給付 報道事業企業年金基金の給付の仕組みについて 平成 30 年 8 月 東京都報道事業厚生年金基金
目次 はじめに 1. 報道事業企業年金基金の制度 4 (1) 掛金と給付 (2) 仮想個人勘定残高 2. 給付の種類および概要 6 3. 老齢給付金 8 4. 脱退一時金 ( 加入者期間 10 年以上 ) 12 5. 脱退一時金 ( 加入者期間 1 月以上 10 年未満 ) 14 6. 遺族給付金 15 7. その他 17 (1) 再加入の取扱い (2) 退職から請求までの流れ (3) 東京都報道事業厚生年金基金の分配金 仮交付 (4) 制度移行における経過措置 2
はじめに 報道事業企業年金基金 ( 仮称 ) は 確定給付企業年金法 ( 平成 13 年法律第 50 号 ) に基づく企業年金基金です また 確定給付型の年金制度のことをDB 制度 (Defined Benefit Pension Plan) と言います 制度移行後は DB の法令通知に沿った運営や 新制度にもとづいた運営が必要となるため 厚生年金基金とは制度の仕組みや事務の流れが大きく変わります この資料では 企業年金基金における給付の仕組みについてご案内します 用語説明 加入者厚生年金基金では 加入員 といいましたが 企業年金基金では 加入者 といいます 実施事業所 基金を構成している事業所のことを厚生年金基金では 設立事業所 といいましたが 企業年金基金では 実施事業所 といいます 3
1. 報道事業企業年金基金の制度 (1) 掛金と給付 掛金 標準掛金 全事業所 基準給与 事業所ごとの掛金率 特別掛金 該当する事業所のみ 事業所ごとの掛金額 ( 定額 ) 給付 事務費掛金 全事業所 基準給与 0.2% 基準給与 は年 1 回 (9 月 ) 厚生年金の標準報酬月額に連動して変更となります 特別掛金 の有無は下記 給付 の4 点目が関係しております 新制度は キャッシュバランスプラン となります イメージ図は次ページをご覧ください キャッシュバランスプランとは 事業主が掛けた掛金の元利合計額を原資として給付する制度です 元本は 毎月 給与の一定割合 ( 事業所ごとの掛金率 ) で積立てられ 利息は下限 0% から上限 3% の範囲内で 30 年国債の利回りにより付与されます 加入者の皆さまは 退職時に個人ごとの元利合計額である 仮想個人勘定残高 を一時金で受け取るか 年金で受け取るかを選択します 制度移行時は 原則として個人ごとの解散分配金が仮想個人勘定残高となります ただし 事業所の選択により解散分配金ではなく 厚生年金基金のこれまでの加入期間に見合った給付 ( 過去分給付現価 ) を仮想個人勘定残高とすることもできます ( ただし 特別掛金が発生します ) 新制度では利息が 30 年国債利回りに連動するため 30 年国債の金利が上下すると 給付額も上下します 利息付与の下限が 0% のため 元本割れすることはありません 4
1. 報道事業企業年金基金の制度 (2) 仮想個人勘定残高 30 年国債の利回りで年金化 利息は 30 年国債利回りに連動 ( 下限 :0% ~ 上限 :3%) 個人ごとに 標準報酬月額に一定割合を乗じて得た額 を元本として付与 持分付与 利息付与 持分付与 利息付与利息付与持分付与 持分付与 持分付与 元仮利想合個計人の勘給定付残原高(資) 残高そのものを一時金で給付 資)持分付与 元仮利想合個計人の勘給定付残原高(解散分配金解散分配金解散分配金 初年度 ( 加入 ) 次年度 3 年度 退職 5
2. 給付の種類および概要 当基金には 老齢給付金 脱退一時金 遺族給付金 の 3 種類の給付があります 10 月 1 日資格喪失者 (9 月末退職者 ) より新制度での給付となります 給付の種類概要該当ページ 老齢給付金 脱退一時金 ( 加入 10 年以上 ) 脱退一時金 ( 加入 10 年未満 ) 加入者または加入者であった者が老齢に関する要件( 具体的には 加入期間 ( 原則 10 年以上 ) および 年齢 ) を満たした場合に受給できる年金です また 老齢給付金を年金として受給する代わりに 一時金として受給することも可能です ( ただし 在職のまま一時金として受け取ることはできません ) 加入者の資格を喪失したときに受給できる一時金です この給付に該当する方は 老齢給付金の 年齢 要件を満たしていない方となります 