [ ジョブ実行履歴情報を保存する ]: チェックボックスは常にチェックされています ログファイルの [ 保存場所 ] および [ 保存日数 ] を指定します [ 稼働実績情報を保存する ]: 稼働実績情報を採取する場合に指定します 稼働実績情報の [ 保存場所 ] および [ 保存日数 ] を指定します ログファイルはバイナリ属性を含んでいるため 直接参照できません mjsview コマンドを使って 標準出力に形式化して出力して参照してください コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 稼働実績情報ファイルの出力 ジョブの稼働実績情報は 稼働実績情報ファイルとして CSV 形式で出力することができます 稼働実績情報ファイルを採取するためには ジョブ実行制御の [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ ログ ] シートで指定します 稼働実績情報ファイルは 1 日単位で作成され 1 日で 1 ファイルが作成されます 何日分の稼働実績情報ファイルを保存するかも [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ ログ ] シートで指定することができます 稼働実績情報ファイルの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください

303 第 9 章ジョブスケジューラ情報を印刷する 本章では ジョブスケジューラ情報を印刷する方法について説明します 注意 印刷ダイアログボックスにおいて プリンタのプロパティが変更されている場合は正常に印刷できないことがあります 動作検証されているプリンタについては Systemwalker Operation Manager ソフトウェア説明書 などの関連ドキュメントを参照してください 9.1 印刷種別を選択する ジョブスケジューラ情報を印刷することができます ジョブスケジューラ情報として印刷できる印刷種別は以下のとおりです ガントチャート : ガントチャートを印刷します グループ監視図 : グループの監視図を印刷します ジョブネット監視図 : ジョブネットの監視図を印刷します グループ一覧 : グループの一覧を印刷します ジョブネット一覧 : ジョブネットの一覧を印刷します ジョブネット履歴 : ジョブネットの履歴を印刷します ジョブ履歴 : ジョブの履歴を印刷します これらのジョブスケジューラ情報を印刷する場合 印刷種別を選択した後に印刷出力項目を設定します ここでは 印刷種別の選択方法を説明します 印刷出力項目の設定手順はそれぞれの項目を参照してください

304 操作手順 1. [ ジョブスケジューラ情報印刷 [ ログイン ]] ウィンドウの表示 [ スタート ] メニューの [ プログラム ] から [Systemwalker Operation Manager] を選択します 表示されたサブメニューから [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] を選択すると [ ジョブスケジューラ情報印刷 [ ログイン ]] ウィンドウが表示されます 図 9.1 [ ジョブスケジューラ情報印刷 [ ログイン ]] ウィンドウ [ ホスト名 ]: 接続するサーバのホスト名を指定します [ ユーザー ID]: 接続するユーザー IDを指定します [ パスワード ]: [ ユーザー ID] 指定域で指定したユーザー IDのパスワードを指定します 注意 接続先のサーバが Windows 版 SystemWalker/OperationMGR V5.0L2.0 または UNIX 版 SystemWalker/ OperationMGR 5.1 以前のバージョンの場合 接続することができません

305 2. [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの表示 [ ジョブスケジューラ情報印刷 [ ログイン ]] ウィンドウで接続先ホスト名とユーザー ID を指定すると [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウが表示されます 図 9.2 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ [ プレビュー表示域 ]: ガントチャートや監視図が 印刷するページ単位で表示されます ここに表示された内容が印刷対象の範囲となります 参考 複数サブシステム運用の場合 複数サブシステム運用時には [ ジョブスケジューラ情報印刷 [ ログイン ]] ウィンドウで接続先ホスト名とユーザー ID を指定すると [ 接続先サブシステムの指定 ] ウィンドウが表示されます ここでサブシステム番号を指定すると [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウが表示されます

306 3. 印刷種別の選択 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで 以下のどちらかの操作をし 印刷種別を選択します - [ 表示 ] メニューから [ ガントチャート ] [ 監視図 ] [ 一覧 ] または [ 履歴 ] を選択します - ツールバーから [ ガントチャート ] ボタン [ グループ監視図 ] ボタン [ ジョブネット監視図 ] ボタン [ グループ一覧 ] ボタン [ ジョブネット一覧 ] ボタン [ ジョブ履歴 ] ボタンまたは [ ジョブネット履歴 ] ボタンをクリックします 9.2 ガントチャートを印刷する ガントチャートの印刷出力項目を設定し 印刷します 操作手順 1. ガントチャートの取得 印刷種別で [ ガントチャート ] を選択すると [ ガントチャートの取得 ] ウィンドウが表示されます [ ガントチャートの取得 ] ウィンドウで条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 9.3 [ ガントチャートの取得 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: 出力対象となるプロジェクトを指定します 省略した場合は すべてのプロジェクトが出力の対象となります [ 参照 ]: [ 登録情報の参照 ] ウィンドウを表示します 下記の [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 を参照し 登録情報を確認します [ 表示条件 ]: 子ジョブネット およびリンクジョブネットの表示 / 非表示を切り替えます 接続先のサーバが Windows 版 Systemwalker OperationMGR V10.0L21 または UNIX 版 Systemwalker OperationMGR 10.1 以前のバージョンの場合 指定できません [ 日付 ]: 表示する日付を指定します [ 時間 ]: 表示する時間を指定します 表示を開始する時刻と表示時間を選択します

307 [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 [ ガントチャートの取得 ] ウィンドウから [ 参照 ] ボタンをクリックすると [ 登録情報の参照 ] ウィンドウが表示されます 指定可能な階層がツリー構造で表示されます 図 9.4 [ 登録情報の参照 ] ウィンドウ ジョブスケジューラに登録されているプロジェクト グループおよびジョブネットを参照できます 印刷種別によって指定可能な階層は異なります 詳細については Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ を参照してください

308 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウに ガントチャートの印刷イメージが表示されます 図 9.5 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ ( ガントチャート ) 2. 絞り込み条件の設定 必要に応じて 絞込み条件を設定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 表示 ] メニューから [ 絞り込み ] を選択します ( または ツールバーの 絞り込み ボタンを選択します )

309 [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウで 絞込み条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した絞込み条件に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのガントチャート印刷イメージが更新されます 図 9.6 [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウ [ 状態 ]: 出力するグループおよびジョブネットの状態を絞り込みます 1 項目以上選択してください 3. 印刷項目の設定 必要に応じて 印刷項目を指定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 設定 ] メニューから [ 印刷項目 ] を選択します [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウの [ ガントチャート ] シートで 出力項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した印刷項目に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのガントチャート印刷イメージが更新されます 図 9.7 [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ -[ ガントチャート ] シート

310 [ 必須項目 ]: グループおよびジョブネットを 名前で表示するか 名称で表示するか または名前と名称の両方で表示するかを選択します 必ず 1 項目以上選択してください [ 整列 ]: [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのプレビュー表示域にどのような順序 ( 登録順 / 名称順 / 開始時刻順 / 状態別 ) で表示するかを選択します [ 時間軸の間隔 ]: ガントチャートの時間軸の間隔を指定します [ 選択項目 ]: 4. 印刷する ガントチャートに表示する項目を選択します - [ プロジェクト名 ]: プロジェクト名を表示します - [ 状態 ]: グループ / ジョブネットの状態を表示します 色で表示するか文字で表示するかを選択できます - [ 状況 ]: ジョブネットを構成するジョブの実行状況を 実行開始されたジョブ数 / ジョブネットを構成する全ジョブ数 の形式で表示します グループの場合は 表示されません 印刷出力内容の設定後 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューより [ 印刷 ] を選択します プレビュー表示域に表示されている内容が クライアントマシンに接続されたプリンタから印刷されます 9.3 グループ監視図を印刷する グループ監視図の印刷出力項目を設定し 印刷します 操作手順 1. グループ監視図の取得 印刷種別を選択すると [ グループ監視図の取得 ] ウィンドウが表示されます [ グループ監視図の取得 ] ウィンドウで条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 9.8 [ グループ監視図の取得 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: 出力対象となるプロジェクトを指定します 省略できません [ グループ名 ]: 出力対象となるグループを指定します 省略できません

311 [ 参照 ]: [ 登録情報の参照 ] ウィンドウを表示します 詳細については ガントチャートを印刷する の [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 を参照してください [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウに グループ監視図の印刷イメージが表示されます 図 9.9 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ ( グループ監視図 ) 2. 印刷項目の設定 必要に応じて 印刷項目を指定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 設定 ] メニューから [ 印刷項目 ] を選択します [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウの [ グループ監視図 ] シートで 出力項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した印刷項目に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのグループ監視図の印刷イメージが更新されます

312 図 9.10 [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ -[ グループ監視図 ] シート [ ボックスの横幅 ]: ジョブネット単位で表示するボックスの横幅を指定します [ 出力項目 ]: 3. 印刷する グループ監視図で ジョブネット単位のボックス内に表示される出力項目 ( アイコン / ジョブネット名 / 状態 / 終了コード / メッセージ有無 / ジョブネット名称 / 予定日時 / 開始日時 / 終了日時 ) を選択します 印刷出力内容の設定後 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューより [ 印刷 ] を選択します プレビュー表示域に表示されている内容が クライアントマシンに接続されたプリンタから印刷されます 9.4 ジョブネット監視図を印刷する ジョブネット監視図の印刷出力項目を設定し 印刷します

313 操作手順 1. ジョブネット監視図の取得 印刷種別を選択すると [ ジョブネット監視図の取得 ] ウィンドウが表示されます [ ジョブネット監視図の取得 ] ウィンドウで条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 9.11 [ ジョブネット監視図の取得 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: 出力対象となるプロジェクトを指定します 省略できません [ ジョブネット名 ]: 出力対象となるジョブネットを指定します 省略できません [ 参照 ]: [ 登録情報の参照 ] ウィンドウを表示します 詳細については ガントチャートを印刷する の [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 を参照してください

314 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウに ジョブネット監視図の印刷イメージが表示されます 図 9.12 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ ( ジョブネット監視図 ) 2. 印刷項目の設定 必要に応じて 印刷項目を指定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 設定 ] メニューから [ 印刷項目 ] を選択します [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウの [ ジョブネット監視図 ] シートで 出力項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した印刷項目に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのジョブネット監視図の印刷イメージが更新されます

315 図 9.13 [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ -[ ジョブネット監視図 ] シート [ ボックスの横幅 ]: ジョブ単位で表示するボックスの横幅を指定します [ 出力項目 ]: ジョブネット監視図で ジョブ単位のボックス内に表示される出力項目 ( アイコン / コマンド / 状態 / 終了コード / ジョブ名 / ディレクトリ / コメント / ホスト名 / 開始日時 / 終了日時 / 起動条件 ) を選択します なお出力項目は ジョブネットの実行属性がジョブ実行制御属性の場合です ジョブネットの属性により 出力項目は以下のように異なります - ジョブネットの実行属性が Interstage 属性の場合 : - コマンド を指定した場合 ワークユニット名 が表示されます - ジョブ名 を指定した場合 システム名 が表示されます - ディレクトリ および 起動条件 を指定した場合 情報は表示されません - ジョブネットの実行属性がジョブ実行制御属性の場合 ( バッチフレームワークジョブの場合のみ ): - コマンド を指定した場合 バッチジョブ定義名 が表示されます - ジョブネットの実行属性がジョブ実行制御属性の場合 ( 接続先のサーバが Windows 版で GLOVIA-C ジョブ / ビジネスオブジェクトの場合のみ ): - コマンド を指定した場合 オブジェクト名 が表示されます - ディレクトリ を指定した場合 処理名 が表示されます - コメント を指定した場合 パラメタ が表示されます - ジョブネットの実行属性が PowerAIM 属性の場合 UNIX 版 : - コマンド を指定した場合 ワークユニット名 が表示されます - ジョブ名 を指定した場合 業務システム名 が表示されます - ディレクトリ および ホスト名 を指定した場合 情報は表示されません

316 - ジョブネットの実行属性が旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) 属性の場合 UNIX 版 : - ジョブ名 および ホスト名 を指定した場合 情報は表示されません - ジョブネットの実行属性がジョブ実行制御属性の場合 ( 接続先のサーバが Solaris 版 Systemwalker Operation Manager GEE の場合で グローバルサーバ MSP/XSP ジョブの場合のみ ): 3. 印刷する - コマンド を指定した場合 ホストのジョブ名 が表示されます - ジョブ名 を指定した場合 MSP の場合は データセット名 XSP の場合は 実行ファイル名 が表示されます - ディレクトリ を指定した場合 ジョブへのパラメタ が表示されます - ホスト名 を指定した場合 実行ホスト名 代替ホスト名 が表示されます 印刷出力内容の設定後 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューより [ 印刷 ] を選択します プレビュー表示域に表示されている内容が クライアントマシンに接続されたプリンタから印刷されます 9.5 グループ一覧を印刷する グループ一覧の印刷出力項目を設定し 印刷します 操作手順 1. グループ一覧の取得 印刷種別を選択すると [ グループ一覧の取得 ] ウィンドウが表示されます [ グループ一覧の取得 ] ウィンドウで条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 9.14 [ グループ一覧の取得 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: 出力対象となるプロジェクトを指定します 省略した場合は すべてのプロジェクトが出力の対象となります [ 参照 ]: [ 登録情報の参照 ] ウィンドウを表示します 詳細については ガントチャートを印刷する の [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 を参照してください

317 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウに グループ一覧の印刷イメージが表示されます 図 9.15 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ ( グループ一覧 ) 2. 絞り込み条件の設定 必要に応じて 絞込み条件を設定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 表示 ] メニューから [ 絞り込み ] を選択します ( または ツールバーの 絞り込み ボタンを選択します )

318 [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウで 絞込み条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した絞込み条件に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのグループ一覧の印刷イメージが更新されます 図 9.16 [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウ [ グループ名 ]: 出力するグループ名を指定します ワイルドカード * が指定できます 省略した場合は すべてのグループが出力の対象となります [ グループ名称 ]: 出力するグループ名称を指定します ワイルドカード * が指定できます 省略した場合は すべてのグループが出力の対象となります [ 状態 ]: 出力するグループの状態を絞り込みます 1 項目以上選択してください 3. 印刷項目の設定 必要に応じて 印刷項目を指定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 設定 ] メニューから [ 印刷項目 ] を選択します [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウの [ グループ一覧 ] シートで 出力項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した印刷項目に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのグループ一覧の印刷イメージが更新されます

319 図 9.17 [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ -[ グループ一覧 ] シート [ 必須項目 ]: グループ名およびグループ名称を出力するか選択します 1 項目以上選択してください [ 整列 ]: グループを整列させる順序を選択します [ 登録順 ] 以外を選択した場合 昇順または降順を選択できます [ 選択項目 ]: 4. 印刷 グループ一覧に表示される出力項目 ( プロジェクト名 / 状態 / 起動予定日時 / 開始日時 / 終了日時 ) を選択します 印刷出力内容の設定後 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューより [ 印刷 ] を選択します プレビュー表示域に表示されている内容が クライアントマシンに接続されたプリンタから印刷されます 9.6 ジョブネット一覧を印刷する ジョブネット一覧の印刷出力項目を設定し 印刷します

320 操作手順 1. ジョブネット一覧の取得 印刷種別を選択すると [ ジョブネット一覧の取得 ] ウィンドウが表示されます [ ジョブネット一覧の取得 ] ウィンドウで条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 9.18 [ ジョブネット一覧の取得 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: 出力対象となるプロジェクトを指定します 省略した場合は すべてのプロジェクトが出力の対象となります [ 参照 ]: [ 登録情報の参照 ] ウィンドウを表示します 詳細については ガントチャートを印刷する の [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 を参照してください [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウに ジョブネット一覧の印刷イメージが表示されます 図 9.19 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ ( ジョブネット一覧 )

321 2. 絞り込み条件の設定 必要に応じて 絞込み条件を設定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 表示 ] メニューから [ 絞り込み ] を選択します ( または ツールバーの 絞り込み ボタンを選択します ) [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウで 絞込み条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した絞込み条件に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのジョブネット一覧の印刷イメージが更新されます 図 9.20 [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウ [ ジョブネット名 ]: 出力するジョブネット名を指定します ワイルドカード * が指定できます 省略した場合は すべてのジョブネットが出力の対象となります [ ジョブネット名称 ]: 出力するジョブネット名称を指定します ワイルドカード * が指定できます 省略した場合は すべてのジョブネットが出力の対象となります [ メモ ]: 出力する内容をメモで絞り込みたい場合に指定します ワイルドカード * が指定できます [ 状態 ]: 出力するジョブネットの状態を絞り込みます 1 項目以上選択してください 3. 印刷項目の設定 必要に応じて 印刷項目を指定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 設定 ] メニューから [ 印刷項目 ] を選択します [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウの [ ジョブネット一覧 ] シートで 出力項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した印刷項目に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのジョブネット一覧の印刷イメージが更新されます

322 図 9.21 [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ -[ ジョブネット一覧 ] シート [ 必須項目 ]: ジョブネット名およびジョブネット名称を出力するか選択します 1 項目以上選択してください [ 整列 ]: ジョブネットを整列させる順序を選択します [ 登録順 ] 以外を選択した場合 昇順または降順を選択できます [ 選択項目 ]: 4. 印刷 ジョブネット一覧に表示される出力項目 ( プロジェクト名 / メモ / 状態 / 起動予定日時 / 開始日時 / 終了日時 / 起動条件 / メッセージ起動 / グループ / 親ジョブネット名称 ) を選択します 印刷出力内容の設定後 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューより [ 印刷 ] を選択します プレビュー表示域に表示されている内容が クライアントマシンに接続されたプリンタから印刷されます 9.7 ジョブネット履歴を印刷する ジョブネット履歴の印刷出力項目を設定し 印刷します

323 操作手順 1. ジョブネット履歴の取得 印刷種別を選択すると [ ジョブネット履歴の取得 ] ウィンドウが表示されます [ ジョブネット履歴の取得 ] ウィンドウで条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 9.22 [ ジョブネット履歴の取得 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: 出力対象となるプロジェクトを指定します 省略した場合は すべてのプロジェクトが出力の対象となります [ 参照 ]: [ 登録情報の参照 ] ウィンドウを表示します 詳細については ガントチャートを印刷する の [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 を参照してください [ 表示日 ]: 出力対象となる日付を指定します

324 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウに ジョブネット履歴印刷のイメージが表示されます 図 9.23 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ ( ジョブネット履歴 ) 2. 印刷項目の設定 必要に応じて 印刷項目を指定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 設定 ] メニューから [ 印刷項目 ] を選択します なお [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウで表示される追加情報は印刷対象外となります [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウの [ ジョブネット履歴 ] シートで 出力項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した印刷項目に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのジョブネット履歴の印刷イメージが更新されます

325 図 9.24 [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ -[ ジョブネット履歴 ] シート [ 必須項目 ]: ジョブネット名およびジョブネット名称を出力するか選択します 1 項目以上選択してください [ 選択項目 ]: 3. 印刷 ジョブネット履歴に表示される出力項目 ( プロジェクト名 / 状態 / 開始日時 / 終了日時 / 終了コード ) を選択します 印刷出力内容の設定後 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューより [ 印刷 ] を選択します プレビュー表示域に表示されている内容が クライアントマシンに接続されたプリンタから印刷されます 9.8 ジョブ履歴を印刷する ジョブ履歴の印刷出力項目を設定し 印刷します

326 操作手順 1. ジョブ履歴の取得 印刷種別を選択すると [ ジョブ履歴の取得 ] ウィンドウが表示されます [ ジョブ履歴の取得 ] ウィンドウで条件を設定し [OK] ボタンをクリックします 図 9.25 [ ジョブ履歴の取得 ] ウィンドウ [ プロジェクト名 ]: 出力対象となるプロジェクトを指定します 省略できません [ ジョブネット名 ]: 出力対象となるジョブネット名を指定します 省略できません [ 参照 ]: [ 登録情報の参照 ] ウィンドウを表示します 詳細については ガントチャートを印刷する の [ 登録情報の参照 ] ウィンドウの表示 を参照してください [ 表示日 ]: 出力対象となる日付を指定します

327 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウに ジョブ履歴の印刷イメージが表示されます 図 9.26 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ ( ジョブ履歴 ) 2. 印刷項目の設定 必要に応じて 印刷項目を指定します [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウで [ 設定 ] メニューから [ 印刷項目 ] を選択します なお [ ジョブの履歴 ] ウィンドウで表示される追加情報は印刷対象外となります [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウの [ ジョブ履歴 ] シートで 出力項目を設定し [OK] ボタンをクリックします 指定した印刷項目に対応して [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウのジョブ履歴印刷のイメージが更新されます

328 図 9.27 [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ -[ ジョブ履歴 ] シート [ 必須項目 ]: 日時 ジョブ名およびメッセージを出力するか選択します 1 項目以上選択してください [ 選択項目 ]: ジョブ履歴に表示される出力項目 ( 種別 / ホスト名 / ジョブネット ID/ プロジェクト名 / ジョブネット名 ) を選択します なお出力項目は ジョブネットの実行属性がジョブ実行制御属性の場合です ジョブネットの属性により 出力項目は以下のように異なります - ジョブネットの実行属性が Interstage 属性の場合 : - ジョブ名 を指定した場合 ワークユニット名 が表示されます - ホスト名 を指定した場合 接続先ホスト名 が表示されます - ジョブネットの実行属性がジョブ実行制御属性の場合 ( 接続先のサーバが Windows 版で GLOVIA-C ジョブ / ビジネスオブジェクトの場合のみ ): - ジョブ名が指定されていない場合のみオブジェクト名が表示されます - ホスト名 を指定した場合 接続先ホスト名 が表示されます - ジョブネットの実行属性が PowerAIM 属性の場合 UNIX 版 : - ジョブ名 を指定した場合 業務システム名 が表示されます - ホスト名 を指定した場合 接続先ホスト名 が表示されます - ジョブネットの実行属性が旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) 属性の場合 UNIX 版 : - ジョブ名 を指定した場合 コマンド名 が表示されます - ホスト名 を指定した場合 接続先ホスト名 が表示されます - ジョブネットの実行属性がジョブ実行制御属性の場合 ( 接続先のサーバが Solaris 版 Systemwalker Operation Manager GEE の場合で グローバルサーバ MSP/XSP ジョブの場合のみ ): - ジョブ名 を指定した場合 ホストのジョブ名 が表示されます

329 - ホスト名 を指定した場合 接続先ホスト名 が表示されます 3. 印刷 印刷出力内容の設定後 [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューより [ 印刷 ] を選択します プレビュー表示域に表示されている内容が クライアントマシンに接続されたプリンタから印刷されます

330 第 10 章サービス / アプリケーションをスケジュールする 本章では サービス / アプリケーション起動機能について説明します 10.1 サービス / アプリケーションをスケジュールする手順 サービス / アプリケーション起動機能を使用すると 設定した運用スケジュール ( 起動順序 ) に従って OS の起動時に Windows 版の場合は サービスおよびアプリケーションを UNIX 版の場合は アプリケーションを自動起動させることができます 起動させるサービスおよびアプリケーションは 休日と平日 または特定の日ごとに変えられるので 日によって異なる業務環境を構築することができます サーバ停止時には サービスおよびアプリケーションは 起動した順番と逆の順番で終了します サービス / アプリケーションをスケジュールする手順について説明します 1. カレンダを設定する すでに設定してあるカレンダを利用する場合 設定は必要ありません 詳細は 第 2 章カレンダを設定する を参照してください 2. 標準スケジュールを登録する 3. 休日スケジュールを登録する 4. ユーザ固有の定義パターンを登録する 5. サービスのスタートアップの種類を確認する 注意 サービス / アプリケーションのスケジュールの設定については システム管理者のみ行うことができます 10.2 標準スケジュールを登録する 基本的な運用パターンを標準スケジュールとして登録します 標準スケジュールとは 毎日または休日以外の日に省略値として自動的に設定されるサービス / アプリケーション (UNIX 版の場合は アプリケーションのみ ) の運用スケジュール ( 起動順序 ) のことです サーバの電源が投入されると 設定された運用スケジュールに従って サービスおよびアプリケーション (UNIX 版の場合は アプリケーションのみ ) が起動されます 以下に サービスとアプリケーションの標準スケジュールを設定する手順を示します

331 操作手順 1. [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ サービス アプリケーション起動 ] を選択します 次に [ オプション ] メニューから [ サービス アプリ起動パターン ] を選択します 図 10.1 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックス [ 起動パターン ]: 現在選択されている起動パターンの名前 ([ 標準スケジュール ]/[ 休日スケジュール ]/ ユーザ固有の定義パターン (7 個まで )) が表示されます [ パターンの設定 ]: [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ 別パターンで登録 ]: [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ カレンダの引用 ]: カレンダの引用を行う場合にチェックします [ カレンダ一覧 ]: 登録されているカレンダの一覧が表示されます [ アプリケーション起動時の扱い ]: アプリケーションを起動する場合の表示方法 ( 普通に表示 / 非表示 / アイコン化 ) を指定します UNIX 版の場合は指定できません

332 2. [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスの表示 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスで [ 標準スケジュール ] を選択します 次に [ パターンの設定 ] ボタンをクリックします 図 10.2 [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックス -[ 起動パターン名 ] シート 3. サービス / アプリケーションの標準スケジュール情報の設定 [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックス -[ サービス起動 ] シートまたは [ アプリケーション起動 ] シートを使って 以下の項目を設定します

333 - [ サービス起動 ] シート Windows 版 電源投入を契機に起動される サービスの種類や起動順序 ( 起動パターンと呼びます ) を定義します 図 10.3 [ サービス起動 ] シート [ サービス一覧 ]: 電源投入を契機に起動されるサービスの種類や起動順序の一覧が表示されます [ 追加 ]: サービスを追加定義します ボタンをクリックすると [ サービス情報定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ 変更 ]: カーソルで選択した サービス情報を変更します ボタンをクリックすると [ サービス情報定義 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ サービス情報定義 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 変更内容を入力します [ 削除 ]: カーソルで選択したサービスを削除します [ サービス情報定義 ] ダイアログボックスの設定

334 [ サービス起動 ] シートから [ 追加 ] ボタンまたは [ 変更 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ サービス情報定義 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします 図 10.4 [ サービス情報定義 ] ダイアログボックス [ サービス名 ]: [ コントロールパネル ] の [ サービス ] に登録されているサービス名を指定します [ 先行サービス名 ]: [ コントロールパネル ] の [ サービス ] に登録されているサービス名を指定します [ パラメータ ]: サービス起動時のパラメータを指定します [ 先行サービス未起動時の動作 ]: 先行サービスが指定された場合に 先行サービスの状態をチェックして サービスの起動を決定します

335 - [ アプリケーション起動 ] シート 起動ファイル名 パラメータ 実行時のディレクトリを設定します 図 10.5 [ アプリケーション起動 ] シート [ アプリケーション一覧 ]: 電源投入を契機に起動されるアプリケーションの種類や起動順序の一覧が表示されます [ 追加 ]: アプリケーションを追加定義します ボタンをクリックすると [ アプリケーション情報定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ 変更 ]: カーソルで選択した アプリケーション情報を変更します ボタンをクリックすると [ アプリケーション情報定義 ] ダイアログボックスが表示されます 下記の [ アプリケーション情報定義 ] ダイアログボックスの設定方法を参照し 変更内容を入力します [ 削除 ]: カーソルで選択したアプリケーションを削除します [ アプリケーション情報定義 ] ダイアログボックスの設定

336 アプリケーション起動 ] シートから [ 追加 ] ボタンまたは [ 変更 ] ボタンをクリックすることにより表示される [ アプリケーション情報定義 ] ダイアログボックスにて必要な設定をします 図 10.6 [ アプリケーション情報定義 ] ダイアログボックス [ 起動ファイル名 ]: アプリケーションの実行ファイルを指定します [ パラメータ ]: 起動ファイルに渡すパラメータを記述します [ 実行時のディレクトリ ]: アプリケーションが動作するディレクトリを指定します 4. [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスの完了 [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックします 5. カレンダの適用 以下のいずれかを選択し 引用するカレンダを選択します - 平日だけに標準スケジュールを適用する場合 : [ カレンダの引用 ] チェックボックスをチェックし 引用するカレンダを選択します カレンダの情報に従って 平日だけに標準スケジュールが自動的に設定されます - 平日 休日に関係なく標準スケジュールを適用する場合 : [ カレンダの引用 ] チェックボックスをチェックしません すべての日に標準スケジュールが自動的に設定されます 6. 標準スケジュールの保存 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックして 標準スケジュールを保存します 注意 カレンダの引用について 引用するカレンダを変更した場合 設定されているサービス アプリケーション起動の運用日の情報はすべて無効となります [ サービス アプリケーション起動 ] ウィンドウで 1 日単位で起動パターンを割り当てていた場合は サービス アプリケーション起動の運用日を再設定する必要があります 引用するカレンダの内容が変更された場合 変更されたカレンダの内容に連動して サービス アプリケーション起動の運用日が設定されます 登録するアプリケーションについて Windows 版

337 Windows Server 2008 において ウィンドウを表示するアプリケーションを登録した場合 ログインしたデスクトップにウィンドウは表示されません ウィンドウを表示した状態でアプリケーションを起動したい場合は スタートアッププログラムとして登録してください 参考 適用したスケジュールを一時的に無効にすることができます サービス アプリケーション起動日を選択した後に 右クリックによるポップアップメニューから [ スケジュール無効 ] を選択します これにより 選択中のすべての日付のスケジュールが無効になり サービス アプリケーションは起動されません 10.3 休日スケジュールを登録する 平日と休日とで 異なるパターンでサーバを運用したい場合 休日スケジュールを登録します 休日スケジュールとは カレンダに休日として定義した日に省略値として自動的に設定されるサービス / アプリケーションの運用スケジュール ( 起動順序 ) のことです サーバの電源が投入されると 設定された運用スケジュールに従って サービスおよびアプリケーション (UNIX 版の場合は アプリケーションのみ ) が起動されます なお 平日 休日に関係なく標準スケジュールを適用する場合は 休日スケジュールを作成する必要はありません サービスとアプリケーションの休日スケジュールを設定する手順について説明します 操作手順 1. [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ サービス アプリケーション起動 ] を選択します 次に [ オプション ] メニューから [ サービス アプリ起動パターン ] を選択します 図 10.7 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックス

338 [ 起動パターン ]: 現在選択されている起動パターンの名前 ([ 標準スケジュール ]/[ 休日スケジュール ]/ ユーザ固有の定義パターン (7 個まで )) が表示されます [ パターンの設定 ]: [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ 別パターンで登録 ]: [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ カレンダの引用 ]: カレンダの引用を行う場合にチェックします [ カレンダ一覧 ]: 登録されているカレンダの一覧が表示されます [ アプリケーション起動時の扱い ]: アプリケーションを起動する場合の表示方法 ( 普通に表示 / 非表示 / アイコン化 ) を指定します 2. 標準スケジュールの適用パターンの変更 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスの [ カレンダの引用 ] チェックボックスをチェックします チェックしなかった場合 平日 休日に関係なく標準スケジュールが適用されます 3. [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスの表示 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスで [ 休日スケジュール ] を選択します 次に [ パターンの設定 ] ボタンをクリックします これ以後の休日スケジュールの設定方法は 標準スケジュールの設定方法と同じです 詳細は 10.2 標準スケジュールを登録する を参照してください 10.4 ユーザ固有の定義パターンを登録する 標準スケジュールにも 休日スケジュールにも該当しないパターンでサーバを運用したい場合 ユーザ固有の定義パターンを登録します ユーザ固有の定義パターンは [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスで [ 標準スケジュール ] [ 休日スケジュール ] 以外のパターンを選択後 [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックス -[ サービス起動 ] シートまたはアプリケーション起動 ] シート (UNIX 版の場合は [ アプリケーション起動 ] シートのみ ) を使って登録します 以下に サービスとアプリケーションのユーザ固有の定義パターンを登録する方法について説明します

339 操作手順 1. [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの業務選択ウィンドウで [ サービス アプリケーション起動 ] を選択します 次に [ オプション ] メニューから [ サービス アプリ起動パターン ] を選択します 図 10.8 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックス [ 起動パターン ]: 現在選択されている起動パターンの名前 ([ 標準スケジュール ]/[ 休日スケジュール ]/ ユーザ固有の定義パターン (7 個まで )) が表示されます [ パターンの設定 ]: [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ 別パターンで登録 ]: [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスが表示されます [ カレンダの引用 ]: カレンダの引用を行う場合にチェックします [ カレンダ一覧 ]: 登録されているカレンダの一覧が表示されます [ アプリケーション起動時の扱い ]: アプリケーションを起動する場合の表示方法 ( 普通に表示 / 非表示 / アイコン化 ) を指定します

340 2. [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスの表示 [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックスで [ 標準スケジュール ] [ 休日スケジュール ] 以外のパターンを選択後 [ パターンの設定 ] ボタンをクリックします 図 10.9 [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックス -[ 起動パターン名 ] シート [ 起動パターン名 ]: サービス アプリケーション起動パターン名を指定します 3. ユーザ固有の定義パターンの設定 [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックス -[ サービス起動 ] シートまたは [ アプリケーション起動 ] シートを使って 以下の項目を設定します - [ サービス起動 ] シート Windows 版 サービス名 先行サービス名 パラメータ 先行サービス未起動時の動作を設定します - [ アプリケーション起動 ] シート 起動ファイル名 パラメータ 実行時のディレクトリを設定します 4. ユーザ固有の定義パターンの保存 [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスの [OK] ボタンをクリックします [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックスの [ 起動パターン一覧 ] に 新たに登録したユーザ固有の定義パターンの名前が追加されます ユーザ固有の定義パターンは 7 種類まで登録することができます 5. 標準スケジュールまたは休日スケジュールからユーザ固有の定義パターンへ変更する日の選択 [ サービス アプリケーション起動 ] ウィンドウ上で以下のいずれかの操作をし パターンを適用する日付を選択します - 曜日による選択 曜日部分をクリックすることにより その曜日に当たる日の日付部分が選択状態になります

341 - 日付による選択 以下のいずれかの方法で選択します - 日付部分をクリックすることによりボタンが選択状態になります もう一度クリックすると選択状態が解除されます - シフトキーを押しながら日付部分をクリックすると すでに選択状態の日付からクリックした日付までが選択状態になります - コントロールキーを押しながら日付部分をクリックすると すでに選択状態の日付に加えて クリックした日付が選択状態になります 6. ユーザ固有の定義パターンへの変更 [ サービス アプリケーション起動 ] ウィンドウ上で右クリックによるポップアップメニューから登録したユーザ固有の定義パターンを選択します 選択した日付部分に対して サービス アプリケーション起動パターンが割り当てられます 同様の操作を行うことによって 標準スケジュール 休日スケジュールおよびユーザ固有の定義パターンの間で適用するパターンの変更を行うことができます 注意 適用したスケジュールを一時的に無効にすることができます 日付を選択した後に 右クリックによるポップアップメニューから [ スケジュール無効 ] を選択します これにより 選択中のすべての日付のスケジュールが無効になり サービス アプリケーションは起動されません 10.5 サービスのスタートアップの種類を確認する Windows 版 サービス アプリケーション起動機能で起動するサービスは Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE および Windows Server 2008 でスタートアップの種類が 手動 に設定されている必要があります 確認方法は以下のとおりです [ 確認方法 ] [ スタート ] メニューの [ 設定 ] から [ コントロールパネル ] を選択します 次に [ 管理ツール ] そして [ サービス ] の順にクリックします その後 サービス アプリケーション起動機能で 起動するサービスのスタートアップの種類が 手動 となっていることを確認してください

342 第 11 章イベント監視 アクション管理をする Windows 版 本章では イベント監視機能およびアクション管理機能について説明します 参考 Systemwalker Centric Manager と共存している場合は Systemwalker Centric Manager 上のイベント監視 アクション管理機能を使用してください 11.1 イベント発生に対する自動アクションを設定する イベント監視機能を使用すると システム異常を知らせるメッセージの出力 などのイベントが発生した時に システム管理者へショートメール送信 や イベントに対処するアプリケーションの起動 といったアクションを 人手を介さずに自動的に行うことができます 自動的に実行するアクションは 平日や休日 または時間帯によって変えることができます イベント発生時に自動アクションを実行するための設定手順について 以下に説明します 監視イベントを登録する アクションの実行条件を定義する 実行アクションを登録する 参考 表示されるダイアログボックス内でグレー表示されている項目は Systemwalker Centric Manager がインストールされている場合のみ指定が可能な項目です 監視イベントを登録する イベントが発生した時にアクションを自動的に実行させるには イベントの発生をイベント監視機能で監視する必要があります 監視するイベントは [ イベント定義 ] ダイアログボックスを使って定義します イベント監視機能で監視できるイベントの種類を以下に示します イベントログ イベントログファイルに出力されるメッセージ 形式は Windows(R) のイベントビューアで確認できます ログファイル監視 ログファイルに出力されるテキストの増分 増加したテキスト内の改行までが 1 つのメッセージとして監視されます 形式は ラベル名 + メッセージ (1 行単位 ) です 監視間隔は 30 秒です 監視メッセージ Systemwalker Centric Manager( システム監視 ) で扱うメッセージ 定義先システムより論理的階層が下位に位置する システム監視エージェントより送られてくる中継メッセージです Systemwalker Centric Manager を導入している場合に監視できます 形式は Systemwalker Centric Manager の監視画面のイベント一覧で確認できます 詳細は Systemwalker Centric Manager のマニュアル オンラインヘルプを参照してください

343 操作手順 1. [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウで [ カレンダ ] を選択し [ オプション ] メニューから [ イベント監視の条件定義 ] を選択します 図 11.1 [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウ 2. [ イベント定義 ] ダイアログボックスの表示 [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウの [ イベント ] メニュー -[ イベントの追加 ] からイベントの種別 ([ イベントログ ]/[ ログファイル監視 ]) を選択します またはイベントを選択し [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウの [ イベント ] メニュー -[ イベントの更新 ] を選択します

344 3. 監視するイベントの定義 表示された [ イベント定義 ] ダイアログボックスで 監視するイベントについて定義します 定義後 [OK] ボタンをクリックして定義を保存します イベントは 1024 個まで定義できます 図 11.2 [ イベント定義 [ イベントログ ]] ダイアログボックス [ ログの特定 ]: イベントを特定するログを指定します [ 特定しない ]: [ ログ ]: ログによる特定を行いません ログによる特定を行います イベントを特定するログの種類 ( システムログ / セキュリティログ / アプリケーションログ ) を選択します [ イベント ID の特定 ]: イベントを特定するイベント ID を指定します [ 特定しない ]: イベント ID による特定を行いません [ イベント ID]: イベント ID による特定を行います [ 種類の特定 ]: イベントを特定する 種類 を指定します [ 特定しない ]: 種類による特定を行いません [ 種類 ]: 種類による特定を行います イベントの種類 ( エラー / 警告 / 情報 / 成功の監査 / 失敗の監査 ) を選択します [ ソース名の特定 ]: イベントを特定するソース名を指定します ログの特定でログを指定した場合に指定できます [ 特定しない ]: ソース名による特定を行いません

345 [ ソース名 ]: ソース名による特定を行います [ 分類の特定 ]: イベントを特定する 分類 を指定します イベントIDの特定で イベントIDを指定した場合に指定できます [ 特定しない ]: 分類による特定を行いません [ 分類 ]: 分類による特定を行います 図 11.3 [ イベント定義 [ ログファイル監視 ]] ダイアログボックス [ ラベルの特定 ]: ログファイル監視メッセージのラベルを指定します [ 特定しない ]: ラベルによる特定は行いません [ ラベル名 ]: [ 監視ログファイルの設定 ] ダイアログボックスで定義されたラベル名をコンボボックスから選択します [ メッセージテキストの特定 ]: ログファイル監視メッセージのテキストを指定します [ 特定しない ]: テキストによる特定は行いません [ メッセージテキスト ]: ログファイルメッセージを特定するメッセージテキストを指定します 注意 イベントログを監視する場合の注意事項 ソース名が MpAosfB のイベントは イベント ID が 9999 のものを除いて 監視の対象とはなりません Microsoft(R)ClusterServer を使用している場合 イベントが発生すると同一クラスタのすべてのノードのイベントログファイルにイベントログが出力されますが 監視の対象となるのはイベントが発生したノードだけです 上記に該当する場合 アクションを定義しても実行されません

346 注意 同一メッセージ抑止について 60 秒以内に同一のメッセージが複数発生した場合 2 つ目以降のメッセージは破棄されます このような同一メッセージ抑止が行われた場合 破棄されるメッセージに定義している自動アクションは実行されません 同一メッセージ抑止では 100 種類までのメッセージについて抑止します 60 秒以内に 100 種類以上のメッセージが発生した場合は 最新の 100 種類のメッセージについて抑止が行われます 正規表現の表記法について [ イベント定義 [ ログファイル監視 ]] ダイアログボックスの [ メッセージテキストの特定 ] は 正規表現で記述できます 正規表現として使用できる表記法は以下です 正規表現 意味. 任意の 1 文字を表します ( 改行を含む ) * 直前の 1 文字 ( 正規表現を含む ) の 0 回以上の繰返しを表します ^ 行の先頭であることを表します $ 行の末尾であることを表します [ 文字列 ] 文字列の中の任意の 1 文字を表します [^ 文字列 ] 文字列に使われている文字以外の任意の 1 文字を表します [ 文字 a- 文字 b] 文字 a から文字 b までの任意の 1 文字を表します 以下の表記法は使用できません 正規表現意味 ( 注 )? 直前の 1 文字 ( 正規表現を含む ) の 0 回以上 1 回以下の繰返しを表します 前後のどちらかに一致することを表します + 直前の 1 文字の 1 回以上の繰返しを表します \ \ の後に続く文字により特定の文字を表します 例 ) \s は空白文字 \n は改行など ( 文字列 ) () 内の文字列を 1 つのグループとします { 数値 } {} 内に指定した数値の繰返しを表します 注 )OS ソフトウェアにより異なる場合もあります 注意 上記の文字 ( 正規表現として使用できる文字 および正規表現として使用できない文字 ) を 一般の文字として使用したい場合は 文字の前に \ を付加してください 例 : \. \* \? \ など 文字列に 全角文字は指定できません 例えば 印刷 または 印字 と一致させるために 印 [ 刷字 ] と記述した場合 正しく動作しません [ と ] で囲まれる範囲では $ は 正規表現の特殊文字ではなく $ という文字として扱われます

347 参考 先頭に.* を設定した場合と省略した場合とでは 正規表現の意味は同じです 例えば.*error occurred と error occurred では どちらも error occurred を含む文字列という意味になります このように 正規表現を使用しない方が文字列の比較処理が速くなる場合があります このような場合は 正規表現を使用しないでください 正規表現例 abc 正規表現例 abc.ef a*b 意味 abc を含む文字列を表します aabc abcd などと一致します abc と ef の間に任意の 1 文字が入ります abcdef abc5ef などと一致します a という文字の 0 回以上の繰返しを表します b ab aab aaab などと一致します.* 任意の 1 文字を表す. と 直前の 1 文字の 0 回以上の繰返しを表す "*" の組合せにより 任意の文字列を表します ^abc xyz$ 行の先頭が abc であることを表します abcdef abcxyz などと一致します 行の末尾が xyz であることを表します 123xyz ABCxyz などと一致します 3001[IWEH] I W E H のいずれか 1 文字を表します 3001I 3001W 3001E 3001H と一致します 3500[^IN] I N 以外の 1 文字を表します 3500a 3500n などと一致し 3500I 3500N とは一致しません [0-9] TIMES 0 から 9 までの任意の 1 文字を表します 0 TIMES 2 TIMES などと一致します 定義例イベント監視の条件定義での定義例を示します 例 1) エラー番号の末尾がAのメッセージを監視する場合監視するメッセージ : error no 1000A : detail is... 監視するメッセージ : error no 1002A : detail is... 監視しないメッセージ : error no 1234E : detail is... error no の後に4 桁の数字があり その後がAと定義します 定義例 ( 正 ): error no [0-9][0-9][0-9][0-9]A : detail is... 定義例 ( 誤 ): error no *A * は 直前の 1 文字の 0 回以上の繰返しを意味します 任意の文字列という意味ではありません エラー番号部分を任意の文字列と表記したい場合は error no.*a と定義してください 例 2) 文字列 error occurred が含まれるメッセージを監視する場合 監視するメッセージ : 監視するメッセージ : file control error occured system error occured 監視しないメッセージ : file control succeeded

348 任意の文字列の後に error occurred があると定義します 定義例 :.* error occured error occurred で終わる文字列と定義します 定義例 : error occured$ 例 3) 文字列 Check system で始まるメッセージを監視する場合 監視するメッセージ : 監視するメッセージ : Check system -> Server01. Check system -> Server02. 監視しないメッセージ : Check database -> Server02. Check system で始まる文字列と定義します 定義例 : ^Check system アクションの実行条件を定義する イベントが発生した時にイベント監視機能によって自動実行されるアクションには その実行条件を定義することができます 定義できる実行条件は 休日 / 平日 時間およびその組合せです 実行条件はイベントごとに定義します アクションの実行条件の設定方法について説明します 操作手順 1. [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ オプション ] メニューから [ イベント監視の条件定義 ] を選択します 2. [ アクション定義 [ アクション条件 ]] ダイアログボックスの表示 [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウでアクション条件を設定するイベントを選択します 次に [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウの [ アクション ] メニューから [ アクション実行条件の設定 ] を選択します ( または右クリックによるポップアップメニューから [ アクション実行条件の設定 ] を選択します )

349 3. 監視するイベントのアクション条件について定義 表示された [ アクション定義 [ アクション条件 ]] ダイアログボックスで 監視するイベントのアクション条件について定義します 定義後 [OK] ボタンをクリックして定義を保存します 図 11.4 [ アクション定義 [ アクション条件 ]] ダイアログボックス [ アクション条件範囲 ]: アクション条件を指定します [ 条件指定なし ]: いかなる場合でも アクションを実行します [ 条件範囲にアクションを実行 ]: 指定した日にちと時間帯の両方に一致した場合にアクションを実行します [ 条件範囲外にアクションを実行 ]: [ 日にち ]: 指定した日にちと時間帯の両方に一致した場合は アクションを実行しません 日にちで条件範囲を設定します [ すべての日 ]: すべての日が条件範囲になります [ 平日 ( 運用日 )]: 平日 ( 運用日 ) が条件範囲になります [ カレンダー名 ] から カレンダ名を指定します 指定したカレンダの平日 ( 運用日 ) が対象となります [ 休日 ]: [ 時間帯 ]: 休日が条件範囲になります [ カレンダー名 ] から カレンダ名を指定します 指定したカレンダの休日が対象となります 時間帯で条件範囲を設定します [ すべての時間帯 ]: すべての時刻 (0:00~23:59) が条件範囲になります

350 [ 指定時間帯 ]: 条件範囲の開始と終了となる時刻を 0:00~23:59 までの範囲で指定します 指定した時間帯が条件範囲になります 注意 アクションを実行する時間帯は 日変わり時刻を意識しません 日変わり時刻の指定に関係なく 1 日の単位は 0:00 から 23:59 です アクションを実行する条件としてカレンダの運用日や休日を指定した場合 アクションを実行する時間帯は 指定日当日の 0:00 から 23:59 までとなります 実行アクションを登録する イベントが発生した時にアクションを自動的に実行させるには イベントに対して実行するアクションを登録する必要があります 実行するアクションは [ アクション定義 ] ダイアログボックスで定義します 同一のイベントに対して 複数の自動アクションを設定することができます イベント監視機能が提供する自動アクションについて説明します 音声による通知 メッセージの読上げ WAV ファイルの再生 または Beep 音で通知 電子メール ( ) 送信 で任意の文書を通知 ポップアップメッセージ通知 ポップアップメッセージで任意のメッセージを通知 ショートメール通知 ショートメールで任意のメッセージを通知 SNMP トラップ送信 SNMP トラップを発行 アプリケーション呼出し アプリケーションを起動 イベントログ出力 任意のメッセージをイベントログに出力 操作手順 1. [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ オプション ] メニューから [ イベント監視の条件定義 ] を選択します 2. [ アクション定義 ] ダイアログボックスの表示 [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウでアクションを設定するイベントを選択します 次に [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウの [ アクション ] メニューから [ アクションの設定 ] を選択します ( または右クリックによるポップアップメニューから [ アクションの設定 ] を選択します )

351 3. 自動実行するアクションについて定義 表示された [ アクション定義 ] ダイアログボックスで 自動実行するアクションについて定義します 定義後 [OK] または [ 適用 ] ボタンをクリックして 定義を保存します 図 11.5 [ アクション定義 ] ダイアログボックス -[ 音声通知 ] シート [ 音声による通知を行う ]: 音声通知を実施します [ 実行方法の指定 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合の アクションの実行方法 ( 上位優先 / 常時実行 ) を指定します [ 通知先情報 ]: 音声通知の通知先の情報です 通常はグレーアウトされており Systemwalker Centric Manager がインストールされている場合のみ有効です [ 音声通知の情報 ]: 音声通知の方法を定義します [ メッセージの読み上げ ]: 音声によるメッセージの読み上げを行います [WAV ファイルの再生 ]: WAV ファイルの再生による通知を行います [Beep 音 ]: Beep 音による通知を行います

352 [ 繰り返し回数 ]: 繰り返しの回数を設定します 図 11.6 [ アクション定義 ] ダイアログボックス -[ メール ] シート [ メールによる通知を行う ]: メールによる通知を実施します [ 実行方法の指定 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合の アクションの実行方法 ( 上位優先 / 常時実行 ) を指定します [ 宛名情報 ]: メールの宛先を定義します [ 宛先リスト ]: メールの通知先として登録されている宛先名が表示されます [ 追加 ] ボタン : 新たにメールの宛先を登録します [ 追加 ] ボタンをクリックすると メールの [ 宛先追加 ] ダイアログボックスが表示されます [ 変更 ] ボタン : すでに登録されている宛先を変更します [ 変更 ] ボタンをクリックすると メールの [ 宛先追加 ] ダイアログボックスが表示されます

353 [ 削除 ] ボタン : [ 送信情報 ]: 宛先リストで選択した宛先名が削除されます メール送信に関する情報を指定します [ イベントの内容を送信する ]: 特定されたメッセージに関する情報を送信します 送信される情報は 発生ホスト名 ( コンピュータ名 ) 発生日時 メッセージ本文です [ 詳細 ] ボタン : メールで送信する情報を設定します ボタンをクリックすると [ メール詳細 ] ダイアログボックスが表示されます [ メール提携用のデータを送信する ]: システムで発生したイベントに関する情報を Systemwalker Centric Manager のシステム監視機能に を使って送信します 通常はグレーアウトされており Systemwalker Centric Manager がインストールされている場合のみ有効です 図 11.7 [ メール詳細 ] ダイアログボックス [ メールの表題 ]: メールに付ける表題 (Subject) を指定します [ コメント ]: 送信したい文字列を指定します

354 [ 送信ファイル名 ]: 送信するファイル名を指定します 図 11.8 [ アクション定義 ] ダイアログボックス -[ ポップアップ ] シート [ ポップアップメッセージによる通知を行う ]: ポップアップメッセージによる通知を実施します [ 実行方法の指定 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合のアクションの実行方法 ( 上位優先 / 常時実行 ) を指定します [ 宛先情報 ]: ポップアップメッセージを通知する宛先を定義します 宛先は コンピュータ名またはユーザ名を指定します IP アドレスは指定できません [ 宛先リスト ]: ポップアップメッセージの通知先として登録されている宛先名が表示されます [ 追加 ] ボタン : ポップアップメッセージの通知先を追加します [ 追加 ] ボタンをクリックすると ポップアップメッセージの [ 宛先追加 ] ダイアログボックスが表示されます [ 変更 ] ボタン : すでに登録されているポップアップメッセージの通知先を変更します [ 変更 ] ボタンをクリックすると ポップアップメッセージの [ 宛先追加 ] ダイアログボックスが表示されます

355 [ 削除 ] ボタン : 宛先リストで選択した宛先名が削除されます [ メッセージ ]: ポップアップメッセージに表示する文字列を指定します 図 11.9 [ アクション定義 ] ダイアログボックス -[ ショートメール ] シート [ ショートメールによる通知を行う ]: ショートメールによる通知を実施します [ 実行方法の指定 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合の アクションの実行方法 ( 上位優先 / 常時実行 ) を指定します [ 宛先情報 ]: ショートメールの通知先を定義します [ 宛先リスト ]: ショートメールの通知先として登録されている宛先名が表示されます [ 追加 ] ボタン : ショートメールの通知先を追加します [ 追加 ] ボタンをクリックすると ショートメールの [ 宛先追加 ] ダイアログボックスが表示されます

356 [ 変更 ]: すでに登録されているショートメールの通知先を変更します [ 変更 ] ボタンをクリックすると ショートメールの [ 宛先追加 ] ダイアログボックスが表示されます [ 削除 ]: [ メッセージ ]: 宛先リストで選択した宛先名が削除されます ショートメール送信するメッセージ情報を定義します [ テキスト形式 ]: メッセージ入力域に テキスト形式の文字列を入力する時に指定します [ 番号形式 ]: メッセージ入力域に 番号形式の文字列を入力する時に指定します [ メッセージ ]: 送信するメッセージを指定します 送信できる文字列の長さは モデムや通知先のショートメールの種類により異なります それぞれの取扱説明書を参照して 送信するメッセージの長さを考慮してください 図 [ アクション定義 ] ダイアログボックス -[SNMP トラップ ] シート [SNMP トラップを発行する ]: SNMP トラップ発行を実施します

357 [ 実行方法の指定 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合の アクションの実行方法 ( 上位優先 / 常時実行 ) を指定します [ トラップ送信先 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合の アクションの実行方法を指定します [ コミュニティ名 ]: SNMP トラップで使用するコミュニティ名を指定します [ ホスト名 ]: [ メッセージ ]: SNMP マネージャーが存在するホスト名を指定します 通知するメッセージテキストを指定します [ メッセージをトラップで送信する ]: 下位サーバから送信されたトラップの PDU データをそのままでトラップを送信する場合 または 発生したイベントメッセージをトラップで送信する場合に選択します 通常はグレーアウトされており Systemwalker Centric Manager がインストールされている場合のみ有効です 図 [ アクション定義 ] ダイアログボックス -[ アプリケーション起動 ] シート [ アプリケーションを起動する ]: アプリケーション起動を実施します

358 [ 実行方法の指定 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合の アクションの実行方法 ( 上位優位 / 常時実行 ) を指定します [ アプリケーション詳細 ]: アクション実行時には 指定された起動ファイルを指定されたパラメタで実行します [ 起動ファイル ]: 起動するアプリケーションの実行ファイルを指定します [ パラメタ ]: 起動ファイルに渡すパラメタを指定します [ 実行時のディレクトリ ]: アプリケーションが動作するディレクトリを指定します [ 起動時の扱い ]: アプリケーションを起動する場合の表示方法 ( 普通に表示 / 非表示 / アイコン化 ) を指定します 図 [ アクション定義 ] ダイアログボックス -[ イベントログ出力 ] シート [ イベントログにメッセージを出力する ]: イベントログにメッセージを出力します [ 実行方法の指定 ]: 発生したイベントに対して メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合の アクションの実行方法 ( 上位優先 / 常時実行 ) を指定します

359 [ イベント詳細 ]: イベントの種類 ( エラー / 警告 / 情報 ) および出力するメッセージを指定します 注意 イベント監視機能では サーバの負荷とその必要性を考慮して ある一定の時間内に再び同一イベントが発生した場合には アクションを実行しないようになっています アクションが一度実行されて 再アクションが抑止され続ける間の時間を 抑止時間 といいます Systemwalker Operation Manager の場合 アクションの抑止時間は 1 分です ポップアップメッセージを通知するには アクション実行先ホストおよび通知先コンピュータにおいて Messenger サービス が起動されている必要があります 通知先コンピュータが Windows Vista(R) Windows Server 2008 および Windows(R) 7 の場合 以下のいずれかの製品がインストールされている必要があります - Systemwalker Centric Manager - クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - 運用管理クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - 業務サーバ - 部門管理サーバ - 運用管理サーバ - Systemwalker Operation Manager - クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - サーバ Server Core 上の Systemwalker Operation Manager サーバの [ イベント監視の条件定義 ] で ポップアップメッセージ通知のアクションを定義する場合 [ 宛先リスト ] のコンピュータ名には 以下のいずれかの製品がインストールされている運用管理クライアント またはクライアントを指定してください - Systemwalker Centric Manager - クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - 運用管理クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] - Systemwalker Operation Manager - クライアント [ 選択オプション : アクション実行 ( 音声通知 )] ポップアップメッセージアクションは 未起動コンピュータや登録されていないコンピュータ名を宛先に設定した場合 ポップアップメッセージによる通知は行われませんが アクションは正常終了します また LAN ケーブルが接続されていない等の通信異常の場合も 同様にポップアップメッセージによる通知は行われませんが アクションは正常終了します ポップアップメッセージアクションが正常終了となるにもかかわらず ポップアップメッセージが通知されない場合は Windows(R) の NET SEND コマンドを実行し ポップアップメッセージの通知ができる環境が整っていることを確認してください ポップアップメッセージは Microsoft ネットワークのみで使用できます 指定した宛先 ( コンピュータ名またはユーザ名 ) にメッセージが送信できるかどうかの確認は [ アクション環境設定 ] ダイアログボックスの [ アクション実行先 ] で指定したホスト上で Windows(R) の NET SEND コマンドを実行することによりできます ポップアップメッセージの宛先に IP アドレスを指定することはできません コンピュータ名 ユーザ名 またはドメイン名のいずれかを指定してください ポップアップメッセージを表示するコンピュータが WAN で接続された先にある場合は ホスト名検索でタイムアウトが発生し ポップアップメッセージが表示されない場合があります WAN で接続された先のコンピュータは指定しないでください WAV ファイルの再生をする場合 ファイル名はフルパスで指定してください

360 音声通知のアクションを実行するためには Microsoft Speech API(SAPI) 対応の音声合成エンジンが実装された製品が必要です Server Core 上のサーバでは音声通知のアクションは実行できません 音声通知の [ 繰り返し回数 ] に 0 を指定した場合 音声の停止操作がされるまで無限に繰り返します Windows Vista(R) Windows Server 2008 および Windows(R) 7 の環境で 音声通知 ポップアップメッセージ通知 ショートメール通知を行う場合は Users グループに所属しているユーザで OS にログインしてください ログインした場合にアクション実行を使用できます Windows Vista(R) Windows Server 2008 および Windows(R) 7 において OS を起動するだけでアクション実行を使用可能にするには 自動ログインの設定が必要になります Systemwalker Centric Manager と共存する場合は インストールしている Systemwalker Centric Manager のサーバ種別により アクション実行に必要な権限が異なります 詳細は Systemwalker Centric Manager 使用手引書監視機能編 を参照してください イベントログ出力を指定できるのは 監視対象ホストが Windows(R) の場合だけです アプリケーション起動では コマンドの終了を待ち合わせしません アプリケーション起動の対象となるイベントが複数発生した場合 同時にすべてのアプリケーションが実行されます 複数のコマンドが同時に実行されると問題がある場合は 実行するアプリケーションに排他制御を行ってください アクション定義先のサーバが Windows(R) の場合 アプリケーションはシステムアカウント権限で起動されます そのため システムアカウント権限で実行できないコマンドは 実行時にエラーとなります 標準出力や標準エラー出力にメッセージを出力するアプリケーションの場合は バッチファイルでアプリケーションの出力を別ファイルにリダイレクトするように記述し バッチファイル名を [ アクション定義 ]-[ アプリケーション起動 ] のアプリケーション名に設定してください アプリケーションは起動ユーザや環境変数など Systemwalker Operation Manager と同じ動作環境で起動されます 起動するアプリケーションが特殊な環境変数 ( ライブラリのパス等 ) を必要とする場合は 対象となるアプリケーションを起動するバッチプログラムを作成し 必要な環境変数を設定してください Windows Vista(R) および Windows(R) 7 では アプリケーション起動アクションに画面を表示するようなアプリケーションは指定できません そのようなアプリケーションを指定した場合 アクション実行時に OS が出力する [ 対話型サービスダイアログ検出 ] 画面が表示され アプリケーションが強制終了されます メールに半角カナ文字 ( - などの記号を含む ) を使用した場合 全角文字に変換して送付されます メールの表題を設定しなかった場合 表題は Event Monitor Report になります 11.2 アクションを操作する 本節では アクションの操作について説明します アクションの操作手順 アクション管理機能では イベント監視機能によって自動実行されるアクションのうち ショートメール 音声通知 メールおよびポップアップメッセージに対して 以下の操作を行うことができます これにより 実行されるアクションが多いなどの理由でアクションが実行されない時に アクションの実行順序を変更してほかのアクションよりも先に実行させることができます 実行待ちアクションの実行待ち順位の変更 実行待ちアクションの実行の一時停止 アクションの一時停止解除 実行待ちアクションの削除

