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2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

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2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

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2018 年度上期の振り返り 代表取締役社長 小郷三朗 2018 SUNTORY BEVERAGE & FOOD LIMITED. All Rights Reserved. 2

目次 平成 25 年 3 月期決算概要 1 業績概要 4 2 平成 25 年 3 月期の課題と取組み 5 3 経営成績 6 4 業績推移 7 5 売上高四半期推移 8 6 事業別業績推移 ( ソフトウェア開発事業 ) 9 7 事業別業績推移 ( 入力データ作成事業 ) 10 8 業種別売上比率 (

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

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2016 年 10 月 31 日 各位 社名 代表者名 問合せ先 株式会社村田製作所代表取締役社長村田恒夫 ( コード :6981 東証第 1 部 ) 広報室長生嶌匠 (TEL ) ソニー株式会社からの電池事業の取得に関するお知らせ 株式会社村田製作所 ( 以下 当社 といい

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

2018年3月期 決算説明会

社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

発費を売上収益の5% 投入できるような形にしたいと考えています また CFOとして 期的な収益に重点をおいた経営を っていきたいと考えており 持続的な収益拡大につながることであれば 短期的に利益が変動する意思決定であっても選択肢にしていきます 質問者 B Q 電極事業の売却が中止になり売却先を探して

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注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

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注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

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2018 年 ( 平成 30 年 )12 期 第 3 四半期累計 ( ) 連結決算の概要 花王株式会社 2018 年 10 24

に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製

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2018 年度 第 2 四半期決算説明会資料 2018 年 11 月 6 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向

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連結財政状態計算書分析 資産 1,85 億円増 5 兆 8,72 億円 ジュピターショップチャンネルの新規連結化な 営業債権及び現金及びその他の債権現金同等物 その他の流動資産 +22 5,87 どに伴う資産の増加に加え au WALLET クレジッ トカード事業の拡大 au 携帯電

Transcription:

システム & サービス事業戦略 グローバルにデジタルソリューションを拡大 Hitachi IR Day 2018 2018 年 6 月 8 日 株式会社日立製作所執行役副社長システム & サービスビジネス統括責任者社会イノベーション事業統括責任者 塩塚啓一

はじめに [ 管掌事業範囲 ] 2 システム & サービスビジネスヘルスケア B U ディフェンス B U 社会 B U 金融 B U 産業 流通 水アーバン電力 エネルギー塩塚副社長システム & サービスビジネス統括責任者兼社会イノベーション事業統括責任者サービス & プラットフォーム BU システム & サービスビジネスは 情報 通信システムセグメントに 制御プラットフォーム関連事業を加えたもの なお システム & サービスビジネスには 産業 流通 BU の産業 流通分野向け IT システム関連事業も含む 制御プラットフォーム事業部門 ( 大みか事業所 )

システム & サービス事業戦略 Contents 1. 2018 中期経営計画の進捗 2. 次期中期経営計画に向けて 3. おわりに 3

1-1. 業績の進捗 [ 情報 通信システムセグメント ] 成長投資に必要なキャッシュの創出力強化に取り組み 収益性を大幅に向上 9.4% 9.7% 調整後営業利益率 6.7% 7.7% 6.9% 9.5% EBIT 率 5.2% 3.9% 売上収益 ( 億円 ) 21,093 19,828 20,089 20,000 事業ポートフォリオ変革による経営基盤強化 2015 年度 ( 実績 ) 2016 年度 ( 実績 ) 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 4

1-2. 経営基盤の強化 現有事業の収益性と将来性を精査し 事業構造改革を断行 事業ポートフォリオの変革 ロスコスト削減 生産性向上 強化 転換 ハードウェア製造事業 UMC エレクトロニクス * とモノづくり強化で協業 ストレージ事業 グローバル サプライチェーンの最適化 ミッドレンジ フラッシュストレージ新製品投入コンサルティング事業 デジタルソリューション分野の強化 通信機器事業 戸塚事業所閉鎖 アラクサラネットワークスの株式譲渡 プロジェクトマネジメント フェーズゲートの強化 徹底生産性向上 デジタル技術活用強化 働き方改革推進 * ユー エム シー エレクトロニクス株式会社 5

1-3. 事業ポートフォリオの変革 ソリューション サービス事業中心の事業ポートフォリオに変革 強化施策 oxya 買収 (IT サービス ) Pentaho 買収 ( ビッグデータアナリティクス ) 日立 日立ソリューションズ事業統合 ( 社会 金融 公共分野の SI 事業再編 ) Cisco Systems と IoT プラットフォーム分野で協業 SAP と SAP HANA Enterprise Cloud パートナーシップ契約 日立公共システムと日立アイ エヌ エス ソフトウェア合併 Hitachi Vantara 発足 Hitachi Global Digital Holdings 発足 UMC エレクトロニクスとモノづくり強化で協業 2015 年度 2016 年度 2017 年度 2018 年度 小田原事業所を神奈川事業所へ統合 転換施策 豊川事業所閉鎖 IBM とメインフレームのハードウェア製造で協業 戸塚事業所閉鎖 アラクサラネットワークスの株式譲渡 6

