A&K パートナーズ税理士法人 秋山税理士事務所 秋山総合研究所 1

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1 A&K パートナーズ税理士法人 秋山税理士事務所 秋山総合研究所 1

2 目次 1. 所得税 (1) 給与所得控除等 (2) 公的年金控除等 (3) 基礎控除 (4) 所得金額調整控除 (5) 青色申告特別控除 (6) その他 2. 相続税 贈与税 (1) 事業承継税制の特例の創設等 (2) 一般社団法人等に関する相続税 贈与税の見直し (3) 農地等に係る相続税 贈与税の納税猶予制度の見直し (4) 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例の見直し 2

3 目次 3. 法人税 (1) 所得拡大促進税制の拡充 ( 中小企業 ) (2) 情報連携投資等の促進に係る税制の創設 (3) 租税特別措置法の適用要件の見直し ( 大企業 ) (4) 特別事業再編を行う法人の株式を対価とする株式等の譲渡に係る所得の計算の特例の創設 (5) 地方拠点強化税制の見直し (6) 法人税における収益の認識等 (7) その他 4. 消費課税 (1) 国際観光旅客税 ( 仮称 ) の創設 (2) 外国人旅行者向け消費税免税制度 ( 輸出物品販売制度 ) についての見直し (3) たばこ税の見直し 5. 固定資産税 都市計画税 登録免許税 (1) 土地の相続登記に対する登録免許税の免税措置の創設 (2) 低未利用土地権利設定等促進計画 ( 仮称 ) に係る登録免許税の軽減措置 (3) その他 6. 国際課税 (1) 恒久的施設関連規定の見直し (2) 外国子会社合算税制等の見直し 3

4 税制改正成立までの一般的な流れ 8 月下旬 各省庁からの改正要望の提出 税制調査会での調査審議 12 月 税制改正大綱の発表 税制改正要綱の閣議決定 1~3 月 3 月 4 月 税制改正法案を国会へ提出 審議 税制改正法の成立 公布 税制改正法スタート 4

5 1. 所得税 (1) 給与所得控除等 趣旨 ( 税制改正大綱抜粋 ) わが国の個人所得課税は 多様な働き方の拡大を想定しているとは言い難い 様々な収入の中でも 給与収入と公的年金等収入のみに給与所得控除や公的年金等控除といった所得計算上の控除が認められ 働き方や収入の稼得方法により所得計算が大きく異なる仕組みとなっている 様々な形で働く人をあまねく応援し 働き方改革 を後押しする観点から 特定の収入にのみ適用される給与所得控除や公的年金等控除から どのような所得にでも適用される基礎控除に 負担調整の比重を移していくということが必要である こうした基本的な考え方の下 負担の変動が急激なものとならないようにするため まずは給与所得控除 公的年金等控除を10 万円引き下げるとともに 基礎控除を同額引き上げる 5

6 1. 所得税 (1) 給与所得控除等 1 給与所得控除額の見直し ( 出典 : 税制調査会 ) 6

7 1. 所得税 (1) 給与所得控除等 1 給与所得控除額の見直し 給与等の収入金額改正前改正案 180 万円以下 収入金額 40% (65 万円に満たない場合は 65 万円 ) 収入金額 40%-10 万円 (55 万円に満たない場合は 55 万円 ) 180 万円超 360 万円以下収入金額 30%+18 万円収入金額 30%+8 万円 360 万円超 660 万円以下収入金額 20%+54 万円収入金額 20%+44 万円 660 万円超 850 万円以下 850 万円超 1,000 万円以下 1,000 万円超 適用開始時期 収入金額 10%+120 万円 220 万円 収入金額 10%+110 万円 195 万円 平成 32 年分以後の所得税及び平成 33 年分以後の住民税について適用する 7

8 1. 所得税 (1) 給与所得控除等 2 特定支出控除の見直し 特定支出控除とは その年中の給与等収入金額 給与所得控除額 その年中の特定支出の合計額 給与所得控除額 1 2 = 給与所得の金額 特定支出について次の見直しをする ( イ ) 特定支出の範囲に 職務の遂行に直接必要な旅費等で通常必要と認められるものを加える ( ロ ) 特定支出の範囲に含まれている単身赴任者の帰宅旅費について 1 月に4 往復を超えた旅行に係る帰宅旅費を対象外とする制限を撤廃するとともに 帰宅のために通常要する自動車を使用することにより支出する燃料費及び有料道路の料金を加える 適用開始時期平成 32 年分以後の所得税及び平成 33 年分以後の住民税について適用する 8

