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(別記様式第1号)

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夏目小兵衛直克

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CSRコミュニケーションブック

Transcription:

3 中型獣の生態と特徴 41

1 アライグマの 分布と被害対策 1 アライグマの分布 1977 昭和52 年にアライグマと少年のふれあいを題材とし たテレビアニメが全国ネットで放映されヒット作となった それ 以降 アライグマをペットとして飼いたいという需要が高まり海 外から大量に輸入された しかしアライグマは気性が荒く 成長 すると飼育が困難なため飼い主が自然環境に遺棄したり 飼育施 設から逃亡する個体もあり 各地で定着が進んだ結果 現在では ほぼ全国に分布している アライグマの侵入が 確認されたことのある都道府県 2 農作物被害 農林水産省の調査によれば2016 平成28 年度の被害額は全国で約3億3千万円に達している 5年以上被 害額が3億円を超えており 深刻な問題となっている 2005 平成17 年度の時点では1億5千万円ほどであ った被害金額は 2007 平成19 年度には約2億1千万円 2010 平成22 年度には3億5千万円と急増した アライグマによる農業被害はここ数年3億円台で推移しているが 今後数年で 被害額を急速に減少させるこ とは難しいと思われる アライグマによる農作物被害の推移 年度 被害面積 千 ha 被害量 千t 被害額 百万円 2005 0.3 1.8 155 2006 0.5 1 164 2007 0.3 1.2 211 2008 0.3 0.8 196 2009 0.4 1.5 279 2010 0.8 1.8 352 2011 0.5 2.5 383 2012 0.4 1.8 333 2013 0.4 1.4 339 2014 0.5 1.5 334 2015 2.2 1.9 344 2016 0.4 2.5 336 農林水産省 野生鳥獣による農作物被害状況 より作成 42

アライグマの分布と被害対策43 226 1,333 20,549 3,734 19,595 294,148 8 20 421 6,595 15,258 334,061 1 9 40 1,530 3,381 16,603 13 9 394 1,290 1,440 37,081 1 1 25 468 366 6,810 88 258 10,896 3,730 11,711 252,469 13 887 727 35,883 362,636 284,778 4 17 552 1,364 8,565 80,858 0 9 10 1,180 31,371 47,283 0 0 22 224 724 13,755 353 2,543 33,636 56,017 455,048 1,367,846 3 被害対策

コラム 3 アライグマ専用捕獲器の開発 開発の背景 筒式トリガーの仕組み 44

ライグマ専用捕獲器の開 新型箱わな 発 45 ア

2 アライグマの形態的特徴 46

アライグマの形態的特徴 47

3 アライグマの食性 行動 繁殖 1 アライグマの食性 48

繁殖2 アライグマの行動 ア ラ イグ マの 食性 行動 3 アライグマの繁殖 49

4 ハクビシンの 分布と被害対策 1 ハクビシンの分布 ハクビシンはジャコウネコ科の動物で 日本では江戸時代から存在の記録がある もともとは日本にいなか った動物と考えられるが 外来生物法 特定外来生物による生態系等に係わる被害に関する法律 環境省 2005 では明治以前から記録がある動物は対象としないため 本法に基づいて規制される生物に指定されて いない 南方系の動物であり 東南アジア 中国南東部 台湾 インド スマトラ ボルネオ ジャワ等 東 南アジアにかけて広く分布している 日本では昭和 20 年代初頭に四国 静岡県 山梨県 福島県にま ばらに分布していたものが 徐々に分布域を拡大し 現在ではほぼ全国的に生息している 震電記 雷獣 後藤梧桐庵 国立国会図書館webサイトより転載 2 農作物被害 2016 平成28 年度の被害額は全国で約4億2 ハクビシンによる農作物被害の推移 千万円を超えている アライグマの被害と同じよう に複数年に渡って4億円以上の被害続いており こ 年度 ちらも深刻な問題となっている 2005 平成17 被害面積 千 ha 被害量 千t 被害額 百万円 2005 0.6 0.7 183 2006 0.8 0.7 230 2007 0.7 0.9 251 2008 0.8 1.2 319 2009 0.9 1.4 319 2010 1.1 1.8 377 2011 0.8 1.4 338 2012 0.8 2.1 433 2013 0.7 1.8 439 2014 0.7 1.7 461 2015 0.7 1.8 435 2016 0.7 1.5 428 年度の時点では1億8千万円ほどであった被害金額 は 2007 平 成19 年 度 に は 約2億5千 万 円 2010 平成22 年度には3億7千万円とアライグマ よりも早いペースで増加した アライグマと同様に ハクビシンによる農業被害も深刻な状況にある 農林水産省 野生鳥獣による農作物被害状況 より作成 50

