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東部-2

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

医療費適正化計画の概要について 国民の高齢期における適切な医療の確保を図る観点から 医療費適正化を総合的かつ計画的に推進するため 国 都道府県は 医療費適正化計画を定めている 根拠法 : 高齢者の医療の確保に関する法律作成主体 : 国 都道府県計画期間 :5 年 ( 第 1 期 : 平成 20~24

参考資料

国 都道府県による財政リスクの軽減 運営については 保険料徴収は市町村が行い 財政運営は都道府県単位で全市町村が加入する広域連合が行う 広域連合の財政リスクの軽減については 国 都道府県が共同して責任を果たす仕組みとする 2 年単位の財政運営 負担 負担 高額医療費に係る公費負担 給付増リスク 後期

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消費税 5% 引上げによる社会保障制度の安定財源確保 消費税率 ( 国 地方 ) を 2014 年 4 月より 8% へ 2017 年 4 月より 10% へ段階的に引上げ 消費税収の使い途は 国分については これまで高齢者 3 経費 ( 基礎年金 老人医療 介護 ) となっていたが 今回 社会保障

日本における医療制度の改革-2006年6月の「健康保険法等の改正」の目指すもの

○国民健康保険税について

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

スライド 1

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

(案)

保険年金管理課資料編

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

スライド 1

主張2-①-(1)

社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 医療保険は社会保険を構成する1つです 医療保険制度の仕組みや給付について説明していきます 医療保険制度 医療保険制度は すべての国民に医療を提供することを目的とした制

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 健康保険限度額適用認定証 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 氏名 生 住所 発効 有効期限 適用区分 保 険 者 健 康 保 険 証 に記載されています に交付申請し 事前に 認 定 証 1 を

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

宗像市国保医療課 御中

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

150130_【HP掲載用】我が国の医療保険について

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特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

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平成20年度税制改正(地方税)要望事項

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 高額な医療費による負担を軽くするため 医療機関や薬局の窓口でご自 身が支払う医療費が定められた上限額 を超えた場合 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 健康保険限度額適用認定証 被 その超えた分の

特定健康診査等実施計画

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重

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議題1 介護納付金課税額に係る税率及び課税限度額について(諮問)

はじめに 日本の医療保険制度は 一人ひとりが何らかの公的医療保険に 加入し 互いの医療費を支えあう 国民皆保険 という考え方に基 づいています 患者さんが医療機関で支払う医療費の自己負担額はかかった医療費の一部で 残りは保険から支払われています しかし病気によっては 保険からの支払いがあったとしても

国保 70 歳未満 公費負担公費負担医療番号 受給者番号 公費負担者公費負担医療番号 受給者番号 した住所職業上の理由 男 女 明 大 3 昭 4 平 生 区ア 職務上 下船後 3 月以内 3 通勤災害 公費負担公費負担医療番号 受給者番号 公費負担者公費負担医療番号 受給者番号 男 女 明 大 3

(2) 事業別歳出決算額一覧表 ( 国民健康保険特別会計 )[2/7] 単位 : 千円 02 目 : 退職被保険者等療養給付費 国庫支出金 0 退職被保険者等保険給保険年金課 111,987 都支出金 0 退職被保険者等の療養の給付について 保険者が負担する診療報酬

4 各保険等を所管する行政庁 医療保険と介護保険を所管する行政機関は 厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 及び県 ( 長寿社会課 ) ですが それぞれの所管は次のとおりとなっています 被用者保険厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 岡山市北区下石井 岡

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

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緊急に措置すべき事項

別紙2

4月20日(水)衆・厚労委 古屋範子議員の議事録(抜粋)

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) 三菱製紙健康保険組合 平成 30 年 4 月

(7)健診データの受領方法

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国民健康保険で受けられる給付 保険の給付 1 3 区分 療養の給付 2 3 負担割合 1 2 療養費として払い戻されるもの 高額療養費の支給 高額療養費の自己負担限度額 70 歳未満の方 区分 所得要件 自己負担限度額 ( 月額 )

(0830時点)PR版

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特定健康診査等実施計画 ( 第二期 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) リクルート健康保険組合 平成 25 年 4 月 1

平成 30 年 5 月 21 日 ( 月 ) 平成 30 年第 6 回経済財政諮問会議資料 4-1( 加藤臨時議員提出資料 ) 資料 年を見据えた社会保障の将来見通し ( 議論の素材 ) 平成 30 年 5 月 28 日 厚生労働省

2015年1月改定対応(難病・小児慢性対応)

