本マニュアルは 県発注工事における社会保険等加入対策について ( 平成 29 年 11 月 1 日付け 技管第 1021 号 ( 以下 本通知 という )) に関する事務処理や各種様式の参考例を示したものである ~ 目 次 ~ 1. 事務処理要領 2. 手続きフロー 3.Q&A 集 4. 各種様式例

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Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

Microsoft Word - QandA-tyougai

監督職員用 社会保険等未加入対応マニュアル 1 目的これまで県土整備部においては 県営建設工事入札参加資格審査における社会保険等未加入業者の排除や 建設業許可申請時等における加入指導等の社会保険等加入促進に向けた取組を行ってきたところであるが 国の直轄工事においては 平成 29 年度からすべての下請

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

財営第   号

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

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特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

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Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

重要 建設工事の標準請負契約約款の改正について ( 社会保険への加入の促進 ) 平成 31 年 2 月 6 日 総務部財政課 須坂市では 建設工事等入札参加資格者に社会保険の加入を義務付けており 未加入の下請け企業についても元請企業から加入指導するよう求めています 平成 29 年 7 月 中央建設業

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

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社会保険等未加入業者との下請契約 (1 次 ) 禁止にかかる事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員 添付された加入を証明する書類にて確認します 未加入 加入 適用除外 契約担当に報告するとともに, 受注者に対し, 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出す

( 別紙 ) 施工体制台帳に係る書類の提出に関する実施要領 1 目的公共の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 平成 12 年法律第 127 号 ) 及び建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) に基づく適正な施工体制の確保等を図るため 発注者から直接建設を請け負った建設業者は 施工

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

適正化法に係る書類 ( 様式目次 ) 下記書類は( 甲 ) 第 23 号に添付の上提出のこと 名 称 様 式 備 考 頁 請負工事において 元 施工体制台帳 請が下請契約を締結し工事適正化推進要領様式第 1 号た場合に提出する 110 再下請負通知書工事適正化推進要領様式第 2 号 112 施工体系

2 低入札対策の拡充


社会保険等の未加入対策 ( 建設業 ) に関する FAQ 平成 31 年度以後 Q1 発注者として 社会保険等の未加入対策に取り組んでいるのはなぜか A1 社会保険等に加入し 法定福利費を適正に負担する建設業者を確実に契約の相手方とすること等を通じて 技能労働者の処遇の向上を図り 建設業の持続的な発

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

Q4 建設業の許可を有しない下請負人 ( 下請業者 ) も対象になるのか A4 本対策は 建設業許可を有する者のうち 社会保険等の加入義務を履行していない者を取組みの対象としています 建設業の許可を有しない者との一次下請契約の締結を禁止していません ( 交通誘導員等の警備業のみを行う者も対象外 )

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

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様式 3 社会保険等一括管理届 ( 一括適用 継続事業一括 ) 11 ページ 本社や支社等ごとに適用されている適用事業所について 本社で人事 給与等が集中的に管理されており 事業主が同一である等 一定の基準を満たすときは 本社において支社等を含めた一つの適用事業所とされる場合があります ( 健康保険

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

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該当するか否かについて判断し その結果を式第 3により記録しなければならない 3 社会保険等未加入建設業者と下請契約を締結することについて 提出期限内に理由書の提出がなかった場合は 工事担当課長は 式第 4により以下の額について制裁金を請求する旨を受注者に通知するものとする P=C 0.1 P: 制

国官技第 70 号国営技第 30 号平成 13 年 3 月 30 日 最終改正 : 国官技第 62 号国営整第 154 号 平成 30 年 12 月 20 日 各地方整備局企画部長 殿 営繕部長 殿 北海道開発局事業振興部長 殿 営繕部長 殿 内閣府沖縄総合事務局開発建設部長殿 大臣官房技術調査課長

目 次 1. 建設工事における社会保険等未加入対策に係る手続きフロー 社会保険等未加入対策の運用手続きに使用する各種様式集 社会保険等の加入の事実を確認することができる書類の例

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します

お知らせ 道発注 事における社会保険等未加 対策について 次以下の下請負 を含め 社会保険等加 者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設 事において 受注者の契約の相 となる 次下請負 を原則 社会保険等加 建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加 をさら

PowerPoint プレゼンテーション

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状況を目指すべきである とされており 本ガイドラインは この目標を達成するため 建設業における社会保険の加入について 元請企業及び下請企業がそれぞれ負うべき役割 と責任を明確にしたものであり 建設企業の取組の指針となるべきものである 第 2 元請企業の役割と責任 (1) 総論元請企業は 請け負った工

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

お知らせ 道発注工事における社会保険等未加入対策について二次以下の下請負人を含め 社会保険等加入者に限定 道においては 平成 28 年度から 道発注の建設工事において 受注者の契約の相手方となる一次下請負人を原則 社会保険等加入建設業者に限定してきたところですが 労働環境等を改善し社会保険の加入をさ

う ) の請求未加入者が参入していた工事の受注者に対し確認書類の提出を請求する際は 契約管理課が 財政局管財部工事管理室 ( 以下 工事管理室 という ) 及び工事等担当部と合議のうえ決定する ⑶ 受注者に対する確認書類の請求ア通知の方法様式 3により 契約管理課の窓口にて受注者に対し直接手交する

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

社会保険等未加入者及び相指名業者による下請負について(通知)

