仕出国別 来の知財侵害物品の差止件数は 660 件であり 仕出国別の構成比では 前年に続き全体の 8 割 (79.6%) を占めるに至っている 一方 2 位の来が構成比 9.0% 3 位の来が同 4.9% を占めるにとどまっており 来への一極化の傾向にあると言える なお 前年同期 2 位であった来は

Similar documents
仕出国別 中国来の知財侵害物品の差止件数は 1,131 件であり 仕出国別の構成比では 前年に続き全体の約 8 割 (78.7%) を占めるに至っています 一方 2 位のフィリピン来が構成比 9.7% 3 位の香港来が同 4.8% を占めるにとどまっており 中国来への一極化の傾向にあると言えます な

平成 30 年 1 月から 6 月までの名古屋税関における知的財産侵害物品の差止状況 輸入差止件数は 936 件で 前年同期比 30.4% の減少となったものの 6 年連続で 900 件を超えました 輸入差止点数は 14,893 点で 前年同期比 46.2% の減少となりました 知的財産侵害物品の輸

報道発表 ( 速報 ) 平成 31 年 3 月 18 日沖縄地区税関 輸入差止点数が 5 年連続で 3,000 点越え著作権侵害物品の輸入差止点数が前年比 12.3 倍と増加 ( 平成 30 年の沖縄地区税関における知的財産侵害物品の差止状況 ) 沖縄地区税関は 平成 30 年の偽ブランド品などの知

輸入差止件数及び点数の推移 輸入差止件数は 前年に比べ 61.4% 増加の 7,923 件であり 年ベースでは過去 7 番目となりました ( 年ベースの過去最高は平成 25 年の 10,468 件 ) 輸入差止点数は 前年に比べ 31.0% 減少の 165,804 点であり 年ベースでは過去 16

平成 27 年の税関における知的財産侵害物品の差止状況 ( 詳細 ) 輸入差止件数は 29,274 件 ( 前年比 8.7% 減 ) で 過去最多であった前年 ( 平成 26 年 ) に次いで 過去 2 番目の高水準でした 輸入差止点数は 689,621 点 ( 前年比 23.0% 減 ) でした

平成28年 成田空港貿易概況(速報)

特許庁工業所有権保護適正化対策事業

トマトの輸入 2011 年門司税関は数量 価額とも全国シェア第 1 位 平成 24 年 6 月 20 日 門司税関 はじめに FAO( 国連食糧農業機関 ) の統計データによると 世界のトマト生産量 (2010 年 ) は 約 146 百万トンで 野菜の生産量の中では常にトップクラスを維持しています

特集 平成 30 年分成田空港貿易概況 ( 速報 ) 平成 31 年 1 月 23 日 ( 水 ) 東京税関 本資料における 2018 年 の数値は速報値 本資料における 伸率 とは前年との比較によるもの 本資料における対中国の貿易額には対香港及び対マカオの貿易額を含む

2005 年ファイル交換ソフト利用実態調査結果の概要 2005 年 5 月 31 日 目次 調査方法...2 ファイル交換ソフトの利用者数の実態 ファイル交換ソフトの利用率とその変化 ファイル交換ソフトの利用者数とその変化...5 ファイル交換の実態 利用されてい

特集 切花の輸入 平成 29 年 2 月 24 日東京税関 成田空港の輸入品にも春が来る! 輸入される切花は 菊 と カーネーション で 6 割を占める 毎年 3 月は ばら が輸入のピークを迎える 3 月が最初のピーク 春が近づき 花の話題が増える季節となりました 輸入品においても季節ごとの商品が

平成18年8月31日

輸入動向平成 29 年の横浜税関における 自動車の輸入実績は 数量が 153,835 台 ( 対前年同期比 0.7% 増 ) 金額が 6,154 億 19 百万円 ( 同 12.5% 増 ) でした また 全国においては 数量が 359,907 台 ( 対前年同期比 2.4% 増 ) 金額が 1 兆

近畿圏における電気機器の貿易動向 平成 24 年 10 月 22 日大阪税関調査統計課 貿易額推移 近畿圏における電気機器の貿易額は 2000 年に初めて輸出額が 3 兆円を突破し 輸入額が 1 兆円を突破しました 輸出額は 2001 年に一旦減尐しますが その後は右肩上がりで増加し 2005 年に

ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 2011 年は 数量 価額ともに過去最高 平成 24 年 11 月 21 日 門司税関 はじめに ぶり は 刺身 寿司 照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが 近年 その ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 2011 年全国税関別

1 覚醒剤密輸入事犯の概況 押収量は 過去 1 年で最高の約 374kg であった 摘発件数 118 件は 過去 1 年で最多の平成 23 年 (148 件 ) に次ぐものであった 覚醒剤摘発実績 ( 全国税関との対比 ) 1 kg 全国押収量東京押収量全国件数東京件数 件

Microsoft Word - 04_data_product_4

に表現したものということはできない イ原告キャッチフレーズ1は, 音楽を聞くように英語を聞き流すだけ/ 英語がどんどん好きになる というものであり,17 文字の第 1 文と12 文字の第 2 文からなるものであるが, いずれもありふれた言葉の組合せであり, それぞれの文章を単独で見ても,2 文の組合

日本の水際取締の知財紛争解決手段としての活用

平成 9 年不正薬物の種類別摘発実績 不正薬物摘発数 不正薬物摘発押収量 6kg % kg % kg 1% 6 3% 6 11% 6 6% 4 18% 1 4% 16kg 3% 83kg 68% 覚醒剤大麻麻薬向精神薬指定薬物 1 覚醒剤密輸入事犯の概況 この資料における表記について 押収量の とは

報道発表平成 29 年 2 月 23 日東京税関 覚醒剤の押収量 過去最高! 覚醒剤の摘発件数は 50 件 押収量は約 447kg ~ 平成 28 年の東京税関における不正薬物密輸入事犯の取締り状況 ~ 東京税関において平成 28 年中に摘発した不正薬物 1は 合計で241 件 / 約 485kg

1 税関の役割と組織 税関の 3 つの大きな役割 税関を取り巻く環境は近年大きく変化してい る 訪日外国人旅行者や輸入申告件数の急増 ( と もに直近 10 年で約 6 割増 ) に示されるように海 外との人や物の交流がますます増大している こ のような状況の中 税関は 3 つの大きな役割を担 って

特集 平成 2 5 年 5 月 2 2 日東京税関調査部調査統計課 金の輸出入 2012 年の世界の金需要は 4,405 トン 2012 年に合金も含む金を日本は 132 トン輸出し 11 トン輸入しています 日本の 2006 年から 2010 年の平均年間金産出量は 10 トン足らずですが 200

化繊輸入は 近年上昇を続けており 2016 年は前年比 10% 増の 43 万トンとなりました 素材別には ポリエステル F 長繊維不織布が中心ですが 2016 年はポリエステル S の輸入も大幅増となりました 化学繊維輸出推移 化学繊維輸入推移 生産が微減 輸出が横ばい 輸

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

<4D F736F F F696E74202D2094AD96BE82CC8EE682E888B582A28B7982D192988DEC8CA082C982C282A282C D32>

2017 電波産業調査統計

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

2012 3

東北地域百貨店 スーパー販売額動向 平成 28 年 3 月分速報 ( 旧名称 : 東北地域大型小売店販売額動向 ) 平成 28 年 5 月 13 日 1. 百貨店 スーパー ( 全店舗 ) の動向平成 28 年 3 月の管内 ( 東北 6 県 ) における百貨店 スーパー販売額 ( 全店舗 ) は

<966688D591AC95F E95AA816A2E786C7378>

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(10月号)~輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(5月号)~輸出は好調も、旧正月の影響を均せば増勢鈍化

<4D F736F F D E937890AC96F18EC090D195F18D C A E646F63>

Microsoft Word ミル消費報告2014

平成 30 年 12 月 19 日特集東京税関 2012 年から輸出金額 数量ともに増加中! 2017 年の輸出金額は 2012 年の 2 倍以上に増加! 2017 年の輸出金額 数量ともに東京税関管内が全国税関で 1 位 はじめに クリスマスパーティーや年末年始 みなさんお菓子を食べる機会がこれか

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

全国港別金額シェア 2013 年の全国における きのこ の輸出実績は 金額 4 億円 数量 1,184トンとなっていますが 海上輸送がほぼ100% を占め 金額ベースでみると博多港が金額 2 億円で55. 3% 数量 411トンで34.7% を占め 金額 数量ともに全国第 1 位となっています 博多

Microsoft Word - 世界のエアコン2014 (Word)

