6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 28 年 9 月 1 日 ( 契約日 ) ~ 平成 29 年 3 月 22 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 1 回 ( 平成 25 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 母子と職員の信頼関係が築かれています 母子のアンケートから

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

平成18年度標準調査票

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

4 総評 特に評価が高い点 母子が 安心して穏やかに生活できる場 を提供しています 地域には小学校 保育園 町営住宅等があり山間の緑が多く静かな住環境にあります 施設は安心して生活ができるように玄関は 1 箇所とし 利用者以外の侵入者を防いでいます 各居室は直ぐに生活できるように環境整備されています

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

平成18年度標準調査票

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

(別紙3)

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実施年月日平成 9 年 4 月 日実施者名松崎俊法 理念 基本方針 Ⅰ 福祉サービスの基本方針 理由も解って業務を行っている だいたい理由を理解して業務を行っている 実施していない Ⅰ--()- 理念が明文化されている 法人 保育所の理念 保育理念が文書 ( 事業計画等の法人 事業所内文書や広報誌

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

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A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

平成18年度標準調査票

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

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環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思


評価細目の第三者評価結果 評価対象 Ⅰ Ⅰ-1 福祉サービスの基本方針と組織 理念 基本方針 Ⅰ-1-(1) Ⅰ-1-(1)-1 理念 基本方針が明文化され周知が図られている 第三者評価結果 理念 基本方針が確立 周知されている b コメント 法人として理念 基本方針が中 長期計画や年度事業計画に表

第三者評価結果の公表事項 ( 母子生活支援施設 ) 1 第三者評価機関名 公益社団法人 福岡県社会福祉士会 2 施設名等 名 称 : 種 別 : 施設長氏名 : 定 員 : 所 在 地 : T E L : 百道寮 母子生活支援施設 施設長 岸原 晃 45 世帯 福岡県福岡市早良区百道 3 丁目 18

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伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

平成18年度標準調査票

事業者向け 放課後等デイサービス自己評価表 平成 30 年 9 月実施 職員数 5 名 ( 回答数 :5 名回答率 :100%) チェック項目はいどちらともいえないいいえ現状改善点 工夫している点など 環境 体制整備 1 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 2 職員の配置数は適切で

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

Microsoft PowerPoint - 矢庭第3日(第6章ケアマネジメントのプロセス)

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福祉サービス第三者評価の結果

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事業所自己評価 ミーティング様式実施日平成 9 年 8 月 日 ( :~ :). ~ したい の実現 ( 自己実現の尊重 ) メンハ ー 前回の課題について取り組めましたか? 人 6 人 7 人 人 6 人 個別介護計画を見直す際にはケアマネ 介護職 看護師が必ず参加し 他職種の意見を取り入れた計画

放課後等デイサービス事業所における自己評価結果 ( 公表 ) 公表 : 平成 31 年 3 月 15 日事業所名運動療育スクール jump 宇部校 環境 体制整備業務改善 1 チェック項目はいいいえ工夫している点 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で 適切である 2 職員の配置数は適切である 3

A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている A-2-(1)-5 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている 評価概要 1 子どもの心身の状態 生活習慣をアセスメントで把握し自立に配慮

( 横浜市解釈 ) 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 別添 評価表の内容を他事業所と競うことを想定したものではなく あくまで 研鑚のツールとして有効活 すること さらに質の い 援を提供していける事業所が増えていくことを期待しています

6 ( 別紙 ) ( 母子生活支援施設 ) ( 別紙 ) 支援 () 支援の基本 母親と子どもそれぞれの個別の課題に対応して 専門的支援を行っている 母親と子どもがそれぞれ抱える個別の課題に対して 目的や目標を明確にした合理的で計画的な一貫した専門的支援を行っている 母親と子どもの課題を正しく理解し

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児童発達支援ガイドライン(本文・セット版)

平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

母子生活支援施設 沖縄市立母子生活支援施設レインボーハイツ

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

を生かした環境を構成することも求められます 3 安全で保健的な環境次に 施設などの環境整備を通して 保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること としています 子どもの健康と安全を守ることは保育所の基本的かつ重大な責任です 全職員が常に心を配り 確認を怠らず 子どもが安心 安全に過ごせる保育の環境

児童発達支援自己評価表 集計結果

( 障害者 児施設版 ) ( 別記 ) 福祉サービス第三者評価結果公表事項 1 第三者評価機関名社会福祉法人愛媛県社会福祉協議会 2 施設 事業所情報 名称 : 社会福祉法人大洲育成園 種別 : 障害者支援施設 代表者氏名 : 東谷弘子 定員 ( 利用人数 ): 施設入所支援生活介護就労継続支援短期

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

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重症心身障害児施設の省令 ( 指定基準 ) を読む 全国重症心身障害児 ( 者 ) を守る会顧問山﨑國治 Ⅰ はじめに 平成 18 年 9 月 29 日 厚生労働省令第 178 号として 重症心身障害児施設の 人員 設備及び運営に関する基準 が厚生労働大臣から公布されました 省令のタイトルは 児童福

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 施設の新築移転により全室個室化され プライバシーは確保されています 居室に私物の持ち込みができ 面会できる相談室も用意されており 過ごしやすい生活環境が整っています 園内はユニバーサルデザインであり 移動しやすいよう配慮

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事業所が目指していること ( 理念 ビ ジョン 基本方針など ) を明示してい る 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) について 職 員の理解が深まるような取り組みを 行っている 平成 年度組織マネジメント項目共通シート ( 経営層合議用 ) カテゴリー リーダーシップと

2013 年度 統合実習 [ 表紙 2] 提出記録用紙 5 実習計画表 6 問題リスト 7 看護過程展開用紙 8 ( アセスメント用紙 1) 9 ( アセスメント用紙 2) 学生証番号 : KF 学生氏名 : 実習期間 : 月 日 ~ 月 日 実習施設名 : 担当教員名 : 指導者名 : 看護学科

第2節 茨木市の現況

自己点検・評価表

PowerPoint プレゼンテーション

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

第3章 指導・監査等の実施

地域子育て支援拠点事業について

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

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広報誌ふれあい第23号-最終.indd

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県)

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( 児童自立支援施設 ) 支援 () 支援の基本 子どもを理解 尊重し その思い ニーズをくみ取りながら 子どもの発達段階や課題に考慮した上で 子どもと職員との信頼関係の構築を目指している 子どものニーズをみたすことのできる日常的で良質なあたりまえの生活を営みつつ 職員がモデルとなること

