系統看護学講座 クイックリファレンス 2012年 母性看護学

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系統看護学講座 クイックリファレンス 2013年7月作成

8. 妊娠期から育児期まで継続したケア 9. 他職種 他施設等との連携 2. 助産師に求められる実践能力 助産師の役割と機能を踏まえ 助産師に求められる実践能力として 下記の4つの能力を設定した Ⅰ. 助産における倫理的課題に対応する能力 Ⅱ. マタニティケア能力 Ⅲ. 性と生殖のケア能力 Ⅳ. 専

公募情報 平成 28 年度日本医療研究開発機構 (AMED) 成育疾患克服等総合研究事業 ( 平成 28 年度 ) 公募について 平成 27 年 12 月 1 日 信濃町地区研究者各位 信濃町キャンパス学術研究支援課 公募情報 平成 28 年度日本医療研究開発機構 (AMED) 成育疾患克服等総合研

45101 看護学入門 1. 看護とは何かについて 定義 理念 役割から説明することができる 2. 看護の対象としての人間について説明することができる 3. 看護の提供のしくみ 看護の専門職として条件について説明することができる 4. サービス業としての看護について考え方を述べることができる 5.

はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 ) 25 年 ( 未就学児 )) < 平成 20 年 > 無回答 2.9% < 平成 25 年 > 無回答 %

手術や薬品などを用いて 人工的に胎児とその付属物を母体外に排出することです 実施が認められるのは 1 妊娠の継続又は分娩が 身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがあるもの 2 暴行もしくは脅迫によって妊娠の場合母体保護法により母体保護法指定医だけが施行できます 妊娠 22 週 0

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児に対する母体の甲状腺機能低下症の影響を小さくするためにも 甲状腺機能低下症を甲状腺ホル モン薬の補充でしっかりとコントロールしておくのが無難と考えられます 3) 胎児 新生児の甲状腺機能低下症 胎児の甲状腺が生まれながらに ( 先天的に ) 欠損してしまう病気があります 通常 妊娠 8-10 週頃

一般内科

Microsoft Word - P11~19第2部② 母子保健の現状

【第6回】資料2_精神疾患と周産期3

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併せて 妊娠 出産 更年期など女性特有の生涯にわたる健康問題を気軽に相談できるよう 対 応を充実させる必要があります はじめての子どもが生まれる前に 赤ちゃんの世話をしたことがある割合 (25 年度と 20 年度の 比較 ) 横浜市利用ニーズ把握のための調査 ( 平成 20 年 ( 市民意識調査 )

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全な生殖補助医療を含めて, それぞれの選択肢を示す必要がある. 3 種類の HIV 感染カップルの組み合わせとそれぞれの対応 1. 男性が HIV 陽性で女性が陰性の場合 体外受精この場合, もっとも考慮しなければいけないことは女性への感染予防である. 上記のように陽性である男性がすでに治療を受けて

到達目標自己評価性分化異常について説明できる 思春期女性の生理と病理について概説できる 更年期女性の生理 更年期障害について説明できる 子宮下垂 脱について説明できる 精巣の組織構造と精子形成の過程を説明できる 陰茎の組織構造と勃起 射精の機序を説明できる 精液検査の方法と正常値を説明できる 男性不

含む ) 周産期 生殖 内分泌 女性のヘルスケアの4 領域を万遍なく研修することが可能となる 産婦人科専攻医の研修の順序 期間等については 個々の専攻医の希望と研修進捗状況 各施設の状況 地域の医療体制を勘案して 産婦人科研修プログラム管理委員会が決定する B. 産婦人科研修プログラムの具体例 専門

B. 自治医科大学専門研修プログラムの具体例 産婦人科研修プログラムは 自治医科大学附属病院の 4 年間の後期研修プログラムにおける専門コースの一部ではじめの 3 年間が本プログラムに相当する 専攻医は3 年間で修了要件を満たし ほとんどは専門医たる技能を修得したと認定されると見込まれる 修了要件を

