給与上手くん α(version:8.001) の変更点 平成 29 年分年末調整改正内容 Ⅰ. 平成 29 年分年末調整の計算に関する改正 1) 給与所得控除額の上限の変更 平成 26 年度の改正事項で 給与所得控除額の上限額が平成 29 年分の所得税については 220 万円に引き下げられました

Similar documents
変更の場合 1. 年度 スタッフ NO 入力もしくは年末調整検索 ([ ] ボタン ) を行い 対象の年末調整データを表示します 2. 年末調整の明細情報を変更します 3. 登録 (F2) ボタンを押下して 年末調整データを登録します 削除の場合 1. 年度 スタッフ NO 入力もしくは年末調整検索

年末調整システム変更点 Q&A 集 平成 30 年版 株式会社シー シー ユー 1 年末調整システム変更点 Q&A 集

申告者と配偶者の合計所得金額の入力フォーム 申告者 ( 給与の支払いを受ける人 ) の事業所得 雑所得 配当所得 不動産所得 その他の所得の収入金額と必要経費を入力して合計所得金額を計算します 申告者の合計所得金額が 900 万円を超えると 配偶者控除または配偶者特別控除の控除額が変動します 申告者

Microsoft Word - 給与幕僚Ⅲ 平成30年配偶者控除改正に伴う事前準備のご案内

<4D F736F F D20947A8BF48ED28D548F9C A8BF48ED293C195CA8D548F9C82CC8CA992BC82B582C98AD682B782E >

平成30年度年末調整プログラム手順・簡易操作説明書

給与上手くん α バージョンアップ情報 Vers 平成 27 年 10 月 17 日日本 ICS 株式会社 マイナンバー対応プログラムインスト - ル後 同一パソコンで 1 回のみマスターキーバックアップを 行ってください 1 共通処理 db 導入 設定 バックアップ リストアを選択し

変更履歴 版数 内容 変更頁 変更日 1.00 新規作成 - H

Microsoft Word - ⟖⟖⟖⟖平拒ï¼fi2年勃給且æfl¯æ›Łå€±å‚−æł¸ã†®è¨Ÿè¼›ã†®ã†Šã†‰ã†�.docx

VBA PRO 給与計算 年末調整 システムの年末調整用データの入力 給与所得に対する源泉徴収簿の入力用ユーザーフォーム 年末調整用の所得税源泉徴収簿のフォームでデータを給与と賞与のデータを編集できます 給与明細書の源泉徴収簿フォーム 給与明細の計算 タブの 1 月 から 12 月 のボタンから給与

目次 1. 平成 30 年改正対応 ( 平成 31 年 1 月リリース予定 ) (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 画面イメージ (4) 帳票イメージ 1-2. 電子申告 (1) 様式変更 (2) メッセージボックスセキュリティ強化 (3) 納付手続き手順の変更 2. 注意事項 1

ケース 1: 死亡日より後に給与 ( 賞与 ) の支給がない場合 1 年末調整をする [ 年末調整 ]-[ 年末調整処理 ]-[ 年末調整処理 ] メニューを選択します [ 年末調整処理 条件設定 ] 画面で 以下を選択して [OK] ボタンをクリックします 年末調整方法 : 単独年調処理方法 :

Microsoft Word - K1_ docx

インストラクター更新テキスト<給与>_19

はしがき 配偶者控除 と 配偶者特別控除 は 昭和 36 年と昭和 62 年の税制改正で導入された歴史ある制度です ここ数年 配偶者控除の改正について様々な議論が行われてきましたが 平成 29 年度税制改正において 就業調整を意識しなくて済む仕組みを構築する観点から配偶者控除と配偶者特別控除の見直し

スライド 1

注意 Excel で追加可能なシート数を超えてデータを作成しようとするとエラーが発生し ます プレビュー実行時に以下のエラーメッセージが表示された場合は 出力条 件を絞り 複数回に分けて処理を実行してください メッセージ :Worksheet クラスの Copy メソッドが失敗しました 最大シート数

年末調整バージョンアップ後の仕様変更のご案内 平成 30 年 12 月 20 日更新 11/27 対応の年末調整バージョンアップにつきまして 今後仕様変更が行われます 仕様変更の内容 対応時期につきましては以下の一覧をご確認いただき 対応まで暫くお待ちいただくようにお願いいたします ご利用のお客様に

年調・法定調書の達人fromPCA給与 運用ガイド

システムインフォメーション

弥生18シリーズ インストラクター更新用テキスト(給与)

Microsoft Word -

東日本大震災により被害を受けた方の入力編

目次 はじめに 申告の流れ 扶養控除申告 年末調整申告書の情報入力 台紙の印刷 1

マイナンバーの 再設定 処理忘れ防止 マイナンバー再設定 の自動化に対応 顧問先データの取込処理やバックアップデータの戻し等をおこなった場合に マイナンバーの再設定をおこなう必要があることを システム起動時の メッセージ でお知らせしていましたが e-pap 払調書 年末調整システム メニュー起動時

年末調整の流れ 事前準備 確認 P3~5 CASHRADAR PBS で 給与計算を行っている場合 CASHRADAR PBS で 給与計算を行っていない場合 会社設定 明細書パターンの確認 ( 過不足精算項目 ) 社員設定 社員の基本情報を登録 本年度最終給与 ( 賞与 ) データの入力 源泉徴収

アップデート内容 1. 年末調整事前チェックリストの改善 1) 事前賃金データチェックリスト に 年所得一覧表 の印刷が追加されました 賃金管理データにある本年度の給与 賞与の支給額の表示とその合計額と合計所得額の印刷ができます 昨年の実績や本年の平均額を指定して見込額を試算することも可能です 一覧



