- 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること ( 所得税法第 76 条 地方税法第 34 条 同法第 314 条の 2) 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 生命保険料控除 個人年金保険料控除 一般生命保険料控除 介護医療保険料控除 個人年金保険料控除 [ 所得控除限度額 ] 所得税 :10 万円 地方税 :7 万円 [ 所得控除限度額 ] 所得税 :12 万円 地方税 :7 万円 所得税 :5 万円地方税 :3.5 万円 所得税 :5 万円地方税 :3.5 万円 所得税 :4 万円地方税 :2.8 万円 所得税 :4 万円地方税 :2.8 万円 所得税 :4 万円地方税 :2.8 万円 要望 一般生命保険料控除 介護医療保険料控除 [ 所得控除限度額 ] 個人年金保険料控除 所得税 :15 万円 地方税 :7 万円 所得税 :5 万円地方税 :3.5 万円 所得税 :5 万円地方税 :3.5 万円 所得税 :5 万円地方税 :3.5 万円
- 所得税法上および地方税法上の生命 介護医療 個人年金の各保険料控除 の最高限度額を少なくとも 5 万円および 3.5 万円とすること また 所 得税法上の保険料控除の合計適用限度額を少なくとも 15 万円とすること 1. 国民生活の安定に資する生命保険の役割
( 図表 1) 現行の生命保険料控除制度 平成 23 年 12 月までの契約 平成 24 年 1 月からの契約 生命保険料控除 個人年金保険料控除 一般生命保険料控除 介護医療保険料控除 個人年金保険料控除 遺族保障 介護保障 医療保障 介護保障老後保障遺族保障老後保障医療保障 [ 所得控除限度額 ] 所得税 :10 万円 地方税 :7 万円 [ 所得控除限度額 ] 所得税 :12 万円 地方税 :7 万円 所得税 :5 万円地方税 :3.5 万円 所得税 :5 万円地方税 :3.5 万円 所得税 :4 万円地方税 :2.8 万円 所得税 :4 万円地方税 :2.8 万円 所得税 :4 万円地方税 :2.8 万円 2. 社会保障制度改革における自助努力の重要性と自助努力支援の必要性
( 図表 2) 社会保障給付費の推移 ( 兆円 ) 160 148.9 140 120 100 80 67.8 81.7 90.7 108.3 118.3 60 50.4 40 20 0 1991 1996 2001 2006 2011 2016 2025
( 図表 3) 公私二本柱の生活保障 現在 今後 私的保障 私的保障の役割の高まり 私的保障 公的保障 公的年金 ( 老齢 遺族など ) 公的医療保険 公的介護保険 公的保障の充実 公的保障 公的年金 ( 老齢 遺族など ) 公的医療保険 公的介護保険 ( 参考 1) 社会保障制度改革推進法 ( 抜粋 ) ( 参考 2) 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律 ( 抜粋 )
3. 多様化する生活保障ニーズに対応した自助努力支援制度の必要性
( 図表 4) 生活上の不安項目 自分が病気や事故にあうこと 自分の介護が必要となること 自分自身に関する不安 老後の生活が経済的に苦しくなること 年をとって体の自由がきかなくなり 病気がちになること ( 複数回答, 単位 :%) 自分の不慮の死により家族の者に負担をかけること 男性 58.5 43.6 41.5 40.5 37.6 20 歳代 43.3 24.2 30.9 24.2 29.4 30 歳代 67.9 40.3 45.2 36.9 50.7 40 歳代 61.5 40.4 44.7 41.2 44.7 50 歳代 59.3 48.3 52.3 42.2 36.4 60 歳代 57.3 54.4 36.8 48.7 30.6 女性 58.4 50.6 47.0 47.4 31.8 20 歳代 56.2 24.9 40.3 27.9 28.9 30 歳代 60.3 37.2 50.2 35.7 36.0 40 歳代 59.9 50.1 51.7 43.1 36.1 50 歳代 63.1 62.5 53.8 58.3 35.8 60 歳代 54.8 60.6 40.0 58.0 23.9 印 : 全体に比べて統計的に有意に高いと認められる結果 印 : 全体に比べて統計的に有意に低いと認められる結果印 : 男性と女性の割合を比較した上で 統計的に有意に高いと認められる結果 ( 図表 5) 生命保険による公的保障の補完 公的保障給付事由生命保険での補完 老齢年金老後個人年金 公的年金 遺族年金死亡死亡保障 障害年金病気やケガで障害が残ったとき就労不能 介護保障 公的医療保険病気やケガで治療を受けたとき医療保障 公的介護保険所定の介護状態になったとき就労不能 介護保障 ( 図表 6) 遺族の生活資金の備えとして必要と考える死亡保険金額と実際の加入金額 必要な保障金額 ( 平均 ) 男性 実際の加入金額 ( 平均 ) 必要な保障金額 ( 平均 ) 女性 実際の加入金額 ( 平均 ) 全体 2,957 万円 1,793 万円 1,312 万円 794 万円 20 歳代 2,885 万円 1,127 万円 1,904 万円 823 万円 30 歳代 3,990 万円 2,069 万円 1,452 万円 914 万円 40 歳代 3,460 万円 2,396 万円 1,471 万円 849 万円 50 歳代 2,961 万円 2,224 万円 1,329 万円 904 万円 60 歳代 2,000 万円 1,062 万円 881 万円 582 万円