資料1-1 HTLV-1母子感染対策事業における妊婦健康診査とフォローアップ等の状況について

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豊川市民病院 バースセンターのご案内 バースセンターとは 豊川市民病院にあるバースセンターとは 医療設備のある病院内でのお産と 助産所のような自然なお産という 両方の良さを兼ね備えたお産のシステムです 部屋は バストイレ付きの畳敷きの部屋で 産後はご家族で過ごすことができます 正常経過の妊婦さんを対

胎児計測と胎児発育曲線について : 妊娠中の超音波検査には大きく分けて 5 種類の検査があります 1. 妊娠初期の超音波検査 : 妊娠初期に ( 異所性妊娠や流産ではない ) 正常な妊娠であることを診断し 分娩予定日を決定するための検査です 2. 胎児計測 : 妊娠中期から後期に胎児の発育が正常であ

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基礎助産学 Ⅰ 目標 Ⅰ. 助産の基本となる概念と変遷 基本姿勢について基本的な理解を問う 1. 助産の基本 A. 助産 助産師の定義 B. 助産師の役割と責務 C. 助産における倫理 D. 助産における基本的な概念 E. 日本 諸外国の助産 助産師の変遷 a. 保健師助産師看護師法 b. 世界保健

健康保険が使えるときと使えないとき 健康保険の給付の対象となるのは 方法として安全性や有効性が認められ あらかじめ国によって保険の適用 が認められている養に限られます こんなときは 仕事や日常生活にさしさわり のないソバカス アザ ニキ ビ ホクロ わきがなど 17-1 回復の見込みがない近視 遠視

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平成 26 年度事業計画書 自平成 26 年 4 月 1 日 至平成 27 年 3 月 31 日 公益財団法人性の健康医学財団

2017 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 件で 前年から 29 件増加した HIV 感染者は前年から 3 件 AIDS 患者は前年から 26 件増加した ( 図 -1) 2 HIV 感染者

シラバス 2016 佐久大学別科助産専攻

1 現状と課題

L5214_⑥カリキュラム(産婦人科)

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女性の多重役割と健康問題―ワーク・ファミリー・バランスの観点から

認定看護師教育基準カリキュラム

研修計画

桜町病院対応病名小分類別 診療科別 手術数 (2017/04/ /03/31) D12 D39 Ⅳ G64 女性生殖器の性状不詳又は不明の新生物 D48 その他及び部位不明の性状不詳又は不明の新生物 Ⅲ 総数 構成比 (%) 該当無し Ⅰ 感染症及び寄生虫症 Ⅱ 新生物 C54 子宮体部

1) 専門研修基幹施設 藤田保健衛生大学病院 ( 総合型研修病院 ) 指導責任者 藤井多久磨 良性から悪性までの全ての婦人科疾患 母体 胎児救命を含む全ての周産期疾患 腹 腔鏡から体外受精まであらゆる生殖内分泌疾患 女性ヘルスケアなど非常に豊富な症 例をそれぞれの専門家による指導にて研修することがで


補足 : 妊娠 21 週までの分娩は 流産 と呼び 救命は不可能です 妊娠 22 週 36 週までの分娩は 早産 となりますが 特に妊娠 26 週まで の早産では 赤ちゃんの未熟性が強く 注意を要します 2. 診断 どうなったら TTTS か? (1) 一絨毛膜性双胎であること (2) 羊水過多と羊

甲状腺機能が亢進して体内に甲状腺ホルモンが増えた状態になります TSH レセプター抗体は胎盤を通過して胎児の甲状腺にも影響します 母体の TSH レセプター抗体の量が多いと胎児に甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性が高まります その場合 胎児の心拍数が上昇しひどい時には胎児が心不全となったり 胎児の成

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資料4 学士課程においてコアとなる看護実践能力と卒業時到達目標

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卵子凍結すれば、心おきなく働ける?-母子の明るい笑顔に立脚した女性活躍社会を-