被用者年金一元化パンフ.indd

健康保険とは?[ 健康保険組合 ] 健康保険に加入する人は?[ 被保険者 / 被扶養者 ] 保険証が交付されます [ 保険証 ] 保険料を納めます [ 標準報酬月額 / 保険料率 ] いろいろな保険給付 [ 保険給付 ] 病気やけがをしたとき [ 療養の給付 / 入院時食事療養費 ] 医療費が高額に

特定健康診査等実施計画 豊田合成健康保険組合 平成 30 年 3 月

2 3

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

平成 30 年 4 月からの制度改正で 市区町村は都道府県と一緒に 国民健康保険を運営していきます Q なぜ制度改正をするの? 国保は会社勤めの方々が加入している保険と比べて 1 国保加入者の平均年齢が高い また 医療費も高額になりやすい 2 国保加入者は非正規労働者や定年退職者が多く 保険税の負担

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

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特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日


平成 29 年 4 月から 保険料の軽減率が変わります 後期高齢者医療保険料は 1 被保険者全員に納めていただく定額部分 ( 均等割 ) と 2 所得に応じて納めていただく部分 ( 所得割 ) があります 平成 29 年 4 月から 保険料が下のように変わります 1 均等割の額が変わる方 元被扶養者

Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

平成 29 年 11 月 1 日 ( 水 ) 第 3 回立川市国民健康保険運営協議会 資料 1 国民健康保険の保険料

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

H23修正版

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被用者保険の加入者も退職後は市町村国保に加入するため 市町村国保は必然的に高齢者を多く含むことになります 一般に高齢者は低所得で保険料負担能力が低い上 医療を必要とする頻度も高く 国保単独で高齢の国保加入者の医療費を負担するのは困難であることから 老人保健制度により75 歳以上の高齢者の医療費は 国

特定健康診査等実施計画

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

特定健康診査等実施計画

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

公的医療保険が対象とならない治療 投薬などの費用 ( 例 : 病院や診療所以外でのカウンセリング ) 精神疾患 精神障害と関係のない疾患の医療費 医療費の自己負担ア ) 世帯 ( 1) における家計の負担能力 障害の状態その他の事情をしん酌した額 ( しん酌した額が自立支援医療にかかった費用の 10

1. 厚生労働省の社会保障の充実 重点化に対する基本的な考え方 ひと くらし みらいのために 厚生労働省 厚生労働省の基本的な考え方 急速に高齢化が進展する中で 社会保障給付が増大することは避けられないが 受益との均衡に配慮しつつ 保険料等の負担の増大の抑制を図るとともに 社会保障の機能充実と給付の

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= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

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はじめに この冊子では タルグレチンによる皮膚 T 細胞性リンパ腫の治療を受ける方に対して 高額療養費制度を活用した時の医療費 ( 自己負担限度額 ) がどのくらいかかるかを紹介しています 高額療養費制度では 年齢や所得によって自己負担限度額が異なります 自己負担限度額の計算例も示していますので ご

Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

Microsoft PowerPoint - 395医療保険制度改革

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

三鷹市健康福祉総合計画2022

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

12 保険料減免申請書の受理及び減免額の決定に関する事務 保険料納付困難者の救済方法として保険料を減額決定する ,184 なし 13 保険料収納環境推進に関する事務 国民健康保険事業に要する費用に充てる保険料の収納率の向上を図るために行う ,834 11,259 一部委

Microsoft Word - M 平成30年度診療報酬改定の基本方針

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特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

後期高齢者支援金等賦課額 ( 後期高齢者支援金等分 ) 所得割一般被保険者に係る後期高齢者支援金等賦課総額の 100 分の50に相当する額を基礎控除後の総所得金額等の総額で除して得た数 ( 小数点以下第 4 位未満の端数は 切り上げ ) 被保険者均等割 世帯別平等割 賦課限度額 一般被保険者に係る後

資料№1

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

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Transcription:

兆円 40 35 30 25 15 5 0 我が国の国民医療費は国民所得を上回る伸びを示している 6.1 16.0 4.1 国民医療費の国民所得に対する割合 % 6.6 24.4 7.5 6.9 25.8 8.2 7.2 7.4 7.4 8.9 9.7.3 診療報酬 被用者本人薬価等の改定 3 割負担へ 2.7% 引上げ 高齢者 1 割負担徹底 60 5 6 7 8 9 11 12 13 14 15 国民医療費 6.1 3.8 5.9 4.5 5.6 1.6 2.3 3.8 1.8 3.2 0.5 1.9 老人医療費 12.7 7.4 9.5 9.3 9.1 5.7 6.0 8.4 5.1 4.1 0.6 0.7 国民所得 7.4 0.1 1.4 0.1 3.3 1.2 3.1 1.6 1.5 2.8 1.7 1.8 注 1: 国民所得は 内閣府発表の国民経済計算 04 年 12 月発表 による 注 2: 老人医療費は 平成 14 年の制度改正により 対象年齢が 歳から段階的に引き上げられており 平成 15 年 月より71 歳以上と なっている -5-7.8.9 8.2 27.0 28.5 28.9 29.6 30.7 11.8 25.4% 30.6% 31.6% 33.1% 34.2% 35.5% 36.8% 38.4% 8.0 11.2 8.4 8.6 60 5 6 7 8 9 11 12 13 14 15 老人一部負担 食事療養金の引上げ費制度の 外来 900 円 / 月創設 00 円 / 月 入院 600 円 / 日 0 円 / 日 医療費の動向 老人一部負担金の物価スライド実施 被用者本人 診療報酬 2 割負担へ薬価等の引上げ改定 外来薬剤一 1.3% 部負担導入 30.1 31.1 国民医療費 兆円 老人医療費 兆円 37.2% 37.5% 介護保険制度が施行 高齢者 1 割負担導入 国民医療費等の対前年度伸び率 % 31.0 37.9% 8.6 31.5 36.9% % 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 年度

医療制度改革法案の概要 医療制度改革大綱の基本的な考え方 1. 安心 信頼の医療の確保と予防の重視 1 患者の視点に立った 安全 安心で質の高い医療が受けられる体制の構築 医療情報の提供による適切な選択の支援 医療機能の分化 連携の推進による切れ目のない医療の提供 医療計画の見直し等 在宅医療の充実による患者の生活の質QOL の向上 医師の偏在によるへき地や小児科等の医師不足 問題への対応等 2 生活習慣病対策の推進体制の構築 内臓脂肪症候群 メタボリックシンドローム の概念を導入し 予防 の重要性に対する理解の促進を図る国民運動を展開 保険者の役割の明確化 被保険者 被扶養者に対する健診 保健指導を義務付け 健康増進計画の内容を充実し 運動 食生活 喫煙等に関する目標設定等 2. 医療費適正化の総合的な推進 1 中長期対策として 医療費適正化計画 5 年計画 において 政策目標を掲げ 医療費を抑制 生活習慣病の予防徹底 平均在院日数の短縮 2 公的保険給付の内容 範囲の見直し等 短期的対策 3. 超高齢社会を展望した新たな医療保険制度体系の実現 1 新たな高齢者医療制度の創設 2 都道府県単位の保険者の再編 統合 良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部を改正する法律案 1 都道府県を通じた医療機関に関する情報の公表制度の創設など情報提供の推進 2 医療計画制度の見直し がんや小児救急等の医療連携体制の構築 数値目標の設定等 等 3 地域や診療科による医師不足問題への対応 都道府県医療対策協議会の制度化等 4 医療安全の確保 医療安全支援センターの制度化等 5 医療従事者の資質の向上 行政処分後の再教育の義務化等 6 医療法人制度改革 健康保険法等の一部を改正する法律案 等 1 医療費適正化の総合的な推進 医療費適正化計画の策定 保険者に対する一定の予防健診の義務付け 保険給付の内容 範囲の見直し等 介護療養型医療施設の廃止 医療計画 介護保険事業支援計画 健康増進計画との調和が必要 2 新たな高齢者医療制度の創設 後期高齢者医療制度の創設 前期高齢者の医療費にかかる財政調整 3 都道府県単位の保険者の再編 統合 国保の財政基盤強化 政管健保の公法人化等 等 -6-

基本的考え方 医療費適正化計画 中長期的対策 平成 年度を初年度とする医療費適正化計画 5 年計画 において 政策目標を掲げ 医療費の伸びを適正化 生活習慣病予防の徹底 政策目標 : 生活習慣病有病者 予備群を 25% 減少 平成 2715 年度 平均在院日数の短縮 政策目標 : 全国平均 36 日 と最短の長野県 27 日 の差を半分に縮小 同上 国 全国医療費適正化計画 医療費適正化基本方針の作成 都道府県における事業実施への支援 平均在院日数の短縮に資する診療報酬の見直し 医療提供体制の整備 人材養成 病床転換に関する財政支援 計画の進捗状況の評価 中間年 平成 22 年度 実績の評価 最終年の翌年 平成 25 年度 共同作業 実績評価の結果を踏まえた措置 都道府県 都道府県医療費適正化計画の作成 事業実施 生活習慣病対策 保険者事業 健診 保健指導 の指導 市町村の啓発事業の指導 在院日数の短縮 医療機能の分化 連携の推進 在宅医療の推進 病床転換の支援 計画の進捗状況の評価 中間年 平成 22 年度 実績の評価 最終年の翌年 平成 25 年度 都道府県に配慮して診療報酬を定めるように努める 診療報酬に関する意見を提出することができる 都道府県と協議の上 地域の実情を踏まえつつ 適切な医療を各都道府県間において公平に提供する観点から見て合理的であると認められる範囲で 都道府県の診療報酬の特例を設定することができる 設定にあたっては中医協において審議 保険者 医療機関に対する必要な助言又は援助等 保険者 については中間年における進捗状況の評価時も同様 保険者に 40 歳以上の加入者に対して 糖尿病等に着目した健康診査及び保健指導の実施を義務付け -7-

