平成19年度「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」意見交換会(中国・四国地区)広島工業大学報告資料

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表紙案8

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

就職委員会 1 新年度ガイダンスなどで履修指導を行ったが 職業と人生 Ⅲ( 履修者 710 名 履修率 74.8%) 職業と人生 Ⅳ(630 名 67.2%) と昨年度より履修率が 6.5% 低下した 出席率が低いので 3 年生全員に就職ガイダンスの告知ハガキを送付したが 参加者を増やすことは出来な

スライド 1

運営拠点事業計画書(大阪大学作成)3

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大学と学生第549号広島大学におけるアクセシビリティ支援と人材育成プログラム_広島大学(岡田 菜穂子)-JASSO

MELIC 講座参加者アンケート集計結果報告 講座名日時会場講師対象者参加者数使用データベース内容当日の様子 参加者の内訳 有価証券報告書 DB 活用セミナー 2011 年 12 月 8 日 ( 木 ) 16:30~18:00 メディアライブラリーセンター 2 階情報学習室 ( 株 ) プロネクサス

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

TSRマネジメントレポート2014表紙

岩手経済研究所訪問 日時 2017 年 8 月 23 日 ( 水 )10:00 場所岩手経済研究所 ( 盛岡市 ) 目的 岩手県内新入社員の職業観と生活観 平成 29 年度新入社員意識調査より ( 岩手経済研究所 ) に関して 調査概要やその詳細について伺い 今年度の活動の参考にすること 参加者教育

1.(1) 名古屋美容専門学校教育理念 美容に必要な基礎教育と専門的実践教育を行い 豊かな知性と誠実な心を持ち 社会に貢献できる人材を育成する (2) 名古屋美容専門学校学則 第 1 章総 則 ( 目的 ) 第 3 条本校は 教育基本法の精神に則り 学校教育法に従い 美容に必要な基礎教育と専門的実践

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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アンケート集計結果 各表における割合については 全て小数点以下第 2 位を四捨五入し整理しており 各表における割合の和と合計欄の数値が異なる場合あり 参加者数 アンケート入力数 回収率 100.0% 81 名 81 枚 [1] 本日の講習会のことを最初になにで知りましたか? 伊藤ゼミ以外 ) 放送

自己点検・評価表

4. 基準項目ごとの学校関係者評価 意見評価項目 (1) 教育理念 目標 昨年度と比較し全体的に同じ評価もしくは高い評価となっている これは 職員会議や朝礼などの場において 教育理念や目標などの周知の徹底が定着してきていることにほかならない 引き続き 職員全体で同じ目標を持ち 同じ視点で指導できるよ

平成18年度標準調査票

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

問題解決プロジェクト 若者はなぜグンマーを出ていくのか? ~ 高校生 3 年生からみる群馬県の未来調査 ~ 橋本万梨奈 大澤善康 茂木寛和 後藤悦子

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

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Microsoft Word - 平成27年度 自己評価委員会報告書

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

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啓発事業推進 会員サービス関係事業 1. 高年齢者雇用優良事業所 障害者雇用優良事業所 永年勤続障害者の表彰を行う 10 月 2. 推進委員会を開催し 協会事業の企画運営に関する検討 協議を行うとともに 委員相互の交流研鑽を図り 協会の円滑な運営に努める 7 月 10 月 3. 会員企業の雇用の安定

第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

平成23年9月29日WG後修正

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

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組合員対象 奨学金制度に関するアンケート の集計状況 1. はじめに調査概要とサンプル特性について < 調査概要 > 調査実施期間 2016 年 11 月 16 日 ~12 月 28 日 調査対象 全国の国公立および私立大学の学部学生 院生 回収数 1,745 有効回答数 文責 : 加藤

平成18年度標準調査票

平成21年度成果報告書

平成 30 年度授業シラバスの詳細内容 科目名 ( 英 ) 担当教員名 情報技術と職業 - 演習 (Information Technology at Work Place - 授業コード exercise ) 松永多苗子 星芝貴行 坂井美穂 足立元 坪倉篤志 科目ナンバリン 福島学 グコード 配当

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

下関市立大学広報第72号

平成21年度 指定管理業務評価シート(様式)

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

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次 1 はじめに 2 性の活躍 について 3 研究プロセスと調査結果について 4 意識 環境改 への提 5 まとめ 2

目次 工業高等学校の現状 練馬工業高等学校について 2

0-1表紙

東京キャリアアップハローワーク 取扱状況の推移

資料3 高等専門学校の現状について

応用生物科学部・研究科自己点検評価書H29(最終)

