目 次 1. 特別徴収について 3 2. 特別徴収の根拠法令等 3 3. 特別徴収義務者の指定について 4 4. 特別徴収のしくみ 4 5. 特別徴収義務者に指定した際に送付する書類等 4 6. 特別徴収の事務処理 5 1 給与支払報告書の提出義務 5 2 給与支払報告書提出後に給与所得者が退職等し

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Q4 すべての事業主が個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A4 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています 特別徴収義務者に指定された事業主は 従業員に給与を支払う際に 個人住民税を特別

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 従業員様向け 本文 H30.1 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? また利用することで どんなメリットがありますか? 回答 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業主が毎月の給与を支払う際に 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 (

特別徴収制度説明会

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特別徴収制度説明会

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田沼 薫  様

特別徴収税額の変更特別徴収税額を通知した後 その税額に誤りがあったり また これを変更する理由が生じたときは 市役所から 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 特別徴収義務者用 ) および 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 納税義務者用 ) を送付いたします これらの通知書が届いた際

目次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 特別徴収のメリット 2 (3) 特別徴収の対象になる方 2 (4) 給与支払報告書の提出 3 (5) 特別徴収税額決定通知書の送付 5 (6) 納期と納入方法 6 (7) 税額の変更通知 6 (8) 退職

目次 1. 特別徴収制度とは 該当ページ (1) 新潟県での取り組み 2 (2) 特別徴収と普通徴収 3 (3) 特別徴収の対象者 5 (4) 特別徴収に該当しない人 6 2. 特別徴収事務の流れ特別徴収事務月別一覧表 8 (1) 総括表の送付 11 月から12 月 9 (2) 給与支払報告書の提出

個人住民税 特別徴収 に係る Q&A 問 1 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? 答 1 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業者の方が 毎月の給与を支払う際に所得税などのように 個人住民税を徴収して ( 天引きして ) 納入していただく制度です 従業員の所得税は給与から源泉徴収し

法によって徴収することになっています したがって パートやアルバイトの従業員であっても この要件に該当する場合は特別徴収しなければなりません ただし 次のようなケースは特別徴収することが著しく困難なため 特別徴収の対象とならない場合があります ( 詳しくは各市町村の個人住民税担当課へご確認ください

所得税を源泉徴収する義務のある事業主 ( 給与支払者 ) は アルバイト等を含むすべての従業員 ( 納税義務者 ) から個人住民税を特別徴収 ( 給与天引き ) することが法令で義務づけられております えりも町では 納税者間の公平性 納税者の利便性等の確保を図るため 特別徴収の実施を徹底する取組を行

Microsoft PowerPoint - 【 版】H26年度特徴.pptx

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1 個人住民税とは 1 2 特別徴収とは (1) 特別徴収と普通徴収 1 (2) 特別徴収義務者の指定 1 3 特別徴収の流れ (1) 給与支払報告書の提出 2 (2) 特別徴収税額決定通知書等の送付 6 (3) 納期と納入方法 6 (4) 税額の変更通知 7 4 随時の手続き ( 納税義務者に異動

特別徴収事業者特別徴収事業者であることであること が入札参加申請入札参加申請の要件要件に加わりますわります 個人住民税の特別徴収制度は 地方税法や各市町村の条例等で定められており 所得税の源泉徴収をしている従業員がいる場合は 特別徴収することが義務づけられています 伊佐市では 法令遵守の観点から こ

特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務担当課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする

個人住民税 特別徴収Q&A

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特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする人

特別徴収の事務は決して難しくありません この冊子で具体的な事務手続きについて分かりやすくご案内いたします 目 次 個人市 県民税について 1 特別徴収の義務 1 特別徴収義務者の指定 2 対象になる人 2 特別徴収の流れ 3 給与支払

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいです 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりません 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの天引きはしなくても良いのです 特別徴収 のメリットは何です 家族に対して支払う給与から所得税を源泉

目次 1. 特別徴収制度とは 該当ページ (1) 新潟県での取り組み 2 (2) 特別徴収と普通徴収 3 (3) 特別徴収の対象者 5 (4) 特別徴収に該当しない人 6 2. 特別徴収事務の流れ特別徴収事務月別一覧表 8 (1) 総括表の送付 11 月から12 月 9 (2) 給与支払報告書の提出

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいですか? 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりませんか? 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの天引きはしなくても良いのですか? 特別徴収 のメリットは何ですか? 家族に対して支払う給与

