また ユーザーの意識向上 光熱水費の節減を図るため 光熱水使用量をエリア毎に見える化し 建物単位毎に計量可能な計画とする ( 各設備の計画 ) 6. 電気設備 1) 電力設備 1 特高受変電設備 : 最大電力の増大に伴い用途の異なるに特別高圧受変電設備を新設し 波及事故範囲の分散及び電源供給の信頼性

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1. 目的 実施計画 高度なエネルギーマネジメント技術により 需要家側のエネルギーリソースを統合的に制御することで バーチャルパワープラントの構築を図る < 高度なエネルギーマネジメント技術 > 蓄熱槽を活用した DR 複数建物 DR 多彩なエネルギーリソースのアグリゲーション < 便益 > 系統安


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東芝ライテック株式会社 照明器具個別制御システム T/Flecs ティーフレックス 2014年4月 T/Flecsは 照明器具を1台ごとにコントロールする照明制御シス きめ細かい制御で快適な視環境と省エネを実現します T/Flecs システムでは 照明器具ごとに通信機能を持たせることで それぞれの明

業務用空調から産業用まで 圧倒的な効率で省エネやCO2排出量削減に 貢献するKOBELCOのヒートポンプ ラインナップ一覧 業界最高効率の高い省エネ性 シリーズ 全機種インバータを搭載し 全負荷から部分 機 種 総合COP 冷房 供給温度 暖房 熱回収 冷温同時 製氷 冷媒 ページ HEMⅡ -10


平成 30 年度朝倉市地球温暖化対策実行計画 ( 事務事業編 ) 実施状況報告書 ( 平成 29 年度実績 ) 平成 30 年 9 月 朝倉市環境課

【HP公表 最終版の公表前確認修正有り】 北陸取組み(個票)

設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

スライド 1

1. 用役 ( ユーティリティー ) と用役設備 用役 ( ユーティリティー ) の種類 用役 ( ユーティリティー ) の起動手順 電力供給設備 電力の種類と電圧 電力供給設備とは 発電設備.

【配布資料】

地方公共団体カーボン マネジメント強化事業 ( 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 ) 山梨市役所本庁舎西館空調 照明設備の更新による省エネ化 二酸化炭素排出量削減事業 旧庁舎 合併後 耐震性が不足している旧庁舎から 既存工場の建物に新エネ 省エネ設備の導入を含めた コンバージョン改修を実施 西館

1 指定地球温暖化対策事業者の概要 (1-2) 指定地球温暖化対策事業者及び特定テナント等事業者の氏名 指定地球温暖化対策事業者又は特定テナント等事業者の別 地球温暖化対策計画書 氏名 ( 法人にあっては名称 )

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資料 2 接続可能量 (2017 年度算定値 ) の算定について 平成 29 年 9 月資源エネルギー庁

力率 1.0(100%) の場合 100% の定格出力まで有効電力として発電し 出力できます 力率 0.95(95%) の場合は 定格出力の 95% 以上は有効電力として出力できません 太陽光発電所への影響 パワコンの最大出力が 95% になるので 最大出力付近ではピークカットされます パワコンの出

第 4 章保全に係る基準の設定 保全に係る基準の設定フロー 前章の老朽化状況の把握からの保全に係る基準の設定フローを以下に示します 老朽化状況の把握 1 躯体の健全性調査 2 躯体以外の劣化状況調査 残存耐用年数 躯体の健全性調査による残存耐用年数 構造別の目標耐用年数の設定 ( 長寿命化 ) 長寿

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5) 建物の基本性能のレベルアップ ( 冷暖房 情報化等 ) 6) 新しい出会いを創出する知的交流の場の整備 7) 学習意欲を引き出す豊かな学習空間の整備 8) 豊かなキャンパスライフのための生活空間の整備 9) 教育 研究を支援する図書館 センター等の充実 10) 産官学独連携やベンチャー企業を支

