ManualSeries12 文献管理ツール RefWorks の使いかた 改訂 6 版 東京慈恵会医科大学学術情報センター 2008 年 5 月
RefWorks の使いかた目次 1. RefWorks の特徴と接続 (P.1) 新機能 P.1 2. 個人アカウントの作成 ログイン (P.2) 3. フォルダの管理 (P.3) フォルダの作成 削除 レコードのフォルダ移動 (P.3) 4. 新規レコードの入力 (P.4) 5. データの取り込み (P.5-8) データベースの DirectExport 機能で取り込む方法 (P.5) データベースの検索結果をダウンロードして取り込む方法 (P.5-6) PubMed を直接検索して取り込む方法 (P.7) GoogleScholar データを取り込む方法 (P.8) 便利な機能文書ファイルなどを保存するには ( ファイル添付 ) (P.9) レコードを印刷するには (P.9) RefWorks 内のレコードを検索するには (P.10) レコードをエクスポートするには (P.10) 6. 参考文献リストの作成 (P.11-14) MicrosoftWord を利用して 論文中に参考文献リストを作成する (P.11) MicrosoftWord と Write-N-Cite を使って参考文献リストを作成する (P.12-13) 出力フォーマットの作成 (P.14) 7. フォルダの共有 ( インターネットでの公開 )(P.15) 8. 終了 (P.15) 9. 大学ネットワーク以外からの RefWorks への接続 (P.16)
1. RefWorks の特徴とアクセス方法 RefWorks の特徴 レフワークス RefWorks は Web ベースの文献管理ツールです 文献検索した結果を蓄積 管理できます 様々なデータベースで検索したデータを取りこむことができます 日本語にも対応しており 医中誌 Web JDream Iなどのダウンロードデータも扱うことができます 投稿する雑誌のレファレンス形式で 文献リストを作成することができます レコードに原稿ファイルやデータファイルを添付することができます 他の文献管理ソフト (EndNote など ) とのデータのやり取りも可能です 本学に在籍される方は どなたでも利用できます パソコンを限定しないので インターネット環境があればどこでも利用できます 他の文献管理ソフトと異なり インストールや最新版の買い替えの必要がありません 随時更新されているので 最新の投稿規程に対応できます 接続方法 学術情報センターのホームページ (htp://j-net.jikei.ac.jp/~micer/) に接続し 画面左にある RefWorks のリンクをクリックします 新機能 (2008.05) 蓄積したレコードをインターネットで公開する機能 (RefShare) が追加されました p.15 レコードにファイルが添付できるようになりました p.9 Write-N-Cite がバージョンアップし インターネットに接続していないときも同様の操作ができるようになりました (Windows ユーザのみ ) p.13 1
2. 個人アカウントの作成とログイン 1 login をクリックします 2 個人アカウントの作成 をクリックします ( 個人アカウントを作成済みの場合は ログイン名とパスワードを入力してログインをクリックします ) 大学ネットワークに接続していないパソコンから使 うときは p.16 へ 2 回目以降は こちら 3すべての項目を入力して ( すべて必須です ) 登録するをクリックします お名前 はログイン後に画面に表示される名前で ログイン名 はログイン時に入力するアカウントです 上に表示された文字を 下のボックスに入力します ( 注意 : 文字は毎回異なります ) 4 ユーザ登録が完了しログインすると 右の画面が表示されます 2
3. フォルダの管理 フォルダの作成レコード ( 文献 ) を管理するためのフォルダを作成します 1ツールバーのフォルダから新規作成をクリックします 2フォルダ名を入力して OK をクリックします フォルダ名は 日本語でも 英語でもかまいません フォルダの削除 フォルダ内のレコードを一括して削除したり フォルダ自体を削除する方法です 1 ツールバーのフォルダからフォルダの管理をクリックします 2 フォルダを空にするには フォルダを空にするをクリックします フォルダ自体を削除するには フォルダ名の左側にある 削除 をクリックしてください 最近インポートされたレコードフォルダ は削除することができません レコードを別のフォルダへ移動する インポートしたレコードを 目的別に作成したフォルダに移動して管理します 該当レコードにチェックをつけてフォルダへ追加から移動先のフォルダを指定します 3
