( 様式 1) 1. 対象地区の概要 1 本市の地勢 習志野市は, 千葉県北西部に位置し, 首都東京と県庁所在地の千葉市のほぼ中間付近に位置する 対象区域内の高低差は 12m~30m あり, 比較的高低差の激しい区域である 2 対象地区 習志野市の下水道計画区域は, 津田沼, 高瀬, 印旛の 3 処

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水 ) 融雪用水 植樹帯散水用水 道路等の清掃 散水用水 農業用水 工業用水への供給 事業場等への直接供給などがある 下水汚泥については バイオマス ニッポン総合戦略や京都議定書目標達成計画など 地球温暖化対策を推進することが求められている その有効利用量は平成 22 年度に約 78% に達したが

スライド 1

(1) 生活排水について 地域の実状に応じ 下水道 浄化槽 農業集落排水施設 コミュニティ プラント等の生活排水処理施設の整備及び高度処理化 適正な施設維持管理等の対策を計画的に推進すること 加えて 合流式下水道の改善の取組を推進すること (2) 指定地域内事業場について これまで行われてきた汚濁負



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国土技術政策総合研究所 研究資料

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公共下水道 私たちは 日常の生活や社会生活の活動のなかで たくさんの水を使っています ここで使われた水をそのまま自然に流し続けると 川や海は汚れを増していくこととなり やがて生活に必要なきれいな水が欲しいときに 手に入れることがむずかしくなってしまうようになります 必要な水を いつまでもきれいなまま

第 3 章福島市下水道事業の現状と課題 第 1 節 福島市下水道事業の現状と課題総括 第 3 章 福島市下水道事業の現状と課題 福島市公共下水道は 安全 快適な市民生活と地域環境の保全を目的として整備され その機 能を維持しています 今後も下水道サービスを維持 向上させるためには 下水道施設整備のほ

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資料5 汚濁負荷量の状況

八代海流域別下水道整備総合計画書 ( 第 1 表 ) 下水道の整備に関する基本方針 ( イ ) 整備の目標本流域においては 環境基本法第 16 条に基づき 球磨川 八代地先水域では昭和 46 年 5 月 25 日に 八代海水域では昭和 51 年 6 月 1 日に 氷川等水域では昭和 52 年 1 月

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目 次 1 基本事項について 汚水処理施設整備構想とは 構想見直しの必要性 汚水処理施設の概要 山陽小野田市の現状と課題 整備状況 主な汚水処理施設 汚水処理における課題...

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反応槽 1m 3 あたりの余剰汚泥発生量 (kg/m 3 / 日 ) 2-(3)-2 高負荷運転による水質改善および省エネルギー効果について 流域下水道本部技術部北多摩二号水再生センター葛西孝司 須川伊津代 渡瀬誠司 松下勝一 1. はじめに 21 年度の制限曝気 A2O 法の調査 1 ) の過程で

社会資本総合整備計画 ( 防災 安全交付金 ) 計画の名称 計画の期間 計画の目標 命と暮らしを守る安全 安心な施設づくり ( 下水道 ) 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 (5 年間 ) 平成 29 年 3 月 13 日重点配分対象の該当 下水道管路及び下水道施設の長寿命化 耐震化を図り安全

西川町下水道長寿命化計画 ( 西川浄化センター ) ( 様式 1) 1. 対象施設及びその選定理由 1 対象施設の概要本町の下水道事業は 平成 6 年に公共下水道事業計画の認可を受け事業に着手し その後 4 回の変更認可により下水道整備を行ってきた 平成 22 年度末の整備状況としては 行政人口 6

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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

下水道計画に用いる諸元は 原則として計画策定時点の諸元とする 計画人口については 近年の人口減少傾向を踏まえ適切に考慮する なお 確定した開発計画等がある場合は それを考慮する (4) 小規模下水道の特性や地域特性 一般に流入水の水量 水質の年間変動 日間変動が大きい 維持管理が大中規模の処理場に比

