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パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン 2.0 2010 年 3 月 ページ数 32 要約 このドキュメントでは PRIMERGY TX150 S7 で実行したベンチマークの概要について説明します PRIMERGY TX150 S7 のパフォーマンスデータを 他の PRIMERGY モデルと比較して説明しています ベンチマーク結果に加え ベンチマークごとの説明およびベンチマーク環境の説明も掲載しています 目次 ドキュメントの履歴... 2 製品データ... 3 SPECcpu2006... 4 SPECjbb2005... 12 SPECpower_ssj2008... 15 StorageBench... 19 OLTP-2... 28 関連資料... 32 お問い合わせ先... 32

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ドキュメントの履歴 バージョン 1.0 ベンチマークの章を含むレポートの初版 バージョン 2.0 SPECcpu2006 測定構成 o Celeron G1101 o Pentium G6950 o Core i3-530 および i3-540 o L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 および X3470 SPECjbb2005 X3470 で測定 SPECpower_ssj2008 X3470 および SATA 2.5 インチ 5400rpm(1 台 ) で測定 StorageBench 測定対象オンボード SATA コントローラー LSI MegaRAID 8 ポートベースの RAID 0/1 SAS コントローラー RAID コントローラー SAS 5/6 512 MB(D2616) コントローラー OLTP-2 測定構成 o Celeron G1101 o Pentium G6950 o Core i3-530 および i3-540 o L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 および X3470 ベンチマークの章を更新 : SPECcpu2006 L3406 で測定 Fujitsu Technology Solutions 2010 2/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 製品データ PRIMERGY TX150 S7 は 1 ソケットサーバです Intel 3420 チップセット Celeron Pentium Core i3 または プロセッサ 1 基 最大 32 GB のメモリ 使用プロセッサに応じて 1067 MHz または 1333 MHz バス Broadcom BCM5755 1 GBit LAN コントローラー および PCI スロット 6 本 (PCI-Express Gen2 x4 (3 本 ) PCI-Express Gen2 x8(2 本 ) PCI 32-bit/33 MHz(1 本 )) が搭載されています PRIMERGY TX150 S7 は 標準またはホットプラグの電源ユニット構成 および最大 4 台の内蔵 3.5 インチハードディスクまたは最大 8 台の 2.5 インチハードディスク構成の 4 種類のタワー型モデルが提供されています さらに ホットプラグの電源ユニット構成で 最大 4 台の内蔵 3.5 インチハードディスクまたは最大 8 台の 2.5 インチハードディスク構成の 2 種類のラック型モデルが提供されています SATA ハードディスクを使用する場合は RAID 0 1 10 対応の 6 ポート SATA コントローラーを使用できます SAS ハードディスクの場合は RAID 0 1 および RAID 1E 対応の 8 ポート SAS コントローラー または RAID 0 1 10 5 50 6 および RAID 60 対応の 8 ポート SAS コントローラーを使用できます 先行モデルと同様 タワー型の PRIMERGY TX150 S7 は 簡単に 5 U のラックシステムに改装して 19 インチラックに搭載することができます 詳細な製品データについては PRIMERGY TX150 S7 データシートを参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010 3/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 SPECcpu2006 ベンチマークの説明 SPECcpu2006 は 整数演算および浮動小数点演算のシステム性能を測定するベンチマークです これは 12 本のアプリケーションからなる整数演算テストセット および 17 本のアプリケーションからなる浮動小数点演算テストセットで構成されています これらのアプリケーションは大量の演算を実行し CPU / メモリを集中的に使用します ディスク I/O やネットワークなど 他のコンポーネントについては このベンチマークでは測定しません SPECcpu2006 は 特定のオペレーティングシステムに依存しません このベンチマークは ソースコードとして利用可能で 実際のベンチマークの前にコンパイルする必要があります したがって 使用するコンパイラーのバージョンやその最適化設定が測定結果に影響を与えます SPECcpu2006 には 2 つのパフォーマンス測定方法が含まれています 最初の方法 (SPECint2006 および SPECfp2006) は 1 つのタスクの完了に必要な時間を評価します 次の方法 (SPECint_rate2006 および SPECfp_rate2006) は スループット ( 並列処理できるタスク数 ) を評価します いずれの方法も さらに 2 つの測定の種類 ベース と ピーク に分かれています これは コンパイラー最適化を使用するかどうかという点で異なります ベース 値は公開時に常に用いられますが ピーク 値はオプションです ベンチマーク演算タイプ コンパイラー最適化 SPECint2006 整数ピークアグレッシブ SPECint_base2006 整数ベース標準 SPECint_rate2006 整数ピークアグレッシブ SPECint_rate_base2006 整数ベース標準 SPECfp2006 浮動小数点ピークアグレッシブ SPECfp_base2006 浮動小数点ベース標準 SPECfp_rate2006 浮動小数点ピークアグレッシブ SPECfp_rate_base2006 浮動小数点ベース標準 測定結果速度スループット速度スループット アプリケーション単体実行多重実行単体実行多重実行 結果は 個々のベンチマークで得られた正規化比の幾何平均を使用しています 算術平均と比較して 幾何平均のほうが ひとつの飛び抜けて高い値に左右されない平均値です 正規化 とは テストシステムが基準システムと比較してどの程度高速に実行されるのかを測定することです 基準システムの SPECint_base2006 SPECint_rate_base2006 SPECfp_base2006 および SPECfp_rate_base2006 の結果が 値 1 と判定されたとします このとき たとえば SPECint_base2006 の値 2 は 測定システムがこのベンチマークを基準システムよりも約 2 倍の性能で実行したことを意味します SPECfp_rate_base2006 の値 4 は 測定対象システムが基準システムよりも 約 4/[ ベースコピー数 ] 倍の性能でこのベンチマークを実行したことを意味します ここで ベースコピー数 はベンチマークで実行された並行インスタンスの数です 弊社は SPEC の公開用に SPECcpu2006 を測定したデータのすべてを提出しているわけではありません このため すべての結果が SPEC の Web サイトに表示されるわけではありません 弊社は すべての測定値のログデータをアーカイブしているので 測定の内容に関していつでも証明できます SPEC SPECint SPECfp および SPEC の各ロゴは Standard Performance Evaluation Corporation(SPEC) の登録商標です Fujitsu Technology Solutions 2010 4/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマーク結果 次の 4 種類のプロセッサバージョンで PRIMERGY TX150 S7 を測定しました Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 および i3-540 L3406 L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 および X3470 2010 年 1 月 5 日 PRIMERGY TX150 S7 は SPECfp_rate_base2006 ベンチマークの 1 ソケットサーバカテゴリで第 1 位の成績を達成しました 1 2010 年 1 月 6 日 PRIMERGY TX150 S7 は SPECint_rate_base2006 および SPECint_rate2006 ベンチマークの 1 ソケットサーバカテゴリで第 1 位の成績を達成しました 2 結果は次の表のとおりです ベンチマークプログラムは インテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 でコンパイルし SUSE Linux Enterprise Server 11(64 ビット ) で実行しました 太字の値は http://www.spec.org で公開されています 1 2 上記の競争力のあるベンチマーク結果は 2010 年 1 月 5 日時点で公開された結果を反映しています 上記の比較は ベストパフォーマンスの 1 ソケットサーバに基づいています SPECfp_rate_base2006 によるベンチマーク結果については http://www.spec.org/cpu2006/results を参照してください 上記の競争力のあるベンチマーク結果は 2010 年 1 月 6 日時点で公開された結果を反映しています 上記の比較は ベストパフォーマンスの 1 ソケットサーバに基づいています SPECint_rate_base2006 および SPECint_rate2006 によるベンチマーク結果については http://www.spec.org/cpu2006/results を参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010 5/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 プロセッサ コア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECint_base2006 SPECint2006 Celeron G1101 2 2.27 2 MB 1067 MHz 73 W 18.5 20.1 Pentium G6950 2 2.80 3 MB 1067 