八 世 紀 中 国 における 農 事 と 生 活 の 歌 杜 甫 農 業 詩 研 究 献 辞 この 書 を 農 に 生 きる 母 に 捧 げる 凡 例 に 代 えて 一 杜 甫 の 詩 のテキストには 清 の 仇 兆 鰲 注 杜 詩 詳 註 全 五 冊 ( 中 華 書 局 一 九 七 九 年 第 一

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1 学 位 論 文 題 目 Title 氏 名 Author 専 攻 分 野 Degree 学 位 授 与 の 日 付 Date of Degree Resource Type 報 告 番 号 Report Number URL Kobe University Repository : Thesis 杜 甫 農 業 詩 研 究 古 川, 末 喜 博 士 ( 文 学 ) Thesis or Dissertation / 学 位 論 文 乙 当 コンテンツは 神 戸 大 学 の 学 術 成 果 です 無 断 複 製 不 正 使 用 等 を 禁 じます 著 作 権 法 で 認 められている 範 囲 内 で 適 切 にご 利 用 ください Create Date:

2 八 世 紀 中 国 における 農 事 と 生 活 の 歌 杜 甫 農 業 詩 研 究 献 辞 この 書 を 農 に 生 きる 母 に 捧 げる 凡 例 に 代 えて 一 杜 甫 の 詩 のテキストには 清 の 仇 兆 鰲 注 杜 詩 詳 註 全 五 冊 ( 中 華 書 局 一 九 七 九 年 第 一 版 一 九 九 五 年 第 四 次 印 刷 )を 用 いた 杜 甫 の 詩 題 に 限 って 括 弧 で 囲 んだ 一 詩 題 の 前 の 四 桁 の 数 字 は 前 二 桁 の 漢 数 字 が 仇 注 本 ( 以 後 簡 略 化 してこう 呼 ぶ)の 巻 数 後 二 桁 のアラビア 数 字 がその 巻 数 内 での 順 番 を 表 す 一 仇 注 本 の 編 年 のしかたは 旧 注 を 批 判 的 に 継 承 しており おおむね 妥 当 であると 言 える 本 書 でも 基 本 的 に 仇 兆 鰲 の 編 年 に 拠 る 仇 注 本 は 詩 の 制 作 年 (また 背 景 ) 順 に 並 べてあるので 巻 数 を 見 ただけで その 詩 がおお よそいつごろ どこで 作 られたか 見 当 が 付 く また 仇 注 本 は 注 釈 書 や 研 究 論 著 の 底 本 として 採 用 されているこ とが 多 いので 仇 注 本 での 巻 数 と 巻 内 での 順 番 が 分 かれば その 詩 を 探 し 出 すときに 便 利 である 仇 注 本 は 種 々のテキストの 文 字 の 異 同 が 比 較 的 丁 寧 に 注 記 されており 居 ながらにして 他 のテキストのおお かたの 状 況 を 知 ることができる 文 字 の 異 同 は 単 純 な 誤 写 の 場 合 もあるが 詩 句 の 解 釈 の 揺 れから 来 ている 場 合 もあり そういうときは 杜 甫 詩 の 解 釈 の 幅 を 広 めてくれる もちろん 仇 兆 鰲 が 見 ていないテキストで 今 日 の 我 々 が 容 易 に 見 ることができるものもある 仇 注 本 の 注 解 は 網 羅 的 で 詳 細 をきわめる とくに 杜 甫 の 使 う 詩 語 が 杜 甫 以 前 はどのように 用 いられていたの か 或 いはどのようにして 造 語 がなされたのかを 時 代 をさかのぼって 調 べあげている ただ 注 意 しなければな らないのは あまり 詩 と 関 係 なさそうな 古 典 の 用 例 の 中 に その 言 葉 の 初 出 の 例 が 見 いだされている 場 合 である これは 必 ずしも 仇 兆 鰲 が その 古 典 での 意 味 どおりに その 言 葉 を 解 釈 すべきだと 考 えているのではないだろう この 点 はしばしば 誤 解 されているようで 仇 注 本 の 欠 点 の 一 つに 挙 げられることがあるが 仇 兆 鰲 はその 作 業 に よってその 言 葉 の 意 味 というよりは 由 来 を 示 しているのである 1

3 杜 甫 の 細 部 までを 知 り 尽 くしたうえで 俯 瞰 的 な 視 点 からなされる 仇 兆 鰲 の 杜 詩 解 釈 は はなはだ 妥 当 である と 思 う 詩 意 がつづられている 文 章 は ときには 詩 的 でさえある 古 人 の 多 くの 注 釈 を 引 用 して 旧 注 の 集 大 成 と いった 感 があり 杜 甫 詩 の 解 釈 には 仇 注 本 が 一 つありさえすれば 何 とかなる そう 言 っても 過 言 ではない むし ろ 今 日 仇 注 本 の 助 け 無 しには 杜 甫 詩 の 理 解 は 困 難 であるとさえ 言 ってよい なお 仇 注 本 については 近 年 佐 藤 浩 一 氏 が 精 力 的 な 研 究 を 展 開 しておられる 一 杜 甫 の 詩 集 がほぼ 完 備 したのが 北 宋 の 中 頃 十 一 世 紀 中 葉 で 現 存 の 代 表 的 な 宋 刊 の 注 本 が 出 揃 うのが その 百 五 六 十 年 後 の 南 宋 中 頃 である 詩 本 文 の 文 字 の 異 同 問 題 となる 箇 所 については 必 要 に 応 じて 以 下 のような 宋 本 系 テキストを 適 宜 参 照 し 仇 注 本 に 従 わないときに 限 って 注 記 した 王 洙 ( 王 琪 )の ( 宋 本 ) 杜 工 部 集 二 十 巻 ( 及 び 補 遺 一 巻 ) 張 元 済 続 古 逸 叢 書 本 を 一 九 六 七 年 に 台 湾 の 学 生 書 局 が 景 印 したものを 用 いた また 簡 便 な 王 学 泰 氏 の 校 点 本 杜 工 部 集 ( 全 二 冊 新 世 紀 万 有 文 庫 遼 寧 教 育 出 版 社 一 九 九 七 年 )の 巻 末 校 勘 記 も 便 利 である 呉 若 本 その 代 用 として 全 唐 詩 ( 揚 州 書 局 本 ) 巻 二 一 六 巻 二 三 四 また 清 の 銭 謙 益 の 銭 注 杜 詩 二 十 巻 ( 上 海 古 籍 出 版 社 一 九 七 九 年 ) 全 唐 詩 本 には 銭 謙 益 本 を 通 して 呉 若 本 が 反 映 されていると 考 えら れているからである 趙 次 公 本 林 継 中 氏 の 輯 校 になる 杜 詩 趙 次 公 先 後 解 輯 校 上 海 古 籍 出 版 社 一 九 九 四 年 を 用 いた 蔡 夢 弼 の 杜 工 部 草 堂 詩 箋 五 十 巻 古 逸 叢 書 に 収 める 覆 麻 沙 本 杜 工 部 草 堂 詩 箋 四 十 巻 を 一 九 七 一 年 に 台 湾 の 広 文 書 局 が 影 印 したもの 及 び 中 文 出 版 社 の 影 印 による 杜 工 部 草 堂 詩 箋 補 遺 十 巻 を 用 いた 郭 知 達 の 杜 工 部 詩 集 注 ( 九 家 集 注 杜 詩 ) 三 十 六 巻 故 宮 博 物 院 が 一 九 八 五 年 に 景 印 宋 本 新 刊 校 定 集 注 杜 詩 と 題 して 影 印 したものがあるが ここでは 翻 刻 本 の 杜 詩 引 得 哈 佛 燕 京 学 社 引 得 特 刊 十 四 一 九 六 六 年 台 北 また 四 庫 全 書 本 を 用 いた 王 十 朋 ( 託 名 )の 王 状 元 集 百 家 注 編 年 杜 陵 詩 史 三 十 二 巻 中 文 出 版 が 黄 永 武 主 編 杜 詩 叢 刊 所 収 のも のを 影 印 黄 希 黄 鶴 父 子 の 黄 氏 補 注 杜 詩 三 十 六 巻 原 題 は 黄 氏 補 千 家 集 註 杜 工 部 詩 史 ここでは 便 宜 的 に 四 庫 全 書 本 を 用 いた 無 名 氏 の 分 門 集 注 杜 工 部 詩 二 十 五 巻 四 部 叢 刊 初 編 所 収 一 歴 代 の 注 釈 としては 上 掲 の 宋 本 系 の 刊 本 のほかに 以 下 のようなものを 主 として 参 照 した ここに 載 せてい ないものは 本 文 のなかで 随 時 注 記 した またここに 掲 げたものを 本 文 中 で 引 用 する 場 合 は 二 回 目 以 降 は 書 名 は 省 略 し 巻 数 だけを 示 した 明 の 王 嗣 奭 ( 一 五 六 六 - 一 六 四 八 ) 杜 臆 ( 曹 樹 銘 増 校 杜 臆 増 校 芸 文 印 書 館 印 行 一 九 七 一 年 を 用 いた ) 清 の 黄 生 ( 一 六 二 二?) 杜 ( 工 部 ) 詩 説 ( 中 文 出 版 社 一 九 七 六 年 影 印 またその 点 校 本 に 徐 定 祥 点 校 の 杜 詩 説 黄 山 書 社 一 九 九 四 年 がある ) 2

4 清 の 浦 起 竜 ( 一 六 七 九?) 読 杜 心 解 ( 全 三 冊 中 華 書 局 一 九 六 一 年 初 版 一 九 七 八 年 再 版 ) 清 の 楊 倫 ( 一 七 四 七 - 一 八 〇 三 ) 杜 詩 鏡 銓 ( 上 海 古 籍 出 版 社 一 九 八 八 年 ) 一 近 代 以 降 の 伝 記 及 び 訳 注 では 主 に 以 下 を 参 照 した 陳 貽 焮 杜 甫 評 伝 ( 上 海 古 籍 出 版 社 一 九 八 二 - 一 九 八 八 年 ) 鈴 木 虎 雄 杜 少 陵 詩 集 ( 続 国 訳 漢 文 大 成 国 民 文 庫 刊 行 会 一 九 二 八 三 一 年 杜 甫 全 詩 集 日 本 図 書 セ ンター 一 九 七 八 年 再 版 を 用 いた ) 韓 成 武 張 志 民 杜 甫 詩 全 訳 ( 河 北 人 民 出 版 社 一 九 九 七 年 ) 張 志 烈 主 編 ( 今 注 本 ) 杜 詩 全 集 ( 天 地 出 版 社 一 九 九 九 年 ) 李 濤 松 李 翼 雲 全 杜 詩 新 釈 ( 中 国 書 店 二 〇 〇 二 年 ) 詩 の 訓 読 について 本 書 で 用 いている 詩 の 訓 読 文 のスタイルは オーソドックスな 訓 読 法 とは 異 なる 本 文 で 詩 を 引 用 するとき いちいち 語 句 の 説 明 や 訳 を 付 けていると 行 文 が 煩 瑣 になり 論 旨 の 流 れが 見 えにくくなることがある そのた め なるべくそれらの 説 明 文 を 付 けないですむようにと 口 語 訳 を 兼 ねた 訓 読 文 を 作 り 出 すように 工 夫 した そ の 方 針 を 列 挙 するとおおかた 以 下 のようになる 漢 字 の 振 り 仮 名 として 大 胆 な 訳 語 を 付 けた したがってそれらの 読 みは 辞 書 的 には 正 確 なものではない また 漢 文 訓 読 の 習 慣 から 大 きく 逸 脱 しているものもある そのことをまずご 承 知 願 いたい たとえば 婆 娑 一 院 香 婆 娑 (ゆらゆら)として 一 院 (なかにわじゅう)に 香 (かんば)し とはいえ それはやむを 得 ない 場 合 に 限 ることとし なるべく 伝 統 的 な 訓 を 重 んじることとにした 文 意 を 明 確 にするために 主 語 や 目 的 語 また 副 詞 や 動 詞 などを ひらがなによって 比 較 的 自 由 に 附 加 した たとえば 裂 餅 嘗 所 愛 餅 を 裂 きて わが 愛 する 所 (もの)を なんじに 嘗 めしむ 結 子 隨 邊 使 やがて 子 (み)を 結 べば 辺 使 に 隨 って みやこにのぼり その 際 原 文 で 用 いられていない 漢 字 を 訓 読 で 勝 手 に 増 やすようなことはしなかった 従 って 訓 読 文 からひらがなを 取 り 除 いた 漢 字 の 部 分 は 原 文 の 漢 字 と 必 ず 一 対 一 で 対 応 している 典 故 の 説 明 など どうしても 原 文 以 外 の 漢 字 が 必 要 な 場 合 は( )の 中 に 入 れて 示 した したがって( ) 内 に 漢 字 がある 場 合 は それは 原 文 以 外 の 補 足 された 漢 字 である なるべく 古 典 中 国 語 としての 語 順 を 尊 重 するようにしたが やむを 得 ず 語 順 を 入 れ 替 えたところがある 外 来 語 などはカタカナで 表 記 したものもある たとえば 商 胡 離 別 下 揚 州 胡 (ソグド)の 商 (あきんど)は ここより 離 別 して 揚 州 に 下 り 3

5 一 部 の 名 詞 は 名 詞 であることを 際 だたせるためにカタカナで 表 したものもある たとえば 北 有 澗 水 通 青 苗 北 に 澗 (たにがわ)の 水 有 りて イネの 青 き 苗 に 通 ず また 字 体 については 原 則 として 原 文 は 旧 字 体 で 訓 読 文 は 新 字 体 で 示 した ただその 中 のいくつかについては 種 々の 事 情 から 新 字 体 で 統 一 したものがある これらは 本 書 で 窮 余 の 策 として 作 りだしたものであり 何 度 も 繰 り 返 すが 決 して 標 準 的 な 訓 読 文 ではない 目 指 すところは 初 読 で 読 んで 意 味 がわかり 耳 で 聞 いて 意 味 が 通 じることである だが 力 及 ばずして 理 想 か らはほど 遠 いものとなった 訓 読 の 格 調 高 さも 失 われる しかし 漢 詩 が 分 かりやすく 楽 しくなる 一 つの 方 法 では あると 思 う 初 出 一 覧 ( 発 表 年 代 順 ) 杜 甫 の 農 的 生 活 を 支 えた 使 用 人 と 夔 州 時 代 の 生 活 詩 二 〇 〇 〇 年 十 月 中 唐 文 学 会 報 ( 中 唐 文 学 会 ) 好 文 出 版 ( 東 京 ) 第 七 号 杜 甫 のミカンの 詩 とミカン 園 経 営 二 〇 〇 一 年 十 二 月 佐 賀 大 学 文 化 教 育 学 部 研 究 論 文 集 第 六 集 第 一 号 生 業 をうたう 浣 花 草 堂 時 代 の 杜 甫 二 〇 〇 二 年 十 月 中 国 読 書 人 の 政 治 と 文 学 林 田 慎 之 助 博 士 古 稀 記 念 論 集 編 集 委 員 会 編 創 文 社 ( 東 京 ) 杜 甫 の 浣 花 草 堂 その 外 的 環 境 地 理 的 景 観 について 二 〇 〇 二 年 十 月 中 唐 文 学 会 報 ( 中 唐 文 学 会 ) 好 文 出 版 ( 東 京 ) 第 九 号 秦 州 期 杜 甫 の 隠 遁 計 画 と 農 業 への 関 心 二 〇 〇 四 年 十 月 中 唐 文 学 会 報 ( 中 唐 文 学 会 ) 好 文 出 版 ( 東 京 ) 第 十 一 号 杜 甫 とらっきょう( 薤 )の 詩 秦 州 隠 遁 期 を 中 心 に 二 〇 〇 五 年 十 月 中 唐 文 学 会 報 ( 中 唐 文 学 会 ) 好 文 出 版 ( 東 京 ) 第 十 二 号 杜 甫 の 詩 に 描 かれた 瀼 西 宅 の 位 置 について 白 帝 城 東 草 堂 河 西 二 〇 〇 六 年 十 月 中 唐 文 学 会 報 ( 中 唐 文 学 会 ) 好 文 出 版 ( 東 京 ) 第 十 三 号 生 活 の 底 辺 から 思 いをめぐらす 杜 甫 夔 州 の 瀼 西 宅 二 〇 〇 七 年 二 月 立 命 館 文 学 ( 清 水 凱 夫 教 授 退 職 記 念 論 集 ) 五 九 八 号 杜 甫 の 野 菜 作 りの 詩 二 〇 〇 七 年 三 月 未 名 第 二 五 号 中 文 研 究 会 ( 神 戸 大 学 ) 東 屯 の 稲 田 一 百 頃 詩 人 杜 甫 の 米 作 りの 詩 二 〇 〇 八 年 一 月 佐 賀 大 学 文 化 教 育 学 部 研 究 論 文 集 十 二 二 号 4