目 次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 特別徴収制度のしくみ 1 (3) 特別徴収の対象になる方 2 (4) 給与支払報告書の提出 2 (5) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (6) 納期と納入方法 4 (7) 従業員が退職等で異動した場合の手

2 外国人従業員に関すること Q4 A4 特別徴収をしていた 従業員 Bさん ( 外国人 ) が退職し 帰国することになりました この場合 未徴収分の市民税はどうすればいいですか 従業員 Bさんが帰国する場合は できる限り未徴収分の市県民税を一括徴収してください なお 1 月 1 日以降 4 月 3

納税義務者とは従業員等をいいます 特別徴収義務者用より詳細な内容になっています 市町村によっては個人情報保護から特別徴収義務者用の通知書が圧着 加工等されていることがあります この場合 開かずに本人に渡すよ う要請されています ミシン目で切り離し 各個人にお渡しください 6 月の給料袋に同封 するこ

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各特別徴収義務者殿 市民税 県民税の特別徴収事務につきましては 日頃から格別のご協力をいただき厚くお礼申し上げます 本年度 特別徴収をお願いすることになりましたので その取り扱いに必要な関係書類をお送りします 特に この 特別徴収のしおり は 事務を円滑に進めていただくためのものです ご一読のうえ

特別徴収の事務処理 1 特別徴収とは 4 特別徴収税額の通知 ( 法第 321 条の 4) 特別徴収とは 所得税の源泉徴収と同じように 給与の支払をする者 ( 事業主 ) が 給与の支払を受ける者 ( 従業員 ) の毎月の給与から個人の市民税 県民税額を差し引き 翌月の 10 日までに納入していただ

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 事業主様向け 本文 ( 特別徴収とは ) 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? H30.1 回答 事業主が 従業員へ支払う毎月の給与から 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 ( 市町村民税と府民税 ) を徴収して ( 天引きして ) 従

市民税

目次 1 個人住民税について 特別徴収義務者の指定 特別徴収の対象になる方 特別徴収の対象にならない方 特別徴収事務の概要 給与支払報告書の提出 特別徴収税額通知書の送付 納期と納入方法

Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

目次 個人住民税とは? 1 1) 個人住民税の特別徴収とは? 1 2) 普通徴収 ( 個人で納付 ) と特別徴収 ( 給不天引き ) の違い 1 特別徴収事務の流れ 2 1) 給不支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 3 2) 給不支払報告書の提出後に従業員等の異動があった場合 5 3) 個

個人住民税 ( 市民税 府民税 ) 特別徴収事務の取扱要領 京丹後市役所市民環境部税務課 電話 : 直通 HP: 特別徴収とは 特別徴収とは 給与支払者 ( 会社 事業所など ) が納税義務者 ( 納税義務のある

個人住民税の特別徴収の徹底に関するQ&A

問 4: パートやアルバイトの従業員も特別徴収 ( 給与天引き ) しなければならないのですか? 答 4: パートやアルバイトの従業員であっても 答 3に該当する場合は特別徴収 ( 給与天引き ) しなければなりません ただし 今回の県内一斉実施に当たっては 以下に該当する場合は 当分の間 特別徴収

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PowerPoint プレゼンテーション

住民税 所得税の税率国から地方への税源移譲に伴い 平成 19 年度から住民税所得割の税率が 10% に統一され 所得税の税率が 4 段階から 7 段階の累進税率に改正されています 住民税については平成 19 年度分 ( 平成 19 年 6 月納付分 ) 所得税については平成 19 年分 ( 平成 1

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいですか? 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりませんか? 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの引き去りはしなくても良いのですか? 特別徴収 のメリットは何ですか? 家族に対して支払う給

公的年金からの特別徴収制度の見直しについて ( 平成 28 年 10 月以降適用 ) 公的年金からの特別徴収制度の見直しが行われ 平成 28 年 10 月以降に実施 される特別徴収より 下記のとおり制度が改正されました 1 特別徴収税額の算定方法の見直し 年間の公的年金からの特別徴収税額の平準化を図

市 県民税 ( 住民税 ) 市民税は 県民税と合わせて住民税と呼ばれ 住民のみなさんがそれぞれの税の負担能力に応じて分担し合うという性格をもつ税金で 個人が負担する個人市民税と 会社などが負担する法人市民税があります 市民税には 均等の額によって納めていただく均等割と 個人の所得に応じて納めていただ

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

退職金についての市県民税はどうなるの? 私は平成 28 年 4 月に退職しました 勤続 30 年で退職金は 2,100 万円ですがこの退職 金に対する市県民税はいくらですか 通常の市県民税の課税は前年中の所得に対し翌年課税されるしくみになっていますが 退職金に対する課税については 他の所得と分離して

