被扶養者認定申告のてびき 皆さまは 日本郵政グループ各社に入社されると同時に日本郵政共済組合の組合員となります 組合員になると共済組合から組合員証 ( 保険証 ) が交付されますが 家族を被扶養者にしたい場合 共済組合に所定の手続 ( 被扶養者の認定申告 ) を行い 被扶養者として認定されない限り 被扶養者証 ( 保険証 ) が発行されません 被扶養者証 ( 保険証 ) がないと 病院への支払いが 10 割負担になる等 不利益が生じます 事実発生の翌日から 30 日以内に手続を行う必要があるので この 被扶養者認定申告のてびき を確認の上 必要書類を提出してください 被扶養者認定申告のてびき の構成本文 (1)~(4) 表 ( ア )~( ウ ) 別紙 被扶養者認定申告手続の流れ 1/8
(1) 被扶養者とは主として組合員の収入によって生計を維持していると 共済組合に被扶養者の要件を備えていることが認定された者をいいます 家族が被扶養者に認定されるためには組合員が直接共済組合に申告しなければなりません (2) 家族を被扶養者にするには ア 被扶養者認定フローチャート で被扶養者の要件を備えているかチェックしてください 表 ( ア ) を参照してください イ 判定 A 被扶養者として認定できる可能性があります ( ) の場合 別紙 被扶養者認定申告手続の流れ 及び 提出書類チェックリスト で 必要な書類を確認し 日本郵政共済組合共済センター被扶養者担当へ提出します 注意!: 事実発生の翌日から 30 日以内に提出してください 30 日を超えた場合 郵便の差出日 ( 消印 または追跡での確認 ) が認定日になります 差出日が確認できない場合は共済組合に到着した日が認定日になります (3) 被扶養者の要件全ての要件を備えなければなりません ア被扶養者の範囲 3 親等内の親族であること 表 ( イ ) を参照してください イ同居の事実 ( 配偶者 子 父母 孫 祖父母 兄弟姉妹以外の場合 ) 認定対象者が組合員と同居していること ウ送金の事実 ( 配偶者 子 父母 孫 祖父母 兄弟姉妹が別居の場合 ) 認定対象者の収入以上の継続的な送金が必要です 認定対象者が無収入の場合 認定対象者 1 人につき月額 5 万円以上の送金が必要です 送金方法は口座間送金とし 手渡しによるものは認められません エ収入が基準額 ( 年額 130 万円 ( 障害年金受給者又は 60 歳以上の公的年金受給者は年額 180 万円 )) 未満であること 表 ( ウ ) を参照してください オ共同扶養者の確認組合員と共同して扶養すべき者がいる場合 その者と比較して組合員の収入が最も多いこと カ他の健康保険に加入していないこと ( 国民健康保険の被保険者を除く ) 次の方は認定できません 健康保険の被保険者 ( 任意継続被保険者を含む ) 共済組合の組合員 後期高齢者医療制度の被保険者 船員保険の被保険者 キ夫婦相互扶助の確認認定対象者に配偶者がいる場合 夫婦間で相互扶助ができないこと (4) 被扶養者証の発行スケジュール提出書類を審査し 審査完了後 組合員のご自宅あてに郵送します ただし 書類が集中した場合は順次審査を行うため 発行までに日数がかかる場合がありますので 予めご了承ください 2/8
< 表 ( ア ) 被扶養者認定フローチャート > 家族を被扶養者として認定したい場合 被扶養者の要件を備えているか被扶養者認定フローチャートで判定してみましょう なお 審査は公的資料により確認しますので フローチャートはあくまでも目安としてご利用ください 認定対象者 = 被扶養者として認定したい家族 [ 問 1] 認定対象者の年齢は 認定日時点で 75 歳未満ですか? [ 問 2] 認定対象者の年間収入は 130 万円 ( 障害年金受給者及び 60 歳以上の公的年金等受給者は 180 万円 ) 未満ですか? 収入の考え方については 表 ( ウ ) 収入の種類と基準額にてご確認ください [ 問 3] 認定対象者は組合員と同居していますか? [ 問 4] 組合員と別居している場合 その認定対象者の続柄は組合員からみて 配偶者 子 父母 孫 祖父母 兄弟姉妹 のいずれかに該当しますか? [ 問 5] 認定対象者自身の収入と同額以上の仕送りを毎月行っていますか? 