特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安

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別紙様式 (Ⅱ) 商品名 : 伝統にんにく卵黄 (31 粒入り 62 粒入り ) 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 安全性評価シート 喫食実績の有無 : あり なし ( あり の場合に実績に基づく安全性の評価を記載) 本製品 伝統にんにく卵黄 と同等の製品は 1993 年 11 月より日

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

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別紙様式 (Ⅴ)-1-3で補足説明している 掲載雑誌は 著者等との間に利益相反による問題が否定できる 最終製品に関する研究レビュー 機能性関与成分に関する研究レビュー ( サプリメント形状の加工食品の場合 ) 摂取量を踏まえた臨床試験で肯定的な結果が得られている ( その他加工食品及び生鮮食品の場合

A7 H えんきん株式会社ファンケル 1 A8 H 蹴脂粒株式会社リコム 1 A9 H メディスリム (12 粒 ) 株式会社東洋新薬 1 ルテインアスタキサンチンシアニジン -3- グルコシド DHA キトグルカン ( エノキタケ抽出物 ): エノキタケ由

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

Microsoft PowerPoint - ②【清水様】新たな機能性表示の科学的根拠 CAA150325公開版.ppt [互換モード]


改版履歴 版数 日付 改版者 摘要 ( 変更箇所 ) /04/01 消費者庁 新規作成 /03/30 消費者庁 P6 機能性表示食品の届出情報検索 画面に 届出者の住所 の検索項目を追加 /03/29 消費者庁 P1 1-1(1)OS に Window

内容 1. 健康食品の全体像 2. 健康食品と医薬品の違い 3. 安全性と有効性のエビデンス 4. 安全かつ効果的な利用法 5. 食品の機能性で考慮すべきこと

別紙様式 (Ⅱ) 商品名 : 快腸サポート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 安全性評価シート 喫食実績の有無 : あり なし ( あり の場合に実績に基づく安全性の評価を記載) 機能性関与成分であるビフィズス菌 BB536(B.longum)( 以下 当該成分 ) は 1977 年に初

別紙様式 (Ⅱ) 商品名 : 爽眠 α 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 安全性評価シート 喫食実績の有無 : あり なし ( あり の場合に実績に基づく安全性の評価を記載) L-テアニンは 私たちが日常的に飲用しているお茶から抽出される成分で 茶葉成分として 1950 年に発見されまし

プロモーション展開 Healthy & Go! のキャッチコピーのもと Web SNS 新聞折込みなどで 4 月中旬よりプロモーションを実施します モデルは RINA( りな ) さん ( ファッションモデル ) を起用し 健康が女性をアクティブに美しくすることをブランドサイト プロモーションで表現

機能性表示食品制度に対する意見書

平成15年度マーケットバスケット方式による安息香酸、ソルビン酸、プロピオン酸、

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

変更前 : 食品アレルギー変更後 : 食物アレルギー

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Microsoft Word PW 魚のEPA&DHA V-4 R

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 :KAGOME( カゴメ ) カゴメトマトジュース高リコピントマト使用食塩無添加 食経験の評価 安全性評価シート 1 喫食実績に よる食経験の 評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) ここで示すトマトジュースは JAS

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旧制度からの主な変更点 1 加工食品と生鮮食品の区分の統一 JAS 法と食品衛生法において異なる食品の区分について JAS 法の考え方に基 づく区分に統一 整理 新たに加工食品に区分されるもの さん現行の食品衛生法では表示対象とはされていない 軽度の撒塩 生干し 湯通し 調味料等により 簡単な加工等

(配布資料2)【食品安全委員会】滋賀県食の安全安心シンポジウム

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

スライド 1

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

記 1. 調査結果で判明した不十分な SR に基づき販売されている商品 企業名を明らかにすべきです消費者庁 報告書 は 届出 SR の報告内容が不十分で ガイドラインに準拠していない報告内容である商品が多数販売されていることを明らかにしました 制度の根幹を揺るがす事態であることを受け止め 消費者被害

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健康食品を正しく理解しよう!

