東名高速道路 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 実施計画書 平成 28 年 5 月静岡県駿東郡小山町
目次 目次 1. 路線名 2 2. 連結位置及び連結予定施設 3 3. 連結を必要とする理由 4 4. 計画交通量 供用予定時期 7 5. 連結のために必要な工事に要する費用の概算額 8 6. 管理 運営形態 9 7. 管理 運営のために必要な費用の概算額 10 8. スマートICの設置により期待される効果 11 9. 社会便益 16 10. 整備前後におけるスマートICとその前後の既設 ICにおける出入交通量 17
1. 路線名 [ 路線名 ] 第一東海自動車道 ( 東名高速道路 ) 至名古屋 山梨県 静岡県 沼津市 駿河湾沼津 SIC 御殿場市 裾野市 駿東郡長泉町 長泉沼津 IC 駿東郡小山町 138 246 御 469 御殿場 JCT 小山 SIC 裾野 IC 2.6km 三島市 殿場線足柄 SA SIC 足柄上郡山北町 山北 SIC 第一東海自動車道 ( 東名高速道路 ) ( 仮称 ) 足柄スマート IC 南足柄市 25.8km 足柄下郡箱根町 23.2km 第二東海自動車道 ( 新東名高速道路 ) 神奈川県 足柄下郡湯河原町 大井松田 IC 小田原市 足柄上郡松田町 足柄上郡開成町 大井松田 IC 足柄下郡真鶴町 秦野 IC 足柄上郡大井町 長野県 秦野市 足柄上郡中井町 静岡県 秦野中井 IC 中郡二宮町 山梨県 平塚市 小山町 至東京 埼玉県 東京都 神奈川県 W N S E 愛鷹 SIC 沼津 IC 駿東郡清水町 田方郡函南町 熱海市 広域図 東京都 ( 日本橋 ) からの 100km 圏域 2
2. 連結位置及び連結予定施設 [ 連結位置 ] 静岡県駿東郡小山町桑木地内 [ 連結予定施設 ] 上り線 町道 2451 号線 下り線 町道 2452 号線 N 至東京 W E 至東京 S ( 町道 )2451 号線 ( 町道 )2452 号線 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 足柄 SA( 上り ) 至名古屋 足柄 SA( 下り ) 足柄 SA 至名古屋 航空写真 NEXCO 中日本提供 3
3. 連結を必要とする理由 が接続する国道 138 号は 裾野 三島方面への通勤交通や箱根 富士五湖などへの観光交通が集中し 御殿場市街地で渋滞が発生 休日には 出口渋滞が東名高速本線にまで影響 小山町は足柄峠などの観光資源が豊富であるが 観光客は減少傾向にありアクセス性の向上が必要 利用交通の経路 ( 休日 ) 富士五湖周辺 冨士霊園富士スピードウェイ須走温泉道の駅すばしり冨士浅間神社夢呂土美術館 周辺の旅行速度 御殿場市街地 にて渋滞が発生 10km/h 未満 10~20km/h 20~30km/h 30km/h 以上 データなし 出口渋滞 ( 回 / 年 ) 50 45 40 29 30 20 道の駅ふじおやま あしがら温泉 宝鏡寺誓いの丘円通寺足柄峠御殿場プレミアムアウトレット金時山 データ : 民間プローブデータ ( 平成 27 年 5 月休日 11 時 ) 小山町観光客数の推移 ( 万人 ) 450 433 428 431 415 地域の主要渋滞箇所 10 0 上り線 下り線 IC 出口渋滞が本線に影響データ :NEXCO 中日本提供 (H26.1~H26.12) < 足柄峠 > 凡例 1 台 / 期間中 0.5 台 / 日未満 1.0 台 / 日未満 2.0 台 / 日未満 3.0 台 / 日未満 3.0 台 / 日以上 桃源台 箱根周辺 仙石原温泉 彫刻の森美術館 400 350 300 減少傾向 H23 H24 H25 H26 データ :ETC2.0 プローブ情報 (H27.5~6 の 2 ヶ月間 ) 出典 : 静岡県観光交流の動向 出典 : 小山町観光協会 4
