間 ) に係る譲渡益や配当等が非課税となる口座をいう (6) 事業主等民間企業等 官公庁等又はその他の事業体で 当該職場に所属する役職員等に対して職場積立 NISAを提供する主体をいう (7) 利用者職場積立 NISAを利用する役職員等をいう (8) 事務局職場積立 NISAの運営に係る以下の事務等

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職場積立 NISA に関するガイドライン 第 1 章総則 1. 制定の趣旨 NISA 推進 連絡協議会は NISA 推進 連絡協議会に参加する業界団体等に属する金融商品取引業者及び金融機関等 ( 以下 NISA 取扱業者 という ) が取り扱う職場積立 NISAについて 適正かつ円滑な運営と制度の普及の促進を図るため 本ガイドラインを制定する 2.NISA 取扱業者による法令等の遵守等 NISA 取扱業者が職場積立 NISAを取り扱う場合には 税法 金融商品取引法 投資信託及び投資法人に関する法律等関係法令及び関係諸規則を遵守するとともに 本ガイドラインに沿って行うものとする 職場積立 NISAは つみたてNISA 口座により投資する場合と一般 NISA 口座により投資する場合によって その取扱いが一部異なることに留意する 3. 定義本ガイドラインにおける次の用語の定義は それぞれ次に定めるところによる (1) 役職員等民間企業等 官公庁等又はその他の事業体から給与や賞与などの名目で定期的に報酬を得ている者をいう (2) 職場役職員等が所属する民間企業等 官公庁等又はその他の事業体をいう (3) 職場積立 NISA 職場において 福利厚生目的のために 役職員等が給与及び賞与等からの天引きにより定時定額で又は賞与からの天引きにより臨時に拠出した資金等をもって NISA 取扱業者が選定した金融商品 ( 以下 職場積立 NISA 対象商品 という ) に投資する仕組みをいう (4) つみたてNISA 口座 NISA 制度における年間 40 万円までの投資 ( 非課税期間 20 年間 ) に係る譲渡益や分配金が非課税となる口座をいう (5) 一般 NISA 口座 NISA 制度における年間 120 万円までの投資 ( 非課税期間 5 年 役職員等 については 実施主体の実態に応じて規約の中で規定する 職場の範囲については 各事業者が自社の実態に応じて判断するものとする つみたてNISA 口座を利用する職場積立 NISAにおいては 臨時に拠出した資金等をもって投資することはできない 1

間 ) に係る譲渡益や配当等が非課税となる口座をいう (6) 事業主等民間企業等 官公庁等又はその他の事業体で 当該職場に所属する役職員等に対して職場積立 NISAを提供する主体をいう (7) 利用者職場積立 NISAを利用する役職員等をいう (8) 事務局職場積立 NISAの運営に係る以下の事務等を担当する事業主等の組織 ( 当該事務を代行する組織を含む ) をいう イ利用者からの諸届出受付事務ロ利用者への諸連絡事務ハ利用者の給与及び賞与からの拠出金の控除事務ニ NISA 取扱業者への金銭の送金事務ホその他上記に付随する事務 (9) 拠出金利用者が職場積立 NISAにより 職場積立 NISA 対象商品へ投資するため拠出する金銭をいう ( 事業主等による奨励金を含む ) (10) 奨励金職場積立 NISAによる職場積立 NISA 対象商品の投資に際し 事業主等が利用者に付与する金銭をいう (11) 投資アドバイス利用者によるライフプランや資産形成目的に基づいた商品選択の支援を行うため NISA 取扱業者が提供するサービスをいう 第 2 章職場積立 NISA 1. 目的職場積立 NISAは 職場において役職員等の自助努力による資産形成を支援することによって 福利厚生の増進を図ることを目的とする 2. 規約の制定 NISA 取扱業者は 事業主等に対し 以下に掲げる項目を含む職場積立 NISAに係る規約を設け 利用者への周知 説明に努めるよう求めるものとする 事業主等に代わり NISA 取 扱業者が 規約の説明を行う ことも考えられる 2

イ参加資格に関する事項ロ毎月の拠出金及び賞与の際の臨時拠出金に関する事項ハ対象商品 運用商品に関する事項ニ投資教育に関する事項ホ自己責任原則の確認に関する事項 つみたてNISA 口座を利用する職場積立 NISAにおいては 臨時に拠出した資金をもって投資することはできない 3. 投資 拠出 (1) 職場積立 NISAにおける拠出金は 福利厚生を目的とした資産形成制度との観点から 給与及び賞与から天引きの方法により拠出することを原則とするが 役職員等の証券口座 預貯金口座からの引き落としにより拠出することも妨げない なお 役職員等が 非課税投資枠の余剰分について 職場積立 NISA 制度によらず NISA 取扱業者に対し直接に資金を拠出し NISA 制度による投資を行うことは差し支えない (2) つみたてNISA 口座を利用する職場積立 NISAにおいては 定時定額の積み立て方式による拠出に限定する (3) 一般 NISA 口座を利用する職場積立 NISAにおいては NISA 取扱業者は リスクをより軽減する観点から 定時定額の積み立て方式 ( ドルコスト平均法 ) による拠出を推奨することが望ましい なお 事務負担等の観点から 定時定額の積み立て方式による拠出に限定することもできる 職場積立 NISAではなく 役職員等が自身の資金により直接 投資ができる旨を規定 職場積立 NISAによらずつみたてNISA 口座や一般 NISA 口座での取引ができる旨を規定しており その場合 役職員等はガイドラインで定める手続き等は不要 第 3 章 NISA 取扱業者の責務等 1. 事務の受託 (1) NISA 取扱業者は 職場積立 NISAの取扱いを受託するに際し 以下に掲げる能力等を具備するものとする イ NISA 制度が定める手続き及び管理等を履践できる能力ロ定時定額の積み立て方式等による拠出に係る手続き及び取引の執行を遂行できる能力ハ利用者に対する十分な投資教育及び適切な投資アドバイスを提供する能力ニ利用者に対してNISA 制度 金融商品取引法その他職場積立 NISAに関する法令諸規則や税制に関する情報提供を適切に行う能力ホ利用者に対してリスクに係る条項の確認を行う能力 複数金融機関が事務を受託 することも可能とする 3

