平成30年度介護報酬改定

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改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

(1) 別表 1: 基準省令改正点 ( 抜粋 ) H 追加資料 対象サービス概要対象条項 1 定期巡回 夜間 オペレーターの資格要件のうち サービス提供責任者の業務に3 年以上従事した経験を有するもの について 1 年以上 に緩和 なお 初任者研修課程修了者及び旧 2 級課程修了者のサー

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

11. 通所リハビリテーション 改定事項 基本報酬 1 医師の指示の明確化等 2リハビリテーション会議への参加方法の見直し等 3リハビリテーション計画書等のデータ提出等に対する評価 4 介護予防通所リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメント加算の創設 5 社会参加支援加算の要件の明確化

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 7.8~9 時間未満の前後に連続して延長サービスを行った場合の加算 8 時間以上 9 時間未満のサービス提供の前後に連続して延長サービスを実施しているこ と 9 時間以上 10 時間未満 :50 単

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

12. 短期入所生活介護 107

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( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

介護給付費算定 ( 加算 ) の届出の時期及び提出書類一覧 ( 地域密着型サービス ) (1) 届出の趣旨 介護保険制度では 人員配置やサービス提供の様態等の体制内容により 算定される報酬額が異なる場合があることから 当該体制状況や各種加算等の算定要件等を確認するため 介護給付費算定に係る体制等届出

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

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予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

22. 介護療養型医療施設 改定事項 1 介護療養型医療施設の基本報酬 2 排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価の創設 3 口腔衛生管理の充実 4 栄養マネジメント加算の要件緩和 5 栄養改善の取組の推進 6 身体的拘束等の適正化 7 介護療養型医療施設における診断分類 (DPC) コードの

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

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加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

Microsoft PowerPoint - (HP掲載用)270820定期巡回.pptx

Microsoft Word - 発出版QA

介護給付費の加算等に係る届出について各種加算について加算を開始 または加算の要件に該当しなくなった場合等 変更がある場合には 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書等の提出が必要となります 具体的には 以下のとおりです 1 届出の期限事業の種類 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

01 表紙 老人保健課 - コピー

保監第   号 

2 居宅サービス事業所の状況

スライド 1


Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類か所数主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス > 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸

複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 15 通所介護 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 4 通常規模型事業所 6 大規模型事業所 (Ⅰ) 7 大規模型事業所 (Ⅱ) 特別地域加算 中山間地域等における小規模事業所加算 ( 地域に関する状況 ) 中山間地域等にお

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 法人 ( 開設者 ) 名事業所名事業所番号 提供サービス 施設等の区分 人員配置区分 その他該当する体制等 割引 各サービス共通 地域区分 1 1 級地 6 2 級地 7 3 級地 2 4 級

<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

体制届添付書類一覧表 ( 居宅サービス 居宅介護支援 施設サービス ) H 届出項目添付書類備考 訪問介護 訪問型サービス 1 施設等の区分 2 サービス提供責任者体制の減算 3 特定事業所加算 4 共生型サービスの提供 ( 居宅介護 重度訪問介護 ) 5 特別地域加算添付書類なし 6

7.居宅療養管理指導

<4D F736F F D20819A288FB E6318D E6318D E633308D868B6388C429964C8CE391E596EC8E738D7390AD FF097E182CC88EA959489FC90B382D982A932398C8F2E646F6378>

Microsoft Word  第4第QA (2)

Taro-指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

2 5 ページ ( 第 1 号訪問事業 ) 訪問介護 : ロング ライフ訪問介護事業所 訪問型サービス費 1,168 月 訪問型サービス費 2,335 月 * 訪問型サービス費 (Ⅲ) 3,704 月 20 分未満 20 分以上 30 分未満 30 分以上 60 分未満 60 分以上 20 分以上

<4D F736F F D2089EE8CEC95F18F5682CC89FC92E882C982C282A282C A836E A816A8F4390B394C52E646F63>

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類 か所数 主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス> 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション か所数 法人等が道内で実施している介護サービス事業所の数を記載 ( 当該報告事業所分を含む )

が行う地域支援事業 ( 介護予防 日常生活支援総合事業 ) に移行することとした また 今般の医療 介護の一体的な制度改正に先駆けて行われた平成 26 年度の診療報酬改定において 医療機関の機能分化 強化と連携 在宅医療の充実等にも取組がなされた 一方 2025 年が 10 年後に迫る中で人口構造に

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

修課程修了者を含む ) 又は当該事業所における勤続年数と同一法人の経営する他の介護サービス事業所 医療機関 社会福祉施設等において直接処遇職員として勤続年数の合計が3 年以上の介護職員が送迎時に行った居宅内介助等 ( 電気の消灯 点灯 窓の施錠 着替え ベッドへの移乗等 ) を通所リハビリテーション

( 様式 1) 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 < 地域密着型サービス事業者 地域密着型介護予防サービス事業者用 > < 介護予防支援事業者用 >< 居宅介護支援事業者用 > 調布市長宛 このことについて, 関係書類を添えて以下のとおり届け出ます 法人所在地法人名称代表者職氏名 平成年月日

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当


総企第237号

(1) 改定事項と概要 1

酬体系の導入や このような質の高いリハビリテーションの着実な提供を促すためのリハビリテーションマネジメントの充実等を図る 3 看取り期における対応の充実 地域包括ケアシステムの構築に向けて 看取り期の対応を充実 強化するためには 本人 家族とサービス提供者との十分な意思疎通を促進することにより 本人

通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

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Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

スライド 1

個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱについて

従業者の勤務の体制及び一覧表 ( 年月分 ) サービス種類 ( ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 ) 事業所 施設名 ( グループホーム ユニット A ) 管理者は常勤である第 1 週第 2 週第 3 週第 4 週常勤換勤務 4 週の週平均の 形態必要があります 算後の合計勤務時間日月火水

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

介護老人保健施設 契約書

·中重度の要介護状態となっても可能な限り住み慣れた自宅又は地域で生活を継続できるようにするためのサービス·

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

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< CC90A793998FF38BB588EA E9197BF A2E786C73>

介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

スライド 1

特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 15 通所介護 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 4 通常規模型事業所 6 大規模型事業所 (Ⅰ) 7 大規模型事業所 (Ⅱ) 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメント加算 社会

