資料2

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(資料3)

1. これまでの経緯 第 5 回ジョブ カード制度推進会議 ( 平成 29 年 6 月 9 日 ) において ジョブ カードの活用度をさらに高めていくために様式や活用方法等について弾力化を含めた見直しが必要であるとの ( 以前より提起されていた ) ご意見を受けて 厚生労働省側から 所要の見直しを検

求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生にも使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P23) 等の相談のもと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計 )

求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生に も使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職 務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P19) 等の相談の もと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計

はじめに 本テキストは ジョブ カードの作成支援に関わる ジョブ カード作成アドバイザー (*) を養成するために ジョブ カード制度の内容 ジョブ カードの作成支援や就職支援 キャリア形成支援の仕方などについて理解していただくために編纂されたものです * 平成 27 年 9 月以前のジョブ カード

Microsoft PowerPoint - 9月末公表(栃木県正社員転換・待遇改善実現プラン)

11月は『職業能力開発促進月間

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

Microsoft Word - 資料№9【最終案】島根県職業訓練実施計画

共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

キャリアコンサルティング マッチングサービス 草案

Microsoft PowerPoint - 【溶け込み】事業主向け人材開発支援策リーフレット(LL30426開総01)(参照)_

【別紙あり】 厚生労働省

平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

スライド 1

ジョブ カードとは? A4 判の大きさの下記の 3 種類のシートを ジョブ カード といいます 様式 1 キャリア プランシート 目標とする職業や職務 働き方 向上 習得すべき能力などを記入します 様式 2 職務経歴シート 職務の内容や職務の中で学んだこと 得られた知識 技能などを記入します 様式

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書 記入例

Microsoft Word - 0_制度編_表1ver10.doc

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(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

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3.HWIS におけるサービスの拡充 HWISにおいては 平成 15 年度のサービス開始以降 主にハローワーク求人情報の提供を行っている 全国のハローワークで受理した求人情報のうち 求人者からインターネット公開希望があったものを HWIS に公開しているが 公開求人割合は年々増加しており 平成 27

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

第 3 働き方改革 の推進などを通じた労働環境の整備 生産性の向上 非正規雇用労働者の待遇改善 長時間労働の是正 人材育成の強化 人材確保対策の推進 地方創生の推進及び労働者が安全で健康に働くことができる職場づくりなどにより 労働環境の整備 生産性の向上を図る 1 非正規雇用労働者の待遇改善 長時間

厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指

指導技法等体験プログラムのご案内 指導技法等体験プログラムの委託訓練関係について詳細にご紹介します 独立行政法人高齢 障害 求職者雇用支援機構が運営する国立職業リハビリテーションセンター ( 以下 当センター という ) では 職業訓練上特別な支援を要する障害者等を対象とした職業訓練について 訓練場

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A4 判の大きさの下記の 3 種類のシートを ジョブ カード といいます 様式 1 ジョブ カードとは 目標とする職業や職務 働き方 向上 習得すべき能力などを記入します 様式 キャリア プランシート 2 職務経歴シート 3 職業能力証明シート 職務の内容や職務の中で学んだこと 得られた知識 技能な

様式 職業能力証明 ( 訓練成果 実務成果 ) シート ( 企業実習 OJT 用 ) 訓練時の職務 訓練参加者氏名 上記の者の訓練期間における訓練職務内容と当社としての職業能力についての評価は 以下のとおりです 年 月 日 実習実施企業 所在地 評価責任者氏名 印 名称 代表者氏名

平成29年版子供・若者白書(全体版)

厚生労働省(職業能力開発行政)におけるキャリア教育の捉え方と関連する取組について

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

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4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

Microsoft PowerPoint - 【提出2-3(300201差替済)】参考資料集

Microsoft Word - ①(様式第1号)キャリアアップ計画書

資料 4-2 リカレント教育 厚生労働省人材開発統括官若年者 キャリア形成支援担当参事官室 1

目次 1. 派遣事業の役割とキャリア形成の必要性について 2. 派遣労働者の意向をふまえたキャリア形成のありかた - 派遣スタッフ web アンケート調査結果 ( 速報値 ) より 3. ジョブカード制度の活用による派遣労働者のキャリア形成支援について 1

