土砂災害防止法制定の背景 土砂災害は毎年のように全国各地で発生しており 私たちの暮らしに大きな影響を与えています また その一方で 新たな宅地開発が進み それに伴って土砂災害の発生するおそれのある危険な箇所も年々増加し続けています そのような全ての危険箇所を対策工事により安全な状態にしていくには 膨

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土砂災害防止法よくある質問と回答 土砂災害防止法 ( 正式名称 : 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関 する法律 ) について よくいただく質問をまとめたものです Ⅰ. 土砂災害防止法について Q1. 土砂災害は年間どれくらい発生しているのですか? A. 全国では 年間約 1,00

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~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

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土砂災害防止法ホームページの改造について

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

SABO 建設省河川局砂防部

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- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

土砂災害防止対策に関する実態把握結果

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

第 7 章砂防第 1 節砂防の概要 秋田県は 北に白神山地の二ツ森や藤里駒ケ岳 東に奥羽山脈の八幡平や秋田駒ヶ岳 南に鳥海山など 1,000~2,000m 級の山々に三方を囲まれています これらを水源とする米代川 雄物川 子吉川などの上流域は 荒廃地が多く 土砂の発生源となっています また 本県の地

県土整備部施設台帳DB等開発協議(第2回) 要求定義検討

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

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鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

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持及び修繕が図られるよう 必要な措置を講ずること を定めるとともに 上記のほか 都市公園の維持及び修繕に関する技術的基準は 国土交通省令で定めるものとする 5 認定公募設置等計画に基づき公募対象公園施設を設ける場合における第 6 条第 項の規定の適用について 現行において 一の都市公


2 6.29災害と8.20災害 空中写真による災害規模の比較 5 土石流流出位置 災害時の空中写真 3 3 平成26年8月豪雨による広島土砂災害 三入の雨量グラフ 災害時の空中写真 可部地区 山本地区 八木 緑井地区 三 入 では雨量 強度 8

避難勧告等の 判断 伝達マニュアル ( 土砂災害編 ) ひと 緑がかがやく田園と交流のまち 安全に安心して暮らせるまちの実現に向けて ( 概要版 ) 平成 26 年 9 月 1 日 北海道長沼町

項目ご意見等の概要部会の考え方 ( 案 ) 1 操業中及び猶予中の工場等における土壌汚染状況調査 有害物質使用届出施設等の廃止後の土壌汚染状況調査が実施されておらず かつ 調査の猶予を受けていない土地についても 土地の利用履歴等の報告や土壌汚染状況調査の対象とする規定を設けるべきである 有害物質使用

○○市(町村)木造住宅耐震改修費補助金交付要綱(モデル案)

- 1 - 港湾法施行令(昭和二十六年政令第四号)(抄)(第一条関係)(傍線の部分は改正部分)改正案現行(緊急確保航路)(緊急確保航路)第十七条の十法第五十五条の三の五第一項に規定する緊急確保航路の第十七条の十法第五十五条の三の四第一項に規定する緊急確保航路の区域は 別表第五のとおりとする 区域は

第 7 章砂防 第 1 節 砂防の概要 秋田県は 北に白神山地の二ツ森や藤里駒ヶ岳 東に奥羽山脈の八幡平や秋田駒ヶ岳 南に鳥海山など 1,000~2,000m 級の山々に三方を囲まれています これらを水源とする米代川 雄物川 子吉川などの上流域は 荒廃地が多く 土砂の発生源となっています また 本県

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Microsoft Word - 土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

土砂災害対策に関する行政評価・監視(勧告)

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病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

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(案)

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

近畿地方整備局 資料配付 配布日時 平成 23 年 9 月 8 日 17 時 30 分 件名土砂災害防止法に基づく土砂災害緊急情報について 概 要 土砂災害防止法に基づく 土砂災害緊急情報をお知らせします 本日 夕方から雨が予想されており 今後の降雨の状況により 河道閉塞部分での越流が始まり 土石流

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

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広島市開発審査会提案基準

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

- 1 - 地方自治法施行令第百七十四条の三十九第三項による土地区画整理法第五十五条の読替え(は読替部分)(は当然読替部分)(は改正に係る読替部分)改正後の地方自治法施行令第百七十四条の三改正前の地方自治法施行令第百七十四条の三十読替前の土地区画整理法第五十五条十九第三項による読替後の土地区画整理法