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はじめに このサポートブックは 出生前診断に関する情報を提供することで 妊婦さんやパートナー ご家族 今後妊娠を考えている方の不安や疑問を軽減することを目的に作成しました 出生前診断を受けた場合 胎児に異常が見つかることがあります その際 妊娠中から赤ちゃんの病気が分かったから 心の準備ができて良か

疾病の成り立ちと健康支援と 第 回までの ( 追試含む ) 看護学精神看護学在宅看護論看護の統合と実践目標 Ⅱ 1 リプロダクティブ ヘルスに関する看護 2 女性のライフサイクル各期における看護 E リプロダクティブ ヘルスに関する法や施策と支援 ウィメンズヘルスに関する看護の基本的な


Ⅰ 基本構想の策定 1 策定の趣旨魚津市では 平成 14 年から毎年 1 か所ずつ分娩施設の休業等が続き 平成 18 年 8 月には 市内には分娩できる施設がなくなりました 以来 魚津市民や里帰りされる方々は 止むを得ず市外で出産せざるを得ない状況となっていました この間 多くの市民からは 市内で安

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助産実践能力習熟段階 ( クリニカルラタ ー ) * レベル Ⅲ 認証制度について 日本助産実践能力推進協議会 * 助産実践能力習熟段階 ( クリニカルラタ ー ) :CLoCMiP(Clinical Ladder of Competencies for Midwifery Practice) 1

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科目名 担当責任者 助産学概論 片桐麻州美 標準履修年次必修選択別単位数 1 年必修 1 単位 授業の概要 助産の意義と原理原則など基本概念を学び助産とは何かを考察する 助産の変遷 諸外国の助産師活動及び教育 政策の現状から助産学が志向しているものを学習する 助産師活動の基本となる生理学的 心理社会

月 6 日金 幼児期の子どもの健康障害と看護 2 川崎病幼児期の子どもの健康障害と看護 3 髄膜炎 月 13 日金 C401 学童期の子どもの健康障害と看護 2 糖尿病学童期の子どもの健康障害と看護 3 紫斑病看護過程 3 まとめネフローゼ症候群の子

資料6:公開シンポジウム発表要旨

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15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因

(目的)

表 2 平成 30 年版助産師国家試験出題基準別にみた出題テーマ ( 助産師国家試験問題 ) 大項目中項目小項目 基礎助産学 Ⅰ 目標 1. 助産の基本となる概念と変遷 基本姿勢について基本的な理解を問う A. 助産 助産師の定義 B. 助産師の役割と責務 保健師助産師看護師法 世界保健機関 <WH

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妊娠分娩と産褥期の管理 ならびに新生児の医療に必要な基礎知識とともに 育児に必要 な母性とその育成を学ぶ また妊産褥婦に対する投薬の問題 治療や検査をする上での制限な どについての特殊性を理解することはすべての医師に必要不可欠である 2. 行動目標 (SBO: Specific Behavior O

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受付 母子受付 妊婦受付の設置 各書類と筆記用具 書類箱の準備 リーダー * 具体的な責任者名 あるいは役職を書くを確認する 受付と案内 (* 具体的な場所を書くに配置 ) の要員振り分け < 母子 妊婦到着時 > 母子は母子受付 妊婦は妊婦受付へ案内する 父親は体育館に入る * 家族の部屋を明記す

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ウィメンズ ヘルス プロモーション概論 2 井村真澄 1 年次前期 授業の目的 リプロダクティブヘルス ライツやウィメンズヘルスに関する歴史背景 国際的動向 基盤となる理論 概念への理解を深め 女性の生涯を通じた健康課題について学び 女性とその家族に対する健康支援の充実に向けたエビデンスに基づく助産

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

2 年次 以降 : 授業開始は 2 週目 ~ 平成 30 年度看護学専攻 ( 研究者育成コース ) 時間割 10:30-12:00 特別研究特別研究特別研究 特別研究特別研究特別研究特別研究 特別研究特別研究 特別研究 特別研究については 担当教員と相談の上決定する 修士課程 ( 医科学獣医科学専攻