4. 必要となる所得控除限度額の水準 5. 国 地方両面からの自助努力支援の必要性
( 図表 10) 生命保険料控除制度の所得控除水準と消費者物価指数との比較 ( 図表 11) 生活保護費の推移 ( 億円 ) 40,000 38,281 30,000 約 3 倍に増加 20,000 13,098 国負担 (3/4) 10,000 地方負担 (1/4) 0 H1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 ( 図表 12) 生活保護の開始理由 ( 平成 25 年度 )
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( 図表 13) 短期 長期金利の推移 2.25% 短期 ( 無担保 ( 翌日 )) 長期 ( 新発 10 年国債 ) 2.00% 1.75% 1.50% 1.25% 1.00% 0.75% 0.50% 0.25% 0.00% -0.25% 平成 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 27 年 28 年 29 年 ( 図表 14) 主要各国の年金課税の原則 アメリカ イギリス フランス ドイツ 日本 拠出段階 非課税 運用段階 非課税 課税 給付段階 課税 ( 図表 15) 特別法人税が復活した場合の年金給付額試算 前提 ( 確定拠出年金の場合 ) 毎月 1 万円を 25 年間積み立てて 10 年間年金を受け取ると仮定 運用利回りを 2.5% とし 次の 2 ケースを試算 1 のケース 積立金に対する課税がない場合 2 のケース 積立金に対し 1.2% の課税が行われる場合特別法人税の復活によって削減される部分 1 積立金に対する課税がない場合年金月額 3.9 万円 2 積立金に対し 1.2% の課税が行われる場合年金月額 3.13 万円 積立期間 25 年特別法人税が復活すると 25 年間の積立では年金給付額に換算して年金月額 3.9 万円 年金月額 3.13 万円に削減 年金受給期間 10 年 20% もの削減
1 確定給付企業年金および厚生年金基金における過去勤務債務の一括償却等の導入 2 基金型確定給付企業年金における予算に基づく特例掛金の導入 3 確定拠出年金へ一部移行する際の積立不足に対する一括拠出の柔軟化
( 図表 16) 確定給付企業年金 厚生年金基金における過去勤務債務の一括償却等の導入 現行 償却方法内容 均等償却 定率償却 要望 一括償却の導入 ( 図表 17) 基金型確定給付企業年金における予算に基づく特例掛金の導入 現行 要望 厚生年金基金 基金型確定給付企業年金 厚生年金基金 基金型確定給付企業年金 ( 図表 18) 確定拠出年金へ一部移行する際の積立不足に対する一括拠出の柔軟化 ( 既存の年金制度の一部を確定拠出年金に移行する場合 ) 現行 要望 必要な積立額 (DC に移行しない部分 ) 必要な積立額 (DC 移行部分 ) 拠出できない 積立金 (DC に移行しない部分 ) 一括拠出額 (DC へ移行 ) 積立金 (DC へ移行 ) 必要な積立額 (DC に移行しない部分 ) 必要な積立額 (DC 移行部分 ) 柔軟一括拠出額積立金 (DCに移行しない部分 ) 一括拠出額 (DCへ移行) 積立金 (DCへ移行) とし 化移行部分に係る積立不足額を下限 移行部分に係る積立不足額に限定 制度全体に係る積立不足額を上限とする
( 図表 19) 企業型確定拠出年金制度における脱退一時金の支給要件の緩和 60 歳未満の退職 企業型確定拠出年金 現行 脱退一時金支給不可 要望 脱退一時金支給可
( 図表 20) 東日本大震災に係る死亡保険金の支払件数 金額 ( 平成 25 年 3 月末時点 ) 支払件数 支払金額 ( 死亡保険金 ) うち災害死亡保険金額 21,027 1,599 504 ( 図表 21) 死亡保険金と通常の相続財産との相違点 死亡保険金 ( みなし相続財産 ) () () 一般の相続財産
( 図表 22) 相続財産の種類別財産価額の構成比 15.3% 14.9% 11.2% 11.0% 38.0% 41.5% 土地家屋 構築物現金 預貯金有価証券その他 流動性資金確保のために死亡保険金の相続税非課税措置が必要 26.6% 30.7% 5.4% 5.3% ( 図表 23) 母子世帯の収入 支出 (1カ月ベース) 母子世帯 勤労者世帯 実収入 272,033 円 526,973 円 実支出 267,088 円 407,867 円 収支 4,945 円 119,106 円 ( 図表 24) 世帯主の平均普通死亡保険金額 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 普通死亡保険金額 ( 平均 ) 2,171 万円 2,040 万円 2,163 万円 2,223 万円 ( 図表 25) 平均世帯人員数の推移 ( 人 ) 3.40 3.20 3.00 2.80 2.60 2.40 2.20 3.25 平均世帯人員 2.49 2.00 S58 年 61 H 元年 4 7 10 13 16 19 22 25
1 地価税および土地重課制度の撤廃 固定資産税の引き下げ 2 不動産取得税の廃止 登録免許税の軽減 3 特定資産の買換特例の拡充
4 不動産流動化に係る不動産取得税の廃止および登録免許税特例措置の恒久化 5 固定資産税等の課税事務簡素化 6 固定資産税の評価プロセスの透明性向上および自治体による課税事務の標準化