MHz 73 W 22.2 24.2 Core i3-530 2 2.93 4 MB 1333 MHz 73 W 25.4 27.7 Core i3-540 2 3.07 4 MB 1333 MHz 73 W 26.2 28.6 L3406 2 2.27 4 MB 1333 MHz 30 W 21.7 23.9 L3426 4 1.87 8 MB 1333 MHz 45 W 28.2 32.7 X3430 4 2.40 8 MB 1333 MHz 95 W 27.4 29.9 X3440 4 2.53 8 MB 1333 MHz 95 W 28.5 31.2 X3450 4 2.67 8 MB 1333 MHz 95 W 30.2 33.4 X3460 4 2.80 8 MB 1333 MHz 95 W 32.0 35.3 X3470 4 2.93 8 MB 1333 MHz 95 W 33.2 36.4 SPECcpu2006: integer performance PRIMERGY TX150 S7 with Celeron, Pentium and Core i3 processors 27.7 28.6 30 25 20 20.1 18.5 24.2 22.2 25.4 26.2 15 10 5 0 Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 Core i3-540 SPECint_base2006 SPECint_base2006 SPECcpu2006: integer performance PRIMERGY TX150 S7 with processors 40 35 30 23.9 32.7 29.9 28.2 27.4 31.2 28.5 33.4 30.2 35.3 32.0 36.4 33.2 25 20 21.7 15 10 5 0 L3406 L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 X3470 SPECint2006 SPECint_base2006 Fujitsu Technology Solutions 2010 6/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 プロセッサ コア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECint_rate_base2006 SPECint_rate2006 Celeron G1101 2 2.27 2 MB 1067 MHz 73 W 32.2 35.0 Pentium G6950 2 2.80 3 MB 1067 MHz 73 W 39.3 42.5 Core i3-530 2 2.93 4 MB 1333 MHz 73 W 56.5 60.0 Core i3-540 2 3.07 4 MB 1333 MHz 73 W 58.2 61.8 L3406 2 2.27 4 MB 1333 MHz 30 W 45.7 48.7 L3426 4 1.87 8 MB 1333 MHz 45 W 84.5 90.5 X3430 4 2.40 8 MB 1333 MHz 95 W 85.8 92.3 X3440 4 2.53 8 MB 1333 MHz 95 W 105 112 X3450 4 2.67 8 MB 1333 MHz 95 W 109 115 X3460 4 2.80 8 MB 1333 MHz 95 W 114 121 X3470 4 2.93 8 MB 1333 MHz 95 W 120 127 SPECcpu2006: integer performance PRIMERGY TX150 S7 with Celeron, Pentium and Core i3 processors 70 60 50 40 30 35.0 32.2 42.5 39.3 60.0 61.8 56.5 58.2 20 10 0 Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 Core i3-540 SPECint_rate2006 SPECint_rate_base2006 SPECcpu2006: integer performance PRIMERGY TX150 S7 with processors 140 120 100 80 60 40 48.7 45.7 90.5 92.3 84.5 85.8 112 115 105 109 121 114 127 120 20 SPECint_rate2006 0 L3406 L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 X3470 SPECint_rate_base2006 Fujitsu Technology Solutions 2010 7/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 プロセッサ コア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECfp_base2006 SPECfp2006 Celeron G1101 2 2.27 2 MB 1067 MHz 73 W 21.8 22.7 Pentium G6950 2 2.80 3 MB 1067 MHz 73 W 25.3 26.5 Core i3-530 2 2.93 4 MB 1333 MHz 73 W 28.4 29.9 Core i3-540 2 3.07 4 MB 1333 MHz 73 W 29.3 30.7 L3406 2 2.27 4 MB 1333 MHz 30 W 24.1 25.6 L3426 4 1.87 8 MB 1333 MHz 45 W 32.2 35.5 X3430 4 2.40 8 MB 1333 MHz 95 W 31.7 33.8 X3440 4 2.53 8 MB 1333 MHz 95 W 32.9 34.9 X3450 4 2.67 8 MB 1333 MHz 95 W 34.6 37.0 X3460 4 2.80 8 MB 1333 MHz 95 W 36.3 38.8 X3470 4 2.93 8 MB 1333 MHz 95 W 37.8 40.0 SPECcpu2006: floating-point performance PRIMERGY TX150 S7 with Celeron, Pentium and Core i3 processors 35 30 25 20 22.7 21.8 26.5 25.3 29.9 30.7 28.4 29.3 15 10 5 0 Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 Core i3-540 SPECfp2006 SPECfp_base2006 SPECcpu2006: floating-point performance PRIMERGY TX150 S7 with processors 40 35 30 25 25.6 24.1 35.5 33.8 32.2 31.7 34.9 32.9 37.0 34.6 38.8 36.3 40.0 37.8 20 15 10 5 0 L3406 L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 X3470 SPECfp2006 SPECfp_base2006 Fujitsu Technology Solutions 2010 8/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 プロセッサ コア GHz L3 キャッシュ バス TDP SPECfp_rate_base2006 SPECfp_rate2006 Celeron G1101 2 2.27 2 MB 1067 MHz 73 W 34.0 35.4 Pentium G6950 2 2.80 3 MB 1067 MHz 73 W 39.1 40.7 Core i3-530 2 2.93 4 MB 1333 MHz 73 W 48.5 50.6 Core i3-540 2 3.07 4 MB 1333 MHz 73 W 49.7 51.8 L3406 2 2.27 4 MB 1333 MHz 30 W 39.8 41.2 L3426 4 1.87 8 MB 1333 MHz 45 W 68.8 71.3 X3430 4 2.40 8 MB 1333 MHz 95 W 73.2 75.8 X3440 4 2.53 8 MB 1333 MHz 95 W 80.5 83.3 X3450 4 2.67 8 MB 1333 MHz 95 W 82.4 85.3 X3460 4 2.80 8 MB 1333 MHz 95 W 84.9 87.7 X3470 4 2.93 8 MB 1333 MHz 95 W 87.9 90.9 SPECcpu2006: floating-point performance PRIMERGY TX150 S7 with Celeron, Pentium and Core i3 processors 60 50 40 35.4 34.0 40.7 39.1 50.6 51.8 48.5 49.7 30 20 10 0 Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 Core i3-540 SPECfp_rate2006 SPECfp_rate_base2006 SPECcpu2006: floating-point performance PRIMERGY TX150 S7 with processors 100 90 80 70 71.3 68.8 75.8 73.2 83.3 85.3 87.7 80.5 82.4 84.9 90.9 87.9 60 50 40 41.2 39.8 30 20 10 0 L3406 L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 X3470 SPECfp_rate2006 SPECfp_rate_base2006 Fujitsu Technology Solutions 2010 9/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 下の図は PRIMERGY TX150 S7 のパフォーマンスを先行モデルの PRIMERGY TX150 S6 と比較しています 両方とも最高パフォーマンス構成での比較です Fujitsu Technology Solutions 2010 10/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマーク環境 SPECcpu2006 での測定は すべて次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX150 S7 で実行されました ハードウェア モデル CPU CPU 数 プライマリキャッシュ セカンダリキャッシュ その他のキャッシュ メモリ ソフトウェア オペレーティングシステム PRIMERGY TX150 S7 Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 および