東日本大震災により被害を受けた方の入力編

目次 1. 年末調整とは 2. 平成 30 年分の留意点 3. 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書の書き方 4. 給与所得者の配偶者控除等申告書の書き方 5. 給与所得者の保険料控除申告書の書き方 2


_00

給与上手くん αproⅡ バージョンアップ情報 Vers 平成 28 年 11 月 22 日日本 ICS 株式会社 給与処理 α/ 給与 賞与 Version 当プログラムは マイクロソフト社のサポート対応終了に伴い Windows XP 搭載機へのインストールは不可となっ

<4D F736F F D208B8B975E8E7895A595F18D908F9192F18F6F8FE382CC928D88D38E968D80>

VBA 給与計算 年末調整 の年度更新処理とデータの移行について VBA 給与計算 年末調整 の年度更新処理は 開始 メニューの 前年データ読込 ボタンで前年分のファイルから直接データの移行ができます 前年分と本年分のシステムファイルが同じフォルダにないと この処理は実行できません この処理前に フ

スライド 1

年末調整の流れ 事前準備 確認 P3~5 CASHRADAR PBS で 給与計算を行っている場合 CASHRADAR PBS で 給与計算を行っていない場合 会社設定 明細書パターンの確認 ( 過不足精算項目 ) 社員設定 社員の基本情報を登録 本年度最終給与 ( 賞与 ) データの入力 源泉徴収

年末調整FAQ

アップデート 4.96 のご案内 拝啓時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 社労法務システム を御愛顧いただきまして誠に ありがとうございます さて このたび下記の内容のソフト アップデートを行いましたので ご確認下さい 敬具 記 アップデート 4.96 < 概要 > 本年度の年末調整に

住所マスター バージョンアップ変更点概要 日本郵便 ( 株 ) 郵便番号変更案内 ( 平成 26 年 10 月更新分 ) に対応しました 2

目次 源泉徴収票出力機能概要 03 給与所得の源泉徴収票を印刷する ( 手入力 ) 04 CSVを取り込み 源泉徴収票を一括出力する 07 源泉徴収票 CSV 取込印刷ファイルレイアウト 10 改訂履歴 14 商工会議所データバックアップセンター 2

電子申告研修会(年末調整編)

アップデートに伴う注意点 この内容は 過去のリビジョン (Rev) からアップデートされるお客様に関係します アップデート前に必ずご確認ください 今回のリビジョンには これまでのリビジョンで提供された機能も含まれています その中には大きな変更を伴うものもあり いくつかの注意点がございます 下表にその

≪第1章 はじめに≫

年末調整システム 御紹介

06-年調_06-年調

1 給与 賞与で入力していない金額がある場合の入力方法 ここを 入力するメニューするメニューが変わります チェック! 給与奉行 21 シリーズ [ 年末調整 ]-[ 年末調整処理 ]-[ 年末調整処理 ] メニューの 累計調整項目 で 入力していました 給与奉行 i 8/i シリーズ [ 年末調整

<4D F736F F F696E74202D20836C B4C92A0837D836A B81698FA48D4889EF A56365F368DB795AA2E B8CDD8AB B83685D>

Ⅰ 年の中途で行う年末調整の対象となる人 年末調整は 原則として給与の支払者に 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( 以下 扶養控除等申告書 といいます ) を提出している人について その年最後に給与の支払をする時に行うことになっていますので 通常は12 月に行うこととなりますが 次に掲

システムのご利用と注意事項について システムのご利用について このシステムは データ入力用のユーザーフォームと表示と印刷用のエクセルのワークシートにより構成されています このシステムの利用には Microsoft 社の Excel 2013/2010 が必要になります このシステムは Excel の

項目説明 抽出条件タブ抽出条件タブ就業年月日賃金支給日コメント1~2 支払部門スタッフ NO 請求先 NO 請求締グループ賃金締グループ [ 就業期間 ] を範囲指定します 対象となる [ 就業年月日 ] のうち 賃金計算されていない勤怠データが対象条件となります 賃金の支給日を指定します コメント

給与支払報告書 源泉徴収票統一 CSV レイアウト 自動補正 入力文字 eltax etax 33 障害者の数 特別障害者 障害者の数を特別障害者とその他の障害者の区分に応じ 書面によ 2 当該項目に10 以上の値を記録した 障害者の数 特別障害 る場合の記載に準じて記録する 者 障害者の数 上の

アップデートに伴う注意点 この内容は 過去のリビジョン (Rev) からアップデートされるお客様に関係します アップデート前に必ずご確認ください 今回のリビジョンには これまでのリビジョンで提供された機能も含まれています その中には大きな変更を伴うものもあり いくつかの注意点がございます 下表にその

1 基本項目 ⑴ 所轄税務署長給与の支払者の所在地 ( 住所 ) の所轄税務署名を入力します 所轄税務署が不明な場合 国税庁ホームページ にある 税務署を検索 で郵便番号等による検索ができますので 参照してください ⑵ 給与の支払者の法人番号この欄には 申告書を受理した給


平成 31 年分からの新元号への対応について 平成 31 年は 4 月 30 日までで 5 月 1 日から新元号となり この新元号は 4 月 1 日に公表される予定になっています この給与計算 年末調整システムは 平成 31 年 1 月からの給与計算に対応するため平成 30 年 12 月に公開します

< D836A B8C9A83545F E A957A A2E786C73>

データレイアウト 1. 扶養控除等申告書情報データ (1/6) 1 会社コード 8 お客様コード ( 個人利用の場合は未設定 ) 2 年度 4 指定不可 3 個人コード 15 ログイン時のユーザIDになります 4 所属コード 8 所属マスタに登録されているコード ( 未設定可 ) 5 申請区分 1