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

厚生労働省

(2) 第 3 段階ハローワーク徳島 ( 徳島市出来島本町 1 丁目 5 番地 ) 所管区域は 徳島市 名東郡 名西郡 4 具体的な業務内容 (1) 第 1 段階 駅のハローワーク で 国が直接実施しているサービスを 県の権限で実施する 具体的には 職業相談 職業紹介等の業務を 県の職員が執行できる

検定 2 級又は 3 級の課題を基に 熟練技能者をインストラクターとした実技指導を行います 実施時期 : 平成 31 年 6 月から平成 32 年 2 月まで 実施 ( 予定 ) 職種 : 園芸装飾 フラワー装飾など (3) 熟練技能者の派遣によるものづくり体験教室の実施ものづくりマイスターの対象に

( 第 2 面 ) キャリアコンサルティング実施者の記入欄 キャリアコンサルティングの実施日時 キャリアコンサルティング実施者の所属 氏名等 実施日時 : 所属 : 氏名 : 電話番号 : 登録番号 : 裏面は記入不要です 実施日時 : 電話番号 : 所属 : 氏名 : 登録番号 : 実施日時 :

平成18年度標準調査票

若年者雇用実態調査

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

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中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

進等を通じた非正規雇用労働者の待遇改善 長時間労働の是正 人材育成の強化 人材確保対策の推進 地方創生の推進及び労働者が安全で健康的に働くことができる職場づくりなどにより 労働環境の整備 生産性の向上を図ることが喫緊の課題である このため これらの課題に的確に対応するため 離職者の再就職の実現に資す

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

企業と外国人留学生を結び付ける 出会いと理解 推進事業 外国人採用に関するアンケート調査報告書 平成 25 年 6 月 特定非営利活動法人人材育成センター

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

分野における高度な知識 技術に触れながら実務能力を高めることは 課題解決 探求能力 実行力といった 社会人基礎力 や 基礎的 汎用的能力 などの社会人として必要な能力を高め 自主的に考え行動できる人材の育成にもつながる また 企業等の現場において独創的な技術やノウハウ等がもたらすダイナミズムを目の当

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別添

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

内部統制ガイドラインについて 資料

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働 者

平成30年版 少子化社会対策白書 概要版(PDF版)

生涯現役促進地域連携事業に係る企画書の評価等について 1 評価委員会の設置等 (1) 厚生労働省職業安定局雇用開発部高齢者雇用対策課 ( 以下 事務局 という ) に生涯現役促進地域連携事業の企画書評価のため 生涯現役促進地域連携事業企画書等評価委員会 ( 以下 評価委員会 という ) を設置する

( 第 2 面 ) キャリアコンサルティング実施者の記入欄 キャリアコンサルティングの実施日時 キャリアコンサルティング実施者の所属 氏名等 実施日時 : 所属 : 氏名 : 電話番号 : 登録番号 : 裏面は 記入不要です ( 面談後にキャリアコンサルタントやジョブ カード作成アドバイザーが記入を

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策


スライド 1

東京キャリアアップハローワーク 取扱状況の推移

回答者のうち 68% がこの一年間にクラウドソーシングを利用したと回答しており クラウドソーシングがかなり普及していることがわかる ( 表 2) また 利用したと回答した人(34 人 ) のうち 59%(20 人 ) が前年に比べて発注件数を増やすとともに 利用したことのない人 (11 人 ) のう

資料9

Microsoft PowerPoint

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書記入例(全国版)

平成27年度事業計画書

280428能発0428第8号(1)

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

評価(案)「財務省行政情報化LANシステムの運用管理業務」

2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

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自己点検・評価表

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啓発事業推進 会員サービス関係事業 1. 高年齢者雇用優良事業所 障害者雇用優良事業所 永年勤続障害者の表彰を行う 10 月 2. 推進委員会を開催し 協会事業の企画運営に関する検討 協議を行うとともに 委員相互の交流研鑽を図り 協会の円滑な運営に努める 7 月 10 月 3. 会員企業の雇用の安定

