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2. 沿岸 15 市町の地価動向 (1) 商業地の動向 沿岸 15 市町の商業地の変動率の状況 ( 図表 3) をみると 平成 28 年の変動率は 前年と比較可能な 11 市町のうち 塩釜市が横ばい 松島町 亘理町 山元町が下落しましたが その他の7 市では上昇しました なお 上昇した7 市の上昇幅をみると 気仙沼市 仙台市 名取市が前年を上回っています 個別調査地点の動向 ( 図表 4) をみると 上昇地点は仙台市で 68 地点 石巻市で9 地点 名取市で4 地点など 合計 85 地点となっ 図表 3 沿岸 15 市町商業地の変動率 平成 26 年平成 27 年平成 28 年 気 仙 沼 市 0.0 1.7 2.2 南 三 陸 町 - - - 女 川 町 - - - 石 巻 市 3.6 3.0 1.2 東 松 島 市 0.9 0.7 0.7 松 島 町 0.6 0.7 1.0 塩 釜 市 0.4 0.3 0.0 多 賀 城 市 0.0 2.9 0.6 仙 台 市 3.4 4.2 6.2 名 取 市 0.2 1.7 1.9 岩 沼 市 0.0 0.7 0.7 亘 理 町 0.5 0.0 1.3 山 元 町 1.5 0.0 2.2 注 1. 七ヶ浜町および利府町は調査地点がないため非掲載 色麻町および七ヶ宿町は調査地点がないため非掲載 注 2. 津波被害により調査地点が調査対象外となった地区は 表示 としている ています このうち最も上昇率が高かった地点は 仙台市青葉区中央 3-4-8 ( 前年比 + 15.0%) であり 次いで 仙台市青葉区中央 1-10-1 ( 同 +12.7%) 仙台市青葉区一番町 2-1-1 ( 同 +12.5%) の順となっています これらの地点が位置する仙台市中心部は オフィス等のテナント需要の高まりなどから地価が上昇しているものと考えられます 図表 4 沿岸 15 市町の商業地 ( 個別調査地点 ) の動向 調査地点数継続上昇横ばい下落 変更 気 仙 沼 市 1 1 1 (1) 0 (0) 0 (0) 0 南 三 陸 町 女 川 町 石 巻 市 12 11 9 (9) 2 (2) 0 (0) 1 東 松 島 市 1 1 1 (1) 0 (0) 0 (0) 0 松 島 町 2 2 0 (0) 0 (1) 2 (1) 0 塩 釜 市 6 6 0 (1) 6 (5) 0 (0) 0 多 賀 城 市 1 1 1 (1) 0 (0) 0 (0) 0 仙 台 市 76 73 68 (69) 5 (5) 0 (0) 3 名 取 市 4 4 4 (3) 0 (1) 0 (0) 0 岩 沼 市 3 3 1 (1) 2 (2) 0 (0) 0 亘 理 町 1 1 0 (0) 0 (1) 1 (0) 0 山 元 町 1 1 0 (0) 0 (1) 1 (0) 0 合 計 108 104 85 (86) 15 (18) 4 (1) 4 注 1.( ) 内は前年の地点数 注 2. 七ヶ浜町および利府町は調査地点がないため非掲載 12

(2) 住宅地の動向 沿岸 15 市町の住宅地の変動率の状況 ( 図表 5) をみると 平成 28 年の変動率は 亘理町が横ばい 東松島市 松島町 山元町が下落となりましたが その他の11 市町で上昇しています ただし 上昇した11 市町のうち仙台市 名取市 岩沼市を除く8 市町では上昇幅が縮小しています 個別調査地点の動向 ( 図表 6) をみると 上昇地点は仙台市で 193 地点 石巻市で15 地点 名取市で13 地点など合計で265 地点となっています 仙台市を中心に全 図表 5 沿岸 15 市町住宅地の変動率 平成 26 年平成 27 年平成 28 年 気 仙 沼 市 3.3 3.6 2.2 南 三 陸 町 2.8 2.2 0.3 女 川 町 4.3 1.6 0.2 石 巻 市 5.7 3.0 0.7 東 松 島 市 