<4D F736F F D20824F C8E AAA93AA8CBE814596DA8E9F2E646F63>

Size: px
Start display at page:

Download "<4D F736F F D20824F C8E AAA93AA8CBE814596DA8E9F2E646F63>"

Transcription

1 2 中小事業所における交代制勤務者の高血圧症等心血管系障害の基礎的研究 研究者 ( 代表者 ) 清水聡小川赤十字病院内科部長 宮崎大学医学部社会医学講座公衆衛生学分野大学院生 -85-

2 中小事業所における交代制勤務者の高血圧症等心血管系障害の基礎的研究小川赤十字病院清水聡 要旨 中小事業所では 交代制勤務者 ( シフトワーカー ) が数多く それらは 睡眠障害のみならず 高血圧症等心血管系の問題を抱えていることが多い 産業医は これら勤務者の健康管理において 生活習慣や服薬タイミング等の指導を行うが シフトワーカーに関する文献は少ない 今回 シフトワーカーにおける血圧 心拍数 自律神経 ( 交感神経 副交感神経 ) 活動の概日リズムを計測し シフトワークによる不規則な生活がこれらの心血管系へどのように影響を及ぼしているか検討した 結果としてシフトワーカーにおいて 夜勤時の血圧は夜間勤務時間帯高値となり 日勤時と逆の日内変動を示した この変動は 交感神経活動の日内変動と類似し 血圧の変動は交感神経活動に依存するものと示唆された また 夜勤時副交感神経活動が一日を通し低値を示した このことは 夜勤時は緊張状態が持続し 循環器系のみならず消化器系への影響も示唆された 次に高血圧症を伴うシフトワーカーの服薬タイミングについて検討した 結果として一日 1 回服用タイプの降圧薬は 朝服用 就業前服用で効果に差は認めないものと思われた 次にメラトニン受容体アゴニスト ( ラメルテオン ) が シフトワーカーの概日リズムに与える影響を検討した ラメルテオンは 健常交代制勤務者の夜勤時の血圧に影響を与えなかったが 夜勤後休息前に服用することにより交感神経活動を低下させた このことから夜勤後の緊張状態を低下させることが示唆された 本文 Ⅰ 交代制勤務者の日勤時 夜勤時の自律神経活動と血圧変動 対象および方法 対象は 交代制勤務者 1 名 ( 男性 4 名 女性 6 名 年齢 32.4±7.82 才 ) 方法は 日勤日 夜勤日において 24 時間自由行動下血圧およびホルター心電図を同時測定した ( フクダ電子 FC2,FCM2) 24 時間自由行動下血圧は 2 時間おきにリバロッチ コルトコフまたはオシロメトリック法で測定した 自律神経活動の計測はホルター心電図より得られた 1 時間おきの心電図の RR 間隔データ (512 サンプル 血圧測定時は自律神経への影響を避けるため血圧測定前を採取 ) を高速フーリエ変換法を用いスペクトル解析を行った.148~.398Hz の高周波成分 (HF) と.39~.148Hz の低周波成分 (LF) の power spectrum density を求め HF を副交感神経 LF と HF の比 (LF/HF) を交感神経活動の指標とした -87-

3 結果 [ 血圧 ] 血圧の日内変動は 収縮期血圧 拡張期血圧共に 日勤時は日中 ( 就業時 ) 高値 夜間 ( 非就業時 ) 低値のいわゆる Dipper 型の日内変動を呈した 一方夜勤時は 日中 ( 非就業時 ) 低値 夜間 ( 就業時 ) 高値の二相性の日内変動を示した (Fig.1) 24 時間の収縮期血圧 拡張期血圧の平均値は 日勤時と夜勤時の間に差は認めなかった ( 収縮期血圧 :119. ± 19.8.v.s123.52±19.82, mean±s.d.mmhg,n.s)( 拡張期血圧 :79.35± 2.36v.s.85.25± 22.8, mean±s.d.mmhg, ) また 日勤時の昼間就業時の収縮期血圧は ±18.65mmHg で 非就業時の ±16.86mmHg に比し有意の高値 (P<.1,t-test) を示し 夜勤時の夜間就業時の収縮期血圧は ±17.81mmHg で 日中非就業時の 12.87±21.43mmHg に比し有意の高値 (P<.5,t-test) を示した (Fig.2) 拡張期血圧も同様の傾向で 日勤時の昼間就業時の拡張期血圧は 89.85±19.4mmHg で 非就業時の 68.27±15.25mmHg に比し有意の高値 (P <.1,t-test) を示し 夜勤時の夜間就業時の収縮期血圧は 88.78±2.28mmHg で 日中非就業時の 81.7±23.32mmHg に比し有意の高値 (P<.1,t-test) を示した (Fig3) [ 交感神経活動 ] 交感神経活動は 日勤時は日中就業時高値 夜間非就業時低値 一方 夜勤時は日中非就業時低値 夜間就業時高値の二相性の日内変動を示した (Fig.4) これは 血圧の日内変動パターンに類似した また 交感神経活動は日勤時と夜勤時の間に差は認めなかった 日勤時の昼間就業時の交感神経活動は 6.21±4.29 で 非就業時の 3.2±3.1 に比し有意の高値 (P<.1,t-test) を示し 夜勤時の夜間就業時の交感神経活動は 5.52±4.37 で 日中非就業時の 3.7±3.11 に比し有意の高値 (P<.1,t-test) を示した (Fig.5) [ 副交感神経活動 ] 副交感神経活動は 日勤時は日中就業時低値 夜間非就業時高値の二相性を示した 一方夜勤時は 日中非就業時と就業後 1 時間位でやや上昇するが 一日を通し低値を示した (Fig.6) 副交感神経活動は日勤時 562.8± に比し夜勤時 ± と有意な低値を認めた (P<.1,t-test) 日勤時の昼間就業時の副交感神経活動は ± で 非就業時の ± に比し有意の低値 (P<.1,t-test) を示し 夜勤時の夜間就業時の副交感神経活動は 296.± で 日中非就業時の ±21.38 と有意差を認めなかった (Fig.7) まとめ 1 夜勤時の血圧は夜間勤務時間帯高値となり 日勤時と逆の日内変動を示した この変動は 交感神経活動の日内変動と類似し 血圧の変動は交感神経活動に依存するものと示唆された 2 夜勤時副交感神経活動が一日を通し低値を示した このことは 夜勤時は緊張状態が持続し 循環器系のみならず消化器系への影響も示唆された -88-

4 Ⅱ 高血圧症治療中の交代制勤務者の服薬タイミングの検討 対象および方法 対象は 高血圧症治療中で降圧薬服用中の交代制勤務者 6 名 ( 男性 5 名 女性 1 名 年齢 49.5 ±5.43 才 ) 降圧薬は アンジオテンシン受容体ブロッカー単剤服用 3 名 カルシウムチャンネルブロッカー単剤服用 1 名 アンジオテンシン受容体ブロッカー 利尿薬配合剤 1 名 アンジオテンシン受容体ブロッカーおよびカルシウムチャンネルブロッカーの 2 剤服用 1 名でいずれも一日 1 回朝服用を指示されていた 方法は 夜勤日において 降圧薬を朝服用および就業前服用時において 24 時間自由行動下血圧をそれぞれ測定した ( フクダ電子 FC2,FCM2) 24 時間自由行動下血圧は 2 時間おきにリバロッチ コルトコフまたはオシロメトリック法で測定した 結果 夜勤就業時の収縮期血圧は 降圧剤朝服用時は ±2.68mmHg で降圧剤就業前服用時の ±22.53mmHg と有意差は認めなかった また 夜勤休息中の収縮期血圧においても 降圧剤朝服用時は ±18.3mmHg で降圧剤就業前服用時の ±21.73mmHg と有意差は認めなかった (FIG.8) 夜勤就業時の拡張期血圧は 降圧剤朝服用時は 89.±17.86mmHg で降圧剤就業前服用時の 86.61±16.47mmHg と有意差は認めなかった また 夜勤休息中の拡張期血圧においても 降圧剤朝服用時は 95.71±17.73mmHg で降圧剤就業前服用時の 93.82±17.21mmHg と有意差は認めなかった (Fig.9) まとめ 一日 1 回服用タイプの降圧薬は 朝服用 就業前服用で効果に差は認めないものと思われた Ⅲ 交代制勤務者においてラメルテオンの心血管系の概日リズムに与える影響の検討 対象および方法 対象は 交代制勤務者 9 名 ( 男性 2 名 女性 6 名 年齢 32.3±8.29 才 ) 方法は 夜勤日において 勤務後休息前にラメルテオン 8mg. 服用し 24 時間自由行動下血圧およびホルター心電図を同時測定し ( フクダ電子 FC2,FCM2) ラメルテオン服用なしの場合と比較検討した 24 時間自由行動下血圧は 2 時間おきにリバロッチ コルトコフまたはオシロメトリック法で測定した 自律神経活動の計測はホルター心電図より得られた 1 時間おきの心電図の RR 間隔データ (512 サンプル 血圧測定時は自律神経への影響を避けるため血圧測定前を採取 ) を高速フーリエ変換法を用いスペクトル解析を行った.148~.398Hz の高周波成分 (HF) と.39~.148Hz の低周波成分 (LF) の power spectrum density を求め HF を副交感神経 LF と HF の比 (LF/HF) を交感神経活動の指標とした 結果 [ 血圧 ] 夜勤就業時の収縮期血圧は ラメルテオン服用時は ±17.32mmHg で服用なし時の -89-