6 目 次 第 一 章 秦 州 期 第 一 節 秦 州 期 杜 甫 の 隠 遁 計 画 と 農 業 への 関 心 一 長 安 を 去 る 二 故 郷 へ 帰 らず 三 秦 州 という 地 四 西 枝 村 と 西 谷 五 東 柯 谷 六 仇 池 山 七 赤 谷 太 平 寺 八 秦 州 を 去 る 九 おわりに 第 二 節 杜 甫 と 薤 (らっきょう)の 詩 秦 州 隠 遁 期 を 中 心 に 一 はじめに 二 杜 甫 以 前 の 薤 の 詩 三 杜 佐 に 所 望 した 薤 の 詩 四 阮 隠 居 に 贈 られた 薤 の 詩 五 瓜 とオナモミに 取 り 合 わせた 薤 の 詩 六 唐 詩 と 杜 甫 の 薤 の 詩 七 宋 詩 と 杜 甫 の 薤 の 詩 八 おわりに 第 二 章 成 都 期 第 一 節 浣 花 草 堂 の 外 的 環 境 地 理 的 景 観 一 はじめに 二 成 都 城 西 三 錦 江 のほとり 5

7 四 浣 花 五 橋 六 橋 への 思 い 七 コの 字 型 に 蛇 行 する 錦 江 の 内 側 八 浣 花 渓 の 諸 相 九 川 を 愛 す 十 西 嶺 十 一 読 書 人 層 の 隣 人 たち 十 二 農 民 層 の 隣 人 たち 十 三 村 十 四 近 隣 十 五 おわりに 第 二 節 農 事 と 生 活 をうたう 浣 花 草 堂 時 代 の 杜 甫 一 はじめに 二 草 堂 の 田 園 三 南 畝 に 耕 す 四 田 園 の 所 有 の 形 五 隠 遁 詩 三 首 六 農 月 の 勤 め 七 列 に 就 く の 解 をめぐって 八 野 菜 作 り 九 草 堂 周 囲 の 農 業 的 景 観 十 草 堂 の 外 回 りの 仕 事 十 一 おわりに 第 三 章 夔 州 期 の 農 的 生 活 第 一 節 杜 甫 の 詩 に 詠 じられた 夔 州 時 代 の 瀼 西 宅 一 成 都 から 雲 安 へ 二 雲 安 から 夔 州 へ 三 瀼 西 の 地 理 的 位 置 四 瀼 赤 甲 山 白 塩 山 五 瀼 西 宅 と 白 帝 城 6

8 六 社 祭 もあり 市 にも 近 い 七 城 内 から 見 た 瀼 西 八 おわりに 第 二 節 杜 甫 の 農 的 生 活 を 支 えた 使 用 人 と 夔 州 時 代 の 生 活 詩 一 はじめに 二 阿 段 三 信 行 四 伯 夷 辛 秀 信 行 五 阿 段 阿 稽 六 豎 子 の 阿 段 七 ニワトリ 籠 と 柵 づくり 八 良 民 と 賤 民 九 詩 の 題 材 としての 使 用 人 十 おわりに 第 三 節 生 活 の 底 辺 から 思 いをめぐらす 杜 甫 夔 州 の 瀼 西 宅 一 はじめに 二 全 生 全 身 全 命 三 楚 童 に 狎 る 四 賦 斂 から 帰 る 音 を 聞 く 五 きぬたのある 風 景 六 おわりに 第 四 章 夔 州 期 の 農 事 第 一 節 杜 甫 の 蜜 柑 の 詩 と 蜜 柑 園 経 営 一 はじめに 二 年 代 別 蜜 柑 詩 三 成 都 期 の 蜜 柑 詩 四 瀼 西 草 堂 春 の 蜜 柑 五 三 寸 の 黄 柑 六 月 と 夜 露 のなかの 蜜 柑 七 収 穫 前 の 蜜 柑 園 7

9 八 東 屯 詩 のなかの 蜜 柑 九 蜜 柑 の 収 穫 十 蜜 柑 園 を 譲 る 十 一 おわりに 第 二 節 杜 甫 の 野 菜 作 りの 詩 一 はじめに 二 夔 州 入 りと 農 事 の 計 画 三 夔 州 一 年 目 夏 の 旱 魃 四 夔 州 一 年 目 秋 の 野 菜 五 夔 州 一 年 目 チシャの 種 まき 六 夔 州 二 年 目 農 事 への 関 心 七 夔 州 二 年 目 家 をとりまく 野 菜 畑 八 カブ 作 りと 牛 耕 九 売 るための 野 菜 十 野 菜 の 種 類 十 一 杜 甫 の 野 菜 好 き 第 三 節 杜 甫 の 稲 作 経 営 の 詩 一 はじめに 二 稲 作 の 舞 台 東 屯 について 三 灌 漑 と 除 草 の 詩 三 一 灌 漑 の 詩 ( 一 ) 第 一 句 ~ 第 二 十 句 三 二 灌 漑 の 詩 ( 二 ) 第 二 一 句 ~ 第 二 四 句 四 除 草 の 詩 四 一 除 草 の 詩 ( 一 ) 第 一 句 ~ 第 八 句 四 二 除 草 の 詩 ( 二 ) 第 九 句 ~ 第 十 八 句 四 三 除 草 の 詩 ( 三 ) 第 十 九 句 ~ 第 二 六 句 四 四 除 草 の 詩 ( 四 ) 第 二 七 句 ~ 第 三 四 句 五 東 屯 への 転 居 六 検 校 について 六 一 赤 米 もみすり 精 米 六 二 フユアオイ 種 もみ 七 米 を 売 る 8

10 八 おわりに 第 一 章 秦 州 期 第 一 節 秦 州 期 杜 甫 の 隠 遁 計 画 と 農 業 への 関 心 一 長 安 を 去 る 七 五 九 年 七 月 この 年 四 十 八 歳 になった 杜 甫 は 官 を 辞 して 秦 州 へ 旅 立 った そしてこれ 以 後 は もう 二 度 と 故 郷 の 長 安 洛 陽 の 地 を 踏 むことはなかった 杜 甫 が その 最 後 の 実 質 的 な 官 となる 華 州 司 功 参 軍 を 辞 めたのは いろいろな 理 由 が 考 えられている 従 来 は 長 安 方 面 の 戦 乱 や 飢 饉 を 避 けるため あるいは 粛 宗 朝 の 政 治 に 失 望 したためなどと 説 明 されることが 多 かった が 最 近 では 他 にも 杜 甫 自 身 の 性 格 的 なもの 家 族 への 感 情 華 州 司 功 参 軍 での 職 場 関 係 によるものなど 多 く の 問 題 が 直 接 間 接 に 関 連 しあったものという 見 解 が 出 されている'⑴' おそらくそれは 正 しいであろう ただ そうしたなかでも 近 侍 の 官 としての 左 拾 遺 から 華 州 の 地 方 官 へと 出 された 杜 甫 が 自 分 自 身 が 粛 宗 から 疎 んじ られている 事 実 をはっきりと 突 きつけられ 自 分 を 無 用 のものと 見 なさざるをえなくなった そしてこのような 小 官 では 自 分 の 政 治 理 想 はとても 実 現 できないと 認 識 するに 至 った このことが 官 を 辞 した 本 質 的 な 原 因 ではな いかと 思 う'⑵' いずれにせよ 杜 甫 のような 遠 大 な 理 想 豊 かな 想 像 力 細 やかな 感 性 を 持 つ 詩 人 には 司 功 参 軍 の 職 にあって 毎 日 多 くの 文 書 を 正 確 に 処 理 しなければならない 実 務 の 仕 事 は はなはだ 辛 いものがあったろう 白 居 易 や 元 稹 なら そういう 実 務 もそつなくこなせてしかも 良 い 詩 も 書 けた しかし 大 きな 政 治 論 情 勢 分 析 人 材 推 挙 等 な らともかく'⑶' そんな 細 々とした 仕 事 は 杜 甫 には 似 つかわしくなかった 杜 甫 は 華 州 司 功 参 軍 を 辞 した 後 そのまま 長 安 に 居 続 けることはしなかった 長 安 を 去 ることにしたのは お 金 の 理 由 で 都 に 住 まうことができなかったからだと 杜 甫 自 身 が 述 べている 友 人 の 高 適 と 岑 参 に 寄 せた 0818_ 寄 彭 州 高 三 十 五 使 君 適 虢 州 岑 二 十 七 長 史 參 三 十 韻 詩 に 次 のようにある 無 錢 居 帝 里 帝 里 (みやこ)に 居 るに 銭 無 く 盡 室 在 邊 疆 尽 室 (かぞく)は みな 辺 疆 に 在 り この 辺 疆 を 仇 兆 鰲 は 東 柯 谷 ( 後 述 )だと 注 するが ここは 広 い 意 味 での 秦 州 であろう 長 安 一 帯 は 安 史 の 乱 後 物 価 が 高 騰 し 穀 物 などは 乱 前 より 百 倍 も 高 くなることがしばしばであった 旧 唐 書 巻 一 九 〇 下 文 苑 伝 下 の 杜 甫 伝 の 記 述 も 杜 甫 が 長 安 を 去 った 経 緯 を 穀 食 が 踊 貴 するためと 前 後 の 文 脈 から 読 める このように 長 安 を 去 った 理 由 の 一 つに 経 済 上 の 問 題 をあげることができる 秦 州 は 長 安 から 約 四 五 〇 キロメートルの 位 置 にあり'⑷' 途 中 二 千 メートル 級 の 隴 山 越 えもある とはいえ 杜 甫 の 一 家 が 通 った 道 は 臨 洮 を 経 由 して 河 西 走 廊 の 重 要 都 市 涼 州 ( 武 威 )へと 至 る 幹 線 的 な 駅 道 の 一 段 である 9

11 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 三 で 州 図 は 同 谷 を 領 し 駅 道 は 流 沙 に 出 ず 年 少 の 臨 洮 の 子 (わかもの) 西 より 来 たりて 亦 た 自 ら 誇 る と 詠 じるのがそれである 唐 代 の 駅 道 は 凡 そ 三 十 里 に 一 駅 天 下 の 駅 は 凡 そ 一 千 六 百 三 十 九 ( 旧 唐 書 巻 四 三 )というように 十 六 七 キロごとに 一 駅 があった また 南 は 荊 襄 に 詣 (いた)り 北 は 太 原 范 陽 に 至 り 西 は 蜀 川 涼 府 に 至 る 皆 な 店 肆 有 り 以 て 商 旅 に 供 す 遠 く 数 千 里 を 適 くも 寸 刃 を 持 たず ( 通 典 巻 七 )というように 商 店 や 旅 館 もあって 我 々が 想 像 する 以 上 に 便 利 で 安 全 だったようだ ただ 安 史 の 乱 が 勃 発 する 前 後 になると 楊 国 忠 の 悪 政 で 路 に 当 たる 店 肆 は 多 く 蔵 閉 す ( 同 上 )という 状 態 になってしまう 杜 甫 が 秦 州 路 を 通 った 頃 は 安 史 の 乱 の 後 であり 幹 線 はさびれたものになっていたであろう それでも 西 域 防 衛 上 重 要 なこの 幹 線 は 一 旦 国 境 で 事 が 起 これば 次 々と 烽 火 が 長 安 まで 伝 えられるほどの 秩 序 は 十 分 に 保 たれていた 三 年 前 の 夏 長 安 陥 落 を 前 に 関 東 一 円 がパニック 状 態 に 陥 り 杜 甫 はそれまで 家 族 をあずけていた 白 水 県 から 北 に 逃 げ 彭 衙 華 原 三 川 を 経 て 鄜 州 に 避 難 したのだが( 2322_ 送 重 表 姪 王 砅 評 事 使 南 海 0526_ 彭 衙 行 ) 今 回 はその 時 のような 戦 乱 からの 避 難 民 的 な 旅 ではなかった また 秦 州 には 結 局 足 かけ 三 ヶ 月 ほどしか 滞 在 せず 秦 州 から 同 谷 へ さらに 同 谷 から 成 都 へと 南 下 していくのだが 今 回 の 秦 州 入 りは その 時 のような 厳 しい 寒 さ の 時 候 に 険 しい 山 道 を 上 り 下 りする 難 儀 な 旅 でもなかった 概 して 杜 甫 の 一 行 は 比 較 的 良 き 時 節 にあまり 大 きな 事 件 もなく ひと 月 もかからずに 秦 州 に 到 着 できたに 違 いない そう 私 が 想 像 するのは 華 州 司 功 参 軍 を 辞 めようと 決 心 している 詩 が 0709_ 立 秋 の 後 に 題 す と 題 されて 秋 に 入 るころで 秦 州 で 作 られた 詩 はみな 秋 であり 両 者 に 空 白 の 期 間 がないからである また 杜 甫 には 隴 山 越 えを 思 い 起 こした 遅 迴 (ためら)いつつ 隴 を 度 (わた)りて 怯 ゆ 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 一 や 昨 には 隴 坂 を 踰 (こ) えしを 憶 う 0831_ 青 陽 峽 などの 句 はあるが 秦 州 行 の 旅 程 を 詠 じた 詩 篇 が 無 い( 残 されていない)からでも ある 杜 甫 がなぜ 秦 州 を 選 んだのか その 理 由 もいろいろな 憶 測 がなされている'⑸' その 中 に 秦 州 が 成 都 へ 入 る ための 単 なる 通 過 点 に 過 ぎなかったと 言 う 説 があるが それは 事 実 と 最 も 異 なる 言 い 方 であろう なぜなら 秦 州 に 到 着 した 杜 甫 は 多 くの 詩 の 中 で 当 地 で 隠 遁 することへの 願 いを 述 べ 実 際 にいくつかの 隠 遁 の 候 補 地 を 真 剣 に 探 し 歩 いたからである むしろ 隠 遁 への 願 望 は 秦 州 詩 の 一 つのモチーフのようにさえなっている 二 故 郷 へ 帰 らず 一 方 華 州 司 功 参 軍 を 辞 めたとき 故 郷 の 洛 陽 へ 帰 るという 選 択 肢 は 最 初 から 彼 の 念 頭 にはなかったであろう 実 は 故 郷 の 洛 陽 には 冬 から 春 にかけての 時 期 だが 華 州 司 功 参 軍 の 在 任 中 に 一 度 帰 省 したことがあった その 時 洛 陽 は 一 年 前 に 反 乱 軍 の 手 中 から 回 復 されてはいたものの 乱 後 の 故 郷 は 見 る 影 もなくさびれていた 故 居 の 陸 渾 荘 に 帰 り 着 いて 得 た 感 慨 は 他 郷 は 故 郷 に 勝 る 0646_ 得 舍 弟 消 息 という 厳 しいものだった それに 何 よりも 洛 陽 周 辺 をめぐる 情 勢 はきな 臭 かった 例 えば 杜 甫 が 洛 陽 から 長 安 へ 戻 る 途 中 郭 子 儀 ら 九 節 度 使 の 連 合 軍 が 相 州 ( 鄴 城 ) 包 囲 戦 で 大 敗 したが そのとき 洛 陽 の 住 民 は 驚 き 慌 て 散 り 散 りに 山 谷 に 逃 げ 込 ん 10