<4D F736F F F696E74202D F81798E9197BF332D31817A8E7B90DD8AC7979D ED28CA48F4389EF C835B83938E9197BF81698FC C816A2E >

国土技術政策総合研究所 研究資料

事業の目的 * 本補助金を申し込むに至った経緯 ( 何故設備自体の入れ替えを選択しなかったか等 ) を記入する 設備を導入して7 年経過し 最新の設備と比較すると性能が低下し 経年劣化もあり電力料金の負担が増加している 設備全体の入替も検討したが予算の関係上困難であると判断した 経年劣化した空調ファ

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表紙

イ使用年数基準で更新する施設 ( ア ) 使用年数基準の設定使用年数基準で更新する施設については 将来の更新需要を把握するためにも 更新するまでの使用年数を定める必要がありますが 現時点では 施設の寿命に関する技術的な知見がないことから 独自に設定する必要があります このため あらかじめ施設を 耐久

様式 1 別紙 1 設備の高効率化改修支援モデル事業実施計画書 事業名 空調設備の高効率化改修支援モデル事業 団体名 所在地 545-XXXX 大阪府大阪市 XX X 丁目 XX 番地 XX 団体概要 主な業務内容 特別養護老人ホーム 産業分類 事業実施責任者 役職理事長 太郎 資本金 代表事業者

東洋インキグループの環境データ(2011〜2017年)

4 推進体制別途添付いたします 5 公表の方法等 ホームページアドレス 閲覧場所 窓口で閲覧 所在地 冊 子 閲覧可能時間 冊子名 入手方法 その他

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申込代行事業者さまへのお知らせについて

平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

(3) 中規模改修工事費 建設年代別にm2単価を設定する 大規模改修後及び改築後は 水準別にm2単価を設定し 冷房設備ありの場合は別途m2単価を設定して加算する 表 中規模改修工事費 大規模改修前 大規模改修後 改築後 中規模改修建設年代改築後改築後大規模改修後円 / m2従来改築一般施

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公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

参考資料3(第1回検討会資料3)

見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省

住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 平成 28 年国土交通省告示第 266 号 ) における 同等以上の評価となるもの の確認方法について 住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 (

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夏期節電手法のご紹介 に関する資料の見方 節電メニューの説明 節電メニューの概要について説明しています 計算例 節電効果をお客さま自身にて理解し試算できるよう, 試算条件や計算式等を記載しております ( 注 : ある条件下による試算事例であり, 各々の建物の運用状況等によって節電効果は異なります )

資料 1 申込代行事業者さまにご確認 ご対応いただく内容 1. 同封資料の内容について ご確認をお願いいたします 1 今回 当社からご確認させていただく対象は ( 資料 2) 今回確認の対象となる発電所一覧 に記載している発電所です 複数の発電所を申込みいただいた申込代行事業者さまについては ダイレ

富士フイルムホールディングス、電力と蒸気を自然エネルギー由来100%に

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

事業の目的 * 本補助金を申し込むに至った経緯 ( 何故設備自体の入れ替えを選択しなかったか等 ) を記入する 設備を導入して7 年経過し 最新の設備と比較すると性能が低下し 経年劣化もあり電力料金の負担が増加している 設備全体の入替も検討したが予算の関係上困難であると判断した 経年劣化した空調ファ

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1 平成 22 年度の取組み結果 平成 22 年度の取り組み結果は 下記のとおりです 温室効果ガスの総排出量 平成 22 年度 温室効果ガス総排出量 (t-co2) 26,876 27, % 具体的取り組み 平成 22 年度 電気使用量 (kwh) 37,334,706 38,665,4

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目次 1. 策定の趣旨 2 2. 水素利活用による効果 3 3. 能代市で水素エネルギーに取り組む意義 5 4. 基本方針 7 5. 水素利活用に向けた取り組みの方向性 8 6. のしろ水素プロジェクト 10 1