福祉サービス第三者評価の結果

系統的で一貫性のあ評価指標 評価指標による達成度 総合評価 るキャリア教育の推進に向けて 小 中 1 卒業後の生活につながる客観的 < 評定 > 学部段階での客観的アセスメントに基づいた指導計画 指標に基づいた卒業を立案することができる A B C 後の生活を見据えた教育活動につながる 2 立案され

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

平成 26 年度版 第三者評価結果概要版 ( 居宅介護支援 ) 基本情報 法人名 社会福祉法人多摩同胞会 事業所名 泉苑居宅介護支援センター 所在地 東京都府中市武蔵台 1 丁目 10 番 4 号 連絡先 事業者が大切にしている考え ( 事業者の理念 ビジョン 使命など )

平成21年度 指定管理業務評価シート(様式)

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山梨県社会福祉士会地域包括支援委員会アンケート調査結果 (43 部回収 22 事業所 ) 問 1 あなたの性別を教えてください 1) 男性 2) 女性 問 2 あなたの現在のご年齢をお答え下さい 1)20 代 2)30 代 3)40 代 4)50 代 5)60 代

( 児童自立支援施設 ) 支援 () 支援の基本 子どもを理解 尊重し その思い ニーズをくみ取りながら 子どもの発達段階や課題に考慮した上で 子どもと職員との信頼関係の構築を目指している 子どものニーズをみたすことのできる日常的で良質なあたりまえの生活を営みつつ 職員がモデルとなる

アセスメントを適切に行い 子ど 保護者との面談を通して, もと保護者のニーズや課題を客観 事業所での様子や家庭, 幼, 保 10 的に分析した上で 児童発達支援計画を作成している 育園での様子など情報交換をしています その際, 保護者の 要望も聞いて計画に反映させ 適 ています 切 子どもの適応行動

区分 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 4 児童発達支援計画又は放課後等デイサービス計画に沿った適切な支援の実施 職員研修等を行い職員間の共通理解を持ち 日常の保護者との情報交換を行い支援を進めています 計画に沿った支援が行われている

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周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

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6 児童福祉法の改正 24 年 4 月には 障害者自立支援法と児童福祉法に分かれていた障がい児 の支援体制を一元化する改正がなされ 市町村が支給決定する障がい児通所支援 と都道府県が支給決定する障がい児入所支援が創設されました 7 障害者虐待防止法の施行 24 年 10 月には 障害者虐待の防止 養

利用者満足の向上センターのチラシの配布など センターのPRのために具体的な取り組みを行っている 苦情対応体制を整備している 特記事項 名刺 サービス情報誌 広報での PR イベントでのパネル設置など実施 相談の際のプライバシーの確保を図っている 公平性 中立性の確保 業務改善への取り組み 相談室の整

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 27 年 7 月 1 日 ( 契約日 ) ~ 平成 28 年 1 月 22 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 3 回 ( 平成 17 年度 平成 24 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 前回 ( 平成 24 年度 ) に引き続

第三者評価結果の公表事項 ( 児童養護施設 ) 1 第三者評価機関名社会福祉法人宮城県社会福祉協議会 2 施設名等 名称 : 種別 : 施設長氏名 : 定員 : 所在地 : U R L: 社会福祉法人旭が丘学園児童養護施設旭が丘学園児童養護施設小原善博 70 名宮城県

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

(1) 庁内外の関係機関と密に連携を図りつつ必要に応じてひとり親家庭を訪問 1 背景ひとり親家庭からの相談窓口に寄せられる相談件数は増加傾向にある また養育に問題を抱える父母からの相談 父母や子どもが精神的に不安定であるケースに関する相談等 相談内容やその背景も複雑化してきていることから 碧南市では

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平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

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3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

計画相談支援 障がい児相談支援における特定事業所加算に係る基準の遵守状況に関する記録 ( 保存用 ) 平成年月サービス提供分 異動等区分 1 新規 2 継続 3 変更 4 廃止 加算の区分 1 特定事業所加算 (Ⅰ) 2 特定事業所加算 (Ⅱ) 3 特定事業所加算 (Ⅲ) 4 特定事業所加算 (Ⅳ)

ANNUAL REPORT

学力向上のための取り組み

第 1 部 施策編 4

公の施設の指定管理者の指定の手続き等に関する指針(細目的事項)

内部統制ガイドラインについて 資料

Transcription:

の公表事項 ( 母子生活支援施設 ) 1 第三者評価機関名 公益社団法人福岡県社会福祉士会 2 評価調査者研修修了番号 S15066,07-027 3 施設の情報名称 : アゼリア 宮田種別 : 母子生活支援施設代表者氏名 : 野間口博文定員 ( 利用人数 ):20 世帯所在地 : 福岡県宮若市磯光 590-53 TEL:0949-33-3451 ホームページ : 施設の概要 開設年月日平成 15 年 4 月 1 日 経営法人 設置主体 ( 法人名等 ): 社会福祉法人大楠会 職員数 常勤職員 :10 名 非常勤職員 :1 名 専門職員 社会福祉士 1 名 臨床心理士 1 名 保育士 2 名 施設 設備 の概要 ( 居室数 )20 室 ( 設備等 ) 保育室あり 緊急一時保護用 1 室 防犯カメラ設置 4 理念 基本方針 (1) 理念アゼリア花言葉愛されることを知った喜びア愛情あふれる心ゼ前進とチャレンジの心リ理解と思いやりの心アあたたかな生活と安心 (2) 基本方針アゼリアの花言葉をモットーに 一期一会 の精神に則り 母と子の権利を擁護し 安心 安全 安定した生活の営みを支え 常に施設利用者の最善の利益に配慮した支援を行う 5 施設の特徴的な取組〇母親と子どもが別々に行事を行うなど 定期的に母親と子どもが共に楽しめる行事を計画しています 〇災害に対する備品を整備 セキュリティー ( 防犯 ) 設備を強化するなど 利用者の安心 安全を提供し 母子が 安心して穏やかに生活できる場 を提供しています 〇母子に笑顔で優しく接し相談に乗ることで 母子と信頼関係を築く努力を行っています

