マンスリー・マーケット

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日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

主な為替の騰落率 ( 対円 ) (2018 年 12 月末現在 ) 円高 各国通貨高 米ドルカナダ ドルユーロ 過去 1 ヵ月の騰落率過去 1 年の騰落率 -3.42% -2.66% -5.89% % -2.03% -6.99% 英ポンド -8.12% -3.40% スイス フラン -1

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

主な為替の騰落率 ( 対円 ) (2018 年 11 月末現在 ) 円高 各国通貨高 米ドルカナダ ドルユーロ 過去 1 ヵ月の騰落率過去 1 年の騰落率 -0.46% -2.08% -4.12% 0.56% 0.92% 0.53% 英ポンド -4.87% 0.42% スイス フラン -0.53%

チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

マンスリー・マーケット

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< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

Invesco Premia Plus Fund

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1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

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グローバル株式市場を俯瞰する~2015年8月末データで見る市場動向~

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

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受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

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サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

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株式市場 米国株 国内外の政治動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 好調な企業決算発表を受けて上昇米国株式市場は上昇しました 月前半までは2017 年 1-3 月期の決算発表内容が総じて好調であったことが株価を支えました 月半ばには コミー前 FBI( 連邦捜査局 )

株式市場 米国株 年末商戦や金利動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米中首脳会談への期待から上昇米国株式市場は上昇しました 前半は中間選挙の結果が市場の事前想定通りとなったことなどから安心感が広がり株価は上昇しました 中旬では一部のハイテク企業が需要見通しを引き下げたこと

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1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

Weekly

Outlook201806

第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

スライド 1

株式市場 米国株 景気 企業業績は依然として堅調 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 貿易摩擦への懸念から下落米国株式市場は下落しました トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入を制限する方針を表明したことから 世界的な貿易摩擦への懸念が高まり下落して始まりました その後 貿

Outlook201812

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

日本の債券市場 日本の債券市場の代表的な指数であるNOMURA-BPI 総合は 2 日比で0.09% 上昇しました 前週末発表の1 月の米雇用統計において 賃金上昇圧力が確認されたことを受け 金融引き締めに対する警戒感から各国株式市場が下落したことから 安全資産としての債券需要が高まり日本債券市場は

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

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株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

Outlook201901

今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

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Invesco Global Select Equity Open (Hedged / Monthly Distribution)

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

Invesco Australian Bond Fund (Monthly)

マーケット動向 : 2018 年 10 月 8 日から 10 月 12 日までの動向 Ⅰ. 株価 1. 各国の株価指数 ( 騰落率 ) % % % 0.73% -% -% -1.27% -% -% -% -% -4.19% -4.58% -3% TOPIX 日経平均株価 NYタ ウ -3.34% S

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株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

米国の利上げ見送りと日本の長期化した金融緩和

マーケット動向 : Ⅰ. 株価 1. 各国の株価指数 ( 騰落率 ) % % 1.78% % % -% -% -% -% -2.97% -3.76% -3.44% -1.56% -2.31% -6% -% -4.62% -% -% -5.72% -5.98% TOPIX 日経平均株価 NYタ ウ S

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株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

株式市場 米国株 高値警戒感の高まりなどから上昇一服も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました トランプ政権で閣僚などの人事において一部で混乱が見られましたが トランプ大統領の発言などにより減税 金融規制緩和などへの期待が高まったことや 発表された米国企

Microsoft PowerPoint - 三井住友銀行様_FE UPDATE_Regend pptx

マーケット動向 : Ⅰ. 株価 1. 各国の株価指数 ( 騰落率 ) % % 0.33% 0.25% -% -% -1.55% -% -2.82% -1% -2.65% -2.% -% -% -4.50% TOPIX 日経平均株価 NYタ ウ S&P トロント メキシコ フ ラシ ル 英国 -3.8

週間マーケット情報 (2016 年 12 月 23 日 ~2016 年 12 月 30 日 ) ご参考資料 2017 年 1 月 4 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 12 月 23 日比で 1.63% 下落

Outlook201609

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平成30年度第1四半期における運用状況等

一部新興国市場が動揺 アルゼンチンは前四半期から経済危機に陥っていましたが トルコでは 6 月に再選された大統領が米国と対立したこと等を契機に 8 月に通貨が急落しました ブラジルや南アフリカ インドの通貨も下落が加速する局面が見られ 中国元も緩やかに値を下げました これまでのところ個別国の問題とい

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2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

リート・ウィークリーレポート(2016/1/13)

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

週間マーケット情報 (2016 年 9 月 2 日 ~2016 年 9 月 9 日 ) ご参考資料 2016 年 9 月 12 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 2 日比で 0.23% 上昇しました 週初の日

変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより


Outlook201805

週間マーケット情報 (2017 年 3 月 17 日 ~2017 年 3 月 24 日 ) ご参考資料 2017 年 3 月 27 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 17 日比で 1.40% 下落しました 前

マーケット動向 : Ⅰ. 株価 1. 各国の株価指数 ( 騰落率 ) % % 5.16% % % 2.36% 3.25% 3.% % % 1.25% 1.43% 0.39% 1.15% 0.58% % -% -0.86% -% TOPIX 日経平均株価 NY タ ウ S&P トロント メキシコ フ

Invesco Global Select Equity Open (Hedged / Monthly Distribution)

Outlook201501

Fidelity Charts & Graphs PowerPoint Template

Invesco Global Select Equity Open (Hedged / Monthly Distribution)

マーケット動向 : Ⅰ. 株価 1. 各国の株価指数 ( 騰落率 ) % 2.5% % 2.58% 1.5% % 0.86% 4% 0.5% % 0.44% 0.15% 0.22% 0.16% 0.28% -0.5% -% TOPIX 日経平均株価 NY タ ウ -0.76% S&P トロント メキ

