日本語ワードプロセッサ MS-Word 2013 2015 年 2 月初版清水教学課 ( 情報システム担当 ) 発行
Word 2013 [ 目次 ] Word とは?... 1 5. 図形の操作... 16 5-1 描画キャンバス... 16 1. Word の起動と終了... 2 1-1 Word の起動... 2 1-2 Word の終了... 2 1-3 Word の画面構成... 3 2. 文字の入力と修正方法... 4 2-1 漢字変換... 4 2-2 ひらがな変換... 4 2-3 カタカナ変換... 4 2-4 半角変換 全角英数変換... 5 2-5 複文節変換... 5 2-6 文節区切りの変換... 5 2-7 部首名や音読みによる入力... 6 2-8 文字列や文書の入力... 7 2-9 挿入モードと上書きモードの切り替え... 7 3. 文字編集... 8 3-1 カーソルの移動... 8 3-2 文書のスクロール... 8 3-3 前回作業を行った位置へ戻る場合... 9 3-4 特定のページへの移動... 9 3-5 文字列の選択... 9 3-6 行の選択... 10 3-7 文字列の削除... 10 3-8 ドラッグ & ドロップ編集による移動 ( 切り取り ) とコピー... 10 3-9 コマンドボタンを使用した移動 ( 切り取り ) とコピー... 11 3-10 操作を元に戻す 繰り返す... 12 4. 文字書式... 13 4-1 文字書式と段落書式... 13 4-2 文字書式の設定... 13 4-3 文字書式のコピー... 15 5-2 図形の作成と削除... 17 5-3 SmartArt の利用... 18 6. 画像の操作... 19 6-1 画像の挿入... 19 6-2 画像の編集... 20 7. 数式ツールの操作... 21 7-1 数式の作成と編集... 21 8. 表やグラフの操作... 23 8-1 表の作成... 23 8-2 罫線の操作... 24 8-3 データの入力... 25 8-4 行と列の挿入... 25 8-5 列幅の変更... 26 8-6 グラフの作成... 27 9. リンクオブジェクトと埋め込みオブジェクト... 29 9-1 リンクオブジェクト... 28 9-2 埋め込みオブジェクト... 29 10. ページレイアウト... 30 10-1 余白の設定... 31 10-2 段落配置の設定... 32 10-3 ヘッダーとフッター... 33 10-4 ページ番号の挿入... 34 10-5 ページ区切り... 35 10-6 段組み... 36 11. 文書管理... 37 11-1 文書の印刷... 37 11-2 文書の保存... 38 11-3 文書の閉じ方... 39 11-4 文書の開き方... 39 12. ヘルプとトレーニング... 40
Word とは? 文書作成や印刷を行うソフトウェアを ワープロソフト といい Microsoft Office Word 2013 ( 以降 Word と表記します ) は 一般的に広く利用されているワープロソフトの 1 つです 文字入力や文章の編集が簡単にできます 豊富な文字装飾や図形の挿入 表を作成することもできます 写真やイラストを挿入することができます 太字 斜体 下線 文字色 フォント 背景色等文字に多彩な装飾をすることができます 表を作成することができます Windows でのマウスの使い方 Windows 内の画面では マウスポインター ( 矢印 ) を操作して アイコンまたはウィンドウへ矢印を移動させ マウスの左側ボタンを 1 回または 2 回押して指示を出します マウスのボタンを 1 回押すことをクリック ( 左クリック ) 2 回押すことをダブルクリック マウスのボタン押しながらマウスを移動させることをドラッグといいます また 右側のボタンを押すことを右クリックといいます クリック ( 左クリック ) ダブルクリックドラッグ 1
1. Word の起動と終了 1-1 Word の起動 Word を起動するには 画面左下の [ スタート ] ボタンをクリックします すると メニューが表示されますので [ すべてのプログラム ] にマウスポインターを移動し [Microsoft Office 2013] をクリックします 表示されたメニューから [Word 2013] をクリックします すると 文字が入力できる画面になります 1-2 Word の終了 Word ドキュメントの左上の [ ファイル ] タブをクリックすると [ 開く ] や [ 保存 ] などのメニューの一覧が表示されます この中の [ 閉じる ] をクリックすると終了します 作成した文書を保存せずに Word を終了しようとすると 確認のメッセージが表示されます 保存して終了する場合は [ 保存 ] ボタンを 保存せずに終了する場合は [ 保存しない ] ボタンをクリックします すると Word が終了し Windows を起動した時の画面に戻ります なお 文書の保存については P.39 11-2 文書の保存 で詳しく説明します 文書を保存してから終了するには [ 保存 ] ボタンをクリックします 文書を保存せずに終了するには [ 保存しない ] ボタンをクリックします 終了を取り消すには [ キャンセル ] ボタンをクリックします 2
1-3 Word の画面構成 Word を起動すると 次のような画面になります [ ファイル ] タブ [ 新規作成 ] [ 開く ] [ 保存 ] [ 印刷 ] 等がまとめられています クイックアクセスツールバー [ 上書き保存 ] [ やり直し ] [ 元に戻す ] ボタンがまとめられています リボンタブで切り替わるツールバー 目的別のコマンドボタンが機能別に分類されています [ 最大 ] [ 最少 ] [ 閉じる ] [ ヘルプ ] ボタン群 ステータスバーカーソルの位置の情報や 文書の作業状態などを表示します 右側には表示モードや縮小率を変更するためのボタンも用意されています マウスポインターの形は 画面上の位置によって変化します 例えば 文字列の上にある時は I 型ポインターに変わり リボンやツールバーの上にある時は 矢印型ポインターに変わります ルーラータブやインデントの設定をおこないます スクロールバー現在表示されていない部分を表示するときに使います ルーラーを表示するリボンの [ 表示 ] タブ-[ 表示 ] グループの [ ルーラー ] チェックボックスに を入れます グループコマンドボタンが用途別に分類され まとめられています 3
