認可保育所の整備について

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2 3 階施設 建築基準法第 2 条第 9 号の2に規定する耐火建築物又は同条第 9 号の3に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が1 以上設けられていること 区分施設又は設備 1 建築基準法施行令第 123 条

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

資料2 保育所における屋外階段設置要件について

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(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

三法第三十四条の十六第一項の規定により 同条第二項第一号及び第二号に掲げる事項以外の事項について市町村が条例を定めるに当たって参酌すべき基準この省令に定める基準のうち 前二号に定める規定による基準以外のもの 2 設備運営基準は 市町村長 ( 特別区の長を含む 以下同じ ) の監督に属する家庭的保育事

(7) 居宅訪問型保育事業法第 6 条の3 第 11 項に規定する居宅訪問型保育事業をいう (8) 事業所内保育事業法第 6 条の3 第 12 項に規定する事業所内保育事業をいう (9) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう ( 最低基準の目的

第 6 条家庭的保育事業者等は 利用乳幼児の人権に十分配慮するとともに 一人ひとりの人格を尊重して その運営を行わなければならない 2 家庭的保育事業者等は 地域社会との交流及び連携を図り 利用乳幼児の保護者及び地域社会に対し 当該家庭的保育事業等の運営の内容を適切に説明するよう努めなければならない

(7) 居宅訪問型保育事業法第 6 条の3 第 11 項に規定する居宅訪問型保育事業をいう (8) 事業所内保育事業法第 6 条の3 第 12 項に規定する事業所内保育事業をいう (9) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう ( 最低基準の目的

により 心身ともに健やかに育成されることを保障するものとする ( 最低基準の向上 ) 第 4 条市長は 和光市子ども 子育て支援会議条例 ( 平成 25 年条例第 16 号 ) 第 1 条に規定する和光市子ども 子育て支援会議の意見を聴き その監督に属する家庭的保育事業等を行う者 ( 以下 家庭的保

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芦屋市子ども・子育て会議運営規則

号 同条第 11 項第 2 号又は同条第 12 項第 2 号の規定に基づき保育が必要と認められる児童であって満 3 歳以上のものについて保育を行う場合にあっては 当該児童を含む 以下同じ )( 以下 利用乳幼児 という ) が 明るくて 衛生的な環境において 素養があり かつ 適切な訓練を受けた職員

保育所等との連携 第 6 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業を行う者 ( 以下 居宅訪問型保育事業者 という ) を除く 以下この条 第 7 条第 1 項 第 14 条第 1 項及び第 2 項 第 15 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 16 条並びに第 17 条第 1 項から第

千代田区家庭的保育事業等の認可に係る設備及び運営に関する基準を定める条例

総則 保育所等との連携 家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業を行う者 ( 以下 居宅訪問型保育事業者 という ) を除く 以下この項目 家庭的保育事業者等と非常災害 の 1 衛生管理等 の1 及び2 食事 の1 及び5 食事の提供の特例 利用乳幼児及び職員の健康診断 の1から3までの各項目にお

第 3 条市長は 児童の保護者その他児童福祉に係る当事者の意見を聴き その監督に属する家庭的保育事業等を行う者 ( 以下 家庭的保育事業者等 という ) に対し 最低基準を超えて その設備及び運営を向上させるように勧告することができる 2 市は 最低基準を常に向上させるように努めるものとする ( 最

2最低基準を超えて 設備を有し 又は運営をしている家庭的保育事業者等においては 最低基準を理由として その設備又は運営を低下させてはならない (家庭的保育事業者等の一般原則)第五条家庭的保育事業者等は 利用乳幼児の人権に十分配慮するとともに 一人一人の人格を尊重して その運営を行わなければならない

条例への委 任方法 本市の考え方 家庭的保育事 家庭的保育事業等において利用乳幼児の保育に従事する職員は 健全な心身を有し 豊か 参酌すべき 国と異なる基準とすべき特 業者等の職員 な人間性と倫理観を備え 児童福祉事業に熱意のある者であって できる限り児童福祉事業 基準 別な事情等もないため 国 の