5 126.15±17.81mmHg と有意差は認めなかった また 夜勤休息中の収縮期血圧においても ラメルテオン服用時は 12.74±2.54mmHg で服用なし時の 12.87±21.43mmHg と有意差は認めなかった (FIG.1) 夜勤就業時の拡張期血圧は ラメルテオン服用時は 87.27±19.52mmHg で服用なし時の 88.78±2.29mmHg と有意差は認めなかった また 夜勤休息中の拡張期血圧においても ラメルテオン服用時は 81.7±23.32mmHg で服用なし時の 8.8±2.93mmHg と有意差は認めなかった (Fig.11) [ 交感神経活動 ] 交感神経活動は 夜勤就業中は ラメルテオン服用時 5.1±4.51 で服用しなかった時の 5.53 ±4.38 と有意差は認めなかった 夜勤後休息中においてはラメルテオン服用時 2.9±2.61 で 服用しなかった時の 3.7±3.11 に比し有意の低値を示した (P<.5,t-test)(Fig.12) [ 副交感神経活動 ] 副交感神経活動は 夜勤就業中は ラメルテオン服用時 38.61±12.47 で服用しなかった時の 296.1± と有意差は認めなかった 夜勤休息中においても ラメルテオン服用時 29.61± で服用しなかった時の ±21.38 と有意差は認めなかった (Fig.13) まとめ 1 ラメルテオンは 健常交代制勤務者の夜勤時の血圧に影響を与えなかった 2 ラメルテオンは 夜勤後休息前に服用することにより交感神経活動を低下させた このことは 夜勤後の緊張状態を低下させることが示唆された -9-

6 mmhg 日勤 (SBP) 日勤 (DBP) 夜勤 (SBP) 夜勤 (DBP) 時 3 時 5 時 7 時 9 時 11 時 13 時 15 時 17 時 19 時 21 時 23 時 Fig.1 交代制勤務者の日勤時 夜勤時における血圧の日内変動 mmhg P<.1 P<.5 就業時 ( 日勤 ) 非就業時 ( 日勤 ) 就業時 ( 夜勤 ) 非就業時 ( 夜勤 ) Fig.2 交代制勤務者の日勤時 夜勤時における就業時 非就業時の収縮期血圧 -91-

7 mmhg 12 P<.1 P< 就業時 ( 日勤 ) 非就業中 ( 日勤 ) 就業時 ( 夜勤 ) 非就業時 ( 夜勤 ) Fig.3 交代制勤務者の日勤時 夜勤時における就業時 非就業時の拡張期血圧 時 3 時 5 時 7 時 9 時 11 時 13 時 15 時 17 時 19 時 21 時 23 時 日勤 夜勤 Fig.4 交代制勤務者の日勤時 夜勤時における交感神経活動の日内変動 -92-

8 12 1 P<.1 P< 就業中 ( 日勤 ) 非就業中 ( 日勤 ) 就業中 ( 夜勤 ) 非就業中 ( 夜勤 ) Fig.5 交代制勤務者の日勤時 夜勤時における就業時 非就業時の交感神経活動 HF 日勤 夜勤 5 1 時 3 時 5 時 7 時 9 時 11 時 13 時 15 時 17 時 19 時 21 時 23 時 Fig.6 交代制勤務者の日勤時 夜勤時における副交感神経活動の日内変動 -93-

9 HF 25 P< 就業中 ( 日勤 ) 非就業中 ( 日勤 ) 就業中 ( 夜勤 ) 非就業中 ( 夜勤 ) Fig.7 交代制勤務者の日勤時 夜勤時における就業時 非就業時の副交感神経活動 mmhg 朝服用就業中就業前服用就業中朝服用休息中就業前服用休息中 Fig.8 高血圧症治療中の交代制勤務者の降圧薬朝服用 就業前服用時の収縮期血圧 -94-

10 mmhg 朝服用就業中就業前服用就業中朝服用休息中就業前服用休息中 Fig.9 高血圧症治療中の交代制勤務者の降圧薬朝服用 就業前服用時の拡張期血圧 mmhg 夜勤就業中 SBP( 服薬なし ) 夜勤就業中 SBP( 服薬あり ) 夜勤休息中 SBP( 服薬なし ) 夜勤休息中 SBP( 服薬あり ) Fig.1 ラメルテオンの収縮期血圧に与える影響 -95-

11 mmhg 夜勤就業中 DBP( 服薬なし ) 夜勤就業中 DBP( 服薬あり ) 夜勤休息中 DBP( 服薬なし ) 夜勤休息中 DBP( 服薬あり ) Fig.11 ラメルテオンの拡張期血圧に与える影響 12 1 P< 夜勤就業中 ( 服薬なし ) 夜勤就業中 ( 服薬あり ) 夜勤休息中 ( 服薬なし ) 夜勤休息中 ( 服薬あり ) Fig.12 ラメルテオンの交感神経活動に与える影響 -96-

12 HF 夜勤就業中 ( 服薬なし ) 夜勤就業中 ( 服薬あり ) 夜勤休息中 ( 服薬なし ) 夜勤休息中 ( 服薬あり ) Fig.13 ラメルテオンの副交感神経活動に与える影響 -97-

No. 1 愛知学院大学 Ⅰ. 緒言 咀嚼行為による自律神経系への活動は 1 咀嚼筋が活動する時の交感神 経の興奮 2 唾液分泌や消化管刺激を生ずる副交感神経の活動 3 味覚や 匂いによる唾液分泌の条件反射があり その複雑性のために咀嚼行為が自 律神経のどの方向に働くかについては 異なった報告がある

No. 1 愛知学院大学 Ⅰ. 緒言 咀嚼行為による自律神経系への活動は 1 咀嚼筋が活動する時の交感神 経の興奮 2 唾液分泌や消化管刺激を生ずる副交感神経の活動 3 味覚や 匂いによる唾液分泌の条件反射があり その複雑性のために咀嚼行為が自 律神経のどの方向に働くかについては 異なった報告がある 学位論文内容の 要約 愛知学院大学 乙第号論文提出者宮澤洋子 論文題目 咀嚼行為の自律神経調節効果 : 若年女性におけるガム咀嚼効果の検討 No. 1 愛知学院大学 Ⅰ. 緒言 咀嚼行為による自律神経系への活動は 1 咀嚼筋が活動する時の交感神 経の興奮 2 唾液分泌や消化管刺激を生ずる副交感神経の活動 3 味覚や 匂いによる唾液分泌の条件反射があり その複雑性のために咀嚼行為が自 律神経のどの方向に働くかについては

More information

微小粒子状物質曝露影響調査報告書

微小粒子状物質曝露影響調査報告書 (7)PM 2.5 抽出物が高血圧ラットの呼吸 循環機能に及ぼす影響に関する研究 要旨大気環境中の浮遊粒子状物質の吸入により 呼吸器系のみならず心臓血管系に対するリスクが高まることが指摘されているが十分に明らかにされてはいない そこで 心臓血管系の病態モデルとして自然発症高血圧ラット (SHR:Spontaneous Hypertensive Rat) を用いて 抽出物及び 抽出物の影響について気管内投与を行い検討した

More information

要旨健常者では何事もなく日常行われる体位変換動作が 脳血管障害や頸髄損傷においては起立性低血圧などの調節異常を引き起こす 血圧変動を評価するだけではなく簡便かつ有効な手段で自律神経機能を評価することができれば起立性低血圧のリスクをより管理できるのはないかと考えられる 本研究は 立位訓練時の起立性低血

要旨健常者では何事もなく日常行われる体位変換動作が 脳血管障害や頸髄損傷においては起立性低血圧などの調節異常を引き起こす 血圧変動を評価するだけではなく簡便かつ有効な手段で自律神経機能を評価することができれば起立性低血圧のリスクをより管理できるのはないかと考えられる 本研究は 立位訓練時の起立性低血 ティルトテーブルによる体位変換時の 循環 自律神経系の変動 山本裕暉 上田真規大下剛志 松成諒 目 次 要旨 5 Ⅰ. はじめに 51 Ⅱ. 実験方法 51 Ⅲ. 結果 53 Ⅳ. 考察 58 49 要旨健常者では何事もなく日常行われる体位変換動作が 脳血管障害や頸髄損傷においては起立性低血圧などの調節異常を引き起こす 血圧変動を評価するだけではなく簡便かつ有効な手段で自律神経機能を評価することができれば起立性低血圧のリスクをより管理できるのはないかと考えられる