従業員の個人住民税の特別徴収を実施していない事業者の方へ

「公的年金からの特別徴収《Q&A

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第11 源泉徴収票及び支払調書の提出


出先機関名市立病院事務局総務課 編集年度分類記号種別 書 目 24 C36 3 所得税 県市町村税関係 全 1 冊の 1 冊 索引番号 完結年月日文書番号 件 名 備 考 平成 24 年 3 月分住民税の納入について ( 伺い ) 平成 24 年 3 月分所得税の

確認書類一覧表 個人番号カード を 持っている人 通知カード を 持っている人 どちらも持って いない人 2 個人番号確 個人番号カード 通知カードのコピー 個人番号が記載された 認の書類 の裏のコピー 民票のコピー 個人番号カード 下記いずれかの身分証の 下記いずれかの身分証の の表のコピー コピ

ご注意ください! ワンストップ特例の申請には マイナンバーの記載と添付書類の提出が必要です 1. 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 にマイナンバー ( 個人番号 ) を記入して下さい 記入にあたっては 下記及び別紙記入例を参考にご記入下さい 2. 本人確認と個人番号確認の書類を手元に用意して下さい

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

給与所得控除 給与収入の金額 控 除 額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下 収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下 収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下 収入金額 20% + 54 万円 660 万円

3 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の決定手続 5. 給与所得に係る特別徴収義務者の指定等 ( 法 3の4) 市町村は 特別徴収の方法によって個人の住民税を徴収しようとする場合には 当該年度の初日においてその納税義務者に対して給与の支払いをする者のうち 所得税の源泉徴収義務がある者を 当該市町村

SILAND.JP テンプレート集

ワンストップ特例制度を利用するためには 申請書と次の 1 と 2 の提出が必 要です ワンストップ特例申請書 ( 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 ) 1 個人番号 ( マイナンバー ) 確認の書類 2 本人確認の書類 なお 1 個人番号確認書類の種類によって 必要となる 2 本人確認書類が異なり

ふるさと納税ワンストップ特例申請書の送付について この度は那須町へふるさと納税いただきまして誠にありがとうございます さて ふるさと納税による税の軽減を受けるためには確定申告を行っていただく必要がありますが ふるさと納税ワンストップ特例制度 に該当し 制度の適用を受けた場合 確定申告等の申告を行わな

目次 個人住民税の特別徴収とは? 個人住民税 ( 市 県民税 ) とは? 特別徴収 ( 給与天引き ) と普通徴収 ( 個人払い ) の違い... 1 特別徴収事務の流れ 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 給与支払報告書の提出後

給与所得者異動届出書 の書き方 町県民税 給与支払報告書 特別徴収 平成 提出 ( 所在地 99-2 おおい町本郷 6-- 法人番号 指定番号 ( 名称 株式会社 給与所得者 ( ア ( イ ( ウ 異動の由 以降 宛名番号 特別徴収税額徴収済税額未徴収税額 退職退職時ま

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目次 1. 年末調整とは 2. 平成 30 年分の留意点 3. 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書の書き方 4. 給与所得者の配偶者控除等申告書の書き方 5. 給与所得者の保険料控除申告書の書き方 2

供託者等の住所 氏名または名称および個人番号または法人番 号は 供託者等の口座管理機関から日本銀行に対して 課税事 務のために提供される 2 所得税の徴収 納 入 利付国債の利子または割引国債等 ( 国庫短期証券のうち その銘柄の価格競争入札における募入最低価格 ( 額面金額 100 円当り ) が

過納金とは 納付納入の時にはそれに対応する租税債務が存在していたが 結果的に不適法な納付納入となった場合における地方公共団体の徴収金のことであり 1 納付納入の時には一応適法であったものが その申告 更生 決定又は賦課決定が誤って過大にされていたため 後になって減額更正 減額の賦課決定又は賦課決定の

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給与所得控除 給与収入の金額控除額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下収入金額 20% + 54 万円 660 万円超 1,00

計算してみましょう あなたの個人住民税はいくらになりますか? 高知市に住む T さんの場合 ( サラリーマン ) 家 族 妻 ( パートタイム労働者 収入 120 万円 : 所得 =120 万円 -65 万円 =55 万円 ) 子 人大学生 中学生 収 入 万円 社会保険料 万円 新生命保険料 万円

Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

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目次 1 個人住民税について 1 2 特別徴収の義務 1 3 特別徴収義務者の指定 1 4 特別徴収の対象になる方 1 5 特別徴収の対象にならない方 2 6 特別徴収事務の流れ 2 7 給与支払報告書を提出する際の注意点 3 8 特別徴収税額通知書の送付 4 9 納期と納入方法 4 10 税額の変

資料2-1(国保条例)

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Microsoft Word - zeisyou9記載の手引.doc

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に掲げる税額ロ給与等の支給期が毎半月と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の二分の一に相当する税額ハ給与等の支給期が毎旬と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の三分の一に相当する税額ニ給与等の支給期が月の整数倍の期間ごとと定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額に当該倍数を乗じて

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

町・県民税は次のように計算されます

記載例 1 退職 未徴収税額一括徴収 の場合 氏 宛先 平成 30 年 12 5 提出 給与得者旧名中村一郎 1 1 現在 給与支払報告 特 別 徴 収 特 在 地 460 別 徴 収名 称 義 氏 名 務 者 9 個 名古屋市港区港明一丁目

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

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平成19年度市民税のしおり

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目 次 個人住民税とは / 特別徴収とは 1 1 特別徴収義務者の指定 2 2 特別徴収の対象になる方 2 3 特別徴収事務の流れ 3 4 給与支払報告書の提出 3 5 特別徴収税額決定通知書の送付 7 6 納期と納入方法 9 7 税額の変更通知 10 8 退職者 休職者の徴収方法 10 9 給与所

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

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[Q20] 扶養控除等申告書が提出された際に その申告書に記載された国外居住親族に係る 親族関係書類 が提示されず 事後に提示された場合 いつから扶養控除等を適用して源泉徴収税額を計算すればよいのですか 9 [Q21] 給与所得者の配偶者控除等申告書を提出する場合には 親族関係書類 を提出又は提示す

平成 30 年度 ( 平成 29 年分 ) 給与支払報告書 ( 個人別明細書 ) の記載方法及び注意事項 1 支払を受ける者の住所 給与の支払を受ける者 ( 以下, 受給者といいます ) の平成 30 年 1 月 1 日現在の住所を記載してください なお, 平成 29 年中に退職された受給者について

2 税務署への提出方法の選択 画面において 書面提出 をクリックする 3 申告書等印刷を行う際の確認事項 画面において ご利用のパソコンの環境が推奨環境を満たしていることを確認の上 ご利用のパソコンの環境 (O S/ ブラウザ /PDF 閲覧ソフト ) が以下の推奨環境を満たしている をチェックする

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目 次 個住民税とは / 特別徴収とは 1 1 特別徴収義務者の指定 2 2 特別徴収の対象になる方 2 3 特別徴収事務の流れ 3 4 給与支払報告書の提出 3 5 特別徴収税額決定通知書の送付 7 6 納期と納入方法 9 7 税額の変更通知 10 8 退職者 休職者の徴収方法 10 9 給与所得

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3 減免の期間及び割合 下表の左欄の期間に終了する事業年度又は課税期間に応じて右欄の減免割合を適用します H27.6.1~H 減免割合 5/6 納付割合 1/6 H28.6.1~H 減免割合 4/6 納付割合 2/6 H29.6.1~H 減免割合 3/6 納

Ⅰ 年の中途で行う年末調整の対象となる人 年末調整は 原則として給与の支払者に 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( 以下 扶養控除等申告書 といいます ) を提出している人について その年最後に給与の支払をする時に行うことになっていますので 通常は12 月に行うこととなりますが 次に掲

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個人住民税の特別 徴収事務の手引き 山形県飽海郡遊佐町町民課 1

目 次 1. 特別徴収について 3 2. 特別徴収の根拠法令等 3 3. 特別徴収義務者の指定について 4 4. 特別徴収のしくみ 4 5. 特別徴収義務者に指定した際に送付する書類等 4 6. 特別徴収の事務処理 5 1 給与支払報告書の提出義務 5 2 給与支払報告書提出後に給与所得者が退職等したときの事務 5 3 特別徴収義務者に指定された際 退職者や特別徴収に該当する従業員がいる場合の事務手続き 6 4 6 月以降に従業員が退職 または就職した場合の事務手続き 7 5 特別徴収税額の引き去り及び納入 9 6 納期の特例について 11 7 特別徴収義務者の所在地 名義等の変更 11 7. その他の事務処理 11 8. 給与支払報告書の記入方法 13 2