361 実行中アクションの停止 ( 音声通知の場合 ) アクションの操作手順について説明します 1. アクションの実行状況を確認する 2. 各アクションを操作する アクションの実行状況を確認する イベントが発生した時に実行されるアクションの実行状況を確認することができます その手順について説明します 操作手順 1. [ アクション管理 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ オプション ] メニューから [ アクション管理 ] を選択します 図 [ アクション管理 ] ウィンドウ [ 種別 ]: 音声通知 ポップアップメッセージ メール ショートメールといったアクションがアイコンで表示されます [ 状態 ]: アクションの実行状態 ( 実行中 / 実行待ち / 異常終了 / 一時停止中 ) が表示されます [ 管理番号 ]: アクション管理機能が設定する管理番号が表示されます [ 要求元 ]: 要求元のアプリケーション名が表示されます [ 送信先 ]: アクションを送信する先のアドレスまたは宛先名が表示されます [ 受付日時 ]: アクション管理機能でアクションの実行を受け付けた日時が表示されます [ 実行待ち順序 ]: アクションの実行待ちの順序が表示されます [ アクション実行ホスト ]: アクションを実行するホスト名が表示されます

362 2. 表示するアクションの絞り込み 表示されるアクションが多いときは 表示するアクションを種類別に選択します [ アクション管理 ] ウィンドウの [ 表示 ] メニューから表示するアクション種別を選択します 3. アクションの実行状況の確認 表示された [ アクション管理 ] ウィンドウで アクションの実行状況を確認します 4. [ アクション詳細 ] ダイアログボックスの表示 [ アクション管理 ] ウィンドウで詳細情報を表示したいアクションを選択します 次に [ アクション管理 ] ウィンドウの [ ファイル ] メニューから [ プロパティ ] を選択します 5. アクションの詳細情報の確認 [ アクション詳細 ] ダイアログボックスで アクションの詳細情報を確認します 図 [ アクション詳細 ] ダイアログボックス アクションを操作する イベントが発生した時に実行されるアクションを操作することができます その手順について説明します 操作手順 1. [ アクション管理 ] ウィンドウの表示 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ オプション ] メニューから [ アクション管理 ] を選択します 2. 操作対象のアクションの選択操作したいアクションを [ アクション管理 ] ウィンドウで選択します 3. アクションの操作 [ アクション管理 ] ウィンドウの [ 操作 ] メニューから [ 実行 ] [ 一時停止 ] [ 再開 ] または [ 削除 ] を選択します

363 [ 実行 ]: 選択したアクションの実行待ち順序を一番に設定します [ 一時停止 ]: 選択したアクションを一時停止状態にします [ 再開 ]: 選択したアクションの一時停止状態を解除します [ 削除 ]: 選択したアクションを削除します 音声通知の場合は 実行中でも削除できます 実行中の音声通知は 削除した時点で音声通知を停止します アクションの各状態に対して 操作できる / できないの関係を以下に示します

364 第 12 章監査ログを分析する 本章では 監査ログの分析について説明します 12.1 監査ログの情報 監査ログファイルには 以下の記録が監査ログとして格納されています なお 監査ログファイルはOSの管理者のみが参照可能です スケジュールの定義変更 操作の記録 ジョブ / キューの定義変更 操作の記録 コマンド /APIの操作の記録 サービス / デーモンの起動記録 Systemwalker Operation Managerへのログイン認証の記録 Systemwalker Operation Manager 環境設定クライアントによる定義変更 操作の記録 クライアントの利用記録監査ログで記録される操作内容については 付録 C 監査ログの検索キーワード一覧 を参照してください 注意 Systemwalker Operation Manager クライアントから接続した場合の監査ログについて 以下の場合 Systemwalker Operation Manager クライアントの監査ログは記録されません クライアントマシンのシャットダウン / ログオフ時 クライアントマシンとサーバマシンのネットワーク異常時 クライアントの操作履歴をサーバの監査ログに記録するには クライアントのバージョンを V 以降にしてください V および V のクライアントで接続した場合 接続したクライアントのバージョン情報以外 監査ログには一切記録されません 12.2 監査ログの運用例 監査ログは 管理者がテキストエディタや Microsoft(R) Excel などを使って参照 分析することができます 監査ログを参照 分析する手順と利用例について説明します 監査ログを参照 分析する手順 監査ログを参照 分析する手順は以下のとおりです 操作手順 1. 監査ログ出力の定義で指定した Systemwalker Operation Manager サーバ上の出力先から該当する監査ログファイルをテキストエディタや Microsoft(R) Excel に取り込みます 監査ログは 以下のように CSV 形式で各項目はコンマで区切られて監査ログファイルに記録されています "2006/09/26 11:25: "," ","host1","user1","ADD_PROJECT","SUBSYSTEM=0;PROJECT=PRJ01;"," プロジェクトを追加します ",S,"MPJOBSCH","PID=8045;", "2006/09/26 11:30: "," ","host1","user1","ADD_JOBNET","SUBSYSTEM=0;PROJECT=PRJ01;JOBNET =JOBNET01;"," ジョブネットを追加します ",S,"MPJOBSCH","PID=8045;",

365 "2006/09/26 11:30: "," ","host1","user1","START_JOBNET","SUBSYSTEM=0;PROJECT=PRJ01;JOBN ET=JOBNET01;"," ジョブネットを起動します ",S,"MPJOBSCH","PID=8045;", 2. テキストエディタや Microsoft(R) Excel に取り込んだ監査ログを検索機能 ソート機能を使って目的に応じた監査ログを抽出し 監査ログを参照 分析します Microsoft(R) Excel 使用する場合は Microsoft(R) Excel のデータの並べ替えや フィルタ機能を使用すると監査ログの分析が効率よく行えます 監査ログの利用例 監査ログの利用例をいくつか示します 分析の目的にあった特定の情報を含むレコードを活用した例 あるジョブネットの変更 操作に関する情報を絞込みたい場合は ジョブネット名を検索キーワードとして 特定のジョブネット名を含む監査ログのみを抽出し その内容を分析します 検索キーワードについては 付録 C 監査ログの検索キーワード一覧 を参照してください 監査ログの主な情報は 以下のとおりです 日付 操作場所 実行ホスト 操作者 操作を行った日時 操作を行った場所 操作を実際に実行するホスト名 操作を行ったユーザ名 操作種別操作した内容の分類 ( 追加 変更 削除など ) 操作対象操作を特定する情報 ( プロジェクト名 / サブシステム番号 / ジョブネット名 / カレンダ名など ) 操作内容 実行結果 操作した内容 実行した操作の成否 監査ログの詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 利用例 1 目的 : 定義の誤りが見つかったため ジョブネット "AAA" を変更したユーザを特定したい 方法 : 監査ログファイルからジョブネット名 "AAA" を含む行を抽出し 操作者 および 操作内容 の情報からユーザを特定します 利用例 2 目的 : 運用手順書に従った操作だけ行われているかを確認したい 方法 : 監査ログファイルから確認したいオペレータ "BBB" を含む行を抽出し 運用手順書に従った操作が行われているかを確認します 利用例 3 目的 : 複数のサブシステムの運用で サブシステム 1 のジョブネット "CCC" に関する記録だけを抽出したい 方法 : 操作対象 に以下の文字列を含んでいる行を抽出し 次にジョブネット名 "CCC" を含む行を抽出します - SUBSYSTEM=1 - SUBSYSTEM=all 利用例 4 目的 : 下位バージョンのクライアントでサーバに接続しているユーザがいないかを確認したい

366 方法 : 操作種別 に ADMIT_OMGR の文字列を含んでいる行を抽出し 追加情報 の CL_VERSION=XXX を確認します XXX に V13.0 or V13.1 と表示されている場合は V および V のクライアントからの接続を表します V13.2 or later と表示されている場合は V 以降のクライアントからの接続を表します トラブル発生時に利用する例 トラブルの発生時にイベントログ /SYSLOG ジョブの実行履歴など 同時に以下の記録を確認することで トラブルの切り分けに役立てることができます サービス / デーモンの起動記録 Systemwalker Operation Manager 共通基盤 カレンダ機能 ジョブスケジューラ機能 ジョブ実行制御機能 ACL マネージャのサービス / デーモンの起動 / 停止のログが 操作内容 に以下の形式で記録されます Windows の場合 - "< 機能名 > デーモン / サービスを起動します " - "< 機能名 > デーモン / サービスを停止します " < 機能名 > には Systemwalker Operation Manager 共通基盤 カレンダ機能などの機能名が出力されます UNIX の場合 - " コマンドを実行します (COMMAND=< コマンド名コマンド引数 >)" ただし ACL マネージャについては以下のメッセージが出力されます - "Started the ACL Manager daemon/service." - "Stopped the ACL Manager daemon/service." Systemwalker Operation Manager へのログイン認証記録 Systemwalker Operation Manager へのログイン認証のログが 操作内容 に以下の形式で記録されます - " ユーザを認証します " 複数サーバ監視機能や複数サーバへのポリシー配付など 複数のサーバをまたぐ機能を使用している場合 他のサーバへの認証が自動的に行われます その際 認証に使用するユーザー ID/ パスワードはログインしているユーザー ID/ パスワードが自動的に使用されますが その認証記録も各サーバの監査ログに記録されます Systemwalker Operation Manager 環境設定クライアントによる定義変更 操作の記録 ポリシーの適用のログが 操作内容 に以下の形式で記録されます - " ポリシーを適用します " クライアントの利用記録 どのクライアントを利用したかというログが 操作内容 に以下の形式で記録されます - "< 画面名 > にログインします " < 画面名 > には 以下が出力されます - Systemwalker Operation Manager 画面 - Systemwalker Operation Manager 環境設定画面 - 複数サーバ監視画面 - ジョブスケジューラ情報印刷画面 - マスタスケジュール管理状況監視ウィンドウ - マスタスケジュール管理環境設定ダイアログボックス

367 第 13 章運用に合わせて変更する 本章では Systemwalker Operation Manager の環境を運用にあわせて変更する方法について説明します 13.1 スケジュールサーバシステムダウン時に業務を継続する スケジュールサーバのシステムダウン時にネットワークジョブ 分散実行ジョブの実行を継続するかどうかは 実行継続モード切り替えコマンド (jmmode コマンド ) を使って定義します 実行継続モード切り替えコマンド (jmmode コマンド ) を定義する方法について説明します なお 以下の操作は 連携しているスケジュールサーバおよび実行サーバ全てで同様に実施してください 操作手順 1. サービス / デーモンの停止 以下のサービス / デーモンを停止します - ジョブスケジューラサービス / デーモン - ジョブ実行制御サービス / デーモン 2. 実行継続モード切り替えコマンド (jmmode コマンド ) の実行 continue オペランドを指定した jmmode コマンドを実行して ネットワークジョブ 分散実行ジョブの実行継続モードを有効にします jmmode コマンドの詳細については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の 共通コマンド を参照してください 3. サービス / デーモンの起動 以下のサービス / デーモンを起動します - ジョブ実行制御サービス / デーモン - ジョブスケジューラサービス / デーモン 注意 Windows 版の場合は スケジュールサーバのシステムダウン時に実行を継続できるジョブは ネットワークジョブ 分散実行ジョブだけです スケジュールサーバで実行していたジョブの実行は継続されません UNIX 版の場合は スケジュールサーバのシステムダウン時に実行を継続できるジョブは ジョブ実行制御属性を持つジョブネット内のネットワークジョブ 分散実行ジョブだけです 他の属性を持つジョブネット内のジョブや スケジュールサーバで実行していたジョブの継続はされません JCL ファイルを使用している場合 スケジュールサーバのシステムダウン時に 業務の実行は継続されません ジョブスケジューラコマンド (jobschprint コマンドを除く ) を使用してジョブネットやグループなどの登録を行った場合 スケジュール情報ファイルは二重化されません コマンドの実行中にスケジュールサーバのシステムダウンが発生した場合 スケジュール情報ファイルが破壊されることがあります スケジュールサーバと実行を依頼する全ての実行サーバで実行継続モードを統一する必要があります 注意 ネットワークジョブ 分散実行ジョブの実行継続モードについて インストール時には スケジュールサーバがシステムダウンしたときに ネットワークジョブ 分散実行ジョブが強制終了されるモードに設定されています この場合 システムダウン後のスケジュールサーバ再起動時に ジョブは 実行を中断した ( 終了コード =239) として扱われます

368 注意 スケジュール情報ファイルの二重化について jmmode コマンドでスケジュール情報ファイルの二重化を指定した場合 スケジュール情報ファイルの他にバックアップファイルの書込みを同期書込みで行います バックアップファイルの書込みと同期書込みにより スケジュール情報ファイルの不整合が発生しにくくなります ただし グループ ジョブネット ジョブのスケジュール性能 起動性能は劣化します スケジュールどおりに問題なくジョブネットが起動されるか 十分に性能検証を行った後に運用してください 二重化を指定した場合においても OS がディスクに書込んでいる途中に電源切断が起きた場合などでは スケジュール情報ファイルの不整合が発生するおそれがあります このような場合に備えて 定期的にバックアップをする運用を検討してください jmmode コマンドでスケジュール情報ファイルの二重化を指定しない場合は スケジュール性能 起動性能の劣化は避けられます ただし 予定外の電源切断などによりスケジュール情報ファイルの不整合が発生する可能性が高くなりますので 定期的にバックアップを実施し 障害発生時にはリストアをする運用を検討してください 注意 ポリシーの配付について Windows 版 ネットワークジョブ 分散実行ジョブの実行継続モードを有効にしているサーバ環境から抽出したポリシー情報 ( ジョブスケジューラの起動パラメタ情報 ) を 実行継続モードを有効にしていないサーバ環境に配付 / 適用する場合は ポリシー情報を配付後に 配付先のサーバ上で continue オペランドを指定した jmmode コマンドを実行して 実行継続モードを有効にしてください また 逆に 実行継続モードを有効にしていないサーバ環境から抽出したポリシー情報 ( ジョブスケジューラの起動パラメタ情報 ) を 実行継続モードを有効にしているサーバ環境に配付 / 適用する場合は ポリシー情報を配付後に 配付先のサーバ上で cancel オペランドを指定した jmmode コマンドを実行して 実行継続モードを無効にしてください 13.2 ネットワークジョブの実行サーバを二重化する ネットワークジョブの実行サーバを二重化する場合 以下の定義が必要です 第 2 候補の実行サーバを指定する ネットワークジョブの実行サーバを二重化する場合 第 1 候補および第 2 候補の実行サーバを 以下の 3 とおりの方法によって定義します [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートによる定義 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 依頼ホスト名 ] 欄に 第 1 候補および第 2 候補の実行サーバを 第 1 候補のホスト名, 第 2 候補のホスト名 の形式で指定します [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートによる定義 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートによる定義では [ デフォルトホスト名 ] 欄に 第 1 候補および第 2 候補の実行サーバを 第 1 候補のホスト名, 第 2 候補のホスト名 の形式で指定します jobschsetnet コマンドによる定義 [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウおよび [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウについては ジョブネットを登録する ジョブを登録する および ジョブネット情報を設定する を参照してください jobschsetnet コマンドを使って 第 1 候補および第 2 候補の実行サーバを定義する方法について説明します

369 操作手順 1. ジョブ制御文の req_host オペランド またはジョブネット制御文の defaulthost オペランドによって 第 1 候補および第 2 候補の実行サーバを設定します 第 1 候補のホスト名, 第 2 候補のホスト名 の形式で指定します 2. -nent または -nche オペランドを指定して jobschsetnet コマンドを実行します 定義ファイル には 1. で編集したジョブ制御文またはジョブネット制御文を格納したファイル名を指定します jobschsetnet コマンド ジョブ制御文 およびジョブネット制御文については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の ジョブスケジューラコマンド を参照してください 13.3 データベースディレクトリとスプールディレクトリを分散する サブシステム環境で大量のジョブを起動する場合のために データベースディレクトリとスプールディレクトリを任意のディスクへ分散して配置する方法を説明します ディレクトリの格納場所 サブシステム環境の作成時には データベースディレクトリとスプールディレクトリは以下に格納されています データベースディレクトリ Windows 版の場合 Solaris 版の場合 HP-UX 版の場合 AIX 版の場合 Linux 版の場合 インストール先ディレクトリ \MpWalker.JM\mpjobsch\jobdbn /var/opt/fjsvjobsc/jobdbn /opt/fhpjobsch/db/jobdbn /usr/faixjobsc/db/jobdbn /var/opt/fjsvjobsc/jobdbn スプールディレクトリ Windows 版の場合 Solaris 版の場合 HP-UX 版の場合 AIX 版の場合 Linux 版の場合 インストール先ディレクトリ \MpWalker.JM\mpmjessv\mjesn\mjespool /var/opt/fjsvmjs/var/spool/mjes/mjesn /opt/fhpmjs/var/spool/mjes/mjesn /opt/faixmjs/var/spool/mjes/mjesn /var/opt/fjsvmjs/var/spool/mjes/mjesn 上記の JOBDBn jobdbn mjesn の n は サブシステム 1~9 までの各サブシステム番号に対応します サブシステム番号が 0 の場合は サブシステムを複数起動しない場合と同じディレクトリに格納されます ディレクトリの分散手順 UNIX 版 UNIX 環境におけるデータベースディレクトリとスプールディレクトリの分散は データベースディレクトリとスプールディレクトリを任意のディスクへ移動した後 サブシステム環境の作成時の格納場所にシンボリックリンクを作成することで行います Solaris 環境で データベースディレクトリを /disk1 配下へ スプールディレクトリを /disk2 配下へ移動する場合を例として説明します 1) ディスクへの移動 データベースディレクトリおよびスプールディレクトリを別のディスクに移動します # mv /var/opt/fjsvjobsc/jobdbn /disk1/jobdbn # mv /var/opt/fjsvmjs/var/spool/mjes/mjesn /disk2/mjesn

370 2) シンボリックリンクの作成 以下の例のようにシンボリックリンクを作成します # ln -s /disk1/jobdbn /var/opt/fjsvjobsc/jobdbn # ln -s /disk2/mjesn /var/spool/mjes/mjesn 備考. 例の n は実際のサブシステム番号にしてください ディレクトリの分散手順 Windows 版 Windows 環境におけるデータベースディレクトリとスプールディレクトリの分散は [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウから呼び出されるシートで 分散先のディスクのデータベースディレクトリとスプールディレクトリを指定することで行います データベースディレクトリ : [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウから [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウの [ データベース ] シートを呼び出します このウィンドウで 初期値のドライブ名を別のディスクのドライブ名に変更します スプールディレクトリ : [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウから [ 運用情報の定義 ] ウィンドウを呼び出します [ 運用情報の定義 ] ウィンドウの [ クラスタ設定 ] シート -[ スプールディレクトリ ] で 別のディスクのディレクトリを指定します 注意 スプールディレクトリに指定するディレクトリは ジョブ実行制御が作業ディレクトリとして使用するため 初期化モードで起動するときにファイルやディレクトリが削除されます スプールディレクトリの指定先には 必ず空のディレクトリを指定してください

371 第 14 章スケジュールされた業務の状態と動作 本章では スケジュールされた業務の状態や動作について説明します 14.1 ジョブ / ジョブネット / グループの状態と動作 本節では ジョブ ジョブネットおよびグループの状態と動作について説明します ジョブの状態 ここでは ジョブスケジューラに登録し スケジュールされたジョブの状態について説明します ジョブには 以下の状態があります 状態で説明する表示色は [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウに表示されたときのアイコンの色です 正常終了 青で表示されます ジョブの正常終了とは 以下のどちらかの状態です 終了コードが [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで指定した [ 正常終了コード上限値 ] 以下の場合 ただし 環境設定の [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウで [ 疑似正常を有効とする ] にチェックしている場合は 終了コード 0 のみが正常終了です 終了コード 1 以上 上限値以下の場合は疑似正常として正常終了と区別されます [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで [ 終了コードに関わらず正常 ] を指定した場合 ( 環境設定で [ 疑似正常を有効とする ] をチェックしていても どのような終了コードでも 正常終了になります ) 疑似正常 水色で表示されます ジョブの疑似正常とは [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウで [ 疑似正常を有効とする ] にチェックした場合に表示される状態です 終了コードが 1 以上 [ 正常終了コード上限値 ] 以下のジョブの終了状態です 異常終了 赤で表示されます アイコンアニメーションが有効の場合は 赤色の円内に が点滅表示されます ジョブの異常終了とは 終了コードが [ 正常終了コード上限値 ] を超えたジョブの終了状態です 強制終了 黄で表示されます 強制終了とは ジョブに対して利用者が 強制終了 操作を行った状態です 警告状態 茶で表示されます アイコンアニメーションが有効の場合は 茶色の円内下部にアニメーションが表示されます ジョブが子ジョブネット およびリンクジョブネットの場合に 子ジョブネット およびリンクジョブネットが警告状態になった状態です ジョブネットの警告状態は ジョブネットの状態 を参照してください 実行中 緑で表示されます アイコンアニメーションが有効の場合は 緑色の円内下部にアニメーションが表示されます 実行中とは ジョブが実行されている状態です

372 実行待ち ピンクで表示されます 実行待ちとは ジョブが本日スケジュールされており 実行を待っている状態です 実行遅延 紫で表示されます 実行遅延とは ジョブがキューに繋がれていて 実行されていない状態です 例えば 実行多重度を超える複数のジョブがキューに繋がれていて 実行の順番を待っているような場合です 停止中 オレンジで表示されます 停止中とは ジョブに対して 利用者が 停止 操作を行った状態です 停止された場合 ジョブは停止解除されるまで起動されません 停止されたジョブの後続ジョブも起動されません 無効状態 灰色で表示されます 無効状態とは ジョブに対して 利用者が 無効 操作を行った状態です ジョブの実行をスキップしたい場合に無効状態にします 無効状態のジョブは 先行のジョブが終了した時点で疑似的に正常終了扱いになります そのため 後続のジョブは 停止することなくそのまま実行されます パス状態 アイコン枠はドット円で表示され アイコンは薄い色のイメージになります パス状態とは 先行ジョブの終了コードの値によって後続ジョブをどのように起動させるか切り分けている場合に 条件に当てはまらずにパスされた ( 実際に起動されずに実行を飛ばされた ) ジョブの状態です パスされたジョブがパスされる前にどの状態だったかによって アイコン枠が以下のように表示されます 実行待ちのジョブがパスされた状態 アイコン枠はピンクのドット円で表示されます 停止中のジョブがパスされた状態 アイコン枠はオレンジのドット円で表示されます 無効状態のジョブがパスされた状態 アイコン枠は灰色のドット円で表示されます ジョブの先行後続の関係を表示する接続線 ジョブの先行後続の関係によって 接続線が以下のようになります 通常のジョブの接続関係 黒の実線で接続されます リカバリジョブの接続関係 赤の実線で接続されます 終了コードによって後続ジョブを切り分けている場合の接続関係 青色の線で接続されます ただし 条件に当てはまらずにジョブがパス状態になった場合は先行ジョブとパス状態のジョブの接続線はグレーの線に変わります ジョブの操作と動作 ここでは ジョブの操作とそれにともなうジョブの動作について説明します ジョブに対して 以下の操作ができます

373 強制終了 実行中のジョブや実行遅延のジョブを強制的に終了します ジョブは強制終了状態になります 再起動 異常終了または強制終了したジョブを再起動します ただし リカバリジョブが実行中の場合は 再起動することはできません Systemwalker OperationMGR V10.0L21/10.1 以前のサーバに接続した場合 再起動できるのはジョブネットの状態が警告の場合に限ります また リカバリジョブに対して再起動することもできません 操作は無視されます 停止 実行待ちのジョブや終了したジョブを停止状態にします 停止したジョブは 先行ジョブの正常終了などによりジョブの起動条件が整っても 起動を一時停止されているため 実行されません 停止したジョブの後続ジョブも実行されません 停止解除 停止中のジョブを停止解除します ジョブは以下の状態になります ジョブの起動条件が満たされる前に停止解除した場合は 停止中のジョブは停止する前の状態に戻ります 停止中にジョブの起動条件が満たされた場合は 停止解除後に そのジョブは起動されます 起動条件が先行ジョブの終了の場合における例を下図に示します なお 先行ジョブが異常終了したときにリカバリジョブが停止中の場合は 停止解除後にリカバリジョブが起動されます 無効 実行待ち / 停止中 / 終了したジョブを無効状態にします 無効状態になったジョブは 起動条件が整うとスキップされ 後続ジョブが起動されます 停止中に起動条件が整った場合 無効にすると無効にした時点でジョブはスキップされます 起動条件が先行ジョブの終了の場合における例を下図に示します

374 [ 元のジョブ再起動 ] を指定しているリカバリジョブを無効状態にした場合は 先行ジョブが異常終了したときにリカバリジョブがスキップされ 元のジョブは再起動されません 無効解除 無効状態のジョブを無効解除します ジョブは以下の状態になります 起動条件が整う前に無効解除した場合 ジョブの状態は 無効 操作を行う前の状態に戻ります ただし 無効 操作を行う前の状態が停止中の場合は 停止する前の状態に戻ります 無効状態の時に起動条件が整った場合 ジョブはスキップされ 正常終了の状態になります 起動条件が先行ジョブの終了の場合における例を下図に示します ジョブネットの状態 ここでは ジョブスケジューラに登録し スケジュールされたジョブネットの状態および動作について説明します ジョブネットには 以下の状態があります 状態で説明する表示色は [ ガントチャート ] ウィンドウで表示されたガントチャートの色です 正常終了 青で表示されます

375 ジョブネットの正常終了とは すべてのジョブが正常終了した状態です ジョブの正常終了については ジョブの状態 を参照してください 異常終了 赤で表示されます ジョブネットに属するジョブが異常終了し ジョブネットが終了した状態です 例えば以下のような場合に 異常終了になります 強制終了 黄で表示されます

376 実行中のジョブネットや 強制終了状態のジョブを含む警告状態のジョブネットに対して 利用者が 強制終了 操作を行い ジョブネットが終了した状態です ジョブネットに属するジョブに対して利用者が 強制終了 操作を行い ジョブネットが終了した場合も 強制終了になります 例えば以下のような場合に 強制終了になります 警告状態 茶で表示されます ジョブネットの中に異常終了または強制終了のジョブがあり 別のルートに実行中のジョブが存在する状態です

377 注意 ジョブネットに属する異常終了のジョブを再起動した結果 ジョブネット内に異常終了のジョブが存在しなくなってもジョブネットは警告状態のままとなります ジョブネットが終了した時点で 正常終了 疑似正常など 通常の状態表示になります 実行中 緑で表示されます 実行中は ジョブネットが実行されている状態です すなわち ジョブネットに属するジョブが実行されている状態です ジョブネットに属するジョブに対して利用者が 停止 操作を行い ジョブが一時停止した状態の場合も ジョブネットは実行中となります 実行待ち ピンクで表示されます

378 実行待ちは ジョブネットがスケジュールされており 本日 起動予定がある状態です 停止中オレンジで表示されます ジョブネットに対して 利用者が 停止 操作を行った場合の状態です 停止中にジョブネットの起動条件が満たされた場合は 停止解除とともにジョブネットは実行されます ジョブネットの停止中に ジョブネットの 2 度目の起動条件が満たされた場合 実行拒否を示す refused のメッセージが jobdb*.log のログファイルに出力され 2 度目の起動条件のジョブネットは実行されません 停止解除とともに最初の起動条件のジョブネットが実行されます 無効状態 灰色で表示されます ジョブネットに対して 利用者が 無効 操作を行った場合の状態です

379 無効状態で起動時刻が到来した場合 起動時刻が到来した時点でスキップされ 疑似的に正常終了の状態になります 本日中に次の起動予定がある場合は 実行待ちの状態になります 無効中に次の起動時刻が到来した場合 ジョブネットは起動時刻が到来するごとにスキップされ 無効解除とともに正常終了の状態になります ジョブネットが階層化されている場合は 先行のジョブ 子ジョブネット またはリンクジョブネットが終了した時点でスキップされ 疑似的に正常終了の状態になります 後続のジョブ 子ジョブネット またはリンクジョブネットは 続けて実行されます 無効状態のジョブネットが存在するグループの場合は 無効状態のジョブネットは 先行のジョブネットが終了した時点でスキップされ 疑似的に正常終了の状態になります 後続のジョブネットは 続けて実行されます