6 第三者評価の受審状況評価実施期間平成 28 年 9 月 1 日 ( 契約日 ) ~ 平成 29 年 3 月 22 日 ( 評価結果確定日 ) 受審回数 ( 前回の受審時期 ) 1 回 ( 平成 25 年度 ) 7 総評 特に評価の高い点 母子と職員の信頼関係が築かれています 母子のアンケートからも職員は笑顔で優しく親身になって相談にのってくれると高い評価を得ています 施設棟入口を入ると事務室があり 常にコミュニケーションがとれる姿勢が維持されています 医療機関への受診が必要な場合に母子が望む場合には職員が同行し 母子にとって心強い支援が行われています 施設 1 階部分が共有スペースとなっています 事務室を含めた 1 階部分に保育室や調理室 集会室があります 集会室は会議や行事など多目的ホールとして利用されています 図書やピアノ 座卓 テーブルが置かれ 帰宅した子ども達が自宅で孤立しないように遊び場としても自由に使えるように配慮されています 自由参加のコミュニテイがあり レクリェーションが企画されています 母親会議や子ども会議でコミュニケーションを図り 行事等の話し合いも行われています 定期的に母親や子どもが楽しめる行事を行い 母親も参加しやすいように職員が必要に応じ保育等のサポートを行うとともに 内容 開催日 時間等を工夫しています 行事を実施した後の報告書により次回の実施時の参考としています 改善を求められる点 中 長期計画が法人の将来の目標を明確にした 具体的な内容及び収支計画の策定を期待します 中 長期計画が抽象的であるため 将来の目標を定めその達成のために支援の内容や組織体制 設備の整備 職員体制 人材の育成等をどのように進めていくのかなど 実現に向けて具体化された単年度計画や中 長期計画を策定されることを期待します マニュアルやしおり等の見直しの仕組みの構築を期待します 種々のマニュアルは整備されているものの 施設において使いやすいもの使えるものに改善されていません マニュアルは整備するだけでなく適宜見直しを行い 改善されることが必要です 支援の専門性や職員の資質の向上を目的とした研修の実施を期待します 母子の満足度の向上には職員の満足度の向上も必要と感じます 職員の知識や技術も含めた職員の成長や質の向上に対する方向付けを行うために 支援の専門性や資質の向上を目的とした職員研修計画を作成されることを期待します 働きやすい職場 目標を持てる職場となることにより 業務内容の改善が行われ母子の安心 安全につながることを期待します 8 に対する施設のコメント今回は2 回目の受審でありましたが 前回に比較して 評価細目についての理解力が施設として高くなったと感じられました 今回の評価を糧に 施設の支援力を高めていきたいと思います 9 別紙の に記載している事項について公表する

第三評価結果 ( 母子生活支援施設 ) ( 別紙 ) すべての評価細目 ( 共通評価基準 45 項目 内容評価基準 28 項目 ) について 判断基準 (a c の 3 段階 ) に基づいた評価結果を表示する 評価細目毎に第三者評価機関の判定理由等のコメントを記述する 共通評価基準 (45 項目 ) 評価対象 Ⅰ 支援の基本方針と組織 Ⅰ-1 理念 基本方針 Ⅰ-1-(1) 理念 基本方針が確立 周知されている 1 Ⅰ-1-(1)-1 理念 基本方針が明文化され周知が図られている 〇理念はパンフレット 運営規程に掲載 また玄関に掲示されています 基本方針は運営規程に掲載されています 〇職員には会議や職員心得で周知され 母親と子どもへの周知は母親会議や子ども会議で行われています 〇理念や基本方針をわかりやすく説明した資料がないため 母親や子どもに周知するための資料が必要です わかりやすい資料の作成と母親や子どもへの周知の取り組みを期待します Ⅰ-2 経営状況の把握 Ⅰ-2-(1) 経営環境の変化等に適切に対応している 2 Ⅰ-2-(1)-1 施設経営をとりまく環境と経営状況が的確に把握 分析さ c れている 〇福岡県母子生活支援施設協会副会長 母子生活支援制度施策委員 自治会役員 (H28 年度より ) など 経営環境の変化の情報収集をする機会はありますが 把握した情報を分析する取り組みがなされていません 情報を分析し 中 長期計画や事業計画に反映されることを期待します 3 Ⅰ-2-(1)-2 経営課題を明確にし 具体的な取組を進めている c 〇経営環境の変化や経営状況の分析への取り組みが不十分です 役員会において 経営状況や課題についての情報共有に努められていますが 職員に対しての周知がされていません 職員へ周知し組織的に経営課題の解決 更なる改善への取り組みを期待します Ⅰ-3 事業計画の策定 Ⅰ-3-(1) 中 長期的なビジョンと計画が明確にされている 4 Ⅰ-3-(1)-1 中 長期的なビジョンを明確にした計画が策定されている c 〇中 長期計画は平成 28 年度に作成されていますが 年度ごとに取り組む項目が示されていません 計画が抽象的で具体性に欠け 収支計画や数値目標が示されていません 策定後の見直しは行われていません 〇計画の書式において策定日が記入されておらず 目標とする期間が不明確な部分もあり 今後は法人としての将来に向けたビジョンと計画の整合性に期待します

5 Ⅰ-3-(1)-2 中 長期計画を踏まえた単年度の計画が策定されている c 〇単年度の計画には年度に実行する基本方針や重点事項 支援の基本方針が示されていますが 中 長期計画が具体的内容になっていないため 単年度の事業計画も目標達成の評価が難しい内容です 今後 数値目標や具体的な内容の記載が望まれます Ⅰ-3-(2) 事業計画が適切に策定されている 6 Ⅰ-3-(2)-1 事業計画の策定と実施状況の把握や評価 見直しが組織的 c に行われ 職員が理解している 〇事業計画は職員に周知されていますが 策定時に職員の意見の集約がされていません 職員の意向を取り入れた事業計画の策定を期待します 〇事業計画の見直しの手順がありません 課題や改善点について 職員と意見を共有した事業計画の策定を期待します 7 Ⅰ-3-(2)-2 事業計画は 母親と子どもに周知され 理解を促している c 〇年間行事についての説明は母親会議や子ども会議で説明されていますが その他の項目については説明がなされていません 事業計画の分かり易い資料及び根拠等 母親や子どもへの周知の工夫を望みます Ⅰ-4 支援の質の向上への組織的 計画的な取組 Ⅰ-4-(1) 質の向上に向けた取組が組織的 計画的に行われている 8 Ⅰ-4-(1)-1 支援の質の向上に向けた取組が組織的に行われ 機能している 〇質の向上に向けた取り組みは 月 1 回の職員会議及び利用者の支援に関する月 2 回の月例会議が実施されています 〇自己評価や第三者評価を定期的に受審されていますが 結果の分析が不十分で日常的な支援に生 かされていません 9 Ⅰ-4-(1)-2 評価結果にもとづき組織として取り組むべき課題を明確にし 計画的な改善策を実施している 〇自己評価 第三者評価の結果について改善の課題を明確にし 課題を文書化するなど職員間で共有する仕組みがありません 課題に対する取り組みが 職員参画のもと改善計画に生かされることを期待します c 評価対象 Ⅱ 施設の運営管理 Ⅱ-1 施設長の責任とリーダーシップ Ⅱ-1-(1) 施設長の責任が明確にされている 10 Ⅱ-1-(1)-1 施設長は 自らの役割と責任を職員に対して表明し理解を 図っている 〇施設長の責任と役割は 運営規程や自衛消防隊組織図で明示されています 自治会や学校の評議員会参加など取り組みが始まったところです 職務分掌表による職員役割の周知や組織作りが望まれます