1 9: P.5 P.5,10 P.6 P.7-8 P.10 P.10 P.10 P.3 P.10 P.11 P.11 P.11

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

Microsoft PowerPoint - 九州大学IRデータ集(5.入学状況)_

優秀事例集-旭川大学

7割以上の学生が卒業時、大学に「満足している」と回答。総合満足度と最も相関が高い項目は「教育方針や校風に魅力がある」ー「卒業時満足度調査2015」よりー

企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

2017 年 6 月 16 日 ( 金 ) プレ & インターンシップ 夏期インターンシップの活用とその後の採用スケジュールなどについて説明します 3 年生だけでなく インターンや就職活動に興味のある 1,2 年生も参加してください 2017 年 6 月 22 日 ( 木 ) 外国人留学生の活動対策

第一部では 横山講師より選考フェーズごとのポイントをお話いただきました 現在の学生の傾向やエントリーシートの読み方 面接における注意事項など長年人事に携わり 現在は大学のキャリアセンターにいらっしゃる横山講師ならではの講演です 講演内容の特に重要な点 ロールプレイングを行った上で説明した学生を見る視

女子大学生就活ガイド 実際に自己分析をしてみよう! 自己分析を行う時は 前ページの 自己分析チェックポイント に対する回答を書き出してみたり 既存のワークシートを使います より効果的な自己分析を行うために 以下の点に注意してみてください 1 本音で書く 自己分析を行う際に重要なのは 自分がどういう人

平成18年度標準調査票

スライド 1

1. 学校関係者の実施について平成 26 年度学校関係者は 文部科学省が策定した 専修学校における学校ガイドライン に沿って実施した 学校自己点検報告書 ( 平成 25 年度 ) について 当校に関係の深い 3 名の委員 ( 委員名簿記載 ) にしていただいた 委員には 学校運営状況をまとめた資料を

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

選択評価事項C 水準判定のガイドライン(案)



56 語学教育研究所紀要 Vol.10 上記項目を前年度と比較すると, 数値はほとんど変わらない データの分析及び考察は別稿にゆずることにし, ここでは前年度と大きく異なる点は自由記載が多くなったことであることを指摘したい 回収回答者の半数近くが自由記載に積極的だった 昨年度は教師に対する感謝の言葉


地域生活サポートセンターいこな

H31 入学時アンケート 全学科 専攻 平成 31 年度入学時アンケート報告用.xlsx 平成 31 年度入学時アンケート 全学科 専攻 実施日 : 平成 31 年 4 月 3 日 ( 水 )~5 日 ( 金 ) 調査方法 : 集合法 ( 学科 / クラス ) による 自記入式質問紙調査 調査対象

橡アンケート(要約) PDF

- 目次 - Ⅰ 計画策定の趣旨等 1 Ⅱ 船橋市における自殺の現状 2 Ⅲ 船橋市の自殺対策における取組 3 Ⅳ 船橋市の自殺対策推進体制 6

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

記者発表「大学生・大学院生の多様な採用に対するニーズ調査」(平成29年12月26日)|労働政策研究・研修機構(JILPT)

求職者と企業を繋ぐ支援ツールであるジョブ カードが 在職者 学生にも使いやすくなりました ジョブ カードは キャリア プランシート 職務経歴シート 職業能力証明シート で構成されており キャリアコンサルティング ( P23) 等の相談のもと生涯を通じた キャリア プランニング ( 職業生活設計 )

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

Microsoft Word - 資料№9【最終案】島根県職業訓練実施計画

香川大学教育研究 3. 調査の概要 調査対象は 平成 25 年 10 月 15 日 ( 火 ) の2 校時に全学共通科目の学問基礎科目 主題科目を受講している学生である 担当教員の協力のもと授業時間内に調査票を配布し 回収を行った 有効回答者数は 819 名であった 次節で詳しく見ていくが アンケー

埼玉県理容美容専門学校自己評価結果書 ( 平成 25 年度 ) 1. 学校の教育目標 (1) 人格を陶冶し 教養を高め 豊かな人間性を育成する (2) 理容師 美容師に必要な専門技術並びに理論を習得させる (3) 職業を通じて社会の発展に貢献できる能力の育成と 技術の向上に努め 明日の業界を担い得る

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

政策評価書3-3(4)

Uモニ  アンケート集計結果

第 1 部 施策編 4

. 実施方法 公表学校関係者評価の実施については 平成 8 年度に行われた 自己点検評価 を学校関係者評価委員の皆さまにご確認いただき 自己点検評価の各項目に対するご意見と評価を取りまとめました また 評価結果については 今後の各校における教育活動や学生指導等 学校運営の改善に活かすとともに教育水準

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参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

青森県内の長期療養者就職支援事業のお知らせ

Microsoft PowerPoint - 第2回アンケート結果.ppt

目次 1 当法人に関する事項 (1) 事業の計画 (2) 損益の計画と財産の見通し (3) 主要な事業内容 (4) 会員に関する事項 (5) 職員に関する事項 (6) 役員会等に関する事項 (7) 対処すべき課題 2 役員等に関する事項 (1) 理事 (2) 監事 (3) 評議員 1

