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1 犯罪の被害にあわれた方へ 被害者の手引き - ひとりで悩まないで - 佐賀県警察本部

2 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関 窓口はじめに目次1犯罪の被害にあい 負傷したり 家族の方が亡くなったりすることは 大変つらく とても悲しいことです 実際に起こったことが信じられなかったり どうしたらよいのか分からず 心の問題が生じることもあるかもしれません また 経済的問題を抱えることもあるでしょう この冊子は 皆様に 捜査や裁判はどのように進み 犯人はどのような手続で処罰されるのか また そこでは どのようなご協力をお願いすることになるのか 利用できる制度には どのようなものがあるのか といったことを分かりやすくお知らせするためのものです 1 刑事手続の概要 犯人が成人の場合 犯人が14 歳以上 20 歳未満の少年である場合 犯人が14 歳未満の少年である場合 刑事手続の流れ 少年事件手続の流れ (14 歳以上の場合 ) 少年事件手続の流れ (14 歳未満の場合 ) 2 捜査活動へのご協力のお願い 事情聴取 証拠品の提出 実況見分等への立会い 解剖の実施 裁判での証言 3 被害者等が利用できる制度 被害者等に対する支援制度 刑事手続 捜査状況の情報に関する制度等 裁判で利用できる制度 更生保護において利用できる主な制度 安全の確保に関する制度 経済的支援や各種支援 福祉制度 佐賀県における支援 民間被害者支援団体と連携した支援制度 精神的被害の支援 ためらわず話す勇気が第一歩 4 各種相談機関 窓口 警察 検察庁 保護観察所 法務省の人権擁護機関 暴力追放運動推進センター 配偶者暴力相談支援センター 日本司法支援センター ( 愛称 法テラス ) 弁護士会 ( 公財 ) 犯罪被害救援基金 ( 公財 ) 日本財団 ( まごころ奨学金 ) その他 ご協力のお願いできる制度

3 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口 窓口11 刑事手続の概要 犯人や犯罪の事実を明らかにし 科すべき刑罰を定める手続のことを刑事手続といい これは大きく 捜査 起訴 裁判の三つの段階に分かれ 犯人が成人と少年の場合には これらの手続が異なります 犯人が成人の場合 捜査犯人を捕まえ 証拠を収集して事実を明らかにし 事件を解決するために行う活動を捜査といいます 警察が一定の証拠に基づいて犯人であると認めた者を被疑者といい 警察は必要な場合には被疑者を逮捕してから48 時間以内に そそうちの身柄を検察官に送ります ( これを 送致 といいます ) 送致を受けた検察官が その後も継続して被疑者の身柄を拘束する必要があると認める場合には 24 時間以内に裁判官に対して身柄拘束のこうりゅう請求を行い ( この身柄拘束を 勾留 といいます ) 裁判官がその請求を認めると 被疑者は最長で20 日間勾留されることになります 被疑者が勾留されている間にも 警察は様々な捜査活動を行います なお 被疑者が逃走するおそれがない場合などには 被疑者を逮捕しないまま取り調べて 証拠を揃えた後 捜査結果を検察官に送致することとなります 起訴送致を受けた検察官は 勾留期間内に 警察から送致された書類や証拠を詳しく調べ 検察官自身で被疑者の取調べなど必要な捜査を行い 被疑者を裁判にかけるかどうかを決定します 裁判にかける場合を起訴 裁判にかけない場合を不起訴といいますひこくにん ( 起訴された被疑者を 被告人 といいます ) また 起訴には 通常の公開の法廷での裁判を請求する公判請求と 一定の軽微な犯罪について書面審理だけを請求する略式命令請求とがあります なお 被疑者を逮捕しない事件送致の場合には 送致を受けた検察官は 事件について必要な捜査を行った後に 被疑者を起訴するかどうかを決定します 裁判被疑者が起訴され 裁判が開かれる日が決まり 審理が行われた後 判決が下されます 検察官や被告人がその判決内容に不服がある場合には さらに上級の裁判所 ( 高等裁判所等 ) に訴えることとなります 犯人が 14 歳以上 20 歳未満の少年である場合 捜査等警察では 14 歳以上の少年についても 成人の場合と同様に捜査を行います 刑法等の法律に定められている刑 ( これを 法定刑 といいます ) が懲役 禁錮等の比較的重い犯罪を犯した場合は 検察庁に事件を送致します 送致を受けた検察官は 取調べなど必要な捜査をした後 少年にどのような処分をすべきかという意見を付けて 事件を家庭裁判所に送ります 法定刑が罰金以下の犯罪を犯した場合は 警察から 直接 家庭裁判所に事件を送ります 審判家庭裁判所では 送致されてきた事件について 審判 ( 刑事手続でいう裁判 ) を開始するかどうかを決定します これまでの手続の過程で 少年が十分改心し もはや審判に呼び出す必要がないと判断された場合は 審判手続を開始せず その時点でしんぱんふかいし終了します ( これを 審判不開始 といいます ) 他方 少年に対する身柄の取扱いを決めるために裁判官が直接審理することが必要であると認められる場合は 審判手続を開始します 審判では 保護処分 ( 少年を施設内に収容し矯正教育を行う少年院送致や 社会内において保護観察官と保護司が協働して少年の再非行防止 改善更生を図る保護観察等 ) の決定を行うほか 保護処分の必要がないと認められた場合には不処分の決定を行います なお 少年が凶悪な犯罪を犯した場合等 成人と同様の刑事処分とするべきであると認められた場合には 事件を検察庁へ送り返します この場合 少年は原則として裁判にかけられ 通常の刑事事件と同様に 刑罰を科すかどうかの決定を受けます 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関1 2

4 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口刑事手続の流れ 犯人が 14 歳未満の少年である場合1 調査等 14 歳未満の少年については 法律上 罰することができないことから 警察において調査を行います 14 歳未満の少年に対する調査の手続では 少年を逮捕する等の身柄拘束はできませんが 押収 捜索等の強制処分ができます 警察は調査の結果 当該事案を児童相談所に通告することができるほか 重大な罪 ( 故意の犯罪行為により人を死傷させた罪等 ) を犯した場合など 家庭裁判所の審判に付すべきと認めた場合は 当該事案を児童相談所に送致します 児童相談所における措置送致又は通告を受けた児童相談所では 少年に対し児童福祉法上の措置 ( 児童自立支援施設への入所や里親への委託等 ) をとり 事案を終了させるほか 家庭裁判所での審判が必要であると判断した場合は 事案を家庭裁判所に送致します 児童相談所は 警察から送致を受けた事案については 原則として 家庭裁判所に送致しなければならないこととされています 家庭裁判所に送致された少年は 14 歳以上の少年と同様に 審判を開始するかどうかの決定を受けます 犯人の逮捕 48 時間以内 24 時間以内 ( 勾留 ) 最長 20 日間 犯罪の発生 捜査の開始 犯人の特定 警察官の調書作成等 届出 110 番通報等 事情聴取 書類作成証拠品の提出実況見分の立会い等 身柄付送致書類送致 勾留請求 検察官の調書作成等 犯人の任意取調べ 公判請求 裁 判 判 決 起 訴 略式命令請求 略式命令 冒頭手続証人出廷 証拠調べ手続検察官の論告 求刑被告人 弁護人の最終弁論 不起訴 殺人や危険運転致死など一部の事件は 裁判員裁判の対象となり 選挙権のある人から選ばれた裁判員が参加します 身柄付送致とは 警察から検察官に被疑者の身柄と捜査書類を送ることです 3 4