2. 文字の入力と修正方法 Word では まず対象とする文字列やグラフィックを選択してから 修正や編集をおこな います ここでは文字の入力方法について説明します 文字の入力方法は ローマ字で入力する方法とカナで入力する方法があります ローマ字で入力した文字は 対応する全角のひらがなになりますが 数字などのローマ字として意味のない文字列は 入力したままの文字で半角文字になります また カナ入力した文字は 入力したままの文字で全角文字になります 文字の入力を終えると 次に目的の日本語に変換します ここでの変換とは 次のものを指します 漢字変換 ひらがな変換 全角カタカナ変換 半角変換 全角英数字変換対象となる文字の変換が確定 ( Enter キーやクリック ) されるまでは 他への変換ができます 2-1 漢字変換 1 読みを入力します 例にほんごにへんかんします 2スペースキーまたは変換キーを押します 例日本語に変換します すると 入力した文字が 漢字混じりの文に変換されます この状態はまだ変換が確定していません 強調下線が付いた 日本語に の部分が 変換の対象となっていることを示しています 2-2 ひらがな変換 漢字変換の例文の強調下線の部分 日本語に をひらがなに変換したい場合は F6 キーを押します 例にほんごに変換します すると 強調下線の部分がひらがなに変換されます 2-3 カタカナ変換 漢字変換の例文の強調下線の部分 日本語に を全角カタカナに変換するには F7 キーを押します 4
2-4 半角変換 全角英数変換 変換対象の単語や文節を半角カタカナにする場合は F8 キーを 半角英数字にする場合は F10 キーを押して変換します 全角英数字にする場合は F9 キーを押します 2-5 複文節変換 長い文章の 単語や文節の区切りを気にせず読みをどんどん入力してから まとめて日本語混じりの文に変換することができます 1 単語や文節を気にせずに入力します 例きょうはいいてんきです 入力した文字の下には 破線が表示され 入力文字の末尾にカーソルが表示されます 2スペースキーまたは 変換キーを押します 例今日はいい天気です すると複文節がまとめて変換され 第 1 文節に強調下線が付き 変換の対象になります もしここで変換対象の漢字が思い通りの漢字でない場合は 再びスペースキーまたは 変換キーを押します すると変換の候補一覧が表示されるので キーを使ってその中から目的の変換候補を選択します キーを押すと 変換対象の文節が第 2 文節に移り 第 1 文節の変換が終了します 文節に下線が表示されている間は再変換が可能です 全ての文節が正しければ Enter キーを押して 変換した文章を確定します ( 入力した文字をスペースキーや変換キーを押して変換した後 Enter キーを押さずに文字を新たに書きはじめても 自動的に確定されます ) 2-6 文節区切りの変換 文節区切りの位置によって変換結果が異なることがあります 目的の文章に変換されない場合は 文節区切りの位置を修正します 1 たとえば 今日歯医者に行く と入力したいとします 例きょうはいしゃにいく 2スペースキーまたは 変換キーを押します 例今日は医者に行く 目的とは異なる文節区切りに変換されたので 修正します 3 Shift キーを押したまま キーを押します 例きょうは医者に行く 修正する文節が反転表示部分と破線下線部分に分かれて表示されます 4スペースキーまたは 変換キーを押すと 新しい文節として変換されます 例今日歯医者に行く 5
2-7 部首名や音読みによる入力 漢字の正確な読みがわからない場合 IME パッドを使用すれば総画数や部首名から調べることができます 部首による入力 1 言語バーの [IME パッド ] ボタンをクリック 2 部をクリック 3 部首の画数を選択 4 部首を選択 5 文字をクリックして入力 画数による入力部首名による入力と同様に言語バーの [IME パッド ] を表示させ 画 [ 総画数 ] をクリックし 画数を指定して文字を探します 6
2-8 文字列や文書の入力 入力した文字列は 右端で自動的に折り返されます 新しい段落に変更したい場合は Enter キーを押します 文字が折り返される時 左カッコ < [ などが行末におかれたり 句読点や右カッコ > ] などが行頭に置かれたりしないように設定することができます これを 禁則処理 といいます 禁則処理 禁則処理のオン オフの切り替えは [ 段落 ] ダイアログボックスでおこないます [ ホーム ] タブ -[ 段落 ] グループの このボタンをクリックすると ダイアログボックスが表示されます ダイアログボックスを表示し [ 体裁 ] タブをクリックします 改行時の処理 の [ 禁則処理を行う ] チェックボックスでオン オフを切り替えます 句読点を余白にぶら下げて表示するには [ 句読点のぶら下げを行う ] チェックボックスに を入れます 2-9 挿入モードと上書きモードの切り替え 変換を確定した後に文字を追加するには 目的の位置にカーソルを移動して 文字を入力して挿入します 入力済みの文字を削除せずに カーソルのある位置に新しく文字を追加する状態 ( 標準設定 ) を 挿入モード といいます 入力済みの文字列を置き変えながら入力する状態を 上書きモード といいます Insert キーを押すと この 2 つのモードを切り替えることができます また ステータスバーに現在の状態 ( 挿入モード / 上書きモード ) を表示させ クリックでモードを切り替えることもできます ステータスバーを右クリックして メニューの [ 上書きモード ] にチェックを入れると 現在のモードが表示されるようになります 7