<8B8F91EE8AC7979D8E7793B B B C2E786C73>

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

Microsoft PowerPoint - 05短時間の身体介護 調査結果概要((5)短時間の身体介護)0320

緊急連載!! あとわずか! 最終回制度 報酬改定に対する予測と提案 NPO 法人日本介護福祉教育研修機構理事長日本通所ケア研究会会長妹尾弘幸 あくまでも 私見による予測 提案であり 決定事項ではないことにご注意ください 0 総論 項 目 訪問 通所 短期入所 小規模多機能 入所 基本機能 訪問介護

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

届出状況 介護報酬点検項目点検事項点検結果確認書類の解釈頁通院困難な利用者 該当青 P208 通院困難な利用者 主治の医師の指示 ( 訪問看護ステーション ) 主治の医師の指示 ( 医療機関 ) 通院の可否にかかわらず 療養生活を送る上での居宅での支援が不可欠な者 該当対象なし 利用者に関する記録

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

Microsoft PowerPoint - 地域密着型サービスについて(長岡市)

Microsoft Word - 01指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

01 表紙 老人保健課

Transcription:

2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 13

2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 改定事項 基本報酬 1 生活機能向上連携加算の創設 2オペレーターに係る基準の見直し 3 介護 医療連携推進会議の開催方法 頻度の緩和 4 同一建物等居住者にサービス提供する場合の報酬 5 地域へのサービス提供の推進 6ターミナルケアの充実 7 医療ニーズへの対応の推進 8 介護職員処遇改善加算の見直し 14

2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護基本報酬 単位数 < 現行 > < 改正後 > 一体型 ( 訪問看護なし ) 要介護 1 5,658 単位 5,666 単位 要介護 2 10,100 単位 10,114 単位 要介護 3 16,769 単位 16,793 単位 要介護 4 21,212 単位 21,242 単位 要介護 5 25,654 単位 25,690 単位 一体型 ( 訪問看護あり ) 要介護 1 8,255 単位 8,267 単位 要介護 2 12,897 単位 12,915 単位 要介護 3 19,686 単位 19,714 単位 要介護 4 24,268 単位 24,302 単位 要介護 5 29,399 単位 29,441 単位 連携型 ( 訪問看護なし ) 要介護 1 5,658 単位 5,666 単位 要介護 2 10,100 単位 10,114 単位 要介護 3 16,769 単位 16,793 単位 要介護 4 21,212 単位 21,242 単位 要介護 5 25,654 単位 25,690 単位 15

概要 2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 1 生活機能向上連携加算の創設 自立支援 重度化防止に資する介護を推進するため 新たに生活機能向上連携加算を創設する 単位数 < 現行 > < 改定後 > なし 生活機能向上連携加算 (Ⅰ) 100 単位 / 月 ( 新設 ) 生活機能向上連携加算 (Ⅱ) 200 単位 / 月 ( 新設 ) 算定要件等 生活機能向上連携加算 (Ⅰ) 訪問リハビリテーション若しくは通所リハビリテーションを実施している事業所又はリハビリテーションを実施している医療提供施設 ( 原則として許可病床数 200 床未満のものに限る ) の理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 医師からの助言 ( アセスメント カンファレンス ) を受けることができる体制を構築し 助言を受けた上で 計画作成責任者が生活機能の向上を目的とした定期巡回 随時対応型訪問介護看護計画を作成 ( 変更 ) すること 当該理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 医師は 通所リハビリテーション等のサービス提供の場において 又は ICT を活用した動画等により 利用者の状態を把握した上で 助言を行うことを定期的に行うこと 生活機能向上連携加算 (Ⅱ) 訪問リハビリテーション若しくは通所リハビリテーションを実施している事業所又はリハビリテーションを実施している医療提供施設 ( 原則として許可病床数 200 床未満のものに限る ) の理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 医師が利用者宅を訪問し身体状況等の評価 ( 生活機能アセスメント ) を共同して行うこと 計画作成責任者が生活機能の向上を目的とした定期巡回 随時対応型訪問介護看護計画を作成すること 16

2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 2 オペレーターに係る基準の見直し 概要 ア日中 (8 時から 18 時 ) と夜間 早朝 (18 時から 8 時 ) におけるコール件数等の状況に大きな差は見られないことを踏まえ 日中についても 利用者へのサービス提供に支障がない場合には オペレーターと 随時訪問サービスを行う訪問介護員 及び指定訪問介護事業所 指定夜間対応型訪問介護事業所以外の 同一敷地内の事業所の職員 の兼務を認めることとする 夜間 早朝と同様の事業所間の連携が図られているときは オペレーターの集約を認めることとする 省令改正 ただし 利用者へのサービス提供に支障がない場合とは ICT 等の活用により 事業所外においても 利用者情報 ( 具体的なサービスの内容 利用者の心身の状況や家族の状況等 ) の確認ができるとともに 適切なコール対応ができない場合に備えて 電話の転送機能等を活用することにより 利用者からのコールに即時に対応できる体制を構築し コール内容に応じて 必要な対応を行うことができると認められる場合を言うこととする イオペレーターに係る訪問介護のサービス提供責任者の 3 年以上 の経験について 1 年以上 に変更することとする なお 初任者研修課程修了者及び旧 2 級課程修了者のサービス提供責任者については 引き続き 3 年以上 の経験を必要とすることとする 省令改正 < 参考 : オペレーターに求められる資格要件 ( 現行 )> 看護師 介護福祉士 医師 保健師 准看護師 社会福祉士 介護支援専門員 サービス提供責任者として 3 年以上従事した経験を持つ者 17

2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 3 介護 医療連携推進会議の開催方法 頻度の緩和 概要 介護 医療連携推進会議の効率化や 事業所間のネットワーク形成の促進等の観点から 開催方法や開催頻度について以下の見直しを行う 通知改正 ア現在認められていない複数の事業所の合同開催について 以下の要件を満たす場合に認める ⅰ 利用者及び利用者家族については匿名とするなど 個人情報 プライバシーを保護すること ⅱ 同一の日常生活圏域内に所在する事業所であること ⅲ 合同して開催する回数が 1 年度に開催すべき介護 医療連携推進会議の開催回数の半数を超えないこと ⅳ 外部評価を行う介護 医療連携推進会議や運営推進会議は 単独開催で行うこと イ定期巡回 随時対応型訪問介護看護の介護 医療連携推進会議の開催頻度について 他の宿泊を伴わないサービス ( 地域密着型通所介護 認知症対応型通所介護 ) に合わせて 年 4 回から年 2 回とする 省令改正 18