3. 連結を必要とする理由 小山町の事業所数や製造品出荷額は減少傾向にあり高速道路へのアクセス性の向上が必要 小山町の事業所数 ( 事業所数 ) 70 60 50 40 30 20 62 55 51 49 48 14 事業所 23% 減 H20 H21 H22 H24 H25 データ : 工業統計調査 (H25 小山町統計書 ) 従業員 4 人以上 小山町の製造品出荷額 ( 億円 ) 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 1,909 1,511 1,496 1,360 1,256 652 億円 34% 減 H20 H21 H22 H24 H25 広域防災進出拠点 ( ) に位置づけられている足柄サービスエリアと活動拠点とのアクセス性の向上が必要 小山町では少子高齢化が進行するなか 第三次救急医療施設は沼津市立病院と遠く 救急医療施設への搬送時間の短縮が必要 東海地震応急対策活動要領に基づく静岡県広域受援計画の中での進出拠点 静岡県広域受援計画 小山町の人口及び高齢化率 小山町の企業の高速利用時の利用 IC 須走 IC, 7% その他, 1% 大井松田 IC, 43% 高速使用時の利用 IC 御殿場 IC, 49% 日頃 高速道路を利用している企業 27 社の回 小山町の救急出動件数の推移 年々増加傾向 の利用が 5 割 小山町内企業アンケート (H21.7) 研修 保養施設 40 社レジャー施設 ( ゴルフ場 )4 社 進出拠点に位置づけ 高齢化が進展 出典 : 東海地震応急対策活動要領に基づく静岡県広域受援計画 (H21.5 静岡県 ) 出典 :H22 国勢調査 日本の地域別将来推計人口 H25.3 推計 ( 国立社会保障 人口問題研究所 ) 出典 : 小山消防署ヒアリング結果 5
3. 連結を必要とする理由 足柄サービスエリアへのスマート IC の設置により 高速道路の利便性向上 小山町 御殿場市街地へのアクセス性が向上し の交通を分散 観光振興 周辺観光施設へのアクセス性が向上し 観光客の増加が期待 物流の効率化 周辺企業から東名高速へのアクセス時間が短縮し 製品の出荷など物流が効率化 防災機能の強化 東名足柄 SA と新たに整備中の防災機能を備えた観光拠点施設との連携による防災機能の強化 救急搬送の速達性 救急医療施設への搬送時間短縮による救急 救命活動の支援 6
4. 計画交通量 供用予定時期 (1) 計画交通量 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 計画交通量 ( 平成 42 年度 ):2,500( 台 / 日 ) 推計条件 ODデータ : 平成 17 年度道路交通センサス将来 OD( 平成 42 年度 ) 配分手法 : 高速転換率併用分割配分法 ETC 利用率 :90% (2) 供用予定時期 供用予定時期 : 平成 31 年 3 月を目標とする 7
5. 連結のために必要な工事に要する費用の概算額 1( 仮称 ) 足柄スマートIC 全体事業費費用負担区分 IC 本体 ( 日本高速道路保有 債務返済機構 ) 料金徴収施設 ( 中日本高速道路 ) 連結道路 ( 小山町 ) 合計 ( 税込み 8%) 事業費 14 億円 3 億円 3 億円 20 億円 工事に要する費用 及び開通年から 50 年間の管理 運営のために必要な費用の合計 32 億円 ( 現在価値化したもの ) 2 費用負担の考え方 機構 ( 中日本高速道路株式会社施行 ) ETC 料金所から足柄 SA までのランプ整備 ETC 料金所の整備 監視員詰所の整備 第一東海自動車道 ( 東名高速道路 ) 本線及び足柄 SA 内の案内標識の設置 道路情報板の整備等を実施し IC 利用者と SA 利用者の安全で円滑な交通処理を図る 中日本高速道路株式会社 ETC 機器及び料金機械等の整備を実施する 小山町 ETC 料金所までの町道の整備 案内標識 誘導看板の設置等を実施し IC 利用者の利便性と周辺道路の誘導経路確保を図る 8