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別添 1 外国人建設就労者受入事業の概要 (2020 年度までの時限的措置 ) < 対象 > 建設分野の技能実習修了者について 技能実習に引き続き国内に在留し 又は技能実習を終了して一旦本国に帰国した後に再入国し 雇用関係の 下で建設業務に従事することができることとする < 在留資格 > 特定活動

Taro-記載例.jtd

充実等について指導 助言その他の援助を行うことが期待される とりわけ社会保険については 関係者を挙げて未加入問題への対策を進め 社会保険加入を徹底することにより 技能労働者の雇用環境の改善や不良不適格業者の排除に取り組むことが求められており 元請企業においても下請企業に対する指導等の取組を講じる必要

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工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

Microsoft Word 下請指導ガイドライン案.docx

Microsoft Word - 2.別添(0717訂正セット).docx

合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

Taro-1_施工体制台帳の改定について

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状況を目指すべきである とされており 本ガイドラインは この目標を達成するため 建設業における社会保険の加入について 元請企業及び下請企業がそれぞれ負うべき役割 と責任を明確にしたものであり 建設企業の取組の指針となるべきものである 第 2 元請企業の役割と責任 (1) 総論元請企業は 請け負った工

平成 29 年 12 月県土整備部技術検査課 社会保険等未加入対策に関する Q&A 全般 ( 一次 二次以下共通 ) 問 1 発注者 ( 岐阜県 ) が未加入対策をなぜ実施するのか 答 1 社会保険等への未加入は 労働技能者の処遇低下など 就労環境を悪化させ 若年入職者が減少する一因となっているとい

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

[ 参考 1] 施工体制台帳等の整備について ( 解説 ) 1 施工体制台帳を整備するために建設工事の施行は 一般的に 各種専門工事の総合的な組み合わせにより成り立っているため 重層化した下請構造による分業体制で行われます こうした分業体制の下で適正かつ効率的な施工を確保するためには 発注者から直接

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

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建設業法施行規則 ( 昭和二十四年建設省令第十四号 ) 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正案 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正部分に下線 新設及び削除の場合は下線を省略 現 行 - 1 -

技術者等及び現場代理人の適正配置について

Microsoft Word - 工事現場における施工体制点検マニュアル

松山市公営企業局 施工体制台帳等作成ガイドライン 令和元年 6 月 松山市公営企業局 管理部契約管理課

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

社会福祉法人 佐賀整肢学園 佐賀整肢学園こども発達医療センター改築工事(2期工事)に関する一般競争入札公告

(案)

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインについて(通知)

発注者施体制台帳の作成手順 体施書系( 公共事の場合 ) 台帳の写しを提出 1 一次下請負人元(再下請負通知人)(再下(作成建設業者)請負通知人請面の掲示図の作成 掲示体制台帳 施請負契約請負契約請負契約負)請負契約人1 2 3 施体制台帳作成事である旨の通知 2 施体制台帳作成事である旨の通知 添

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

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社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

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現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

別紙 建設設工事等等の標準準請負契約約約款のの改正につについて ( 社会保保険への加加入の促促進 ) べ 契約約 検査課建設設政策課技術管理室森林林政策課 1 目的長野県では 建設工工事等入札札参加資格者者に社会保保険 1 の加加入を義務付付けており 未加入の下請企業業についても元請企業業から加入指

Q_3 現場代理人の兼務の取扱いは? A_3 下記のケースに該当する場合は現場代理人の兼務を申請することができます ケースⅠ( 次の (1)~(4) をすべて満たす場合 ) (1) 兼務するすべてが福井市発注の工事であること (2) 兼務できる工事は 2 件以内であること ( 近接工事は合わせて 1

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

                            技管第  号

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

H280401_yousikisyu.xls

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

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解体工事に要する費用等に関する書面

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

一般社団法人日本電設工業協会社会保険加入促進計画 1. はじめに 平成 24 年 9 月 28 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険 という ) 等の法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというときの公的保障が確保され

( 評定の修正 ) 第 6 条評定者は 前条の規定により評定の結果を通知した後においてかしが判明したこと等により 当該評定を修正する必要が生じたときは 速やかにこれを修正し 知事等に提出するものとする 2 前条第 2 項の規程は前項の場合において準用する ( 説明の請求 ) 第 7 条前 2 条の規

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(2) 法定福利費の基本的な算出方法 法定福利費 = 労務費総額 法定保険料率 法定福利費は 通常 年間の賃金総額に各保険の保険料率を乗じて計算します しかし 各工事の見積りでは 労働者の年間賃金を把握することは不可能です そのため 見積額に計上した 労務費 を賃金とみなして それに各保険の保険料率

Microsoft Word - 特記例

Ⅱ) 経営業務の管理責任者に関する確認 2 経営業務の管理責任者 の変更 ( 氏名の変更を含む ) を行う場合 法定書類と併せて提出するもの 1. 常勤性の確認イ ) 雇用契約が確認できるもの ( いずれか 1 つ ) 1) 健康保険被保険者証カード ( 写 : 事業所名称が記載されているものに限る

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 23 国民年金関係事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 甲府市は 国民年金関係事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり 特定個人情報ファイルの取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を及ぼしかね

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社会保険等加入対策マニュアル 平成 30 年 4 月適用 山梨県

