Microsoft PowerPoint - 資料10_平成26年度予算・税制改正について(税制)

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平成27年度税制改正要望結果について

流山市子ども・子育て会議

(0830時点)PR版

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

私立幼稚園の新制度への円滑移行について


子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

 

子ども・子育て関連3法について8

3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

平成26年度 文部科学省税制改正事項

改正法律一覧 (15 法律 ) 2 法律重複 A 地方公共団体への事務 権限の移譲 (3 法律 ) 毒物及び劇物取締法 1 毒物又は劇物の原体の事業者の登録等に係る事務 権限を国から都道府県へ移譲 就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律 子ども 子育て支援法 2 幼保連携

平成29年度「幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査」報告書

PowerPoint プレゼンテーション

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市町村子ども・子育て支援事業計画における「量の見込み」(平成26年4月時点)に関する調査結果について

平成21年度 厚生労働省税制改正要望項目

 

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2019年度 文部科学省税制改正の概要

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定

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2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

各委員提出資料

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居宅介護支援費Ⅰの算定上限(40件)の範囲

意見聴取の目的 教育 保育施設 地域型保育事業 の運営開始の申請がなされた場合 佐賀市は 佐賀市子ども 子育て会議 で意見を聴取し を設定しなければなりません 新規設定のみ意見聴取 定員の変更については 会議の意見聴取は不要 事業開始までの流れ 1 都道府県 市町村による施設の認可 2 市町村による

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

第2節 茨木市の現況

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

【資料2-2】公定価格単価表(案)

認定こども園法改正に伴う幼稚園免許状授与の所要資格の特例について(概要資料)

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

目 次 < 子ども 子育て > 1 < 健康 医療 > 2 < 医療保険 > 4 < 介護 > 4 < 雇用 > 5 < 年金 > 5 < 生活衛生 > 5 < その他 > 7 * 印を付している項目は他省庁が主管で要望をしている項目

48

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( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

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( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

幼児教育 保育の無償化の実施について 1 子ども 子育て支援新制度の趣旨に沿った無償化の実施を! 子ども 子育て支援新制度 では 一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会 子どもの最善の利益が実現される社会を目指しています まずこの目指すべき姿に沿った幼児教育 保育の無償化を図るべきです


Ⅰ. 子ども 子育て支援新制度について 1 子ども 子育て支援新制度の概要 子ども 子育てを取り巻く課題 急速な少子化の進行 結婚 出産 子育ての希望がかなわない現状 ( 独身男女の約 9 割が 結婚し 子ども 2 人以上 を希望 ) 親の働く状況の違いによる幼児期の教育や保育の提供体制の違い 子育

対象資産 企業主導型保育事業の用に供する固定 資産 地方税法に規定する特例割合の基準価格の2 分の1を参酌して3 分の1 以上 3 分の2 以下 ( 最初の補助から5 年間 ) 特例割合 3 分の 1 (2) 関係規定の整理第 1 条の規定による呉市税条例の一部改正による条項の移動に伴い, 次の条例

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

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平成 31 年度税制改正に関する内閣府 主要望のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 ( 新設 2 件 拡充 延長 2 件 ) 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) にお

事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】 3

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指定保育士養成施設の各年度における業務報告について新旧対照表 ( 下線部 : 変更箇所 ) 改正後 現行 雇児発 0722 第 6 号 雇児発 0722 第 6 号 平成 22 年 7 月 22 日 平成 22 年 7 月 22 日 一部改正雇児発 0808 第 4 号 一部改正雇児発 0808 第

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について 3

 

消費税 5% 引上げによる社会保障制度の安定財源確保 消費税率 ( 国 地方 ) を 2014 年 4 月より 8% へ 2017 年 4 月より 10% へ段階的に引上げ 消費税収の使い途は 国分については これまで高齢者 3 経費 ( 基礎年金 老人医療 介護 ) となっていたが 今回 社会保障

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

Microsoft Word - (溶込)④教育支援体制整備事業費交付金実施要領(日付入り)

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地域子育て支援拠点事業について

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

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平成18年度地方税制改正(案)について

広報高崎2015年(平成27年)12月15日号

寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

第2節 茨木市の現況

Microsoft Word - 児扶法改正(Q&A)

