時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

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油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

はじめに 昭和 30 年代より エネルギー源が石炭から石油へと転換されるに従い 石油化学工業は急成長を遂げたが 昭和 40 年頃から石油コンビナート等に係る事故が相次いだ 昭和 49 年に岡山県倉敷市水島で発生した重油流出事故では 総合的な防災対策を早急に構ずる必要性が認識され 石油コンビナート等災

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

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緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月


(2) 異常現象と認識しているにもかかわらず 情報収集を行った後に通報することとなっている場合には 異常現象と認識した時点で通報する体制とすること (3) 従業員 ( 協力会社等の従業員を含む ) が異常現象の判断に迷うことにより通報が遅れるおそれのある場合には 異常現象の通報に関する教育 訓練の内

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

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防災業務計画 株式会社ローソン

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

うるま市消防本部は 事業所の事務所内に指揮本部を設置 出動部隊は当該指揮本部にて待機中 ( 発災タンクから約 800m の位置に消防活動上の警戒区域を設定 発災タンクから約 1km の事務所内に指揮本部を設置 また 発災タンクから約 150m の位置に現場指揮本部を設置 ) 2 大容量泡放射システム

Microsoft PowerPoint - 【参考配布】広域.pptx

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

東日本大震災を踏まえた課題と現状 コンビナート港湾における地震 津波対策検討会議 ( 国土交通省 経済産業省共同開催 ) コンビナート港湾における地震 津波対策について ( 抜粋 ) 2. コンビナート港湾における地震 津波対策に関する基本的考え方 ( 消防庁 経済産業省部分抜粋 ) コンビナート港

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

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大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

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第6章  特殊災害対策計画

中核給油所 小口燃料配送拠点における災害対応ガイドライン 都道府県石油組合用 資源エネルギー庁石油流通課 平成 25 年 6 月

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

第3編 災害応急対策

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H30雑踏事故防止通達(公表用)

大規模災害対策マニュアル

病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う

大津市避難所運営マニュアル

津波警報等の留意事項津波警報等の利用にあたっては 以下の点に留意する必要があります 沿岸に近い海域で大きな地震が発生した場合 津波警報等の発表が津波の襲来に間に合わない場合があります 沿岸部で大きな揺れを感じた場合は 津波警報等の発表を待たず 直ちに避難行動を起こす必要があります 津波警報等は 最新

第8章 災害復旧計画

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CONTENTS Vol.64 No.9 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~~~~~~~~

平成 28 年熊本地震における対応 平成 28 年熊本地震 ( 前震 :4/14 本震 :4/16) において 電力 ガス等の分野で供給支障等の被害が発生 関係事業者が広域的な資機材 人員の融通を実施するなど 迅速な復旧に努めた結果 当初の想定よりも 早期の復旧が実現 また 復旧見通しを早い段階で提

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

対応すべき行動_0921

別紙 1 防災訓練結果報告の概要 1. 訓練の目的本訓練は 核物質管理センター六ヶ所保障措置センター原子力事業者防災業務計画第 2 章第 5 節第 2 項 防災訓練 に基づき 原子力災害を想定した総合訓練を実施することで 原子力防災組織が有効に機能することを確認する 訓練後は訓練モニターの評価結果

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

1 首都直下地震の概要想定震度分布 (23 区を中心として震度 6 強の想定 ) 首都直下地震 想定震度分布 出典 : 中央防災会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 首都直下地震の被害想定と対策について ( 最終報告 ) ( 平成 25 年 12 月 ) 2

目  次

目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

果 資料 2-3 特定防災施設及び防災資機材等の地震 津波対策に関する基本的な考え方 ( 案 ) 資料 2-4 地震に係る対応策( 案 ) 資料 2-5 津波に係る対応策 ( 案 ) 及び参考資料 2-2 宮城県沿岸における海岸堤防高さの設定について平成 23 年 9 月 9 日宮城県沿岸域現地連絡

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先行的評価の対象とするユースケース 整理中. 災害対応に関するユースケース. 健康に関するユースケース. 移動に関するユースケース. 教育に関するユースケース. 小売 物流に関するユースケース 6. 製造 ( 提供した製品の保守を含む ) に関するユースケース 7. 農業に関するユースケース 8.