本マニュアルは 県発注工事における社会保険等加入対策について ( 平成 29 年 11 月 1 日付け 技管第 1021 号 ( 以下 本通知 という )) に関する事務処理や各種様式の参考例を示したものである ~ 目 次 ~ 1. 事務処理要領 2. 手続きフロー 3.Q&A 集 4. 各種様式例 5. 工事打合せ簿記載例 6. 参考資料

1 社会保険等加入対策に係る事務処理要領 Ⅰ 目的建設産業の持続的な発展に必要な人材の確保や予定価格に含まれる法定福利費の適正な確保及び適切に負担する企業による公平で健全な競争環境の構築を目的に実施する 一次下請業者は社会保険等加入建設業者に限定 する対策の事務処理を適切かつ円滑にすることを目的とする Ⅱ 社会保険等加入対策内容 (1) 対象となる一次下請業者は 建設業許可を有する業者 ( 建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) 第 2 条第 3 項に定める建設業者 ) で 下記の社会保険の届出が義務づけられている業者 健康保険法( 大正 11 年法律第 70 号 ) 第 48 条の規定による届出の義務 厚生年金保険法( 昭和 29 年法律第 115 号 ) 第 27 条の規定による届出の義務 雇用保険法( 昭和 49 年法律第 116 号 ) 第 7 条の規定による届出の義務 (2) 違反した場合には 元請業者に対して指名停止措置 工事成績評定減点を実施 (3) 特別の事情があると発注者が認める場合は 未加入業者を下請契約の相手方とすることができる ただし 一定期間内に加入手続きを行う必要がある 特別の事情 とは 応急工事を緊急に行う必要がある場合 特殊な技術 機器又は設備( 以下 特殊技術等 という ) が必要とされる工事で そうした特殊技術等を有する者と下請契約しなければ目的を達成することができない場合で その下請企業でなければ本工事を施工できないと認められる場合 一定期間 とは 概ね30 日間 Ⅲ 対象工事山梨県森林環境部 農政部 県土整備部及び企業局が発注する建設工事 Ⅳ 受発注者が行う事務手続き (1) 元請業者は 下請業者の社会保険等加入状況を確認し 施工体制台帳を作成し 発注者に提出 (2) 発注者は 施工体制台帳により 下請業者の社会保険等加入状況を確認 (3) 未加入があった場合は 工事打合せ簿 ( 様式 1) により 特別の事情 を記載した書面を概ね7 日間までに提出するよう通知 通知後 未加入 が 適用除外 と判明した場合は 誓約書 ( 様式 A) を提出 1

(3)-1 特別の事情 の申請書未提出の場合 契約違反となるため 元請業者への措置を講ずる通知を発出 ( 様式 D-1) また 違反状態が継続しているため 工事打合せ簿 ( 様式 2) により 加入するよう指導 発注機関の長は 工事事故報告書を作成し報告 (3)-2 特別の事情 の申請書( 様式 B) 提出の場合 発注機関の長は 提出された申請書の内容を確認し 特別の事情の有無を決定 (3)-2-1 有すると認められない場合 (3)-1と同一 ( 様式 D-2 様式 3) (3)-2-2 有すると認められた場合認めた旨を通知し 概ね30 日以内に保険加入することのできる確認書類の提出を併せて通知 ( 様式 C) (3)-2-2-1 確認書類未提出 (3)-1と同一 ( 様式 D-3 様式 4) (3)-2-2-2 確認書類提出契約違反なし 別紙 2 社会保険等加入業者限定に係る事務手続きフロー 参照 注 ) 施工体制台帳は 元請業者と下請業者との契約後に発注者に提出されるものである また 契約を交わした時点で 社会保険等加入対策に係る事務処理の対象となる このため 提出された施工体制台帳の再提出は認められない 2

2 社会保険等加入対策に係る事務手続フロー 施工体制台帳により加入状況を確認 工事監督員等 未加入 加入 適用除外 受注者に 書面にて当該下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出するよう ( 工事打合簿で ) 通知 工事監督員等 ( 様式 1 様式 A 又は様式 B) ( 速やかに提出を求める概ね 7 日間 ) (3)-1 理由書 未提出 (3)-2 理由書 提出 特別の事情の有無の決定 発注機関の長 詳細調査 ヒアリング (3)-2-1 特別の事情を有すると認められない場合 (3)-2-2 特別の事情を有すると認めた場合 ( イ ) 元請業者への措置に関する通知 ( 様式 D-1) ( イ ) と同一 ( 様式 D-2) 特別の事情を有すると認めた旨を通知 ( 様式 C) 指定期間内 ( 概ね 30 日間 ) に保険加入を確認できる書類を提出するよう指示 ( 契約違反の状態が継続している場合 ) ( ロ ) 加入指導する旨を通知 工事監督員 ( 様式 2) ( ロ ) と同一 ( 様式 3) (3)-2-2-1 確認書類未提出 ( 未加入 ) ( イ ) と同一 ( 様式 D-3) (3)-2-2-2 確認書類提出 ( 加入 ) ( ロ ) と同一 ( 様式 4) 工事事故報告書提出 発注機関の長 指名停止措置 工事成績評定減点 確認終了 3