3. 文字編集 3-1 カーソルの移動 点滅するカーソルは 文字が入力できる位置を示します カーソルを移動するには マウ スを使用して カーソルを挿入したい位置に I 型ポインターを合わせ クリックします 1 文字列を追加する位置に I 型ポインターを移動します 新開発のマクロクリーム製法で カロリーを半分に抑え マイルドな口当たりを実現 新開発のマクロクリーム製法で カロリーを半分に抑え マイルドな口当たりを実現 2 クリックするとカーソルが移動し 文字列を入力 ( 挿入 ) できます 3-2 文書のスクロール ウィンドウの右端と下端にあるスクロールバーで 上下左右の方向に文書表示を移動させることができます ただし この方法は画面が移動するだけで カーソルは移動しません カーソルを移動したい時は 移動先でマウスをクリックします 連続してスクロールするには矢印をマウスで押し続けます 画面を大きく移動するには スライダーを上下にドラッグします 8
3-3 前回作業を行った位置へ戻る場合 入力や編集を行った位置は直前の3 箇所までは記憶されていますので Shift キーを押しながら F5 キーを押すと これらの位置に戻ることができます 3-4 特定のページへの移動 [ ホーム ] タブ-[ 編集 ] グループの [ 検索 ] プルダウンメニューから [ ジャンプ (G)] を選択するか F5 キーを押します ページ番号 (E): にページ番号を入力して [ ジャンプ ] ボタンをクリックします ページが移動したら [ 閉じる ] ボタンをクリックします 3-5 文字列の選択 文字列に対して太字の設定をしたり 別の位置にコピーするなどの変更を加えるにはまず 変更する文字列を 選択 します マウスを使用した文字列の選択選択したい文字列をマウスでドラッグし 文字列を反転表示させます 選択を取り消す場合は 選択範囲の外側 文書上のどこか他の場所をクリックします すると反転表示が消え 選択が解除されます 1 選択する範囲の先頭に I 型ポインターを移動します 2 目的の位置までマウスでドラッグすると ドラッグした範囲が選択されます このほかに 選択する範囲の先頭文字の左側をクリックした後 Shift キーを押しながら選択範囲の末尾文字の右側をクリックする方法もあります 9
3-6 行の選択 選択する行の左余白にマウスポインターを移動し 矢印型ポインターに変わったところでクリックすると 1 行選択することができます その状態で上下にドラッグすると 数行選択することができます 3-7 文字列の削除 文字が書かれていない領域にマウス を移動すると矢印に変わります 1 文字単位で文字を削除する場合は Back Space キーまたは Delete キーを使用します 文字列単位で削除する場合は 削除する文字列を選択した後 Back Space キーまたは Delete キーを押します なお 削除する文字列を選択した状態で新しい文字列を入力し始めると 自動的に選択した文字列が削除され 新しい文字列が挿入 ( 上書き ) されます 1 削除する文字列を選択します 2 Back Space キーまたは Delete キー を押すと文字列が削除されます 3-8 ドラッグ & ドロップ編集による移動 ( 切り取り ) とコピー 小さい範囲で文字列を移動する ( 切り取る ) には ドラッグ & ドロップ編集を使用すると便利です まず移動する文字列を選択し 選択した文字列上にマウスポインターを移動させます 移動先までドラッグして マウスから指を放しドロップします 文字列をコピーするには Ctrl キーを押しながらドドラッグ & ドロップラッグ & ドロップ編集をおこないます ポインター 10
3-9 コマンドボタンを使用した移動 ( 切り取り ) とコピー 文字列を大きな範囲で移動 ( 切り取り ) またはコピーするには 次の操作をおこないます 1 移動またはコピーする文字列を選択します 2 文字列を移動するには [ ホーム ] タブ-[ クリップボード ] グループの [ 切り取り ] ボタンをクリックします 文字列をコピーするには [ コピー ] ボタンをクリックします 3 移動またはコピー先にカーソルを移動して [ 貼り付け ] ボタンをクリックします 移動またはコピーした文字列は 別の文字列の移動やコピーの操作をおこなうまで繰り返し貼り付けることができます この一連の操作を カット ( コピー )& ペースト といいます [ 切り取り ] ボタン [ 貼り付け ] ボタン [ コピー ] ボタン 貼り付けのオプション [ 貼り付け ] ボタンのをクリックすると 貼り付けのオプション メニューが表示されます コピー先の書式をそのまま利用する 元の書式を保持 と貼り付け先の書式に合わせる 書式の結合 文字だけを張り付ける テキストのみ保持 の 3 種類から選択することができます スペースの自動削除と挿入 Word は 文字列の移動 ( 切り取り ) や貼り付けをおこなう際に 半角英字のスペースが自動的に調整されます 例えば 英文の文書作成中に英単語の移動をすると 切り取った単語の前後の余分なスペースは自動的に削除され 貼り付けた先にスペースが必要な場合は自動的に挿入されます 11
3-10 操作を元に戻す 繰り返す 操作をやり直したい場合や操作を間違えた場合には 実行した操作を取り消して元の状態 に戻すことができます また 一度実行した操作を再実行することもできます ただし 文 書の保存や印刷など 元に戻せない操作もありますので注意してください 直前におこなった操作を取り消す場合は クイックアクセスツールバーの [ 元に戻す ] ボタンをクリックします 戻し過ぎてしまった場合は [ やり直し ] ボタンをクリックします 複数の操作を元に戻す 2 回以上前におこなった操作を対象に 複数の操作をまとめて取り消したり まとめてやり直すこともできます 複数の操作を ( 取り消す / やり直す ) 場合は クイックアクセスツールバーの [ 元に戻す ]/[ やり直す ] ボタンの右側にある下矢印をクリックし ( 取り消す / やり直す ) 操作を選択します ただし 複数の操作を取り消したり やり直したり出来るのは それらの操作が連続しておこなわれた場合だけです 1[ 元に戻す ] ボタン右の下矢印をクリックします 2 表示されたリストから 取り消す操作を選択します 12