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○福岡県警察交通管制要綱の制定について(通達)

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Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

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防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

Microsoft Word 最終【資料-4】.docx

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

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国土技術政策総合研究所 研究資料

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

平成 19 年 7 月 20 日付, 経済産業大臣からの指示文書 平成 19 年新潟県中越沖地震を踏まえた対応について ( 指示 ) ( 平成 原第 1 号 ) に基づき, 浜岡原子力発電所 ( 以下, 発電所 という ) における自衛消防体制の強化ならびに迅速かつ厳格な事故報告体

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

消火活動のため 消防自動車隊を中心とする消火班をはじめ 避難誘導班や救護班からなる自衛消防 隊を組織しており 夜間休日においても 11 名以上が初期消火活動にあたることにしています 火災が起こった場合 まず火災感知器の感知等により中央制御室の当直長 ( 常駐 ) に連絡が入ります 当直長は 発電所内

3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

( 災害医療調整本部の所管事務 ) 第 4 条災害医療調整本部は 次の事務をつかさどる (1) 全県域を対象とした医療資源の配置調整及び患者搬送調整に関すること (2) 国や他都道府県等に対する医療支援の要請及び受入れと その派遣調整に関すること (3) 地域災害医療対策会議の支援に関すること (4

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

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PowerPoint プレゼンテーション

リスク調査報告書(サンプル)

(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

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津波に対する水門 陸閘等の操作指針について 1. 目的 本指針は, 水門 陸閘等に関して, 海岸, 河川, 港湾, 漁港等の管理者 ( 以下 施設管理者 という ) と現場操作員が平常時及び津波発生時に実施すべき事項や, 施設に関する閉鎖基準等及び配備体制などの基本的な方針を定め, 本県沿岸に襲来す

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

L アラート ( 災害情報共有システム ) の概要 1 情報発信 情報伝達 地域住民 市町村 災害時の避難勧告 指示 お知らせ等 収集 フォーマット変換 配信 テレビ事業者 システム接続 ケーブル地上波 デジタル TV データ放送など ( テキストで表示 ) 情報閲覧 入力 防災情報 お知らせ等 都


東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

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資料番号 6-1 3.1 地震に起因する標準災害シナリオ ( 平成 26 年度検討会報告書 ) (1) 災害概要マグニチュード8.2の地震が発生し A 石油コンビナート等特別防災区域では 震度 6 強を観測する その後 大津波警報が発表され A 石油コンビナート等特別防災区域の各事業所では緊急停止措置等を実施後 従業員の避難を実施する 地震発生から3 日後 津波警報が解除され A 石油コンビナート等特別防災区域の B 事業所が 構内の点検を実施していたところ 取出配管の破損による重油の漏えいを発見したことから 防除活動を実施する 防除活動を完了後 震度 5 強の余震が発生し B 事業所構内の浮き屋根式屋外貯蔵タンク ( 貯蔵物質 : 原油 ) において火災が発生する この火災は当初リム火災であったが 地震の影響による消防力の不足 固定泡消火設備の不調等のため効果的な消火活動ができず リング火災 全面火災へと進展する その後 ボイルオーバーの発生による火勢拡大も見られるが 広域消防応援隊 緊急消防援助隊等の出動 大容量泡放射システムを活用した消火活動等により鎮火に至る (2) その他補足事項地震発生 3 日目について 1 すでに道府県内消防応援隊 緊急消防援助隊 自衛隊等が派遣されており 被災各地における消火 救助活動等に従事している 2 周辺住民は各避難所に避難を実施している 3 防災本部には防災本部要員のすべてが参集を完了している 17