i3-540 L3406 L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 および X3470 Celeron G1101, Pentium G6950, Core i3-530 および i3-540, L3406: 1 チップ 2 コア 2 コア / チップ L3426, X3430, X3440, X3450, X3460 および X3470: 1 チップ 4 コア 4 コア / チップ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ コアごと 256 KB オンチップ コアごと Celeron G1101: 2 MB(I+D) オンチップ チップごと Pentium G6950: 3 MB(I+D) オンチップ チップごと Core i3-530 および i3-540, L3406: 4 MB(I+D) オンチップ チップごと L3426, X3430, X3440, X3450, X3460 および X3470: 8 MB(I+D) オンチップ チップごと デュアルコアプロセッサ : 4GB x 2 枚クアッドコアプロセッサ : 4GB x 4 枚 SUSE Linux Enterprise Server 11(64 ビット ) コンパイラーインテル C++/Fortran コンパイラー 11.1 国または販売地域によっては一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010 11/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 SPECjbb2005 ベンチマークの説明 SPECjbb2005 は Java サーバプラットフォームのパフォーマンスを評価する Java ビジネスベンチマークです これは 本質的に SPECjbb2000 を更新したバージョンで 主な違いは次のとおりです トランザクションは 多様な機能範囲を対象とするため より複雑になっています ベンチマークのワーキングセットが システムの負荷の増大に対応して拡大されました SPECjbb2000 では アクティブな Java 仮想マシンインスタンスは 1 つのみ許可されましたが SPECjbb2005 では複数のインスタンスが許可され 特に大規模なシステムで実際との高い近似性を得ることができます ソフトウェア側では SPECjbb2005 は JVM JIT( ジャストインタイム ) コンパイラー ガベージコレクション スレッドなどのオペレーティングシステムの機能を評価します ハードウェアに関する限り SPECjbb2005 は CPU およびキャッシュの効率 メモリサブシステム 共有メモリシステム (SMP) のスケーラビリティを測定します ディスクおよびネットワーク I/O は無関係です SPECjbb2005 は 最近の代表的なビジネスプロセスアプリケーションである 3 階層のクライアント / サーバシステムをエミュレートしたもので 特に中間層が強調されています クライアントは TPC-C ベンチマークを基にしたドライバスレッドを負荷として生成し データベースへの OLTP アクセスを思考時間ゼロで行います 中間層は ビジネスプロセスおよびデータベースの更新を実装します データベースは データ管理を担当し メモリ内の Java オブジェクトによりエミュレートされます トランザクションのログ記録は XML ベースで実装されます このベンチマークの主な利点は シングルホスト上で 3 つの層すべてを実行できることです 中間層のパフォーマンスが測定されるため 大規模なハードウェアの設置は不要となり SPECjbb2005 の異なるシステム間の結果を直接比較できます クライアントとデータベースのエミュレーションも Java で記述されています SPECjbb2005 には オペレーティングシステムと J2SE 5.0 機能に対応した Java 仮想マシンのみが必要です スケーリングの単位は 約 25 MB の Java オブジェクトからなる 1 つのウェアハウスです ウェアハウスあたり 1 つの Java スレッドがこれらのオブジェクトに対しオペレーションを実行します これらのビジネスオペレーションは TPC-C の次の項目を前提としています 新規オーダーエントリー支払オーダーステータスの照会納入在庫レベル監視顧客レポート SPECjbb2005 と TPC-C が共通して持っている機能は これだけです 2 つのベンチマーク結果を比較することはできません SPECjbb2005 には 次の 2 つの性能指標があります bops(1 秒あたりのビジネスオペレーション ) は 1 秒あたりのすべてのビジネスオペレーションの性能です bops/jvm は 上記の性能指標 (bops) とアクティブな JVM インスタンス数の比率です SPECjbb2005 のさまざまな結果を比較する場合には 両方の性能指標を考慮する必要があります ベンチマーク測定が準拠すべき以下のルールは この性能指標の基となるものです SPEC SPECjbb および SPEC の各ロゴは Standard Performance Evaluation Corporation(SPEC) の登録商標です Fujitsu Technology Solutions 2010 12/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマーク測定は ウェアハウス数 ( つまりスレッド数 ) が増加する一連の測定ポイントで構成され 各ケースでウェアハウスが 1 だけ増加します 測定は 1 ウェアハウスで開始され 2*MaxWh まで ( ただし 尐なくとも 8 ウェアハウス ) 行います MaxWh は ベンチマークで予想される 秒あたりの最高オペレーションレートでのウェアハウス数です デフォルトでは MaxWh はオペレーティングシステムで認識される CPU の数と同じ値が設定されます 性能指標の bops は MaxWh ウェアハウスと 2*MaxWh ウェアハウス間のすべての測定済みオペレーション速度の算術平均です ベンチマーク結果 2009 年 10 月に 1 基の X3470 プロセッサと 8 GB PC3-10600 DDR3-SDRAM のメモリ構成を使用して PRIMERGY TX150 S7 を測定しました 測定には Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP2 を使用しました Oracle から提供されている JRockit(R) 6 P28.0.0 の 2 つのインスタンスを測定用 JVM として使用しました ベンチマーク結果には 4~8 個までのウェアハウスの全測定値が含まれています PRIMERGY TX150 S7 をその先行モデルの PRIMERGY TX150 S6 と比較すると スループットは各トップパフォーマンス構成で +32 % 向上しています Fujitsu Technology Solutions 2010 13/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマーク環境 SPECjbb2005 でのすべての測定は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX150 S7 で実行されました ハードウェア モデル CPU チップ数 PRIMERGY TX150 S7 X3470 1 チップ 4 コア 4 コア チップごと プライマリキャッシュ 32 kb( 命令 ) + 32 kb( データ ) オンチップ コアごと セカンダリキャッシュ 256 kb(i+d) オンチップ コアごと その他のキャッシュ メモリ ソフトウェア オペレーティングシステム JVM バージョン 8 MB オンチップ チップごと 4 2 GB PC3-10600R DDR3-SDRAM Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP2 Oracle JRockit(R) 6 P28.0.0 ( ビルド P28.0.0-29-114096-1.6.0_11-20090427-1759-windows-x86_64) 国または販売地域によっては一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010 14/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 SPECpower_ssj2008 * ベンチマークの説明 SPECpower_ssj2008 は サーバクラスのコンピュータを対象とした 消費電力とパフォーマンスの特性を評価する業界標準の SPEC ベンチマークです SPEC は パフォーマンス測定の標準を定めたのと同じ手法で SPECpower_ssj2008 において サーバの消費電力測定の標準を定義しました ベンチマークのワークロードには 典型的なサーバサイド Java ビジネスアプリケーションがシミュレートされます ワークロードはスケーラブルで マルチスレッド化されており 様々なオペレーション環境で利用でき 低コストで実行できます ワークロードは CPU キャッシュ メモリ階層および SMP( symmetric multiprocessor systems: 対称型マルチプロセシングシステム ) のスケーラビリティをを実行 / テストし 同時に JVM( Java Virtual Machine :Java 仮想マシン ) JIT( Just In Time: ジャストインタイム ) コンパイラー ガベージコレクション スレッド およびオペレーティングシステムのいくつかの機能を使用します SPECpower_ssj2008 では 100 % からアクティブアイドルまで 10 % 区切りで さまざまなパフォーマンスレベルにおける一定時間の消費電力をレポートします 段階的なワークロードは サーバの処理負荷および電力消費が 日や週により大きく変化することを表しています 全てのレベルにおける電力効率指標を計算するには 各セグメントで測定したトランザクションスループットを合計し 各セグメントの平均消費電力の合計で割ります 結果は overall ssj_ops/watt という性能指数です この値から測定対象サーバのエネルギー効率に関する情報が得られます 測定標準が定義されていることにより SPECpower_ssj2008 で測定される値を他の設定やサーバと比較することができます 右の図は SPECpower_ssj2008 の標準的な結果のグラフです ベンチマークは さまざまなオペレーティングシステムおよびハードウェアアーキテクチャーで実行され 大がかりなクライアントやストレージインフラストラクチャーを展開する必要がありません SPEC 準拠テストの最小構成は ネットワークで接続された 2 台のコンピュータと 電力アナライザと温度センサーが 1 台ずつです コンピュータの 1 台は SUT( System Under Test: テスト対象システム ) で サポート対象の任意のオペレーティングシステムが実行され JVM がインストールされています JVM は Java で実装されている SPECpower_ssj2008 ワークロードを実行するために必要な環境を提供します