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1

マーケット動向 : 2016 年 8 月 15 日から 8 月 19 日までの動向 Ⅰ. 株価 1. 各国の株価指数 ( 騰落率 ) % 1.5% % 0.5% 1.37% % -0.5% -0.13% -0.41% -0.14% -8% -% -0.83% -1.5% -% -2.5% -8% -

マネーマーケットマンスリー 2018年3月

Economic Indicators_  定例経済指標レポート

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

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スライド 1

受益者の皆様へ 先進国 8 資産分散ファンド エイト 愛称 プラチナ 8 追加型投信 / 内外 / 資産複合 2019 年 9 月 30 日 ( 月次改訂 ) 運用実績 2019 年 9 月 30 日現在 運用実績の推移 11,500 11,000 10,500 10,000 9,500 9,000

フ ァ ン ド の 特 色 ハイグレード ハイグレード オセアニア オセアニ ニア ボンド マザーファンド マザーファンド を通じて オーストラリア ドル建ておよびニュージーラ ドル建ておよびニュージーランド ドル 建ての 債券等 に投資します 債券等 には コマーシャル ペーパー等の短期金融商品を

前ページより続く ブル ベア型は除く ファンド名 基準価額 前日比 騰落率 年金積立ジャパンオープン 16,791 円 -957 円 -5.4% 日興エボリューション 6,144 円 -350 円 -5.4% ジャパン ロボティクス株式ファンド ( 年 2 回決算型 ) 7,751 円 -441 円

1.ASEAN 概要 (1) 現在の ASEAN(216 年 ) 加盟国 (1カ国: ブルネイ カンボジア インドネシア ラオス マレーシア ミャンマー フィリピン シンガポール タイ ベトナム ) 面積 449 万 km2 日本 (37.8 万 km2 ) の11.9 倍 世界 (1 億 3,43

Transcription:

2018 年 11 月 2 日 2018 年 10 月のマーケットをザックリご紹介 最近気になるトピック : 米国株式市場の急落 ピックアップカントリー : 英国 中国 10 月の世界の株式市場は 月初は 米景気の好調を示す経済指標の発表が好感され 同国株式市場を中心に上昇しました しかしながら 米失業率の一段の低下などを受け 利上げへの意識の強まりとともに 長期金利が急上昇したことから 米国株式市場が急落し 投資家のリスク回避の動きが強まる展開となりました 中旬にかけて市場は落ち着きを取り戻したものの 米国において一部セクターの四半期決算の内容が嫌気され 再び株式市場が急落したことから 月末にかけて世界的に株価が下落基調となりました 主な指標の騰落率 ( 株式 REIT コモディティ ) (2018 年 10 月末現在 ) 日経平均株価 NYダウ工業株 30 種 S&P 500 種ナスダック総合 -9.12% -0.41% -5.07% -6.94% -9.20% 7.44% 5.30% 過去 1 ヵ月の騰落率過去 1 年の騰落率 8.59% 中国上海 A 株 -23.30% -7.75% 中国深セン A 株 -35.39% -10.22% インド SENSEX -4.93% 3.70% ブラジルボベスパ 東証 REIT( 配当込み ) -1.53% 10.19% 17.65% 11.62% グローバル REIT -3.21% 1.74% WTI 先物 -10.84% 20.10% ニューヨーク金先物 -4.37% 1.57% 記載がない限りすべて現地通貨ベース -60% -40% -20% 0% 20% 40% グローバルREIT :S&PグローバルREIT 指数 ( トータルリターン 米ドルベース ) 1

主な為替の騰落率 ( 対円 ) (2018 年 10 月末現在 ) 円高 各国通貨高 米ドルカナダ ドルユーロ 過去 1 ヵ月の騰落率過去 1 年の騰落率 -0.67% -0.62% -2.55% -2.64% -3.16% -3.46% 英ポンド -2.67% -4.47% スイス フラン -3.31% -1.69% スウェーデン クローナ -9.17% -3.70% ノルウェー クローネオーストラリア ドル -4.04% -3.75% -2.73% -8.18% ニュージーランド ドル -2.22% -5.39% 香港ドル -0.83% -1.11% 中国人民元 -1.79% -5.09% 韓国ウォン -3.43% -2.67% インドネシア ルピア -11.38% -2.65% インド ルピーブラジル レアル -12.98% -12.66% -2.61% 8.07% メキシコ ペソ -8.57% -6.42% トルコ リラ -32.62% 7.63% ロシア ルーブル -1.05% -11.95% 南アフリカ ランド -5.00% -4.98% -40% -30% -20% -10% 0% 10% 20% 2