2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 4 同一建物等居住者にサービス提供する場合の報酬 概要 ア同一建物等居住者にサービス提供する場合の報酬について以下の見直しを行う ⅰ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護のサービス提供については 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物 ( 有料老人ホーム等 ( ) に限る ) に居住するに該当する場合に 600 単位 / 月の減算とされているが 建物の範囲を見直し 有料老人ホーム等 ( ) 以外の建物も対象とする ⅱ また 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物のうち 当該建物に居住する利用者の人数が 1 月あたり 50 人以上の場合は 減算幅を見直す 養護老人ホーム 軽費老人ホーム 有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 イその際 減算を受けている者と 減算を受けていない者との公平性の観点から 減算を受けている者の区分支給限度基準額を計算する際には 減算前の単位数を用いることとする 単位数 < 現行 > < 改定後 > 減算等の内容 算定要件 減算等の内容 算定要件 600 単位 / 月減算 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物 ( 養護老人ホーム 軽費老人ホーム 有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅に限る ) に居住する者 1600 単位 / 月減算 2900 単位 / 月減算 1 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物に居住する者 2 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物に居住する者のうち 当該建物に居住する利用者の人数が 1 月あたり 50 人以上の場合 19

概要 2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 5 地域へのサービス提供の推進 一部の事業所において 利用者の全てが同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物に居住しているような実態があることを踏まえ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業者は 正当な理由がある場合を除き 地域の利用者に対してもサービス提供を行わなければならないことを明確化する 省令改正 概要 2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 6 ターミナルケアの充実 看取り期における本人 家族との十分な話し合いや訪問看護と他の介護関係者との連携を更に充実させる観点から 人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン 等の内容に沿った取組を行うことを明示することとする 通知改正 算定要件等 ターミナルケア加算の要件として 下の内容等を通知に記載する 人生の最終段階における医療の決定プロセスにおけるガイドライン 等の内容を踏まえ 利用者本人と話し合いを行い 利用者本人の意思決定を基本に 他の医療及び介護関係者との連携の上 対応すること ターミナルケアの実施にあたっては 居宅介護支援事業者等と十分な連携を図るよう努めること 20

概要 2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 7 医療ニーズへの対応の推進 ( 緊急時訪問看護加算の見直し ) 中重度の要介護者の在宅生活を支える体制をさらに整備するため 訪問看護サービスを行うにあたり 24 時間体制のある定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所の体制について評価を行うこととする 単位数 < 現行 > < 改定後 > 緊急時訪問看護加算 290 単位 / 月 315 単位 / 月 算定要件等 利用者の同意を得て 利用者又はその家族等に対して 24 時間連絡できる体制にあって かつ計画的に訪問することとなっていない緊急時における訪問を必要に応じて行う体制にある場合 ( 訪問看護サービスを行う場合に限る ) に算定 ( 変更なし ) 21

2. 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 8 介護職員処遇改善加算の見直し 概要 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 要件の一部を満たさない事業者に対し 減算された単位数での加算の取得を認める区分であることや 当該区分の取得率や報酬体系の簡素化の観点を踏まえ これを廃止することとする その際 一定の経過措置期間を設けることとする その間 介護サービス事業所に対してはその旨の周知を図るとともに より上位の区分の取得について積極的な働きかけを行うこととする 算定要件等 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 別に厚生労働大臣が定める期日 ( ) までの間に限り算定することとする 平成 30 年度予算案に盛り込まれた 介護職員処遇改善加算の取得促進支援事業 により 加算の新規の取得や より上位の区分の取得に向けて 事業所への専門的な相談員 ( 社会保険労務士など ) の派遣をし 個別の助言 指導等の支援を行うとともに 本事業の実施状況等を踏まえ 今後決定 ( 参考 ) 介護職員処遇改善加算の区分 ( 月額 2 万 7 千円相当 ) 算定要件加算 (Ⅰ) ( 月額 3 万 7 千円相当 ) 加算 (Ⅱ) ( 注 ) キャリアパス要件 Ⅰ 職位 職責 職務内容等に応じた任用要件と賃金体系を整備すること キャリアパス要件 Ⅱ 資質向上のための計画を策定して研修の実施又は研修の機会を確保すること キャリアパス要件 Ⅲ 経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること 職場環境等要件 賃金改善以外の処遇改善を実施すること 就業規則等の明確な書面での整備 全ての介護職員への周知を含む 加算 (Ⅲ) ( 月額 1 万 5 千円相当 ) 加算 (Ⅳ) ( 加算 (Ⅲ) 0.9) 加算 (Ⅴ) ( 加算 (Ⅲ) 0.8) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ 及び Ⅲ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 又は Ⅱ + 職場環境等要件を満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれかを満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれも満たさず 22

3. 夜間対応型訪問介護 23

3. 夜間対応型訪問介護 改定事項 基本報酬 1オペレーターに係る基準の見直し 2 同一建物等居住者にサービス提供する場合の報酬 3 介護職員処遇改善加算の見直し 24

3. 夜間対応型訪問介護基本報酬 単位数 < 現行 > < 改正後 > 夜間対応型訪問介護 (Ⅰ) 基本夜間対応型訪問介護費 (1 月につき ) 定期巡回サービス費 (1 回につき ) 随時訪問サービス費 (Ⅰ) (1 回につき ) 随時訪問サービス費 (Ⅱ) (1 回につき ) 981 単位 1,009 単位 368 単位 378 単位 560 単位 576 単位 754 単位 775 単位 夜間対応型訪問介護 (Ⅱ) 2,667 単位 2,742 単位 25

概要 3. 夜間対応型訪問介護 1 オペレーターに係る基準の見直し オペレーターに係る訪問介護のサービス提供責任者の 3 年以上 の経験について 1 年以上 に変更することとする なお 初任者研修課程修了者及び旧 2 級課程修了者のサービス提供責任者については 引き続き 3 年以上 の経験を必要とすることとする 省令改正 < 参考 : オペレーターに求められる資格要件 ( 現行 )> 看護師 介護福祉士 医師 保健師 准看護師 社会福祉士 介護支援専門員 サービス提供責任者として 3 年以上従事した経験を持つ者 26