「いわゆる健康食品」の安全性評価ガイドライン(案)

項目 表 1 被験者背景 全体男性女性 人数 ( 人 ) 年齢 ( 歳 ) 40.0 ± ± ± 12.2 平均値 ± 標準偏差

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

機能性表示食品の届出等に関するガイドライン構成 対象食品となるかの判断 疾病に罹患している者 未成年者 妊産婦 ( 妊娠を計画している者を含む ) 授乳婦を対象としていない 機能性関与成分が明確であり 食事摂取基準が定められた栄養素でない 特別用途食品 栄養機能食品 アルコールを含有する飲料 脂質や

3 K 4 2

Ⅰ. 試験実施方法 1. 目的 ブルーライトカットレンズを搭載した眼鏡の装着による VDT 症候群の症状改善効果を対 照群を用いて検証した 2. 方法 2.1. 試験デザイン 多施設共同による二重マスク並行群間比較試験 2.2. 対象 VDT 症候群と診断された患者 本試験では VDT 作業が原因と

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

上記製品は 1 日摂取推奨量が 100mg と 本品 (110mg) よりわずかに少ないが 長期間の販売実績があり かつこれまでに健康被害情報が寄せられていないことから 喫食経験による評価をサポートできるものと判断した 以上から 還元型コエンザイム Q10 を含む類似食品の食経験も十分にあり 安全性

2/16 ページ 商品画像 商品番号 JAN 商品名 規格 粒数 ビタミン C 30 日分 90 粒 徳用ビタミン C 90 粒 ビタミン E 30

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd

日本人の平均寿命 健康寿命 男性 国 歳 1 香港 アイスランド スイス 日本 シンガポール 80.4 女性 国 歳 1 香港 日本 スペイン 韓国 スイス 85.2 平成 28

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具体的論点 1( 栄養成分 ) ( 案 ) 平成 28 年 2 月 16 日第 2 回検討会資料 2 から抜粋 1 栄養成分を機能性表示食品制度の対象とする意義 2 安全性の確保 対象となる食品 成分の範囲 摂取量の在り方 3 機能性の表示 適切な機能性表示の範囲 消費者に誤解を与えないための情報の

調査の概要 本調査は 788 組合を対象に平成 24 年度の特定健診の 問診回答 (22 項目 ) の状況について前年度の比較から調査したものです 対象データの概要 ( 全体 ) 年度 被保険区分 加入者 ( 人 ) 健診対象者数 ( 人 ) 健診受診者数 ( 人 ) 健診受診率 (%) 評価対象者

「健康食品」の定義

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テイカ製薬株式会社 社内資料

特定保健用食品等の在り方に関する専門調査会 報告書46~63ページ

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オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

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なるほどルテイン ~AREDS2編①(2013年5月5日発表分)~

別紙様式 (Ⅳ) 商品名 : イチョウ葉 健康被害の情報収集体制 健康被害の情報の対応 窓口部署名等 お客様相談室 電話番号 ファックス番号電子メールその他連絡対応日時 ( 曜日 時間等 ) なしなしホームページ 受付

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健康効果を暗示させた多様な名称の製品の流通 健康食品やサプリメントという言葉に法令上の明確な定義はありません! 一般的な認識は 健康食品 健康の保持増進に資する食品全般サプリメント 錠剤 カプセル状等の製品 健康食品と認識されている製品の多くが錠剤 カプセル状なので サプリメントと健康食品は同じもの

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( 様式甲 5) 氏 名 忌部 尚 ( ふりがな ) ( いんべひさし ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲第 号 学位審査年月日 平成 29 年 1 月 11 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Benifuuki green tea, containin

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10 11 (1) (2) (3)

H24/08/00

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : 歩くサプリ 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価既存情報を用いた評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 22 次情報 ( データベースに情報が あり の場合 : 食経験に関する安全性の評価

