アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

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Microsoft Word 年10月(HP).doc

Microsoft Word 年1月(リリース).doc

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

調査実施の背景 今日 様々な調査において 仕事上重要な能力の1つとして コミュニケーション能力 が上位にあげられています しかし 一言でコミュニケーション能力といっても 企業で求められるそれは多岐にわたり 具体的にどのような能力がどのような人で重要ととらえられ 各人においてそれぞれのコミュニケーショ

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

Microsoft Word 年6月リリース(HP用).doc

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

スライド 1

調査の実施背景 戦後 日本の平均寿命は飛躍的に延び 平成 年 7 月に厚生労働省が発表した 平成 年簡易生命表 によると 65 歳の平均余命は 男性は 8.86 歳 女性は.89 歳となっています 約 0 年あるセカンドライフをより有意義に 楽しく暮らすためには人生設計や事前の準備が必要なのではない

2016年11月_第7回ビジネスパーソン1000人調査(仕事と感謝編)

スライド 1


調査の実施背景 介護保険制度が 2000 年に創設されてから 10 年余りが過ぎました 同制度は 家族介護をあてにせずに在宅介護ができる支援体制を整えることを目的として発足されたものですが 実際には 介護の担い手としての家族の負担 ( 経済的 身体的 精神的負担 ) は小さくありません 今後 ますま

Microsoft Word - news1207.doc


調査レポート

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

2002 年 2 月 全国の 20~69 歳の男女 598 名に聞いた 外国人労働者に関する意識調査 第一生命保険相互会社 ( 社長森田富治郎 ) のシンクタンク ライフデザイン研究所 ( 所長千葉商科大学学長加藤寛 ) では 全国の 20 ~ 69 歳の男女 598 名を対象に標記についてのアンケ

2007 年 10 月 子どもの生活に関するアンケート調査 より 学校教育に対する親の認識と子どもの関心 ~ 学校教育での学習に対して 非常に満足している 親はごく僅か ~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 全国の

調査の背景 埼玉県では平成 29 年度から不妊に関する総合的な支援施策として ウェルカムベイビープロジェクト を開始しました 当プロジェクトの一環として 若い世代からの妊娠 出産 不妊に関する正しい知識の普及啓発のため 願うときに こうのとり は来ますか? を作成し 県内高校 2 年生 3 年生全員

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

調査実施の背景 当研究所では 2008 度に 消費者と企業のコミュニケーション - 顧客と供給者 の関係における消費者側の意識 - をテーマに扱い調査を行いました その結果 情報源が多様化し 情報量が膨大となった社会において 1 消費者はネットを中心に消費に関する多量な情報を収集しているものの 2ネ

Microsoft Word - rp1504b(宮木).docx

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25~34歳の結婚についての意識と実態

調査の背景と目的 健康長寿社会の実現がわが国の重要課題となる中 企業が人々の健康づくりに取り組むことを促す動きが広がっています また 健康経営 という観点から 企業が従業員の健康づくりに取り組んだり それを推進したりする動きもあります こうした動きと並行して 従業員の健康づくりへの取り組み状況等に関

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

Microsoft Word - rp1507b(北村).docx

Microsoft Word - notes①1301(小谷).docx

2012年1月24日

全国20~69歳の未婚男女の結婚・婚活に関する調査

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質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

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< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

25~44歳の出産・子育ての意識と実態

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

PowerPoint プレゼンテーション

長く働き続けるための「学び直し」の実態と意識|第一生命経済研究所|的場康子

Microsoft Word - ○Report白書1804修正3(北村).docx

質問 今年のクリスマスについて 予算は全て 人当たり 今年のクリスマス イブは火曜日ですが ご自身のクリスマスは何日に行いますか? ( 回答者数 :,4 名 ) 全体では クリスマス イブ の 4 日 という人が一番多く (7.6%) 日 ( 日 ) (0.8%) 3 日 ( 祝 月 ) (0.%)

~「よい夫婦の日」、夫婦間コミュニケーションとセックスに関する実態・意識調査~

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

バレンタインデーのプレゼントにかける予算は増加傾向 中でも 女性の友人 への予算の平均は 33 円増加バレンタインデーのプレゼントにかける予算について プレゼントを渡す相手別に見たところ パートナー 思いを寄せている相手 への予算は 2 が最も多い一方 配偶者以外の家族 会社 取引先や男性の友人など