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速やかに防災本部として機能を発揮できる体制としているか 地震に起因する石油コンビナート災害の場合 災害の態様は複合的なものとなっており 防災本部の機能は 人員及び施設等の被害状況を確認 点検 災害対策基本法に基づく道府県災害対策本部の一部に位置づけられることが考えられる 被害状況 点検結果等をに報告 災害対応可能な体制とした旨を各関係機関に伝達しているか 発災事業所からの報告内容を防災本部 市等に伝達 図面 資料 ホワイトボード等防災本部の運営に必要な資機材を準備しているか 道府県 ( 防災本部 ) 防災本部の体制整備 無線 電話等の関係機関等との連絡を取るための手段を確保しているか 防災本部要員の参集要請 各関係機関等との連絡調整 災害の記録等の担当者を指名しているか 情報収集及び記録を開始 石油コンビナートに係る災害の状況を集約できる体制になっているか 現地防災本部の設置準備 災害の状況 今後の進展等を可能な限り正確に把握することにより 必要な資源や防災本部要員の参集等を 適切に判断することが可能となる 防災本部要員の早期参集を関係機関に要請しているか 上空からの情報を得るため 防災ヘリコプターの出動を指示しているか 今後の災害の進展を考慮し 現地防災本部の設置準備を行っているか 9:02 大津波警報発表 道府県 ( 防災本部 ) 大津波警報の発表を市等に伝達 大津波警報の発表を受信後 速やかに各関係機関等に伝達しているか (0:02) 避難状況の把握 予想される津波の高さにより 避難勧告等の対象となる地域を的確に把握しているか また 緊急消防援助隊の派遣要請準備 ( 受援準備 連絡要員の確保等を含 が行う避難勧告及びその後の避難状況を随時把握しているか む ) 道府県災害対策本部が把握するべき内容であるが 防災本部においても知っておく必要がある 防災行政無線 広報車等を活用した周辺住民等に対する避難勧告 特定事業所の被災状況 その職員の避難等の状況を随時把握しているか 周辺海域航行中の船舶等に対する大津波警報発表の情報伝達 避難勧告の対象となる地域全体の避難状況として 道府県災害対策本部での把握となることが考えられる 特定事業所 荷役中のタンカーの緊急出港措置 震源 震度情報から広域災害を想定し 緊急消防援助隊の派遣要請準備を行っているか 施設等の停止措置 緊急消防援助隊の受援準備及びそのための連絡要員の確保等を行っているか 防潮扉等の閉止 従業員等の避難 10:30 津波来襲 特定事業所 津波来襲による被害の把握 ( 屋外貯蔵タンクの浮き屋根からの溢流の状況 油の ( 津波の来襲以降 ) (1:30) ( 津波により浮き屋根式屋外 滞留 沈降等を確認 また 溢流した浮き屋根式屋外貯蔵タンクの油種等を確認 関係機関との情報共有を図り 被害状況 住民等の避難状況 医療機関情報等の把握に努めて 貯蔵タンク数本から油が溢 し状況の評価を行う ) いるか 流 ) 津波来襲による被害の把握道府県 ( 防災本部 ) 津波来襲による被害の把握( 住民や特定事業所の従業員は避難していることを踏まえ調査を行う ) 特に情報の入ってこない等にあっては 甚大な被害が発生している恐れがあることに留意する必要がある 被害状況及び災害の発生状況等の把握にあたり 防災ヘリコプター( 緊急消防援助隊のヘリコプターを含む ) 高所カメラ メディア( テレビ ラジオ等 ) 等を活用しているか 特に メ ディア等による情報が入ってこない地域への配慮がなされているか 災害の状況を早期に把握するためには 関係機関とのやりとりだけでなく あらゆる方法を用いて多角的に 情報収集を実施することが必要となる 津波警報解除後の活動等を踏まえ 自衛隊 緊急消防援助隊等の派遣要請を行っているか 被害状況を把握するため 防災ヘリコプター ( 緊急消防援助隊のヘリコプターを含む ) 高所 カメラ等を活用しているか 津波警報発令中においては 現場に近づくことが困難な場合が想定されるため 航空機等による情報収集は 有効な手段である 18