1-4. ロスコスト削減 生産性向上 プロジェクト管理の徹底 強化によるロスコスト削減に加え デジタル技術の活用や働き方改革による生産性向上を図り収益性を改善 9.4% 9.7% 調整後営業利益率 6.7% 2015 年度 7.7% 働き方改革による生産性の向上 2018 年度 労働時間短縮のため定型業務を RPA 化 サテライトオフィス整備による業務効率化 デジタル技術を活用した生産性の向上 AI RPA 活用によるアプリケーション開発 SE 作業の効率化 Lumada 活用促進と OSS や DevOps による開発環境整備 強化 プロジェクト管理の徹底 強化 フェーズゲートによるプロジェクトライフサイクルを通したリスク管理 損益悪化時における早期検知の強化 再発防止の徹底 RPA:Robotic Process Automation OSS:Open Source Software DevOps: 開発 (Development) と運用 (Operations) が連携するソフトウェア開発手法 7

1-5. 成長路線への転換 Lumada をグローバルローンチし お客さまやパートナーとの協創を通じてデジタルトランスフォーメーションを推進 デジタルソリューションのグローバル提供体制の構築 Hitachi Vantara(2017 年 9 月 ) Hitachi Global Digital Holdings(2018 年 4 月 ) 発足 オープンエコシステムの推進に向けたパートナーリング強化 フロントの成長を支える全社のグローバル横串機能を整備 Lumadaユースケース 500 件超蓄積 ( 対前年 +300 件超 ) 日立のナレッジをデジタル化したソリューションコアの創出 ソリューションコア数 : 2017 年度約 40 種 2018 年度 100 種超 ( 計画 ) Lumada のコアとなるソフトウェア群の研究開発など IoT プラットフォーム開発を強化 開発投資累計額 (2016 年度 ( 実績 )~2018 年度 ( 見通し )) 1,000 億円 デジタル人財の強化 シリコンバレーを中心にデジタルソリューション分野で実績あるエグゼクティブ シニアリーダー層の採用 教育の充実 ( セキュリティやAI データアナリティクス等スペシャリストの育成強化他 ) 8

1-6. 主たる成果 各分野でお客さま パートナー協創によりデジタルソリューションを拡大 金融分野 ベトナム郵便が提供する金融サービスの電子化支援 ( 三井住友銀行 ) (2017 年 3 月 ) 交通分野 走行実績や乗降車データを分析し バスの運行計画を最適化 ( 西日本鉄道 ) (2018 年 4 月 ) 流通分野 AI を活用して電力小売事業の需要予測 取引価格予測を高度化 ( 丸紅 )(2018 年 5 月 ) 掲載年月は 社外発表 ( ニュースリリース ) 時期を掲載 9

システム & サービス事業戦略 Contents 1. 2018 中期経営計画の進捗 2. 次期中期経営計画に向けて 3. おわりに 10

2-1. 2018 年度事業方針 2018 中期経営計画を完遂し 次の成長に向けて必要な準備を実施 2018 年度 次なるステージへステップアップ 2018 中期経営計画の完遂 次期 2021 中期経営計画に向けた準備 Society 5.0 実現へ向けたデジタルソリューション および買収 提携によるグローバルでの成長実現 2017 年度 成長路線への転換 Lumada グローバルローンチ デジタルソリューションのグローバル提供体制構築 2016 年度 経営基盤の強化 事業構造改革の推進と完遂 ロスコスト削減 生産性向上施策の徹底 11

2-2. 2021 年度までに達成したい目標 15.0 10.0 5.0 0.0-5.0 前年度成長率 (%) 国内外のお客さまの期待に応えるグローバルトップクラスのソリューションプロバイダーへ 2017 年度の各社状況円の大きさは売上規模を示す NEC 利益率 (%) 富士通 Siemens 2017 年度実績 2016 年度実績 2021 年度 2018 年度見通し 5.0 10.0 日立 情報 通信システムセグメント : 日立の売上規模は撤退 縮小事業を除くまた 2018 年度の為替レートをベースに各年度の為替影響を補正 グローバルトップクラス 調整後営業利益率 :10% 超年平均成長率 :5% 超 Accenture GE (Industrial Segment) IBM Hewlett Packard Enterprise (Enterprise Group) 12

2-3. 売上規模拡大に向けた方策 デジタル技術を活用した社会イノベーション事業拡大に向けシステム & サービスビジネスが牽引 社会イノベーション事業 Lumadaを基盤とするデジタルソリューション OT IT プロダクト アーバン 電力 エネルギー 産業 流通 水 ヘルスケア BU 金融 BU 社会 BU サービス & プラットフォーム BU ディフェンス BU システム & サービスビジネス 13

2-4. グローバル事業の拡大 (1) 2018 年度から Hitachi Global Digital Holdings を始動し グローバル事業成長のエンジンとする 社会イノベーション事業 Lumadaを基盤とするデジタルソリューション OT IT プロダクト グローバルで展開する社会イノベーション事業を牽引 Hitachi Global Digital Holdings Hitachi Vantara Hitachi Consulting 14