12 だという また 破 れて 本 鎮 へ 帰 還 する 各 節 度 使 の 士 卒 たちは 通 過 する 村 々を 略 奪 し 役 人 もしばらくの 期 間 は 阻 止 できなかったという( 東 京 士 民 驚 駭 散 奔 山 谷 諸 節 度 各 潰 歸 本 鎮 士 卒 所 過 剽 掠 吏 不 能 止 旬 日 方 定 資 治 通 鑑 巻 二 二 一 乾 元 二 ( 七 五 九 ) 年 三 月 ) だからこの 時 杜 甫 の 帰 京 がもう 少 し 遅 れていた ら きっと 彼 もその 混 乱 に 巻 き 込 まれていたに 違 いない また 勢 力 を 盛 り 返 して 自 ら 大 燕 皇 帝 と 称 した 史 思 明 が 南 下 して 洛 陽 に 迫 る 勢 いとなったとき 洛 陽 の 官 僚 た ちは 西 して 関 内 に 避 難 させられ 住 民 たちも 賊 軍 を 避 けて 城 外 に 出 され 洛 陽 城 を 空 にする 策 が 取 られた だか ら 史 思 明 が 洛 陽 に 入 城 したとき 城 内 は 空 っぽで 何 も 得 るものがなかったという( 思 明 乘 勝 西 攻 鄭 州 光 弼 整 衆 徐 行 至 洛 陽 遂 移 牒 留 守 韋 陟 使 帥 東 京 官 屬 西 入 關 牒 河 南 尹 李 若 幽 使 帥 吏 民 出 城 避 賊 空 其 城 庚 寅 思 明 入 洛 陽 城 空 無 所 得 畏 光 弼 掎 其 後 不 敢 入 宮 退 屯 白 馬 寺 南 資 治 通 鑑 巻 二 二 一 乾 元 二 ( 七 五 九 ) 年 九 月 ) 洛 陽 でこの 騒 動 があった 時 杜 甫 はもう 秦 州 に 滞 在 しており その 翌 月 にはさらに 同 谷 に 向 かおうとしていた だから 洛 陽 周 辺 のこの 混 乱 した 危 険 な 情 勢 を 見 る 限 り 司 功 参 軍 を 辞 めた 時 点 で 杜 甫 が 故 郷 の 洛 陽 を 選 択 するという 可 能 性 はほとんど 無 かったといえよう 三 秦 州 という 地 天 子 を 補 佐 して 理 想 の 政 治 を 実 現 するという 道 を 打 ち 砕 かれ 天 子 にうとまれ 自 分 が 無 用 であることを 思 い 知 らされた 杜 甫 は 地 理 的 にもむしろ 国 都 から 遠 ざかるところで 家 族 とともに 自 足 の 生 活 をしながら ひっそり と 余 生 を 送 りたいと 思 っていた'⑹' 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 二 十 では 自 分 はそういう 生 き 方 を 選 んでいる のだと 嘗 ての 朝 官 の 同 僚 達 に 伝 えようとしている 唐 堯 真 自 聖 唐 尭 のごとき( 今 上 皇 帝 )は 真 に 自 (おのずか)ら 聖 なれば 野 老 復 何 知 野 老 のわれは 復 (ま)た 何 をか あずかり 知 らん 曬 藥 能 無 婦 薬 を 曬 (さら)すに 能 (よ)く 婦 (つま) 無 からんや 應 門 亦 有 兒 門 に 応 ずるに 亦 (ま)たわが 児 も 有 り 藏 書 聞 禹 穴 書 を 蔵 するは 禹 穴 のあるを 聞 き 讀 記 憶 仇 池 記 を 読 みて 仇 池 を 憶 う 為 報 鴛 行 舊 わが 為 に 報 ぜよ 鴛 行 のごとく( 朝 官 に 列 す) 旧 (ふるなじみ)に 鷦 鷯 在 一 枝 鷦 鷯 (みそさざい)のごときわれは 一 枝 に 在 りと この 詩 に 言 う 仇 池 は 秦 州 そのものではないが 秦 州 から 西 南 の 方 に 近 接 するところにあって 歴 史 も 古 く 昔 から 神 仙 の 住 む 小 有 天 に 通 じると 考 えられていた 後 述 するように 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 四 でも 何 れの 時 に か 一 茅 屋 に 老 を 白 雲 の 辺 に 送 らん と 述 べて そんなところで 人 知 れず 老 いて 生 を 終 えたいと 願 っている ま た 最 も 尊 敬 し 信 頼 する 二 人 の 友 人 に 与 えた 0819_ 寄 岳 州 賈 司 馬 六 丈 巴 州 嚴 八 使 君 兩 閣 老 五 十 韻 の 詩 には 古 人 稱 逝 矣 古 人 はかつて 逝 (たちさり)ゆかん と 称 せり 吾 道 卜 終 焉 吾 が 道 は ここに 終 焉 (の 地 )を 卜 (うらな)わん 隴 外 翻 投 跡 隴 外 に 翻 (かえ)ってわが 跡 (あしあと)を 投 じ 11

13 漁 陽 復 控 弦 漁 陽 には いくさおこりて 復 た 弦 (ゆみづる)を 控 (ひ)く と 述 べており このたびの 都 を 立 ち 去 っての 秦 州 行 きが 隠 遁 の 永 住 の 地 を 求 めての 旅 であったことがわかる そういう 意 味 では 杜 甫 がやってきた 秦 州 の 地 は 実 ははなはだ 杜 甫 にふさわしい 場 所 であった なぜなら 秦 州 は( 吐 蕃 との 軍 事 情 勢 さえ 悪 くなければ) 隠 遁 生 活 をするには 理 想 的 な 場 所 だったからである たしかに 秦 州 入 りを 前 に 杜 甫 は 不 安 や 憂 いを 抱 いていた 前 にも 挙 げたように 遅 迴 (ためら)いつつ 隴 を 度 (わた)りて 怯 え 浩 蕩 として 関 に 及 びて 愁 う 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 一 とあるように しかし 一 方 秦 州 の 地 で 実 現 するかも しれない 隠 遁 生 活 に 大 きく 期 待 をふくらませてもいた 秦 州 ( 一 時 期 天 水 郡 と 改 名 )は 隴 右 道 に 属 し 吐 蕃 国 境 とも 近 く 中 都 督 府 が 置 かれていた 渭 水 ( 渭 河 )の 上 流 に 開 けた 高 度 千 メートル 余 りの 高 原 盆 地 で 西 はシルクロードに 通 じ 東 へ 下 ると 長 安 に 至 り 南 下 すると 成 都 方 面 に 入 る 古 来 より 交 通 の 交 わる 所 で 商 業 も 発 達 し 手 工 芸 では 今 日 に 至 るまで 彫 漆 が 有 名 である 特 に 漆 については 杜 甫 が 賛 上 人 と 一 緒 に 隠 遁 地 を 探 してもらったことを 述 べた 詩 に 近 ごろ 聞 く 西 枝 の 西 に 谷 有 りて 杉 と 桼 ( 漆 )と 稠 (おお)く 0725_ 寄 贊 上 人 と 詠 じており 漆 が 当 地 の 名 産 であることに 杜 甫 は 気 づ いていたようである 杜 甫 にとって 重 要 なことは 秦 州 が 農 産 物 の 集 散 地 であり 農 業 が 発 達 していたことである 秦 州 は 今 でも 隴 上 の 江 南 などと 呼 ばれて 農 林 業 が 盛 んであるが この 地 で 老 を 送 り 隠 遁 しようという 気 になっていた 杜 甫 にと って 農 業 に 適 した 土 地 であるかどうかは 秦 州 という 地 の 基 本 的 な 条 件 であった ただ 杜 甫 の 気 持 ちはいつも 揺 れ 動 いている 隠 遁 的 生 き 方 以 外 への 迷 いが 無 かったわけではない 現 実 を 見 れ ばまた 朝 廷 の 政 治 軍 の 動 向 同 僚 たちの 消 息 そして 悲 惨 な 兵 士 農 民 へと 心 は 動 き 憤 り 憂 え 悲 しまざ るを 得 なかった ただそういう 方 面 の 杜 甫 についてはもう 今 まで 何 度 も 繰 り 返 し 語 られてきた そこで 私 は こ こではもう 少 し 違 った 角 度 から 秦 州 時 期 の 杜 甫 について 考 えてみようと 思 う 四 西 枝 村 と 西 谷 当 時 の 杜 甫 の 気 持 ちは 隠 遁 に 傾 いていたとはいえ その 隠 遁 への 思 いも 一 様 ではなかった 隠 遁 するに 相 応 し い 場 所 をあれこれ 物 色 していたがなかなか 決 心 がつかなかった 杜 甫 が 隠 遁 地 を 探 した 経 緯 を 自 ら 詠 じている 詩 がある 0724_ 西 枝 村 に 草 堂 を 置 く 地 を 尋 ね 夜 賛 公 の 土 室 に 宿 す 二 首 其 一 である 詩 題 からも 明 らかなようにその 時 杜 甫 は 賛 公 ( 賛 上 人 )と 一 緒 に 隠 遁 すべき 地 を 尋 ね 歩 いたのだった 賛 上 人 は もと 長 安 の 大 雲 寺 の 住 職 であったが 宰 相 であった 房 琯 事 件 '⑺'に 連 坐 してこの 地 に 左 遷 されてい たようだ 杜 甫 も 房 琯 を 弁 護 したことで 左 遷 されたので 賛 上 人 に 対 しては 格 別 な 親 近 感 があったものと 思 われ る'⑻' 二 年 前 の 春 杜 甫 が 長 安 で 反 乱 軍 に 軟 禁 されていたとき 杜 甫 は 上 人 の 僧 坊 に 泊 まったことがあり( 0428_ 大 雲 寺 の 賛 公 の 房 四 首 ) その 当 時 から 上 人 を 深 く 尊 敬 していた 同 じ 秦 州 期 の 詩 に 0823_ 賛 上 人 に 別 る があり 賛 公 は 釈 門 の 老 放 逐 せられてこの 上 国 に 来 たる 異 県 に 旧 友 に 逢 い 初 めて 忻 (よろこ)ぶ 胸 臆 を 写 (は)くを とあり 杜 甫 にとっては 胸 襟 を 開 くことのできる 貴 重 な 友 人 であった 12

14 杜 甫 はまたこの 地 でも 上 人 の 僧 坊 に 泊 まっている( 0722_ 賛 公 の 房 に 宿 す ) その 詩 に あなたは 錫 に 杖 (つ え)つきて 何 すれぞ 此 に 来 たる 相 逢 うて 夜 宿 を 成 す と 言 って 思 いがけない 再 会 を 驚 いている おそらくこ の 時 杜 甫 はここに 隠 遁 する 気 であること 土 地 を 捜 したいことなどを 話 したのであろう そして 一 緒 にたずね 行 く 約 束 ができたのもこの 時 かもしれない 杜 甫 が 誘 いの 手 紙 を 賛 上 人 からもらったのは その 後 であろう 昨 枉 霞 上 作 昨 (さき)に 霞 上 の 作 を 枉 (ま)げてわれにくださり 盛 論 巖 中 趣 そのなかにあなたは 盛 んに 論 ず ( 西 枝 村 あたりの) 巌 中 の 趣 を 0724_ 西 枝 村 尋 置 草 堂 地 夜 宿 贊 公 土 室 二 首 とあることからすれば 杜 甫 がこのたび 西 枝 村 に 草 堂 の 地 を 探 すことにしたのは 賛 上 人 の 誘 いに 導 かれてのこ とだったとわかる 互 いに 尊 敬 し 合 う 二 人 は 手 に 手 を 携 えて 山 深 く 分 け 入 った 難 渋 しながら ある 時 にはカズラを 引 っ 張 って 登 り 山 頂 に 立 ったときにはその 高 さに 思 わず 目 がくらむほどであった 日 当 たりのよい 岡 を 求 めて 氷 の 張 って いる 北 側 斜 面 を 登 った 二 人 は 大 きな 藤 や 老 木 に 出 会 うたびに 立 ち 去 りがたく 詩 を 吟 じたり 目 的 はひとまずお いてその 探 索 自 体 が 楽 しいものだった 怡 然 共 攜 手 怡 然 として 共 に 手 を 携 え 恣 意 同 遠 歩 意 を 恣 (ほしいまま)にして 同 (とも)に 遠 く 歩 む 捫 蘿 澀 先 登 蘿 (かずら)を 捫 (ひ)きて 先 登 するに 渋 り 陟 巘 眩 反 顧 巘 (いただき)に 陟 (のぼ)りて 反 顧 するに 眩 (くら)む 要 求 陽 岡 煖 陽 岡 の 煖 (あたた)かなるを 要 求 し 苦 渉 陰 嶺 沍 陰 嶺 の 沍 (こお)れるを 渉 (わた)るに 苦 しむ 惆 悵 老 大 藤 老 大 の 藤 に 惆 悵 し 沈 吟 屈 蟠 樹 屈 し 蟠 (わだかま)れる 樹 に 沈 吟 す 卜 居 意 未 展 卜 居 意 は 未 だ 展 (の)べず 杖 策 迴 且 暮 策 に 杖 (つえ)つきて 迴 (かえ)れば 且 (まさ)に 暮 れなんとす 同 右 其 一 この 時 は 杜 甫 の 気 持 ちにぴったりくる 隠 居 の 地 は 見 つからず 上 人 の 僧 坊 に 帰 り 着 いたときにはもう 日 暮 れで あった しかし 二 人 は 趣 の 有 りそうな 山 はいくらでもあるとあきらめず 翌 日 はもう 一 度 薄 暗 いときから 西 南 の 別 の 山 あいを 探 してみようと 約 束 したのだった 其 二 に 次 のように 言 う 幽 尋 豈 一 路 幽 なるを 尋 ぬるは 豈 に 一 路 のみならんや 遠 色 有 諸 嶺 遠 き 色 に 諸 (もろもろ)の 嶺 有 り 晨 光 稍 朦 朧 晨 (あさ)の 光 の 稍 (ようや)く 朦 朧 たるとき 更 越 西 南 頂 更 に 越 えん 西 南 の 頂 きを 同 右 其 二 だが 西 枝 村 には 結 局 良 いところは 見 つからなかった 前 回 山 の 北 面 を 登 ったのがよほど 杜 甫 にはこたえたらしい 五 十 を 前 にして 足 腰 が 弱 ってきたこともあるが この 時 期 が 晩 秋 だったことも 関 係 しているのかもしれない 次 の 0725_ 賛 上 人 に 寄 す の 詩 では どうしても 日 当 たりの 良 いところがあきらめきれない 様 子 である しかも 高 い 山 を 北 側 に 背 にしていれば 南 側 は 日 溜 まりとな 13

15 る そんな 場 所 が 見 つかればそれこそ 理 想 で 早 速 土 地 を 買 って 茅 葺 きの 家 を 建 てるのにと 杜 甫 の 口 調 はくや しげでもあり 弁 解 がましくもある 一 昨 陪 錫 杖 一 昨 は あなたの 錫 杖 (シャクシ ョウ)に 陪 し 卜 鄰 南 山 幽 隣 を 卜 す 南 山 の 幽 なるに 年 侵 腰 腳 衰 年 の 侵 して われは 腰 や 脚 の 衰 うれば 未 便 陰 崖 秋 陰 の 崖 の 秋 には 未 だ 便 ならず 重 岡 北 面 起 重 なれる 岡 (やま)の 北 面 に 起 これば 竟 日 陽 光 留 竟 日 陽 光 は 留 まらん 茅 屋 買 兼 土 茅 屋 は 買 うに 土 を 兼 ぬれば '⑼' 斯 焉 心 所 求 斯 (すなわ)ち 焉 (ここ)ぞ 心 の 求 むる 所 なり 0725_ 寄 贊 上 人 そして 実 際 そんな 理 想 的 な 土 地 があることを 聞 きつけた そこは 西 枝 村 のさらに 西 にある 谷 間 の 村 で 杉 (コ ウヨウザン)や 漆 がよく 茂 っている と 言 ってもこの 時 期 漆 の 鮮 やかな 紅 葉 はもうすっかり 落 葉 しつくし 森 の 奥 まで 暖 かい 日 射 しが 入 り 込 んでいたろう それにたとえ 石 混 じりで 収 穫 の 少 ない 畑 であっても ささやかな 隠 遁 生 活 を 送 るには 十 分 である そんな 情 景 をひとたび 思 い 浮 かべると この 地 の 長 雨 が 終 わるのも 長 患 いの 歯 痛 が 治 まるのも 待 てないほど 早 く 駆 けつけたくなってくる 近 聞 西 枝 西 近 ごろ 聞 く 西 枝 の 西 に 有 谷 杉 桼 稠 谷 有 りて 杉 と 桼 ( 漆 )の 稠 (おお)く 亭 午 頗 和 暖 亭 午 は 頗 る 和 暖 にして 石 田 又 足 收 石 田 は 又 た 収 むるに 足 ると 當 期 塞 雨 乾 当 (まさ)に 期 す この 塞 の 雨 の 乾 き 宿 昔 齒 疾 瘳 宿 昔 の 歯 の 疾 (やまい)の 瘳 (い)ゆるときを 同 右 そして 二 人 して 当 地 の 名 所 を 歩 き 回 り 茶 を 供 え 風 流 な 隠 遁 生 活 を 楽 しみながら 老 いていきたいものだと 杜 甫 の 空 想 は 大 きくふくれあがっていくのだった 徘 徊 虎 穴 上 虎 穴 の 上 (ほと)りを 徘 徊 し 面 勢 龍 泓 頭 竜 泓 の 頭 (ほと)りに 面 勢 せん 柴 荊 具 茶 茗 柴 荊 (わがや)に 茶 茗 を 具 え 逕 路 通 林 丘 逕 路 は あなたのすまう 林 丘 に 通 ず 與 子 成 二 老 子 (あなた)とわれと 二 老 と 成 り 來 往 亦 風 流 来 往 すれば 亦 た 風 流 ならん 同 右 実 は 西 枝 村 の 西 にあるこの 谷 村 '⑽'が 西 枝 村 に 次 ぐ 杜 甫 の 二 つ 目 の 隠 遁 の 候 補 地 である ところでこの 西 の 谷 村 は 案 外 開 けた 村 だったかもしれない というのは 先 にも 触 れたが この 村 には 秦 州 名 産 の 漆 が 茂 っているからである 中 国 では 漆 栽 培 の 歴 史 は 相 当 に 古 く 文 献 上 でも 詩 経 以 下 多 くの 記 載 がある 史 記 の 貨 殖 列 伝 では 経 済 性 のある 林 業 経 営 としてすでに 漆 林 の 経 営 をあげているほどである( 陳 夏 の 千 畝 の 漆 は 此 れ 其 れ 人 皆 な 千 戸 侯 と 等 し 巻 一 二 九 ) 唐 代 では 徳 宗 のとき 一 時 期 だが 竹 木 茶 など 14

