(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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2. 大規模津波防災総合訓練実行委員会設立準備会 日 場 時 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 所 : 四日市市役所 6F 本部員会議室 準備会参加機関 : 中部管区警察局 陸上自衛隊第 10 師団海上自衛隊横須賀地方総監部 航空自衛隊中部

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

第3編 災害応急対策

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02一般災害対策編-第3章.indd

PowerPoint プレゼンテーション

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平成30年度静岡県総合防災訓練 実施計画

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

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Microsoft PowerPoint - 【参考配布】広域.pptx

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

主な訓練 指揮統制本部開設訓練防災関係機関である自衛隊 警察 海上保安署 消防と市が連携して 災害現場への出動隊の派遣調整などを行いました 人命救助訓練 3 班 ( 自主防災会 防災士会 消防団 市の人命救助隊 ) に分かれ 各倒壊家屋前に設置されている障害物を撤去後 閉じ込められている負傷者の救出


大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

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時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!

7 訓練項目 項目内容場所実施機関 1 シェイクアウト訓練 2 避難訓練 3 避難所運営訓練 4 緊急物資輸送訓練 5 患者搬送訓練 訓練参加者は 防災行政無線による放送を合図に それぞれの場所において 姿勢を低くする 体 頭を守る 揺れが収まるまでじっとする の 安全確保行動 を行う 安全確保行動

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事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

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第 5 部航空事故対策

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防災業務計画 株式会社ローソン

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

1 首都直下地震の概要想定震度分布 (23 区を中心として震度 6 強の想定 ) 首都直下地震 想定震度分布 出典 : 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) ( 平成 25 年 12 月 ) 2

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

Microsoft Word - 0-1 表紙.doc

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

訓練の実施概要

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緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

第8章 災害復旧計画

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

ナラ・シェイクアウトについて

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Ⅰ 地域防災計画とは 1 計画の目的 松前町地域防災計画 は 災害対策基本法に基づき 松前町の防災対策を定めたものです 今後 この計画に定めた内容を推進することによって 住民の生命 身体及び財産を災害から守ることを目的とします 2 計画の構成と内容 松前町地域防災計画 は 災害の種類を 風水害 (

00 表紙・目次

南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画について 1. 具体計画の位置づけ 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 ) 第 4 条に規定する 南海トラフ地震防災対策推進基本計画 に基づき 南海トラフ地震の発生時の災害応急対策活動の具

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

訓練の実施概要

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~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

2014年度_三木地区概要

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大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

別紙 1 防災訓練結果報告の概要 1. 訓練の目的本訓練は 核物質管理センター六ヶ所保障措置センター原子力事業者防災業務計画第 2 章第 5 節第 2 項 防災訓練 に基づき 原子力災害を想定した総合訓練を実施することで 原子力防災組織が有効に機能することを確認する 訓練後は訓練モニターの評価結果

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平成30年度岩手県総合防災訓練

平成20年度愛知県タクシー協会 知多支部総会 議事録

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2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

危機管理課

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

東日本大震災 (H ) 地震時の情報収集や提供に関する課題 国 地方公共団体などが連携した被災者や物資輸送者への交通関係情報の提供 大震災直後は 各管理者から別々に通行止め情報等が提供されたため 被災地までの輸送ルートの選定が困難な状況 国が集約して提供を始めたのは10 日以上過ぎた3/

第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本

今治市地域防災計画とは 計画の目的 地域防災計画は 災害対策基本法第 42 条の規定に基づき 今治市防災会議が作成する計画であって 今治市に係わる災害に対して 市 県 防災関係機関が 市民の協力のもとに 災害対策を実施することにより 市民の生命 身体及び財産を災害から守ることを目的として定めています

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

訓練時間に専用ブザー音が鳴るよう設定することもできます 以下を参考にして設 定してください 参考: 地震防災訓練アプリ (NTTドコモ) の使用方法 地震防災訓練アプリとは? 事前に本アプリに訓練の日時を設定すると 設定した日時にエリアメール ( 緊急地震速報 ) のブザー音が鳴ります 利用の流れ

平成16年新潟県中越地震 JR西日本福知山線列車事故 16年10月23日に発生した新潟県中越地震は 死者68人 災害関連死を含む という被害を もたらしました この地震を契機に 警察では 極めて高度な 救出救助能力を必要とする災害現場において 迅速かつ的確に被災者の救出救助を行う専門部 隊として 1


第 5-1 表 防火防災訓練実施状況 ( 対象別 防災館を除く )( 平成 28 年度中 ) 町会 自治会防災市民組織女性防火組織その他の団体合 計 防災訓練 実施件数 9,403 件 1,128 件 227 件 9,812 件 17,779 件 参加人員 612,576 人 31,761 人 4,