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3. 下水道の整備状況平成 30 年 3 月 31 日現在 県内では 20 市町のうち 11 市 6 町で公共下水道事業が実施されており 17 の市町で供用されています しかしながら 愛媛県の下水道普及率は 53.7% と全国第 38 位となっており まだまだ遅れています 瀬戸内海や宇和海などの豊か


資料4 検討対象水域の水質予測結果について

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様式第 1 ( 裏面 ) 第 5 条第 3 項関係 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の別 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の構造 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の設備 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の使用の方法 施設において製造され 使用され 若し

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東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

苫小牧市の下水道概要 ( 平成 26 年度末現在 ) 全体計画区域面積 ( 汚水 ) 6,028.0 ha 全体計画区域面積 ( 雨水 ) 6,016.9 ha 都 市 計 画 決 定 面 積 5,784.0 ha 事業認可区域面積 ( 汚水 ) 5,351.7 ha 事業認可区域面積 ( 雨水 )

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( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

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かん水源涵養便益洪水防止便益事業対象区域 38,731,178 千円 T-1 Y 1 (f1-f2) α A U B= Σ + Σ T (1+i) = 1 =T (1+i) 360 U: 治水ダムの単位雨量流出量当たりの年間減価償却費 ( 円 / m3 /sec) 出典 : ダム年鑑 2016 f1

平方・中野久木物流施設地区

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総務委員会会議録

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第1 予算編成の基本的な考え方

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加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

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Transcription:

習志野市合流式下水道緊急改善計画 22 年 3 月 習志野市

( 様式 1) 1. 対象地区の概要 1 本市の地勢 習志野市は, 千葉県北西部に位置し, 首都東京と県庁所在地の千葉市のほぼ中間付近に位置する 対象区域内の高低差は 12m~30m あり, 比較的高低差の激しい区域である 2 対象地区 習志野市の下水道計画区域は, 津田沼, 高瀬, 印旛の 3 処理区で, 全体計画面積は 2,035.5ha である うち, 津田沼と高瀬の一部が合流式で整備されており, 高瀬処理区については, 船橋市の高瀬下水処理場で処理されている 今回対象区域となるのは, 津田沼処理区 24.5ha ( 習志野市 542.5ha, 船橋市 382.00ha) 及び高瀬処理区 58.8ha をあわせた 83.3ha である 3 合流式施設の状況 本市の合流式下水道は, 昭和 50 年代より合流改善計画を立案し整備を進めてきた結果, 両処理区ともに, 標準的な遮集倍率 3Qより高い水準で整備されている 遮集規模は概して 6Q 遮集 であり, 雨天時下水は 雨水沈殿池 により処理されている なお, 津田沼処理区で約 150.5ha( 習志野市分 ), 高瀬処理区で約 47.8ha の未整備区域があり, 各処理区の合流区域の整備面積率は, それぞれ約 72%,1% である 4 放流先の状況 放流先は菊田川, 東京湾, 水路 ( 谷津川 ) となっており, うち, 東京湾については, 環境基準の海域類型 C-Ⅳの指定がされている 20 年版習志野市環境白書 によると H1 の達成状況は,COD,DO 及び全窒素は達成, 全リンは未達成となっている 5 降雨特性 代表降雨年の総降雨量が約 1,083mm/ 年, 独立降雨回数が 10 回であり, 全国平均の総降雨量 1,58mm/ 年, 独立降雨回数 13 回 / 年と比較して量 回数ともに少ないといえる ( 合流式下水道改善対策施設と解説 -2002- 年版下水道協会 より引用 ) 6モニタリング H15 に実施したモニタリング結果では, ファーストフラッシュは BOD で 400mg/L と高い値が示されたが, 希釈効果により越流期間の水質は低く 10~40mg/L 程度で推移していた