16 とともに 漆 にも 関 税 がかけられたこともある'⑾' 漢 書 地 理 志 唐 六 典 通 典 食 貨 典 元 和 郡 県 志 新 唐 書 地 理 志 などには その 地 方 の 特 産 や 貢 物 が 記 載 されているが 漆 も 照 葉 樹 林 帯 のあちこちで 重 要 な 貢 物 の 一 つとなっている ただ 秦 州 の 貢 物 が 漆 だとの 記 載 はないが 前 漢 の 桓 寛 塩 鉄 論 巻 一 には 隴 蜀 の 丹 漆 と 旄 羽 のように 蜀 地 とともに 一 括 して 書 いてあり 漢 代 から 秦 州 を 含 む 隴 右 地 方 が 漆 の 産 地 であったこ とがわかる'⑿' そういうことをあれこれ 考 えると 西 枝 村 の 西 の 谷 村 は 決 して 人 界 から 閉 ざされたような 地 ではなく もしも 杜 甫 がその 気 になれば 漆 林 を 経 営 して 隠 遁 生 活 の 糧 にすることができたかもしれないのだ それぐらいは 開 け た 場 所 だったように 思 う 石 田 は 又 た 収 むるに 足 る というように 隠 遁 地 の 農 地 の 生 産 高 または 生 産 性 を 気 にかけていることからしても 杜 甫 が 隠 遁 の 候 補 地 にここを 数 え 上 げたのには 案 外 そういう 漆 林 経 営 を 取 り 巻 く 事 情 も 働 いていたのかもしれない また かの 隠 遁 思 想 の 中 心 人 物 荘 子 は かつて 周 朝 宋 国 の 蒙 で 漆 園 の 小 役 人 であった だから 杜 甫 が 西 枝 村 の 西 の 谷 村 に 漆 が 栄 えていると 聞 いたとき そのことも 隠 遁 のイメージをふくらませる 一 つの 要 素 になったのか もしれない 五 東 柯 谷 西 枝 村 と 西 谷 の 他 にもう 一 つ 杜 甫 が 強 くひかれていた 地 がある 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 六 に 歌 う 東 柯 谷 (トウカコク)である'⒀' そこには 同 族 の 杜 佐 が 既 に 移 住 して 安 定 した 隠 遁 生 活 を 送 っていた 0813_ 示 姪 佐 詩 の 題 下 の( 恐 らくは 杜 甫 の) 原 注 には 佐 の 草 堂 は 東 柯 谷 に 在 り とある 杜 甫 は 秀 峰 に 囲 まれたその 東 柯 をすばらしいところだと 絶 賛 する 晴 れれば 一 片 の 雲 さえ 消 えて 無 くなり 日 が 暮 れかかると つがいの 鳥 がねぐらへ 帰 ってくる 東 柯 好 崖 谷 東 柯 は 好 き 崖 谷 にして 不 與 衆 峰 羣 衆 峰 とは 群 せず 落 日 邀 雙 鳥 落 日 には 双 鳥 を 邀 (むか)え 晴 天 卷 片 雲 晴 天 には 片 雲 巻 く 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 六 俗 世 から 離 れた 良 き 山 谷 を 杜 佐 はしきりに 吹 聴 するが 水 竹 交 わる 清 らかな 景 色 を 独 り 占 めせず 私 にも 平 等 に 分 けてくれよ と 杜 甫 は 戯 れて 歌 う まだ 子 供 たちには 知 らせていないが その 地 で 薬 草 採 りで 生 活 を 支 えなが ら 老 いていくのを 楽 しむつもりになっているのである 野 人 矜 絶 險 野 の 人 ( 杜 佐 )は 絶 険 なるを 矜 (ほこ)るも 水 竹 會 平 分 水 竹 は 会 (かなら)ず 平 らかに 分 かつべし '⒁' 採 藥 吾 將 老 薬 を 採 りて 吾 は 将 に 老 いんとするも 兒 童 未 遣 聞 わが 児 童 らには 未 だ 聞 かしめず 同 右 其 十 六 末 句 の 児 童 らには 未 だ 聞 かしめず という 言 い 方 からすると この 時 の 杜 甫 の 気 持 ちはほとんど 隠 遁 を 決 心 す る 直 前 まで 到 っていたことがわかる 清 の 黄 生 も 末 句 は 即 ち 決 計 の 意 ( 杜 ( 工 部 ) 詩 説 巻 六 )という'⒂' 15

17 この 其 十 六 は 東 柯 谷 の 隠 遁 地 としての 風 景 を 描 いたものである 隠 遁 への 決 心 の 度 合 いは 其 十 六 ほどまで 強 くはないが 其 十 五 でも 東 柯 谷 での 隠 遁 への 思 いを 吐 露 している 遥 か 吐 蕃 の 国 境 近 く この 秦 州 の 地 で 仮 住 まいの 身 となり 秋 を 迎 えているが 未 だ 隠 遁 への 願 いが 遂 げられずに いると 前 半 では 歌 う 未 暇 泛 滄 海 未 だ 滄 海 に 泛 (うか)ぶに 暇 (いとま)あらずして 悠 悠 兵 馬 間 兵 馬 の 間 に 悠 悠 たり 塞 門 風 落 木 ここ 塞 門 は 風 木 を 落 とし 客 舍 雨 連 山 わが 客 舎 は 雨 山 に 連 なる 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 五 その 時 思 い 出 されるのは 先 達 の 阮 籍 (ケ ンセキ)であり 龐 公 (ホウコウ)である 特 に 妻 子 とともに 山 に 隠 れ 薬 草 を 採 集 して 余 生 を 終 えた 龐 徳 公 の 生 き 方 は 杜 甫 の 思 いを 励 ますものであったろう 白 髪 が 生 えて 斑 (まだら)になった 鬢 髪 も 官 に 就 けば 毎 朝 抜 いて 身 なりを 整 えなければならない 出 仕 というものはかくも 人 間 を 拘 束 する 東 柯 谷 に 隠 遁 の 願 いを 遂 げようとするいま そんなことは 必 要 でなくなるのだ 阮 籍 行 多 興 阮 籍 は 行 きて 興 多 く 龐 公 隱 不 還 龐 公 は 隠 れて 還 (かえ)らず 東 柯 遂 疏 懶 東 柯 に 疏 懶 (ソラン)なるを 遂 (と)げんとす '⒃' 休 鑷 鬢 毛 斑 鬢 毛 の 斑 (まだら)なるを 鑷 (ぬ)くを 休 めよ 同 右 其 十 五 このように 歌 う 杜 甫 は 東 柯 谷 で 隠 遁 しようという 気 持 ちを 次 第 に 決 めつつあるように 見 える 秦 州 での 隠 遁 と 一 口 に 言 っても その 時 その 場 所 で 思 いは 揺 れている しかし 杜 甫 の 隠 遁 への 思 いを 萌 し の 段 階 から 次 第 に 強 まり 右 に 揺 れ 左 に 揺 れ そして 急 展 開 して 秦 州 を 去 っていくというように 思 い 込 みへの 強 さを 軸 に 整 理 してみることもできるのである 次 の 其 十 三 では 東 柯 谷 がどんな 場 所 かが 風 景 というよりは 生 活 の 次 元 から 描 いてある 清 の 楊 倫 も 第 三 聯 への 注 で 二 句 には 惟 (ただ)に 山 水 の 幽 勝 のみならず 生 を 謀 り 老 を 娯 (たのし)むの 資 を 兼 ねて 有 するを 見 る ( 杜 詩 鏡 銓 巻 六 )と 述 べる'⒄' 東 柯 谷 はもともと 城 内 の 喧 騒 から 遠 く 離 れた 険 しい 崖 谷 ( 其 十 六 )であっ たが その 村 は 谷 間 にふところ 深 く 抱 かれたわずか 数 十 戸 の 集 落 である 冒 頭 で 傳 道 東 柯 谷 伝 え 道 (い)う 東 柯 の 谷 は 深 藏 數 十 家 深 く 数 十 家 を 蔵 すと 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 三 というが これはいかにも 老 子 の 小 国 寡 民 を 彷 彿 とさせるし 風 水 的 にも 好 ましいようだ さらに 門 を 入 るとす ぐ 家 があり 藤 のカズラでおおわれて 奥 ゆかしげで 川 は 竹 林 に 見 え 隠 れして 流 れている 對 門 藤 蓋 瓦 いえの 門 に 対 (むか)いあいて 藤 はいえの 瓦 を 蓋 (おお)い 映 竹 水 穿 沙 竹 に 映 (かく)されて 水 は 沙 (すな)を 穿 (うが)ちながる 同 右 其 十 三 後 年 成 都 で 杜 甫 が 営 んだ 浣 花 草 堂 は 草 葺 きの 家 だった だがここは 瓦 葺 きのようである これが 風 土 の 違 いに よるものなのか 東 柯 谷 の 集 落 が 浣 花 渓 より 豊 かなのかはよくわからない それはともかく 隠 遁 しようと 考 えて いる 杜 甫 にとって もっと 大 きな 関 心 事 は そこが 農 業 にどのように 適 しているかの 問 題 であったろう 16

18 瘦 地 翻 宜 粟 痩 せ 地 は 翻 (かえ)って 粟 に 宜 (よろ)しく 陽 坡 可 種 瓜 陽 坡 (ヨウハ)は 瓜 を 種 (う)う 可 し 同 右 其 十 三 というが ある 作 物 の 成 長 収 穫 に 痩 せ 地 がプラスに 働 くという 言 い 方 は 管 見 によれば 農 書 などにも 見 いだす ことができない だから 宋 の 趙 次 公 が 粟 を 種 (う)うるは 当 に 肥 えし 地 に 在 るべし 而 るに 瘦 地 の 翻 って 自 ら 粟 に 宜 しというは 東 柯 谷 中 の 地 の 好 からざる 者 無 きを 言 うなり ( 杜 詩 趙 次 公 先 後 解 輯 校 乙 帙 巻 之 七 '⒅') というように この 地 を 賞 賛 するあまり 痩 せ 地 でも 粟 ( 穀 物 )によいのだと 杜 甫 が 強 調 していると 解 したい 陽 坡 は 南 向 きの 斜 面 そこでは 瓜 がとれるという 元 の 王 禎 農 書 はこの 部 分 を 引 いて 種 うるは 陽 地 に 宜 し 暖 ければ 則 ち 長 じ 易 し 杜 詩 の 所 謂 陽 坡 可 種 瓜 とは これなり ( 百 穀 譜 集 之 三 蓏 屬 甜 瓜 )という 同 書 によれば 瓜 類 は 用 途 によって 果 物 としての 果 瓜 と 野 菜 としての 菜 瓜 に 大 別 できるというが 杜 甫 が 話 題 にしている 東 柯 谷 の 瓜 を 王 禎 は 果 瓜 の 類 と 考 えていたようである それに 対 して 明 の 徐 光 啓 は 王 禎 のその 部 分 を 農 政 全 書 巻 二 七 樹 藝 蓏 部 白 瓜 の 条 で 引 く ということは 杜 甫 の 瓜 を 白 瓜 ( 越 瓜 = 冬 瓜 ) すなわち 菜 瓜 の 類 と 見 なしていたことになる このように 杜 甫 の 言 う 瓜 は 果 物 類 か 野 菜 類 か 截 然 と しない 面 もあるが いずれにせよ 東 柯 谷 の 斜 面 では 瓜 も 作 れるということで 農 業 の 方 面 から 隠 遁 地 としての 条 件 を 備 えていることを 杜 甫 は 確 認 しようとしている もともと 瓜 を 植 えるという 行 為 には 無 位 無 官 となった 召 平 が 瓜 を 植 えて 生 計 を 立 てたという 故 事 ( 史 記 巻 五 三 )があるように 隠 遁 を 連 想 しやすい だから 杜 甫 がここで 瓜 を 持 ち 出 してきていることで この 詩 には いっそう 隠 遁 的 雰 囲 気 がかもしだされている 最 後 は 桃 花 源 の 故 事 を 用 いて 杜 甫 が 東 柯 谷 での 隠 遁 を 果 たせないのではないかということを 暗 示 して 終 わる 船 人 近 相 報 船 人 近 (ちか)しく 相 い 報 ず 但 恐 失 桃 花 但 だ 恐 る 桃 花 を 失 なわんことを 同 右 其 十 三 桃 花 源 の 故 事 にもとづけば 船 人 は 桃 花 源 を 発 見 した 人 であり 実 際 に 桃 花 源 に 滞 在 し 村 人 の 接 待 を 受 け 桃 花 源 の 生 活 を 体 験 できた 人 である その 点 に 着 目 すれば 杜 甫 にとって 桃 花 源 すなわち 東 柯 谷 への 水 先 案 内 人 は 杜 佐 ということになろう'⒆' 杜 佐 は 其 十 六 では 野 人 は( 東 柯 谷 の) 絶 険 なるを 矜 る のように 野 人 と 呼 ばれていたし 0814_ 佐 が 山 に 還 (かえ)りし 後 に 寄 す 三 首 其 一 では 野 客 の( 東 柯 谷 の) 茅 茨 は 小 さく のように 野 客 と 呼 ばれて いる そしてここでは 桃 花 源 の 故 事 にこと 寄 せて 船 人 と 呼 ばれているのである とすればここは 決 心 をつけかねている 杜 甫 に 杜 佐 が 親 しく 東 柯 谷 へといざなっていることになる それは 0813_ 姪 の 佐 に 示 す 詩 で 君 来 たりて 眼 前 にわれを 慰 む と 詠 じられている 杜 佐 にふさわしい また 旧 (も と)よりきみの 諳 (し)る 疏 懶 なる 叔 (われ)は 汝 が 故 (ことさら)に 相 い 携 うるを 須 (もと)む ( 0814_ 佐 が 山 に 還 りし 後 に 寄 す 三 首 其 一 )とあるように 杜 甫 に 頼 りきられる 杜 佐 の 姿 にも 一 致 する しかし 結 局 はこの 一 番 有 力 だった 候 補 地 も 杜 甫 は 選 ぶことはなかった 六 仇 池 山 17