1. 特別徴収について 個人住民税の特別徴収事務の手引き 個人住民税 ( 町県民税 ) の特別徴収とは 所得税の源泉徴収義務者である給与支払者が住民税の納税義務者である給与所得者 ( 従業員 ) に代わって 毎月支払う給与から住民税を徴収し 翌月 10 日までに各従業員の住所地の市町村に納入していただく制度です 2. 特別徴収の根拠法令等 地方税法第 321 条の 4 及び遊佐町税条例第 45 条の規定により 所得税の源泉徴収義務がある給 与を支払う事業者は 特別徴収義務者として住民税を特別徴収しなければならない義務があります 一旦 特別徴収義務者に指定されると従業員が少ないことや 経理事務が煩雑になることを理由に特 別徴収を行わないことは認められません また 退職者以外の従業員を普通徴収に切替えすることもできなくなります 参考地方税法 ( 抜粋 ) ( 給与所得に係る個人の市町村民税の特別徴収 ) 第 321 条の 3 市町村は 納税義務者が前年中において給与の支払を受けた者であり かつ 当該年度の初日において給与の支払を受けている者 ( 支給期間が一月を超える期間により定められている給与のみの支払を受けていることその他これに類する理由があることにより 特別徴収の方法によって徴収することが著しく困難であると認められる者を除く 以下この条及び次条において 給与所得者 という ) である場合においては 当該納税義務者に対して課する個人の市町村民税のうち当該納税義務者の前年中の給与所得の係る所得割額及び均等割額の合算額は 特別徴収の方法によって徴収するものとする ( 給与所得に係る特別徴収義務者の指定 ) 第 321 条の 4 市町村は 前条の規定によって特別徴収の方法によって個人の市町村民税を徴収しようとする場合においては 当該年度の初日において同条の納税義務者に対して給与の支払をする者のうち所得税法第 183 条の規定によって給与の支払をする際所得税を徴収して納付する義務がある者を当該市町村の条例によって特別徴収義務者として指定し これに徴収させなければならない この場合においては 当該市町村の長は 前条第 1 項本文の規定によって特別徴収の方法によって徴収すべき給与所得に係る所得割額及び均等割額の合算額又はこれに同条第 2 項本文の規定によって特別徴収の方法に係る所得割額及び均等割額の合算額又はこれに同条第 2 項本文の規定によって特別徴収に方法によって徴収することとなる給与所得以外の所得に係る所得割額を合算した額を特別徴収の方法によって徴収する旨を当該特別徴収義務者及びこれを経由して当該納税義務者に通知しなければならない 2 市町村長が前項後段の規定によって特別徴収義務者及び特別徴収義務者を経由して納税義務者に対してする通知は 当該年度の初日の属する年の 5 月 31 日までにしなければならない ( 給与所得に係る特別徴収税額の納入の義務等 ) 第 321 条の 5 前条の特別徴収義務者は 同条第 2 項に規定する期日までに同条第 1 項後段の規定による通知を受け取った場合にあっては当該通知に係る給与所得に係る特別徴収税額の 12 分の 1 の額を 6 月から翌年 5 月まで 当該期日後に当該通知を受け取った場合においては当該通知に係る給与所得に係る特別徴収税額を当該通知のあった日の属する月の翌月から翌年 5 月までの間の月数で除して得た額を当該通知のあった日の属する月の翌月から翌年 5 月まで それぞれ給与の支払をする際毎月徴収し その徴収した月の翌月の 10 日までに これを当該市町村に納入する義務を負う ( 市町村民税の脱税に関する罪 ) 第 324 条 3 第 321 条の 5 第 1 項若しくは第 2 項ただし書き又は 321 条の 7 の 6 の規定によって徴収して納入すべき個人の市町村民税に係る納入金の全部又は一部を納入しなかった特別徴収義務者は 10 年以下の懲役若しくは 200 万円以下の罰金に処し 又はこれを供科する 遊佐町税条例第 45 条 ( 抜粋 ) 前条第 1 項から第 3 項までの規定による特別徴収に係る町民税の特別徴収義務者は 当該年度の初日において同条第 1 項の納税義務者に対して給与の支払をする者 ( 法人でない社団又は財団で代表者又は管理人の定めのあるものを含む 以下同じ )( 他の市町村内において給与の支払をする者を含む 以下同じ ) で所得税法第 183 条の規定によつて給与の支払をする際所得税を徴収して納付する義務があるものとし 前条第 5 項の規定による特別徴収に係る町民税の特別徴収義務者は 同項の当該給与所得者に対して新たに給与の支払をする者となつた者とする 3