2. 緊急に整備すべき理由 現況の雨天時 ( 総降雨量 10~30mm) 平均放流水質は 24mg/L となっており, 下水道法施行令で示されている BOD 40mg/L 以下を達成しているため, 緊急改善対策は夾雑物の流出防止対策に主眼を置くこととする 現有施設 (6Q 遮集 12,000m 3 Ⅲ 型滞水池 ) において分流並放流負荷量を達成しているため, 緊急改善対策は夾雑物の流出防止対策及び放流回数の半減に主眼を置くこととする 本市の吐き口は, 観光名所である谷津干潟へ流出する水路 ( 谷津川 ) や, 住宅地を流れる菊田川, 及び東京湾に設置されており, 人目につく機会が特に多いため, 緊急に対策を講じる必要がある 高瀬処理区については特に, 放流先が高瀬川で公園に面しており, 人目に触れる機会が多いため, 緊急の対策が必要とされる

3. 計画目標 最終目標 ( 25 年度 ) 当面の対策 1 汚濁負荷量の削減 : 6Q 遮集 及び 滞水池 46,000m 3 (12,000m 3 既設 ) 及び 高度処理 A 2 O 法の導入 により, 分流式並まで放流負荷量を削減 6Q 遮集 及び 既設の Ⅲ 型滞水池 12,000m 3 により, 分流並み汚濁負荷量の削減を達成済み 2 公衆衛生上の安全確保 : 6Q 遮集 及び 滞水池 46,000m 3 (12,000m 3 既設 ) により, 対策無し (3Q 遮集 ) の場合の未処理下水放流回数を半減 6Q 遮集 及び Ⅰ 型滞水池,000m 3 +Ⅲ 型滞水池 3,000m 3 ( 既設滞水池の一部改造 ) により, 全ての吐き口において対策無し (3Q 遮集 ) の場合の未処理下水放流回数の半減を達成する 3 夾雑物の削減 : 目標値津田沼処理区 7 箇所 高瀬処理区 2 箇所全ての雨水吐き室に夾雑物除去装置 ( 水面制御装置 / スクリーン ) を設置する 緊急改善対策 前記 当面の対策 のうち, 以下の対策を本緊急改善計画における 緊急改善対策 として位置づける なお, 遮集管は 6Q のレベルで対策済みである 1 汚濁負荷量の削減 6Q 遮集 及び 滞水池 12,000m 3 2 公衆衛生上の安全確保 6Q 遮集 及び 滞水池 12,000m 3 3 夾雑物の削減越流負荷量, 越流回数が多い雨水吐き室から優先的にスクリーンを設置する 滞水池 12,000m 3 前記 当面の対策 を本緊急改善計画における 緊急改善対策 として位置づける なお, 遮集管は 6Q のレベルで対策済みである 対策のまとめ対策項目 対策無し 緊急改善対策 当面の対策 1 汚濁負荷量の削減 2 公衆衛生上の安全確保 3 夾雑物の削減 3Q 遮集 3Q 遮集 なし 6Q 遮集 Ⅲ 型滞水池 12,000m 3 6Q 遮集 滞水池 12,000m 3 6Q 遮集 Ⅰ 型滞水池,000m 3 +Ⅲ 型滞水池 3,000m 3 ( 既設滞水池の一部改造 ) スクリーン設置越流負荷量, 越流回数が多い雨水吐き室から優先的にスクリーンを設置する 滞水池 12,000m 3 スクリーン設置全ての雨水吐き室に夾雑物除去装置を設置する 6Q 遮集 雨水滞水池 46,000m 3 ( 既設 12,000m3 含む ) 高度処理同左 6Q 遮集 雨水滞水池 46,000m 3 ( 既設 12,000m3 含む ) 同左 スクリーン設置全ての雨水吐き室に夾雑物除去装置を設置する