６ 管理 運営形態 ①運営形態 ②利用方向 フルインター形式 Ｉ Ｎ 東京方面上り線 名古屋方面下り線 ＯＵＴ 東京方面上り線 名古屋方面下り線 ２４時間 ＥＴＣ車載器を搭載した全車種 軽自動車等 普通車 中型車 大型車 特大車 全長16.5m以下 ③運用時間 ④対応車種 当該SIC供用後も継続して その社会便益 安全性 利用交通量 管理 運営形態について 定期的にフォロー アップし 必要に応じ見直す 至 名古屋 東名高速道路 足柄SA 足柄 下り 下り 足柄SA 足柄 上り 町道 2452号線 町道 2316号線 町道 2451号線 町道 2414号線 至 東京 町道 2316号線 航空写真 ＮＥＸＣＯ中日本提供 9
7. 管理 運営のために必要な費用の概算額 年間維持管理費内訳 (24 時間 ) 1 維持管理費 ( 機器 施設の点検補修費等 ) 8 百万円 / 年 2ETC 監視員 (1 名体制 ) 28 百万円 / 年 3 小山町維持管理費 3 百万円 / 年 合計 ( 税込 ) 39 百万円 / 年 営業管理費は ETC 監視員 (1 名体制 ) の経費を計上 機器更新費別途 維持管理費 ( 小山町 ) は 進入路の除草 路面清掃を年あたりとして計算し合算したものを計上 10
8. スマート IC の設置により期待される効果 ~ 高速道路の利便性道路の利便性向上 ~ ( 仮称 ) 足柄スマート IC の整備により 一般道の渋滞を回避して高速道路にアクセスが可能となり 小山町及び御殿場市における高速道路の利便性向上が図られる 新たな観光施設整備に伴う 及び周辺道路への交通負荷を回避 < 御殿場市街地および の混雑状況 ( 休日 12 時間平均 )> 1 469 138 246 20km/h 未満地域の主要渋滞箇所渋滞損失時間集計範囲 データ : 民間プローブデータ ( 平成 27 年 5 月 ) 静岡県 < での渋滞発生状況 ( 平成 26 年 )> 渋滞時間 ( 時間 ) 年平均 2.5 2.1 出典 :NEXCO 中日本提供資料 ( 渋滞データH26) 神奈川県 御殿場 ~ 御殿場 JCT 大井松田 ~ 御殿場上り線下り線 渋滞回数 ( 回 / 年 ) 29 45 渋滞長 (km) 年平均 2.9 3.5 2 ( 仮称 ) 足柄スマート IC <( 仮称 ) 足柄スマート IC 設置による交通分散効果 > 交通の変化 ( 御殿場市 高速道路 ) < 御殿場市街地の渋滞損失時間の変化 > 220 210 200 190 180 170 160 150 至富士五湖御殿場市役所 ( 万人時間 / 年 ) 整備前 整備後 国道 138 号の渋滞区間を回避 約 6 分 204 現況 約 8 分 役場 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 御殿場市 速道路約 2 分短縮 所要時間 :ETC2.0 プローブ情報 H27.11 休日 15 時 191 足柄 SIC 整備後 注 ) 左図の集計範囲内の渋滞損失時間 至東京小山町 交通の変化 ( 小山町 高速道路 ) 至富士五湖御殿場市役所 整備前 整備後 役場 約 9 分 国道 138 号の渋滞区間を回避 ( 仮称 ) 足柄スマート IC < 新規観光施設へのアクセス > 御殿場市役所 小山町 速道路約 12 分短縮 至東京 至東京小山町 至富士五整備前 整備後 湖( 仮称 ) 足柄スマートIC や周辺道路への交通負荷を軽減 新規観光施設 約 1 分 新規観光施設まで約 14 分短縮 11
8. スマート IC の設置により期待される効果 ~ 観光振興 ~ 小山町内の周辺観光施設へのアクセス性が向上し 観光客の増加が期待 足柄サービスエリアに隣接する観光拠点施設を核とした周辺観光地への新たな誘客による地域活性化が期待 < 高速 IC アクセス時間が短縮時間が短縮される地域 > 道の駅ふじおやま遊女の滝 30 20 < 時間短縮効果 > 足柄峠 ~ 高速道路 IC の所要時間 24 分 主要観光施設まで約 7 分の短縮 足柄峠 あしがら温泉 誓いの丘 10 17 分 銚子ケ淵 スマート IC 整備後 高速 IC アクセス時間が短縮される地域 銚子ケ淵宝鏡寺 円通寺 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 足柄峠 金時山 現況 :H27.5 月民間プローブデータ 圏域データ : 国勢調査 0 整備前 整備後 現況 将来 :H27.5 月民間プローブデータ < 足柄サービスエリアに近接した新規観光施設 ( 計画中 )> ふじのくに AQUA x IGNIS 事業計画 健康 スポーツ で創る着地型観光施設 食 癒やし 健康 をコンセプトとした複合観光施設 12