4. 文字書式 Word では フォント フォントサイズ ( 文字の大きさ ) 斜体 タブ位置 インデント 箇条書き等 様々な 書式 を設定して文書の体裁を整えることができます 書式には 段落単位で設定する 段落書式 と 文字単位で設定する 文字書式 があります ここでは 文字書式 の設定方法について説明します 4-1 文字書式と段落書式 文字書式とは 段落や文書のレイアウトにとらわれず 文字単位で設定できる書式のことです 代表的なものに フォント フォントサイズ 太字 斜体 下線 フォントの色 文字飾りがあります 段落書式とは 段落単位で設定する書式のことです 代表的なものに 配置 タブ インデント 箇条書き 行間があります 4-2 文字書式の設定 まず 設定する文字列を選択します 次に [ ホーム ] タブ-[ フォント ] グループから目的の書式のコマンドボタンを選び クリックます フォント フォントサイズ [ 文字の網かけ ] ボタン [ 太字 ] ボタン [ 斜体 ] ボタン [ 下線 ] ボタン [ フォントの色 ] ボタン 文字列の太字設定 1 書式を設定する文字列を選択します 2[ 太字 ] ボタンをクリックします 3 選択した文字の書式が変更されます 通常は文書を書いた後で書式設定しますが 文字列を入力する前に書式設定することもできます 例えば 太字の文字列を入力するには [ 太字 ] ボタンをクリックしてから 入力しはじめます 13
文字単位の網かけ文字単位で網かけを設定する場合は 設定する文字列を選択して [ ホーム ] タブ-[ フォント ] グループの [ 文字の網掛け ] ボタンをクリックします さらに 網かけの色や種類 ( 透過度 ) など細かく網かけを設定することもできます [ デザイン ] タブ-[ ページの背景 ] グループの [ ページ罫線 ] ボタンをクリックすると [ 線種とページ罫線と網かけの設定 ] ダイアログボックスが表示されます [ 網かけ ] タブをクリックして 詳細設定をします 網かけの透過度を設定します 設定対象 ( 文字 or 段落 ) を選ぶこともできます 14
4-3 文字書式のコピー 文字列に設定されている書式は [ ホーム ] タブ-[ クリップボード ] グループの [ 書式コピー / 貼り付け ] ボタンを使って 別の文字列にコピーすることができます 文字の大きさやフォントの種類を変更した後 別の文字列も同様に変更したい場合にとても便利です 1 書式コピー元の文字列を選択し [ 書式コピー / 貼り付け ] ボタンをクリックします 2 コピー先の文字列を選択します 3 書式がコピーされます 書式の連続コピー書式を他の文字列に連続してコピーするには まず書式が設定されている文字列を選択して 次に [ 書式コピー / 貼り付け ] ボタンをダブルクリックします マウスポインターを文章上に移動すると ボタンと同じ絵が付いた I 型ポインターに変わります この状態でコピー先の文字列をどんどん選択していきます 書式の連続コピーを終了するには [ 書式コピー / 貼り付け ] ボタンをもう一度押すか Esc キーを押します 15
5. 図形の操作 [ 挿入 ] タブ-[ 図 ] グループのコマンドボタンを使って 四角形や直線などを簡単に描画することができます さらに [SmartArt] ボタンを使って組織図やフローチャートなども簡単に描くことができます ただし 描画オブジェクトは [ 表示 ] タブ-[ 文書の表示 ] グループの [ アウトライン ] モード及び [ 下書き ] モードの場合には表示されません * オブジェクトとは 直接入力する文字以外で文書中に挿入できるもの ( イラストや写真 図形など ) をいいます 5-1 描画キャンバス 図形を描画する時は 複数の図形をまとめて扱うことができる 描画キャンバス を利用すると便利です 挿入したい位置にカーソルを移動させ [ 挿入 ] タブ-[ 図 ] グループの [ 図形 ] ボタンをクリックします 表示されたメニュー最下段の [ 新しい描画キャンバス ] をクリックして 挿入します 描画キャンバスの選択中 ( 作業中 ) は 描画キャンパスの領域が太枠で表示され リボンには [ 描画ツール ] の [ 書式 ] タブが新たに表示されます なお 描画キャンパスの枠は画面上に表示されているだけで印刷はされません 16
5-2 図形の作成と削除 描画キャンパスを選択し [ 挿入 ] タブ -[ 図 ] グループの [ 図形 ] ボタンをクリックします 表示されたメニューの中から描きたい図形をクリックします すると マウスポインターが + 型に変わります その状態でドラッグすると 図形が描かれます P O I N T 正方形や正円を描くには Shift キーを押しながらドラッグします 直線を描くときに Shift キーを押しながらドラックすると 水平線や垂直線 45 度などの傾いた直線を描くことができます 多角形や自由曲線を描くには クリックして直線部分 ( 多角形の辺 ) を描き ドラッグして自由曲線を描きます 描画作成途中の中断ドラッグしている途中で描画の作成を止めるには Esc キーを押します ただし 多角形および自由曲線では 作成の途中でやめることはできません 描画オブジェクトを削除するにはまず 削除したいオブジェクトをクリックし Delete キーを押します 描画オブジェクトの移動またはコピー方法移動するには まず移動する描画をクリックして 移動したい位置までドラッグします コピーするには 同様にコピーする描画をクリックし Ctrl キーを押しながら移動したい位置までドラッグします 17
5-3 SmartArt の利用 SmartArt には プレゼンや会議などでよく使われるリストや階層構造などの図形がテンプレートとして用意されています 描画キャンバスを選択して [ 挿入 ] タブ-[ 図 ] グループの [SmartArt] ボタンをクリックすると [SmartArt グラフィックの選択 ] ダイアログボックスが表示されます 目的にあったデザインを選択して [OK] ボタンをクリックします すると 選択したグラフィックが挿入され リボンには [SmartArt ツール ] の [ デザイン ] タブと [ 書式 ] タブが新たに表示されます 1 リストからデザインを選択します 2[OK] ボタンをクリックします デザインによっては 文字だけでなく 図や画像も挿入することができます テキストウィンドウの目的の項目をクリックして文字を入力すると 該当する SmartArt のパーツに文字が反映されます 画像の場合は ボタンをクリックして表示される [ 図の挿入 ] ダイアログボックスから目的の画像を選択します (P.19 参照 ) テキストウィンドウの各項目に文字を入力します 18