5 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口 窓口1少年事件手続の流れ (14 歳以上の場合 ) 少年事件手続の流れ (14 歳未満の場合 ) 警 犯人である少年が判明したら 逮捕して取り調べたり 逮捕しないまま任意で捜査したりします 14 歳以上の少年で 法定刑が罰金 14 歳以上の少年で 法定刑が懲以下の犯罪を犯した場合は 直接役 禁錮等の比較的重い犯罪を犯し家庭裁判所に事件を送ります た場合は 検察庁に事件を送ります 察 検察庁 検察官が取調べをした後 少年をどのような処分にするのがよいかの意見を付けて 事件を家庭裁判所に送ります 担当警察官に申し出ることによって 被害を受けた方等が知ることができること 少年の住所 氏名 ( ただし 知らせることによって 少年の健全育成を阻害するおそれがある場合は保護者の住所 氏名 ) 釈放したときや勾留されなかったときは その理由 事件の送り先である家庭裁判所や検察庁の名称 場所 連絡を行うことが適当でないと認める事情があり 連絡を行わない場合もあります 警 14 歳未満の少年は罰せられることはありませんが 少年の行為や環境等に応じ児童相談所に送致 通告します 児童福祉法上の措置をとって事件を終わらせることもあります 察 児童相談所 家庭裁判所での審判や保護処分が必要であると判断した場合は 事件を家庭裁判所に送致します 担当警察官に申し出ることによって 被害を受けた方等が知ることができること 児童相談所へ通告を行ったこと等の身柄措置 少年の保護者の住所 氏名 連絡を行うことが適当でないと認める事情があり 連絡を行わない場合もあります 家庭裁判所 送られてきた事件について 審判 ( 大人の事件でいう裁 審判不開始 判 ) を開始するかどうかを決定します これまでの手続の過程で 少年が十分改心し もはや審判廷に呼び出す必要がないと判断された場合は 審判手続を開始せず終了します 保護処分 ( 保護観察や少年院送致等 ) が必要であると認められる場合等は 審判手続を開始します 少年が凶悪な犯罪を犯した場合等 刑事処分にするべきであると認められる場合には事件を検察庁に送致します ( 逆送致 ) 不処分審判の過程において 少年が非行を克服し 保護処分の必要がないと認められた場合は 保護処分に付さない旨の決定 ( 不処分 ) をします 審判 保護処分 保護観察 保護司等の監督のもとで少年が改善 更生することが可能と認められる場合は 少年が自分自身の力で社会復帰できるように 保護観察官や保護司が補導援助する保護観察の処分にします 児童自立支援施設 児童養護施設送致 少年を取り巻く環境を重視し 施設における生活指導を要すると認められる場合は 児童自立支援施設又は児童養護施設に入所させ 社会復帰を促します 少年院送致 少年を施設に収容し 矯正教育を与えることによって非行少年を社会生活に適応させる必要があると認められた場合は 少年院に送ります 第 1 種少年院心身に著しい障害がないおおむね 12 歳以上 23 歳未満のもの 第 2 種少年院心身に著しい障害がない犯罪的傾向が進んだおおむね16 歳以上 23 歳未満のもの 第 3 種少年院心身に著しい障害があるおおむね 12 歳以上 26 歳未満のもの 検察庁 起訴するかどうかを決定します ただし 逆送事件の場合は 原則として起訴されます 裁判所 通常の大人の事件と同様に 刑罰を科すかどうかの決定をします 刑事処分 死刑 ただし 罪を犯した時 18 歳未満の者を死刑をもって処罰する時は無期刑を科します 無期懲役 禁錮 ただし 罪を犯したとき18 歳未満の者に対して無期刑をもって処罰するときは 無期刑を科すか 10 年以上 20 年以下の懲役 禁錮を科すかを裁判所が選択します 有期懲役 禁錮 有期の懲役又は禁錮をもって処罰するべきときは 長期と短期を定めた不定期刑を言い渡します この場合 短期は 10 年 長期は15 年を超えることはできません 裁判所に申し出ることによって 被害を受けた方等が知ることができること 事件記録の閲覧 コピー事件の記録を見たり コピーしたりすること 意見陳述裁判官や家庭裁判所に対して お気持ちや事件についての意見を述べること 審判状況の説明審判期日で行われた手続などについて説明を受けること 審判結果の説明少年に対する処分結果等の通知を受けること 審判の傍聴 審判傍聴の申出ができる方少年の故意の犯罪行為や交通事件などによって被害を受けた方が亡くなってしまったり 生命に重大な危険を生じる傷害を負った場合 これらの事件の被害者等が傍聴を申し出ることができます ただし 少年が事件当時 12 歳に満たなかった場合には 法律により傍聴が認められていません 検察庁に申し出ることによって 被害を受けた方等が知ることができること被害を受けた方からの通知の希望に対して 検察官が適当であると判断した場合に 起訴したか不起訴にしたかなど事件の処理結果 裁判を行う裁判所と裁判が行われる日 裁判の結果 ( 裁判の主文及び裁判が確定したのか 上訴されるのか ) 懲役 禁錮等の刑の執行終了予定時期 仮出獄等による釈放の事実と釈放年月日 児童自立支援施設への入所や里親への委託等 審判不開始 不処分 家庭裁判所 送られてきた事件について 審判 ( 大人の事件でいう裁判 ) を開始するかどうかを決定します これまでの手続の過程で 少年が十分改心し もはや審判廷に呼び出す必要がないと判断された場合は 審判手続を開始せず終了します 審判の過程において 少年が非行を克服し 保護処分の必要がないと認められた場合は 保護処分に付さない旨の決定 ( 不処分 ) をします 保護処分 ( 保護観察や少年院送致等 ) が必要であると認められる場合等は 審判手続を開始します 審判 保護処分 保護観察 保護司等の監督のもとで少年が改善 更生することが可能と認められる場合は 少年が自分自身の力で社会復帰できるように 保護観察官や保護司が補導援助する保護観察の処分にします 児童自立支援施設 児童養護施設送致 少年を取り巻く環境を重視し 施設における生活指導を要すると認められる場合は 児童自立支援施設又は児童養護施設に入所させ 社会復帰を促します 少年院送致 少年を施設に収容し 矯正教育を与えることによって非行少年を社会生活に適応させる必要があると認められた場合は 少年院に送ります 第 1 種少年院心身に著しい障害がないおおむね 12 歳以上 23 歳未満のもの 第 3 種少年院心身に著しい障害があるおおむね 12 歳以上 26 歳未満のもの 裁判所に申し出ることによって 被害を受けた方等が知ることができること 事件記録の閲覧 コピー事件の記録を見たり コピーしたりすること 意見陳述裁判官や家庭裁判所に対して お気持ちや事件についての意見を述べること 審判状況の説明審判期日で行われた手続などについて説明を受けること 審判結果の説明少年に対する処分結果等の通知を受けること 審判の傍聴 審判傍聴の申出ができる方少年の故意の犯罪行為や交通事件などによって被害を受けた方が亡くなってしまったり 生命に重大な危険を生じる傷害を負った場合 これらの事件の被害者等が傍聴を申し出ることができます ただし 少年が事件当時 12 歳に満たなかった場合には 法律により傍聴が認められていません 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関5 6