4. 新規レコードの入力 1 ツールバーのレコードから新規作成をクリックします 2 必要な項目を入力して 保存するをクリックします a. 投稿先のジャーナルを選択すると 参考文献に必要な項目には が表示されます b. 著者名 キーワードなど複数入力するときは ;( 半角セミコロン ) で区切ります 投稿先のジャーナルがリストにない場合は投稿規程にあわせて入力してください 参考文献出力フォーマットを作成するには p.14 a b 4
5. データの取り込み < 各データベースの取り込み方法 > データベース データの出力方法 OVID DirectExport にする 医中誌 Web DirectExport にする EBSCO(CINAHL,BNI)DirectExport にする ProQuest DirectExport( 直接エクスポート ) にする PubMed MEDLINE 形式でダウンロード (savetofile) する WebofScience ダウンロードしたい項目にチェックし "FieldTagged" でSAVETO FILE をクリックする JDream I 印刷用形式でダウンロードする EndNote メニューで Edit OutputStyles RefMan(RIS)Export でデータを出力する CiNi Refer/BibIX 形式にして保存 データを貼り付け欄にコピー & ペーストする (p.6) GoogleScholar Scholar 設定の後 1 件ずつ RefWorks に取り込む をクリック (p.8) データベースの DirectExport 機能で取り込む方法 ( 画面例 : 医中誌 Web) 各データベースの ダイレクトエクスポート を選ぶと RefWorks に自動的に取り込まれます チェックをつける データベースの検索結果をダウンロードして取り込む方法 ( 画面例 :PubMed) 1 各データベースでタグ付きの形式でダウンロードし テキスト形式 ( ファイル名.txt) にして保存します PubMed では取り込みたいデータにチェックし Display を MEDLINE 形式にします 表示が変わったら SendtoFile にします MEDLINE 形式に変更 2RefWorks ツールバーのレコードからインポートをクリックします 5
3 下の項目を設定し ファイルを指定したらインポートをクリックします 東京慈恵会医科大学学術情報センター a c d b エンコードの設定は変更しないでください CiNi のテキストデータは ここに貼り付ける (p.5 の表参照 ) a. 取り込みフィルター / データソース :NLMPubMed b. データベース :PubMed c. 次のフォルダへインポートする : フォルダを指定します ( 指定しない場合は 最近インポートされたレコード にインポートされます ) d. 次のテキスト形式ファイルからインポートする : 参照をクリックしてダウンロードファイルを指定します < 各データベースの取り込み形式 > データベース a: インポートフィルター / データソース b: データベース PubMed NLMPubMed PubMed WebofScience ISI(InstituteforScientificInformation)WebofScience JDream I JDream 利用したデータベース (JSTPlus など ) EndNote DesktopBiblio,Mgt,Software EndNote CiNi ReferFormat Informit 4 データの取り込みが完了しました 最近インポートされたレコードフォルダを通覧するをクリックする と レコードがインポートされたことが確認できます レコードを取り込む際に インポート先のフォルダを指定した場合には 指定したフォルダ と 最近インポートされたレコードフォルダ の両方にレコードがインポートされます 6
データベースを直接検索して取り込む方法 (PubMed) 1ツールバーの検索からオンラインカタログ データベースをクリックします RefWorks 内に取り込んだレコードを検索するところです ( p.10) PubMed を検索するときは こちらをクリックします 2 クイック検索 のボックスにキーワードをスペースで区切って入力するか 詳細検索 の下のボッ クスにフィールドを指定してキーワードを入力します 検索ボタンをクリックすると検索を実行します ダウンロードするレコードの上限は 50 件から 500 件まで変更できます PubMed を選びます 検索結果 ( 別ウインドウが開きます ) 3 取り込むレコードを選択して インポート先フォルダを指定しインポートをクリックします 7