6. 画像の操作 Word では 絵や写真など様々な形式の画像 ( グラフィックファイル ) を読み込むことができます 挿入した画像や描画オブジェクトは 1 つの文字と同じように扱うことができ 文字列の追加や削除をおこなうと 文字列とともに移動します なお 画像や描画オブジェクトは挿入直後 文字列の前面に配置されます 文字列の折り返し を変更することによって 周囲に文字列を配置したり 文字列の背面に配置したりすることができます (P.20 参照 ) 6-1 画像の挿入 画像を挿入したい位置にカーソルを移動して [ 挿入 ] タブ-[ 図 ] グループの [ 画像 ] ボタンをクリックすると [ 図の挿入 ] ダイアログボックスが表示されます 目的の画像を選択して [ 挿入 ] ボタンをクリックします すると 画像が挿入され リボンには [ 図ツール ] の [ 書式 ] タブが新たに表示されます 1 目的の画像があるフォルダーを指定します 2 目的の画像をクリックします 3[ 挿入 ] ボタンをクリックします 19
6-2 画像の編集 挿入した画像は サイズを変更したり さまざまな効果を付け加えたりすることができます 画像をクリックして周囲にハンドル ( ) が表示されたら [ 図ツール ] の [ 書式 ] タブから目的にあったコマンドボタンを選択します 図をクリックすると周囲にハンドルがつけられます レイアウトオプションボタン 文字列の折り返し画像に対する本文の折り返し位置を設定するには [ 図ツール ] の [ 書式 ] タブ-[ 配置 ] グループの [ 文字列の折り返し ] ボタンをクリックして 表示されたメニューから選択します また [ レイアウトオプション ] ボタンをクリックして選択することもできます メニューの [ 四角 ] のように 画像の周囲文字列が折り返され を選択すると この文章 ( 四角形の枠 ) に沿ってます サイズの変更画像のサイズはコマンドボタンを使わずに変更することもできます ハンドルの上にマウスポインターを合わせると マウスポインターがサイズ変更ポインター ( ) に変わります その状態でドラッグすると その方向に拡大縮小します 20
7. 数式ツールの操作 数式ツールを使って 分数 指数 積分などの数式を挿入することができます 数式ツールには数式のほとんどの書式が用意され それらは自動的に体裁を整えます 例えば 指数部分には上付きの小さなフォントサイズ 変数には斜体 さらに数式内の文字間隔も自動的に調整します sin 2 α+cos 2 α=1 bb± bb 2 4aaaa 2aa n a = x k m k k=1 上付きなどの書式が自動的に設定されます 平方根などの記号の大きさが自動的に設定されます 各部のフォントのサイズが自動的に設定されます 7-1 数式の作成と編集 数式を挿入したい位置にカーソルを移動して [ 挿入 ] タブ-[ 記号と特殊文字 ] グループの [ 数式 ] ボタンをクリックします すると 数式入力用の枠が挿入され リボンには [ 数式ツール ] の [ デザイン ] タブが表示されます リボンの必要なボタンを併用しながら 数値や記号を入力して数式を作成します なお 入力した数式は自動的に 2 次元形式に変換されます 数式の作成を終了して文書の編集に戻る場合は 枠の外をクリックします 数式を再編集したい場合は 枠の中をダブルクリックします 数式プレースホルダー 数式の作成中は領域が枠で囲まれます 分数やべき乗根などで数式プレースホルダーと呼ばれる点線の四角形が含まれている場合は プレースホルダーをクリックして数値や記号を入力します 21
数式の作成例 次の式の作成方法を示します bb ± bb 22 444444 2222 1[ 挿入 ] タブ -[ 記号と特殊文字 ] グループの [ 数式 ] ボタンをクリックします 2[ 数式ツール ] の [ デザイン ] タブ -[ 構造 ] グループの [ 分数 ] ボタンをクリックして [ 分数 ( 縦 )] を選択します 3 分子のプレースホルダーをクリックして -b を入力します 4[ 記号と特殊文字 ] グループから ± を選択します 5[ べき乗根 ] ボタンをクリックして [ 平方根 ] を選択します 6 平方根のプレースホルダーをクリックして [ 上付き / 下付き文字 ] ボタン -[ 上付き文字 ] を選択します 22
8. 表やグラフの操作 表を作成するには まず枠組みを作成して データを入力します 次に行や列を追加した り 行の高さや列の幅を調整して表を整えます Excel で作った表やグラフを利用すること もできます 8-1 表の作成 表は罫線で囲まれた行と列で構成され 罫線で囲まれた1つの四角形を セル といいます 表を作成する位置にカーソルを移動し [ 挿入 ] タブ-[ 表 ] グループの [ 表 ] ボタンをクリックします 表示されたメニュー上のマス目をドラッグして行と列の数を指定します すると 表が挿入され リボンには [ 表ツール ] の [ デザイン ] タブと [ レイアウト ] タブが表示されます マス目のドラッグ中はプレビューされます [ 表ツール ] の [ デザイン ] タブ-[ 表のスタイル ] グループに表示されたデザインをクリックすると自動的に表のスタイルが変更されます デザインの上でマウスを動かすと 表スタイルがプレビューされます 23