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2 医師不足等に対応した地域における周産期医療の確保について 周産期医療に携わる医師の不足や偏在には 産科 産婦人科を専攻する医師が減少していること 小児科医師のうち新生児医療を専攻する医師が少ないこと 医師が限られた都市部の病院に集中しがちであること 小児科 産婦人科共に女性医師の割合が増加してい

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

氏名:野崎 律子 (のざきりつこ)

2. 診断 どうなったら TTTS か? 以下の基準を満たすと TTTS と診断します (1) 一絨毛膜性双胎であること (2) 羊水過多と羊水過少が同時に存在すること a) 羊水過多 :( 尿が多すぎる ) b) 羊水過少 :( 尿が作られない ) 参考 ; 重症度分類 (Quintero 分類

正常波形外来健診時(妊娠35 週)頻脈基線細変動減少入院時 児娩出前1. 脳性麻痺発症の主たる原因別事例編 事例 33 原因が明らかではないまたは特定困難 1 産科医療補償制度脳性麻痺事例の胎児心拍数陣痛図脳性麻痺発症の主たる原因別事例編 概要 在胎週数 分娩経過 36 週リスク因子帝王切開既往出生

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基礎助産学特講 Ⅱ (2) 植松和子 1 年次通年 1. 医薬品の薬効 薬理を理解し 取り扱う上での基礎知識を習得する 2. 妊婦 授乳婦に医薬品を使用する上での基本的な知識 新生児 女性の疾患全般に対する薬物療法について学ぶ 1. 医薬品を取り扱う上での基礎を身につける 2. 周産期の現場での薬物


します また 血小板減少症などの診断にもなります 血糖糖尿病が妊娠をきっかけに発見されたり 既に糖尿病に罹っていて 妊娠中に発見されることがあります 既に糖尿病と分かっていて妊娠された場合を糖尿病合併妊娠 妊娠中にはじめて対糖能低下 ( 糖尿病の傾向 ) が指摘された場合を妊娠糖尿病といいます 糖尿

評価方法 ディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミング 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 上に示す観点に基づいて 学習のまとまりごとに評価し 学年末に

指導担当医 笹川寿之 ( ささがわとしゆき ) 教授 専門分野婦人科腫瘍学 腫瘍ウイルス学 日本臨床細胞診専門医 得意な分野婦人科腫瘍 ヒトパピローマウイルス 藤井亮太 ( ふじいりょうた ) 准教授 ( 併 ) 専門分野生殖内分泌学 得意な分野ホルモン療法 富澤英樹 ( とみざわひでき ) 専門分

, 地域包括支援センターの組織と人材 2. 1 福祉専門職の歴史と特性

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/


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1 単位対象学年 組 区分 1 年 必修 奥村秀章 黒尾卓宏 晝間久美 保健体育 保健 我が国の健康水準 健康であるための成立要因や条件について理解させ 飲酒や喫煙等の生活習慣について考える 薬物乱用 感染症 エイズの予防対策の重要性について認識させる ストレス社会への対処の仕方や身

中にいる間 その子どもたちに影響をして小さく生まれてくる そして この小さく生まれてきた子というのは 将来 肥満とか糖尿病 脂質異常症等の いわゆる生活習慣病を発症しやすくなっていることが知られるようになっております わが国の低出生体重児は 2005 年に向けて大体 10% ぐらいに上がってきており

平成 25 年度教育課程普通科 教科科目 標準単位数 1 年 平成 25 年入学生 2 年 3 年 文系生物理系創造文化系 文系生物理系創造文化系 平成 24 年入学生 平成 23 年入学生 1 年 2 年 3 年 1 年 2 年 3 年 国語 国語表現 Ⅰ 2 E 2 E 2 E 2 E 2 国語