380 確認済 紺で表示されます 確認操作を有効としている場合で 異常終了 ([ 強制終了を確認操作の対象とする ] を有効にしている場合は 強制終了も含みます ) したジョブネットに対して 利用者が 確認 操作を行った場合の状態です [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して出力された [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] チェックボックスにチェックしておくと 確認 操作を行うまで 異常終了のジョブネットは次の起動条件が満たされても起動されません また 日変わり時刻が到来しても ジョブネットは本日の起動予定として表示されません 異常終了したジョブネットに対して何らかの対処を行い その後に 確認 操作を行うことで 通常のジョブネットの起動予定どおりに起動条件が満たされたときにそのジョブネットは起動されます 疑似正常 水色で表示されます すべての実行可能なジョブが終了し 疑似正常と正常終了のジョブが混在するか 疑似正常のジョブだけが存在する状態です 開始遅延 タイムチャート上では 実行待ちと同じピンク色で表示されます 状態欄では ピンク色の中に点線の矢印が表示されます 開始予定日時を過ぎても ジョブネットが実行待ちとなっている状態です 開始遅延状態でジョブネットが起動された場合 ジョブネットの状態は実行中になります 終了遅延 タイムチャート上では 実行中と同じ緑色で表示されます 状態欄では 緑色の中に点線の矢印が表示されます 終了予定日時を過ぎても ジョブネットが終了しない状態です 終了遅延状態でジョブネットが終了した場合 ジョブネットの状態は実行済みの状態になります 持ち越し タイムチャート上では 実行待ちと同じピンク色で表示されます 状態欄では ピンク色の中に縦線と矢印が表示されます 本日起動予定のジョブネットが起動されないまま日変わり時刻を越えてしまった場合に 再スケジュールされることなく起動予定日時を持ち越している状態です 日変わり時刻の到来とともに 開始遅延から持ち越し状態になります 持ち越しの対象となるジョブネットは 以下の条件にすべて該当し かつメッセージ事象が発生しないため 未起動のまま日変わり時刻を越えた場合に限ります [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 起動条件 ] において 時刻起動が 1 つだけ または [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] が指定されている [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートで [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ] が指定されている

381 未実行 白で表示されます [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 電源未投入時の処置として電源投入時に起動 ] がチェックされていない場合で サーバの電源投入時に起動予定時刻を過ぎたために起動されなかった状態です 実行中断 イベントログ /SYSLOG に出力される状態です [ ガントチャート ] ウィンドウには表示されません ジョブネットまたはジョブの実行中に ジョブスケジューラサービスまたはジョブスケジューラデーモンが終了した状態です 実行拒否 (refused) イベントログ /SYSLOG に出力される状態です [ ガントチャート ] ウィンドウには表示されません 実行が拒否された状態です 起動予定のジョブネットは実行されません 以下の原因が考えられます ジョブネットが 実行中 または 警告 の状態のときに 新たに起動条件が満たされた [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] がチェックされている環境で ジョブネットが 異常終了 の状態のときに 新たに起動条件が満たされた ジョブネットが 停止中 の状態のときに 複数回の起動条件が満たされた スキップ (skipped) イベントログ /SYSLOG に出力される状態です [ ガントチャート ] ウィンドウには表示されません 起動条件が満たされたときに ジョブネットやジョブが 無効状態 のため 実行されなかった状態です ジョブネットの操作と動作 ここでは ジョブネットの操作とそれにともなうジョブネットの動作について説明します ジョブネットに対して 以下の操作ができます 強制終了 実行中のジョブネットを強制的に終了させます 起動 ジョブネットを即 起動します ジョブネットは先頭から起動されます 起動日のみ有効 を設定しているジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) を含むジョブネットの場合 ジョブネットの状態により以下のように起動する構成情報が変わります 起動予定時刻が前日以前の持ち越し / 停止中 / 実行待ち状態にある場合は [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 起動構成 ] シートに表示されている構成情報で起動します 異常終了 / 強制終了状態における 確認 操作を有効としており 異常終了 / 強制終了した場合 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シートに表示されている構成情報で起動します 注意 起動の操作を行っても メッセージ事象の発生状況はクリアされません 詳細は 14.3 メッセージ事象とジョブネットの動作 を参照してください

382 再起動 ジョブネットを再起動します 基本的には異常終了したジョブから実行は開始されますが 再起動ポイントなどの設定によってどのジョブから実行させるかを指定することができます 詳細は ジョブネットの再起動について を参照してください 停止 ジョブネットを停止状態にします 停止したジョブネットは 実行を一時停止され 起動条件が満たされても実行されません また ジョブネットがグループに属している場合 グループは実行中の状態になります 停止解除 停止中のジョブネットを停止解除します 停止解除したとき ジョブネットは以下の動作をします 実行待ち 終了状態 ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) のジョブネットを停止し 起動条件が満たされる前に停止解除されたときは ジョブネットの状態は 停止前の状態になります ただし 終了状態で停止し 新たにスケジュールされた場合は実行待ちとなります 実行待ち 終了状態 ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) のジョブネットを停止し 起動条件が満たされた後に停止解除したときは ジョブネットは停止解除後に実行されます 停止中に起動条件が満たされ さらに次の起動予定が到来したときは 2 度目の起動予定のジョブネットは実行拒否を示す refused のメッセージが jobdb*.log のログファイルに出力され 実行されません 停止中のジョブネットは停止解除とともに実行されます 無効 ジョブネットを無効状態にします 無効状態になったジョブネットは 起動時刻が到来した時点で疑似的に正常終了したとみなされ スキップされます ジョブネットが停止中で 停止中に起動条件が整った場合 無効にすると無効にした時点でジョブネットは疑似的に正常終了したとみなされスキップされます

383 ジョブネットがグループに属している場合 無効状態にした後続のジョブネットは 無効のジョブネットがスキップされた時点で実行されます 持ち越し状態のジョブネットに無効操作を行った場合は 無効操作を行った時点でスケジュールが再作成され 次の起動予定日時が設定された状態で無効状態となります 無効解除 無効状態のジョブネットを無効解除します ジョブネットの起動時刻が到来した後で 無効状態を解除した場合は ジョブネットは正常終了となります ジョブネットはすでにスキップされており 手動で起動しない限り起動されません 無効解除したとき ジョブネットは以下のように動作します 実行待ち 終了状態 ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) の状態でジョブネットを無効にし ジョブネットの起動時刻が到来する前に無効解除した場合は ジョブネットは無効前の状態に戻ります 停止中の状態でジョブネットを無効にし ジョブネットの起動時刻が到来する前に無効解除した場合は ジョブネットは停止前の状態に戻ります 持ち越し状態でジョブネットを無効にし ジョブネットの起動時刻が到来する前に無効解除した場合は ジョブネットは実行待ちの状態になります 実行待ち 終了状態 ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) 持ち越しの状態でジョブネットを無効にし ジョブネットの起動時刻が到来した後に無効解除しても ジョブネットはスキップされているため 起動されません

384 停止中の状態でジョブネットを無効にし ジョブネットの起動時刻が到来した後に無効解除しても ジョブネットはスキップされているため 起動されません 確認 前回に異常終了 ([ 強制終了を確認操作の対象とする ] を有効にしている場合は 強制終了も含みます ) したジョブネットを確認済の状態にします 確認操作は [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して出力された [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] を指定している場合に 有効になります [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] が指定されている場合 ジョブネットの状態が異常終了のままでは 次回の起動条件が満たされてもジョブネットは実行されません 異常終了したジョブネットに対して 確認 操作を行うと 次回の起動条件が満たされた時にジョブネットが実行されます なお 強制終了したジョブネットに対して確認操作を有効にするためには [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] に加えて [ 強制終了を確認操作の対象とする ] も指定してください 終了取消 本日起動済みのジョブネット ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) の実行実績を取り消します [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウの [ 起動条件 ] で [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] の [ 一日一回 ] が指定されている場合のみ操作できます

385 ジョブネットは 終了取消をした時点で実行待ちの状態となり 再度本日のメッセージ事象による起動条件の待ち合わせが可能になります [ 開始予定時刻 ] が指定されている場合は 本日の起動予定日時が設定されます 指定されていない場合は 本日の日付が設定されます なお 開始予定時刻が指定されている場合に 開始予定時刻を過ぎてから終了取消を行ったときは 終了取消を行った時点でジョブネットは実行待ちの状態になります このとき ジョブ / ジョブネットの遅延監視の指定による遅延監視は行われません 終了取り消した後 メッセージ事象が発生すれば ジョブネットは起動され実行中になります 持越解除 ジョブネットの持ち越し状態を解除します 持越解除した時点で次の起動予定日時にスケジュールが再設定され ジョブネットは実行待ちの状態になります 待ち合わせているメッセージ事象が発生しないため 持ち越し状態のまま次の起動予定日時も越えてしまった場合は 実行拒否を示す refused のメッセージが jobdb*.log のログファイルに出力されます ジョブネットの状態は持ち越しのまま その日の起動予定は無視されます 持ち越し状態のジョブネットは 持越解除を行った時点で次の起動予定日時にスケジュールが再設定され 実行待ちの状態になります 可変パラメタ起動 可変パラメタを指定してジョブネットを起動します 可変パラメタを受信したジョブネットでは あらかじめ記述された変数を 受信した可変パラメタに置き換えて起動します 詳細は 7.4 ジョブネットを可変パラメタ起動する を参照してください

386 ジョブネットの再起動について ジョブネットを再起動する場合 実行を開始させるジョブを次のように選ぶことができます 異常終了したジョブから実行を開始する 異常終了したジョブより前のジョブ または別系統 ( 異常終了したジョブと先行 / 後続関係のない ) ジョブに再起動ポイントが設定されている場合は 再起動ポイントの設定を解除してから ジョブネットを再起動してください 異常終了したジョブの前にある任意のジョブから実行を開始する 再起動ポイントを異常終了したジョブより前の任意のジョブに設定して ジョブネットを再起動してください 異常終了したジョブを飛ばして直後のジョブから実行を開始する 異常終了したジョブに [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 制御情報 ] シートの [ 次の再起動のみ無効 ] オプションを設定して ジョブネットを再起動してください 起動日のみ有効 を設定しているジョブ ( 子ジョブネット およびリンクジョブネット ) を含むジョブネットで 異常終了 / 強制終了状態における 確認 操作を有効としており 異常終了 / 強制終了 / 確認済である場合 [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ -[ 前回の起動実績 ] シートに表示されている構成情報で再起動します リンクジョブネット / マスタリンクジョブネットの状態と動作 ここでは リンクジョブネット登録にあたって マスタリンクジョブネットとなるジョブネットの状態と登録後の動作 およびリンクジョブネットの状態について説明します マスタリンクジョブネットの状態と動作 リンクジョブネットを登録する際 リンクジョブネットの参照先に指定するジョブネットの状態は 正常終了 異常終了 強制終了 実行待ち 停止中 無効状態 確認済 疑似正常 のいずれかである必要があります リンクジョブネットの登録により通常のジョブネットからマスタリンクジョブネットとなったジョブネットは 停止中 無効状態 状態を除いて 上記のいずれかの状態から 実行待ち の状態になります 停止中 無効状態 状態のジョブネットは マスタリンクジョブネットになった後も 停止中 無効状態 状態が維持されます また マスタリンクジョブネットの階層下のジョブネットについても 停止中 無効状態 状態を除いて 実行待ち 状態になります マスタリンクジョブネット内のジョブ およびその階層下のジョブネット内のジョブについても同様に 停止中 無効状態 状態を除いて 実行待ち 状態になります 実行中 警告状態 終了遅延 状態のジョブネットは ジョブネットの実行が終了するまで マスタリンクジョブネットとしてリンクジョブネットからの指定ができません リンクジョブネットの状態について 登録直後のリンクジョブネットは 実行待ち 状態になります その階層下のジョブネットの状態は マスタリンクジョブネットの状態を引き継ぎます ジョブについても同様です グループの状態 ここでは グループの状態について説明します グループには 以下の特性があります グループには [ 起動条件 ] の [ 時刻起動 ] で 1 日 1 回の起動時刻が登録されているジョブネットだけが登録できます グループは 1 日 ( 日変わり時刻から日変わり時刻の間 ) に 1 回起動されます 起動時刻が到来して起動した場合も 手動で 起動 操作を行った場合も 1 回起動されたことになります メッセージ事象を待ち合わせていた場合 起動時刻が到来して起動した場合にメッセージ事象はクリアされますが 手動で 起動 操作を行った場合は メッセージ事象はクリアされません グループには 以下の状態があります 状態で説明する表示色は [ ガントチャート ] ウィンドウで表示されたガントチャートの色です 正常終了 青で表示されます

387 すべてのジョブネットが正常終了した状態です 異常終了赤で表示されます グループが終了しており グループに異常終了のジョブネットが存在する状態です 強制終了 黄色で表示されます グループに対して 強制終了 操作を行った場合 グループは強制終了状態になります ただし 強制終了 操作を行っても グループに異常終了のジョブネットが存在する場合は 異常終了の状態になります

388 警告 茶色で表示されます グループが実行中で グループに 警告 異常終了 強制終了のジョブネットが存在する状態です

389 注意 異常終了 強制終了のジョブネットを再起動した結果 グループに警告 異常終了 強制終了のジョブネットが存在しなくなっても グループとしては警告状態のままとなります グループが終了した時点で 正常終了 疑似正常など 通常の状態表示になります 実行中 緑色で表示されます グループが 実行されている状態です 実行待ち ピンクで表示されます 実行待ちは グループがスケジュールされており 起動予定がある状態です 待ち合わせているメッセージ事象が発生しない場合 グループは日変わり時刻を越えて 持ち越されます 持ち越した当日に起動予定がある場合は 前日 ( 持ち越し ) 分が終了した後に 実行されます 停止中 オレンジで表示されます グループに対して 停止 操作を行った状態です

390 グループの停止中に グループの起動条件が満たされた場合 停止解除とともにグループは実行されます 無効状態 灰で表示されます グループに対して 利用者が 無効 操作を行った場合の状態です グループの無効中に グループの起動時刻が到来した場合 グループはスキップされ疑似的に正常終了の状態になります

391 確認済 紺で表示されます 異常終了 ([ 強制終了を確認操作の対象とする ] を有効にしている場合は 強制終了も含みます ) したグループに対して 利用者が 確認 操作を行った場合の状態です [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して出力された [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ グループの確認操作を有効とする ] チェックボックスにチェックしておくと 確認 操作を行うまで 異常終了のグループは日変わり時刻が到来してもスケジュールされません 異常終了したグループに対して 確認 操作を行うことで 通常の起動予定のとおりグループはスケジュールされます 疑似正常 水色で表示されます 実行可能なすべてのグループ内ジョブネットが終了し 疑似正常と正常終了のジョブネットが混在するか 疑似正常のジョブネットだけが存在する状態です グループの操作と動作 ここでは グループの操作とそれにともなうグループの動作について説明します グループに対して 以下の操作ができます 強制終了 実行中または警告状態のグループを強制的に終了させます グループ内で実行中または警告状態のジョブネットは すべて強制終了されます なお 起動条件を満たしていないため実行していないジョブネットは 実行待ち状態のままとなります 強制終了状態のグループは 新たにスケジューリングが行われた場合 実行待ちの状態に変わります ただし [ グループの確認操作を有効とする ] に加えて [ 強制終了を確認操作の対象とする ] が指定されている場合は 強制終了状態のままで新たなスケジュールは作成されません 起動 グループを即 起動します 起動 操作で起動されたグループ内のジョブネットの起動条件は 先行ジョブネットの正常終了以外は無視されます したがって 先行ジョブネットが正常終了した時点で即起動されます

392 また グループの状態に応じて グループ起動時のジョブネット構成は以下のようになります 本日すでに終了しているグループの場合 : 終了したグループのジョブネット構成で 先頭から起動されます 本日の起動予定のあるグループの場合 : 起動予定のグループのジョブネット構成で起動されます この場合 本来の起動予定時刻には 再度起動されません 本日の起動予定のないグループの場合 : 再起動 グループ内のすべてのジョブネット構成で起動されます この場合 このグループは [ グループの監視 ] ウィンドウで監視できるようになります 前回実行した時に グループ内のジョブネットが異常終了したためにグループが異常終了したり またはグループを強制終了させたりした場合 グループを再起動します 再起動すると 異常終了または強制終了のジョブネットから実行され 状態は実行中となります 異常終了または強制終了のジョブネットがない場合 起動条件が満たされている実行待ちのジョブネットから実行されます なお 再起動したグループ内のジョブネットの起動条件は 以下のように そのグループが前回実行された時の条件によって異なります 前回 スケジュールに従って実行されていた場合 : 先行ジョブネットの正常終了 起動時刻 およびメッセージ事象の待ち合わせが有効になります 前回 起動 操作によって実行した場合 : 停止 先行ジョブネットの正常終了だけが有効になります グループを停止状態にします 停止したグループは 実行を一時停止され 起動条件が満たされても実行されません 停止解除 停止中のグループを停止解除します グループの状態は 停止 操作を行う前の状態に戻ります ( ただし 新たにスケジュールされた場合は 実行待ちになります ) 停止中に起動条件が満たされた場合 停止解除後に そのグループは起動されます

393 無効 グループを無効状態にします 無効状態になったグループは 起動時刻が到来すると疑似的に正常終了したとみなされ スキップされます グループが停止中で 停止中に起動条件が整った場合 無効にすると無効にした時点でグループは疑似的に正常終了したとみなされスキップされます 無効解除 無効状態のグループを無効解除します グループの状態は 無効 操作を行う前の状態に戻ります ( ただし 新たにスケジュールされた場合は 実行待ちになります ) 無効 操作を行う前の状態が停止中の場合は 停止する前の状態に戻ります また 無効 操作を行う前の状態が異常終了または強制終了の場合は 正常終了となります 無効状態の時に起動条件が満たされたグループは 無効解除 操作を行うと正常終了状態になります

394 確認 前回に異常終了および強制終了したグループを確認済の状態にします 確認操作は [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して出力された [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ グループの確認操作を有効とする ] を指定している場合に 有効になります [ グループの確認操作を有効とする ] が指定されている場合 グループの状態が異常終了のままでは 日変わり時刻到来時または日変わり時刻を越えたサーバ部の起動時に スケジューリングされません 異常終了したグループに対して 確認 操作を行うと 日変わり時刻到来時または日変わり時刻を越えたサーバ部の起動時に 当日分のスケジュールが行われます なお 強制終了したグループに対して確認操作を有効にするためには [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで [ グループの確認操作を有効とする ] に加えて [ 強制終了を確認操作の対象とする ] も指定してください ジョブのリカバリ操作と動作 ここでは ジョブのリカバリ操作と それにともなう動作について説明します リカバリ操作 ジョブに対して 以下のリカバリ操作ができます 指定のジョブから起動 指定したジョブが起動され 実行中となります そのジョブが正常終了または疑似正常した場合 後続のジョブが実行されます 指定のジョブから再起動 ジョブネットアイコン およびリンクジョブネットアイコンのジョブに対してのみ操作可能です 指定したジョブが再起動され 実行中となります そのジョブが正常終了または疑似正常した場合 後続のジョブが実行されます 次のジョブから起動 ジョブネットアイコン およびリンクジョブネットアイコン以外のジョブに対してのみ操作可能です 指定したジョブの状態はそのままで 後続のジョブが起動され 実行中となります また その後続ジョブが正常終了または疑似正常した場合 その次の後続のジョブが実行されます ただし 後続のジョブにリカバリジョブがある場合 そのリカバリジョブは実行されません また 後続のジョブがない場合 ( リカバリジョブの場合を含みます ) および後続のジョブがリカバリジョブのみの場合 この操作を行うことはできません また 後続するジョブに 1 つでも [ ジョブネットのプロパティ ]-[ 基本情報 ] で設定する [ 起動条件 ] が設定されている場合は この操作を行うことはできません

395 指定のジョブのみ起動 ジョブネットアイコン およびリンクジョブネットアイコン以外のジョブに対してのみ操作可能です 指定したジョブが起動され 実行中となります そのジョブが正常終了または疑似正常した場合でも 後続のジョブは実行されません また そのジョブが異常終了した場合でも リカバリジョブは実行されません この操作は 次のジョブから起動 により異常終了または強制終了の状態として残っているジョブを起動するための操作です そのため リカバリジョブを含む 後続が存在しないジョブや 後続が実行待ち ( 停止中および無効状態で前状態が実行待ちのものを含みます ) のジョブに対して操作を行ことはできません リカバリ操作による上位層ジョブネットの状態 リカバリ操作によりジョブネット内のジョブが実行中となった場合 そのジョブが属しているジョブネットおよびその上位層のジョブネットも実行中となります ただし ジョブネットが警告状態の場合 ジョブネット内のジョブに対してリカバリ操作を行っても ジョブネットおよびその上位層のジョブネットの状態は変化しません

396 リカバリ操作による終了状態および終了コード リカバリ操作により実行中となったジョブネットおよびその上位層のジョブネットが終了した場合 これらのジョブネットの状態および終了コードは リカバリ操作によって 以下のようになります 指定のジョブから起動 / 指定のジョブから再起動 ジョブネットに含まれる すべてのジョブの状態および終了コードによって決まります 次のジョブから起動 / 指定のジョブのみ起動 ジョブネットに含まれる すべてのジョブの状態および終了コードによって決まります ただし 指定のジョブの状態は除きます すでに警告状態であるジョブネット内のジョブに対してリカバリ操作を行った場合の状態および終了コードについても同様です 参考 指定のジョブのみ起動 の操作を行った場合 指定のジョブしか動作しませんが このジョブネットが終了した時の終了状態および終了コードは 指定のジョブを除く その他のジョブの状態および終了コードによって決まります 14.2 日変わり時刻とジョブネット / グループの動作 日変わり時刻が到来する または日変わり時刻を越えた後に Systemwalker Operation Manager サーバが起動すると 本日分のスケジュールが作成されます ここでは スケジュールが作成されたときに 状態の違いによってジョブネットまたはグループがどのようにスケジュールされるかについて説明します 日変わり時刻を変更した場合も再度スケジュールが作成されますが 一度起動されたグループは 再度スケジュールされてもスケジューリングされない 起動予定時刻の相対関係が変更されて起動日が変わるなど 業務の運用に影響が出る場合があるため 業務の運用中にはできるだけ日変わり時刻の変更はしないようにしてください 日変わり時刻を変更した場合 [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 一日一回 ] を指定していたジョブネットの発生済みのメッセージ事象はクリアされます ジョブネットのスケジュールのされかた ジョブネットの場合は 日変わり時刻が到来すると 持ち越し処理を行うジョブネットを除いて 本日分のスケジュールが作成されます ジョブネットの状態表示は 前日の状態によって以下のように変化します ジョブネットが正常終了 疑似正常の場合 日変わり時刻とともに 本日分のジョブネットは実行待ちとなります

397 ジョブネットが実行中 終了遅延 警告状態の場合 日変わり時刻とともに 本日分のジョブネットがスケジュールされます ただし ジョブネットが実行中 終了遅延または警告状態で日変わり時刻をまたいだ場合 継続中のジョブネットの実行が終了したときに 終了の状態 ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) によって本日分のジョブネットが表示されます 正常終了 疑似正常の場合は 実行待ちになります 異常終了 強制終了の場合は 確認操作を有効にしているかどうかによって 状態が変わります ジョブネットが異常終了の場合 および ジョブネットが強制終了の場合 を参照してください ジョブネットが停止中の場合 ジョブネットが 停止中のまま日変わり時刻が到来した場合 ジョブネットは停止中のまま継続されます 停止解除の時期により ジョブネットの動作は以下のようになります 停止解除が本日の起動予定条件が整う前の場合は 停止解除と同時に前日から継続されたジョブネットが起動されます 本日分の起動予定のジョブネットは実行待ちの表示になり 起動条件が整うと実行されます 停止解除が本日のジョブネットの起動条件が整った後の場合は 本日分のジョブネットに対しては 実行拒否を示す refused のメッセージが jobdb*.log のログファイルに出力され 本日予定されていたジョブネットは実行されません 前日から継続されたジョブネットは 停止解除と同時に起動されます 17:00 起動が起動条件のジョブネットの例を下図に示します ジョブネットが無効状態の場合 ジョブネットが無効状態の場合 起動時刻が到来するたびにジョブネットがスキップ すなわち疑似的に正常終了扱いになります また ジョブネットがスキップされた時点で次の起動予定が設定されるため 本日の起動予定が翌日に持ち越されることはありません

398 ジョブネットが異常終了の場合 ジョブネットが異常終了の場合 確認操作を有効にしているかいないかでジョブネットの動作が違います 確認操作を有効にするかどうかは [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して表示される [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで指定します 確認操作を有効にしていない場合 異常終了のジョブネットは 日変わり時刻の到来とともにスケジュールされ 実行待ちの状態に変わります 確認操作を有効にしている場合 確認操作を有効にしている場合は 以下の状態になります - 日変わり時刻前に 確認 操作を行った場合 日変わり時刻が到来すると ジョブネットがスケジュールされ ジョブネットは確認済の状態から 実行待ちの状態に変わります - 日変わり時刻を越えて異常終了状態のジョブネットに 確認 操作を行った場合 日変わり時刻が到来しても ジョブネットの状態は異常終了のままで 実行待ちになりません 確認 操作を行った時点で 実行待ちの状態に変わります ただし 異常終了状態で確認を行う前に本日の起動予定のジョブネットがあった場合 本日のジョブネットは実行拒否を示す refused のメッセージが jobdb*.log のログファイルに出力され そのジョブネットは実行されません 日変わり時刻を越えて異常終了状態のジョブネットに対して 再起動 操作を行った場合 再起動 操作を行った時点でジョブネットは異常終了したジョブまたは再起動ポイントを設定したジョブから実行を開始します ジョブネットが終了した後 ジョブネットの状態が変わります

399 ジョブネットが強制終了の場合 スケジュールサーバの Systemwalker Operation Manager が V10.0 以前のバージョンの場合は 強制終了のジョブネットの状態は 日変わり時刻の到来とともに強制終了から実行待ちに変わります V10.1 以降のバージョンの場合は 確認操作を有効にしているかいないかでスケジュールのされかたが違います 確認操作を有効にするかどうかは [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して表示される [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウの [ 強制終了を確認操作の対象とする ] および [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] のチェックボックスで指定します 確認操作を有効としている場合のスケジュールのされかたは ジョブネットが異常終了した場合と同じです ジョブネットの異常終了を 強制終了に読み替えてください 確認操作を有効としていない場合は 強制終了のジョブネットは日変わり時刻の到来とともにスケジュールされます ジョブネットが実行待ちの場合 日変わり時刻の到来とともに 次の起動予定日時でジョブネットは再スケジュールされ ジョブネットの状態は実行待ちの状態となります ジョブネットが開始遅延の場合 日変わり時刻の到来とともに次の起動予定日時で再スケジュールされ ジョブネットの状態は実行待ちになります ただし [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウの [ メッセージ ] シートで [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ] が指定されている場合は 再スケジュール処理は行われず ジョブネットの状態は持ち越しになります この場合 日変わり時刻到来時に再スケジュールは行われません 前日の起動予定日時が持ち越されます 持ち越し状態のジョブネットは 以下のいずれかの状態になるまで再スケジュールされません 待ち合わせている残りのメッセージがすべて発生し 実行中の状態になる 起動操作により実行中の状態になる 持越解除操作を行い 実行待ち状態になる 無効操作を行い 無効状態になる グループのスケジュールのされかた グループの場合は 前日の状態によってスケジュールのされかたが違います グループが正常終了 / 疑似正常の場合 日変わり時刻とともに 本日分のグループがスケジュールされ 実行待ちとなります グループが実行中 / 警告状態の場合 グループが実行中または警告状態で日変わり時刻をまたいだ場合は グループの終了時に 終了状態 ( 正常終了 / 疑似正常 / 異常終了 / 強制終了 ) によって本日分のグループがスケジュールされます 終了時に正常終了 疑似正常の場合は 実行待ちになります 終了時に異常終了 強制終了の場合は 確認操作を有効にしているかどうかによって スケジュールのされかたが変わります グループが異常終了の場合 および グループが強制終了の場合 を参照してください グループが停止中の場合 グループが停止中のまま 日変わり時刻が到来した場合 グループは停止中のまま継続され 本日分のスケジュールが行われません 停止解除したときに停止中のグループの起動条件が満たされていた場合 グループが実行され 実行終了後に本日分のスケジュールが作成されます さらに本日分の起動条件が満たされていたときには本日分のグループも連続して起動されます

400 停止中に 停止中グループの起動条件が満たされており 日変わり時刻をまたいで停止解除した場合は 停止解除後に停止中グループが起動され 完了すると本日分のグループのスケジュールが行われます 本日分のグループの起動条件が満たされている場合は続けて実行され 満たされていない場合は実行待ちに戻ります 停止中に 停止中グループの起動条件が満たされておらず 日変わり時刻をまたいだ場合は 停止中解除後 グループは実行待ちになります 起動条件が満たされるとグループは実行され 実行完了後 本日分のグループのスケジュールが行われます 本日分のグループの起動条件が満たされている場合は続けて実行され 満たされていない場合は実行待ちに戻ります 停止中にグループの日変わり時刻が 2 回以上またがった場合 すなわち 停止中のまま日付が複数日にまたがって変わった場合 停止中のグループの起動条件が満たされていた場合は 停止解除と同時に停止中グループが起動され そのグループの完了後に本日分のスケジュールが作成されます またがった日付 ( 前日分など ) のグループはスケジュールされず 実行されません