概要 3. 夜間対応型訪問介護 2 同一建物等居住者にサービス提供する場合の報酬 同一建物等居住者にサービス提供する場合の報酬について以下の見直しを行う ( 訪問介護と同様の見直し ) ア夜間対応型訪問介護のサービス提供については 以下に該当する場合に 10% 減算とされているが 建物の範囲等を見直し いずれの場合も有料老人ホーム等 ( ) 以外の建物も対象とする ⅰ 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物 ( 有料老人ホーム等 ( ) に限る ) に居住する者 ⅱ 上記以外の範囲に所在する建物 ( 有料老人ホーム等 ( ) に限る ) に居住する者 ( 当該建物に居住する利用者の人数が 1 月あたり 20 人以上の場合 ) イまた ⅰ について 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物のうち 当該建物に居住する利用者の人数が 1 月あたり 50 人以上の場合は 減算幅を見直す 養護老人ホーム 軽費老人ホーム 有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 ウ上記ア又はイによる減算を受けている者と 当該減算を受けていない者との公平性の観点から 上記ア又はイによる減算を受けている者の区分支給限度基準額を計算する際には 減算前の単位数を用いることとする 単位数 算定要件等 < 現行 > < 改定後 > 減算等の内容 算定要件 減算等の内容 算定要件 10% 減算 1 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物 ( 養護老人ホーム 軽費老人ホーム 有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅に限る ) に居住する者 2 上記以外の範囲に所在する建物 ( 建物の定義は同上 ) に居住する者 ( 当該建物に居住する利用者の人数が 1 月あたり 20 人以上の場合 ) 1 310% 減算 215% 減算 1 事業所と同一敷地内又は隣接する敷地内に所在する建物に居住する者 (2 に該当する場合を除く ) 2 上記の建物のうち 当該建物に居住する利用者の人数が 1 月あたり 50 人以上の場合 3 上記 1 以外の範囲に所在する建物に居住する者 ( 当該建物に居住する利用者の人数が 1 月あたり 20 人以上の場合 ) 27

3. 夜間対応型訪問介護 3 介護職員処遇改善加算の見直し 概要 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 要件の一部を満たさない事業者に対し 減算された単位数での加算の取得を認める区分であることや 当該区分の取得率や報酬体系の簡素化の観点を踏まえ これを廃止することとする その際 一定の経過措置期間を設けることとする その間 介護サービス事業所に対してはその旨の周知を図るとともに より上位の区分の取得について積極的な働きかけを行うこととする 算定要件等 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 別に厚生労働大臣が定める期日 ( ) までの間に限り算定することとする 平成 30 年度予算案に盛り込まれた 介護職員処遇改善加算の取得促進支援事業 により 加算の新規の取得や より上位の区分の取得に向けて 事業所への専門的な相談員 ( 社会保険労務士など ) の派遣をし 個別の助言 指導等の支援を行うとともに 本事業の実施状況等を踏まえ 今後決定 ( 参考 ) 介護職員処遇改善加算の区分 ( 月額 2 万 7 千円相当 ) 算定要件加算 (Ⅰ) ( 月額 3 万 7 千円相当 ) 加算 (Ⅱ) ( 注 ) キャリアパス要件 Ⅰ 職位 職責 職務内容等に応じた任用要件と賃金体系を整備すること キャリアパス要件 Ⅱ 資質向上のための計画を策定して研修の実施又は研修の機会を確保すること キャリアパス要件 Ⅲ 経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること 職場環境等要件 賃金改善以外の処遇改善を実施すること 就業規則等の明確な書面での整備 全ての介護職員への周知を含む 加算 (Ⅲ) ( 月額 1 万 5 千円相当 ) 加算 (Ⅳ) ( 加算 (Ⅲ) 0.9) 加算 (Ⅴ) ( 加算 (Ⅲ) 0.8) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ 及び Ⅲ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 又は Ⅱ + 職場環境等要件を満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれかを満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれも満たさず 28

8. 通所介護 地域密着型通所介護 66

8. 通所介護 地域密着型通所介護 改定事項 1 生活機能向上連携加算の創設 2 心身機能の維持に係るアウトカム評価の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 栄養改善の取組の推進 5 基本報酬のサービス提供時間区分の見直し 6 規模ごとの基本報酬の見直し 7 運営推進会議の開催方法の緩和 ( 地域密着型通所介護のみ ) 8 設備に係る共用の明確化 9 共生型通所介護 10 介護職員処遇改善加算の見直し 67

概要 8. 通所介護 地域密着型通所介護 1 生活機能向上連携加算の創設 自立支援 重度化防止に資する介護を推進するため 生活機能向上連携加算を創設し 通所介護事業所の職員と外部のリハビリテーション専門職が連携して 機能訓練のマネジメントをすることを評価する 単位数 < 現行 > < 改定後 > なし 生活機能向上連携加算 200 単位 / 月 ( 新設 ) 個別機能訓練加算を算定している場合は100 単位 / 月 算定要件等 訪問リハビリテーション若しくは通所リハビリテーションを実施している事業所又はリハビリテーションを実施している医療提供施設 ( 原則として許可病床数 200 床未満のものに限る ) の理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 医師が 通所介護事業所を訪問し 通所介護事業所の職員と共同で アセスメントを行い 個別機能訓練計画を作成すること リハビリテーション専門職と連携して 個別機能訓練計画の進捗状況を 3 月ごとに 1 回以上評価し 必要に応じて計画 訓練内容等の見直しを行うこと 68