第 1 部 施策編 4

はじめに 所得税 個人住民税の扶養控除については 平成 22 年度税制改正において 年少扶養控除及び 16~18 歳までの特定扶養控除の上乗せ部分の廃止が行われたところであるが この見直しを行う場合 現行制度においては 所得税 個人住民税の税額等と連動している国民健康保険料 保育料等の医療 福祉制度

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

平成 27 年 3 月 田川市

子ども・子育て支援新制度の解説資料 2.利用者負担 その1

敷金 仲介手数料 保証金等は非対象 県補助対象の場合 国 1/2 県 1/4 市 1/8 法人 1/8 Q3 法人が宿舎を借上げたら 補助対象となるか 法人が宿舎を借りただけでは 補助対象とはなりません 保育士の入居日から対象となります なお 保育士の入居日は 住民票で確認します 法人が保育士用宿舎

拉致被害者等への今後の支援のあり方

PowerPoint プレゼンテーション

個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例 ( 案 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 平成 25 年法律第 27 号 以下 法 という ) 第 9 条第 2 項の規定に基づく個人番号の利用及び法第 19 条第 9

平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

新潟市延長保育事業実施要綱の一部改正について

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Ⅰ 改正について 児童扶養手当法の改正 Q&A ( 公的年金等と合わせて受給する場合 ) Q1 今回の改正の内容を教えてください A: 今回の改正により 公的年金等 * を受給していても その額が児童扶養手当の額 より低い場合には 差額分の手当が受給できるようになります 児童扶養手当 は 離婚などに

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

資料2医療費助成の見直し

ナショナル・トラスト税制関係通知

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

Transcription:

資料 10-2 平成 26 年度税制改正大綱について ( 雇用均等 児童家庭局関係部分抜粋 ) 平成 26 年 1 月厚生労働省雇用均等 児童家庭局

子ども 子育て支援新制度の施行に伴う幼保連携型認定こども園に対する税制上の所要の措置 ( 所得税 法人税 登録免許税 相続税 贈与税 個人住民税 法人住民税 事業税 不動産取得税 固定資産税 事業所税 都市計画税 関税 ) 単一の施設として認可 指導監督等を一本化した上で 教育基本法上の学校 児童福祉法に基づく児童福祉施設及び社会福祉法に基づく第 2 種社会福祉事業に位置付けられることとなる 幼保連携型認定こども園に対して 現行の認可施設である幼稚園及び保育所と同等の税制措置を講じる 新たな幼保連携型認定こども園 認定こども園法の改正により 学校及び児童福祉施設としての法的位置付けを持つ単一の施設 を創設 ( 新たな 幼保連携型認定こども園 ) 類型 現行制度 改正後 幼保連携型 (594 件 ) 幼稚園 ( 学校 ) 保育所 ( 児童福祉施設 ) 幼稚園は学校教育法に基づく認可 保育所は児童福祉法に基づく認可 それぞれの法体系に基づく指導監督 幼稚園 保育所それぞれの財政措置 幼保連携型認定こども園 ( 学校及び児童福祉施設 ) 改正認定こども園法に基づく単一の認可 指導監督の一本化 財政措置は 施設型給付 で一本化 設置主体は 国 自治体 学校法人 社会福祉法人のみ 認定こども園の合計件数は 1099 件 ( 平成 25 年 4 月時点 ) 1

子ども 子育て支援新制度の施行に伴う 幼保連携型認定こども園以外の認定こども園の教育 保育機能部分に対する税制上の所要の措置 ( 登録免許税 相続税 贈与税 不動産取得税 固定資産税 事業所税 都市計画税 関税 ) 幼保連携型以外の認定こども園 ( 幼稚園型 保育所型 地方裁量型 ) についても 幼保連携型認定こども園と同様に 教育及び保育を一体的に提供する施設として 法改正により 認定にあたっての基準や欠格要件を追加したことに加え 施設型給付の対象として法的責務を負って子どもを受け入れ 高い公共性を担うことから 現行の認可施設である幼稚園及び保育所と同等の税制措置を講じる 幼保連携型認定こども園以外の認定こども園について 類型 幼稚園型 (317 件 ) 保育所型 地方裁量型 幼稚園 ( 学校 ) 設置主体は国 自治体 学校法人のみ (155 件 ) 設置主体制限なし 現行制度 保育所機能 幼稚園機能 幼稚園機能 + 保育所機能 保育所 ( 児童福祉施設 ) (33 件 ) 設置主体制限なし 認定こども園の合計件数は1099 件 ( 平成 25 年 4 月時点 ) 改正後 施設体系は 現行どおり 幼保連携型認定こども園 幼稚園 保育所と同じく 地域の教育 保育ニーズの担い手としての新たな位置づけ 財政措置は 施設型給付 で一本化 2