はじめにこのたびは フリーウェイ給与計算 をご利用いただき 誠にありがとうございます! 本ガイドは フリーウェイ給与計算 を初めて利用する方のために 操作 利用方法につい て わかりやすく説明しています 画面上に本ガイドを表示した状態で操作していただくと 導入がよりスムーズになります もっと詳しく知

平成 29 年版の kyuyo29.xlsb を起動して 前年分データ読込 を実行するとメッセージが出ます 2 つのファイルが同じフォルダにあると平成 27 年版の kyuyo27.xlsb を自動的に認識して メッセージからデータの移行処理が開始されます データ移行についてのご注意 VBA 源泉徴

給与支払報告書 ( 総務省通知形式 CSV) レコード作成要領 No. CSV 項目名称データの意味

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

住宅借入金等特別控除の入力編

年末調整の流れと操作_CS4.indd

スライド 1

機能アップガイド Ver.3.0

11 控除対象配偶者 問 平成 29 年度税制改正により 控除対象配偶者の規定が変更になったと聞きましたが どのように変更されたのでしょうか 配偶者控除と給与所得者本人の合計所得金額の関係 問 平成 30 年分以後の配偶者控除について 給与所得者本人の合計所得金額が 1,000 万円

目次 帳票出力 1. 源泉徴収簿 2. 給与支払報告書 源泉徴収票 )1 人 4 枚ずつ印刷 3. 給与支払報告書 源泉徴収票 )1 人 2 枚ずつ印刷 4. 給与支払報告書 源泉徴収票 )1 人 1 枚ずつ印刷 5. 年末調整一覧表 6. 年末調整明細表 7. 還付金明細表 8. 過不足税額一覧表

Working Paper 会計を使ってみよう

目次 1. 平成 29 年改正対応 ( 2018 年 1 月リリース予定 ) (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 医療費控除の対応について (4) 画面イメージ (5) 帳票イメージ 1-2. 電子申告 (1) 画面イメージ (2) 帳票イメージ 2. 機能改良 (2018 年 1 月リリー

平成 30 年度 ( 平成 29 年分 ) 給与支払報告書 ( 個人別明細書 ) の記載方法及び注意事項 1 支払を受ける者の住所 給与の支払を受ける者 ( 以下, 受給者といいます ) の平成 30 年 1 月 1 日現在の住所を記載してください なお, 平成 29 年中に退職された受給者について

平成 30 年分給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( マル扶 ) の手引き 平成 29 年末に記載する際は 平成 30 年 1 月 1 日時点の情報を書きましょう 平成 30 年の年末調整にて再度記入する際は 平成 30 年 12 月 31 日時点の情報に書き換えます X A 9/19

< D836A B8C9A A957A A2E786C73>

平成 31 年度 ( 平成 30 年分 ) 給与支払報告書 ( 個人別明細書 ) の記載例 京都 株式会社の課長で, 平成 31 年 1 月 1 日現在において京都市中京区に住所がある 御池太郎さんの個人別明細書の記載例です 給与 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町 番地 オイケ

システムインフォメーション

本ソフトの仕様書 (2008/01/08) 本ソフトをお使い頂き ありがとうございます 本ソフトはパソコン単体で使用するものであって データをインターネット上に送って計算させるものではありません その為に個人情報の漏洩は防がれます インターネットの回線を遮断しても本ソフトは稼動致します 本ソフトはフ

1. 出力詳細設定画面に 個人番号を出力する 項目が表示されない場合 個人番号を出力する 項目は 平成 28 年以降の処理年度で表示されます ファイル - データ領域の選択 を起動し 処理年度をご確認ください

「ろうむinOne Q&Aマニュアル(仮)」

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

給料らくだプロ8.5 年末調整サポートガイド(平成29年版)

CONTENTS 目 次 序章改正内容とプログラムの変更箇所 4 平成 24 年分年末調整の改正内容 4 平成 25 年分源泉徴収税額表の改正 11 奉行 i メニュー 年末調整処理サポートサイト のご紹介 12 第 1 章 年末調整作業の流れ 13 年末調整方法と処理の流れ 13 給与年調の場合

1. このマニュアルについて < はじめに > JA 長野県らくらくWeb 農業簿記システム ( 以下 らくらくWeb 簿記 ) は 専従者および雇人の源泉徴収簿 源泉徴収票を作成する機能が盛り込まれています このマニュアルはらくらくWeb 簿記における専従者や雇人に支払う給与 および源泉徴収関係の

年調・法定調書の達人from弥生給与 運用ガイド

制度改正 ( 昨年と比べて変わった点 ) への対応 年実施のメンテナンスで対応済み- 復興特別所得税 従来の計算式で算出される所得税 (= 年調所得税額 ) に 復興特別所得税率 102.1% を乗じて 年調年税額 を算出することになります この改正に対するシステム変更メンテナンスは 昨

給与上手 α(version:9.001) の変更点 平成 30 年分年末調整改正内容 改良内容 Ⅰ. 平成 30 年分年末調整改正 配偶者控除 及び 配偶者特別控除 の取扱いが変更されました 1) 配偶者控除及び配偶者特別控除の控除額の改正 配偶者控除の適 は 合計所得 額が 1000 万円を超え

MR通信H22年1月号

CONTENTS 目 次 序章改正内容とプログラムの変更箇所 4 改正内容 4 改正以外の年末調整関連のプログラム変更箇所 5 奉行 iメニュー 年末調整処理サポートサイト のご紹介 6 第 1 章 年末調整方法と作業の流れ 8 年末調整方法について 8 年末調整方法ごとの作業の流れ 10 第 2

アップデートに伴う注意点 この内容は 過去のリビジョン (Rev) からアップデートされるお客様に関係します アップデート前に必ずご確認ください 今回のリビジョンには これまでのリビジョンで提供された機能も含まれています その中には大きな変更を伴うものもあり いくつかの注意点がございます 下表にその