9 1. 所得税 (2) 公的年金控除等 公的年金等控除について 次の見直しを行う 1 控除額を一律 10 万円引き下げる 2 公的年金等の収入金額が1,000 万円を超える場合の控除額については 195 万 5 千円の上限を設ける 3 公的年金等に係る雑所得以外の所得に係る合計所得金額が1,000 万円を超え2,000 万円以下である場合の控除額を上記 1 及び2の見直し後の控除額から一律 10 万円 公的年金等に係る雑所得以外の所得に係る合計所得金額が 2,000 万円を超える場合の控除額を上記 1 及び2の見直し後の控除額から一律 20 万円 それぞれ引き下げる 適用開始時期平成 32 年分以後の所得税及び平成 33 年分以後の住民税について適用する 9

10 1. 所得税 (2) 公的年金控除等 改正前改正案 ( 1,00 万円以下 ) 130 万円未満 70 万円 60 万円 130 万円以上 410 万円未満 収入金額 25%+37.5 万円 収入金額 25%+27.5 万円 65 歳未満 410 万円以上 770 万円未満 収入金額 15%+78.5 万円 収入金額 15%+68.5 万円 770 万円以上 1,000 万円未満収入金額 5% 万円収入金額 5% 万円 1,000 万円以上 万円 330 万円未満 120 万円 110 万円 330 万円以上 410 万円未満 収入金額 25%+37.5 万円 収入金額 25%+27.5 万円 65 歳以上 410 万円以上 770 万円未満 収入金額 15%+78.5 万円 収入金額 15%+68.5 万円 770 万円以上 1,000 万円未満収入金額 5% 万円 収入金額 5% 万円 1,000 万円以上 万円 公的年金等に係る雑所得以外の所得に係る合計所得金額 10

11 1. 所得税 (2) 公的年金控除等 65 歳未満 65 歳以上 1,00 万円超 2,00 万円以下 2,00 万円超 130 万円未満 50 万円 40 万円 130 万円以上 410 万円未満 410 万円以上 770 万円未満 770 万円以上 1,000 万円未満 収入金額 25%+17.5 万円 収入金額 15%+58.5 万円 収入金額 5% 万円 収入金額 25%+7.5 万円 収入金額 15%+48.5 万円 収入金額 5% 万円 1,000 万円以上 万円 万円 330 万円未満 10 万円 90 万円 330 万円以上 410 万円未満 410 万円以上 770 万円未満 770 万円以上 1,000 万円未満 収入金額 25%+17.5 万円 収入金額 15%+58.5 万円 収入金額 5% 万円 収入金額 25%+7.5 万円 収入金額 15%+48.5 万円 収入金額 5% 万円 1,000 万円以上 万円 万円 公的年金等に係る雑所得以外の所得に係る合計所得金額 11

12 1. 所得税 (3) 基礎控除 改正前 ( カッコ内は個人住民税 ) 一律 38 万円 (33 万円 ) 改正案 合計所得金額 基礎控除額 2,400 万円以下 48 万円 (43 万円 ) 2,400 万円超 2,450 万円以下 32 万円 (29 万円 ) 2,450 万円超 2,500 万円以下 16 万円 (15 万円 ) 適用開始時期 平成 32 年分以後の所得税及び平成 33 年分以後の住民税について適用する 12

13 1. 所得税 (4) 所得金額調整控除 趣旨子育てや介護に対して配慮する観点から 22 歳以下の扶養親族が同一生計内にいる者や 特別障害者控除の対象となる扶養親族等が同一生計内にいる者については 負担増が生じないよう措置を講ずる 改正案その年の給与等の収入金額が850 万円を超える居住者で 特別障害者に該当するもの又は年齢 23 歳未満の扶養親族を有するもの若しくは特別障害者である同一生計配偶者若しくは扶養親族を有するものの総所得金額を計算する場合には 給与等の収入金額 ( その給与等の収入金額が1,000 万円を超える場合には 1,000 万円 ) から 850 万円を控除した金額の10% に相当する金額を 給与所得の金額から控除する 適用開始時期平成 32 年分以後の所得税及び平成 33 年分以後の住民税について適用する 13