401 グループが無効状態の場合 グループが無効状態のままで起動時刻が到来した場合 グループがスキップ すなわち疑似的に正常終了されます また グループがスキップされた時点で本日起動予定がクリアされるため 本日の起動予定が翌日に持ち越されることはありません グループが異常終了の場合 グループが異常終了の場合 確認操作を有効にしているかいないかでスケジュールのされかたが違います 確認操作を有効にするかどうかは [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して表示される [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウで指定します 確認操作を有効にしていない場合 異常終了のグループは 日変わり時刻の到来とともにスケジュールされ 実行待ちの状態に変わります 確認操作を有効にしている場合 確認操作を有効にしている場合は 以下の状態になります 日変わり時刻前に 確認 操作を行った場合 日変わり時刻が到来すると グループがスケジュールされ グループは確認済の状態から 実行待ちの状態に変わります 日変わり時刻を越えて異常終了のグループに 確認 操作を行った場合 日変わり時刻が到来しても グループの状態は異常終了のままで 再スケジュールされません 確認 操作を行った時点で グループは再スケジュールされ 実行待ちの状態に変わります 異常終了の期間中に本日分のグループの起動時刻が到来したなど グループの起動条件が満たされた後に 確認 操作を行った場合は 本日分のグループは 即 起動されます

402 日変わり時刻を越えて異常終了のグループに 再起動 操作を行った場合は 再起動 操作を行った時点でグループは異常終了したジョブネット内の異常終了ジョブまたは再起動ポイントから実行を開始します グループが終了した後 グループの状態により グループは再スケジュールされます グループが強制終了の場合 スケジュールサーバの Systemwalker Operation Manager が V10.0 以前のバージョンの場合は 強制終了のグループは 日変わり時刻の到来とともにスケジュールされます グループの状態は 強制終了から実行待ちに変わります V10.1 以降のバージョンの場合は 確認操作を有効にしているかいないかでスケジュールのされかたが違います 確認操作を有効にするかどうかは [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 1] シートの [ 異常時の確認操作 ] の [ 詳細設定 ] ボタンを押下して出力された [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウの [ 強制終了を確認操作の対象とする ] および [ グループの確認操作を有効とする ] のチェックボックスで指定します 確認操作を有効としている場合のスケジュールのされかたは グループが異常終了した場合と同じです グループの異常終了を 強制終了に読み替えてください 確認操作を有効としていない場合は 強制終了のグループは日変わり時刻の到来とともにスケジュールされます グループが実行待ちの場合 グループが実行待ちのまま日変わり時刻が到来した場合 グループは実行待ちのまま継続されます 実行待ちのグループの起動条件が満たされたときにグループが実行され 実行終了後に本日分のスケジュールが作成されます 14.3 メッセージ事象とジョブネットの動作 ここでは メッセージ事象の発生をジョブネットの起動条件として設定している場合に メッセージ事象の発生回数がどのようにカウントされるかについて説明します ジョブネットは スケジュールで起動されるのか手動で起動されるのか またはメッセージ事象だけで待ち合わせるのかメッセージ事象と起動時刻とで待ち合わせるのかによって メッセージ事象の発生のカウント方法およびクリアのされかたが違います メッセージ事象の発生がカウントされているときに ジョブネットやグループに対して行う操作によってもカウントのされかたが違います メッセージ事象の発生のカウント方法 およびそれにともなうジョブネット / グループの動きについて説明します メッセージ事象の発生のカウント方法 ここでは メッセージ事象の発生のカウント方法について説明します メッセージ事象の発生のカウント開始契機 メッセージ事象は [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートの [ 待ち合わせるメッセージ事象 ] でメッセージを待ち合わせるジョブネットを定義した時点から発生回数がカウントされます 日変わり時刻をまたがり 再スケジュールされた場合もメッセージ事象の発生はクリアされません 現在ジョブネットの起動を待ち合わせているメッセージ事象の発生回数は [ メッセージ事象一覧 ] ウィンドウで確認できます メッセージ事象の発生回数をクリアしたい場合は jobschmsgclear コマンドを利用してください jobschmsgclear コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください スケジュールで起動された場合のメッセージ事象の発生のカウント ジョブネットがスケジュールで起動される場合 メッセージ事象の発生回数は減じられる場合とクリアされる場合があります メッセージ事象だけで待ち合わせるジョブネットの場合 メッセージ事象だけで待ち合わせるジョブネットの場合 ジョブネットが起動した時点でメッセージ事象の発生回数は減じられます

403 例 1: [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートの [ 待ち合わせ条件 ] で [ すべてのメッセージ事象が発生した時に起動 ] が指定されている場合は すべてのメッセージ事象の発生が確認された時点でジョブネットが起動されます ジョブネットの起動とともに それぞれのメッセージ事象の発生回数を 1 ずつ減じます すべてのメッセージ事象の発生回数はクリアされません 例 2: [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートの [ 待ち合わせ条件 ] で [ いずれかのメッセージ事象が発生した時に起動 ] が指定されている場合は いずれかのメッセージ事象が発生するたびにジョブネットが起動され そのたびにメッセージ事象の発生回数は 1 減じられます すなわちジョブネットの起動とともにメッセージ事象の発生はクリアされる状態となります メッセージ事象と起動時刻とで待ち合わせるジョブネットの場合 メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットの場合 ジョブネットが起動された時点でメッセージ事象の発生はクリアされます メッセージ事象の待ち合わせ条件で指定したメッセージ事象の発生が確認され かつ起動時刻が到来した時点でジョブネットは起動されます メッセージ事象の条件が整った時点で起動時刻が到来していない場合は 起動時刻の到来を待ってジョブネットは起動されます また 起動時刻が到来した時点でメッセージ事象の条件が整っていない場合は メッセージ事象の条件が整うのを待ってジョブネットは起動されます

404 手動で起動される場合のメッセージ事象のカウント 手動でジョブネットやグループを起動したときには スケジュールで定義された起動条件に従って起動されるわけではないため メッセージ事象の発生はクリアされません グループについては 本日分として 1 回しか起動されないため 手動で起動した場合 グループに属するジョブネットに登録したメッセージ事象の発生はクリアされませんが グループ自体は本日分が起動されたとして扱われるため 注意してください ジョブネットの状態とメッセージ事象のカウント ジョブネットの状態が以下の場合に発生したメッセージは メッセージ事象が発生してもジョブネットに認識されません すなわち メッセージの発生回数としてカウントされません ジョブネットが実行中または警告状態のときに発生したメッセージ ただし [ ジョブネット実行中も有効 ] が指定されている場合はカウントされます ジョブネットが無効状態の間に発生したメッセージ [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] を指定していて かつ ジョブネットが異常終了の状態で発生したメッセージ ただし グループに含まれるジョブネットの場合はカウントされます [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] および [ 強制終了を確認操作の対象とする ] を指定していて かつ ジョブネットが強制終了の状態で発生したメッセージ ただし グループに含まれるジョブネットの場合はカウントされます ジョブネットが停止状態の場合は 一時停止の間に発生したメッセージ事象の発生はカウントされます また 無効 / 無効解除や 停止 / 停止解除といった 操作のタイミングでは それまでに発生していたメッセージ事象の発生はクリアされません 上記に記載したジョブネットの状態以外でもメッセージ事象がジョブネットに認識されない場合があります 詳細は メッセージ事象の受け付けについて を参照してください

405 注意 [ 一日一回 ]( メッセージ事象発生時のみ起動 ) を指定した場合 [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 一日一回 ] を指定した場合 メッセージ事象の発生のカウントは以下のようになります ジョブネットの起動時にメッセージ事象の発生はすべてクリアされます また 最初のメッセージ事象の条件がそろう前に 手動で起動操作を行った場合も ジョブネットの起動時にメッセージ事象の発生はクリアされます クリアされた後は 本日中のメッセージはカウントされません ジョブネットが未起動のまま日変わり時刻を迎えた場合 日変わり時刻到来時に すべてのメッセージ事象の発生がクリアされます ただし [ 日変わり時刻到来時に持ち越し処理を行う ] が指定されている持ち越しジョブネットの場合 ジョブネットが未起動のまま日変わり時刻を迎えた時には 前日のジョブの状態が持ち越されます メッセージ事象の発生も保持された状態で持ち越されます メッセージ事象を待ち合わせたジョブネットの動作例 ジョブネットの状態と メッセージ事象の発生のカウント方法について説明します メッセージ事象だけで待ち合わせるジョブネットを停止中にした場合 停止中の間も メッセージ事象の発生はジョブネットに通知され 発生回数としてカウントされます 以下の例では 停止解除した時点で msg1 および msg2 がそろっているため ジョブネットは停止解除とともに起動されます メッセージ事象の発生は ジョブネットが起動された時点でクリアされます メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットを停止中にした場合 msg1 msg2 のすべてのメッセージが発生したときに起動され かつ時刻の到来を待ち合わせるような場合を例に説明します 停止中になる前にジョブネットは実行待ちの状態とします 停止状態のジョブネットは 停止解除されるまで一時停止します 停止解除されたときに起動条件が整っていれば ジョブネットは即 起動され メッセージ事象の発生はすべてクリアされます 以下の例では msg1 および msg2 が通知され 起動時刻も到来して起動条件が整っていますが 停止中のため ジョブネットは停止しています 停止解除とともにジョブネットが起動され メッセージ事象の発生はクリアされます

406 以下の例では 停止中に msg1 と msg2 がともに発生し メッセージ事象の条件はそろっていますが 停止解除時には起動時刻が到来していないため 実行待ち状態になります 起動時刻が到来すると ジョブネットは起動されます メッセージ事象だけで待ち合わせるジョブネットを無効状態にした場合 無効状態の間はメッセージ事象の発生回数がカウントされません 無効 操作をする前に発生した msg1 がカウントされた状態で無効状態になった場合は 無効解除され msg2 が発生した時点でジョブが起動されます メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットを無効状態にした場合 msg1 msg2 のすべてのメッセージが発生したときに起動され かつ時刻の到来を待ち合わせるような場合を例に説明します 無効状態になる前にジョブネットは実行待ちの状態とします 無効状態のジョブネットは 起動時刻を契機にスキップされます ジョブネットは疑似的に起動し 正常終了したとみなされ メッセージ事象の発生はすべてクリアされます 以下の例では msg1 が蓄積されていますが 無効状態で起動時刻が到来するとともにジョブネットはスキップされるため msg1 の発生回数はクリアされます また 無効中に発生した msg2 は回数としてカウントされません

407 以下の例では msg1 が蓄積されていますが 無効状態で msg2 はカウントされないため 無効解除後 起動時刻が到来しても メッセージ事象の発生条件がそろっていません メッセージ事象の発生がそろうとともにジョブネットは起動され メッセージの発生回数はクリアされます メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットを持越解除した場合 msg1 msg2 のすべてのメッセージが発生したときに起動され かつ時刻の到来を待ち合わせるような場合を例に説明します 持越解除操作をする前のジョブネットは持ち越しの状態とします 持ち越し状態のジョブネットは 持越解除した時点で次の起動予定日時で再スケジュールされ 実行待ちの状態となります 持越解除をした時点でメッセージ事象の発生はすべてクリアされます 以下の例では msg1 が蓄積されていますが 持越解除とともに msg1 の発生回数はクリアされます 持越解除で実行待ち状態となったジョブネットは 次の起動時刻の到来とメッセージ事象の条件がそろうと起動され その時点でメッセージの発生回数はクリアされます

408 メッセージ事象の受け付けについて メッセージ事象は 発生してもジョブネットに受け付けられない場合があります 以下のいずれかの場合には メッセージ事象は受け付けられません メッセージ事象が受け付けられるかどうかは 以下の記載順に判定されます 1. マスタ情報または運用変更情報のジョブネットの場合 2. ジョブネットが無効状態の場合 3. [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] を指定しており ジョブネットが異常終了したが確認済でない場合 ただし グループに含まれるジョブネットの場合は受け付けられます 4. [ ジョブネットの確認操作を有効とする ] および [ 強制終了を確認操作の対象とする ] を指定しており ジョブネットが強制終了したが確認済でない場合 ただし グループに含まれるジョブネットの場合は受け付けられます 5. [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ メッセージ事象発生時のみ起動 ] で [ 一日一回 ] を指定しており 本日 すでに起動済の場合 6. ジョブネットが実行中 終了遅延状態または警告状態の場合 ただし [ ジョブネット実行中も有効 ] が指定されている場合は受け付けられます 7. [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ -[ メッセージ ] シートで [ 起動日のみ有効 ] が指定されており 起動日でない場合 8. が使用されていて かつ 実行中状態 終了遅延状態 警告状態 停止中状態の場合 [ ジョブネット実行中も有効 ] が指定されていても受け付けられません 運用中に ジョブネットがメッセージ事象を受け付けているかどうかは [ ジョブ一覧 ] ウィンドウで確認することができます 詳細は 6.1 ジョブネットを監視する を参照してください

409 第 15 章 Job Designer を使用する 本章では Job Designer を使用するための手順について説明します 15.1 Job Designer をインストールする Job Designer のインストール方法について説明します インストール前の注意事項 Job Designer をインストールするときは 以下のことに注意してください Job Designer を使用するために必要なハードウェア資源 ソフトウェア資源について Systemwalker Operation Manager 解説書 の 動作環境 を参照してください インストール先ハードディスクドライブは NTFS でフォーマットされている必要があります インストール手順 Windows(R) 2000 Professional Windows(R) XP Windows Vista(R) および Windows(R) 7 のローカルコンピュータの Administrators グループに所属したユーザ名でログオンしてインストールしてください 1) インストールコマンドを起動します Systemwalker Operation Manager の CD-ROM を CD-ROM ドライブに挿入すると 自動的に以下のメニュー画面が表示されます インストーラが自動的に起動しない場合は CD-ROM から以下のコマンドを実行してください <CD-ROM ドライブ >\swsetup.exe

410 Job Designer をクリックすると 以下の画面が表示されますので [ 次へ ] ボタンをクリックしてください 2) インストール先を選択します インストール先ディレクトリを指定するための以下の画面が表示されます [ インストール先ディレクトリ ] を指定し [ 次へ ] ボタンをクリックしてください 注意 OS が Windows Vista(R) および Windows(R) 7 の場合の [ インストール先のフォルダ ] は 以下のフォルダになります 別のフォルダへインストールする場合は システムフォルダ (\Program Files) を指定しないでください

411 C:\Job Designer 3) セットアップ情報を確認します 設定内容の確認のため 以下の画面が表示されます 設定内容に問題がなければ [ 次へ ] ボタンをクリックします 4) インストールを終了します インストールが完了すると以下の画面が表示されますので [ 完了 ] ボタンをクリックしてください

412 15.2 Job Designer を操作する Job Designer の操作方法について説明します Job Designer は グローバルサーバ MSP ジョブおよびグローバルサーバ XSP ジョブで使用する制御文 オペランドには 対応していません Job Designer は [ スタート ] メニューの [ プログラム ] から [Job Designer] を選択し 表示されたサブメニューからそれぞれ起動できます Job Designer サブメニューから [Job Designer]-[Job Designer] をクリックして起動します 操作方法については Systemwalker Operation Manager Job Designer 説明書操作編 を参照してください 動作実績表示 サブメニューから [ 動作実績表示 ]-[ 動作実績表示 ] をクリックして起動します 操作方法については Systemwalker Operation Manager Job Designer 説明書動作実績表示編 を参照してください 各説明書は サブメニューの [ ドキュメント ] から参照することができます 15.3 Job Designer をアンインストールする Job Designer のアンインストール方法について説明します Windows(R) 2000 Professional の場合 Job Designer をアンインストールするには [ コントロールパネル ] の [ アプリケーションの追加と削除 ] から Systemwalker Operation Manager Job Designer を選択してください Windows(R) XP の場合 Job Designer をアンインストールするには [ コントロールパネル ] の [ プログラムの追加と削除 ] から Systemwalker Operation Manager Job Designer を選択してください Windows Vista(R) Windows(R) 7 の場合 Job Designer をアンインストールするには [ コントロールパネル ] の [ プログラムと機能 ] から Systemwalker Operation Manager Job Designer を選択して [ アンインストールと変更 ] を実行してください 注意 アンインストールが完了しても ユーザ資産が Job Designer をインストールしたディレクトリに残っています 必要に応じてエクスプローラなどから削除してください アンインストール時に削除されないディレクトリは以下のとおりです Patch ディレクトリ JOBDB ディレクトリ jobschprint ディレクトリ log ディレクトリ temp ディレクトリ

413 付録 A ウィンドウ構成 本付録では Systemwalker Operation Manager が提供するウィンドウ構成を記載します A.1 Systemwalker Operation Manager 共通のウィンドウ構成 Systemwalker Operation Manager 共通のウィンドウ構成を以下に示します [ ログイン ] ウィンドウ [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウ [ 接続先サブシステムの指定 ] ウィンドウ ( 注 ) [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウ [ 監視ホスト定義の選択 ] ウィンドウ [ 監視ホストの定義 ] ウィンドウ [ フォルダのプロパティ ] ウィンドウ [ ホストのプロパティ ] ウィンドウ [ サブシステム情報の登録 ] ウィンドウ [Operation Manager 共通パラメタの定義 ] ウィンドウ [ ポリシーの抽出 ] ウィンドウ [ 環境定義 ] シート [ 登録情報 ] シート [ 配付先の指定 ] ウィンドウ [ 配付先サブシステムの指定 ] ウィンドウ ( 注 ) [ ポリシーの適用 ] ウィンドウ [ 配付先フォルダの選択 ] ウィンドウ [ ポリシーの適用 ] ウィンドウ 注 ) Systemwalker Operation Manager EE のウィンドウです A.2 カレンダおよび電源制御のウィンドウ構成 カレンダおよび電源制御のウィンドウ構成を以下に示します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ [ カレンダの一覧 ] ウィンドウ [ カレンダの登録 ] ウィンドウ [ カレンダ使用状況 ] ダイアログボックス [ カレンダの登録 ] ウィンドウ [ 年間休日の設定 ] ダイアログボックス [ カレンダの保存 ] ダイアログボックス [ カレンダに名前を付けて保存 ] ダイアログボックス [ カレンダ使用状況 ] ダイアログボックス [ 日変わり時刻の登録 ] ダイアログボックス [ 電源制御設定 ] ダイアログボックス [ 電源制御対象ホスト一覧 ] ダイアログボックス [ 電源制御対象ホストの設定 ] ダイアログボックス [ 電源制御パターン ( 個別 )] ダイアログボックス [ 運転時刻 ] ダイアログボックス [ リブート時刻 ] ダイアログボックス [ 電源制御スケジュール ] ダイアログボックス [ 電源制御 ] シート [ 電源制御パターン ] ダイアログボックス [ 運転時刻 ] ダイアログボックス [ リブート時刻 ] ダイアログボックス [ 終了監視 ] シート [ 終了監視 ] ダイアログボックス [ 待ち合わせ終了通知定義一覧 ] ダイアログボックス [ 待ち合わせ終了通知定義 ] ダイアログボックス [ 実行コマンド定義一覧 ] ダイアログボックス [ 実行コマンド定義 ] ダイアログボックス

414 [ ポップアップの通知先定義一覧 ] ダイアログボックス [ ポップアップの通知先定義 ] ダイアログボックス [ メールの通知先定義 ] ダイアログボックス [ 接続サーバの停止 ] ダイアログボックス A.3 ジョブスケジューラのウィンドウ構成 ジョブスケジューラのウィンドウ構成を以下に分けて示します 操作に関するウィンドウ 定義に関するウィンドウ A.3.1 操作に関するウィンドウ ジョブスケジューラの操作に関するウィンドウ構成を以下に示します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ [ 業務選択 ] ウィンドウ ( ジョブスケジューラ ) [ ガントチャート ] ウィンドウ [ ジョブネット一覧 ] ウィンドウ [ ジョブ一覧 ] ウィンドウ [ マスタリンクジョブネット一覧 ] ウィンドウ [ ジョブネットの管理 ] ウィンドウ [ ジョブネットの絞り込み条件 ] ウィンドウ [ プロジェクトの選択 ] ウィンドウ [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ グループの管理 ] ウィンドウ [ グループの絞り込み条件 ] ウィンドウ [ プロジェクトの選択 ] ウィンドウ [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ プロパティ- ジョブスケジューラ ] ウィンドウ [ 表示開始時刻の設定 ] ウィンドウ [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウ [ メッセージ事象一覧 ] ウィンドウ [ ジョブネットの履歴 ] ウィンドウ [ ジョブの履歴 ] ウィンドウ [ 起動日 ] ウィンドウ [ 運用予定 ] ウィンドウ [ プロジェクトの登録 ] ウィンドウ [ アクセス権設定 ] ウィンドウ [ 所有者の変更 ] ウィンドウ [ グループのプロパティ ] ウィンドウ [ ジョブネットのプロパティ ] ウィンドウ [ 基本情報 ] シート [ メッセージ ] シート [ 起動日 ]( 起動日雛形基準 ) シート [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ [ 起動日 ]( 他ジョブネット基準 ) シート [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ [ 起動日 ]( 直接指定 ) シート [ 起動日 ( 直接指定 )]( 毎年基準 ) ウィンドウ [ 起動日 ( 直接指定 )]( 毎月基準 ) ウィンドウ [ 起動日 ( 直接指定 )]( 営業日基準 ) ウィンドウ [ 起動日 ( プレビュー )] ウィンドウ [ 一時変更プロパティ ] ウィンドウ [ 停止時刻の暫定変更 ] ウィンドウ [ 起動日雛形情報の選択 ] ウィンドウ [ 起動日雛形情報 ]( 毎年基準 ) ウィンドウ [ 名前を付けて保存 ]( 起動日雛形 ) ウィンドウ [ 起動日雛形情報 ]( 毎月基準 ) ウィンドウ [ 名前を付けて保存 ]( 起動日雛形 ) ウィンドウ

415 [ 起動日雛形情報 ]( 営業日基準 ) ウィンドウ [ 名前を付けて保存 ]( 起動日雛形 ) ウィンドウ [ 起動日雛形の利用のジョブネット ] ウィンドウ [ ジョブネットの新規作成 / 変更 ] ウィンドウ [ 登録 -ジョブ] ウィンドウ [ 基本情報 ] シート [GLOVIA-Cジョブ/ ビジネスオブジェクトの参照 ] ウィンドウ Windows [ ソース / デスティネ-ションの属性変更 ] ウィンドウ [ ファイル名指定 ] ウィンドウ [ 制御情報 ] シート [ 詳細情報 ] シート [ 環境変数の設定 ] ウィンドウ [ 名前を付けて保存 ] ウィンドウ [ ジョブネットの監視 ] ウィンドウ [ 前回の起動実績 ] シート [ 起動構成 ] シート [ 監視 -ジョブ] ウィンドウ [ 基本情報 ] シート [ 制御情報 ] シート [ 詳細情報 ] シート [ 前回履歴 ] シート [ ジョブの出力情報 ] ウィンドウ [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ グループの新規作成 / 変更 ] ウィンドウ [ 登録 -ジョブネット] ウィンドウ [ 基本情報 ] シート [ 名前を付けて保存 ] ウィンドウ [ ジョブネットのリカバリ変更 ] ウィンドウ [ 登録 -ジョブ] ウィンドウ [ 基本情報 ] シート [ 制御情報 ] シート [ 詳細情報 ] シート [ グループの監視 ] ウィンドウ [ 監視 -ジョブネット] ウィンドウ [ 基本情報 ] シート [ 前回履歴 ] シート [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ ジョブネットの一時変更の解除 ] ウィンドウ [ 可変パラメタの設定 ] ウィンドウ [ ジョブネットの複写先指定 ] ウィンドウ [ 名前の設定 ] ウィンドウ [ ジョブ定義変数 ] ウィンドウ [ ジョブ定義変数の設定 ] ウィンドウ [Systemwalker Operation Manager インポート ] ウィンドウ [Systemwalker Operation Manager エクスポート ] ウィンドウ [ ジョブネットのメモ ] ウィンドウ [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ 自動スクロールの設定 ] ウィンドウ [ 日ごとスケジュール管理の表示設定 ] ウィンドウ [ 操作確認の設定 ] ウィンドウ [ ジョブ ] シート [ ジョブネット ] シート [ グループ ] シート [ ジョブスケジューラ情報印刷 ] ウィンドウ [ ガントチャートの取得 ] ウィンドウ [ グループ監視図の取得 ] ウィンドウ [ ジョブネット監視図の取得 ] ウィンドウ [ グループ一覧の取得 ] ウィンドウ [ ジョブネット一覧の取得 ] ウィンドウ [ ジョブネット履歴の取得 ] ウィンドウ [ ジョブ履歴の取得 ] ウィンドウ [ 登録情報の参照 ] ウィンドウ

416 [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウ ( ガントチャート ) [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウ ( グループ一覧 ) [ 絞り込み条件の設定 ] ウィンドウ ( ジョブネット一覧 ) [ 画面出力倍率の設定 ] ウィンドウ [ 印刷項目の指定 ] ウィンドウ [ ガントチャート ] シート [ グループ監視図 ] シート [ ジョブネット監視図 ] シート [ グループ一覧 ] シート [ ジョブネット一覧 ] シート [ ジョブネット履歴 ] シート [ ジョブ履歴 ] シート A.3.2 定義に関するウィンドウ ジョブスケジューラの定義に関するウィンドウ構成を以下に示します [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウ [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ [ データベース ] シート [ 利用機能 1] シート [ 確認操作の詳細設定 ] ウィンドウ [ 利用機能 2] シート [ イベント出力 ] シート [ イベント出力の詳細設定 ] ウィンドウ [ メール環境 ] シート [ 出力ファイル ] シート [ テストモード ] シート [ メッセージテーブルの定義 ] ウィンドウ Windows [ 監視許可ホストの定義 ] ウィンドウ A.4 複数サーバ監視のウィンドウ構成 複数サーバ監視のウィンドウ構成を以下に示します [ 監視ホストツリーの選択 ] ウィンドウ [ 複数サーバ監視 ] ウィンドウ [ ジョブネット一括管理の絞り込み条件 ] ウィンドウ [ 絞り込み条件の一覧 ] ウィンドウ [ ホスト選択 ] ウィンドウ [ 状態選択 ] ウィンドウ [ ジョブネット一括管理 ] ウィンドウ [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ [ 操作確認の設定 ] ウィンドウ [ メッセージフィルタの設定 ] ウィンドウ [ 状態選択 ] ウィンドウ [ 状態メッセージの絞り込み条件 ] ウィンドウ [ 状態選択 ] ウィンドウ [ ホスト選択 ] ウィンドウ [ 最大メッセージ数の設定 ] ウィンドウ [ 自動更新間隔の設定 ] ウィンドウ A.5 ジョブ実行制御のウィンドウ構成 ジョブ実行制御のウィンドウ構成を以下に分けて示します 操作に関するウィンドウ 定義に関するウィンドウ

417 A.5.1 操作に関するウィンドウ ジョブ実行制御の操作に関するウィンドウ構成を以下に示します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ [ ジョブフォルダの定義 ] ダイアログボックス [ ジョブフォルダの名前の変更 ] ダイアログボックス [ ジョブフォルダの情報参照 ] ダイアログボックス [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ウィンドウ [ キュー状態表示 / 操作 ] ダイアログボックス [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウ [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックス [ キュー状態表示 / 操作 ] ダイアログボックス [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウ [ ジョブの詳細情報の表示 ] ダイアログボックス [ ジョブの情報変更 ] ダイアログボックス [ ジョブの移動 ] ダイアログボックス [ キュー状態表示 / 操作 ] ウィンドウ [ キューの詳細情報の表示 ] ダイアログボックス [ キューの定義の一時変更 ] ダイアログボックス A.5.2 定義に関するウィンドウ ジョブ実行制御の定義に関するウィンドウ構成を以下に示します [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウ [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ [ 運用制御 ] シート [ キューの作成 / 編集 ] ウィンドウ [ ログ ] シート [ 利用機能 ] シート [ 旧互換 ] シート [ クラスタ設定 ] シート [ ノード名定義 ] ダイアログボックス [ ネットワーク ] シート [ 印刷形式 ] シート Windows [ 信頼ホストの定義 ] ウィンドウ [ 信頼ホストの追加 ] ウィンドウ [ ジョブ所有者の定義 ] ウィンドウ Windows [ パスワード情報の定義 ] ダイアログボックス Windows [ 新しいユーザーの定義 ] ダイアログボックス Windows A.6 サービス アプリケーション起動のウィンドウ構成 サービス アプリケーション起動のウィンドウ構成を以下に示します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ [ サービス アプリケーション起動 ] ウィンドウ [ サービス アプリケーション起動パターン ] ダイアログボックス [ サービス アプリケーション起動パターン定義 ] ダイアログボックス [ 起動パターン名 ] シート [ サービス起動 ] シート Windows [ サービス情報定義 ] ダイアログボックス Windows [ アプリケーション起動 ] シート [ アプリケーション情報定義 ] シート A.7 イベント監視のウィンドウ構成 Windows 版 イベント監視のウィンドウ構成を以下に示します