0.9 0.2 0.1 松 島 町 0.6 0.5 0.7 七 ヶ 浜 町 5.4 1.9 0.8 利 府 町 5.5 2.5 0.7 塩 釜 市 1.6 0.8 0.3 多 賀 城 市 1.9 1.5 0.7 仙 台 市 3.1 3.2 3.2 名 取 市 1.8 2.2 2.2 岩 沼 市 1.4 1.3 1.4 亘 理 町 5.1 3.1 0.0 山 元 町 3.8 2.1 1.0 体の約 8 割の地点が上昇していますが 前年比では16 地点減少しており 震災以降初めて上昇地点数が前年を下回っています このうち最も上昇率が高かった地点は 仙台市若林区六丁の目中町 11-9 ( 前年比 +12.0%) であり 次いで 仙台市若林区大和町 3-1-25 ( 同 +11.3%) 仙台市若林区蓮坊 2-7-6 ( 同 +10.9%) の順となっています これらの地点はいずれも仙台市地下鉄東西線 ( 以下 東西線 という ) 沿線に位置しており 周辺の再開発やアパー 図表 6 沿岸 15 市町の住宅地 ( 個別調査地点 ) の動向 調査地点数継続上昇横ばい下落 変更 気 仙 沼 市 5 5 4 (5) 1 (0) 0 (0) 0 南 三 陸 町 2 2 1 (2) 1 (0) 0 (0) 0 女 川 町 5 4 1 (4) 3 (1) 0 (0) 1 石 巻 市 24 24 15 (22) 9 (2) 0 (0) 0 東 松 島 市 9 9 2 (2) 1 (5) 6 (2) 0 松 島 町 6 6 0 (0) 2 (3) 4 (3) 0 七 ヶ 浜 町 3 3 3 (3) 0 (0) 0 (0) 0 利 府 町 9 9 8 (9) 1 (0) 0 (0) 0 塩 釜 市 11 11 6 (7) 5 (4) 0 (0) 0 多 賀 城 市 11 11 11 (11) 0 (0) 0 (0) 0 仙 台 市 216 203 193(192) 7 (7) 3 (3) 13 名 取 市 15 15 13 (12) 2 (3) 0 (0) 0 岩 沼 市 9 9 8 (8) 1 (1) 0 (0) 0 亘 理 町 2 2 0 (2) 2 (0) 0 (0) 0 山 元 町 2 2 0 (2) 1 (0) 1 (0) 0 合 計 329 315 265(281) 36 (26) 14 (8) 14 注.( ) 内は前年の地点数 13

ト需要の高まりなどから高い上昇率となっています また 東西線沿線の主な上昇地点 ( 図表 7) をみると 特に仙台駅を中心として東側に位置する調査地点が上昇率上位を占めている状況となっています 図表 7 仙台市地下鉄東西線沿線の主な上昇地点 9 5 1 17 3 8 6 2 4 資料 : 仙台市 ( 円 / m2 %) 順位 所在地番 公示価格平成 27 年平成 28 年 前年比変動率 1 仙台市若林区六丁の目中町 11-9 86,000 96,300 12.0 2 仙台市若林区大和町 3-1-25 106,000 118,000 11.3 3 仙台市若林区連坊 2-7-6 138,000 153,000 10.9 4 仙台市若林区大和町 5-11-22 117,000 129,000 10.3 5 仙台市若林区白萩町 14-18 118,000 130,000 10.2 6 仙台市若林区一本杉町 25-21 99,000 109,000 10.1 8 仙台市若林区椌木通 67 番 4 113,000 123,000 8.8 9 仙台市青葉区川内明神横丁 15 番 1 外 90,000 97,200 8.0 17 仙台市太白区八木山本町 1 丁目 12 番 9 85,500 91,500 7.0 14