目次 第 1 部はじめに 作業の流れ P.3 第 2 部前準備 1 当サービスで提出する申告書を確認する P.4 2 必要な書類を用意する P.5 第 3 部申告書の提出 3 当サービスにログインする P.6 4 提出する申告書を選択する P.7 5 申告書データを登録する P.8 給与所得者の扶養

Q. 市販税務ソフトを使用する場合にも統一入力様式の統一 CSV レイアウトを用いる必要がありますか A. 市販税務ソフトの仕様によりますので ご使用の市販税務ソフトの問合せ窓口へお問い合わせください PCdesk での申告データ作成 Q. 電子的提出の一元化を利用せず 引き続き PCdesk を利

<4D F736F F D20944E969692B290AE837D836A B2E646F6378>

セットアップ手順書

所得税算出の流れ Q&A 通信の所得税の流れを詳しく教えてください 改めて以下の図版を見てください は収入から引かれる金額です 引かれる金 額の算出の計算方法をこれから解説します 1 支払金額 ( 給料 賞与 ) 2 給与所得控除後の金額 A 給与所得 所得税算出の流れ B 課税所得 D 所得税 E

土地建物等の譲渡(マイホームの売却による譲渡損)編

「2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちでない方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

給料らくだプロ8 年末調整サポートガイド(平成28年版)

株式等の譲渡(上場株式の譲渡損失の繰越し)編

株式等の譲渡(特定口座(源泉徴収なし)と一般口座)編

「1 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちの方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

Transcription:

給与上手くん α バージョンアップ情報 Vers-17.007 給与上手くん α/ 給与 賞与 VERSION:8.001 平成 29 年 11 月 13 日日本 ICS 株式会社 当プログラムは マイクロソフト社のサポート対応終了に伴い Windows XP Vista 搭載機へのインストールは不可となっています 平成 29 年分年末調整の計算に関する改正 給与所得控除額の上限の変更に伴う対応 平成 29 年分の算出所得税の速算表に対応 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算に対応 平成 30 年 1 月以降分月額表を適用する給与等に対する税額の電算機計算の特例について 電算機計算の特例 ( 甲欄 乙欄 ) に関しては 平成 29 年分と変更ありません 平成 30 年 1 月以降分賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表 平成 29 年分と変更はありません 扶養親族等の対象が 源泉控除対象配偶者及び控除対象扶養親族 に変更されました 確認帳票 / 扶養情報リスト 新規対応 社員登録 / 扶養情報 1タブに登録した内容をリスト形式で出力します 通信 移動 / 給与マスターコピー USB 等メディアを介してコピーをする場合 個人番号情報 を含めて移動できるように対応しました ( 会社 社員 扶養情報 合計表 支払調書の支払を受ける者の各個人番号情報等 ) 個人番号アクセス可能権限のあるユーザー のみ当処理が行えます 当プログラムをインストール後 入力等の画面を開くと マスターバージョンアップ が行われます マスターバージョンアップ処理後のマスターは 従来バージョンのプログラム (VERSION:7.401 以前 ) とのデータの移動はできません 他の ICS システムとマスターのやり取りを行われる場合は 他の ICS システム側もバージョンアップが必要です 平成 29 年分 給与支払報告書 ( 総括表 ) 対応プログラムは 12 月初旬にご提供予定です 詳細は 次ページからの 給与上手くん α(version:8.001) の変更点 を参照してください 1

給与上手くん α(version:8.001) の変更点 平成 29 年分年末調整改正内容 Ⅰ. 平成 29 年分年末調整の計算に関する改正 1) 給与所得控除額の上限の変更 平成 26 年度の改正事項で 給与所得控除額の上限額が平成 29 年分の所得税については 220 万円に引き下げられました «参考 URL» https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm «参考資料» 平成 29 年分年末調整のしかた P.80 給与所得控除後の給与等の金額の計算 2) 平成 29 年分の算出所得税の速算表に対応 課税給与所得金額の限度額が 1,732 万円 1,742 万円に変更されました 課税給与所得金額が 1,742 万円を超える場合は年末調整の対象になりません «参考資料» 平成 29 年分年末調整のしかた P.91 平成 29 年分の年末調整のための算出所得税額の速算表 3)( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算に対応 平成 29 年分の年末調整において 適用される控除率 控除限度額に対応しました 1. 平成 28 年 1 月 1 日 ~ 平成 28 年 12 月 31 日迄に住宅を居住の用に供した場合 ( 区分 = 住 認 ) 一般 ( 本則 ) 1.0%( 最大 :20 万円 ) 特定 1.0%( 最大 :40 万円 ) 認定 ( 本則 ) 1.0%( 最大 :30 万円 ) 特定 1.0%( 最大 :50 万円 ) 2. その他の平成 29 年において ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額 に関する変更箇所に対応しました 平成 19 年に居住の用に供したケース ( 平成 19 年 1 月 1 日 ~ 平成 19 年 12 月 31 日まで ) 一般 ( 本則 ) 平成 19 年に取得したケースは控除期間が 10 年の為に対象外となります ( 区分 = 住 ) 特例 11 年目となり 0.6%( 最大 :15 万円 ) 0.4%( 最大 :10 万円 ) に変更になります ( 区分 = 住 ( 特 )) 住宅の再取得に係る住宅借入金等特別控除の控除額の特例 ( 平成 28 年 1 月 1 日 ~ 平成 28 年 12 月 31 日まで )( 区分 = 震 ) 1.2%( 最大 :60 万円 ) を追加します «参考 URL» https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1213.htm 2