喪失時点で一時金として受給せずに支給を繰下げることで将来 老齢給付金とすることも可能です ( ただし 任意脱退の場合はできません ) ポータビリティ制度を活用することも可能です 加入者の資格を喪失したときに受給できる一時金です 基金から年金として受給することはできませんが ポータビリティ制度を活用して他の企業年金制度へ一時金相当額を移換することは可能です P.8 ~ P.12 ~ P.14 遺族給付金 加入者および受給権者等が死亡した場合に その遺族が受給できる一時金です P.15 ~ ( 注 ) 給付の種類を判定するための加入期間は 65 歳までの期間で判定します 65 歳以上で加入の場合も脱退一時金を受給できます 加入者期間は資格取得日が属する月から資格喪失日が属する月の前月までとなります 同月得喪 ( 資格取得した月で資格喪失 ) の場合は 0 月になります 掛金も徴収しません なお 厚生年金基金での加入員期間も DB での加入者期間として通算します 6
2. 給付の種類および概要 65 歳までの加入者期間 10 年以上の方が受けられる給付の種類は 次のとおりです 在職したまま発生する給付 加入者のまま65 歳に到達したときに加入者期間が10 年以上の場合は 次の2つの選択肢があります (1) 今すぐに (65 歳より ) 年金で受給 (2) 繰下げをして 将来 再選択 ( 年金もしくは一時金を選択 ) 退職した場合に発生する給付 喪失事由喪失時年齢給付の種類 退 職 60 歳未満 脱退一時金 60 歳到達 老齢給付金 ( 年金もしくは選択一時金 ) 60 歳以上 老齢給付金 ( 年金もしくは選択一時金 ) 70 歳到達 70 歳 退職以外 ( 例 : 任意脱退 ) 65 歳未満脱退一時金 ( 老齢給付金とすることは不可 ) 65 歳以上老齢給付金 65 歳までの加入者期間が1 月以上 10 年未満の方は 脱退一時金 (10 年未満 ) が受けられます (65 歳以上で基金に加入した方も資格喪失時に 脱退一時金 (10 年未満 ) が受けられます ) なお このような方が65 歳以降に加入者期間が10 年になったとしても年金の受給資格はありません 7
3. 老齢給付金 老齢給付金 老齢給付金は 一時金として受けるか年金として受けるか選択することができます ( ただし 在職のまま一時金として受け取ることはできません ) 受給権の発生時期 1 加入者期間 10 年以上で60 歳未満で退職により資格を喪失して 60 歳に到達したとき 2 加入者期間 10 年以上で60 歳以上 65 歳未満で退職により資格を喪失したとき 3 加入者期間 10 年以上で加入者 ( 在職した ) のまま65 歳に到達したとき 年金額 支給開始時点の仮想個人勘定残高 選択した年金の種類に応じた現価率 年金の種類は 5 年確定年金 10 年確定年金 15 年確定年金 20 年確定年金の 4 種類です なお 受給権の発生時期が3の場合には 65 歳以後は第 2の仮想個人勘定残高を積み立て 資格喪失時から従前の年金額 ( 第 1 年金 ) に上乗せをする第 2 年金として支給します ( 第 2 年金は 5 年確定年金 10 年確定年金 15 年確定年金の3 種類です ) 8
3. 老齢給付金 年金の種類と現価率 ( 利息が 1.5% の場合 ) ( 例 ) 仮想個人勘定残高 500 万円の方の場合 年金の種類 現価率 年金の種類年金額 ( 年額 ) 年金額 ( 総額 ) 5 年確定年金 4.8124 10 年確定年金 9.2797 15 年確定年金 13.4264 20 年確定年金 17.2756 5 年確定年金 1,039,000 円 5,195,000 円 10 年確定年金 538,900 円 5,389,000 円 15 年確定年金 372,500 円 5,587,500 円 20 年確定年金 289,500 円 5,790,000 円 ( 例 ) 仮想個人勘定残高 800 万円の方の場合 年金の種類 年金額 ( 年額 ) 年金額 ( 総額 ) 5 年確定年金 1,662,400 円 8,312,000 円 10 年確定年金 862,100 円 8,621,000 円 15 年確定年金 595,900 円 8,938,500 円 20 年確定年金 463,100 円 9,262,000 円 ( 例 ) 仮想個人勘定残高 1,100 万円の方の場合 年金の種類 年金額 ( 年額 ) 年金額 ( 総額 ) 5 年確定年金 2,285,800 円 11,429,000 円 10 年確定年金 1,185,400 円 11,854,000 円 15 年確定年金 819,300 円 12,289,500 円 20 年確定年金 636,800 円 12,736,000 円 9