第 3 回検討会でご意見を頂いた内容に対する対応方針 ( 案 ) 中長期保全計画の策定において 更新 修繕 といった言葉の使い分けは明確にすべき その際 部位による使い分けや ライフサイクルコストの視点を踏まえた 更新 修繕 のレベル設定にも留意すること 建物を 使える 状態に維持するという観点から

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バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使

01

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FIT/ 非 FIT 認定設備が併存する場合の逆潮流の扱いに関する検討状況 現在 一需要家内に FIT 認定設備と非 FIT 認定設備が併存する場合には FIT 制度に基づく買取量 ( 逆潮流量 ) を正確に計量するため 非 FIT 認定設備からの逆潮流は禁止されている (FIT 法施行規則第 5

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中部電力のICT活用に関する取り組み

1. 背景 目的 -1- CO2 排出量 の削減 地球温暖化防止 電力消費の削減と平準化 電力不足への対応 グローバルな要求事項 今後の電力供給体制への影響が大きい 地球温暖化が叫ばれる中 グローバルな要求事項として CO2 排出量の削減が求められている 加えて震災後の電力供給体制に対し 電力消費そ

各家庭の 1 年間の出費のうち約 7% は電気 ガス 灯油といったエネルギーへの支出です 詳しくは 各制度のパンフレット W EB で 市民向け 太陽光発電 燃料電池 ( エネファーム ) HEMS ( ホームエネルギーマネジメントシステム ) 定置用蓄電 太陽熱利用 ガスエンジン木質コージェネバイ

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日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社

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(3) 担当部署 計画の担当部署 公表の担当部署 名 連絡先 名 連絡先 称 電 話 番 号 ファクシミリ番号 電子メールアト レス 称 電 話 番 号 ファクシミリ番号 電子メールアト レス 企画調整 普及展開部総務 人事課 企画調整 普及展開部

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平成 27 年度補正予算中小企業等の省エネ 生産性革命投資促進事業費補助金 設備別省エネルギー効果計算の手引き 省エネルギー効果計算について 平成 28 年 7 月 2.0 版

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(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

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別添 表 1 供給力確保に向けた緊急設置電源 ( その 1) 設置場所 定格出力 2 発電開始 2 運転開始 公表日 3 姉崎火力発電所 約 0.6 万 kw (0.14 万 kw 4 台 ) 平成 23 年 4 月 24 日平成 23 年 4 月 27 日 平成 23 年 4 月 15 日 袖ケ浦

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2017 年 6 月 1 日 階段灯で業界トップ ( 1) の高効率を達成 一体型 LED ベースライト id シリーズ階段灯に非常用照明器具を拡充 壁と天井で同じデザインが可能 品名 一体型ベースライト id シリーズシンプルセルコン階段灯非常用照明器具 品番数 8 機種 24 品番 希望小売価格

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中古住宅を購入して改修する場合は 補助 対象になります 改修した購入住宅に居住する ( 実績報告時 点で購入住宅に住民登録を移している ) 場 合は 補助対象になります 借家 の場合 入居者のために貸主が改 修する工事は補助対象になります 補助対象になりません 個人の申請者が 自らが居住するための市

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Transcription:

Ⅳ 設備の計画 電気 ガス 給排水等の基幹インフラ設備は キャンパスの各施設に必要なエネルギーの供給 処理を行うもので キャンパスのライフラインである ライフラインである基幹インフラ設備の機能停止は 即 本学の活動停止に結びつくものであり 老朽化 機能劣化への対応は建物と同様に重要であり切迫している また 大学の諸活動は高度化 多様化しており キャンパスのインフラ設備システムも対応する必要があることから 学内のニーズを把握し最適なシステムの構築を目指した計画が必要である なお 大学の活動や施設の整備は膨大な資源 エネルギー消費の上に成り立っており それに起因する様々な環境負荷を低減することは 環境を重視する大学 として重要なことであり これを考慮した計画が必要である これらの観点を踏まえ インフラ設備システムの計画は次の基本方針により推進する ( 既設のシステム 容量の見直しと適切で有効な供給計画 ) 1. 熱源供給は 現在の中央機械室からの一括集中供給方式を見直し 最適熱源として 拡張性が高く更新が容易な供給計画とする 給排水管は 容量の見直しと適切で有効な供給計画とする また 電気設備容量及び配電ルートの最適化を図り 安全性を高める計画とするとともに 省エネルギー機器や省メンテナンス機器の導入により 環境配慮と省コストに努める ( 拡張性が高く 機器及び配管の更新が容易な供給計画 ) 2. 各地区の主要機械室は 将来の増設又は更新のスペースを考慮した計画とする 主要なエネルギー供給ルートは 将来の負荷変動や更新に柔軟に対応できるように既存の共同溝等を活用するとともに 将来の施設計画においても共同溝等で対応する ( 維持管理が容易で省力化の図れる計画 ) 3. 空調熱源機器は運転 維持管理に資格が不要で自動運転が可能なシステムとする 電気 ガス 水等の運転監視は 中央 一元化の更なる省力化を図るとともに エネルギーマネジメントが可能な最適運用方式を構築する ( ライフサイクルコストの低減 ) 4. イニシャルコストのみでなく 運転費及び維持管理を含めて経済的なシステムを採用する 機器類の運転管理をデータベース化し 点検整備を効率的に行えるようにする ( 地球環境配慮型の計画 ) 5. 温暖化の抑制のため 省資源 省エネルギー化を図る バイオマス 間伐材を利用した木質ペレット 太陽光発電 雨水利用 自然採光の活用など自然エネルギーの積極的な活用を図る 大気汚染の抑制 排水の適正処理など周辺への影響を抑制する 20

また ユーザーの意識向上 光熱水費の節減を図るため 光熱水使用量をエリア毎に見える化し 建物単位毎に計量可能な計画とする ( 各設備の計画 ) 6. 電気設備 1) 電力設備 1 特高受変電設備 : 最大電力の増大に伴い用途の異なるに特別高圧受変電設備を新設し 波及事故範囲の分散及び電源供給の信頼性を高める 2 高圧変電設備 : 学内に 91 ヶ所設置されている 6KV 高圧受変電設備は 省エネルギー 省メンテナンス 省コストを考慮したゾーニング計画とし統合していく 電気室単位の系統別計量を可能にし 省エネルギーに対する意識の向上を図るとともに データの解析に使用する 3 高圧ケーブル : 不良部分の更新に合わせ 送電ルートを見直しケーブル延長の短縮を図る 2) 太陽光発電設備省エネルギー化を推進するため 太陽光発電の設置を計画し 長期的には 学群棟教育用使用電力量の約 88% をまかなうことを目指す 新築及び機能改善時に 利用可能な屋上スペースに計画する 3) 非常用電源設備 1 自家発電設備 : 中央機械室には 1,500KVA 程度の自家発電機を設置しており 防災用負荷に対応している 更新時には容量の見直しを行う 発電機も同様とする 2 その他の非常電源 : 直流電源装置は設備の統合 集約化を行い 効率化 省エネルギー化及び信頼性向上を図る 無停電電源装置は適時更新を行う 4) 防災設備建物の用途 規模等を考慮して P 型受信機 ( 区域表示 ) から R 型受信機 ( 位置表示 ) への更新を推進する 5) 中央監視設備中央の制御 監視点数等を見直して センサー等の更新を行い合理的で最適運用が可能なシステムを構築する 6) 照明 コンセント設備高効率照明器具や人感センサーの採用 昼光連動制御等を行い照度アップと省エネルギーを図る 建物改修時には コンセント数や分電盤回路数を見直す 7) エレベータ老朽対策と障害者対応 停電管制 地震管制等の安全対策を推進 省エネルギーなインバーター方式への転換を図る 8) 電話設備電話交換機は技術の進展に併せて見直しを図るとともに 未更新の幹線ケー 21