3 社会保険等加入対策 Q&A 集 Q1: 社会保険等の加入の義務づけとは? Q2: 社会保険等に未加入とは どういう場合か? Q3: 発注者は 一次下請業者の社会保険等加入状況をどのように確認するのか? Q4: 施工体制台帳による確認において 社会保険等の加入状況が 未加入 とされている下請負人について 受注者による加入指導を行った結果 当該下請負人が当該未加入の社会保険等の 適用除外 と判明した場合 どのような書類を提出させるのか Q5: 社会保険等未加入建設業者と一次下請の契約を締結した場合は いかなる場合も契約違反となるのか Q6: 特別の事情 とは 具体的にどのような場合? Q7: 指定期間内 とは どの程度の期間か? Q8: 特別の事情 の申請期間や加入指導期間等の期日の起算日はいつからか? Q9: 契約違反した場合の措置は どのような処分となるのか? Q10: 二次以下の下請契約においても 社会保険等未加入業者との契約が禁止となるか? Q11: 社会保険等の 適用除外 となる建設業者の条件は何か? Q12: 適用除外の場合 加入と未加入のどちらの扱いとなるか? Q13: 建設業者としての社会保険等の加入状況を確認するのか それとも個々の労働者の加入状況を確認するのか? Q14: 元請負業者は 下請業者の社会保険等の加入状況をどのように確認すればよいか? Q15: 未加入だった業者が社会保険等に加入した場合 どのような書類をもって 確認書類 とするのか? Q16: 受注者が加入だと認識していたが 下請負人の虚偽等により実は未加入であったことが 後日判明した場合 受注者はペナルティの対象となるのか Q17: 警備業 運搬業など 建設業に関連する業種も対象になるのか? 4

Q1: 社会保険等の加入の義務づけとは? A1: 健康保険 厚生年金保険 雇用保険の3 保険 健康保険法( 大正 11 年法律第 70 号 ) 第 48 条の規定による届出の義務 厚生年金保険法( 昭和 29 年法律第 115 号 ) 第 27 条の規定による届出の義務 雇用保険法( 昭和 49 年法律第 116 号 ) 第 7 条の規定による届出の義務 Q2: 社会保険等に未加入とは どういう場合か? A2: 社会保険等に未加入とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険の適用に関する届出義務を果たしていない場合 すなわち 法律上 保険に加入しなければならないにもかかわらず 加入していない場合をいう また 3 保険のうち一つでも届出義務を果たしていないものがあれば 未加入となる 従業員の雇用形態等により 各保険の適用が除外され 法律上の加入義務がない場合は 適用除外 となり 県発注工事の下請業者となることは問題ない 社会保険等において 一人親方や常用雇用の従業員等の考え方については その働き方によって総合的に判断されるので 詳細な内容は年金事務所等に確認 Q3: 発注者は 一次下請業者の社会保険等加入状況をどのように確認するのか A3: 施工体制台帳の社会保険等加入状況欄により確認する Q4: 施工体制台帳による確認において 社会保険等の加入状況が 未加入 とされている下請負人について 受注者による加入指導を行った結果 当該下請負人が当該未加入の社会保険等の 適用除外 と判明した場合 どのような書類を提出させるのか A4: 通常 監督職員が施工体制台帳上で 適用除外 であることを確認した場合は 施工体制台帳以外の書面の提出は必要ない 一方 未加入 と記載のある施工体制台帳が発注者に提出されており それとの整合を図るため 当該未加入の社会保険等について適用除外であることの誓約書を発注者に対して提出いただきたいと考えている 5

Q5: 社会保険等未加入建設業者と一次下請の契約を締結した場合は いかなる場合も契約違反となるのか? A5: 建設業許可を有していない社会保険等未加入業者との下請契約については 工事請負契約書上の禁止事項ではない しかし 受注者においては 建設業の持続的な発展に必要な人材の確保等の観点から 社会保険等に加入指導を行う 県 ( 発注者 ) としても 未加入業者に対し 加入指導を行う また 建設業許可を有している場合であっても 受注者から社会保険等未加入建設業者と一次下請契約を締結した具体的な理由を記載した書面を提出させ 社会保険等未加入建設業者と一次下請契約を締結しなければ工事の施工が困難となるなどの特別の事情が存在すると発注者が認めた場合 受注者が 発注者の指定する期間内に社会保険等未加入業者が社会保険等に加入した事実を確認し 当該事実を確認することができる書類を提出した場合は 契約違反とならない Q6: 特別の事情 とは 具体的にどのような場合? A6: 特別の事情 を有する場合とは 災害に伴う堤防崩壊や道路陥没等の応急工事を緊急に行う必要がある場合 設計図書等で示している特殊な技術 機器又は設備( 以下 特殊技術等 という ) が必要とされる工事で そうした特殊技術等を有する者と下請契約しなければ目的を達成することができない場合で その下請企業でなければ本工事を施工できないと認められる場合 特別の事情 に該当するか否かについては 個々の事案が発生した際 その内容や背景等を十分に確認した上で 個別に判断するものとする ( 確認方法 : 受注者からの提出資料や受注者からのヒアリングによる ) Q7: 指定期間内 とは どの程度の期間か? A7: 社会保険等の加入手続に必要と考えられる期間として 概ね30 日間を想定している Q8: 特別の事情 の申請期間や加入指導期間等の期日の起算日はいつからか? A8: 期間については 発注者から受注者に対して行った通知文の日付を1 日目として起算するものとする 6