11 Ⅱ-1-(1)-2 遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行っている 〇母子生活支援施設協議会の役員 制度施策委員などされており 虐待や防災に関する法令等は職 員へ周知されています 〇母子の支援の過程では 消費関係や労働関係などの法令は重要になってきます 幅広い法令に対 して周知することを望みます Ⅱ-1-(2) 施設長のリーダーシップが発揮されている 12 Ⅱ-1-(2)-1 支援の質の向上に意欲をもち その取組に指導力を発揮し c ている 〇施設長は朝礼や会議で質の向上に対して伝達しています しかし質の向上への組織作りと研修が不十分です 〇支援の質の向上に対する働きかけは日誌等で確認できますが どのように質の向上を目指すかなど文書化されていません 職員への周知の徹底や共有化のために 質の向上についての取り組みを 明文化されることに期待します 13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している 〇財政管理は税理士による分析をもとに把握されています 〇業務の改善に対する組織的な取り組みが不十分です 組織的な取り組みへの体制づくりを期待します Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 〇職員配置については運営規程に明示されています 10 年以上の経験を持ち指導的立場の基幹的職員や心理士等の人材確保もされています 〇人材確保に対する中 長期計画が具体性に欠けるため人材確保 育成の方針が明確になっていません 人材育成に関する具体的な計画が望まれます 15 Ⅱ-2-(1)-2 総合的な人事管理が行われている c 〇運営規程 就業規則で期待する職員像等は明示され 給与や昇給は給与規定で定められています 〇明確な人事基準となる文書が策定されていないため 客観的な職員の能力 専門性など事業に関する貢献度等の判断が行われていません 職員が将来の目標を明確にできるような取り組みを期待します Ⅱ-2-(2) 職員の就業状況に配慮がなされている 16 Ⅱ-2-(2)-1 職員の就業状況や意向を把握し 働きやすい職場づくりに取り組んでいる 〇福利厚生センター ( ソウェルクラブ ) に加入し 福利厚生の充実に努めています 安全衛生推進者 基幹的職員が配置され 職員の相談に対応する仕組みがあります 〇職員の役割の明確化 職員の困難なケースの抱え込み防止など組織的な取り組みへの体制づくりを期待します Ⅱ-2-(3) 職員の質の向上に向けた体制が確立されている 17 Ⅱ-2-(3)-1 職員一人ひとりの育成に向けた取組を行っている c 〇期待する職員像は運営規程に明示されています しかし 職員個別の目標の設定はなく 職員の資格取得や能力向上など目標が明確になっていません 職員の育成に向けた体制づくりを望みます c

18 Ⅱ-2-(3)-2 職員の教育 研修に関する基本方針や計画が策定され 教 育 研修が実施されている 〇運営規程に期待する職員像は明示されています 研修計画は策定され 外部研修に参加後の伝達研修を実施する仕組みがあります しかし 期待する職員像に近づくための研修内容は不十分で 研修を見直す体制がありません 研修の評価見直しを実施する体制づくりを望みます 19 Ⅱ-2-(3)-3 職員一人ひとりの教育 研修の機会が確保されている 〇外部研修に参加し 伝達研修を実施し研修内容を職員間で共有する仕組みがあります 〇資格取得など個人の成長のための研修の情報提供も行われていますが 施設内研修が少なく 職員に求める知識の習得に対する研修内容の充実を期待します Ⅱ-2-(4) 実習生等の支援に関わる専門職の研修 育成が適切に行われている 20 Ⅱ-2-(4)-1 実習生等の支援に関わる専門職の教育 育成について体制 を整備し 積極的な取組をしている 〇実習生マニュアルが整備され それに基づいて保育士の実習を受け入れています 社会福祉士の実習受け入れも検討されていますが まだ具体的な計画まではできていません 〇実習指導者への研修を実施し 学校側との連携を行い実習プログラムの充実を期待します Ⅱ-3 運営の透明性の確保 Ⅱ-3-(1) 運営の透明性を確保するための取組が行われている 21 Ⅱ-3-(1)-1 運営の透明性を確保するための情報公開が行われている 〇決算報告は市のホームページ 経営協のホームページに公開されています 苦情解決の第三者委員等は事業所に掲示され 母親会議や苦情への対応は公表されています 〇施設の存在意義や役割について 自治会活動の参加や学校の評議員として発信を始めたところです 今後 地域と連携した活動が継続され 施設が地域に受け入れられることを期待します 22 Ⅱ-3-(1)-2 公正かつ透明性の高い適正な経営 運営のための取組が行 われている 〇財務状況は税理士による確認が毎月され 適正な経営 運営の取り組みが行われています 〇職務分掌表などによる権限や職務の役割を確認する文書がないため 第三者が明確に把握できません 文書による職員の役割や職務分掌の明確化が望まれます Ⅱ-4 地域との交流 地域貢献 Ⅱ-4-(1) 地域との関係が適切に確保されている 23 Ⅱ-4-(1)-1 母親と子どもと地域との交流を広げるための取組を行って いる 〇平成 28 年度から 地区の自治会に参加し自治体の総合訓練 盆踊りに参加しています 〇行事で買い物やカラオケに行き 地域の社会資源の活用を行っています 自治会活動が継続され 母親や子どもが地域の行事に参加し交流が広がることを期待します 24 Ⅱ-4-(1)-2 ボランティア等の受入れに対する基本姿勢を明確にし体制 c を確立している 〇ボランティア受け入れに関する施設の基本姿勢が明文化されていません 週 1 回のサッカースクールボランティアの受け入れを開始されています 今後施設として ボランティアの受け入れに対する基本姿勢を明確にし 受け入れの体制を構築することを期待します