収入が月額 5 万円に満たない場合は月額 5 万円以上 口座間送金であること 手渡しによる仕送りは認められません [ 問 6] 認定対象者は組合員の配偶者ですか? [ 問 7] 組合員以外に認定対象者を扶養する義務のある親族 ( ) がいますか? 子の場合 : 配偶者父 ( 母 ) の場合 : 母 ( 父 ) 組合員の兄弟姉妹及び父 ( 母 ) と同居している組合員の配偶者兄弟姉妹の場合 : 父母 他の兄弟姉妹及び認定対象者と同居している組合員の配偶者 [ 問 8] 扶養義務のある親族の中で組合員が一番収入が多いですか? [ 問 9] 認定対象者に配偶者ますか? [ 問 10] 認定対象者の配偶者は他の社会保険 ( 任意継続を含む ) に加入していますか? [ 問 11] 認定対象者とその配偶者の年間収入を合算したとき 夫婦で相互扶助できる金額ですか? 夫婦で相互扶助できる金額 A: 夫婦ともに 60 歳未満の場合 130 万円 2 人 =260 万円 B: 夫婦のいずれかが 60 歳以上で公的年金等を受給している場合 130 万円 +180 万円 =310 万円 C: 夫婦ともに 60 歳以上でいずれも公的年金等を受給している場合 180 万円 2 人 =360 万円 判定 B 被扶養者として認定できません ( ) 判定 A 被扶養者として認定できる可能性があります ( ) 3/8
< 表 ( イ ) 被扶養者の範囲 > 組合員と同一世帯に属する必要のない者 組合員と同一世帯に属する必要がある者 1 配偶者 ( 内縁関係を含む ) 3 孫 祖父母 *1 2 子 父母 *1 4 兄弟姉妹 *1 5 1~4 以外の三親等内の親族 6 組合員と内縁関係にある配偶者の父母及び子 *2 *1 養子縁組によるものも含む *2 その配偶者の死亡後も同じ 4/8
< 表 ( ウ ) 収入の種類と基準額 > 年額 130 万円未満 ( 障害年金受給者または 60 歳以上の公的年金受給者は 180 万円未満 ) ただし 収入の種類により次により判定します 収入基準額未満であることが被扶養者の要件です 収入の種類給与収入雇用保険の給付 ( 失業給付 ) 健康保険の給付 ( 傷病手当金 ) 事業収入 ( 営業 不動産 農業等 ) 年金 収入基準額次の1 2の両方の要件を満たしていることが必要です 給与収入は交通費 賞与を含みます 1 雇用条件に定める収入見込額 1か月 108,334 円 2 直近 3か月の支給実績の平均額 108,334 円日額 3,612 円次の1 2の両方の要件を満たしていることが必要です 1 日額 3,612 円 2 月額 108,334 円直近の確定申告書の収入金額から共済組合で認められる必要経費 ( ) を差し引いた額 130 万円 共済組合で認められる必要経費は1~5のみです 1 売上原価 2 人件費 3 地代家賃 ( 自宅と住所が異なる場合のみ ) 4 種苗 ( 農業収入の場合のみ ) 5 肥料 ( 農業収入の場合のみ ) 年金にはすべての公的年金 ( 遺族年金等非課税のものを含む ) 企業年金 個人年金を含みます 1 障害年金受給者及び 60 歳以上の公的年金受給者公的年金等 企業年金 個人年金全てを合算した額 180 万円 ( 月額 150,000 円 / 日額 5,000 円 ) 2 1 以外の方公的年金等 企業年金 個人年金全てを合算した額 130 万円 ( 月額 108,334 円 / 日額 3,612 円 ) [ 収入とは ] 退職手当等の一時的な収入を除き 株の運用収入や利子収入を含むあらゆる収入 ( 非課税のものを含む ) を指します また 複数の収入がある場合は合算します また 収入とは 所得税法上の所得と異なり 収入金額から共済組合が認める必要経費を控除した額をいいます なお 収入自体がマイナスで計上されることはないため 収入そのものがない場合は収入が 0 円となりマイナスになりません 収入 = 収入金額 - 必要経費 ( 共済組合で認められる経費に限る ) 5/8