概要 8. 通所介護 地域密着型通所介護 2 心身機能に係るアウトカム評価の創設 自立支援 重度化防止の観点から 一定期間内に当該事業所を利用した者のうち ADL( 日常生活動作 ) の維持又は改善の度合いが一定の水準を超えた場合を新たに評価する 単位数 < 現行 > < 改定後 > なし ADL 維持等加算 (Ⅰ) 3 単位 / 月 ( 新設 ) ADL 維持等加算 (Ⅱ) 6 単位 / 月 ( 新設 ) 算定要件等 以下の要件を満たす通所介護事業所の利用者全員について 評価対象期間 ( 前々年度の 1 月から 12 月までの 1 年間 ) 終了後の 4 月から 3 月までの 1 年間 新たな加算の算定を認める 評価対象期間に連続して 6 月以上利用した期間 ( 注 1)( 以下 評価対象利用期間 ) のある要介護者 ( 注 2) の集団について 以下の要件を満たすこと 1 総数が 20 名以上であること 2 1 について 以下の要件を満たすこと a 評価対象利用期間の最初の月において要介護度が 3 4 または 5 である利用者が 15% 以上含まれること b 評価対象利用期間の最初の月の時点で 初回の要介護 要支援認定があった月から起算して 12 月以内であった者が 15% 以下であること c 評価対象利用期間の最初の月と 当該最初の月から起算して 6 月目に 事業所の機能訓練指導員が Barthel Index( 注 3) を測定しており その結果がそれぞれの月に報告されている者が 90% 以上であること d c の要件を満たす者のうち ADL 利得 ( 注 4) が上位 85%( 注 5) の者について 各々の ADL 利得が 0 より大きければ 1 0 より小さければ -1 0 ならば 0 として合計したものが 0 以上であること 注 1 複数ある場合には最初の月が最も早いもの 注 2 評価対象利用期間中 5 時間以上の通所介護費の算定回数が 5 時間未満の通所介護費の算定回数を上回るものに限る 注 3 ADL の評価にあたり 食事 車椅子からベッドへの移動 整容 トイレ動作 入浴 歩行 階段昇降 着替え 排便コントロール 排尿コントロールの計 10 項目を 5 点刻みで点数化し その合計点を 100 点満点として評価するもの 注 4 最初の月の Barthel Index を 事前 BI 6 月目の Barthel Index を 事後 BI 事後 BI から事前 BI を控除したものを ADL 利得 という 注 5 端数切り上げ また上記の要件を満たした通所介護事業所において評価対象期間の終了後にも Barthel Index を測定 報告した場合 より高い評価を行う ((Ⅰ)(Ⅱ) は各月でいずれか一方のみ算定可 ) 69

8. 通所介護 地域密着型通所介護 3 機能訓練指導員の確保の促進 概要 機能訓練指導員の確保を促進し 利用者の心身の機能の維持を促進する観点から 機能訓練指導員の対象資格 ( ) に一定の実務経験を有するはり師 きゅう師を追加する 個別機能訓練加算における機能訓練指導員の要件についても 同様の対応を行う 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師 算定要件等 一定の実務経験を有するはり師 きゅう師とは 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師の資格を有する機能訓練指導員を配置した事業所で 6 月以上勤務し 機能訓練指導に従事した経験を有する者とする 70

概要 ア栄養改善加算の見直し 栄養改善加算について 管理栄養士 1 名以上の配置が要件とされている現行の取扱いを改め 外部の管理栄養士の実施でも算定を認めることとする イ栄養スクリーニングに関する加算の創設 管理栄養士以外の介護職員等でも実施可能な栄養スクリーニングを行い 介護支援専門員に栄養状態に係る情報を文書で共有した場合の評価を創設する 単位数 8. 通所介護 地域密着型通所介護 4 栄養改善の取組の推進 アについて < 現行 > < 改定後 > 栄養改善加算 150 単位 / 回 変更なし イについて < 現行 > < 改定後 > なし 栄養スクリーニング加算 5 単位 / 回 ( 新設 ) 6 月に1 回を限度とする 算定要件等 ア栄養改善加算 当該事業所の職員として 又は外部 ( 他の介護事業所 医療機関 栄養ケア ステーション ) との連携により管理栄養士を 1 名以上配置していること イ栄養スクリーニング加算 サービス利用者に対し 利用開始時及び利用中 6か月ごとに栄養状態について確認を行い 当該利用者の栄養状態に係る情報 ( 医師 歯科医師 管理栄養士等への相談提言を含む ) を介護支援専門員に文書で共有した場合に算定する 71

8. 通所介護 地域密着型通所介護 5 基本報酬のサービス提供時間区分の見直し 6 規模ごとの基本報酬の見直し 概要 通所介護の基本報酬は 2 時間ごとの設定としているが 事業所のサービス提供時間の実態を踏まえて 基本報酬のサービス提供時間区分を 1 時間ごとに見直すこととする 通所介護の基本報酬は 事業所規模 ( 地域密着型 通常規模型 大規模型 (Ⅰ) (Ⅱ)) に応じた設定としており サービス提供 1 人当たりの管理的経費を考慮し 大規模型は報酬単価が低く設定されている しかし 直近の通所介護の経営状況について 規模別に比較すると 規模が大きくなるほど収支差率も大きくなっており また 管理的経費の実績を見ると サービス提供 1 人当たりのコストは 通常規模型と比較して 大規模型は低くなっている これらの実態を踏まえて 基本報酬について 介護事業経営実態調査の結果を踏まえた上で 全体として事業所の規模の拡大による経営の効率化に向けた努力を損なうことがないようにするとの観点も考慮しつつ 規模ごとにメリハリをつけて見直しを行うこととする 現行の時間区分 1 2 3 4 5 6 7 8 9 時間区分評価なし 3~5h 5~7h 7~9h 新時間区分 1 2 3 4 5 6 7 8 9 時間区分評価なし 3~4h 4~5h 5~6h 6~7h 7~8h 8~9h 単位数については 次頁に記載 72