医療費の伸びの抑制 短期的対策 1 1 公的医療保険の給付範囲の見直し等 1 高齢者の患者負担の見直し高齢者の患者負担の見直し 現行現行 : : 歳未満歳未満 3 割 割 歳以上歳以上 1 割 ただし 現役並み所得者ただし 現役並み所得者 2 割 現役並み所得の現役並み所得の 歳以上の者は歳以上の者は 3 割負担割負担 年 月 ~ 新たな高齢者医療制度の創設に併せて高齢者の負担を見直し新たな高齢者医療制度の創設に併せて高齢者の負担を見直し 年 4 月 ~ ~ ~74 ~74 歳 2 割負担 割負担 75 75 歳以上歳以上 1 割負担割負担 現行どおり現行どおり 2 療養病床に入院している高齢者の食費 居住費の負担引上げ療養病床に入院している高齢者の食費 居住費の負担引上げ 年 月 ~ 3 高額療養費の自己負担限度額の引上げ高額療養費の自己負担限度額の引上げ高額療養費の自己負担限度額について 低所得者に配慮しつつ 賞与を含む報酬総額に見合った水準に引上げ高額療養費の自己負担限度額について 低所得者に配慮しつつ 賞与を含む報酬総額に見合った水準に引上げ 現行一般所得者現行一般所得者 72,300 72,300 円 +< +< 医療費医療費 > 1% > 1% 見直し後見直し後 80,0 80,0 円 +< +< 医療費医療費 > 1% > 1% < 医療費医療費 > は全体の医療費から 定額の限度額に対応する医療費を控除した額は全体の医療費から 定額の限度額に対応する医療費を控除した額 年 月 ~ ~ 併せて 高齢者医療制度の創設に伴い見直し併せて 高齢者医療制度の創設に伴い見直し 年 4 月 ~ ~ 4 現金給付の見直し現金給付の見直し 出産育児一時金の見直し出産育児一時金の見直し 30 30 35 35 年 月 ~ 傷病手当金及び出産手当金の支給水準の引上げ 支給範囲の見直し傷病手当金及び出産手当金の支給水準の引上げ 支給範囲の見直し 19 19 年 4 月 ~ 被用者保険の埋葬料の定額化被用者保険の埋葬料の定額化 5 5 年 月 ~ 5 乳幼児に対する自己負担軽減措置の拡大乳幼児に対する自己負担軽減措置の拡大 年 4 月 ~ 高齢者医療制度の創設に併せて 乳幼児に対する自己負担軽減高齢者医療制度の創設に併せて 乳幼児に対する自己負担軽減 2 2 割負担割負担 の対象年齢をの対象年齢を 3 歳未満から歳未満から義務教育就学前までに拡大義務教育就学前までに拡大 6 高額医療 高額介護合算制度の創設高額医療 高額介護合算制度の創設 年 4 月 ~ ~ 2 2 診療報酬の適正化 年度診療報酬改定 全体改定率 3.16% 3.16% 本体本体 1.36% 1.36% -8- 薬価等薬価等 1.8% 1.8%

犯罪被害にあった場合の患者の一部負担金について 犯罪被害者基本計画犯罪被害者基本計画 17 17 年 12 12 月 27 27 日閣議決定日閣議決定 Ⅴ Ⅴ 第 1-2.3 1-2.3 関係関係 1 医療保険制度における一部負担金について 病気 けがをして保険医療機関で治療を受けた場合 医療を受けた者とそうでない者との負担のバランスを図り また 患者のコスト意識を喚起する観点から 一部負担金を支払う必要がある 2 犯罪被害者に対する一部負担金について 犯罪被害にあった場合の患者の一部負担金については 原則として 犯罪被害者等特別給付金の支給等に関する法律 に基づき 一定の要件の下 一部負担金相当額が支給されていると承知している 参考 結核 感染症などのように 特に公衆衛生的な立場から治療を行う必要のある疾病や 戦傷病者 原爆被害者 障害者など 国として特に保護を要する者に対しては 特別な法律において 公費負担により 患者の一部負担金の減免が図られている -9-