More information

平成18年度厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業)

平成18年度厚生労働科学研究費補助金(労働安全衛生総合研究事業) 平成 22 年度厚生労働科学研究費補助金 ( こころの健康科学研究事業 ) リワークプログラムを中心とするうつ病の早期発見から職場復帰に至る包括的治療に関する研究 分担研究報告書 復職前の夜間睡眠と復職後の経過との関連に関する研究 分担研究者田中克俊 北里大学大学院医療系研究科産業精神保健学教授 研究協力者鎌田直樹 北里大学医学部精神神経科 川島正敏 三菱重工業 ( 株 ) 汎用機 特車事業本部診療所

More information

上原記念生命科学財団研究報告集, 31 (2017)

上原記念生命科学財団研究報告集, 31 (2017) 上原記念生命科学財団研究報告集, 31 (2017) 11. 漢方 : 気の異常における診察法と治療のエビデンス構築 長井篤 島根大学医学部臨床検査医学 Key words: 気の異常, 漢方薬, 脳ドック, 自律神経検査, エビデンス 緒言近年 漢方薬の効果が認知され 副作用も少ないという理由から 臨床的局面で処方される頻度が高くなってきた 漢方医学が西洋医学と異なる点として 適切な処方を選択する際に特殊な理論や西洋医学とは異なる診察法を使うことで

More information

日本小児循環器学会雑誌 4巻2号255 259頁 1988年 心電図R R間隔変動の周波数分析 自律神経機能検査としての検討 昭和63年5月21日受付 昭和63年7月6日受理 長崎大学医学部小児科 小 key word Heart rate fluctuation 野 Component 要 靖 analysis 彦 Autonomic nervous system 旨 高校1年生の心電図R R間隔変動幅時系列の周波数分析を行い

More information

LECTURES とを強く示唆する 唆する B Cry 遺伝子欠損マウス Cry1 / Cry2 / マウ VI α-アドレナリン性血管収縮の日内リズムと圧 反射ゲイン A Calponin ス Cry はサーカディアンリズムに不可欠な遺伝子 / マウス で あ る こ と が 広 く 知 ら れ て お り 16, 17 これまでの話で calponin / マウスのように Cry1 /

More information

調査 統計 歯科心身症患者における自律神経機能の評価 - 心拍変動に対する周波数解析を用いた検討 - 1, 三輪恒幸 * 天神原亮 ) 小笠原岳洋 ) 渡辺信一郎 ) 亀井英志 ) 1) 東京歯科大学臨床検査学研究室 ) 長栄歯科クリニック 抄録目的 : 長栄歯科クリニックでは 歯科心身症が疑われる

調査 統計 歯科心身症患者における自律神経機能の評価 - 心拍変動に対する周波数解析を用いた検討 - 1, 三輪恒幸 * 天神原亮 ) 小笠原岳洋 ) 渡辺信一郎 ) 亀井英志 ) 1) 東京歯科大学臨床検査学研究室 ) 長栄歯科クリニック 抄録目的 : 長栄歯科クリニックでは 歯科心身症が疑われる 歯科心身症患者における自律神経機能の評価 : 心拍変動 Title に対する周波数解析を用いた検討 三輪, 恒幸 ; 天神原, 亮 ; 小笠原, 岳洋 ; 渡辺, 信一郎 ; Author(s) 亀井, 英志 Journal 日本口腔検査学会雑誌, (1): 7-1 URL http://hdl.handle.net/13/19 Right Posted at the Institutional Resources

More information

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 教授教授 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 教授 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 教授教授 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 教授 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial ( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial Hyperglycemia-Induced Pathological Changes Induced by Intermittent

More information

Microsoft Word - tohokuuniv-press web_.pdf.docx

Microsoft Word - tohokuuniv-press web_.pdf.docx 報道機関各位 2016 年 2 月 10 日 東北大学大学院医学系研究科 音楽で運動後の心疾患リスクを減らす可能性 ~ 音楽は運動後の副交感神経活動の低下を和らげる ~ 研究概要 東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野の小川佳子 ( おがわよしこ ) 助教 上月正博 ( こうづきまさひろ ) 教授らのグループは 心拍変動解析注 1 を用注 2 いて音楽が運動後の自律神経活動に良い効果をもたらすことを科学的に実証しました

More information

研究報告書レイアウト例(当該年度が最終年度ではない研究班の場合)

研究報告書レイアウト例(当該年度が最終年度ではない研究班の場合) 長寿医療研究開発費平成 25 年度総括研究報告 心拍変動解析を用いた運動療法の効果と自律神経機能の回復度の関係性についての研究 (25-28) 主任研究者小林信国立長寿医療研究センター麻酔科 ( 医長 ) 研究要旨心拍変動解析を用いて高齢者の理学療法の効果を各運動能力の指数のみでなく 自律神経機能の回復の観点からも評価することができるかを確かめる 平成 25 年度はそのための情報収集と予備的データ収集

More information

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会 第 3 章保健指導対象者の選定と階層化 (1) 保健指導対象者の選定と階層化の基準 1) 基本的考え方生活習慣病の予防を期待できる内臓脂肪症候群 ( メタボリックシンドローム ) の選定及び階層化や 生活習慣病の有病者 予備群を適切に減少させることができたかを的確に評価するために 保健指導対象者の選定及び階層化の標準的な数値基準が必要となる 2) 具体的な選定 階層化の基準 1 内臓脂肪型肥満を伴う場合の選定内臓脂肪蓄積の程度を判定するため

More information

家庭血圧の測定 1 2 回目の差および 2 3 回目の差の検討 * 河邊博史 * 神田武志 広瀬 * 寛 * 齊藤郁夫 高血圧管理における家庭血圧の有用性に関してはすでに多くの報告がみられ 1)-6), わが国の一般臨床においてその利用頻度は着実に増している 一方, 家庭血圧の測定条件に関しては,

家庭血圧の測定 1 2 回目の差および 2 3 回目の差の検討 * 河邊博史 * 神田武志 広瀬 * 寛 * 齊藤郁夫 高血圧管理における家庭血圧の有用性に関してはすでに多くの報告がみられ 1)-6), わが国の一般臨床においてその利用頻度は着実に増している 一方, 家庭血圧の測定条件に関しては, 河邊博史 神田武志 広瀬 寛 齊藤郁夫 高血圧管理における家庭血圧の有用性に関してはすでに多くの報告がみられ 1)-6), わが国の一般臨床においてその利用頻度は着実に増している 一方, 家庭血圧の測定条件に関しては, 2009 年に出された日本高血圧学会のガイドライン 7) に示されているが, 一機会の測定回数に関してはいまだ明確にはなっていない 我々はすでに 1 回目の測定値に比べて 2 回目の測定値は低値を示すことが多いが,

More information

スライド 1

スライド 1 2014 年度空気調和衛生工学会大会知的生産性 Ⅱ 1 オフィスサポート空間の光 視環境が自律神経を介して執務者の疲労 眠気 作業効率に与える影響 慶應義塾大学小川聡慶應義塾大学伊香賀俊治大成建設市原真希大成建設張本和芳慶應義塾大学青木世奈 背景 : 知識創造向上に向けたオフィスづくりの動向 オフィスにおける執務者の知的生産性向上の重要性文 1 アイディア創出の知識創造を高める建築空間が必要文 2

More information

スライド 1

スライド 1 神経系の分類 神経系は その機能の中心になる中枢神経系と 中枢と身体各部を連絡する末梢神経系とに分類される 中枢神経系は脳と脊髄よりなる 末梢神経系は 身体の運動や感覚機能を司る体性神経系と 循環 呼吸 消化などの自律機能を司る自律神経系に分類される 体性神経の求心神経は 皮膚や骨格筋 関節や各種感覚器からの情報を伝えるので 感覚神経と呼ばれる 体性神経の遠心性神経は 骨格筋を支配し運動神経と呼ばれる

More information

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数 -3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 70-74 歳の割合が多く 次いで 60-64 歳 65-69 歳の順となっている 男性 女性 総数 男性 女性 総数 市町村国人 3,197 3,314 4,258 5,562 9,527 8,548

More information

最新 高血圧診療学(立読)

最新 高血圧診療学(立読) Ⅰ 総 論 Hypertension 1. 高血圧とは 1. 高血圧および高血圧症とは 2. 高血圧の定義とその分類 1 1g 1 1 11 12g 1 World Health Organization WHO 140mmHg 90mmHg 2 WHO 140mmHg 90mmHg 2000 2000 the Japanese Society of Hypertension JSH 2000 3