29,000 28,000 27,000 26,000 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 18,000 円安米ドル高 円高米ドル安 ( 円 ) 116 114 112 110 108 106 ( 米ドル ) 80 75 中国通信大手にイタリアで対する制裁の組閣が難航緩和を示唆 (5/27-29) (5/13) NY ダウ工業株 30 種 ( 米ドル ) 日経平均株価 ( 円 ) 18 年 5 月 18 年 6 月 18 年 7 月 18 年 8 月 18 年 9 月 18 年 10 月 円相場 ( 対米ドル ) 5/21 111.05 円 米中の貿易摩擦への警戒感が和らぐ (7/12) 過去 6 ヵ月の市場の動向 (2018 年 5 月初 ~2018 年 10 月末 ) 104 米国 雇用統計は 予想以上に堅調 102 (6/1) 18 年 5 月 18 年 6 月 18 年 7 月 18 年 8 月 18 年 9 月 18 年 10 月 (%) 3.4 10/5 米国 FOMC 参加者の 5/17 米 FRB 議長 3.234% 見通しは利上げペース 3.2 3.112% 利上げペースを速めの加速を示唆 8/1 ない姿勢を示唆 (6/13) 3.007% (8/24) 3.0 2.8 5/29 8/24 米国 対中 2.6 2.782% 2.811% 制裁関税第 3 弾米国 10 年国債利回りの24 日発動を発表 2.4 (9/17) 18 年 5 月 18 年 6 月 18 年 7 月 18 年 8 月 18 年 9 月 18 年 10 月 6/29 74.15 米ドル (WTI) 米国 追加の対中制裁関税について 税率引き上げを検討 (8/1) 7/17 112.88 円 トルコ リラが急落し 一時は前日比約 20% 安に (8/10) 貿易戦争の 8/20 米国 対中制裁関税の回避に向け 110.07 円対象を5,000 億米ドル米 EU 首脳規模に拡大する会談でEU 側が可能性を示唆 (7/20) 譲歩 (7/25) 10/3 1 米国 景況感指数が約 21 年ぶりの高水準 (10/3) トルコ中銀が市場予想を上回る利上げを決定 (9/13) 10/3 114.53 円 10/3 76.41 米ドル (WTI) 10/29 2 米国 失業率 48 年 9ヵ月ぶりの低水準に (10/5) ( 米ドル ) 1,350 1,300 70 65 60 WTI 原油先物 (1バレル当たり): 左軸 55 ニューヨーク金先物 (1トロイオンス当たり): 右軸 18 年 5 月 18 年 6 月 18 年 7 月 18 年 8 月 18 年 9 月 18 年 10 月 1,250 1,200 10/31 65.31 米ドル1,150 (WTI) 1,100 グラフ内の番号は次ページの 主な出来事 に対応しています 3

2018 年 10 月の主な出来事 表中の番号は前ページのグラフに対応しています 経済動向 雇用統計 金融政策 金利動向 金融政策 経済動向 出来事 米国景況感指数が約 21 年ぶりの高水準 1 米国失業率は 48 年 9 ヵ月ぶりの低水準に 2 中国景気下支えに向け 預金準備率の引き下げを発表 米国長期金利上昇への警戒感が強まる 米国中立水準を上回る利上げが一時 必要になるとの見解が示される 米国新築住宅販売件数は 1 年 9 ヵ月ぶりの低水準 市場の反応 上記データは過去のものであり 将来の市場環境などを保証するものではありません 内容 3 日に発表された 9 月の ISM( 供給管理協会 ) 非製造業景況指数は 61.6 と 1997 年 8 月以来の水準となった 同指数は 50 が好不況の境目 民間集計の調査で 9 月の雇用者数が 2 月以来の高い伸びとなったほか イタリアの財政懸念の低下もあり 国債利回りが上昇 10 年債では 3.18% と 2011 年 7 月以来の水準となった 金利敏感株が売られた一方 金融株が買われたこともあり 株式市場は上昇し NY ダウ工業株 30 種が連日の最高値更新となったほか 米ドルが上昇し 円相場は 1 米ドル =114 円台に下落した なお イランの原油供給減観測などを背景に原油先物が反発し WTI で 1 バレル =76 米ドル台と 2014 年 11 月以来の水準となった 一方 金先物は米ドル高や米長期金利の上昇を受けて反落した 4 日には 日本でも国債利回りが上昇し 10 年債で一時 0.155% と 日銀がマイナス金利の導入を決めた 2016 年 1 月以来の高い水準となったほか 株式市場が下落した 5 日に発表された雇用統計では 9 月の非農業部門雇用者数は前月比 +13.4 万人にとどまったが 7 8 月の実績が上方修正されたほか 失業率は 3.7% と 1969 年 12 月以来の低水準となった 平均時給は前年同月比 +2.8% と 前月の伸びを 0.1 ポイント下回った 欧米で国債利回りが上昇し 米 10 年債では一時 3.248% と 2011 年 5 月以来の水準となったほか 株式市場は下落した 米国の対中貿易赤字が 8 月に過去最大を更新したことや 中国製の スパイ半導体 疑惑報道なども米株の売り材料となった 7 日 中国人民銀行 ( 中央銀行 ) は 市中銀行の預金準備率を 15 日から 1 ポイント引き下げると発表した しかし 国慶節の連休明けとなった 8 日には 株価が大きく下落 人民元も売られ アジアの多くの国に株安が波及した ( 日本は休場 ) また 中国が米国に内政干渉しているとのペンス米副大統領の 4 日の発言を受け 王毅外相がポンペオ米国務長官との会談で抗議し 誤った言動を止めるように要求したのに対し ポンペオ長官は両国には根本的な意見の相違があると表明するなど 両国の関係悪化が浮き彫りとなった 米中摩擦への懸念などを背景に 円が買われたほか 米国では金利上昇への警戒感などもありハイテク株への売りが続いた 10 日に発表された 9 月の生産者物価指数が 全体で前月比 +0.2% と 8 月の低下から持ち直したほか 商業サービスなどを除くコアで +0.4% と 1 月以来の高い伸びとなった 国債入札の低調もあり 国債利回りが上昇 10 年債で一時 3.24% となった 欧州でも国債利回りが上昇し ハイテク株などを中心に株式が売られ 米国株式は大幅安となった ただし 投資家のリスク回避の動きを受け 米国債利回りは引けでは低下した また 英国の EU( 欧州連合 ) 離脱交渉について EU の主席交渉官が前向きなコメントをしたことなどから ポンドやユーロが買われたほか 投資家のリスク回避の動きを受け 資源国通貨などが売られた一方 円相場は 112 円台に上昇した なお 原油先物も売られたが 金先物は買われた 11 日には アジアでも株価が大幅下落となったほか 欧米株式市場が続落した また 米原油在庫が予想を上回る増加となったこともあり 原油先物が続落した一方 金先物は続伸した 17 日 9 月の FOMC( 連邦公開市場委員会 ) の議事要旨が公表され 政策金利について 経済に長期的に中立とみられる水準以上に一時 引き上げる必要が出てくると考えている参加者が複数いたことなどが示された 国債利回りが上昇したほか 米ドルが買われた一方 株式や金先物は売られた また 米原油在庫が 4 週連続の増加となったことなどから 原油先物も売られ WTI は約 1 ヵ月ぶりに 1 バレル =70 米ドルを下回って引けた 24 日 9 月の新築住宅販売件数は予想以上に減少し 2016 年 12 月以来の低い水準となった 欧米の大手半導体メーカーから冴えない決算や業績見通しが発表されたこともあり 半導体関連株やハイテク株が売られるなど 株式市場が急落し NY ダウ工業株 30 種 S&P500 種の年初来のパフォーマンスがマイナスとなったほか ナスダック総合指数は高値からの下落率が 12% 強に及んだ 欧州でも半導体関連株や銀行株を中心に株価が続落し 欧米の国債利回りが低下した また米ドルが円以外の対主要通貨で上昇した 4