子ども 子育て支援新制度の施行に伴い市町村認可事業として位置付けられる 小規模保育等に対する税制上の所要の措置 ( 所得税 法人税 登録免許税 相続税 贈与税 個人住民税 法人住民税 不動産取得税 固定資産税 事業所税 都市計画税 関税 ) 子ども 子育て関連 3 法では 児童福祉法の改正により 小規模保育事業 家庭的保育事業 居宅訪問型保育事業及び事業所内保育事業を市町村認可事業として位置付け 必要な規制を設ける これらの事業は 市町村の確認を受けて公的助成の対象として 認定こども園 保育所と同様に保育を必要とする子どもを保育するものであり 高い公益性を担うことを踏まえ 現行の保育所等に認められている税制上の措置と同等の措置を講じる 所得税 法人税 個人住民税及び法人住民税においては一定規模以上の小規模保育事業について措置を講じる 不動産取得税 固定資産税 事業所税及び都市計画税においては小規模保育事業のみ措置を講じる 小規模保育事業をはじめとする地域型保育事業について 19 人 認可定員 6 人 5 人 小規模保育 家庭的保育 居宅訪問型保育 事業所内保育 1 人 保育の実施場所等 保育者の居宅その他の場所 施設 ( 右に該当する場所を除く ) 保育を必要とする子どもの居宅 事業所の従業員の子ども + 地域の保育を必要とする子ども ( 地域枠 ) 3

子ども 子育て支援新制度の施行に伴う 病児 病後児保育事業及びファミリー サポート センター事業に対する税制上の所要の措置 ( 不動産取得税 固定資産税 事業所税 都市計画税 ) 社会福祉事業の用に供する不動産等に係る不動産取得税 固定資産税 事業所税及び都市計画税の措置について 対象に病児保育事業及び子育て援助活動支援事業の用に供する不動産等を追加する 新たに第 2 種社会福祉事業として位置付けられた病児保育 ( 病児 病後児保育 ) 事業及び子育て援助活動支援 ( ファミリー サポート センター ) 事業について その他の第 2 種社会福祉事業と同等の税制措置等を講じる 改正前 改正後 法的位置づけ 法的位置づけ 第 2 種社会福祉事業 課税状況 第 2 種社会福祉事業 課税状況 第 2 種社会福祉事業 その他の第 2 種社会福祉事業 病児 病後児保育事業 課税病児 病後児保育事業 ファミリー サポート センター事業 課税 ファミリー サポート センター事業 4

子ども 子育て支援新制度において給付の対象となる施設 事業者を利用した場合の保育料等の措置 ( 消費税 地方消費税 ) 子ども 子育て支援法の施行に伴い 消費税がとされる社会福祉事業等の範囲に 同法に基づく施設型給付費 特例施設型給付費 地域型保育給付費及び特例地域型保育給付費の支給に係る事業として行われる資産の譲渡等を加える 子ども 子育て支援新制度において創設される 施設型給付の対象となる教育 保育施設及び地域型保育給付の対象となる事業者を利用した場合の利用料等について 課税の不公平を回避するため 保育所と同等の税制上の措置 ( 保育料等の包括的な措置 ) を講じる 改正前 改正後 施設類型 課税状況 施設類型 課税状況 幼稚園 保育所 幼保連携型認定こども園 ( 幼稚園部分 ) ( 保育所部分 ) 施設型給付 幼稚園保育所幼保連携型認定こども園 幼稚園型 保育所型 地方裁量型認定こども園 小規模保育事業 家庭的保育事業 居宅訪問型保育事業 事業所内保育事業 地域型保育給付 幼稚園型 保育所型 地方裁量型認定こども園 小規模保育事業 家庭的保育事業 居宅訪問型保育事業 事業所内保育事業 新制度に移行する施設 事業に限る 5