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 3 日目 12:00 津波警報解除 道府県 ( 防災本部 ) 津波警報の解除を市等に伝達 津波警報の解除を受信後 速やかに各関係機関に伝達しているか (51:00) 津波による被害の状況を国に報告 関係機関に伝達 津波による被害の状況等を把握し 速やかに国に報告しているか 被害状況の把握 防災本部要員を通じ 各関係機関が把握する被害状況 活動状況等を把握しているか 特定事業所 溢流した屋外貯蔵タンクの対応策をと検討 施設等の点検を開始 溢流した屋外貯蔵タンクの対応策を特定事業所と検討 屋外貯蔵タンクの被害状況を防災本部に報告 12:20 危険物の漏えい 海上流出 異常現象発生の通報 危険物の漏えい 海上流出事故の発生及び状況等を把握し 速やかに国に報告しているか (51:20) ( 施設等の点検を実施中の特 防除活動を開始 防災本部要員を通じ 危険物の漏えい 海上流出事故の発生及び状況等を各関係機関と共有し 定事業所従業員が取出配管の 事業所災害対策本部を設置 ているか ( 海上流出については 特に及び地方整備局等の港湾管理 海上の環境 破損により重油が漏えい 海上 異常現象の発生を防災本部 等に伝達 保全等に係る機関への速やかな情報提供が必要 ) へ流出しているのを発見す 道府県 ( 防災本部 ) 異常現象の発生を国に報告 関係機関に伝達 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか る ) 災害状況 対応状況等の把握 巡視艇の出動 12:50 (51:50) オイルフェンスの展張 漏えい危険物の回収等 巡視艇が周辺海域に到着 オイルフェンスの展張 漏えい危険物の回収等 14:00 防除活動完了 防除活動の完了をに報告 防除活動が完了したことを国に報告しているか (53:00) 防災本部要員を通じ 防除活動が完了したことを各関係機関と共有しているか 防除活動の完了を防災本部に伝達 道府県 ( 防災本部 ) 防除活動の完了を国に報告 関係機関に伝達 14:05 地震発生 ( 震度 5 強 ) (53:05) 14:07 火災発生 ( リム火災 ) に火災発生を報告 火災の発生及び状況等を把握し 速やかに国に報告しているか (53:07) ( 発災事業所従業員が 地震後 共同防災組織 石油コンビナート等特別防災区域協議会等への応援要請 防災本部要員を通じ 火災の発生及び状況等を各関係機関 広域共同防災組織等と共有してい に浮き屋根式屋外貯蔵タンク 広域共同防災組織の受入体制 必要資機材等の確認 るか から黒煙が発生しているのを 固定泡消火設備の作動 屋外貯蔵タンクにおける火災の形態 火災時に生ずる諸現象等については 自衛防災組織等の防災活動の手 発見 ) 自衛防災組織の出動 引き ( 石油コンビナート等防災体制検討会報告書別冊 平成 26 年 2 月消防庁特殊災害室 ) の 参考資料 1 事業所現地指揮本部を設置 大容量泡放射システムの要請検討 火災発生を防災本部等に伝達 公設消防隊の出動道府県 ( 防災本部 ) 火災発生を国に報告 関係機関 広域共同防災組織及び同一ブロック内の他府県の防災本部等に伝達 災害状況 対応状況等の把握 住民広報 報道対応等の検討 タンク火災等の基礎知識 (p145~p165) が参考となる 同一ブロック内の他府県の防災本部に火災発生の連絡を行っているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 火災が発生したタンクや周囲のタンクの状況確認のため 防災ヘリコプター( 緊急消防援助隊のヘリコプターを含む ) を活用しているか 広域共同防災組織への情報伝達にあたっては 大容量泡放射システムの出動に備え 対応の可否について確認するとともに 輸送準備や輸送経路の選定等を促しているか 地震の影響による消防力の不足等を考慮し 災害が拡大することを念頭において先手を打つことも防災本部 19