Ⅱ. 各種申告書等の様式に関して ProⅡ のみ 1) 平成 30 年分給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 の新様式に対応 平成 29 年度税制改正により 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直しが行われ 配偶者控除及び配偶者特別控除の控除額等の改正が行われました それに伴い当申告書も変更されています 平成 30 年分従たる給与についての扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 においても同様の変更があります 1. 主たる給与から控除を受ける / A. 控除対象配偶者 A. 源泉控除対象配偶者 に変更されました 配偶者が下記に該当しない場合 記載する必要はありません ( ) 源泉控除対象配偶者 とは 所得者の平成 30 年中の所得の 積額が 900 万円以下 かつ 生計を一にする 配偶者で平成 30 年中の所得の 積額が 85 万円以下の配偶者 2. 主たる給与から控除を受ける /C. 障害者 寡婦 寡夫又は勤労学生 / 控除対象配偶者 同一生計配偶者 に変更されました ( ) 同一生計配偶者で障害者に該当する場合には 該当欄にチェックを付けてください 同一生計配偶者 とは 生計を一にする配偶者で 平成 30 年中の所得の 積額が 38 万円以下の配偶者 3. その他 控除対象扶養親族の行数が 5 名 4 名に変更 チェックボックス欄 項目の並び順等の変更があります «記載上の注意» 源泉控除対象配偶者ではないが 同一生計配偶者で障害者に該当する場合 氏名 個人番号 その該当する事実については 左記の内容 欄に記載します 2) 平成 29 年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者特別控除申告書 平成 29 年分の申告書の変更箇所は下記の 1 ケ所です 氏名欄においてフリガナと氏名を分ける罫線が追加されました 3) 平成 29 年分給与所得 退職所得に対する源泉徴収簿 平成 28 年分の様式と変更はありません 3

4) 平成 29 年分給与所得の源泉徴収票 平成 29 年分の様式の変更はありません 高松国税局 の様式のみ 1 ケ所変更がありましたので 高松国税局 のみ変更します ドットプリンタ出力において 控除対象扶養親族欄の個人番号欄に枠線が作成されましたので出力印字位置を変更します Ⅲ. 平成 30 年以降の配偶者控除及び配偶者特別控除の取扱いについて 1) 扶養親族等の数の算定方法の変更 平成 30 年分の給与等を支払う際に源泉徴収する税額は 給与所得の源泉徴収税額表 によって求めますが 計算に当たって扶養親族等の数を算定する必要があります 扶養親族等の数の算定に当たり 配偶者が源泉控除対象配偶者に該当する場合には 扶養親族等の数に 1 人を加えて計算することとされました また 同一生計配偶者が障害者に該当する場合には 扶養親族等の数に 1 人を加えて計算することとされました 給与所得の源泉徴収税額表 ( 平成 30 年分 ) は平成 29 年 1 月以降との 税額 の改正はありません 点線 源泉控除対象配偶者赤点線 同一生計配偶者緑点線 控除対象配偶者 源泉控除対象配偶者 給与所得者の合計所得 額が 900 万円以下 且つ 生計を一にする 配偶者で合計所得 額が 85 万円以下の配偶者 同一生計配偶者 控除対象配偶者 所得者と生計を一にする配偶者で合計所得 額が 38 万円以下の配偶者 給与所得者の合計所得 額が 1000 万円以下 且つ 生計を一にする配 偶者で合計所得 額が 38 万円以下の配偶者 Ⅳ. 平成 30 年 1 以降分の電算機計算の特例及び 賞与に対する源泉徴収税額の算出率について 1) 平成 30 年 1 月以降分月額表を適用する給与等に対する税額の電算機計算の特例について 電算機計算の特例 ( 甲欄 乙欄 ) に関しては 平成 29 年分と変更ありません 2) 平成 30 年 1 月以降分賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表 平成 29 年分と変更はありません 扶養親族等の対象が 源泉控除対象配偶者及び控除対象扶養親族 に変更されました 4

平成 29 年分改正に関する改良 Ⅰ. 平成 29 年分年末調整改正対応 当プログラムをインストール後 入力画面等を開くと下記を表示します 内容を確認の上 処理を進めてください マスターバージョンアップ が行われます 平成 29 年度マスターのみ左記のメッセージが表示されます 平成 28 年以前のマスターはバージョンアップのみ 1) 平成 30 年分給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 の新様式に対応 平成 30 年分給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 の新様式に対応しました 源泉控除対象配偶者 欄等の出力の有無に関しては 出力時に平成 30 年分の改正内容で判定を行い出力します ( 本人の所得見積額が 900 万円以下 配偶者の所得見積額が 85 万円以下の場合記載する ) 扶養情報の入力画面上の配扶養区分の判定 表示は平成 29 年分の内容です マスターが平成 30 年分になると 入力画面上の配扶養区分の判定 表示も平成 30 年分の改正内容に準じて変更します 平成 29 年マスター において 平成 30 年分の当申告書を作成する場合は注意してください 平成 30 年分の申告書を入力する場合 社員登録 / 扶養情報 1 タブの 申告書情報と連動する = チェックを外してから入力を行ってください ( 平成 29 年分の年調計算に反映されるので外す ) 源泉控除対象配偶者の判定に関して 1 本人の所得見積額 1) 年調時 a. 会社 社員共に年調するケース 本人の所得見積額 は 保険等申告書入力タブ / 配偶者特別控除タブ / 所得見積額 ( 実額編集した場合編集後 ) により判定します ( 当欄は 給与所得控除後の金額より連動します ) 平成 29 年分マスター の場合 所得者の 積額が 900 万円超でも 扶養情報 1 タブの配扶養区分は 一般 ( 又は 人 ) で表 しますが源泉控除対象配偶者欄に出 しません 出 オプションによって出 可能 b. 会社は年調する 社員は 年末調整しない のケース 本人の所得見積額 は 保険等申告書入力タブ / 配偶者特別控除タブ / 所得見積額により判定しますが 年調しない為 給与所得控除後の金額が自動計算されず 給与所得控除後の金額が 所得見積額 に連動されません よって 所得見積額は 空欄となり 900 万円以下と判定します ) 配偶者の所得見積額のみで判定され 85 万円以下であれば源泉控除対象配偶者として出力します c. 保険料等申告書を作成しないケース ( 会社登録で 保険等申告書を作成しない を選択 ) 保険等申告書タブ ( 当欄 ) が無いため 控除入力タブ / 給与所得控除後の金額 配偶者所得見積額により判定を行います 5