2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

調査の実施背景 近年の消費スタイルは 長引く不況下での節約志向の定着の中で 環境問題や節電が 心がけられたり 東日本大震災の復興支援を目的とした応援消費 支援消費が意識され るなど 単に 安くていいもの を基準としたコストパフォーマンスだけでは説明でき なくなってきています こうした動きの中で 消費

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

「いい夫婦の日」アンケート結果2011

Microsoft PowerPoint - グラフ

Microsoft Word - Report (北村)最終版2.docx

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

(Microsoft PowerPoint - \201y\222\371\220\ \201z\220A\227\3215\222e\203\214\203|\201[\203g.ppt)

質問 1 敬老の日 のプレゼントについて (1) 贈る側への質問 敬老の日 にプレゼントを贈りますか? ( 回答数 :11,202 名 ) 敬老の日にプレゼント贈る予定の方は 83.7% となり 今年度実施した父の日に関するアンケート結果を約 25% 上回る結果となった 敬老の日 父の日 贈らない

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

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調査の背景 わが国は今 女性の活躍推進を掲げ 結婚や出産をしても働き続けることを後押しする社会を目指しています しかしながら 出産後も働き続ける女性は未だ半数にとどまっているばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も多くありません こうした中 北海道においても地域や職場 家庭などのさまざまな

調査の実施背景 第二次世界大戦後の 1948( 昭和 23) 年に新民法が施行され 家族の概念は これまでの家父長制の直系制家族から夫婦制家族へと移行しました たとえば相続財産については 現行の民法では 兄弟姉妹で均等に相続するのが原則となっています しかし墳墓の継承については 民法第八九七条による

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

各位

報道関係者各位 2015 年 9 月 1 日 アットホーム株式会社 トレンド調査 30 代 40 代男女に聞く 実家に対する思い 調査 実家が空き家になる可能性がある 29.1% 実家がなくなるのは寂しい 68.4% 不動産情報サービスのアットホーム株式会社 ( 本社 : 東京都大田区 代表取締役

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

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news a

調査実施の背景 2015 年 1 月からの相続税における基礎控除の引き下げを前に 孫等への教育資金一括贈与の非課税制度に対する社会的反響が続いています 一般社団法人信託協会のとりまとめによれば この制度に基づく教育資金贈与信託の受託契約件数は取り扱い開始以降増加を続け 2014 年 9 月現在で 8

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

News Release 報道関係各位 2013 年 6 月 11 日 ~1 都 3 県在住者を対象に 今年の夏休みの国内旅行について調査 ~ 今年の夏休みは 海外より国内派 その理由は 短い日程で行けるから 50 代 30 代男性 20 代女性の3 割以上が旅費を増やすと回答今後行きたい国内の世界


結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

自分がこだわりのある部分には 積極的にお金をかけたい (P.9) の学生では特に こだわり消費 への意識が高い 将来を見据える一方 必要と思うものには積極的に消費する姿勢あり 選ぶのが難しいモノを購入 契約するときに 情報を収集したり調べたりするのは面倒くさい (P.1) の学生でも半数近くが情報収

Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

Microsoft Word - wt1608(北村).docx

男女共同参画に関する意識調査

Microsoft Word - Focus12月(的場).doc

◎公表用資料

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スライド 1

Microsoft Word - 02 ™²“¸„‰›Ê.doc

前問で 知っているが使っていない と回答した方に 今後格安スマホを利用したいと思うかについて聞いたところ 利用したい ( とても利用したい + どちらかというと利用したい ) は合わせて 33.3% 利用したくない( 全く利用したくない + どちらかというと利用したくない ) の合計が 32.% と

1. 世帯のインターネットの利用状況 - 利用世帯 6 割超 - 自宅のパソコンや携帯電話などから インターネットやメールなどを利用できる環境かどうかを聞い たところ ( 世帯で ) 利用している が 62.6% と 10 年前の 25.2% から 2 倍以上に増えている ( 図 1 世帯のインター

第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

PowerPoint プレゼンテーション

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

PowerPoint プレゼンテーション

三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

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関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

「学び直し」のための教育訓練給付制度の活用状況|第一生命経済研究所|的場康子

長く働き続けるための「学び直し」の実態と意識

Transcription:

2008 年 2 月 全国の 20~59 歳の会社員 601 名に聞いた 職場の悩みごとに関するアンケート調査 ~4 人に 3 人は人間関係で悩んだことがある 上司と部下の微妙なギャップ ~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 全国に居住する 20~59 歳の会社員 601 名を対象に 標記についてのアンケート調査を実施いたしました この程 その調査結果がまとまりましたのでご報告いたします 職場でバレンタインデーチョコは配られるか (P2) 職場でバレンタインデーに女性がチョコを配る習慣は約 4 割 50 代男性がもっともバレンタインデーチョコをもらっている!? 職場の人間関係について (P3~7) 4 人に3 人は職場の人間関係で悩んだことがある 男性よりも女性の方が人間関係の悩みが多い 男性は 同性の上司 女性は 同性の同僚 に対する悩みが多い 6 割の人が職場の人間関係の希薄化を感じている 職場の人間関係を深めたい人は約 6 割. 男性よりも女性は職場の人間関係についてドライ.....? 部下から信頼されている... と思う上司は7 割 上司を信頼している部下は6 割の微妙なギャップ 職場の男女平等 セクハラ パワハラ (P8~9) 職場が男女平等とは全く思わない女性は2 割近い セクハラがある職場は4 割弱 パワハラがある職場は5 割弱 パワハラがある職場では 上司と言い合えるのは2 割未満 会社を辞めたいと思うか 仕事にやりがいを感じているか (P10~11) 会社を辞めたいと思ったことがあるのは 4 人に 1 人 20 代女性の 6 割強は 定年まで今の会社で働きたくない やりがいを感じている人は 6 割 会社に行くことが楽しい人は 5 割弱 会社で出世をしたいか 目標とする役職 出世に必要なもの...... (P12~13) 男性は出世をしたいが6 割強 女性は出世をしたくないが5 割 社長になりたい男性は約 8% 出世に必要なものは 判断力 業務知識 コミュニケーション力 < お問い合わせ先 > 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室広報担当 ( 室井 新井 ) TEL.03-5221-4771 FAX.03-3212-4470 アドレス http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名 (85.9%) 7. 回答者の属性 男性 女性 合計 ( 単位 : 人 ) 年齢 20 代 30 代 40 代 50 代 合計 38 87 100 96 321 (11.8%) (27.1%) (31.2%) (29.9%) (100.0%) 42 79 84 75 280 (15.0%) (28.2%) (30.0%) (26.8%) (100.0%) 80 166 184 171 601 (13.3%) (27.6%) (30.6%) (28.5%) (100.0%) 1

職場でバレンタインデーチョコは配られるか 職場でバレンタインデーに女性がチョコを配る習慣は約 4 割 50 代男性がもっともバレンタインデーチョコをもらっている!? 図表 1 職場でバレンタインデーに女性がチョコを配る習慣 ( 性別 性 年代別 ) 41.8 28.0 30.3 43.6 25.9 30.5 39.6 30.4 30.0 男性 20 代 (n= 38) 44.7 7.9 47.4 42.5 21.8 35.6 40.0 32.0 28.0 47.9 30.2 21.9 47.6 16.7 35.7 41.8 25.3 32.9 39.3 38.1 22.6 33.3 34.7 32.0 ある以前はあったが 最近はない以前からない 職場でバレンタインデーに女性がチョコを配る習慣があるかをたずねました ( 習慣が ) ある と回答した割合は 41.8% でした 以前はあったが 最近はない が 28.0% を占めており 職場における いわゆる義理的なバレンタインデーチョコは少なくなってきていると思われます 性別年代別にみると 男性女性ともに年代があがるにつれて ある という回答割合が減る傾向にありますが 男性 50 代では ある という回答割合が反転し 全体の中で最も高くなっています 2

職場の人間関係で悩んでいないか 4 人に 3 人は職場の人間関係で悩んだことがある 男性よりも女性の方が人間関係の悩みが多い 図表 2 職場での人間関係の悩み有無 ( 性別 性 年代別 ) 26.0 49.6 21.8 2.7 21.2 51.7 24.3 2.8 31.4 47.1 18.9 2.5 男性 20 代 (n= 38) 13.2 52.6 28.9 5.3 26.4 47.1 21.8 4.6 28.0 57.0 14.0 1.0 12.5 50.0 35.4 2.1 38.1 40.5 16.7 4.8 41.8 44.3 12.7 1.3 25.0 51.2 20.2 3.6 24.0 49.3 25.3 1.3 たくさんある多少はあるあまりない全くない 今までに職場の人間関係で悩んだことがあるかをたずねました 全体の 75.6% が悩んだことがある ( たくさんある 26.0%+ 多少はある 49.6% 以下同じ ) と回答し 悩んだことがないという回答は 2.7% に過ぎません 性別でみると 男性 (72.9%) よりも女性 (78.5%) の方が悩んだ経験が多く 女性の 3 割以上が悩んだことが たくさんある と回答しています 性別年代別では 男性の 30 代 40 代 女性の 20 代 30 代で悩んだことがたくさんあるという回答が多く 女性の 20 代 30 代は約 4 割を占めました また 男性 40 代と女性 30 代では悩んだことがあるが 85% を超えました 3