本日のテーマ

Microsoft Word - 21教育訓練の考え方について(更新)_

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資料3 日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の更新について

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

関西就職サポートセンター発表

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

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安全な Web サイトの作り方 7 版 と Android アプリの脆弱性対策 独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) 技術本部セキュリティセンター Copyright 2015 独立行政法人情報処理推進機構

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持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)


参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート調査結果《概要版》

Transcription:

資料 3 ジョブ カード制度関係の 平成 29 年度概算要求等について

雇用型訓練を活用する企業に対する支援等の実施 29 年度要求額 2,405,673 千円 (2,450,081 千円 ) ジョブ カードは 改訂日本再興戦略 2014 等を踏まえ 平成 27 年 10 月より 職業能力開発促進法 ( 昭和 44 年法律第 64 号 ) に位置づけられるとともに 個人のキャリアアップや多様な人材の円滑な就職等を促進することを目的として 生涯を通じたキャリア プランニング及び職業能力証明のツールとして位置づけ キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと 求職活動 職業能力開発等の各場面における活用を促進することとしている ニッポン一億総活躍プラン ( 平成 28 年 6 月 2 日閣議決定 ) においても 若者の能力開発 キャリア形成を進めるため ジョブ カードの活用を促進する こととされている 雇用型訓練を活用する企業支援及びジョブ カード制度を推進するための取組として以下の事業を実施することにより 企業や学校等におけるジョブ カードの一層の普及促進を図り ひいてはより一層効果的な労働者等の能力開発 キャリア形成支援を推進する 雇用型訓練を活用する企業に対する支援等の実施 29 年度要求額 2,116,894 千円 (2,309,988 千円 ) 1 事業内容 1 ジョブ カードを活用した雇用型訓練実施企業の開拓 当該企業へのジョブ カードの作成 キャリアコンサルティングの実施等に係る支援 2 ジョブ カードを活用した労働者の実務経験の評価を実施する企業の開拓 支援 3 在職労働者にジョブ カードを活用したキャリアコンサルティング等を実施する企業の開拓 支援 4 これらの取組の効果を高めるため 雇用型訓練実施企業の業種 職種別の好事例集を取りまとめ活用するとともに 雇用型訓練実施企業に対するフォローアップ ( 正社員化した者の定着支援 正社員化に至らなかった要因分析等 ) を実施する 2 支援の体制 1 中央ジョブ カードセンター (1 箇所 ) 総括担当者 1 名 担当者 3 名 賃金職員 1 名 2 地域ジョブ カードセンター (47 箇所 ) 総括担当者 47 名 担当者 47 名 制度推進員 212 名 キャリアコンサルタント94 名 3 地域ジョブ カードサポートセンター (64 箇所 ) 総括担当者 64 名 制度推進員 128 名 キャリアコンサルタント64 名 ジョブ カード制度の推進 29 年度要求額 231,618 千円 (140,093 千円 ) 1 ジョブ カード制度推進会議の設置 運営 2 ジョブ カード制度の周知 広報等 3 地域ジョブ カード運営本部の設置 運営 4 ジョブ カード制度総合サイトの運営 改修ジョブ カード制度総合サイトを運営するとともに 学生にとって効果的な就職活動支援機能の充実 ジョブ カード作成支援ソフトウェアにおける入力補助機能の改善 自己分析機能の充実 総合サイトの構成内容の改善 企業におけるジョブ カード管理機能の提供等に関する改修を行う ジョブ カードの企業 学校における効果的活用方策の開発に係る調査研究 新規 29 年度要求額 57,161 千円 ( 0 千円 ) 企業や学校におけるジョブ カードの効果的な活用促進に向け 活用事例を把握の上 企業 学校における具体的活用方策の検討 開発 ( 現場での試行実施を含む ) の上 今後のジョブ カードそのものの改善策等にも結びつけを図るため シンクタンク等に委託し 企業や学校におけるジョブ カードの活用事例の把握 分析 非正規雇用労働者の同一業界内でのキャリアアップ及び学生の円滑な就職等に資するジョブ カードの活用方策の検討 開発 ( 企業及び学校における試行実施を含む ) 及びこれを踏まえたジョブ カードの改善策の提案を行う

