病 院 の 概 要

Similar documents
病 院 の 概 要

平成 29 年度九段坂病院病院指標 年齢階級別退院患者数 年代 10 代未満 10 代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代 90 代以上 総計 平成 29 年度 ,034 平成 28 年度 -

病 院 の 概 要

5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

< A815B B83578D E9197BF5F906697C38B40945C F92F18B9F91CC90A72E786C73>

退院患者数 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 合計 24 年度 年度

消化器内科 術前 K688 内視鏡的胆道ステント留置術 K654 内視鏡的消化管止血術 K6152 血管塞栓術 ( 頭部 胸腔 腹 腔内血管等 ) 解説 K688 内視鏡的

2. 総合外科 消化器外科疾病 術式 検査名 件数 疾病 術式 検査名 件数 胃 十二指腸 大腸 胃癌胃切除 14 結腸癌 盲腸癌結腸切除 ( 右 左半結腸切除を含む ) 26 胃癌胃全摘 5 結腸癌 盲腸癌腹腔鏡補助下 S 状結腸切除 3 十二指腸潰瘍穿孔縫合閉鎖 3 結腸癌 盲腸癌腹腔鏡補助下右

8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

7. 脊髄腫瘍 : 専門とするがん : グループ指定により対応しているがん : 診療を実施していないがん 別紙 に入力したが反映されています 治療の実施 ( : 実施可 / : 実施不可 ) / 昨年の ( / ) 集学的治療 標準的治療の提供体制 : : グループ指定により対応 ( 地域がん診療病

福島県のがん死亡の年次推移 福島県におけるがん死亡数は 女とも増加傾向にある ( 表 12) 一方 は 女とも減少傾向にあり 全国とほとんど同じ傾向にある 2012 年の全のを全国と比較すると 性では高く 女性では低くなっている 別にみると 性では膵臓 女性では大腸 膵臓 子宮でわずかな増加がみられ

< E FEE95F182CC8CF6955C F8C668DDA A2E786C7378>

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

密封小線源治療 子宮頸癌 体癌 膣癌 食道癌など 放射線治療科 放射免疫療法 ( ゼヴァリン ) 低悪性度 B 細胞リンパ腫マントル細胞リンパ腫 血液 腫瘍内科 放射線内用療法 ( ストロンチウム -89) 有痛性の転移性骨腫瘍放射線治療科 ( ヨード -131) 甲状腺がん 研究所 滋賀県立総合病

平成26年度病院公開指標

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

消化器内科 K7211 内視鏡的大腸ポリープ 粘膜切除術 ( 長径 2cm 未満 ) % K654 内視鏡的消化管止血術 % なし K6532 内視鏡的胃 十二指腸ポリープ 粘膜切除術 ( 早期悪性腫瘍粘膜下

平成 27 年度臨床指標 1. 年齢階層別退院患者数 ( 人 ) 退院患者数 :10,059 人 ~9 10~19 20~29 30~39 40~49 50~

腎臓内科 xx9900xx 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 手術や人工透析等を行っていない xx991x0x 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 手術を行っていないが 経皮的針生検法を行っており 合併症がない xx97x10x 慢性腎炎症候群

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

くろすはーと30 tei

各医療機関が専門とするがんに対する診療機能 1. 肺がん 治療の実施 (: 実施可 / : 実施不可 ) / 昨年の ( / ) 当該疾患を専門としている 開胸 胸腔鏡下 定位 小線源治療 1 呼吸器内科 8 2 呼吸器外科 3 3 腫瘍内科 放射線治療科 1 グループ指定を受ける施設との連携 昨年

<819A894093E E93788EE88F70939D8C762E786C73>

腎臓内科 xx99000x 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 手術や人工透析を行っておらず 合併症がない xx99010x 慢性腎炎症候群 慢性間質性腎炎 慢性腎不全 xx991x0x 手術を行っていないが人工透析を行っており 合併症がない 慢性腎炎症候

骨折経皮的鋼線刺入固定術 ( 前腕 ) 4 K 骨折観血的手術 ( 上腕 ) 16 骨折観血的手術 ( 大腿 ) 65 K 骨折観血的手術 ( 下腿 ) 40 骨折観血的手術 ( 前腕 ) 26 K 観血的整復固定術 ( インプラント周囲骨折に対するもの

腹腔鏡下前立腺全摘除術について

背部痛などがあげられる 詳細な問診が大切で 臨床症状を確認し 高い確率で病気を診断できる 一方 全く症状を伴わない無症候性血尿では 無症候性顕微鏡的血尿は 放置しても問題のないことが多いが 無症候性肉眼的血尿では 重大な病気である可能性がある 特に 50 歳以上の方の場合は 膀胱がんの可能性があり