Ⅱ-4-(2) 関係機関との連携が確保されている 25 Ⅱ-4-(2)-1 施設として必要な社会資源を明確にし 関係機関等との連携が適切に行われている 〇母子への支援は児童相談所 福祉事務所 女性相談所等と連携して行われています 退所後のアフターケアにおいても関係機関との連携が行われ 社会資源を明示したリストが作成されています 〇小学校と中学校の連絡協議 自治会会議参加 小学校の評議員など情報の共有化に取り組まれています しかし 自治会活動は平成 28 年度から始まったため 今後は活動の継続と内容の充実を図られることを期待します Ⅱ-4-(3) 地域の福祉向上のための取組を行っている 26 Ⅱ-4-(3)-1 施設が有する機能を地域に還元している c 〇地域の自治会へ参加し防災訓練や夏祭りに参加していますが 地域との連携は平成 28 年度から始 まったため 今後は継続し連携を充実していくための体制づくりを望みます 27 Ⅱ-4-(3)-2 地域の福祉ニーズにもとづく公益的な事業 活動が行われている 〇地域の保育園 小学校 中学校との連携は取られています 地域の自治会には今年度から参加し 地域の具体的なニーズ把握はこれからの取組みです 基本方針等に地域貢献活動の基本的な考えを明示し 母親と子どもに地域活動の目的等を説明 周知することを期待します c 評価対象 Ⅲ 適切な支援の実施 Ⅲ-1 母親と子ども本位の支援 Ⅲ-1-(1) 母親と子どもを尊重する姿勢が明示されている 28 Ⅲ-1-(1)-1 母親と子どもを尊重した支援提供について共通の理解をもつための取組を行っている 〇運営規程に 母親や子どもを尊重した支援 を行う旨明記されています 〇外部研修の伝達研修が行われていますが 外部研修を受講した職員の報告書しか確認できていません 今後は伝達研修受講後に 職員間での共通の理解を確認するための記録の整備を期待します 〇基本的人権への配慮について 定期的な状況の把握の記録が確認できませんでした 今後の取り 組みに期待します 29 Ⅲ-1-(1)-2 母親と子どものプライバシー保護等の権利擁護に配慮した支援提供が行われている 〇プライバシー保護と虐待防止に関するマニュアルが整備され 支援に際しての共通認識として職員への周知が行われています 〇周知徹底のための取り組みとして 職員会議において説明が行われているとのことですが 記録がなく確認することができません 今後は記録を整備し職員への周知徹底と理解を深める取り組みに期待します Ⅲ-1-(2) 支援の提供に関する説明と同意 ( 自己決定 ) が適切に行われている 30 Ⅲ-1-(2)-1 母親と子どもに対して支援の利用に必要な情報を積極的に提供している 〇施設見学をされる母子に対して支援の方法 施設の利用方法等を記した わかりやすいしおりの作成が行われ しおりを基に丁寧な説明が行われています 〇外国人の親にはカタカナのしおりや 翻訳機を使用し分かりやすく説明しています それでも理解が難しい時は アジア女性センターに通訳を依頼しています a

31 Ⅲ-1-(2)-2 支援の開始 過程において母親と子どもにわかりやすく説 明している 〇入所時の母子への支援開始時には 入所のしおりに沿って説明が行われ しおりに母親の署名がなされています 入所時は混乱されている場合が多いので その後繰り返しの説明が行われています 〇母親の理解力に問題がある場合は その都度その場面 場面で繰り返し説明が行われています 子どもには絵や図 カードを使って説明が行われています 〇支援の過程においての母子の同意の確認が不十分であり 書面で確認ができませんでした 32 Ⅲ-1-(2)-3 措置変更や地域 家庭への移行等にあたり支援の継続性に 配慮した対応を行っている 〇退所後も相談窓口を設置し 利用することができる旨説明し入所のしおりにも明記されています 退所後支援を行ったアフターケア記録では 詳細に記録が残され支援の継続性を確認できます 〇措置変更にあたり 支援継続の際の関係機関との引継ぎのための支援計画の作成が確認できませんでした 支援の充実を図るために支援計画の書類整備を期待します Ⅲ-1-(3) 母親と子どもの満足の向上に努めている 33 Ⅲ-1-(3)-1 母親と子どもの満足の向上を目的とする仕組みを整備し 取組を行っている 〇行事に対するアンケートや意見の聞き取りが行われ年間行事に生かされています 〇満足度を把握するための取り組みとしてのアンケートは確認できませんでした 今後は図や絵を使ったわかりやすいアンケートを工夫され 母親や子どもの意見の聴取に期待します Ⅲ-1-(4) 母親と子どもが意見等を述べやすい体制が確保されている 34 Ⅲ-1-(4)-1 苦情解決の仕組みが確立しており 周知 機能している c 〇玄関ロビーに 苦情申し出窓口の設置について の掲示が行われ 苦情解決の第三者委員等は明示されています しかし 掲示物に訂正が多いため 新しいものに修正を望みます 〇入所のしおり等にも第三者委員名を記入され 苦情を申し出ることができる旨母子に理解できるよう工夫されることを期待します 〇事故報告書 クレーム対応報告書 インシデント報告書等数種類有り対応の結果が記載されています しかし 報告書の分類は施設でも明確でなく事故 苦情解決の方法 方針を明確にされるこ とを望みます 35 Ⅲ-1-(4)-2 母親と子どもが相談や意見を述べやすい環境を整備し 母親と子どもに周知している 〇母親のしおりに相談についての項目は明記されており 入所時に説明が行われています 子どものしおりには相談についての項目がなく口頭での説明が行われています 〇職員から母子に外出時の挨拶や声掛けが行われ 表情等に注意して対応されています 女性職員が各家庭を訪問して 母親と子どもの観察や関係づくりに努めています 〇心理職員と相談の場合は 母親と子どもの同意がある場合に職員と情報の共有が行われています 相談の都度同意書を取られることを望みます 36 Ⅲ-1-(4)-3 母親と子どもからの相談や意見に対して 組織的かつ迅速に対応している 〇母親や子どもの意見 行事の希望についてのアンケートに対しては 職員会議で検討し対応が行われています 〇生活に関するアンケートは実施されておらず 心理士が行ったアンケートを活用する仕組みがなく 対応マニュアルがありません 支援の向上のため マニュアルを整備し組織的な取り組みを期待します c