もう 1 台のコンピュータは CCS ( Collect and Control System: 収集および制御システム ) で ベンチマークの動作を制御し レポートに使用する電力 パフォーマンス および温度のデータを取得します 左の図は このフレームワークの各コンポーネン * SPEC SPECpower_ssj2008 および SPEC ロゴは Standard Performance Evaluation Corporation(SPEC) の登録商標です Fujitsu Technology Solutions 2010 15/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 トの概要を示しています ベンチマーク結果 2010 年 1 月 1 基の Intel X3470 プロセッサおよび 4 GB の PC3-10600E DDR3-SDRAM メモリの構成で PRIMERGY TX150 S7 を測定しました 測定には Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP2 および Oracle JRockit(R) 6 P28.0.0 JVM を使用しました Intel X3470 プロセッサを搭載した PRIMERGY TX150 S7 は シングルノードクラスで世界記録の 2,187 overall ssj_ops/watt という成績を達成しました これは それまで最高だった IBM System x3250 M3 の記録を 4.2 % * 上回るものです 左の図は 上記の PRIMERGY TX150 S7 の測定結果のグラフを示しています 赤横棒は グラフの y 軸で示された各負荷レベルに対する電力性能比 ( 上の x 軸 :ssj_ops/watt ) を表しています 青線は 小さなダイヤで示された各負荷レベルにおける平均消費電力 ( 下の x 軸 :W) が描く曲線を表しています 縦黒線は PRIMERGY TX150 S7 の出したベンチマーク結果 2,187 overall ssj_ops/watt を表しています これは 各測定におけるトランザクションスループット合計を各測定での平均消費電力合計で割ったものです このグラフから 負荷が 70 % のときにサーバのエネルギー効率が最大になっていることがわかります これがすでに www.spec.org で公開されている前回の SPECpower_ssj2008 結果と異なる点です 前回は他の PRIMERGY サーバで測定し 負荷 100 % のときに最大効率に達しました このような違いが生じた理由としては PRIMERGY TX150 S7 が Fujitsu Enhanced Power Settings という電源プランに対応したサーバの中で最初に測定されたサーバであることが挙げられます この電源プランは Microsoft Windows Server 2008 SP2 オペレーティングシステム向けに開発されたもので サポートされている PRIMERGY サーバには Server View Installation Manager によってデフォルトでインストールされます この電源プランは Windows のコントロールパネルの電源オプションでデフォルトの [ バランス ] プランの代わりとして選択できます Fujitsu Enhanced Power Settings 電源プランは 通常のサーバの使用率がほとんど常に 100 % を大きく下回るという事実に対処するために開発されました Fujitsu Enhanced Power Settings 電源プランは 電源管理を最適化し サーバの典型的な負荷の範囲でエネルギー効率が最大になるようにします * 上記の競争力のあるベンチマーク結果は 2010 年 1 月 27 日時点で公開された結果を反映しています 上記の比較は 最もエネルギー効率の高いシングルノードの結果に基づいています 最新の SPECpower_ssj2008 によるベンチマーク結果については http://www.spec.org/power_ssj2008/results を参照してください Fujitsu Technology Solutions 2010 16/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 次の表は 測定結果の各負荷レベルにおける ssj_ops 平均消費電力 (W 単位 ) および結果のエネルギー効率の詳細情報です パフォーマンス電力エネルギー効率 Target Load ssj_ops Average Power (W) ssj_ops/watt 100% 276,514 112 2,461 90% 249,279 97.6 2,555 80% 221,473 84.6 2,618 70% 193,621 73.6 2,631 60% 167,143 65.5 2,552 50% 139,181 58.7 2,369 40% 111,429 53.2 2,095 30% 84,147 48.2 1,745 20% 55,068 42.8 1,286 10% 27,788 36.5 760 アクティブアイドル 0 24.3 0 ssj_ops / power = 2,187 サーバは 電力性能比の点で性能を最大限引き出せるようにチューニングされました 2GB x 2 枚のメモリは 利用可能な各メモリチャネルの 1 スロットずつに挿し 最小の電力消費で最高のパフォーマンスを出せるようになっています この構成により 利用可能なメモリ帯域幅を最大限に活用し 同等のパフォーマンスを達成できる DIMM 4 枚構成より消費電力を抑えることができます ハードウェア構成で最も重要なのは 適切なプロセッサの選択です プロセッサは メモリサブシステムの次に電力を消費する部品です PRIMERGY TX150 S7 では TDP(Thermal Design Power: 熱設計電力 ) 95 W のクアッドコア Intel X3470 プロセッサ搭載時に最高の効率を示すスコアが出ました 下図は 前回と今回の測定結果を比較したものです 先行モデルの PRIMERGY TX150 S6 に Intel L3360 プロセッサを搭載して測定したときと比べて エネルギー効率が 71.8 % 向上しています PRIMERGY TX150 S7 の SPECpower_ssj2008 の消費電力の低下と ssj_ops のスループットの向上は 新しい Intel Nehalem マイクロアーキテクチャーによるものです Fujitsu Technology Solutions 2010 17/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマーク環境 ここに示す SPECpower_ssj2008 測定結果は 次のハードウェアおよびソフトウェア構成の PRIMERGY TX150 S7 で実行され Yokogawa WT210 電力アナライザを使用して測定されました ハードウェア モデル PRIMERGY TX150 S7 プロセッサ (TDP)Intel X3470(95 W) チップ数 1 チップ ( チップあたり 4 コア ) 1 次キャッシュ 32 KB( 命令 ) + 32 KB( データ ) オンチップ ( コアあたり ) 2 次キャッシュ 256 KB( 命令 + データ ) オンチップ ( コアあたり ) 3 次キャッシュ 8 MB( 命令 + データ ) オンチップ ( チップあたり ) メモリ 2 GB PC3-10600E DDR3-SDRAM(2 枚 ) ネットワークインターフェース ディスクサブシステム 1 GBit LAN Intel 82574L ギガビットネットワーク ( オンボード )(1 基 ) 内蔵 SATA コントローラー (1 基 ) 2.5 インチ SATA HDD(1 台 ) 160 GB JBOD 電源ユニット 350 W Fujitsu Technology Solutions S26113-E549-V50-01(1 基 ) ソフトウェア オペレーティングシステム JVM バージョン JVM アフィニティー JVM オプション Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP2 Oracle JRockit(R) 6 P28.0.0 ( ビルド P28.0.0-29-114096-1.6.0_11-20090427-1759-windows-x86_64) start /affinity [0x0F,0xF0] -Xms1625m -Xmx1625m -Xns1500m -XXaggressive -Xlargepages -Xgc:genpar -XXca llprofiling -XXgcthreads=4 -XXtlasize:min=4k,preferred=1024k 国または販売地域によっては一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010 18/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 StorageBench ベンチマークの説明 ディスクサブシステムの能力を評価するために 富士通テクノロジー ソリューションズは StorageBench というベンチマークを開発しました StorageBench は システムに接続されている異なるストレージシステムを比較することができます このベンチマークでは インテルで開発された Iometer という測定ツールと 実際の顧客アプリケーションで発生する負荷プロファイルを組み合わせ 測定シナリオを定義しました 測定ツール 2001 年末以降 Iometer は http://sourceforge.net のプロジェクトとなり さまざまなプラットフォームに移植され 国際的な開発者グループによって強化されています Iometer は Windows のユーザーインターフェースとさまざまなプラットフォームで利用できる いわゆる dynamo で構成されています この数年で これら 2 つのコンポーネントは http://www.iometer.org/ または http://sourceforge.net/projects/iometer から インテルオープンソースライセンス でダウンロードできるようになりました Iometer は IO サブシステムへのアクセスについて実際のアプリケーションの動作を再現することができます このため 特に 使用するブロックサイズ シーケンシャルリード / ライト ランダムリード / ライト およびこれらの組み合わせなど アクセスの種類を設定できます また 同時アクセス数 ( 未処理 IO ) も設定できます その結果 Iometer は 1 秒あたりのスループット 1 秒あたりのトランザクション数 各アクセスパターンの平均応答時間などの基本的なパラメーターを含むカンマで区切られた.csv ファイルを生成します この方法により 特定のアクセスパターンを使ってさまざまなサブシステムの性能を比較できます Iometer は ファイルシステムを使用して サブシステムにアクセスできるばかりでなく いわゆる RAW デバイスにもアクセスできます Iometer では さまざまなアプリケーションのアクセスパターンをシミュレーションおよび測定できますが