年齢階級別退院患者数

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

Microsoft Word - P001 未入稿  序文.doc

< E082AA82F1936F985E8F578C768C8B89CA816989FC92F994C5816A2E786C73>

2015 年度手術のうちわけ ( 実績 ) セキツイ脊椎 ナンブソシキ軟部組織 椎間板摘出術 35 アキレス腱断裂手術 40 内視鏡下椎間板摘出 4 腱鞘切開術 ( 関節鏡下によるものを含む ) 0 シュコンカン 脊椎固定術 椎弓切除術 椎弓形成術 ( 多椎間又は多椎弓の場合を含む )( 椎弓形成

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

30.09 喉頭腫瘍摘出術 ( 直達鏡 ) 気管切開術 気管口狭窄拡大術

5 月 22 日 2 手関節の疾患と外傷 GIO: 手関節の疾患と外傷について学ぶ SBO: 1. 手関節の診察法を説明できる 手関節の機能解剖を説明できる 前腕遠位部骨折について説明できる 4. 手根管症候群について説明できる 5 月 29 日 2 肘関節の疾患と外傷 GIO: 肘関節の構成と外側

1981 年 男 全部位 C00-C , , , , ,086.5 口腔 咽頭 C00-C

32.9 胸腔鏡下肺切除術 ( その他 ) 閉鎖性胸腔ドレナージ 経皮的冠動脈形成術

最終.indd

CI指標(厚生連VerNEW).xlsx

水光No49 最終.indd

桜町病院対応病名小分類別 診療科別 手術数 (2017/04/ /03/31) D12 D39 Ⅳ G64 女性生殖器の性状不詳又は不明の新生物 D48 その他及び部位不明の性状不詳又は不明の新生物 Ⅲ 総数 構成比 (%) 該当無し Ⅰ 感染症及び寄生虫症 Ⅱ 新生物 C54 子宮体部

骨折観血的手術 ( 手舟状骨 ) 2 骨折観血的手術 ( 前腕 ) 40 K 観血的整復固定術 ( インプラント周囲骨折に対するもの )( 大腿 ) 6 K 骨折観血的手術 ( 鎖骨 ) 5 骨折観血的手術 ( 指 ) 1 骨折観血的手術 ( 手 ( 舟状骨を除く ))

<95BD90AC E F D8C762E786C73>

腹腔鏡補助下膀胱全摘除術の説明と同意 (2) 回腸導管小腸 ( 回腸 ) の一部を 導管として使う方法です 腸の蠕動運動を利用して尿を体外へ出します 尿はストーマから流れているため パウチという尿を溜める装具を皮膚に張りつけておく必要があります 手術手技が比較的簡単であることと合併症が少

脳卒中の医療連携体制を担う医療機関等における実績調査 調査内容 平成 28 年度の実績 ( 調査内容は別紙様式のとおり ) 別紙 1: 急性期の医療機能を有する医療機関用別紙 2: 急性期及び回復期の医療機能を有する医療機関用別紙 3: 回復期の医療機能を有する医療機関用別紙 4: 維持期の医療機能

TOHOKU UNIVERSITY HOSPITAL 今回はすこし長文です このミニコラムを読んでいただいているみなさんにとって 救命救急センターは 文字どおり 命 を救うところ という印象が強いことと思います もちろん われわれ救急医と看護師は 患者さんの救命を第一に考え どんな絶望の状況でも 他

2. 脊髄腫瘍 : 専門とするがん : 診療を実施していないがん ( 診療科ま 医師数 専門として 1 整形外科 2 2 状 績 なし例 : 脊髄腫瘍脊髄腫瘍 治療の実施状況 (: 実施可 /: 実施不可 ) / 昨年の実績 ( あり / なし ) 化学療法体外定位照射 IMRT 小線源治療 あり

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

4 月 20 日 2 胃癌の内視鏡診断と治療 GIO: 胃癌の内視鏡診断と内視鏡治療について理解する SBO: 1. 胃癌の肉眼的分類を列記できる 2. 胃癌の内視鏡的診断を説明できる 3. 内視鏡治療の適応基準とその根拠を理解する 4. 内視鏡治療の方法 合併症を理解する 4 月 27 日 1 胃

手術件数 (4,000 点以上 平成 26 年 4 月 ~ 平成 27 年 3 月 ) 一般内科小腸結腸内視鏡的止血術 1 合計 1 神経内科内視鏡的消化管止血術 3 合計 3 消化器内科 食道狭窄拡張術 ( 内視鏡によるもの ) 1 食道ステント留置術 1 内視鏡的食道 胃静脈瘤結紮術 16 血管