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

- 1 - 地域再生法施行令(平成十七年政令第百五十一号)(抄)改正案現行(産業及び人口の過度の集中を防止する必要がある地域及びその周辺の地域)第三条法第五条第四項第四号の政令で定める地域は 平成二十七年八月(新設)一日における次に掲げる区域とする 一首都圏整備法(昭和三十一年法律第八十三号)第二条

第 5 章ソフト事業関係関係 指定地 指定地ほかほか 災害情報の収集 提供及び提供及び維持管理 第 1 節ソフト事業関係 1. 砂防基礎調査と土砂災害警戒区域等の指定 砂防事業においては 堰堤の計画または砂防全体計画の作成時に施設効果を見込んで特別警戒区域の見直しを行い 工事完了後所定の手続きを経て

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

地方公共団体等による土地の先買い制度について 公有地の拡大の推進に関する法律とは県や市町村等が公共事業を円滑に進めていくためには 事業に必要な用地を前もって取得し 安定的に確保しておく必要があります このため 公有地の拡大の推進に関する法律 ( 以下公拡法と表記 ) に基づく土地の先買い制度がありま

ハザードマップポータルサイト広報用資料

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

平成 30 年度年法律第 57 号 ) 等により 要配慮者利用施設は 避難確保計画等の自然災害に関する計画 ( 以下 災害計画 という ) を作成することとなっており 災害計画の作成を促進するため 貴殿におかれても必要な支援に努められたい また 市町村が行う避難勧告等の発令に関する各種取組への積極的

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建築物等震災対策事業について

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重ねるハザードマップ 大雨が降ったときに危険な場所を知る 浸水のおそれがある場所 土砂災害の危険がある場所 通行止めになるおそれがある道路 が 1 つの地図上で 分かります 土石流による道路寸断のイメージ 事前通行規制区間のイメージ 道路冠水想定箇所のイメージ 浸水のイメージ 洪水時に浸水のおそれが

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Microsoft Word - 【河計】北陸管内における砂防部局の火山噴火対策の現状

- 2 - 収納した歳入を その内容を示す計算書(当該計算書に記載すべき事項を記録した電磁的記録(電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 以下同じ )を含む )を添えて 会計管理者又は指定金融機

中央区建築物の解体工事の事前周知に関する指導要綱

1. 災害の発生を未然に防止するため 防災事務に従事する者の安全確保にも留意した上で 職員の参集や災害対策本部の設置等適切な災害即応態勢の確保を図り 関係機関との緊密な連携の下に 特に以下の取組について万全を期すること 1 危険箇所等の巡視 点検の徹底河川等の氾濫 がけ崩れ 土石流等災害発生のおそれ

消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法施行令

- 1 - かつ多数の者が利用する施設(地下に建設が予定されている施設又は地下に建設中の施設であって 不特定かつ多数の者が利用すると見込まれるものを含む )をいう 以下同じ )であって 当該地下街等と連続する施設から浸水するものの存する区域を含めて行うことができる (洪水浸水想定区域の指定の際の明示

これだけは知っておきたい地震保険

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

Microsoft Word - 別添資料

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

の基準を満たす建築物の防災用備蓄倉庫等について 建築審査会の同意が不要な 特定行政庁の認定により 容積率を緩和できることとする (3) 一団地の津波防災拠点市街地形成施設に関する都市計画関係規制の創設 一団地の津波防災拠点市街地形成施設に関する都市計画が定められた場合に当該都市計画施設の区域内におい

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はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

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3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

和泉市の宅地開発における制度

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

上野原市規則第××号

( 法第 33 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積の最低限度 ) 第 3 条法 34 条第 8 号の3に規定する開発行為を行う場合における建築物の敷地面積の最低限度は, 法第 33 条第 4 項の規定に基づき,250 平方メートルとする ただし, 市長が良好な住居等の環境の形成又は保持のため

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

水害 土砂災害に備えて (- 土砂災害 -)- 概要版 -(2/2) 3 どのタイミングで避難行動をとることが望ましいかを明確にする 市町村から避難準備情報が発令された段階で 要配慮者の方は安全 な場所に立ち退き避難を開始する 土砂災害警戒情報等の防災気象情報 避難準備情報等の市町村が発令する避難情