3. その他市町村の地価動向 (1) 商業地の動向 その他市町村における商業地の変動率の状況 ( 図表 8) をみると 平成 28 年の変動率は調査対象の17 市町村のうち 登米市のみが上昇し 富谷町 柴田町が横ばい その他の14 市町村が下落となっています 図表 8 その他市町村商業地の変動率 平成 26 年平成 27 年平成 28 年 登 米 市 0.3 1.2 0.5 栗 原 市 3.1 2.7 2.4 大 崎 市 2.4 3.1 3.0 加 美 町 3.2 4.0 4.2 涌 谷 町 0.5 0.0 0.5 美 里 町 0.8 0.0 1.6 大 和 町 0.0 0.7 0.7 富 谷 町 0.6 0.0 0.0 個別調査地点の動向 ( 図表 9) をみ 大衡村 0.8 0.4 0.4 川崎町 4.4 3.1 2.7 ると 調査対象の31 地点のうち 3 地点が上昇 4 地点が横ばいとなってい 柴角 田田 町市 0.0 4.4 0.0 2.8 0.0 2.5 ますが 残りの24 地点で下落していま 大 河 原 町 4.4 2.4 1.0 す 登米市迫町佐沼字江合 1 丁目 9 番 村田町 2.4 2.5 蔵王町 4.0 2.9 2.6 4 ( 前年比 +2.0%) など登米市の3 地点では 近隣の沿岸市町からの移転需要 白丸 石森 市町 5.0 5.8 2.8 3.3 2.7 2.9 注 1. 色麻町 大郷町 七ヶ宿町は調査地点がないため非掲載 などを背景に上昇しましたが その他の注 2 村田町は平成 26 年より調査地点が選定替えとなったことから 地点では総じて下落傾向が続いています 平成 26 年の変動率は 表示としている 図表 9 その他市町村の商業地 ( 個別調査地点 ) の動向 調査地点数継続上昇横ばい下落 変更 登 米 市 7 7 3 (3) 2 (2) 2 (2) 0 栗 原 市 4 4 0 (0) 0 (0) 4 (4) 0 大 崎 市 6 6 0 (0) 0 (0) 6 (6) 0 加 美 町 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 涌 谷 町 1 1 0 (0) 0 (1) 1 (0) 0 美 里 町 1 1 0 (0) 0 (1) 1 (0) 0 大 和 町 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 富 谷 町 1 1 0 (0) 1 (1) 0 (0) 0 大 衡 村 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 川 崎 町 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 柴 田 町 1 1 0 (0) 1 (1) 0 (0) 0 角 田 市 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 大 河 原 町 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 村 田 町 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 蔵 王 町 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 白 石 市 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 丸 森 町 1 1 0 (0) 0 (0) 1 (1) 0 合 計 31 31 3 (3) 4 (6) 24 (22) 0 注 1.( ) 内は前年の地点数 注 2. 色麻町 大郷町 七ヶ宿町は調査地点がないため非掲載 15