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 広域共同防災組織 大容量泡放射システムの出動準備 として重要な判断である 他地区の広域共同防災組織への連絡 警察機関には大容量泡放射システムの輸送に備え 警察車両による先導について調整を図って 共同防災組織 共同防災組織の出動 いるか 警察機関 道路管理者等と連絡をとり 道路の被災状況 混雑状況 使用の可否等を確認して いるか 発災事業所への進入路における障害物等の有無を確認し 除去活動に備え 自衛隊等に対する 連絡を検討しているか 災害に関する情報 関係機関による対応状況等を取りまとめ 住民広報及び報道対応等ができ る準備を整えているか 避難所に避難している住民等に対しても情報提供等を行う配慮が必要である 14:30 大容量泡放射システム出動 広域共同防災組織に対し 大容量泡放射システムの出動を要請 大容量泡放射システムの出動要請があったことを速やかに国に報告しているか (53:30) の決定 大容量泡放射システムを要請したことを 防災本部に伝達 防災本部要員を通じ 大容量泡放射システムの出動要請があったことを各関係機関と共有して 広域共同防災組織 大容量泡放射システムの出動準備 調整 いるか 他地区の広域共同防災組織への連絡 大容量泡放射システムの運用については 自衛防災組織等の防災活動の手引き ( 石油コンビナート等防災体 大容量泡放射システムの出動を要請したことを事業所現地指揮本部 消防現地指 制検討会報告書別冊 平成 26 年 2 月消防庁特殊災害室 ) の 4 大容量泡放射システム (p60~p77) に 揮本部において共有 解説されているので 十分に理解しておくこと 警察機関 大容量泡放射システムの出動要請があったことを国に報告 関係機関 広域共同防災組織及び同一ブロック内の他府県の防災本部等に伝達 大容量泡放射システムの出動に伴う調整 道府県内消防応援隊 緊急消防援助隊の出動要請等について検討 調整 ( 出動要請することを決定する ) 大容量泡放射システムの出動に伴う先導要領等について検討 調整 同一ブロック内の他府県の防災本部に大容量泡放射システムの出動要請があったことの連絡を行っているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 大容量泡放射システムの輸送経路の関係府県から 輸送経路に係る道路情報等を収集しているか また その情報を広域共同防災組織に提供しているか 大容量泡放射システムの出動要請に伴い 警察機関に対して警察車両による先導について調整しているか 大容量泡放射システムの出動要請に伴い 広域共同防災組織に対して出動準備の進捗状況 輸 送経路 輸送車両の手配状況 現場到着の見込み時間等を確認しているか 大容量泡放射システムの現場到着の見込み時間等について 防災本部要員を通じて公設消防機 関に伝達しているか 大容量泡放射システムの到着時間によって 到着までの消火活動 戦術等が変わってくることが考えられる ことから への情報提供が必要となる 道府県内消防応援隊及び緊急消防援助隊の出動要請等について検討 調整しているか タンク全面火災に進展した場合 既存の消防力及び大容量泡放射システムの配備によって対応しきれるかど うかを考慮する必要がある 14:40 道府県 ( 防災本部 ) 道府県内消防応援隊 緊急消防援助隊の出動を要請 ( その後 道 緊急消防援助隊の調整本部等を通じて出動の調整をしているか (53:40) 府県内消防応援隊 緊急消防援助隊が順次到着する ) 緊急消防援助隊等の応援隊は すでに被災各地における消火 救助 救護活動等に従事していることを考慮 道府県内消防応援隊 緊急消防援助隊の出動を要請したことを関係 し 早い段階から出動要請についての調整が必要となる 機関に伝達 防災本部要員を通じ 道府県内消防応援隊 緊急消防援助隊の出動を要請したことを各関係機 関と共有しているか 15:10 リング火災に進展 に状況報告 リング火災に進展したことを速やかに国に報告しているか (54:10) 他タンクへの内容物移送を検討 ( 他タンクへの内容物の移送を開始 ) 防災本部要員を通じ リング火災に進展したことを各関係機関 広域共同防災組織等と共有し 泡消火薬剤等の防災資機材調達 ( 近隣特定事業所等 ) ているか 20