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Microsoft PowerPoint 修正「外国人留学生の受け入れ・進路状況と日本語教育に関する調査」結果

比治山大学短期大学部総合生活デザイン学科 美術科 56 名 比治山大学子ども発達教育学科 2 年 81 名 年 136 名 比治山大学言語文化科 働く前に知っておこう!! 社会保険とお金の話 2 年 133 名 2017

平成 26 年度若年技能者人材育成支援等事業推進計画書 I 事業の目的 内容 1 目的 若者のものづくり離れ 技能離れが見られる中 若者が進んで技能者を目指す環境 整備を図るため ものづくりマイスター制度 を活用し 技能競技大会の競技課題 等を活用しながら 広く若年技能者への実技指導を行い 効果的な

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

広島県立庄原格致高等学校働くときの基礎知識と日本の社会保障について 25 名 広島県立廿日市高等学校定時制労働者として最低限必要な知識を身に着ける 2 年 15 名 IGL 福祉専門学校柔整学科 鍼灸学科 労働者として基本的な知識を身に着

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

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1 調査の目的 マイナンバーカード に関するアンケート 区政運営 区政会議 に関するアンケート 区の広聴事業 に関するアンケート 防災 に関するアンケート 防犯 に関するアンケート区民の皆さんに マイナンバーカード取得に関する事や 区政会議 広聴事業の取り組み 住之江区の防災 防犯についてお伺いし

学生確保の見通し等を記載した書類2

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

Transcription:

技術系女子学生の継続的なキャリアデザイン - ライフサイクルを視野に入れた支援プログラムの構築 - 平成 20 年 3 月 4 日 広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター福田由美子 1 工学部 : 男子 2,419 名 女子 57 名 電子情報工学科 電気 デジタルシステム工学科 機械システム工学科 知能機械工学科 都市建設工学科 建築工学科 環境学部 : 男子 802 名 女子 162 名 環境デザイン学科 地域環境学科 地球環境学科 広島工業大学の概要 情報学部 : 男子 525 名 女子 33 名 情報工学科 知的情報システム学科 健康情報学科 在籍者数 3,998 名 女子学生 ( 内数 ) 252 名 2 1

基本的方針 本学の就職支援 私たちは これからの 4 年間とそれからの 3 年間を見守り続けます 3 達成目標 1 達成目標 2 達成目標 3 内定率の向上内定企業の質の確保本学女子学生の早期離職率の低減就職率が低い 10 広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター (JCDセンター) 女子学生にヒヤリング 入学後のモチベーションの低下に対する改善が必要 女性技術者を受入る社会環境の構築が必要 女子学生の支援拠点として 4 2007 年 1 月 1 日 女子学生キャリアデザインセンター ( JCD センター ) を創設 12 広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター (JCDセンター) 2

社会的背景 少子高齢化 若者の理系離れにともない 生産人口の減少が深刻な社会問題となっている 男女共同参画の社会づくりが推進される中 技術系分野でも女性の 感覚 や 行動力 を十分に活かす必要がある 5 本プログラムの趣旨 目的 社会のニーズに応えられる 高い志を持った多くの女性技術者を世に輩出する 2007 年 1 月に創設された JCD センターの実質化を図るために 具体的なプログラムを展開する 6 3

具体的なプログラム 1 キャリア形成支援 2 就業支援 3 再チャレンジ支援 7 ライフサイクルを視野に入れた女性技術者の総合的支援 学外活動 JCD センター企画セミナー 学生自主企画セミナー 卒業生のキャリアパス調査 受入企業の開拓 スキルの再教育 女性技術者の受入態勢が優良な企業の開拓 キャリアに対する適性評価と指導 就業環境の提案 8 4

9 本プログラムの実施体制 学生支援 GP 推進室 室長 1 名 事務長 1 名 職員 3 名 女子キャリアデザインセンター :6 名 :4 名 10 5

2007 年度活動実施状況 11 広島工業大学女子学生キャリアデザインセンター Hiroshima Institute of (JCD Technology センター ) キャリア形成支援 女子学生キャリアデザインセンターオープニングセミナー 名刺交換会 第一部基調講演 ~ あったらいいな をカタチに ~ 講師 : 牛来千鶴氏 (SOHO 総研代表取締役 ) 第二部名刺交換会全学科, 全学年の女子学生が名刺交換をしながら, ティパーティ形式で懇談 2007 年 5 月 16 日実施 102 名の学生が参加 12 6

13 キャリア形成支援 JCD サマーセミナー 一泊二日のセミナー グループワーク ~ 学科, 学年混在の班活動 場所 : 広島工業大学沼田校舎 2007 年 9 月 19~20 日 43 名の学生が参加 14 7