被扶養者認定申告手続の流れ 別紙 必要書類を確認し 期限までに提出してください 1 必要書類の準備 (1) 提出書類チェックリストの確認 認定対象者ごとに 提出書類チェックリストを作成します ア提出書類チェックリストの 1 確認項目 及び 2 認定対象者の状況 を確認し 3 の該当する項目に をします イ をした項目の 4 提出書類一覧 をたどり 記号のついた書類を確認します 記号 誰の 原本又は写しの別 共済組合所定の様式を使用してください 原本 認定対象者 写し 組合員 写し 組合員の配偶者 写し 共同扶養者 ( ) 写し 認定対象者の配偶者 写し 共同扶養者は 4 その他 で確認してください (2) 必要書類の取得 (1) で確認した必要書類を取得します 共済組合所定の様式はホームページからダウンロードしていただくか コールセンターにお問い合わせください その他の書類の入手先 書類の留意事項は 4 その他 で確認してください 認定対象者が二人以上のため 入手する書類が重複する場合は 1 通のみ提出してください (3) 書類の並べ替え書類は次のア~エの順に並べてください 書類名ア被扶養者申告書イ扶養事実申立書 [ 認定用 ] ウその他提出書類エ国民年金第 3 号被保険者関係届 2 提出期限事実発生の翌日から 30 日以内 30 日を超えた場合 郵便の差出日 ( 消印 または追跡での確認 ) が認定日になります 差出日が確認できない場合は共済組合に到着した日が認定日になります 例 :4/1 入社 ( 採用 ) の場合は 5/1(4/2 から 30 日間 ) が提出期限です 3 提出先 330-9793 さいたま市中央区新都心 3-1 日本郵政共済組合共済センター被扶養者担当 郵政グループ各社 日本郵政スタッフ ( 株 ) 九州 BPO センターには提出しないでください 6/8
4 その他 < 共同扶養者 > 共同扶養者とは組合員と共同して認定対象者を扶養すべき人をいいます 組合員と共同扶養者のうち収入が最も多い人を認定対象者の主たる扶養義務者とするため 組合員の被扶養者とするには組合員の収入が最も多くなければなりません 認定対象者 子 父母 義父母 兄弟姉妹 孫 配偶者の子 共同扶養者配偶者父の場合は母 母の場合は父 父母が相互に扶養できない場合は組合員の兄弟姉妹と父母と同居する組合員の配偶者義父の場合は義母 義母の場合は義父 組合員の配偶者父母 父母が扶養できない場合は組合員の兄弟姉妹全員孫の父母 孫の父母が扶養できない場合は組合員の配偶者配偶者の子の父母 < 書類の入手先 > 住民票はマイナンバーが省略されているものを用意してください 書類名 入手先 住民票 戸籍謄本 市区町村の窓口 所得証明書 在学証明書 学校 退職を証明する書類 退職した職場 雇用保険受給資格者証 ハローワーク 傷病手当金支給証明書 傷病手当金を支給している健康保険組合 年金振込 ( 改定 ) 通知書 年金事務所 ( 個人年金は生命保険会社等 ) 確定申告書及び収支内訳書 税務署に提出した際の控え 廃業届 前健保の資格喪失証明書 ( ない場合は税務署 ) 今まで加入していた健康保険組合 7/8
< 書類を提出する際の留意事項 > 書類名 住民票 送金の事実 ( 通帳のコピー 口座名義人 受取人 送金額がわかるもの ) 戸籍謄本 所得証明書 留意事項 直近 3 か月以内に発行されたもの 世帯全員が記載されたもの 続柄が記載されたもの マイナンバー及び本籍が省略されたもの 認定対象者の収入以上の送金が必要 認定対象者が無収入の場合は 認定対象者 1 人につき月額 5 万円以上の送金が必要 口座間送金であること 手渡しによるものは不可 通帳の名義人 送金日 受取人氏名 送金額がわかること 直近 3 か月以内に発行されたもの < 別居の場合 > 名前 生年月日 続柄 ( 組合員との関係 ) がわかるもの < 認定対象者が子の場合 > 離婚 死別により配偶者が不在であること 親権が組合員にあることがわかるもの < 認定対象者が孫または配偶者の子の場合 > 孫または配偶者の子の実父母 親権者がわかるもの 直近年度分のもの 毎年 6 月以降に前年収入分が記載された当年度のものが発行されます 不明な場合は市区町村の窓口でお尋ねください ( 例 ) 平成 30 年 4 月に発行依頼する場合 平成 29 年度 ( 平成 28 年分の収入が記載されているもの ) 平成 30 年 7 月に発行依頼する場合 平成 30 年度 ( 平成 29 年分の収入が記載されているもの ) 在学証明書 学生証は不可 雇用保険受給資格者証 1 面 ~ 最終面まで 年金振込 ( 改定 ) 通知書 直近に発行されたもの 公的年金等の源泉徴収票は不可 8/8