8-2 罫線の操作 [ 表ツール ] の [ デザイン ] タブ-[ 飾り枠 ] グループのコマンドボタンを利用すると 細かく表のスタイルを指定することができます 文中の表をクリックして リボンの [ 表ツール ] の [ デザイン ] タブを表示させます [ 飾り枠 ] グループの [ 罫線 ] ボタンの をクリックして 表示されたメニューの [ 罫線を引く ] をクリックします すると マウスポインターが鉛筆型に変わります その状態でドラッグすると 罫線を引くことができます 1 罫線の色や線種などを選択します 2[ 罫線 ] ボタンの をクリックします 3 メニューの [ 罫線を引く ] をクリックします 4 鉛筆型マウスポインターで 斜めにドラッグします 罫線を削除する場合は [ 表ツール ] の [ レイアウト ] タブ-[ 罫線の作成 ] グループの [ 罫線の削除 ] ボタンをクリックします マウスポインターが消しゴム型に変わった状態で 削除する罫線をドラッグします 1[ 罫線の削除 ] ボタンをクリックします 2 マウスポインターが消しゴム状態の時に消したい罫線の上をクリックします 3 マウスポインターを離すと罫線が削除されます 24
8-3 データの入力 データを入力するセルをクリックして 文字列やグラフィックなどを挿入します 文字列やグラフィックを挿入すると セルの高さは自動的に調整されます セルの文字列は 通常の段落の文字列と同じように編集 ( コピー / ペーストなど ) や書式設定ができます セル間の移動は キーを使うか 移動先のセルをマウスでクリックします 右隣のセルに移動するには Tab キーを押します 左隣のセルに移動するには Shift キーを押しながら Tab キーを押します なお タブ文字を入力する場合は Ctrl キーを押しながら Tab キーを押します 8-4 行と列の挿入 作成した表に新しい項目やデータを追加する場合には 行や列を挿入します 行または列 を選択して [ 表ツール ] の [ レイアウト ] タブ -[ 行と列 ] グループにある目的のコマンドボタ ンをクリックします 1 行の左端 ( 表の外側 ) にマウスポインターを移動し 矢印型ポインターに変えます 2 下へドラッグして 2 行選択します 3[ 下に行を挿入 ] ボタンをクリックします 4 新しい行が 2 行挿入されます 25
8-5 列幅の変更 列幅は 罫線をドラッグして調整することができます 罫線にマウスポインターを合わせると マウスポインターがに変わります その状態で左右にドラッグすると 表全体の大きさは変わらずに マウスポインターの左右 1 列の幅だけが変わります 1 型マウスポインターでドラッグします 2 罫線の位置が移動します 表全体を選択して Shift キーを押しながら罫線をドラッグすると マウスポインター左 1 列の幅だけが増減し それに伴って表全体の幅も増減します ( マウスポインター右にある数列の幅は固定されたままです ) Shift キーを押しながら 型マウスポインターでドラッグ 表全体の幅も増減します また 表全体を選択して Shift キーと Ctrl キーを押しながら罫線をドラッグすると 表全体の幅は変わらずに マウスポインター左 1 列の幅の増減に伴って マウスポインター右にある数列の幅が均等に増減します Shift キーと Ctrl キーを押しながら 型マウスポインターでドラッグ 均等に増減 表全体の幅は変化しません 26
8-6 グラフの作成 Word や Excel で作成した表をグラフにして 文書中に挿入することができます Word で作成した表をグラフにする 1 グラフを挿入する位置にカーソルを合わせ [ 挿入 ] タブ -[ 図 ] グループの [ グラフ ] ボタ ンをクリックします [ グラフ ] ボタンをクリックします 2[ グラフの挿入 ] ダイアログボックスが表示されます グラフの種類を選択し 挿入したいグラフを選択して [OK] ボタンをクリックします グラフの種類を選択して デザインを選択します 3Excel の別ウィンドウが起動し ワークシートが表示されます Word には仮のデータとグラフが挿入されます 27
1 Word 画面に切り替え Word で作成した表を選択し [ ホーム ] タブ-[ クリップボード ] グループの [ コピー ] ボタンをクリックします 例 ) 四半期売上北地区 南地区 東地区 西地区 第 1 四半期 120 150 90 130 第 2 四半期 10 130 80 110 第 3 四半期 130 160 110 150 第 4 四半期 150 170 130 170 5Excel ウィンドウに切り替え ワークシートのセル [A1] をクリックして [ ホーム ] タブ -[ クリップボード ] グループの [ 貼り付け ] ボタンをクリックします 6Word 画面に切り替えると 入力データが反映されたグラフが表示されています 28
9. リンクオブジェクトと埋め込みオブジェクト オブジェクトとは 直接入力する文字以外で文書中に挿入できるもの ( イラストや写真 図形など ) をいいます Excel や他のアプリケーションで作成したデータも文書中にオブジェクトとして挿入することができます どのアプリケーションでも操作方法は同じですが リンク と 埋め込み という2 種類の挿入方法があります 9-1 リンクオブジェクト Excel などで作成したファイルを リンク によって挿入する場合 Word の文書にはオブジェクトのリンクに関する情報のみ保存されます このため Word のファイルサイズは小さくなります リンクによって挿入されたオブジェクトの実体は 作成元のファイルにあるので 元ファイルを修正すれば 自動的に Word の文書中のデータやグラフ 絵などが変更されます 1オブジェクトを埋め込む位置にカーソルを移動します 2[ 挿入 ] タブ-[ テキスト ] グループの [ オブジェクト ] ボタンをクリックします [ オブジェクト ] ボタンをクリックします 3[ オブジェクトの挿入 ] ダイアログボックスの [ ファイルから ] タブを選択します [ 参照 ] ボタンで挿入するファイルを選択し [ リンク ] チェックボックスに を入れ [OK] ボタンをクリックします [ リンク ] チェックボックスに を入れます 29
