H 予算案 :,566 億円 ( ) (H 予算額 :,6 億円 ) 研究費の複数年度にわたる使用を可能にする改革の推進により 限られた研究費から最大限の研究成果を創出 H 助成額 :,07 億円 ( ) (H 助成額 :,0 億円 ) 対前年度: 0 億円増 平成 年度に複数年度研究費の改革 ( 基金化 ) を行った 基盤 (C) 挑戦的萌芽 及び 若手 (B) ( いずれも応募総額 500 万円以下 ) に加え 平成 年度には 新たに 基盤 (B) 及び 若手 (A) の 種目についても分について基金化を導入 (*) これにより 基金対象種目は 5 種目に拡大し の 9 割近くを占める (*) 既存の基金種目は全額基金化となっているが 新たに導入する 基盤 (B) 及び 若手 (A) については 研究課題毎に 研究費総額のうち 500 万円を基金 500 万円を超える分については補助金で措置 ( これにより基金分が 研究課題当たり 割から 割程度を占める見込であり その範囲内において 研究費の前倒し使用や 繰越手続を要することなく翌年度の使用が可能 ) 既存予算を見直し 次世代を支える若手の支援 研究フロンティアの開拓を推進 新たな研究のフロンティアを切り開く 新学術領域研究 を拡充 優れた研究能力を有する若手研究人材 (JSPS 特別研究員 ) への研究費 ( 特別研究員奨励費 ) を充実 平成 年度から一部種目について基金化を導入したことにより 予算額 ( 基金分 ) には 翌年度以降に使用する研究費が含まれることとなったため 予算額が当該年度の助成額を表さなくなったことから 予算額と助成額を並記している
注 : 平成 年度募集研究種目 国際的に評価の高い研究の推進 研究費の規模 / 研究の発展 H には 新たに基盤研究 (B) 若手研究 (A) の 種目に基金化を導入 若手研究 9 歳以下 ~ 年 (A) 500~,000 万円 (B) ~500 万円 研究活動スタート支援 年以内年間 50 万円以内 特別研究員奨励費 年以内年間 50 万円以内 若手研究者の自立支援 原則 5 年 基盤研究 (S) 5,000 万 ~ 億円程度 独創的 先駆的研究の格段の発展 ~5 年 特別推進研究 ~5 年制限なし (5 億円程度 ) 国際的に高い評価を得ている研究 基盤研究 (A),000~5,000 万円 (B) (C) 500~,000 万円 ~500 万円 研究者個人の独創的 先駆的研究 H 基盤研究 (C) 挑戦的萌芽研究 若手研究 (B) の 種目を基金化 新学術領域研究 異分野連携等による新領域の形成 研究領域提案型 5 年年間,000 万 ~ 億円程度 共同研究等による新領域形成や領域の格段の進展 挑戦的萌芽研究 ~ 年 ~500 万円 挑戦的で高い目標設定を掲げた芽生え期の研究 新領域の形成 挑戦的研究 研究者の自由な発想に基づく研究の多様性の確保
複数年度研究費の改革 ( 基金化 ) H9 単年度補助金の研究費イメージ H9 H0 H H H H H5 年間の研究課題の例 H0 基金化後の研究費イメージ H H H H5 H6 H7 分は従前と同様の予算措置 H0 H H H 基金分 H H H 以降は一括して予算措置 平成 年度に必要な予算として部分を措置 単年度の研究費として交付されるため その年度内に執行することが必要 基金化した研究種目は 複数年度分の予算が基金に措置 ( 部分 ) され 交付決定が複数年分まとめてなされるため 研究期間中は年度にしばらない研究費の使用が可能に
複数年度研究費の改革 ( 基金化 ) のメリット 研究の進展に合わせた研究費の前倒し使用が可能 これまでの科研費制度では 研究に思わぬ進展があっても その年度に交付された補助金の範囲内でしか研究費を使用できなかったが 科研費 ( 基金分 ) では 翌年度以降に使用する予定だった研究費を前倒しして請求することにより 研究の進展に合わせた研究費の使用が可能 事前の繰越手続きなく 次年度における研究費の使用が可能 研究者は会計年度を気にかけることなく研究を進めることができ 未使用分の研究費については 事前の繰越し手続きなしに次年度以降に使用することが可能 研究助成改善のイメージ 予定額実際に必要となった研究費 年目 00 万円 0 万円 年目 00 万円 70 万円 年目 00 万円 80 万円 年目 00 万円 0 万円 前倒し請求が可能 0 万円繰越しに関する 0 万円手続き不要 年度をまたぐ物品調達が可能 会計年度による制約がなくなるため 前年度に発注した物品が翌年度に納品されることになっても構わない