More information

Microsoft Word - …gŠÕ‘°ŒÚ”�.doc

Microsoft Word - …gŠÕ‘°ŒÚ”�.doc 1 初回服用 2 時間後の頭痛の改善率 (%) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 国内 ( 治験 No.160-901) 欧州 ( 治験 No.160-314) 初回服用 2 時間後の頭痛の改善率 (%) 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 国内 ( 治験 No.160-901) 米国 ( 治験 No.160-102) 0 プラセボ

More information

修士論文中間発表(要旨)

修士論文中間発表(要旨) 修士論文 ( 要旨 ) 2009 年 7 月 下肢のマッサージがデイサービス利用高齢者の心理および生理状態に及ぼす影響 指導長田久雄教授 国際学研究科老年学専攻 207J6904 山口育子 目次 第 1 章研究の背景 1 1.1 はじめに 1 1.2 先行研究 1 1.3 研究の意義 3 1.4 目的 3 第 2 章方法 3 2.1 対象 3 2.2 手続き 3 2.3 分析方法 5 2.4 倫理的配慮

More information

12 氏 名 こし越 じ路 のぶ暢 お生 学位の種類学位記番号学位授与の日付学位授与の要件 博士 ( 医学 ) 甲第 629 号平成 26 年 3 月 5 日学位規則第 4 条第 1 項 ( 内科学 ( 心臓 血管 )) 学位論文題目 Hypouricemic effects of angiotensin receptor blockers in high risk hypertension patients

More information

Microsoft PowerPoint - 100826上西説明PPT.ppt

Microsoft PowerPoint - 100826上西説明PPT.ppt 牛乳 乳製品摂取とメタボリックシンドローム に関する横断的研究結果発表 説明資料 2010.8.26 調査 研究概要 1 1. 乳業メーカー 4 社の協力で大規模調査を実施 2 牛乳 乳製品とメタボリックシンドロームとの関係を大規模調査で研究 食生活 生活習慣と健康に関する調査研究 概要 調査対象者 20 代 ~60 代の乳業メーカー ( 日本ミルクコミュニティ 明治乳業 森永乳業 雪印乳業 ) 勤務者および家族

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 男子高校生と成人男性におけるネット 依存傾向と衝動性 自律神経系の関与について 208年2月27日 金沢大学附属病院神経科精神科 小野靖樹 はじめに ネット依存は社会的問題になっているが 精神医学では DSM5に暫定診 断があり 最近になりICD-に取り上げられる予定となった 精神疾患 特にADHD 抑うつ 不安との関連は述べられているが いまだ病態や 治療法について十分に解明されていない ネットの使用の仕方も開発の速さに対応して変化する一方

More information

, 2008 * Measurements of Sleep-Related Hormones * 1. * 1 2.

, 2008 * Measurements of Sleep-Related Hormones * 1. * 1 2. 46 2 169 176, 2008 * Measurements of Sleep-Related Hormones * 1. * 1 2. 170 生体医工学 46 巻 2 号 2008 年 4 月 復睡眠を組みあわせた実験が行われてきた 図 2 はこのよ であるグレリンも GH の分泌を促進する 夜間にグレリン うな実験によって得られた成長ホルモン GH コルチゾ は上昇し ソマトスタチンは低下する

More information

康度の評価を実施した また リーグ戦日前後を含む 3 日間における栄養調査を思い出し記述法を用いた調査票を回収した ボウリングプレー時の集中度と全身疲労感の主観的評価は 第 1 タームと第 2 ターム リーグ戦ゲーム前後に毎回測定を実施した 各ターム リーグ戦最終日にはプレー前の安静時において 唾液

康度の評価を実施した また リーグ戦日前後を含む 3 日間における栄養調査を思い出し記述法を用いた調査票を回収した ボウリングプレー時の集中度と全身疲労感の主観的評価は 第 1 タームと第 2 ターム リーグ戦ゲーム前後に毎回測定を実施した 各ターム リーグ戦最終日にはプレー前の安静時において 唾液 高齢者の生涯スポーツ実践における身体運動と組み合わせる牛乳飲用習慣の形成が免疫応答と認知機能へ及ぼす効果 北海道大学大学院教育学研究院人間発達科学分野 : 水野眞佐夫 1. 研究の目的本研究は 運動習慣が未形成である高齢者の男女を対象として 軽強度運動である生涯スポーツ実践の構築を目指した 26 週間にわたる健康ボウリング教室において 週 1 回のリーグ戦プレー時における牛乳飲用が及ぼす安静時の自律神経機能

More information

Embody評価実験

Embody評価実験 Embody 評価実験 11 年 3 月 31 日 1. 今回の実験は, 人, 椅子にとっても高負荷の環境下で行う. 椅子にとっては 時間以上 の使用で被験者の動きが頻繁, 被験者はオンライオンゲームでの対戦ゲームを行う. デー タの安定化を図るために, 被験者は日常的に長時間ゲームに触れているプレイヤー とした.. 実験.1 被験者 性別 年齢 ゲーム平均プレイ時間 ( 一日当り ) ゲーム経歴

More information

<4D F736F F F696E74202D AAE90AC94C5817A835F C581698FE39E8A90E690B6816A2E >

<4D F736F F F696E74202D AAE90AC94C5817A835F C581698FE39E8A90E690B6816A2E > 労災疾病等 13 分野医学研究 開発 普及事業 第 2 期 ( 平成 21 年度 ~ 平成 25 年度 ) 分野名 働く女性のためのメディカル ケア 働く女性における介護ストレスに関する研究 - 女性介護離職者の軽減をめざして - 働く女性健康研究センター 主任研究者中部労災病院女性診療科 神経内科部長上條美樹子 研究の目的 現代社会においては女性労働力の確保は経済復興の大きな柱と考えられ 育児休暇制度や勤務形態の工夫など

More information

疲労負荷作業には, 単純な足し算作業である内田クレペリン検査, および視覚探索作業である Advanced Trail Making Test(ATMT) を交互に 30 分ずつ, 合計 4 時間実施した また回復期には試験室にベッドを設置し,1 時間ベッド上にて安静をとることとした なおその際,

疲労負荷作業には, 単純な足し算作業である内田クレペリン検査, および視覚探索作業である Advanced Trail Making Test(ATMT) を交互に 30 分ずつ, 合計 4 時間実施した また回復期には試験室にベッドを設置し,1 時間ベッド上にて安静をとることとした なおその際, Effects of Sakura (Cherry) Color LED Lighting on Human Fatigue and Comfort 白市幸茂 * 大塚雅生 * 栗山昭彦 * Yukishige Shiraichi Masaki Ohtsuka Akihiko Kuriyama さくら色 LED 照明の照明色である 八重桜色 ソメイヨシノ色 による照明環境下での癒し 快適性についての有用性評価を行った

More information

Presented by Medical*Online

Presented by Medical*Online 58 表2 特殊検査成績 レイン等の降圧系の影響を調べるために プロス タグランジソ合成阻害剤であるindomacin O 1ng ml hr 動脈 血ガス分析 0 2 2 7 ph 52 lng d1 mg day 7 464 Po2 98 O 意の血圧の変動は見られず PRA Pco2 mmhg 2 一一 13 HCO331 3 CCr 局在診断 腹部CTでは右副腎の軽度腫大が認 153 8 ml

More information

図 1. 心電図の波形 ( 出典 : 引用文献 11) 心電図のR 波ピーク毎の間隔 (R-R 間隔 ) を計測し 心拍変動 (Heat Rate Variability) スペクトルを解析することにより自律神経活動の情報を得ることができ 12-13) 心拍変動のパワースペクトル密度関数は 一般的に

図 1. 心電図の波形 ( 出典 : 引用文献 11) 心電図のR 波ピーク毎の間隔 (R-R 間隔 ) を計測し 心拍変動 (Heat Rate Variability) スペクトルを解析することにより自律神経活動の情報を得ることができ 12-13) 心拍変動のパワースペクトル密度関数は 一般的に 環境と健康 ( 第 54 報 ) 1) : 日常勤務における心拍数の ゆらぎ の予備的調査 佐藤英助 岡田洋二 2) 2) 丘島晴雄 1. はじめに : 心拍数のゆらぎすでに20 年くらい前のことであるが 武者利光先生 ( 東京工業大学名誉教授 脳機能研究所代表取締役 ) の新聞記事 未来序曲 2 感性が科学になる -- 音と命に宿る不思議なゆらぎ には 胎児の心拍の周波数も1/f ゆらぎをしていることが分かった