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

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土砂災害防止法の概要 土砂災害防止法 とは 土砂災害から国民の生命を守るため 土砂災害のおそれのある区域について危険の周知 警戒避難態勢の整備 住宅等の新規立地の抑制 既存住宅の移転促進等のソフト対策を推進しようとするものです 正式名称 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 土砂災害防止対策基本指針の作成 [ 国土交通省 ] 土砂災害防止対策の基本的事項 基礎調査の実施指針 土砂災害警戒区域等の指定指針等 基礎調査の実施渓流や斜面など土砂災害により被害を受けるおそれのある区域の地形 地質 土地利用状況について調査 基礎調査の実施 [ 都道府県 ] 区域指定及び土砂災害防止対策に必要な調査を実施 土砂災害警戒区域の指定 [ 都道府県 ] ( 土砂災害のおそれがある区域 ) 情報伝達 警戒避難体制等の整備 [ 市町村等 ] 土砂災害特別警戒区域の指定 [ 都道府県 ] ( 建築物に損壊が生じ 住民等の生命又は身体に著しい危害が生じるおそれがある区域 ) 特定開発行為に対する許可制対象 : 住宅宅地分譲 社会福祉施設等のための開発行為 建築物の構造規制 建築物の移転等の勧告 区域の指定基礎調査に基づき 土砂災害のおそれのある区域等を指定 < 警戒避難体制 > 市町村地域防災計画 ( 災害対策基本法 ) < 建築物の構造規制 > 居室を有する建築物の構造耐力に関する基準の設定 ( 建築基準法 ) < 移転支援 > 住宅金融支援機構融資等 1

土砂災害防止法制定の背景 土砂災害は毎年のように全国各地で発生しており 私たちの暮らしに大きな影響を与えています また その一方で 新たな宅地開発が進み それに伴って土砂災害の発生するおそれのある危険な箇所も年々増加し続けています そのような全ての危険箇所を対策工事により安全な状態にしていくには 膨大な時間と費用が必要となってしまいます そのような災害から人命や財産を守るため 土砂災害防止工事等のハード対策と併せて 危険性のある区域を明らかにし その中で警戒避難体制の整備や危険箇所への新規住宅等の立地抑制等のソフト対策を充実させていくことが大切です 急傾斜地崩壊危険箇所数と整備箇所数の推移 2

土砂災害の種類 急傾斜地の崩壊 傾斜度が 30 以上である土地が崩壊する自然現象 土石流 山腹が崩壊して生じた土石等又は渓流の土石等が一体となって流下する自然現象 地滑り 土地の一部が地下水等に起因して滑る自然現象又はこれに伴って移動する自然現象 3

土砂災害警戒区域 特別警戒区域 土砂災害警戒区域急傾斜地の崩壊等が発生した場合に 住民等の生命又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり 危険の周知 警戒避難体制の整備が行われます 土砂災害特別警戒区域急傾斜地の崩壊等が発生した場合に 建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域で 特定の開発行為に対する許可制 建築物の構造規制等が行われます 警戒区域では 警戒避難体制の整備土砂災害から生命を守るため 災害情報の伝達や避難が早くできるように地域防災計画に定められ 警戒避難体制の整備が図られます 市町村等 特別警戒区域ではさらに 土砂災害ハザードマップの作成 配布 ( 茨城県鉾田市 ) 住民による土砂災害ハザードマップ確認状況 ( 鹿児島県垂水市 ) 特定開発行為に対する許可制住宅宅地分譲や災害時要援護者関連施設の建築のための行為は 基準に従ったものに限って許可されます 都道府県 建築物の構造規制居室を有する建築物は 建築基準法に定められた 作用すると想定される衝撃等に対して建築物の構造が安全であるかどうか建築確認がされます 都道府県または市町村 建築物の移転等の勧告著しい損壊が生じるおそれのある建築物の所有者等に対し 移転等の勧告が図られます 移転等については 住宅金融支援機構の融資等の支援を受けられます 都道府県 4