時間 災害状況等の推移 関係機関 関係機関の活動内容 道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) リング火災に進展したことを防災本部に伝達 泡消火薬材等の防災資機材調達( 近隣消防本部等 ) 広域共同防災組織が他地区の広域共同防災組織へ連絡等を行っていることを把握しているか 同一ブロック内の他府県の防災本部にリング火災に進展したことの連絡を行っているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 警察機関と周辺道路における交通規制の追加実施の必要性 規制範囲等について調整しているか 道府県 ( 防災本部 ) リング火災に進展したことを国に報告 関係機関 広域共同防災組織及び同一ブロック内の他府県の防災本部等に伝達 交通規制 航行規制等について調整 泡消火薬剤等の防災資機材調達( 近隣都道府県等 ) についての検討 と周辺海域における航行規制の追加実施の必要性 規制範囲等について調整しているか 不足するおそれのある防災資機材等について 近隣道府県等からの調達を検討しているか 今後 さらに災害が拡大することを考慮したうえでの判断が求められる 15:20 (54:20) 警察機関 周辺道路における交通規制の検討及び実施 周辺海域における航行規制の検討及び実施 到着 消防現地指揮本部を設置 特定事業所( 発災事業 からの情報収集 活動方針等の検討 公設消防隊の誘導 災害及び対応状況等を消防現地指揮本部に報告 活動方針等の検討 16:30 (55:30) 17:40 (56:40) 浮き屋根が沈降し 全面火災に進展大容量泡放射システムの輸送を開始 全面火災に進展したことを防災本部に伝達 海上から冷却散水活動を開始 全面火災に進展したことを速やかに国に報告しているか 防災本部要員を通じ 全面火災に進展したことを各関係機関と共有しているか 同一ブロック内の他府県の防災本部に全面火災に進展したことの連絡を行っているか 全面火災に進展したことを国に報告 関係機関 広域共同防災組織及び同一ブロック内の他府県の防災本部等に伝達 報道対応等について検討 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 災害に関する情報 関係機関による対応状況等を取りまとめ 住民広報及び報道対応等ができる準備を整えているか 広域共同防災組織 大容量泡放射システムの輸送を開始 大容量泡放射システムの輸送が開始されたことを国に報告しているか 大容量泡放射システムの輸送を開始したことを発災事業所 防災本部等に伝達 防災本部要員を通じ 大容量泡放射システムの輸送が開始されたことを各関係機関と共有して 大容量泡放射システムの輸送が開始されたことを事業所現地指揮本部 消防現地 いるか 指揮本部において共有 同一ブロック内の他府県の防災本部に大容量泡放射システムの輸送が開始されたことの連絡を 大容量泡放射システムの活用を踏まえた消火戦術の検討 行っているか 大容量泡放射システムの活用を踏まえた消火戦術の検討 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 道府県 ( 防災本部 大容量泡放射システムの輸送が開始されたことを国に報告 関係機 大容量泡放射システムの輸送経路 現場到着見込み時間等について広域共同防災組織から情報 現地防災本部 ) 関 同一ブロック内の他府県の防災本部等に伝達 を収集し 防災本部要員を通じてに伝達しているか 警察機関 大容量泡放射システムの輸送開始に伴い警察車両による先導を開始 泡消火薬剤の不足に備え 近隣道府県等に調達の手配をしているか また 国に対しての調整 依頼を検討しているか 大容量泡放射システムが到着後 一斉に泡放射して火勢の制圧を図ることが考えられることから 泡消火薬 剤を十分に確保できるように努める必要がある 19:00 道路状況の不良等により大容 広域共同防災組織 道路状況の不良等により大容量泡放射システムの到着が大幅に遅れる旨を発災事 防災本部要員を通じ 大容量泡放射システムの到着が大幅に遅れることを各関係機関と共有し (58:00) 量泡放射システムの到着が大 業所 防災本部等に伝達 ているか 21