(2) 住宅地の動向 その他市町村における住宅地の変動率の状況 ( 図表 10) をみると 平成 28 年の変動率は調査対象の18 市町村のうち 登米市 大和町 富谷町など5 市町が上昇し 大衡村が横ばい 12 市町が下落しています なお 下落した12 市町をみると 2 市町が横ばいから下落に転じ 2 町が下落幅拡大となった一方 6 市町では下落幅縮小となるなど市町村ごとにバラツキがみられる状況となっています 個別調査地点の動向 ( 図表 11) をみると 前年と比較可能な72 地点のうち 21 地点が上昇 10 地点が横ばい 41 地点が下落となっていま 図表 10 その他市町村住宅地の変動率 平成 26 年平成 27 年平成 28 年 登 米 市 0.8 1.1 0.3 栗 原 市 1.6 1.3 0.7 大 崎 市 1.7 1.8 1.6 加 美 町 0.9 1.4 1.9 涌 谷 町 0.6 0.0 0.3 美 里 町 0.0 0.5 0.8 大 和 町 1.4 2.0 1.9 大 郷 町 0.7 0.8 0.8 富 谷 町 4.1 5.4 4.4 大 衡 村 0.4 0.4 0.0 川 崎 町 3.2 2.1 1.5 柴 田 町 0.6 0.6 0.2 角 田 市 0.0 0.0 0.4 大 河 原 町 0.4 0.8 0.9 村 田 町 1.9 1.6 1.6 蔵 王 町 2.1 2.1 1.8 白 石 市 3.9 2.8 1.9 丸 森 町 4.5 2.9 1.8 注. 色麻町および七ヶ宿町は調査地点がないため非掲載 す 上昇地点は 富谷町鷹乃杜 1-10-9 ( 前年比 +6.6%) など富谷町で10 地点 大和町もみじヶ丘 1 丁目 21 番 5 ( 同 +6.8%) など大和町で3 地点などとなっており これらの地点は企 図表 11 その他市町村の住宅地 ( 個別調査地点 ) の動向 調査地点数継続上昇横ばい下落 変更 登 米 市 10 9 4 (6) 1 (0) 4 (4) 1 栗 原 市 9 8 1 (0) 0 (1) 7 (8) 1 大 崎 市 12 12 0 (0) 3 (2) 9 (10) 0 加 美 町 2 2 0 (0) 0 (0) 2 (2) 0 涌 谷 町 2 2 0 (0) 1 (2) 1 (0) 0 美 里 町 2 2 0 (0) 0 (0) 2 (2) 0 大 和 町 5 5 3 (4) 1 (0) 1 (1) 0 大 郷 町 2 2 0 (0) 0 (0) 2 (2) 0 富 谷 町 11 11 10 (10) 1 (1) 0 (0) 0 大 衡 村 1 1 0 (1) 1 (0) 0 (0) 0 川 崎 町 2 2 0 (0) 0 (0) 2 (2) 0 柴 田 町 2 2 1 (2) 1 (0) 0 (0) 0 角 田 市 3 3 0 (0) 1 (3) 2 (0) 0 大 河 原 町 2 2 2 (2) 0 (0) 0 (0) 0 村 田 町 2 2 0 (0) 0 (0) 2 (2) 0 蔵 王 町 2 2 0 (0) 0 (0) 2 (1) 0 白 石 市 3 3 0 (0) 0 (0) 3 (3) 0 丸 森 町 2 2 0 (0) 0 (0) 2 (1) 0 合 計 74 72 21 (25) 10 (9) 41 (38) 2 注 1.( ) 内は前年の地点数 注 2. 色麻町および七ヶ宿町は調査地点がないため非掲載 16

業進出に伴い転入者が増加したことが上昇要因となっていると思われます 一方で 下落地点は 大崎市鳴子温泉字新屋敷 122 番 13 ( 同 3.5%) 等の大崎市 9 地点 栗原市栗駒岩ヶ崎上小路 118 番 3 ( 同 2.0%) 等の栗原市 7 地点などとなっており 人口減少や地場産業の低迷などが下落要因として作用しているものと考えられます おわりに 今回の調査結果の特徴としては 1 仙台市では 中心部におけるオフィス需要や店舗需要および東西線沿線地域における再開発の動きなどから地価の上昇が続いていること 2 仙台市以外の沿岸市町では 高台 内陸部などへの移転需要などを背景に地価の上昇が続いているが 特に住宅地では上昇テンポが緩やかになっていること 3 内陸部の市町村では 人口減少や地場産業の低迷などから一部の市町村を除き地価の下落が続いていることなどが挙げられます 県内の地価動向については 