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【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

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Invesco Australian Bond Fund (Monthly)


1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

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< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

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ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

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受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

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Microsoft PowerPoint - 【マーケットレポート】アジアREITの投資環境Vol.6(2014.9)WEB用.pptx

Invesco Premia Plus Fund

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

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1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

2 / 5 ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 運用経過 > ダイワ マネーアセット マザーファンドを組み入れることで 安定運用を行いました < 今後の運用方針 > 今後につきましても 安定運用を継続して行って

【34】今日から使える「リスクとリターン」_1704.indd

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今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

Microsoft PowerPoint - ï¼fiã••PAL镕年+第ï¼fiQ;ver5.pptx

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リート・ウィークリーレポート(2016/1/13)

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

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ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス投資対象とする投資信託証券の追加のお知らせ 2018 年 9 月 8 日 平素はダイワファンドラップをご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス においては 株式会社大和ファンド コンサルティングの助


第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

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ハイイールド債等、各種指数の推移

2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

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日本の債券市場 日本の債券市場の代表的な指数であるNOMURA-BPI 総合は 2 日比で0.09% 上昇しました 前週末発表の1 月の米雇用統計において 賃金上昇圧力が確認されたことを受け 金融引き締めに対する警戒感から各国株式市場が下落したことから 安全資産としての債券需要が高まり日本債券市場は

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投資信託のとは 投資信託のは 当期に獲得した収益等を決算日に投資家に還元する仕組みで す ただし 過去に獲得した収益を積み立てたもの等からも支払うことができます 投資信託でが支払われるイメージ 投 資信 託のは 投 資信 託 投資信託のとは P3 の純資産の中から支払われます はどのように支払われる

フ ァ ン ド の 特 色 ハイグレード ハイグレード オセアニア オセアニ ニア ボンド マザーファンド マザーファンド を通じて オーストラリア ドル建ておよびニュージーラ ドル建ておよびニュージーランド ドル 建ての 債券等 に投資します 債券等 には コマーシャル ペーパー等の短期金融商品を

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株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

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サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

ロシア 3節 第 第3節 ロシア 1 マクロ経済動向 ロシア経済は 緩やかな回復基調にある 2014 年 7 以下 輸出 個人消費 消費者物価 金融市場の動 月以降のウクライナ危機発生及びクリミア併合に伴う 向を中心に概観する 欧米からの経済制裁に加え 2015 年以降 原油価格 の下落を主因として

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

中国:PMI が示唆する生産・輸出の底打ち時期

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インド株ファンドQ&A(案)

【42】今日から使える「債券・金利」_1704.indd

株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 投資環境 > 第 5 期の米国債券市場では 国債や社債の金利が上昇 ( 債券価格は下落 ) しました 期首より 追加利上げの可能性の高まりや税制改革法の成立などを背景に 金利

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米国リート市場と米国株式市場の推移 102 ( 2015 年 12 月末 ~2016 年 2 月 12 日 ) 米国リート 米国株式 /12/ /1/6 2016/1/ /1/ /1/ /1/3

平成23年11月1日

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

経済・物価情勢の展望(2018年1月)

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株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

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米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

中国:なぜ経常収支は赤字に転落したのか

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HIGHLIGHTS 2018 年の資金流入額は 3 年ぶりに 4 兆円超えも 株式相場低迷で年後半は失速 2019 年 1 月 31 日 Vol 年の ETF を除く追加型株式投信の純設定額が +4.1 兆円と 2017 年を上回り 3 年ぶりの高水準 タイプ別で見ると外国株式型が

運営管理機関 : ろうきん DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 2 安定 成長型 3 成長型 一般社団法人投資信託協会分類 DIAM バランス ファンド <DC 年金 >1 安定型 : 追加型投信 / 内外 / 資産複合 / インデックス型 DIAM バランス ファンド <DC

Microsoft PowerPoint - 【汎用】 USREITスペシャルレポート IM pptx

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

経済・物価情勢の展望(2016年10月)