418 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ [ イベント監視の条件定義 ] ウィンドウ [ 監視ログファイルの設定 ] ダイアログボックス [ アクション環境設定 ] ダイアログボックス [ メール ] シート [ ショートメール ] シート [ ショートメールの種類の追加 ] ダイアログボックス [ ショートメールの種類の変更 ] ダイアログボックス [COM ポート ] シート [ イベント定義 [ イベントログ ]] ダイアログボックス [ イベント定義 [ ログファイル監視 ]] ダイアログボックス [ アクション定義 [ アクション条件 ]] ダイアログボックス [ アクション定義 ] ダイアログボックス [ 音声通知 ] シート [ メール ] シート [ 宛先追加 ] ダイアログボックス ( メール用 ) [ メール詳細 ] ダイアログボックス [ ポップアップ ] シート [ 宛先追加 ] ダイアログボックス ( ポップアップ用 ) [ ショートメール ] シート [ 宛先追加 ] ダイアログボックス ( ショートメール用 ) [SNMP トラップ発行 ] シート [ アプリケーション起動 ] シート [ イベントログ出力 ] シート [ 検索 ] ダイアログボックス A.8 アクション管理のウィンドウ構成 Windows 版 アクション管理のウィンドウ構成を以下に示します [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウ [ アクション管理 ] ウィンドウ [ アクション詳細 ] ダイアログボックス [ アクション環境設定 ] ダイアログボックス [ メール ] シート [ ショートメール ] シート [ ショートメールの種類の追加 ] ダイアログボックス [ ショートメールの種類の変更 ] ダイアログボックス [COM ポート ] シート A.9 マスタスケジュール管理のウィンドウ構成 マスタスケジュール管理のウィンドウ構成を以下に示します [ マスタスケジュール管理状況監視 [ ログイン ]] ウィンドウ [ マスタスケジュール管理状況監視 [ 監視ホスト定義名の選択 ]] ウィンドウ [ マスタスケジュール管理状況監視 [ 全体状況 ]] ウィンドウ [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウ [ 未来のスケジュール実行 ] ダイアログボックス [ スケジュール操作の確認 ] ダイアログボックス [ マスタスケジュール管理状況監視 [ 詳細状況 ]] ウィンドウ [ 接続先ホストのパスワード入力 ] ウィンドウ [ 未来のスケジュール実行 ] ダイアログボックス [ スケジュール操作の確認 ] ダイアログボックス [ マスタスケジュール管理状況監視 [ 持ち越しジョブネットの監視 ]] ウィンドウ [ 絞り込み条件の設定 ] ダイアログボックス [ マスタスケジュール管理環境設定 [ ログイン ]] ウィンドウ [ マスタスケジュール管理環境設定 ] ダイアログボックス - [ サーバ ] [ マスタスケジュール管理環境設定 ] ダイアログボックス - [ サブシステム ] [ スケジュールサーバの追加 ] ダイアログボックス UNIX 版

419 [ スケジュールサーバの解除 ] ダイアログボックス UNIX 版 [ スケジュールサーバの編集 ] ダイアログボックス UNIX 版 [ マスタスケジュール管理環境設定 ] ダイアログボックス - [ 配付 ] UNIX 版 [ マスタスケジュール管理環境設定 ] ダイアログボックス - [ スケジュール ] [ マスタスケジュール管理環境設定 ] ダイアログボックス - [ 通知 ]

420 付録 B 留意事項 本付録では Systemwalker Operation Manager の留意事項について説明します B.1 性能のチューニングについて ここでは 大量のジョブネットやジョブを登録する場合の 性能のチューニング方法について説明します B.1.1 大量のジョブネットを登録する場合の留意事項 1 つのプロジェクト内に大量のジョブネットを登録し かつ同時に起動されるジョブネットが同じプロジェクト内に多数存在する場合 ジョブネットの起動がスケジュール時刻より遅れる場合があります またこのように負荷が高い場合 ジョブ実行時のジョブスケジューラのログ (jobdb1.log jobdb2.log jobdb3.log) に書き込まれるジョブの実行履歴と mjsview ログファイル出力コマンドで出力されるジョブの実行履歴に時間的なずれが生じる可能性があります ジョブスケジューラはプロジェクトごとに まとまったジョブネットの管理対象として扱っています 特定のプロジェクトにジョブネットを大量に登録することにより 個々のジョブネット ジョブを検索する際の検索対象範囲が大きくなり さらに同時に大量のジョブネットが起動された場合 特定の管理簿に大量のアクセスが集中するためです 大量のジョブネットを登録する場合は 複数のプロジェクトにジョブネットを分散して登録してください 分散して登録することにより ジョブネット情報の管理簿へのアクセスが分散されるため スケジュール性能の劣化を防ぐことができます 大量のジョブネットを登録する場合の指針 ジョブネットの登録量を想定し スケジュールどおりに問題なくジョブネットが起動されることを検証してください 例えば 想定されるジョブネットの登録量と起動したい時刻を設定した仮の業務モデルを用意し スケジュールどおりに問題なくジョブネットが起動できることを事前に検証してください [ 例 ] 業務モデル ジョブネット登録数 1,000 起動予定時刻 10:00 起動ジョブネット数 100 上記の業務モデルを実行した結果 ジョブネットの起動が起動予定時刻より遅れた場合 同時刻に起動するジョブネットを複数のプロジェクトに分散して登録するなど 業務モデルを変更して再検証してください 大量のジョブネットが登録されている場合の対処 すでに大量のジョブネットが登録されている場合 プロジェクトごとのジョブネットの登録数 起動予定時刻を確認し 必要に応じてジョブネットを別のプロジェクトへの分散してください 登録されているジョブネット数の確認方法 プロジェクトごとのジョブネットの登録数 起動予定時刻を確認するには jobschprint -N コマンドを利用します jobschprint -N コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください ジョブネットの複数プロジェクトへの分散方法 ジョブネットを別のプロジェクトに移動する場合 以下の考慮が必要です jobschmsgevent コマンドでメッセージ事象を発生させることによってジョブネットを起動しているような場合は jobschmsgevent コマンドのプロジェクト名を見直してください グループに登録されたジョブネットを移動する場合は グループに含まれるジョブネットをすべて複写した後に グループを再構成してください ジョブネットを移動する手順は以下のとおりです

421 1. ジョブネットを 以下のいずれかの方法で他のプロジェクトに複写します - jobschsetnet -ncop コマンドで複写する - Systemwalker Operation Manager のクライアント画面で ジョブネットの複写 を行う 2. 複写元 複写先の先行後続関係にあるジョブネットでメッセージ事象を発生させるようなジョブネットを見直します また グループ登録している場合は複写元 複写先のジョブネットのグループを再構成します 3. 複写元プロジェクトのジョブネットを削除します ジョブネットが階層化されている場合は 以下の手順で移動します 1. 第 1 階層以下のすべてのジョブネットを jobschprint -r コマンドにより 定義文として任意のファイルに出力します 2. jobschsetnet コマンドの引数として 1. で出力したファイルを指定し 最下層のジョブネットから順に複写先のプロジェクトへ登録します 3. 複写元のジョブネットを第 1 階層から順に削除します jobschmsgevent コマンド jobschsetnet コマンド jobschprint コマンドの詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください B.1.2 大量のジョブを登録する場合の留意事項 大量のジョブを登録する場合は 1 つのジョブの中で複数単位の業務処理を実施し ジョブ数をできる限り少なくするように設計してください ジョブごとにキュー制御 排他制御 ジョブ実行環境の作成などを行うため ジョブ数が多くなるほどオーバヘッドが大きくなります また スケジュールサーバと実行サーバが別々の場合 サーバ間の通信処理や ジョブ出力ファイルの転送などのため オーバヘッドを伴います 大量のジョブを登録する場合の指針 業務のジョブ登録量と各ジョブの処理時間を想定し 運用時間内に処理できることを検証してください なお ネットワークジョブの場合は ネットワークジョブ環境で検証してください 例えば 想定されるジョブの処理時間を sleep するような仮のジョブで業務モデルを用意し 運用時間内に処理できることを事前に検証してください [ 例 ] 業務モデル ジョブ登録数 3,000 運用時間 ジョブの処理時間 1 時間 すべて 1 秒 上記の業務モデルを実行した結果 運用時間内にすべてのジョブが完了しなかった場合 ジョブの処理内容を見直して 複数のジョブの処理を 1 つのジョブにまとめてジョブ登録数を減らすなど 業務モデルを変更して再検証してください ジョブ数を少なくする方法 以下の例のようにジョブを作成し できるだけジョブを少なくするように設計します 例 1: 複数のコマンドを 1 つのシェルスクリプトとして登録する [ 改善前 ]1 つのコマンドを 1 つのジョブとして記述している ジョブ 1: date>>/tmp/gyoumu.log ジョブ 2: gyoumushori.exe ジョブ 3: date>>/tmp/gyoumu.log [ 改善後 ] 複数の処理をシェルスクリプトに記述し 1 つのジョブとする ジョブ 1: date>>/tmp/gyoumu.log

422 gyoumushori.exe date>>/tmp/gyoumu.log 改善前は 日付のログを取る 処理をする 再度日付のログを取るという 3 つのコマンドごとに それぞれ 1 つのジョブとして登録されています ジョブの実行ごとに多重度制限などのキュー制御の処理や 認証 内部ログイン処理 標準出力 / エラー出力ファイルの準備などジョブ実行環境の生成処理のオーバヘッドで CPU 使用量が高くなり 本来の業務処理で CPU を有効に利用できないことがあります 3 つのジョブを 1 つにすることで ジョブ実行ごとの処理を減らします 例 2:JCL( 業務手続き言語 ) のジョブステップを利用する Systemwalker Operation Manager では JCL( 業務手続き言語 ) を利用してジョブステップの構成でジョブを作成することができます 1 つのジョブに複数のジョブステップを記載でき ジョブステップと対応づけてシェルスクリプトを起動できるので 複数のシェルスクリプトを 1 つのジョブとして構成することができます 例えば 10 個のシェルスクリプトで 1 つの業務となるような処理が 100 個ある場合 ジョブステップを利用しないと 1000 個のジョブが必要ですが ジョブステップを利用すると 10 個のシェルスクリプトは 1 つのジョブとして記述することができるため 100 個のジョブに減らすことができます ただし JCL の中でネットワークジョブを利用する場合は ジョブステップ単位で実行先のサーバが指定でき ジョブステップ単位で実行先サーバとの通信処理やジョブ出力ファイルの転送など オーバヘッドが伴うので 1 つのジョブにまとめても性能上 有効にならない場合があります JCL の記述方法については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください B.1.3 クライアントのレスポンス性能について 大量のジョブネットやグループが登録されている Operation Manager サーバを Operation Manager クライアントから監視する場合 画面表示などのレスポンスが悪くなる場合があります この場合 クライアントでの画面表示および操作の対象となるプロジェクトを制限することでレスポンスを改善することが可能です 以下のように 画面表示および操作対象となるプロジェクトを制限したユーザを登録し 接続することでレスポンスを改善するようにしてください 1. 各プロジェクトに対して [ アクセス権情報 ] ウィンドウで 参照権 / 操作権を持つユーザを他のプロジェクトでの設定と重ならないように登録する で登録したユーザで Operation Manager サーバに接続する 設定の詳細については プロジェクトにアクセス権を設定する を参照してください また Operation Manager クライアントの Operation Manager サーバ ( ジョブスケジューラ機能 ) への接続は最大 62 台 ( 注 ) まで可能ですが クライアント接続数の増加に伴って個々のクライアントのレスポンスが悪化します 特定の Operation Manager サーバに同時に接続する Operation Manager クライアントの台数は 8 台までを目安としますが 場合によっては接続台数の制限をしてください 注 )OS により上限値は異なる場合があります クライアントの接続台数の制限は 環境設定クライアントの [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウの [ 利用機能 2] シートにおいて [ クライアントの接続台数を制限する ] を指定することで有効になります 注意 クライアントのレスポンスが悪化した場合に 対処しようとしてクライアントの画面でリフレッシュ要求 (F5 キーを押す ) を頻繁に実行される場合があります しかしこの操作により 他のユーザの画面表示を阻害し 逆効果となる場合があります レスポンスが悪化した時に頻繁に画面のリフレッシュ要求 (F5 キーを押す ) を実施することは控えてください

423 B.1.4 複数サブシステムで大量のジョブを起動する場合の留意事項 createsubsystem コマンドにより複数サブシステム環境を作成し 大量のジョブを起動する場合 複数サブシステム環境を作成した直後は 同一ディスク上に環境が作成されているため 性能劣化の原因となることがあります 大量のジョブを運用する場合 できるだけサブシステムごとに ジョブスケジューラのデータベースディレクトリおよびジョブ実行制御のスプールディレクトリを別のディスクに分散し 運用を行うことを推奨します サブシステムごとにデータベースディレクトリおよびスプールディレクトリを別のディスクに分散する方法については 13.3 データベースディレクトリとスプールディレクトリを分散する を参照してください B.1.5 Systemwalker Operation Manager Web コンソールの性能について Systemwalker Operation Manager Web コンソール利用時に推奨する規模について説明します 複数のサブシステムを運用している場合 監視対象となるサブシステムやジョブネットの数が増加すればその分ブラウザのレスポンスが悪くなります 監視対象は 以下の数を目安に構築してください サブシステム :30 個 ジョブネット :1000 個 利用するサーバやクライアントによっては 性能を引き出せない場合がありますので さらにサブシステムやジョブネットの数量を制限してください これらの目安を上回ったシステムに対して Web コンソールから監視したい場合は 複数の Web サーバを用意して それぞれの Web サーバで監視する監視対象のサブシステムやジョブネットを分割してください B.2 運用前に知っていただきたいこと Systemwalker Operation Manager を運用する前に知っておいていただきたいことを説明します B.2.1 時刻の変更に関する注意事項 日付や 時刻を変更する場合には 必ずお読みください 運用中の時刻や日付の変更の禁止 Systemwalker Operation Manager の運用中は 以下の操作を行わないでください 時刻や日付 年 月などの変更 [ コントロールパネル ] の [ 日付と時刻 ] の起動 Windows 版 システム設定 ( ホスト名およびコンピュータ名 ) の変更 上記の操作は Systemwalker Operation Manager のサービス デーモンを停止してから行ってください システムの時刻の補正を行う場合の注意 ジョブスケジューラの運用中は システム時刻を変更してはいけません ジョブスケジューラはシステムの現在時刻をベースにしてスケジューリング処理を行っているため 運用中にシステム時刻を変更すると ジョブネットがスケジュールどおりに起動しなくなったり サービスやデーモンの動作に異常をきたしたりすることがあります システムの時刻を変更する場合は ジョブスケジューラサービスまたはジョブスケジューラデーモンを停止してから行ってください また システムの時刻や日付を過去に戻した場合は ジョブスケジューラのログファイルへの出力順序が時間的に前後してしまうため ジョブスケジューラの履歴情報が正しく表示できなかったり メッセージ待ち合わせが正しく動作しなくなったりといった問題が発生します システムの時刻や日付を過去に戻した場合は 上記のような時系列に出力されるログ情報をすべてクリアして システムをリブートしてください 具体的には以下のログファイルを削除してください

424 ジョブスケジューラのデータベースディレクトリのjobdb1.log jobdb2.log jobdb3.logファイル ジョブスケジューラのデータベースディレクトリのnet.spoolサブディレクトリ配下のすべてのファイル ジョブ実行履歴情報ファイル 稼働実績情報ファイル ( 保存するように設定している場合 ) イベントログ Windows 版の場合 システムの年を変更 / マザーボードを交換する場合の注意 システムの年を変更したり マザーボードを交換したりする場合は 事前に以下のバックアップを行っておいてください 作業完了後は リストアしてシステムを立ち上げ直してください ( システムの年を変更した場合は 現在の年に戻してから ) ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下のファイルを サブディレクトリを含めてバックアップします - Windows 版 : Systemwalker Operation Manager をインストールしたディレクトリの MpWalker.JM\mpjobsch\jobdb - Solaris 版 : /var/opt/fjsvjobsc - HP-UX 版 : /opt/fhpjobsch/db - AIX 版 : /usr/faixjobsc/db - Linux 版 : /var/opt/fjsvjobsc カレンダ情報のディレクトリをディレクトリごとバックアップします - Windows 版 :Systemwalker Operation Manager をインストールしたディレクトリの MpWalker.JM\mpjmcal\caldb - Solaris 版 : /var/opt/fjsvjmcal/caldb - HP-UX 版 : /opt/fhpjmcal/caldb - AIX 版 : /opt/faixjmcal/caldb - Linux 版 : /var/opt/fjsvjmcal/caldb B.2.2 バックアップ製品を使用する場合の注意 Windows 版 市販のバックアップ製品を使って下記のディレクトリ およびそのディレクトリ配下のファイルを バックアップする場合は Systemwalker Operation Manager のサービスを停止した状態で行ってください Systemwalker Centric Manager が共存しているシステムでは Systemwalker Centric Manager のサービスも停止してください ジョブ実行制御ディレクトリ インストール先のディレクトリ配下の mpwalker.jm mpmjessv ジョブ実行制御のスプールディレクトリ 初期値は インストール先のディレクトリ配下の mpwalker.jm\mpmjessv\mjespool ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ 初期値は インストール先のディレクトリ配下の mpwalker.jm\mpjobsch\jobdb カレンダ情報ディレクトリ インストール先のディレクトリ配下の mpwalker.jm\mpjmcal\caldb マスタスケジュール管理機能のデータベースディレクトリ インストール先のディレクトリ配下の mpwalker.jm\mpstemsv Systemwalker のサービスを停止しない状態で 上記の資源をバックアップすると Systemwalker Operation Manager が正常に動作しないことがあります

425 注意 本項の注意事項は バックアップ連携機能から ARCserve の機能を使用する場合にも該当します B.2.3 ウィルスチェック製品を利用している場合の注意 Windows 版 ウィルスチェック製品を利用している場合 Systemwalker Operation Manager が正常に動作しないことがあります ウィルスチェック製品を利用している場合は 以下のディレクトリおよびそのディレクトリ配下のディレクトリ / ファイルをウィルスチェックの検索対象としないでください ジョブ実行制御ディレクトリ インストール先のディレクトリ配下の MpWalker.JM mpmjessv ジョブ実行制御のスプールディレクトリ 初期値は インストール先のディレクトリ配下の MpWalker.JM\mpmjessv\mjespool ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ 初期値は インストール先のディレクトリ配下の MpWalker.JM\mpjobsch\jobdb カレンダ情報ディレクトリ インストール先のディレクトリ配下の MpWalker.JM\mpjmcal\caldb マスタスケジュール管理機能のデータベースディレクトリ インストール先のディレクトリ配下の MpWalker.JM\mpstemsv 注意 ジョブ実行制御のスプールディレクトリ ジョブスケジューラのデータベースディレクトリの格納先を変更した場合は 同様に それぞれの変更後のディレクトリを ウイルスチェックの検索対象から外すようにしてください B.2.4 Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE または Windows Server 2008 で運用する場合の注意 Windows 版 Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE または Windows Server 2008 で Systemwalker Operation Manager を運用する場合の注意事項について以下に示します 本製品を Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE または Windows Server 2008 のドメインユーザで使用する場合 NetBIOS over TCP/IP を無効にする運用はできません Windows(R) 2000 のインストール時には有効になっていますので 設定を変更しないようにしてください Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE Windows Server 2008 のインストール時には [ 既定値 ] が有効となっています Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE Windows Server 2008 の場合は [ 既定値 ] または [NetBIOS over TCP/IP を有効にする ] が選択されている必要があります 設定を変更した場合は Systemwalker Operation Manager 導入手引書 の インストール後の注意事項 を参照して正しく NetBIOS over TCP/IP を有効に設定してください Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE および Windows Server 2008 で使用可能なユーザプリンシパル名を使用して プロジェクトのアクセス制御をすることはできません 業務連携の電源切断を Windows(R) 2000 で運用する場合 アドバンストパワーマネージメント (APM) 対応機種上では [ コントロールパネル ] の [ 電源オプション ] で [ アドバンストパワーマネージメントを開始する ] を有効にしてください 本設定を無効のまま電源切断を行うと システムが再起動します

426 Windows(R) 2000 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE または Windows Server 2008 のドメインユーザで プロジェクトのアクセス制御をする場合 ユーザは以下の条件を満たしている必要があります - ユーザが登録されているドメインコントローラの種別が以下の場合 ドメインの Users オブジェクト配下に登録されていること - ユーザが登録されているドメインコントローラの種別が以下の場合 ユーザの ユーザログオン名 (Windows 2000 以前 ) と 表示名 が一致していること Windows(R) 2000 の場合 ドメイン操作モードが ネイティブ の場合 Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE Windows Server 2008 の場合 ドメインの機能レベルが Windows 2000 ネイティブ Windows Server 2003 または Windows Server 2008 の場合 B.2.5 大規模ジョブを運用する場合の注意 大規模ジョブを運用する場合 システム全体での同時オープンファイル数のデフォルト値が少ないと 資源不足のためシステムエラーが発生します 大規模ジョブを運用する場合は 以下の値を参考に 運用上必要な値を見積もり カーネルパラメタのチューニングを行ってください Systemwalker Operation Manager が 1 ジョブあたりに最大同時にオープンするファイル数 :23 参考 登録するジョブによっては そのジョブ自身がオープンするファイルも考慮されるため その場合のオープンファイル数の合計値は 23 個 ジョブ数 + ジョブ自身がオープンするファイル数の合計 となります B.2.6 Windows Vista(R) Windows(R) 7 および Windows Server 2008 で JIS X 0213:2004 環境を利用する場合の注意 Windows 版 X 0213:2004 環境を利用する場合の注意について説明します Windows Vista(R) および Windows(R) 7 上では以下の操作が制限となります JIS X 0213:2004 で新規に追加された文字を以下に指定しないでください GUI 画面 コマンドのオプション ポイント Microsoft IME やその他の IME の設定で JIS X 0213:2004 文字の入力を制限できる場合があります 設定方法や詳細については各 IME のドキュメントを参照してください Windows Server 2008 上では以下の操作が制限となります JIS X 0213:2004 で新規に追加された文字を以下に指定しないでください Systemwalker スクリプトのスクリプトファイル 入力データ

427 B.2.7 異なる OS で環境を構成している場合の注意 各 OS の文字コード表の相違が原因で 送信元のサーバと送信先のサーバとで 文字が異なって表示されたり 文字が異なって変換される場合があります 以下のホストの OS が異なる場合に注意が必要です ネットワークジョブの投入元と投入先 ポリシー情報の抽出元と配付先 管理サーバとスケジュールサーバ ( マスタスケジュール管理機能 ) 各 OS 各文字コードの組合せによる変換結果を下表に示します 送信先 SJIS EUC SJIS UTF-8 EUC SJIS UTF-8 EUC SJIS UTF-8 UTF-8 Windows Solaris HP-UX AIX Linux 送信元 Windo ws Solaris HP-UX AIX SJIS EUC SJIS UTF-8 EUC SJIS UTF-8 EUC ( 注 2) ( 注 2) ( 注 1) ( 注 2) ( 注 2) ( 注 1) ( 注 2) ( 注 1) ( 注 1) ( 注 2) ( 注 1) ( 注 1) ( 注 2) ( 注 2) SJIS UTF-8 ( 注 2) Linux UTF-8 ( 注 2) ( 注 1) ( 注 1) ( 注 2) ( 注 2) ( 注 2) : 問題なく変換されます : 一部の文字が異なって変換されます 注 1) 注 2) 以下の文字が異なって表示される場合があります 表示上だけの問題でありデータ自体には問題はありません 鯵 鰺 鴬 鶯 蛎 蠣 壷 壺 槙 槇 篭 籠など 以下の文字が 異なって変換されたり変換エラーとなったりする場合があります 表示上の問題ではなくデータ自体が異なる文字に変換されます,, ~,,-,,,,

428 ネットワークジョブについて 組み合わせ可能な OS や文字コードについては Systemwalker Operation Manager 解説書 の ネットワークジョブの実行可能範囲 と Systemwalker Operation Manager 導入手引書 の 運用情報の定義 を参照してください ポリシー情報について 組み合わせ可能な OS や文字コードについては Systemwalker Operation Manager 解説書 の ポリシー情報の抽出 / 配付のサポート範囲 を参照してください 管理サーバとスケジュールサーバについて 組み合わせ可能な OS や文字コードについては Systemwalker Operation Manager マスタスケジュール管理機能説明書 の 管理サーバ スケジュールサーバ接続のサポート範囲 を参照してください B.2.8 AIX で UTF-8 環境を利用する場合の注意 (AIX 版のみ ) UTF-8 環境を利用する場合の注意について説明します AIX 版では マルチバイト文字が入力可能な入力域に 以下の文字は指定できません 入力域に上記文字を指定した場合 定義データ保存時に登録エラーとなります B.2.9 デスクトップヒープについての注意 Windows 版 デスクトップヒープは Windows において プロセスが起動する際に必ず使用される領域です Systemwalker Operation Manager の運用に関わらず 多量にプロセスを起動すると デスクトップヒープが枯渇することがあります Systemwalker Operation Manager を運用するときには 以下の場合にデスクトップヒープについての注意が必要です 複数のサブシステムを運用する場合 サブシステムの数に応じて Systemwalker Operaration Manager のサービスプロセスが増加し デスクトップヒープが多く使用されます 多数のジョブを同時に実行する場合 ジョブを実行するときに デスクトップヒープを使用するため 多数のジョブを同時に実行するほど デスクトップヒープが多く使用されます 多数のジョブを同時に実行中に デスクトップヒープが枯渇した場合 ジョブが例外コード 0xC または 0x で異常終了します [ ジョブの多重度 ] は 1~99 まで指定できますが 目安として 30 以内にすることを推奨します ファイル圧縮 / 伸長コマンド (fprssvr/fprscli) で一度に多数のファイルを圧縮する場合 同時に複数のファイルを圧縮する場合 ファイル数が多いほど圧縮用の作業領域メモリが多く消費されるため デスクトップヒープ領域も多く使用されます 多数のファイルを圧縮中に デスクトップヒープが枯渇した場合 以下のメッセージが出力され ファイル圧縮 / 伸長コマンド (fprssvr/fprscli) によるファイル圧縮が失敗します - fprssvr の場合 0x2997(0x8): ツリー情報作成用のヒープ領域が足りなくなりました - fprscli の場合 0xa997(0x8): ツリー情報作成用のヒープ領域が足りなくなりました 同時に圧縮を行うファイルの数は 目安として 500 以下を推奨します 500 を超えるような場合 複数回に分けて圧縮するなど 同時に圧縮するファイル数を減らしてください

429 B.2.10 ジョブプロセスの起動モードについて Windows 版 ジョブプロセスを起動するときのモードとして V 以前はトレースモードおよび非トレースモードがありました V 以降では ジョブオブジェクトモードが追加されました V 以降に新規にインストールした場合のデフォルトのジョブプロセスの起動モードはジョブオブジェクトモードになります V 以前の VL からバージョンアップした場合のジョブプロセスの起動モードは従来通りトレースモードとなります ただし Windows for Itanium 版については トレースモードおよび非トレースモードはありません V 以前の VL からバージョンアップした場合のジョブプロセスの起動モードはジョブオブジェクトモードとなります トレースモードと ジョブオブジェクトモードの 動作の違いは以下のとおりです トレースモード ジョブ ( 親プロセスおよび子プロセス ) で例外が発生した場合 ジョブで例外が発生した旨のメッセージが前回履歴に表示されます JCL のジョブで例外が発生した場合 通常のステップは実行されず only を指定した最終ジョブステップが実行されます ジョブの子プロセスで例外が発生した場合 子プロセスの例外コードがジョブの終了コードとなります ジョブオブジェクトモード ジョブ ( 親プロセスおよび子プロセス ) で例外が発生した場合 例外が発生した旨のメッセージは出力されません JCL のジョブで例外が発生した場合 通常の step が実行されて only を指定した最終ジョブステップが実行されません ジョブの子プロセスで例外が発生した場合 親プロセスの終了コードがジョブの終了コードとなります qsub コマンドの -nt オプション ( 非トレースモード ) は無効となります ジョブプロセスの起動モードは サブシステムごとに設定が変更できます 新規にサブシステムを作成した場合には サブシステム 0 の起動モードが引き継がれます 変更方法の詳細については Systemwalker Operation Manager 導入手引書 の 運用情報の定義 を参照してください B.2.11 EUC コード環境を使用する場合の注意事項 UNIX 版 JIS 補助漢字 (JIS X 0212) および JIS2004(JIS X 0213 第二面 ) の文字を以下に指定しないでください GUI 画面 コマンドのオプション B.3 運用中に注意していただきたいこと 本節では Systemwalker Operation Manager の運用中に注意していただきたいことを説明します B.3.1 ジョブスケジューラのサーバ部をシャットダウンする場合 ジョブスケジューラのサーバ部 ( スケジュールサーバ ) をシャットダウンする場合は 実行中 終了遅延および警告のジョブネットがないことを確認してください ジョブネット実行中にシステム またはスケジュールサーバをシャットダウンした場合は ジョブスケジューラの管理するデータベース情報が破壊される可能性があります また 次回のサーバ部の起動時に ジョブネットが終了しているにもかかわらず ジョブスケジューラのジョブネット履歴の表示画面やジョブ履歴の表示画面 履歴表示コマンド (jobschprint の -G -g -F -f オプション指定 ) において実行中状態のままで表示されることがあります シャットダウン時のジョブネットがどのような状態で終了したかは スケジュールサーバの再起動時に ジョブネットの管理 ウィンドウまたは ジョブネットの状態表示コマンド (jobschprint の -N -n オプション指定 ) を使って知ることができます