6 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口2 捜査活動へのご協力のお願い 証拠品の提出 犯人や犯罪事実を明らかにするため 被害者が被害当時に着ていた皆様には 刑事手続上必要なご協力をお願いすることになりますが 服 持っていた物等を証拠品として提出していただくことがあります1そのことでご負担をおかけすることもあります が これは 犯罪を証明するために必要となりますので ご協力をお願警察では 犯人から再び被害を受けることを防止するなど 被害者のいします 立場 身上には十分配慮するように努めています 提出していただいたものについては 証拠品として保管する必要がかんぷ犯人を捕まえ 処罰するため そして同じような被害にあう人をなくなくなれば お返しいたします ( これを 還付 といいます ) すためにも 是非ともご協力いただきたいと思います その証拠品をまだ保管する必要がある場合でも 所有者の請求によかりかんぷ具体的には 次のようなことがあります り 仮にお返しできる場合もあります ( これを 仮還付 といいます ) 事情聴取 また 所有者が返却の必要がないと思われる証拠品は 提出の時にほうき担当の捜査員が 被害の状況や犯人の様子などについて 詳しく事情 所有権放棄 の手続をしていただければ 証拠品として保管するをお聴きします 思い出したくないことや 言いたくないこともあるか必要がなくなった時に保管者において処分することになります と思いますが 犯人や犯罪事実を明らかにするため 必要があってお尋ねするものです 実況見分等への立会い詳しいことが分かれば 捜査もスムーズになり 犯人の早期検挙につ皆様には 警察官が犯罪の現場等について確認する際の立会いをしてじっきょうけんぶんながりますので ご協力をお願いします いただくことがあります ( 現場等の状況を確認することを 実況見分 けんしょう 警察に事情を話したことで 犯人から仕返しをされるのでは といといい 裁判所の令状に基づいて行う確認を 検証 といいます ) う不安を持たれるかもしれませんが 警察は犯人から再び被害を受ある程度の時間がかかることもありますが 事実の解明や犯罪を証明けることのないよう安全対策に万全を期しています 詳しくは するために必要な場合に行うものですので ご協力をお願いします 安全の確保に関する制度 (P.17) をお読みください 女性の方が被害にあい 女性警察官による事情聴取を希望される場解剖の実施合や 子供さんが被害にあい 事情聴取に保護者の同席を希望され事件や事故により被害者や当事者が死亡された場合は ご遺体の解剖る場合には 担当捜査員にご相談ください を行うことがあります ( 裁判所の令状に基づいて行う解剖を 司法解 警察官による事情聴取のほかに 検察官からも事情を聴かれること剖 といいます ) 解剖は 亡くなられた原因を明らかにするためにがあります どうして同じことを繰り返し聴かれるのだろうと思わ行うものです れるかもしれませんが 検察官が起訴 不起訴の判断をするために重要なことですから ご理解ください 裁判での証言 皆様には 犯罪を証明するため 裁判で証言していただくことがありしょうにんじんもんます ( これを 証人尋問 と言います ) そのほか 裁判においては被害者等の希望などにより様々な制度が用意されていますので 詳しくは 裁判で利用できる制度 (P.13) をお読みください ご協力のお願いできる制度7 8

7 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口 窓口13 被害者等が利用できる制度 被害者等に対する支援制度 警察の 被害者支援要員制度 警察では 殺人 強制性交等 傷害等の身体犯やひき逃げ事件 交通死亡事故等 特に被害が深刻であり 専門的な被害者支援が必要とされる事案が発生したときに 捜査員とは別に指定された警察職員が 被害者等への付添い ヒアリングなど事件発生直後から支援活動を行う 被害者支援要員制度 を運用しています 被害者支援要員は 被害者等と早期に面接して自己紹介を行った後 次のような活動を行っています 付添い 医師の診察が必要な場合の病院の手配 付添い 実況見分の立会い 自宅等への送迎 ヒアリング 心配事や要望等の相談受理 民間被害者支援団体 部外カウンセラー等の紹介 引継ぎ 検察庁の 被害者支援員制度 被害者等の負担や不安をできるだけ和らげるため 被害者の支援に携わる 被害者支援員 が全国の検察庁に配置されています 被害者支援員は 被害者等からの様々な相談への対応 法廷への案内 付添い 事件記録の閲覧 証拠品の返還などの各種手続の補助をするほか 必要に応じて精神面 生活面 経済面等の支援を行っている関係機関や団体等を紹介するなどの支援活動を行います 刑事手続 捜査状況の情報に関する制度等 警察の 被害者連絡制度 警察では 被害者連絡制度 を運用し 殺人 強姦 傷害等の身体犯やひき逃げ事件 交通死亡事故等の重大な事件事故等の被害者等に対して 次のことを連絡しています (1) 刑事手続及び犯罪被害者のための制度事件事故を担当する捜査員が 刑事手続及び犯罪被害者のための制度について説明します (2) 捜査状況被疑者の検挙に至っていない場合には 捜査に支障のない範囲内で捜査状況について連絡します (3) 被疑者の検挙状況被疑者を検挙した場合には 捜査に支障のない範囲内で被疑者を検挙したことや 被疑者が誰であるかなどについて連絡します (4) 被疑者の処分状況検挙した事件については 事件を送致した検察庁 起訴 不起訴等の処分結果 公訴 ( 刑事に関する訴訟 ) を提起した裁判所等について連絡します なお 被害者等の中には 事件のことを思い出したくないので 知らせてほしくないという方もおられると思います その場合には 捜査員にその旨をお話しください また 被疑者が少年の場合には 連絡の内容に若干の違いがあります 法務省の各機関における被害者等通知制度等被害者等が希望すれば 検察庁 地方更生保護委員会又は保護観察所が 事件の処分結果 刑事裁判の結果や有罪確定後の加害者の身柄の取扱い等を通知する制度があります 通知を受けることができるのは 事件の処分結果 ( 公判請求 略式命令請求 不起訴 家庭裁判所送致等 ) 裁判を行う裁判所及び裁判が行われる日 裁判の結果 ( 裁判の結論と上級裁判所への再審査 刑の確定の有無 ) 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関9 10

8 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口 身柄の状況 起訴事実 不起訴の理由の概要等アからウに準じること 通知を行った方がよいと認めたときには 受刑者の釈放直前における釈放予定の時期や釈放された後の住所地について通知がなされること 刑の執行終了予定時期 ( 刑の執行終了の予定年月 ) があります 刑務所等の刑事施設における身柄の取扱いに関すること ( 収容詳しくは 検察庁 ( 担当の検察官や被害者支援員等 ) にお問い合わ に転居その他犯人との接触を避ける措置をとる必要があり 検察官が 務局までお問い合わせください されている刑事施設の名称 所在地 懲役刑の年月日 懲役刑の作業名 改善指導事項等 ) せください 仮釈放又は刑の執行終了による釈放に関すること ( 釈放された 心神喪失等の状態の者から被害を受けた方の審判の傍聴 刑事施設の名称 所在地 釈放年月日 釈放理由等 ) 及び結果通知 仮釈放審理に関すること ( 仮釈放審理の開始年月日 仮釈放審理の結果等 ) 一定の重大な他害行為 ( 殺人 放火等 ) を行った者が心神喪失等であると認められて不起訴処分あるいは無罪となった場合等には 明ら 保護観察中の身柄の取扱い等に関すること ( 保護観察の開始年 かに必要がない場合を除き 検察官は医療の要否及び内容を決定する 月日 特別遵守事項の内容 保護観察の終了年月日等 ) 審判を求めて 裁判所に申立てをすることになります 等です 裁判所は この申立てを受けて審判を行い その者を入院させるの これらの通知の申出先は 事件を取り扱った検察庁です か それとも通院させるのかなどの決定をします 被害者等は 申出をすることによって 審判を傍聴することができ また 被害者等が希望すれば 少年院 地方更生保護委員会又は保護観察所が 保護処分を受けた加害者に係る通知 ( 少年審判後の通 るほか 審判の結果等について裁判所からの通知を受けることができます 知 ) を行っています 詳しくは 事件を担当する検察官や裁判所にお問い合わせくださ通知を受けることができるのは い 収容されている少年院の名称等 ( 入院年月日 収容されている 少年院の名称 所在地 ) 検察審査会への審査申立て 少年院在院中の教育状況等に関すること ( 教育予定期間 身柄の取扱いの段階 個人別教育目標 仮退院の申出年月日等 ) 検察官は 事件の捜査を行った上で被疑者を処罰する必要があると判断したときに起訴しますが いろいろな事情から起訴しない処分 出院に関すること ( 出院年月日 出院理由等 ) ( 不起訴処分 ) をする場合があります 仮退院審理に関すること ( 仮退院審理の開始年月日 仮退院審理の結果等 ) 検察審査会は 検察官がした不起訴処分の当否を審査する機関で 地方裁判所と主な地方裁判所支部の中に設置されています 保護観察中の身柄の取扱い等に関すること ( 保護観察の開始年 検察審査会は 被害者等や犯罪を告訴 告発した方から検察官の不 月日 特別遵守事項の内容 保護観察の終了年月日等 ) 等です これらの通知の申出先は 加害者が少年院送致処分を受けた場合はお近くの少年鑑別所 保護観察処分を受けた場合はお住まいの都道府県にある保護観察所です 起訴処分を不服として申立てがあったときに 審査を始めます また 被害者等からの申立てがなくても 新聞記事等をきっかけに自ら審査を始めることもあります 検察審査会への審査の申立てや相談については 一切費用がかかりま せん なお 検察庁において 被害者等が再び被害にあうことのないよう 詳しくは 最寄りの検察審査会事 11 12