欧州不動産市場の注目ポイント 1. 大陸欧州は 緩やかな景気回復を維持し 英国は堅調な景気回復の動きが継続 < 大陸欧州 > ECB の金融政策などを下支えに 総じて大陸欧州の緩やかな景気回復基調の維持が期待されている ドイツは 良好な雇用 ( 歴史的な低水準にある失業率 ) 所得環境にあり 個人消

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米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

[ 参考 ] 先月からの主要変更点 基調判断 3 月月例 4 月月例 景気は 急速な悪化が続いており 厳しい状況にある 輸出 生産は 極めて大幅に減少している 企業収益は 極めて大幅に減少している 設備投資は 減少している 雇用情勢は 急速に悪化しつつある 個人消費は 緩やかに減少している 景気は

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低インフレ 乏しい利上げ観測労働市場に目を向けると 8 月の失業率は約 年ぶりの低水準となる5.3% に低下した 雇用者数も伸びており 一部では技術者不足の声も聞かれる RBAは今後数年 失業率は自然失業率とされる5.% を目指して低下が続くとの見方を示している ただ 賃金の上昇率は ~ 月期が前年

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当面の金融政策運営について(貸出増加支援資金供給の延長等、12時29分公表)

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

1. 相対的に い利回り 近年アジアのハイ イールド債券の利回りは 国 欧州のハイ イールド債券と 較すると相対的に い利回りとなっています 各国 地域のハイ イールド債券の利回りの推移 30% 25% 20% 15% アジア ハイ イールド債券 米国ハイ イールド債券 欧州ハイ イールド債券 10

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株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

CONTENTS Nomura Fund August / September vol

リート・ウィークリーレポート(2016/1/13)


目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

株式市場 米国株 景気 企業業績は依然として堅調 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 貿易摩擦への懸念から下落米国株式市場は下落しました トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入を制限する方針を表明したことから 世界的な貿易摩擦への懸念が高まり下落して始まりました その後 貿

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経済の見通し 欧州 欧州経済は グローバル経済の堅調さを背景とした外需セクターの回復 労働市場の回復を背景にした堅調な個人消費 従来に比べ拡張的な財政政策による成長押し上げ効果を背景に潜在成長率を上回る成長が続いています 物価については 労働市場や経済の回復を背景にコアインフレ率 賃金上昇率は今後緩

Transcription:

マーケットフォーカス ( アジア市場 ) 1 年 3 月号 各国の実質 GDP 成長率 ( 前年同期比 ) の推移 経済 各国の消費者物価指数 ( 前年同月比 ) の推移 各国の政策金利の推移 ご参考資料 1 年 3 月 1 日 1 (1 年 1 1 月期 ~17 年 1 1 月期 四半期 ) インドネシア フィリピン 中国 1 (15 年 月 ~1 年 月 月次 ) インドネシアフィリピン 中国 1 (15 年 月末 ~1 年 月末 月次 ) インドネシア フィリピン 中国 1/Q 15/Q 15/Q 1/Q 1/Q 17/Q 17/Q ( 年 / 期 ) は 17/3Q までのデータを使用 前月の経済概況 中国は 1 年 1 月までのデータを使用 中国では 1 月の非製造業やサービス部門の PMI( 購買担当者指数 ) が前月比で上昇しました また月間の自動車販売台数が前年同月比で二桁増となったほか春節 ( 旧正月 ) 休暇時の小売業や飲食店の売上も底堅い伸びとなり 引き続き消費が景気を下支えしていくとの期待が高まりました また 1 月の輸出入も堅調な伸びとなったことで先行きの景気減速懸念が和らぎました アセアン主要国でインドネシア で 17 年 1-1 月期の実質 GDP( 国内総生産 ) 成長率が発表されました インドネシアは引続き個人消費や投資が安定した伸びを示した一方 内需の回復で輸入が増加したことから純輸出はマイナスとなりました は公共投資の減少などを主因に前期と比べて成長率が小幅鈍化したものの 民間の消費や投資が牽引役となり 底堅い成長が続きました インフレは多くの国で落ち着いた推移が続くものの フィリピンは原油高や生鮮食品の高騰のほか たばこ税の引き上げの影響などから 月の消費者物価指数上昇率が前年同月比で +.5% となり 中央銀行の目標上限を超えました 今後の見通し インドネシア :1 年 7 月末まで BI 金利 同 月末から 7 日物リバースレポ金利 : 翌日物政策金利 フィリピン : 翌日物借入金利 : 翌日物レポ金利 中国 :1 年物貸出基準金利を使用 中国では 月の政府発表分の製造業 PMI が低下するなど生産は横ばい圏での推移が見込まれるほか 輸出は為替市場での元高傾向が重石となりそうです 3 月中旬に公表される 1- 月累計での鉱工業生産指数 小売売上高 固定資産投資など主要経済指標の動向が注目されます また 3 月上旬から全国人民代表大会 ( 全人代 国会に相当 ) が開催され 成長率をはじめ 1 年のマクロ経済目標が決定される見込みです アセアン主要国の景気は引き続き底堅い推移が見込まれます ただし これまで景気を牽引してきた輸出はスマートフォン関連などにピーク感が台頭しつつあり 今後の各国の成長率はますます個人消費の強弱や政府によるインフラ投資の進捗状況など個々の内需動向に左右される見通しです 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください 1/5