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いう ) に対し 最低基準を超えて その設備及び運営を向上させるように勧告することができる 2 市は 最低基準を常に向上させるように努めるものとする ( 最低基準と家庭的保育事業者等 ) 第 4 条家庭的保育事業者等は 最低基準を超えて 常に その設備及び運営を向上させなければならない 2 最低基準

1 法人の概要 (1) 法人名 (2) 代表者職 氏名 (3) 主たる事務所の所在地 連絡先 住所 - 電話 - - FAX - - (4) 法人の事業内容 (5) 法人設立登記年月日 年月日 (6) 職員 ( 従業員 ) の状況 法人全体の職員 ( 従業員 ) 数について記載してください 総人数

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

厚生労働省令第61号家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準

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家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(平成26年厚生労働省令第61号)

認可保育所の整備について

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3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

平成 年第 回定例市議会提出議案

屋外広告物の撤去事務について

(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

私設保育施設 ( 認可外保育施設 ) 運営の手引き改訂版 かながわきんたろう 神奈川県では 乳幼児の保育を行なう施設で認可保育所以外のものを総称して私設保育施設と呼んでいます 私設保育施設については 児童福祉法により 事業所内の施設等を除き届出等が義務づけられているうえ 子どもの保育を行ううえで遵守

目 次 1 はじめに 小規模保育事業の概要について 実施事業者に関する基準について 施設基準について 施設の構造と非常災害に対する措置ついて 職員の配置関連等について 小規模保育の運営について

る危害防止に十分な考慮を払って設けられなければならない ( 保育所等との連携 ) 第 7 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業者を除く 以下この条 次条第 1 項 第 15 条第 1 項及び第 2 項 第 16 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 17 条 第 18 条第 1 項から

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建築基準法第85条第4項の仮設建築物の許可基準

1 0 人以下 ) 小規模保育事業所 C 型 ( 定員 6 人以上 乳児室又は ほふく室 保育室又は 遊戯室 屋外遊戯場 調理設備 便所 省令第 33 条第 2 号に定める面積 (0 1 歳児 1 人当たり 3.3 m2以上 ) を 保育に有効な面積として確保 すること 省令第 33 条第 5 号に

「運営規程」

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第2 令別表第1の取扱い

別表 独自基準の概要 項目国基準県条例本市条例 ( 案 ) 職員配置 ( 調理員 嘱託医 ) 規定なし 規定なし 調理員 嘱託医を必置とする ( ただし調理業務を委託又は外部搬入する場合は調理員不要 ) 嘱託医について 既存幼稚園が幼稚園型認定こども園の認定を受ける場合は 学校保健安全法で規定されて

静岡県規則第○号

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消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

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第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

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番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

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新潟市延長保育事業実施要綱の一部改正について

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

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第 6 内装制限 防火材料 地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律 ( 平成 11 年法律第 87 号 ) が平成 12 年 4 月 1 日に施行されたことに伴い これまでの建設省等の通達等の取扱いについては建築主事等 の執務上の取扱いによることとなった 1 防火材料 (1) 不燃材

2. 条例制定の方針 (1) 従うべき基準 及び 酌すべき基準 市が条例を定めるに際しては 定める内容ごとに 国が定める基準 に 従って あるいは 酌して 定めなければならない 府省令で定める基準に従って条例に規定するもの 従うべき基準 条例の内容を直接的に拘束する 必ず適合しなければならない基準で

1 はじめに尼崎市ではこれまで 保育所の分園設置等による定員枠の拡大や定員枠を超えての受け入れを実施するなど 入所児童数の拡大に努めてきましたが 女性の社会参加意識の高まりや働き方の多様化等により 待機児童がある状況です 平成 27 年 4 月施行の子ども 子育て支援新制度では 本市条例で定めている

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福井市地域活動支援センター事業実施業務委託仕様書 この仕様書は 福井市 ( 以下 委託者 という ) が委託する福井市地域活動支援センター ( 以下 セ ンター という ) 事業の実施業務に関して 受託者が履行するために必要な事項を定めるものとする 1 事業目的障害者の日常生活及び社会生活を総合的に

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別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

目次 Ⅰ 保育所を設置できる方 保育所の認可の申請に係る審査要件... 1 Ⅱ 運営方法 保育所の一般原則 保育乳幼児及び利用定員 保育時間 保育料 運営規程 報告及び立入調査等 特定教育