3. 老齢給付金 選択一時金 ( 支給開始前 ) 年金支給開始前に 一時金を受給する場合 仮想個人勘定残高を支給 在職したまま (P.8での3の場合) では選択一時金を受け取ることができません 在職時に受け取りを繰下げて 退職後の受け取りは可能です 選択一時金 ( 支給開始後 ) 年金支給開始後 一時金に変更する場合 年金の支給開始から 5 年が経過すると その後の年金に代えて一時金を選択することができるようになります 年金の年金額 残りの保証期間に応じた所定の率 年金の支給開始から 5 年が経過していなくても 次のいずれかに該当する場合は一時金を選択することができます ( ただし 基金に加入中である場合は除きます ) 1 受給権者またはその属する世帯の生計を主として維持する方が災害により財産に著しい損害を受けたこと 2 受給権者がその債務を弁済することが困難であること 3 受給権者が心身に重大な障害を受けたことまたは長期間入院したこと 4 その他 1~3に準ずる事情があること 10
3. 老齢給付金 支給の繰下げ 下表に該当する方は支給の繰下げを申し出ることができます 喪失事由受給権発生いつまで 60 歳未満で退職 60 歳 70 歳到達 60 歳以上で退職 ( 定年再雇用を含む ) 資格喪失時 70 歳到達 70 歳到達 70 歳退職日まで 在職のまま 65 歳到達 65 歳 70 歳到達または退職日のいずれか遅い方まで 繰下げ中は所定の利息が付与されます また 喪失事由が70 歳到達の場合は 退職時に一時金を請求することにより所得の区分を一時所得ではなく退職所得にすることができます 上記の表では最大いつまで繰下げができるかを示しており 途中で繰下げを終了することも可能です なお その場合でも繰下げ終了した時点まで所定の利息が付与されます 11
4. 脱退一時金 ( 加入者期間 10 年以上 ) 脱退一時金 ( 加入者期間 10 年以上 ) 受給権の発生時期 1 加入者期間 10 年以上で60 歳未満で退職により資格を喪失したとき 2 加入者期間 10 年以上で65 歳未満で退職 死亡以外 ( 例 : 任意脱退等 ) の事由により資格を喪失したとき 3 65 歳までの加入者期間 10 年以上で65 歳以降で資格を喪失したとき 一時金額 仮想個人勘定残高 繰下げ 上記 1 の場合は 60 歳に達するまで支給の繰下げを申し出ることができます そして 60 歳に到達すると老齢給付金の受給権が発生し 年金としても受け取りが可能となります ( さらに老齢給付金として 70 歳まで繰下げも可能です ) 繰下げ中は所定の利息が付与されます また 途中で繰下げを終了することも可能であり その場合でも繰下げ終了した時点まで所定の利息が付与されます 喪失事由が事業所の任意脱退 事業所の非実施事業所との合併または非実施事業所への事業譲渡 会社分割の場合は 支給の繰下げを申し出ることができません ( この場合 退職の事実がないため 所得の区分は一時所得となります ) 12
4. 脱退一時金 ( 加入者期間 10 年以上 ) ポータビリティ制度 脱退一時金 ( 加入者期間 10 年以上および10 年未満どちらも ) の受給権者を 中途脱退者 ともいいます 中途脱退者は一時金相当額を他の企業年金制度に持ち運ぶこと ( 移換 ) ができます 企業年金連合会 ( 注 ) 移換可能な中途脱退者 すべての中途脱退者 移換申出期限 資格喪失から1 年以内 ( 注 ) 企業年金連合会は当基金と同様 法律により一旦 解散して新たな連合会が設立されます ( 現時点では 解散時期は未定です ) 連合会が解散した場合は 残余財産を分配することになりますが その分配金の額が当初持ち運んだ ( 移換 ) した一時金相当額を下回る場合があります また 新連合会が その分配金を原資として新たな年金給付を行うことは可能とされておりますが 現在の連合会と同じ給付設計になるとは限りません 存続厚生年金基金 