イ特許専門業務特許戦略 法務 情報 調査 特許戦略に関し 次に掲げる事項について専門的な知識を有すること (1) 特許出願戦略 ( ポートフォリオ戦略等 ) (2) 研究開発戦略と特許戦略の関係 (3) 事業戦略と特許戦略の関係 (4) 標準化戦略 法務に関し 次に掲げる事項について専門的な知識を有

みかんの輸出 ( 生鮮及び乾燥したもの ) 門司税関の 2014 年輸出数量及び金額 全国第 1 位 平成 27 年 3 月 18 日 門司税関 はじめに 3 月になり 春の足音が聞こえてきますが まだまだ寒い日が続いています 寒い冬の日に コタツでみかんを食べるという日本人の姿はもはや遠い昔になり

ま え が き

地域別世界のエアコン需要の推定について 年 月 一般社団法人 日本冷凍空調工業会 日本冷凍空調工業会ではこのほど 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果を まとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行 なっているもので 今回は 年から 年までの過去 ヵ年について主


ビール系飲料の輸入

清涼飲料の輸出

平成 9 年の全国の税関における関税法違反事件の取締り状況. 不正薬物等不正薬物全体の摘発件数は 件 ( 前年比 % 減 ) 押収量は約,9 kg ( 前年比 % 減 ) といずれも減少したが 摘発件数については過去 番目 押収量については過去 番目と 依然として深刻な状況となっている ( 摘発件数

財務省貿易統計

[000]目次.indd

スライド 0

資料 4 平成 26 年度特許庁実施庁目標 参考資料 2014 年 3 月 28 日

(Microsoft Word \224N\203\215\203V\203A\213\311\223\214\223\212\216\221.doc)

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度 わが国は エネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し 衣食住の面で欠くことのでき ない多くの資源を輸入に頼っている わが国海運は こうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている 石 炭 100% 原 油 99.6% 天然ガ

PowerPoint Presentation

財務省貿易統計

調査方法 インターネットユーザーを対象として ファイル交換ソフトの利用実態に関して インタ ーネット上の WEB アンケートサイトを利用してアンケート調査を実施した 実施時期 ( 期間 ) 有効回答数 ( 人 ) 月 13 日 ( 火 )~6 月 18 日 ( 日 ) 18,596 (

財務省貿易統計

財務省貿易統計

Microsoft Word - 中国商標判例(5)-HPメルマガ 3/10UP

購入する商品が日本国内への輸入が禁止又は制限されている物品でないか確認すること 購入する商品がこれらに該当する場合 消費者自身が違反に問われたり 必要な手続きを取っていなかったために税関で輸入が許可されない場合もあります 商品違い ( 色違い サイズ違い等 ) など購入後にトラブルに遭遇することもあ

財務省貿易統計

財務省貿易統計

資料 2-3 金の密輸入に対する罰則強化 ( 資料編 ) 平成 29 年 11 月 29 日関税 外国為替等審議会関税分科会財務省関税局

財務省貿易統計

スライド 0

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

< 図表 1> 米国の仕出し国 地域別自動車部品輸入実績 ( 単位 :100 万ドル ) 輸出国 シェア 1 メキシコ 11,740 13,692 16,045 17,056 19, % 2 カナダ 7,638 8,253 8,932

Microsoft Word ryuutuu

地域別世界のエアコン需要の推定について 2018 年 4 月一般社団法人日本冷凍空調工業会日本冷凍空調工業会ではこのほど 2017 年までの世界各国のエアコン需要の推定結果をまとめましたのでご紹介します この推定は 工業会の空調グローバル委員会が毎年行なっているもので 今回は 2012 年から 20

1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7%

第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2017 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 7,006 億円 ( 前年比 27.4% 増 ) で前年より増加し 4 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等であった 2017 年の九州の自動車生産台数

知的財産権の権利活用 ~警告から訴訟まで

平成 24 年 11 月 21 日財務省沖縄地区税関 管内貿易統計 ( 速報 ) 平成 24 年 10 月分 ( 単位 : 百万円 %) 24 年 10 月分 23 年 10 月分前年同月比全国比 24 年 1~10 月累計 23 年 1~10 月累計前年同期比全国比 輸出 2,978 3,392

ビール系飲料の輸入

PowerPoint プレゼンテーション


Microsoft PowerPoint 医療機器ビジョン添付資料(差し替え)

対中国における輸出入総額の推移を見てみると 1990 年頃より増加が目立ち始め ここ数年は微増傾向となっています 特徴的なのはリーマン ショックの影響が大きかった 2009 年において 対世界の輸出入総額の減少と比較して 対中国は減少の程度が少なかったことが伺えます この年の貿易額は 全国で 33.