時間 災害状況等の推移 関係機関 関係機関の活動内容 道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 幅に遅れる旨の連絡 道府県 ( 防災本部 大容量泡放射システムの到着が大幅に遅れる旨の連絡があったこと 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 現地防災本部 ) を国に報告 関係機関に伝達 4 日目 2:00 (65:00) 2:30 (65:30) 3:30 (66:30) ボイルオーバー発生の兆候 活動隊員等に対する退避命令の周知 消防現地指揮本部の設置位置の移動を検討 ボイルオーバーの発生兆候があることを防災本部に伝達 自衛防災組織等に対する退避命令の周知 事業所現地指揮本部の設置位置の移動を検討 活動中の巡視艇に対する退避命令の周知 道府県 ( 防災本部 ボイルオーバーの発生兆候があることを国に報告 関係機関に伝達 現地防災本部 ) 報道対応等について検討 活動中の隊員等の退避状況確認 ボイルオーバー発生 火勢拡大 退避場所 距離等の適否判断 ( 堤内火災も発生 ) 活動隊員等の退避状況 受傷 資機材損傷の有無等を把握 災害状況の把握 退避状況 災害状況等を防災本部に伝達 活動方針の検討及び共有 退避場所 距離等の適否判断 自衛防災組織の隊員 従業員等の退避状況 受傷 資機材損傷の有無等を把握 災害状況の把握 活動方針の検討及び共有 退避距離等の適否判断 巡視艇及び活動隊員等の受傷 資機材損傷の有無等を把握 災害状況の把握 活動方針の検討及び共有 道府県 ( 防災本部 ボイルオーバーの発生及び災害の状況等を国に報告 関係機関に伝 現地防災本部 ) 達 活動中の隊員等の退避状況 災害状況等を把握 報道対応等について検討 ボイルオーバー終息 ボイルオーバーによる施設等の被害 延焼拡大状況等を把握 ボイルオーバーの終息及び終息後の被害状況を防災本部に伝達 今後の活動方針を事業所現地指揮本部 消防現地指揮本部において共有 活動再開 ボイルオーバーによる施設等の被害 延焼拡大状況等を把握 今後の活動方針を事業所現地指揮本部 消防現地指揮本部において共有 活動再開 ボイルオーバーの発生兆候があることを速やかに国に報告しているか 防災本部要員を通じ ボイルオーバーの発生兆候があることを各関係機関と共有しているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 活動中の隊員等の退避の進捗状況 受傷状況等を逐次把握するようにしているか 避難所等への影響を及ぼす可能性があるか等を考慮し 広報及び報道対応等について検討しているか ボイルオーバーが発生し 火勢が拡大したことを速やかに国に報告しているか 防災本部要員を通じ ボイルオーバーが発生し 火勢が拡大したことを各関係機関と共有しているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 災害状況の把握にあたっては 防災ヘリコプター等を活用しているか 道府県内消防応援隊 緊急消防援助隊等による追加の応援について検討しているか ボイルオーバーの発生を受けて 今後到着予定の応援隊によって消防力が足りるか 消防現地指揮本部の判断を確認しながら検討する必要がある 活動隊員等の受傷状況の有無の把握に努めているか 状況によっては日本赤十字社 道府県医師会等に医療機関の受入状況 医療救護班の派遣等について確認及び調整することも考慮する 火勢の拡大から周辺住宅地 避難所等への延焼 臭気 煙の流入等の影響があるか等考慮し 広報及び報道対応等について検討しているか ボイルオーバーの終息及び終息後の被害状況等を国に報告しているか 防災本部要員を通じ ボイルオーバーの終息及び終息後の被害状況等を各関係機関と共有しているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか ボイルオーバーの発生による被害の拡大 周辺住宅地 避難所等への影響の有無等を取りまとめ 広報及び報道対応等に活用できるようにしているか 防災本部からの情報によりボイルオーバーの終息及び終息後の被害状況を把握 22