オペレーティングシステムのファイルキャッシュは考慮されません また オペレーションは 1 つのテストファイル上のブロックで行われます 負荷プロファイル アプリケーションがマスストレージシステムにアクセスする方法は ストレージシステムのパフォーマンスに多大な影響を及ぼします 各種アプリケーションのさまざまなアクセスパターンの例 : アプリケーションデータベース ( データ転送 ) データベース ( ログファイル ) バックアップリストアビデオストリーミングファイルサーバ Web サーバオペレーティングシステムファイルコピー アクセスパターンランダム 67 % リード 33 % ライト 8 KB(SQL Server) シーケンシャル 100 % ライト 64 KB ブロックシーケンシャル 100 % リード 64 KB ブロックシーケンシャル 100 % ライト 64 KB ブロックシーケンシャル 100 % リード ブロック 64 KB ランダム 67 % リード 33 % ライト 64 KB ブロックランダム 100 % リード 64 KB ブロックランダム 40 % リード 60 % ライト ブロック 4 KB ランダム 50 % リード 50 % ライト 64 KB ブロック これから次の 4 つの独特なプロファイルが導き出されました 負荷プロファイルアクセスアクセスパターンブロックリードライトサイズ 未処理 IO 負荷ツール ストリーミングシーケンシャル 100 % 64 KB 3 Iometer リストアシーケンシャル 100 % 64 KB 3 Iometer データベースランダム 67 % 33 % 8 KB 3 Iometer ファイルサーバランダム 67 % 33 % 64 KB 3 Iometer 4 つのプロファイルはすべて Iometer で生成されました Fujitsu Technology Solutions 2010 19/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 測定シナリオ 比較できる測定結果を得るためには 再現可能な同一の環境ですべての測定を実行することが重要です そのため StorageBench は上記の負荷プロファイルに加えて次の規則に基づいています 測定結果 実際の顧客構成で RAW デバイスを使用するのは例外的な状況のみであるため 内蔵ディスクのパフォーマンス測定は常にファイルシステムを使用したディスク上で実行されます 高いパフォーマンスが他のファイルシステムや RAW デバイスで実現できる場合でも Windows では NTFS が使用され Linux では ext3 が使用されます ハードディスクは コンピュータシステムで最もエラーが発生しやすいコンポーネントです ハードディスクの故障によるデータの損失をなくすためにサーバシステムで RAID コントローラーが使用される理由はここにあります ここでは 複数のハードディスクを組み合わせて Redundant Array of Independent Disks (RAID) を形成し 1 つのハードディスクが故障した場合でもすべてのデータが維持されるように (RAID 0 を除く ) すべてのデータを複数のハードディスクに分散させます ハードディスクをアレイで編成する最も一般的な方法は RAID レベル RAID 0 RAID 1 RAID 5 RAID 6 RAID 10 RAID 50 RAID 60 です 各種 RAID アレイの基本については 資料パフォーマンスレポート - PRIMERGY 用モジュラー RAID を参照してください ディスクの数および装着されているコントローラーに応じて RAID 構成を変えながら PRIMERGY サーバの StorageBench を測定しました 2 台のハードディスクを装着できるシステムでは RAID 1 および RAID 0 を使用し 3 台以上では RAID 1E および RAID 5 を使用します 適用可能な場合はサポートされていることを条件にさらに上位の RAID レベルを使用します ハードディスクのサイズに関係なく サイズが 8 GB の測定ファイルを常に測定に使用しています I/O サブシステムの効率の評価では プロセッサパフォーマンスおよびメモリ構成は 今日のシステムでは大きな要因ではありません 通常 考えられるボトルネックは CPU やメモリではなく ハードディスクや RAID コントローラーに影響を及ぼします したがって CPU やメモリの構成を数々変えながら StorageBench で解析する必要はありません 負荷プロファイルごとに StorageBench は次のようにさまざまな主要指標を提供します 1 秒あたりのデータ転送量をメガバイト数で表した (MB/s) データスループット 1 秒あたりの I/O オペレーション数 (IO/s) の トランザクションレート およびミリ秒 (ms) 単位の 待機時間 ( 平均アクセス時間 ) シーケンシャルな負荷プロファイルでは データスループットが通常の指標であり 小規模なブロックサイズを使用するランダムな負荷プロファイルでは 通常 トランザクションレートが使用されます スループットおよびトランザクションレートは互いに直接比例し 次の式に従って計算できます データスループット [MB/s] トランザクションレート [ ディスク -I/O /s] = トランザクションレート [ ディスク -I/O /s] ブロックサイズ [MB] = データスループット [MB/s] / ブロックサイズ [MB] Fujitsu Technology Solutions 2010 20/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマークの結果 PRIMERGY TX150 S7 には Modular RAID ファミリーのコントローラーが搭載されています 各種の RAID ソリューションにより ユーザーはアプリケーションシナリオに合わせて適切なコントローラーを選択できます PRIMERGY TX150 S7 には 次の機能を提供する RAID ソリューションがあります 1. SATA RAID オンボードコントローラー このコントローラーは サーバのマザーボードに直接実装され Intel Ibex Peak チップセットに組み込まれています RAID スタックはサーバの CPU によって認識されます この RAID ソリューションは SATA ハードディスクの接続のみ使用できます RAID レベル 0 1 10 に対応しています このコントローラーには キャッシュがありません 2. LSI MegaRAID 8 ポートベースの RAID 0/1 SAS コントローラー (LSI MegaRAID SAS 1068) このコントローラーは PCI Express カードとして供給されています このコントローラーに接続できる SATA SAS および SAS-2.0 ハードディスクの最大数は 8 台です RAID レベル 0 1 1E に対応しています このコントローラーにはキャッシュがありません 3. RAID Ctrl SAS 5/6 512MB(D2616) コントローラー (LSI MegaRAID SAS 2108) このコントローラーは SAS-2.0 ハードディスクと接続するための 6 Gbps SAS-2.0 インターフェースをサポートしています このコントローラーは PCI Express カードとして供給され RAID ソリューション一式を提供します RAID レベル 0 1 5 6 10 50 60 に対応しています このコントローラーには 512 MB のコントローラーキャッシュが搭載されています コントローラーのキャッシュは 電源障害に対してオプションのバッテリーバックアップユニット (BBU) により保護できます コントローラーは 240 台までのハードディスクをサポートします これらのコントローラーには さまざまな SATA SAS および SAS-2.0 ハードディスクを接続できます 必要なパフォーマンスに応じて 適切なディスクサブシステムを選択できます モデルバージョンによりますが PRIMERGY TX150 S7 では 3.5 インチハードディスク用の 4 つのホットプラグベイまたは 2.5 インチハードディスク用の 8 つのホットプラグベイを利用できます PRIMERGY TX150 S7 には 次のハードディスクを選択できます 2.5 インチ SATA ハードディスク 容量 160 GB 320 GB 500 GB(5.4 krpm) 3.5 インチ SATA ハードディスク 容量 160 GB 250 GB 500 GB 750 GB 1 TB(7.2 krpm) 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスク 容量 146 GB 300 GB(10 krpm) 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスク 容量 73 GB 146 GB(15 krpm) 3.5 インチ SAS ハードディスク 容量 146 GB(15 krpm) 3.5 インチ SAS-2.0 ハードディスク 容量 300 GB 450 GB 600 GB(15 krpm) SATA RAID オンボードコントローラー 下図は 2.5 インチおよび 3.5 インチ SATA ハードディスクを使用したシーケンシャルアクセスにおいて キャッシュ設定によってどのようにスループットが変化するかを示したものです SATA ハードディスク間のパフォーマンスを比較するため 2 つの RAID 1 アレイを構成しました 1 つの RAID 1(5.4 krpm 構成 ) は 回転数 5.4 krpm の 2 台の 2.5 インチ 320 GB SATA ハードディスクで構成されます もう一方の RAID 1(7.2 krpm 構成 ) システムは 回転数 7.2 krpm の 2 台の 3.5 インチ 500 GB SATA ハードディスクで構成されます 2 つの RAID 1 システムは 連続して SATA オンボードコントローラーに接続され 測定されます このコントローラーにはキャッシュがありません 左図は ディスクキャッシュ設定を変更して 64 KB ブロックを使用したシーケンシャルリード / ライトを実行したときのスループットを示しています オンボード SATA コントローラー Fujitsu Technology Solutions 2010 21/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 3.5 インチハードディスクを使用した RAID 1 の読み取りスループットは 2.5 インチハードディスクを使用した RAID 1 の 2 倍になり キャッシュ設定によって左右されません 3.5 インチハードディスクを使用した RAID 1 の書き込みスループットは 2.5 インチハードディスクを使用した RAID 1 と比べ ディスクキャッシュの有効 無効によりそれぞれ約 95 % または 35 % 高くなります 右図は ディスクキャッシュ設定を変更して 8 KB および 64 KB ブロックを使用したランダムアクセスを実行したときのスループットを示しています スループットはディスクキャッシュ設定によって変化しました