1 1 1 1 株式 各国の株価指数の推移 (15 年 月末 ~1 年 月末 日次 ) インドネシアフィリピン中国韓国台湾インド 15 1 13 1 11 1 9 REIT 各国の REIT 指数の推移 (15 年 月末 ~1 年 月末 月次 ) 日本 グラフ開始日を 1 として指数化 使用している指数については ページをご覧ください 月のアジア株式市場は概ね下落しました 中国 韓国 インドなどの下げ幅が大きくなりました 米国株式の急落をきっかけにリスク回避機運が高まり 多くの国で株価指数が最高値圏で推移していたアジア市場も一時全面安の展開となりました 月後半は米国株式の反発や米長期金利の上昇一服を背景に総じて下げ幅を縮小する動きとなりました 中国 上海総合指数は一時 カ月ぶり安値をつけた後は反発したものの 月末に発表された 月の製造業 PMI の低下が嫌気されました 今後の見通し アジア株式市場は もみ合い推移が見込まれます アジア各国の景気 企業業績は総じて底堅い推移が見込まれるものの 米国など海外株式市場の動向や 月の米国株式急落のきっかけとなった米国のインフレや長期金利の動向など外部要因に左右される展開が続く見通しです グラフ開始日を 1 として指数化 各国 地域の REIT 指数は S&P グローバル REIT 指数 ( 現地通貨ベース ) の各国 地域のインデックスを使用 月のアジア REIT 市場は下落しました 米国の賃金上昇率の高まりや財政赤字拡大懸念を受けて米長期金利が上昇し 米国株式市場が急落したことなどが嫌気され ともに下落しました 今後の見通し 米国の追加利上げや欧州の量的金融緩和縮小に対する警戒感の高まりなどによるアジア REIT 市場への影響が懸念されるものの 低金利環境下における投資家の高利回り選好の動きがアジア REIT 市場のサポートになることが期待されます また アジア REIT 各社の業績は概ね底堅く推移しており 今後も市場全体では堅調な成長が見込まれることもプラスに働くと思われます よって 今後も短期的には欧米の金融政策動向などの外部要因に左右されやすい展開が見込まれますが 中期的にはアジア REIT 各社の概ね底堅い業績動向などが評価され上昇する展開を予想します 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください /5