430 B.3.2 ファイルシステムの容量が足りない場合 ファイルシステムの空き容量がない時に ジョブネットおよびグループの追加 / 変更 / 削除処理を行うと 操作の行われたユーザのスケジュール情報ファイルが破壊されることがあります 起動日雛形情報を書き込んだ場合には 情報が失われることがあります また 運用中のジョブの出力情報や 履歴情報が書き込まれなくなります このような場合は ジョブスケジューラの運用を止めて 以下に示す各情報ファイルの復元と空き容量の確保を行ってください スケジュール情報ファイルの復元 スケジュール情報ファイルの復元については B.3.6 スケジュール情報ファイルの復元について を参照してください システム情報 / 起動日雛形情報 / プロジェクト情報ファイルの復元 ジョブスケジューラは システム情報ファイル ( sysfile.sys ) 起動日雛形情報ファイル ( db_calendar_ex.default ) およびプロジェクト情報ファイル ( プロジェクト名.jsp ) のバックアップを以下のタイミングで行います ジョブスケジューラサービスの起動時 各情報ファイルのバックアップは データベースディレクトリ配下の jobschbackup ディレクトリ配下に作成されます 情報の更新時に容量不足が発生した場合は jobschbackup ディレクトリ配下のファイルをデータベースディレクトリに複写してください バックアップディレクトリ配下の不要ファイルの削除 jobschbackup ディレクトリ配下のファイルは 削除されることがありません そのため プロジェクト内のすべてのスケジュール情報を削除した場合 データベースディレクトリ配下にはそのプロジェクトのスケジュール情報ファイルが存在しませんが jobschbackup ディレクトリ配下には プロジェクトのスケジュール情報ファイルが残ることになります システム管理者は 定期的に jobschbackup ディレクトリ配下のファイルをチェックして ジョブスケジューラを使用していないプロジェクトのスケジュール情報ファイルが残っていた場合には 削除するようにしてください 作業ディレクトリ配下の不要ファイルの削除 データベースディレクトリ配下の work ディレクトリ配下のファイルは ジョブスケジューラが一時的に使用している作業ファイルです 通常は 必要がなくなった時点で自動的に削除されますが ジョブネットを強制終了させたり 出口プログラムで削除処理を行わなかったりした場合は 作業ファイルが削除されずに残る場合があります システム管理者は 定期的に work ディレクトリ配下をチェックして 日付の古い作業ファイルを削除するようにしてください なお [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウの [ 出力ファイル ] シートで ジョブの出力ファイルを削除する を指定した場合は ジョブスケジューラサービスの起動時に work ディレクトリ配下のファイルはすべて削除されます データベースディレクトリの移動 Windows 版 データベースディレクトリは 省略値として Systemwalker Operation Manager をインストールしたディレクトリ配下の MpWalker.JM\mpjobsch\jobdb( サブシステム運用の場合は インストールしたディレクトリ配下の MpWalker.JM\mpjobsch \jobdb1~9) になっています データベースディレクトリは必要に応じて変更することができます ドライブの空き容量が確保できない場合は データベースディレクトリを他のドライブに移動してください サブシステム運用を行っている場合は サブシステムごとに異なるディレクトリを指定してください データベースディレクトリの設定は [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウの [ データベース ] シートで行います 異常終了ジョブネット格納ファイルの削除 UNIX 版 データベースディレクトリ配下の異常終了ジョブネット格納ファイル ( jobnetabend.log ) には ジョブネットが異常終了するごとにジョブネットの情報が追加されます このファイルは削除されることがないので 定期的にチェックして削除するようにしてください B.3.3 ジョブスケジューラ機能の反応がない場合 ジョブスケジューラサービスが動作しているにもかかわらず Systemwalker Operation Manager クライアントのジョブスケジューラ機能のレスポンスがない場合は ジョブスケジューラサービスが動作しているサーバ上で 以下の操作を行ってください

431 注意 サーバがクライアントからの処理要求に対して応答を返せない状況の場合 クライアントのレスポンスが返ってこなくなることがあります 発生していたサーバ側の問題を解決後 無応答となっているクライアントを強制終了し クライアント画面を接続しなおしてください Windows 版の場合 1. Administrators グループに属しているユーザでログインします 2. jshpkill コマンドを実行します jshpkill コマンドを用い ジョブスケジューラサービスを再起動してください なお jshpkill コマンドは ジョブスケジューラサービスが起動してから 1 分以上の間隔をあけてから実行してください 1 分以上の間隔をあけないで実行した場合 ジョブスケジューラサービスが再起動せず 終了してしまう場合があります その場合 ジョブスケジューラサービスを手動で起動する必要があります 手動起動は [Systemwalker Operation Manager 環境設定 ] ウィンドウ -[ サービス制御 ] で 制御対象を [ ジョブスケジューラ ] にして [ 開始 ] ボタンを押下してください また 上記の操作を行うと イベントログに 7308:tskwnsrv が異常終了しました というエラーメッセージが出力され Systemwalker Operation Manager クライアントのジョブスケジューラ機能との接続がすべて切断されるので ジョブスケジューラ機能を接続し直してください UNIX 版の場合 1. スーパーユーザでログインします 2. 以下のコマンドを投入して tskwnsrv のプロセス ID を求めます ps -le grep tskwnsrv で求めたプロセス ID に SIGUSR1 を送ります kill -USR1 プロセス ID kill -USR1 コマンドを用い ジョブスケジューラデーモンを再起動してください なお kill -USR1 コマンドは ジョブスケジューラデーモンが起動してから 30 秒以上の間隔をあけてから実行してください 30 秒以上の間隔をあけないで実行した場合 ジョブスケジューラデーモンが再起動せず 終了してしまう場合があります その場合 ジョブスケジューラデーモンを手動で起動する必要があります 手動起動は デーモン起動スクリプト S99JOBSCH を実行してください デーモン起動スクリプトについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の jobsch_start コマンド UNIX 版 を参照してください また 上記の操作を行うと Systemwalker Operation Manager クライアントのジョブスケジューラ機能との接続が切断されるので ジョブスケジューラ機能を接続し直してください B.3.4 ジョブスケジューラコマンド利用時の注意事項 運用中にジョブスケジューラコマンドを利用する時の注意事項を説明します ジョブスケジューラコマンドで登録情報を変更する場合の注意 Systemwalker Operation Manager クライアントのジョブスケジューラ機能を表示中に ジョブスケジューラコマンドを使用して ジョブネットなどの登録情報を変更した場合 クライアント画面には変更が反映されません この場合 [Systemwalker Operation Manager] ウィンドウの [ 表示 ] メニューで [ 業務選択ツリーの更新 ] を選択し 業務選択ウィンドウをリフレッシュしてください また ジョブスケジューラコマンドを使用して ジョブネットなどの登録情報を変更している場合には Systemwalker Operation Manager クライアントの操作を行わないでください 操作を行った場合には Systemwalker Operation Manager クライアントが異常終了することがあります

432 B.3.5 運用中のデータベースディレクトリについて データベースディレクトリ配下に ユーザ固有に作成したファイルを格納した場合 ジョブスケジューラの運用に問題が生じることがあります データベースディレクトリ配下にユーザ固有のファイルを作成したり コピーしたりしないでください また ジョブスケジューラの運用に矛盾が生じることがありますので ジョブスケジューラサービス Windows 版 / ジョブスケジューラデーモン UNIX 版 動作中にデータベースディレクトリ配下のファイルにアクセスしないでください B.3.6 スケジュール情報ファイルの復元について ジョブスケジューラは スケジュール情報ファイル ( プロジェクト名.dbz および プロジェクト名.grz ) のバックアップを以下のタイミングで行います ジョブネットおよびグループの追加 変更または削除を行った時 ジョブスケジューラサービスの起動時 日変わり時刻が到来した時 スケジュール情報ファイルのバックアップは データベースディレクトリ配下の jobschbackup ディレクトリ配下に作成されます ジョブネットの更新時に容量不足が発生した場合は スケジュール情報ファイル またはバックアップした jobschbackup ディレクトリ配下のスケジュール情報ファイルに書き込みエラーが発生します データベースディレクトリ配下のスケジュール情報ファイルに書き込みエラーが発生した場合は 以下の手順で jobschbackup ディレクトリ配下のスケジュール情報ファイルから復元してください 1. [ 業務選択 ] ウィンドウより ジョブネットの登録情報を確認します 登録情報が表示されず 表示できない旨のエラーメッセージが表示された場合は データベースディレクトリ配下のスケジュール情報ファイルに書き込みエラーが発生している可能性があります 続けて以下の対処を実施してください 2. ジョブスケジューラサービス Windows 版 / ジョブスケジューラデーモン UNIX 版 を停止します 3. データベースディレクトリ配下のスケジュール情報ファイルを障害調査に必要となる場合を考慮して任意のディレクトリにコピーします 4. jobschbackup ディレクトリ配下のスケジュール情報ファイルをデータベースディレクトリに複写します 5. ジョブスケジューラサービス Windows 版 / ジョブスケジューラデーモン UNIX 版 を再起動します 上記の対処を実施後 再度 [ 業務選択 ] ウィンドウによりジョブネットの登録情報を確認します それでも登録情報が表示されず 表示できない旨のエラーメッセージが表示される場合は jobschbackup ディレクトリ配下のスケジュール情報ファイルに書き込みエラーが発生している可能性があります この場合は あらかじめ バックアップされている運用環境からリストアを実施してください なお リストアを実施した場合には バックアップを実施した時点の情報となることに注意してください バックアップおよびリストアの詳細については Systemwalker Operation Manager 導入手引書 の 運用環境をバックアップ リストアする を参照してください B.3.7 OS のグループアカウントの情報を変更した場合の注意事項 UNIX 版 プロジェクトにアクセス権が設定されているグループについて OS のコマンドなどを使用してグループに所属するユーザを変更した場合に アクセス権情報に OS のグループアカウントの情報が反映されないことがあります OS のコマンドなどを使用してグループに所属するユーザを変更した場合は Systemwalker Operation Manager サーバで以下のコマンドを実行して OS のグループアカウントの情報をアクセス権情報に反映してください コマンドの実行は システム管理者 ( スーパーユーザ ) で行ってください mpsetacl -a -t mpjobsch/schedule -u root -p w B.3.8 OS ユーザのパスワードに有効期限を設定する場合の注意事項 Systemwalker Operation Manager の業務連携機能を利用する OS ユーザに対して パスワードの有効期限を設定する場合 以下の注意事項があります

433 パスワードの有効期限に伴いパスワードを更新する場合 業務連携のパスワード管理簿に設定したパスワードもあわせて更新する必要があります パスワード管理簿の変更方法については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の LGMANAGE.EXE パスワード管理コマンド または lgmanage パスワード管理コマンド を参照してください B.3.9 Windows Server 2008 でコマンドを実行する場合の注意事項 Windows 版 ジョブをトレースモードで実行する場合について Windows Server 2008 上で ジョブをトレースモードで実行する場合 バッチファイルの start コマンドは使用しないでください バッチファイルで start コマンドを発行しても 子プロセスが起動しない場合があります start コマンドを利用するには ジョブオブジェクトモードで実行してください トレースモード ジョブオブジェクトモード の詳細については B.2.10 ジョブプロセスの起動モードについて Windows 版 を参照してください ユーザの権限による動作について Windows Server 2008 のユーザーアカウント制御 (UAC) 機能を有効にしている環境でコマンドを実行する場合 OS にログインしたユーザの権限によって以下のように動作します Administrator で OS にログインした場合 Administrator というユーザ名で OS にログインした場合 管理者権限が必要なコマンドは そのまま実行されます Administrators グループに属するユーザ (Administrator 以外 ) で OS にログインした場合 Administrator というユーザ名以外の Administrators グループに属するユーザで OS にログインした場合 管理者権限が必要なコマンド 一般ユーザで実行するコマンドに関わらず コマンドを実行したときに権限昇格を求めるダイアログが表示され 管理者権限で動作してよいかの確認が行われます 承認することにより 別のコマンドプロンプトが一時的に開かれ 新たに開かれたコマンドプロンプト上でコマンドが実行されます コマンドの実行が終了した後 一時的に開かれたコマンドプロンプトは自動的に終了します 一般ユーザの権限で OS にログインした場合 管理者権限が必要なコマンドを実行する場合 権限昇格を求めるダイアログが表示され 管理者権限を持つユーザ / パスワードの入力が要求されます 管理者権限を持つ 正しいユーザ / パスワードを入力することにより 別のコマンドプロンプトが開かれ 新たに開かれたコマンドプロンプト上でコマンドが実行されます コマンドの実行が終了した後 一時的に開かれたコマンドプロンプトは自動的に終了します 権限昇格を求めるダイアログの表示 および 昇格後のコマンドプロンプトの表示が自動的に終了してしまう動作については 以下のように対処してください 1. [ スタート ] メニューから [ コマンドプロンプト ] を右クリックして表示されるポップアップメニューで [ 管理者権限で実行 ] を選択します コマンドプロンプトが表示されます 2. 表示されたコマンドプロンプトからコマンドを実行します B.4 ジョブのスケジュールに関して知っていただきたいこと 本節では ジョブをスケジュールするときに知っておいていただきたいことを説明します B.4.1 ジョブスケジューラの制限事項 ジョブスケジューラの制限事項について説明します 利用できるユーザ名 利用できるユーザ名の長さに以下の制限があります また ユーザ名には空白を含めないでください

434 Windows 版の場合 ドメイン名を含めて 36 バイト以内 ユーザ名のみの場合は 20 バイト以内のユーザ名が利用できます ドメイン名とユーザ名は ドメイン名 \ ユーザ名 の形式で \ で区切って指定します UNIX 版の場合 20 バイト以内のユーザ名が利用できます PowerAIM 属性のジョブネットを使用する場合は 8 文字以内のユーザ名で使用してください 利用できないプロジェクト名 また プロジェクト名 temp core は ジョブスケジューラに予約されています そのため プロジェクト名として temp core を使用することはできません データベースディレクトリの制限 データベースディレクトリ配下には ユーザ固有のファイルを作成しないでください B.4.2 ジョブの標準出力および標準エラー出力 ジョブスケジューラに登録したジョブごとの標準出力 (stdout) および標準エラー出力 (stderr) は データベースディレクトリ配下の以下のファイルに格納されます Windows 版の場合 プロジェクト名 _ ジョブネット名 _cccccccccccccccc.log cccccccccccccccc は任意の文字 UNIX 版の場合 プロジェクト名 _ ジョブネット名 _nn.log nn は任意の数字 ユーザは [ ジョブの出力情報 ] ウィンドウまたは [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウの [ 前回履歴 ] シートで この標準出力および標準エラー出力を見ることができます このファイルには ジョブネット中の全ジョブの標準出力と標準エラー出力が 各行の先頭にジョブスケジューラが管理しているジョブ番号を付加した形式で格納されています なお このファイルは ジョブネット起動時に削除され 実行結果は前回の 1 回分だけしか保存されません 過去の実行結果を保存したい場合は ジョブの中で結果をファイルへ出力するなどの対処を行ってください 標準出力および標準エラー出力に関する注意事項を説明します 標準出力および標準エラー出力に対してバイナリデータ および半角カナ文字を出力しないでください バイナリデータ および半角カナ文字を出力するジョブの場合は 出力結果を保存しないようにしてください ([ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで 標準出力 / エラー出力を保存しない を指定してください ) バイナリデータ および半角カナ文字を保存すると 出力情報が表示できない場合や ジョブスケジューラが異常終了する場合があります 標準出力および標準エラー出力に対して 1 行に 996 バイトを超えるようなデータを出力しないでください ジョブ番号の領域を含め 1000 バイトを超えるデータを出力した場合 1000 バイトを超えた部分は [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウの [ 前回履歴 ] シート および [ ジョブの出力情報 ] ウィンドウに表示されません 標準出力および標準エラー出力に対して 行を超えるようなデータを出力しないでください 行を超えるデータを出力した場合 行を超えた部分は [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウの [ 前回履歴 ] シート および [ ジョブの出力情報 ] ウィンドウに表示されません 文字コードが UTF-8 の環境において 標準出力および標準エラー出力として UTF-8 以外のコードを出力するジョブの場合は 出力結果を保存しないようにしてください ([ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで 標準出力 / エラー出力を保存しない を指定してください ) 文字コードが UTF-8 の環境で UTF-8 以外のコードを保存すると 出力情報が表示できない場合や ジョブスケジューラが異常終了する場合があります UNIX 版 標準出力および標準エラー出力を合わせたデータのサイズが OS で制限しているファイルサイズを超えるような場合 ファイルに出力できません ユーザアプリケーションから UNICODE 形式で標準出力または標準エラー出力にデータを出力した場合 Systemwalker Operation Manager の GUI([ 監視 - ジョブ ] ウィンドウの [ 前回履歴 ] シート ジョブの出力情報 ] ウィンドウおよび Web コンソール ) では 以下の現象が発生します - 文字化けが発生する - 空の状態で表示される

435 - 出力情報がありません のエラーメッセージが出力されウィンドウが終了する 正しく表示するためには Systemwalker Operation Manager がサポートするコード系に変換するなどの処理を実施してください B.4.3 使用する日本語コード UNIX 版 日本語コードには 以下のコードが使用できます EUC コード (Linux 版以外 ) シフト JIS コード (Linux 版以外 ) UTF-8 コード Solaris 版および Linux 版で日本語環境が UTF-8 コードの場合 EUC コードまたはシフト JIS コードで入力可能な文字数の 3 分の 2 の文字数になります B.4.4 バックアップコマンドをジョブとして登録する場合 Windows 版 ジョブとしてバックアップコマンドを登録する場合は Windows(R) 2000 および Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE で提供されている ntbackup.exe または Windows Server 2008 で提供されている Wbadmin を使用してください ntbackup は テープドライブを使ってファイルをバックアップするウィンドウ系のコマンドであり そのままではジョブスケジューラのジョブとして登録することはできませんが パラメタを指定することにより 入力要求を一切行わずにバックアップ処理を行うことができます Wbadmin は コマンドラインから利用できるバックアップコマンドで そのままジョブスケジューラのジョブとして登録できます ntbackup および Wbadmin の詳細については 各 OS のバックアップのヘルプを参照してください B.4.5 lfmt コマンドをジョブとして登録する場合 UNIX 版 Solaris 版でジョブスケジューラのジョブとして lfmt コマンドを登録する場合 以下のことに注意してください lfmt コマンドを登録したジョブの属性として 出力無視 を指定しないでください 出力無視 を指定すると lfmt コマンド自体が異常終了し lfmt コマンドのメッセージが出力されないことがあります B.4.6 スケジュール情報をコピーする場合の注意事項 ジョブスケジューラのスケジュール情報は データベースディレクトリ (jobdb) 配下にファイル ( プロジェクト名.jsp プロジェクト名.dbz プロジェクト名.grz) として保存されますが プロジェクトに対するセキュリティ情報は ACL マネージャの内部データとしてファイルに保存されます このため 他サーバに登録してあるスケジュール情報を複写する場合には 以下の手順によりセキュリティ情報も一緒に複写してください 1. mkbat コマンドを使用して acldata.bat ファイルを作成します mkbat -f acldata.bat -j 2. 作成した acldata.bat ファイルを他方のノードに複写します 3. 複写先サーバで acldata.bat ファイルに実行権を付けて実行します ただし 複写元サーバと複写先サーバでユーザアカウント情報が異なる場合は プロジェクトに対するセキュリティ情報を 上記の方法で一緒に複写して利用することはできません このような場合は 複写先サーバ上で次の作業をしてください 1. [ 所有者の変更 ] ウィンドウで存在するユーザに変更します 2. [ アクセス権情報 ] ウィンドウでアクセス権を設定し直します B.5 ジョブの実行に関して知っていただきたいこと 本節では ジョブの実行に関して知っておいていただきたいことを説明します

436 B.5.1 ジョブ実行制御の制限事項 ジョブ実行制御の制限事項について説明します ジョブフォルダ配下のジョブファイル名の変更について ジョブフォルダ配下のジョブファイルのファイル名をエクスプローラ UNIX のコマンドなどで変更するとジョブ投入情報 ( ジョブ名や投入するキュー名など ) が失われます ジョブファイル自身には影響ありません サーバの日本語文字列の扱いについて 日本語 ( 全角文字 ) は ジョブ名およびジョブファイル名のみ指定可能です キュー名などに日本語を使用した場合 動作は保証されません UTF-8 コードの環境で 指定するジョブファイル名に日本語を含む場合は 日本語コードを含まないジョブ名を必ず指定してください UTF-8 コードの環境ではジョブ名に日本語コードを使用しないでください UNIX 版 Linux 版および Linux for Itanium 版で動作保証するシェルについて UNIX 版 Linux 版および Linux for Itanium 版 Systemwalker Operation Manager のジョブ実行制御として 動作保証するシェルは 以下のシェルのみとなります sh ( = bash) csh ( = tcsh) また 上記シェルをユーザのログインシェルとして 指定していた場合でも 以下の制限があります シェルスクリプトの先頭 (1 行目 ) に日本語を記述すると各シェルがバイナリファイルと誤認し 正しく起動できない場合がある この現象は 1 行目に英字のコメントを記述することで回避できます B.5.2 ジョブの実行環境について ジョブの実行ディレクトリについて UNIX 版 UNIX 版では ジョブをジョブネットに登録する時に ディレクトリ を指定しなかった場合 ジョブネットの実行属性が 旧バージョン互換 ( 旧 標準 ) の場合は ジョブはジョブ登録者のホームディレクトリで実行されます ジョブ実行制御 属性の場合は ジョブはジョブネットを登録したプロジェクトの所有者のホームディレクトリで実行されます 環境変数について UNIX 版の場合 ジョブが起動する前に環境変数 (HOME SHELL LOGNAME USER MAIL PWD) がパスワードファイルから設定されます ディレクトリ名は PWD 環境変数に設定されます HOME 環境変数には ホームディレクトリ名が設定されます SHELL 環境変数に設定される値は 後で説明する シェル戦略を考える に従って設定されます なお ネットワークジョブの場合 ジョブスケジューラが設定する環境変数について および ジョブ実行制御が設定する環境変数について に示す環境変数は引き継がれません 参考 ネットワークジョブの場合 スケジュールサーバおよび実行サーバが 共に Systemwalker OperationMGR V10.0L20/10.1 以降のときは [ 登録 / 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 環境変数 ] において設定された環境変数は ネットワークジョブに引き継がれます ( スケジュールサーバおよび実行サーバが 共に Systemwalker OperationMGR V10.0L20/10.1 以降でない場合 これらの環境変数は引き継がれません ) ジョブスケジューラが設定する環境変数について ジョブスケジューラは ジョブを起動する前に 以下に示す環境変数に値を設定します 先行ジョブの種類や終了コードなどの違いにより後続ジョブの処理を変えたいような場合には これらの環境変数の値を利用してください USERNAME 環境変数 Windows 版 / USER 環境変数 UNIX 版

437 プロジェクトの所有者が格納されています PWD 環境変数 UNIX 版 ジョブのディレクトリ名が格納されています ディレクトリを指定しなかった場合は プロジェクトの所有者のホームディレクトリ名が格納されます HOME 環境変数 UNIX 版 プロジェクトの所有者のホームディレクトリ名が格納されています LOGNAME 環境変数 UNIX 版 プロジェクトの所有者名が格納されています MAIL 環境変数 UNIX 版 /usr/mail/ プロジェクトの所有者名 が格納されています なお AIX 版の場合は /usr/spool/mail/ プロジェクトの所有者名 が格納されます Linux 版の場合は /var/spool/mail/ プロジェクトの所有者名 が格納されます USERDOMAIN 環境変数 接続先のサーバが Windows の場合は プロジェクトの所有者のドメイン名が格納されています ドメイン名が指定されていない場合は 環境変数の値は省略されます 接続先のサーバが UNIX の場合は 環境変数の値は省略されます JOBSCH_SUB_SYSTEM 環境変数 複数のサブシステムが動作する環境において サブシステム番号が格納されています JOBSCH_PROJECT 環境変数 ジョブネットが登録されているプロジェクト名が格納されています JOBSCH_JOBNET 環境変数 ジョブネット名が格納されています JOBSCH_JOBNAME 環境変数 ジョブの登録情報に ジョブ実行制御へ渡すジョブ名が登録されている場合は そのジョブ名が格納されます ジョブ名が登録されていない場合には [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで登録された実行ファイルの情報 (qsub コマンドのオプションおよび実行ファイルのパラメタを含む ) が格納されています JOBSCH_JOBNET_DATE 環境変数 ジョブネットが何日付けの構成で起動しているかを示す値が格納されています 値は年月日の形式 yyyymmdd で格納されます JOBSCH_ENVIRONMENT 環境変数 文字列 BATCH が格納されています LANG 環境変数 UNIX 版 動作する言語種別を表す値 (C ja ja_jp.pck など ) が格納されています ジョブスケジューラデーモンは LANG 環境変数に C を設定して動作しています このため ジョブの実行ユーザのスタートアップシェル (.login.cshrc.profile) ジョブ またはアプリケーション内に LANG 環境変数が設定されていない場合 LANG 環境変数に C が設定された状態でジョブまたはアプリケーションが動作します LANG 環境変数に C 以外を設定して動作させたい場合は LANG 環境変数に 以下のように値を設定してください ログインシェルが csh の場合の設定例 (Solaris の場合 ).login または.cshrc に以下の設定をします - 文字コードが EUC の場合 : setenv LANG ja - 文字コードが SJIS の場合 : setenv LANG ja_jp.pck ログインシェルが sh または ksh の場合の設定例 (Solaris の場合 ).profile に以下の設定をします

438 - 文字コードが EUC の場合 : LANG=ja;export LANG - 文字コードが SJIS の場合 : LANG=ja_JP.PCK;export LANG さらに 先行ジョブのあるジョブの場合 以下の環境変数に値が設定されます ただし 先行ジョブが複数ある場合は そのジョブの起動の契機となったジョブ ( 先行ジョブのうち 最後に実行したジョブ ) の情報が設定されます JOBSCH_PRE_JOBNAME 環境変数 先行ジョブの登録情報に ジョブ実行制御へ渡すジョブ名が登録されている場合は そのジョブ名が格納されます ジョブ名が登録されていない場合には [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウで登録された実行ファイルの情報 (qsub コマンドのオプションおよび実行ファイルのパラメタを含む ) が格納されています ただし 先行ジョブが複数ある場合は そのジョブの起動の契機となったジョブ ( 先行ジョブのうち 最後に実行が終了したジョブ ) の情報が設定されます JOBSCH_PRE_JOBCODE 環境変数 先行ジョブの終了コードが格納されています ただし 先行ジョブが複数ある場合は そのジョブの起動の契機となったジョブ ( 先行ジョブのうち 最後に実行が終了したジョブ ) の情報が設定されます なお ジョブネットの実行属性が ジョブ実行制御 の場合で ジョブの実行を他ホストへ依頼する場合 ( ネットワークジョブの場合 ) および ジョブネットの実行属性が PowerAIM の場合は 環境変数は設定されません ジョブ実行制御が設定する環境変数について ジョブ実行制御は ジョブを起動する前に 以下に示す環境変数に値を設定します 先行ジョブの種類や終了コードなどの違いにより後続ジョブの処理を変更したいような場合には これらの環境変数の値を利用してください JC_CHOST 環境変数 クライアントホスト名が格納されます [ ジョブ情報編集 / 投入 ] ダイアログボックス / ウィンドウまたは [ ジョブ選択 / 投入 ] ウィンドウから投入された場合に設定されます JC_CUSER 環境変数 ジョブ所有者名が格納されています JC_COMMENT 環境変数 ジョブコメントが格納されています JC_EXHOST 環境変数 実行ホスト名が格納されています JC_JOBID 環境変数 ジョブ番号が格納されています JC_JOBNAME 環境変数 ジョブ名が格納されています JC_QUEUE 環境変数 キュー名が格納されています QSUB_WORKDIR 環境変数 ジョブ投入ディレクトリ名が格納されています JC_SUBSYSID 環境変数 複数のサブシステムが動作する環境において サブシステム番号が格納されています

439 JC_TRANSFILEDIR 環境変数 ネットワークジョブや分散実行ジョブにおいて 入出力ファイルの転送を実施している場合 実行サーバ上で実行されるジョブプロセスの環境変数に実行サーバ上で送受信されるファイルが格納されているディレクトリが設定されます JC_SCHEDULESERVER 環境変数 ネットワークジョブや分散実行ジョブにおいて 実行サーバ上で実行されるジョブプロセスの環境変数にスケジュールサーバのホスト名が設定されます アプリケーションが参照できる環境変数 Windows 版 Systemwalker Operation Manager から起動されるアプリケーションが参照できる環境変数を ジョブの投入方法別 ( スケジュールジョブ qsub コマンド Mp_SubmitJob API) に示します スケジュールジョブの場合 a. [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートに登録した環境変数 b. ジョブスケジューラが設定する環境変数について に列挙した環境変数 c. ジョブ実行制御が設定する環境変数について に列挙した環境変数 d. OS が起動した時点のシステム環境変数 上記 a~d のうち 2 つ以上に同名の環境変数が存在する場合は 先に列挙したものが参照できます qsub コマンドで起動するジョブの場合 a. qsub コマンドを起動したアプリケーション / バッチファイルの環境変数 qsub コマンドの -x オプションを指定した場合のみ参照できます b. ジョブ実行制御が設定する環境変数について に列挙した環境変数 c. OS が起動した時点のシステム環境変数 上記 a~c のうち 2 つ以上に同名の環境変数が存在する場合は 先に列挙したものが参照できます Mp_SubmitJob API で起動するジョブの場合 a. Mp_SubmitJob API を呼び出したアプリケーションの環境変数 Mp_SubmitJob API の第 2 引数で qsub コマンドの -x オプションを指定した場合のみ参照できます b. ジョブ実行制御が設定する環境変数について に列挙した環境変数 c. OS が起動した時点のシステム環境変数 上記 a~c のうち 2 つ以上に同名の環境変数が存在する場合は 先に列挙したものが参照できます ユーザ個別情報となるユーザ環境変数 および autoexec.bat で設定している環境変数は Systemwalker Operation Manager から起動されるアプリケーションで参照することはできません アプリケーションがユーザ環境変数に登録された環境変数を使用する場合 Systemwalker Operation Manager からそのアプリケーションを実行させるには 以下のいずれかの対処が必要です アプリケーションを実行するために必要なユーザ環境変数をシステム環境変数 ([ コントロールパネル ] の [ システム ] で設定可能 ) に登録する アプリケーションを起動するためのバッチファイルを作成し アプリケーションを実行するために必要な環境変数をバッチファイルの先頭に登録する [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートで環境変数を登録する ( スケジュールジョブの場合のみ ) アプリケーションが ジョブスケジューラが設定する環境変数または ジョブ実行制御が設定する環境変数を使用する場合 Systemwalker Operation Manager からそのアプリケーションを実行させるには 以下の対処が必要です アプリケーションを起動するためのバッチファイルを作成し そのバッチファイルの中からアプリケーションに環境変数を渡す また ネットワークジョブの場合は ジョブスケジューラが設定する以下の環境変数を参照することができません