スライド 1

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房

<4D F736F F D A834A A A4F978882CC82B288C493E05F E646F6378>

1. 部位別登録数年次推移 表は 部位別に登録数の推移を示しました 2015 年の登録数は 1294 件であり 2014 年と比較して 96 件増加しました 部位別の登録数は 多い順に大腸 前立腺 胃 膀胱 肺となりました また 増加件数が多い順に 皮膚で 24 件の増加 次いで膀胱 23 件の増加

科目科目区分 単位数 (1 単位当た りの時間 ) 必修 選択 区分 開講時期 授業形態 病理病態学 専門基礎科目 病気と治療 2 単位 (30 時間 ) 必修 1 年次 通年 講義 演習 科目担当者科目責任者 : 黒田雅彦担当教員 : 井上理恵 佐藤栄一 松本哲哉 長尾俊孝 後藤明彦 河合隆 森安

Vol 夏号 最先端の腹腔鏡下手術を本格導入 東海中央病院では 平成25年1月から 胃癌 大腸癌に対する腹腔鏡下手術を本格導入しており 術後の合併症もなく 早期の退院が可能となっています 4月からは 内視鏡外科技術認定資格を有する 日比健志消化器外科部長が赴任し 通常の腹腔 鏡下手術に

スライド 1

診断群分類別患者数等 ( 診療科別患者上位 3 位まで ) 内科 xx03xx0x x099x0xx xx99000x 小腸大腸の良性疾患 ( 良性腫瘍を含む ) 内視鏡的消化管止血術等副傷病なし 肺炎 急性気管支炎 急性細気管支炎 (15 歳以上 ) 手術なし手

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

<95BD90AC E C389C895CA8FDA8DD782C88EE88F70939D8C768CB32E786C73>

1. 来院経路別件数 非紹介 30 他疾患経過 10 自主受診観察 紹介 20 他施設紹介 合計 患者数 割合 12.1% 15.7% 72.2% 100.0% 27.8% 72.2% 100.0% 来院経路別がん登録患者数 がん患者がどのような経路によって自施設を受診し

4・2-5.indd

<8BC690D18F572E6169>

 I

<95BD90AC E C389C895CA8FDA8DD782C88EE88F70939D8C768CB381408D5482A62E786C73>

参考書 疾病と治療 Ⅰ( 全身性 / 呼吸器系 / 循環器系 / 感染症 ): 南江堂 疾病と治療 Ⅱ( 消化器系 / 内分泌系 / 血液 造血器系 / アレルギー / 膠原病 ): 南江堂 オフィスアワー 連絡先 不在時はメールで連絡をお願いします 寺門亜子 :3 号館 3 階寺門研究室 tera

<4D F736F F D208CE38AFA97D58FB08CA48F438C7689E681698CE088E397C3835A E815B816A2E646F63>

4・2-5.indd

U 開腹手術 があります で行う腎部分切除術の際には 側腹部を約 腎部分切除術 でも切除する方法はほぼ同様ですが 腹部に があります これら 開腹手術 ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術を受けられる方へ 腎腫瘍の治療法 腎腫瘍に対する手術療法には 腎臓全体を摘出するU 腎摘除術 Uと腫瘍とその周囲の腎

PowerPoint プレゼンテーション

採択演題一覧

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房 全体


推薦書

院内がん登録について 院内がん登録とは がん ( 悪性腫瘍 ) の診断 治療 予後に関する情報を収集 整理 蓄積し 集計 解析をすることです 登録により収集された情報は 以下の目的に使用されます 診療支援 研修のための資料 がんに関する統計資料 予後調査 生存率の計測このほかにも 島根県地域がん登録


目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

院内がん登録について 院内がん登録とは がん ( 悪性腫瘍 ) の診断 治療 予後に関する情報を収集 整理 蓄積し 集計 解析をすることです 登録により収集された情報は 以下の目的に使用されます 診療支援 研修のための資料 がんに関する統計資料 予後調査 生存率の計測このほかにも 島根県地域がん登録

様式 51 腫瘍脊椎骨全摘術の施設基準に係る届出書添付書類 1 標榜診療科 ( 施設基準に係る標榜科名を記入すること ) 2 常勤の整形外科の医師の氏名 (2 名以上 ) 常勤医師の氏名 3 脊椎手術を術者として 300 以上実施した経験を有する常勤の整形外科の医師の氏名等 (1 名以上 ) 常勤医

h29c04

平成 27 年度都立大塚病院指標 1) 年齢階級別退院患者数 年齢区分 0 ~ 10 ~ 20 ~ 30 ~ 40 ~ 50 ~ 60 ~ 70 ~ 80 ~ 90 ~ 患者数 定義 平成 27 年度 ( 平成