19 今 まで 紹 介 してきた 東 柯 谷 西 枝 村 その 西 谷 などは かなり 本 気 で 杜 甫 が 隠 遁 の 候 補 地 として 考 えたとこ ろである しかし 次 に 取 り 上 げる 仇 池 (キュウチ) 山 は 秦 州 期 の 詩 を 見 る 限 り 隠 遁 への 願 いを 単 に 吐 露 したに 過 ぎ ないように 見 える もちろんそうであっても それはこの 時 期 杜 甫 の 隠 遁 への 憧 れの 強 さを 示 すものとして 重 要 である 杜 甫 は 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 四 の 前 六 句 で 仇 池 山 がどのような 所 でどこに 在 るのかを 紹 介 する 仇 池 山 は 古 来 より 神 仙 の 住 む 聖 地 の 一 つとして 名 高 い 池 には 神 魚 がいたし はるか 河 南 の 王 屋 山 にある 小 有 天 にも 通 じている 山 頂 には 九 十 九 泉 があり 秦 州 の 西 南 方 向 にあってさほど 遠 くない 其 二 十 に 記 を 読 みて 仇 池 を 憶 う と 言 っていることからすると 杜 甫 は 何 か 古 書 の 記 録 を 読 んでこれらを 書 き 付 け 仇 池 山 に 想 いを 寄 せて いるのだろう そう 推 測 しているのは 仇 兆 鰲 である 萬 古 仇 池 穴 万 古 の 仇 池 の 穴 は 潛 通 小 有 天 潜 (ひそ)かに 小 有 天 に 通 ず 神 魚 今 不 見 神 魚 は 今 は 見 えざるも 福 地 語 真 傳 福 地 なる その 語 は 真 に 伝 わる 近 接 西 南 境 西 南 の 境 に 近 接 し 長 懷 十 九 泉 長 (はるか)に 十 九 泉 を 懐 う 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 四 そして 最 後 に そんな 所 に 一 軒 の 草 屋 をこしらえ 長 生 きをしながら 人 生 を 全 うしたいものだと 詩 を 結 ぶ 何 時 一 茅 屋 何 (いず)れの 時 にか 一 茅 屋 に 送 老 白 雲 邊 老 を 白 雲 の 辺 に 送 らん 同 右 其 十 四 仇 池 のような 所 で 隠 遁 したいと 願 う 詩 はもう 一 首 ある 同 じ 秦 州 雜 詩 の 其 二 十 である これは 第 一 節 です でに 全 文 を 掲 げたが 関 連 部 分 だけを 再 度 示 すと 薬 を 曬 (さら)すに 能 く 婦 (つま) 無 からんや 門 に 応 ずるに 亦 たわが 児 も 有 り 書 を 蔵 するは 禹 穴 (ウケツ)のあるを 聞 き'⒇' 記 を 読 みて 仇 池 を 憶 う の 如 くである 中 国 の 隠 遁 は 日 本 の 隠 遁 と 違 って 家 族 の 絆 を 捨 てるのではなく むしろ 官 を 去 り 野 にあって 家 族 や 一 族 のつながりの 楽 しみをこそ 大 切 にするものである だから 家 族 との 隠 遁 生 活 をイメージするのは 当 たり 前 である だがそれにしても 杜 甫 のこの 妻 や 子 の 描 き 方 は 独 特 な 親 近 感 と 具 体 的 なイメージを 呼 び 起 こす それはともかく 杜 甫 は 秦 州 の 西 北 にある 禹 穴 の 蔵 書 の 伝 聞 に 心 ひかれ また 仇 池 山 に 想 いを 馳 せている 秦 州 滞 在 時 に 書 かれたこれらの 詩 で 幾 ばくか 離 れた 仇 池 山 のことを 持 ち 出 しているのは 初 めにも 述 べたように 隠 遁 地 としては 現 実 味 に 欠 ける 嫌 いがある しかし 秦 州 を 去 ってからの 杜 甫 の 南 下 の 行 程 を 見 てみると 仇 池 山 も 候 補 地 の 一 つとしてまんざらではなかったのではないかと 思 えてくる この 方 面 の 地 理 的 考 証 に 詳 しい 厳 耕 望 氏 によれば 杜 甫 の 行 程 は 殆 ど 亦 た 未 だ 登 臨 するに 及 ばず 只 だ 山 の 東 麓 従 り 擦 過 するのみ '<21>'とあっ て 仇 池 山 のすぐ 近 くを 通 過 しているのである 秦 州 を 去 ろうと 考 え 始 めた 頃 には 南 下 のコースに 仇 池 山 がマ ークされていたのかもしれない 18

20 なぜ 杜 甫 が 仇 池 山 にひかれたのか 詩 には 何 も 表 されていないが 仇 池 山 の 地 理 を 考 えてみるとある 程 度 想 像 がつく 隠 遁 地 としての 仇 池 山 については 厳 耕 望 氏 の 唐 代 交 通 図 考 第 三 巻 秦 嶺 仇 池 区 附 編 三 中 古 時 代 之 仇 池 山 由 典 型 塢 堡 到 避 世 勝 地 '<22>'に 詳 しいが それによれば 仇 池 山 は 漢 から 唐 宋 間 の 史 書 類 にし ばしば 登 場 する 有 名 なところであった 水 経 注 巻 二 十 漾 水 元 和 郡 県 志 巻 二 五 新 唐 書 巻 四 十 な どの 記 載 によれば そこが 壺 を 伏 せたような 丈 の 高 い 台 地 状 の 天 然 の 城 塞 となっており 上 面 には 百 頃 の 肥 沃 な 平 田 があり 水 資 源 が 豊 富 で 塩 が 取 れ 唐 代 でも 人 口 が 二 万 人 強 はいた 自 給 可 能 な 農 業 地 であったことがわかる さらに 南 北 朝 の 動 乱 期 には 多 くの 難 民 達 が 避 難 したという 歴 史 もある 杜 甫 が 仇 池 山 での ほのかな 隠 遁 希 望 を 述 べていたのは そうした 仇 池 山 の 要 害 としての 堅 固 さ 農 産 物 の 豊 富 さ 隠 遁 地 としての 実 績 などを 兼 ね 備 え ていることが 念 頭 にあったからだと 思 われる 七 赤 谷 太 平 寺 これまで 見 てきた 西 枝 村 西 谷 東 柯 谷 仇 池 山 の 隠 遁 地 は 思 い 入 れへの 程 度 の 差 はあるものの いずれも 杜 甫 自 身 がそこへ 隠 遁 したいとはっきり 述 べていたところである たしかに 杜 甫 は 気 が 多 い 人 ではある 次 に 紹 介 する 赤 谷 太 平 寺 は そう 直 接 述 べているわけではないが その 土 地 を 見 ている 杜 甫 の 目 に 隠 遁 地 としてあれこれ 勘 案 している 視 線 を 感 じさせるものである まず 0723_ 赤 谷 西 崦 人 家 の 詩 これは 詩 題 に 言 うとおり 赤 谷 の 西 方 の 山 ( 崦 )にある 人 家 に 杜 甫 が 一 晩 泊 まろうかと 心 ひかれた 経 緯 を 詠 じたものである 実 は 赤 谷 という 地 名 は 杜 甫 の 詩 にもう 一 度 出 てくる それは 0826_ 赤 谷 という 詩 で 杜 甫 が 秦 州 を 去 って 同 谷 へ 向 かう 旅 で 起 点 となった 場 所 である この 二 首 の 詩 は 情 調 がずいぶん 違 うから 同 じ 場 所 でない 可 能 性 もあるが ここでは 暫 時 仇 兆 鰲 の 注 に 従 って 同 じ 場 所 としておく 秦 州 から 西 南 方 向 へ 七 里 下 った 所 にあり その 中 には 赤 谷 川 が 流 れているという'<23>' 詩 に 言 う 躋 險 不 自 安 険 を 躋 (のぼ)りて 自 (おのずか)ら 安 からず 出 郊 已 清 目 郊 に 出 でて 已 に 目 を 清 (きよ)む 0723_ 赤 谷 西 崦 人 家 かくて 赤 谷 に 到 着 すると そこは 溪 迴 日 氣 煖 渓 は 迴 (めぐ)りて 日 の 気 は 煖 (あたた)かく 徑 轉 山 田 熟 径 (みち)は 転 じて 山 田 は 熟 す という 状 態 であった ここで 注 目 しておきたいのは 山 田 は 熟 す とあるように 今 まさに 五 穀 の 実 る 時 期 であ り 谷 間 の 村 ながら 赤 谷 が 豊 かな 山 村 である 点 に 杜 甫 の 関 心 が 向 いていることである さらにそこには 隠 者 が 住 んでいるかのような 一 軒 の 草 屋 があった 鳥 雀 依 茅 茨 鳥 雀 は 茅 茨 に 依 (よ)り 藩 籬 帶 松 菊 藩 籬 (まがき)は 松 と 菊 を 帯 ぶ そこは 武 陵 にある 桃 花 源 のユートピアを 連 想 させるほどに 隠 遁 情 緒 たっぷりで 杜 甫 は 思 わずそんな 草 屋 に 泊 ま ってみたいと 詠 じたのだった 19

21 如 行 武 陵 暮 武 陵 の 暮 れに 行 くが 如 く 欲 問 桃 源 宿 桃 源 を 問 いて 宿 らんと 欲 す 0723_ 赤 谷 西 崦 人 家 この 詩 に 詠 じられた 赤 谷 の 草 屋 を 当 時 隠 遁 を 考 えていた 杜 甫 はずいぶんうらやましげな 目 で 見 ている そして そのとき 同 時 に 農 業 にも 目 配 りしていることを 注 意 しておきたいと 思 う 杜 甫 は 秦 州 滞 在 期 に 病 気 にかかったりもしたが 健 康 なときには 精 力 的 に 名 所 旧 跡 をたずね 回 っている 秋 も 押 し 迫 ったある 日 杜 甫 は 秦 州 郊 外 の 山 中 にある 太 平 寺 を 訪 れた その 寺 には 小 さな 泉 があって 枯 れた 柳 の 根 本 から 湧 き 水 がこんこんと 湧 き 出 ている 杜 甫 はその 噴 泉 に 感 激 して 0726_ 太 平 寺 の 泉 眼 という 詩 を 作 った 二 十 四 句 に 及 ぶ 長 い 詩 を 以 下 のように 歌 い 始 める 招 提 憑 高 岡 招 提 (おてら)は 高 き 岡 に 憑 (よ)り 疏 散 連 草 莽 疏 散 として 草 莽 (くさむら)に 連 なる 出 泉 枯 柳 根 泉 の 出 ずるは 枯 れし 柳 の 根 もと 汲 引 歳 月 古 汲 み 引 かれて 歳 月 古 し 0726_ 太 平 寺 泉 眼 次 にこの 湧 泉 が 醸 し 出 す 不 思 議 な 雰 囲 気 を 述 べる 土 が 少 なくて 石 ばかりのこの 山 一 帯 では 井 戸 を 掘 るのが 難 し く ためにこの 霊 泉 が 得 がたい 存 在 であることを 暗 に 述 べ さらにその 甘 美 なる 泉 質 のすばらしさを 山 頭 到 山 下 山 頭 より 山 下 に 到 り 鑿 井 不 盡 土 井 を 鑿 (うが)つに 尽 (ことごと)くは 土 ならず 取 供 十 方 僧 取 りて 十 方 の 僧 に 供 すれば 香 美 勝 牛 乳 その 香 美 なること 牛 の 乳 に 勝 れり と 称 讃 する また 寒 風 が 吹 いてさざ 波 立 つときの 鏡 のようにものを 映 すときの それぞれの 泉 の 趣 を 述 べた あと 杜 甫 はその 下 流 に 家 を 建 て 泉 のあまり 水 をもらって 薬 草 畑 を 灌 漑 したい と 詩 の 最 後 を 締 めくくる 何 當 宅 下 流 何 (いず)れか 当 に 下 流 に 宅 し 餘 潤 通 藥 圃 余 れる 潤 いもて 薬 圃 に 通 ぜしむべき 三 春 濕 黄 精 三 春 に 黄 精 を 湿 し 一 食 生 毛 羽 一 食 すれば 毛 羽 を 生 ぜん 同 右 黄 精 は 薬 草 の 名 で それを 食 べれば 長 生 不 老 羽 を 生 じて 仙 人 になれるという 杜 甫 は このように 太 平 寺 に 遊 んでその 名 泉 にすっかり 心 を 奪 われ そのすばらしさを 口 を 極 め 多 方 面 から 詠 じたのだった その 時 泉 の 下 流 に 移 り 住 んで 薬 草 畑 を 作 り 不 老 長 寿 の 隠 遁 生 活 を 送 りたいなどと 想 像 してい るのだが こうしたことからも この 時 期 の 杜 甫 が 如 何 に 隠 遁 地 を 捜 すことに 関 心 が 向 いていたかがわかるの である 八 秦 州 を 去 る 今 まで 述 べてきたように この 時 期 の 杜 甫 は 何 かにつけ 隠 遁 へのボルテージが 高 まっており 隠 遁 の 候 補 地 20

22 を 想 像 したり 隠 遁 にふさわしい 場 所 を 尋 ね 歩 いたりしていた それはほとんど 隠 遁 計 画 と 言 っていいものであ った 適 当 な 場 所 が 見 つかりさえすれば 何 時 でも 隠 遁 生 活 に 入 る 準 備 ができていた もしもほんとうに 気 に 入 っ た 場 所 が 見 つかり そして 吐 蕃 侵 入 の 憂 いがなかったなら 杜 甫 は 秦 州 の 地 に 土 地 を 買 って 住 み 着 き そこで 一 生 を 終 えていたかもしれない そうなれば 成 都 入 りすることもなく 浣 花 草 堂 も 築 かれなかったかもしれないの である ところが あれこれ 迷 いはしたものの 結 局 良 い 土 地 は 見 つからなかったし 吐 蕃 侵 冦 の 可 能 性 はますます 高 ま っていった かくて 秦 州 を 離 れる 気 持 ちが 次 第 に 強 まった とはいえ 最 初 からそういう 予 感 がなかったわけでは ない 樹 もまだ 落 葉 せず 寒 蝉 が 鳴 いている 秦 州 入 りの 初 めごろから 杜 甫 は 秦 州 という 前 線 都 市 の 戦 争 前 夜 の 不 穏 な 気 配 を 感 じ 取 っていた そしてせっかく 秦 州 まで 来 たのに ここも 安 住 できる 場 所 ではないかもしれないと 不 安 を 隠 せないでいる そういう 自 分 を 間 もなく 落 ちようとする 木 の 葉 にすがりついている 秋 の 蝉 山 のねぐ らに 一 人 だけ 帰 り 遅 れた 鳥 に 重 ね 合 わせながら 杜 甫 は 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 四 で 次 のように 詠 う 鼓 角 縁 邊 郡 鼓 と 角 ぶえは 縁 辺 の 郡 にあまねし 川 原 欲 夜 時 川 原 夜 ならんと 欲 するの 時 秋 聽 殷 地 發 秋 の 聴 (おと)は 地 を 殷 (うご)かして 発 し 風 散 入 雲 悲 風 はそれを 散 らし 雲 に 入 りて 悲 し 抱 葉 寒 蟬 靜 葉 を 抱 きて 寒 蝉 は 静 かに 歸 山 獨 鳥 遲 山 のねぐらに 帰 るに 独 鳥 は 遅 し 萬 方 聲 一 概 万 方 は 声 は 一 概 なり 吾 道 竟 何 之 吾 が 道 竟 (つい)に 何 (いず)くにか 之 (ゆ)く 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 四 仇 兆 鰲 はこの 詩 の 情 調 を 人 生 一 般 の 悲 しみの 感 慨 にふけっていると 受 け 取 っているが 私 は 楊 倫 が 言 うここ ろは 本 (もと) 乱 を 避 くるに 因 りて 此 に 来 到 するも 仍 お 寧 (やす)らかなる 宇 (いえ) 無 し 亦 た 更 に 何 れの 地 の 足 を 託 すべき 有 らんや ( 巻 六 )と 読 んでいるのに 与 したい 次 の 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 八 では 秋 が 終 るころになっても まだ 自 分 が 帰 り 着 く 場 所 を 見 つけること ができないと 詠 じている 地 僻 秋 將 盡 地 は 僻 にして 秋 将 に 尽 きんとし 山 高 客 未 歸 山 高 くして 客 は 未 だ 帰 らず 塞 雲 多 斷 續 塞 の 雲 は 断 続 すること 多 く 邊 日 少 光 輝 辺 の 日 は 光 輝 少 なし 警 急 烽 常 報 警 急 なることありて 烽 は 常 に 報 じ 傳 聞 檄 屢 飛 伝 聞 することありて 檄 は 屡 (しばしば) 飛 ぶ 西 戎 外 甥 國 西 戎 (トハ ン)は 外 甥 の 国 なり 何 得 迕 天 威 何 ぞわれらが 天 威 を 迕 (おか)すを 得 んや 同 右 其 十 八 仇 兆 鰲 は 二 句 目 の 客 未 歸 について 乃 ち 自 ら 流 離 せるを 歎 ず と 注 する ここでも 吐 蕃 侵 攻 の 危 険 性 が 直 21