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 活動再開 周辺海域における危険物の流出有無等の被害状況を把握 周辺海域の被害状況を防災本部に伝達 3:50 (66:50) 大容量泡放射システム現場到 着 ボイルオーバーの終息及び終息後の被害状況を国に報告 関係機関に伝達 周辺海域の被害状況を国に報告 関係機関に伝達 報道対応等について検討 広域共同防災組織 大容量泡放射システムが現場到着 大容量泡放射システムが到着したことを国に報告しているか 大容量泡放射システムの設定を開始 防災本部要員を通じ 大容量泡放射システムが到着したことを各関係機関と共有しているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 大容量泡放射システムの到着を防災本部に伝達 道府県 ( 防災本部 大容量泡放射システムの到着を国に報告 関係機関に伝達 現地防災本部 ) 5:50 大容量泡放射システムの設定 広域共同防災組織 大容量泡放射システムの設定を完了 (68.50) 完了 大容量泡放射システムからの放水開始 大容量泡放射システムからの放水開始等を防災本部に伝達 8:50 (71:50) 鎮圧 鎮圧したことを防災本部に伝達 部隊縮小の検討 残火処理活動 施設等の点検 残火処理活動 周辺海域における危険物の流出有無等の被害状況を確認 航行規制の解除 火災が鎮圧したことを国に報告しているか 防災本部要員を通じ 火災が鎮圧したことを各関係機関と共有しているか 同一ブロック内の他府県の防災本部に火災が鎮圧したことの連絡を行っているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 災害の終息に向けて住民等への広報 報道対応等に必要な情報を取りまとめているか 交通規制 航行規制等の範囲縮小 解除について 警察機関等と調整しているか 鎮圧したことを国に報告 関係機関 広域共同防災組織及び同一ブロック内の他府県の防災本部等に伝達 災害の経過 被害状況等の取りまとめ 報道対応等について検討 交通規制 航行規制等の縮小 解除について調整 10:00 (73:00) 警察機関 交通規制の解除 鎮火 鎮火確認 最終的な被害状況等を確認 鎮火及び最終的な被害状況等を防災本部に伝達 最終的な被害状況等を確認 事業所内の他の施設について 津波被害の状況を確認 事業所全体の津波被害の状況を防災本部に報告 施設等の点検 火災が鎮火したことを国に報告しているか 防災本部要員を通じ 火災が鎮火したことを各関係機関と共有しているか 同一ブロック内の他府県の防災本部に火災が鎮火したことの連絡を行っているか 事故の経過 対応状況等を把握し 適切に記録しているか 報道対応等に必要な情報を取りまとめ 広報要領 発表内容等について検討しているか 鎮火を受けて関係に住民広報に際して必要となる情報等を提供できているか 23

時間 災害状況等の推移 関係機関 関係機関の活動内容 道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 周辺海域における危険物の流出有無等の被害状況を確認 事業所全体の施設の被害の状況を把握しているか 鎮火及び最終的な被害状況等を国に報告 関係機関 広域共同防災組織及び同一ブロック内の他府県の防災本部等に伝達 災害の経過 被害状況等の取りまとめ 報道対応等について検討 事業所全体の被害の状況を把握 特に 浮き屋根式の屋外貯蔵タンクの浮き屋根が沈下した場合は 全面火災の発生が危惧されるため 事業所全体の被害状況も確認する必要がある 24