3 母子保健事業の量の見込みと提供体制 1 安心して妊娠期を過ごし出産を迎えることができる 親になるための準備と産じょく期の支援 子どもや母親の健康の確保 (1) 母子健康手帳の発行 現状と課題妊娠 出産期から子育てまでの途切れない支援の出発点として 母子健康手帳の交付を保健師が行うことで 妊婦の健

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「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

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妊婦の推定感染経路 2 番目は 妊婦さんの推定感染経路です 2011 年は中国 ベトナムなど海外で感染した夫や本人です 海外からの感染に注意が必要でした ところが 2012 年は夫 同僚から妊婦さんへの感染が認められたので 同居家族 同僚のワクチン接種を勧めるよう喚起しました さらに 2013 年に

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< 目次 > Ⅰ 基本構想の策定 1 策定の趣旨 2 基本構想の位置づけ 3 現状と課題 めざす姿 4 基本理念 5 基本方針 6 基本方針を実現するために 7 新施設のイメージ Ⅱ 各機能の概要 1 分娩できる施設 ( 産科施設 ) (1) 整備の背景 (2) 整備の概要 (3) 新生児への対応

産科 妊娠悪阻 2. 常位胎盤早剥離 子宮内胎児死亡 (22 週以降 ) 5 その他 23 合計,802 3) 手術症例件数手術術式別件数 手術術式 件数 帝王切開術 52 流産手術 * 9 鉗子分娩 吸引分娩 46 骨盤位娩出術 0 頚管縫縮術 ** 3 * 自然流産 :6

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母性看護学

母性看護学 目標 Ⅰ. 母性看護の対象となる人々 関連する保健医療の仕組み 倫理的問題 人間の性と生殖のしくみについての理解を問う 1 母性看護の概念 母性看護の主な概念 a 母性の概念 母性の発達 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 母性とは (p.2 12) 公衆衛生 : 第 5 章 C リプロダクティヴ ヘルス / ライツ (p.115 130) 家族論 家族関係論 : 第 3 章 B-1 母性とは (p.72 75) b 性役割 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 3 章 C-1-1 ジェンダー (p.130) 公衆衛生 : 第 5 章 C-2 ジェンダー (p.125 130) c 家族の発達 機能 基礎看護学 [4]( 臨床看護総論 ): 第 1 章 -5 親になる人の理解と看護 (p.26 32) 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 3 章 B-2-1 家族の発達段階 (p.126 128) B 母性看護と倫理 a 妊産褥婦 胎児および新生児の 権利と擁護 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 G 母性看護における倫理 (p.42 47) b 自己決定の尊重 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 G 母性看護における倫理 (p.42 47) c プライバシーの保護 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 G 母性看護における倫理 (p.42 47) d 人間の性と生殖や医療における倫理 ( 出生前診断 胎児治療 高度生殖医療 人工妊娠中絶 ハイリスク児の医療 ) 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 1 章 B 遺伝相談 (p.3 15) C 不妊治療と看護 (p.15 43) C 母性看護と法整備 a 子育て支援施策 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 2 章 -4 母子看護に関連する施策 (p.72 78) 社会福祉 : 第 7 章 C-5 少子化対策 (p.200 202) b 母性の就労の関係法規 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 2 章 B-4 社会文化的環境 (p.85 87) c 母体保護法 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 2 章 -3-2 母性看護に関するおもな法律 (p.69 71) 看護関係法令 : 第 3 章 Ⅱ-C 母体保護法 (p.135 136) d 母子保健法 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 2 章 -3-2 母性看護に関するおもな法律 (p.69 71) 社会福祉 : 第 7 章 C-4 母子保健法 (p.198 200) 看護関係法令 : 第 3 章 Ⅱ-B 母子保健法 (p.133 135) D 周産期医療 生殖医療におけるチーム医療 a チーム医療の必要性 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 2 章 -5-2 母性看護に携わる職種 (p.80 81) b 職種間の連携 協働 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 2 章 -5-2 母性看護に携わる職種 (p.80 81) 2 人間の性と生殖 ヒトの発生と遺伝的要素 a 発生 分化のメカニズム 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 3 章 -2 妊娠と胎児の性分化 (p.104 118) 解剖生理学 : 第 10 章 C 受精と胎児の発生 (p.490 505) b 染色体 遺伝子 解剖生理学 : 第 1 章 B-4 細胞の増殖と染色体 (p.24 26) 第 10 章 C-1-1 生殖細胞 (p.490 491) B 性と生殖の機能のメカニズム a 性周期 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 3 章 -2-4 女性生殖器の機能 (p.97 104) 解剖生理学 : 第 10 章 B-5 女性の生殖機能 (p.487 489) 成人看護学 [9]( 女性生殖器 ): 第 2 章 B-3 性周期と性ホルモン (p.30 32) 154 母性看護学