440 USERNAME USERDOMAIN JOBSCH_PROJECT JOBSCH_JOBNET JOBSCH_JOBNAME JOBSCH_ENVIRONMENT JOBSCH_PRE_JOBNAME JOBSCH_PRE_JOBCODE 参照できる環境変数の数は 最大 512 です 環境変数の数が 512 を超えた場合 不特定の環境変数を参照できなくなることがあるため 以下に示す環境変数の中から不要なものを削除し 環境変数の数が 512 以下となるようにしてください スケジュールジョブの場合 a. [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートに登録した環境変数 b. システム環境変数 システム環境変数を更新した場合 システムを再起動する必要があります qsub コマンドで起動するジョブの場合 a. qsub コマンドを起動したアプリケーション / バッチファイルの環境変数 qsub コマンドの -x オプションを省略した場合は 本環境変数は採用されないため 削除する必要はありません b. システム環境変数 システム環境変数を更新した場合 システムを再起動する必要があります Mp_SubmitJob API で起動するジョブの場合 a. Mp_SubmitJob API を呼び出したアプリケーションの環境変数 Mp_SubmitJob API の第 2 引数で qsub コマンドの -x オプションを省略した場合は 本環境変数は採用されないため 削除する必要はありません b. システム環境変数 システム環境変数を更新した場合 システムを再起動する必要があります アプリケーションが作成する一時ファイルの格納場所について Windows 版 多くのアプリケーションは そのアプリケーションが実行中に作成する一時ファイルを以下に示す環境変数に設定されたパスに作成します これらの環境変数をシステム環境変数に登録することを推奨します 環境変数名 temp c:\temp( 注 ) tmp c:\temp( 注 ) 注 ) 環境変数に設定する値の例 一般的に作業用の一時ファイルを作成するディレクトリとして使用されるパスです 十分な空き容量が確保されているドライブに作成し 環境変数 TEMP および TMP にパス名を登録します

441 システム環境変数の更新について Windows 版 Systemwalker Operation Manager は システム起動時に登録されているシステム環境変数を使用してアプリケーションを起動します そのため システム環境変数に追加 更新 および削除した環境変数をアプリケーションで参照するには システムを再起動する必要があります umask の値について UNIX 版 ジョブ実行制御デーモンは umask の値に 0000 を設定して動作しています そのため ジョブの実行ユーザのシェルのスタートアップファイル ( 注 ) またはアプリケーション内で umask の値が設定されていない場合 umask の値に 0000 が設定された状態でアプリケーションが動作します アプリケーションが作成するディレクトリ / ファイルに任意のアクセス権モードを設定するには シェルのスタートアップファイル またはアプリケーション内で適切な umask の値を設定してください 注 ) [ 実行ユーザのログインシェルが sh または ksh の場合 ] /etc/profile および実行ユーザのホームディレクトリの.profile [ 実行ユーザのログインシェルが csh の場合 ] /etc/.login, 実行ユーザのホームディレクトリ.login および同ディレクトリの.cshrc B.5.3 ジョブの起動から終了までの流れ ジョブ実行制御でジョブが起動されてから終了するまでの流れについて 以下に説明します Windows 版の場合

442 1. ジョブを実行するユーザの指定 [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 ] シートの [ ジョブを所有者の権限で実行する ] がチェックされている場合 : ジョブはプロジェクト所有者の権限で実行されます なお ジョブ登録時に [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 実行ユーザ名 ] に実行ユーザが指定されている場合 ジョブは指定されたユーザの権限で実行されます ただし [ 実行ユーザ名 ] に ドメイン名 \ ユーザ名 を指定した場合 当指定は認識されません ジョブは 投入処理をしたプログラムのジョブスケジューラのログオンアカウントで起動されます [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 ] シートの [ ジョブを所有者の権限で実行する ] がチェックされていない場合 : ジョブはジョブ実行制御サービスのログオンアカウントで実行されます 2. ジョブ実行時のカレントディレクトリの指定 ジョブ登録時に [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ ディレクトリ ] が指定されている場合 : ジョブは 指定されたディレクトリへ移動後 実行されます ジョブ登録時に [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ ディレクトリ ] が指定されていない場合 : ジョブは ジョブ実行制御サービスの一時作業領域へ移動後 実行されます インストール直後の状態では [ 運用情報の定義 ]-[ 旧互換 ] シートの [ ジョブ登録時に指定したディレクトリに移動し 実行する ] はチェックされています 通常 この指定を変更する必要はありません 3. ジョブの実行 ジョブを実行します 実行時には 必要に応じて [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 環境変数 ] に登録されているシステムの環境変数が参照されます 4. ジョブの終了 登録されたアプリケーションだけではなく そのアプリケーション配下で起動されるすべてのアプリケーションを 1 つのジョブとして監視します そのため 例えば 登録されたアプリケーション A がアプリケーション B を起動した場合 アプリケーション A が終了しても アプリケーション B が終了するまでは ジョブが終了したと認識されません 5. ジョブのログファイルの出力 [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 出力ファイル ] シートの [ ジョブの出力ファイルの削除 ] を選択している場合 : 出力情報ファイルは データベースディレクトリ配下の work ディレクトリに作成され その後 削除されます [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 出力ファイル ] シートの [ ジョブの出力ファイルの削除 ] を選択していない場合 : 出力情報ファイルは [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ ディレクトリ ] に指定したディレクトリに出力されます [ ディレクトリ ] に指定がない場合は データベースディレクトリ配下の work ディレクトリに出力されます

443 UNIX 版の場合 1. ジョブを実行するユーザの指定 ジョブ登録時に [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 実行ユーザ名 ] に実行ユーザを指定した場合 : ジョブは指定したユーザの権限で実行されます ジョブ登録時に [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 実行ユーザ名 ] に実行ユーザを指定していない場合 : ジョブはプロジェクト所有者の権限で実行されます 2. ジョブ実行時のカレントディレクトリの指定 ジョブ登録時に [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ ディレクトリ ] が指定されている場合 : ジョブは 指定されたディレクトリへ移動後 実行されます ジョブ登録時に [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ ディレクトリ ] が指定されていない場合 : ジョブは ジョブネットを登録したプロジェクト所有者のホームディレクトリで実行されます 3. ジョブの実行 ジョブを実行します 実行時には 必要に応じて [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 詳細情報 ] シートの [ 環境変数 ] に登録されているシステムの環境変数が参照され ユーザのログインシェルが実行されます 4. ジョブの終了 実行中のジョブより 別のジョブをバックグラウンドで起動した場合 バックグラウンドで実行されているジョブの終了を待たずに ジョブは終了します

444 5. ジョブのログファイルの出力 [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 出力ファイル ] シートの [ ジョブの出力ファイルの削除 ] を選択している場合 : 出力情報ファイルは データベースディレクトリ配下の work ディレクトリに作成され その後 削除されます [ ジョブスケジューラ起動パラメタの定義 ] ウィンドウ -[ 出力ファイル ] シートの [ ジョブの出力ファイルの削除 ] を選択していない場合 : 出力情報ファイルは [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ ディレクトリ ] に指定したディレクトリに出力されます [ ディレクトリ ] に指定がない場合は ジョブのプロジェクト所有者のホームディレクトリに出力されます B.5.4 ジョブに関する注意事項 バックグラウンドで起動するジョブについて UNIX 版 ジョブとしてバックグラウンドで起動するように記述してある場合 バックグラウンドで実行したプログラムの終了を待たずにジョブは終了します ジョブの終了の認識について Windows 版 Systemwalker Operation Manager に登録したアプリケーションだけではなく そのアプリケーション配下で起動されるすべてのアプリケーションが 1 つのジョブとして監視されます そのため Systemwalker Operation Manager に登録したアプリケーションと そのアプリケーション配下で起動されるすべてのアプリケーションが終了した時点でジョブが終了したと認識されます 例えば Systemwalker Operation Manager に登録したアプリケーション A により 常駐するアプリケーション B が起動された場合 アプリケーション A が終了してもアプリケーション B が終了するまでは ジョブが終了したと認識されません アプリケーション配下で動作しているプロセスの状態は mjptree コマンドで確認できます 詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル の mjptree ジョブのプロセス情報表示コマンド Windows 版 を参照してください 例 登録したアプリケーションから起動されるアプリケーションの終了を待ち合わせないようにする場合は 以下の方法を利用してください EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドを利用する EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドは 起動したアプリケーションの終了を待ち合わせません EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドについては Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 印刷を行うアプリケーションについて Windows 版 PowerCOBOL VisualBASIC などで作成した印刷アプリケーションが Systemwalker Operation Manager からジョブとして起動される場合で かつ プリントマネージャで設定される 標準で使用するプリンタ を印刷先のプリンタとして採用している場合には 以下の点に注意してください なお 印刷先のプリンタを選択する方法が アプリケーションの印刷処理で使用されている開発言語の関数 / 命令 / ステートメント /API の仕様に依存している場合も含まれます Systemwalker MpMjes サービスのログオンアカウントで Windows にローカルログオンしてください [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 利用機能 ] シート -[ ジョブを所有者の権限で実行する ] にチェックがある場合は ジョブ所有者のユーザー ID で Windows にローカルログオンしてください さらに Systemwalker Operation Manager から印刷アプリケーションを起動してください アプリケーションでは プリントマネージャの登録情報 標準で使用するプリンタ を利用しない関数 / 命令 / ステートメント /API を使用して印刷するようにしてください ネットワークドライブの使用について Windows 版 Systemwalker Operation Manager からアプリケーションを起動する場合 当該アプリケーションで使用するネットワークドライブに関する留意点を以下に示します

445 ジョブが参照する資源は すべてローカルドライブに置いてください Windows(R) 2000 の場合 ジョブを実行する前にあらかじめ 任意のユーザでシステムにローカルログオンし 必要なネットワークドライブを割り当ててネットワーク接続しておきます ログオフするとネットワークドライブが切断されるため ネットワークドライブを使用するジョブを運用する間は ログオン状態のままで運用します アプリケーションがネットワークパスを参照できるように UNC パスを使用するようにします 例えば ネットワークドライブ z: のディレクトリの一覧を表示するジョブがあるとします このジョブを実行する場合の条件として事前に z: ドライブに対して コンピュータ名が remote 共有名が share にネットワーク接続しておきます この場合 そのジョブのコマンド列における UNC パス使用例を以下に示します [ ドライブzの使用例 ] cmd.exe /c dir z:\ [UNCパス使用例] cmd.exe /c dir \\remote\share ドライブ文字の代わりに UNC パスを使用できないアプリケーションの場合は アプリケーションをバッチファイルから起動するようにして バッチファイルの先頭と末尾にネットワーク接続 / ネットワーク切断するコマンドを追加します ネットワーク接続 : net use z:\\remote\share ネットワーク切断 : net use z:/delete この場合 このバッチファイルがジョブとして実行している間は 他のジョブやローカルログオンしているユーザが 同じドライブ文字 ( 上記の例では z: ドライブ ) を別のネットワークパスに割り当てて使用することはできません また 他のジョブやローカルログオンしているユーザがネットワーク接続している場合もこれから起動しようとするジョブで同じドライブ文字を割り当てることもできません なお ネットワーク接続が完了した場合 必ずネットワーク切断してからバッチファイルを終了してください 切断しない場合は 再起動しない限りそのドライブは使用できなくなります ジョブのカレントディレクトリについて Windows 版 [ 運用情報の定義 ] ウィンドウの [ 旧互換 ] シートにおいて ジョブ登録時に指定したスクリプトファイルをスプールに複写し 実行する がチェックされている場合 Systemwalker Operation Manager から起動されたジョブは 以下の場所をカレントディレクトリとして動作します Systemwalker Operation Manager インストールディレクトリ \MPWALKER.JM\mpmjessv\mjespool\ キュー名 \ ジョブ番号 キュー名 : ジョブ投入時のキュー名 ジョブ番号 : ジョブ投入時に割り振られた番号 特定のパスをカレントディレクトリとして設定したい場合は 以下のような対処を行ってください 以下の例に示すバッチファイルを作成し Systemwalker Operation Manager から起動するようにします バッチファイルでは cd コマンドで c:\temp にカレントディレクトリを変更してから アプリケーションを起動しています rem カレントディレクトリを変更します cd /D c:\temp rem アプリケーションを起動します appl.exe appl.exe: ユーザアプリケーション

446 Systemwalker Operation Manager の起動について Systemwalker Operation Manager の起動を伴うコマンドを実行した場合 Systemwalker Operation Manager/Systemwalker Centric Manager の動作は保証されません 詳細については B.5.14 ジョブとして実行してはいけないコマンド を参照してください B.5.5 ネットワークジョブに関する注意事項 ネットワークジョブのジョブ名について ネットワークジョブの実行サーバ側のジョブ名は 投入サーバ側のジョブ名 + _ ( 半角アンダーバー ) となります 例 ) 投入サーバ側のジョブ名 : 業務 1 実行サーバ側のジョブ名 : 業務 1_ ジョブ名は以下で確認することができます [ ジョブ状態表示 / 操作 ] ウィンドウ qjstat コマンド ジョブ実行履歴情報 稼働実績情報 WindowsからUNIXへネットワークジョブを依頼する場合の権限以下のすべての条件を満たす場合 ジョブはUNIXサーバにおいて 管理者権限 (root) で実行されます WindowsサーバからUNIXサーバへのネットワークジョブである プロジェクトの所有者 ( ジョブの実行ユーザ ) が Windowsサーバにおいて Administratorsグループに所属している HP-UX 版および Linux 版から AIX へネットワークジョブを依頼する場合の注意事項 HP-UX および Linux サーバから AIX へネットワークジョブを依頼する場合は 実行コマンドの転送を指定しないでください 実行コマンドの転送を指定した場合 以下のエラーが出力されることがあります Line length exceeds 1025 characters. Job not queued. HP-UX および Linux サーバから AIX へネットワークジョブを依頼する場合は AIX の資源を利用する または あらかじめコマンドなどの資源を AIX に転送しておくなど 実行コマンドの転送を指定しないで依頼してください 他サーバをシャットダウンまたはリブートするネットワークジョブを依頼する場合の注意事項 他サーバをシャットダウンまたはリブートするネットワークジョブを起動した場合 ジョブ終了後 ジョブの実行結果の取得に先がけた以下の処理がエラーとなり 異常終了することがあります スケジュールサーバから実行サーバへのネットワーク接続処理 ( エラーメッセージ : MJS881S) 実行サーバにおけるユーザ認証処理 ( エラーメッセージ : MJS819E) 上記の処理がエラーになるのは 実行サーバのシャットダウンの最中またはシステムの起動開始中に処理が行われるためです シャットダウンまたはリブートが正常に行われることにより発生する現象であり Systemwalker Operation Manager の動作に問題はありません 他サーバをシャットダウンまたはリブートするネットワークジョブについて [ 登録 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ 終了コードに関わらず正常 ] にチェックし 終了コードを無視する運用を検討してください ネットワークジョブとして投入できないジョブ 以下の場合は ネットワークジョブ機能を利用できません ジョブが業務手続き言語 (JCL) の場合

447 以下のジョブ / コマンドの場合 - バックアップ連携コマンド - for SMS コマンド - GLOVIA-C ジョブ /GLOVIA-C ビジネスオブジェクト - グローバルサーバ MSP ジョブ / グローバルサーバ XSP ジョブ - バッチフレームワークジョブ - R/3 ジョブ B.5.6 サーバのジョブを投入するために必要な準備 ジョブ投入時に指定する標準出力ファイルおよび 標準エラー出力ファイルは 以下のパスを指定してください Windows 版の場合 Administrators グループにフルコントロールのアクセス権を与えたディレクトリ配下のパス UNIX 版の場合 ジョブ投入者の権限で書き込み可能なアクセス権を与えたディレクトリ配下のパス それ以外のパスを指定した場合 それぞれの結果ファイルを得ることができません 運用管理者は ジョブの投入者が結果ファイルを格納できるようにするため アクセス権を設定したディレクトリを用意してください B.5.7 ネットワークプリンタの記述形式について Windows 版 ジョブ実行制御の [ 運用情報の定義 ] ウィンドウの [ 印刷形式 ] シートのプリンタの本名 または JCL の jobstart 制御文 /file 制御文に指定する prt オペランドに ネットワーク接続されたプリンタの名前を記述する場合 以下の形式で記述してください \\ サーバ名 \ 共有名 サーバ名 : Windows 系の OS に接続されたプリンタの場合 その OS のコンピュータ名を指定します 共有名 : ネットワークプリンタに設定された共有名を指定します その他のプリントサーバに接続されたプリンタの場合 そのプリントサーバのサーバ名を指定します B.5.8 オンライン業務の運用について オンライン業務と一般のバッチジョブを混在して同じキュー内で実行すると キュー内の多重度制御により オンライン業務がスケジュールした時刻に開始できない可能性があります オンライン業務を運用する場合は オンライン業務専用のキューを用意して運用してください オンライン業務専用のキューにおいては ジョブ経過時間の制限値を定義すると定義値に従ってオンライン業務は強制終了されるので ジョブ経過時間の制限値を定義しないでください キューの定義方法については Systemwalker Operation Manager 導入手引書 の 運用情報の定義 を参照してください また システム内のジョブの多重度制御を行っている場合は 定義値を見直す必要があります オンライン業務開始時刻に 多重度制御によりオンライン業務起動が抑止されないように注意してください B.5.9 シェルのスタートアップファイルの変更について UNIX 版 ジョブ実行制御は ジョブのシェルスクリプトを解釈するためにシェルを起動します ジョブ実行制御は ユーザがあたかもログインしたかのように以下に示すシェルのスタートアップファイルを読み込みます ジョブ投入者のログインシェルがボーンシェル または K シェルの場合 : /etc/profile およびジョブ所有者のホームディレクトリの.profile ジョブ投入者のログインシェルが C シェルの場合 : /etc/.login, ジョブ所有者のホームディレクトリの.login および同ディレクトリの.cshrc

448 ( ジョブ投入者のログインシェルは パスワードエントリから確認できます ) 本来のログインでは制御端末を確保しますが ジョブ実行制御から実行されるジョブは ジョブ実行制御デーモンの子孫プロセスとして動作する影響で制御端末を確保しません ( ジョブは制御端末を持たないプロセスとして動作します ) スタートアップファイル内で制御端末を必要とするコマンド ( 注 ) が実行された場合 ジョブが正常に動作しなくなることがあります また OS インストール以降 スタートアップファイルを編集しないで そのまま使用されている場合 制御端末を必要とするコマンドが無条件で実行されるようになっていることがほとんどです このため ジョブのサブミットに先立ち スタートアップファイルを変更する必要があります 注 ) 端末属性の定義や端末からの入力の読み込みを行う以下のコマンドが該当します 例 :ttytype, stty, tset, tty, eucset, script ジョブ実行制御でジョブを実行すると ジョブの起動時に環境変数 ENVIRONMENT に値 BATCH を設定します したがって スタートアップファイル内で 環境変数 ENVIRONMENT に値が設定されている場合は 制御端末の制御や制御端末を必要とする処理を実行しないように変更してください.profile と.login の変更例を以下に示します.profile の変更例 : : if [ "$ENVIRONMENT" = "" ] then stty erase '^H' intr ' ^C' fi : :.login の変更例 : : if ( $?ENVIRONMENT == 0 ) then stty erase '^H' intr ' ^C' endif : : B.5.10 ジョブ投入者のログインシェルが C シェルの場合の注意 UNIX 版 ジョブ実行制御は ジョブ投入者のログインシェル ( パスワードエントリに登録されている情報 ) をジョブ起動時に使用していますが ログインシェルが C シェルの場合 以下の注意が必要です.logout ファイルの変更について ジョブ投入者のホームディレクトリに.logout ファイルが存在する場合は注意が必要です ジョブ実行制御でジョブを起動する場合は 内部的にログインさせてシェルスクリプトを実行します したがって.logout ファイルが存在する場合 シェルスクリプトの実行後に.logout ファイルに記述したコマンドが実行されます これによりシェルスクリプトで設定した終了コードが失われてしまいます このため.logout ファイルを以下の例のように変更する必要があります.logout sts = $status if ( $?ENVIRONMENT == 0 ) then clear echo 'Bye Bye' if( `tty ` == '/dev/console') echo "" else exit($sts) endif

449 ジョブとして指定したシェルスクリプト実行時の終了コードを一時変数 sts に保存します その後 ジョブ実行制御でジョブを実行する場合は 従来の処理を行わず 保存した終了コードで終了します また ジョブ実行制御でジョブを実行しない場合は 従来の処理を行います 環境変数 ENVIRONMENT に値 BATCH を設定するかどうかによってジョブ実行制御配下でのジョブ実行とするかどうかを判断します したがって 環境変数 ENVIRONMENT に値 BATCH を設定した場合は ジョブ実行制御配下でのジョブ実行とみなされます ジョブの出力結果 ( 前回履歴 ) に Warning: no access to tty; thus no job control in this shell... または 警告 : tty を使用できないため このシェルでジョブ制御できません... が出力されることについて 上記メッセージは C シェルが端末 (tty) の属性を取得できない時に出力するものです C シェルの仕様ですので Operation Manager 側で出力を抑止することはできません ジョブ実行制御では ユーザがあたかもログインしてシェルスクリプトを実行したかのようにジョブを実行しています 本来のログインでは端末を確保しますが ジョブ実行制御は端末を確保しないため C シェルが端末の属性を取得できずに上記メッセージを出力します ジョブ実行制御から起動するシェルスクリプトが端末の属性に依存した処理を行わない限り 上記メッセージが出力される以外の影響はありません B.5.11 ジョブ実行制御でのジョブの強制終了について UNIX 版 ジョブ実行制御では 起動中のジョブを強制終了する場合 SIGKILL を使用しています 参考 ジョブ実行制御では ジョブを起動するときに すべてのプロセスが同一のプロセスグループに存在するように 新しいプロセスグループを設定しています 強制終了すると 設定されたプロセスグループ内のすべてのプロセスに対してシグナル (SIGKILL) を送る動作になっています そのため ジョブから生成されたプロセス内で setpgrp(2) を実施し プロセスグループの変更をした場合 強制終了したとしても 変更されたプロセスグループ内のプロセスに対しては シグナル (SIGKILL) は送られません B.5.12 スクリプトファイル内で自身のファイル名を取得する場合の注意事項 UNIX 版 [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 旧互換 ] シートで [ ジョブ登録時に指定したスクリプトファイルをスプールに複写し 実行する ] にチェックがある場合 ジョブ実行制御はスクリプトファイルをスプールに複写し 複写したファイルの名称を ジョブ番号 に変更し 当該ファイルをフルパス指定で起動しています このため スクリプトファイル内において シェル変数 $0 には ジョブ番号 をファイル名に含むフルパスが設定されます スクリプトファイル内で自身のファイル名をシェル変数 $0 で取得している場合は 注意が必要です なお [ 運用情報の定義 ] ウィンドウ -[ 旧互換 ] シートで [ ジョブ登録時に指定したスクリプトファイルをスプールに複写し 実行する ] にチェックがない場合 ジョブ実行制御はスクリプトファイルを直接 起動しています このため シェル変数 $0 には [ 監視 - ジョブ ] ウィンドウ -[ 基本情報 ] シートの [ コマンド名 ] に指定したファイル名がそのまま設定されます B.5.13 ジョブ実行制御でのジョブの強制終了について Windows 版 ジョブ実行制御でジョブを強制終了した場合 実行されていたアプリケーションによっては 実際に強制終了されるのが 10 秒後以降となることがあります B.5.14 ジョブとして実行してはいけないコマンド 以下に示すジョブを実行しないでください 実行した場合 Systemwalker Operation Manager/Systemwalker Centric Manager の動作は保証されません Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Operation Manager の起動コマンド

450 Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Operation Manager の停止コマンド Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Operation Manager のバックアップコマンド ( サービス / デーモンを停止しないように オプションを指定していない場合 ) Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Operation Manager リストアコマンド ジョブ実行制御の qsub コマンド Systemwalker Operation Manager をクラスタシステムに登録している場合 クラスタシステムの停止が伴うコマンド その他の Systemwalker Operation Manager の起動を伴うコマンド 注意 Systemwalker Centric Manager と混在している場合 Systemwalker Centric Manager の起動を伴うコマンド (scentricmgr -a オプション /Systemwalker Centric Manager の swstart) により Systemwalker Operation Manager が起動されます B.5.15 ジョブの結果ファイルについて ジョブの結果ファイル ( 標準出力ファイル 標準エラー出力ファイル ジョブリストファイル ) は 以下の属性で作成されます オーナ ジョブの実行ユーザ グループ - [Operation Manager 共通パラメタの定義 ] ウィンドウで [Operation Manager 利用者の限定 ] を指定していない場合 ジョブの実行ユーザが属すプライマリグループ - [Operation Manager 共通パラメタの定義 ] ウィンドウで [Operation Manager 利用者の限定 ] を指定している場合 アクセス権 660 swadmin グループ B.6 ジョブスケジューラを使いこなすために 本節では ジョブスケジューラを使いこなすための情報を記載します B.6.1 任意の時刻にシステムをシャットダウンする Windows 版 任意の時刻にシステムを自動的にシャットダウンすることができます 具体的には 終了処理ジョブネットをジョブスケジューラに登録して システムをシャットダウンさせたい日時に終了処理ジョブネットを起動させます 終了処理ジョブネットの登録 通常のジョブネットのようにジョブネットの登録ウィンドウで終了処理ジョブネットを追加します ただし 以下の条件を満たしたジョブネットを登録してください 終了処理ジョブネットは プロジェクト名が SYSTEM のプロジェクトに登録してください ジョブネット名は 用途に応じて以下のいずれかを登録してください JSHEND: 終了処理ジョブネット起動時に 実行中のジョブネットがあった場合には そのジョブネットの終了を待ってから ジョブの実行を開始します ただし グループの終了については待ち合わせません

451 JSHFORCE: 終了処理ジョブネット起動時に 実行中のジョブネットがあった場合には 実行中のジョブネットを強制終了してから ジョブの実行を開始します ジョブネット名称ではなく 必ずジョブネット名に上記の名前を登録してください 終了処理ジョブネットに組み込むジョブには ファイルのバックアップなど他のジョブが動作していない時に実行したいジョブや サービス状態確認コマンド などを利用して 各種サービスを停止するようなジョブを登録します 特に処理を行う必要がない場合には setecode コマンド などを使用して 正常終了するダミーのジョブを登録してください なお サービス状態確認コマンド については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください setecode コマンド については B.6.2 ジョブとしてバッチファイルを使う場合 Windows 版 を参照してください 注意 終了処理ジョブネットには マシンをシャットダウンするようなジョブを登録しないでください シャットダウンは 終了処理ジョブネットが正常終了した後に起動されるシャットダウン出口で実施されます JSHEND/JSHFORCE 終了処理ジョブネットが起動された場合 以下の処理ができなくなります 終了処理ジョブネットの後続のジョブネットの起動 起動時刻の到来 メッセージ事象の発生によるグループ / ジョブネット / ジョブの起動 起動 再起動操作によるグループ / ジョブネット / ジョブの起動 プロジェクト / グループ / ジョブネット / ジョブ / 起動日雛形の定義情報の変更 JSHEND の場合 : 終了処理ジョブネットとして JSHEND を登録した場合 JSHEND は 以下の状態にあるジョブネットの終了を待って起動されます 実行中のジョブネット ジョブネット起動 API によって起動され ジョブネット起動キューにつながっているジョブネット 注意 グループ内ジョブネットの場合 実行中のグループ内ジョブネットが終了後 グループは強制終了状態となります 実行中のグループを強制終了させたくない場合は グループが終了した後に JSHEND ジョブネットを起動するようにしてください 例えば グループの終了をメッセージ事象を利用して待ち合わせ JSHEND ジョブネットを起動してください JSHFORCE の場合 : 終了処理ジョブネットとして JSHFORCE を登録した場合 JSHFORCE は 以下に示す処理が行われた後に起動されます 実行中ジョブネットは強制終了されます ジョブネット起動 API によって起動され ジョブネット起動キューにつながっているジョブネットはキャンセルされます シャットダウン出口 終了処理ジョブネットの実行が終わると ジョブスケジューラは 終了処理ジョブネットの実行結果 ( 正常終了または疑似正常 / 異常終了 ) に応じて 以下に示すシャットダウン出口 ( プログラム ) を呼び出します

452 正常終了または疑似正常の場合 : jobschendexit.bat または jobschendexit.exe ジョブスケジューラおよびジョブ実行制御のサービスを停止し 待ち合わせ終了通知コマンド を呼び出すプログラムです なお 待ち合わせ終了通知コマンド については Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 異常終了した場合 : jobschnoendexit.bat または jobschnoendexit.exe 何の処理も行わないプログラムです 標準提供の出口プログラムでは 待ち合わせ終了通知コマンド f3crheet が設定されています 任意の時刻にシステムをシャットダウンする場合は 待ち合わせ終了通知コマンド f3crheet を OS が提供するシャットダウンコマンドに変更してください 注意 出口プログラムの変更について 標準提供の出口プログラム ( バッチファイル ) のままでは 終了処理ジョブネットが異常終了した時には シャットダウンは行われません また JSHEND/JSHFORCE を動作させたことにより ジョブスケジューラサービスが再起動されるまで 新たなジョブネットの起動もされない状態となります 終了処理ジョブネットの実行結果に応じて 何らかの処理を行いたい場合には 上記出口プログラム ( バッチファイル ) を変更してください また JSHEND/JSHFORCE を動作させたことにより ジョブスケジューラサービスが再起動されるまで 新たなジョブネットの起動がされない状態となることを考慮して異常時の運用を設計してください サブシステム運用を行う場合には 運用形態に合わせて必ず出口プログラムの変更を行ってください シャットダウン出口について詳細は Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル を参照してください 図 B.1 終了処理ジョブネットからシャットダウン出口への処理の流れ 注意 クラスタシステムを利用している場合 クラスタシステムで管理されているサービスを クラスタシステムのサービス停止機能を使用しないで停止した場合 クラスタシステムによっては サービスの停止をリトライするものがあります クラスタシステムを利用している場合は シャットダウン出口で ジョブスケジューラおよびジョブ実行制御サービスを クラスタシステムのサービス停止機能を使用して停止するように変更してください クラスタシステムにおけるサービスの起動 / 停止の詳細については Systemwalker Operation Manager クラスタ適用ガイド を参照してください

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