9 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口 窓口1裁判で利用できる制度 被害者等には 裁判において 証人として証言していただくことがあります その際に 被害者等に配意して 次のような各制度が定められています 裁判所が認める適当な人に付き添ってもらうこと 被害者等が 被告人や傍聴人から見えないように 間に遮へい物を設置してもらうこと 別室から ビデオモニターを通じて証言することこのほかに 刑事裁判に関して 次のような制度があります 被害者等は 第 1 回の公判期日の後 原則として 裁判所にある刑事事件の事件記録の閲覧 コピーができます また いわゆる同種余罪の被害者等も 民事の損害賠償請求のため必要があると認められる場合には 裁判所にある刑事事件の事件記録の閲覧 コピーができます 被害者等は 刑事裁判手続において 性犯罪被害者の氏名等を公開の法廷で明らかにしない旨の決定をするよう 裁判所に申し出ることができます この決定があったときは 起訴状の朗読等の訴訟手続は 被害者の氏名等を明らかにしない方法で行われます 刑事事件の裁判で 犯罪被害に関する気持ちや意見を述べることができます 被害者等の申出があれば 公判を優先して傍聴することができるようにできる限りの配慮がされます 被告人との間で示談した場合に 別に民事訴訟を起こさなくてもいいようにその示談内容を刑事裁判の調書に記載してもらうことができます 検察庁で冒頭陳述の要旨を記載した書面を受け取ることができます 被害者参加制度殺人 傷害 危険運転致死傷等の故意の犯罪行為により人を死傷させた罪 強制わいせつや強制性交等の罪 過失運転致死傷罪等の被害者等は 裁判所に許可を得て 被害者参加人という訴訟手続上の地位を得た上で 刑事裁判に参加することができます 具体的には 公判期日に出席し 一定の要件の下で証人や被告人に対して質問をしたり 意見を述べたりすることができます 被害者参加制度 公判期日に出席することができる 検察官の権限行使に関して 意見を述べたり説明を受けたりすることができる 公起訴訴証被論最の状人告告終判提の尋人 弁起朗問質求論決問刑読裁きす被満一よ被判です証きべい律事るる告た定る害所るるての実申きる人こ人すの参者のるこにこ意適関出とに場要加等許と尋と見用係が質合件のに可が問がをにやで問にをで述つ法 被害者国選弁護制度被害者参加人 ( 裁判への参加を許された者 ) は 公判期日への出席や被告人質問等の行為を弁護士に委託することもできますが その資力 ( 現金 貯金等の合計額 ) から療養費等の額 ( 犯罪行為を原因として請求の日から6か月以内に支出することとなると認められる治療費その他の費用の合計額 ) を控除した額が 基準額 (200 万円 ) に満たない場合には 裁判所に対して 弁護士の援助を受けられるようにするため 弁護士 ( 被害者参加弁護士 ) の選定を請求することができます この弁護士の報酬及び費用は 国が負担することになります 被害者参加旅費等支給制度被害者参加制度を利用して刑事裁判に出席された方の旅費 ( 交通費 ) 及び日当を国が支給する制度です 出席する裁判所が遠方にあるなどの理由で宿泊しなければならない場合は 宿泊料も支払われます 詳しくは 日本司法支援センター ( 愛称 法テラス P.35 参照 ) にお問い合わせください 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関13 14

10 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口 損害賠償命令制度 殺人 傷害 危険運転致死傷などの故意の犯罪行為により人を死傷また 少年犯罪による被害者等には 次のような制度があります させた罪や強制わいせつ 強制性交等の罪等の被害者等は 刑事事件 被害者等は 審判開始の決定があった後 原則として裁判所にある少1が地方裁判所で取扱中の場合に その刑事事件を担当している裁判所年事件の事件記録 ( 少年の要保護性に関して行われる調査についてのに対し 起訴されている犯罪事実を原因とした不法行為による損害賠記録である 生育歴や家族関係の問題等の記録は除く ) の閲覧 コ償を被告人に対し命ずるよう求める申立てをすることができます ピーができます この手続は 被告人に対し有罪の言い渡しがあった場合 刑事裁判 裁判官や家庭裁判所調査官に対して 被害に関する気持ちや意見を述の訴訟記録を証拠として 原則 4 回以内の期日で簡易迅速に審理が行べることができます われます 審理は 刑事事件を担当した裁判所が行うことから 被害 殺人 傷害等の故意の犯罪行為により人を死傷させた罪 過失運転致者等による被害事実の証明が容易になっています 死傷罪等 ( いずれも傷害の事案にあっては これにより生命に重大ななお 4 回以内の期日で終わらない場合や損害賠償命令の申立てにご危険を生じさせた場合に限られます ) の被害者等は少年審判の傍聴協ついての決定に対し 異議の申立てがあった場合等は 通常の民事訴が認められる場合があります 力訟手続に移行します ( 民事訴訟手続については P.24~P.26をご参の 家庭裁判所から 審判期日における審判の状況について説明を受けるお照ください ) 願ことができます い詳しくは 事件を担当する検察庁や裁判所にお問い合わせくださ 家庭裁判所から 少年審判の結果等の通知を受けることができます い 詳しくは 家庭裁判所にお問い合わせください できる損害賠償命令制度 刑事裁判 民事裁判 制度上告審 上告審 損害賠償請求についての審理 控訴審 控訴審 公訴提起 弁論集結 刑事記録 有罪判決 口頭弁論又は審尋 口頭弁論又は審尋 口頭弁論又は審尋 不服なし 決定 異議申し立て 本手続の記録 第一審 損害賠償請求のの申立て 確定判決と同一の効力 15 16