ディスクキャッシュを有効にした場合 3.5 インチハードディスクのスループットは 2.5 インチハードディスクを使用した場合より 8 KB および 64 KB ブロックで それぞれ約 47 % または 59% 高くなります 3.5 インチハードディスクはより強力ですが 2.5 インチハードディスクの利点も忘れてはいけません 2.5 インチドライブは 省スペースで消費電力と放熱量が尐なくて済み デバイスの冷却コストも削減できるという大きなメリットがあります LSI MegaRAID SAS 1068 オンボード SATA コントローラー以下では LSI MegaRAID SAS 1068 コントローラーで利用可能なハードディスクタイプのパフォーマンスを比較しています このコントローラーには コントローラーキャッシュがありません よって 測定を実行するにあたり ディスクキャッシュパラメーターの影響のみを測定し ハードディスク比較の測定は ディスクキャッシュありとなしで実施しました ハードディスクキャッシュはディスク I/O パフォーマンスに影響を及ぼします 多くの場合 この機能は電源障害時の安全上の問題により無効化されます しかし ハードディスクの製造元は 書き込みパフォーマンスの向上のために組み込んでいます 特に SAS ハードディスクに比べて回転数が遅い SATA ハードディスクを用いる場合には パフォーマンスを向上させるため ディスクキャッシュを有効にしてください I/O アクセス用のキャッシュは圧倒的に大きく 電源障害時の潜在的なリスク ( データの損失 ) がメインメモリには存在します これは オペレーティングシステムによって管理されます データの損失を防止するには システムに無停電電源装置 (UPS) を装備することを推奨します テストでは 2 台のハードディスクをコントローラーに接続し RAID 1 として構成しました 測定では PRIMERGY TX150 S7 で現在利用可能なすべてのハードディスクタイプを解析しました RAID 1 での各ハードディスクタイプのスループットを種々のアクセスパターンを使用して比較します 次の図は RAID 1 でのブロックサイズが 64 KB のシーケンシャルリード / ライトのスループットを表したものです LSI MegaRAID SAS 1068 Fujitsu Technology Solutions 2010 22/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ディスクキャッシュを有効にして RAID 1 でシーケンシャルリードを行った場合のディスクごとの性能を比較すると 回転数 15 krpm の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクのスループットは 回転数 10 krpm の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクより約 18 % 高く 回転数 7.2 krpm の 3.5 インチ SATA ハードディスクのスループットは 回転数 5.4 krpm の 2.5 インチ SATA ハードディスクより約 85 % 高くなりました また 回転数 15 krpm の 3.5 インチ SAS ハードディスクと回転数 7.2 krpm の 3.5 インチ SATA ハードディスクを比較した場合 SAS ハードディスクのスループットは SATA ハードディスクのスループットより約 45 % 高いことがわかります 回転数が共に 15 krpm の 2.5 インチおよび 3.5 インチの SAS-2.0 ハードディスクのスループットを比較した場合 3.5 インチのハードディスクのスループットは 2.5 インチのハードディスクのスループットより約 29 % 高いことがわかります ディスクキャッシュを有効にして RAID 1 でシーケンシャルライトを行った場合の各ディスクごとの比較をすると 回転数 15 krpm の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクのスループットは 回転数 10 krpm の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクより約 18 % 高く 回転数 7.2 krpm の 3.5 インチ SATA ハードディスクと回転数 15 krpm の 3.5 インチ SAS ハードディスクでは SAS ハードディスクのスループットは約 35 % 高くなります 回転数 5.4 krpm の 2.5 インチ SATA ハードディスクの代わりに 3.5 インチ SATA ハードディスク (7.2 krpm) を使用すると スループットは約 2 倍に向上します SATA ハードディスクでは 特にシーケンシャルライトでディスクキャッシを有効にすることにより 最大 4.4 倍までスループットを向上できます SAS ハードディスクでは SATA ハードディスク程ではありませんが それでもかなり向上しています 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスク (10 krpm) のスループットは 3 倍向上し 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスク (15 krpm) のスループットは 2.3 倍向上します 3.5 インチ SAS ハードディスク (15 krpm) のスループットは 2.3 倍向上し 3.5 インチ SAS-2.0 ハードディスク (15 krpm) のスループットは 2.9 倍向上します 次の図は 67 % リードのランダムアクセスで ディスクキャッシュがスループットの向上にも大きく寄与していることを示しています LSI MegaRAID SAS 1068 10 krpm または 15 krpm の 2 台の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクを用いた RAID 1 構成で 8 KB ブロックのランダムアクセスを行った場合 ディスクキャッシュを有効にすることにより 約 22 % スループットが向上します 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクの 10 krpm と 15 krpm でスループットを比較した場合 15 krpm ハードディスクのスループットは 10 krpm のハードディスクの場合より約 31 % 高くなることがわかります 3.5 インチ SAS-2.0 ハードディスク (15 krpm) と 3.5 インチ SATA ハードディスク (7.2 krpm) のスループットを比較した場合 SAS-2.0 ハードディスクのスループットは SATA ハードディスクの場合より約 2 倍高くなります 回転数が共に 15 krpm の 2.5 インチと 3.5 インチの SAS-2.0 ハードディスクのスループットを比較すると ほぼ同じ範囲にあることがわかります 8 KB ブロックと 64 KB ブロックのランダムアクセスを実行した場合 ディスクキャッシュを有効にすることで 15 krpm の 3.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクならばそれぞれ約 20 % および 18 % 15 krpm の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクならばそれぞれ約 22 % および 17 % スループットが向上します 7.2 krpm の Fujitsu Technology Solutions 2010 23/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 3.5 インチ SATA ハードディスクに対して 64 KB ブロックのランダムアクセスを実行した場合 ディスクキャッシュを有効にすることで 約 30 % スループットが向上します 回転数が共に 15 krpm の 3.5 インチおよび 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクのスループットを比較すると ディスクキャッシュを有効にして 64 KB ブロックのランダムアクセスを実行した場合 3.5 インチハードディスクのスループットは 2.5 インチハードディスクより 6 % 高くなり 3.5 インチ SAS ハードディスク (15 krpm) と 3.5 インチ SATA ハードディスク (7.2 krpm) を比較した場合 SAS ハードディスクのスループットは SATA ハードディスクより 96 % 高くなります 2.5 インチ SATA ハードディスク (5.4 krpm) と 3.5 インチ SATA ハードディスク (7.2 krpm) を比較した場合 3.5 インチハードディスクのスループットは 2.5 インチハードディスクより 66 % 高くなることがわかります LSI MegaRAID SAS 2108 可用性の観点からどのようにデータが扱われるかは RAID アレイによって決まります 各 RAID アレイ内でデータが転送される速さは ハードディスクのデータスループットによって大きく異なります RAID アレイで測定用に構成されるハードディスクの数は RAID レベルに応じて決定され 2 台または 3 台のハードディスクが使用されました さまざまなキャッシュ設定でのコントローラーの性能を測定するときに ハードディスクがボトルネックにならないように 回転数 15 krpm の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクで測定が実行されました キャッシュ設定によって スループットが大幅に向上する場合があります ただし このようなスループットの向上は データの構造とアクセスのパターンによって異なります 測定では コントローラーキャッシュのオプション Read モード は 常に No Read-ahead に設定され I/O cache のオプションは常に I/O direct に設定されます Write モード と Disk cache のオプションはさまざまな設定が行われました 次の図では 2 台の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクを使用した RAID 1 と 3 台の 2.5 インチ SAS-2.0 ハードディスクを使用した RAID 5 それぞれで 64 KB ブロックを使用した シーケンシャルリード / ライトのスループットをキャッシュ設定を変えて測定した結果を示しています シーケンシャルリードのスループットでは 非常に良い値が得られ キャッシュ設定によって結果は変化していません 対照的に 書き込みのスループットは キャッシュ設定によって異なります RAID 1 で最善のパフォーマンスを実現するために 最適なキャッシュ設定として Disk cache enabled のオプションを使用する必要があります 弊社での測定では シーケンシャルライトの場合のスループットが 2.3 倍向上しました 優れたパフォーマンスのために最適なキャッシュ設定を行うことの重要性は 特に RAID 5 で明らかです 図は コントローラーキャッシュを