土砂災害警戒区域 特別警戒区域 土砂災害警戒区域 ( 通称 : イエローゾーン ) ( 土砂災害防止法施行令第二条 ) 急傾斜地の崩壊 イロハ 傾斜度が30 度以上で高さが5m 以上の区域急傾斜地の上端から水平距離が10m 以内の区域急傾斜地の下端から急傾斜地高さの2 倍 (50mを超える場合は50m) 以内の区域 土石流土石流の発生のおそれのある渓流において 扇頂部から下流で勾配が 2 度以上の区域 地滑り イ地滑り区域 ( 地滑りしている区域または地滑りするおそれのある区域 ) ロ地滑り区域下端から 地滑り地塊の長さに相当する距離 (250mを超える場合は 250m) の範囲内の区域 土砂災害特別警戒区域 ( 通称 : レッドゾーン ) ( 土砂災害防止法施行令第三条 ) 急傾斜の崩壊に伴う土石等の移動等により建築物に作用する力の大きさが 通常の建築物が土石等の移動に対して住民の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれのある崩壊を生ずることなく耐えることのできる力を上回る区域 ただし 地滑りについては 地滑り地塊の滑りに伴って生じた土石等により力が建築物に作用した時から 30 分間が経過した時において建築物に作用する力の大きさとし 地滑り区域の下端から最大で 60m 範囲内の区域 5

土砂災害警戒区域 急傾斜地の崩壊等が発生した場合に 住民等の生命又は身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域であり 危険の周知 警戒避難体制の整備が行われます 1. 市町村地域防災計画への記載 ( 土砂災害防止法第七条一項 ) 土砂災害が生じるおそれのある区域において土砂災害に関する情報の収集 伝達 予警報の発令及び伝達 避難 救助等の警戒避難体制を確立しておくことが大切です このため 土砂災害に関する警戒避難体制について その中心的役割を担うことが期待される市町村防災会議が策定する市町村地域防災計画において 警戒区域にごとに警戒避難体制に関する事項を定めることとされています 2. 災害時要援護者関連施設の警戒避難体制 ( 土砂災害防止法第七条二項 ) 高齢者 障害者 乳幼児等 自力避難が困難なため土砂災害の犠牲者となりやすい災害時要援護者の利用する施設が警戒区域内にある場合には 市町村地域防砂計画において災害時要援護者の円滑な警戒避難を実施するため 土砂災害に関する情報等の伝達方法を定めることとされています 3. 土砂災害ハザードマップによる周知の徹底 ( 土砂災害防止法第七条三項 ) 土砂災害による人的被害を防止するためには 住居や利用する施設に存する土地が土砂災害の危険性がある地域かどうか 緊急時にはどのような避難を行うべきか といった情報が住民等に正しく伝達されていることが大切です このため 市町村長は市町村地域防災計画に基づいて区域ごとの特色を踏まえた土砂災害に関する情報伝達 土砂災害のおそれがある場合の避難地に必要な情報住民に趣致させるため これらの事項を記載した印刷物 ( ハザードマップ等 ) を配布し その他必要な措置を講じることとなっています 4. 宅地建物取引における措置 ( 宅地建物取引業法第三十五条 ( 同法施行規則第十六条の四の三 )) 警戒区域では 宅地建物取引業者は 当該宅地又は建物の売買等にあたり 警戒区域内である旨について重要事項の説明を行うことが義務付けられています 土砂災害に備えるために土砂災害の危険から身を守るのはあなた自身です 家や職場の周囲は安全ですか? 危険な場所を点検し 防災情報を収集するなど 日頃の備え を万全にし いざとなったら 早めの避難 を心がけましょう 住民の一人ひとり 土砂災害に対し的確な判断をし 行動をとるために 行政は専門的かつ技術的な事項について 的確な情報提供をはじめとする手助けを行います 行政の 知らせる努力 と住民の 知る努力 で土砂災害による人的被害をゼロに 6