GoogleScholar データを取り込む方法 1GoogleScholar の設定を変更します GoogleScholar のトップページ (htp://scholar.google.com/) の Scholar 設定 をクリックします 2 文献管理 で RefWorks への文献取り込みリンクを表示する を選び 保存します 3GoogleScholar の検索結果に RefWorks に取り込むというボタンが表示されるようになります こ れをクリックすると検索結果が取り込まれます 資料タイプを必要に応じて変更し 保存するをク リックします 8
文書ファイルなどを保存するには ( ファイル添付 ) 画像ファイルや文書ファイルなど 様々な形式のファイルをレコードに関連付けて保存することができます 1アカウントで 200MB が上限です 大きな容量のファイル (5MB 以上 ) は保存できません なお 電子ジャーナルをダウンロードしてデータベース化することは 出版社との契約条件で禁止されています 1 ファイルを添付したいレコードの 編集する をクリックします 2 参照をクリックして保存するファイルを 指定したら 添付ファイルの追加をクリッ クします 3 右図のような画面になります 保存するをクリックします 4 ファイルが正常に保存されると レコードに表示がつきます レコードを印刷するには 印刷したいフォルダのレコード一覧画面で 印刷するをクリックします 適当な雑誌を選んで印刷をク リックします RefID 付きで印刷したいときは エクスポートするには (p.10) へ 9
RefWorks 内のレコードを検索するには? 1ツールバーの検索から 著者名で探す キーワードで探す ジャーナル名で探すのいずれかを選択します 2 例えば 著者名で探すを選択すると RefWorks 内にあるレコードの著者名リストが表示されます 名前部分をクリックすると その文献が表示されます RefWorks のレコードをエクスポートするには EndNote や ReferenceManager といった他の文献管理ソフトに取り込むことができます 1ツールバーのレコードからエクスポートを選択します 2 出力形式と対象レコードを選択し エクスポート開始をクリックします RefID つきで印刷するには CitationList 形式を選びます ( 次の画面の先頭の数字が RefID です ) BibliographicSoftware EndNote など他のソフトに取り込めるタグ付き形式 BibTeX-RefWorksID 組版などの文書作成用 CitationList 簡略リストの印刷用 (RefID 第一著者 論題 出版年のみ ) RefWorksTaggedFormat 他ソフトでも扱える一般的な形式 RefWorksXMLFormat RefWorks タグつきの XML 形式 TabDelimited Excel にも取り込めるタブ区切り形式 XML(deprecated) XML 形式 ( 近くこの形式はなくなります ) 3 別ウインドウが開き データが表示されます ブラウザの機能を使って保存してください ( ファイル 名前を付けて保存 ) 10
6. 参考文献リストの作成 MicrosoftWord を利用して 論文中に参考文献リストを作成する 1 論文を引用したい箇所に {} で囲んで RefID を入力し Word 文書を保存します 2RefWorks の画面からツールバーの参考文献をクリックします 出力フォーマットを選択し 原稿ファイルから生成 にチェックをつけます 次にフォーマット化するファイル ( 論文の原稿ファイル ) を参照で指定し 参考文献の生成をクリックします 出力フォーマット ( 投稿する雑誌名 ) を選択します 3 画面に従い 保存 を選ぶと 変換した Word ファイルが作成されます 論文の先頭からの通し番号 にかわっています 出力フォーマット : Vancouver 11