8. スマート IC の設置により期待される効果 ~ 物流の効率化 ~ 小山町内企業の約 7 割が東京 横浜方面への物流であり 足柄スマート IC の整備により物流が効率化 東名高速へのアクセス性の向上により小山町内企業の物流が効率化し 新たな企業誘致に期待 < 企業の高速道路利用動向 > 北関東 八王子, 3% 長野 甲府, 1% 名古屋 静岡, 25% 高速道路利用方面 東京 横浜方面が約 7 割 東京 横浜, 71% <( 仮称 ) 足柄スマート IC 整備による時間圏域よる時間圏域が拡大 > A 企業 B 企業 小山町 事業所数 ( 製造 ) 現況 足柄 SIC 整備後 0% 20% 40% 60% 80% 100% 日頃 高速道路を利用している企業 27 社の回 0~10 分 10~20 分 20 分以上 その他, 1% 須走 IC, 7% 大井松田 IC, 43% 高速使用時の利用 IC の利用が 5 割 御殿場 IC, 49% 日頃 高速道路を利用している企業 27 社の回 小山町内企業アンケート (H21.7) 研修 保養施設 40 社 レジャー施設 ( ゴルフ場 )4 社 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 現況 :H27.5 月民間プローブデータ 圏域データ : 工業統計調査 < 足柄サービスエリア周辺企業の声 > 10 分圏 20 分圏 30 分圏 A 企業では 配送する際にアウトレット付近で混雑するため山梨 箱根方面が渋滞する 東京方面に向かうときは を利用するため時間がかかる スマート IC ができることによって交通の利便性がよくなるため助かる B 企業では 工場内を拡大中 海外展開ということもあり 足柄 SA へのスマート IC に期待している 各企業からの意見としては相乗効果や各企業の運行の利便性 時間の短縮が期待されている ( 仮称 ) 足柄スマート IC 準備会 (H27.9.1): 小山町企業懇話会より 小山町の事業所のうち 約 3 割が高速 IC10 分圏内に 13
8. スマート IC の設置により期待される効果 ~ 防災機能の機能の強化 ~ 災害進出拠点の足柄 SA にスマート IC を整備することで 活動拠点とのアクセス性が向上し迅速な救援活動を支援 防災機能を備えた観光拠点施設との連携により大規模災害時における長期的な救援活動を支援 < 広域防災進出拠点として足柄 SA が位置づけ > < 静岡県広域受援計画 ( 救助活動消火活動等に関わる計画 )> < 災害進出拠点からの輸送効率の向上による防災機能の強化 > 活動拠点 小山町総合運動施設小山町生涯学習センター 進出拠点から を経由せず支援可能 進出拠点 ~ 活動拠点アクセス時間 6 分短縮 出典 : 東海地震応急対策活動要領に基づく静岡県広域受援計画 (H21.5 静岡県 ) < 御殿場市小山町周辺の地震動予測 > 拡大図 進出拠点から直接支援可能 整備前 ( ) 所要時間 : 約 16 分走行距離 : 約 12km 進出拠点足柄 SA( 下 ) スマート IC 整備後 (( 仮称 ) 足柄スマート IC) 所要時間 : 約 10 分走行距離 : 約 5km 新規観光拠点施設 非被災都道府県内の応援部隊 警視庁 消防庁 防衛省の陸上ルートからの進出拠点となる足柄サービスエリア 全国地震動予測地図 (J-SHIS マップ ) より 30 年震度 6 弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図 (http://www.j-shis.bosai.go.jp/) 出典 : 富士山火山防災マップ ( 富士山火山防災協議会 ) データ :H22 道路交通センサス : 昼間非混雑時旅行速度による算出 < 新規観光拠点施設と足柄サービスエリアとの連携による防災機能の強化 > 進出拠点 足柄サービスエリア 連携 新規観光拠点施設 宿泊施設 温泉施設 産直市場 新エネルギー 災害発生時 長期避難所 被災者入浴 食料備蓄 電力供給 14