中間目標 ( 23 年度 ) 1 汚濁負荷量の削減 : 6Q 遮集 及び 既設の Ⅲ 型滞水池 12,000m 3 により, 分流並み汚濁負荷量の削減を達成済み 2 公衆衛生上の安全確保 : 6Q 遮集 により全ての雨水吐で対策無し (3Q 遮集 ) の場合の未処理下水放流回数の半減を達成済み 3 夾雑物の削減 : 目標値津田沼処理区 7 箇所 高瀬処理区 2 箇所 全ての雨水吐き室に夾雑物除去装置 ( 水面制御装置 / スクリーン ) を設置する 4. 計画期間 5 年間 ( 17 年 4 月 1 日 ~ 22 年 3 月 31 日 ) 5 年間 ( 22 年月日 ~ 26 年 3 月 31 日 ) 5. 整備効果 緊急改善対策時における対象地区の整備効果は, 対策なし (3Q 遮集 ) を基準に改善目標 ( 当面 ) の達成度により評価する 1 汚濁負荷量の削減分流並み放流負荷量の削減は, 緊急改善対策により達成済みである 年間汚濁負荷量 処理区 対策レベル対策無し緊急改善対策当面の対策 施策 3Q 遮集 6Q 遮集 Ⅲ 型滞水池 12,000m 3 6Q 遮集 高度処理滞水池 46,000m 3 ( 既設 12000m3 含む ) 同左 当面の目標値 津田沼 汚濁負荷量 41 442 千 kg/ 年 達成度 364 313 千 kg/ 年 58% 100% 17 313 千 kg/ 年 100% 100% 323 331 千 kg/ 年

2 公衆衛生上の安全確保未処理下水の放流回数の半減は 緊急改善対策により達成される 未処理下水放流回数 処理区 津田沼処理区 越流回数 ( 換算回数 ) 対策レベル 施策 菊田台 3 号幹線 菊田台 1 号幹線 菊田台 2 号幹線 菊田川 2 号幹線 鷺沼幹線 ( 計画 ) 枝線 ( 鷺沼区域 ) 堀田川幹線 菊田川 1 号幹線 終末処理場 計 達成度 対策なし 3Q 遮集 緊急改善対策 6Q 遮集 Ⅲ 型滞水池 12,000m3 6Q 遮集 Ⅰ 型 +Ⅲ 型滞水池 ( 既設滞水池の一部改造 ) 当面の対策 6Q 遮集 高度処理滞水池 46,000m3 ( 既設 12000m3 含む ) 同左 当面の目標値 (0) (0) (0) (0) 57 10 10 28 1 (0) (0) (0) (0) 60 13 13 30 22 (0) (0) (0) (0) 65 1 1 32 15 (2) (2) (3) (1) 72 15 15 36 3 (0) (0) (0) (0) - - - - 26 (0) (0) (0) (0) 45 15 15 22 16 (0) (0) (0) (0) 6 17 17 34 (0) (0) (0) (0) 54 7 7 27 57 (46) (38) (16) (23) 0 0 0 0 176 (48) (40) (1) (24) 422 6 6 20 33% 100% 100% 100% 換算越流回数 とは汚濁負荷量に応じて重み付けを行った未処理下水放流回数を指す 3 夾雑物の削減 夾雑物対策については, 本緊急改善対策の実施により, 対策率が 100% となる

6. 事業の効率化に関する取り組み 津田沼浄化センター内には,12,000 m 3 の Ⅲ 型滞水池が建設されている 本計画では, 既設滞水池を有効利用することにより事業の効率化を図った 下表に示す対策案について検討を行った結果, 未処理放流がなく, かつ放流負荷量が最も少ない Ⅰ 型 +Ⅲ 型滞水池へ改造 を緊急改善対策として採用した 以下に改善手法の比較検討結果を示す 改善手法の比較検討 検討案 滞水池容量 (m 3 ) Ⅲ 型 Ⅰ 型 放流負荷量 (t/ 年間 ) 未処理放流 ( 回 / 年 ) 採用案 現有施設 12,000 0 312.7 37 Ⅰ 型滞水池へ改造した場合 Ⅰ 型 +Ⅲ 型滞水池へ改造した場合 0 12,000 315.4 0 3,000,000 308.6 0