3. 特別徴収義務者の指定について 遊佐町では 法令遵守と納税の公平性を確保するため 特別徴収義務のない事業所と特別徴収の対象にならない給与所得者のみを雇用する事業所 を除いて 法令どおり特別徴収義務者として指定を行います 特別徴収義務のない事業所所得税の源泉徴収義務のない 常時 2 名以下の家事使用人のみを雇用する事業所 特別徴収の対象とならない給与所得者 1 支給期間が1ヶ月を超える期間により定められている給与のみの支払いを受けている者 ( 不定期雇用者 ) 2 外国航路を航行する船舶の乗組員で1 月を超える期間以上乗船することとなるため慣行として不定期にその給与の支払いを受けている者 3 4 月 1 日現在 給与の支払いを受けていない者 ( 退職者 ) 4. 特別徴収のしくみ 5. 特別徴収義務者に指定した際に送付する書類等 給与支払者を特別徴収義務者に指定した場合は 次の書類を送付します 1 特別徴収税額の決定通知書 ( 特別徴収義務者用 ) 2 特別徴収税額の決定通知書 ( 納税義務者用 ) 3 納付書 4 町民税 県民税特別徴収のしおり ( 特別徴収義務者指定通知書 異動届出書等が綴られています ) 4

6. 特別徴収の事務処理 1 給与支払報告書の提出義務 A) 毎年 1 月 1 日現在において給与の支払いをする者で 給与所得に係る源泉徴収をする義務のあるものは 1 月 31 日までに給与支払報告書を 給与の支払いを受けている者の1 月 1 日現在の住所所在地の市町村長に提出しなければならない ( 地方税法第 317 条の6 第 1 項 ) と規定されております B) 役場では 提出を受けた給与支払報告書を 特別徴収対象者と普通徴収対象者に振り分けを行います なお 特別徴収義務のない事業所で特別徴収を希望される場合は 給与支払報告書 ( 総括表 ) の余白に朱書きで 特別徴収希望 と記載して提出してください C) 給与支払報告書 ( 総括表 ) を提出の際 可能な限り特別徴収対象者と普通徴収対象者 ( 不定期雇用者 退職者等 ) を仕切り紙 ( 町民税 県民税特別徴収のしおりの最後のページにあります ) 等で区分けして提出してください 不定期雇用者とは 給与の支給が1 月単位でないため 他の通常の場合のように定期的な毎月の徴収及び納入を行うことができない者をいいます 2 給与支払報告書提出後に給与所得者が退職等したときの事務給与支払報告書提出後に 4 月 1 日現在で給与の支払いを受けなくなった者がある場合は 次の様式により給与の支払いを受けなくなった者の氏名 その他必要事項を記入のうえ 4 月 15 日まで提出してください 5

3 特別徴収義務者に指定された際 退職者や特別徴収に該当する従業員がいる場合の事務手続き A) 特別徴収義務者に指定した場合は 特別徴収税額の決定通知書 ( 特別徴収義務者用 ) 特別徴収税額の決定通知書 ( 納税義務者用 ) 納付書 町民税 県民税特別徴収のしおり等が送付されます 事業所が納入する納税義務者全員の月別の合計金額が記載されています 特別徴収義務者用 納税義務者個人の 月別の金額が記載 されています 納税義務者用 6

B) 特別徴収税額の決定通知書 ( 特別徴収義務者用 ) は 納税義務者の給与から差し引く毎月の金額が記載され 納入の際に必要になりますので 大切に保管してください C) 特別徴収税額の決定通知書 ( 納税義務者用 ) は それぞれ各人ごとに切り離しのうえ 5 月 31 日まで対象者に配布してください 特別徴収税額の決定通知書に退職者がいる場合または1 月 2 日以後に就職し特別徴収可能となった従業員が在籍している場合は 1 月 1 日現在の住所所在地の市町村長に届け出てください D) 異動届出書の提出を受けて 変更後の 特別徴収税額の変更通知書 ( 特別徴収義務者用 ) と 特別徴収税額の変更通知書 ( 納税義務者用 ) 及び納付書を送付しますので 異動届出書等の提出内容と相違ないか確認してください 4 6 月以降に従業員が退職 または就職した場合の事務手続き A) 退職 ( 死亡 休職 長期欠勤 会社解散など ) する場合イ ) 12 月 31 日までに退職する場合退職する従業員が最後の給与または退職金等で 残りの税額の支払いを希望 ( 一括徴収といいます ) した場合は 異動届出書に本人から押印してもらって 最後の給与等で一括徴収を行ってください ( 死亡退職の場合は 普通徴収となります ) なお 一括徴収を希望されない場合は 普通徴収に切り替え 後日 納付書を本人に送付します この届出書は 最後の給与の支払いがあった日の翌月の10 日までに役場に提出してください ただし 変更後の通知書を翌月の8 日前後に送付しますので 翌々月になる場合があります 提出はお早めにお願いします 一括徴収記入例 印 印 7