職場の人間関係 誰に対する悩みか 男性は 同性の上司 女性は 同性の同僚 に対する悩みが多い 図表 3 職場の人間関係の悩みの対象 ( 性別 )< 複数回答 > 男性 (n=234) 80 (%) 全体 (n=454) 76.5 女性 (n=220) 60 40 20 58.1 28.0 48.5 39.7 23.6 15.2 16.2 13.0 11.1 27.4 18.8 38.6 45.9 57.7 14.1 19.5 6.8 0 同性の上司 異性の上司 同性の同僚 異性の同僚 同性の部下 異性の部下 同性の上司 異性の上司 同性の同僚 異性の同僚 同性の部下 異性の部下 同性の上司 異性の上司 同性の同僚 異性の同僚 同性の部下 異性の部下 職場の人間関係で悩んだことが たくさんある 多少はある と回答した人 ( 図表 2) の回答 図表 4 職場の人間関係の悩み対象 ( 性別年代別 抜粋 ) (%) 100 80 60 72.0 男性 同性の上司 84.4 80.0 65.0 (%) 100 80 60 女性 同性の同僚 66.2 60.9 65.5 40 20 40 20 21.2 0 男性 20 代 (n= 25) 30 代 (n= 64) 40 代 (n= 85) 50 代 (n= 60) 0 女性 20 代 (n= 33) 30 代 (n= 68) 40 代 (n= 64) 50 代 (n= 55) 職場の人間関係で悩んだことが たくさんある 多少はある と回答した人 ( 図表 2) の回答 今までに職場の人間関係で悩んだことがあると回答した方 ( たくさんある 多少はある と回答した方 ) に 誰に関する悩みかをたずねました 全体では 同性の上司 という回答が 58.1% で最も多く 同性の同僚 が 48.5% で続きました ( 図表 3) 上司 同僚 部下のいずれも異性よりも同性に対する悩みの経験が多くなっています 男性では 同性の上司 について 76.5% と群を抜いて高い回答となりました 男性の 同性の上司 に対する悩みについて細かくみると 30 代 40 代では8 割を超える回答となっています ( 図表 4) 女性では 同性の同僚 (57.7%) 異性の上司 (45.9%) 同性の上司 (38.6%) の順で高く ( 図表 3) 同性の同僚 については 30 代以上でいっきに多くなり 6 割以上で悩んだ経験がありました ( 図表 4) 4

職場の人間関係が希薄化していないか 6 割の人が職場の人間関係の希薄化を感じている 図表 5 職場の人間関係の希薄化 ( 性別 性 年代別 ) 13.0 47.6 21.0 3.2 15.3 13.7 46.7 19.9 3.4 16.2 12.1 48.6 22.1 2.9 14.3 男性 20 代 (n= 38) 5.3 34.2 36.8 7.9 15.8 14.9 41.4 23.0-20.7 18.0 48.0 12.0 3.0 19.0 11.5 55.2 18.8 5.2 9.4 7.1 42.9 28.6 4.8 16.7 16.5 46.8 24.1 1.3 11.4 9.5 52.4 15.5 3.6 19.0 13.3 49.3 24.0 2.7 10.7 とても希薄化している どちらかといえば希薄化している どちらかといえば希薄化していない 全く希薄化していない わからない 職場の人間関係が希薄化しているかをたずねました 全体では 60.6% が人間関係が希薄化している ( とても希薄化 13.0%+ どちらかといえば希薄化 47.6% 以下同じ) と感じていました 性別では大きな違いはありません 性別年代別にみると 希薄化しているという回答は 男性女性ともに 20 代と 30 代以上とでは 10 ポイント以上の差があり (20 代男性 39.5% 30 代男性 56.3% 20 代女性 50.0% 30 代女性 63.3%) 30 代以上の約 3 人に2 人が希薄化していると感じています 5