9-2 埋め込みオブジェクト Excel などで作成したファイルを 埋め込み によって挿入する場合 Word の文書にはオブジェクトのデータと文書のデータが一緒に保存されます このため Word のファイルサイズは大きくなります また 作成元のファイルを修正しても Word の文書中のデータやグラフ 絵などは変更されません 1 オブジェクトを埋め込む位置にカーソルを移動します 2[ 挿入 ] タブ -[ テキスト ] グループの [ オブジェクト ] ボタンをクリックします [ オブジェクト ] ボタンをクリックします 3 新しいオブジェクトを作成して埋め込む場合は [ オブジェクトの挿入 ] ダイアログボックスの [ 新規作成 ] タブを選択します [ オブジェクトの種類 ] から形式を選択して [OK] ボタンをクリックします 既存ファイルを埋め込む場合は [ ファイルから ] タブを選択して ファイル名を指定した後に [OK] ボタンをクリックします 挿入するオブジェクトの種類を選択します 30
10. ページレイアウト 文章の体裁を整えるには ページのレイアウトを設定します ここでは ページの余白 文字列の配置 ヘッダー / フッター ページ区切り 段組みの設定方法について説明します ヘッダー 文字列やオブジェクトを本文領域の上部余白に表示します 段組み文字列が段の最終行までくると次の段の先頭行に続きます 余白ページの端から本文領域までのスペースのことです フッター文字列やオブジェクトを本文領域の下部余白に表示します 31
10-1 余白の設定 余白を設定するには [ ページレイアウト ] タブ-[ ページ設定 ] グループの [ 余白 ] ボタンを使うと便利です 既定値でなく 自由に設定する場合は [ 余白 ] ボタンをクリックして表示されたメニュー最下段の [ ユーザー設定の余白 ] をクリックします 表示された [ ページ設定 ] ダイアログボックスの [ 余白 ] タブで上 下 左 右の各値を設定します 上下左右の余白を設定します * ページの余白は 上記の方法以外に印刷プレビューで変更することもできます 日本語の文書の場合 上下左右の余白を 20mm に統一すると 見やすい文書を作成することができます 32
10-2 段落配置の設定 段落の配置は 文字列の揃え方のことです Word では 左右の余白に行の端を揃える両端揃えが段落配置の初期設定になっています 下の図は 左揃え 中央揃え 右揃えの配置例です なお インデント * を使って段落の幅を個別設定している場合 その範囲で配置されます 左揃え中央揃え右揃え * インデントとは 段落や行の左端を下げる機能のことです 引用文などを見やすくするために よく利用されます 段落配置を設定するには 設定する段落を選択してから [ ホーム ] タブ-[ 段落 ] グループの目的の配置ボタンをクリックします 左から [ 左揃え ][ 中央揃え ][ 右揃え ][ 両端揃え ][ 均等割り付け ] の順に配置ボタンが並んでいます 33
10-3 ヘッダーとフッター ヘッダー と フッター とは ページ番号や日付など 文書の各ページ余白に表示される文字列やオブジェクトをいいます ヘッダーはページの上部余白に表示され フッターはページの下部余白に表示されます ヘッダー / フッターの挿入 [ 挿入 ] タブ-[ ヘッダーとフッター ] グループの [ ヘッダー ] または [ フッター ] ボタンをクリックします 表示されたメニューからデザインを選択すると ヘッダー / フッターが挿入され リボンには [ ヘッダー / フッターツール ] の [ デザイン ] タブが表示されます ヘッダー / フッターに文字列などを挿入し [ ヘッダー / フッターツール ] の [ デザイン ] タブ-[ 閉じる ] グループの [ ヘッダーとフッターを閉じる ] ボタンをクリックすると 本文の編集画面に戻ります 1 いずれかクリックします 2 文字列やオブジェクトを挿入します 3[ ヘッダーとフッターを閉じる ] ボタンをクリックします ヘッダー / フッターの修正ヘッダー / フッターの領域にマウスポインターを移動させ ダブルクリックします または [ 挿入 ] タブ-[ ヘッダーとフッター ] グループの [ ヘッダー ]/[ フッター ] ボタンをクリックし 表示されたメニュー下段の [ ヘッダーの編集 ]/[ フッターの編集 ] をクリックします ヘッダー / フッターの内容を修正し 本文の領域でダブルクリックすると 本文の編集画面に戻ります ページごとに異なるヘッダーやフッターを挿入する 1ページ目の表紙だけヘッダー / フッターが印刷されないように設定したり 奇数ページと偶数ページで異なるヘッダー / フッターを設定することができます ヘッダー / フッターの領域でダブルクリックし [ ヘッダー / フッターツール ] の [ デザイン ] タブを表示させます [ オプション ] グループの [ 奇数 / 偶数ページ別指定 ] または [ 先頭ページのみ別指定 ] チェックボックスに を入れ それぞれ設定します 34
10-4 ページ番号の挿入 例として フッターにページ番号を挿入します まず [ 挿入 ] タブ-[ ヘッダーとフッター ] グループの [ ページ番号 ] ボタンをクリックします 表示されたメニューからページ番号の挿入位置を選択し 目的のデザインを選択します 1[ ページ番号 ] ボタンをクリックします 2[ ページの下部 ] を選択します 3 一覧からデザインを選択します なお アラビア数字以外のページ番号を使用する場合は 上図の [ ページ番号の書式設定 ] をクリックして表示される [ ページ番号の書式 ] ダイアログボックスで設定することができます [ 番号書式 ] のプルダウンメニューから書式を選択します 35