普通徴収記入例 印 ロ ) 1 月 1 日以後に退職する場合退職する従業員の最後の給与または退職手当等が翌月以降に納付するべき金額を超えているときは 本人の申し出に基づくことなく一括徴収してください ( 異動者本人の押印は必要ありません ) B) 就職した場合イ ) 普通徴収の町 県民税納税通知著発送以後 (6 月 15 日 ) に従業員が就職し 追加して特別徴収を行う場合は 二重納付を防止するため 特別徴収にかかる給与所得者異動届出書 と 個人に送付している町 県民税納税通知書 の納入書を同封するようにしてください その際 領収書の原本は本人に交付し 役場へはコピーして提出してください ロ ) 個人に送付されている町 県民税納税通知書のうち 納期限が過ぎている未納金額は特別徴収に切り替えることはできませんので 本人から納めていただくよう指導お願いします ハ ) 特別徴収にかかる給与所得者異動届出書の記入にあたって 普通徴収の納付済額はできる範囲で記入ください 8

就職記入例 印 C) 転勤した場合 転勤記入例 印 印 5 特別徴収税額の引き去り及び納入 A) 納入金額の給与分の引き去り及び納入イ ) 特別徴収税額の決定 変更通知書 ( 特別徴収義務者用 ) に記載されている従業員の納付額を給与から引き去り その合計額と納付書のその月分の金額が合っていることを確認して 金融機関に納入してください ロ ) 給与から引き去りを実施する月は 特別徴収の納期限 ( 毎月 10 日 ) までに納入できる給与から行ってください 例えば6 月分の納期限は7 月 10 日ですので 7 月 10 日ま 9

でに支払われる給与から引き去りを行うようにしてください ハ ) 遊佐町指定金融機関 ( 庄内みどり農業協同組合 山形県漁業協同組合 県信連 荘内銀行 きらやか銀行 山形銀行 東北労働金庫 ) 以外の金融機関 ( 郵便局を除く ) で納入される場合は手数料が必要となります 仙台貯金事務センター管外の郵便局で納入される場合は 町民税 県民税特別徴収のしおりに綴られている 指定通知書 を郵便局に提出した場合のみ納入が可能になります B) 退職所得に対する町 県民税の特別徴収イ ) 退職所得に町 県民税が課税される人 ( 退職所得に所得税が課税された人 ) の特別徴収税額は 1 ヶ月分をまとめ 納入書の裏面の 納入申告書 に記載のうえ 給与から引き去りした特別徴収税額と一緒に納入してください ロ ) 退職所得の特別徴収税額の計算方法が不明な場合 役場にお問い合わせください ハ ) 会社の役員が退職し 退職手当等を支払った場合は 源泉徴収税額及び特別徴収税額に納入する金額がない場合であっても 退職所得の源泉徴収票 特別徴収票 に記入のうえ 役場に提出しなければならないことになっています 10

C) 納入金額の過誤納 納入金額に過誤納があった場合は 役場町民課課税係または納税係に連絡のうえ その後の 納入方法について相談を行ってください 6 納期の特例について A) 給与の支払いを受ける人が常時 10 人未満の給与支払者で 特別徴収税額に係る納期の特例に関する承認申請書 を役場に提出し 承認を受けた場合には 特別徴収税額のうち 6 月分から11 月分までを12 月 10 日までに 12 月分から5 月分までを6 月 10 日までの年 2 回に分けて納入することができます B) 承認を受けた後 給与の支払いを受ける人が常時 10 人未満でなくなった時は 速やかに 特別徴収税額に係る納期の特例の要件を欠いた旨の届出書 を役場に届け出てください 届出のあった日以後の期間については 納期の特例は適用されません この場合 届出日の属する月以前については 届出月の翌月 10 日が納期限納期限となります なお 届出日以降は 徴収月の翌月 10 日が納期限です 7 特別徴収義務者の所在地 名義等の変更特別徴収義務者の所在地と名称が変更になった場合は 町民税 県民税特別徴収のしおりに綴られている 特別徴収義務者の所在地 名称等変更届書 を速やかに提出してください なお 合併等による名称変更の場合 存続法人 解散法人などの相違により指定番号が変更となる場合があります また 代表者の変更のみの場合は 提出の必要はありません 7. その他の事務処理 1 事業所または従業員の税額変更納税者の退職 転勤及び休職または税額の修正によって 事業所全体の税額が変わる場合があります その際は 役場から新たな 特別徴収税額の決定 変更通知書 ( 特別徴収義務者用 ) と 特別徴収税額の決定 変更通知書 ( 納税義務者用 ) 納付書を送付しますので それに基づいて納入してください 11