More information

宗像市国保医療課 御中

宗像市国保医療課 御中 平成 20 年度 特定保健指導 積極的支援 アクアドームプログラム報告書 1 1. はじめに 標準的な健診 保健指導プログラム ( 確 定版 ) ( 平成 19 年 4 月厚生労働省健康 局 ) に 医療制度改革大綱 ( 平成 17 年 12 月 1 日政府 与党医療改革協議会 ) を踏まえ 生活習慣病予防の徹底 を図るため 平成 20 年 4 月から 高齢者の医療の確保に関する法律により 医療保険者に対して

More information

Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・

Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・ 都道府県別医療費に関するレーダーチャート等 ( ) 平成 年度 2 ( 平成 年度 ) 医療費に関するレーダーチャート 全傷病 : 医療費 に関するレーダーチャート ( 男性 ) に関するレーダーチャート ( 女性 ) ( 入院 入院外計 ) 1 1 1 5 5 5 入院 入院外 ( 医療費の比率 ) データ : 協会けんぽ月報年次 : 平成 年度注 : 入院外医療費には調剤分が含まれている データ

More information

漢方薬

漢方薬 神経系 Pharmaceutical education for the general public. Advanced level text to learn medicine. 深井良祐 [ 著 ] 1 目次 第一章. 神経系とは P. 3 1-1. 神経系の仕組み P.3 1-2. 神経系の分類 P.4 第二章. 中枢神経 ( 脳で働く神経伝達物質 ) P. 6 第三章. 自律神経 ( 交感神経と副交感神経

More information

発表雑誌 PLOS ONE 論文名 Association between oor glycemic control, imaired slee quality, and increased arterial thickening in tye 2 diabetic atients 2 型糖尿病患者

発表雑誌 PLOS ONE 論文名 Association between oor glycemic control, imaired slee quality, and increased arterial thickening in tye 2 diabetic atients 2 型糖尿病患者 プレスリリース 大阪科学 大学記者クラブ御中 2015 年 4 月 10 日 公立大学法人大阪市立大学広報室 E-mail:t-koho@ado.osaka-cu.ac.j 睡眠障害が糖尿病の血糖改善や血管障害防止に 有効な治療ターゲットであることを解明 < 概要 > 大阪市立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学の稲葉雅章 ( いなばまさあき ) 教授らのグループは 糖尿病の血糖コントロール悪化で睡眠の質の劣化を伴う睡眠障害が引き起こされること

More information

ヒマラヤ学誌 No フンザにおける血圧と加齢との相関に関する追跡調査 石根昌幸 高知医科大学学生 欧米 日本など多くの先進諸国では 年齢が上昇するにつれ 血圧が上昇することが知られている 我々は 第 l次カラコラム医学調査において 血圧と年齢との関連を検討した 今回は第 1次調

ヒマラヤ学誌 No フンザにおける血圧と加齢との相関に関する追跡調査 石根昌幸 高知医科大学学生 欧米 日本など多くの先進諸国では 年齢が上昇するにつれ 血圧が上昇することが知られている 我々は 第 l次カラコラム医学調査において 血圧と年齢との関連を検討した 今回は第 1次調 ヒマラヤ学誌 N フンザにおける血圧と加齢との相関に関する追跡調査 石根昌幸 高知医科大学学生 欧米 日本など多くの先進諸国では 年齢が上昇するにつれ 血圧が上昇することが知られている 我々は 第 次カラコラム医学調査において 血圧と年齢との関連を検討した 今回は第 次調査隊 に引続き カラコラム フンザ地域における 年齢 血圧相関と 高血圧の頻度を日本の場合と比較 検討した その結果 フンザ地域付近で最も近代文明の影響を受けている近接都市G

More information

の略語で, 隣り合う RR 間隔の差を 2 乗し, 合計したものを平均し, 平方根化したもので, 隣り合う RR 間隔の差が大きいほど数値は大きくなる 心電図の短時間解析 (shortterm analysis; 5 min) では, SDNN の低下と RMSSD の低下は, 副交感神経活性の低下

の略語で, 隣り合う RR 間隔の差を 2 乗し, 合計したものを平均し, 平方根化したもので, 隣り合う RR 間隔の差が大きいほど数値は大きくなる 心電図の短時間解析 (shortterm analysis; 5 min) では, SDNN の低下と RMSSD の低下は, 副交感神経活性の低下 筑波技術大学テクノレポート Vol.21 (2) Mar. 2014 心拍変動解析を用いた視覚障害と理学療法臨床実習のストレス評価 松下昌之助 筑波技術大学保健科学部保健学科 要旨 : 視覚障害学生の理学療法臨床実習におけるストレスの変化を 心拍変動による自律神経の定量的測定法 (HRV) を用いて評価した 晴眼者, 理学療法学専攻視覚障害学生各 5 名を対象とした 安静時計測では, 視覚障害学生では心拍数が有意に高く,

More information

事例1

事例1 症例 2 T. O 50 歳男性 160cm 69kg 主訴 : 頭痛 肩こり 倦怠感職業 : コンピューター会社営業課長である 生活背景 : 週 4 回程度 出張で 食事は 外食が多い 朝 5 時 30 分起床し 午前 6 時 30 分に自宅を出て出勤する 帰宅は午後 11 時頃になり 寝酒を飲んで12 時半頃に就眠する 通勤に車を使用している 出張は飛行機 タクシー利用している 食事は フライドチキン

More information

リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと 服用してください しんぼうさいどう 心房細動は 不整脈のひとつです 心房細動になると 心臓が正しいリズムで拍動できな

リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと 服用してください しんぼうさいどう 心房細動は 不整脈のひとつです 心房細動になると 心臓が正しいリズムで拍動できな リクシアナ錠を服用される患者さんへ 監修 : 独立行政法人国立病院機構大阪医療センター臨床研究センター長是恒之宏先生 公益財団法人心臓血管研究所所長山下武志先生 非弁膜症性心房細動の患者さん 医療機関名 LIX1P00600-0CG リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと

More information

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備 山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備群の減少など生活習慣病の予防を図るため 特定健診 保健指導の実施を行うこととされている このことから

More information

1 2

1 2 1 2 4 3 5 6 8 7 9 10 12 11 0120-889-376 r 14 13 16 15 0120-0889-24 17 18 19 0120-8740-16 20 22 21 24 23 26 25 28 27 30 29 32 31 34 33 36 35 38 37 40 39 42 41 44 43 46 45 48 47 50 49 52 51 54 53 56 55 58

More information

3 5 6 7 7 8 9 5 7 9 4 5 6 6 7 8 8 8 9 9 3 3 3 3 8 46 4 49 57 43 65 6 7 7 948 97 974 98 99 993 996 998 999 999 4 749 7 77 44 77 55 3 36 5 5 4 48 7 a s d f g h a s d f g h a s d f g h a s d f g h j 83 83

More information

あなたの血圧目標値 はじめに / 冊子の作り方 mmhg ① 印刷した面を外側にして半分に折ります ② はじめに を一番上にして右側に折った側がくるように重ね 表紙で包むようにし 端をホチキスなどで綴じてください 氏 名 住 所 電 話 年 生年月日 半分に折る 表紙で包むようにする 月 日 綴じる

あなたの血圧目標値 はじめに / 冊子の作り方 mmhg ① 印刷した面を外側にして半分に折ります ② はじめに を一番上にして右側に折った側がくるように重ね 表紙で包むようにし 端をホチキスなどで綴じてください 氏 名 住 所 電 話 年 生年月日 半分に折る 表紙で包むようにする 月 日 綴じる 大日本住友製薬では 患者さんとご家族のために高血圧の合併症予防の情報をホームページでご紹介しております 詳しくは大日本住友製薬ホームページ / 高血圧と合併症 http://kanja.ds-pharma.jp/health/ketsuatsu/ をご覧ください または 高血圧と合併症 で検索してください ユニバーサルデザイン (UD) の考えに基づいた見やすいデザインの文字を採用しています 高血圧と合併症

More information

厳格な血圧コントロールは 高血圧関連合併症を予防するか

厳格な血圧コントロールは 高血圧関連合併症を予防するか 厳格な血圧コントロールは 高血圧関連合併症を予防するか 2016.2.9 東京ベイ 浦安市川医療センター YURI NAKAYAMA 本日の論文 論文の背景 降圧治療により心血管疾患 (CVD) リスクは低下するが 目標収縮期血圧 (SBP) 値は明らかでない 2 型糖尿病患者と対象とした試験 (ACCORD) では 目標 SBP< 120mmHgへの厳格降圧と標準的な

More information

スライド 1

スライド 1 感性情報処理 2014.5.22 参考 : 感性情報処理井口征士著ヒューマンコミュニケーション工学シリーズ電子情報通信学会編 社会的欲求 時代 産業 コンピュータ 価値観 大量生産 労働集約 数値計算 重厚長大 品質管理 多品種少量生産 設備集約情報 知識集約 文字記号処理知識処理 軽薄短小 一品種一品生産 感性集約 感性情報処理 美遊感創 感性社会 ( 人間重視社会 ) 製品設計 情報処理における感性の重要性を認識