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

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医療法人原土井病院治験審査委員会

ⅱ カフェイン カテキン混合溶液投与実験方法 1 マウスを茶抽出液 2g 3g 4g 相当分の3つの実験群と対照群にわける 各群のマウスは 6 匹ずつとし 合計 24 匹を使用 2 実験前 8 時間絶食させる 3 各マウスの血糖値の初期値を計測する 4 それぞれ茶抽出液 2g 3g 4g 分のカフェ

D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

栄養表示に関する調査会参考資料①

2.0 概要 治験情報 : 治験依頼者名 : 武田薬品工業株式会社 (TPC) 大阪市中央区道修町四丁目 1 番 1 号 治験課題名 : びらん性食道炎の患者を対象にした TAK-438 の 20 mg を 1 日 1 回経口投与したときの有効性及び安全性を 1 日 1 回経口投与

岐阜市における「医薬品の正しい使い方」に関する調査アンケート結果

資料3  農薬の気中濃度評価値の設定について(案)

報道関係各位 2013 年 4 月 24 日 GMO リサーチ株式会社 健康管理に関する意識 実態調査 を実施 ~ お金 時間をかけず日々の中での取り組みが上位に ~ GMO インターネットグループでインターネットリサーチ事業を展開する GMO リサーチ株式会社 ( 代表取締役社長細川慎一以下 GM

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Microsoft PowerPoint - ④(資料3)食品表示法(保健事項(2017)

9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

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利用されている 最近では ミネラルウォーター 飴 ゼリー ドレッシングなど多種多様な一般食品にも配合されている 市場では ヒアルロン酸 Na を 1 日あたり 120mg 以上配合した食品が販売されており ヒアルロン酸は広く利用されている また 医中誌 JMED Plus のデータベースにヒアルロン

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食事編_表1_4_0508

はじめに 健康に良いことをうたった食品全般のことを 一般的に健康食品といいます 様々な健康食品が市場にありますが 同じような健康食品でも 国の制度に基づいて 安全性や効果が確認されているものと そうでないものがあります しかし その違いについて よくわからないと感じる方もいらっしゃいます この冊子で

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

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個人輸入の健康食品に注意!!-未承認の医薬品成分(シブトラミン等)を検出

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使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

もっと知って欲しい!健康づくりに役立つ食品表示ガイド

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

Transcription:

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠等に関する基本情報 ( 一般消費者向け ) 商品名えんきん食品の区分 加工食品 ( サプリメント形状 その他 ) 生鮮食品機能性関与成分名ルテインアスタキサンチンシアニジン-3-グルコシド DHA 表示しようとする機能性本品にはルテイン アスタキサンチン シアニジン-3-グルコシド DHA が含まれるので 手元のピント調節機能を助けると共に 目の使用による肩 首筋への負担を和らげます 届出者名株式会社ファンケル変更作成日に修正本資料の作成日 2015 年 9 月 2 日 ( 修正前 ) 当該製品が想定する主な対象健康な成人男女 2015 年 4 月 13 日者 ( 疾病に罹患している者 ( 修正 1 回目 ) 妊産婦 ( 妊娠を計画している 2015 年 6 月 8 日者を含む ) 及び授乳婦を除く ) 1. 安全性に関する基本情報 (1) 安全性の評価方法届出者は当該製品について 食経験の評価により 十分な安全性を確認している 安全性に関する既存情報の調査により 十分な安全性を確認している 安全性試験の実施により 十分な安全性を確認している 複数選択可 (2) 当該製品の安全性に関する届出者の評価 1 喫食実績による食経験の評価一日の摂取量としてルテイン 6 mg アスタキサンチン 4 mg シアニジン 3 グルコシド 2.3 mg DHA 50mg を含む製品は 2007 年から販売を開始し 直近の 3 年間では 約 125 万製品 [30 日分 ( 内容量 23.2g/60 粒 ) 15 日分 ( 内容量 11.6g/30 粒 )] の販売実績があります 製品での健康被害の発生について確認しました 購入された方からの湿疹の発生など弊社への連絡の内容を解析しました その結果 重篤なものはなく また 製品の購入者のみに発生している症状のものではなく 弊社で発売するサプリメント全般に共通した内容であること 製品のみの摂取ではなく その他のサプリメントや食事 さらには体調不良など色々な要因が関係しており 製品が確実に関係すると 1 / 4