医療保険・医療特約の手術給付金について

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

<4D F736F F D208FC189BB8AED93E089C85F B CF8AB E646F63>

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

平成29年度沖縄県がん登録事業報告 背表紙印字

Microsoft PowerPoint - 【逸脱半月板】HP募集開始150701 1930 2108 修正反映.pptx

<95BD90AC E E F816A2E786C7378>

2. 転移するのですか? 悪性ですか? 移行上皮癌は 悪性の腫瘍です 通常はゆっくりと膀胱の内部で進行しますが リンパ節や肺 骨などにも転移します 特に リンパ節転移はよく見られますので 膀胱だけでなく リンパ節の検査も行うことが重要です また 移行上皮癌の細胞は尿中に浮遊していますので 診断材料や

後期高齢者医療概況

ふくじゅおもて面1

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

地域公開講演会 2007.3.24

10035 I-O1-6 一般 1 体外衝撃波 2 月 8 日 ( 金 ) 09:00 ~ 09:49 第 2 会場 I-M1-7 主題 1 基礎 (fresh cadaver を用いた肘関節の教育と研究 ) 2 月 8 日 ( 金 ) 9:00 ~ 10:12 第 1 会場 10037

耳鼻咽喉領域 単位 : 件 純音聴力検査 呼吸器領域 呼吸器領域の一次診療 気管支ファイバースコピー 肺悪性腫瘍摘出術 1 肺悪性腫瘍化学療法肺悪性腫瘍放射線療法在宅持続陽圧呼吸療法 ( 睡眠時無呼吸症候群治療 ) 胸腔鏡下肺悪性腫瘍摘出術 在宅酸素療法 消化器系領域 消化器系領域の一次診療 胃悪性

2017年度患者さん満足度調査結果(入院)

資料編

人間ドック 総合健康診断インフォメーション 明日も今日と同じ笑顔でいたいから あなたのからだ見直してみませんか

1 集中治療について述べることができる. 2レスピレータの基本的な管理について述べることができる. 3DIC とMOF を理解し 適切な診断 治療を行うことができる.. (14) 救命 救急医療 1 蘇生術について述べることができる. 2ショックを理解できる. 3 重度外傷の病態を理解し 初療を実践

Transcription:

Ⅱ 診療実績

1. 内科特任副院長 内科部長瀬口雅人昨年度も地域の中核病院として 各内科の専門分野において 医療貢献してきました しかし 患者さんは最初からどの専門医を受診したらよいか わかる事は少なく 初診患者を適確に診断し 必要あれば 専門医への架け橋となる役割を担う医師が必要です 病院総合診療医は総合病院においてそのような役割を担い 近年重要性が認識されてきています 当院では総合診療の専門教育を受けた医師は皆無ですが その必要性は感じており 患者さんが円滑に専門医療を受けられる様に 今後 総合診療医の育成とシステムの構築をしていきたいと考えています 疾病 術式 検査名 H24 年消化器内科系 C 型肝炎 - 肝硬変に対するインターフェロン療法 24 内視鏡的食道静脈瘤結紮術 7 腹部血管造影 7 肝動脈塞栓術 ( 動注化学療法を含む ) 7 血液内科系 悪性リンパ腫 26 骨髄異形成症候群 5 多発性骨髄腫 7 急性骨髄性白血病 10 急性リンパ性白血病 3 再生不良性貧血 2 その他血液疾患 28

疾病 術式 検査 透析センター 新規血液透析導入患者数 10 糖尿病性腎症 8 慢性糸球体腎炎 1 薬剤性腎障害 1 転入血液透析患者数 1 内シャント設置術施行 ( 自己血管による AVF) 15 内シャント造影 PTA 施行 9 代謝 内分泌系 糖尿病教育入院 38 循環器内科系 心臓 MRI 6 冠動脈 CT 118 心臓カテーテル検査 258 経皮的冠動脈形成術 123 経皮的末梢動脈形成術 5 恒久的ペースメーカー植込術 17 急性心筋梗塞 30 不安定狭心症 16

2. 総合外科 消化器外科 外科部長曽我直弘 2012 年の外科手術件数は 300 件を超えて 近年では最も多い症例数となり ました 昨年赴任の玄医師は残念ながら 1 年間という任期でしたが 惜しみな く力を発揮して戴いたと思います 現在は常勤医 3 人態勢ではありますが 非常勤医師の赴任も確保して 外科 医療の質を落とすことなく 病院内 地域の期待に応えられる診療体制をとっ ていきたいと考えております 疾病 術式 検査名 H24 年 胃 十二指腸 45 胃癌幽門側胃切除 11 胃癌噴門側胃切除 1 胃癌腹腔鏡補助下噴門側胃切除 1 胃癌胃全摘術 11 胃癌胃腺腫内視鏡的粘膜下層剥離術 9 胃粘膜下腫瘍胃部分切除術 1 胃粘膜下腫瘍腹腔鏡補助下胃部分切除術 1 十二指腸カルチノイド幽門側胃切除 1 十二指腸潰瘍穿孔単純閉鎖術 5 胃潰瘍穿孔幽門側胃切除術 1 幽門狭窄胃空腸吻合術 2 胃癌試験開腹 1 小腸 18 腸閉塞小腸切除を伴う腸閉塞手術 6 腸閉塞小腸切除を伴わない腸閉塞手術 6 腸閉塞腹腔鏡下癒着剥離術 1 小腸穿孔単純閉鎖術 2 小腸穿孔小腸部分切除術 1 閉鎖孔ヘルニア嵌頓 小腸部分切除術 1 腹壁瘢痕ヘルニア嵌頓 小腸部分切除術 1