全額基金 全額基金と一部基金の比較 H 一部基金 基盤研究(C) 挑戦的萌芽研究 若手研究(B) 基盤研究(B) 若手研究(A) H H H H5 H6 H H H5 H6 H7 H0 分は従前と同様の予算措置 分は従前と同様の予算措置 年間の研究課題の例 H H 基金分 H H 補助金分 (500 万円を超える分 ) は毎年度予算措置 補助金分 H H H 以降は一括して予算措置 基金分 (500 万円 ) は H 以降一括して予算措置 基金分 平成 年度にした研究課題から 全額基金により研究費を措置 ( 部分 ) 交付決定を複数年分まとめて行うため 研究期間中は全額年度にしばられない研究費の使用が可能 平成 年度にする研究課題について 500 万円を基金 ( 部分 ) で 500 万円を超える分は補助金 ( 部分 ) で措置 交付決定については 基金分は複数年分まとめて 補助金分は毎年度それぞれ行う 基金分については 研究期間中は年度にしばられない研究費の使用が可能 5
複数の科研費による共同利用設備の購入について. 科研費使用に関する現状科研費は 応募 された研究課題の研究を遂行するために必要となる経費 ( 直接経費 ) を補助するものであり 他の経費と合算して使用する場合であっても 当該研究課題の研究遂行に限って使用を認めるという考え方をとっています また 当該研究課題の研究遂行に限って研究費の使用を認めるという考え方は 他の競争的資金においても同様です. 制度改善の背景国立大学の運営費交付金などの基盤的経費が十分に確保されない状況が続く中で 耐用年数が経過した既存設備の更新も難しくなっているケースも多くなっています こうした中 新たに設備を購入するためには 科研費などの競争的資金に頼らざるを得ない状況がありますが 優れた性能の設備を購入しようとすると 科研費の一つの研究課題の配分額では十分でない場合もあります 一方において 研究課題ごとに設備が購入されるため 大規模大学では 同一研究科内に同じような設備が複数台存在することもあります なお 科研費で購入された設備は 科研費の研究遂行に支障がなければ 他の研究者が使用することを妨げていませんが 現実には使用しにくいという状況にあります. 対応案科研費の目的は 一義的には優れた研究課題に対して支援を行うことですが これを通して学術研究の振興を図ることが大目的です この観点から 平成 年度より 科研費の合算使用の制限を緩和することで 複数の研究課題の直接経費を合算しての共同利用設備 ( 以下 共用設備 ) の購入を可能とし 設備の共用を促進し 研究環境の向上を図ることを予定しています 6
複数の科研費による共同利用設備の購入について 共用設備購入に当たっての留意点の例 ( 検討中 ) 共用設備の購入経費を支出する各研究課題の補助事業者 ( 研究代表者 研究分担者 ) は 同一の研究機関に所属していること 研究機関は 各研究課題の負担額の割合及びその根拠等について 書面で明らかにしておくこと 研究機関は 各研究課題の研究遂行に支障を来すことがないよう 設備の使用時期等についてあらかじめ確認すること その他 共用に関するルールを定め 組織として適切に管理 運用すること 運営費交付金など使途に制限のない経費を加えて 科研費の合算額以上の設備を購入することも可能であること また 共用設備に係る研究支援者の配置についても考慮することが望ましいこと 研究機関は 共用設備に関する情報を研究機関内で共有し これらの設備の有効活用が図られるように努めること. 今後の予定 () 共同利用設備購入に当たっての留意点等について 平成 年度中に各研究機関に通知する予定 () 改正した補助条件やハンドブックは 平成 年 月に各研究機関に通知する予定 7
々に使用複数の科研費の合算使用による設備共用の促進 研究所 研究科 研究所 研究科 科研費 合算使用可能に A 研究室 B 研究室 科研費別A 研究室 同じ装置が つも 他の研究室のものはやはり使いずらい C 研究室 共用設備 研究支援者 買えなくても使用できる B 研究室 異なる科研費の合算による設備の購入を可能にし 設備の共用を促進する 各ケースごとに 拠出額 共用ルールなどを合理的に定めておく 8