Microsoft Word 提示_地域防災計画(概要版)ver21.doc

大規模災害対策マニュアル

☆配布資料_熊本地震検証

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みやこ町地域防災計画

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目  次

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我が家の家庭内 DIG 地震が発生した時の 我が家 を想像してみましょう 1 家族等の命 ( 最優先 ) 我が家の耐震性は? 家庭内で倒れてくる物はないか? 津波や山がけ崩れの危険性は? 災害イメージ ( 東京経済大学吉井教授の設問資料を変形 ) 自宅建物の倒壊 ( ぺしゃんこ 傾く ) 下敷き 死

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( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

新規文書1

Microsoft Word - 文書 1

病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

2. 防災拠点の代替施設の指定防災拠点施設が被災し使用不能となれば 災害対策本部等が設置できず 活動体制全体に遅れが生じ 迅速な災害対応を指揮することが困難となるとともに 災害対応以外の業務 ( 通常業務 ) を行うことも困難となるため 代替施設での対応が必要となります そのため 防災拠点施設におい

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

Transcription:

平成 29 年度東京都 八丈町 青ヶ島村合同総合防災訓練の実施について 東京都は 八丈町 青ヶ島村と合同で下記のとおり総合防災訓練を実施しましたので お知らせし ます 1 訓練名 平成 29 年度東京都 八丈町 青ヶ島村合同総合防災訓練 2 目的海を隔てた島しょ地域において 地震及び地震に伴う津波 土砂崩れ 火山噴火などの大規模災害が発生した際に被害を最小限に抑えるため 自助 共助による地域防災力の向上及び迅速な避難 誘導等を中心とした実践的訓練を実施しました 3 実施日時 平成 29 年 11 月 5 日 ( 日曜日 ) 7 時 30 分から 12 時 00 分まで 4 特徴 西山 ( 八丈富士 ) 噴火及び南海トラフ大地震の発生に伴う災害対策全般にわたる対応訓練 5 参加機関 規模東京都 八丈町 青ヶ島村 警視庁 東京消防庁 陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊 海上保安庁 ライフライン機関 地元消防団 住民ほか約 3,500 名 6 主な訓練会場 (1) 八丈町各地域 ( 三根 大賀郷 樫立 中之郷 末吉 ) 青ヶ島村全域地震による津波の発生を想定した高所への避難訓練及び火山噴火を想定した避難訓練町役場による避難所への避難者誘導 (2) 青ヶ島村火山噴火を想定した避難訓練 (3) 都立八丈高等学校関係機関が連携した倒壊家屋等からの救出 救助 ヘリによる部隊投入 ホイスト救助 医療救護班によるトリアージ等の初期医療救護活動 電気 水道 通信等ライフラインの応急復旧 展示 体験ブース出展 炊き出しなど (4) 青ヶ島村小中学校展示 体験ブース出展 応急復旧等訓練など (5) 八丈島空港 青ヶ島村ヘリポート空路を活用した物資支援訓練 部隊車両投入訓練など (6) 神湊 ( 底土 ) 港火山噴火災害からの島外避難 公的機関による海難救助など

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習熟と防災関係機関相互の協力連携体制の確立を図りました バスによる住民避難 (2) 青ヶ島村避難誘導訓練 展示体験 応急復旧訓練火山噴火時における避難訓練を行うことにより 青ヶ島村及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 火山噴火災害に対応した防災対策の習熟と防災関係機関相互の協力連携体制の確立を図りました また 防災関係機関による展示ブースの出展や 応急復旧訓練により 防災に対する意識の醸成を図りました 本部審議訓練の様子 ( 青ヶ島村 ) 青ヶ島村ヘリポートに移動する住民 青ヶ島村小中学校に避難する住民

(3) 本部審議訓練八丈町地域防災計画では 被害状況の把握等を目的に 発災後ただちに災害対策本部を設置することになっています 今回の訓練では 地震の発生により津波が発生したとの想定のもと ただちに関係機関の災害対策要員 連絡員が参集するなどして 八丈町内に災害対策本部を設置しました 八丈町災害対策本部長 ( 町長 ) からの被害状況等の報告 各防災機関からの現状が報告され 今後の対応方針について審議し 本部長からの指示の伝達がなされました 本部審議訓練の様子 ( 八丈町 ) (4) 部隊車両投入訓練海を隔てた島しょ地域における災害時には 各防災機関の人員 車両や資機材等を どのような手段を用いて そしていかに迅速に被災地に派遣するかが大きなポイントとなります 今回の訓練では 航空自衛隊小牧基地所属の固定翼機 C-130H に東京消防庁 救助車 Ⅳ 型 を搭載し 小牧基地から八丈島空港まで空輸しました 救助車両は 八丈高校会場での救出救助訓練に投入され 救出 救助活動を展開しました 航空自衛隊 C 130H 部隊車両投入状況 (5) 住民による自助 共助訓練大規模な地震が発生すると 多くの建物が倒壊し 大勢の人々が建物の下敷きになる事態も想定されます こうした際には 公的救助機関が到着するまでの間に 住民同士が互いに助け合う共助の活動が重要となります 今回訓練では 八丈町消防本部及び消防団の指導により 八丈高校の生徒が訓練員として参加し 身近な資機材 ( ジャッキ 物干し等 ) を使用した救出救助訓練 応急措置訓練等を実施しました 負傷者救出救助 心肺蘇生法による応急措置

