建物総合管理業務委託仕様書

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1 建物総合管理業務委託仕様書 ( 小淀ホーム ) Ⅰ 総括 1. 目的 本仕様書は 小淀ホームの建築保全の業務内容を定めるものである 2. 施設概要 (1) 所在地中野区中央一丁目 18 番 3 号 (2) 開設日平成 8 年 7 月 1 日 (3) 規模等 1 敷地面積 2,236.72m2 2 延べ床面積 3,775.96m2 3 各階面積 用途地階 m2管理部門 1 階 1,044.77m2デイサービス部門 共用部門 管理部門 2 階 1,086.89m2特別養護老人ホーム部門 ( ショートステイ含む ) 3 階 1,085.98m2特別養護老人ホーム部門屋上 84.38m2エレベーター機械室 4 構造鉄筋コンクリート造 地上 3 階 地下 1 階高さ地上 9m95cm( 別紙 平面図参照 ) (4) 施設内容 1 特別養護老人ホーム ( 定員 60 人 ) 2 ショートスティ ( 定員 4 人 ) 3 デイサービスセンター ( 定員 24 人 / 日 ) 4 介護保険センター 3. 委託期間 平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日まで

2 4. 一般事項 (1) 本仕様書に記載されていない事項については 原則として平成 20 年度版国土交通大臣官房庁営繕部監修建築保全業務共通仕様書を準用する (2) 受託者は 関係法令等々を遵守する (3) 受託者は 受託業務を完全に遂行するため必要な資格者 適切な人員配置をするとともに組織体制を確立し 緊急時に対応する (4) 受託者は 受託業務を円滑に遂行するため 総括的な責任を有する者を選任し受託業務実施場所に配置するものとする (5) 受託者は 受託業務に従事する技術員の教育指導に万全を期し 風紀及び規律の維持に責任を負い 秩序ある業務遂行に努める (6) 危険の防止には十分に配慮し 災害の防止及び災害の対応にあたる また 消火訓練など施設の管理運営上必要な事業へ参加するものとする (7) 服務規定については 次の点について徹底する 1 各業務従事に相応しい服装 ( 作業服 保安帽 手袋等の身につけるものは受託者の負担 ) 2 態度や言動など親切な対応 3 業務に必要な免許証を携帯 4 時間厳守 5 守秘義務 6 ( 事業団の ) 信用を失墜する行為の禁止 (8) 業務計画書や保全予定表など 事前に必要な書類を提出する また 受託する業務実施状況について 業務報告書等当該仕様書の定めに従い提出する さらに 法令及び業務に付随する書類を整備 保管するなどデーター管理を行い 監督官庁に対する書類の作成 提出するとともに検査に立ち会う また メーカーによるメンテナンスに立ち会う 提出する関係書類の様式は 一定の要件を備えたものとし 事前に承認を得ておく (9) 照明器具やフィルター及び運転 監視 保守 点検に必要な電気 ガス 水道料金は委託者が負担する なお ピークカット 力率改善 負荷の使用状況による電力使用の合理化に努め 各設備の経済的運用を図る また 省エネルギー対策を委託者と協力して実施するものとする (10) 受託者の責に帰すべき理由により設備等に損傷を与えた場合 受託者は その損害を賠償しなければならない (11) 委託料の支払は 各月の業務終了後 受託者からの請求に基づき委託者の指定する期日に支払うものとする (12) 本仕様書に明記していない事項については双方協議のうえ 受託者が実施する

3 Ⅱ 設備管理業務 1. 前提本業務は 業務を開始する4 月 1 日から 確実 円滑 安全に業務を遂行しなければならない このため 各設備機器の取扱いを熟知したスタッフを配置できるとともに 緊急対応ができる体制を整備していることを前提とする 2. 適用範囲及び対象設備 (1) 電気設備操作保守業務電気工作物の保安に関する巡視 点検及び測定と中央監視設備による監視業務 各種の記録簿作成 受電 送電 発電等の一切の運転 緊急時の応急処置及び館内放送設備全般について 保安規程に基づく保守管理業務を行い 常に電気設備を円滑に使用しうるよう努める (2) 電気関連設備外観点検業務各設備の適時巡視 点検を行い 不良箇所がある場合は補修し また ランプ等の不点箇所がある場合は交換する等 正常な機能を確保する (3) 空調 給排水衛生設備操作保守業務空調 給排水衛生設備等の運転及び保守を主たる業務とし 安全運転の確保に努め 各機器の機能を十分発揮できるよう良好に保持し 簡易な事故処理及び簡易な修繕を行う その他フィルターの清掃 交換を行う なお 冷温水発生機に関連する設備 ( 冷却塔 冷温水ポンプ 冷却水ポンプ 膨張水槽等 ) についても保守点検を行うこと 冷却塔については年 1 回の清掃とレジオネラ菌検査を行うこと (4) 消防設備外観点検業務各設備の適時巡視 点検を行い ランプの不点箇所がある場合は 交換するなど正常な機能を確保する (5) 環境衛生管理業務 1 飲料水残留塩素測定ビル衛生管理法に定められた方法により 給水栓の末端より飲料水の残留塩素測定を毎日行う 2 飲料水水質検査ビル衛生管理法に定められた方法により 給水栓の末端より飲料水の水質検査を年 2 回行う ( 全項目検査 16 項目 簡易項目検査 11 項目 ) 3 簡易専用水道の検査水道法第 34 条の2 第 2 項に基づく簡易専用水道の検査を年 1 回行う 4 浴槽の水質検査すべての浴槽水質について レジオネラ属菌検査を年 1 回実施すること 5 一般衛生害虫防除ゴキブリ ハエ 蚊 ねずみ等の害虫防除は適切な方法により防疫用殺虫

