保健所動物飼養管理業務委託仕様書 この仕様書は 業務の大要を示すものであって 本仕様書に記載されていない事項であっても 県内 4 箇所の保健福祉事務所の所長 ( 以下 甲 という ) が業務遂行上必要と認めた場合 受託 者 ( 以下 乙 という ) は速やかに契約金額の範囲内で業務を実施するものとする Ⅰ 共通事項 Ⅰ 1 委託業務名等 (1) 委託業務名平成 30 年度保健所動物飼養管理業務委託 (2) 委託期間平成 30 年 4 月 7 日土曜日から平成 31 年 3 月 31 日日曜日まで (3) 業務箇所 佐久保健福祉事務所 ( 佐久保健所 ) 佐久市大字跡部 65-1 佐久合同庁舎内 諏訪保健福祉事務所 ( 諏訪保健所 ) 諏訪市上川 1 丁目 1644-10 諏訪合同庁舎内 飯田保健福祉事務所 ( 飯田保健所 ) 飯田市追手町 2-678 飯田合同庁舎内 長野保健福祉事務所 ( 長野保健所 ) 長野市中御所岡田 98-1 各施設の概要については別紙 1 保健福祉事務所保護収容施設の概要のとおり (4) 業務日及び業務時間 土曜 日曜 国民の祝日に関する法律に規定する休日 ( 以下 祝祭日 という ) 及び平成 30 年 12 月 29 日から平成 31 年 1 月 3 日までの日 ( 以下 年末年始休日 ) という ) 平成 30 年度は 120 日 ( 平成 30 年 4 月 1 日日曜日を除く ) 原則として 午前 7 時 30 分 ~ 正午までの間の 2 時間とする 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月年末年始 1 月 2 月 3 月 合計 土日 8 8 9 9 8 10 8 8 8 8 8 10 102 祝祭日 1 3(1) 0 1 1(1) 2 1 2(1) 1 6 1 1 1 21(3) 小計 9 10 9 10 8 12 9 9 9 6 9 9 11 120 括弧 () の数は土曜日に祝祭日を含む日数 ( 但し 年末年始を除く ) Ⅰ-2 業務内容乙は次に記載する保健福祉事務所 ( 以下 保健所 とする ) に収容されている犬猫等の動物に関する業務 業務内容回数 1 飼養動物の給じ及び給水 ( 準備から給じ食器類の洗浄消毒までの実施 ) 2 敷物の取り替え 洗濯 消毒毎回実施 3 ケージ内等の汚物の処分 清掃 消毒 4 廃棄物の処分 5 動物の健康状態のチェックおよび状況報告 6 係留室の汚物の処分 清掃 消毒必要に応じて 7 飼養動物のトイレ準備実施
8 投薬 9 犬の散歩 10 搬入した犬 猫のグルーミング 11 その他保健所職員が指示した事項 Ⅰ 3 執行体制乙は 本仕様書に定める円滑な業務の実施を担保するため 次に揚げる必要な従事者等を委託開始日までに配置すること (1) 業務責任者業務責任者は 次の業務を行う ア業務の円滑な管理 運営イ従事者の指揮監督 現場の把握ウ業務履行に関する連絡 調整エ従事者に対するマニュアルの周知徹底 (2) 従事者従事者は 飼養管理業務作業 ( 以下 飼養管理等 という ) を行う Ⅰ 4 従事者等の要件乙は 次の要件を満たす従事者等を選任すること (1) 業務責任者ア本件業務の業務責任者として適性があること (2) 従事者ア本件業務を遂行するに必要な技能を有していること イ動物に対するアレルギー等がなく 動物に優しく接することができること Ⅰ 5 届出等 (1) 乙は契約締結後 遅滞なく従事者等全員の氏名 年齢 住所 経歴等を記入した写真付きの履歴書を甲に提出し 承認を得ること なお 従事者等を交替させる場合も同様とする (2) 乙は緊急時の連絡先一覧表を甲に提出すること Ⅰ 6 事務処理乙は 次のとおり事務を処理する (1) 緊急を要する事態が発生した場合には 速やかに甲に連絡すること (2) 甲が作成する最新の業務マニュアルを 甲の定める場所に常時保管すること (3) 業務日ごとに業務の実施状況を詳細に記録し 業務終了毎に甲に提出すること なお 報告書様式は 原則として 動物飼養管理日誌 ( 様式 1 号 ) とするが これにより難い場合には 甲の承認を得て 別の書式により報告することができる (4) 甲が指示した事項または協議した事項については その対応の経緯等について書面により甲に報告すること