I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

財務省貿易統計

2 項等 ). 他方, 消費者が 偽物と知らず に購入するケースも存在する. 加えて, 偽ブランド品は真正商品 c ( いわゆる正規品 ) を汚染するために, 真正商品を販売する事業者の利益保護の観点からも, インターネットを介した偽ブランド品の流通は厳しく規制されるべきであろう. そのような背景も

Microsoft PowerPoint TPP11™Ÿ“ì„€.pptx

第 3 章九州の産業別貿易動向 1. 自動車 自動車の部分品 2016 年の九州の自動車輸出額は 1 兆 3,346 億円 ( 前年比 15.6% 増 ) と 3 年連続の増加となった 輸出先は 米国が最も多く 次いで中国 アラブ首長国連邦等となっている 2016 年の九州の自動車生産台数は 135

2016 年 5 月 25 日 JETRO アセアン知財動向報告会 ( 於 :JETRO 本部 ) ASEAN 主要国における 司法動向調査 TMI 総合法律事務所シンガポールオフィス弁護士関川裕 TMI 総合法律事務所弁理士山口現

参考資料 第 1 回メディア ソフト研究会参考資料 平成 21 年 11 月 20 日 総務省情報通信政策研究所調査研究部

(9) 商法 会社法 (10) 民事執行法 (11) 民事保全法 5 前各号に掲げる科目のほか次に掲げる科目のうち 受検者が選択するいずれか一の科目イ特許専門業務 A 戦略 A-1 知的財産戦略 B 管理 B-1 法務 C 創造 ( 調達 ) C-1 情報 調査 知的財産戦略に関し 次に掲げる事項に

Microsoft Word - フランス自転車市況-2011.doc

「知的財産推進計画2 0 1 7 」策定に係る検討課題に関する意見書

<4D F736F F D204E45444F D E836782C982A882AF82E9926D8DE0837D836C AEE967B95FB906A91E63494C BD90AC E398C8E323593FA89FC92F9816A>

港別輸出シェア平成 29 年 1 月 8 月の全国における輸出金額の港別順位を見てみると 横浜税関管内では横浜港が第 2 位 ( 数量 18.8% 金額 20.5%) 川崎港が第 4 位 ( 数量 10.7% 金額 12.4%) 木更津港が第 6 位 ( 数量 5.6% 金額 4.8%) 日立港が第

鹿児島県観光動向調査 鹿児島県 PR 観光戦略部観光課 平成 31 年 3 月の観光客の動向 1 概要平成 31 年 3 月における調査対象ホテル 旅館 76 施設の宿泊客数 ( 宿泊延べ人員 ) は 合計 309,924 人で 前年同月比 4.1% 減となった このうち外国人は 41,123 人で

図 3. 新規 HIV 感染者報告数の国籍別 性別年次推移 図 4. 新規 AIDS 患者報告数の国籍別 性別年次推移 (2) 感染経路 1 HIV 感染者 2016 年の HIV 感染者報告例の感染経路で 異性間の性的接触による感染が 170 件 (16.8%) 同性間の性的接触による感染が 73

お知らせ 平成 27 年 2 月 2 日 公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー 平成 26 年 12 月外国人客宿泊状況調査 の発表について ( 公財 ) 京都文化交流コンベンションビューローでは 京都市内 25 ホテルの協力 を得て月別 国籍別宿泊外国人の状況調査を行っております 平成

ビール系飲料の輸入

5 トピック 名古屋市におけるベトナム人住民およびネパール人住民 外国人住民の増加数全体に占めるベトナムとネパール両国籍の住民増加数は 56.9% を占め ました 増加が顕著な両国籍について取り上げます (1) ベトナム人住民 ( 第 4 表 第 4 表の2 第 4 表の3 第 4 表の4 第 4

Transcription:

報道発表 ( 速報 ) 23 年 9 月 6 日 名古屋税関 半年で差止点数が前年実績を超える ~ 23 年 1 月から 6 月までの名古屋税関における知的財産侵害物品の差止状況 ~ 名古屋税関は 23 年 1 月から 6 月までの管内における偽ブランド品等の知的 財産侵害物品の差止状況をまとめましたのでお知らせします 差止点数は半年実績で過去最高! 71,905 点 22 年の年間実績を超過 ヒット商品に便乗した靴類の差止めが前年から引き続き増加 来の知的財産侵害物品の差止シェアは約 80% 差止件数及び点数 輸入差止件数は 829 件であり 前年同期に比べ 12.2% の減少 輸入差止点数は 71,905 点に上り 前年同期に比べて 54.1% 増となり 前年一年間の輸入差止点数を超えた 品目別 商標権を侵害するバッグ類の差止めが減少する一方 商標権を侵害する靴類の差止めが前年から引き続き増加しており ヒット商品に便乗した商品の差止めが増加している 輸送形態別 輸送形態別でみると 郵便物が全体の件数の 88.1% を占めており 前年同期の 93.6% という数字からも 引き続き 郵便により輸入しようとしている傾向が見られる なお 差止件数全体において一般貨物が占める割合は低いものの 靴類の差止めが増加したことを受けて 一般貨物の差止件数は増加した ( 前年同期比 65.0% 増 ) 1

仕出国別 来の知財侵害物品の差止件数は 660 件であり 仕出国別の構成比では 前年に続き全体の 8 割 (79.6%) を占めるに至っている 一方 2 位の来が構成比 9.0% 3 位の来が同 4.9% を占めるにとどまっており 来への一極化の傾向にあると言える なお 前年同期 2 位であった来は 3.5% を占めるにとどまり4 位となった 2

23 年 1 月から 6 月の名古屋税関における知的財産侵害物品の差止状況 ( 詳細 ) 23 年 1 月から 6 月までの名古屋税関における知的財産侵害物品の輸入差止件数は 829 件で前年同期と比較して 12.2% の減少したものの半年では前年同期の 944 件に次ぐ 2 番 目の件数であり 引き続き高水準である 輸入差止点数は 71,905 点で前年同期と比較して 54.1% 増加し 半年で前年の実績 (71,704 点 ) を上回った これは 1 日平均で約 400 点の知的財産侵害物品の輸入を差し止めている ことになる 点数の増加については からの 靴類 ( 商標権侵害 ) が増加したことによるものであ る 知的財産侵害物品の輸出差止件数はなかった ( 注 ) 差止件数 及び 差止点数 は 税関が差し止めた知的財産侵害物品に係る一般貨物及び郵便物の件数及び点数をそれぞれ計上したものである 知的財産侵害物品の輸入差止実績 ( 20 年 ~ 23 年 ) 1,800 件数点数 ( 百点 ) 1,600 1551 1,400 1,200 1226 1352.45 1330 1,000 944 800 721.81 717.04 829 719.05 600 466.64 400 200 0 20 年 21 年 22 年 22 年 23 年 3

仕出国 ( 地域 ) 別輸入差止実績 輸入差止件数は 来が 660 件 ( 構成比 79.6% 前年同期比 13.8% 減 ) と前年同期の実績を若干下回ったものの 引続き高水準にある 次いで来が 75 件 ( 同 9.0% 102.7% 増 ) 来が 41 件 ( 同 4.9% 192.9% 増 ) となった 前年 2 位の来の差止件数は 29 件 ( 同 3.5% 73.1% 減 ) と減少し 4 位となった 輸入差止点数は 来が 54,278 点 ( 構成比 75.5% 前年同期比 27.5% 増 ) と増加し 次いで台湾来が 8,594 点 ( 同 12.0% 498.5% 増 ) 来が 6,234 点 ( 同 8.7% 409.3% 増 ) となった 件数 点数とも来の構成比は高止まりしており 来への一極化の傾向にあると言える 仕出し別上位 5 か国 ( 地域 ) の差止件数構成比の推移表 上段 : 国 ( 地域 ) 名下段 : 構成比 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 ( ) 1 66.0% 52.7% 60.8% 46.3% 60.0% 74.0% 72.3% 86.1% 86.1% 80.1% 79.6% 2 14.2% 17.2% 19.8% 26.5% 26.3% 4.7% 8.7% 4.7% 4.9% 9.9% 9.0% 3 12.1% 11.3% 8.4% 15.9% 6.4% 3.2% 6.9% 3.3% 4.5% 5.1% 4.9% 4 2.1% 4.9% 6.6% 7.4% 2.8% 13.1% 5.5% 3.2% 1.7% 2.2% 3.5% 5 台湾 2.1% 4.9% 1.8% 1.9% 1.9% 2.5% 5.2% 1.2% 1.5% 1.7% 1.1% 4