14 1. 所得税 (5) 青色申告特別控除 改正案 1 取引を正規の簿記の原則に従って記録している者に係る青色申告特別控除の控除額を55 万円 ( 現行 :65 万円 ) に引き下げる 2 上記 1にかかわらず 上記 1の取引を正規の簿記の原則に従って記録している者であって 次に掲げる要件のいずれかを満たすものに係る青色申告特別控除の控除額を65 万円とする ( イ ) その年分の事業に係る仕訳帳及び総勘定元帳について 電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律に定めるところにより電磁的記録の備付け及び保存を行っていること ( ロ ) その年分の所得税の確定申告書 貸借対照表及び損益計算書等の提出を その提出期限までに電子情報処理組織 (e-tax) を使用して行うこと 適用開始時期平成 32 年分以後の所得税及び平成 33 年以後の住民税について適用する 14

15 1. 所得税 (6) その他 土地 住宅税制 居住用財産の買替え等の場合の譲渡損失の繰越控除等の適用期限を 2 年延長する 特定居住用財産の譲渡損失の繰越控除等の適用期限を 2 年延長する 他 森林吸収源対策に係る地方財源の確保 納税義務者 国内に住所を有する個人に対して課する国税 税率 年額 1,000 円 賦課徴収 市町村において 個人住民税と併せて行う 適用開始時期 平成 36 年度から課税する 15

16 2. 相続税 贈与税 (1) 事業承継税制の特例の創設等 16 ( 出典 (: 出典経済産業省 : 経済産業省 ) ) 16

17 2. 相続税 贈与税 (1) 事業承継税制の特例の創設等 17 ( 出典 : 経済産業省 ) 17

18 2. 相続税 贈与税 (1) 事業承継税制の特例の創設等 ( 出典 : 経済産業省 ) 18

19 2. 相続税 贈与税 (1) 事業承継税制の特例の創設等 19 ( 出典 : 経済産業省 ) 19

20 2. 相続税 贈与税 (1) 事業承継税制の特例の創設等 20 ( 出典 : 経済産業省 ) 20

21 2. 相続税 贈与税 (1) 事業承継税制の特例の創設等 21 ( 出典 : 経済産業省 ) 21

22 2. 相続税 贈与税 (2) 一般社団法人等に関する相続税 贈与税の見直し 改正案特定一般社団法人等の役員である者が死亡した場合 次の金額を 当該被相続人から遺贈により取得したものとみなして 当該特定一般社団法人等に相続税を課税する 特定一般社団法人等の純資産額 = 遺贈により取得した額死亡の時における同族役員 ( 被相続人を含む ) の数 特定一般社団法人 とは 次に掲げる要件のいずれかを満たす一般社団法人等をいう 1 相続開始の直前における同族役員数の総役員数に占める割合が2 分の1を超えること 2 相続開始前 5 年以内において 同族役員数の総役員数に占める割合が2 分の1を超える期間の合計が3 年以上であること 適用開始時期平成 30 年 4 月 1 日以後の一般社団法人等の役員の死亡に係る相続税について適用する ただし 同日前に設立された一般社団法人等については 平成 33 年 4 月 1 日以後の当該一般社団法人等の役員の死亡に係る相続税について適用し 平成 30 年 3 月 日以前の期間は上記 2の2 分の1を超える期間に該当しないものとする 22

23 2. 相続税 贈与税 (3) 農地等に係る相続税 贈与税の納税猶予制度の見直し 改正案 1 相続税の納税猶予 ( イ ) 都市農地の貸借の円滑化に関する法律 ( 仮称 ) に規定する認定事業計画 ( 仮称 ) に基づく貸付等がされた生産緑地についても納税猶予を適用する ( ロ ) 三大都市圏の特定市以外の地域内の生産緑地について 営農継続要件を終身 ( 現行 :20 年 ) とする ( ハ ) 特例農地等の範囲に 特定生産緑地である農地等及び三大都市圏の特定市の 田園住居地域内の農地を加える ( ニ ) 特定生産緑地の指定又は指定の期限の延長がされなかった生産緑地について は 現に適用を受けている納税猶予に限り その猶予を継続する 2 贈与税の納税猶予 上記 1( ハ ) 及びニ () の措置を講ずる 23