Q9: 契約違反した場合の措置は どのような処分となるのか? A9: 社会保険等未加入業者と一次下請契約を締結した場合は 山梨県建設工事請負契約に係る指名停止等措置要領 に基づき 元請業者に対して指名停止措置を行う また 当該指名停止に伴い 工事成績評定点減点する Q10: 二次以下の下請契約においても 社会保険等未加入業者との契約が禁止となるか? A10: 受注者と締結する建設工事請負契約書では 受注者が締結する一次下請契約について 社会保険等未加入業者との契約を禁止するもの 二次以下の下請契約については 契約書上の禁止事項ではないが 受注者において 建設業の持続的な発展に必要な人材の確保等の観点から 社会保険等に加入するよう指導していく Q11: 社会保険等の 適用除外 となる建設業者の条件は何か? A11: 健康保険及び厚生年金保険については 一人親方や常用雇用の従業員が 5 人未満である個人事業主は適用除外になる 雇用保険については 一人親方や被保険者となる労働者がいない法人や個人事業主は適用除外になる ( 社会保険等において 一人親方等の考え方については その働き方によって総合的に判断されるので 詳細な内容は 年金事務所等に確認 ) Q12: 適用除外の場合 加入と未加入のどちらの扱いとなるか? A12: 加入と同等の扱い Q13: 建設業者としての社会保険等の加入状況を確認するのか それとも個々の労働者の加入状況を確認するのか? A13: 今回の取り組みは 健康保険法 厚生年金保険法 雇用保険法に基づき 加入義務のある建設業者が適切な保険に加入していることを確認するもの したがって 建設業者の加入状況を確認 なお 法令により適用除外となる者 ( 一人親方など ) や加入企業に所属する ( 個人負担保険料未納の ) 現場作業員を個別に排除するものではない 7

Q14: 元請負業者は 下請業者の社会保険等の加入状況をどのように確認すればよいか? A14: 元請業者は 社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン ( 国土交通省 ) を踏まえ 必要に応じ 保険料の領収済通知書等関係資料のコピーを提示させるなど 真正性の確保に努める Q15: 未加入だった業者が社会保険等に加入した場合 どのような書類をもって 確認書類 とするのか? A15: 原則として 厚生労働省年金局 労働局 職業安定所から発行される次の書類の写しを提出させることにより確認することとしている < 健康保険又は厚生年金保険 > 領収証書 ( 参考資料 1) 社会保険料納入証明( 申請 ) 書 ( 参考資料 2) 資格取得確認および標準報酬決定通知書 ( 参考資料 3) < 雇用保険 > 領収済通知書 ( 参考資料 4-1) 及び 労働保険概算 確定保険料申告書 ( 参考資料 4-2) 雇用保険被保険者資格取得等通知書( 事業主通知用 ) ( 参考資料 5) Q16: 受注者が加入だと認識していたが 下請負人の虚偽等により実は未加入であったことが 後日判明した場合 受注者はペナルティの対象となるのか? A16: 受注者にペナルティを課すかどうかは 下請負人の虚偽等に対して受注者にどの程度の過失があったのかなどの調査をし 個別の事情を踏まえ 総合的に判断することとなる 調査により 故意に虚偽の記載を行ったことが判明した場合は 元請業者は施工体制台帳の虚偽記載に基づく処分の対象となる場合がある Q17: 警備業 運搬業など 建設業に関連する業種も対象になるのか? A17: 建設工事の請負契約に該当しない資材納入や調査業務 運搬業務などにかかる下請業者等については 建設業法による建設業ではないため 対象とはならない 8

4 各種様式例 ( 様式 A 適用除外誓約書 ) 平成年月日 事務所長殿 建設株式会社代表者 印 適用除外誓約書 別紙の理由により 今般当社が受注した 工事において 当社の下請負人である 組には 保険法第 条に規定する届出の義務はありません この誓約が虚偽であり 又はこの誓約に反したことにより 当方が不利益を被ることとなっても 異議は一切申し立てません 以上のことについて誓約します 9

( 様式 A 適用除外誓約書 ) ( 別紙 ) ( 健康保険 厚生年金保険 ) 従業員 5 人未満の個人事業所であるため その他の理由 ( その他の理由 を選択した場合) 平成 年 月 日 関係機関 ( 年金事務所 課 ) に問い合わせを行い判断しました ( 雇用保険 ) 役員のみの法人であるため その他の理由 ( その他の理由 を選択した場合) 平成 年 月 日 関係機関 ( ハローワーク 課 ) に問い合わせを行い判断しました 10

( 様式 B 特別事情申請書 ) 平成年月日 事務所長殿 建設 ( 株 ) 代表者 印 組を下請負人とした特別の事情の認定の申請について 平成 年 月 日付けで 事務所と契約締結いたしました 工事 について 組が 法第 条の規定による届出をしていないことが確認されましたが 下記のとおり当社は 組を下請負人とする必要があるため 工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項に定める特別の事情を有することの認定を申請します 特別の事情 : のため 11

( 様式 C 特別の事情認定 ) 平成年月日 建設 ( 株 ) 代表者 殿 事務所長 工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項に定める特別の事情の認定等について 平成 年 月 日付けで貴社と契約締結した 工事 については 一次下請である 組 が 法第 条の規定による届出をしていないことが確認されましたが 平成 年 月 日付けで貴社が提出した資料 ( 及び平成 年 月 日に実施したヒアリング結果 ) に基づき 貴社が工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項に定める特別の事情を有するものと認めます ついては 平成 年 月 日 本通知をした日から概ね30 日間 までに 組 が 法第 条の規定による届出をした事実を確認することのできる書類を提出して下さい 当該期間内に提出がない場合は 工事請負契約書第 7 条の2 第 1 項の規定に違反することとなりますので併せて通知します 12