ジョブ カード制度周知 広報用ポータルサイト等の改修 運営 ジョブ カードの取得については これまでその大半が職業訓練を通じてのものであったが 平成 27 年 10 月よりジョブ カードを 生涯を通じたキャリアプランニング 及び 職業能力証明 のツールとして見直したことにより キャリアコンサルティング等の個人への相談支援のもと 求職活動等 職業訓練以外の場面においても活用促進を図っているところ 平成 27 年 12 月にポータルサイトを開設し ジョブ カード作成支援ソフトウェアの配信 その他関連情報の発信を行っているが さらなる活用促進を図るためには ジョブ カードの活用メリットを高めることや 機能性 利便性向上につながる改修が必要となる これに併せ サイトの安定的な運営 保守を行うことによりジョブ カードの活用を通じた労働者等の能力開発 キャリア形成支援を図ることとする 活用促進を図る主なターゲット ( ) 内は平成 27 年度ジョブ カード取得者数に占める割合 一般求職者 ( 新規求職申込件数 ) 約 564 万件 ( 約 0.6%) 学生 ( 大学 専修学校の1 学年在学者数 ) 約 93 万人 ( 約 0.5%) 在職者 ( 役員を除く雇用者 ) 約 5,314 万人 ( 約 0.6%) 以下のポータルサイト自体の機能充実 利便性向上とあわせ ハローワーク 学校等において 求職者 企業 学生等に当該サイトの活用を呼びかける 全ての対象者向けの領域横断的な活用促進策 サイトアクセス件数 サイトによるジョブ カード作成者数 ジョブ カード作成支援ソフトウェアの 1 利用者の自己分析支援の強化 2Web ブラウザ化 29 年度要求額 190 百万円 平成 27 年 12 月 ~ 平成 28 年 8 月の実績 500,545 件 25,807 人 Web ブラウザ上 1 利用者の自己分析支援の強化 自己分析ツールの拡充 深めるシート ( 強み 弱み 身につけたい能力などを整理するツール ) スキルチェック ( より具体的に自信のある能力などを確認するツール ) 2Web ブラウザ化 ジョブ カード作成支援ソフトウェアの操作を Web ブラウザ上で行えるように改修 + 整理した内容 結果を自動取り込み 入力画面 利用者が より深く自己分析を実施し 自身の能力を体系的に整理できるようになる ( キャリア プランニングツールとしての機能強化 ) 利便性を高めるため 自動取り込み機能も追加 利用者のシステム環境に依存せず ソフトウェアが利用してもらえるようになり 利用者の利便性が向上する 保守を実施しやすくなり 運用コストの削減が見込まれる 学生向け エントリーシート作成支援機能 ( 仮称 ) の提供 在職者向け事業主向け 企業におけるジョブ カード管理機能の提供 作成支援ソフトウェア < エントリーシート作成支援画面 > 自己 PR 志望動機 趣味 特技 キャリアプラン 作成済みジョブ カードの情報からエントリーシート作成の基となる事項を抽出する機能の追加 機械的な作業部分が簡素化でき 学生の負担軽減になる ( 中身に注力できる ) 人材管理データベースソフトウェア ( 仮称 ) キャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シート 従業員の各シートを管理し 免許 資格情報の検索 上長等によるキャリアコンサルティングの記録などの機能を装備 在職者の自発的な能力開発を促すとともに 企業としてもジョブ カードを活用することにより その企業の目指す人材の育成 確保や 継続的なキャリア形成促進につながり 企業における生産性向上が見込まれる