知的財産別輸入差止実績 輸入差止件数は 例年同様 偽ブランド品などの商標権侵害物品が 764 件 ( 構成比 91.2% 前年同期比 18.3% 減 ) で全体の大半を占め 次いでキャラクターグッズ等の著作権侵害物品が 66 件 ( 同 7.9% 725.0% 増 ) となった 輸入差止点数は 著作権侵害物品が 32,087 点 ( 構成比 44.6% 前年同期比 119.8% 増 ) 次いで商標権侵害物品が 32,069 点 ( 同 44.6% 46.7% 増 ) となり これらで全体の 89.2% を占めている 著作権侵害物品 商標権侵害物品の差止点数が大幅に増加したほか 前年は実績のなかった特許権侵害物品 不正競争防止法違反物品の差し止めがあった 知的財産差止実績構成比の推移 ( 件数ベース ) ( 22 年 ) ( 23 年 ) 意匠権 0.3% 著作権 0.8% 特許権 0.0% その他 0.0% 意匠権 0.7% 著作権 7.9% 特許権 0.1% その他 0.1% 商標権 98.8% 商標権 91.2% 知的財産差止実績構成比の推移 ( 点数ベース ) ( 22 年 ) ( 23 年 ) 特許権 0.0% その他 0.0% 意匠権 0.5% その他 0.0% 意匠権 21.9% 商標権 46.9% 特許権 10.3% 商標権 44.6% 著作権 31.3% 著作権 44.6% ( 注 ) 四捨五入しているため 品目毎の構成比の合計が 100% とならない場合がある 5

品目別輸入差止実績 輸入差止件数は ハンドバッグや財布などのバッグ類が 379 件と全体の 33.8% を占め 次いで靴類が 179 件 ( 構成比 16.0%) 衣類が 131 件 ( 同 11.7%) となった 輸入差止点数は サンダルを含む靴類が 15,022 点と全体の 20.9% を占め 次いで魔法瓶を含む家庭用雑貨が 7,737 点 ( 構成比 10.8%) アクセサリーパーツを含む身辺細貨類が 5,587 点 ( 同 7.8%) となった 品目別差止実績構成比の推移 ( 件数ベース ) ( 22 年 ) ( 23 年 ) 眼鏡類 付属品 3.2% 時計類 6.2% キーケース類 7.6% 靴類 8.3% その他眼鏡類 付属その他 18.3% 品 19.4% バッグ類 4.1% 33.8% 衣類 10.3% バッグ類 46.6% ベルト 4.9% 時計類 4.9% コンピュータ製品 5.3% 衣類 11.7% 靴類 16.0% ( 注 ) 四捨五入しているため 品目毎の構成比の合計が 100% とならない場合がある 品目別差止実績構成比の推移 ( 点数ベース ) ( 22 年 ) ( 23 年 ) 家庭用雑貨 21.7% 靴類 20.9% その他 41.8% 身辺細貨類 11.9% その他 45.3% 家庭用雑貨 10.8% 靴類 7.4% 身辺細貨類 7.8% 携帯電話 付属品 0.5% 電気製品 4.1% 医薬品 4.4% バッグ類 5.6% 携帯電話 付属品 2.4% 玩具類 2.9% 衣類 3.1% バッグ類付属品 7.0% ( 注 ) 四捨五入しているため 品目毎の構成比の合計が 100% とならない場合がある 6