24 2. 相続税 贈与税 (4) 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例の見直し 改正案小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例について 次の見直しを行う 1 持ち家に居住していない者に係る特定居住用宅地等の特例の対象者の範囲から 次に掲げる者を除外する ( イ ) 相続開始前 3 年以内に その者の 3 親等内の親族又はその者と特別の関係のある法人が所有する国内にある家屋に居住したことがある者 ( ロ ) 相続開始時において居住の用に供していた家屋を過去に所有していたことがある者 2 貸付事業用宅地等の範囲から 相続開始前 3 年以内に貸付事業の用に供された宅地等 ( 相続開始前 3 年を超えて事業的規模で貸付事業を行っている者が当該貸付事業の用に供しているものを除く ) を除外する 3 介護医療院に入所したことにより被相続人の居住の用に供されなくなった家屋の敷地の用に供されていた宅地等について 相続の開始の直前において被相続人の居住の用に供されていたものとして本特例を適用する 適用開始時期平成 30 年 4 月 1 日以後に相続又は遺贈により取得する財産に係る相続税について適用する ただし 上記 2の改正は 同日前から貸付事業の用に供されている宅地等については 適用しない 24

25 2. 相続税 贈与税 (4) 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例の見直し 適用例 家族構成 以前死亡父母 母所有母居住 ( 一人暮らし ) 母所有 母に相続発生兄が相続 家なき子の適用は? 兄 弟 5 年前に兄から弟に家屋を売却 弟所有兄居住 兄所有 現行制度 適用可能 改正案 ( イ ) ( ロ ) に該当し 適用不可 政令等が公表された場合 内容が異なる場合がございます 25

26 3. 法人税 (1) 所得拡大促進税制の拡充 ( 中小企業 ) 26 ( 出典 : 経済産業省 ) 26

27 3. 法人税 (2) 情報連携投資等の促進に係る税制の創設 27 ( 出典 : 経済産業省 ) 27

28 3. 法人税 (3) 租税特別措置法の適用要件の見直し ( 大企業 ) 28 ( 出典 : 経済産業省 ) 28

29 3. 法人税 (4) 特別事業再編を行う法人の株式を対価とする株式等の譲渡に係る所得の計算の特例の創設 ( 出典 : 経済産業省 ) 29

30 3. 法人税 (5) 地方拠点強化税制の見直し 30 ( 出典 : 内閣府 ) 30

31 3. 法人税 (6) 法人税における収益の認識等 1 益金の額資産の販売若しくは譲渡又は役務の提供 ( 以下 資産の販売等 という ) に係る収益の額として所得の金額の計算上益金の額に算入する金額は 原則として その販売若しくは譲渡をした資産の引渡し時における価額又はその提供をした役務につき通常得べき対価の額に相当する金額とする 貸倒れ又は買戻しの可能性がある場合においても その可能性がないものとした場合の価額とし 値引き割戻しについては 客観的に見積もられた金額を収益の額から控除することができる また 資産の販売等に係る収益の額を実質的な取引の単位に区分して計上することも可能 2 益金の計上時期資産の販売等に係る収益の額は 原則として目的物の引渡し又は役務の提供の日の属する事業年度の所得の金額の計算上益金の額に算入する 3 一般に公正妥当と認められる会計処理の基準に従った経理をする場合資産の販売等に係る収益の額につき一般に公正妥当と認められる会計処理の基準に従って上記 2の日に近接する日の属する事業年度の収益の額として経理した場合には 上記 2にかかわらず 当該資産の販売等に係る収益の額は 原則として当 該事業年度の所得の金額の計算上益金の額に算入する ( 出典 : 経済産業省 ) 31

32 3. 法人税 (7) その他 交際費等の損金不算入制度について その適用期限を2 年延長するとともに 接待飲食費に係る損金算入の特例及び中小法人に係る損金算入の特例の適用期限を 2 年延長する 中小企業者の欠損金等以外の欠損金の繰戻しによる還付制度の不適用措置について その適用期限を2 年延長する 中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例の適用期限を2 年延長する 32

