インターネット接続設定 はじめの一歩 まずはつないでみましょう ~ 作業の流れとポイントをつかむ ~ 神奈川県電機商業組合
ステップ 1. インターネット回線の種類 お客様がお使いのインターネット回線の種類によって接続の仕方が違います フレッツ光などの場合は同じ回線でも2パターンの接続方法があります 今回はCATV 等に多いDHCP 型とフレッツADSL 光に多いPPPoE 型を考えます
各回線のモデムの一例 CATV ADSL フレッツ光 フレッツ光ルーター機能内蔵 au ひかり CATV au ひかりはほぼ DHCP タイプ NTT 系の ADSL ルータ機能のないフレッツ光はほぼ PPPoE タイプ フレッツ光のルータ機能内蔵型は設定により両方のパターンがあります
ステップ 2. まず直接つないでみましょう 現在では無線の普及や機器の増加でルーター ( 後述 ) を介して接続することが多いのですが 接続タイプが DHCP 型か PPPoE 型かを識別する方法の説明を兼ねて 回線の端末装置 ( いわゆるモデムとよばれるもの ) とパソコンを直接 LAN ケーブルでつなぎ インターネットに接続してみましょう
モデムと PC を直接つないでみる モデムの LAN 端子と PC を接続して再起動する インターネットに接続できれば OK! 接続出来ない場合は PPPoE の設定をしてみます 以下 windowsxp を例にとって接続画面を解説します
ステップ 3. ルーターを設定しましょう ルーターはモデムとパソコンなどの機器と間に接続されるネットワークの要となるものです 複数のパソコンや機器がルーターを介してインターネットを同時に利用したり プリンタを共用することができます 無線化するのもこのルーターの機能の一つです このステップではインターネットに接続するためのルーター設定を考えましょう
モデム ルーター PC の順に電源を入れて再起動 モデムと PC の間にルーターを接続 ルーターの設定画面を開く * ルーターの機種によりアクセス方法が違うので注意してください http:// 000.000.0.0 の形式でアクセスできます PC のファイル名を指定して実行より Cmd ipconfig /all で調べられます 接続設定は DHCP(IP アドレス自動取得 ) タイプであればそれを選択するだけです PPPoE タイプはプロバイダから与えられた ID とパスワードを入力します
ルーターにアクセスする方法 1.[ スタート ]-[ ファイル名を指定して実行 ] をクリックします 2. 入力欄に cmd と入力し [OK] ボタンをクリックします cmd 3.[ コマンドプロンプト ] 画面表示後 ipconfig /all と入力し [Enter] キーを押します 4. デフォルトゲートウェイ の値を確認します この例の場合は左図のDefault Gatewayの値 192.168.11.1 をhttp://192.168.11.1と入力することでルーター設定画面にアクセスできます
ステップ 4. 無線の設定 無線 LAN( らん ) Wi-Fi( わいふぁい ) と呼ばれ ケーブルをつながなくてもネットができる便利さ から当たり前のように使われています 親機となるルーターと子機となるパソコンなどの機器双方に設定します AOSS 等 自動設定の規格も多く出ていますが 今回は基本的な手動による設定をしてみましょう
無線の設定例 SSID( 無線ネットワークの名前 ) を設定する 暗号化の設定をします 今回は SSID は KDS 暗号化は WEP64bit キーは 0457413041 と設定してみましょう
PC 側の無線設定 XP 手動設定の例 1. ワイヤレスネットワーク接続画面より 詳細設定の変更 をクリックしてください 2. ワイヤレスネットワーク接続のプロパティ が開きますので ワイヤレスネットワーク をクリックしてください 3. 優先ネットワーク 欄の 追加 をクリックしてください 4. ワイヤレスネットワークのプロパティ が開きます ネットワーク名 (SSID): 今回はKDS ネットワーク認証オープンシステムデータの暗号化 : WEP キーは自動的に提供される : チェックを外すネットワークキー 0457413041 ネットワークキーの確認入力 キーは自動的に提供される のチェックを外した後に入力可能になります 以上が終了したら OK をクリックして設定を保存 終了してください
ステップ 5. プリンタ共有など ステップ 4 までで各機器はインターネットに接続できたはずです このステップではパソコン以外の機器の設定や 複数台のパソコンで一台のプリンタを利用する といったホームネットワークについて考えていきましょう
ワークグループを設定しましょう WindowsXP を例にワークグループを設定します コントロールパネルからシステム コンピュータ名と進みます 今回はワークグループ KDS と設定してみましょう
ネットワーク上の PC を同じワークグループに設定したら ファイルの共有を設定しましょう Windows XP で他のパソコンからもアクセスできる共有フォルダを作成します フォルダへの共有設定は 以下の手順で行います 共有設定を行うフォルダを右クリックし 共有とセキュリティ をクリックします ネットワーク上での共有とセキュリティの部分が下図のように変わります ここでの入力は以下のようになります ネットワーク上でこのフォルダを共有する : チェックする 共有名 : 初期値はフォルダ名と同じ 変更する場合は共有名 ( 他のパソコンが参照する時に表示される名前 ) を入力 ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する : 他のパソコンからもファイルの作成 変更を可能にする場合はチェック 共有が設定たフォルダには アイコンに手のマークが表示されるようになります 以上で共有の設定は終了です 共有フォルダへは ネットワーク内の他のパソコンからもアクセスができるようになります 共有を解除したい場合は 同じように共有設定の画面を開き ネットワーク上でこのフォルダを共有する のチェックを外すだけです
プリンタの共有をしましょう プリンタを直接接続している PC の設定 コントロールパネルから共有したいプリンタを右クリックして共有するにチェックして OK アイコンにフォルダ共有と同じように手のマークがつけば完了です プリンタを接続してない PC の設定 コントロールパネルからプリンタのインストール 追加ウイザードが起動します
インストールするプリンタの選択画面が表示されるので ネットワークプリンタ またはほかのコンピュータに接続されているプリンタ を選択し 次へ をクリックします プリンタの指定画面が表示されるので プリンタを参照する を選択し 次へ をクリックします プリンタの参照画面が表示されるので インストールする共有プリンタを選択し 次へ をクリックします コンピュータ名をダブルクリックすると 配下のプリンタが表示されます 選択したプリンタのドライバを プリンタが直接接続されているパソコンからコピーできる場合は 上図のような警告画面が表示されるので はい をクリックします Windows バージョンなどの違いでドライバがコピーできない場合は ウィザードに従ってドライバをインストールしなければなりません プリンタの共有設定で問題となるのは それぞれのパソコンが異なるドライバを使用する場合です (Windows のバージョンなどが違う場合 ) 操作は少し複雑になりますが ドライバの場所を正しく指定してやれば ウィザードに従って進めることができるはずです プリンタメーカーのサポートサイトなども参考にするとよいでしょう
ステップ 6.( 参考 ) メール関連 インターネットの接続設定の後で案外多いクレームはメール関連のクレーム 送受信できないということがあります プロバイダ切替後の移行期間 旧プロバイダメールを使う場合など OP25Bの対策設定が必要なことがあります 主要なプロバイダではWEBメールも使えますのでそちらをお客様に案内するのも一つの方法です