特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安全性に関する情報を確認しました 2 既存情報を用いた食経験及び安全性試験の評価上記食経験のある製品では ルテイン配合量が 6 mgですが 届出の製品はルテイン配合量を 10mg/ 日へ増やしています ルテインの安全性に関する総合評価としては 2 次情報 ( 独立行政法人国立健康 栄養研究所の 健康食品 の安全性 有効性情報データベースホームページ ) に次の記載がありました 62 歳女性 ( 日本 ) がルテインを毎日 2 年間摂取したところ 柑皮症を発症した という一つの報告がありましたが摂取量は不明と記載されていました 他に懸念される健康被害はありませんでした また 第 63 回 FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議 FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives (JECFA) (2004.6) において添加物としての再評価が行われており ルテインとゼアキサンチンの合計の ADI (Acceptable Daily Intake: 一日摂取許容量 ) は 0~2 mg/kg 体重とされております これは体重 50kg の人では 100 mgに相当し 当該製品配合量の 10 倍であるため安全であると考えられます 以上のことから 健康被害等の発生など問題はないと判断しました (3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分同士の相互作用が認められる情報は ありませんでした 医薬品と機能性関与成分との相互作用については 薬の代謝 血液の抗凝固薬 血糖降下薬 血圧の降下薬に作用することが考えられますが 報告されている内容と比べて製品に含まれる成分の一日摂取量が少ないため発生する可能性は低いと判断しました ただし 抗凝固剤に関しては 注意を促しています 2. 生産 製造及び品質管理に関する基本情報 ( 管理体制を記載 加工食品の場合 製造施設毎に GMP HACCP ISO 22000 FSSC 22000 の別及び認証の有無等について記載 ) ファンケル美健 2 施設 ( 国内 GMP 認証あり ) キャタレント ジャパン ( 国内 GMP 認証あり ) ニチヤク ( 国内 GMP 認証あり ) 三協本社工場 ( 国内 GMP 認証あり ) 製造所の追加 (2015 年 6 月 8 日修正 ) 三協本社工場 三協日の出工場 2 / 4

三協日の出工場 ( 国内 GMP 認証あり ) サプリメントジャパン ( 国内 GMP 認証あり ) 製造所の追加 (2015 年 9 月 2 日修正 ) サプリメントジャパン 3. 機能性に関する基本情報 (1) 機能性の評価方法届出者は当該製品について 最終製品を用いた臨床試験 ( 人を対象とした試験 ) により 機能性を評価している 最終製品に関する研究レビュー ( 一定のルールに基づいた文献調査 ( システマティックレビュー )) で 機能性を評価している 最終製品ではなく 機能性関与成分に関する研究レビューで 機能性を評価している 複数選択可 (2) 当該製品の機能性に関する届出者の評価標題 : 中高年男女に対する えんきん 摂取によるピント調節機能への効果について 目的 : 日常的に眼の疲れを感じている中高年男女を対象とし 当該製品 ( 以下 えんきん と記載します ) を 4 週間摂取した人が 成分を含まないカプセル ( 以下 プラセボ と記載します ) を摂取した人と比べて 目のピント調節機能が改善されるか検証することを目的としました 背景 : 年齢を重ねると 眼のピント調節機能が低下し 近い物に焦点 ( ピント ) を合わせることが難しくなります 近年 食品に含まれる成分による目の疲れや眼の機能の改善が 複数報告されています そこで 中高年男女に対し えんきん を摂取することによって 近い距離でのピント調節機能 ( 近点調節力と言います ) が改善するか検証を行いました さらに 目の疲労から来る目のかすみや 肩 首筋のコリといった自覚症状の発生にも関連があると考えられるため 合わせて自覚症状が和らぐか検証を行いました 方法 : 目の疲れを感じている 45~64 歳の男女 50 名に対し 試験 ( 無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験 ) を行いました 半数には えんきん を 半数には プラセボ を 4 週間連続摂取いただき 摂取前と摂取 4 週後の近 3 / 4