大項目 中項目 小項目 系統看護学講座の該当箇所 b 生殖機能のメカニズム 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 3 章 -2 妊娠と胎児の性分化 (p.104 118) 解剖生理学 : 第 10 章 生殖 発生と老化のしくみ (p.473 516) c 性反応 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 C セクシュアリティ (p.19 23) d 受胎のメカニズム 成人看護学 [9]( 女性生殖器 ): 第 2 章 B-5 妊娠の成立 (p.34 36) 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 2 章 -1-2 妊娠の成立 (p.47 51) 解剖生理学 : 第 10 章 C-1-2 受精 (p.491 493) C- 2 初期発生と着床 (p.493 497) 目標 Ⅱ. ライフサイクル各期にある女性のリプロダクティブヘルスの維持増進 新しい家族の誕生期にある人々が健康生活を営むための看護実践に必要な基礎的知識を問う 3 女性のライフサイクル各期における看護 思春期 成熟期 更年期女性のリプロダクティブヘルスの課題と看護 a 第二次性徴 成人看護学 [1]( 成人看護学総論 ): 第 1 章 -2-1 青年期 : 大人になること (p.8 16) 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 5 章 B-1-1 身体的特徴 (p.177 179) b 性意識 性行動の発達 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 5 章 B-1-2 心理 社会的特徴 (p.180 184) 家族論 家族関係論 : 第 2 章 B-1 性意識と性行動 (p.35 37) c 性感染症 成人看護学 [9]( 女性生殖器 ): 第 5 章 D-1 性感染症 (STD) (p.192 195) 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 5 章 B-2-2 性感染症 (STD) (p.190 191) 第 6 章 B 性感染症とその予防 (p.249 262) C HIV に感染した女性に対する看護 (p.262 271) 病理学 : 第 13 章 B-3-1 性感染症 (p.252 253) d 家族計画 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 6 章 家族計画 (p.242 248) e 不妊症 成人看護学 [9]( 女性生殖器 ): 第 5 章 C-3 不妊症 (p.171 187) 第 6 章 D-9-a 不妊症患者の看護 (p.240 245) 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 1 章 C 不妊治療と看護 (p.15 43) f ホルモンの変化と閉経 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 5 章 D-1 更年期女性の特徴 (p.211 215) g 更年期症状と看護 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 5 章 D-2 健康問題と看護 (p.215 224) 4 周産期にある人と家族の看護 妊娠の生理と妊婦の看護 a 妊娠の経過と胎児の発育 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 2 章 妊娠期の身体的特性 (p.46 65) C 妊婦と胎児のアセスメント (p.74 109) b 妊婦の心理 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 2 章 B 妊娠期の心理 社会的特性 (p.65 74) c 妊娠と不快症状 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 2 章 D-2-8 妊娠中のマイナートラブル (p.143 145) d 妊婦の日常生活とセルフケア 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 2 章 D-2 妊婦の保健相談の実際 (p.113 145) e 出産 育児の準備 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 2 章 D-3 親になるための準備教育 (p.145 159) f 親役割の準備 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 2 章 D-3 親になるための準備教育 (p.145 159) 母性看護学 155