ポータルサイト パソコン版ジョブ カードアプリ等の改善に向けた報告 ( 平成 28 年 8 月 31 日 )( 概要 ) ポータルサイト パソコン版ジョブ カードアプリ等の改善に向けた改善事項の検討について 検討のプロセスと検討結果の概要を以下に示します 検討のプロセス 検討のベースとなる改善事項については 平成 28 年 4 月 13 日に実施されたジョブ カード制度推進会議の内容やジョブ カードを取り巻く環境をもとに 平成 27 年度のポータルサイト及び作成支援ソフトウェア 登録検索ソフトウェア 作成支援アプリ開発からのフィードバックと運用保守の観点から新ジョブ カード制度の周知広報をより進めるとともに普及に寄与できる改善事項を抽出しました 抽出した改善事項について 以下に示す会議体を実施し検討を行いました ジョブ カード制度総合サイト等改善検討委員会 趣旨 より一層のジョブ カード制度の活用を促進するため有識者等により提供する情報の内容やサイトの構成 デザイン等に関する改善の視点や具体的な方向性に係る検討等を行う 検討事項 (1) ジョブ カード制度総合サイトで提供する情報に関すること (2) ジョブ カード制度総合サイトの構成 デザイン等に関すること (3) ジョブ カード作成支援ソフトウェア及びスマートフォン版ジョブ カードアプリの機能に関すること (4) その他ジョブ カード制度総合サイトを通じた情報提供 ジョブ カード作成支援ソフトウェア及びスマートフォン版ジョブ カードアプリに関すること 委員構成 松本真作 ( 独 ) 労働政策研究 研修機構キャリア支援部門特任研究員三橋明弘旭化成エレクトロニクス株式会社人事室人事グループ長田中春秋キャリア研修センター代表キャリアカウンセリング協会特別講師小野寺徳子厚生労働省職業安定局総務課ハローワークサービス推進室長辻本明厚生労働省職業安定局総務課中央職業指導官渡部幸一郎厚生労働省職業安定局労働市場センター業務室長補佐伊藤正史厚生労働省職業能力開発局キャリア形成支援課長松瀨貴裕厚生労働省職業能力開発局キャリア形成支援課企画官 開催実績 ( 第 1 回 )< 開催日 : 平成 28 年 5 月 19 日 > 新ジョブ カード制度の周知広報をより進めるため 改善事項を事務局で抽出し 改善事項の説明を実施するとともに意見聴取 課題の抽出を実施作業部会 / 有識者ヒアリング < 開催日 : 平成 28 年 7 月 28 日 > 第 1 回改善検討委員会を踏まえ システム化に向けた課題がある自己理解に関する改善事項について 専門家へヒアリングを行い 課題の深堀りを実施 ( 第 2 回 )< 開催日 : 平成 28 年 9 月 13 日 > 作業部会 / 有識者ヒアリングの結果報告 実施することに決定した改善事項の説明を行い 今後の検討課題について意見聴取

域共通のジョブ カードの作成 活用支 検討結果 検討結果として 平成 28 年度は緊急性と予算の観点から システム動作環境 (OS office 等 ) の拡充 (Windows10/office2016 への対応 ) を実施いたします 平成 29 年度に向けては 平成 28 年度に実施する上記を除いた改善点一覧の全案件を実施対象として提案します 区分 改修案の概要 平成 28 年度 実施時期 平成 29 年度 ジョブ カード取得者に関する属性分析総合サイト 作成支援ソフトウェアに関するアンケート項目の見直しと分析ツールの導入 - 領ジョブ カード作成支援機能の向上 深めるシート の結果をジョブカードに反映する機能の提供 - 自己分析支援機能の強化 - 自己理解結果を踏まえたジョブ カードの自動作成機能の提供 - 総合サイトの構成 掲載内容の見直し - チュートリアル機能 ( ジョブ カード作成例やソフトウェアとアプリの連携方法などを示す動画 ) - の提供 操作性 利便性の向上 作成支援ソフトウェアのwebシステム化 - システム動作環境 (OS office 等 ) の拡充 - 画面における説明文の記載方法の見直し - ジョブ カード関連情報への誘導 - HTTPS 通信の許可 - 大学 専修学校に対するJC 活用促進 自己分析機能の拡充 - 学生にとっての効果的な使い方の周知と就活支援機能の強化 - 企業等に対するジョブ カード活用促進 企業におけるジョブ カード管理機能の提供 - ジョブ カード登録方法の改善 -