職場の人間関係を深めたいか 職場の人間関係を深めたい人は約 6 割 男性よりも女性は職場の人間関係についてドライ? 図表 6 職場の人間関係を深めたいか ( 性別 性 年代別 ) 5.3 54.7 33.4 4.0 2.5 6.9 60.7 26.2 4.7 1.6 3.6 47.9 41.8 3.2 3.6 男性 20 代 (n= 38) 13.2 55.3 26.3 5.3-9.2 59.8 26.4 2.3 2.3 6.0 55.0 28.0 9.0 2.0 3.1 69.8 24.0 2.1 1.0 9.5 59.5 28.6-2.4 2.5 53.2 36.7 6.3 1.3 3.6 44.0 41.7 4.8 6.0 1.3 40.0 54.7-4.0 とても深めたいある程度は深めたいあまり深めたくない全く深めたくないわからない 次に 職場の人間関係を深めたいかをたずねました 人間関係を とても深めたい は 5.3% に過ぎませんが ある程度は深めたい (54.7%) を加えると 全体の6 割が人間関係を深めたいと考えていました 性別では 男性の7 割弱が人間関係を深めたいと考えており 女性 ( 約 5 割 ) よりも高い回答割合となりました 性別年代別にみると 男性では 40 代でやや低下するものの 全年代で6 割以上が人間関係を深めたいと考えていました 一方 女性は 20 代で約 7 割が人間関係を深めたいとしていますが 30 代以降は低下し続け 50 代では逆に深めたくない ( 全く深めたくない + あまり深めたくない ) と考える人の方が過半数を占めています 職場の人間関係の構築については 男性と女性でまったく異なる傾向となりました 6

上司部下の微妙な信頼関係...... 部下から信頼されていると思う上司は7 割 上司を信頼している部下は6 割の微妙なギャップ 上司の立場 図表 7 部下を信頼しているか ( 性別 ) 図表 8 部下から信頼されていると思うか ( 性別 ) (%) (%) 0 50 100 0 50 100 全体 (n=427) 8.4 65.6 全体 (n=425) 4.5 65.6 男性 (n=269) 7.1 68.4 男性 (n=269) 4.5 65.8 女性 (n=158) 10.8 60.8 女性 (n=156) 4.5 65.4 とても信頼している ある程度は信頼している とても信頼されている ある程度は信頼されている 部下がない 人を除く 部下がいない 人を除く 部下の立場図表 9 直属の上司から信頼されていると思うか ( 性別 ) 図表 10 直属の上司を信頼しているか ( 性別 ) (%) (%) 0 50 100 0 50 100 6.7 58.9 12.0 49.4 6.5 58.9 11.2 50.5 6.8 58.9 12.9 48.2 とても信頼されている ある程度は信頼されている とても信頼している ある程度は信頼している... 部下に対する信頼について 上司に 部下を信頼しているか をたずねたところ 7 割 強が信頼していると回答しました ( とても信頼している 8.4%+ ある程度信頼している 65.6%)( 図表 7) 逆に 部下に 直属の上司から信頼されていると思うか とたずねた ところ 信頼されているという回答が 6 割強 ( とても信頼されている 6.7%+ ある程度 信頼されている 58.9%) となり ( 図表 9) 上司と部下で1 割弱のギャップがありました... 今度は 上司に対する信頼について 上司に 部下から信頼されていると思うか とた ずねたところ 約 7 割が信頼されていると回答しました ( とても信頼されている 4.5%+ ある程度信頼されている 65.6%)( 図表 8) 逆に 部下に 直属の上司を信頼してい るか をたずねたところ 信頼しているという回答が約 6 割 ( とても信頼している 12.0% + ある程度信頼している 49.4%) であり ( 図表 10) こちらも上司と部下で 1 割弱のギ ャップがありました 上司部下の信頼関係は 上司自身が思うほど部下はそう思っていない といえます 7