輸送形態別輸入差止実績 輸入差止件数は 郵便物が 730 件 ( 構成比 88.1%) 一般貨物が 99 件 ( 同 11.9%) となった 前年同期と比較すると郵便物が 17.4% 減少し 一般貨物が 65.0% 増加した 輸入差止点数は 郵便物が 25,602 点 ( 構成比 35.6%) 一般貨物が 46,303 点 ( 同 64.4%) となった 前年同期と比較すると郵便物が 82.7% 一般貨物が 41.8% と共に増加した 郵便物が占める比率は 件数では前年同期 ( 構成比 93.6%) をやや下回っているが 点数では増加している これは 著作権を侵害する大量のアクセサリーパーツが差し止められた事例があったことによる 輸送形態別差止実績の推移 ( 件数ベース ) ( 22 年 ) ( 23 年 ) 一般貨物 6.4% 一般貨物 11.9% 郵便物 93.6% 郵便物 88.1% 輸送形態別差止実績の推移 ( 点数ベース ) ( 22 年 ) ( 23 年 ) 郵便物 30.0% 郵便物 35.6% 一般貨物 70.0% 一般貨物 64.4% ( 注 ) 四捨五入しているため 品目毎の構成比の合計が 100% とならない場合がある 7

23 年 1 月から 6 月の名古屋税関における知的財産侵害物品の差止状況 ( 資料 ) 1. 仕出国 ( 地域 ) 別輸入差止実績 ( 件数 ) 20 年 21 年 22 年 22 年 23 年 前年同期比 構成比 1,055 1,145 1,242 766 660 86.2% 79.6% 40 60 79 37 75 202.7% 9.0% 58 23 34 14 41 292.9% 4.9% 39 65 154 108 29 26.9% 3.5% 15 20 27 12 9 75.0% 1.1% シンガポール 3 0 1 0 6 全増 0.7% マレーシア 0 1 2 1 3 300.0% 0.4% 米国 6 3 3 2 2 100.0% 0.2% 台湾 0 2 4 1 1 100.0% 0.1% ベトナム 1 1 0 0 1 全増 0.1% 上記以外の国 9 10 5 3 2 66.7% 0.2% 合計 1,226 1,330 1,551 944 829 87.8% 100.0% ( 注 1) 本表は仕出国 ( 地域 ) ベースであり 原産国 ( 地域 ) を示すものではない ( 注 2) 件数は 侵害物品に係る一般輸入貨物及び輸入郵便物の件数を計上している 8

2. 仕出国 ( 地域 ) 別輸入差止実績 ( 点数 ) 20 年 21 年 22 年 22 年 23 年 前年同期比 構成比 119,374 65,604 57,380 42,567 54,278 127.5% 75.5% 台湾 0 201 2,339 1,436 8,594 598.5% 12.0% 639 1,318 3,674 1,224 6,234 509.3% 8.7% 14,061 3,008 4,660 730 1,636 224.1% 2.3% 230 881 845 433 583 134.6% 0.8% シンガポール 52 0 1 0 330 全増 0.5% 390 589 838 254 176 69.3% 0.2% ペルー 0 0 0 0 30 全増 0.0% マレーシア 0 2 1,932 1 21 2100.0% 0.0% 米国 181 183 17 10 17 170.0% 0.0% 上記以外の国 318 395 18 9 6 66.7% 0.0% 合計 135,245 72,181 71,704 46,664 71,905 154.1% 100.0% ( 注 1) 本表は仕出国 ( 地域 ) ベースであり 原産国 ( 地域 ) を示すものではない ( 注 2) 点数は 侵害物品に係る一般輸入貨物及び輸入郵便物の点数を計上している 9

不正競争防止法違反物品3. 知的財産別輸入差止実績 上段 : 件数下段 : 点数 20 年 21 年 22 年 22 年 23 年 前年同期比 構成比 特許権 3 3 0 0 1 全増 0.1% 561 16,484 0 0 7,416 全増 10.3% 実用新案権 意匠権 10 8 13 3 6 200.0% 0.7% 22,226 8,150 10,622 10,200 332 3.3% 0.5% 商標権 1,208 1,293 1,527 935 764 81.7% 91.2% 102,181 41,706 43,673 21,863 32,069 146.7% 44.6% 著作権 11 31 21 8 66 825.0% 7.9% 10,276 5,841 17,409 14,601 32,087 219.8% 44.6% 著作隣接権 育成者権 周知表示混同惹起品 1 0 0 0 1 全増 0.1% 1 0 0 0 1 全増 0.0% 著名表示冒用品 形態模倣品 合計 1,226 1,330 1,551 944 829 87.8% 100.0% 135,245 72,181 71,704 46,664 71,905 154.1% 100.0% ( 注 1) 件数 点数は 侵害物品に係る一般輸入貨物及び輸入郵便物の件数 点数を計上している ( 注 2) 1 事案で複数の知的財産侵害に当たるものがあるため 知的財産ごとの件数の合計と合計欄の件数は一致しない ( 注 3) 著作隣接権とは 著作物の創作者ではないが 著作物の伝達に重要な役割を果たしている実演家 レコード製作者 放送事業者 有線放送事業者に認められた権利である 10