Ⅲ-1-(5) 安心 安全な支援の提供のための組織的な取組が行われている 37 Ⅲ-1-(5)-1 安心 安全な支援の提供を目的とするリスクマネジメント体制が構築されている 〇施設職員は防災 防犯研修に参加し 職員会議で伝達研修を行っています 防犯グッズ 防犯カメラの設置が行われています 〇防災訓練は定期的に行われ 災害に対する準備も行われています 38 Ⅲ-1-(5)-2 感染症の予防や発生時における母親と子どもの安全確保のための体制を整備し 取組を行っている 〇感染症マニュアルが整備されています 今後はマニュアルの定期的な見直しを行い 感染症予防の手順書を作成されることを期待します 〇衛生管理会議が行われ 感染症対応の責任者のもと感染症予防の取り組みを行っています 39 Ⅲ-1-(5)-3 災害時における母親と子どもの安全確保のための取組を組 織的に行っている 〇災害時の母子の安全確認方法として外出の有無の確認 職場での安全確認の連絡ができる体制となっています 〇避難訓練 防災備品の確認が毎月行われています 地域の防災訓練に平成 28 年度から参加されています 継続して地域との取り組みが行われていくことを期待します Ⅲ-2 支援の質の確保 Ⅲ-2-(1) 提供する支援の標準的な実施方法が確立している 40 Ⅲ-2-(1)-1 提供する支援について標準的な実施方法が文書化され支援が提供されている 〇職員心得 支援についてのマニュアルは整備され 標準的な支援の方法は職員間で共有されています 〇今後はマニュアルの見直しや新たに付け加えるための手順書を作成され より良い支援に取り組 まれることを期待します 41 Ⅲ-2-(1)-2 標準的な実施方法について見直しをする仕組みが確立している 〇個人の自立支援計画の実施方法の検証 見直しは年に 2 回の面談 アセスメントを行っています 支援の実施の見直しは 職員会議等で情報の共有が行われ職員間で共有されています 〇支援の標準的な実施の方法の見直しの時期 方法が文書等で明確にされていません 支援の質の向上のために実施方法の標準化 明文化が望まれます Ⅲ-2-(2) 適切なアセスメントにより支援実施計画が策定されている 42 Ⅲ-2-(2)-1 アセスメントにもとづく個別的な支援実施計画を適切に策定している 〇基幹的職員を自立支援計画策定の責任者とされています アセスメントの様式が決められていませんが 個人面接の聞き取りによってアセスメントとされています 母親と子どものニーズは母親会議 子ども会議 個人面談を通して把握されています 〇ケースの関係機関や心理士の意見を取り入れアセスメントを作成していますが 手順の統一がされていません アセスメント手法の確立が望まれます 43 Ⅲ-2-(2)-2 定期的に支援実施計画の評価 見直しを行っている 〇半年ごとに母親と子どもに面談を行い 自立支援計画の評価見直しが行われています 自立支援計画見直し後の周知は職員会議で行われています 〇見直しの時期は決められているものの 母親と子どもの意向把握や同意を得るための手順が明記されていません 職員間で実施方法に差異が生じないためにも手順の文書化が望まれます

Ⅲ-2-(3) 支援実施の記録が適切に行われている 44 Ⅲ-2-(3)-1 母親と子どもに関する支援実施状況の記録が適切に行わ れ 職員間で共有化さている 〇自立支援計画に基づく支援の実施はケース記録に記入されています ケース記録は担当職員以外も事務室内で閲覧可能となっています 〇記録が看護日誌 個人面談記録 ケース記録と別れており 転記の作業が必要となり職員の業務負担を感じます 落ちの無い記録作成 情報の共有とするための改善を望みます 45 Ⅲ-2-(3)-2 母親と子どもに関する記録の管理体制が確立している 〇個人情報保護規程に則り記録の管理が行われています 保存期間は法制度に準じています 〇規程に保存や廃棄の方法や時期の明示がありません 個人情報保護のため 母親と子どもの記録をいつまで保存し いつ廃棄するのか等規程の整備が求められます 内容評価基準 (28 項目 ) 共通評価基準評価対象 Ⅲ 適切な支援の実施 の付加項目 A-1 母親と子ども本位の支援 A-1-(1) 母親と子どもの尊重と最善の利益の考慮 A1 A-1-(1)-1 社会的養護が 母親と子どもの最善の利益を目指して行 a われることを職員が共通して理解し 日々の支援を行っている 〇職員会議において支援に対しての定期的な振り返りが行われており 職員の意識の共有化が図られています 〇職員一人ひとりが質の向上の意識を持ってケース会議に参加し 毎日の支援が実践されています A-1-(2) 権利侵害への対応 A2 A-1-(2)-1 いかなる場合においても 職員等による暴力や脅かし c 人格的辱め 心理的虐待 セクシャルハラスメントなどの不適切なかかわりが起こらないよう権利侵害を防止している 〇就業規則において利用者へのセクシャルハラスメント他 人権侵害に対する取り組み マニュアルが整備されていますが 権利侵害があった場合に 厳正に処分をする規定などの整備が求められます 〇人権侵害に特化した内部研修が行われていません 研修は他の伝達研修と時期を同じにするのではなく 早急な職員研修の実施が望まれます A3 A-1-(2)-2 いかなる場合においても 母親や母親と子どもが 暴力 や脅かし 人格を辱めるような不適切な行為を行わないよう徹底している 〇母親や子どもに対する声掛けは 窓口から出て行うなど関わりに留意されています 〇通院援助の際に 車中など 1 対 1 で話が聞けるときを利用し安心できる関係を築いています 精神疾患のある母親や 仕事や子どものことで悩んでいる場合の対応ができています 〇不適切な行為の防止について 母親や子どもに対する周知が不十分です 周知するための具体的な取り組みを期待します