4 剤 殺鼠剤を用いて年 2 回実施すること 生息調査として 発生状況の調査点検を月 1 回行う 6 勤務環境の点検以下の項目を測定 点検を年 2 回行う (1) 室内空気測定 ( 中央管理方式による空調設備 ) a) 浮遊粉塵の量 b)co 及びCO2の含有率 c) 室温 外気温 相対湿度 d) 気流 (2) 照度測定 7 フロン回収破壊法に基づく 日常点検 ( 簡易点検 ) を 3か月に1 回行う 対象機器 : 業務用エアコン室外機 3 台室内機 13 台厨房用冷蔵庫 2 台 冷凍庫 2 台 急速冷却機 1 台 (6) 排水溝の清掃及び雨水浸透桝の清掃 建物外回りに設置した排水溝及び雨水浸透桝について 適時巡視 点検を行 い その状態に応じて汚泥等排除 処理する (7) ばい煙量等測定業務 大気汚染防止法に基づく法定検査を年 2 回実施する ばい煙の量と濃度の測 定を行う ( 排出口から排出される排ガス量が毎時 40,000m 未満の施行とする ) (8) グリストラップ グリスフィルター グリストラップ グリスフィルターについて適時点検を行い 月 1 回洗浄す ること ( 汚泥引き抜き作業必須 ) (9) 保守点検 清掃業務別紙 小淀ホーム機器点検一覧表 に基づき保守点検及び清掃業務を行うこと 各メーカー又はメーカーに準じた専門会社に対し 標準内容に基づく点検を発注し 良好な作動 運転状況を保持すること (10) 設備管理用消耗品の交換 廃棄 次の設備機器の機能保持及び作動 運転に必要な消耗品の交換 廃棄を行う 設備名 消耗品 冷却塔 冷却水用複合処理剤 空調機 プレフィルター 濾過水移送ポンプ 次亜塩素酸ソーダ (10%) 全熱交換機 三菱電機フィルター

5 3. 対象機器の規格 数量等 別紙対象機器一覧表のとおり 4. 保守点検点検 別紙保守点検一覧表のとおり 5. 費用負担受託者 :1 消耗品ア空気清浄機用フィルター ( 年間約 20 枚程度 ) イ冷却水用複合処理剤委託者 :1 用水及び電力 2 事前に必要な数量等が把握できない物品類 6. 業務統括責任者本業務及び別に定める夜間管理業務及び清掃業務を統括する業務統括責任者を1 名配置すること この者が欠けたときまたは不在のときは業務統括責任者の代理を定め その職務を代行すること 7. 業務従事者の勤務体制 24 時間 365 日常時 1 名の従事者が業務に従事する体制とすること ただし 緊急事態等を除き午後 10 時 00 分から翌日午前 5 時 00 分まで仮眠時間を取得してよい なお 午前 8 時 30 分から午後 5 時 30 分までの間は業務統括責任者が業務に従事することとする また 業務に従事する者は施設で実施する朝礼に参加すること 8. 常駐者の資格要件 第 2 種電気工事士以上 2 級ボイラー技士 第 1 種及び第 2 種消防設備点検資 格者 建築物環境衛生管理技術者もしくは同等の取扱い能力を有するもの 9. その他 (1) 機器の異常や故障その他突発事故が発生した場合 緊急措置をしたうえその旨委託者に報告し その指示に従う そのときに備え 緊急対応手順を確立する (2) 電気主任技術者の指摘による作業及び日常点検や定期点検による軽易な修理は本業務に含まれる また 業務の性質上付随して行う作業も同様とする (3) 中央監視室等業務上使用する場所については自己管理し 常に整理整頓を心がけ 清潔を保つこと

6 (4) 消耗品について在庫管理を行い 施設使用に支障のないよう対応する