Write-back のオプションで有効にし ディスクキャッシュを enabled のオプションで有効にした結果 シーケンシャルライトのスループットが 大幅に (22.7 倍に ) 向上したことを示しています LSI MegaRAID SAS 2108(512 MB のキャッシュを搭載 ) Fujitsu Technology Solutions 2010 24/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 RAID 1 でのランダムアクセスで最善のスループットを実現するためには コントローラーキャッシュの Write モードのオプションを Write-through に設定し ハードディスクのディスクキャッシュを有効にすることが重要です このように最適のキャッシュ設定にした結果 ランダムアクセスに 8 KB のブロックが使用されると 28 % 64 KB のブロックが使用されると 23 % のスループットの向上が実現しました RAID 5 でのランダムアクセスで最善のスループットを実現するためには コントローラーキャッシュの Write モードのオプションを Write-back に設定し ハードディスクのディスクキャッシュを有効にすることが重要です このような最適のキャッシュ設定により ブロックサイズに応じて 61 % および 42 % のスループットの向上を実現しました このトピックについての詳細は 次の文書で入手できます : パフォーマンスレポート - PRIMERGY 用モジュラー RAID コントローラーの比較 LSI MegaRAID SAS 2108(512 MB のキャッシュを搭載 ) ここでは 2 つのコントローラーのスループットを比較します 同じ RAID 1 アレイで同じ種類のハードディスクで測定されました 図では キャッシュを無効にした場合 (Off) と 最適なキャッシュ設定を行った場合 (Optimal) に得られるスループットを示しています SAS-2.0 ハードディスクへの接続は LSI MegaRAID SAS 1068 または LSI MegaRAID SAS 2108 コントローラーを使用することで可能になります 純粋なシーケンシャルアクセスで最適なキャッシュ設定の場合 使用したコントローラーのパフォーマンスの違いはわずかです シーケンシャルリードでは すべてのコントローラーで キャッシュ設定に関係なく最大範囲のスループットの値を実現しました シーケンシャルライトでも 2 つのコントローラーのパフォーマンスはほぼ同じ範囲内にあります 負荷の高いアプリケーションプロファイルと上位の RAID レベル用に最適化されたコントローラーキャッシュおよび拡張機能が搭載された LSI MegaRAID SAS 2108 コントローラーでも この負荷プロファイルを用いた RAID 1 でのランダムアクセスで優れたパフォーマンスを発揮します Fujitsu Technology Solutions 2010 25/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 結論 モジュラー RAID のコンセプトによって PRIMERGY TX150 S7 は さまざまなアプリケーションシナリオの多様な要件を満たすことができます SATA ハードディスクの構成の場合 オンボード SATA RAID コントローラーは ユーザーにとってコストパフォーマンスが非常によいソリューションオプションです LSI MegaRAID SAS 1068 コントローラーに代表されるエントリーレベルのコントローラーでは 基本的な RAID ソリューション RAID 0 RAID 1 および RAID 1E が実現され それぞれが非常に優れたパフォーマンスでサポートされています LSI MegaRAID SAS 2108 コントローラーに代表される ハイエンド コントローラーでは 現在のすべての RAID ソリューションを実現します 最大 8 台の内蔵ハードディスクまで拡張可能な PRIMERGY TX150 S7 では RAID レベル 0 1 5 6 10 50 および 60 がサポートされます このコントローラーには 512 MB のコントローラーキャッシュが搭載され オプションとして BBU を使用したデータの保護が可能です キャッシュの使用に関するさまざまな設定を行うことで 使用する RAID レベルに合わせた最適なパフォーマンスを柔軟に引き出すことができます RAID 5 または RAID 6 を使用すると 既存のハードディスクの容量を経済的に活用して 優れたパフォーマンスを実現できます ただし 最善のパフォーマンスとセキュリティのためには RAID 10 をお勧めします PRIMERGY TX150 S7 では SATA SAS および SAS-2.0 のハードディスクから選択できます SATA ハードディスクの場合は 2.5 インチと 3.5 インチハードディスクから選択できます 2.5 インチハードディスクの回転数は 5.4 krpm 3.5 インチハードディスクの回転数は 7.2 krpm です SAS-2.0 ハードディスクの場合は 2.5 インチと 3.5 インチハードディスクから選択できます 2.5 インチハードディスクの回転数は 10 krpm または 15 krpm 3.5 インチハードディスクの回転数は 15 krpm です SAS ハードディスクの場合は 3.5 インチハードディスクで回転数は 15 krpm です 使用するハードディスクの種類は 必要なパフォーマンスに応じて 回転速度も含めて決定する必要があります 回転数 15 krpm の 2.5 インチハードディスクは 一般に回転速度の遅い製品より高いスループットを発揮します しかし スループットはアクセスパターンに大きく依存します 弊社の分析では 特にランダムアクセスの場合に顕著で スループットに最大 53 % の差異が出ています 2.5 インチハードディスクを使用することで RAID レベルに応じて RAID アレイで使用するハードディスクを増やし より高いレベルでの並列処理を実現できます 最高のパフォーマンスのために 特に SATA ハードディスクを使用する場合やコントローラーキャッシュを持たないコントローラーを使用する場合は ハードディスクのキャッシュを有効にすることをお勧めします 使用するディスクの種類に応じて パフォーマンスの増加は 22.7 倍です ハードディスクのキャッシュを有効にする場合は UPS の使用をお勧めします Fujitsu Technology Solutions 2010 26/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマーク環境 ここで説明したすべての測定は 下記の一覧で示したハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用して実行されました コンポーネント サーバ オペレーティングシステム ファイルシステム 詳細 PRIMERGY TX150 S7 Windows Server 2008, Enterprise Edition Version:6.0.6001 Service Pack 1 Build 6001 NTFS 測定ツール Iometer 27.07.2006 測定データ オンボード SATA コントローラー コントローラー LSI MegaRAID 8 ポートベースの RAID 0/1 SAS (LSI MegaRAID SAS 1068) コントローラー RAID コントローラー SAS 5/6 512MB(D2616) (LSI MegaRAID SAS 2108) ハードディスク SATA 2.5 インチ 5.4 krpm ハードディスク SATA 3.5 インチ 7.2 krpm ハードディスク SAS-2.0 2.5 インチ 10 krpm ハードディスク SAS-2.0 2.5 インチ 15 krpm ハードディスク SAS 3.5 インチ 15 krpm ハードディスク SAS-2.0 3.5 インチ 15 krpm 32 GB の測定ファイル Intel Ibex Peak BIOS: 6.00.1.05 SATA RAID モード ドライバ名 : lsi_sas.sys ドライバのバージョン : 1.29.03.00 ファームウェアのバージョン : 1.27.00.00 BIOS のバージョン : 06.26.00.00 ドライバ名 : megasys2.sys ドライバのバージョン : 4.18.0.64 ファームウェアのパッケージ : 12.0.1-0057 ファームウェアのバージョン : 2.0.03-0673 BIOS のバージョン : 3.07.00 コントローラーキャッシュ : 512 MB Hitachi HTE543232L9A300 320 GB Western Digital WD5002ABYS 500 GB Fujitsu MBD2147RC 147 GB Fujitsu MBE2147RC 147 GB Seagate ST3146356SS 147 GB Hitachi HUS156045VLS600 450 GB 国または販売地域によっては一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010 27/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 OLTP-2 ベンチマークの説明 OLTP とは Online Transaction Processing ( オンライントランザクション処理 ) の略です OLTP-2 ベンチマークは データベースソリューションの標準的なアプリケーションのシナリオを基にしています OLTP-2 では データベースアクセスがシミュレートされ 1 秒あたりに実行されるトランザクションの数 (tps) によって測定対象システムのパフォーマンスを表すと決められています 独立した機関によって標準化され それぞれのルールや規則を順守することが求められる SPECint や TPC-E などのベンチマークとは違って OLTP-2 は富士通テクノロジー ソリューションズで開発された内部ベンチマークです 標準化されたベンチマークでは大掛かりなハードウェアの導入や時間の消費が必要なことがありますが OLTP-2 では適度なレベルに抑えられていて さまざまな構成を限られた時間で測定できます OLTP-2 と TPC-E の 2 つのベンチマークが同じワークロードを使用して同様のアプリケーションのシナリオをシミュレートしても この 2 つのベンチマークは異なる方法を使用してユーザーの負荷をシミュレートするので 結果を比較することも 同等のものとして扱うこともできません OLTP-2 の値は 通常 TPC-E と同じような値になります しかし 特に価格性能比が算出されないという理由により 直接的な比較だけでなく OLTP-2 の結果を TPC-E として参照することもできません ベンチマーク結果 PRIMERGY TX150 S7 用のプロセッサはいくつかリリースされています 次の表は OLTP-2 測定で使用したプロセッサです プロセッサ コア数 / チップ HT TM GHz L3 キャッシュメモリ TDP tps Celeron G1101 2 2.27 2 MB/ チップ 1067 MHz 73 