4 12 225 6,595 15,258 334,061 0 0 2 1,530 3,381 16,603 12 18 727 1,290 1,440 37,081 4 10 99 468 366 6,810 387 576 21,502 3,730 11,711 252,469 7 40 89 35,883 362,636 284,778 235 783 19,452 3,734 19,595 294,148 16 31 493 1,364 8,565 80,858 0 0 1 1,180 31,371 47,283 2 8 207 224 724 13,755 668 1,477 42,797 56,017 455,048 1,367,846 3 被害対策 ハクビシンの分布と被害対策 51

5 ハクビシンの形態的特徴 52

徴 ハクビシンの形態的特53

6 ハクビシンの食性 行動 繁殖 1 ハクビシンの食性 2 ハクビシンの行動 54

行 繁殖 3 ハクビシンの繁殖 ハクビシンの食性動 55

7 タヌキの 分布と被害対策 1 タヌキの分布 環境省が過去に行った調査によれば タヌキは沖縄を除く日本全土に広く分布している 地域別に分布状況を見てみると 北海道はタヌキの生息区域が比較的少ない 北海道以外の東北から九州で 生息区域の割合が最も高い地域は近畿である タヌキは全国的に分布し 平野部を中心にその範囲を拡大して いる 2 農作物被害 農林水産省の調査によれば2016 平成28 年度の被害額は全国で約1億5千万円程度となっている 2004 平 成16 年度の時点では2億5千万円ほどであった被害金額は 2010 平成22 年度には1億8千万円と軽減し ている その後も被害金額は減少し 近年は1億5千万円程度の被害額が続いている 2016年度のタヌキおよび獣類による農作物被害 タヌキ 獣類全体 年度 被害面積 千 ha 被害量 被害額 千t 百万円 2003 1.7 1.2 229 2004 1.3 1.4 249 2005 1.5 1 238 2006 1.2 1 225 被害面積 ha 被害量 t 被害額 万円 被害面積 ha 被害量 t 被害額 万円 イネ 26 14 443 6,595 15,258 334,061 ムギ類 0 0 0 1,530 3,381 16,603 マメ類 9 7 327 1290 1,440 37,081 2007 0.6 1 184 雑穀 1 0 9 468 366 6,810 2008 0.5 1.6 212 果樹 115 257 6,297 3,730 11,711 252,469 2009 0.5 1.5 202 2010 0.5 0.9 187 飼料作物 8 52 70 35,883 362,636 284,778 2011 0.4 0.9 133 野菜 127 352 7,413 3,734 19,595 294,148 2012 0.3 0.8 147 いも類 17 34 400 1,364 8,565 80,858 2013 0.4 0.9 151 工芸作物 5 7 8 1,180 31,371 47,283 2014 0.6 0.8 140 2015 0.3 0.9 154 その他 3 2 203 244 724 13,755 2016 0.3 0.7 152 合計 309 726 15,170 56,017 455,048 1,367,846 農林水産省 野生鳥獣による農作物被害状況 より作成 ラウンドの関係で合計が一致しない場合がある 56 タヌキによる農作物被害の推移 農林水産省 野生鳥獣による農作物被害状況 より作成

3 被害対策タ 8 タヌキの形態的特徴 ヌキの分布と被害対策/タヌキの形態的特徴 57

9 タヌキの食性 行動 繁殖 1 タヌキの食性 58

繁殖2 タヌキの行動 3 タヌキの繁殖 タヌキの食性 行動59

10 アナグマの分布と被害対策 1 アナグマの分布 2 アナグマ増加の原因 60

3 被害対策 アナグマの分布と被害対策61

11 アナグマの形態的特徴 62

63 アナグマの形態的特徴/アナグマの食性 行動 繁殖 アナグマの食性 行動 繁殖 12 アナグマの食性 1 アナグマの行動 2 アナグマの繁殖 3

コラム 4 野生鳥獣捕獲時の注意点 1. 捕獲個体を取り扱う際は服装に留意する 2. 捕獲個体に触る前に個体の状態を確認する 3. 野生鳥獣の体 排泄物 ( 糞 尿 ) 体液 ( 血液 唾液 ) に素手で触らない 4. 捕獲個体に噛まれたり マダニに咬まれたときは必ず医師の診察を受ける 5. 処理後の衛生管理にも留意する 64