点調節力と自覚症状を調べました 本試験における費用は 株式会社ファンケルが負担しました その他に特筆すべき利益相反はありません 主な結果 : えんきん 摂取群 25 名 プラセボ 摂取群 25 名 医師が解析できないと判断した方が各群 1 名 ( 計 2 名 ) でした 摂取 4 週後 ピント調節力の変化は えんきん 摂取グループが プラセボ 摂取グループに比べ 有意に高い値 [ えんきん 摂取群 :1.321±0.394 D( 平均値 ± 標準誤差 ), プラセボ 摂取群 :0.108±0.336 D( 平均値 ± 標準誤差 ), p=0.023] を示し えんきん の近点調節力改善作用が確認できました また 自覚症状についても 肩 首筋のこり と 目がかすむ で プラセボ 摂取グループと比較して 有意な改善 (p<0.05) が見られました また 本試験で安全性に関する問題はありませんでした 科学的根拠の質 : 目の疲れを感じている人を対象とした試験となっており 潜在的な選択バイアスはあると考えられます 以上 4 / 4

販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠等に関する基本情報 ( 一般消費者向け ) 商品名えんきん食品の区分 加工食品 ( サプリメント形状 その他 ) 生鮮食品機能性関与成分名ルテインアスタキサンチンシアニジン-3-グルコシド DHA 表示しようとする機能性本品にはルテイン アスタキサンチン シアニジン-3-グルコシド DHA が含まれるので 手元のピント調節機能を助けると共に 目の使用による肩 首筋への負担を和らげます 届出者名株式会社ファンケル本資料の作成日 2015 年 9 月 2 日当該製品が想定する主な対象健康な成人男女者 ( 疾病に罹患している者 妊産婦 ( 妊娠を計画している者を含む ) 及び授乳婦を除く ) 1. 安全性に関する基本情報 (1) 安全性の評価方法届出者は当該製品について 食経験の評価により 十分な安全性を確認している 安全性に関する既存情報の調査により 十分な安全性を確認している 安全性試験の実施により 十分な安全性を確認している 複数選択可 (2) 当該製品の安全性に関する届出者の評価 1 喫食実績による食経験の評価一日の摂取量としてルテイン 6 mg アスタキサンチン 4 mg シアニジン 3 グルコシド 2.3 mg DHA 50mg を含む製品は 2007 年から販売を開始し 直近の 3 年間では 約 125 万製品 [30 日分 ( 内容量 23.2g/60 粒 ) 15 日分 ( 内容量 11.6g/30 粒 )] の販売実績があります 製品での健康被害の発生について確認しました 購入された方からの湿疹の発生など弊社への連絡の内容を解析しました その結果 重篤なものはなく また 製品の購入者のみに発生している症状のものではなく 弊社で発売するサプリメント全般に共通した内容であること 製品のみの摂取ではなく その他のサプリメントや食事 さらには体調不良など色々な要因が関係しており 製品が確実に関係すると 1 / 4