8. 通所介護 地域密着型通所介護 5 基本報酬のサービス提供時間区分の見直し 6 規模ごとの基本報酬の見直し ( 続き ) 単位数 [ 例 1 ] 通常規模型事業所 所要時間 7 時間以上 8 時間未満 [ 例 2 ] 大規模型事業所 (Ⅰ) 所要時間 7 時間以上 8 時間未満 所要時間 7 時間以上 9 時間未満 要介護 1 656 単位 要介護 2 775 単位 要介護 3 898 単位 要介護 4 1,021 単位 要介護 5 1,144 単位 要介護 1 645 単位 要介護 2 761 単位 要介護 3 883 単位 要介護 4 1,003 単位 要介護 5 1,124 単位 所要時間 8 時間以上 9 時間未満 要介護 1 656 単位 要介護 2 775 単位 要介護 3 898 単位 要介護 4 1,021 単位 要介護 5 1,144 単位 所要時間 7 時間以上 9 時間未満 要介護 1 645 単位 要介護 2 762 単位 要介護 3 883 単位 要介護 4 1,004 単位 要介護 5 1,125 単位 要介護 1 617 単位 要介護 2 729 単位 要介護 3 844 単位 要介護 4 960 単位 要介護 5 1,076 単位 所要時間 8 時間以上 9 時間未満 要介護 1 634 単位 要介護 2 749 単位 要介護 3 868 単位 要介護 4 987 単位 要介護 5 1,106 単位 [ 例 3 ] 大規模型事業所 (Ⅱ) 所要時間 7 時間以上 8 時間未満 [ 例 4 ] 地域密着型事業所 所要時間 7 時間以上 8 時間未満 所要時間 7 時間以上 9 時間未満 要介護 1 628 単位 要介護 2 742 単位 要介護 3 859 単位 要介護 4 977 単位 要介護 5 1,095 単位 要介護 1 595 単位 要介護 2 703 単位 要介護 3 814 単位 要介護 4 926 単位 要介護 5 1,038 単位 所要時間 8 時間以上 9 時間未満 要介護 1 611 単位 要介護 2 722 単位 要介護 3 835 単位 要介護 4 950 単位 要介護 5 1,065 単位 所要時間 7 時間以上 9 時間未満 要介護 1 735 単位 要介護 2 868 単位 要介護 3 1,006 単位 要介護 4 1,144 単位 要介護 5 1,281 単位 要介護 1 735 単位 要介護 2 868 単位 要介護 3 1,006 単位 要介護 4 1,144 単位 要介護 5 1,281 単位 所要時間 8 時間以上 9 時間未満 要介護 1 764 単位 要介護 2 903 単位 要介護 3 1,046 単位 要介護 4 1,190 単位 要介護 5 1,332 単位 73

概要 8. 地域密着型通所介護 7 運営推進会議の開催方法の緩和 運営推進会議の効率化や 事業所間のネットワーク形成の促進等の観点から 現在認められていない複数の事業所の合同開催について 以下の要件を満たす場合に認めることとする 通知改正 ⅰ 利用者及び利用者家族については匿名とするなど 個人情報 プライバシーを保護すること ⅱ 同一の日常生活圏域内に所在する事業所であること 概要 8. 通所介護 地域密着型通所介護 8 設備に係る共用の明確化 通所介護と訪問介護が併設されている場合に 利用者へのサービス提供に支障がない場合は 基準上両方のサービスに規定がある事務室については 共用が可能 基準上規定がない玄関 廊下 階段などの設備についても 共用が可能であることを明確にする その際 併設サービスが訪問介護である場合に限らず 共用が認められない場合を除き 共用が可能であることを明確にすることとする 通知改正 74

概要 8. 通所介護 地域密着型通所介護 9 共生型通所介護 ア共生型通所介護の基準共生型通所介護については 障害福祉制度における生活介護 自立訓練 児童発達支援 放課後等デイサービスの指定を受けた事業所であれば 基本的に共生型通所介護の指定を受けられるものとして 基準を設定する 省令改正 イ共生型通所介護の報酬報酬は 以下の基本的な考え方に基づき設定するとともに 生活相談員 ( 社会福祉士等 ) を配置し かつ 地域との関わりを持つために地域に貢献する活動 ( 地域の交流の場の提供 認知症カフェ等 ) を実施している場合に評価する加算を設定する また 通所介護事業所に係る加算は 各加算の算定要件を満たした場合に算定できることとする ( 報酬設定の基本的な考え方 ) ⅰ 本来的な介護保険事業所の基準を満たしていないため 本来報酬単価と区分 ⅱ 障害者が高齢者 (65 歳 ) に到達して介護保険に切り替わる際に事業所の報酬が大きく減ることは 65 歳問題への対応という制度趣旨に照らして適切ではないことから 概ね障害福祉制度における報酬の水準を担保する 単位数 例 障害福祉制度の生活介護事業所が 要介護者へのデイサービスを行う場合 < 現行 > < 改定後 > なし 基本報酬所定単位数に93/100を乗じた単位数 ( 新設 ) なし 生活相談員配置等加算 13 単位 / 日 ( 新設 ) 算定要件等 < 生活相談員配置等加算 > 共生型通所介護事業所について 生活相談員 ( 社会福祉士等 ) を配置し かつ 地域に貢献する活動 ( 地域交流の場の提供 認知症カフェ等 ) を実施していること 75

概要 8. 通所介護 地域密着型通所介護 10 介護職員処遇改善加算の見直し 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 要件の一部を満たさない事業者に対し 減算された単位数での加算の取得を認める区分であることや 当該区分の取得率や報酬体系の簡素化の観点を踏まえ これを廃止することとする その際 一定の経過措置期間を設けることとする その間 介護サービス事業所に対してはその旨の周知を図るとともに より上位の区分の取得について積極的な働きかけを行うこととする 算定要件等 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 別に厚生労働大臣が定める期日 ( ) までの間に限り算定することとする 平成 30 年度予算案に盛り込まれた 介護職員処遇改善加算の取得促進支援事業 により 加算の新規の取得や より上位の区分の取得に向けて 事業所への専門的な相談員 ( 社会保険労務士など ) の派遣をし 個別の助言 指導等の支援を行うとともに 本事業の実施状況等を踏まえ 今後決定 ( 参考 ) 介護職員処遇改善加算の区分 ( 月額 2 万 7 千円相当 ) 算定要件加算 (Ⅰ) ( 月額 3 万 7 千円相当 ) 加算 (Ⅱ) ( 注 ) キャリアパス要件 Ⅰ 職位 職責 職務内容等に応じた任用要件と賃金体系を整備すること キャリアパス要件 Ⅱ 資質向上のための計画を策定して研修の実施又は研修の機会を確保すること キャリアパス要件 Ⅲ 経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること 職場環境等要件 賃金改善以外の処遇改善を実施すること 就業規則等の明確な書面での整備 全ての介護職員への周知を含む 加算 (Ⅲ) ( 月額 1 万 5 千円相当 ) 加算 (Ⅳ) ( 加算 (Ⅲ) 0.9) 加算 (Ⅴ) ( 加算 (Ⅲ) 0.8) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ 及び Ⅲ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 又は Ⅱ + 職場環境等要件を満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれかを満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれも満たさず 76