MicrosoftWord とWrite-N-Cite を使って 参考文献リストを作成する Write-N-Cite は MicrosoftWord とRefWorks を連動させて 論文を書きながら参考文献を挿入し 参考文献リストを作成することができる無料ソフトです 一度 インターネット環境でデータをダウンロードすれば オフラインでも同じ作業ができるようになりました ( p.13)(windows ユーザのみ ) 1 ダウンロードとインストールは ツールバーのツールから Write-N-Cite をクリックし 画面の指示に従ってください 2インストールが成功すると MicrosoftWord 起動時に ツールバーに Write-N-Cite のアイコンが表示されます 参考文献リストを作成する場合は 原稿ファイルを開いて このアイコンをクリックし RefWorks の ID でログインします 3RefWorks に登録してあるレコードが表示されます 文章中の 引用したい場所にカーソルを持ってき て Write-N-Cite の画面で 引用する をクリックし Word の文書ファイルを上書き保存します 4Word が開いた状態で Write-N-Cite のツールバーの参考文献をクリックします 出力フォーマットを選択し 参考文献の生成をクリックします 自動的に原稿ファイルが 認識されている 5 画面に従いダウンロードすると 論文の先頭からの通し番号に変わっています 出力フォーマット : Vancouver 12
オフラインで Write-N-Cite を利用するには? RefWorks に蓄積したデータをお手元のパソコンにダウンロードして インターネットに接続しなくても Write-N-Cite を使って同じ作業が行えます 本機能はベータ版のため Write-N-Cite 内の表示では日本語が化けるようです 蓄積データには問題ありません 1Write-N-Cite I をダウンロードし 画面に従いインスト ールします ( ダウンロードは ツールバーのツールか ら Write-N-Cite をクリックします ) インターネット接続 要 インストール中の画面では Alow WorkingOfline にチ ェックを入れてください ( パソコンの環境により 画面は 多少異なります ) AlowWorkingOfline にチェックを入れる 2Write-N-Cite を立ち上げ ログインします インターネット接続 要 3 作成 / 更新作業のためのデータベースのオフライン を選ぶと データがダウンロードされます インターネット接続 要 4 WorkOfline にチェックを入れると オフラインで作 業できます インターネット接続 不要 RefWorks のデータを更新したら データをダウンロード しなおしてください 13
出力フォーマットの作成投稿する雑誌の出力フォーマットがリストにない場合は 別の雑誌のフォーマットを参照して 新規に作成することができます 作成したフォーマットはそのアカウントでのみ保存されます 1ツールバーの参考文献を選び フォーマットから適当な雑誌を選んで編集するをクリックします 2 雑誌の投稿規程にあわせて 設定を変更します b a f c d e a. フォーマット名 : 作成する雑誌名を入れます ( 空欄で保存するとエラーメッセージが出ます ) b. レコードタイプ : 一般記事 [ 指定済み ] からジャーナル [ 指定済み ] に変更します c. 文献リストの記載に必要な項目を隣の欄 ( 出力フィールド順序 ) へ d~e.d の各項目をクリックすると eにそれぞれの詳細設定画面が表示されます f. 名前を付けて保存をクリックします 正常に保存されたメッセージが表示されます 14
7. フォルダの共有 ( インターネットでの公開 ) RefWorks で作成したデータベースやフォルダを インターネット上で公開することができます 共同研究者との文献情報の共有 個人業績集の公開 学生への授業の参考資料リスト などの用途があります 公開用ページは 検索エンジンのロボットに自動収集されにくい複雑な URL になっています 広く公開したい場合は Web ページを作成してそこからリンクを貼ってください なお 共有にあたっては 著作権に留意してください 1 ツールバーのフォルダからフォルダの共 有をクリックします 2 公開するフォルダの共有化をクリックしま す 3 アクセス者に許可するメニューにチェック を入れ 保存をクリックすると完了です 4 公開したフォルダは アクセス統計も見ら れます 公開をやめるときは 非共有化を クリックします 8. 終了 RefWorks の利用を終了する時は ログアウトボタンをクリックして終了してください 15
9. 大学ネットワーク以外からの RefWorks への接続 東京慈恵会医科大学学術情報センター 1 大学ネットワークでのご利用と同様に login をクリックします (P.2) 2 大学ネットワーク以外からアクセスする場合はグループコードを使ってログインするをクリックします 3 下記の画面が表示されたら グループコードを入力してください 再びログイン画面が表示されますの で ログイン名 と パスワード を入力してください このボックスにグループコードを入力します グループコードは 図書館文献検索係 ( 内線 71-2122) へおたずねください 16