ジョブ カードの企業 学校における効果的活用方策の調査研究 平成 29 年度要求額 57 百万円 ( 新規 ) ジョブ カードについては 平成 27 年 10 月より 生涯を通じたキャリア プランニング 及び 職業能力証明 のツールとして見直しを行い 今後 2020 年までに 300 万人という取得者数目標の達成を目指し 公的 雇用型訓練受講者以外の労働者や学生を幅広く対象に 特に学校や企業におけるジョブ カードの活用を一層促進することで 安定的な就職 キャリアアップにつなげていくことが求められる このため 企業や学校におけるジョブ カードの効果的な活用促進に向け 協力企業 学校における活用事例を把握 分析の上 企業 学校における具体的活用方策の検討 これを踏まえたマニュアル等の開発 活用促進を図るとともに 今後のジョブ カードそのものの様式 活用等の改善策にも結びつけを図ることとする 事業イメージ 生労働省職の実現厚委託シンクタンク等 ( キャリア支援の知見を有す民間団体 ) 各(子業< 導入支援 > 委界員作 協力企業 学校における会業ジョブ カードの活用好)部事例把握 分析 成果 会課題に応じた助言 キャリア課題に応じた効各(検果的な活用方策の明確化親(子業委討委界員委員作会員会業)会)部会< 成果物の開発 活用 > ジョブ カード活用好事例集の作成学 ジョブ カード導入マ校(ニュアルの作成子関 業界団体傘下企業 専門委連学校に対する好事例集 員作会業導入マニュアルを活用し)部た研修会の実施会 ジョブ カードの改善策に係る提案 協力企業 協力企業 協力校 企業における活用 重点テーマ ( 案 ): 企業における非正規雇用労働者のキャリアップに資するジョブ カードの活用方策 < 協力業界 ( 企業 ) 選定の考え方 > 非正規雇用労働者が多く そのキャリアアップが課題となり 業界検定等により業界内での能力評価ツールが存在する業界を対象として想定 ( 例 ) ホテル スーパーマーケット < 主なジョブ カード活用場面 > 非正規社員と OJT 等のして採用能力開発 職務能力評価等 学校における活用 正社員での採用等 重点テーマ ( 案 ): 専門学校における学生の円滑な就職等に資するジョブ カードの活用方策 < 協力校選定の考え方 > 教育機関の中でも 教育内容が専門分野に特定され 就職先職種が想定しやすく ジョブ カードを活用した能力評価 証明に親和性が高い 専門学校 ( 専修学校専門課程 ) 数校を対象として想定 < 主なジョブ カード活用場面 > 就職後のキャリ教育課程アプランニングの履修 教育成果の評価 円滑な就

参考資料 ニッポン一億総活躍プラン ( 平成 28 年 6 月 2 日閣議決定 ) ロードマップ 希望出生率 1.8 の実現 1 若者の雇用安定 待遇改善 具体的な施策 若者の能力開発 キャリア形成を進めるため ジョブ カードの活用を促進するとともに ものづくり分野を担う人材の育成を支援するため 若者の技能検定の受験料減免措置等を講じる 第 10 次職業能力開発基本計画 第 4 部職業能力開発の基本的施策 4 人材の最適配置を実現するための労働市場インフラの戦略的展開 (4) ジョブ カードの活用促進ジョブ カードについては 平成 20 年の制度創設以降 ジョブ カードを活用したキャリアコンサルティング 実践的な職業訓練機会の提供及び職業能力評価基準等を用いた職業能力の見える化 これらの結果を取りまとめた 求職者と求人企業とのマッチング等に活用する制度として運用されてきたが 平成 27 年 10 月より 労働者個人のキャリアアップや多様な人材の円滑な就職等を促進するため 生涯を通じたキャリア プランニングのツール及び職業能力証明のツールとして活用するものに見直しを行い また 法改正により職業能力開発促進法に位置づけられたことも踏まえ 求職活動や職業能力開発などの各場面において一層の活用を促進していくことが必要である このため 関係省庁や関係機関との連携や IT を積極的に活用した利用環境を整備するとともに 職業訓練 就職支援等に関わる幅広い施策へジョブ カードの活用の促進を図る