23 前 に 及 んでいる 情 勢 と この 地 に 自 分 の 居 場 所 を 見 つけられないという 焦 燥 感 をセットにして 杜 甫 は 詩 を 詠 じ ている 当 初 から 感 じていた 吐 蕃 への 不 安 は 次 の 詩 では 秦 州 を 去 る 決 定 的 な 要 因 になっている 此 邦 今 尚 武 此 の 邦 は 今 武 を 尚 ぶ 何 處 且 依 仁 何 処 (いずこ)にか 且 (しばら)く 仁 に 依 らん 0820_ 寄 張 十 二 山 人 彪 三 十 韻 そして 軍 人 の 太 鼓 と 角 笛 は 街 中 に 響 いて 自 然 界 の 音 を 圧 倒 しているし 吐 蕃 のテントはもう 秦 州 中 都 督 府 の 領 内 の 洮 州 (トウシュウ)の 間 近 まで 来 ている 鼓 角 凌 天 籟 いくさの 鼓 と 角 ぶえは 天 籟 (テンライ)を 凌 (しの)ぎ 關 山 倚 月 輪 関 山 には 月 輪 倚 る 官 壕 羅 鎮 磧 官 の 壕 は 鎮 (まち)と 磧 (すなはら)に 羅 (つらな)り 賊 火 近 洮 岷 賊 の 火 は いましも 洮 (トウ)と 岷 (ヒ ン)に 近 し 同 右 かくて 秋 も 終 わり そろそろ 冬 支 度 の 心 配 をしなければならなくなったころ 杜 甫 はいよいよ 秦 州 を 離 れるこ とを 決 めた 実 はこの 時 点 で 秦 州 を 去 る 決 心 をしたことは 結 果 から 見 ると 正 しかったと 言 える というのは 秦 州 は 先 にもふれたように 吐 蕃 国 境 の 最 前 線 の 一 つで 杜 甫 が 秦 州 を 去 った 三 年 後 の 宝 応 元 ( 七 六 二 ) 年 には 吐 蕃 に 占 領 されてしまったからである'<24>' 杜 甫 の 予 感 は 的 中 したのである もしも 秦 州 を 去 っていなかった ら 杜 甫 は 大 きな 災 難 に 出 くわしたであろう そののち 秦 州 が 唐 の 領 土 に 復 帰 するのは 内 乱 で 吐 蕃 の 勢 力 が 衰 えたためであり 大 中 三 ( 八 四 九 ) 年 およそ 百 年 後 のことであった 秦 州 出 発 の 前 に 心 の 師 であり 友 であった 賛 上 人 に 0823_ 賛 上 人 に 別 る の 留 別 の 詩 を 書 いた 杜 甫 はその 詩 の 冒 頭 から 東 へ 流 れ 去 る 川 が 尽 きるときがないように 自 分 の 流 浪 の 人 生 も 終 わるときがないのではないかと ひどく 悲 観 的 になっている 百 川 日 東 流 百 川 は 日 び 東 流 し 客 去 亦 不 息 客 の 去 りゆくことも 亦 た 息 まず 我 生 苦 飄 蕩 我 が 生 は 飄 (ただよ)い 蕩 (さまよ)うことに 苦 しむ 何 時 有 終 極 何 れの 時 にか 終 り 極 まること 有 らん 0823_ 別 贊 上 人 そして 秦 州 を 去 り 南 下 して 同 谷 に 行 く 理 由 を 年 の 瀬 (まだふた 月 は 先 かもしれないが)をひかえて 食 料 と 寒 さを 心 配 するからだと 述 べている 天 長 關 塞 寒 天 長 くして 関 塞 は 寒 からん 歳 暮 饑 凍 逼 歳 の 暮 れちかければ 饑 えと 凍 えに 逼 (せま)られん 野 風 吹 征 衣 野 の 風 は 征 (たび)の 衣 を 吹 き 欲 別 向 曛 黑 別 れんと 欲 すれば 曛 黒 (ひぐれ)に 向 (なんなん)とす 同 右 この 前 半 の 二 句 は 読 みにくいが 趙 次 公 が 其 の 同 谷 に 往 く 所 以 の 情 は 将 に 歳 暮 の 計 を 為 し 以 て 饑 寒 を 救 わ んとするなり ( 上 掲 書 乙 帙 巻 之 九 )と 解 するのに 従 っておく 家 族 に 寒 い 思 い ひもじい 思 いをさせないため 暖 かい 南 の 同 谷 へ 移 るということは いよいよ 秦 州 を 出 立 す 22

24 る 時 の 詩 0825_ 秦 州 を 発 す でも 繰 り 返 し 述 べている (その 題 下 には 杜 甫 の 原 注 が 乾 元 二 年 秦 州 自 り 同 谷 県 に 赴 く 紀 行 十 二 首 とある '<25>') 無 食 問 樂 土 食 無 くて 楽 土 を 問 い 無 衣 思 南 州 衣 無 くて 南 州 を 思 う そして 今 から 行 こうとする 同 谷 即 ち 漢 源 の 地 一 帯 が'<26>' 如 何 に 温 和 な 気 候 で 食 料 も 豊 かであるかを 言 う 暦 の 上 では 初 冬 の 十 月 に 入 ったというのに そこはまだ 秋 のように 爽 やかで 落 葉 も 始 まっていないし 栗 の 亭 という 地 名 もおいしそうで 聞 こえが 良 い 良 田 もあるし ヤマノイモ 天 然 のハチミツ 冬 のタケノコも 豊 富 だ 漢 源 十 月 交 漢 源 (= 同 谷 ) 十 月 の 交 は 天 氣 如 涼 秋 天 気 は 涼 秋 の 如 し 草 木 未 黄 落 草 木 は 未 だ 黄 落 せず 況 聞 山 水 幽 況 や 山 水 の 幽 なるを 聞 くをや 栗 亭 名 更 嘉 栗 亭 は 名 は 更 に 嘉 し 下 有 良 田 疇 下 には 良 き 田 疇 (たはた) 有 り 充 腸 多 薯 蕷 腸 (はら)を 充 (み)たすに 薯 蕷 (やまのいも) 多 く 崖 蜜 亦 易 求 崖 の 蜜 (はちみつ)も 亦 (ま)た 求 め 易 し 密 竹 復 冬 笋 密 竹 には 復 (ま)た 冬 筍 (ふゆたけのこ)あり 清 池 可 方 舟 清 池 は 舟 を 方 (なら)ぶべし 0825_ 發 秦 州 このように 杜 甫 の 空 想 は 一 旦 新 しい 土 地 へと 思 いを 寄 せるや とどまることなく 大 きくなっていく それと 同 時 に 今 まであんなに 期 待 していた 嘗 ての 隠 遁 の 候 補 地 が 急 に 色 あせて 見 えてくる 杜 甫 は 同 谷 の 魅 力 を 並 べ 立 てたあと 秦 州 がなぜ 魅 力 がなくなったのかを 次 のように 述 べている 谿 谷 無 異 石 渓 谷 には 異 (すぐ)れし 石 無 く 塞 田 始 微 收 塞 田 は 始 めて 微 (わず)かに 収 むるのみ 豈 復 慰 老 夫 豈 に 復 た 老 夫 を 慰 めんや 惘 然 難 久 留 惘 然 (がっかり)として 久 しく 留 まり 難 し 秦 州 は 渓 谷 の 風 景 も 平 凡 で'<27>' 塞 田 即 ちこの 辺 塞 の 地 の 山 田 も 農 産 物 の 収 量 が 極 めて 少 ないからだという しかし 広 い 意 味 での 秦 州 には 西 枝 村 の 西 谷 があり そこを 褒 めて 杜 甫 は 亭 午 頗 和 暖 亭 午 は 頗 る 和 暖 にして 石 田 又 足 收 石 田 は 又 た 収 むるに 足 る 0725_ 寄 贊 上 人 と 言 わなかったか また 秦 州 には 東 柯 谷 もあり そこの 景 色 を 東 柯 好 崖 谷 東 柯 は 好 き 崖 谷 にして 不 與 衆 峰 羣 衆 峰 とは 群 せず 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 十 六 と 絶 賛 し その 畑 地 についても 瘦 地 翻 宜 粟 痩 せ 地 は 翻 (かえ)って 粟 に 宜 しく 陽 坡 可 種 瓜 陽 坡 は 瓜 を 種 (う)う 可 し 同 右 其 十 三 23

25 というように 痩 せ 地 でも 斜 面 地 でも かえって 良 いところばかりを 見 ていたのではなかったか 手 のひらを 返 したようなこの 言 い 方 を 我 々はどのように 理 解 すればいいのだろうか 感 情 の 豊 かな 詩 人 とい うのは 往 々にして 移 り 気 な 人 でもある だからこんな 小 さな 齟 齬 ぐらいで 杜 甫 の 誠 意 を 非 難 するには 当 たらな いのかもしれない いずれにしても 詩 人 の 感 情 の 真 実 には 違 いないのだから 一 方 かく 美 しく 思 い 描 く 同 谷 も 実 は 二 年 前 鳳 翔 の 粛 宗 の 行 在 所 で 杜 甫 が 左 拾 遺 の 官 にあったとき 詩 の 中 で 一 度 言 及 したことがある 知 人 の 韋 評 事 が 同 谷 の 判 官 となって 赴 任 するとき 壮 行 の 詩 を 書 き 送 って 韋 評 事 を 励 ましたのだが そのときの 詩 0505_ 韋 十 六 評 事 が 同 谷 の 防 禦 判 官 に 充 てらるるを 送 る では 同 谷 の 地 を 異 民 族 ( 羌 )の 住 まう 荒 涼 たる 軍 事 拠 点 の 地 だと 見 なしていた 鑾 輿 駐 鳳 翔 みかどの 鑾 輿 (ランヨ)は いま 鳳 翔 に 駐 (とど)まり 同 谷 為 咽 喉 同 谷 はその 咽 喉 (のど)もと 為 り ( 中 略 ) 古 色 沙 土 裂 色 古 びて 沙 (すな)の 土 は 裂 け 積 陰 雲 雪 稠 陰 積 もりて 雲 と 雪 の 稠 (おお)からん 羌 父 豪 豬 靴 羌 (えびす)の 父 らは 豪 豬 (コ ウチョ)の 靴 羌 兒 青 兕 裘 羌 の 児 らは 青 兕 (セイシ )の 裘 (かわごろも) ( 中 略 ) 古 來 無 人 境 そこは 古 来 より 無 人 の 境 にして 今 代 横 戈 矛 今 の 代 (よ)は 戈 矛 (ほこ)を 横 たう この 詩 で 杜 甫 は ずいぶん 韋 評 事 に 同 情 した 口 調 で 乾 ききって 寒 々とした 同 谷 の 様 子 を 描 き 出 している だが この 時 の 杜 甫 は 同 谷 への 自 分 の 認 識 が 後 にそんなに 変 化 するとは ましてや 二 年 後 に 自 らがその 地 を 踏 むこと になろうとは 思 いもしなかったであろう それはともかく 秦 州 からこの 同 谷 への 旅 は 秦 州 での 隠 遁 計 画 を 成 就 できずに 次 なる 隠 遁 の 地 を 目 指 しての 旅 であった そのことは 同 谷 への 旅 を 詠 じた 紀 行 詩 の 一 つ 0834_ 積 草 嶺 の 詩 に 卜 居 尚 百 里 居 を 卜 するは 尚 お 百 里 あり 休 駕 投 諸 彥 駕 を 休 んじて 諸 彦 に 投 ぜん と 詠 じていることから 分 かる 杜 甫 は 同 谷 入 りする 直 前 でこの 詩 を 作 っている 前 掲 の 句 に 続 けて この 南 下 の 旅 が 同 谷 にいる 人 物 から 熱 心 な 誘 いを 受 けたものであることを 次 のように 詠 じている 邑 有 佳 主 人 邑 (むら)に 佳 き 主 人 有 り 情 如 已 會 面 情 は 已 に 会 面 するが 如 し 來 書 語 絶 妙 来 書 は 語 は 絶 妙 なり 遠 客 驚 深 眷 遠 客 のわれは かれより 深 く 眷 (かえり)みらるに 驚 く だが ここ 同 谷 でも 隠 遁 の 夢 は 実 現 しなかった よって 杜 甫 は 家 族 を 引 き 連 れ さらに 西 南 に 下 り 成 都 へ 向 かう 24

26 ことになる 年 の 瀬 も 押 し 迫 った 寒 い 時 期 である ところが 成 都 に 到 着 して 理 想 的 な 地 を 見 つけたら 今 までの 慎 重 さやたくさんの 迷 いとは 対 照 的 に すぐさま 草 堂 造 りに 着 手 している'<28>' そういうことが 可 能 であったのは この 秦 州 同 谷 での 隠 遁 へのシミュレーシ ョンが 一 度 なされていたからではなかったか 天 子 の 側 に 侍 って 天 子 を 補 佐 し 理 想 的 な 政 治 を 実 現 したい この 強 烈 な 気 持 ちを 抱 く 杜 甫 がわずか 一 二 年 の 間 に 侍 臣 の 左 拾 遺 から 地 方 官 へ 左 遷 そして 辞 官 辺 塞 の 異 郷 の 地 での 隠 遁 計 画 さらにその 失 敗 と 人 生 が 急 展 開 していく そしてやがて 成 都 の 温 和 な 農 村 での 隠 遁 生 活 に 入 っていくのである 辞 官 から 隠 遁 へと 軟 着 陸 するために この 秦 州 同 谷 の 二 度 の 挫 折 は 機 能 していたので ある 九 おわりに 私 は 本 章 で 杜 甫 の 隠 遁 志 向 をやや 強 調 しすぎたかもしれない しかし 一 大 決 心 をして 官 を 辞 し 都 を 離 れてやっ てきた 秦 州 で 杜 甫 が 実 際 に 隠 遁 生 活 に 入 ろうと 精 力 的 に 行 動 し 心 の 準 備 を 積 み 上 げていたということは 詩 に 描 かれた 事 実 である しかし 秦 州 での 滞 在 期 間 が 短 く 目 の 前 に 成 都 草 堂 という 大 きな 到 達 点 があるからであ ろうか 秦 州 期 はややもすれば 一 つの 通 過 点 のようにみなされがちである 杜 甫 が 官 を 辞 めた 後 実 際 にこうい う 行 跡 を 取 っていたということは 杜 甫 の 後 半 生 の 意 義 を 考 える 上 で 重 要 な 意 味 があると 思 う 杜 甫 にとって 秦 州 の 持 つ 意 味 は 杜 甫 の 人 生 をそれ 以 前 と 以 後 とで 二 つに 分 ける エポックを 作 るほどのもの だった 後 年 夔 州 に 滞 留 していたとき 杜 甫 は 自 分 の 人 生 を 思 い 起 こして 次 のように 詠 じている 自 我 登 隴 首 我 隴 の 首 (いただき)に 登 りし 自 り 十 年 經 碧 岑 この 十 年 は 碧 の 岑 (みね)を 経 きたり 劍 門 來 巫 峽 剣 門 より 巫 峡 に 来 たりしよりは 薄 倚 浩 至 今 薄 き 倚 (たよ)りにて 浩 として 今 に 至 る 1910_ 上 後 園 山 脚 杜 甫 は 夔 州 に 至 るまでの 流 浪 の 人 生 を 隴 山 越 え つまり 秦 州 以 後 を 起 点 として それから 十 年 ばかりと 数 えて いるのである 杜 甫 の 秦 州 期 以 後 は 基 本 的 に 秦 州 での 生 活 様 式 や 志 向 思 想 感 情 の それぞれの 土 地 でのバリエーション をともなった 繰 り 返 しのように 見 える 杜 甫 という 詩 人 の 後 半 生 の 基 本 構 造 は この 秦 州 期 に 出 来 上 がったので はないかと 思 えるほどである 私 は 本 章 で そのなかでも 生 活 に 関 わるほんの 一 部 分 隠 遁 の 候 補 地 に 関 する 側 面 を 紹 介 したに 過 ぎない だ から この 時 期 杜 甫 には 一 般 的 な 隠 遁 隠 者 への 関 心 も 強 く 当 地 の 隠 者 阮 昉 との 交 流 や( 0710_ 貽 阮 隠 居 0816_ 秋 日 阮 隱 居 致 薤 三 十 束 ) 嵇 康 諸 葛 孔 明 龐 徳 公 陶 淵 明 賀 知 章 孟 浩 然 への 隠 者 批 評 ( 0716_ 遣 興 五 首 )などもあるが それらについては 触 れなかった もう 一 つ 私 が 本 章 で 強 調 したかったことは その 強 い 隠 遁 への 志 が 農 業 への 関 心 と 一 体 となっているというこ とである 私 は 本 章 で 杜 甫 が 隠 遁 へ 言 及 するときには ほとんどいつも 農 業 へも 関 心 を 示 していたことを そ のつど 指 摘 したつもりである 25