確定給付企業年金 企業型確定拠出年金 (401K) 移換可能な中途脱退者再就職先に企業年金制度があること存続厚生年金基金 確定給付企業年金については 規約に受け入れを可能とする規定がある場合に限る 移換申出期限資格喪失から1 年以内移換先が存続厚生年金基金の場合は資格喪失から1 年以内と新制度加入から3ヶ月以内のいずれか早いほう 移換申出期限の例 H30.12.1 資格喪失 1 年以内 H31.11.30 申出期限 H31.10.1 新制度加入 個人型確定拠出年金 (401K) 移換可能な中途脱退者個人型確定拠出年金の加入者 移換申出期限資格喪失から1 年以内 13
5. 脱退一時金 ( 加入者期間 1 月以上 10 年未満 ) 脱退一時金 ( 加入者期間 1 月以上 10 年未満 ) 受給権の発生時期 1 65 歳までの加入者期間 1 月以上 10 年未満で資格を喪失したとき 2 65 歳以上で基金に加入して 資格を喪失したとき 一時金額 仮想個人勘定残高 繰下げ 喪失事由が 70 歳到達 の場合は 退職日まで支給の繰下げを申し出ることができます 繰下げ中は所定の利息が付与されます また 退職時に一時金を請求することにより所得の区分を一時所得ではなく退職所得にすることができます ポータビリティ制度 ( 前ページご参照 ) 14
6. 遺族給付金 遺族給付金 受給権の発生時期 次のいずれかに該当するときに 遺族は 遺族給付金 として一時金を受けられます 1 加入者期間 1 月以上で加入中に亡くなったとき 2 脱退一時金 老齢給付金を繰下げ中の方が亡くなったとき 3 老齢給付金 ( 年金 ) を受給中の方が亡くなったとき 脱退一時金 (10 年未満 ) の受給権がありながら 請求することなく亡くなった方の遺族は未支給の給付を受ける権利があります ( 例 ) 加入者期間 1 月以上 10 年未満の方が退職してすぐに 脱退一時金を請求することなく亡くなった場合 遺族は脱退一時金の未支給の給付を受ける権利があります 遺族の範囲 遺族給付金を受けられる遺族の範囲及び順位は次のとおりです ( 同じ数字の中では先に掲げた続柄の順位が上です ) 1 配偶者 ( 婚姻の届出をしていない 事実上の配偶者を含む ) 2 子 父母 孫 祖父母または兄弟姉妹 3 死亡時に主として亡くなった方の収入によって生計を維持していたその他の親族 遺族給付金の支給を受けられる同順位の遺族が2 人以上いるときは その1 人がした遺族給付金の支給の請求は 全員のためにその全額についてしたものとみなし 請求をしたその1 人に対する遺族給付金の支給は 全員に対してしたものとみなします 15
6. 遺族給付金 遺族給付金 ( 一時金 ) 加入中 繰下げ中の方が亡くなったとき 仮想個人勘定残高 受給中の方が亡くなったとき 年金額 残りの保証期間に応じた所定の率 16
7. その他 (1) 再加入の取扱い (1) 再加入の取扱い 再加入前後の加入者期間は原則 期間通算します 期間通算 再加入前の期間 (P.6 のとおり 厚年基金の加入期間も通算 ) 再加入後の期間 H30.10 60 歳 退職時点では将来 年金での受給を選択 10 年以上 期間通算 再加入前の期間 ( 厚年基金の加入期間 ) 再加入後の期間 (DB の加入期間 ) H30.10 60 歳 待期者として分配金を持ち込み ただし 以下の場合は期間通算しません 1 再加入前の期間分を一時金受給した場合 2 再加入前の期間分を年金として権利確定させた場合 (2は次ページ以降の具体例もあわせてご参照ください ) 17
7. その他 (1) 再加入の取扱い 再加入の例 例 1 10 年以上 再加入前の期間 再加入後の期間 60 歳 年金として 60 歳より支給開始 60 歳時点で年金として権利確定しているため 再加入前後の期間は非通算 例 2 10 年以上 再加入前の期間 再加入後の期間 60 歳 60 歳より支給開始せずに 将来 再選択 60 歳より支給開始せず ( 権利確定させず ) P.11 の支給繰下げ中に再加入した場合は通算 18