33 4. 消費課税 (1) 国際観光旅客税 ( 仮称 ) の創設 改正案 1 納税義務者 国際観光旅客等 ( 出入国管理及び難民認定法による出国の確認を受けて本邦から 出国する観光旅客その他の者等をいい 船舶又は航空機の乗員等を除く 以下同 じ ) は 国際観光旅客税 ( 仮称 ) を納める義務がある 2 課税の対象 国際船舶等による本邦からの出国には 国際観光旅客税 ( 仮称 ) を課する 3 非課税 次に掲げる国際観光旅客等の出国には 国際観光旅客税 ( 仮称 ) を課さない ( イ ) 航空機により入国後 24 時間以内に出国する乗継旅客 ( ロ ) 天候その他の理由により本邦に寄港した国際船舶等に乗船等していた者 ( ハ )2 歳未満の者 4 税率 国際観光旅客税 ( 仮称 ) の税率は 出国 1 回につき 1,000 円とする 適用時期 平成 31 年 1 月 7 日以後の出国に適用する 33

34 4. 消費課税 (2) 外国人旅行者向け消費税免税制度 ( 輸出物品販売制度 ) についての見直し 34 ( 出典 : 国土交通省 ) 34

35 4. 消費課税 (3) たばこ税の見直し 35 ( 出典 : 厚生労働省 ) 35

36 5. 固定資産税 都市計画税 登録免許税 (1) 土地の相続登記に対する登録免許税の免税措置の創設 改正案 (1) 相続により土地の所有権を取得した者が当該土地の所有権の移転登記を受けないで死亡し その者の相続人等が平成 30 年 4 月 1 日から平成 33 年 3 月 31 日までの間に その死亡した者を登記名義人とするために受ける当該移転登記に対する登録免許税を免税とする措置を講ずる (2) 個人が 所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法 ( 仮称 ) の施行の日から平成 33 年 3 月 31 日までの間に 市街化区域外の土地で市町村の行政目的のため相続登記の促進を図る必要があるものとして法務大臣が指定する土地について相続による所有権の移転登記を受ける場合において 当該移転登記の時における当該土地の価額が10 万円以下であるときは 当該移転登記に対する登録免許税を免税とする措置を講ずる 36

37 5. 固定資産税 都市計画税 登録免許税 (2) 低未利用土地権利設定等促進計画 ( 仮称 ) に係る登録免許税の軽減措置 改正案都市再生特別措置法の改正を前提に 同法の改正法の施行の日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に低未利用土地権利設定等促進計画 ( 仮称 ) に基づき取得する不動産の所有権等の移転登記等に対する登録免許税の税率を 次のとおり軽減する措置を講ずる 1 所有権の移転登記 1,000 分の10( 本則 1,000 分の20) 2 地上権等の設定登記等 1,000 分の5( 本則 1,000 分の10) (3) その他 新築住宅に係る固定資産税の税額の減額措置の適用期限を2 年延長 新築の認定長期優良住宅に係る固定資産税の税額の減額措置の適用期限を2 年延長する 耐震改修等を行った住宅に係る固定資産税の減額措置について 一定の見直しを行ったうえ 適用期限を2 年延長する 37

38 6. 国際課税 (1) 恒久的施設関連規定の見直し 改正案 PE 定義の見直し 1 PE 認定の人為的回避防止措置の導入 2 租税条約上の PE の定義と異なる場合の調整規定等の整備他 適用時期平成 31 年分以後の所得税及び平成 31 年 1 月 1 日以後に開始する事業年度分の法人税について適用する (2) 外国子会社合算税制等の見直し 改正案 1 経済活動基準の見直し 2 会社単位の合算課税制度における適用対象金額の見直し 3 部分合算課税制度における部分適用対象金額の見直し 4 外国金融子会社等に係る部分合算課税制度の見直し 5 二重課税調整の見直し他 適用時期外国関係会社の平成 30 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度から適用する 38

39 おわりに 今回のセミナー内容は法令化前の情報となります 法令化にあたり 制度の内容が変更される場合が ございますので ご了承ください A&K パートナーズ税理士法人秋山税理士事務所電話 : メール 39

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

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