More information

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています くすりのしおり内服剤 2014 年 6 月作成薬には効果 ( ベネフィット ) だけでなく副作用 ( リスク ) があります 副作用をなるべく抑え 効果を最大限に引き出すことが大切です そのために この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です 商品名 : バルサルタン錠 20mg AA 主成分 : バルサルタン (Valsartan) 剤形 : 淡黄色の錠剤 直径約 7.2mm 厚さ約 3.1mm

More information

日本看護技術学会誌8巻3号

日本看護技術学会誌8巻3号 Japanese Journal of Nursing Art and Science Vol. 8, No. 3, pp 35 41,2009 原 著 足浴が生体に及ぼす生理学的効果 循環動態 自律神経活動による評価 Physiological Effects of Footbath on Cardiovascular and Autonomic Nervous Functions 1) 金子健太郎

More information

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規 論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に

More information

骨粗しょう症調査

骨粗しょう症調査 2012 年 11 月 13 日 ファイザー株式会社 処方薬の飲み残しに関する意識 実態調査 参考資料 Ⅰ. 調査設計 Ⅱ. 調査結果のまとめ Ⅰ. 調査設計 1. 調査の目的 平成 24 年春の診療報酬改定において による 残薬の確認 が新たに算定要件として加えられてから 半年以上が経過 約 500 億円分ともいわれる飲み忘れ等による薬の無駄をなくし医療費削減に繋げることを目的に導入されたこの 残薬の確認

More information

学生による授業評価のCS分析

学生による授業評価のCS分析 平成 14-15 年度医学部医学科入学者の入学後成績に関する分析 酒見隆信 佐賀大学医学部附属地域医療科学教育研究センター 地域包括医療教育部門 1. 目的 平成 12-13 年度医学部医学科入学者の入学後の成績追跡調査を実施し 入学選抜方法 ( 推薦 前期 後期 ) による入学後の成績 特に卒業時の成績 ( 卒業試験 ) に差を認めない結果を平成 19 年 5 月に報告した 1) 平成 14 年度より

More information

第6章 循環器系

第6章 循環器系 心蔵の生理循 -9 心筋の特性平滑筋不随意筋 心筋 横紋筋骨格筋随意筋 刺激伝道系と心電図 (ECG) P 波 QRS 波 T 波 心房の興奮 心室の興奮の始まり 心室興奮の終わり 12 誘導心電図 6つの肢誘導 (Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,aVR,aVL,aVF) と6つの胸部誘導 (V1~6) から成り 心臓の電気活動を 12 の方向から記録する 不整脈 心肥大 狭心症 心筋梗塞などの心疾患の診断に不可欠な検査である

More information

微小粒子状物質曝露影響調査報告書

微小粒子状物質曝露影響調査報告書 (7)CAPs 曝露が自然発症高血圧ラットの呼吸 循環機能に及ぼす影響に関する研究 要旨大気環境中の微小粒子状物質濃度が虚血性心疾患と関連性があるとの報告があることから 循環器に与える影響を明らかにするために 循環器疾患の病態モデルとして自然発症高血圧ラット (SHR:Spontaneous Hypertensive Rat) を用い 呼吸の指標として肺抵抗 (Penh) 測定 循環器の指標として心電図測定を行い

More information

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より 平成 20 年 10 月 30 日 ( 木 ) 第 19 回上越地域職域健診懇談会 特定保健指導対象者を減少させるために 肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より 危険因子が重なるほど脳卒中

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション ユニオンツール株式会社 1 APPS JAPAN 出展報告と小型心拍センサ mybeat シリーズの紹介 ユニオンツール株式会社センサ測定器開発本部開発部長岡開発課和田昌明 2018/7/11 ユニオンツール株式会社 2 アジェンダ 自己紹介 ユニオンツール株式会社? 心拍センサ mybeat Apps Japan 展示内容とふりかえり ユニオンツール株式会社 3 自己紹介 ユニオンツールに 10

More information

< 方法 > 被験者は心身ともに健康で歯科医療関係者以外の歯科受診経験のある成人男女 15 名 ( 男 6 名 女 9 名 22.67±2.89 歳 ) とした 安静な状態で椅子に腰掛け 歯科治療に関する質問紙への回答により歯科受診経験の有無 実験前のカフェインやアルコールの摂取がないことを確認した

< 方法 > 被験者は心身ともに健康で歯科医療関係者以外の歯科受診経験のある成人男女 15 名 ( 男 6 名 女 9 名 22.67±2.89 歳 ) とした 安静な状態で椅子に腰掛け 歯科治療に関する質問紙への回答により歯科受診経験の有無 実験前のカフェインやアルコールの摂取がないことを確認した 学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 関矢多希 論文審査担当者 主査俣木志朗副査嶋田昌彦 森尾郁子 論文題目 Analysis of physiological responses associated with emotional changes induced by viewing video images of dental treatments ( 論文内容の要旨 ) < 要旨 > 歯科治療現場において安全かつ快適な治療を提供するために

More information

ストレス負荷時の生理的 心理的指標に及ぼすゼラニウムの効果について 要旨近年 香りの人体へ及ぼす影響について様々な効果があることが明らかとなってきており 臨床現場においてもストレス軽減方法としてアロマセラピーが注目されている 本研究ではストレス負荷時の生理的 主観的指標の変化に対するゼラニウム精油の

ストレス負荷時の生理的 心理的指標に及ぼすゼラニウムの効果について 要旨近年 香りの人体へ及ぼす影響について様々な効果があることが明らかとなってきており 臨床現場においてもストレス軽減方法としてアロマセラピーが注目されている 本研究ではストレス負荷時の生理的 主観的指標の変化に対するゼラニウム精油の ストレス負荷時の生理的 心理的指標に及ぼす ゼラニウムの効果について 大和田智也 野井美里丸山愛恵 安田匡志 目 次 要旨 77 Ⅰ. はじめに 78 Ⅱ. 実験方法 79 Ⅲ. 結果 82 Ⅳ. 考察 86 76 ストレス負荷時の生理的 心理的指標に及ぼすゼラニウムの効果について 要旨近年 香りの人体へ及ぼす影響について様々な効果があることが明らかとなってきており 臨床現場においてもストレス軽減方法としてアロマセラピーが注目されている

More information

改訂にあたって ガイドライン作成の目的 年度の24 時間血圧計の使用 (ambulatory blood pressure monitoring, ABM) 基準に関するガイドラインは, 携帯型 24 時間自動血圧計の普及に伴い, それまでの臨床研究や臨床経験に基づいた知見を整理

改訂にあたって ガイドライン作成の目的 年度の24 時間血圧計の使用 (ambulatory blood pressure monitoring, ABM) 基準に関するガイドラインは, 携帯型 24 時間自動血圧計の普及に伴い, それまでの臨床研究や臨床経験に基づいた知見を整理 ダイジェスト版 24 時間血圧計の使用 (ABM) 基準に関するガイドライン (2010 年改訂版 ) Guidelines for the clinical use of 24 hour ambulatory blood pressure monitoring(abm) (JCS 2010) 合同研究班参加学会 : 日本循環器学会, 日本高血圧学会, 日本心臓病学会 班長島田和幸自治医科大学循環器内科

More information

H29_第40集_大和証券_研究業績_C本文_p indd

H29_第40集_大和証券_研究業績_C本文_p indd 慢性腎臓病 (CKD) における危険因子としての食後高血糖の検討 独立行政法人国立病院機構千葉東病院臨床研究部 糖尿病研究室長関直人 はじめに 1. 研究の背景慢性腎臓病 (CKD) は 動脈硬化 腎機能低下 末期腎不全 心血管イベントなどの危険因子であることが報告されている (1) 一方で食後高血糖もまた 動脈硬化 心血管イベントの危険因子であることが報告されている (2) 食後高血糖の検出には持続血糖モニタリング

More information

21-23年度厚生労働科学研究報告書.indb

21-23年度厚生労働科学研究報告書.indb 厚生労働科学研究費補助金 ( 障害者対策総合研究事業 )( 神経 筋疾患分野 ) ( 分担 ) 研究年度終了報告書 自律神経機能異常を伴い慢性的な疲労を訴える患者に対する 客観的な疲労診断法の確立と慢性疲労診断指針の作成 ストレス負荷による自律神経機能および抗酸化能の変化に関する研究 研究分担者局博一 ( 東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻 ) 研究要旨 肉体的 精神的ストレスは自律神経機能や抗酸化能に影響をもたらすことが考えられる