職場は男女平等か セクハラはあるか 職場が男女平等とは全く思わない女性は 2 割近い セクハラがある職場は 4 割弱 図表 11 あなたの職場は 男女平等だと思うか ( 性別 ) 9.7 41.4 28.8 13.5 6.7 10.3 41.7 31.2 9.7 7.2 8.9 41.1 26.1 17.9 6.1 とても思うどちらかといえば思うどちらかといえば思わない全く思わないわからない 図表 12 あなたの職場には セクハラがあるか ( 性別 性 年代別 ) 3.8 25.6 45.3 17.3 8.0 2.5 20.6 49.5 18.1 9.3 5.4 31.4 40.4 16.4 6.4 男性 20 代 (n= 38) 5.3 21.1 34.2 28.9 10.5 2.3 20.7 54.0 13.8 9.2 2.0 29.0 45.0 13.0 11.0 2.1 11.5 56.3 22.9 7.3 4.8 40.5 31.0 19.0 4.8 8.9 38.0 30.4 16.5 6.3 3.6 28.6 50.0 10.7 7.1 4.0 22.7 45.3 21.3 6.7 頻繁にある多少はあるおそらくない全くないわからない 職場が男女平等だと思うかをたずねました 全体では約 5 割 ( とても思う 9.7%+ どちらかといえば思う 41.4%) が平等だと思うと回答した一方で 全く思わない が1 割以上いました ( 図表 11) 男性よりも女性の方が平等だと思わない人が多く 全く思わない が男性では1 割未満であるのに対し 女性では2 割近くになりました また 職場においてセクシャルハラスメント ( 以下 セクハラ ) があるかをたずねたところ 頻繁にある という回答が約 4% ありました ( 図表 12) 多少はある (25.6%) を含めると 約 3 割の職場においてセクハラがあることになります セクハラがあるという回答は男性よりも女性の方が多く 女性全体では約 4 割弱があると回答しています ( 頻繁にある 5.4%+ 多少はある 31.4% 以下同じ) 性別年代別にみると 女性の 20 代 30 代の5 割近くが セクハラがあると回答していました 8

パワハラはあるか 意見は言い合えるか パワハラがある職場は 5 割弱 パワハラがある職場では 上司と言い合えるのは 2 割未満 図表 13 あなたの職場にはパワハラがあるか ( 性別 ) 9.0 37.6 37.6 10.1 5.7 8.1 39.6 37.1 10.3 5.0 10.0 35.4 38.2 10.0 6.4 頻繁にある多少はあるおそらくない全くないわからない 図表 14 上下関係に関係なく言い合えるか ( パワハラ有無別 ) (%) 0.0 20.0 40.0 60.0 パワハラあり (n=280) 1.0 17.6 20.6 7.0 パワハラなし (n=287) 2.3 30.0 13.5 1.5 何でも言い合えるあまり言い合えない ある程度は言い合える全く言い合えない わからない を除く パワハラありとは 職場にパワハラが 頻繁にある 多少はある の合計 パワハラなしとは 職場にパワハラが おそらくない 全くない の合計 職場でパワーハラスメント ( 以下 パワハラ ) があるかをたずねました 全体でパワハラがあるという回答は 5 割弱 ( 頻繁にある 9.0%+ 多少はある 37.6% 以下同じ ) で 半数近くにのぼりました 男性女性での違いはほとんどありませんが 性別年代別にみると 男性 40 代が突出して高く 6 割がパワハラがあると回答しました ( 図表省略 ) パワハラの有無別に 職場の上下関係に関係なく言い合えるかの回答を比較してみました パワハラがある場合 言い合えるという回答は 2 割未満 ( 何でも言い合える 1.0% + ある程度は言い合える 17.6% 以下同じ ) であるのに対し パワハラがない場合では 3 割強となります パワハラがない職場では パワハラがある職場の約 1.7 倍 意見が言い合えるという結果になりました 9

会社を辞めたいと思うか 会社を辞めたいと思ったことがあるのは 4 人に 1 人 20 代女性の 6 割強は 定年まで今の会社で働きたくない 図表 15 会社を辞めたいと思ったことはあるか ( 性別 ) 24.8 51.2 16.6 6.2 1.2 19.3 52.6 19.0 7.8 1.2 31.1 49.6 13.9 4.3 1.1 よくある多少はあるあまりない全くないわからない 図表 16 定年まで今の会社で働きたいと思うか ( 性別 性 年代別 ) 26.5 29.5 20.0 14.8 9.3 30.8 33.0 18.4 10.0 7.8 21.4 25.4 21.8 20.4 11.1 男性 20 代 (n= 38) 18.4 36.8 18.4 13.2 13.2 20.7 26.4 25.3 13.8 13.8 34.0 33.0 16.0 10.0 7.0 41.7 37.5 14.6 5.2 9.5 16.7 16.7 47.6 9.5 10.1 25.3 26.6 25.3 12.7 25.0 25.0 25.0 13.1 11.9 36.0 30.7 16.0 8.0 9.3 1.0 働きたいどちらかといえば働きたいどちらかといえば働きたくない働きたくないわからない 会社を辞めたいと思ったことがあるかをたずねたところ 全体では4 人に1 人が会社を辞めたいと思うことが よくある (24.8%) と回答しました ( 図表 15) これに 多少はある (51.2%) を加えると 会社を辞めたいと思ったことがあるのは4 人に3 人ということになります 性別にみると 女性の約 3 割が よくある と回答しており 多少はある を加えると約 8 割が辞めたいと思ったことがありました 定年まで今の会社で働きたいかの質問を性別年代別にみると 働きたい という回答は 男性の 20 代 30 代で約 2 割 女性の 20 代 30 代で約 1 割程度にとどまります ( 図表 16) 特に20 代女性では働きたくないという回答が6 割強 ( どちらかといえば働きたくない 16.7%+ 働きたくない 47.6%) も占めていました 10