仙台市において中心部や東西線沿線などの再開発が活発化していることや仙台市以外の沿岸市町村において被災者の移転需要が続いていることなどから 当面は上昇基調を続けるものと考えられます ただし 特に住宅地では防災集団移転促進事業等の進展 ( 図表 12) などにより宅地の供給が進み 土地の需要過多の状態が徐々に緩和されつつあります これが震災以降続いていた地価の上昇ペースを緩やかにし 全体の下押し要因として作用するものと思われます 図表 12 宅地造成区画数の推移 ( 平成 27 年 9 月末現在 ) ( 区画 ) ( 防災集団移転促進事業と土地区画整理事業の合計 ) 4,000 3,000 2,000 1,000 0 85 268 1,854 3,061 2,923 2,200 H24 H25 H26 H27 H28 H29 以降 ( 年度 ) 注. 平成 26 年度までは実績 平成 27 年度以降は予定資料 : 復興庁 17

( 参考 ) 全国の地価動向 全国の公示地価の状況 ( 図表 13) をみると 住宅地の変動率は 0.2% と8 年連続の下落となりましたが 商業地は+0.9% となり 8 年ぶりに上昇しました 上昇 横ばいとなった地点は 商業地で3,487 地点 ( 平成 27 年 3,251 地点 ) 住宅地で 8,656 地点 ( 同 8,185 地点 ) と前年に比べ増加しています なお 地価がピークを記録した平成 3 年に比べると 商業地は 74.3% 住宅地は 54.0% とそれぞれ下落しています 地域別の状況をみると 三大都市圏では 商業地 ( 前年比 +2.9%) 住宅地( 同 +0.5%) とも3 年連続して上昇しました これは景況感の改善や企業業績の回復等を背景としたオフィスの拡張需要や都心部における高価格帯マンション取引の活発化などによるものと考えられます 一方 地方圏は商業地 ( 同 0.5%) 住宅地( 同 0.7%) とも下落となりましたが 地方中枢都市 ( 札幌市 仙台市 広島市 福岡市 ) は 商業地 ( 同 +5.7%) 住宅地( 同 +2.3%) とも上昇しており 地域間にバラツキがみられる状況となっています 図表 13 全国の公示地価 ( 変動率 ) の推移 (% ( ) 内は昭和 58 年 =100とした地価指数 ) 商 業 地 住 宅 地 全 国 三大都市圏 地 方 圏 全 国 三大都市圏 地 方 圏 平成 3 年 12.9 (226.8) 8.1 (336.8) 16.3 (169.3) 10.7 (202.2) 8.0 (262.0) 13.6 (146.9) 4 年 4.0 (217.8) 10.3 (302.2) 0.4 (170.0) 5.6 (190.9) 12.5 (229.3) 2.3 (150.2) 5 年 11.4 (192.9) 19.2 (244.1) 5.6 (160.5) 8.7 (174.3) 14.5 (196.0) 1.7 (147.7) 6 年 11.3 (171.1) 17.2 (202.1) 5.9 (151.0) 4.7 (166.1) 7.3 (181.7) 1.2 (145.9) 7 年 10.0 (154.0) 14.8 (172.2) 5.5 (142.7) 1.6 (163.4) 2.8 (176.6) 0.3 (145.5) 8 年 9.8 (138.9) 16.0 (144.7) 5.8 (134.4) 2.6 (159.2) 4.6 (168.5) 0.6 (144.6) 9 年 7.8 (128.1) 11.5 (128.0) 5.4 (127.2) 1.6 (156.6) 2.8 (163.8) 0.4 (144.0) 10 年 6.1 (120.3) 7.5 (118.4) 5.1 (120.7) 1.4 (154.4) 2.2 (160.2) 0.6 (143.2) 11 年 8.1 (110.5) 10.2 (106.4) 6.8 (112.5) 3.8 (148.6) 5.7 (151.0) 1.9 (140.4) 