最近気になるトピック 米国株式市場の急落 10 月の金融市場では 初旬の米長期金利の急上昇や下旬の一部セクターからの冴えない企業決算の発表などを背景に 米国株式市場が急落したことなどに伴ない 投資家のリスク回避の動きが強まる展開となりました 初旬に米長期金利が急上昇したのは 1 足元の良好な景気動向を受け パウエル FRB( 米連邦準備制度理事会 ) 議長が講演で 利上げ継続の意向を示したこと 29 月の ISM( 供給管理協会 ) 非製造業景況指数が約 21 年ぶりの高水準となったほか 9 月の雇用統計において失業率が 48 年 9 ヵ月ぶりの低水準を記録するなど主要経済指標において景気の堅調が確認されたこと などが背景と考えられます 米長期金利の上昇を受け 為替市場では 米ドル高が進行し 円相場 ( 対米ドル ) は 一時 1 米ドル =114 円台まで下落しました そして 米長期金利の上昇と米ドル高の進行を受け 米国企業の企業収益にマイナスの影響が及ぶとの見方が拡がったことから 米国株式市場は 10 日 11 日と 2 日連続で大きく下落しました 特にハイテクセクターは それまでの株価上昇が顕著であったことなどから 下落の大きさが目立つ状況となりました その後 米国株式市場は 米長期金利の落ち着きとともに 中旬に下げ止まりをみせました しかしながら 下旬には 米半導体大手が四半期決算において先行きの需要に慎重な見方を示したことを受け米中貿易摩擦の影響が意識されたこと 主要 IT 企業から市場予想を下回る内容の決算が相次いで発表されたことなどから ハイテク関連を中心に再び急落しました このような中 投資家のリスク回避姿勢の強まりとともに米長期金利は低下し 円相場 ( 対米ドル ) は 111 円台まで上昇しました 下旬の株価下落に伴ない 世界の中でも良好なパフォーマンスが続いていた S&P500 種 NY ダウ工業株 30 種などの米主要株価指数は昨年末比で 一時マイナス圏に沈む状況となりました 米国では 良好な雇用 所得環境を背景に個人消費が堅調なこと そして トランプ政権による減税や歳出拡大などの財政政策の効果などから景気拡大が続いています 7-9 月期の GDP 成長率は前期比年率 +3.5% と 前期 (+4.2%) からやや減速しながらも 市場予想を上回る高成長となりました こうしたことを踏まえると これまでの米長期金利の上昇については 景気の強さを反映した 良い金利上昇 と言えるでしょう 一方 企業の四半期決算については 今後も 業績見通しの下方修正が続くような場合 先行き不安の拡がりとともに 株価の下押し圧力となることが想定されます ただし 一部報道にあるように 11 月末から開催される 20 ヵ国 地域 (G20) 首脳会議の際 米中首脳会談が実現し 貿易摩擦が和らぐとの期待が市場で拡がるようであれば 米国株式市場は再度 堅調な景気動向などを背景とした業績拡大期待を反映した展開となることが期待されます S&P500 種と米長期金利の推移 米国の実質 GDP 成長率と項目別寄与度の推移 ( 前期比年率 ) ( ポイント ) (2016 年 1 月初 ~2018 年 10 月末 ) (%) (%) (2013 年 1-3 月期 ~2018 年 7-9 月期 ) 3,000 10/3 4.5 S&P500 種 : 左軸 1/26 8 住宅投資公需純輸出在庫投資 2,800 米 10 年国債利回り : 右軸 4.0 6 設備投資 個人消費 GDP 成長率 2,600 2/8 3.5 4 2,400 3.0 2 2,200 2.5 0 2,000 利上げへの意識の強まり 2.0-2 1,800 拡張的な財政政策による財政赤字拡大懸念 1.5-4 1,600 1.0 13 14 15 16 17 18 ( 年 ) 16 年 17 年 18 年 信頼できると判断した情報をもとに日興アセットマネジメントが作成 5