4. 品目別輸入差止め実績 ( 件数 ) 20 年 21 年 22 年 22 年 23 年 前年同期比 構成比 バッグ類 758 857 906 602 379 63.0% 33.8% 靴類 96 126 208 107 179 167.3% 16.0% 衣類 116 136 241 133 131 98.5% 11.7% コンピュータ製品 6 9 36 16 59 368.8% 5.3% 時計類 174 165 123 80 55 68.8% 4.9% ベルト類 61 82 66 35 55 157.1% 4.9% 眼鏡類及び付属品 25 44 83 41 46 112.2% 4.1% キーケース類 128 161 139 98 45 45.9% 4.0% 身辺細貨類 10 23 51 28 37 132.1% 3.3% 携帯電話及び付属品 17 40 57 29 33 113.8% 2.9% 医薬品 75 63 34 14 17 121.4% 1.5% 帽子類 24 28 10 6 12 200.0% 1.1% 布製品 5 4 10 8 12 150.0% 1.1% 電気製品 0 3 40 21 9 42.9% 0.8% 自動車及び付属品 1 4 16 4 7 175.0% 0.6% 上記以外の品目 90 90 112 69 46 66.7% 4.1% 合計 1,226 1,330 1,551 944 829 87.8% 100.0% ( 注 1) 件数は 侵害物品に係る一般輸入貨物及び輸入郵便物の件数を計上している ( 注 2)1 事案で複数の品目を含んだものがあるため 品目ごとの件数の合計と合計欄の件数は一致しない 11

5. 品目別輸入差止め実績 ( 点数 ) 20 年 21 年 22 年 22 年 23 年 前年同期比 構成比 靴類 3,703 5,260 9,302 3,457 15,022 434.5% 20.9% 家庭用雑貨 - 16,439 10,199 10,112 7,737 76.5% 10.8% 身辺細貨類 260 502 11,542 5,533 5,587 101.0% 7.8% バッグ類付属品 3,577 1,483 333 332 5,000 1506.0% 7.0% 衣類 3,231 2,406 3,215 1,379 2,218 160.8% 3.1% 玩具類 1,834 9 61 61 2,062 3380.3% 2.9% 携帯電話及び付属品 166 368 2,846 1,494 1,713 114.7% 2.4% 医薬品 4,322 4,725 5,348 2,034 1,348 66.3% 1.9% バッグ類 5,174 4,138 4,009 2,620 1,347 51.4% 1.9% 電気製品 0 1,337 2,014 1,746 1,204 69.0% 1.7% 布製品 21 9 93 68 943 1386.8% 1.3% コンピュータ製品 913 1,368 2,047 1,341 815 60.8% 1.1% 自動車及び付属品 26 250 437 43 268 623.3% 0.4% 眼鏡類及び付属品 230 237 367 177 254 143.5% 0.4% 帽子類 529 1,817 467 444 204 45.9% 0.3% 上記以外の品目 111,259 31,833 19,424 15,823 26,183 165.5% 36.4% 合計 135,245 72,181 71,704 46,664 71,905 154.1% 100.0% ( 注 1) 点数は 侵害物品に係る一般輸入貨物及び輸入郵便物の点数を計上している ( 注 2) 家庭用雑貨 については 20 年まで 上記以外の品目 としていたが 21 年から新たな品目として追加した 12

6. 輸送形態別輸入差止実績 上段 : 件数下段 : 点数 20 年 21 年 22 年 22 年 23 年 前年同期比 構成比 1,148 1,263 1,432 884 730 82.6% 88.1% 郵便物 2,296 36,328 31,186 14,010 25,602 182.7% 35.6% 4,592 67 119 60 99 165.0% 11.9% 一般貨物 8,036 35,853 40,518 32,654 46,303 141.8% 64.4% 1,226 1,330 1,551 944 829 87.8% 100.0% 合計 135,245 72,181 71,704 46,664 71,905 154.1% 100.0% ( 注 ) 件数 点数は 侵害物品に係る一般輸入貨物及び輸入郵便物の件数 点数を計上している 13