( 様式 D-1 違反への措置 ( 特別事情申請書提出なし ) ) 平成年月日 建設 ( 株 ) 代表者 殿 事務所長 工事請負契約書第 7 条の 2 第 1 項に定める違反への措置について 平成 年 月 日付けで貴社と契約締結した 工事 については 一次下請である 組 が 法第 条の規定による届出をしていないことが確認されました そのため 平成 年 月 日付けで 貴社に対して 当該社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した書面を提出するよう通知しましたが 期限である平成 年 月 日までに提出がありませんでしたので 工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項に定める特別の事情を有しないものとみなしました ついては 同条第 1 項の規定に違反することとなりますので通知します 13

( 様式 D-2 違反への措置 ( 特別の事情なし ) ) 平成年月日 建設 ( 株 ) 代表者 殿 事務所長 工事請負契約書第 7 条の 2 第 1 項に定める違反への措置について 平成 年 月 日付けで貴社と契約締結した 工事 については 一次下請である 組 が 法第 条の規定による届出をしていないことが確認され 平成 年 月 日付けで 貴社が提出した資料 ( 及び平成 年 月 日に実施したヒアリング結果 ) によれば ( 理由 ) 貴社が工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項に定める特別の事情を有するものと認められませんでした ついては 同条第 1 項の規定に違反することとなりますので通知します 理由 の記載例 必ずしも 組でなければ本工事を施工できないとは認められないため 機械については 必ずしも特殊なものではないため 14

( 様式 D-3 違反への措置 ( 特別の事情あり 確認書類提出なし ) ) 平成年月日 建設 ( 株 ) 代表者 殿 事務所長 工事請負契約書第 7 条の 2 第 1 項に定める違反への措置について 平成 年 月 日付けで貴社と契約締結した 工事 については 一次下請である 組 が 法第 条の規定による届出をしていないことが確認されました しかしながら 平成 年 月 日付けで貴社が提出した資料 ( 及び平成 年 月 日に実施したヒアリング結果 ) に基づき 貴社が工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項に定める特別の事情を有するものと認めたため 平成 年 月 日までに 組 が 法第 条の規定による届出をした事実を確認することができる書類を提出するよう通知しましたが 当該期間内に提出がありませんでした ついては 同条第 1 項の規定に違反することとなりますので通知します 15

5 工事打合せ簿記載例様式 1 所次長長 施工管理幹 課 長 工事打合簿 担 当 発議者 発注者 受注者 発議年月日平成年月日 発議事項契約番号事業名工事名工事場所受注者名 指示 承諾 協議 提出 報告 通知 その他 ( ) 建設事 -17-0000 事業費 河川工事甲府市丸の内地内 建設 ( 株 ) ( 内容 ) 平成 年 月 日 施工体制台帳を確認したところ 一次下請 組 が社会保険等未加入業者と確認されました そのため 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 平成 年 月 日 本通知から概ね7 日 までに 当該社会保険等未加入業者を下請人としなければならない特別の事情を記載した書面 ( 以下 特別事情申請書 ( 別紙様式 B) という ) を提出するよう通知します なお 当該期間内に特別事情申請書 ( 別紙様式 B) が提出されなかった場合は 特別の事情を有しないものとみなします また 特別事情申請書によっても当該社会保険等未加入業者を下請人としなければ工事の施工が困難となるなど特別の事情を有すると発注者が認めなかった場合には 同条第 1 項の規定に違反することになりますので 併せて通知します 添付図葉 その他添付図書上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理します 処発 その他 ( ) 注理者監督員印平成年月 回上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理します 受 その他 ( ) 注答者現場代理人印主任 ( 監理 ) 技術者印平成年月 ( 注 ) 打合わせの都度 2 部作成し 各々保管する 16

様式 2 所 長 次 長 施工管理幹 課 長 工事打合簿 担 当 発議者 発注者 受注者発議年月日平成年月日発議事項 指示 承諾 協議 提出 報告 通知 その他 ( ) 契約番号 建設事 -17-0000 事業名 事業費工事名 河川工事工事場所甲府市丸の内地内受注者名 建設 ( 株 ) ( 内容 ) 平成 年 月 日 社会保険等未加入建設業者 ( 一次下請 建設 ) が確認 され 工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 平成 年 月 日までに当該社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した書面 ( 以下 特別事情申請書 という ) を提出するよう通知しましたが 当該期間内に特別事情申請書が提出されず 同条第 1 項の規定に違反している状態が継続しています そのため 貴社において 当該一次下請業者が 未加入の社会保険に加入するよう指導をお願いします 添付図 処 理 回 発注者 受注者 葉 その他添付図書上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理 その他 ( ) します 監督員印平成年月上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理します その他 ( ) 答現場代理人印主任 ( 監理 ) 技術者印平成年月 ( 注 ) 打合わせの都度 2 部作成し 各々保管する 17