米国株式市場の動向 (2018 年 10 月末現在 ) 生活必需品公益事業不動産金融通信サービスヘルスケア情報技術素材資本財 サービス一般消費財 サービスエネルギー -2.5% -1.7% -1.1% -4.9% -1.2% -6.0% -6.8% -8.0% -9.5% -11.1% -10.9% -2.9% -11.3% -11.3% -1.1% 2.1% 3.7% 1.9% 1.8% 過去 1ヵ月 9.4% 10.9% 13.7% 過去 1 年 S&P500 種 ご参考 : ナスダック総合 ご参考 :WTI 原油先物 -10.8% -9.2% -6.9% 5.3% 8.6% 20.1% -20% -10% 0% 10% 20% 30% 過去 5 年の米ドルインデックスの推移 105 100 95 米国における早期利上げ観測などを背景に米ドルは上昇基調に (2013 年 10 月末 ~2018 年 10 月末 ) 米ドル高 90 85 80 75 70 13 年 10 月 14 年 10 月 15 年 10 月 16 年 10 月 17 年 10 月 18 年 10 月 米ドルインデックスは主要通貨に対する米ドルの水準や動きを示す指数です 15 年12 月米国利上げ開始ユーロ圏における金融引き締め観測などを背景としたユーロ高などを受け 米ドルは下落基調に 米ドル安 6

30,000 25,000 20,000 リーマン ショック 投資家心理とマーケット動向 ( 長期 ) (2008 年 1 月第 1 週末 ~2018 年 10 月第 4 週末 ) 日経平均株価 : 左軸 ( 円 ) NY ダウ工業株 30 種 : 左軸 ( 米ドル ) VIX 指数 : 右軸 英国民投票で EU 離脱が選択される ( ポイント ) 120 投資家心理悪化 100 80 15,000 10,000 ギリシャの信用不安 米国債の格下げ 欧州債務懸念 中国景気の先行き懸念 原油価格の下落 米大統領選挙を巡る不透明感の高まり 米長期 金利の急上昇 米中 60 貿易摩擦 5,000 サブプライム ローン問題 0 08 年 10 年 12 年 14 年 16 年 18 年 激化懸念 40 米長期金利の急上昇 20 0 投資家心理改善 VIX 指数は 米国の代表的な株価指数 S&P500 種指数を対象とするオプション取引の値動きをもとに算出される 株価の先行きの変動率 ( ボラティリティー ) を示唆する指標で 恐怖指数 とも呼ばれています 一般に 市場の不安心理を反映して同指数が上昇する局面では 株価が軟調となる一方 市場心理の改善 / 安定を反映して 同指数が低下 / 低位横ばいとなる局面では 株価は堅調とされています ( 米ドル ) (2008 年 1 月第 1 週末 ~2018 年 10 月第 4 週末 ) ( 米ドル ) 200 2,000 180 160 NY 原油先物 (1 バレル当たり ): 左軸 NY 金先物 (1 トロイオンス当たり ): 右軸 1,800 1,600 140 120 100 80 60 40 20 0 08 年 10 年 12 年 14 年 16 年 18 年 1,400 1,200 1,000 800 600 400 200 0 7

今月のピックアップカントリー 1 英国 主要産業 : 自動車 航空機 エレクトロニクス 金融 面積 : 日本の約 3 分の2 人口 :6,565 万人出所 : 外務省 < 中長期的な投資の魅力 > 英国は 世界第 5 位のGDP 規模を誇り 世界的に重要な国のひとつです 同国の法人税率は 19% と世界の中でも競争力の高い水準 (2020 年 4 月からは 17% に引き下げられる予定 ) であり イノベーション創出に向けた環境も比較的整備されている国と言えます 汚職 腐敗防止活動を展開する国際 NGOトランスペアレンシー インターナショナルの調査によると 同国は 2017 年の 腐敗認識指数 のランキングで 汚職 腐敗度が低い国のトップ10に入る状況となっています こうしたことは 投資先としての同国の魅力を支えると考えられます < 経済 政治動向について> 英国の2018 年 4-6 月期のGDP 成長率は前期比 +0.4% と前期 (+0.1%) からやや加速しました 英国のEU( 欧州連合 ) 離脱 ( ブレグジット ) を控え 設備投資が冴えない一方 個人消費の堅調がGDPを押し上げました 消費者物価指数の伸び率は 8 月に前年同月比 +2.7% と6ヵ月ぶりの高水準に達したものの 9 月は+2.4% と3ヵ月ぶりの低水準となったほか 市場予想も下回りました 英国では8 月に2017 年 11 月以来 9ヵ月ぶりとなる利上げが決定されたものの 足元のインフレ動向を受け 追加利上げ圧力は和らいでいるとみられます 2019 年 3 月に予定されているブレグジットまで 残り半年足らずとなりました しかしながら 10 月 17 日 18 日のEU 首脳会議では 英国のEU 離脱交渉について進展はみられず 11 月の臨時 EU 首脳会議は見送られることとなるなど 足元で 離脱交渉の行方は不透明感を増す状況となってます 英国のEU 離脱交渉において最大の争点となっているのが 離脱後の英領北アイルランドとEU 加盟国のアイルランドとの国境の扱いです 双方 厳しい国境管理 を避けることで一致しているものの 具体策を共有できない状態が続いています < 今後の注目点について> メイ首相は 北アイルランドの国境問題を解決する新たな関税上の取り決めが 移行期間中 (2019 年 3 月末 ~2020 年 12 月 ) にまとまらない場合の代替措置 ( バックストップ案 ) として 英国全土を対象に時限的に現在と同じ関税上の取り決めを継続させることを EU 側に求めています 一方 EUは 北アイルランドのみにEUの関税同盟と単一市場に留まらせることを求めています メイ首相は 国境問題を巡る足元のこう着状態を脱するためにも 必要であれば移行期間を数ヵ月間延長したい考えを示しています しかしながら 移行期間の延長については 離脱の形骸化と事実上のEU 残留につながるとして 英保守党内の強硬離脱派から反発がみられています <リスクについて> ブレグジットを巡る様々な問題を抱えているにもかかわらず メイ首相は 10 月に開催された保守党の年次総会で 長期にわたって現職を全うする考えを示しています EUとの離脱交渉が成立したとしても 合意された離脱条件について英議会で承認を得られない可能性があります これをきっかけに野党 労働党が総選挙を求める場合 政局の不透明感が増す可能性が想定されます 上記コメントは 2018 年 10 月時点のものであり 将来の市場環境などを保証するものではありません 8