9. 療養通所介護 77

9. 療養通所介護 改定事項 1 定員数の見直し 2 栄養改善の取組の推進 3 運営推進会議の開催方法の緩和 4 介護職員処遇改善加算の見直し 78

概要 9. 療養通所介護 1 定員数の見直し 療養通所介護事業所においては 障害福祉サービス等である重症心身障害児 者を通わせる児童発達支援等を実施している事業所が多いことを踏まえ 更に地域共生社会の実現に向けた取組を推進する観点から 定員数を引き上げることとする 省令改正 基準 < 現行 > < 改定後 > 利用定員 9 人以下 利用定員 18 人以下 障害児通所支援等の届出状況 ( 複数回答 )(n=35) 児童発達支援事業 放課後等デイサービス 生活介護事業 日中一時支援事業 障害児 者相談支援 2 8 11 11 11 1 2 0 5 10 15 20 25 30 35 ( 事業所 ) 実施申請予定予定無無回答 ( 事業所 ) 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 児童発達支援事業の併設の有無別の療養通所介護事業所の定員 (n=35) 1 2 3 8 5 6 1 2 2 2 1 2 3 4 5 6 7 8 9 併設無 (n=24) 併設有 (n=11) 出典 平成 27 年度老人保健健康増進等事業 看護 介護のケアミックスによる療養通所介護事業の適切な実施に関する調査研究事業 3 ( 人 ) 79

9. 療養通所介護 2 栄養改善の取組の推進 概要 〇管理栄養士以外の介護職員等でも実施可能な栄養スクリーニングを行い 介護支援専門員に栄養状態に係る情報を文書で共有した場合の評価を創設する 単位数 < 現行 > < 改定後 > なし 栄養スクリーニング加算 5 単位 / 回 ( 新設 ) 6 月に1 回を限度とする 算定要件等 サービス利用者に対し 利用開始時及び利用中 6 か月ごとに栄養状態について確認を行い 当該利用者の栄養状態に係る情報 ( 医師 歯科医師 管理栄養士等への相談提言を含む ) を介護支援専門員に文書で共有した場合に算定する 80

概要 9. 療養通所介護 3 運営推進会議の開催方法の緩和 運営推進会議の効率化や 事業所間のネットワーク形成の促進等の観点から 現在認められていない複数の事業所の合同開催について 以下の要件を満たす場合に認めることとする 通知改正 ⅰ 利用者及び利用者家族については匿名とするなど 個人情報 プライバシーを保護すること ⅱ 同一の日常生活圏域内に所在する事業所であること 81

概要 9. 療養通所介護 4 介護職員処遇改善加算の見直し 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 要件の一部を満たさない事業者に対し 減算された単位数での加算の取得を認める区分であることや 当該区分の取得率や報酬体系の簡素化の観点を踏まえ これを廃止することとする その際 一定の経過措置期間を設けることとする その間 介護サービス事業所に対してはその旨の周知を図るとともに より上位の区分の取得について積極的な働きかけを行うこととする 算定要件等 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 別に厚生労働大臣が定める期日 ( ) までの間に限り算定することとする 平成 30 年度予算案に盛り込まれた 介護職員処遇改善加算の取得促進支援事業 により 加算の新規の取得や より上位の区分の取得に向けて 事業所への専門的な相談員 ( 社会保険労務士など ) の派遣をし 個別の助言 指導等の支援を行うとともに 本事業の実施状況等を踏まえ 今後決定 ( 参考 ) 介護職員処遇改善加算の区分 ( 月額 2 万 7 千円相当 ) 算定要件加算 (Ⅰ) ( 月額 3 万 7 千円相当 ) 加算 (Ⅱ) ( 注 ) キャリアパス要件 Ⅰ 職位 職責 職務内容等に応じた任用要件と賃金体系を整備すること キャリアパス要件 Ⅱ 資質向上のための計画を策定して研修の実施又は研修の機会を確保すること キャリアパス要件 Ⅲ 経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること 職場環境等要件 賃金改善以外の処遇改善を実施すること 就業規則等の明確な書面での整備 全ての介護職員への周知を含む 加算 (Ⅲ) ( 月額 1 万 5 千円相当 ) 加算 (Ⅳ) ( 加算 (Ⅲ) 0.9) 加算 (Ⅴ) ( 加算 (Ⅲ) 0.8) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ 及び Ⅲ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 又は Ⅱ + 職場環境等要件を満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれかを満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれも満たさず 82

10. 認知症対応型通所介護 83

10. 認知症対応型通所介護 改定事項 1 生活機能向上連携加算の創設 2 機能訓練指導員の確保の促進 3 栄養改善の取組の推進 4 基本報酬のサービス提供時間区分の見直し 5 共用型認知症対応型通所介護の利用定員の見直し 6 運営推進会議の開催方法の緩和 7 設備に係る共用の明確化 8 介護職員処遇改善加算の見直し 84

概要 10. 認知症対応型通所介護 1 生活機能向上連携加算の創設 自立支援 重度化防止に資する介護を推進するため 生活機能向上連携加算を創設し 認知症対応型通所介護事業所の職員と外部のリハビリテーション専門職が連携して 機能訓練のマネジメントをすることを評価する 単位数 < 現行 > < 改定後 > なし 生活機能向上連携加算 200 単位 / 月 ( 新設 ) 個別機能訓練加算を算定している場合は100 単位 / 月 算定要件等 介護予防認知症対応型通所介護を含む 訪問リハビリテーション若しくは通所リハビリテーションを実施している事業所又はリハビリテーションを実施している医療提供施設 ( 原則として許可病床数 200 床未満のものに限る ) の理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 医師が 認知症対応型通所介護事業所を訪問し 認知症対応型通所介護事業所の職員と共同で アセスメントを行い 個別機能訓練計画を作成すること リハビリテーション専門職と連携して 個別機能訓練計画の進捗状況を 3 月ごとに 1 回以上評価し 必要に応じて計画 訓練内容等の見直しを行うこと 85

10. 認知症対応型通所介護 2 機能訓練指導員の確保の促進 概要 介護予防認知症対応型通所介護を含む 機能訓練指導員の確保を促進し 利用者の心身の機能の維持を促進する観点から 機能訓練指導員の対象資格 ( ) に一定の実務経験を有するはり師 きゅう師を追加する 個別機能訓練加算における機能訓練指導員の要件についても 同様の対応を行う 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師 算定要件等 一定の実務経験を有するはり師 きゅう師とは 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師の資格を有する機能訓練指導員を配置した事業所で 6 月以上勤務し 機能訓練指導に従事した経験を有する者とする 86