8. スマート IC の設置により期待される効果 ~ 救急医療への貢献 ~ 小山町では少子高齢化の進行とともに第三次救急医療施設への搬送件数が増加傾向 第三次救急医療施設への搬送時間が短縮し救急 救命活動を支援 < 救急医療施設への搬送時間短縮効果 > < 救急医療施設への 30 分カバー圏域拡大 > < 御殿場市医療圏の第三次救急医療施設 > < 小山町の救急出動件数の推移 > W N E 増加傾向 S 沼津 IC 沼津市立病院 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 小山町桑木地区や御殿場市深沢地区から沼津市立病院までのアクセス時間 経由 34 分 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 経由 24 分 10 分短縮 順天堂静岡病院 H22 道路交通センサス : 昼間非混雑時旅行速度による算出 出典 : 小山消防署ヒアリング結果 < 第三次救急医療施設への搬送件数 > 30 20 10 0 ( 件数 / 年 ) 増加傾向 3 6 3 8 2 6 8 9 8 6 11 12 10 9 11 H22 H23 H24 H25 H26 出典 : 小山消防署ヒアリング結果 東海大学病院順天堂静岡病院 沼津市立病院 H22 道路交通センサス : 昼間非混雑時旅行速度による所要時間 新規開通区間は設計速度によるカバー圏域人口は H22 地域メッシュ人口による < カーラーの救命曲線 > ( 仮称 ) 足柄スマート IC カーラーの救命曲線による多量出血後約 30 分で死亡率が50% 以上となる時間が30 分であるため 病院までの搬送時間が30 分以内となる圏域をカバー圏域として設定 1 心臓停止後約 3 分で50% 死亡 2 呼吸停止後約 10 分で50% 死亡 3 多量出血後約 30 分で50% 死亡 御殿場市深沢地区 小山町桑木地区 ( 仮称 ) 足柄スマート IC がないと第三次救急医療施設まで 30 分以内に搬送できないエリア 足柄スマート IC 設置により周辺の人口約 5,300 人が新たに 30 分カバー圏域に 15
9. 社会便益 ( 仮称 ) 足柄スマート IC の設置による社会便益は下記のとおりであり スマート IC の費用と比較し 十分な社会便益が確認される 項目内容備考 高速道路の利便性向上 観光振興 物流の効率化 防災機能の強化 小山町 御殿場市街地へのアクセス性が向上 の交通を分散し 御殿場市内の渋滞を緩和 ( 御殿場市内渋滞損失時間 13 万人時間 / 年削減 ) 小山町内の周辺観光施設へのアクセス性が向上 (7 分短縮 ) 周辺観光地への新たな誘客よる地域活性化が期待 小山町内企業の物流が効率化 ( 町内事業所の約 3 割が高速 IC10 分圏内に含まれる ) 新たな企業誘致に期待 活動拠点とのアクセス性が向上し迅速な救援活動を支援 (6 分短縮 ) 大規模災害時における長期的な救援活動を支援 救急医療への貢献 第三次救急医療施設への搬送時間が短縮 (10 分短縮 ) 救急 救命活動を支援 走行時間の短縮等 1 億円 42 億円 金額は開通年から 50 年間合計値を現在価値化したもの ( 税抜 ) 16
10. 整備前後におけるスマート IC とその前後の既設 IC における出入り交通量 ( 仮称 ) 足柄スマート IC の設置により その前後の既設 IC を含めた出入交通量が 1,000 台 / 日増加する 至名古屋 ( 仮称 ) 足柄スマート IC 大井松田 IC 東名高速道路 至東京 1,200 台 / 日 1,300 台 / 日 平成 42 年度 単位 : 台 / 日 ( 仮称 ) 足柄スマートIC 大井松田 IC 合計 整備後 9,000 2,500 7,100 18,600 整備前 10,700 0 6,900 17,600 増減 1,700 +2,500 +200 +1,000 17