疾病 術式 検査名 大腸 66 結腸癌リンパ節郭清を伴う開腹結腸切除術 29 結腸癌リンパ節郭清を伴う腹腔鏡補助下結腸切除術 9 直腸癌 リンパ節郭清を伴う開腹直腸切除術 15 直腸癌経肛門的腫瘍切除術 1 大腸癌人工肛門造設術 形成術 2 大腸穿孔 ( 良性疾患 ) 腹膜炎ハルトマン手術 7 S 状結腸憩室 - 膀胱瘻 S 状結腸切除 + 膀胱部分切除 1 S 状結腸軸捻転症 S 状結腸切除術 1 結腸人工肛門造設術後 人工肛門閉鎖術 1 胆道 37 胆石 胆嚢炎 開腹胆嚢摘出術 2 胆石 胆嚢炎 腹腔鏡下胆嚢摘出術 33 胆石 胆嚢炎 胆管結石 胆摘 + 胆管結石摘出 1 胆嚢炎胆嚢外瘻造設術 1 膵 膵頭部領域 脾臓 5 膵のう胞性腫瘍 膵体尾部切除術 1 膵胆管合流異常症分流手術 1 胆管癌 亜全胃温存膵頭十二指腸切除 2 外傷性脾破裂脾臓摘出術 1 肝 2 肝細胞癌肝区域切除術 1 転移性肝癌部分切除術 1 頸部 6 甲状腺良性腫瘍甲状腺 ( 右又は左葉 ) 切除 2 バセドウ病甲状腺全摘 4 乳腺 31 乳癌 Bt+Ax 20 乳癌 Bp+Ax 3 乳癌 Bt 1 乳腺腫瘤 摘出 7

疾病 術式 検査名 虫垂 25 虫垂炎 開腹虫垂切除術 9 虫垂炎 腹腔鏡下虫垂切除術 16 腹壁 57 鼠経ヘルニア ヘルニア根治術 51 大腿ヘルニア ヘルニア根治術 2 大腿ヘルニア嵌頓 小腸部分切除 +ヘルニア根治術 2 臍ヘルニア ヘルニア根治術 2 肛門 10 痔核 結紮切除術 3 痔瘻 根治術 1 肛門周囲膿瘍 切開排膿術 4 肛門狭窄 SSG 法 2 リンパ節腫脹 3 体表リンパ節生検 3 その他 6 合計 311 麻酔法別手術件数 全身麻酔 281 脊椎麻酔 6 局所麻酔 15 静脈麻酔 9 合 計 311

3. 小児科 小児科部長恩田真弓昨年より 施行できる予防接種の種類が増えました 親御さんの関心も高く ヒブ 肺炎球菌ワクチンの接種率は高いです 水痘 おたふく風邪の予防接種をなさる方がまだまだまだ少なく 時におたふく風邪は髄膜炎を合併することがあり 有効な薬もないことから接種を勧めています 平成 25 年春先もロタウイルスによる胃腸炎が流行しました ロタウイルスの胃腸炎は重症化しやすいため ロタウイルスワクチンを服用していただきたいと思っています ワクチン接種により来春はロタウイルス胃腸炎の減少が期待されます インフルエンザワクチンは毎年接種される方とされない方に分かれる傾向がみられます 接種してもかかるかとおっしゃるか方が多いですが なるべく接種するようおすすめしています 幸い当院では重症の罹患例はありませんでした 予防接種 H24 年 BCG 25 B 型肝炎 14 アクトヒブ R( インフルエンザ桿菌 ) 4 ムンプス ( 流行性耳下腺炎 : おたふく風邪 ) 49 水痘 ( 水ぼうそう ) 52 MR( 麻疹 風疹 ) 227 インフルエンザ 758 二種混合 2 三種混合 383 日本脳炎 406 子宮頸がん 95 肺炎球菌 461 合 計 2,476 乳児健診 142