概要 10. 認知症対応型通所介護 3 栄養改善の取組の推進 介護予防認知症対応型通所介護を含む ア栄養改善加算の見直し 栄養改善加算について 管理栄養士 1 名以上の配置が要件とされている現行の取扱いを改め 外部の管理栄養士の実施でも算定を認めることとする イ栄養スクリーニングに関する加算の創設 管理栄養士以外の介護職員等でも実施可能な栄養スクリーニングを行い 介護支援専門員に栄養状態に係る情報を文書で共有した場合の評価を創設する 単位数 アについて < 現行 > < 改定後 > 栄養改善加算 150 単位 / 回 変更なし イについて < 現行 > < 改定後 > なし 栄養スクリーニング加算 5 単位 / 回 ( 新設 ) 6 月に1 回を限度とする 算定要件等 ア栄養改善加算 当該事業所の職員として 又は外部 ( 他の介護事業所 医療機関 栄養ケア ステーション ) との連携により管理栄養士を 1 名以上配置していること イ栄養スクリーニング加算 サービス利用者に対し 利用開始時及び利用中 6か月ごとに栄養状態について確認を行い 当該利用者の栄養状態に係る情報 ( 医師 歯科医師 管理栄養士等への相談提言を含む ) を介護支援専門員に文書で共有した場合に算定する 87

10. 認知症対応型通所介護 4 基本報酬のサービス提供時間区分の見直し 概要 介護予防認知症対応型通所介護を含む 認知症対応型通所介護の基本報酬は 2 時間ごとの設定としているが 事業所のサービス提供時間の実態を踏まえて 基本報酬のサービス提供時間区分を 1 時間ごとに見直すこととする 単位数 [ 例 1 ] 単独型事業所 [ 例 2 ] 併設型事業所 [ 例 3 ] 共用型事業所 7 時間以上 8 時間未満 7 時間以上 8 時間未満 7 時間以上 8 時間未満 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 7 時間以上 9 時間未満 985 単位 1,092 単位 1,199 単位 1,307 単位 1,414 単位 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 8 時間以上 9 時間未満 985 単位 1,092 単位 1,199 単位 1,307 単位 1,414 単位 1,017 単位 1,127 単位 1,237 単位 1,349 単位 1,459 単位 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 7 時間以上 9 時間未満 885 単位 980 単位 1,076 単位 1,172 単位 1,267 単位 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 8 時間以上 9 時間未満 885 単位 980 単位 1,076 単位 1,172 単位 1,267 単位 913 単位 1,011 単位 1,110 単位 1,210 単位 1,308 単位 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 7 時間以上 9 時間未満 506 単位 524 単位 542 単位 560 単位 579 単位 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 8 時間以上 9 時間未満 518 単位 537 単位 555 単位 573 単位 593 単位 535 単位 554 単位 573 単位 592 単位 612 単位 88

概要 10. 認知症対応型通所介護 5 共用型認知症対応型通所介護の利用定員の見直し 介護予防認知症対応型通所介護を含む 共用型認知症対応型通所介護の普及促進を図る観点から ユニットケアを行っている地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護における利用定員数を 1 施設当たり 3 人以下 から 1 ユニット当たりユニットの入居者と合わせて 12 人以下 に見直すこととする 省令改正 概要 10. 認知症対応型通所介護 6 運営推進会議の開催方法の緩和 介護予防認知症対応型通所介護を含む 運営推進会議の効率化や 事業所間のネットワーク形成の促進等の観点から 現在認められていない複数の事業所の合同開催について 以下の要件を満たす場合に認めることとする 通知改正 ⅰ 利用者及び利用者家族については匿名とするなど 個人情報 プライバシーを保護すること ⅱ 同一の日常生活圏域内に所在する事業所であること 10. 認知症対応型通所介護 7 設備に係る共用の明確化 概要 介護予防認知症対応型通所介護を含む 認知症対応型通所介護と訪問介護が併設されている場合に 利用者へのサービス提供に支障がない場合は 基準上両方のサービスに規定がある事務室については 共用が可能 基準上規定がない玄関 廊下 階段などの設備についても 共用が可能であることを明確にする その際 併設サービスが訪問介護である場合に限らず 共用が認められない場合を除き 共用が可能であることを明確にすることとする 通知改正 89

10. 認知症対応型通所介護 8 介護職員処遇改善加算の見直し 概要 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 要件の一部を満たさない事業者に対し 減算された単位数での加算の取得を認める区分であることや 当該区分の取得率や報酬体系の簡素化の観点を踏まえ これを廃止することとする その際 一定の経過措置期間を設けることとする その間 介護サービス事業所に対してはその旨の周知を図るとともに より上位の区分の取得について積極的な働きかけを行うこととする 算定要件等 介護予防認知症対応型通所介護を含む 介護職員処遇改善加算 (Ⅳ) 及び (Ⅴ) については 別に厚生労働大臣が定める期日 ( ) までの間に限り算定することとする 平成 30 年度予算案に盛り込まれた 介護職員処遇改善加算の取得促進支援事業 により 加算の新規の取得や より上位の区分の取得に向けて 事業所への専門的な相談員 ( 社会保険労務士など ) の派遣をし 個別の助言 指導等の支援を行うとともに 本事業の実施状況等を踏まえ 今後決定 ( 参考 ) 介護職員処遇改善加算の区分 ( 月額 2 万 7 千円相当 ) 算定要件加算 (Ⅰ) ( 月額 3 万 7 千円相当 ) 加算 (Ⅱ) ( 注 ) キャリアパス要件 Ⅰ 職位 職責 職務内容等に応じた任用要件と賃金体系を整備すること キャリアパス要件 Ⅱ 資質向上のための計画を策定して研修の実施又は研修の機会を確保すること キャリアパス要件 Ⅲ 経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること 職場環境等要件 賃金改善以外の処遇改善を実施すること 就業規則等の明確な書面での整備 全ての介護職員への周知を含む 加算 (Ⅲ) ( 月額 1 万 5 千円相当 ) 加算 (Ⅳ) ( 加算 (Ⅲ) 0.9) 加算 (Ⅴ) ( 加算 (Ⅲ) 0.8) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ 及び Ⅲ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 及び Ⅱ + 職場環境等要件を満たす ( 平成 27 年 4 月以降実施する取組 ) キャリアパス要件 Ⅰ 又は Ⅱ + 職場環境等要件を満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれかを満たす キャリアパス要件 Ⅰ キャリアパス要件 Ⅱ 職場環境等要件のいずれも満たさず 90