W 91.49 Pentium G6950 2 2.80 3 MB/ チップ 1067 MHz 73 W 106.64 Core i3-530 2 2.93 4 MB/ チップ 1333 MHz 73 W 166.21 Core i3-540 2 3.07 4 MB/ チップ 1333 MHz 73 W 170.70 L3426 4 1.87 8 MB/ チップ 1333 MHz 45 W 288.50 X3430 4 2.40 8 MB/ チップ 1333 MHz 95 W 271.94 X3440 4 2.53 8 MB/ チップ 1333 MHz 95 W 350.06 X3450 4 2.67 8 MB/ チップ 1333 MHz 95 W 357.78 X3460 4 2.80 8 MB/ チップ 1333 MHz 95 W 374.08 X3470 4 2.93 8 MB/ チップ 1333 MHz 95 W 385.41 HT = ハイパースレッディング TM = ターボモード TDP = 熱設計電力 すべての結果は オペレーティングシステム Microsoft Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP1 とデータベース SQL Server 2008 Enterprise x64 Edition SP1 で測定されたものです OLTP-2 のベンチマーク結果は ハードディスクとコントローラーを含むシステムの構成オプションによって 大幅に異なります このため システムには 2 枚の 2 ポート SAS RAID コントローラーを搭載し 12 台の PRIMERGY SX40 に接続しました ( 合計 144 台の SAS ハードディスクを搭載 ) ディスクサブシステムは 測定でのボトルネックにならないように配置されました 他のディスクサブシステムでも ボトルネックになっていなければ 比較可能な結果を得られる場合があります システム構成の詳細については ベンチマーク環境 セクションを参照してください メモリモジュール 4 枚構成の PRIMERGY TX150 S7 の最大メモリ容量は プロセッサの種類によって異なります Celeron Pentium および Core i3 プロセッサでは バス周波数 1067 MHz または 1333 MHz で UDIMM のメモリを最大 16 GB 使用できます プロセッサでは 最大 32 GB の RDIMM を使用できます Fujitsu Technology Solutions 2010 28/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 プロセッサは 1333 MHz でメモリにアクセスできますが 合計 32 GB の場合のアクセスは 1067 MHz にしかなりません 次の図は PRIMERGY TX150 S7 において メモリ 16 GB で Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 Core i3-540 プロセッサを使用した場合と メモリ 32 GB で L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 X3470 プロセッサを使用した場合の OLTP-2 パフォーマンスデータを示しています 1 つ目の図の最大の性能向上率は Pentium と Core-i3 との間で +56 % です このスループットの向上は 高周波数 大容量キャッシュ 高メモリアクセス周波数 およびハイパースレッディングの影響です すべての プロセッサタイプにおける最大の性能向上率は X3430 と X3440 との間で +29 % です この差はハイパースレッディングによるものです すべてのケースで周波数が高いほどスループットも向上しました デュアルコアプロセッサと 16 GB メモリ搭載の TX150 S7 での OLTP-2 値 デュアルコア i3-540 とクアッドコア X3430 を比較すると コア数とメモリサイズが倍になったことによる性能向上率は +59 % です クアッドコアプロセッサと 32 GB メモリ搭載の TX150 S7 での OLTP-2 値 Fujitsu Technology Solutions 2010 29/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 ベンチマーク環境 負荷ジェネレーター テスト対象システム LAN スイッチ テスト対象システム (B 層 ) ハードウェア サーバ プロセッサ メモリ 設定 ( デフォルト ) ネットワークインターフェース ディスクサブシステム ソフトウェア オペレーティングシステム データベース PRIMERGY TX150 S7 Celeron G1101 Pentium G6950 Core i3-530 Core i3-540 L3426 X3430 X3440 X3450 X3460 X3470 4 GB DDR3 PC3-10600E x 4 枚または 8 GB DDR3 PC3-8500R x 4 枚 ターボモード有効 ハイパースレッディング有効 1 ギガビット LAN Intel( オンボード )( 2 セット ) PRIMERGY TX150 S7: RAID コントローラー SAS 6G 5/6 512MB(1 基 ) HD SAS 6G 146GB 15000 3.5 インチ (1 台 ) RAID-0 OS HD SAS 6G 146GB 15000 3.5 インチ (3 台 ) RAID-0 ログ LSI SAS MegaRAID 9280-8e(2 基 ) FibreCAT SX40(12 台 ): Seagate 146 GB 15 krpm RAID-0 データ用 (144 台 ) Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition SP1 SQL Server 2008 Enterprise x64 Edition SP1 国または販売地域によっては一部のコンポーネントが利用できない場合があります Fujitsu Technology Solutions 2010 30/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 フロントエンド (A 層 ) ハードウェア モデル PRIMERGY RX300 S4(1 台 ) プロセッサ E5420 2.50 GHz 2 MB L2 キャッシュ (2 基 ) メモリ ネットワークインターフェース ソフトウェア オペレーティングシステム 4 GB FBD667 PC2-5300F 1 ギガビット LAN( オンボード ) デュアルポート LAN 1 ギガビット (2 セット ) Windows Server 2003 R2 Standard x64 Edition 負荷ジェネレーター ハードウェア モデル PRIMERGY Econel 200(2 台 ) プロセッサ 3.40 GHz 2 MB L2 キャッシュ (2 基 ) メモリ ネットワークインターフェース ソフトウェア オペレーティングシステム 2 GB DDR-SDRAM PC2700 1 ギガビット LAN( オンボード )( 1 セット ) Windows Server 2003 Standard Edition SP1(x86) OLTP-2 ソフトウェア EGen バージョン 1.8.0-1015 Fujitsu Technology Solutions 2010 31/32 ページ

ホワイトペーパー パフォーマンスレポート PRIMERGY TX150 S7 バージョン : 2.0 2010 年 3 月 関連資料 PRIMERGY Systems http://ts.fujitsu.com/primergy PRIMERGY TX150 S7 Data sheet http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=fafe25d5-bf73-498e-82de-d8946de96d66 PRIMERGY Performance http://ts.fujitsu.com/products/standard_servers/primergy_bov.html OLTP-2 ベンチマークの概要 OLTP-2 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=9775e8b9-d222-49db-98b1-4796fbcd6d7a SPECcpu2006 http://www.spec.org/osg/cpu2006 ベンチマークの概要 SPECcpu2006 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=00b0bf10-8f75-435f-bb9b-3eceb5ce0157 SPECjbb2005 http://www.spec.org/jbb2005 ベンチマークの概要 SPECjbb2005 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=18c15041-a25f-4d23-b0a5-5742dd5715ba SPECpower_ssj2008 http://www.spec.org/power_ssj2008 ベンチマークの概要 SPECpower_ssj2008 http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=a133cf86-63be-4b5a-8b0f-a27621c8d3c5 StorageBench パフォーマンスレポート - PRIMERGY 用モジュラー RAID http://docs.ts.fujitsu.com/dl.aspx?id=6baa9baf-39b7-4558-b1c2-f8846b22fbd4 Iometer http://www.iometer.org PC サーバ PRIMERGY( プライマジー ) http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ お問い合わせ先 PRIMERGY のパフォーマンスとベンチマーク mailto:primergy.benchmark@ts.fujitsu.com 納品までの時間は在庫状況によって異なります 技術仕様は予告なく変更されることがあります 誤記脱漏は随時訂正されます 示しているすべての販売条件は (TC) ユーロでの希望価格で VAT を除く価格です ( 別途記載ない限り ) ハードウェアおよびソフトウェアの名前はすべて それぞれの所有者のブランド名または商標です Copyright Fujitsu Technology Solutions GmbH 2009-2010 発行部門 : Enterprise Products PRIMERGY Server PRIMERGY Performance Lab mailto:primergy.benchmark@ts.fujitsu.com インターネット : http://ts.fujitsu.com/primergy エクストラネット : http://partners.ts.fujitsu.com/com/products/serv ers/primergy