土砂災害特別警戒区域 急傾斜地の崩壊等が発生した場合に 建築物に損壊が生じ住民等の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれがあると認められる区域で 特定の開発行為に対する許可制 建築物の構造規制等が行われます 1. 特定開発行為に対する許可制 ( 土砂災害防止法第九条 ) 特別警戒区域では 住宅地分譲や社会福祉施設 学校及び医療施設といった災害時要援護者施設の建築のための開発行為については 土砂災害を防止するための自ら施行しようとする対策工の計画が 安全を確保するために必要な技術基準に従っているものと都道府県知事が判断した場合に限って許可されることになります 2. 建築物の構造の規制 ( 土砂災害防止法第二十三 二十四条 ) 特別警戒区域では 住民等の生命体又は身体に著しい危害が生じるおそれある建築物の損壊を防ぐために 急傾斜地の崩壊等に伴う土石等の建築物に及ぼす力に対して 建築物の構造が安全なものとなるようにするために 居室を有する建築物については建築確認の制度が適用されます すなわち区域内の建築物の建築等に着手する前に 建築物の構造が土砂災害を防止 軽減するための基準を満たすものとなっているかについて 確認の申請書を提出し 建築主事の確認を受けることが必要になります 3. 建築物の移転等の勧告及び支援措置 ( 土砂災害防止法第二十五条 ) 急傾斜地の崩壊等が発生した場合にその住民の生命又は身体に著しい危害が生ずるおそれのある建築物の所有者 管理者又は占有者に対し 特別警戒区域から安全な区域に移転する等の土砂災害の防止 軽減のための措置について都道府県知事が勧告することができることになっています 特別警戒区域内の施設設備にかかる防災工事や区域外への移転等に対しては 以下のような支援措置があります 1 独立行政法人住宅金融支援機構の融資 ( 独立行政法人住宅金融支援機構法第十三条 ) 地すべり等関連住宅融資は 特別警戒区域からの移転勧告に基づく家屋の移転 代替住宅の建設 土地の取得等に必要な資金の融資を受けられます 2 住宅 建築物安全ストック形成事業による補助 ( 社会資本整備総合交付金 ) 特別警戒区域内にある構造基準に適合していない住宅 ( 既存不適格住宅 ) を特別警戒区域から移転し 代替家屋の建設を行うものに対し 危険住宅の除去等に要する費用及び危険住宅に変わる住宅の建設に要する費用の一部が補助されます 4. 宅地建物取引における措置 ( 宅地建物取引業法第三十三条 ( 同法施行令第二条の五 ) 第三十五条 ( 同法施行令第三条 ) 第三十六条 ( 同法施行令第二条の五 )) 特別警戒区域では 宅地建物取引業者は 特別の開発行為において 都道府県知事の許可を受け取った後でなければ当該宅地の広告 売買契約の締結が行えず 当該宅地又は建物の売買等にあたり 特定の開発の許可について重要事項説明を行うことが義務付けられています 7

緊急調査の実施 大規模な土砂災害が急迫している状況において 市町村が適切に住民の避難指示の判断等を行えるよう 特に高度な技術を要する土砂災害については国土交通省が その他の土砂災害については都道府県が緊急調査を行い 被害の想定される区域 時期の情報 ( 土砂災害緊急情報 ) を提供します 規模な土砂災害緊急調査の実施大の発生の恐火山噴火に起因する土石流 天然ダムに起因する土石流及び湛水 土砂災害緊急情報の提供 土砂災害のおそれのある区域 地滑り 国土交通省が緊急調査を実施 国土交通省が緊急調査を実施 都道府県が緊急調査を実施 土砂災害のおそれのある時期 れ8

緊急調査の実施 緊急調査を行うべき重大な土砂災害の急迫した危険が予想される状況 国土交通大臣が対応 河道閉塞を起因とする土砂災害 河道閉塞による湛水を発生原因とする土石流 ( 土砂災害防止法施行令第 8 条第一号イ 第 9 条 ) 河道閉塞による湛水の発生によってたまる水の量が増加すると予想され 堆積した土石等の高さがおおむね 20 メートル以上であるとともに 土石流により被害が予想される土地の区域に存する居室を有する建築物の数がおおむね 10 戸以上であること 河道閉塞による湛水 ( 土砂災害防止法施行令第 8 条第三号 第 9 条 ) 河道閉塞による湛水の発生によってたまる水の量が増加すると予想され 堆積した土石等の高さがおおむね 20 メートル以上であるとともに 湛水により被害が予想される土地の区域に存する居室を有する建築物の数がおおむね 10 戸以上であること 火山噴火を起因とする土砂災害 噴火による降灰等の堆積後の降水を発生原因とする土石流 ( 土砂災害防止法施行令第 8 条第一号ロ 第 9 条 ) 降灰等が 河川の勾配が 10 度以上の流域のおおむね 5 割以上の土地において 1cm 以上堆積していると推計され 被害が予想される土地の区域に存する居室を有する建築物の数がおおむね 10 戸以上であること 都道府県知事が対応 地滑り ( 土砂災害防止法施行令第 8 条第二号 ) 地割れ又は建築物の外壁のき裂が生じ 又はそれらの幅が広がりつつあり 被害が予想される土地の区域に存する居室を有する建築物の数がおおむね 10 戸以上であること 9