4. 内視鏡科 術式 検査名 H24 年 内視鏡 上部消化管 ( 人間ドックを含む ) 3,312 内視鏡 下部消化管 ( 人間ドックを含む ) 921 内視鏡 膵胆管造影 ( 内視鏡的十二指腸乳頭切開術を含む ) 41 経皮的内視鏡的胃瘻造設術 28 合 計 4,302

5. 脳神経外科副院長 脳神経外科部長竹下幹彦当院の脳神経外科は 頭部外傷 くも膜下出血や脳内出血 脳梗塞などの脳血管障害や脳腫瘍の診断 治療を行っております 脳内血腫に対し血腫除去術を 破裂動脈瘤に対し開頭によるクリッピング術や東京女子医科大学脳神経外科血管内治療グループと共に血管内治療 ( コイル充填術 ) も行っております 未破裂脳動脈瘤で手術適応のある方には同様の治療も行っております また 発症 4.5 時間以内の脳梗塞患者さんには t-pa による積極的な治療およびその後の脳梗塞に対する治療と共に 適応のある患者さんには脳主幹動脈閉塞による脳梗塞急性期患者の血管内治療 ( 血栓溶解術 ) も行っております 脳卒中後等の片麻痺や失語症に対するリハビリテーションを行うと共に 茨城県南地域脳卒中連携パスの運用も行っております 脳腫瘍 術式 検査名 H24 年開頭摘出術 9 脳血管障害 破裂脳動脈瘤 18( * 4) 未破裂脳動脈瘤 3 頚部内頚動脈ステント留置術 2 脳動静脈奇形 1 高血圧性脳内出血 18 血栓溶解術外傷 急性硬膜外血腫 2 急性硬膜下血腫 2 慢性硬膜下血腫 30 水頭症 脳室シャント術 15 脳神経減圧術 0 その他 27 合 計 130 ( * 血管内手術 ) * 3

6. 整形外科副院長 整形外科部長梅原新英相変わらず常勤医 3 名の医師不足のもとで 2012 年は前年より 40 件多い 439 件の手術を行いました 2013 年も常勤が増える見込みは無く 非常勤医に助けられながら何とか業務をこなしています 2012 年は非常勤の安井医師により当院で初めて肩の関節鏡視下手術が行われました 今後も骨折など外傷に対する手術が主体となりますが これまで力を入れてきた 股関節外科 脊椎外科 スポーツ整形外科( 膝関節など ) 足の外科 に 肩関節外科 が加わり より幅広い分野に対応していきます 術式 検査名 H24 年 四肢 骨盤骨折 骨折観血的手術 160 四肢 骨盤骨折 関節内骨折観血的手術 12 四肢 骨盤骨折 人工骨頭挿入術 35 四肢 骨盤骨折 骨折非観血的手術 2 偽関節手術 2 変形治癒骨折 矯正手術 3 関節脱臼観血的整復術 4 関節脱臼非観血的整復術 8 関節拘縮 観血的関節授動術 1 骨折手術後など 骨内異物除去術 46 開放骨折 挫創など デブリードマン 縫合 3 異物除去術 2 膝半月板損傷 半月板切除術 縫合術 ( 関節鏡視下 ) 8 変形性膝関節症 膝関節炎など 滑膜切除術 2 肩腱板断裂手術 ( 関節症視下 ) 6 腱断裂 腱縫合術 11 変形性股関節症 人工股関節置換術 20 変形性股関節症 寛骨臼回転骨切り術 4 大腿骨頭壊死症 人工骨頭挿入術 1 大腿骨頭壊死症 大腿骨頭回転骨切り術 1 変形性膝関節症 人工膝関節置換術 14 変形性足関節症 関節固定術 1

術式 検査名 リウマチ性股関節症 人工股関節置換術 1 リウマチ性膝関節症 人工膝関節置換術 1 リウマチ性足部変形 関節固定術など 1 外反母趾 矯正術 1 頚椎症性脊髄症 頚椎椎間板ヘルニア 頚髄損傷 椎弓形成術 13 頚椎症性脊髄症 前方固定術 1 環軸椎脱臼 骨折 後方固定術 1 胸椎黄色靭帯骨化症手術 1 腰部脊柱管狭窄症 椎弓切除術 10 腰部脊柱管狭窄症 腰椎分離辷り症など 後方固定術 13 腰椎椎間板ヘルニア 椎間板切除術 ( 鏡視下含む ) 11 軟部腫瘍 腫瘍切除術 2 ガングリオン 滑液包 摘出術 2 ばね指 ドゥケルバン病 腱鞘切開術 11 デピュイトラン拘縮手術 2 肘部管症候群 神経移行術 1 手根管症候群 手根管開放術 6 閉塞性動脈硬化症 糖尿病性壊疽 切断術 3 その他 12 合 計 439