More information

( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 米田博 藤原眞也 副査副査 教授教授 黒岩敏彦千原精志郎 副査 教授 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パー

( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 米田博 藤原眞也 副査副査 教授教授 黒岩敏彦千原精志郎 副査 教授 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パー ( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 米田博 藤原眞也 副査副査 黒岩敏彦千原精志郎 副査 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パーキンソン病患者における幸福感の喪失 ) 学位論文内容の要旨 目的 パーキンソン病 (PD) において 気分障害は非運動症状の中でも重要なものであり

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 平成 29 年度未病産業研究会全体会リビングラボ報告 疲労 ストレス測定システムを用いた 高齢者の健康評価に関する研究 2018 年 3 月 7 日 疲労科学研究所 代表取締役倉恒邦比古 疲労科学研究所の会社概要 会社概要 社名 : 株式会社疲労科学研究所 代表取締役 : 倉恒邦比古取締役 : 稲村隆司取締役 : 黒田潤監査役 : 駒田孝一 所在地 : 532-0011 大阪市淀川区西中島 7-1-26

More information

Microsoft PowerPoint - 表紙.ppt

Microsoft PowerPoint - 表紙.ppt 平 成 20 年 度 研 究 調 査 報 告 書 ドライバーの 感 情 特 性 と 運 転 行 動 への 影 響 感 情 コントロールのための 教 育 プログラム 開 発 を 目 指 して 報 告 書 平 成 21 年 3 月 財 団 法 人 国 際 交 通 安 全 学 会 15:00 15:10 15:20 15:30 15:40 15:50 16:00 16:10

More information

血圧を決める要素 血圧は 心臓から出る血液の量と血管の硬さによって決まります 血圧 心臓から出る = 血液の量 ( 心拍出量 ) 血管の硬さ ( 末梢血管抵抗 )

血圧を決める要素 血圧は 心臓から出る血液の量と血管の硬さによって決まります 血圧 心臓から出る = 血液の量 ( 心拍出量 ) 血管の硬さ ( 末梢血管抵抗 ) 血圧とは 血圧とは 心臓から送り出された血液が 血管の壁に与える圧力のことです 上の血圧 上の血圧 ( 収縮期血圧 ) 心臓が収縮すると 全身に血液が送られて 血圧は高くなります 下の血圧 下の血圧 ( 拡張期血圧 ) 心臓が拡張すると 全身から血液が戻ってきて 血圧は低くなります 血圧を決める要素 血圧は 心臓から出る血液の量と血管の硬さによって決まります 血圧 心臓から出る = 血液の量 ( 心拍出量

More information

JA2008

JA2008 A1 1 10 vs 3 2 1 3 2 0 3 2 10 2 0 0 2 1 0 3 A2 3 11 vs 0 4 4 0 0 0 0 0 3 6 0 1 4 x 11 A3 5 4 vs 5 6 5 1 0 0 3 0 4 6 0 0 1 0 4 5 A4 7 11 vs 2 8 8 2 0 0 0 0 2 7 2 7 0 2 x 11 A5 9 5 vs 3 10 9 4 0 1 0 0 5

More information

を対象とした 通常血液透析と間歇補液血液透析を実施し クリットラインモニタ (CRIT-LINE Ⅲ JMS 社製 ) で透析中の循環血液量を観察した また 通常血液透析と間歇補液血液透析で除水量の差異が少なかった (300ml 以内 )3 名で クリットラインモニタから得られたデータを平均して治療

を対象とした 通常血液透析と間歇補液血液透析を実施し クリットラインモニタ (CRIT-LINE Ⅲ JMS 社製 ) で透析中の循環血液量を観察した また 通常血液透析と間歇補液血液透析で除水量の差異が少なかった (300ml 以内 )3 名で クリットラインモニタから得られたデータを平均して治療 間歇補液血液透析の経験とクリットラインおよび 心拍変動から見た急速補液の効果に関する検討 金野裕介 能登宏光 佐藤永淑 嵯峨まゆ子 佐々木由美 佐藤啓子 鎌田道子 佐々木佳奈 羽賀繁子 秋田泌尿器科クリニック Clinical experience of the intermittent infusion hemodialysis (I-HD) and evalution of effects of

More information

( 様式甲 5) 氏 名 忌部 尚 ( ふりがな ) ( いんべひさし ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲第 号 学位審査年月日 平成 29 年 1 月 11 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Benifuuki green tea, containin

( 様式甲 5) 氏 名 忌部 尚 ( ふりがな ) ( いんべひさし ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲第 号 学位審査年月日 平成 29 年 1 月 11 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Benifuuki green tea, containin ( 様式甲 5) 氏 名 忌部 尚 ( ふりがな ) ( いんべひさし ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲第 号 学位審査年月日 平成 29 年 1 月 11 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Benifuuki green tea, containing O-methylated 学位論文題名 EGCG, reduces serum low-density

More information

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK の生物学的同等性試験 ( 口中溶解後 水なし投与 ) バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにモンテルカストナトリウムは アレルギーのメディエーターの 1 つであるロイコトリエン (LT) の受容体の内 cyslt1 受容体を遮断する抗アレルギー薬である 今回 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK とキプレス チュアブル錠 5mg の生物学的同等性を検討するため

More information

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2 ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため

More information

結果の概要

結果の概要 結果の概要 1 生活習慣病有病者 予備群の状況 (1) メタボリックシンドローム ( 内臓脂肪症候群 ) の状況 男性 男性のメタボリックシンドロームが強く疑われる者とその予備群と考えられる者を合わせた割合は49.4 で全国の48.8 を若干上回っている 平成 18 年に比べ 全体では8.4ポイント増加しており 特に~ 歳代は予備群の割合が増加し 5 歳代以上は 強く疑われる者の割合が増加した 図

More information

別紙様式 (Ⅱ) 商品名 : 伝統にんにく卵黄 (31 粒入り 62 粒入り ) 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 安全性評価シート 喫食実績の有無 : あり なし ( あり の場合に実績に基づく安全性の評価を記載) 本製品 伝統にんにく卵黄 と同等の製品は 1993 年 11 月より日

別紙様式 (Ⅱ) 商品名 : 伝統にんにく卵黄 (31 粒入り 62 粒入り ) 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 安全性評価シート 喫食実績の有無 : あり なし ( あり の場合に実績に基づく安全性の評価を記載) 本製品 伝統にんにく卵黄 と同等の製品は 1993 年 11 月より日 商品名 : 伝統にんにく卵黄 (31 粒入り 62 粒入り ) 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 安全性評価シート 喫食実績の有無 : あり なし ( あり の場合に実績に基づく安全性の評価を記載) 本製品 伝統にんにく卵黄 と同等の製品は 1993 年 11 月より日本国内で全国規模の通信販売を開始し 現在まで全国 250 万人以上 累計 1 億 10 00 万袋を超える販売実績とともに幅広い層での食経験があります

More information

スライド 1

スライド 1 スポーツ心肺ドック で何がわかるの? 独立行政法人国立病院機構西別府病院スポーツ医学センター アスリートと自律神経 心臓の検査 ( 心肺運動負荷試験 ) で自律神経機能がわかる 自律神経って何? 自律神経で何かわかるの? 自律神経は意思ではコントロールできないと言われています ( コントロールできない ) 自律神経 脳 中枢神経 末梢神経 ( 脳や脊髄 ) 神経のしくみ ( 全身にわたる神経網 )

More information

1 2

1 2 1 2 3 4 1 2 男性 0 歳 ~ 満 9 歳 3 0 歳 1 歳 2 歳 3 歳 4 歳 5 歳 6 歳 7 歳 8 歳 9 歳 1,190-890 - 390 101 355 20-510 - 1,140-850 - 370 97 345 20-510 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 1,230-920 - 400 101 360

More information

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠

More information

Microsoft Word - 表紙資料2-4

Microsoft Word - 表紙資料2-4 (1) / 130 g 25 g 520% 170 g 30 g 560% 70 mg 600 mg 11.6% 0 10.5 mg 0% (1) (2) / 50100 g 25 g 200400% 50100 g 30 g 167333% 5001000 mg 600 mg 83167% 1020 mg 10.5 mg 95190% (2) / (1) 45.6 g 30 g 152% (2)

More information

データを正しく 活用していただくために 今回は 平成 23 年度に市町村国保で実施した特定健診結果のみ集計しています 今後 協会けんぽ沖縄支部の結果とあわせて 改めてデータ集を発行する予定です 1. 集計対象者 今回の集計対象者は 平成 23 年度に特定健康診査を受診した者 ( 市町村国保分のみ )