7. その他 (1) 再加入の取扱い 定年再雇用の例 例 1 10 年以上 再加入前の期間 年金として定年再雇用時より支給開始 60 歳 および 定年再雇用 再加入後の期間 定年再雇用の時点で年金として権利確定しているため 再加入前後の期間は非通算 例 2 10 年以上 再加入前の期間 定年再雇用時より支給開始せずに 将来 再選択 60 歳 および 定年再雇用 再加入後の期間 定年再雇用時に支給開始せず ( 権利確定させず ) P.11 の支給繰下げをすれば通算 なお P.83 の在職したまま 65 歳で発生する年金は再加入によるものではないため 期間は通算されます 19
7. その他 (2) 退職から請求までの流れ (2) 退職から請求までの流れ ( 例 ) 資格喪失時に年金 ( 一時金 ) を請求する場合 1 資格喪失届 報道事業企業年金基金 事業所 2 資格喪失確認通知書 3 年金 ( 一時金 ) のご案内 ご本人 4 年金 ( 一時金 ) 裁定請求書 5 振 込 ただし 平成 30 年 10 月 ~12 月に退職した方は年明けからの案内を予定しており 順次処理を行うため 上記の取扱いと は異なります ( 次ページにあります仮交付等の処理を実施した後に 給付額を案内するためです ) 20
7. その他 (3) 東京都報道事業厚生年金基金の分配金 仮交付 (3) 東京都報道事業厚生年金基金の分配金 仮交付 このページの内容は平成 30 年 10 月の制度発足より約 2 年以内の間に退職される方に関するものです 東京都報道事業厚生年金基金の解散時に加入員だった方が 引き続き企業年金基金の加入者になる場合 厚生年金基金の分配金を企業年金基金の仮想個人勘定残高に持ち込むことになります しかし 分配金額の確定まで解散から 2 年程度の時間を要するため まず分配金の見込額を持ち込み ( 仮交付 ) 確定後に差額を精算します したがって 分配金額の確定までに資格を喪失した方が給付を請求した場合 まず 仮交付 に基づく額の支給を受け 確定後に差額を精算することになります ( 返納いただく場合も想定されます ) なお 対象者には分配金額の確定後に当基金からご連絡します 設立時加入中退職時分配金額確定 仮で給付する期間 ( 約 2 年 ) 差額 分配金見込額 仮交付額 退職時の仮想個人勘定残高 21
7. その他 (4) 制度移行における経過措置 (4) 制度移行における経過措置 新制度では 65 歳までの加入者期間で年金の権利を判定しますが 平成 30 年 9 月末時点での在職老齢年金受給者 ( 厚生年金基金の受給者かつ加入員である方 ) は経過措置が設けられております 加入者期間にかかわらず 老齢給付金 ( 年金 ) の権利を付与し 次の 2 つの選択肢を設ける経過措置です 選択肢 1 厚生年金基金の解散分配金を原資にした確定年金 ( 受給期間 :5 年 10 年 15 年 20 年から選択 ) を 新制度移行後すぐに受給 下記の (A) の部分 確定年金の受給期間は最長 20 年 解散分配金 (A) 確定年金 (5 年 10 年 15 年 20 年 ) 加算部分基本プラスアルファ部分 (B) 確定年金または一時金 厚生年金基金の加入期間 60 歳 解散 新制度 新制度の加入期間 退職 新制度加入から退職までの期間については 退職後に年金または一時金として受給できます 上記の (B) の部分 なお (B) の部分を確定年金として受け取る場合は 以下の制約が生じます 確定年金を受給期間は 受給開始より最長で20 年間となっているため 受給期間の選択に制約が生じます (A) の確定年金の受給が終了した後に (B) を受給する権利が発生した場合は この (B) は一時金での受給のみとなります 例えば 受給期間を5 年とした場合に該当します 22
7. その他 (4) 制度移行における経過措置 選択肢 2 厚生年金基金の解散分配金を原資にした確定年金 ( 受給期間 :5 年 10 年 15 年 20 年から選択 ) をすぐに受け取らず 受給開始を繰下げし 将来 確定年金 ( 受給期間 :5 年 10 年 15 年 20 年から選択 ) または一時金で受給する 繰下げしている間は 30 年国債利回りの利息が付与されます 解散分配金 加算部分基本プラスアルファ部分 繰下げ 繰下げた解散分配金を原資にした確定年金 ( 繰下げ期間中の利息を含む ) 新制度加入後の期間にかかる年金 厚生年金基金の加入期間 新制度の加入期間 60 歳 解散 新制度 退職 23
本資料に関するお問い合わせ先 東京都報道事業厚生年金基金 03-6264-7850 ( 受付時間 9:00~17:00)