11 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口 窓口1更生保護において利用できる主な制度 意見等聴取制度加害者が刑事施設や少年院に収容された場合 申出をした被害者等は 加害者の仮釈放や少年院からの仮退院を許すか否かを判断するために地方更生保護委員会が行う審理において 仮釈放 仮退院に関する意見や被害に関する気持ちを述べることができます 聴取した意見等は 地方更生保護委員会において 仮釈放 仮退院の判断に当たって考慮されるほか 仮釈放 仮退院を許す場合の特別遵守事項の設定等に当たって考慮されます 心情等伝達制度加害者が保護観察処分となった場合 被害者等の申出に応じ 保護観察所が被害に関する気持ち 被害者等の置かれている状況 保護観察中の加害者の生活や行動に関する意見を聴取し これを保護観察中の加害者に伝えます 保護観察中の加害者に対しては 被害の実情等を直視させ 反省や悔悟の情を深めさせるよう指導監督を行います 詳しくは 最寄りの保護観察所 (P.33 参照 ) にお問い合わせください 安全の確保に関する制度 再被害の防止 保護対策警察では 被害者等が 再度 加害者から生命 身体に被害を受けるおそれがある場合に 再被害防止対象者 として 重点的な防犯指導や所要の警戒措置を行い 再被害防止対象者からの要望があった場合又は再被害防止に必要な場合には加害者の釈放に関する情報等を提供して安全の確保に努めています また 加害者が暴力団員 暴力団関係者 総会屋等で これら暴力団等からの仕返しを受けるおそれがある場合には 被害者等を 保護対象者 として指定し 暴力団等からの保護に必要な措置を実施して 被害の未然防止を徹底しています もし 加害者や暴力団等から 生命 身体に危害を加えられるような脅しを受けた場合には すぐに警察へ通報してください 配偶者からの暴力 児童虐待等の被害者の保護警察では 配偶者からの暴力事案やストーカー事案 児童虐待等の被害にあわれた方が 加害者から離れて保護される必要がある場合には 安全の確保について婦人相談所や児童相談所と連携の上 対応しています 詳しくは 担当の捜査員や婦人相談所 児童相談所にお問い合わせください プライバシー侵害等に対する人権救済制度被害者等が いわれのないうわさや中傷によって傷つけられたり プライバシーを侵害されるなどの被害を受けた場合 法務省の人権擁護機関は 相談を受けたり 相手方に人権侵害をやめるよう勧告するなどの救済のための措置を講じています 詳しくは 地方法務局 (P.33 参照 ) へお問い合わせいただくか 法務省のホームページをご参照ください 経済的支援や各種支援 福祉制度 佐賀県警察の公費負担制度佐賀県警察では 次の費用を公費で支出し 被害者等の経済的負担を軽減しています 遺体搬送料事件事故により被害者や当事者が死亡された場合には ご遺体の解剖を行うことがあります 解剖は 亡くなられた原因を明らかにするために行うものです ( 裁判所の令状に基づいて行う解剖を 司法解剖 といいます ) 司法解剖を行ったご遺体については 警察署からご家族が希望される場所 ( 原則として佐賀県内に限ります ) 等までの搬送料金を公費で負担することができます 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関17 18

12 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口医療費等 犯罪被害給付制度故意の犯罪行為によってご家族を亡くされたご遺族 重大な負傷又 診断書料等は疾病を負ったり 後遺障害が残った被害者の方に対して 労災保険犯罪被害により被害者が負傷又は死亡した場合には 医師が作成す1等の他の公的給付や加害者から十分な損害賠償を受けることができなる診断書又は死体検案書の提出を求めることがあります また 医療い場合等において 国が給付金を支給する制度です 機関を受診した場合 初診料が必要となることがあります 給付金は一時金として支給されるもので その種類は次のとおりで診断書又は死体検案書の取得に必要な料金及び初診料については す 公費で負担することができます ( ただし 対象となる犯罪に制限があ支給額 ( 最高額 ~ 最低額 ) 一定の生計維持関係遺族がいる場合ります ) 遺族給付金 2,964.5 万円 ~872.1 万円 緊急避妊経費等それ以外の場合性犯罪 ( 強制性交等など ) の被害にあわれた方には その犯罪の特 1,210 万円 ~320 万円ご性から 医療機関での受診をお願いすることがあります 支給を受けられる人協受診に際しては 緊急避妊経費等が必要になりますが この医療費亡くなった被害者の第一順位の遺族力のの一部を公費で負担することができる場合があります 支給を受けられる遺族の範囲と順位お1 1 配偶者 ( 事実上の婚姻関係と同様願 カウンセリング費いの事情にあった人を含む ) 被害者等が 精神科医等の医師又は臨床心理士等によるカウンセリ 2 被害者の収入によって生計を維持しングを受けた場合の費用を公費で負担することができます ていた被害者の 2 子 3 父母 4 孫 5 祖で犯罪被害者父母 6 兄弟姉妹きる一時避難場所の確保に要する経費 3 2に該当しない被害者の 7 子 8 父母制等給付金 9 孫 10 祖父母 11 兄弟姉妹度自宅が犯罪の現場となり 破壊されるなど居住が困難な場合や 再支給額 ( 上限 120 万円 ) 被害防止のため自宅に居住できない場合等には 一時的に避難するた 給付額負傷又は疾病から3 年間にお重傷病給付金めの宿泊費を公費で負担する制度があります 被害者の年齢や勤ける保険診療による医療費の自己負担相当額 + 休業損害を労による収入額等に基考慮した額ストーカー 配偶者からの暴力事案の被害者等の一時避難に要する経費づいて算定されます 支給を受けられる人ストーカー 配偶者からの暴力事案のうち 危険性 切迫性が高い加療 1 月以上かつ3 日以上の入院を要 支給を受けられる人する傷病 (PTSD 等の精神疾患についと認められる被害者等で 親類 知人宅等への避難が困難な場合等日本国籍を有する人ては 加療 1 月以上かつその症状の程に 公費により 一時的に避難するための宿泊費用の一定額を負担す又は日本国内に住所度が3 日以上労務に服することができる制度があります を有する人です ない程度の疾病 ) を負った被害者本人支給額 ( 最高額 ~ 最低額 ) ハウスクリーニングに要する経費重度の障害 ( 障害等級第 1~ 第 3 級 ) が残った場合障害給付金自宅等が事件の現場となり 自宅等に付着した血痕 吐しゃ物 排 3,974.4 万円 ~1,056 万円泄物 異臭等の除去などの清掃作業 ( ハウスクリーニング ) が必要とそれ以外の場合 1,269.6 万円 ~18 万円なった場合の経費を公費により負担する制度があります 支給を受けられる人 各制度の詳細は 事件を担当する捜査員又は被害者支援要員に障害が残った被害者本人お尋ねください ( 障害等級 : 第 1 級 ~ 第 14 級 ) 19 20