ブルの老朽化に対応した整備を図る 7. 機械設備 1) 熱源設備 燃料 エネルギー 1 学群が使用する施設は中央の高温水ボイラー 吸収式冷凍機を廃止 効率化を考慮し一台の熱源を分割化し 熱ロスの低減や熱負荷の変更に対応する 2 燃料は天然ガス等のクリーンエネルギーに移行する 特に重油を使用している学生宿舎共用棟 屋内プールは切り替える 2) 空調システム 1 病院は中央集中冷暖房方式を維持し機器の更新を進める その際 全熱交換器の採用を検討する 2 校舎等の建物は 用途 規模に応じてブロック別集中冷暖房方式または個別冷暖房方式に移行する 図書館等の大空間の建物はダクト方式 研究室 一般実験室は個別冷暖房方式等とし 講義室はブロック別集中冷暖房方式とする 特殊実験室はメンテナンスが容易な空冷式パッケージによる その際 省エネルギー型機器の採用や全熱交換機による熱回収などによりランニングコストの低減を図る また システム更新に併せて使用量の計量を可能にする 3) 給水設備給水管は更新時期を迎えており 配管類の材質 工法を検討の上順次改修を計画する 井水設備は揚水設備を更新するとともに 災害時用水としての利用を検討する 4) 生活排水設備配管の材質 工法を検討し老朽箇所から順次改修する 5) 実験系洗浄排水設備配管の材質 工法を検討し老朽箇所から順次改修する 6) 雨水排水設備歩道及び車道の拡幅等 改修整備に併せて老朽箇所から順次改修する 7) 衛生器具身障者トイレを整備するとともに 洋式便器 自動水栓 自動洗浄装置の整備を進める 8) 都市ガス設備老朽化したガス管等を順次改修する また ガス漏れ監視設備も併せて改修する 22

( 変電設備配置計画 ) 供給区分 特別高圧受変電設備 中央機械室 特高受変電設備 ( 平成 21 年度更新 ) 供給区分 サブステーション 6kV 高圧受変電設備 ( 高圧盤改修済 ) 6kV 高圧受変電設備 ( 高圧盤未改修 ) 6kV 高圧受変電設備 ( 計画 ) 6kV 高圧ケーブル ( 送電方向を示す ) 特高受変電設備 ( 平成 24 年度新設予定 ) 23

( 太陽光発電設備整備計画 ) 太陽光発電設備設置済棟 (2 棟計 70[kW]) 太陽光発電設備早期設置予定棟 ( 計約 4,110[kW]) 太陽光発電設備設置予定棟 ( 計約 5,180[kW]) 計 9,290[kW] 850[kW] 3,530[kW] 目標発電量 年間 (1 千万 [kwh]) 1,770[kW] 学群棟教育用使用電力量 (2010 年現在約年間 1 千 2 百万 [kwh]) の 88.4% 2,450[kW] 690[kW] 24

( 空調設備配置計画 ) ブロック別集中冷暖房予定エリア ( 学生宿舎はブロック別集中暖房 ) ブロック別集中熱源 ブロック別集中熱源 (1995 年以降に改修 ) ブロック別集中冷暖房 (1995 年度以降に改修若しくは整備した建物 ) ( 学生宿舎はブロック別集中暖房 ) 個別冷暖房建物 個別冷暖房 (1995 年以降に改修若しくは整備した建物 ) 未改修建物 25

( 熱源燃料転換計画 ) 年間 170tCO2 削減 年間 13tCO2 削減 年間 58tCO2 削減 年間 75tCO2 削減 年間 310tCO2 削減 農場温室ペレット焚きボイラエリア ( 整備予定 ) 年間 43tCO2 削減 バイオマス熱源 ( 整備済 ) バイオマス熱源 ( 整備予定 ) 年間 144tCO2 削減 高効率ヒートポンプ方式熱源 ( 整備済 ) 高効率ヒートポンプ方式熱源 ( 整備予定 ) 合計 813t の CO 2 削減目標 26