27 陶 淵 明 の 例 を 出 すまでもなく 元 来 隠 遁 は 農 業 と 切 っても 切 り 離 せない 関 係 にある 隠 遁 にもいろいろなパ ターンがあって'<29>' 農 事 に 手 を 染 めない 市 隠 的 生 き 方 などもあるが やはり 農 的 生 活 を 営 みながら 隠 遁 の 人 生 を 送 るというのが 最 もオーソドックスな 生 き 方 である それは 謝 霊 運 のように 六 朝 の 大 貴 族 であっても 同 じで ある 大 荘 園 の 経 営 者 でもあった 謝 霊 運 の 農 事 生 業 への 関 心 には 並 々ならぬものがある ただ 杜 甫 の 場 合 は 少 しく 事 情 が 異 なる 杜 甫 の 場 合 は 本 章 でも 挙 げたように 0725_ 賛 上 人 に 寄 す の 詩 に 茅 屋 買 兼 土 茅 屋 は 買 うに 土 を 兼 ぬれば 斯 焉 心 所 求 斯 (すなわ)ち 焉 (ここ)ぞ 心 の 求 むる 所 なり というのが その 理 想 であったろう あまり 豪 華 でもない 住 居 を 土 地 付 きで 購 入 するというのである それは 王 績 や 孟 浩 然 のように 故 郷 に 帰 って 自 分 の 荘 園 で 生 業 を 営 むやりかたではない 故 郷 にも 帰 れず 大 きな 不 動 産 を 買 う 手 持 ちの 金 もなかった 当 時 の 杜 甫 にとって それこそが 唯 一 実 現 可 能 な 手 っ 取 り 早 い そして 最 も 理 想 に 近 い 形 だった このとき 杜 甫 は 外 地 にあって 故 郷 の 荘 園 からの 収 入 も 当 てにできず 左 拾 遺 と 華 州 司 功 参 軍 時 代 にいくら かは 貯 蓄 できたであろう 財 産 も 長 引 く 秦 州 での 客 舎 住 まいによって 目 減 りするばかりであった そんな 杜 甫 にとっては 一 家 の 自 給 のための 幾 ばくかの 畑 地 また 商 品 としての 薬 草 を 作 るための 畑 地 は どうしても 必 要 だったはずである 杜 甫 の 隠 遁 詩 における 農 業 への 関 心 は おそらく 杜 甫 のこうした 個 人 的 な 事 情 も 重 ね 合 わさ っていたのではないか ところが 秦 州 でも 同 谷 でも 挫 折 したそうした 杜 甫 の 理 想 が 二 三 ヶ 月 後 意 外 にも 早 く 実 現 することになった この 苦 しいことのみ 多 かった 乾 元 二 ( 七 五 九 ) 年 の 年 が 明 けるやいなや 成 都 の 浣 花 渓 のほとりで まさに 土 地 付 きの 草 堂 を 手 に 入 れたのである この 幸 運 な 事 態 を 思 いがけない 偶 然 の 事 と 見 ることもできよう 現 に 従 来 の 杜 甫 研 究 は 多 くがそう 見 なしてきた しかし 私 は 先 にも 述 べたように 秦 州 同 谷 での 試 行 錯 誤 があったから こそ 浣 花 渓 での 一 連 の 草 堂 造 りがスムーズに 始 められたのだと 思 う 成 都 草 堂 の 成 功 は 言 わば 三 度 目 の 正 直 だった そしてそれを 準 備 したものとして この 秦 州 期 の 隠 遁 計 画 と 農 業 への 関 心 を 位 置 づけることができる 本 書 の 杜 甫 の 詩 とその 農 的 生 活 についての 考 察 を この 秦 州 期 杜 甫 の 農 業 への 関 心 から 始 める 所 以 である 注 '⑴' 丁 啓 陣 論 杜 甫 華 州 棄 官 的 原 因 杜 甫 研 究 学 刊 二 〇 〇 三 年 第 四 期 '⑵' こうした 見 方 を 強 調 するのは 韓 成 武 氏 の 詩 聖 : 擾 患 世 界 中 的 杜 甫 ( 河 北 人 民 出 版 社 二 〇 〇 〇 年 八 月 ) である 同 書 第 四 章 第 一 節 九 七 一 〇 〇 頁 を 参 照 '⑶' 左 拾 遺 の 時 に 杜 甫 は 岑 参 を 推 薦 している( 2503_ 為 補 遺 薦 岑 參 状 ) 人 材 の 推 挙 は 拾 遺 の 官 の 仕 事 の 一 つである また 成 都 時 代 の 2510_ 説 旱 2501_ 為 閬 州 王 使 君 進 論 巴 蜀 安 危 表 厳 武 幕 府 時 代 の 2511_ 東 西 兩 川 説 などの 情 勢 分 析 や 政 治 論 は 優 れている この 時 の 0632_ 早 秋 熱 に 苦 しみ 堆 (うずたか)き 案 (しょるい)の 相 い 仍 (よ)る の 詩 には 束 帯 して 狂 を 発 し 大 いに 叫 ばんと 欲 す 簿 書 の 何 ぞ 急 に 来 たること 相 い 仍 る とあり 大 量 の 公 文 書 が 次 々と 押 し 寄 せること 26

28 に 発 狂 せんばかりだと 述 べている '⑷' 長 安 まで 八 百 里 とするものは 唐 の 李 吉 甫 元 和 郡 県 図 志 巻 三 九 唐 の 杜 佑 通 典 巻 一 七 四 北 宋 の 楽 史 太 平 寰 宇 記 巻 一 五 〇 など 後 晋 の 劉 昫 (リュウク) 旧 唐 書 巻 四 十 地 理 志 によれば 七 百 八 十 里 '⑸' 杜 甫 が 秦 州 を 選 んだ 理 由 については 主 に 0719_ 秦 州 雜 詩 二 十 首 其 一 の 滿 目 悲 生 事 因 人 作 遠 遊 の 人 に 因 る の 人 が 誰 を 指 すのかをめぐって 李 白 杜 佐 賛 上 人 等 さまざまな 説 が 展 開 されている 蓋 然 性 の 高 い 説 もあるが いずれもまだ 臆 説 の 域 を 出 ていないように 思 われる よってここでは なぜ 秦 州 を 選 ん だのかについては 暫 時 考 察 を 保 留 し 杜 甫 がなぜ 華 州 の 官 を 辞 めたかについてのみ 考 えることにした 拙 論 は 事 実 としての 選 んだ 結 果 について それが 杜 甫 の 詩 と 生 活 にどのような 意 味 を 持 っていたのかという 観 点 からの 考 察 である '⑹' 松 原 朗 氏 は この 時 期 の 長 安 に 対 する 杜 甫 の 感 情 を 恐 らく 杜 甫 には 長 安 に 対 する 反 感 が 少 なく 見 積 も っても 忌 避 の 思 いがあったのであり その 思 いは 杜 甫 が 左 拾 遺 から 華 州 司 功 参 軍 に 左 遷 され また 華 州 司 功 参 軍 を 実 質 的 に 免 官 されたという 官 僚 としての 挫 折 の 経 歴 と 表 裏 の 関 係 にあるものと 思 われる ( 二 八 頁 ) このことが 杜 甫 の 傷 痕 ( 心 的 外 傷 )となって 長 安 を 忌 避 させることになったと 考 えるのが 自 然 であろう ( 五 頁 )と 分 析 しておられ 私 も 氏 の 意 見 に 賛 成 である 杜 甫 の 望 郷 意 識 蜀 中 前 期 ( 中 国 詩 文 論 叢 第 二 二 集 二 〇 〇 三 年 十 二 月 ) '⑺' 谷 口 真 由 実 氏 の 杜 甫 の 社 会 批 判 詩 と 房 琯 事 件 ( 日 本 中 国 学 会 報 第 五 三 集 二 〇 〇 一 年 )を 参 照 '⑻' 陳 貽 焮 著 杜 甫 評 伝 上 中 下 巻 ( 上 海 古 籍 出 版 社 一 九 八 二 一 九 八 八 一 九 八 八 年 ) 杜 甫 詩 の 捉 え 方 や 整 理 の 仕 方 などについてはこの 陳 氏 の 評 伝 に 拠 るところが 大 きい 特 に 隠 遁 地 の 整 理 に 関 する 氏 の 見 解 は 画 期 的 であり 本 稿 もその 基 礎 の 上 に 成 り 立 っている '⑼' 趙 雲 旗 氏 の 唐 代 土 地 買 売 研 究 ( 中 国 財 政 経 済 出 版 社 二 〇 〇 一 年 )には 個 人 的 な 荘 園 ( 田 園 )の 購 入 を 意 味 する 用 語 として 買 置 収 得 立 営 の 六 種 の 言 葉 が 使 われているとの 報 告 がある ( 一 一 〇 一 一 二 頁 ) 杜 甫 の 場 合 は 最 も 分 かりやすい 買 である '⑽' 仇 兆 鰲 注 は 西 枝 村 の 西 の 谷 村 は 同 谷 を 指 すという 清 の 盧 元 昌 の 説 を 引 く 陳 貽 焮 氏 はそれについて 詳 細 な 反 論 を 加 えている 同 氏 評 伝 五 一 二 三 頁 を 参 照 '⑾' このことに 触 れる 記 事 はいくつかあるが たとえば 新 唐 書 巻 五 四 食 貨 志 四 初 德 宗 納 戸 部 侍 郎 趙 贊 議 税 天 下 茶 漆 竹 木 十 取 一 以 為 常 平 本 錢 及 出 奉 天 乃 悼 悔 下 詔 亟 罷 之 など '⑿' 後 魏 の 賈 思 勰 斉 民 要 術 巻 五 の 巻 首 には 種 漆 の 篇 があり 漆 の 植 樹 法 が 記 載 されていたと 考 えられ ている その 巻 首 目 録 には 種 漆 とあるが 該 当 する 篇 内 には 植 樹 法 に 関 する 内 容 が 無 く ただ 漆 器 の 使 用 と 保 管 の 方 法 が 書 かれているだけである 斉 民 要 術 校 釈 / 第 二 版 ( 繆 啓 愉 校 釈 中 国 農 業 出 版 社 一 九 九 八 年 ) 三 一 五 頁 三 四 九 頁 によれば 今 本 が 脱 漏 したか 賈 思 勰 が 書 くはずであったのに 書 かずに 終 わったかであ ろうという '⒀' 東 柯 という 地 名 は 杜 甫 以 前 の 史 書 類 には 見 いだせない 恐 らく 杜 甫 の 詩 から 世 に 広 まったものであろう しかし 宋 代 の 注 釈 家 たちになると そこに 杜 甫 祠 があり それが 杜 甫 の 寓 居 で 姪 の 杜 佐 の 草 堂 だったと 考 えて いた 27

29 李 済 阻 氏 の 杜 甫 隴 右 行 踪 三 題 ( 草 堂 / 杜 甫 研 究 学 刊 一 九 八 六 年 第 一 期 六 三 頁 )には 而 東 柯 故 地 在 今 甘 粛 天 水 県 街 子 郷 柳 家 河 村 ( 又 名 子 美 村 ) 又 在 秦 州 城 東 南 五 十 里 之 外 とある( 同 氏 の 杜 甫 隴 右 詩 中 的 地 名 方 位 示 意 図 杜 甫 研 究 学 刊 二 〇 〇 三 年 第 二 期 四 四 五 一 頁 もほぼ 同 じ) 李 済 阻 氏 は 杜 甫 は 東 柯 谷 に 住 んだと 考 えておられる それは 秦 州 時 期 の 最 後 の 一 時 期 で 杜 甫 が 秦 州 を 離 れたのが 十 月 下 旬 だと すれば 九 十 月 の 大 部 分 を 東 柯 谷 で 過 ごした 但 し 同 谷 へ 出 発 する 直 前 に 秦 州 城 内 にまた 帰 った という 内 容 である( 杜 甫 在 秦 州 的 生 活 及 其 対 創 作 的 影 響 杜 甫 研 究 学 刊 一 九 九 七 年 第 三 期 ) 逆 に 杜 甫 は 東 柯 谷 には 住 まなかったとも 考 えられる 陳 貽 焮 氏 は 杜 甫 の 東 柯 谷 や 杜 佐 の 草 堂 を 描 いた 詩 は みな 杜 甫 が 想 像 して 詠 じたものと 考 えている 私 も 陳 氏 の 見 解 に 与 する 者 であるが 拙 論 においては 実 際 に 住 んだかどうかよりは その 地 を 隠 遁 の 候 補 地 として 杜 甫 がどのように 考 えていたかという 観 点 から 考 察 した '⒁' 仇 注 の 野 人 勿 矜 險 絶 水 竹 會 須 平 分 羨 其 可 避 世 也 の 解 釈 に 拠 る 明 の 王 嗣 奭 の 半 水 半 竹 故 云 平 分 の 解 は 取 らない( 曹 樹 銘 増 校 杜 臆 増 校 巻 三 ) '⒂' 杜 ( 工 部 ) 詩 説 については 本 書 の 凡 例 を 参 照 '⒃' この 詩 は 東 柯 谷 で 作 ったか 秦 州 の 城 内 で 作 ったかで 解 釈 が 分 かれる その 代 表 的 なものを 挙 げると 趙 次 公 が 東 柯 遂 疏 懶 を 東 柯 谷 の 隠 を 遂 げ 得 たるを 言 う と 解 して 前 者 の 立 場 仇 兆 鰲 が 秦 に 在 りて 東 柯 を 羨 むなり と 解 して 後 者 の 立 場 '⒄' 楊 倫 箋 注 杜 詩 鏡 銓 ( 中 国 古 典 文 学 叢 書 ) ( 上 海 古 籍 出 版 社 一 九 八 八 年 ) '⒅' 林 継 中 輯 校 杜 詩 趙 次 公 先 後 解 輯 校 上 下 冊 ( 上 海 古 籍 出 版 社 一 九 九 四 年 ) '⒆' この 船 人 を 杜 佐 と 解 する 論 著 はまだ 見 出 し 得 ないでいる 単 に 船 を 操 る 人 と 解 するのが 普 通 である なぜ なら 多 くが 杜 甫 が 実 際 に 東 柯 谷 に 向 かおうとしている 詩 だと 解 釈 しているからである たとえば 仇 兆 鰲 は 十 三 章 は 東 柯 谷 に 遊 ぶなり と 考 えている 仇 注 の 引 く 趙 汸 注 も 舟 人 に 嘱 して( 東 柯 谷 に) 相 い 近 づけば 即 ち 報 ぜしむ と 述 べている しかし 私 は 陳 貽 焮 氏 と 同 じように 杜 甫 が 秦 州 城 内 で 東 柯 谷 のことを 想 像 して 詩 を 作 っ ていると 考 える 近 も 近 づく 近 くで 近 ごろなどで 解 するものがあるが 私 は 近 しくの 意 で 取 った '⒇' 禹 穴 の 所 在 地 を 諸 々の 旧 説 と 違 って 甘 粛 省 永 靖 県 炳 霊 寺 だとする 李 済 阻 氏 の 説 に 従 う 前 掲 杜 甫 隴 右 行 踪 三 題 六 四 頁 '<21>' 唐 代 交 通 図 考 第 三 巻 台 湾 中 央 研 究 院 歴 史 語 言 研 究 所 一 九 八 五 年 八 三 二 頁 '<22>' 上 掲 書 八 五 三 頁 八 六 一 頁 また 本 巻 秦 嶺 仇 池 区 第 二 二 編 第 一 節 仇 池 山 区 対 外 交 通 路 線 第 二 節 杜 工 部 秦 州 入 蜀 行 程 第 十 三 図 唐 代 仇 池 山 区 交 通 線 杜 工 部 入 蜀 行 程 北 段 合 図 も 参 照 本 書 には 仇 池 山 に 関 する 多 くの 歴 史 資 料 が 引 用 されているので 本 稿 ではそれらの 原 文 を 引 用 することはしなかった なお 仇 池 山 は 今 日 でも 豊 かな 農 産 地 であり その 歴 史 遺 跡 は 省 級 の 文 物 保 護 単 位 となっている '<23>' 仇 注 は 大 明 一 統 志 巻 三 五 鞏 昌 府 の 項 にある 赤 谷 在 秦 州 西 南 七 里 中 有 赤 谷 川 を 引 く 今 の 仇 注 のテキストでは 七 里 を 七 十 里 とするが それは 仇 注 本 の 間 違 いだろう 0826_ 赤 谷 でも 同 じ 箇 所 を 引 くが そこは 正 しく 七 里 に 作 る 七 里 と 七 十 里 の 表 記 の 違 いにもとづいて 一 部 の 注 釈 書 は 0723_ 赤 谷 西 崦 人 家 の 赤 谷 を 秦 州 の 西 南 七 十 里 にある 赤 谷 0826_ 赤 谷 の 赤 谷 を 秦 州 の 西 南 七 里 にある 赤 谷 とし 両 者 を 別 の 場 所 と 考 えている 28