2) 年調時以外 本人の所得の見積額 は 扶養情報 1 タブ / 本人の所得見積額 配偶者の所得見積額により判定します 年調計算が行われていない為 保険等申告書入力タブ / 配偶者特別控除タブ / 所得見積額欄が空欄となります 2 配偶者の所得見積額扶養情報 1 タブ / 配偶者の所得見積額より判定を行います 平成 29 年分マスター の場合 配偶者の合計所得額が 38 万円超 85 万円以下でも 区分表 は 対象外 ですが源泉控除対象配偶者欄には出 します 2) その他 1. 平成 29 年分年末調整の計算に関する改正 2. 各種申告書等の様式変更に関して 3. 扶養親族等の数の算定方法の変更 4. 平成 30 年 1 月以降分の電算機計算の特例及び 賞与に対する源泉徴収税額の算出率について Ⅱ. 平成 30 年分マスター へ更新 翌月更新 ( 翌年更新 ) 処理にて 平成 30 年分へマスターを翌年更新を行った場合 下記のメッセージを表示し 12 の処理を行います 1 平成 29 年分の所得見積額 ( 保険等申告書入力 / 配偶者特別控除タブ 所得見積額 ) を社員登録の扶養情報 1 タブの 本人の所得見積額 にセットします ( 実額値 ( グリーン ) もそのままセットします ) 2 平成 29 年分の所得見積額 ( 保険等申告書入力 / 配偶者特別控除タブ 所得見積額 ) が 900 万円以下で配偶者の合計所得が 85 万円以下の場合 翌年更新後 配偶者 ( 源泉控除対象配偶者 ) の配扶養区分に 一般 ( 又は老人 ) をセットさせます それ以外は 対象外 をセットします 年末調整しない社員 の場合 所得見積額はセットされません 配偶者所得の見積額が 85 万円以下の場合 配偶者 ( 源泉控除対象配偶者 ) の配扶養区分に 一般 ( 又は老人 ) をセットします 本人の収入額が 2000 万円超の理由で 年調しない 社員の場合等 所得見積額がセットされず 翌年更新後 配偶者 ( 源泉控除対象配偶者 ) の配扶養区分が 一般 ( 又は老人 ) になります 更新後 本人の見積額を確認の上 扶養情報 1 タブにて登録を行ってください 6

1) 社員登録 / 扶養情報 1 タブの配偶者に関して 平成 30 年分マスターからは 平成 30 年分以降の改正内容に従い配扶養区分の判定を行います 源泉控除対象配偶者の判定に関して 配偶者 ( 源泉控除対象配偶者 ) の配扶養区分の判定は 下記の扶養情報 1 タブの 本人の所得見積額 配偶者の所得見積額 によって行われ該当区分を表示します 年調計算が行われていない為 保険等申告書入力タブ / 配偶者特別控除タブ / 所得見積額欄は空欄になります 金額の連動はされません 配偶者の所得見積額は 申告書情報と連動する = チェックがある場合 保険等申告書入力 / 配偶者特別控除タブで入力を行ってください 同一生計配偶者で障害者の場合 同一生計配偶者 とは 生計を一にする配偶者で 平成 30 年中の所得の 積額が 38 万円以下の配偶者 配偶者の所得見積額が 38 万円以下の場合 配扶養区分に関係なく障害者区分を選択する事ができます 扶養親族等の数の算定方法 ( 同一生計配偶者 ) と 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 の障害者の 同一生計配偶者 欄の出力に対応しています 参考 源泉控除対象配偶者ではないが 同一生計配偶者の障害者 のケース ( 本人の所得見積額が 900 万円超 配偶者の所得見積額が 38 万円以下の場合 ) 上記ケースの場合 配扶養区分は 対象外 を選択し該当する障害者区分を選択してください 又 扶養情報 2 タブ / 左記の内容欄に氏名 個人番号等を入力してください 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 の源泉控除対象配偶者欄は記載せず C 障害者 寡夫 寡夫又は勤労学生の同一生計配偶者欄に記載します 又 配偶者の氏名と個人番号は 左記の内容 欄に入力してください 改良内容 Ⅰ. 登録 導入 / 新規会社登録 修正 削除 1) 会社 社員情報リスト 1 個人番号チェックリスト において 配偶者及び扶養者が 控除対象外 の場合 区分欄に 〇〇 ( 外 ) と表示するように対応しました 氏名のみ登録され配扶養区分が空欄の場合も 〇〇外 と表示します 7