今月のピックアップカントリー 2 中国 主な輸出品目 面積 人口 : 機械 輸送用機器 軽工業製品 ( 繊維など ) : 日本の約 26 倍 : 約 13 億 7,600 万人出所 : 外務省 < 中長期的な投資の魅力 > 2017 年 10 月に開かれた第 19 回共産党大会では 中国を2050 年までに世界を主導する大国に引き上げるための長期計画が示されたほか 党規約に習近平国家主席の名前を冠した行動指針が盛り込まれ 今後 同氏への権力集中とともに 力強い改革が推進されるとみられます 一帯一路 構想( インフラ整備を柱にアジアから欧州にかけての経済緊密化を図る経済構想 ) や 中国主導のアジアインフラ投資銀行 (AIIB) の活動は アジアの他の新興国のインフラ需要を喚起すると見込まれます こうした動きは 輸出機会の拡大とともに 中国の過剰生産能力の解消に寄与するほか 輸出面での米国への依存度を減らすことにつながると考えられます 景気が予想より減速しているとみられることから 政府は 金融 財政両面で緩和政策に取り組んでいます 具体的には 銀行の預金準備率の引き下げなどを通じた資金供給 スラム街の改修プログラムに関する規制緩和などが挙げられます < 経済 政治動向について> 2018 年 7-9 月期の実質 GDP 成長率は前年比 +6.5% となり 2 期連続でやや減速しました 18 年の経済成長率目標である +6.5% 前後 の水準には留まりました 最近の経済指標においては これまで当局が進めてきた債務削減の影響と米中貿易摩擦への懸念が下押し圧力になっているとみられます 食料品価格の上昇を受け 9 月の消費者物価は前年比 +2.5% と 4ヵ月連続で加速しました ただし こうした状況は豚コレラの感染や洪水の影響などを受けた一時的なものであり 経済成長が緩やかとなるなか インフレ率は安定的な推移に戻ると予想されます 中国人民銀行 ( 中央銀行 ) は 今年に入り市中銀行の預金準備率を繰り返し引き下げました 貿易摩擦などに加え 米国との金融政策の方向性の違いもあり 今年 6 月以降 人民元は対米ドルで大幅安となっています ただし 8 月に人民銀行が人民元のレート設定の方法を見直したことは ボラティリティの緩和につながると期待されます 憲法改正で習主席は国家主席の2 期目が終わる2023 年以降も続投が可能となっており 政治面でのリスクは低いと考えられます < 今後の注目点について> インフラ投資の減少に加え 個人投資家からの融資を仲介するP2P( ピア ツー ピア ) 融資などのノンバンクからの資金流出を受け 中小企業の資金調達コストが高まり 経済活動が一段と減速する可能性が考えられます 世界の機関投資家に幅広くベンチマークとして使用されている債券指数に 人民元建ての国債および政策銀行債が2019 年に組み入れられる予定です 同指数において 人民元建て債券が発行通貨別で4 番目に大きい比率を占めることとなり 中国債券市場への海外からの資金流入が期待されます <リスクについて> 依然として企業債務が高水準となっており 経済成長が減速しつつあるなかでも 政府は 過剰債務の削減に向けた取り組みを続けると見込まれます 米中貿易摩擦の激化により 経済成長や金融市場が影響を受ける可能性が懸念されます 11 月の米中間選挙後には 両国間の緊張が緩和すると期待されるものの 追加関税の応酬が続くなか 一段と関係が悪化する可能性には注意が必要です 上記コメントは 2018 年 10 月時点のものであり 将来の市場環境などを保証するものではありません 9