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条例解説6~11条

新潟市認可外保育施設補助金交付要綱

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- はじめに - この資料は 子ども 子育て支援新制度 の枠組みのもと 小規模保育事業の整備にあたって基本的な事項について要約したものです 小規模保育事業の整備をお考えの事業者の方は ご参考にしてください なお 記載内容は 作成日現在のものです 法令や予算の関係で 補助制度などは変更になる場合があり

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

1 茨城県認可外保育施設指導監督実施要項(H29.3)

鉄道建築ニュース用原稿 「シャッター」 070928   (社)日本シヤッター・ドア協会

Transcription:

平成 30 年度 資料 1 小規模保育事業 (A 型 B 型 ) 認可基準 1. 施設に関する基準 (1) 土地建物の所有形態 A 型 B 型共通 自己所有 賃貸等を問わない ただし 賃貸の場合は 保育が安定的にできるような賃貸借期間 ( 最低 10 年 ) 及び契約となっていること (2) 施設形態 A 型 B 型共通 1 保育専用施設であること 2 居宅を併設する施設にあっては 居宅内設備の共用について下記のとおりであること ( 共用を認めるもの ) ア玄関イホール ( 廊下を含む ) ( 共用を認めないもの ) ア乳児室またはほふく室 保育室または遊戯室 ( 以下 保育室等 という ) イ調理室 ( 調乳室を含む ) ウ便所エ手洗い場 ( 洗面所を含む ) オその他児童の適切な処遇や衛生 安全の確保に影響を与えるもの (3)2 階以上に保育室 遊戯室を設ける場合の施設建物の構造等 A 型 B 型共通 12 階施設 建築基準法( 昭和二十五年法律第二百一号 ) 第二条第九号の二に規定する耐火建築物又は同条第九号の三に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が一以上設けられていること 区分施設又は設備常用 1 屋内階段 2 屋外階段避難用 1 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 2 待避上有効なバルコニー 3 建築基準法第二条第七号の二に規定する準耐火構造の屋外傾斜路又はこれに準ずる設備 4 屋外階段 保育室等その他乳幼児が出入りし 又は通行する場所に乳幼児の転落事故を防止する設備が設けられていること 1/6

23 階施設 建築基準法( 昭和二十五年法律第二百一号 ) 第二条第九号の二に規定する耐火建築物又は同条第九号の三に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が一以上設けられていること 区分施設又は設備常用 1 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 2 屋外階段避難用 1 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 2 建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造の屋外傾斜路又はこれに準ずる設備 3 屋外階段 上記の施設及び設備が避難上有効な位置に設けられ かつ 保育室等の各部分からの歩行距離が 30m 以下となっていること 調理設備( 次に掲げる要件のいずれかに該当するものを除く 以下同じ ) 以外の部分と調理設備の部分が建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造の床若しくは壁又は建築基準法施行令第百十二条第一項に規定する特定防火設備で区画されていること この場合において 換気 暖房又は冷房の設備の風道が 当該床若しくは壁を貫通する部分又はこれに近接する部分に防火上有効にダンパーが設けられていること 1) スプリンクラー設備その他これに類するもので自動式のものが設けられていること 2) 調理用器具の種類に応じて有効な自動消火装置が設けられ かつ 当該調理設備の外部への延焼を防止するために必要な措置が講じられていること 壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを不燃材料でしていること 保育室等その他乳幼児が出入し 又は通行する場所に 乳幼児の転落事故を防止する設備が設けられていること 非常警報器具又は非常警報設備及び消防機関へ火災を通報する設備が設けられていること 34 階以上施設 建築基準法( 昭和二十五年法律第二百一号 ) 第二条第九号の二に規定する耐火建築物又は同条第九号の三に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が一以上設けられていること 区分施設又は設備常用 1 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 2 建築基準法施行令第百二十三条第二項各号に規定する構造の屋外階段 2/6