7. 形成外科 形成外科部長高橋元 形成外科一般を対象 創傷治癒の観点で傷をきれいにする事を心がけています 術式 検査名 H24 年 外傷 29 先天異常 9 母斑 血管腫 良性腫瘍 175 炎症変性 9 瘢痕 瘢痕拘縮 ケロイド 3 褥瘡 難治性潰瘍 14 美容外科 11 その他 2 合 計 252

8. 泌尿器科 特任副院長 泌尿器科部長松木克之 当科は尿路 ( 腎臓 尿管 膀胱 尿道 ) と男性性器 ( 前立腺 精嚢腺 精管 精巣上体 精巣 ) 副腎等の感染症 外傷 先天性疾患 結石 尿路閉塞疾患 悪性腫瘍を主に対象として診療しております また平成 22 年 10 月より ESWL を 再開いたしました 術式 検査名 H24 年 腎摘 ( 根治的 ) 4 腎瘻増設 1 腎尿管全摘出 6 TUL 5 尿管切石術 1 尿管鏡 4 尿管拡張 1 尿管カテーテル 1 尿管ステント留置 8 膀胱摘出 2 TUR-Bt 23 経尿道膀胱砕石 1 TUC 血塊取り 1 水圧療法 ( 膀胱拡大 ) 1 TUR-P/HoLEP 15 前立腺全摘 6 前立腺生検 45 包茎 1 精巣摘出 1 精液瘤 2 病変部デブリ 2 合 計 131 体外衝撃波 26

9. 皮膚科皮膚科田中未知当院皮膚科では 常勤医師 2 名 他筑波大からの非常勤医師数名で診療を行っています 皮膚科一般診療を中心として 他に脱毛のレーザー治療 局所麻酔下の小手術 円形脱毛症の SADBE 治療なども行っています 手術は基本的に中央手術室で行います 術式 検査名 H24 年レーザー脱毛 13 手術 33

10. 眼科 眼科医長山本敏哉 外来にて眼科疾患全般を診ています 平成 23 年 4 月より常勤医は私一人とな っておりますが よりスムーズな外来に努め できるだけ多くの手術治療が行 えるよう力を注いでいます また 今後も関連病院との連携を強め 地域医療の役に立てるよう出来るだ け精進していきたいと思っています 疾患および術式 H24 年 白内障 : 超音波乳化吸引術 + 眼内レンズ挿入術 339 白内障 : 嚢外摘出術 + 眼内レンズ挿入術 + 前部硝子体切除術 1 無水晶体眼 : 眼内レンズ縫着術 1 眼内レンズ偏位 : 眼内レンズ整復 1 眼内レンズ度数ずれ : 眼内レンズ交換 1 瞳孔偏位 : 瞳孔整復 1 後発白内障 : 後発白内障手術 1 糖尿病網膜症 + 黄斑浮腫 + 白内障 : 硝子体切除術 + 超音波乳化吸引術 + 眼内レンズ挿入術 3 糖尿病網膜症 + 硝子体出血 + 白内障 : 硝子体切除術 + 超音波乳化吸引術 + 眼内レンズ挿入術 3 糖尿病網膜症 + 硝子体出血 : 硝子体切除術 2 増殖糖尿病網膜症 + 白内障 : 硝子体切除術 + 超音波乳化吸引術 + 眼内レンズ挿入術 3 増殖糖尿病網膜症 : 硝子体切除術 1 黄斑上膜 + 白内障 : 硝子体切除術 + 超音波乳化吸引術 + 眼内レンズ挿入術 3 黄斑上膜 : 硝子体切除術 1 硝子体出血 + 白内障 : 硝子体切除術 + 超音波乳化吸引術 + 眼内レンズ挿入術 2 硝子体出血 + 網膜細動脈瘤 : 硝子体切除術 1 シリコンオイル注入眼 : 硝子体置換術 1 内因性眼内炎 : 硝子体切除術 + 超音波乳化吸引術 1 眼瞼内反症 3 翼状片 1 黄斑浮腫に対するテノン嚢下注射 6 眼瞼良性腫瘍 1 合 計 377