高等職業訓練促進給付金等に係る措置の創設等のひとり親家庭への支援施策の見直しに伴う 税制上の所要の措置 ( 所得税 個人住民税等 ) ひとり親の雇用の安定及び就職の促進を図るための給付金である高等職業訓練促進給付金等をとする措置を講ずるほか 児童扶養手当と公的年金給付との併給制限の見直し等の制度見直しに伴う税制上の所要の措置を講ずるなど ひとり親家庭への支援施策の見直しに伴う税制上の所要の措置を講ずる 制度の概要 1. 高等職業訓練促進給付金等の措置 次の給付金についてとするもの 高等職業訓練促進給付金 は ひとり親の就職を容易にするために必要な資格( 看護師 准看護師 介護福祉士 保育士等 ) の取得を促進するため養成機関において2 年以上修業する場合に その期間中の生活を支援することを目的として 自治体により支給している ( 月額 10 万円 上限 2 年 所得制限あり ) 自立支援教育訓練給付金 は 適職に就くために必要な教育訓練( 自治体が指定 ) を受けたひとり親に対してその経費の2 割相当額を自治体により支給している ( 上限 10 万円 所得制限あり ) 〇これらの給付金をとするには 根拠法である 母子及び寡婦福祉法 に公租公課禁止規定を置く必要があるため 次期通常国会への提出を検討している ひとり親家庭支援施策の見直しに係る改正法案に上記改正を盛り込む 2. 児童扶養手当と公的年金等との併給制限の見直しに伴う措置 ひとり親家庭に支給される児童扶養手当については 現在 手当より少額の公的年金を受給できる場合でも 併給制限により手当は支給されない このため 公的年金給付との差額分の児童扶養手当を支給できるよう法律改正を行うことを検討している ( 次期通常国会への法案提出を検討 ) 現在 児童扶養手当は所得とされていることから 新たに差額を支給する場合でも 所得とするもの 3. その他所要の改正〇ひとり親家庭への支援施策の見直しに係る改正法案に伴う税制上のその他の整備 6

難病対策等に係る法整備に伴う税制上の所要の措置 ( 所得税 個人住民税 事業税 消費税等 ) 難病の患者に対する医療費等に関する法律 ( 仮称 ) の制定及び児童福祉法の改正を前提に 次の税制上の所要の措置を講ずる 1 支給される金品について 所得税 個人住民税を課さないこととする 2 支給を受ける権利について 税の滞納処分による差押えを禁止する 3 社会保険診療報酬の所得計算の特例の適用対象となる社会保険診療の範囲に これらの法律の規定による医療を加える 4 給付される医療について 消費税をとする 厚生労働科学審議会疾病対策部会難病対策委員会では 総合的な難病対策の構築に向けて検討を行っており 平成 25 年 1 月には 難病対策の改革について ( 提言 ) が取りまとめられたところ 難病対策の見直しと併せ 小児慢性特定疾患対策についても 社会保障審議会児童部会小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会で検討 平成 25 年 1 月には 慢性疾患を抱える子どもとその家族への支援の在り方 ( 中間報告 ) が取りまとめられ 公平で安定的な医療費助成の仕組みの構築 研究の推進 慢性疾患児の特性を踏まえた健全育成 家族への地域支援の充実等について提案されている また 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律 ( 平成 25 年法律第 112 号 ) において 難病等に係る新たな公平かつ安定的な医療費助成の制度を確立するため 対象となる疾患の拡大等 必要な事項について検討を加え 必要な法律案を来年の通常国会に提出することを目指すこととされている 7

仕事と家庭の両立支援に積極的に取り組む企業に対する税制上の優遇措置の延長 ( 所得税 法人税 ) 次世代育成支援対策に係る基準適合認定を受けた場合の建物等の割増償却制度の適用期限を 1 年延長する 制度の概要 次世代育成支援対策推進法に基づく くるみん 認定を取得した企業は くるみん 認定の対象となった一般事業主行動計画の計画期間開始日から認定日を含む事業年度終了の日までの期間内に取得 新築 増改築をした建物等に対して 認定日を含む事業年度において 普通償却限度額の 32% の割増償却ができる 次世代育成支援対策推進法は平成 27 年 3 月 31 日までの時限立法 ( 現在 延長について検討中 ) 次世代法 くるみん税制 H17 H23 H26 H27 くるみん 認定 次世代育成支援対策推進法では 企業に労働者の仕事と子育ての両立のための行動計画を策定することを求めており 一定の水準を達成した場合に子育てサポート企業として認定ができることとされている 延長 8