10-5 ページ区切り Word では ページの最後に到達すると自動的にページ区切りが挿入 ( 改ページ ) されます これを 自動ページ区切り といいます 文書の編集や書式設定をおこなっている時も ページの文字量が計算され ページ区切りが自動的に修正されます 特定の位置で改ページする場合は 手動でページ区切りを挿入します これを 任意指定のページ区切り といいます ページ区切りは [ 表示 ] タブ-[ 文書の表示 ] グループの [ 印刷レイアウト ] モードでは印刷時のイメージで表示され [ 下書き ] モードでは点線で表示されます 自動ページ区切り ( 下書きモード時 ) 任意指定ページ区切りの挿入ページ区切りを挿入する位置にカーソルを移動し Ctrl キーを押しながら Enter キーを押すか [ 挿入 ] タブ-[ ページ ] グループの [ ページ区切り ] ボタンをクリックします 任意指定ページ区切りを削除するには [ 表示 ] タブ-[ 文書の表示 ] グループの [ 下書き ] モードで削除するページ区切りを選択し Delete キーを押します なお Word で自動的に挿入されたページ区切りは削除できません 改ページ位置の制御 Word では ページ区切り ( 改ページ ) の位置が自動的に更新されるように初期設定されています 手動でページ区切りを挿入する場合 この機能によって編集作業が複雑化しないように [ 段落 ] ダイアログボックスで制御設定することができます [ ページレイアウト ] タブ [ 段落 ] グループの このボタンをクリックすると ダイアログボックスが表示されます [ 段落 ] ダイアログボックスの [ 改ページと改行 ] タブをクリックし [ 改ページ位置の自動修正 ] の目的のチェックボックスに を入れ [OK] ボタンを押します 36
10-6 段組み 1 行の文字列が長すぎて読みにくい時は 段組みを利用すると便利です 段組みは 各段の幅を均一にしたり 異なる幅にしたり 段間に線を引くなどの設定をすることができます 段組みを設定する文章を選択して [ ページレイアウト ] タブ-[ ページ設定 ] グループの [ 段組み ] ボタンをクリックします 表示されたメニューから段数を選択すると 指定した段数の段組みが設定されます なお 文章を選択せずに段組みを設定すると ページ単位で段組みが有効になります 1[ 段組み ] ボタンをクリックします 2[2 段 ] を選択します 3 選択部分が 1 段組みから 2 段組みになります [ 段組み ] ダイアログボックスの活用 [ 段組み ] ダイアログボックスでは 段ごとに異なる幅や段の間隔など 細かく設定することができます 段組みを設定する文章を選択し [ ページレイアウト ] タブ-[ ページ設定 ] グループの [ 段組み ] ボタンをクリックします 表示されたメニュー最下段の [ 段組みの詳細設定 ] をクリックして [ 段組み ] ダイアログボックスを表示させ 段の幅などを設定します 37
11. 文書管理 11-1 文書の印刷 文書が完成したら 印刷する前に印刷の仕上がりを画面で確認してから印刷します [ ファイル ] タブをクリックすると [ 開く ] や [ 保存 ] などのメニューの一覧が表示されます この中の [ 印刷 ] をクリックして 印刷イメージを確認しながら印刷設定をおこない 印刷を実行します 出力するプリンターを確認します 38
11-2 文書の保存 文書を保存するには クイックアクセスツールバーの [ 上書き保存 ] ボタンをクリックします 文書を初めて保存する場合は [ ファイル ] タブのメニューから [ 名前を付けて保存 ] を選択します [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスが表示されるので 文書の保存先 ファイルの種類を指定し ファイル名を入力して [ 保存 ] ボタンをクリックします 1 保存先のフォルダーを指定します 2 ファイル名を入力します 3[ 保存 ] ボタンをクリックします 旧バージョンの Word を利用する [ 名前を付けて保存 ] ダイアログボックスで [ ファイルの種類 ] リストボックスから [Word 97-2003 文書 ] を選択し 名前を付けて保存します なお 旧バージョン形式 (.doc) で保存した場合 旧バージョンでサポートされていない機能が使われていることを示す [ 互換性チェック ] ダイアログボックスが表示される場合があります 内容を確認して [ 続行 ]/[ キャンセル ] ボタンを選択します 39
11-3 文書の閉じ方 Word での作業が終わったら [ ファイル ] タブのメニューから [ 閉じる ] をクリックして 文書を閉じます 文書を閉じても Word は終了しないので 保存してある他の文書をすぐに開いて作業することができます 文書を閉じるだけでなく Word も終了する場合は ウィンドウ右上の [ 閉じる ] ボタンをクリックします 文字キーを順に ( Alt キー F キー X キー ) と押して 終了することもできます ( アクセスキーでの操作 ) なお 変更を加えて保存しないまま文書を閉じようとすると 保存するかどうかを確認するメッセージが表示されます (P.2 図参照 ) 11-4 文書の開き方 保存した文書は [ ファイル ] タブのメニューから [ 開く ] をクリックします [ コンピューター ] をクリックすると [ ファイルを開く ] ダイアログボックスが表示されますので 目的の文書を指定して [ 開く ] ボタンをクリックします 1 開きたい文書が保存されているフォルダーを指定します 2 文書ファイルを指定します 3[ 開く ] ボタンをクリックします 40
12. ヘルプとトレーニング 機能や操作方法が分からなくなった時は ヘルプ機能を活用します Word ヘルプリボン右上の [Microsoft Word ヘルプ ] ボタンをクリックまたは F1 キーを押して [Word ヘルプ ] ウィンドウを表示させます 検索ボックスにキーワードとなる語句を入力し [ 検索 ] ボタンをクリックします 登録されているキーワードと一致するヘルプの項目が一覧表示されますので 該当する項目をクリックしてヘルプを参照します ネットワークに接続していない場合 1キーワードを入力します は 検索先をコンピューターに変更して検索します クリックすると 表示されます 2[ 検索 ] ボタンをクリックします トレーニング Office のサポート は Office アプリケーションに関する各種サービスを提供している Web サイトです そのコンテンツの一つにある トレーニング では Word だけでなく他の Office アプリケーションの操作方法も学習することができます を操作する といった目的別に 画像や音声を使った説明や実際に自分でアプリケーションを操作する演習問題などからその操作方法を学習することができます 41