Ⅰ 7 災害時等の対応 (1) 災害 事故等が発生した際は 甲の指示に基づき 緊急に必要な処置を行うこととする (2) 災害 事故等の対応により生じた費用の負担は 甲 乙協議の上 定めるものとする Ⅰ 8 乙の責務 (1) 法令等の遵守関係諸法令を遵守し 常に善良なる管理者の注意を持って 誠実に業務を遂行すること (2) 業務環境従事者等が 甲の庁舎内の動物飼養管理等を担う者としての自覚を持って 誠実に業務に従事できるよう環境を整えること (3) 守秘義務業務上知り得た秘密を第三者に漏らしてはならない 契約終了後も同様とする なお 個人情報の取扱いについては 長野県個人情報保護条例 ( 平成 3 年条例第 2 号 ) の規定及び 個人情報取扱特記事項 を遵守すること また 業務にあたっては前もって従事者全員に誓約書 ( 様式 2) の提出を求めるものとする (4) 従事者等心得次の心得を従事者に遵守させなければならない ア長野県職員と常に協調し 業務に従事すること イ誠意を持って迅速 的確に業務に従事すること ウ業務時間を遵守し 所定の場所を離れることがないこと エ業務場所等を常に清潔にし 設備等は大切に取扱い 整理整頓すること オ業務交替及び業務時間終了後 引継事項があるときは 確実に関係者に連絡すること (5) 服装等従事者等の服装は県の品位を損なわないものとし 名札を着用させること (6) 損害賠償故意又は過失により 人身及び甲又は甲以外の第三者の財産に損害を及ぼしたときは乙が損害賠償を負うものとする ただし 甲の責に帰すべき理由により生じたものは この限りではない (7) 環境への配慮ア乙は 環境への負荷の少ない機械器具 資材及び消耗品を優先的に使用しなければならない イ乙は 従事者等に対し 県の環境目標について教育する機会を設けなければならない ウ従事者等は 地球温暖化防止 長野県職員率先実行計画 に基づき 電気使用量 燃料使用量 水道使用量 ( 排出量 ) 及び廃棄物排出量の削減に配慮しなければならない Ⅰ 9 経費負担 (1) 業務遂行に要する電気 水道等の経費は甲が負担するものとするが 乙は節約に努め 効率的に使用すること (2) 業務マニュアルの配布等に必要なパソコン等の機材 消耗品の調達 管理は乙の負担とする
(3) 従事者等へのマニュアル等配布資料の作成は 乙の負担とする Ⅰ 10 業務引継ぎ (1) 乙は 業務が円滑に遂行できるよう甲と協議の上 履行期間開始前に1 日以上 甲が行う研修に業務責任者等を出席させること (2) 乙は 履行期間が終了した場合 業務マニュアル等を返却すること (3) 履行期間終了前に新たな受託者が決定した場合は 当該受託者の従事者等に対する教育 訓練の実施に協力すること また 新たな受託者と十分に業務の引継ぎを行い 当務の遂行に支障をきたすことのないように対処すること 引継書は必ず作成すること Ⅰ 11 その他 疑義が生じた場合は その都度 甲 乙協議するものとする Ⅱ 飼養管理等業務 Ⅱ 1 全般的事項 (1) 従事者は甲からの連絡票等の指示のもと 安全に十分注意すること また 従事の際には 感染症予防に努めること (2) 業務に当たっては 業務中の事故及び建物の損傷の防止に努めるとともに 罹病中の者を就業させてはならない (3) 本仕様書は概要を示すものであり 犬猫保護収容施設は業務箇所により異なることから飼養管理の詳細については甲の指示に従わなければならないものとする (4) 飼養動物の収容数または動物の状態等に応じて 甲の指示のもと飼養管理を行うこと (5) 業務に当たっては 甲の指示のもと鍵の管理および施設の施錠を確実に行うこと Ⅱ 2 飼養管理方法の共通事項 (1) 業務に使用する機械器具及び清掃資材である 猫等の飼料 敷物 食器 洗剤 手洗用石鹸 薬品 廃棄物処理用のポリ袋等は 甲が支給する (2) 甲が支給するものを除き 飼養管理に必要な物品はすべて乙の負担とする 従事者に係る作業服 帽子 マスク 手袋 ( ゴム手袋 軍手等 ) 防汚眼鏡等については乙の負担とする (3) 業務中 建物 器物等を破損し 又は物品を紛失したときは 乙はその賠償の責を負わなければならない (4) 業務のため 物品を移動するときは 損傷のないよう努めなければならない (5) 犬等の収容施設及び付属施設の清掃及び汚物の処理を十分に行い 悪臭の発生防止及び周囲の環境保全に努めること
Ⅱ-3 動物取扱上の注意事項 (1) 犬等の種類 習性 年齢 発育状況等を考慮して 適正な保管場所への収容に努めること また 動物をむやみに驚かすことのないように注意すること (2) 従事者等は 動物の取扱いにあたっては 動物へのストレス軽減に努めるとともに 動物を確実に制御し動物からの危害防止を徹底すること (3) 犬等が保管場所から逸走しないよう十分注意すること 逸走した場合は 直ちに保健所担当者へ連絡するとともに保護にあたること (4) 万一 業務の実施中に乙の責に帰すべき事由により 咬傷事故等が発生した場合には従事者は速やかに甲に報告するとともに 併せて業務責任者に報告すること Ⅱ 4 飼養管理方法 (1)Ⅰ-2に記載の業務内の詳細については別途甲からの業務マニュアルに従い 行うこと (2) 乙からの申出による業務マニュアルの修正追加事項については 甲乙協議の上変更すること Ⅱ 5 その他 この仕様書に定めのない事項については その都度甲と協議の上実施するものとする