( 様式 2) 1. 概要 市町村名 千葉県習志野市 対象地区名 津田沼処理区 ( 第 1 分区 ) 計画対象面積 24.50ha ( 習志野 542.50ha 船橋 382.00ha) 58.8ha 高瀬処理区整備概要雨水吐き室に夾雑物流出防止のスクリーンを設置 ( 津田沼処理区 :8 箇所, 高瀬処理区 :2 箇所 ) 放流先が人目に触れる機会の特に多い高瀬処理区の雨水吐き ( 習志野 2-2) や, 住民からの苦情が多い雨水吐き (No.E-1,E-2) は早期に対策を講じることとし, それ以外の雨水吐きについては, 放流負荷量及び放流量の割合が高く, 公共用水域への影響が大きい吐き口から優先的に整備を行う 雨水吐き室に夾雑物流出防止の水面制御装置 / クリーンを設置 ( 津田沼処理区 :7 箇所, 高瀬処理区 :2 箇所 処理場における未処理放流回数の半減対策として 既設 Ⅲ 型滞水池の一部 Ⅰ 型への改造 (Ⅰ 型滞水池,000m 3 +Ⅲ 型滞水池 3,000m 3 ) 行う 2. 雨水吐に設置する夾雑物等の除去施設 雨水吐名称雨水吐位置施設概要 No.D-1 ( 菊田台 3 号幹線 ) No.E-1 ( 菊田台 1 号幹線 ) No.E-2 ( 菊田台 2 号幹線 ) No.F-1 ( 菊田川 2 号幹線 ) No.G-1 ( 計画 ; 鷺沼幹線 ) - No.G-2 ( 枝線 ) No.G-3 ( 堀田川幹線 ) No.G-4 ( 菊田川 1 号幹線 ) 習志野 2-1 ( 高瀬処理区 ) 習志野 2-2 ( 高瀬処理区 ) 谷津 2 丁目 谷津 2 丁目 谷津 2 丁目 津田沼 5 丁目 鷺沼 5 丁目 - 鷺沼 3 丁目 鷺沼 3 丁目 鷺沼 1 丁目 谷津 5 丁目 谷津 4 丁目 ろ過スクリーン水面制御 ろ過スクリーン - ろ過スクリーン水面制御 ろ過スクリーン 30 35 30 75 11 75-35 35 10 40 10 40 10 40 32 20 年度 21 年度 18 年度 21 年度 18 年度 21 年度 1 年度 20 年度 1 年度 - 1 年度 21 年度 20 年度 21 年度 20 年度 21 年度 21 年度 17 年度 3. 雨水貯留施設 貯留施設名称 形態 集水面積 (ha) 貯留量 (m 3 )

4. 遮集管渠 遮集管の名称 対象流量 管渠内法寸法 (mm) 延長 (m) 5. 雨水浸透施設 浸透施設名称 整備区域面積 (ha) 設置数量 浸透量 (m 3 /ha 分 ) 6. 雨水放流渠 放流渠の名称 対象流量 管渠内法寸法 (mm) 延長 (m) 7. 簡易水処理施設 施設の名称位置能力構造 8. 分流化に係る管渠 管渠の名称 対象流量 管渠内法寸法 (mm) 延長 (m)

. 年次計画及び年割り額 単位 : 百万円 名称 17 年度 18 年度 1 年度 20 年度 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度計 雨水吐き室ろ過スクリーン設置 40 32 65 0 110 0 105 11 75 66 0 0 0 0 0 35 10 実施設計 20 0 20 4 0 0 0 0 0 0 0 0 40 4 合流改善計画見直し 雨水滞水池実施設計 2 3 32 雨水滞水池改造工事 37 148 185 計 60 32 85 4 110 0 105 11 75 75 2 3 37 148 0 435 33