30 また 仇 注 が 同 じ 大 明 一 統 志 から 崦 嵫 山 在 秦 州 西 五 十 里 と 有 るのを 引 いて 西 崦 をその 崦 嵫 山 と 解 しているのは 距 離 上 で 矛 盾 がある よってここでは 西 崦 を 単 なる 西 山 と 解 した '<24>' 新 唐 書 巻 四 〇 地 理 志 四 隴 右 道 : 自 祿 山 之 亂 河 右 暨 西 平 武 都 合 川 懷 道 等 郡 皆 沒 于 吐 蕃 寶 應 元 ( 七 六 二 ) 年 又 陷 秦 渭 洮 臨 廣 德 元 ( 七 六 三 ) 年 復 陷 河 蘭 岷 廓 貞 元 三 ( 七 八 七 ) 年 陷 安 西 北 廷 隴 右 州 縣 盡 矣 大 中 ( 八 四 七 五 九 ) 後 吐 蕃 微 弱 秦 武 二 州 漸 復 故 地 置 官 守 を 参 照 杜 甫 がどのようにして 秦 州 を 去 って 行 く 計 画 を 立 てたかについては 祁 和 暉 譚 継 和 両 氏 の 杜 甫 携 家 入 蜀 原 因 考 察 ( 杜 甫 研 究 学 刊 一 九 八 九 年 第 三 期 四 二 五 六 頁 )が 優 れている '<25>' 杜 工 部 集 ( 宋 本 杜 工 部 集 ) 巻 三 による( 以 下 王 洙 本 と 呼 ぶ) この 題 下 原 注 は 九 家 集 注 杜 詩 補 注 杜 詩 全 唐 詩 杜 詩 詳 注 など 他 の 多 くのテキストにも 付 いている なお 杜 甫 原 注 についての 考 え 方 は 長 谷 部 剛 氏 宋 本 杜 工 部 集 をめぐる 諸 問 題 附 銭 注 杜 詩 と 呉 若 本 について ( 中 国 詩 文 論 叢 第 十 六 集 一 九 九 七 年 八 九 一 〇 四 頁 )に 拠 っている また 同 氏 杜 甫 江 南 逢 李 龜 年 の 唐 代 における 流 傳 について ( 中 国 文 学 研 究 第 二 十 九 集 二 〇 〇 三 年 十 二 月 一 〇 五 一 六 頁 )も 参 考 になる 長 谷 部 氏 は 宋 本 杜 工 部 集 の 第 一 本 の 注 文 はすべて 杜 甫 の 自 注 と 考 えられる とい う 謝 思 煒 氏 の 説 を 紹 介 し 賛 同 しておられるが その 謝 思 煒 氏 の 論 文 宋 本 杜 工 部 集 注 文 考 辨 は 今 は 唐 宋 詩 学 論 集 新 清 華 文 叢 北 京 : 商 務 印 書 館 二 〇 〇 三 年 三 月 九 八 一 一 三 頁 にも 収 載 されている なお 長 谷 部 氏 には 全 唐 詩 本 と 呉 若 本 との 関 係 など 私 信 によってご 教 示 いただいたものが 少 なくない ここに 記 して 氏 への 学 恩 を 謝 するものである '<26>' 旧 唐 書 巻 四 十 地 理 志 に 武 德 元 年 置 成 州 領 上 祿 長 道 潭 水 三 縣 天 寶 元 年 改 為 同 谷 郡 乾 元 元 年 復 為 成 州 とあり 新 唐 書 巻 四 十 地 理 志 に 成 州 同 谷 郡 下 本 漢 陽 郡 治 上 祿 とあり 文 苑 英 華 巻 八 〇 四 の 于 邵 漢 源 縣 令 廳 壁 記 に 始 上 祿 縣 更 名 漢 源 とある これらによれば 漢 源 (= 上 祿 )は( 成 州 =) 同 谷 郡 の 中 心 的 な 県 となる つまり 同 谷 = 漢 源 とみなしてよいのである '<27>' 李 宇 林 氏 の 試 論 杜 甫 秦 州 詩 中 的 生 態 環 境 美 ( 杜 甫 研 究 学 刊 二 〇 〇 二 年 第 三 期 六 六 七 一 頁 ) は 植 物 動 物 自 然 環 境 をトータルに 生 態 環 境 としてみる 立 場 から 杜 甫 が 秦 州 の 生 態 環 境 の 美 しさをいかに 口 を 極 めて 表 現 しているかを 分 析 している '<28>' 拙 論 生 業 をうたう 浣 花 草 堂 時 代 の 杜 甫 ( 中 国 読 書 人 の 政 治 と 文 学 林 田 慎 之 助 博 士 古 稀 記 念 論 集 編 集 委 員 会 編 創 文 社 東 京 二 〇 〇 二 年 十 月 二 八 二 三 〇 九 頁 ) 杜 甫 の 浣 花 草 堂 その 外 的 環 境 地 理 的 景 観 について ( 中 唐 文 学 会 報 二 〇 〇 二 好 文 出 版 東 京 第 九 号 二 〇 〇 二 年 十 月 三 七 六 二 頁 ) を 参 照 いずれも 本 書 第 Ⅱ 部 に 収 録 '<29>' 拙 論 の 唐 代 の 隠 士 群 と 隠 遁 パターン ( 中 国 文 学 論 集 / 九 州 大 学 第 二 六 号 一 九 九 七 年 十 二 月 一 九 三 六 頁 )と 唐 書 隠 逸 伝 と 唐 代 の 隠 遁 について ( 未 名 第 十 六 号 一 九 九 八 年 三 月 二 七 五 三 頁 ) を 参 照 また 杜 甫 の 隠 遁 思 想 を 全 般 的 に 論 じたものに 劉 長 東 氏 の 論 杜 甫 的 隠 逸 思 想 ( 杜 甫 研 究 学 刊 一 九 九 四 年 第 三 期 八 頁 一 九 二 四 頁 )がある 29

31 第 一 章 秦 州 期 第 二 節 杜 甫 と 薤 (らっきょう)の 詩 秦 州 隠 遁 期 を 中 心 に 一 はじめに 杜 甫 には 薤 (らっきょう)を 詠 じた 詩 が 三 首 ある 一 つめは 秦 州 で 一 族 の 杜 佐 に 薤 を 所 望 した 詩 で 甚 聞 霜 薤 白 甚 (まこと)に 聞 く 霜 おく 薤 (カイ)は 白 きと 重 惠 意 如 何 重 ねてわれに 恵 めよ きみが 意 は 如 何 0814_ 佐 還 山 後 寄 三 首 其 三 と 詠 じる 二 つめは 同 じく 秦 州 で 阮 隠 居 から 思 いがけず 薤 を 三 十 束 もらって 感 激 した 詩 で 盈 筐 承 露 薤 筐 (かご)に 盈 (み)たして 露 おく 薤 (カイ)をきみより 承 (う)く 不 待 致 書 求 書 を 致 してきみに 求 むるを 待 たずして 束 比 青 芻 色 束 は 青 き 芻 (まぐさ)の 色 に 比 し 圓 齊 玉 筯 頭 円 (まど)かなることは 玉 の 筯 (はし)の 頭 に 斉 (ひと)し 0816_ 秋 日 阮 隱 居 致 薤 三 十 束 と 歌 う 三 つ 目 は 夔 州 で 瓜 と 薤 に 野 草 の 蒼 耳 (オナモミ)を 加 えれば ミカンの 味 がして 食 べやすくなると 歌 った 加 點 瓜 薤 間 瓜 と 薤 の 間 に 加 点 すれば 依 稀 橘 奴 跡 依 稀 たり 橘 奴 の 跡 1919_ 驅 豎 子 摘 蒼 耳 の 詩 である この 三 首 は ラッキョウを 人 に 求 め 人 からラッキョウを 贈 られ みずからラッキョウを 食 べる 詩 である 詩 聖 と 冠 され 憂 国 の 詩 人 人 民 詩 人 などとも 称 される 杜 甫 にとって ラッキョウは 確 かに 取 るに 足 りない 小 さな 物 には 違 いない しかしある 時 期 の 杜 甫 の 生 活 には ラッキョウは 大 切 なものだった 本 章 では 隠 遁 生 活 の 一 コマでラッキョウがどのような 意 味 を 持 って 描 かれているかを まずは 考 察 する より 重 要 なのは 詩 におけるラッキョウの 取 り 上 げ 方 が 杜 甫 以 前 と 以 後 では 違 ってくることである 杜 甫 以 後 は 杜 甫 の 描 いた 方 向 を 踏 襲 するものが 多 く 見 受 けられるようになる 杜 甫 を 画 期 としてその 前 後 で 詩 の 詠 じ 方 が 異 なることは いろいろと 指 摘 されているが この 小 さなラッキョウの 詩 でも そのことを 証 することができる 本 章 では そうした 様 々な 面 で 画 期 をなす 杜 甫 詩 の 一 斑 を ラッキョウの 面 から 明 らかにするものである 二 杜 甫 以 前 の 薤 の 詩 杜 甫 以 前 ラッキョウは 文 学 作 品 の 中 でどのように 描 かれ どのようなイメージを 持 っていたか 或 いは 人 間 30

32 生 活 との 関 わりの 中 でどのように 取 り 上 げられていたか 本 論 に 入 る 前 に その 点 を 概 略 ながら 明 らかにしてお きたい 唐 と 唐 以 前 の 詩 ( 先 秦 漢 魏 晋 南 北 朝 詩 や 全 唐 詩 )についていえば 杜 甫 以 前 のラッキョウの 詠 じ 方 は 固 定 していて 以 下 の 三 つしかない 一 つは ラッキョウの 葉 の 上 におく 露 薤 露 (カイロ)である それが 消 えや すいことから 人 間 のはかない 命 がイメージされ 挽 歌 を 指 すようになった 楽 府 の 名 でもあり 人 の 死 を 指 すこ ともある 二 つめは ラッキョウの 葉 から 書 体 をイメージしたもの 梁 の 庾 肩 吾 (ユケンコ )の 詠 風 詩 に 掃 壇 聊 動 竹 吹 薤 欲 成 書 とあるのが 数 少 ない 例 の 一 つである 三 つめは 楽 府 の 塘 上 行 で 莫 以 魚 肉 賤 棄 捐 葱 與 薤 と 歌 われているもので 魚 肉 に 対 する 蔬 菜 類 の 一 種 として 取 り 上 げてある 作 者 は 魏 の 文 帝 の 甄 皇 后 または 魏 の 武 帝 とされる 杜 甫 以 前 の 詩 ではこの 三 つの 取 り 上 げ 方 しかなく しかも 薤 と 言 えばほとんどが 最 初 の 挽 歌 系 のイメージである 次 に 賦 のジャンルを 視 野 に 入 れると 帰 隠 した 故 郷 の 農 園 で 栽 培 される 霜 を 帯 びた 白 ラッキョウ という 新 た なイメージが 出 てくる 西 晋 の 潘 岳 の 閑 居 賦 に 綠 葵 含 露 白 薤 負 霜 とあり さらにそれを 踏 まえた 南 朝 宋 の 謝 霊 運 の 山 居 賦 に 綠 葵 眷 節 以 懷 露 白 薤 感 時 而 負 霜 とあるのがそれである このほか 詩 賦 以 外 のジャンルにも 視 野 を 広 げると 薤 にまつわるエピソードには 以 下 のようなものがある ( 同 時 に 原 文 も 示 すが 出 典 が 複 数 あるものは 一 応 標 準 的 なもので 示 した ) 前 漢 の 龔 遂 (キョウスイ)は 渤 海 太 守 だったとき 民 に 農 業 と 養 蚕 を 奨 励 し 農 民 それぞれに 一 本 のニレの 木 百 本 の ラッキョウ 五 十 本 のネギ 一 畦 のニラを 植 えさせた ( 龔 遂 ) 勸 民 務 農 桑 令 口 種 一 樹 楡 百 本 薤 五 十 本 蔥 一 畦 韭 家 二 母 彘 五 雞 ( 漢 書 巻 八 九 循 吏 伝 ) 後 漢 の 龐 参 (ホウサン)は 漢 陽 郡 の 太 守 になったとき まず 郡 人 の 任 棠 (シ ントウ)に 面 会 した 任 棠 は 一 本 の 大 きなラッ キョウと 一 盂 (はち)の 水 を 門 前 に 置 き 自 分 の 孫 を 抱 いて 門 下 に 伏 せただけだった 龐 参 に 尋 ねられてようやく 水 を 置 いたのは 清 廉 であって 欲 しいから 大 きなラッキョウを 抜 いてきたのは 豪 族 の 勢 力 を 除 いて 欲 しいから 門 前 で 孫 を 抱 いていたのは 孤 児 を 憐 れんで 欲 しいから と 答 えたという 拜 參 為 漢 陽 太 守 郡 人 任 棠 者 有 奇 節 隱 居 教 授 參 到 先 候 之 棠 不 與 言 但 以 薤 一 大 本 水 一 盂 置 戸 屏 前 自 抱 孫 兒 伏 於 戸 下 主 簿 白 以 為 倨 參 思 其 微 意 良 久 曰 棠 是 欲 曉 太 守 也 水 者 欲 吾 清 也 拔 大 本 薤 者 欲 吾 擊 強 宗 也 抱 兒 當 戸 欲 吾 開 門 恤 孤 也 ( 後 漢 書 巻 五 一 龐 参 伝 ) 三 国 時 代 の 李 孚 (リフ)がまだ 学 生 だったころ ラッキョウを 植 えて 生 計 を 為 そうとしていた 自 分 の 郡 の 人 民 が 飢 えで 苦 しみ 欲 しがるものがいたが 一 本 も 与 えず 自 分 も 食 べなかった だから 李 孚 は 当 時 の 人 から 自 分 の 意 志 を 貫 徹 できる 人 物 だと 評 価 されたという ( 李 孚 ) 孚 字 子 憲 鉅 鹿 人 也 興 平 中 本 郡 人 民 饑 困 孚 為 諸 生 當 種 薤 欲 以 成 計 有 從 索 者 亦 不 與 一 莖 亦 不 自 食 故 時 人 謂 能 行 意 ( 三 国 志 魏 書 巻 十 五 賈 逵 伝 引 魏 略 列 伝 ) 世 説 新 語 には ラッキョウに 関 わる 以 下 の 二 つの 逸 話 が 収 められている 東 晋 の 桓 温 (カンオン)の 宴 席 でのこと 蒸 したラッキョウ( 烝 薤 蒸 薤 )が 出 され 参 軍 職 のある 人 物 が 箸 で 取 ろ うとしたがなかなか 取 れなかった 彼 は 最 後 まであきらめず 同 席 した 者 たちに 笑 われたという 31

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