13 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口 窓口1給付金の申請 申請は 申請者の住所地を管轄する都道府県公安委員会に行いますが 手続は 警察署又は警察本部に 申請書と必要書類を提出して行います なお 当該犯罪被害の発生を知った日から2 年を経過したとき 又は当該犯罪被害が発生した日から7 年を経過した場合には申請できません ただし 当該犯罪行為の加害者により身体の自由を不当に拘束されていたことなどのやむを得ない理由により この期間内に申請することができなかったときは その理由のやんだ日から6か月以内に申請することができます 給付金の支給制限 次の場合には 給付金の全部又は一部が支給されません 1 被害者と加害者の間に親族関係 ( 事実上の婚姻関係を含む ) があるとき 夫婦間や直系血族による犯罪は原則不支給 ( 親族関係が破綻していたと認められる事情がある場合等を除く ) ですが 親族関係のうち 一定の要件に該当するときは 給付金が支給される場合があります 2 被害者が犯罪行為を誘発したとき その他犯罪被害につき被害者にも責めに帰すべき行為があったとき ( 犯罪行為を容認していた場合 暴力団等に属していた場合 加害者等に報復した場合等 ) 3 被害者等と加害者との関係その他の事情から判断して 給付金を支給することが社会通念上適切でないと認められるとき 他の公的給付や損害賠償との調整 労災補償などの公的給付や損害賠償を受けたときは その額に応じて給付金が調整されます また 損害賠償を受けたときは 公安委員会にその旨を届けなければなりません 問合せ先 佐賀県警察本部広報県民課犯罪被害者支援室 又はお近くの警察署警務課までお問い合わせください 国外犯罪被害弔慰金等支給制度 日本国外において行われた故意の犯罪行為によってご家族を亡くされたご遺族や後遺障害が残った方に対して 国が弔慰金又は見舞金を支給する制度です その種類は次のとおりです 国外犯罪被害弔慰金等 国外犯罪被害弔慰金 ( 死亡の場合 ) 支給額 200 万円 ( 被害者 1 人当たりの総額 ) 支給を受けられる人亡くなった被害者の第一順位の遺族 支給を受けられる遺族の範囲と順位 1 1 配偶者 ( 事実上の婚姻関係と同様の事情にあった人を含む ) 2 被害者の収入によって生計を維持していた被害者の 2 子 3 父母 4 孫 5 祖父母 6 兄弟姉妹 3 2に該当しない被害者の 7 子 8 父母 9 孫 10 祖父母 11 兄弟姉妹 犯罪行為が行われた時点で 日本国籍を有する方又は日本国内に住所を有する方に限ります 国外犯罪被害障害見舞金 ( 重障害の場合 ) 支給額 100 万円 支給を受けられる人障害が残った被害者本人 ( 障害等級 : 第 1 級 ) 犯罪行為が行われた時点で 日本国籍を有する方に限ります ( 日本国外に生活の本拠を有し その地に永住する方を除く ) 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関21 22

14 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口23 弔慰金等の申請 自動車損害賠償保障制度 自動車使用によるひったくり被害で転倒するなどし 亡くなった場申請は 申請者の住所地を管轄する都道府県公安委員会に行います合や怪我をした場合には 自動車損害賠償保障法に基づいて被害者の1が 手続は 警察本部に 申請書と必要書類を提出して行います ま救済を図り 損害をてん補する制度があります た 海外にお住まいの方は 最寄りの在外公館等でも申請をすることが保険金請求や必要な書類などの詳しいことは 損害保険会社にお尋できます ねください なお 当該犯罪被害による死亡もしくは障害の発生を知った日から2 年を経過したと 災害共済給付制度き 又は当該犯罪被害による死亡もしくは障幼稚園や保育所 小学校 中学校 高等学校等の学校に通う生徒等害が発生した日から7 年を経過した場合にはが授業中 部活動中 登下校中等に犯罪の被害にあった場合は 独立申請できません ただし 当該犯罪行為の加ご行政法人日本スポーツ振興センター法に基づき 保護者に対して 災協害者により身体の自由を不当に拘束されてい害共済給付金が給付されることがあります 詳しくは 佐賀県警察本力たことなどのやむを得ない理由により このの部や通学中の学校にお尋ねください お期間内に申請することができなかったとき願いは その理由のやんだ日から6か月以内に申請することができます できる弔慰金等の支給制限制度次のような場合には 弔慰金等が支給されないことがあります 1 被害者と加害者の間に親族関係 ( 事実上の婚姻関係を含む ) があるとき 2 正当な理由がなく 治安の状況に照らして生命又は身体に対する高度の危険が予測される地域に所在していたとき 3 被害者が犯罪行為を誘発したとき その他犯罪被害につき被害者にも責めに帰すべき行為があったとき ( 犯罪行為を容認していた場合 暴力団 民事上の損害賠償請求制度等に属していた場合 加害者等に報復した場合等 ) 犯罪は 他人の権利を侵害し これによって他人に損害を生じさせ 4 被害者等と加害者との関係その他の事情から判断して 弔慰金等を支給る行為であるため 民法上の不法行為 ( 民法第 709 条 ) に該当する場することが社会通念上適切でないと認められるとき合があり その場合には 加害者等に対して損害賠償を請求すること 5 被害者が日本国外において業務に従事していたことにより支給されるができます 給付金等 ( 賞じゅつ金等 ) で国家公安委員会が定めるものが支給される詳しくは 裁判所や弁護士会にお問い合わせください ときまた 指定暴力団による不法行為については 一定の要件を満たした場合に 指定暴力団員が他人の生命 身体又は財産を侵害したとき 問合せ先は その指定暴力団の代表者等がこれによって生じた損害を賠償する責任を負うとされています 佐賀県警察本部広報県民課犯罪被害者支援室 詳しくは 警察本部や弁護士会 (P.35 参照 ) にお問い合わせくだ さい 24

15 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願いご協力のお願い3被害者等が利用できる制度できる制度4各種相談機関 窓口 窓口1民事裁判 被害者側が原告 加害者側が被告となります 加害者自身が少年であったり 会社の従業員であった場合には 少年の両親や会社を被告として 損害賠償できる場合もあります 訴えの提起被告の住居地又は不法行為があった場所を管轄する裁判所に起こします 民事裁判に必要な費用裁判費用 ( 主として印紙代 ) は 請求する金額によって異なります また 弁護士に依頼する場合には 裁判費用とは別に 弁護士費用が必要になります 各市の無料法律相談佐賀市毎週木曜日 13:30~16:30 第 1 第 3 木曜日は 10:00~12:00も実施 唐 津 市 毎月第 木曜日 10:00~15:00 鳥 栖 市 毎週木曜日 13:00~15:00 多 久 市 毎月第 3 水曜日 13:00~14:30 伊万里市 毎月第 2 4 水曜日 10:00~15:00 武雄市社会福祉協議会 毎月第 2 4 木曜日 13:00~16:00 鹿 島 市 毎月第 2 木曜日 13:00~14:00 受付毎月第 4 木曜日 9:30~10:30 受付 小城市社会福祉協議会 毎月 1 回 13:30~16:30 嬉野市社会福祉協議会 毎月第 4 木曜日 13:00~16:00 神埼市社会福祉協議会 奇数月第 3 木曜日 13:30~16:30 電話による事前予約が必要であったり 相談日が変更となる場合がありますの で 事前に各市役所等へお問い合わせく ださい 民事裁判の流れ 弁護士等に相談 事前準備(1~2か月) 資料の取り寄せ等 費用の準備 訴えの提起 書類の審査 約 1~2か月 第 1 回期日 原告 被告が主張 約 1か月ごと 第 回期日 和解勧告 和解がまとまれば裁判終了 第 回期日 証人尋問 判 決 勝訴判決 被告に任意に支払ってもらう 強制執行 敗訴判決 控訴 上告も可能 刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関25 26