避難用 1 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 ( ただし 同条第一項の場合においては 当該階段の構造は 建築物の一階から保育室等が設けられている階までの部分に限り 屋内と階段室とは バルコニー又は外気に向かって開くことの出来る窓若しくは排煙設備 ( 同条第三項第一号に規定する国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものその他有効に排煙することができると認められるものに限る ) を有する付室を通じて連絡することとし かつ 同条第三項第二号 第三号及び第九号を満たすものとする ) 2 建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造の屋外傾斜路 3 建築基準法施行令第百二十三条第二項各号に規定する構造の屋外階段 上記の施設及び設備が避難上有効な位置に設けられ かつ 保育室等の各部分からの歩行距離が 30m 以下となっていること 調理設備( 次に掲げる要件のいずれかに該当するものを除く 以下同じ ) 以外の部分と調理設備の部分が建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造の床若しくは壁又は建築基準法施行令第百十二条第一項に規定する特定防火設備で区画されていること この場合において 換気 暖房又は冷房の設備の風道が 当該床若しくは壁を貫通する部分又はこれに近接する部分に防火上有効にダンパーが設けられていること 1) スプリンクラー設備その他これに類するもので自動式のものが設けられていること 2) 調理用器具の種類に応じて有効な自動消火装置が設けられ かつ 当該調理設備の外部への延焼を防止するために必要な措置が講じられていること 壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを不燃材料でしていること 保育室等その他乳幼児が出入し 又は通行する場所に 乳幼児の転落事故を防止する設備が設けられていること 非常警報器具又は非常警報設備及び消防機関へ火災を通報する設備が設けられていること (4) 施設建物の耐震基準 A 型 B 型共通 新耐震基準を満たし 耐震上問題がないこと ( 昭和 56.5.31 以前に建築確認済証が交付され着工した建物の場合は 耐震診断において問題ない建物であること または 耐震補強工事実施済みであること ) (5) 保育面積 A 型 B 型共通 乳児及び 1 歳児 1 人あたり 3.3 m2以上 2 歳児 1 人あたり 1.98 m2以上であること 保育面積は 内法面積からロッカーや手洗い等を除いた面積が有効面積となります (6) 保育室等 A 型 B 型共通 1 満 2 歳未満の乳幼児を利用させる場合には 乳児室またはほふく室を設けるとともに 乳児室内に調乳室を設けること ( 調理室との兼用可 ) また 乳児の保育を行う場所は 幼児の保育を行う場所と区画されていること 2 満 2 歳以上の幼児を利用させる場合には 保育室または遊戯室を設けること 3トイレ付属の手洗い設備とは別に 1か所以上保育施設内に手洗い設備を設けること 4 採光及び換気等に十分に配慮された施設建物であること 3/6

(7) 屋外遊戯場 A 型 B 型共通 施設の敷地内に 2 歳児 1 人あたり3.3m2以上の屋外遊戯場を設けること ただし 敷地内に屋外遊戯場を確保するのが困難な場合は 当該施設付近に屋外遊戯場に代わるべき公園 広場等 ( 代替園庭 ) があること 代替園庭は 児童が徒歩で無理なく行ける距離とし 遊具 水飲み場 トイレ等が設置されていることが望ましい (8) 調理室 A 型 B 型共通 調理室または調理設備を設けること また 保育室やトイレから区画され 安全性や衛生面で問 題ないこと (9) トイレ A 型 B 型共通 幼児専用トイレ ( 幼児用便器を 1 個以上 ) 及び職員用トイレを施設内に設置し トイレ付属の手 洗い設備を設けること (10) その他 A 型 B 型共通 1カーテン 敷物 建具等で可燃性のものについては防炎処理が施されていること 2 消火器及び非常警報器具を設けること 3 保護者等が送迎等による路上駐車をしない措置を講じることが望ましい ( 送迎用駐車場の設置等 ) 2 職員に関する基準 (1) 施設長 A 型 B 型共通 常勤職員で施設専任を基本とする ただし 保育従事者と兼ねることができる (2) 保育従事者数 A 型 B 型共通 乳児 3 人に1 人以上 1 歳児及び2 歳児 6 人につき1 人以上とし その算出した人数に1 人を加算した人数以上とすること これは基準上の最低必要数であるので シフトを作成するにあたっては実際の人員配置を想定した数を考慮すること 算出方法 1 2 歳児数 1/6( 小数点第 2 位以下切捨て )+0 歳児数 1/3( )+1 人 = 保育従事者必要数 ( 小数点第 1 位を四捨五入 ) (3) 有資格者配置 A 型 1 全員保育士であること ただし 1 人に限って保健師 看護師 准看護師でも可とする 2 保育従事者を常時複数配置とし 1/3 以上は常勤職員とすること B 型 1 現に保育に従事している者の2/3 以上が保育士であること ただし 保育従事者の必要数が 2 人の場合に限り保育士の有資格者を1/2 以上とすることができる また1 人に限って保健師 看護師 准看護師でも可とする 2 保育従事者を常時複数配置とし 1/3 以上は常勤職員とすること 3 保育士以外の保育従事者は 仙台市が指定する子育て支援員研修 ( 基礎研修 8 時間 専門研修 21 時間 実習 2 日以上 ) を修了すること 4/6