債券 為替 1 1 各国の国債利回りの推移 各国の為替の推移 ( 対円 ) (15 年 月末 ~1 年 月末 日次 ) (15 年 月末 ~1 年 月末 日次 ) インドネシア フィリピン 11 1 9 インドネシア ルピア リンギットフィリピン ペソ バーツ ドル中国 人民元ドル 7 インド ルピー 1 年国債の利回りを使用 グラフ開始日を 1 として指数化 月のアジア債券市場では 米長期金利上昇を受けて各国の国債利回りが総じて上昇 ( 価格は下落 ) しました インドネシアの国債利回りは.% 台まで上昇 約 3 カ月半ぶりの高水準となりました またフィリピンの国債利回りは消費者物価の高騰を背景に大幅上昇となりました 月はフィリピン で政策金利が現状維持とされました フィリピンでは中央銀行が足元の物価上昇は一時的であり 先行きは上昇圧力が緩和するとの見通しを示しました 今後の見通し アジア債券市場は もみ合い推移が見込まれます アジア主要国の消費者物価指数は一部を除いて概ね落ち着いた推移が続いており 当面は各国で現状の緩和的な金融政策が維持される見込みです 引き続き米国をはじめとした欧米主要国の長期金利や金融政策の動向に左右される展開を予想します 月のアジア通貨は総じて対円で下落しました 米国株式の急落を受けてリスク回避機運が高まり 低リスク通貨とされる円への買いが強まりました また 米長期金利上昇を受けて新興国からの資金流出懸念が意識され 一部の国の通貨は対米ドルで弱含みとなったことも影響しました 個別では 貿易赤字の拡大傾向や中央銀行による預金準備率の引き下げが嫌気されたフィリピン ぺソ 国営銀行による巨額の不正取引が発覚したインド ルピーの下げ幅が大きくなりました 今後の見通し アジア通貨は 対円でもみ合い推移が見込まれます アジア各国で総じて景気が底堅く推移していること 他の新興国 地域との比較で相対的に政治情勢が安定していることはアジア通貨の下支え要因となるものの 当面は先進国の長期金利や金融政策の見通しなど外部要因に影響されやすい展開が見込まれます 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください 3/5

アジア市場の主な指標 (1 年 1 月末 ~1 年 月末 月次 ) 株式 REIT 国債利回り 国 指数名 月間騰落率 国 月末 1 月末前月末比 中国 上海総合指数.3% インドネシア.3%.7%.35 ハンセン H 株指数.7%.1% 3.95%.5 台湾 加権指数.% フィリピン.73%.7%.57 韓国 韓国総合株価指数 5.%.33%.37%.3 インド ムンバイ SENSEX 指数.95%.39%.19%.19 ストレートムズ指数.5% 1 年国債の利回りを使用 FTSEブルサ KLCI 指数.% インドネシア ジャカルタ総合指数.13% 為替 SET 指数.1% 通貨 ( 単位 : 円 ) 月末 1 月末 月間騰落率 フィリピン フィリピン総合指数 3.9% 中国 人民元 1.99 17.1 1.% S&P REIT 指数 3.5% ドル 13.71 13.91 1.% S&P REIT 指数 5.% インド ルピー 1.7 1.7.91% S&P REIT 指数 5.9% インドネシア ルピア.79.1.7% 各株式 REIT 指数は現地通貨ベース 配当なしを使用 ドル 1.5.9.3% リンギット 7.3 7.9.% バーツ 3.1 3. 1.5% フィリピン ペソ..1.3% 為替は本邦営業日ベース インドネシア ルピアは 1 ルピア当たりのデータ 当資料の掲載内容について 当資料に掲載している表やグラフは 信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト アセットマネジメントが作成しています 当資料に掲載している見通しは レポート作成時点における三井住友トラスト アセットマネジメントの見通しであり 将来の運用成果を保証するものではありません 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください /5

ご留意事項 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではありません ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) の内容を必ずご確認のうえ ご自身でご判断ください 投資信託は値動きのある有価証券等 ( 外貨建資産には為替変動リスクを伴います ) に投資しますので基準価額は変動します したがって 投資元本や利回りが保証されるものではありません ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します 投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません また 証券会社以外でご購入いただいた場合は 投資者保護基金の保護の対象ではありません 当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが その正確性 完全性を保証するものではありません また 今後予告なく変更される場合があります 当資料中の図表 数値 その他データについては 過去のデータに基づき作成したものであり 将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権 その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 5/5