12 年 8.0 (101.7) 9.6 (96.1) 7.0 (104.6) 4.1 (142.5) 5.9 (142.1) 2.3 (137.2) 13 年 7.5 (94.1) 8.3 (88.2) 7.0 (97.3) 4.2 (136.5) 5.6 (134.2) 2.8 (133.4) 14 年 8.3 (86.3) 8.5 (80.7) 8.1 (89.4) 5.2 (129.4) 6.5 (125.5) 4.0 (128.0) 15 年 8.0 (79.4) 7.1 (74.9) 8.7 (81.6) 5.8 (121.9) 6.5 (117.3) 5.1 (121.5) 16 年 7.4 (73.5) 5.8 (70.6) 8.7 (74.5) 5.7 (114.9) 5.7 (110.6) 5.7 (114.6) 17 年 5.6 (69.4) 3.2 (68.3) 7.5 (68.9) 4.6 (109.7) 3.7 (106.5) 5.4 (108.4) 18 年 2.7 (67.5) 1.0 (69.0) 5.5 (65.1) 2.7 (106.7) 1.2 (105.2) 4.2 (103.8) 19 年 2.3 (69.0) 8.9 (75.2) 2.8 (63.3) 0.1 (106.8) 2.8 (108.2) 2.7 (101.0) 20 年 3.8 (71.7) 10.4 (83.0) 1.4 (62.4) 1.3 (108.2) 4.3 (112.9) 1.8 (99.2) 21 年 4.7 (68.3) 5.4 (78.5) 4.2 (59.8) 3.2 (104.7) 3.5 (108.9) 2.8 (96.4) 22 年 6.1 (64.2) 7.1 (73.0) 5.3 (56.6) 4.2 (100.3) 4.5 (104.0) 3.8 (92.7) 23 年 3.8 (61.7) 2.5 (71.1) 4.8 (53.9) 2.7 (97.6) 1.8 (102.1) 3.6 (89.4) 24 年 3.1 (59.8) 1.6 (70.0) 4.3 (51.6) 2.3 (95.4) 1.3 (100.8) 3.3 (86.5) 25 年 2.1 (58.6) 0.5 (69.6) 3.3 (49.9) 1.6 (93.9) 0.6 (100.2) 2.5 (84.3) 26 年 0.5 (58.3) 1.6 (70.8) 2.1 (48.8) 0.6 (93.3) 0.5 (100.7) 1.5 (83.0) 27 年 0.0 (58.3) 1.8 (70.8) 1.4 (48.8) 0.4 (93.3) 0.4 (100.7) 1.1 (83.0) 28 年 0.9 (58.3) 2.9 (72.0) 0.5 (48.2) 0.2 (92.9) 0.5 (101.1) 0.7 (82.1) ピーク比 74.3 78.6 71.7 54.0 61.4 45.3 注 1. ピーク比は地価指数のピーク ( 網掛部分 ) に対する平成 28 年地価指数の下落率 注 2. 三大都市圏は 東京圏 大阪圏 名古屋圏 それぞれ首都圏整備法 近畿圏整備法 中部圏開発整備法 による既成市街地および近郊整備地帯を含む市区町村の区域であり 概ね以下の区域に該当する 東京圏: 東京都 埼玉県 千葉県 神奈川県 茨城県 大阪圏: 大阪府 京都府 兵庫県 奈良県 名古屋圏: 愛知県 三重県 地方圏はこれらの圏域以外の区域 資料 : 国土交通省 18