土砂災害防止法のあゆみ (1/3) 平成 11 年 6 月 29 日 広島災害 ( 土砂災害発生件数 325 件 死者 24 名 ) 7 月 8 日 建設省防災国土管理推進本部を開催 総合的な土砂災害対策に関するプロジェクトチーム の設置を決定 平成 12 年 2 月 4 日 河川審議会答申 総合的な土砂災害対策のための法制度のあり方について 3 月 14 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律案 閣議決定( 第 147 回国会に提出 ) 4 月 18 日 参議院において全会一致で可決 4 月 27 日 衆議院において全会一致で可決 5 月 8 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 公布( 平成 12 年法律第 57 号 ) 平成 13 年 3 月 28 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律施行令 公布 ( 平成 13 年政令第 84 号 ) 建築基準法施行令の一部を改正する政令 公布 ( 平成 13 年政令第 85 号 ) 3 月 30 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律施行規則 制定 ( 平成 13 年国土交通省令第 71 号 ) 4 月 1 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 施行 7 月 9 日 土砂災害防止対策基本指針 制定 ( 平成 13 年国土交通省告示策 1119 号 ) 平成 15 年 3 月 31 日広島県において 全国初の土砂災害警戒区域等の指定を実施 (13 区域 ) 平成 17 年 5 月 2 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律 公布 ( 平成 17 年法律第 37 号 ) 6 月 1 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律施行規則の一部を改正する省令 公布 ( 平成 17 年国土交通省令第 62 号 ) 7 月 1 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律 施行 平成 18 年 9 月 25 日土砂災害防止対策基本指針を変更 10

土砂災害防止法のあゆみ (2/3) 平成 22 年 11 月 25 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律 公布 ( 平成 22 年法律第 52 号 ) 平成 23 年 1 月 28 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律施行令の一部を改正する政令 公布 ( 平成 23 年政令第 10 号 ) 4 月 28 日土砂災害防止対策基本指針を変更 ( 平成 23 年国土交通省告示第 439 号 ) 5 月 1 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律 施行 同 活発な噴火活動により降灰が生じている宮崎県の霧島山 ( 新燃岳 ) 及び鹿児島県の桜島において 国土交通省が全国初の火山噴火に起因する土石流に関する緊急調査に着手 9 月 6 日 奈良県及び和歌山県の平成 23 年台風第 12 号に伴う豪雨により発生した河道閉塞箇所において 国土交通省が全国初の河道閉塞による湛水を発生原因とする土石流に関する緊急調査に着手 平成 24 年 3 月 8 日新潟県上越市板倉区国川地区において 新潟県が全国初の地すべりに関する緊急調査に着手 平成 26 年 11 月 19 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律 公布 ( 平成 26 年法律第 109 号 ) 平成 27 年 1 月 15 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整理に関する政令 公布 ( 平成 27 年政令第 6 号 ) 1 月 16 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う国土交通省関係省令の整備に関する省令 公布 ( 平成 27 年国土交通省告示第 35 号 ) 1 月 18 日 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律の一部を改正する法律 施行 11

土砂災害防止法のあゆみ (3/3) 平成 29 年 3 月 31 日 全国の区域指定数 土砂災害警戒区域 487,899 区域 土砂災害特別警戒区域 331,466 区域 5 月 19 日 水防法等 の一部を改正する法律 公布 ( 平成 29 年法律第 31 号 ) 6 月 14 日 水防法等 の一部を改正する法律の施行に伴う国土交通省令の整備に関する省令 公布 ( 平成 29 年国土交通省令第 36 号 ) 6 月 19 日 水防法等 の一部を改正する法律 施行土砂災害警戒区域内の要配慮者利用施設の避難確保計画の作成及び避難訓練の実施を義務付け 土砂災害防止法を含む 8 月 10 日 土砂災害防止対策基本指針 変更( 平成 29 年国土交通省告示第 752 号 ) 12