A4 A-1-(2)-3 母親と子どもに対する暴力や脅かし 人格を辱めるよう な不適切なかかわりの防止と早期発見に取り組んでいる 〇少年指導員との関わりを通し 暴力や暴言の無い男性との関わりを子どもに伝えています 子どものしつけで母親の口調が強いときなど 子どもへの対応について常に注意を払い適切に対応されています 〇子どもが自分を守るための知識 人権について学ぶ機会が必要です 子どもの安全と人格形成のためにも学ぶ機会を設けることは重要です A-1-(3) 思想や信教の自由の保障 A5 A-1-(3)-1 母親と子どもの思想や信教の自由を保障している 〇入所の際に思想や信教の自由について説明が行われています また 他者への宗教の勧誘等は行わないよう説明もされています 〇職員間の共通認識を深めるために 施設が信教の自由を尊重していること 個人の思想や自由についての職員研修が実施されることを望みます A-1-(4) 母親と子どもの意向や主体性の配慮 A6 A-1-(4)-1 母親や母親と子どもが 自分たちの生活全般について自 主的に考える活動 ( 施設内の自治活動等 ) を推進し 施設における生活改善に向けて積極的に取り組んでいる 〇母親会議 子ども会議が月に 1 回開かれています 母親や子どもの意見や希望を聞く機会としています 保育士による母親への支援や指導員による子どもの養育支援を行っています 職員会議で情報の共有がされ統一した対応が行われています 〇今後は母子にとって自立のための自主的な活動が行われることを期待します A-1-(5) 主体性を尊重した日常生活 A7 A-1-(5)-1 日常生活への支援は 母親や母親と子どもの主体性を尊 a 重して行っている 〇心理士と協働で母子の強みに気づかせ 自信を回復していく支援や相談が行われています 〇年少の子どもの支援においても 心理士がわかりやすい図や絵を用いて自分の気持ちを表現することを伝えています 〇母親の気持ちに寄り添い 自分で考え判断できるよう自立につながる援助が行われています A8 A-1-(5)-2 行事などのプログラムは 母親や母親と子どもが参画 しやすいように工夫し 計画 実施している 〇毎月の母親会議や子ども会議において行事に対する意見を聴取し その場で言えない方のためにアンケートも行っています 〇母親と子どもを分けた行事も計画されており 母親の息抜きやこどもの自立に向けたプログラムを母子と一緒に計画されています 〇子どもの成長を考え アウトドア系 ( キャンプ等 ) の行事の取り入れを検討されています 今後計画が実現されることを期待します A-1-(6) 支援の継続性とアフターケア A9 A-1-(6)-1 母親と子どもが安定した生活を送ることができるよう 退所後の支援を行っている 〇退所された利用者一人ひとりのアフターケア記録が整備されていますが 支援計画までは作成されていません 支援計画に退所後のケアについて明記されることを望みます 〇退所後に支援が必要になった場合 手続きのための市役所への同行を行うなど 退所後のアフターケアは継続的に行われています

A-2 支援の質の確保 A-2-(1) 支援の基本 A10 A-2-(1)-1 母親と子どもそれぞれの個別の課題に対応して 専門的 支援を行っている 〇利用者の必要に応じ 医療機関への同行や心理士との面談が行われています 〇母親や子どもが持つ個別の課題に対して基本的な対応が行われていますが 今後はさらなる専門性の向上について職員一人ひとりが意識されることを望みます 〇母子の個別のニーズを確定させるためのアセスメントが個人ごとに確立されていないため アセスメント内容の整備を期待します A-2-(2) 入所初期の支援 A11 A-2-(2)-1 入所に当たり 母親と子どもそれぞれのアセスメントに基 づき 生活課題 ニーズを把握し 生活や精神的な安定に向けた支援を行っている 〇入所にあたり不安を抱えた母子支援のために 職員は信頼関係の構築に努めています 〇支援のために児童相談所などとの連携を行っています 〇障がいのある母子のためにバリアフリーの部屋も準備されています 生活用具の貸出や保育所や学校への入所等の援助を行っています A-2-(3) 母親への日常生活支援 A12 A-2-(3)-1 母親が 安定した家庭生活を営むために必要な支援を行っ a ている 〇部屋の掃除等の確認を月に1 回行っています 入浴や食事については朝 子どもの顔を確認するときに顔や衣服の状況を見ることで ネグレクトに注意をして生活の状況の観察を行っています 〇調理を苦手とする母親に対し食材の配達サービスの利用や職員とともに調理を行う支援を行っています 〇母親の受診の同行や貯蓄の支援など母子支援員が中心となり相談を行っています 生活全般に支援する仕組みがあります A13 A-2-(3)-2 母親の子育てのニーズに対応するとともに 母親と子ども との適切なかかわりができるよう支援している 〇母親が子どもをネグレクトする事例等 児童虐待のケースにおいては児童相談所との連携をとり対応しています 〇職員の支援の受け入れが困難なケースの場合など心理士との連携にて相談 助言を行っています 母親の状況によって子供の保育所への送迎や施設内保育を行っています 〇今後は母親の理解力に応じて 子どもの障がいに対する説明や支援の方法を検討されることを期待します A14 A-2-(3)-3 母親が安定した対人関係を築くための支援を行っている 〇母親会議や母親のみが参加する行事など実施し 対人関係構築のための支援が行われています 行事等に参加できない母親に対しては 職員が通院や心理士との面談を通して丁寧な働きかけが行われています 〇母親の職場に対する支援として 帰宅時の様子に注意して表情など観察し 面談を行いストレスの状況把握をしています 必要な場合は職場への働きかけも同意のもと行っています A-2-(4) 母親と子どもへの支援 A15 A-2-(4)-1 健やかな母親と子どもの育ちを保障するために 養育 保 育に関する支援を行っている 〇母親の状態によって施設内保育や保育所への送迎の支援を行っています 集会室を活用した放課後の子どもへの学習支援や遊び 交流などを行っています 〇虐待を受けた経験のある子どもが多いため 優しく接し子どもとの会話を多くするなど 少年指導職員との交流により 健全な人間関係を知る事ができる支援体制を整えています 心理士の助言を基に 特別な配慮が必要な子どもの支援を状況に応じて行っています