(6) 救出救助訓練訓練会場である八丈高校では 多数の家屋倒壊が発生し 建物内に多数の負傷者取り残されている事態を想定し 島内の消防団 消防本部に加え 島外からの警察 消防 自衛隊といった救助機関による救出救助活動が展開されました 八丈町消防団の活動 バイク隊進出 車両からの救出 倒壊家屋からの救出 倒壊家屋からの救出 ヘリコプターによるホイスト救助 高所からの救出

延焼阻止訓練 ( 一斉放水 ) (7) 医療救護班活動訓練島しょにおける災害発生時には 医療従事者による公助のほか 住民自身による自助 共助も含めた医療救護活動が不可欠となります 今回の訓練では 八丈町にて震度 5 強の地震及び土砂災害が発生し 相当数の負傷者が発生 救出され 保健福祉センターに緊急医療救護所を開設したとの想定のもと 実施しました トリアージエリア 重症エリア ( 二次トリアージ ) 救急車搬送 (8) 展示 体験 応急復旧訓練八丈町会場 ( 都立八丈高校 ) では 防災関係機関による展示 体験ブースの出展 特殊車両の展示 ライフライン施設の応急復旧の実演等を実施しました 青ヶ島村会場 ( 村立小 中学校 ) では 防災関係機関による展示 体験ブースの出展や消防団による放水訓練体験等を実施しました 各防災機関により 災害対策に向けた取り組みの紹介 災害時における情報通信手段の体験 初期消火や応急救護訓練等を行い 訓練参加者に対して幅広く防災知識に関する普及 啓発を行

いました 普段 防災機関とのかかわりが少ない島民に対して防災への取組みを紹介する数少な い機会であり 島民と防災機関の双方にとって有益な機会となりました 展示ブース出展 特殊車両展示 (9) 炊出し訓練 八丈町会場 ( 都立八丈高校 ) にてカレーライスや五目ご飯 ワカメ御飯の炊出しを実施し ご来場頂いた皆様へ配食しました 陸上自衛隊 日本赤十字社 ボランティアによるカレーの炊き出しの様子 (10) 火山噴火災害を想定した島外避難訓練八丈島南部の坂上地域は 西山 ( 八丈富士 ) の噴火に伴う火山灰や溶岩の流出等により 島の主要道路である215 号線 216 号線が寸断された場合に孤立する恐れがあります 最も孤立が危惧される洞輪沢地区からの避難方法を検証するため 渡船で沖合に停泊している海上保安庁の巡視船まで避難する方法を訓練しました この訓練は 海難救助訓練会場に近い神湊漁港を洞輪沢漁港と想定し 渡船に乗って避難を開始した八丈町の職員が 神湊漁港の沖合 300m 付近で巡視船と合流し 乗り移ることができるかを検証した訓練です

島外避難訓練の様子 (11) 海難救助訓練火山の噴火が切迫している場合や噴火が発生した場合には 住民が居住地に近い漁港から漁船等で自主避難する可能性があります 本訓練では 火山の噴火が切迫しているという状況の中 海上自衛隊 海上保安庁 東京消防庁の3 機関がすでに八丈島で支援活動を実施しているという条件のもと 自主避難中の漁船に海難事故が発生したという想定を加え 海上での救助訓練を実施しました 海難救助訓練の様子 海難救助訓練の様子 (12) 物資搬送訓練神湊 ( 底土 ) 港において 都の支援物資 ( 都備蓄倉庫より供出し 東海汽船の船舶により八丈島まで海上輸送を行った想定 ) を東京都トラック協会の現地トラックへ積載し 避難所想定の訓練会場 ( 都立八丈高校 ) まで車両輸送を実施した また 在日米海軍が本訓練に参加し 厚木基地から八丈島空港までヘリによる支援物資の空輸を行った その後 支援物資を東京都トラック協会の現地トラックへ積載し 避難所想定の訓練会場 ( 都立八丈高校 ) まで車両輸送を実施した

在日米軍による支援物資の空輸の様子