2) 社員登録 1 本人情報タブ 本人区分の 災害者 にチェックを付けた場合に 年末調整区分を 年調しない に変更するように対応しました 下記の注意メッセージを表示します チェックを外した場合 年調する に変更します 元々 退職者等で 年調しない にしている場合でもチェックを外すと 年調する に変更します 本人区分の 災害者 と 死亡退職 を同時に選択できないように対応しました 2 扶養情報 1 タブ 扶養親族が 年少 に該当する場合でも 控除対象外 に設定できるよう対応しました 配扶養区分で 空欄 を選択してください 申告書情報と連動する = チェック を外した場合に下記の注意メッセージを表示するように対応しました 年調する / しないに関係なく表示します 3 税金タブ 税額表区分を 乙欄 甲欄 に変更した場合 本人情報タブの年末調整区分を 年調する に変更するように対応しました 下記の注意メッセージを表示します 災害者等は 年調しない 設定なので 甲欄に変更しても 年調する には変更されません ( 左記の赤枠内の表示もされません ) 4 前職タブ 前職 1 を摘要項目 電子申告タブの前職項目 ( 前職名称等 ) に自動転記を行えるように対応しました 全社員共通の設定になります 前職タブの下段に下記の項目を作成しました チェックを付けると年末調整タブの 摘要 ( 前職転記 F5) 電子申告タブの前職項目 へ自動転記され該当欄は変更不可状態になります 年末調整タブ ( 摘要 ( 前職転記 F5) 電子申告タブ 8

Ⅱ. 登録 導入 / 翌年更新 ( 翌 更新 ) 1 寡夫 で扶養親族がいない場合 翌年更新を行うと 寡夫 のチェックを外すように対応しました 2 単独年調 年調切替で 12 月給与 賞与追加 単独年調と処理をした場合に 単独年調として作成された扶養情報等が削除されるので 賞与更新時に注意メッセージを表示するように対応しました 単独年調 12 月給与 再度 単独年調に切り替えた場合はデータは削除されません Ⅲ. 給与 賞与 / 給与 賞与 1) 給与 賞与入力 1 登録更新 個人番号登録 画面において 配偶者及び扶養者が 控除対象外 の場合 区分欄に 〇〇 ( 外 ) と表示するように対応しました 氏名のみ登録され配扶養区分が空欄の場合も 〇〇外 と表示します 2 社員ツリー表示を全展開 全閉できるように対応しました 明細書入力 ユーザー項目入力 源泉徴収票 画面等の左側のツリーの欄外に 全開閉 ボタンを作成しました ツリーが階層表示になっている場合のみ有効となります Ⅳ. 給与 賞与 / 出 処理 1) 納付帳票 / 所得税徴収高計算書 ( 納付書 ) 1 前回まで繰り越されてきた超過税額がある状態で年調月を連続して抽出した場合 注意メッセージを表示するようにしました Ⅴ. 年末調整 / 出 処理 ( 年調関係 ) ProⅡ のみ 1) 納付帳票 / 所得税徴収高計算書 ( 納付書 ) 1 前回まで繰り越されてきた超過税額がある状態で年調月を連続して抽出した場合 注意メッセージを表示するようにしました 2) 年末調整帳票 / 源泉徴収票 1 前職がある場合に摘要欄に記載する前職の内容を 1 行目に前職住所 前職会社 退職年月日を 2 行目に支給 税額 社保の金額を出力するように上下の出力順を変更しました 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引き P.11 記載例 2 の表記に合わせました 給与 賞与入力中に Ins キーで確認できる源泉徴収票画面の摘要欄も同様に対応 3) 確認帳票 / 扶養情報リスト 新規対応 1 社員登録 / 扶養情報 1 タブに登録した内容をリスト形式で出力します 各社員の配偶者及び 扶養者の氏名 フリガナ 個人番号 生年月日 配扶養区分等の情報を一覧形式にリストにして出力を行います ( 社員登録 / 扶養情報 1 内のデータを出力 ) 9

確認帳票から 扶養情報リスト を選択してください 会社登録 / システム設定タブの 扶養控除申告書 = 作成しない を選択している場合 選択不可となります 個人番号の出力設定等は他の確認帳票と同様です 出力オプション 控除対象外の人も出力する 控除対象外 ( 配扶養区分 = 空欄 ) の人を出力します 既退職者を出力する 既退職の社員を出力社員選択に表示します A4 縮小印刷 A4 用紙に縮小して出力します 出力帳票 4) 確認帳票 / 個人固定情報リスト (B4 版 ) 1 摘要欄に 前職情報 を出力するように対応しました 5) 個人変動情報リスト 1 平成 30 年以降マスター で出力した場合 配偶者区分のフォントを下げました 配偶者区分 ( 障害者の場合 ) の表示が特定扶養等の人数に重ならないようにした為 10

Ⅵ. 通信 移動 / 給与マスターコピー 1) 給与マスターコピー 1USB 等メディアを介してコピーをする場合 個人番号情報 を含めて移動できるように対応しました ( 会社 社員 扶養情報 合計表 支払調書の支払を受ける者の各個人番号情報等 ) 個人番号アクセス可能権限のあるユーザー のみ当処理が行えます 上記の対応に伴い 転送元 転送先のメディア選択時に下記の対応を行いました デバイスが メディア 以外を選択している場合 従来と変更はありません 転送先画面 個人番号情報を移動する の項目を追加しました デバイス = メディアの場合 選択可能となります 転送元画面 デバイス = メディア選択している場合 個人番号情報の有無を表示する為 番号欄を追加しました 個人番号情報の移動方法 個人番号情報のあるマスターをメディアへ移動させる場合 1 転送先のデバイスを メディア にすると下段に 個人番号情報を移動する 項目が選択できるようになるのでチェックを付けてください 2 コピー開始を押すと パスワードの入力画面が表示されるのでパスワードの設定を行ってください 個人番号情報を移動する場合 パスワードの設定が必要となります パスワードは 各年度単位で設定してください メディアから個人情報のあるマスターを移動させる場合 1 転送元のデバイスを メディア にすると個人番号情報があるマスターの場合 番号欄に〇印を表示します 2 該当マスターを選択し 転送先の下段の 個人番号情報を移動する にチェックを付け コピーを開始してください 3 パスワード入力画面を表示します 移動時に設定したパスワードを入力し コピーを進めてください パスワードが一致しない場合 パスワードが一致していません のメッセージを表示します 11