11. 歯科 口腔外科歯科口腔外科医長山﨑善純当科では 主に口腔外科的疾患 ( 埋伏智歯 外傷 嚢胞 腫瘍 顎関節症 口腔粘膜疾患 唾液腺疾患 口腔感染症 口腔乾燥症 味覚障害 摂食嚥下障害などの口腔機能障害等 ) を治療対象としております しかし 有病者 ( 障害のある方 基礎疾患のある方 ) および当院入院中の方については 一般歯科治療 ( 齲蝕歯 義歯治療など ) も 施行しております 基本的に 一般歯科開業の先生と治療疾患を競合せず 当科にて精査加療が必要と思われる方をご紹介いただき 処置後に紹介元の先生に戻っていただく 病診連携をとるように心がけております また 歯科だけでなく 他科の開業医の先生 ( 内科 耳鼻咽喉科等 ) の先生方とも病診連携を心がけており 徐々に増加しております また昨今 インターネット環境の拡大によりホームページを見られ 来院される方も散見されます 外来の年間の新患数は 平成 20 年の 1,235 人 21 年の 1,415 人 22 年 1598 人と年々増加しておりましたが 東日本大震災から 少し減少して 1400 人代となっております 紹介患者数は平成 20 年の 372 人より徐々に増加し 24 年 405 人となっております ご紹介頂いている地域としては 牛久市 つくば市 龍ヶ崎市 土浦市 取手市 稲敷郡等 広範囲にわたっております 入院症例は 56 例 手術症例は 52 例で昨年とほぼ同等です 手術症例の内訳は 全身麻酔例が 20 例で 局所麻酔例は 32 例です 手術症例の内訳は 下表のとおりです 入院症例では手術目的のほかに 口腔領域の感染症 ( 下顎 口底頬部蜂窩織炎 8 例 ) が散見されました 術式 検査 H24 年抜歯 19 骨折 ( 上顎 下顎 顔面骨 ) 5 顎骨嚢胞 2 インプラント一次手術 ( 人工歯根埋入術 ) 2 上顎腫瘍 ( 良性 ) 3 下顎腫瘍 ( 良性 ) 1 舌腫瘍 ( 悪性 ) 1 下口唇 ( 悪性 ) 1 唾石症 1 骨髄炎 腐骨除去 1 骨折手術後プレート除去 4 頸部リンパ節生検 8

術式 検査 非観血的整復固定 1 消炎 2 正中埋伏過剰歯 1 合 計 52

12. 耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科医長伊藤昭彦 現在常勤医は 1 人で 外来は非常勤医を含め1~2 診で行っております 入 院患者は めまいや突発性難聴 扁桃炎などの急性炎症が主体です 手術も行 っており 扁桃摘出術 鼓膜チューブ挿入術 副鼻腔手術などを行っています 口腔外科に手伝ってもらい顎下腺や耳下腺などの頸部の手術を行うこともあり ます 顕微鏡が必要な喉頭の手術や耳の手術は現在のところ行えないので他院 にご紹介いたしております 術式 検査名 H24 年 がま腫切開術 1 リンパ節摘出術 ( 長径 3 cm未満 ) 1 咽頭異物摘出術 ( 簡単なもの ) 6 咽頭異物摘出術 ( 複雑なもの ) 3 外耳道異物除去術 ( 単純なもの ) 3 外耳道異物除去術 ( 複雑なもの ) 3 顎下腺摘出術 1 気管切開術 2 鼓膜 ( 排液 換気 ) チューブ挿入術 6 鼓膜切開術 17 口蓋扁桃手術 ( 摘出 ) 7 耳下腺腫瘍摘出術 ( 耳下腺浅葉摘出術 ) 2 術後性上顎嚢胞摘出術 1 上顎洞根治手術 3 上顎洞篩骨洞根治手術 3 唾石摘出術 ( 表在性のもの ) 2 皮膚 皮下腫瘍摘出術 ( 露出部 )( 長径 2 cm未満 ) 1 鼻甲介切除術 ( その他のもの ) 1 鼻腔粘膜焼灼術 9 鼻中隔矯正手術 3 鼻内異物摘出術 2 鼻内篩骨洞根治手術 1 皮膚切開手術 2 合 計 80

13. 麻酔科 麻酔科医長板倉美千代 術式 検査名 H24 年 全身麻酔症例 外科 275 整形外科 239 口腔外科 23 脳神経外科 77 泌尿器科 22 形成外科 40 耳鼻咽喉科 24 内分泌科 6 静脈麻酔症例 泌尿器科 14 産婦人科 1 脊髄クモ膜下麻酔症例 泌尿器科 52 形成外科 8 整形外科 8 外科 1 脊髄クモ膜下硬膜外併用麻酔症例 整形外科 2 伝達麻酔症例 形成外科 3 合計 795

14. 放射線科 当科では 主にCT MRI 乳房撮影 胃透視 注腸 点滴静注腎盂尿路造影 その他依頼された一般撮影の画像診断を行っております CT,MRIの読影率は 90% 以上で画像診断管理加算 1を算定しています 尚 平成 24 年にデジタルX 線テレビ装置が導入され 高画質で得られた画像での診断が可能となりました 撮影件数は 画像診断センターページに掲載しております 導入装置 デジタル X 線テレビ ( 日立メディコ社製 ) 平成 24 年 9 月設置