現在の仕事にやりがいを感じているか やりがいを感じている人は 6 割 会社に行くことが楽しい人は 5 割弱 図表 17 現在の仕事にやりがいを感じているか ( 性別 性 年代別 ) 男性 20 代 (n= 38) 15.5 16.2 14.6 48.4 46.1 51.1 26.6 28.3 24.6 7.7 8.1 7.1 1.8 1.2 2.5 23.7 47.4 21.1 5.3 2.6 10.3 48.3 29.9 9.2 2.3 18.0 38.0 33.0 10.0 1.0 16.7 52.1 25.0 6.3-23.8 45.2 16.7 9.5 4.8 19.0 46.8 22.8 10.1 1.3 10.7 53.6 28.6 4.8 2.4 9.3 56.0 26.7 5.3 2.7 とても感じている多少は感じているあまり感じていない全く感じていないわからない 図表 18 会社に行くことは楽しいか ( 性別 性 年代別 ) 5.2 39.9 36.9 9.0 9.0 5.0 38.0 36.4 10.9 9.7 5.4 42.1 37.5 6.8 8.2 男性 20 代 (n= 38) - 47.4 39.5 2.6 10.5 2.3 35.6 35.6 14.9 11.5 8.0 28.0 45.0 12.0 7.0 6.3 46.9 27.1 9.4 10.4 9.5 47.6 31.0 7.1 4.8 5.1 38.0 39.2 10.1 7.6 6.0 39.3 38.1 6.0 10.7 2.7 46.7 38.7 4.0 8.0 とても楽しいどちらかといえば楽しいどちらかといえば楽しくない全く楽しくないわからない 現在の仕事にやりがいを感じているかをたずねたところ 全体ではやりがいを感じているが6 割強 ( とても感じている 15.5%+ 多少は感じている 48.4% 以下同じ) となりました ( 図表 17) なお 男性の 30 代 40 代のみ やりがいを感じている方が6 割を下回ります 30 40 代男性は 会社に行くことは楽しいかという質問においても 楽しい ( とても楽しい + どちらかといえば楽しい ) という回答割合が低くなっています ( 図表 18) 11

会社で出世をしたいか... 男性は出世を... したいが6 割強 女性は出世をしたくないが5 割 図表 19 会社で出世をしたいか ( 性別 性 年代別 ) 7.3 41.1 31.6 5.8 14.1 9.7 52.0 24.0 3.1 11.2 4.6 28.6 40.4 8.9 17.5 男性 20 代 (n= 38) 18.4 52.6 13.2-15.8 11.5 47.1 28.7 3.4 9.2 11.0 56.0 19.0 3.0 11.0 3.1 52.1 29.2 4.2 11.5 11.9 33.3 42.9 4.8 7.1 3.8 34.2 41.8 7.6 12.7 3.6 19.0 44.0 16.7 16.7 2.7 30.7 33.3 4.0 29.3 絶対にしたいある程度はしたいあまりしたくない絶対にしたくないわからない 会社で出世をしたいかたずねました 全体では約 5 割の方が出世したいと回答しました ( 絶対にしたい 7.3%+ ある程度はしたい 41.1% 以下同じ) 男性では6 割強が出世したいのに対して 女性は3 割強に留まり むしろ出世したくないと考える方が約 5 割を占めます ( 絶対にしたくない 8.9% + あまりしたくない 40.4%) 性別年代別にみると 男性で出世を 絶対にしたい と思うのは 20 代で約 2 割 その後 30 代 40 代までが約 1 割を維持します 一方 女性は 20 代で1 割を超えるものの その後は3 分の1 以下に減少します 12