地方圏の上昇地点をみると 商業地では外国人 観光客の増加を背景とした店舗用地やホテル用地などの需要増加により 大阪府大阪市中央区心斎橋筋 2-8-5 ( 同 +45.1% 全国 1 位 ) などが大きく上昇しています 一方 住宅地では北海道の地点が上昇率上位を占めており 外国人による別荘地需要などからニセコ観光圏に位置する 北海道虻田郡倶知安町字旭 305 番 38 外 ( 同 +19.7%) が全国 1 位となったほか 札幌市中央区大通西 28-2-5 ( 同 +15.9%) など札幌市中心部に位置する地点でも道内他市町村からの人口流入などから高い上昇率となっています なお 地域別の半年毎の地価動向をみると 商業地 住宅地ともほぼ横ばいの動きとなっています ( 参考 ) 半年毎の地価変動率 住宅地 商業地 前半 後半 前半 後半 三大都市圏 0.5 0.4 1.8 1.7 地 方 圏 0.3 0.3 0.3 0.5 注 1. 前年 : 平成 27 年 1 月 1 日 ~ 平成 27 年 6 月 30 日 後半 : 平成 27 年 7 月 1 日 ~ 平成 27 年 12 月 31 日 注 2. 地価公示 (1 月 1 日時点 ) と都道府県地価調査 (7 月 1 日時点 ) との共通調査地点の地価の半年前比増減率の単純平均値 これにより半年ごとの地価動向の把握が可能となる 都道府県別の状況 ( 図表 14) をみると 商業地 では大阪府 東京都 宮城県など16 都道府県が上昇し 住宅地では福島県 宮城県など9 都県が上昇しました 商業地 住宅地とも多くの都道府県では下落が続いているものの 下落幅は縮小しています また 被災 3 県の状況をみると 地価の上昇率は宮城県では商業地が3 位 ( 前年 2 位 ) 住宅地が 2 位 ( 同 2 位 ) 福島県では商業地が11 位 ( 同 7 位 ) 住宅地が1 位 ( 同 1 位 ) 岩手県では 商 図表 14 平成 28 年公示地価の都道府県別 変動率 順位 商 業 地 住 宅 地 1 大阪府 4.2 福島県 2.9 2 東京都 4.1 宮城県 1.9 3 宮城県 3.2 沖縄県 1.7 4 京都府 3.2 東京都 1.6 5 愛知県 2.7 愛知県 0.8 6 沖縄県 2.0 福岡県 0.5 7 石川県 1.6 千葉県 0.2 8 神奈川県 1.4 神奈川県 0.1 9 北海道 1.2 熊本県 0.1 10 福岡県 1.1 埼玉県 0.0 11 福島県 0.9 大阪府 0.0 12 千葉県 0.9 京都府 0.1 13 広島県 0.8 富山県 0.2 14 埼玉県 0.7 兵庫県 0.3 15 兵庫県 0.5 奈良県 0.3 16 滋賀県 0.2 広島県 0.3 17 奈良県 0.0 岩手県 0.4 18 富山県 0.1 北海道 0.5 19 熊本県 0.2 滋賀県 0.5 20 岡山県 0.3 石川県 0.7 21 長崎県 0.6 大分県 0.7 22 静岡県 0.7 山形県 0.8 23 大分県 0.8 岐阜県 0.9 24 岐阜県 0.9 静岡県 0.9 25 群馬県 1.2 岡山県 0.9 26 徳島県 1.2 宮崎県 0.9 27 栃木県 1.3 群馬県 1.0 28 和歌山県 1.3 徳島県 1.0 29 三重県 1.5 長崎県 1.1 30 香川県 1.5 茨城県 1.2 31 山形県 1.6 栃木県 1.2 32 茨城県 1.6 長野県 1.3 33 岩手県 1.7 山口県 1.3 34 福井県 1.7 高知県 1.3 35 山梨県 1.8 香川県 1.4 36 山口県 1.8 新潟県 1.6 37 高知県 1.8 島根県 1.6 38 長野県 1.9 福井県 1.7 39 愛媛県 2.1 三重県 1.7 40 宮崎県 2.1 佐賀県 1.8 41 青森県 2.3 青森県 1.9 42 鳥取県 2.4 愛媛県 1.9 43 佐賀県 2.4 山梨県 2.0 44 新潟県 2.5 和歌山県 2.0 45 島根県 2.6 鳥取県 2.0 46 鹿児島県 2.7 鹿児島県 2.3 47 秋田県 4.2 秋田県 3.5 資料 : 国土交通省 業地が33 位 ( 同 30 位 ) 住宅地が17 位 ( 同 15 位 ) となっています 3 県のうち 宮城県と福島県は全国でも上昇率が上位となっており これは被災者の住宅や事業所の移転需要などが地価の押上げ要因となっているものと考えられます 19