パネルディスカッション A-1 オープン & クローズ戦略の実践 オープンイノベーションとオープンクローズ 2015 年 1 26 横河電機株式会社イノベーション本部オープンイノベーション室室 真
1. 横河電機の紹介 2. オープンイノベーションとオープンクローズ -2-
会社概要 商号 横河電機株式会社 代表取締役社長 西島剛志 創立 1915 年 9 月 1 日 売上高 3,885 億円 ( 連結 ) 営業利益 259 億円 ( 連結 ) 関係会社数 国内 15 社海外 70 社 海外売上比率 66.8% 研究開発投資比率 6.6% (2013 年度実績 ) 横河電機本社 ( 東京 武蔵野市 ) 横河電機 2,958 人 海外関係会社 グループ合計 11,404 人 19,837 人 グループ人員構成 国内関係会社 5,475 人 2014 年 3 月末 -3-
横河電機の事業分野 横河電機は計測 制御 情報をコアとして世界に展開するソリューション提供企業 生産管理システム 航空機器 制御システム ライブセル イメージング 共焦点スキャナ 計測 その他 3,885 億円 (2013 年 ) 制御 フィールド機器 電子測定器 レコーダ -4-
グローバルオペレーション 販売 産 サービスから研究開発まで 6つの地域本社を核としたグローバル体制 関係会社国内 15 社海外 70 社 Yokogawa Europe ( オランダ ) Yokogawa China ( 中国 ) 横河電機株式会社東京武蔵野 C Yokogawa Middle East & Africa ( バーレーン ) : 主要開発拠点 ( シンガポール バンガロール 北京 ダラス ) Yokogawa Engineering Asia ( シンガポール ) Yokogawa Corporation of America ( 米国 ) -5-
オートメーションの視点からの 産プロセス 電力 ガス石油化学鉄鋼半導体 自動車 機械 石油上流 石油精製 エレクトロニクス 化学 薬品 食品 気体 液体液体 粉体固体 連続プロセスハイブリッドプロセスディスクリートプロセス フィードバック制御主体フィードバック制御とシーケンス制御シーケンス制御主体 PA (Process Automation) 分散型生産制御システム DCS (Distributed Control System) が制御装置の中心 FA (Factory Automation) PLC (Programmable Logic Controller) が制御装置の中心 -6-
PA(Process Automation) 生産設備 ( プラント ) 生産管理システム (MES) 経営管理システム (ERP) プロセスデータベース LAN 中央制御室 現場 フィールド機器 温度流量圧力液位分析 センサ 調節弁 プロセス入出力 フィールドネットワーク 分散型生産制御システム (DCS) Distributed Control System -7-
オープンイノベーション Inbound と Outbound 企業の境界線 知財導 Inbound OI 援サービス Crowdsourcing 社外の知財等を従来以上に活 企業内部と外部の知財等を有機的に結合 研究受託サービス 公式ネットワーキンク R&D コンソーシアム 学 事業化プロセス Stage 事業戦略事業戦略ビジネスモデル アイデアコンペ 研究 開発 イノベーション表彰 知財 事業化 製品 標準化活動 知財活 Spin- Off Outbound Joint Venture 企業の境界線 未活 の知財等を従来以上に社外で活 する Inbound, Outboundのビジネスモデルへの有機的な取り込み価値創造 O-I の各項 は H.Chesbrough の論 を元に発表者が作成 -8-
最適な組織との連携 Inbound 連携スキーム Outbound 連携スキーム -9-
最適な組織との連携 課題に応じた最適な連携スキームを構築連携スキームのシナジー効果 具体的課題 O-I 支援サービス マッチングイベント課題を公開 匿名型探索 大学 公研連携組織 学会 公開型探索 O-I 支援サービス 抽象的課題 -10-
解決策保有組織 必要 分な開 情報 課題保有組織Inbound 企業 学 研究機関から解決策提案を募集 匿名型探索 (O-I 支援サービス ) - 社名を匿名グローバルで課題を公表 - 最適な連携候補の絞り込み - 選択後はクローズド 公開型探索 ( マッチングイベント ) - 社名と課題を公表公表できる課題を選出 - 最適な連携候補の絞り込み - 選択後はクローズド 課題ー NIH( 前主義 ) ー外部活動のコントロールー情報のパラドックス対策 情報の保護 情報のパラドックス -11-
オープンイノベーションとオープンクローズ オープンイノベーション 企業の境界線 Inbound ビジネス エコシステム Stage 事業戦略ビジネスモデル 事業戦略 社外のイノベーションをコア領域に繋げる 研究 開発 知財 社のコア領域 Inside クローズ 事業化製品 結合領域 オープン オープンイノベーション 知財活 Outbound 標準化活動 結合領域の標準化 結合領域の知財 パートナー企業 Outbound でオープン領域を構成 Inbound でコア領域を強化 -12-
無線フィールド機器 広いアプリケーションカバレッジ システム規模 : 1 つの Gateway で最 500 機器を管理 カバーエリア : 通し内で 500m を中継器なしで通信 分散型生産制御システム バックボーンネットワーク フィールド機器 センサー機器 -13-
オープンクローズ クローズ クローズ オープン コア領域標準化 オープンクローズ 無線通信モジュール クローズ 守りの知財マネジメント 独 技術による圧 計 ( センサー ) の 性能化 オープン 自社知財 自社知財変換モジュール I/F 結合領域 攻めの知財マネジメント オープン センサー機器 フィールドネットワークの標準化 センサー 由競争市場 -14-
知財権の価値の最 化 テクノロジーの価値は それを活 するビジネスモデルにより決定される (H.Chesbrough Open Innovation ) クローズドイノベーション 研究 開発知財権 事業戦略ビジネスモデル 標準化オープン 互換性確保 産の効率化 Inside Inside (Outbound) オープンイノベーション 社外からの知財導 等 Inbound Inside (Outbound) 市場獲得 マネジメント 社知財の社外活 Outbound Outside (Outbound) 社の事業戦略で 社知財の社外活 オープンクローズ Inside/Outbound Inside Outbound 市場創出 -15-
まとめ ビジネスモデル Inbound Outbound オープン クローズの有機的取り込み オープンイノベーション 法 Stage 経営資源ごとに最適な外部組織との連携スキームの選択 構築情報のパラドックスへの対応 ビジネスエコシステム最適な外部組織との連携 オープンイノベーション活動を価値創造に繋げる 組織内活動の改 度な戦略の策定 オープン & クローズ -16-
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