16 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口1ご協力のお願いできる制度 税制上の制度 公営住宅への優先入居 医療費を支払ったり 身体に障害が残ったり 配偶者と死別した方などには 次のような 所得控除 が認められる場合があります 犯罪行為によりそれまでの住居に住めなくなった一定の収入以下の方 (DV 被害者以外の単身者は除きます ) については 県営住宅へ 武雄税務署 ( 労使紛争相談 ) 医療費控除 の入居に関し 抽選回数の優遇措置があります 支払った医療費 ( その医療費を補てんするために支払いを受けた保険 問合せ先 金等を除く ) の金額 ( 一定の額を超える部分に限る ) が控除されるもの 県営住宅相談 福祉制度医療費控除額の計算方法父親 ( 夫 ) を亡くしたため母子家庭となった場合には 児童扶養手その年中に保険金などで当や母子福祉資金の貸付などを受けることができる場合があります 支払った医療費 - 補てんされる金額 = A また 収入がなくなったり 少なくなったりしたため生活に困って A - いる人に対しては 困窮の程度に応じて 生活扶助 教育扶助 住宅 10 万円または所得金額の5% 扶助 医療扶助等の必要な保護を受けることができる生活保護制度が ( どちらか少ない額 ) = 医療費控除額準備されています 詳しくは 住所地の市役所や町役場 保健福祉事務所 (P.37 参 障害者控除 照 ) にお問い合わせください 障害者に27 万円 ( 重度の障害がある場合は40 万円 以下同じ ) 個別労働紛争解決制度扶養親族等が障害者である場合には障害者 1 人につき27 万円が控除され都道府県労働局において 個々の労働者と事業主との間の労働関係るものに関するトラブルの未然防止 労使による自主的な解決を促進するこ 寡婦 ( 寡夫 ) 控除 とを目的として 総合労働相談コーナーにおける情報提供 相談夫と死別した妻 ( 寡婦 ) 又は妻と死別した一定の夫 ( 寡夫 ) 等に原則 都道府県労働局長による助言 指導として27 万円の控除額が認められるもの 紛争調整委員会によるあっせん 問合せ先 を行っています 佐賀税務署 鳥栖税務署 問合せ先 唐津税務署 佐賀労働局 ( 雇用環境 均等室 ) 伊万里税務署 県労働相談窓口 ( 中小企業労働相談所 )

17 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口 窓口1佐賀県における支援 佐賀県では 総合的な対応窓口を設置し 警察 市町 民間被害者支援団体と連携し 被害者等からの相談の対応や支援に関する情報提供を行っています 佐賀県総合相談窓口くらしの安全安心課 ( 犯罪被害者相談電話 ) ホームページ 市町総合対応窓口各市町で被害者支援に関する総合対応窓口を設置しているほか 一定の要件を満たす被害者やご遺族に対して 見舞金の支給による経済的な支援を行っています 詳しくは お住まいの市町の窓口へご相談ください 市町 被害者支援担当窓口 電話番号 佐 賀 市 生活安全課 唐 津 市 総務課 鳥 栖 市 総務課 多 久 市 防災安全課 伊万里市 人権 同和対策課 武 雄 市 防災危機管理課 鹿 島 市 総務課 小 城 市 社会福祉課 嬉 野 市 総務課 神 埼 市 防災危機管理課 吉野ヶ里町 総務課 基 山 町 総務企画課 上 峰 町 総務課 みやき町 総務課 玄 海 町 住民福祉課 有 田 町 総務課 大 町 町 総務課 江 北 町 総務課 白 石 町 保健福祉課 太 良 町 総務課 民間被害者支援団体と連携した支援制度 佐賀 VOISS( 特定非営利活動法人被害者支援ネットワーク佐賀 V OISS) は 被害者等の支援のために活動している民間の被害者支援 団体であり 事件 事故の発生直後から適正かつ確実に被害者支援を行うことができる 犯罪被害者等早期援助団体 として 佐賀県公安委員会から公的な認証を受けています 警察では 佐賀 VOISS と連携した被害者支援活動を行っています 被害者情報提供制度警察では 事件 事故の発生直後から被害者等の要望に応じたきめ細やかな支援を行うために 被害者等の同意を得た上で 支援に必要な被害者情報 ( 被害に関する内容や被害者等の氏名 住所 連絡先等 ) を佐賀 VOISS に提供しています 佐賀 VOISS の被害者支援活動 佐賀 VOISS では 次のような被害者支援活動を行っています 電話 面接相談 被害者等の悩みや困り事等について 電話や面接による相談を受けたり 支援を行っている様々な機関やその窓口 支援制度などについて説明を行ったりしています 直接支援 被害者等の要望により 身の回りの世話や買い物等 日常生活の支援のほか 必要に応じて 警察 裁判所 病院等への付添支援を行っています 犯罪被害者等給付金の申請補助 犯罪被害給付制度に基づく給付金を申請する際に 書類の作成等の手伝いを行っています ボイス 問合せ先ボイス特定非営利活動法人被害者支援ネットワーク佐賀 VOISS 所在地佐賀市八丁畷町 1-20 佐賀県衛生合同庁舎別館相談電話 電子メール相談 voiss@f3.dion.ne.jp ホームページ ご協力のお願いできる制度刑事手続の概要2捜査活動への3被害者等が利用4各種相談機関

18 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口精神的被害の支援 1犯罪の被害により大変重いストレスにさらされると 程度の差はあっ ても 次のような様々な心身の反応が現れることがあります 警 察 ご協頭痛 肩こり 手足のだるさ 胃のもたれ 下痢 便秘 力身体面息苦しさ 食欲不振 眠れない 夜間に目が覚めるレディース 感情の麻痺 強い恐怖 不安 孤独感 罪悪感 自責感 佐賀県警察感情面いら立ち 怒り窓口等 ( 名称 ) 電話番号等 物事に集中できない 思考力の減退 麻痺 混乱 その時思考面の光景が何度も思い浮かぶ 事件のことを何度も夢にみる 犯罪被害者支援室 警察本部 ( 広報県民課 ) 行動面 怒りっぽくなる 興奮する 取り乱す 閉じこもる 飲警察相談室警察本部 9110 又は 酒や喫煙が増加する 生活面が不規則になる性犯罪被害相談電話 8103( ハートさん ) これらは 時間の経過とともに 次第に回復していきますが 回復にかかる時間は人それぞれです 中には様々な精神疾患 (PTSD 等 ) に発展していく場合があります 警察では 被害者等の精神的被害の回復のために カウンセリング体制を整備しているほか カウンセリング費用の公費負担 (P.19 参照 ) を行っています 詳しくは 最寄りの警察署又は警察本部にご相談ください また 日常生活に支障を感じたときは 医療機関若しくは保健所 精神保健福祉センター (P.37 参照 ) へご相談ください さらに 犯罪の被害により周囲の児童生徒が心のケアを必要としている場合には スクールカウンセラー等によるカウンセリングもできますので 各学校にお問い合わせください 4 各種相談機関 窓口 テレホン ヤングテレホン 警察本部 ( 生活安全企画課 ) 鳥栖警察署 ( 生活安全課 ) 唐津警察署 ( 生活安全課 ) 伊万里警察署 ( 生活安全課 ) 武雄警察署 ( 生活安全 刑事課 ) 鹿島警察署 ( 生活安全課 ) 少年サポートセンター ( 佐賀バルーンミュージアム内 ) 警察本部 ( 人身安全 少年課 ) 鳥栖警察署 ( 生活安全課 ) 唐津警察署 ( 生活安全課 ) 伊万里警察署 ( 生活安全課 ) 武雄警察署 ( 生活安全 刑事課 ) 鹿島警察署 ( 生活安全課 ) 暴力相談 110 番警察本部 佐賀県警察ホームページ ( 各都道府県警察の相談窓口を知りたい方は 警察庁犯罪被害者支援ホームページ ( をご参照ください のお願いできる制度31 32