株式 日本 北米 欧州 アジア オセアニア 中南米 東欧 その他 主要指標の動き 1 (2018 年 10 月末現在 ) 指標 当月末 騰落率 (%) 2017 年末比 1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月 1 年 3 年 5 年 10 年 先進国 ( 除く日本 ) 注 1 9,846.11 1.39 7.21 5.59 1.28 2.18 28.73 44.27 184.78 新興国注 2 2,132.21 15.45 8.70 11.58 16.31 12.19 22.21 5.87 120.02 日経平均株価 21,920.46 3.71 9.12 2.81 2.44 0.41 14.87 52.99 155.57 TOPIX( 東証株価指数 ) 1,646.12 9.43 9.42 6.11 7.38 6.79 5.64 37.84 89.84 JPX 日経インデックス400 14,584.09 9.27 9.39 5.91 7.18 6.69 4.17 35.59 n.a. JPX 日経中小型株指数 13,862.03 12.37 10.08 9.83 10.99 7.81 n.a. n.a. n.a. 日経ジャスダック平均 3,563.17 9.80 7.00 6.74 9.69 4.04 38.84 84.45 230.61 東証マザーズ 907.56 26.33 15.78 12.67 20.53 19.97 12.27 10.60 203.29 NYダウ工業株 30 種 25,115.76 1.60 5.07 1.18 3.94 7.44 42.19 61.56 169.34 S&P 500 種 2,711.74 1.43 6.94 3.71 2.41 5.30 30.41 54.38 179.92 ナスダック総合 7,305.90 5.83 9.20 4.77 3.39 8.59 44.56 86.39 324.53 カナダトロント総合 15,027.28 7.29 6.51 8.56 3.72 6.23 11.07 12.47 53.92 英国 FTSE100 7,128.10 7.28 5.09 8.01 5.08 4.87 12.06 5.89 62.84 ドイツ DAX 指数 11,447.51 11.38 6.53 10.60 9.23 13.47 5.51 26.72 129.50 ユーロ ストックス 353.06 8.42 6.66 9.43 9.57 11.25 0.70 14.44 48.55 ストックス ヨーロッパ600 指数 361.61 7.08 5.63 7.66 6.15 8.50 3.69 12.17 62.84 中国上海総合 2,602.78 21.30 7.75 9.51 15.56 23.30 23.05 21.53 50.56 中国上海 A 株 2,725.67 21.30 7.75 9.52 15.56 23.30 23.05 21.59 50.07 中国深センA 株 1,353.13 31.88 10.22 17.90 27.16 35.39 35.80 26.97 173.24 中国創業板 1,275.57 27.22 9.62 18.30 29.35 31.78 48.53 3.24 n.a. 中国中小企業板 7,558.26 33.35 11.12 19.24 27.92 36.57 35.66 29.80 273.02 香港ハンセン指数 24,979.69 16.51 10.11 12.61 18.92 11.56 10.33 7.64 78.83 香港ハンセン中国企業株 (H 株 ) 10,138.63 13.41 7.98 8.04 17.78 11.90 2.48 4.60 53.36 香港ハンセン中国レッドチップ 4,097.93 7.42 7.89 5.15 9.75 6.50 1.17 9.95 38.32 台湾加権指数 9,802.13 7.90 10.94 11.35 8.03 9.19 14.59 16.00 101.25 韓国 KOSPI 2,029.69 17.74 13.37 11.57 19.31 19.57 0.01 0.02 82.35 シンガポール ST 3,018.80 11.29 7.31 9.07 16.47 10.53 0.68 5.98 68.25 マレーシア FBM KLCI 1,709.27 4.87 4.68 4.20 8.61 2.21 2.62 5.40 97.92 タイ SET 1,669.09 4.83 4.97 1.92 6.24 3.04 19.65 15.68 300.71 インドネシアジャカルタ総合 5,831.65 8.24 2.42 1.77 2.72 2.90 30.90 29.29 364.04 フィリピン総合 7,140.29 16.57 1.88 6.93 8.68 14.64 0.08 8.43 265.96 ベトナム VN 914.76 7.06 10.06 4.35 12.90 9.25 50.61 83.90 163.58 インド SENSEX 34,442.05 1.13 4.93 8.41 2.04 3.70 29.21 62.73 251.88 豪州 S&P/ASX200 5,830.31 3.87 6.08 7.16 2.55 1.33 11.28 7.46 45.11 ニュージーランド NZSX 浮動株 50 8,752.31 4.22 6.40 1.90 3.66 7.44 46.20 78.26 210.27 ブラジルボベスパ 87,423.55 14.43 10.19 10.35 1.52 17.65 90.59 61.13 134.65 メキシコ IPC 43,942.55 10.97 11.23 11.58 9.13 9.63 1.35 7.08 114.93 アルゼンチンメルバル 29,491.11 1.91 11.87 0.70 1.72 5.57 136.66 470.97 2817.63 ロシア RTS( 米ドル建て ) 1,126.21 2.44 5.52 3.99 2.40 1.15 33.19 23.93 45.62 ポーランドワルシャワ WIG 55,312.71 13.23 6.21 7.76 7.71 14.73 10.03 3.18 94.78 トルコイスタンブール 100 種 90,200.71 21.79 9.76 6.96 13.50 18.11 13.59 16.21 224.08 南アフリカ FTSE/JSE アフリカ全株指数 52,388.87 11.96 5.96 8.78 10.04 11.18 2.61 15.10 149.57 エジプト EGX30 13,250.29 11.78 9.35 14.95 27.58 7.61 76.48 114.34 180.95 休場の場合は 直前の営業日のデータを使用注 1 先進国 ( 除く日本 ) 株価指数 :MSCI-KOKUSAIインデックス( 米ドル ベース ) 注 2 新興国株価指数 :MSCIエマージング マーケット インデックス( 米ドル ベース ) 10