様式 3 所 長 次 長 施工管理幹 課 長 工事打合簿 担 当 発議者 発注者 受注者発議年月日平成年月日発議事項 指示 承諾 協議 提出 報告 通知 その他 ( ) 契約番号 建設事 -17-0000 事業名 事業費工事名 河川工事工事場所甲府市丸の内地内受注者名 建設 ( 株 ) ( 内容 ) 平成 年 月 日 社会保険等未加入建設業者 ( 一次下請 建設 ) が確認 され 工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 平成 年 月 日までに当社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した書面 ( 以下 特別事情申請書 という ) を提出するよう通知したところ 平成 年 月 日に貴社より特別事情申請書が提出されました しかし 同号に定める特別の事情を有すると認められなかったため 平成 年 月 日付けで特別の事情を有しないと認めた旨及びその理由を通知したところであり 当該通知後においても同条第 1 項の規定に違反している状態が継続しています そのため 貴社において 当該一次下請業者が 未加入の社会保険に加入するよう指導をお願いします 添付図 処 理 回 発注者 受注者 葉 その他添付図書上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理 その他 ( ) します 監督員印平成年月上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理します その他 ( ) 答現場代理人印主任 ( 監理 ) 技術者印平成年月 ( 注 ) 打合わせの都度 2 部作成し 各々保管する 18

様式 4 所 長 次 長 施工管理幹 課 長 工事打合簿 担 当 発議者 発注者 受注者発議年月日平成年月日発議事項 指示 承諾 協議 提出 報告 通知 その他 ( ) 契約番号 建設事 -17-0000 事業名 事業費工事名 河川工事工事場所甲府市丸の内地内受注者名 建設 ( 株 ) ( 内容 ) 平成 年 月 日 社会保険等未加入建設業者 ( 一次下請 建設 ) が確認 され 工事請負契約書第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 平成 年 月 日までに当該社会保険等未加入建設業者を下請負人としなければならない特別の事情を記載した書面 ( 以下 特別事情申請書 という ) を提出するよう通知し 平成 年 月 日に貴社より特別事情申請書が提出されたところです 当該特別事情申請書について 貴社が同号に定める特別の事情を有すると認められましたが 平成 年 月 日までに 当該一次下請業者が 未加入の社会保険等につき届出をした事実を確認することができる書類 ( 以下 確認書類 という ) が提出されず 同条第 1 項の規定に違反している状態が継続しています そのため 貴社において 当該一次下請業者が 未加入の社会保険に加入するよう指導をお願いします 添付図 処 理 回 発注者 受注者 葉 その他添付図書上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理 その他 ( ) します 監督員印平成年月上記について 指示 承諾 協議 提出 通知 受理します その他 ( ) 答現場代理人印主任 ( 監理 ) 技術者印平成年月 ( 注 ) 打合わせの都度 2 部作成し 各々保管する 19

参考資料 1 健康保険 厚生年金保険 領収証書 (2) 適切な数値が入っていれば可 (1) 業者名と一致しているか確認 -48-20

参考資料 2 健康保険 厚生年金保険 社会保険料納入証明書 (1) 業者名と一致しているか確認 (2) 適切な数値が入っていれば可 -49-21

参考資料 3 健康保険 厚生年金保険 資格取得確認および標準報酬決定通知書 ( 様式 ) (1) 業者名と一致しているか確認 -51-22

参考資料 4-1 雇用保険 領収済通知書 ( 様式 ) (1) 参考資料 4-2 の番号と一致しているか確認 必ず 4-2 とセットで確認 (2) 適切な数値が入っていれば可 (3) 参考資料 4-2 の額と一致しているか確認 -53-23

参考資料 4-2 雇用保険 労働保険概算 確定保険料申告書 ( 様式 ) 必ず 4-1 とセットで確認 (1) で照合する箇所 (4) どちらかに適切な数値が入っていれば可 (3) で照合する箇所 (5) 業者名と一致しているか確認 -52-24

参考資料 5 雇用保険 雇用保険被保険者資格取得等通知書 ( 事業主通知用 )( 様式 ) (1) 業者名と一致しているか確認 -54-25

参考資料 6 施工体制台帳及び再下請負通知書 ( 作成例 ) 年月日 施工体制台帳 ( 作成例 ) 下請負人に関する事項 [ 会社名 ] 会社名 代表者名 [ 事業所名 ] 住 所 建設業の許可 許可業種 許可番号 大臣特定工事業知事一般大臣特定工事業知事一般 第第 号号 許可 ( 更新 ) 年月日年月日年月日 工事名称及び工事内容 工 期 自年月日 至年月日 契約日年月日 工事名称及び工事内容 発注者名及び住所 工 期 契約営業所 自 年 月 日 至 年 月 日 区 分 名 元請契約 下請契約 契約日 年 月 日 称 住 下請負人については 所 この部分が 加入 又は 適用除外 になって いることを確認する 建設業の許可 健康保険等の加入状況 施工に必要な許可業種 保険加入の有無 事業所整理記号等 大臣特定工事業知事一般大臣特定工事業知事一般 健康保険 加入未加入適用除外 営業所の名称 許可番号 第 健康保険 号 許可 ( 更新 ) 年月日 第号年月日 厚生年金保険 加入未加入適用除外 厚生年金保険 年月日 雇用保険 加入未加入適用除外 雇用保険 健康保険等の加入状況 発注者の監督員名 監督員名 現場代理人名監理技術者名専門技術者名 資格内容 担当工事内容 保険加入の有無 事業所整理記号等 専任非専任 加入未加入適用除外 区分営業所の名称健康保険 元請契約 下請契約 健康保険厚生年金保険雇用保険 加入未加入適用除外 権限及び意見申出方法 権限及び意見申出方法 権限及び意見申出方法 資格内容 専門技術者名 資格内容 担当工事内容 厚生年金保険 加入未加入適用除外 雇用保険 受注者については 入札段階 でチェックしているため こ の部分は全て 加入 又は 適 用除外 となっている 現場代理人名 権限及び意見申出方法 主任技術者名 資格内容 専任非専任 施工体制台帳の添付書類 ( 建設業法施行規則第 14 条の 2 第 2 項 ) 安全衛生責任者名 安全衛生推進者名 雇用管理責任者名 専門技術者名 資格内容 担当工事内容 発注者と作成特定建設業者の請負契約及び作成特定建設業者と下請負人の下請契約に係る当初契約及び変更契約の契約書面の写し ( 公共工事以外の建設工事について締結されるものに係るものは 請負代金の額に係る部分を除く ) 監理技術者が監理技術者資格を有する事を証する書面及び当該監理技術者が作成特定建設業者に雇用期間を特に限定することなく雇用されている者であることを証する書面又はこれらの写し 専門技術者をおく場合は その者が主任技術者資格を有することを証する書面及びその者が作成特定建設業者に雇用期間を特に限定することなく雇用されている者であることを証する書面又はこれらの写し 26