修正内容 Ⅰ. 登録 導入 / 新規会社登録 修正 削除 1) 社員登録 1 通勤費を自動計算する場合 電車 バス / マイカー 自動車 欄の非課税総額 ( 当月分 ) が正しく算出されないケースがあったのを修正しました 例えば 支払方法 : 一括 支払期間 :3 ケ月で支払総額が 47,600 円とした場合 非課税総額 ( 当月分 ) は 47,604 円になっていました Ⅱ. 登録 導入 / 翌年更新 ( 翌 更新 ) 1 月末の日 (31 日等 ) に同日賞与の 2 回目が作成できなかったのを修正しました 1 回目の賞与を設定した後 同日に 2 回目の賞与を作成しようとした場合 処理区分で 賞与 が選択できなくなっていました 2 翌月更新を行った場合 部署の支給日 個人の支給日が正しく更新されないケースがあったのを修正しました 会社設定は当月支給 部署支給は翌月の支給の設定になっているケース 例えば 会社 :10 月分 10/25 支給 部署 :10 月分 11/5 の支給の設定で翌月更新を行うと 会社の支給は 11 月分 11/25 支給になるが 部署は 11 月分 11/5 支給のままになっていました Ⅲ. 給与 賞与 / 給与 賞与 1) 給与 賞与入力 1 当月退職者で前月処理が同月賞与の場合に月移動で前月に戻ってロック解除すると 健康保険料 厚生年金保険料欄が計算されなくなっていたのを修正しました 社会保険徴収月が当月設定で 12 月 1 日賞与 12 月 1 日給与に更新を行い 退職年月日を入力した場合 12 月給与では社会保険料は徴収されないようになりますが 月移動で 12 月賞与に戻りロックを解除すると健康保険料 厚生年金保険料の金額が空欄になっていました Ⅳ. 給与 賞与 / 賃 台帳 1) 賃金台帳 1 当月直前の過去月が賞与でその賞与より前に賞与追加をしたとき 追加した賞与が 登録済 となるはずが 処理中 と表示されていたのを修正しました Ⅴ. 給与 賞与 / 退職 明細書 1) 退職金明細書 1 ツリー表示される退職者が該当月 ( 退職月 ) に正しく表示されないケースがあったのを修正しました 例えば 前年の 12 月に退職した社員を翌年 1 月処理時に 12 月の退職日を登録し 別の社員がその年の 12 月に退職し 12 月当年処理にて 12 月の退職日を登録した場合 両方の社員が 12 月に表示されていました 12

Ⅵ. 給与 賞与 / 出 処理 1) 支払帳票 ( 明細書等 )/ 明細書出力 1 印刷 (F5) プレビュー (F4) を押しても無反応になるケースがあったのを修正しました 給与マスター において 1 月賞与 ( 社会保険徴収月 :1 月 ) で作成し 1 月給与 ( 社会保険徴収月 :12 月 ) に更新したマスターで明細書を出力しようとした場合 2Excel 出力 (F3) を行った場合 出勤日数欄に会社コード 会社名が出力されるケースがあったのを修正しました 出力設定 (F6) の出力設定タブ内の表題欄設定の 会社名を出力 ( 明細 )= チェックあり その他の 勤怠項目欄を下段に出力 = チェック無し の設定を行い エクセル出力した場合 2) 賃金帳票 / 源泉徴収簿兼賃金台帳 1 勤怠項目で進数の設定が初期状態から変更を行っていて 尚且つ勤怠項目がマイナス時間となった場合 が 2 回表示されていたのを修正しました 3) 賃金帳票 / 月別給与一覧表 1 欄外の 扶養者数凡例 を適した人数に修正しました Ⅶ. 年末調整 / 年末調整 1) 年末調整データ入力 1 累積入力タブ単独年調時に 12 月の支給日を変更する為 12 月処理に戻り 会社登録で 支給日 を変更し 再度 単独年調にした場合 累積入力画面の 12 月支給日が変更されていなかったのを修正しました 2 保険等申告書入力タブ保険等申告書を 作成しない マスターで単独年調を行った場合 社員登録 / 扶養情報 1 の 配偶者の所得見積額の金額 と年末調整データ入力 / 控除入力の 配偶者所得見積額の金額 が連動していなかったのを修正しました 3 控除入力タブ社員を切り替えると下記のメッセージが表示されるケースがあったのを修正しました 住宅借入金等において 区分 居住開始日 年末残高項目を 2 つとも入力し 特別控除可能額が実額入力を行い その後 居住開始日を削除した場合 ( 居住開始日を削除し画面上は全項目が表示されなくなるが 年末残高が内部的に残っていた為 下記のメッセージが表示されていた ) Ⅷ. 年末調整 / 出 処理 ( 年調関係 ) ProⅡ のみ 1) 年末調整帳票 / 源泉徴収票 1Excel 出力 (F3) を行った場合 新個人年金保険料 の金額が正しく出力されていなかったのを修正しました 2) 確認帳票 / 給与集計表 / 月別合計表 1 合計表のみ出力 を選択した場合 部署名称出力 を選択不可にしました 13

3) 確認帳票 / 年末調整チェックリスト 1 本人情報欄の 徴収票提出 : する / しない の項目が正しく表示されないケースがあったのを修正しました 支払金額を変更して判定が変更されるケースで その後社員登録を開かずに当チェックリストを出力した場合 変更前の内容が表示されていました Ⅸ. 通信 移動 / 給与マスター送信 移動 / 給与抽出処理 1) 給与抽出処理 1 マスター復元受信一覧画面 復元マスター選択画面の受信日を 西暦 4 桁 復元マスター情報内の期間を 和暦 保存日時を 西暦 4 桁 の表示に変更しました 以上 14