債券 商品など 主要指標の動き 2 (2018 年 10 月末現在 ) 騰落率 (%) 指標 当月末 2017 年末比 1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月 1 年 3 年 5 年 10 年 日本国債注 3 358.85 0.33 0.17 0.82 0.73 0.09 4.26 9.39 23.29 先進国 ( 除く日本 ) 国債注 4 993.93 4.37 1.55 2.46 4.26 2.79 1.82 0.58 34.15 新興国債券注 5 780.40 6.67 2.06 2.48 3.24 6.84 8.98 17.35 120.17 東証 REIT( 配当込み ) 3,459.73 8.47 1.53 0.26 3.01 11.62 13.00 41.91 221.20 グローバルREIT 指数注 6 534.54 2.47 3.21 3.84 1.63 1.74 12.68 33.70 175.75 新興国 REIT 指数注 7 214.20 22.82 8.72 13.68 21.84 14.32 11.09 17.15 130.79 WTI 先物 65.31 8.09 10.84 5.02 4.75 20.10 40.18 32.24 3.69 ニューヨーク金先物 1,215.00 7.20 1.57 1.51 7.90 4.37 6.45 8.21 69.17 鉄鉱石 ( 鉄分 62%) 注 8 74.87 5.78 13.41 23.00 18.24 28.29 47.96 43.96 - CRB 指数 190.97 1.50 2.15 1.83 5.45 1.82 2.37 31.27 28.85 S&P MLP 指数 4,513.57 1.50 8.34 8.11 1.49 1.86 2.70 18.05 135.62 S&P BDC 指数 218.73 1.81 4.63 4.96 2.61 2.00 27.27 17.91 211.74 北米 欧州 アジア オセアニア 中南米 東欧 その他 騰落率 (%) 為替 ( 米ドルインデックスを除き 対円 ) 当月末 2017 年末比 1ヵ月 3ヵ月 6ヵ月 1 年 3 年 5 年 10 年 米ドルインデックス 97.13 5.43 2.10 2.72 5.76 2.72 0.19 21.11 13.42 米ドル 112.94 0.22 0.67 0.97 3.29 0.62 6.37 14.82 14.69 カナダ ドル 85.84 4.26 2.55 0.19 0.83 2.64 6.91 8.95 5.73 ユーロ 127.76 5.56 3.16 2.32 3.25 3.46 3.76 4.37 1.96 英ポンド 144.19 5.28 2.67 1.76 4.18 4.47 22.52 8.60 8.90 スイス フラン 111.99 3.19 3.31 0.85 1.49 1.69 8.29 3.26 31.76 スウェーデン クローナ 12.32 10.56 3.70 3.17 1.41 9.17 12.79 18.79 2.78 アイスランド クローネ 0.928 14.75 9.51 12.45 14.14 13.87 1.17 13.60 13.66 ノルウェー クローネ 13.39 2.45 4.04 2.37 1.83 3.75 5.83 19.11 8.53 デンマーク クローネ 17.13 5.67 3.21 2.40 3.38 3.70 3.76 4.40 1.74 中国人民元 16.22 6.22 1.79 1.21 6.09 5.09 15.05 0.48 12.65 香港ドル 14.40 0.04 0.83 1.06 3.41 1.11 7.44 13.54 13.36 台湾ドル 3.65 3.71 2.00 0.10 1.16 3.14 1.39 9.14 22.21 韓国ウォン (100ウォン当たり) 9.89 6.36 3.43 1.58 3.17 2.67 6.43 6.69 35.24 シンガポール ドル 81.51 3.31 1.97 0.78 1.13 2.24 5.29 2.89 22.61 マレーシア リンギ 27.04 2.76 1.47 1.47 3.01 1.06 3.72 13.18 2.95 タイ バーツ 3.41 1.42 3.02 1.24 1.56 0.27 0.72 8.13 21.54 インドネシア ルピア (100ルピア当たり) 0.743 10.55 2.65 4.33 5.44 11.38 15.73 14.84 18.55 フィリピン ペソ 2.12 6.26 0.78 0.77 0.19 3.58 17.81 6.92 5.51 ベトナム ドン (100ドン当たり) 0.484 2.50 0.76 0.69 0.73 3.26 10.41 3.73 17.34 インド ルピー 1.53 13.44 2.61 6.42 6.64 12.98 17.26 3.62 23.30 オーストラリア ドル 79.89 9.25 2.73 3.77 2.98 8.18 7.20 14.10 21.52 ニュージーランド ドル 73.60 7.93 2.22 3.48 4.31 5.39 9.97 9.42 28.31 ブラジル レアル 30.33 10.85 8.07 1.85 2.78 12.66 3.04 30.94 33.50 メキシコ ペソ 5.55 3.02 8.57 7.43 4.91 6.42 24.05 26.49 27.68 アルゼンチン ペソ 3.15 48.05 14.29 22.88 40.92 51.18 75.18 81.10 89.18 コロンビア ペソ (100ペソ当たり) 3.51 7.10 8.50 9.34 10.02 6.10 15.82 32.51 15.02 チリ ペソ (100ペソ当たり) 16.23 11.37 6.10 7.55 8.96 9.10 6.81 15.48 10.47 ペルー ヌエボ ソル 33.50 3.73 2.65 1.99 0.35 4.17 8.65 5.46 4.62 ロシア ルーブル 1.72 12.22 1.05 4.04 1.22 11.95 8.93 44.01 52.85 ポーランド ズロチ 29.42 9.18 4.56 3.81 5.56 5.76 5.84 7.85 17.08 ハンガリー フォリント (100フォリント当たり) 39.39 9.54 3.46 3.40 6.46 7.33 7.87 12.90 19.62 ルーマニア レイ 27.39 5.51 3.51 3.15 3.34 4.69 8.46 9.06 19.82 トルコ リラ 20.19 31.93 7.63 11.29 25.00 32.62 51.17 58.98 68.35 南アフリカ ランド 7.64 15.39 5.00 9.38 12.85 4.98 12.44 21.95 24.12 エジプト ポンド 6.31 0.56 1.19 0.72 1.82 2.05 58.01 55.83 64.31 ( 騰落率がプラスの場合は各通貨高 マイナス の場合は円高 ) 注 3 日本国債指数 :FTSE 日本国債インデックス ( 円ベース ) 注 4 先進国 ( 除く日本 ) 国債指数 :FTSE 世界国債インデックス ( 除く日本 ヘッジなし 米ドルベース ) 注 5 新興国債券指数 :JPモルガン エマージング マーケッツ ボンド インデックス プラス( ヘッジなし 米ドル ベース ) 注 6 グローバルREIT 指数 :S&PグローバルREIT 指数 ( トータルリターン 米ドル ベース ) 注 7 新興国 REIT 指数 :S&PエマージングREIT 指数 ( トータルリターン 米ドル ベース ) 注 8 鉄鉱石 : 原則として 月末前日の値 11

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