年月日 再下請負通知書 ( 作成例 ) 再下請負関係 再下請負業者及び再下請負契約関係について次のとおり報告いたします 直近上位注文者名 報告下請負業者 住所 会社名住所電話番号工事名称及び工事内容 代表者名 元請名称 会社名 工 期 自年月日 至年月日 契約日年月日 自社に関する事項 工事名称及び工事内容 工 期 建設業の許可 健康保険等の加入状況 自年月日 至年月日 施工に必要な許可業種 保険加入の有無 事業所整理記号等 大臣特定工事業知事一般大臣特定工事業知事一般 健康保険 厚生年金保険 年月日 健康保険厚生年金保険雇用保険 加入未加入適用除外 営業所の名称 代表者名 注文者との契約日 許可番号 第 第 号 号 加入未加入適用除外 年月日 許可 ( 更新 ) 年月日 年月日 加入未加入適用除外 雇用保険 下請負人については この部分が 加入 又は 適用除外 になっていることを確認する 建設業の許可 健康保険等の加入状況 現場代理人名 権限及び意見申出方法 主任技術者名 資格内容 施工に必要な許可業種許可番号許可 ( 更新 ) 年月日 保険加入の有無 事業所整理記号等 専任非専任 大臣特定工事業知事一般大臣特定工事業知事一般 健康保険厚生年金保険雇用保険 加入未加入適用除外 営業所の名称 健康保険 第号年月日 第号年月日 加入未加入適用除外 安全衛生責任者名 安全衛生推進者名 雇用管理責任者名 専門技術者名 資格内容 厚生年金保険 加入未加入適用除外 雇用保険 監督員名 安全衛生責任者名 担当工事内容 権限及び意見申出方法 現場代理人名 安全衛生推進者名雇用管理責任者名 外国人建設就労者の従事の状況 ( 有無 ) 有無 外国人技能実習生の従事の状況 ( 有無 ) 有無 権限及び意見申出方法 主任技術者名 専任非専任 専門技術者名資格内容 資格内容 担当工事内容 再下請通知書の添付書類 ( 建設業法施行規則第 14 条の 4 第 3 項 ) 外国人建設就労者の従事の状況 ( 有無 ) 有無 外国人技能実習生の従事の状況 ( 有無 ) 有無 再下請通知人が再下請人と締結した当初契約及び変更契約の契約書面の写し ( 公共工事以外の建設工事について締結されるものに係るものは 請負代金の額に係る部分を除く ) 27

社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン における 適切な保険 について 参考資料 7 所属する事業所 事業所の形態 常用労働者の数 就労形態 労働保険 雇用保険 医療保険 ( いずれか加入 ) 社会保険 年金保険 下請指導ガイドライン における 適切な保険 の範囲 法人 1 人 ~ 常用労働者 雇用保険 2 - 役員等 - 協会けんぽ 健康保険組合 適用除外承認を受けた国民健康保険組合 ( 建設国保等 ) 1 協会けんぽ 健康保険組合 適用除外承認を受けた国民健康保険組合 ( 建設国保等 ) 1 厚生年金 厚生年金 3 保険 健康保険及び厚生年金保険 5 人 ~ 常用労働者 雇用保険 2 協会けんぽ 健康保険組合 適用除外承認を受けた国民健康保険組合 ( 建設国保等 ) 1 厚生年金 3 保険 個人事業主 1 人 ~4 人 常用労働者 雇用保険 2 国民健康保険 国民健康保険組合 ( 建設国保等 ) 国民年金 雇用保険 ( 医療保険と年金保険については個人で加入 ) - 事業主 一人親方 - 国民健康保険 国民健康保険組合 ( 建設国保等 ) 国民年金 医療保険と年金保険については個人で加入 ( 但し 一人親方は請負としての働き方をしている場合に限る ) 3 1 年金事務所健康保険の適用除外の承認を受けることにより 国民健康保険組合に加入する 2 週所定労働時間が 20 時間以上等の要件に該当する場合は常用であるか否かを問わない 3 詳しくは 一人親方 社会保険加入にあたっての判断事例集 参照 : 事業主に従業員を加入させる義務があるもの : 個人で加入 28

参考資料 8 29

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