19 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口検察庁 インターネット人権相談受付窓口 (sos-e メール ) 法務省ホームページ上にパソコン 携帯電話いずれも使用可能なインターネットによる人権相談受付窓口を開設し 24 時間 365 日相談 被害者等が検察庁へ気軽に被害相談や事件に対する問合せを行えるように 専用電話として 被害者ホットライン が全国の地方検察庁に設1を受け付けています けられています パソコン 被害者ホットライン は 電話だけでなく ファックスでの利用も可携帯電話能となっております 夜間や休日の場合でも留守番電話やファックスが 利用できますので ご活用ください 佐賀地方検察庁 ( 被害者ホットライン ) 全国の検察庁の被害者ホットライン窓口は検察庁ホームページ ( をご参照ください 保護観察所 全国の保護観察所には 被害者担当官及び被害者担当保護司が配置されており 被害者等からの電話や来庁による相談や問合せに応じ 悩みや不安等を聞いたり 各種制度の説明や関係機関の紹介等を行っています 佐賀保護観察所 ( 被害者専用番号 ) 全国の保護観察所の所在地及び被害者等のための専用の電話番号を知りたい方は 法務省の更生保護における犯罪被害者等施策ホームページ ( をご参照ください 法務省の人権擁護機関 全国の法務局 地方法務局又はその支局では 国民の人権を擁護するための取組の一つとして 人権相談所を設置し 法務局職員や法務大臣が委嘱した人権擁護委員が 被害者等の人権問題についても相談に応じています 被害者等に対する人権侵害の疑いのある事案については 人権侵犯事件として調査を行い 事案に応じた適切な措置を講じています 常設人権相談所 佐賀地方法務局人権擁護課 全国の法務局 地方法務局の常設人権相談窓口は法務省ホームページ ( をご参照ください 暴力追放運動推進センター 暴力追放運動推進センターは 暴力団排除活動の中心となり 暴力団に関するトラブルにあった方への支援と助言を積極的に行っています 特に 暴力団犯罪の被害者となった方に対しては 次のような支援を行っています 民事訴訟費用の無利子貸付 見舞金の支給 専門的な知識を有する相談員による相談 ( 公財 ) 佐賀県暴力追放運動推進センター ホームページ 配偶者暴力相談支援センター 婦人相談所等が 配偶者暴力相談支援センターとしての機能を果たしており 次のような支援を行います 相談や相談機関の紹介 カウンセリング 被害者及びその同伴者の緊急時における安全の確保及び一時保護 ( ただし 一時保護については 婦人相談所が行います ) 情報提供 ( 自立生活促進のための就業支援 住居確保 援護等に関する制度の利用 保護命令制度の利用 保護する施設の利用に関する情報提供等を行います ) ホームページ 佐賀県婦人相談所 佐賀県 DV 総合対策センター ご協力のお願いできる制度

20 1刑事手続の概要刑事手続の概要2捜査活動への2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口4各種相談機関 窓口日本司法支援センター ( 愛称 法テラス ) 日本司法支援センターは 国民が 全国どこでも法的な紛争の解決のために必要な情報や法律サービスの提供が受けられる社会を実現するための総合法律支援の中心を担う法人で 次のような被害者支援業務等を行います 情報提供業務法制度に関する情報の提供をしたり 相談窓口や犯罪被害者支援の経験や理解のある弁護士の紹介を無料で行います 民事法律扶助経済的にお困りの犯罪被害者等に対して 無料で法律相談を行い 民事裁判等の手続における弁護士費用等を立て替えます 国選被害者参加弁護士の選定に関連する業務被害者参加人 ( 裁判への参加を許された者 ) の意見を聴いて国選被害者参加弁護士の候補を裁判所に通知する業務等を行います 被害者参加旅費等支給業務被害者参加制度を利用して刑事裁判に出席された方に 旅費 ( 交通費 ) 等を支給する業務等を行います 日本弁護士連合会委託援助業務日本弁護士連合会からの委託を受けて 一定の犯罪被害者等に対して 刑事手続等の援助を行います 詳しくは 法テラスにお問い合わせください ホームページ 犯罪被害者支援ダイヤル ( なくことないよ ) 法テラス佐賀 弁護士会 人の生命又は身体を害する犯罪行為により不慮の死を遂げ 又は 法務省ホームページ上にパソコン 携帯電話いずれも使用可能なイ重障害を受けた方の子弟のうち 経済的理由により修学が困難な方にンターネットによる人権相談受付窓口を開設し 24 時間 365 日相談1対する奨学金又は学用品費の給与 その他の犯罪被害者に係る救援事を受け付けています 刑事業を行うことを目的として設立された財団法人です パソコン 手この目的を達成するため 次のような事業を行っています 携帯電話続の 学生 生徒及び児童に対する奨学金又は学用品費の給与 概要 学生 生徒及び児童の生活の指導及び相談暴力追放運動推進センター その他この法人の目的を達成するために必要な事業 暴力追放運動推進センターは 暴力団排除活動の中心となり 暴力団事務局 に関するトラブルにあった方への支援と助言を積極的に行っています ご捜 詳細は ホームページ ( 特に 暴力団犯罪の被害者となった方に対しては 次のような支援協査をご参照ください 力活を行っています の動おへ 民事訴訟費用の無利子貸付願の 見舞金の支給い( 公財 ) 日本財団 ( まごころ奨学金 ) 専門的な知識を有する相談員による相談 日本財団では 振り込め詐欺救済法に基づく預保納付金を用いて 保護 ( 公財 ) 佐賀県暴力追放運動推進センター 者が殺人 傷害 詐欺被害 交通事故などの理不尽な犯罪に遭遇し 経済ホームページ で被き害的に不安定となったご家庭の子どもに対し 奨学金の給付を行っています る者制等給付対象となるのは 高校 専修学校配偶者暴力相談支援センター ( 専門課程 高等課程 ) 高等専門度が学校 短大 大学 大学院に在学 あるいは 進学を予定している方です 利婦人相談所等が 配偶者暴力相談支援センターとしての機能を果た用 しており 次のような支援を行います 日本財団まごころ奨学金係 相談や相談機関の紹介ホームページ カウンセリング 被害者及びその同伴者の緊急時における安全の確保及び一時保護 ( ただし 一時保護については 婦人相談所が行います ) 4 情報提供( 自立生活促進のための就業支援 住居確保 援護等に関各種する制度の利用 保護命令制度の利用 保護する施設の利用に関する相情報提供等を行います ) 談機ホームページ関 窓口 佐賀県婦人相談所 弁護士会では 法律に関する相談を行っており 損害賠償請求等についての助言を得ることができます 相談については 相談料が必要です 佐賀県弁護士会 ( 佐賀 鳥栖 武雄地区 ) ( 唐津地区 ) ホームページ ( インターネット人権相談受付窓口公財 ) 犯罪被害救援基金 (sos-eメール) 佐賀県 DV 総合対策センター

21 1刑事手続の概要2捜査活動へのご協力のお願い3被害者等が利用できる制度4各種相談機関 窓口その他メモ 窓口等 ( 名称 ) 家庭児童相談室 母子相談 電話番号等 佐賀中部保健福祉事務所 鳥栖保健福祉事務所 唐津保健福祉事務所 伊万里保健福祉事務所 杵藤保健福祉事務所 児童相談佐賀県中央児童相談所 女性総合相談 佐賀県精神保健福祉センター 佐賀県立男女共同参画センター 精神的悩みに関する相談 ( 佐賀こころの電話 ) 負けないで勇気を出してまず相談 犯罪の被害にあわれた方へ 発行日 / 平成 30 年 3 月 16 版第 1 刷編集 発行 / 佐賀県警察本部広報県民課犯罪被害者支援室 37

22 被害者支援要員等の連絡先 あなたや家族の被害者支援要員は 佐賀県 警察署 課 係 氏名 - ( 内線 ) 被害者支援要員が不在の場合は 佐賀県 警察署 課 係 氏名 - ( 内線 ) あなたや家族の事件担当捜査員は 佐賀県 警察署 課 係 氏名 - ( 内線 ) にご連絡ください ごろうくん