冒険の森 で班単位でツリーハウスづくり 時間内で班での共同作業で, 創意工夫のあるツリーハウスをつくる 15 就業支援 女子学生キャリアデザイン講座 ( 本学 OG による講演会 ) 2007 年 10 月 30 日実施 32 名の学生が参加 第一部本学の OG による講演現在の仕事のこと 仕事を通して成長したこと 学生生活を振り返っての後輩へのアドバイスなどを講演 第二部 OG を囲んでの学生とのフリートーキング仕事に取り組む中での本音や 学生自身の持っている不安などを話し合った 16 8

17 就業支援 女子学生スタイルアップマナー講座 第一部熊野筆を使ったメイクアップ 第二部第一印象をさわやかに 2008 年 1 月 15 日実施 30 名の学生が参加 18 9

参加学生の感想 第一印象が大事ということは分かっていたが メイクでこんなにも印象が変わるということをあらためて感じた スーツの着こなし方で初めて知ることが多く 知って良かった 19 キャリア形成支援 女子学生のための女性トップランナーによるキャリア講演会 第一部 仕事を続けるということ~1SEの軌跡 講師 : 岡田由紀氏 ( 株式会社ハイマックス人事開発部部長 ) 第二部 自分らしく生きること, 働くこと 講師 : 庄林愛氏 ( 株式会社アンデルセンパン生活文化研究所 ) 2008 年 1 月 29 日実施 本学学生 28 名, 一般聴講者 9 名が参加 20 10

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29 参加学生の感想 結婚 育児をしていても 自分に対しての目標を持つことが大切なんだと感じた 能力を身に付けることは未来をつくることに繋がるんだと改めて感じた 社会人になる不安がすごくあったが 先輩の話を聞き 楽しみになった 10 年後 20 年後の自分のプランを思い描くことが出来 これからの就職活動で役に立つ内容だったと思う 30 15

就業支援 女性技術者の特別教育講習 ~ 女性の特性が活かされる技術系分野の, 特定のスキルを身につけさせるための特別講習. 第 1 回建築施工図特別講習会 ( 全 3 回 ) 実施日 :2008 年 3 月 5 6 7 日 場所 : 本学 CAD 教室 参加予定者 : 約 50 名 31 キャリア形成支援 学生幹事による JCD センターのシンボルマークづくり 32 16

キャリア形成支援 学生幹事による JCD センターのクリアフォルダデザイン 33 キャリア形成支援 学生幹事による JCD/PRESS 制作 34 17

就業支援 企業懇談セミナー ~ 女性技術者に対する社会ニーズに関するアンケート調査, 及びフリートーク形式のヒアリング. 目的 : 女性技術者に対する社会ニーズを把握する JCD センターの取り組みを企業に周知する 対象 : 大阪, 広島の技術系の求人のある企業 実施日 : 大阪 -2007 年 11 月 5 日広島 -2007 年 11 月 20 日 35 キャリア形成支援 就業支援再チャレンジ支援 ホームページの制作 http://hirokoudai.jp/jcd/ 全国の技術系女子学生を対象とした内容 女子学生の意識啓発 女性技術者支援に関する情報発信 ( 企業情報等 ) 各種イベントの広報 本事業の成果の公表 36 18

本プログラムの有効性 ( 効果 ) 女子学生に与える直接的な効果 モチベーションの維持 向上 技術者としての素養を身につける 付随的に波及する社会的効果 就職に際してのミスマッチと早期離職の防止 就業環境の改善 埋もれていた人材の発掘 37 本プログラムの改善 評価 女子学生 卒業生の調査結果を踏まえて JCD センターにて次年度計画を作成 第一線で活躍する経営者 技術者で構成される外部評価委員による評価評価結果に基づき改善計画を策定 JDC JDCセンターで次年度計画を作成 JDC JDC センターで次年度に向けた改善計画の策定センターで次年度に向けた改善計画の策定 38 19

企業の反応 取り組みに対する反応 女性技術者を活用する必要性を認識している企業は多い. そのための企業サイドの取り組みとして, 産休, 育休制度など就業環境整備や再雇用の仕組み整備が始まっている. 本事業に対しては, 協力姿勢を示す企業が多い. ホームページへの掲載などで連携の可能性を探る. 39 取り組みに対する反応 学生の反応 JCD センターの取り組みに参加した学生は, キャリアアップできたことを感じている. Q. 今年度 あなたはキャリアアップできたと思いますか 学生の参加を促す手だての検討. 40 20

ご静聴ありがとうございました. 技術系女子学生の継続的なキャリアデザイン - ライフサイクルを視野に入れた支援プログラムの構築 - http://hirokoudai.jp/jcd/ 41 21