特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安全性に関する情報を確認しました 2 既存情報を用いた食経験及び安全性試験の評価上記食経験のある製品では ルテイン配合量が 6 mgですが 届出の製品はルテイン配合量を 10mg/ 日へ増やしています ルテインの安全性に関する総合評価としては 2 次情報 ( 独立行政法人国立健康 栄養研究所の 健康食品 の安全性 有効性情報データベースホームページ ) に次の記載がありました 62 歳女性 ( 日本 ) がルテインを毎日 2 年間摂取したところ 柑皮症を発症した という一つの報告がありましたが摂取量は不明と記載されていました 他に懸念される健康被害はありませんでした また 第 63 回 FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議 FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives (JECFA) (2004.6) において添加物としての再評価が行われており ルテインとゼアキサンチンの合計の ADI (Acceptable Daily Intake: 一日摂取許容量 ) は 0~2 mg/kg 体重とされております これは体重 50kg の人では 100 mgに相当し 当該製品配合量の 10 倍であるため安全であると考えられます 以上のことから 健康被害等の発生など問題はないと判断しました (3) 摂取する上での注意事項 ( 該当するものがあれば記載 ) 機能性関与成分同士の相互作用が認められる情報は ありませんでした 医薬品と機能性関与成分との相互作用については 薬の代謝 血液の抗凝固薬 血糖降下薬 血圧の降下薬に作用することが考えられますが 報告されている内容と比べて製品に含まれる成分の一日摂取量が少ないため発生する可能性は低いと判断しました ただし 抗凝固剤に関しては 注意を促しています 2. 生産 製造及び品質管理に関する基本情報 ( 管理体制を記載 加工食品の場合 製造施設毎に GMP HACCP ISO 22000 FSSC 22000 の別及び認証の有無等について記載 ) ファンケル美健 2 施設 ( 国内 GMP 認証あり ) キャタレント ジャパン ( 国内 GMP 認証あり ) ニチヤク ( 国内 GMP 認証あり ) 三協本社工場 ( 国内 GMP 認証あり ) 三協日の出工場 ( 国内 GMP 認証あり ) 2 / 4

サプリメントジャパン ( 国内 GMP 認証あり ) 3. 機能性に関する基本情報 (1) 機能性の評価方法届出者は当該製品について 最終製品を用いた臨床試験 ( 人を対象とした試験 ) により 機能性を評価している 最終製品に関する研究レビュー ( 一定のルールに基づいた文献調査 ( システマティックレビュー )) で 機能性を評価している 最終製品ではなく 機能性関与成分に関する研究レビューで 機能性を評価している 複数選択可 (2) 当該製品の機能性に関する届出者の評価標題 : 中高年男女に対する えんきん 摂取によるピント調節機能への効果について 目的 : 日常的に眼の疲れを感じている中高年男女を対象とし 当該製品 ( 以下 えんきん と記載します ) を 4 週間摂取した人が 成分を含まないカプセル ( 以下 プラセボ と記載します ) を摂取した人と比べて 目のピント調節機能が改善されるか検証することを目的としました 背景 : 年齢を重ねると 眼のピント調節機能が低下し 近い物に焦点 ( ピント ) を合わせることが難しくなります 近年 食品に含まれる成分による目の疲れや眼の機能の改善が 複数報告されています そこで 中高年男女に対し えんきん を摂取することによって 近い距離でのピント調節機能 ( 近点調節力と言います ) が改善するか検証を行いました さらに 目の疲労から来る目のかすみや 肩 首筋のコリといった自覚症状の発生にも関連があると考えられるため 合わせて自覚症状が和らぐか検証を行いました 方法 : 目の疲れを感じている 45~64 歳の男女 50 名に対し 試験 ( 無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験 ) を行いました 半数には えんきん を 半数には プラセボ を 4 週間連続摂取いただき 摂取前と摂取 4 週後の近点調節力と自覚症状を調べました 本試験における費用は 株式会社ファンケルが負担しました その他に特筆すべき利益相反はありません 主な結果 : 3 / 4

えんきん 摂取群 25 名 プラセボ 摂取群 25 名 医師が解析できないと判断した方が各群 1 名 ( 計 2 名 ) でした 摂取 4 週後 ピント調節力の変化は えんきん 摂取グループが プラセボ 摂取グループに比べ 有意に高い値 [ えんきん 摂取群 :1.321±0.394 D( 平均値 ± 標準誤差 ), プラセボ 摂取群 :0.108±0.336 D( 平均値 ± 標準誤差 ), p=0.023] を示し えんきん の近点調節力改善作用が確認できました また 自覚症状についても 肩 首筋のこり と 目がかすむ で プラセボ 摂取グループと比較して 有意な改善 (p<0.05) が見られました また 本試験で安全性に関する問題はありませんでした 科学的根拠の質 : 目の疲れを感じている人を対象とした試験となっており 潜在的な選択バイアスはあると考えられます 以上 4 / 4