B C 分娩の生理と産婦の看護 産褥の生理と褥婦の看護 a 分娩経過と胎児の健康状態 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 3 章 分娩の要素 (p.162 172) B 分娩の経過 (p.172 187) C-1 産婦と胎児の健康状態のアセスメント (p.188 201) b 産婦の基本的ニーズと看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 3 章 D-5 基本的ニードに関する看護 (p.220 224) c 産痛の緩和 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 3 章 B-3 産痛 (p.176 179) D-3-3 産痛緩和のための身体的ケア (p.208 213) d 産婦と家族の心理 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 3 章 B-5 産婦の心理 社会的変化 (p.181 187) C-2 産婦と家族の心理 社会面のアセスメント (p.201 203) a 産褥の経過 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 5 章 産褥経過 (p.290 302) b 褥婦の心理 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 5 章 -2-1 褥婦の心理的変化 (p.294 298) c 褥婦の日常生活とセルフケア 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 5 章 C-1 身体機能回復および進行性変化への看護 (p.311 321) d 親役割への支援 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 5 章 -2 産褥期の心理 社会的変化 (p.293 302) D 新生児の生理と看護 a 新生児の生理 小児看護学 [1]( 小児看護学概論 ): 第 4 章 -2 身体生理の特徴 (p.68 79) 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 4 章 -2 新生児の機能 (p.243 254) b 新生児の適応と看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 4 章 新生児期における看護 (p.237 288) c 親子関係 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 5 章 C-2 児との関係確立への看護 (p.321 322) 目標 Ⅲ. 周産期にあるリスク因子をもつ母児に対する看護実践に必要な基礎的知識についての理解を問う 5 ハイリスクな状況にある人と家族の看護 ハイリスク妊婦の看護 a 妊娠経過の健康逸脱 ( 流産 早産 感染症 常位胎盤早期剥離 前置胎盤 妊娠高血圧症候群 ) と看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 6 章 妊娠の異常と看護 (p.336 376) B-4 胎児の付属物の異常 (p.386 391) b 出生前診断と看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 1 章 B-2 出生 前診断 (p.3 5) B-3 出生前診断の実際 (p.5 10) B ハイリスク産婦の看護 a 分娩経過の健康逸脱 ( 前期破水 帝王切開術 産科出血 ) と看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 6 章 B 分娩の異常と看護 (p.376 427) b 胎児機能不全 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 6 章 B-5 胎児 機能不全 (p.391 393) B-10-2 胎児機能不全を 生じるリスクのある産婦の看護 (p.409 411) C ハイリスク褥婦の看護 a 産褥経過の健康逸脱 ( 肺塞栓 復古不全 産褥熱 乳腺炎 産 後うつ ) と看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 6 章 D 産褥の異常と看護 (p.455 474) b 帝王切開術後の看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 6 章 B-9-5 帝 王切開 (p.402 404) B-11-a 帝王切開を受ける 産婦の看護 (p.411 418) c 死産 障害をもつ新生児を出産した親の看護 小児看護学 [2]( 小児臨床看護各論 ): 第 1 章 -2-2 家族への看護 (p.3 5) 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 4 章 B-1 新生 児の診断 (p.254 267) 第 6 章 D-5-4 児を亡くし た褥婦 家族の看護 (p.471 474) D ハイリスク新生児の看護 a 早産児 低出生体重児の看護 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 6 章 C-3 低出 生体重児 (p.436 446) 156 母性看護学

b 先天異常 障害をもつ新生児の看護 小児看護学 [2]( 小児臨床看護各論 ): 第 1 章 -2-1 子どもへの看護 (p.3) C 疾患をもった小児の看護 (p.39 59) 母性看護学 [2]( 母性看護学各論 ): 第 4 章 B-1 新生児の診断 (p.254 267) 第 6 章 C 新生児の異常と看護 (p.428 455) 母性看護学 157