(4) 調理員 A 型 B 型共通 調理員を配置すること ただし 保育従事者数及び有資格者配置基準を遵守したうえで 保育従事者が兼任することができる ただし 施設内での調理業務を全部委託する場合 連携施設 ( 保育所 幼稚園 認定こども園 以下同じ ) または給食搬入施設 ( 同一の事業者 ( 事業者が法人である場合は系列の法人を含む ) が運営する他の小規模保育事業所 社会福祉施設または病院 以下同じ ) から食事を搬入する場合にあっては 調理員を配置しないことができる (5) 栄養士 A 型 B 型共通 栄養士を確保し ( 嘱託可 ) アレルギー児対応を含め 食事内容に係る相談 助言を行う体制を 設けること 調理員を兼ねることができる (6) 嘱託医 A 型 B 型共通 嘱託医を設定すること なお 連携施設から嘱託医による健康診断等に関する支援を受ける場合 は 嘱託医の設定は不要 3 食事の提供 A 型 B 型共通 1 利用する児童に対して 食事の提供を行うこと 2 食事を提供するときは 原則として 施設内で調理すること 3 調理業務を委託する場合は 保育所における調理業務の委託について ( 平成 10 年 2 月 18 日児発第 86 号厚生省雇用均等 児童家庭局長通知 ) の内容に留意すること 4 食事の提供にあたっては 円滑かつ適切に食事を提供できるよう連携施設等の栄養士に嘱託す ることにより アレルギー児対応を含め 食事内容に係る相談 助言を行う体制を設けること ( 連携施設または給食搬入施設において食事を調理 搬入し提供する場合を除く ) その場合 においては 設備運営基準第 32 条の 2 第 1 号から第 5 号に掲げる要件を満たすよう努めると ともに 連携施設または給食搬入施設が別の事業者が運営するものである場合は 委託する調 理業務に関する内容を明確にした協定書等を締結すること 4 健康診断等 A 型 B 型共通 1 利用する乳幼児に対して 入所時の健康診断及び 1 年に 2 回の定期健康診断を学校保健安全法 ( 昭和 33 年法律第 56 号 ) に規定する健康診断に準じて行うこと 2 職員に対し 採用時及び年 1 回以上の健康診断を実施すること 3 職員全員に対して毎月検便を実施すること 5 連携施設 A 型 B 型共通 利用乳幼児に対する保育が適正かつ確実に行われるとともに 小規模保育事業による保育の提供 の終了後も満 3 歳以上の児童に対して必要な教育又は保育が継続的に提供できるよう 連携施設を 適切に確保すること ただし 連携施設の設定が困難な場合には 平成 31 年度までの間 連携施 設を確保しないことができる 6 開所日及び開所時間 (1) 開所日 A 型 B 型共通 日曜祝祭日及び年末年始 (12 月 29 日 ~1 月 3 日 ) を除いた日 (2) 開所時間 A 型 B 型共通 基本開所時間は 11 時間を原則とします 5/6

7 経済的基盤 (1) 施設整備に必要な資金 A 型 B 型共通 施設整備費で 自己資金や寄付金 借入金などの確保が確実なこと また 借入金の償還財源が 確保されていること (2) 運営に必要な資金 A 型 B 型共通 小規模保育事業 (A 型 B 型 ) の年間事業費の 1/12 以上の資金を普通預金 定期預金等によ り保有していること 8 その他 A 型 B 型共通 労働基準法 ( 昭和 22 年法律第 49 号 ) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) その他関連する法 令を遵守すること 6/6