データを正しく 活用していただくために 今回は 平成 23 年度に市町村国保で実施した特定健診結果のみ集計しています 今後 協会けんぽ沖縄支部の結果とあわせて 改めてデータ集を発行する予定です 1. 集計対象者 今回の集計対象者は 平成 23 年度に特定健康診査を受診した者 ( 市町村国保分のみ ) データを正しく 活用していただくために 今回は 平成 23 年度に市町村国保で実施した特定健診結果のみ集計しています 今後 協会けんぽ沖縄支部の結果とあわせて 改めてデータ集を発行する予定です 1. 集計対象者 今回の集計対象者は 平成 23 年度に特定健康診査を受診した者 ( 市町村国保分のみ ) で項目ごとに検査値の記載のある者を集計した なお 項目ごとに分析を行っているため 全検査値が記載されていない者のデータも集

More information

Microsoft PowerPoint - SCOPE成果報告会(D4-3).pptx

Microsoft PowerPoint - SCOPE成果報告会(D4-3).pptx 発表番号 : D4-3 地域 ICT 振興型研究開発 ( 課題番号 : 092307004) バイタルセンサの臨床データ取得と そのユビキタス健康監視への応用 に関する研究開発 大阪市立大学大学院工学研究科 / 医学研究科原晋介, 竹内一秀, 中村肇, 中島重義, 辻岡哲夫 2011/10/4 SCOPE 第 7 回成果発表会 1 背景と目的 日本の医療現場の問題点 高齢者の人口増加に伴う病床数 医師数の不足

More information

H26_大和証券_研究業績_C本文_p indd

H26_大和証券_研究業績_C本文_p indd 持続血糖測定 (CGM) による平均血糖 血糖変動と血糖コントロール指標の関連 自治医科大学内科学講座内分泌代謝学部門 准教授長坂昌一郎 ( 共同研究者 ) 自治医科大学内分泌代謝学部門 助教出口亜希子 自治医科大学内分泌代謝学部門 研究生槌田武史 筑波大学体育科学系 助教緒形 ( 大下 ) ひとみ 筑波大学体育科学系 教授徳山薫平 はじめに平均血糖の指標であるHbA1cの低下により 糖尿病細小血管合併症は抑制される

More information

研究成果報告書(基金分)

研究成果報告書(基金分) 様式 F-19 科学研究費助成事業 ( 学術研究助成基金助成金 ) 研究成果報告書 平成 25 年 5 月 23 日現在 機関番号 :15401 研究種目 : 挑戦的萌芽研究研究期間 :2011~ 2012 課題番号 :23653201 研究課題名 ( 和文 ) 重症心身障害児の脳活動と自律神経系活動を応用した QOL 評価の試み 研究課題名 ( 英文 ) Preliminary Study of

More information

わが国における糖尿病と合併症発症の病態と実態糖尿病では 高血糖状態が慢性的に継続するため 細小血管が障害され 腎臓 網膜 神経などの臓器に障害が起こります 糖尿病性の腎症 網膜症 神経障害の3つを 糖尿病の三大合併症といいます 糖尿病腎症は進行すると腎不全に至り 透析を余儀なくされますが 糖尿病腎症

わが国における糖尿病と合併症発症の病態と実態糖尿病では 高血糖状態が慢性的に継続するため 細小血管が障害され 腎臓 網膜 神経などの臓器に障害が起こります 糖尿病性の腎症 網膜症 神経障害の3つを 糖尿病の三大合併症といいます 糖尿病腎症は進行すると腎不全に至り 透析を余儀なくされますが 糖尿病腎症 2009 年 4 月 27 日放送 糖尿病診療における早期からの厳格血糖コントロールの重要性 東京大学大学院医学系研究科糖尿病 代謝内科教授門脇孝先生 平成 19 年糖尿病実態調査わが国では 生活習慣の欧米化により糖尿病患者の数が急増しており 2007 年度の糖尿病実態調査では 糖尿病が強く疑われる方は 890 万人 糖尿病の可能性が否定できない方は 1,320 万人と推定されました 両者を合計すると

More information

[ 原著論文 ] メタボリックシンドローム該当者の年齢別要因比較 5 年間の健康診断結果より A cross primary factors comparative study of metabolic syndrome among the age. from health checkup resu

[ 原著論文 ] メタボリックシンドローム該当者の年齢別要因比較 5 年間の健康診断結果より A cross primary factors comparative study of metabolic syndrome among the age. from health checkup resu [ 原著論文 ] メタボリックシンドローム該当者の年齢別要因比較 5 年間の健康診断結果より A cross primary factors comparative study of metabolic syndrome among the age. from health checkup result for 5 years 清奈帆美 當仲 香 河邊博史 高橋 綾 松本可愛 齋藤圭美 澁谷麻由美

More information

COヘモグロビン濃度と一酸化炭素中毒 より

COヘモグロビン濃度と一酸化炭素中毒   より 前回の質問事項 酸素が必要なら酸素と強く結びつくような仕組みになれ ばよかったのになぜヘモグロビンは一酸化炭素と強く結 びつくのか 一酸化炭素が酸素の200 300倍の強さで結合すると のことだが 一般的に中毒により死に至る速度は その結 びつきやすさに比例するのか 運動をしているわけではないのに緊張などで動悸が起 こったりするのはなぜか 二酸化炭素は血液に溶解されたり ヘモグロビンと結合 したり

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 高血圧かどうか 高血圧であればどのような病型なのかを診断するため まずは病歴を確認します 高血圧の原因となる疾患や生活習慣 出来事の有無を確かめることは 特に本態性高血圧か二次性高血圧かを診断する材料として重要です 二次性高血圧については 9. 高血圧の種類 をご参照ください 診察では身体所見を中心に確認します 血圧は安静座位の状態で測定します 初診時には脈拍および血圧の左右差や 血圧と脈拍の起立性変動を確かめます

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション の使用例 DPP-4 阻害剤からへの切り替え 57 歳女性糖尿病罹病期間 5 年 主訴 : 体重増加 身長 :165 cm 体重 :70.3 kg B M I:25.8kg/m 2 HbA1c:6.5 % 家族歴 : 無し TG:141mg/dl LDL-C:122mg/dl HDL-C:48mg/dl 尿 Alb 8.3mg/g cre 合併症 : 脂質異常症 DM 治療 :DPP-4 阻害剤 合併症治療薬

More information

概要 特別養護老人ホーム大原ホーム 社会福祉法人行風会 平成 9 年開設 長期入所 :100 床 短期入所 : 20 床 併設大原ホーム老人デイサービスセンター大原地域包括支援センター 隣接京都大原記念病院

概要 特別養護老人ホーム大原ホーム 社会福祉法人行風会 平成 9 年開設 長期入所 :100 床 短期入所 : 20 床 併設大原ホーム老人デイサービスセンター大原地域包括支援センター 隣接京都大原記念病院 高齢者の安眠への援助 特別養護老人ホーム大原ホーム研究者 栗生光史小田大悟 概要 特別養護老人ホーム大原ホーム 社会福祉法人行風会 平成 9 年開設 長期入所 :100 床 短期入所 : 20 床 併設大原ホーム老人デイサービスセンター大原地域包括支援センター 隣接京都大原記念病院 利用者 ( 長期入所 ) 男女比率 1:9 平均年齢 89.2 歳 平均在所日数 4 年 7 か月 平均要介護度 4.1

More information

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % % 第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 2016 28 1,326 13.6% 2 528 40.0% 172 13.0% 2016 28 134 1.4% 9 10 1995 7 2015 27 14.8 5.5 10 25 75 2040 2015 27 1.4 9 75 PCI PCI 10 DPC 99.9% 98.6% 60 26 流出 クロス表 流出 検索条件 大分類 : 心疾患 年齢区分 :

More information

Microsoft Word - 日本語要約_4000字_.docx

Microsoft Word - 日本語要約_4000字_.docx 心疾患に罹患したイヌおよびネコの血漿中 N 末端 prob 型ナトリウム利尿ペプチド濃度の診断的意義に関する研究 The diagnostic significance of plasma N-terminal pro-b type natriuretic peptide concentration in dogs and cats with cardiac diseases 学位論文の内容の要約

More information

(別紙様式1)

(別紙様式1) (H26 年度研究報告 ) テーマ名 : 健全な心身を持続できる福祉社会を目指して 個別事業名 : 健康診査に基づく腎機能判定ならびに慢性腎臓病の経年変化に寄 与する要因と医療 保健 福祉への活用 鳥取大学医学部地域医療学講座 特任准教授浜田紀宏 平成 26 年度事業内容 背景と目的 以前から, 慢性腎臓病 (CKD) 患者の多くは無症状のままで心血管疾患発症および死亡のリスクとなることが広く知られるようになった

More information

???? (Page 1)

???? (Page 1) ⅰ) ⅱ) ⅲ) 6000000 5000000 4000000 3000000 2000000 1000000 0 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 - 1000000 900000 800000 700000 600000 500000 400000 300000 200000 100000 0 2000 2001

More information