2 eltax 利用のお願い eltax( エルタックス ) を利用すると 給与支払報告書 給与支払報告に係る給与所得者異動届出 特別徴収に係る給与所得者異動届出 を電子申告で提出できるようになります 給与支払報告書等を提出するには 事業所自身または代表者個人の電子証明書が必要になります eltax の詳細は http://www.eltax.jp/ をご覧ください 3 給与所得以外の所得を普通徴収にしたいとき給与所得のほかに農業所得等の所得があり 給与所得以外の所得を従業員が事業所に知られたくない または事業所が知りたくないときは 給与所得以外の所得を普通徴収で納入いただく制度があります 希望される場合は 従業員が確定申告または住民税申告をしていただく際に 給与 公的年金等に係る所得以外 ( 平成 25 年 4 月 1 日において65 歳未満の方は給与所得以外 ) の所得に係る住民税の徴収方法の選択 ( 住民税においては 給与 公的年金等に係る所得以外 ( 平成 25 年 4 月 1 日において65 歳未満の方は給与所得以外 ) の所得に係る市町村民税 道府県民税の納税方法 ) 欄の 自分で納付 にチェックするよう指導してください ただし 複数の事業所から給与収入があった場合は 給与所得を特別徴収と普通徴収に分けることはできません また 給与所得以外の所得が赤字だった場合も 合算して所得が減少することになるため 普通徴収にすることはできません この制度はあくまで個人ごとの申告によりますので 事業所が選択することはできません 所得税申告書 住民税申告書 ここにチェックします 12

8. 給与支払報告書の記入方法 給与支払報告書の記入は 次の要領に従って記入して提出してください 1 給与所得者の扶養控除等( 異動 ) 申告書 を提出した従業員の場合 給与所得者の扶養控除等( 異動 ) 申告書 を提出した従業員の源泉徴収は 所得税法別表第二または第三 ( 以下 給与所得の源泉徴収税額表 という ) の甲欄を使用して所得税を徴収し 年末調整を行うことになります 2 給与所得者の扶養控除等( 異動 ) 申告書 の提出がない従業員の場合 給与所得者の扶養控除等( 異動 ) 申告書 の提出がない従業員の源泉徴収は 給与所得の源泉徴収税額表の乙欄を使用して所得税を徴収しますが 年末調整は行うことができません この場合 給与支払報告書 ( 源泉徴収票 ) の乙欄に 印を記入してください 3 従たる給与についての扶養控除等( 異動 ) 申告書 の提出をしている従業員の場合 従たる給与についての扶養控除等( 異動 ) 申告書 の提出を受けている従業員の源泉徴収は 乙欄を使用し扶養親族等 1 人あたり決まった額を控除して所得税を徴収しますが 年末調整を行うことはできません この場合 給与支払報告書 ( 源泉徴収票 ) の乙欄に 印を記入してください 4 従業員が退職した場合退職した従業員の給与支払報告書 ( 源泉徴収票 ) の 中途就 退職 欄には退職に 印と退職年月日を記入してください 注 ) 給与所得者の扶養控除等( 異動 ) 申告書 の提出について国内において給与の支払いを受ける居住者は 原則としてこの申告書を提出しなければなりません ( 所法 1941 地方税法 317の3の2) 給与所得者が2 以上の給与の支払者から給与の支払いを受ける場合には この申告書は いずれか一の給与の支払者に対してのみ提出することができます また日雇労働者のように その給与について適用される税額表が日額表の丙欄とされる人は この申告書を提出する必要はありません ( 所法 197ニ ) この申告書を提出しないと源泉徴収の段階で受けることのできる諸控除が受けられないこととなるばかりか 月々 ( 日々 ) の源泉徴収の際には源泉徴収税額表の乙欄による税額 ( この申告書を提出した場合の甲欄による税額よりも高額となっています ) が徴収されるほか 年末調整も行われないことになります また 住民税に関する事項は 年少扶養親族 (1 6 歳未満 ) を含めて判断する非課税 ( 均等割 所得割 ) 判定に利用されます 13