16 A-2-(4)-2 母親と子どもが自立に必要な力を身につけるために 学 習や進路 悩み等への相談支援を行っている 〇中学 高校生の自立支援のための進路や悩み事の相談に 具体的な目標を定め奨学金等の説明も行っています 〇集会室を利用したこども支援が行われていますが 学習ボランティアなどへの取組みができていません 今後 活用を検討されていますので実行されることを期待します 〇子どもたちの状況把握のための少年指導職員 ( 男性職員 ) 会議が行われています 相談記録は支援の経過として必要な記録となります 記録の重要性を認識され今後に生かされることを望みます A17 A-2-(4)-3 母親と子どもに安らぎと心地よさを与えられるおとなと のかかわりや 母親と子どもどうしのつきあいに配慮して 人との関係づくりについて支援している 〇母親以外の大人との交流により 人間味にあふれ安心で信頼できる関係を築く交流を行事や日々の支援により経験できる取り組みが行われています 〇今後はコミュニケーションスキルを上げるためのプログラムや 子ども同士の力を活用した支援に期待します 〇平成 28 年度よりサッカースクールのボランティア受け入れが始まりました 今後もボランティアの受け入れが継続されることを期待します A18 A-2-(4)-4 母親と子どもの年齢 発達段階に応じて 性についての c 正しい知識を得る機会を設け 思いやりの心を育む支援を行っている 〇施設内の子どもへの性教育に対する外部研修は受講していますが 子どもへの性に対する教育は実施できていません 年齢や発達段階に応じて 命の教育 大切な命 について子どもへの性教育への取り組みは重要です 〇学校や保健センター等と連携して 子どもたちが正しい性の知識を学習する機会を設けることを期待します A-2-(5) DV 被害からの回避 回復 A19 A-2-(5)-1 母親と子どもの緊急利用に適切に対応する体制を整備し a ている 〇緊急時対応マニュアルが整備され DV 被害者の緊急一時保護に対応しています 外部の DV に関する会議にも参加し 職員の意識向上にも努めています A20 A-2-(5)-2 母親と子どもの安全確保のために DV 防止法に基づく a 保護命令や支援措置が必要な場合は 適切な情報提供と支援を行っている 〇 DV に関して母子に必要な情報の提供を行い 関係機関等への同行支援を行っています DV 加害者が探しに来たケースや拉致されたケースにも関係機関と連携し解決したケースがあります 〇措置替えが必要な利用者が出た場合の対応も関係機関と連携し行っています A21 A-2-(5)-3 心理的ケア等を実施し DVの影響からの回復を支援 a している 〇心理士による相談支援から精神科受診への支援など 職員の同行や通院時の支援が行われています 通院時に話をして 母子の相談にのる支援が定着しています 〇心理士による心理ケアの実施が行われ 障がい者サポートセンターとの連携が行われています

A-2-(6) 母親と子どもの虐待状況への対応 A22 A-2-(6)-1 被虐待児に対しては虐待に関する専門性を持ってか かわり 虐待体験からの回復を支援している 〇少年指導職員や母子支援職員は子どもの虐待に対し心理士との連携 協力によって支援を行っています 子どもを叱るときは一方的に叱るのでなく信じていることを伝え 子どもの気持ちを大事にする支援が行われています 〇 子どもの権利条約 に関して 子どもにも分かりやすく説明できるような資料の作成や 子どもの権利擁護に関する職員研修の実施が望まれます A-2-(7) 家族関係への支援 A23 A-2-(6)-2 母親と子どもの権利擁護を図るために 関係機関との連携 を行っている 〇学校の評議員となり学校 保育所 児童相談所との連携 情報交換が行われています 〇今後 子どもの権利擁護 母親支援のために関係機関との連携が定期的に行われ 強化されることを期待します A24 A-2-(7)-1 母親や母親と子どもの家族関係の悩みや不安に対する相 談 支援を行っている 〇母親と子ども双方から意見を聴取し 相互の意見を尊重した 親子関係の構築 のための支援が行われています 〇母親の親族 他の親族との関係等の聞き取りや調整により 母子の生活や親族関係が再構築され利用者支援が強化されることを期待します A-2-(8) 特別な配慮の必要な母親 母親と子どもへの支援 A25 A-2-(8)-1 障害や精神疾患 その他の配慮が必要な母親と子どもに対 する支援を適切に行い 必要に応じて関係機関と連携している 〇様々な病気 精神疾患 障害を抱える母子に対して通院の同行支援を行い 服薬についても管理を行っています 〇公的機関 母親の就労先 子どもの学校や保育所と連携しています 外国人の母親の支援にはアジア女性センターとの連携を行っています 〇社会福祉士が通院に同行する心理担当職員として心理士と連携していますが 医療的に問題を抱える母子に対する支援が増加する予測のもと 嘱託医との連携や医療知識を向上させるための研修を実施されることを期待します A-2-(9) 就労支援 A26 A-2-(9)-1 母親の職業能力開発や就労支援を適切に行っている a 〇母親の就労支援のために施設内保育が行われています 放課後 集会室にて子どもの宿題や遊びの場として施設内で子どもの支援が行われています 〇母親の状況により個別に就労支援が行われ 働くことのできない母親には行政からの支援を受けることができるよう助言が行われています 〇精神障害者相談センター 障害者就労支援 職能訓練校の活用で就労への支援が行われています A27 A-2-(9)-2 就労継続が困難な母親への支援を行い 必要に応じて 職場等との関係調整を行っている 〇母親の就労体制を整えるために職場との連絡調整が行われています 就労が困難な場合は様々な制度 ( 生活保護や福祉的就労 ) を利用されています 〇外国人や精神疾患を抱える母親に対する就労支援において 母親にも職場にも理解しやすい制度の説明のための資料の作成を期待します

A-2-(10) スーパービジョン体制 A28 A-2-(10)-1 スーパービジョンの体制を確立し 職員の専門性の 向上や施設の組織力の向上に取り組んでいる 〇基幹的職員 心理担当職員が配置され 心理士の助言によりケース検討が行われています 〇外部からのスーパーバイザー ( 指導 支持 教育担当者 ) の導入はありませんが 職員が困難事例に対して一人で抱え込まないように 基幹的職員がスーパーバイザーとして活動しています 〇今後は心理士や外部のスーパーバイザーによる 職員への専門的な指導 支援体制の構築を期待します 〇職員の入れ替わりが少ないため 新人職員への教育体制の確認ができませんでした 職員に対する教育体制の構築が望まれます