2-4. グローバル事業の拡大 (2) 北米とアジア市場での大きな成長をめざす 日系企業アジア拠点向けなどで国内事業の強みを活用 北米 今後も市場成長が見込まれ事業機会大 欧州 デリバリー力の強化 (10,000 人規模 ) アジア 中国 日本 自社ノウハウ 日立の OT IT プロダクト + ( 買収 提携 ) 事業リソース獲得 業種別ソリューション サービス 15

2-4. グローバル事業の拡大 (3) デジタル技術を活用したソリューション事業のグローバル展開を加速 スマートマニュファクチャリング 個々の製品の販売予測や設備の稼働状況などに基づき 原材料の発注や生産 / 輸送計画などのバリューチェーン全体をダイナミックに最適化 メンテナンス産業分野 & リペア AI AIなどの先進デジタル技術を活用したを活用して高度な分析により さまざまな産業機械電力小売事業におけるの最適な修理作業を自動提案需要予測の高度化を支援 ( 丸紅 ) 16

2-4. グローバル事業の拡大 (4) デジタル技術を活用したソリューション事業のグローバル展開を加速 スマートモビリティ産業分野 センサーからの人流データ解析による需要予測や車両の走行実績 統計データ分析による運行計画最適化により 安心で快適な移動サービスを提供 スマートソサエティ カメラ映像や各種センサー情報を総合的に分析して より効率的で安全性の高い生活空間を提供し 人々の Qualityof Life を向上 17

システム & サービス事業戦略 Contents 1. 2018 中期経営計画の進捗 2. 次期中期経営計画に向けて 3. おわりに 18

3. おわりに 持続可能な開発目標 (SDGs) あらゆる人が活き活きと快適に暮らせる超スマート社会 Society 5.0 デジタルセントリックな事業体 デジタルの力を最大化 日立の社会イノベーション事業を牽引し グローバル市場で成長を実現 ヘルスケア BU 社会 BU 金融 BU OT IT プロダクト サービス & プラットフォーム BU ディフェンス BU 19

将来の見通しに関するリスク情報 本資料における当社の今後の計画 見通し 戦略等の将来予想に関する記述は 当社が現時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており 実際の業績等の結果は見通しと大きく異なることがありえます その要因のうち 主なものは以下の通りです 主要市場 ( 特に日本 アジア 米国および欧州 ) における経済状況および需要の急激な変動 為替相場変動 資金調達環境 株式相場変動 原材料 部品の不足および価格の変動 長期契約におけるコストの変動および契約の解除 信用供与を行った取引先の財政状態 製品需給の変動 製品需給 為替相場および原材料価格の変動並びに原材料 部品の不足に対応する当社および子会社の能力 新技術を用いた製品の開発 タイムリーな市場投入 低コスト生産を実現する当社および子会社の能力 価格競争の激化 人材の確保 社会イノベーション事業強化に係る戦略 企業買収 事業の合弁および戦略的提携の実施並びにこれらに関連する費用の発生 事業再構築のための施策の実施 持分法適用会社への投資に係る損失 主要市場 事業拠点 ( 特に日本 アジア 米国および欧州 ) における社会状況および貿易規制等各種規制 コスト構造改革施策の実施 自社の知的財産の保護および他社の知的財産の利用の確保 当社 子会社または持分法適用会社に対する訴訟その他の法的手続 製品やサービスに関する欠陥 瑕疵等 地震 津波等の自然災害 感染症の流行およびテロ 紛争等による政治的 社会的混乱 情報システムへの依存および機密情報の管理 退職給付に係る負債の算定における見積り 20

( 補足 ) コスト戦略とキャッシュ創出力強化 サービス事業へのシフトに対応したコスト 収益構造へ転換 7.7 9.4 9.7 調整後 26.8 26.6 [+0.2] 26.4 [+0.4] 営業利益率 SG&A 率 [ 改善ポイント (2016 年度比 )] S G & A 組織 / 制度 ルール / 業務 /IT の見直し 間接業務の効率化 子会社数の削減 経営データの見える化 65.4 2016 年度 ( 実績 ) 64.0 [+1.4] 2017 年度 ( 実績 ) 63.9 [+1.5] 2018 年度 ( 見通し ) 原価率 [ グロスマージン改善ポイント (2016 年度比 )] (%) グロスマージン プロジェクト管理の徹底 強化 デジタル技術を活用した生産性向上 働き方改革による生産性向上 2016 年度 ( 実績 ) CCC 改善 2017 年度 ( 実績 ) 2018 年度 ( 見通し ) 64.7 日 58.1 日 46.3 日 SG&A: Selling, General and Administrative expenses( 販売費及び一般管理費 ) CCC: Cash Conversion Cycle( 運転資金手持日数 ) キャッシュ創出 Lumada を軸としたデジタル事業拡大 棚卸資産の削減 Lumada 活用によるグローバル在庫最適化 22