目標とする役職 出世に必要なもの 社長になりたい男性は約 8% 出世に必要なものは 判断力 業務知識 コミュニケーション力 図表 20 会社で目標とする将来の役職 ( 性別 ) (%) 男性 80 60 40 20 0 女性 (%) 0 20 40 60 80 n=321 7.8 11.2 社長役員 2.1 2.1 n=280 10.9 部長 2.5 16.5 次長 課長 8.6 7.8 役付 11.4 1.2 その他 1.1 44.5 特にない 72.1 図表 21 会社で出世するため 絶対に必要なもの ( 性別 ) (%) 男性 女性 (%) 20 15 10 5 0 0 5 10 15 20 14.7 14.6 14.3 13.6 13.5 9.5 n=321 6.7 4.3 3.2 2.9 1.4 1.0 0.3 判断力業務知識コミュニケーション力行動力人間関係業務経験協調性忍耐力努力企画力資格語学力その他 4.6 3.5 2.9 1.9 0.5 1.3 17.2 15.3 12.0 10.0 11.4 11.2 8.3 n=280 会社で目標とする将来の役職をたずねたところ 男性では 社長 が約 8% 役員 部長 がそれぞれ約 10% 次長 課長 が約 17% であるのに対し 女性は 社長 役員 部長 がそれぞれ約 2% 次長 課長 が約 9% と 相対的に低くなっています ( 図表 20) 女性は 特にない が7 割以上を占めており 出世について消極的 もしくはあきらめの様子が見てとれます 次に 会社で出世するために 絶対必要なものは何かをたずねたところ 男性女性ともにおおよそ似た回答となりました ( 図表 21) 上位は 判断力 業務知識 コミュニケーション力 と続きます 下位は 資格 や 語学力 となりました 性別年代別でみると 男性で年代があがるにつれて 人間関係 と 行動力 を必要とする傾向がありましたが 他に特徴は見られませんでした ( 図表省略 ) 13

研究員のコメント 会社員にとって 職場の人間関係の悩みは誰しも多かれ少なかれあるものです 今回の調査でも悩んだことがまったくないという回答は全体でわずか3% 未満でした 男性女性ともに悩む相手として多いのはやはり上司でしたが 女性では上司以上に同性の同僚について悩んだことが多くなっていました 上司と部下の信頼関係に関するアンケート結果からは 上司自身が思うほど部下はそう思っていないことがわかりました 自己評価が甘くなるということは 上司部下の関係に限ったことではありませんが 上下関係にとらわれず意見を言い合えるように 常に部下と向き合う心がけが大切ではないでしょうか さて昨今 職場の人間関係がドライになったといわれます 今回のアンケート結果でも 6 割の方が職場の人間関係が希薄化していると答えています 一方 人間関係を深めたいかという質問に同じく6 割の方が深めたいと回答しました ここから 職場において人間関係が大切であると誰しも思っていることが見てとれます ただし 女性についてはやや状況が異なります 人間関係を深めることについて 女性は男性よりも消極的であり その傾向は年代があがるにつれて強まります その要因の一つとして 未だ職場が男性中心であることが考えられます 職場が男女平等とはまったく思わない割合は男女差が大きく セクハラがある職場は女性の回答で4 割弱もありました また 女性の出世意欲は男性の半分程度であり 女性の7 割以上が目標とする将来の役職を特にないと回答しています さらに 20 代女性の6 割以上が定年まで今の会社で働きたくないと答えています これらは女性が自らのキャリアビジョンを描けていないことを物語っています 少子化による労働力不足の一解決策として 女性の労働力に期待が集まっていますが 女性が働き続けたいと思える職場環境づくりが求められていると思われます 一方 男性においても課題はあります 男性の 30 代 40 代では 人間関係の悩み 仕事に対するやりがい 会社に行くことが楽しいか について否定的な回答が目立ちます 30 代 40 代は年代的に職場の中堅的な存在であり 自分の上の世代と下の世代に挟まれながら仕事を進めていかなければなりません また仕事の責任も増してきます こうした背景の中で 人間関係に悩み 仕事のやりがい感やたのしさが色あせてしまうのでしょうか 今回のアンケート調査では 上司と部下 男性と女性とでいくつかのギャップがありました これらギャップを一つずつでも解決していくことが 職場の人間関係を良好にし ひいては仕事の成果につながっていくものだと思います 上司は部下の 部下は上司の 男性は女性の 女性は男性の視点で少しでも考えてみると 互いにより良い関係作りにつながるのではないでしょうか ( 研究開発室副主任研究員室井謙一 ) 14