ヘ事務局及び利用者に対して 市場環境急変等の際に適時適切な情報を提供できる能力ト職場積立 NISAの目的に合致する適切な商品選定を行う能力 ( 一般 NISA 口座を利用する職場積立 NISA に限る ) (2) NISA 取扱業者は 事業主等が利用者に多様な選択肢を確保する観点から 事業主等が複数のNISA 取扱業者と職場積立 NI SAに関する契約を締結することを妨げないものとする (3) NISA 取扱業者は 職場積立 NISAの運営において 金融商品取引法 日本証券業協会の自主規制等の法令諸規則等を遵守して事務を行うものとする 例えば 金商法上の契約締 結前交付書面の交付義務や 目論見書の交付義務等 2. 職場積立 NISAの対象商品について (1) NISA 取扱業者が職場積立 NISAにおいて特に一定の金融商品を推奨する場合には 利用者の中長期の資産形成の観点からこれを選定するものとする (2) NISA 取扱業者は つみたてNISA 口座を利用する職場積立 NI SAで提供する金融商品について 関係法令が定める要件を満たす金融商品を提供するものとする (3) NISA 取扱業者は 一般 NISA 口座を利用する職場積立 NISA で提供する金融商品について 利用者に多様な選択肢を提供する観点から 真にやむを得ない場合を除き 商品性 リスク度合の異なる金融商品を少なくとも三以上提供するものとする この場合 NISA 取扱業者は 職場積立 NISAが事業主等による福利厚生制度であることに鑑み 利用者のリスク許容度や資産形成目的に十分配慮し 長期 分散投資型の金融商品を一以上選定するものとする (4) NISA 取扱業者は 職場積立 NISAで提供する金融商品を選定する際に 事業主等や利用者の意向を参考にすることが望ましい 3. 金融 投資教育の提供 (1) NISA 取扱業者は 利用者から投資 拠出の申込みを受けるときまでに 利用者に対して 以下の事項を含む金融 投資教育を提供するものとする イ税制 (NISA 制度の概要を含む ) 例えば 株式組入れ比率の異なる商品等 真にやむを得ない場合 とは 例えば NISA 取扱業者が取り扱っているNISA 対象商品が三未満の場合等を想定 長期 分散投資型の金融商品 とは 例えば 既に様々な資産に分散されているバランス型など 利用者の資産配分を出来る限り軽減するリスクコントロール型の金融商品を想定職場積立 NISAが自己責任の下で運用をする資産形成制度であることを始め ライフプラン マネープランなど 基 4

ロ資産形成の目的ハ分散投資 長期投資の効果ニ対象商品の特性 リスク (2) NISA 取扱業者は 事業主等からの求めに応じ 利用者に対し 継続して 金融 投資教育を提供するものとする (3) NISA 取扱業者は 前記 (1) 及び (2) に関わらず 事業主等からの求めに応じ 金融 投資教育 金融商品の情報等を提供するものとする 4. 投資アドバイスの提供及び金融商品の勧誘について (1) 投資アドバイスの提供及び金融商品の勧誘は 外務員登録を受けている者が 金融商品取引法及び日本証券業協会の自主規制等の法令諸規則を遵守し 利用者の特性及び意向を十分に踏まえ これを行うものとする (2) NISA 取扱業者は 職場積立 NISAの趣旨を十分に踏まえ 利用者が迷惑するような時間に訪問や電話による投資アドバイスの提供や金融商品の勧誘を行わないものとする 礎的な投資知識や金融知識の習得等を可能とする機会を提供する必要がある 利用者が金融 投資教育を受けたうえで職場積立 NISA を利用することを確保するため NISA 取扱業者は 投資 拠出の申込みの際に金融 投資教育の提供を受けたことを確認することが考えられる 利用者に対し 加入後も継続して 利用者の知識レベルやニーズ等を勘案した金融 投資教育を提供していくことが望ましい 第 4 章適正な運営の担保 1. 事業主等への情報提供 NISA 取扱業者は 事業主等による職場積立 NISAの適正な運営に必要なモニタリングを可能にするため 事業主等からの求めに応じ 職場積立 NISAにおける取引に係る情報を提供するものとする 2. 事業主等への利益供与の禁止 NISA 取扱業者は 事業主等が職場積立 NISAを導入 運用するに当たって 事業主等に対して金銭の支払等の利益供与を行わないものとする 以上 職場積立 NISA の導入 運 用に対する利益の提供を禁 止する 5